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2024-10-03

腐とは、なんぞや

正確に知ってる?

 

俺は知ってる。

そろそろ半世紀になるいにしえのオタクから

 

そもそも腐は少年漫画等で“ありもしない”男同士の組み合わせを見出だす人(=同人者)が自虐で使ってただけで“BL愛好家”を指す言葉ではなかった。

 

主に、同人をわかってなくて、ギークに変な憧れのあるライトオタク層がでたらめに使いだして、“広義”でBL愛好家の意味になってしまった。

アングラから秘密裏に広まって、誤って広まってる、と気づいたときにはどうしようもなかった。

腐はBLではなく本来“ありもしない”内容を見出だすことや原作にはない“妄想”にかかっているのであって、男性同性愛卑下するものではない。

 

なんなら、腐の人たちはリアル同性愛も大喜びするし、大好きだからね。

特に美形同士なら「もっとやれ!」て野次が飛んでくる勢い。

玩具にしてるわけでなく、ただ“好き”なだけだから

嗜好性癖から理由やら何やら聞かれてもわからないし、生まれつきとしか言いようがない。

同性愛者が同性を愛するようにとは違うかもしれないけど、腐は男性同性愛を愛するものなのよ。

なのに、腐という言葉男性同性愛卑下してる、なんて言われると困っちゃう

卑下されたと思ってる同性愛者いたらごめんな、の気持ち

 

また、腐を自虐で使うようになった時代背景もありまして。

半世紀程前は、漫画好きアニメ好きを名乗るだけで学校いじめ倒されてきた(ましてや同人誌なんてとても言えない)時代を考えると、一種処世術でもある。

当時、同人誌とはアングラであり、腐はアングラ者同士を見分ける暗号だったのだ。

当然である

なんたって同人誌は海賊本。

原作者が『止めろ』と言えば、即消えないといけない存在

そして、税金も払ってない(たぶん)。※1

よって、作者に著作権使用料等は一切入っていかない。

他人ふんどし(原作)で相撲を取る、とんでもない所行なわけです。

 

※1:この辺は、バブル当時の同人御殿を建てたなんて噂を参照にしてるだけで、事実かは知らない。

 

そんな海賊本で何してるかと言えば、自分性癖を開示して仲間内で楽しんでいたのである

 

同人誌は、言うなれば下着”みたいなもの

 

あなた、どういう下着がお好き?(小声)」

「あたくし、こういう下着が好きですの(小声)」

「あら、良いわね。私も好きですわ(小声)」

「そうでしょう。オススメでしてよ(小声)」

こういうことなの。

 

パンツ見せても良いくらい極めて親しいか、裏のルールを知ってる人にしか見せないものなの。

元が他人ふんどしからね。

他人下着をおおっぴらに出して見ないでしょ。

いくら素敵にデコってあっても。

最初に腐という言葉を使いだした人なんて、めっちゃ居たたまれないと思うよ。

 

それをさ、人の下着晒しあげて、差別的だの何だのって言われても困っちゃうんだよな。

だって下着もの

人に見せない前提のものを、白日の元に晒されて「このパンツうんこついてるじゃん」て言われるの本当にキッツいよ。

 

非難すべきは、腐という言葉濫用濫用してる者であって、腐という言葉のものではない、と思う。

 

とはいえ、昔と違ってギークが隠れずに良くなり、クリエイターの1つとして人権尊重されるようになったのは喜ばしい変化。

からと言って、誇るとかはできない。

だって他人ふんどしから

他人ふんどしで誇るのは、盗作行為同義じゃん。

同人者として、それだけは超えてはいけない。

 

でも、自虐を止めろ、と強制するのはそれこそ人権侵害ではないのかい

自虐は本人が勝手にするものであって、強制されてしてるわけではないし、それを止めろというのも変な話だと思う。

あくまで、マナー範囲ならわかるけど。

そもそも同人=腐は下着同様なので、公に下着を出す時点でNGとは思う。

から、腐を使うな!ではなく、腐は公の場には相応しくない言葉、で手を打ってくれまいか

 

ましてや、言葉ルーツや成り立ち、本来用途無視して、現行の用途だけで差別用語だと騒ぐのは、正直なところ“こじつけ”にすら感じるよ。

そこまで、腐という言葉を目の敵にする前に、もっといろいろあるよね?

