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2021-08-05

anond:20210801020013

プロット問題が多い。

まず全ての面で、世界人口の多さとそこから発生する死者数の多さという事実プロット破綻させている。

個人いくら全力でボタンを押しても、押した数は死者数のゆらぎの範囲しかまらない。

(死の許可ボタンなら、いくら押しても誤差の範囲しかゾンビ増加は減らない)

別に現代地球の話とは書いていないが、「誰かが死ぬボタン」でボタンを押したレスポンス確認できる話を書くなら、

ボタンを押したことで死者数に影響を与えたという結果が測定できる舞台を明示的に設定すべきだった。

あとボタンを貰った時の状況とボタンを次の人に渡そうとしている状況の整合性が無いとかも気になる。

最後そういう落とし方するなら、前代からボタンを引き継ぐプロローグしろよ。

 

あとお前には腱鞘炎への思い入れありすぎる。

2021-08-04

anond:20210803235700

あーいうヤバいのは永久に野に放たないでほしい

東大出身の実力者がごみみたいな人間に消されてしまった

命の価値の差がありすぎる

2021-08-03

anond:20210801110936

ビートたけし存在理由は無くなってきている。お笑いから毒舌キャラで気の利いたコメントができる点は他に無かった、経歴としてもお笑いから映画監督までやっているのは他に例がないという優位性で起用されていると考えられる。毒舌キャラで気の利いたコメントというとダウンタウン松本も時々は影響あるのだが、この手のワイドショーコメントしたがる芸人がやたら増えてきたことでうんざり感もある。

80年代ひょうきん族タケちゃんマンがヒット。だが、子供には見せたくない点では、8時だよのシムケンも同レベルであり、ばかばかしくて見てらんない。あと、ツービートほとんど見たことがない。映画監督と言っても癖ありすぎてこの評価もよくわからない。

ビートたけし劣化してきたと感じたのは、原付事故って活舌がさらに悪くなった辺りかな。

表現の自由戦士だけど「ルックバック」修正の件である程度の表現規制必要なのではと思い始めた

表現の自由戦士をもう5.6年はやってるけど表題の通りある程度の表現規制は致し方ないのかなと思い始めた。

togetterとあるまとめのコメント欄を覗き、そこでの凄絶な統合失調症患者への差別を目にし絶句たからだ。

悪びれもせず「これで統合失調症患者への偏見が強まった」「統合失調症患者患者にはスティグマを背負ったもらう」と声高に叫ぶ同胞(元同胞といった方がいいかも知れない)の存在絶望した。

そこで表現の自由戦士側が「世間の人々は倫理観ガバガバありすぐに偏見を振りまきスティグマ相手押し付ける」って言っちゃダメでしょ。

ガイジ」だの「年金打ち切りたい」だの言っちゃダメでしょ。

「この作品偏見助長しない」と訴えたいなら「我々読者は作品一つでは偏見を抱かない倫理観と理性を有している」と言うことを証明しないとダメでしょ。

「そらこんな頭ユルユルな奴らにこんなもの読ませたら当事者になにするかわからん表現修正やむなし!」ってなるわ。

2021-08-02

ダンガンロンパ微妙ネタバレ


ロンパ世界絶望という概念エロすぎる。なので、作品外の登場人物絶望堕ちさせる妄想をしてる。ダンガンロンパという作品がその作品中にあってあまりにも影響力がありすぎて絶望を求める人が多くなったという理由づけでもまぁまぁいける。

2021-08-01

残業あり、日付が変わってから帰ることがある、仕事を教えてもらえない、失敗してガン詰めされてから学ぶスタイルトップが非合理的、緊張感がありすぎる。そんな職場で3年頑張った。けっこう楽しかったけど、私の後に入った新人(私の時とは違い色んな人にめちゃくちゃ世話されてた(恐らく私の苦戦を見ていたか、私の後に入った新人が軒並み精神を病んで辞めたからだと思う))が愚痴を言ってるのを聞いて「あんなに助けて貰えてその感覚かぁ……そんなんでいいのか……」って感じで気が抜けて、冷静に考えたら割りに合わねーなと思って転職した。

専門職だったかもったいないとか色々言われて足止め食らったけど、転職した今めちゃくちゃ楽。定時で帰れるし、残業あっても残業代出るし、仕事教えてもらえるし、何から何まで考えろみたいなことさせられない、緊張を強いられない。上司同士が仲悪そうではあるが、前職よりもマシといえばマシなのでそこは気にしない。

元々やることがないと自堕落生活になってしま人間なので、生活リズムが整う上に暇つぶしみたいなことしてお金貰える今の職がサイコーすぎる。上司の仲がよければもっといいが、そこは高望みかもしれない。

前職で死に覚えまくっていたせいか自己肯定感が下がりまくっていて、こんなカスにできることあんのか???って状態だったけど、「いや、カスだろーが労働に見合った賃金が払われないのはおかしいし、質問無視して失敗したときに詰めるとか意地悪だろ(皆はちゃめちゃに余裕がなく、新人の面倒見て責任負いたくなかったんだろうなと今では思う)」ってとこまで持ち直した。

新人ありがとう。君がいなかったら、君が真面目な人だったら、君がスーパーマンだったら、私は多分まだまだ頑張っていただろう。二か月くらいで転職先見つけた君のこと、めちゃくちゃすごいと思っているよ。君の自由さに救われた。マジでありがとう

2021-07-31

オリンピックを楽しめない

今回のオリンピック特殊すぎて、見ていられなくなっている。

いろんな意味でフェアであることが難しい世界ではあるけれど、今回はそれが明確に表出しすぎているというのもある。

育ちや生まれ環境の違い、国のサポートの差が出る世界ではあるけれども。なおかつその傾向が年々強まっていることに疑問は持っていたけれども。

それがコロナの関連でより強く出てしまってるように見える。結果は必ずしもつながるとは限らないけれども。

そのうえコロナ感染や濃厚接触の有無なんかは運の要素がありすぎて、何とも言えない。

でも選手は頑張っているし、人生かけているし、生活もかけている。

から勝って喜ぶのは当然だし、競技を楽しむのも自然だけれども、その笑顔が見てられない。

本人の知らないやらせがある大会で本気でやっているかのような気持ち悪さを感じてしまう。

結局動画は見ずに流れてくる結果を見るだけになっているんだけど、それすら何とも言えない。

今は感染者数のニュースに並んでいるけど、これからより拡大すれば死者数と一緒に並ぶんだろうなぁと思うと、ちょっと見てられないと思って、スマホの通知機能を切ったぐらいだった。

