はてなキーワード: 個人メドレーとは
女子は、こうあらねばな!
シドニー五輪女子200メートル個人メドレーで決勝に出場した萩原さんだが「昔、区民プールに行って泳いでいた」と告白。
80代ぐらいの男性と同じレーンを背泳ぎで泳いでいると「ホースロープにぶつかっちゃった。ザーと擦って痛いなと思った」という。
そんな萩原さんの姿を見た男性は「今のは痛かったな!」と共感しつつ、「“背泳ぎって言うのはな…”と教えてくれた」と説明。
「分かりました!やってみます!」と男性の教えに従い実践すると「若いのは飲み込みが早い!」と褒められ「凄いうれしかった」と回顧。
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24分前
たぶん、その人は清川正二。
5年前のリオオリンピックで忘れられないシーンがある。
金メダルを取った萩野公介選手がインタビューを受けている。後ろから銅メダルを取った瀬戸大也選手がヘラヘラ笑いながら近づいて来るシーンだ。
目があった二人はガシッと腕を組んでお互いの健闘を称える。その後しっかりと抱き合って喜び合うのだ。
俺はとても羨ましいと思った。
テレビの感動ポルノにさんざん使われてるので知ってる人も多いかもしれないが、二人はライバルなのだ。
はずだったのに、一人、瀬戸大也は食いついてきた。
瀬戸は強靭なメンタルの持ち主で、萩野に何度破れても心が折れることはなく、挑戦を繰り返すのだった。
萩野と瀬戸は何度も戦った。天才だが心の弱さが垣間見える萩野と実力で遅れをとるものの鋼メンタルな瀬戸は相性もよく、やがて実力差もいい感じに埋まり、オリンピックの表彰台の一番高いところを競い合うところまで成長した。そして冒頭のシーンに繋がる。
…みたいな解説がなくても「仲良しなんだな」ということが伝わる一瞬だった。
俺にはそんな関係の人はいなかったので、世界の頂点を極めた上で友達同士ではしゃぐ、その笑顔がかっこよくて羨ましくて仕方がなかったのだ。
金メダルと同じくらい輝いて見えた。4年後また同じことが起きるだろうと信じて疑わなかった。
瀬戸選手はスキャンダルをすっぱ抜かれ…まあ具体的な話はあまりしたくないのだが、とにかく残念なことになった(奥さんにはあと1万回謝れと思う)。
二人ともなんとか復帰して、二人揃って東京オリンピックの代表に選ばれた。
二人とも、まだ決勝の舞台に立てていない。
特に瀬戸の初戦、400m個人メドレーの予選敗退は、見ていた人には衝撃だったろう。
今日(日付超えたな。もう昨日のことだ)は二人にとって最後の一種目、200m個人メドレーの予選があった。
瀬戸は曇った表情で「大会を楽しめてない、と言われた」と答えた。
萩野は落ち着いた表情で「この舞台で、もう一本泳げることに感謝したい」と答えた。
5年前のこと、この5年で起きたことを思い出した。
そうだ、二人はもう二度とオリンピックには出ないんだろうと思った時期があったんだ。
いま二人が同じ種目に出ている、これ自体が俺が諦めかけていた夢の景色だ。
でも本当に見たいのは、楽しそうな二人だ。
まあいちファンの夢は勝手に託してるだけだから置いておいて、絶不調の瀬戸選手の復活には試合を楽しむ心が必要なのは確かだと思う。
だから明日(今日だな)の準決勝、願わくば決勝まで楽しく泳いで、最後は満面の笑みで終われるといい。
俺は正直いって気持ちがぐちゃぐちゃだ。やりたいことがやれてない、やりたいことってなんだっけ。
競泳には選手同士の「格」みたいのがある。4つの泳法全てでトップクラスであることを求められる個人メドレーがその中でもトップにあり、メドレーの選手というのは競泳選手の中でも特に尊敬され畏怖される存在である。
その個人メドレーには200mと400mがあり、これらは全く別の競技だという人もいるくらい求められる能力が異なる。
200mは4つの泳法全てで世界トップレベルのテクニックが要求される。泳ぎのスピードが求められることもちろん、ターンの上手い下手で大きく差がついてしまうのでテクニカルな能力が重要なのである。テクニシャンが勝つ競技である。
一方の400mは200mのスキルに加えて体力、持久力がとにかくものをいう。ターンが多少劣っても体力があれば追いついてしまう。考えてみてほしい、400mとは25mプールを16回分だ。水泳としてはとてつもなく長距離なのである。
大橋悠依選手はその両方で金メダルを取ってしまった。オリンピック史上これを両制覇したのは大橋選手が史上初である。とにかく偉業なのである。
自分は運動音痴ではあるが、水泳だけは人並にできる。ただしクロールと背泳ぎ限定。
これは、小学生の頃スイミングスクールでクロールと背泳ぎまではマスターできたものの、平泳ぎが壁となり、そのままタイムアップとなってしまったからだ。
というわけで、頑張って頑張ってマスターできなかった平泳ぎだが、平泳ぎが出来ないというのは即ち、キックが出来ないと同義である。
実にこれを2年位やった記憶があるが、とにかく前に進まない。キックしまくっても進まないうちに身体が沈んでしまって更に消耗すると。
一般に平泳ぎは「最も楽な泳ぎ方」と言われているけど、絶対嘘だと思った。一番疲れる泳ぎの間違いじゃね?みたいな。
そもそも足の裏でキックとかどうやっても無理というか。
でも他の人はどんどん上達する。
彼らとの違いは多分脚の形で、自分は当時からO脚・偏平足・内反小指と三拍子揃った、相当悪い脚だった。
大学の知り合いもやはりO脚で平泳ぎが出来なかったと言っていたので、O脚に平泳ぎは無理なのだと思っていた。
それから四半世紀。
アラフォーになって基礎代謝を上げる必要が出てきて、でも最近はジム通いが飽きてきたタイミングで、知人から地元のプールの大人向けスイミング教室の話を聞き、しかも格安だったので気分転換に行ってみた。
平泳ぎ・バタフライのコースだけど、まあ初回はキックが出来ないことの再確認で終わるだろうと予想していた。
ところが、である。
なんと初回のレッスンで、あれだけ苦労した平泳ぎが、難なく習得できてしまったのだ。
これだけで泳げるようになるなんて、一体昔の苦労は何だったのだろう。意味がわからない。
昔と今で何が違うんだ?という感じ。
そして泳げて嬉しいは嬉しいが、もっと早く泳げるようになりたかったというのが正直な感想である。
というのも、個人メドレーっぽいことをしてみたい自分としては、ゆくゆくはバタフライという、全く未知の泳ぎを一から習うことになる。