 

すでに腐という言葉本来用途を離れて濫用されている現在、こういう警鐘を鳴らす人も必要かとは思う。

警鐘と同時に、本来の成り立ちや用途時代背景なんかも付記しておいてくれると、我々いにしえのオタクとして隠れて生きてきた者も安心して賛同できる。

 

https://x.com/gupaooooon/status/1841599306299744449?t=j85G2g2NHelIuFcBJ_R5rw&s=19

 

あ、レスバとか喧嘩したいわけでなく、ただの個人提案なので、ダメならダメで違う人間だししゃーないよな、の話です。

anond:20241002135004

確実にモテる方法教えようか?

YouTubeで顔出しで何かしら活動すればいいんだよ

1人でもファンが付けばモテたと同義

2024-10-01

anond:20240930123625

コンプライアンス」と「ポリティカル・コレクトネスポリコレ)」は関連性がありますが、厳密には異なる概念です。

### 1. **コンプライアンスCompliance)**

コンプライアンスは、法令規則倫理規範に従うことを指します。企業組織が守るべき法律業界規制、内部ルールを遵守し、社会的責任を果たすことを意味します。主な目的は法的リスク回避企業倫理の向上、信頼性の確保です。

### 2. **ポリティカル・コレクトネスPolitical Correctness, PC)**

ポリコレは、差別的偏見的な表現や行動を避け、社会的に公正な言語や行動をとることを指します。人種性別宗教性的指向などに基づく差別不快感を避け、誰もが平等尊重されるようなコミュニケーションを目指す考え方です。

### 含有関係

ポリティカル・コレクトネスコンプライアンスの一部として含まれることがありますが、直接同義ではありません。特に企業コンプライアンスの中で、人権尊重差別禁止観点からポリティカル・コレクトネスが取り入れられる場合があります。たとえば、労働環境においてジェンダー多様性尊重が求められる場面では、ポリコレ的な配慮コンプライアンスの一環として扱われることもあります

まりコンプライアンスの枠内でポリティカル・コレクトネス考慮されることはありますが、コンプライアンスが常にポリコレを含むとは限らず、コンプライアンス法律規制に重きを置くのに対し、ポリコレ社会的マナー倫理の側面に焦点を当てています

2024-09-29

クォーターライフクライシスを拗らせて死にそう

タイトルがすべてなんだけど、頭の整理のために文章にしてみる。

仕事1

趣味2

家庭7

くらいでクォーターライフクライシスを拗らせている。

基本スペック

34歳男

独身

165cm 63kg

MARCH関関同立レベル 卒

東京大阪の中心地から60~90分以内のあたりに住んでいる。田舎と言うには都会に近いけど、都会ではない、地方都市と呼べるほどの発展はない微妙地域

地方公務員

残業時間にもよるけど年収550万~600万円(額面)

仕事

よくネットに溢れている公務員あるあるみたいな「仕事のできない高齢職員」とか「最低限のことしかしないやる気なし職員」とか「手は動かさないけど口だけはよく動く職員」なんかはほとんど遭遇しておらず、同業者に比べたらマシな仕事人生を歩んでいる。

過去には外部組織への出向も経験したし、少なくとも「外に見せることのできないどうしようもない職員」という判断はされていない模様。

外部出向もそうだし、近年ではコロナ対応という世界最前線の一部に立っていたので、世間一般イメージする公務員的な仕事は実はそんなにやっておらず、割と楽しく仕事をしている。まあ月100時間超の残業もあったし、独身アラサーという使いやすい人事だったんだろうな、とは思う。

ただ、サラリーマン宿命だけど、どこまでいっても組織名前仕事をしているなあと感じる。テレビに出るような芸能人じゃなくても、YouTuberVTuberツイッターpixivには激ウマイラストが溢れていて絵で飯を食べている人も15年前よりはるか可視化されている。