いずれにせよ、今回のオリンピック記憶選手の顔ではなく、コロナとの関連でのものになるんだろうなあ。

2021-07-29

水谷隼誹謗中傷報告のツイート削除 一部で人種差別との指摘も

 伊藤美誠との混合ダブルス日本卓球史上初の五輪での金メダルを獲得した水谷隼が29日、自身ツイッターで28日に行った、中傷ダイレクトメッセージが届いていることの報告ツイートを削除した。

 水谷は28日、「とあるから、『○ね、くたばれ、消えろ』とかめっちゃDMくるんだけど免疫ありすぎるオレの心には1ミリダメージない」と投稿。「それだけ世界中を熱くさせたのかと思うと嬉しいよ」と意に介していない様子だった。また、日本人からメッセージについては「全て応援メッセージです ありがとう」とし、顔文字つきで感謝の意を表した。

 この投稿に対し、水谷精神力の強さを称え、誹謗中傷非難するリプライ殺到。だが一部では、水谷投稿人種差別ヘイトにあたるという批判もなされていた。

(よろず~ニュース編集部

いやいや・・・どうみてもおかしいだろこれ

もともと誹謗中傷するやつがいなければ何も起きないんだぞ・・・

誹謗中傷されたと報告することが差別

おかしいやろ

瀬戸大也は楽しそうな顔でレース後のインタビューを受けるべき

5年前のリオオリンピックで忘れられないシーンがある。

競泳男子400m個人メドレー決勝レース後のインタビューだ。

金メダルを取った萩野公介選手インタビューを受けている。後ろから銅メダルを取った瀬戸大也選手ヘラヘラ笑いながら近づいて来るシーンだ。

目があった二人はガシッと腕を組んでお互いの健闘を称える。その後しっかりと抱き合って喜び合うのだ。

俺はとても羨ましいと思った。

テレビ感動ポルノにさんざん使われてるので知ってる人も多いかもしれないが、二人はライバルなのだ

幼い頃から萩野公介はすでに天才だった。

どの大会に出ても一番で、並び立つライバルなどいない。

はずだったのに、一人、瀬戸大也は食いついてきた。

瀬戸強靭メンタルの持ち主で、萩野に何度破れても心が折れることはなく、挑戦を繰り返すのだった。

萩野と瀬戸は何度も戦った。天才だが心の弱さが垣間見える萩野と実力で遅れをとるものの鋼メンタル瀬戸は相性もよく、やがて実力差もいい感じに埋まりオリンピック表彰台の一番高いところを競い合うところまで成長した。そして冒頭のシーンに繋がる。

…みたいな解説がなくても「仲良しなんだな」ということが伝わる一瞬だった。

俺にはそんな関係の人はいなかったので、世界の頂点を極めた上で友達同士ではしゃぐ、その笑顔がかっこよくて羨ましくて仕方がなかったのだ。

金メダルと同じくらい輝いて見えた。4年後また同じことが起きるだろうと信じて疑わなかった。

あれから5年、二人には色々あった。ありすぎた。

野選手はスランプというか精神病みプールから離れた。

瀬戸選手スキャンダルをすっぱ抜かれ…まあ具体的な話はあまりしたくないのだが、とにかく残念なことになった(奥さんにはあと1万回謝れと思う)。

二人ともなんとか復帰して、二人揃って東京オリンピック代表に選ばれた。

萩野はリレー含む2種目、瀬戸個人で3種目。

二人とも、まだ決勝の舞台に立てていない。

特に瀬戸の初戦、400m個人メドレーの予選敗退は、見ていた人には衝撃だったろう。

今日(日付超えたな。もう昨日のことだ)は二人にとって最後一種目、200m個人メドレーの予選があった。

野選手は5位、瀬戸選手ギリギリ16位で準決勝進出

レース後、二人はインタビューを受けた。

瀬戸は曇った表情で「大会を楽しめてない、と言われた」と答えた。

萩野は落ち着いた表情で「この舞台で、もう一本泳げることに感謝したい」と答えた。

5年前のこと、この5年で起きたことを思い出した。

そうだ、二人はもう二度とオリンピックには出ないんだろうと思った時期があったんだ。

いま二人が同じ種目に出ている、これ自体が俺が諦めかけていた夢の景色だ。

でも本当に見たいのは、楽しそうな二人だ。

あいちファンの夢は勝手に託してるだけだから置いておいて、絶不調の瀬戸選手の復活には試合を楽しむ心が必要なのは確かだと思う。

から明日今日だな)の準決勝願わくば決勝まで楽しく泳いで、最後は満面の笑みで終われるといい。

色々ある大会瀕死東京

俺は正直いって気持ちがぐちゃぐちゃだ。やりたいことがやれてない、やりたいことってなんだっけ。

そんな状況だからこそ、せめてアスリートアスリートらしく、全力でスポーツを楽しんでいるところを見たい。

幸せな人を見て幸せになりたい。

何が言いたいのかわからなくなってきたが、とりあえず明日応援するか。頑張れよ!

2021-07-26

anond:20210726232716

若い頃のいじめ性犯罪時効になる」

逆やん。むしろ忘れられる権利がなくなって、増田無限ネットレイプされるじゃん。認知の歪みが、ありすぎる。

2021-07-23

アウシュヴィッツガス室への誤解

anond:20210718162617

人口数について簡単解説したけど、そのついでというかこんな話も。

 

大したプランもなしに始まったガス室

ホロコーストは誤解が多いというか、そんなに簡単でも無い話なのは間違いない。日本人ありがちな多くの誤解の一つが「アウシュヴィッツドイツにある」というものだろう。日本人に取って縁遠い話だし、義務教育世界史でも大して詳しく教科書に書いてあるわけでも無いから仕方ないが、ドイツ本国ではそんなに沢山のユダヤ人は殺されていないだとか、強制収容所絶滅収容所は違うだとか、ソ連でも現地虐殺部隊映画では例えば『炎628』は有名だが、あんな風なことが実際にあったかもしれないけど、その多くはピットを使った銃殺である現実の現地虐殺映画にしたら正視に耐えないだろう)でたくさん殺されたとか、細かい話をし出すと訳がわからなくなるかもしれない。

 

そんな多くの無理解や誤解の中でも、「ヒットラーナチスドイツ計画的ユダヤ人大量虐殺した」なる言葉に対する誤解があると思う。「計画的とあるから、何やらナチスドイツユダヤ人絶滅のために綿密なプラン策定してから絶滅計画推し進めたかのように捉えられがちだが、実は全然違う。むしろ最初から計画されたものではなかったと、今ではほとんどの歴史家同意している。昔は意図派と機能派と呼ばれる歴史家グループが盛んに論争したそうだが、最初から計画的意図的にユダヤ人絶滅を進めたという説はこの論争に敗れ去ったようである。私個人は、ナチス内部の権力争い・主導権争いがユダヤ人絶滅引き起こした原因だと考えているが、ユダヤ人絶滅ヒトラーの夢でもある事は間違いなかったと考える。そうでなければ、親衛隊だけでなく、ナチス全体、国防軍までユダヤ人絶滅に協力するなんてあり得なかったろうからだ。

 

しかし、ユダヤ人絶滅は、当初は確かに単なる支配地域からユダヤ人排除だった。そして当初のユダヤ人排除マスタープランであったマダガスカル作戦バトル・オブ・ブリテンでのドイツ実質的敗北によって実行できなくなった為、ドイツ地域東方へ拡大するというヒトラーの目論みと共に始まったバルバロッサ作戦、すなわち独ソ不可侵条約勝手に破ってソ連領へ進撃すると、今度はヨーロッパユダヤ人ソ連地域追放するという東方移送計画生まれる。ところが、この独ソ戦の見通しの甘さから最初こそ快進撃だったものの、1941年末には戦線が拡大しすぎて膠着状態に陥ってしまう。

 

しかし、ユダヤ人ポーランド地域などにあるゲットーへの移送(要するに狭い地域に押し込めることによる排除政策)がずっと続いため、とうとうゲットー悲鳴を上げ始めた。で、ゲットーに集めておいて、さら移送させるなどという面倒な事はやめて、ユダヤ人を殺すべきだ!との声が実際に上がり始めたのである現実には、共産主義と結託していたとみられたソ連地域ユダヤ人危険と見做され、ドイツ軍の進撃とともに、現地で絶滅させられる動きが既に始まっていたからであろう。

 

このような流れの中、1939年から既に始まっていた障害者絶滅作戦であるT4作戦を、ユダヤ人絶滅に流用する形で、ガス殺による大量殺戮実施されていくのである。だから毒ガス代表であるとされる青酸ガス=チクロンB最初は用いられず(実験的に使用されたという説もある)、T4作戦を引き継いだ形での一酸化炭素ボンから始まったのだ。もっとも、最初ポーランドポズナンでの精神障害者虐殺からスタートしたものをその辺の地域ユダヤ人殺害転用しただけのことである。そのうちに、ガスボン積載車地域を移動してガス殺を行うようになり、それがガソリンエンジン排ガスを使えば手っ取り早いということで、本格的なガス車へと移行していく。

 

このガス車によるユダヤ人殺害が、その近くにあったリッツマンシュタット・ゲットーでの「ユダヤ人なんか殺すべきだ!」との声に呼応する形でヘウムノ収容所で利用されるようになっていく。こうしてまず最初絶滅収容所であるヘウムノ絶滅収容所がガス車を持ちた形で稼働し始めたのであるリッツマンシュタット・ゲットーユダヤ人絶滅させるために。ヘウムノは一旦1943年中に活動を終えたのちに、1944年短期間だけ再稼働され、トータルで15万人以上のユダヤ人虐殺されたと言われる。

 

アウシュヴィッツビルケナウのガス室はどうだったのか?

これがいまいちよくわからない。ベウジェツ・ソビボル・トレブリンカはラインハルト作戦収容所として、ユダヤ人絶滅目的だけのために建設された収容所であり、かなり計画的ものであった事は間違いない。しかし、アウシュヴィッツラインハルト作戦収容所ではなく、そもそも一般強制収容所捕虜収容所であり、絶滅機能はあとで追加されたものであった。ではどのような経緯で絶滅収容所に設定されたのか? これが司令官だったルドルフ・ヘス証言の中にしか出てこない話で、ヘスは記憶を誤って証言したりしており、はっきりしない。最初ガス室アウシュヴィッツの基幹収容所で始まったのであるが、最初にガスで殺されたのは、1941年当時大勢いたロシア人捕虜だった。だが、この時確かに毒ガスを、アウシュヴィッツでは他の絶滅収容所とは違ってチクロンBで行くと決めたのであるチクロンB自体はマイダネク収容所も使っていたが、マイダネクでは一酸化炭素ガスやガス車もあるようで、これについては実態不明瞭ではっきりしない)。

 

そして、アウシュヴィッツビルケナウで本格的なガス室によるユダヤ人大量虐殺が始まったのは、実はアウシュヴィッツ基幹収容所ガス室観光用に公開されているガス室)でもなければ、有名なビルケナウのクレマトリウムでもなかった。ビルケナウの敷地外にある農家を改造した、日本語ではブンカーと呼称されるガス室からだったのである。このガス室は二箇所あったが、一箇所は既に影も形もなく、もう一箇所はほんの少しだけ土台を残す程度であり、おそらく一般にはあまり知られていないだろう。ここで、おそらく1942年3月から1943年3月頃の一年の間に15〜20万人程度のユダヤ人虐殺されたと考えられる。なお、同時に基幹収容所第一火葬場のガス室も使われていたようであるが、ここでは併設の火葬炉を死体処分に使っていたのだが、この火葬炉の数が少ししかなかったため、一度のガス室での殺害人数の少なさや焼却処理能力問題があり、毎日使うなどは全く無理であり、トータルで一万人もガス殺はされていないと言われている。このガス室1942年末で使われなくなった。