一国一城の主というものには、人間誰しも1回くらいは憧れるよな。全部の責任自分自身に乗っかかってくるというのは、それはそれでプレッシャーだろうけど。

そういった特筆した才能を磨いて、そして花開く人生だったら…と思うよ。

今後の仕事人生を考えると、氷河期世代採用を絞りまくったツケを払う段階に来ているので、今の30代は中間管理職仕事を間近で見る機会もなく中間管理職という立ち位置に放り込まれるのは確実となっている。

わずかばかりの管理職手当とともに残業代が出なくなるのもそう遠くない未来だと思う。

そんな中間管理職になったときにどうやってモチベーションを保っていこうか。

趣味

趣味といってもイラスト漫画を描いたり、小説を書いたり、音楽を作ったり演奏したりと、どちらかといえば消費よりは生産寄りの「物事を作るタイプ」の趣味の話である

仕事の面でも少し触れたが、ネットの発達とともに、これらのもの生業としている人がどんどん可視化されてきた。

かけている時間そもそも違うのだから比べることもおこがましいが、自分可処分時間をふんだんに使って何かを作っても、見てくれるのは一部の人(主に面識のあるリアル知り合い)が中心で、広がりがない。

10年くらい投稿を続けていてもそんなものである。まあそもそも投稿数が少ないのが一番の原因だが。

コミケほどじゃないけど小規模な即売会に出したこともある。だがそこで見るのは、ひっきりなしに人が来るサークルと、知り合い数人しか来ない自分サークル歴然たる差だけであった。

たらればの話になるが、創作の方に力を入れていれば自分も"あっち側"に立っていたのだろうか。今となってはわからない。少なくとも今は”こっち側なのだ

練習してもしても思うように上達しない毎日に苦しみながら、それでも続けていくと思う。

家庭

クォーターライフクライシスの大部分はここが占めていると思う。

世の中的には生涯未婚率男性で3割近く、女性で2割近くになってきており、30代でも未婚率は男性で40~50%女性で30~40%くらいだろうか。

半数は切っているけど、マイノリティというほどではない。

ただ、この数字あくま日本全体での話である

結局人は自分が置かれた環境でどの位置にいるのかを気にするのである

職場における30代の婚姻率はゆうに8割を超えており、自組織にいたときも出向先にいたときもそれはさほど変わらなかった。

そういった面から見れば、所詮自分は下位2割の弱者男性なのである

20代ときに3人くらいと付き合ったけど、結婚には至らなかった。結局そういうことなんだろうなと思う。

1人の人間と、特別人間関係を築くのが絶望的に下手なのだ

世代の人はたいてい結婚しているし、中には子どもが2人や3人いる人もいる。

高校部活仲間とは卒業後も仲良くしているのだが、十数人いた同級生も未婚者はついぞ2人まで減ってしまった。

婚活、してみるか?

手っ取り早いのは、婚活して苦労しながら伴侶を探すことなんだろうなとは思っている。

だけどそれはつまり、多くの人に「あなたとは一緒にいる気にはならない」という烙印を押され続けることと同義である就活ときに散々いろんな企業に落とされお祈りされ、人格まで否定されたような気持ちになったあの日々のことを思い出すと、足を踏み出せない。

昔は「自然発生的に仲良くなった人と一緒になるんだろうな」なんて思っていたけど、それはファンタジー世界であって、現実ではなかった。

結婚というのは、タイミングはあるにせよ、仕事利害関係を抜きにして「この人となら一緒にいてもいい」とお互いが思えることだと考えている。

仕事という仮面があれば大抵どんな人ともコミュニケーションを取ることができるけど、一度その仮面を剥がすと、"選ばれてこなかった"これまでの人生がずっと続くんじゃないかと暗澹たる気持ちになってくる。