 

では有名な、ビルケナウのクレマトリウムはどうだったのか? 実は当初はこのビルケナウのクレマトリウムにはガス室は設定されていなかったのである。元々は純粋ビルケナウの囚人用のために設定された火葬場であり、のちにガス室となる場所はただの死体安置所であった。これが、どうしてガス室に変わったのかは、事情は複雑である。この謎については、実際にはとっくの昔にルドルフ・ヘス自伝にその理由を書いていたのだけど、細かく解き明かしたのは、1989年に発表されたJ-C-プレサックという薬剤師(プレサックは当初はホロコーストを題材にしたSF小説を書こうとしていたのである)による『アウシュヴィッツ ガス室操作技術である

 

ヘスは自伝で、ブンカーのガス室殺害遺体は、最初は単に近くにピットを掘って、埋めていただけだと書く。ところが、この大量遺体の埋葬が衛生的な問題引き起こしたので親衛隊トップヒムラー命令で、アウシュヴィッツを含めた各地の大量埋葬地の遺体をもう一度掘り起こして、焼却処分することになった。だがアウシュビッツでは焼却の始まる夏の終わりまでに10万体もの遺体を埋めていたため、これを焼却し切るには昼夜を問わず延々と焼却をし続ける必要があった。これが問題化する。夜でも煌々と光る焼却の炎は何キロも離れたところから見えるほど目立ち、ものすごい煙で悪臭が周辺数キロにまで漂い、地域住民は全員がアウシュヴィッツで大量殺戮を知ってしま事態へと発展してしまう。すでにある程度はガスによる大量虐殺情報は外部へ漏れワルシャワ地下組織などに伝わっていたが、この焼却はなんとニューヨークタイムズで報じられるまでになってしまう。

 

実は、ビルケナウのクレマトリウムガス室を併設する案は、これが原因だったのである。野外焼却をこのまま続けるのは秘匿性の観点問題ありすぎるので、ビルケナウの焼却場で遺体焼却を行い、それなら基幹収容所ガス室同様、焼却等に併設してしまえということになったのだと考えられる。そして、ソ連アウシュビッツ博物館資料から大量の図面を入手していたプレサックは、クレマトリウムに重大な設計変更がなされていることを見抜く。1942年の夏頃の図面にはあったはずの地下死体安置所に死体を下ろすための死体シュート1942年12月19日図面から消え去っていたのだった。これはどう考えても、死体が地下へ自分の足で降りていくことを意味するとしか考えられない、とプレサックは自著に記述したのである。他にも、死体安置所の扉は内開きだったのが外開きに変更されていたり、その後の図面では外開きの一枚扉に変更されていたりと、結論としてプレサックは、やはり多くの証言どおり、図面には死体安置所としか記述されていないそこは、ガス室である事は間違いないと決定付けたのだった。なお、証拠はそれだけではないのだがややこしくなるのでここでは省く。

 

このややこしい経緯のあるガス室全否定する修正主義者

修正主義者達はどんなことがあっても、ガス室だけは絶対に認めない。知恵の限りを絞り尽くしてでも、ガス室否定する論拠を導き出し、それがどんな出鱈目でも採用しようとする。有名なアルフレッドロイヒターなる死刑技術コンサルタント(当時彼1人しか全米にいなかった)がカナダ修正主義者エルンスト・ツンデル扇動罪に関する裁判で、有名なロイヒター報告を裁判に提出した(しか裁判から証拠採用されなかった)。曰く、アウシュヴィッツガス室とされる場所採取サンプルを分析すると、極めて微量のシアン化成分しか検出されず、ガス室などなかったと結論付けられると。「極めて微量」というのは、チクロンB合法的使用方法である害虫(疫病を媒介するシラミ駆除をしていた害虫駆除室のサンプルと比較して、という意味であるしかし、これは分析ルール違反であった。なぜなら、害虫駆除室と殺人ガス室におけるチクロンBの使い方は同じガスを使うというだけで全く異なる使用方法であり、さらに、害虫駆除室はガス処理は二十四時間が基本(ガス殺は1日あたり一回で30分程度)、その使用状況の違いか害虫駆除室ではプルシアンブルーという極めて安定したシアン化合物を生成しており(殺人ガス室にはなく、通常の壁表面などに浸透したシアン成分は安定度が低く、水などで大半は洗い流されてしまう)、これをロイヒターはサンプルにしているのだからほとんどインチキなのである。なお、余談的ではあるが、このロイヒターのアウシュヴィッツにおけるサンプル採取は完全に違法であり、無許可である。その上、ロイヒターらは入ってはいけない施錠された部屋の施錠を勝手にぶち壊したりして入ったりもしており、無茶苦茶であった(それをあろうことかロイヒターのチームはビデオに収めて堂々と公表しているのだから呆れてしまう)。

 

その数年後に、ポーランドクラクフ法医学研究所アウシュヴィッツ博物館側の正式依頼でロイヒター報告に対する対抗調査を行なって、プルシアンブルーを除外した上で分析した結果、殺人ガス室であると断定できる濃度のシアン成分を殺人ガス室から検出している。しかし、修正主義者は、クラクフ調査方法の方がインチキであるとして全く譲る気配はなかった。ともかく、修正主義者は、ほんとに知恵の限りを絞り尽くしてでも、そこはガス室絵ではなかったという結論を無理からにでも捻り出して、断じて認める気配はない。プレサックの死体シュートの話だって、実際には設計変更が工事の進捗状況に間に合わず死体シュートが作られてしまっていたことを理由に「死体シュートはあったのだから死体シュートは実際に使われたのである」などと、設計変更のことを無視したりしている。だが、その死体シュートが使われた証拠は何もない。

 

ガス室を正しく理解するのは難しいけれど

そう簡単な話でもないという事は少しは理解してほしい。もしホロコースト勉強したいのなら、修正主義なんかから入らず、まずは普通ホロコースト関連書籍を読むべきである。どうしてユダヤ人迫害ホロコーストに発展してしまったのか、あの時代はどんなことがあったのかなど、先に歴史を学ばないと、修正主義にコロッと騙されると思う。ガス室ひとつとっても、述べたようなさまざまな経緯の中で成立したものなのであって、予断を可能な限り廃して、普通の真面目な歴史学者・研究者達の記述内容に従うべきだろう。

 

でも、一部のネット民全然学ばないで修正主義に走るんだ、これが。なんでなんだろうね?

五輪コーラどころじゃないリアルボッタクリがPCパーツショップにある

MPC内の自販機コーラが280円?富士山だと500円超える?普段は150円くらいなのに?

というのを鼻で笑えるくらいボッタクリなのがPCパーツショップって言う業態

まず、PCパーツショップ代理店から卸しているのは誰もが知っていることだろう。

代理店大量購入して、小売店で売れそうなくらい少なめの個数を各PCパーツショップ代理店利益を載せて配っているというところか。

この代理店利益の上乗せは代理店によってさまざまではあるが、基本的に利率は大きく変動しない。

代理店がパーツメーカーから仕入れ価格が変わらなければ、PCパーツショップに売られる価格は変わっていない。

 

しかし、現在グラフィックボードが高騰しているのはどういうことだろうか。

 

いくらマイニング用途として需要が激化していたとはいえ、ここまで上がったということはあまりないことだ。

半導体不足により、パーツメーカーから代理店仕入れグラボの値段が大きく上がってしまったのだろうか?

はたまた、代理店が「儲かりどころだ!!!!」として利益を上乗せしすぎているのだろうか

 

残念ながらどれも違っている。なぜなら、「PCパーツショップがボッタクリの元凶」だからだ。

通常の家電ゲーム機などは、だいたいの希望小売価格どおりに売られ、需要たかまったとしても値段を上げることは幾分もない。

対して、PCパーツショップのパーツは基本的に「時価である。これは仕入れ価格時価ではなく、「PCパーツショップの値付けが時価」という意味である

どういう意味かというと、PCパーツショップの値付けの裁量ありすぎる、という結論だ。

これだけではわからない人のために、例を出そう。

代理店から仕入れた1個10万円のグラフィックボードがある。PCパーツショップはこのグラフィックボード利益を載せて販売する必要がある。

もしさっさと売れてほしいなら、1割を利益として11万で売ってもいいし、どうせすぐに売れるならってことで10割を利益として20万で売っていい。

現状のグラフィックボードの高騰は後者に当たるのだ。

そう、代理店から仕入れている価格はほぼ変わらないという原則を考えると、価格をつり上げているのは「PCパーツショップしかいないのである

これがわからず、代理店を叩いたり、グラフィックボード製造メーカーを叩いている人が多すぎるので筆を執らせていただいた次第である

 

ここ半年グラフィックボード特需でかつてないほどPCパーツショップは儲かっている。これは2018年の仮想通貨ブームの比ではない。

非上場なのでどれくらい儲かったかは外からはわからないし、従業員還元もされてないようだが。

皆は「なんで高くなっているのか」というのは常に考えていてほしい。頭ごなしに一方だけを叩くのは得策ではない。

 

余談だが、開封済みのPCパーツを新品と偽って販売するのは辞めてほしいと思っている。

おそらく返品された商品をチェックして箱に収めて販売しているのだろうが、業界的にも悪手でしかないとしか言いようがない。

しかし、こうやってボッタクリで販売するような業界に自浄を求めるのは無理だろう。

2021-07-21

anond:20210721124332

売り上げを遺族?????

金を渡したから寄り添う側ですとでも言いたげだなあ

何でもありすぎて聞いてるこっちも倫理観おかしくなってくる

のぶみ採用に対してオリンピック委員会が腐ってるから気があったから選ばれたとか、いじめ絶対に許されない(わかるけど圧がありすぎてうざい)とか言ってるやつの足をもぎ取りたい

2021-07-20

小山田圭吾問題について思うこと

小山田圭吾問題について、中高のいじめで完全に自信喪失および人間恐怖症になって中年ニートになった自分にとって、思うところがありすぎたので、自分自身の整理のために書いてみた。

1 いじめっ子のほうが社会的成功者になってしま問題

今回の問題の核心は、どれだけひどいいじめ(というか暴行拷問表現すべきだが)を行って、それを公の場で自慢げに語っても、学校の内外で処罰されることもなければ、反省一つ促されることもなく、当然謝罪もなく、その後の人生キャリアに傷がつくことも全くなかったということである。例のインタビュー記事小山田と絶交した、という人もおそらくいないであろうことは、あの後も変わらず精力的に仕事をし続けていることから理解できる。逆に小山田圭吾は、ひどいいじめをおこなった側の方こそが、社会的大成功を収めるというモデルケースになってしまっている。

周知のようにいじめ問題では、現在でもいじめ被害者の側が転校させられるというケースが多く、客に加害者の側が転校したり推薦を取り消されたりというケースは寡聞にして聞かない。超名門校を出場辞退に追い込むほどの暴行を後輩に行った高校球児手が普通にドラフト指名されていたように、大人はいじめ加害者を逆に高く評価しているのではと感じさせるケースもしばしばある。自分クラスでもいじめ自殺が発生したことがあるが、加害者は何も咎められることもなく、普通に一流とされる大学に(記憶曖昧だが多分推薦で)進学した。小山田圭吾は、こうした「いじめもの勝ち」になっている社会象徴的な存在である

2 時代場所問題

1990年代もあのようなことは許されていなかった、時代問題で相対化するな」という批判がある。それは正しいが、やはり同時代空気を鮮明に記憶している人間としては、批判として非常に浅く感じてしまう。

あの時代バラエティ番組は、若手芸人などに嫌がることをさせて、「痛い」「熱い」と泣き叫ぶのを見てMC側の人間ゲラゲラ笑うというものが本当に多かった(逆にそういう笑いをしない志村けんテレビから一時期消えていた)。既にいじめ社会問題化してはいものの、「あれは相手も納得済みだからいじめではない」というテンプレ論法で許容されていた時代だった。ネット黎明期テレビがほぼメディアの全てだった時代いじめを受けていた側にとっては、当時のバラエティは見ているのも辛かった。