結論

とまあ、今感じているクォーターライフクライシスの原因をつらつらと書いてきた。

結局はどこで自分自分人生に折り合いをつけるかなんだろうな。

まだまだ数年単位でかかりそうだ。それまではあがき続けよう。

半分くらい復讐くらいの気持ちで絵の練習をしている

ワイは向上心がまるで無くて、趣味という趣味が全部半端だ。

10年くらい前からダラダラとハナクソみたいな絵を描いていた。ケータママイラストがよく話題になっているが、ワイの画力も正直それと大差はない。太い線を使っているだけ「ゆるい絵」のくくりにギリ入れてもらえる、くらいのレベルである

別にソレで良かった。ソレで良かったんだけど、二年前くらいかな。とあるキッカケでそうも言っていられなくなった。

友人に「お前もこれを見習えば?」と言われた。示されたのはあるVtuber動画である。大量の同業者の顔を模写して上達を目指す企画が完結して大きな話題になっていた。

そのVtuber最初上手とは言えない絵を描いていたのだが(それでもワイよりは上手いっす。ごめんなさい)、最終的には元絵パット見の印象は変わらないくらいのクオリティになっていた。

タイトル復讐と書いているがそのVtuberに対して恨みがあるわけではない。彼のことは本当に凄いと思う。

しかし、あそこまでの上達を制作中含めリアルタイムで見せられると「続けていれば誰でも上手くなる」という考えを持つヤツが出てくる。その友人のことである

趣味というからには少しは上達しろ。好きこそものの上手なれと言うだろう。要約すればそのようなことを言われた。

冒頭に「ワイは向上心がまるで無い」などと書いたが、昔は違った。なんぼなんでもちょっとは上手くなろうとしたことくらいある。しかし、それは無理と悟ったから、好き勝手に描いているのである

からワイははっきりと言った。上達なんて適正ありきのものだって

世間簡単に言う。自分改善点を見つけてそれを直していけば上手くなると。

どこから直せば良いのか分からないなら一つ一つ分解していけば良いと。

それが出来ないならまずは楽しく続けていこう。そうすれば分かるようになってくると。

ワイはその3つ目でずっと止まっている。目がいつまで経っても役立たず。一生モヤの中にいる。

だが、そんなことを言ったところで「それは努力が足りていないから」で一掃された。この主張はあまりにも強すぎる。

彼にとって努力とは成果に結びつくまでの過程であり、努力評価することは成果を評価することと同義である。成果が出ていなければ努力不足。成果に直接結びつかないことはただの徒労。

その定義付けにある種の合理性があるのは否定しない。間違った方向に頑張ったところでそれは徒労だし、ある程度の量が必要なのも分かる。

ただ、成果を左右するファクター努力だけではないという視点が欠如している。

だが、そんなことを言ったところで「それは努力が足りていない人の考え」と一掃された。この主張はあまりにも強すぎる。

これを読んでいる人の中には彼と同じような努力至上主義人間も多数いることだろう。同じことを繰り返すが、適正ない奴がなにやってもダメなんだよ。

いや、分かるよ、結局自分でどうにか出来る変数努力しかないという主張も、成功している人は皆努力していることも。

それは分かったうえで、やっぱり適正がないとダメだ。才能があってこその努力だ。個体差の有無を認めてなぜ適性の有無を認めない?

だが、そんなことを言ったところで「それは本当の努力を知らないから」と一掃されることだろう。

自分の適性の無さなんて、成果に必要努力量のはるか手前で分かるもんだと思うんだがね。

からワイはめちゃくちゃに努力をして多少の成果を出したところで「お前の主張を実践したが、こんな釣り合わないことさせるもんじゃねぇぞ。軽率努力不足なんていうもんじゃない」と言ってやらなければならない。

相手土俵で戦って勝たなきゃダメなんだ。

バカが。

それで二年くらい真面目に絵の練習をしている。上達はほとんど感じない。

さいとうなおき先生動画とか見てみたら?とか言われるけど、ありゃ画力の使い方の話が主で画力がないやつには関係ない。三ヶ月上達法もレベルが高すぎる。模写して「ここの座標がズレてるね」なら重ねたら分かるが、絵柄再現して別の絵を描いて改善点を見つけるだと…?