そういう時代雰囲気のなかで、ましてや悪趣味がかっこいいものとしてはびこるサブカル雑誌インタビューという場所で、たとえいま小山田五輪組織委を口を極めて非難している人たちがそこに居合わせたとしても、おそらく一緒に笑うしかなかったと思う。特に空気の変わり目を読んで同調して小山田非難しはじめているような、ワイドショーコメンテータータイプ人間は、そこにいたら一生懸命面白がるアクションをしていたはずである

申し訳ないが、中高時代いじめ被害者として過ごしてきた人間には、いくら現在小山田非難しているように見えても、時代空気同調しているだけで、こいつは本質的はいじめっ子の側の人間だろうというのは直感にわかってしまう。その意味で、たとえばカズレーザーなどはあまり信用できないし、逆に一見いじめ時代問題として相対化していることを言っている爆笑太田のほうが信用できる気がする。ほかにも、五輪批判政権批判文脈しかこの問題に興味のない人も、およそ信用できない。

呪われたオリンピック

4日前に変更ってすごいな

色々ありすぎてもう忘れちゃってる不祥事たくさんあるとおもう

2021-07-19

東京リベンジャーズ見た感想

■ 不良漫画アプローチとしては割と新鮮

■ 不良描写時代が合ってないのと、ガリ2人がツートップで終始違和感

リーものとしては粗がありすぎ (あと、ワンパターン)

■ 限られた登場人物の中で話が回るのはテンポが良く面白いが、回を重ねるごとに少し物足りない

結論 : 未来人のボスキャラ必要

2021-07-18

五輪

問題だらけだったね。

エンブレム問題あったね。

会場を急ピッチで作って自殺者も出したね。

会長も辞任したね。

もっともっとあるよね。ありすぎだと思うんだけどどう思う?

なにこれ。

五輪が終わった後はどうなる?

そのままフェードアウトする?

映画】竜とそばかすの姫

リアリティライン?があわねえ…でもそういう話じゃねえから!!!

彼氏面まじでやめえや!!

・有能すぎる友達感謝

監督のぶれねえ癖!

・そこでアバターになるんか…そ、そっか…そう…だよね…

CV森川?誰?

・なんで「みんなで合唱」「力をあわせて」的なやつが白けるほど嫌いなのにこの映画を見ようと思っちまったんだ…だってベルビーストデザインがよすぎた…

・あの時お母さんがあの行動をした理由理解した瞬間、よきでした

ライバル歌姫言動キャラデザ最高や

「私と同じ…」よきや

クラス人間関係ソシャゲ演出するのセンスありすぎて最高だった

現実ネットで顔出ししたがる人間が多いという不思議

2021-07-15

セックスワーク差別無知からやってくる」というけれど…

自分セックスワーク擁護派だけど、「セックスワーク差別無知からやってくる」(https://anond.hatelabo.jp/20210714185723)を書いた元増田ロジックはだいぶマズいというか突っ込まれどころが多いので、もう少し理論武装してください。通常の賃労働とは違うセックスワーク固有の困難というのは確かにあって、セックスワーク当事者たちも、そのことはきちんと問題化しているので。

安全確保

そもそもセックスワークというのはワーカーの安全確保がとても難しい。行為性質的に、どうしても個別性・私秘性が求められ、たいていは誰からも見られない場所、多くの場合密室で、1対1で行うということになる。特に店舗風俗では完全にアウェイ相手の自室に1人で入っていくことになるので非常にリスクが高い男性相手女性セックスワーカー場合フィジカルに圧倒的な差がある。事前のルールで決められた以上の行為強要する顧客もいる。自室にカメラを仕込んで盗撮を仕掛ける顧客もいる。そういった「意図的な悪意のリスク」に一定確率さらされるというのは、建設現場など通常の肉体労働では起こらないセックスワーク特有リスクだ。

健康リスク

健康問題についても、「内臓を売ってるってことなら、サラリーマンは眼球を売ってるでしょ」みたいな悪質な比喩問題を誤魔化してしまう。臓器を売り渡しているわけではないが、臓器(内性器や口腔)を使わせる自由は売っていて、このことには普通の「ワーク」にはないリスクが伴う。特に女性器への挿入を伴うセックスワークは、眼球で何かを見ることとは比較にならない健康上のリスクがある慢性的侵襲、性感染症意図せぬ妊娠など、就労を一時中断したり、離職を決断しなければならなくなったり、将来的な妊孕性を損ねてしまうといったケースも普通にある。またワークを通して何かあったとき労災環境も全く確保されていない。その点、何度も比喩に使われている建設業は、労災労働環境保全過去事故反省もあって、非常にしっかりしている(たぶん平均的なサラリーマン職場よりちゃんとしてる)。そういうところも大きな差がある。

感情労働

セックスワークが売るものは、性行為とその行為に伴うさまざまなファンタジーだ。このファンタジーには「その行為が単なる金銭目当てのサービスであってほしくない、金銭の対価として自分提供される商行為であってほしくない」という利用者幻想も含まれることが多い。お金のためにやっているのに、「お金のためだけにやっているわけではない」ようなフリをすることが求められたり好まれたりするという倒錯的な構造がある。たとえば、実際は気持ちよくないのに気持ちよがって見せる、相手好意を持っているように見せる、セックスが好きだから自分天職だと演じる、など。別のペルソナを身に付け、本当はそうではないのにそうであるように振る舞うのは感情労働一種で、このことはワーク当事者にとってストレスになることが多い。多くのサービス業には感情労働的な性質があるが、その「程度」は全然違う。身体への性的アクセスを許して、そのことに快感を感じているように演じて、相手にはビジネス以上の繋がりを感じているように振る舞うということを1日に何回も繰り返すのが、本人の精神健康にどう影響するか想像してみてほしい。

職業としての向上・展開の難しさ

セックスワークは長く生業とするのが難しい。特に日本男性向けセックスワーク業界では「プロ」へのニーズが低い。これはさっきの「その行為が単なる金銭目当てのサービスであってほしくない、金銭の対価として自分提供される商行為であってほしくない」という幻想とも密接につながっている。セックスワーク業界は、セックスワークに関する技術を徹底的に磨いたベテランプロフェッショナルほどサービス付加価値高まる、という構造になっていない。むしろ技術が拙いことが「素人っぽさ」「初々しさ」として評価されることもある。風俗店でもAVでも「新人」には高い価値がつけられる。普通の賃労働では技術の拙さが評価につながることはないが、セックスワークではプロありすぎないことが求められる。経験を積むことはさほどプラス評価にならない(時にマイナス評価になる)のに、年齢が上がることはマイナス評価に直結していく技術より容姿・年齢がワーカーの付加価値を左右するから素人女子高生女子大生セックスワークの分野で高い付加価値を持ってしまうし、加齢を経てセックスワークに携わり続けることが難しくなっている。メディアの発達によって、その気になればいつでも誰でも性行為を売れるようになったことで(援助交際からパパ活SNSまで)、ますますプロ付加価値は下がっている。

これは私見だけど、この構造があるので、元増田の言う「合法化したほうが業界団体ができたり、まともな資本が入ってきたりして安全面含めたセックスワーカー労働環境がどんどん良くなっていくと思う」については自分はあまり肯定できない。管理されていてセキュリティを確保されているプロは、管理されていないリスキーアマチュアに売り負ける。今後セックスワークはどんどんネット経由で地下に潜っていく。それを防ぐには、管理売春合法化と同時に、非管理売春の厳格犯罪化と取締りを行うことになる。普通の「ワーク」にはこんなことは起こらない。このこと自体セックスワーク特殊性をよく表している。

こういうセックスワークをめぐる構造問題特殊性ちゃんとわかった上で、それでもセックスワーカー権利獲得とセキュリティ向上のために活動しているアクティビストには頭が下がる。そこでしか働けない人、そこでしか働きたくない人がいる以上、そういう人達がより安全に快適に働ける環境作りをしていくという意味では労働運動の正道だし、圧倒的に女性就労者が多い現場で固有の問題を考えていくという意味ではフェミニズムの本道でもある。自分としては精一杯支援したい。

元増田セックスワーク擁護をしたいなら、こういうセックスワーク当事者支援者が認識している論点無視したり、「ワーク」全般セックスワークを脇の甘い比喩でまぜこぜにしたりして、本人達の意に沿わない正当化をしないほうがいいと思う。あの書き方だと、逆に「無知だけどセックスワーク擁護してる人」になりかねない。

追記

みなさんコメントありがとうございます自分的に重要な指摘だと思ったことにコメントします。

id:allezvous 「それを防ぐには、管理売春合法化と同時に、非管理売春の厳格犯罪化と取締りを行うことになる。普通の「ワーク」にはこんなことは起こらない」法律行為代理医療行為を筆頭にした資格制の業務でよくあるような

行為との対比は一度書きかけてやめたのですが、コメントいただいたので少し書いてみます。医行為法律行為代理免許制資格になっている理由は、提供するサービスの質を保ち、その利用者保護するためだと思いますが、上記理由セックスワークを許認可制とする場合、その制度設計はワーカー側の身体健康安全利用者から保護することが主眼となり(そのことは利用者を守ることにも繋がると思いますが)、目的と方向が真逆になっています

セックスワーク特殊性ひとつに「ワーカーの身体による利用者へのサービス」ではなく「ワーカーの身体への、利用者一時的アクセス権」自体を売るという側面と、それに伴う固有の脆弱性(vulnerability)があります。他の一般的な「ワーク」で、こうした受動的・対象的・客体的な要素を持つ賃労働、「利用者から自分が何かをされるのを受け入れること」自体サービスとする賃労働を、私は他に知りません(あえて言うなら猫カフェの猫はそうかもしれません)。この構造は、セックスワーク普通の「ワーク」になることを難しくしている、ひとつアポリアだと思います

追記追記

id:aquatofana さん、id:m7g6sさん、id:pekee-nuee-nueeさん、id:yetchさんが、「受動的・対象的な要素を持つ賃労働」の例として、医療・製薬業界治験バイトを挙げてくださいました。確かに身体のもの一時的供出、それに伴う健康的・身体リスクの受忍という点で、似通った部分があります。一方で治験というのは、旧厚生省治験検討会の方針もあって、一貫して労働ではなく善意ボランティアという体裁になっており、支払われるお金治験協力への直接の報酬ではなく「被験者負担軽減費」(治験参加に伴う物心両面の種々の負担を勘案した、​社会的常識範囲内における費用の支払いによる被験者負担の軽減のための費用)という名目になっています報酬金額制限されていること、終了後に4ヶ月の休薬期間が設けられていることも含めて、「ワーク」にならないような工夫が凝らされていますとはいえ、実際は色々な抜け道を駆使して治験ボランティア収入だけで暮らすことも不可能ではないようですが)。

国や業界がなぜ治験を純然たる「ワーク」にしなかったのか、してはいけないのか、というのは、セックスワークの「ワークとして成立することの困難」を考えるうえで、ひとつの手がかりになるかもしれません。治験については、おそらく行政にも医療従事者にも『①個人自己身体一時的相手使用させ、②相手の〈自己身体使用〉に伴う身体的・健康リスクを引き受けること、それ自体を商行為にしてはいけない』という感覚が強くあるのだと思います

このうち①は、みなさんご指摘のように、多くのセックスワーク業態に含まれている要素です。②は、本来セックスワーク現場から排除されているべきですが、現実には看過できない頻度で発生している要素です。しかも実際にリスク事象が起こったときには、その責はワーカー自身に帰されがちです。たとえば、ワーカーが性感染症感染したり、意図せぬ妊娠をしたとして、世の中で利用者管理監督者・ワーカーのうち誰を責める言説が多いかといえば、圧倒的に「風俗で働いてるワーカーの自業自得」という声だと思います(そしてそのことは、仮に売春周旋行為合法化されても変わることはないのではないかと思います)。これは、多くの人が「セックスに直接関わる行為には、どれだけ運用を工夫しても一定身体的・健康リスクが伴う」と理解していることの現れだとも言えます