実際試してみたが、全然意味が分からなくて挫折した。税金に似た三重県を描いて税金との違いを述べろと言われている気分である。他の練習だって大体そう。

ハナクソがダンゴムシになるための方法を探しているのにウサギがトラになる方法しか出てこない。

それでも一応それなりに課題を見つけて改善するというのをやってはいる。先ほど「ほとんど」上達していないと言ったが、僅かな成果はあった。

ただ知っていれば誰でも出来るようなことである。片目を瞑ると狂いにくくなるとか、下から上に線を描くのはやめたほうがいいとか、ひと晩寝かせたほうがいいとか、線画の色を変えてみようとか、その程度のもの

個人のさじ加減が必要な項目はまるで出来ていない。線の強弱をつけてもガタガタの線になるだけだし、薄弱な根拠グラデーションをつけてもそれはただのムラである

実に困ったものだ。

座標のズレのような客観的評価ではなく、各々の主観的評価改善していかなければならない項目が多すぎる。良いものを良いと判断できる目がワイにはない。

焼まゆる先生の目を肥やす云々の話の重要性は感じながらも、一向に目が肥えない。

いやいや、頭でっかちになってアウトプットが足りてないんじゃないの?と思ったそこのあなた!それは分からんでもない。

が、今週一ペースで絵を完成させているけど、正直これ以上はすぐには増やせない。なぜなら、修正にめちゃくちゃ時間がかかるからである

右目が大きいかもな。左右反転で確かめてみよう。今度は(元の)左目が大きく見えるな。

こんなことをずっとやっている。

そのレベルで見る目がない。

仕上がりを気にせず量だけ重ねた時期もあったが、それだと何も発見がないので何も得られていない。反復練習再現性を高めるためのものなんだろうなーって思った。

ずっと1人で練習していると、自分の絵に見慣れてうまくなったと錯覚することがある。そういうときTwitterに載せたり、人に見せたりする。そして現実を知るのである

絵は人に見せていかないと上手くならないとよく言われているが、人に見られている時点でもうそれはそこそこ上手いのである

まず当然だがTwitterに載せてもまず見向きもされない。タグつけたりコミュニティに載せたりしてインプこそあるものの、エンゲージは非常に少ない。

そして知り合いに見せても「頑張ってるね」しか言われない(前述の友人とはもう連絡をとっていない)。感想をもらっておいて失礼かもしれないが、ワイもよく分からない愚痴の相槌に対してそのセリフを吐くので、多分その類なんだろうと思っている。要するに見ていない・聞いていないときの返事ってことだ。

こんな風に、穴の空いたバケツを使って種を植えていない植木鉢に水やりをしている。もう限界だ。

もう正直モチベがつきかけているというか、なんかどうでもよくなってきたというか、心が弱くなってきて、でも絶対絵垢で愚痴を吐きたくなくて、カッとなってここまで書いた。

俺は一体何をしているんだ。

それでも俺は努力不足なんだろうか。別にイラストレーター目指してるとかじゃなくて、ただ単に、人並のまともな絵が描けるようになりたいだけなんだが。

2024-09-27

anond:20240924164210

今はもう忘れてしまたかもしれないけど

アメリカ時代は終わった、これから日本時代だ」

とか言われてたんだよね

そのアメリカが復活した

何でかといえば大リストラをやったか

日本リストラといえば解雇同義だが

アメリカ企業は大量解雇の一方で成長部門ITなど)は大量採用

(もちろん解雇された人が再就職できずに転落する闇の部分はあるけど)

日本はそれができずに、バブル崩壊後に解雇新入社員を減らすことで対応

かつては日本経営としてもてはやされた終身雇用家族経営が仇に

2024-09-26

anond:20240926142745

これでマウント取れると思ってるのが怖い

負債があって可哀想しか思わないわ

一億の負債を抱えてると同義だよ

借金一億円自慢

2024-09-24

anond:20240920174342

「○○ってすげえよな」というタイトルの9割は「これから面白い嘘言うから楽しく聞いてね」とほぼ同義エンターテイメントを楽しめ!!Foooo!!!!