セックスワークには利用者がやってよい行為」と「やってはいけない行為」の距離が極めて近いという特徴もあります性的に興奮している利用者は、意図して、あるいは意図せずに、その「やってよい行為」と「やってはいけない行為」を隔てている薄皮を破るかもしれません。いわゆる本番行為がある性風俗店派遣風俗では、その〈薄皮〉は0.02mm厚のコンドームだけかもしれません。あるいは、キス禁止にもかかわらず、抱きついているワーカーの顔をつかんでキスを迫ること。本番禁止にもかかわらず、素股というサービスを受けているときにワーカーの腰を掴んで挿入を試みること。おっパブで働くワーカーの乳首舐めるのではなく、噛むこと。「自己身体のもののへの直接のアクセス利用者許可している」という脆弱状態にあるので、利用者が予め設定したライン欲求や興奮とともにほんの少し踏み越えただけで、ワーカーの健康リスクに直結するという構造があります

建設業では現場建設従事者に健康診断結果の提出を義務付け、毎朝朝礼を行い、現場パトロール実施し、ヘルメット安全帯・安全靴・長袖服の着用を義務づけるなどして、そのワークに伴うリスク可能な限り抑制します。風俗業界では、店員ドライバー男性による様々な処罰(いわゆる「業界流儀」)によって、そのワークにともなうリスク可能な限り抑制します。この両者は、似ているようで違います建設業では、ワークの現場監視し、ワーカー自身を防護し、事故リスクを減少させ、事故時のダメージを最小化しています風俗業では、ワーカー自身利用者から防護することはできません(一時的身体へのアクセス権を利用者提供すること=ワーカーの身体利用者から防護しないこと自体が、サービスに含まれいるからです)。管理者がワークの現場監視し、利用者が「やってはいけない行為」に及ぶ瞬間に介入して中断させることもできません(処罰担当者は、実際の行為が行われている空間の外にいるからです)。

中規模以上の建設現場では、しばしばゼロ災の継続日数が掲示されていますが、店舗風俗では、しばしば出禁罰金などの制裁行為を受けた利用者たちの顔写真掲示されています代表的な「業界流儀」です)。これは、後者では、たとえ事後の処罰があっても禁止行為に及んでしま利用者一定数いること、そしてその行為被害を受けたワーカーも同数いることを表していますセックスワーク現場でワーカーがさらされる健康的・身体リスク抑制が「事後制裁」という形式しか行えず、それが現実抑制力として100%機能しているわけではないことは、セックスワーカー安全衛生の確保、そしてそれが大前提になるはずのセックスワークの「普通のワーク」化を困難にしている、重要な要因だと思っています

この追記追記ちょっと取り留めなくてすみませんが、治験という切り口から考えたことをつらつら書かせていただきました。

2021-07-14

ビッチヤリチン(でなくとも)は定期的に性病検査をしたほうがいい

 先日咽頭クラミジア陽性と診断された。私の場合ほとんど自覚症状がなかったが、複数人セックスをしていたことや、それゆえに性病感染した経験扁桃炎での発熱がたまにあったこから婦人科検査を受けることにした。ここで注意してほしいのだが、婦人科性病相談をする際、性器のみの検査しかしてもらえないことも多い。しかし、私の場合思い当たる行為の際にはいつもコンドームをつけていたため、その旨を申し出て喉の検査もしてもらった。喉も性器検査もさほど痛くなく、あっさり終わった。

 咽頭クラミジア自然治癒することはない。処方された薬を飲んで再検査、ここで陰性になれば晴れて完治となる。

 性病は怖い。何種類もあるしコンドームをつけていても私のように喉に感染したり、キス感染したりすることもあるらしい。お金がかかるからとか一回きりの相手からとかで検査を受けなかったり、相手に伝えなかったりというのは論外だ。自分が治ったとしても相手が治っていなかったら当然うつるし、感染は広まるばかり。放っておくと不妊の原因にもなる。HIV無料でやってる自治体が多いし、クラミジア淋菌もやってくれるところもある。ビッチヤリチンは必ず、特定パートナーがいる場合も、安心を手に入れるためと思って検査へ行ってほしい。

https://yoboukai.co.jp/std_21

 性病を防ぐにはセックスをしないことが一番だ。コンドームつけるのは割と当たり前だけどオーラセックスキスは頼まれたら断りにくいし…。この件でだいぶ懲りたけど落ち着いたらまたセックスをしてしまうと思う。

セックス中はオキシトシンエンドルフィンなどの幸福ホルモンが分泌されて、脳の快楽中枢を刺激するため、もっともっと欲しくなる。だから逆にセックスの頻度が減ると、性的欲望や興奮も収まってくる”らしい。https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/a34037311/losing-interest-in-sex-20201004/

 心当たりありすぎるほどある…。ちなみにオキシトシンエンドルフィン友達との会話やぬいぐるやペットを愛でることでも出るらしい。セックスしたくなったら猫カフェに行くといいかもね。知らんけど。

2021-07-13

anond:20210712224249

ショタ未成年から襲ったら犯罪だし、普通にトラウマにはなるよね

黒人マジカルチンポNTR要員に使われるけど、黒人だってハメたいマンコはあるし、あと別にチンコデケェ黒人ばっかじゃねえもんな これが外人相手でも同じ

これが軍隊で鍛えてきた韓国人相手とかならリアリティありすぎて萎えしまうもんな、韓国人女の子に罵られるのが好きな性癖はあるみたいだけど

 

まぁそれがどの年齢層であれ襲うのは犯罪ですね、子供でも老人でも

SMってのも双方同意がある上で安全性が確保されてるものだし

 

でも一番大事なのはこれが妄想であり、妄想で終わらせていることです。

実行に移さない事、想像力の豊かさは脳内でのみ簡潔させること。

実際に表現するとしても実在不特定多数相手には行わず

SNSに書くことが政治だけにならないようにしようとは常日頃思っているけど、あまりにも思う事がありすぎて政治大目になってしま

くだらない事も考えなきゃなあ 

2021-07-12

anond:20210712015354

自民連立のとき社会党といい旧民主党といい、政権とっても次の選挙ですぐ下野するしその後党名変えて分裂したりよそと合流したりそこからまた分裂したりとフラフラしてるからねぇ

アメリカイギリス二大政党制なのに!もっと気軽に政権交代を!って言う層いるけどさすがに自民以外に問題ありすぎると思うわ(自民問題がないとは言っていない)

anond:20210711203047

いう事もないのに

書く必要なんてない

聞いてほしいことが

ありすぎる人は

路上演説するといいよ~。

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