2024-09-23

anond:20240923191101

やばい意味がすごいとほぼ同義まで拡張されたのは、体感ではこの15年くらいのことなので、広辞苑にはまだそのようには載ってないかもね。

あ、同義って言ったけど、やばいのほうがはるかにくだけた言葉からね。例えば、「すごいですね」はていねいな口調だが、「やばいですね」はていねいさにため口を混ぜた感じがする。

2024-09-22

何でも良いから口に入れたい。食べられれば何でも良かった。

とにかく空腹で、カップ麺があったからとりあえずそれを食べた。

そういう奴は何でも良かった訳じゃなくて、カップ麺を食べたかっただけだろう。

本当に何でも良かったのなら、コース料理を食べたって良いはずだ。それなのに「何でも良い」という奴に限って簡単に済むものばかり食べる。

ならば何でも良いから食べたいというのは簡単ものを食べたいという欲求同義だ。

それなのに揃いも揃って前者のような言い回しを選ぶのは、恥だと自覚しながらその意識から逃げているからだ。卑怯者。

anond:20240921174729

キャラ勝手に動くというか、漫画絵コンテサクサク書ける瞬間とか、明らかにゾーンに入ってる気がするんだよな

よくわからんけど、ゾーンに入るぐらい集中してると、キャラ勝手に動いてるように錯覚する、コマが次々に埋まってくんだよね

でも、自分場合、何にもない状態からコマが埋まるみたいなことはなくて、

一度、脚本みたいなものを描いて、少なくともセリフだけでも並んでいるような文章を書いてからだと絵コンテコマが埋まる

というか、その脚本みたいなのも、ゾーンに入らないと勝手登場人物が喋ってくれない

あと、どっかで我に返ってしまうと、大した人生経験もないし、友人知人も少ないのに、こんな会話をするものだろうか、みたいに考えてしまうので、

そうならないように、妄想をひたすらブーストして最後まで行くしかない、個人的には長距離水泳してる気分に近い

ギター演奏でもプロゾーンに入るらしいけど、過集中?というか、ゾーンに入って冷静にならないのが大事なんだよね

冷静になると恥ずかしくなったり、常識にとらわれるようになってしまうから

から舞台に上がる前に酒を飲むようになってアル中になるとかドラッグにハマる人の気持ち分からんでもないという…😟

舞台に上がると演奏能力は良くて50%、普通に10%とかありうるから…

そのへんとか、ヴァイオリニストだと、「あがり」を克服する―ヴァイオリンを楽に弾きこなすために、という本が詳しかったと思う

とにかくテンションを上げて、ゾーンに入る

個人的には無音がいい、プログラミングとか特に無音でないと自分作業できない

あと、文章を書く場合は、もっといい言い回しがあったはず、とか、同義語の辞典とか見ると、そこで思考が止まってしまうから

ゴミみたいな文体だろうが、稚拙だろうが、拙かろうが、ガリガリ最後まで書いていってしまって、

文でも絵でも録音した音でもそうだけど、時間を少し置いてから、一番いいのは一度寝てから、再度読み返したり、聴き返したりすると、

他人視点で冷静にジャッジできるようになるんだよね

そのとき、何でこんなゴミを作ってしまったんだ、と思うことも多いけど、プロでもそれは普通にあることなので、ゴミはバッサリ捨てる、

良い所があるんじゃないか修正すれば良くなるんじゃないか、と思ったら、それで継続する、みたいにやっていく

ゾーンに入ってるときは、ガリガリ作業が進むと同時に、間違った方向にもガリガリ進んでいってしまうことがよくある…😟

2024-09-19

anond:20240919201403

働かなくても同じ給料もらえるなら普通に働きたくないわ

給料同じで余計な仕事が増えるのは供給する労働量に対して給料が減ってるのと同義

あなたが余計な仕事をすることによって女性もその仕事をするのがあたりまえという雰囲気になりやりたくもない仕事をやらざるをえなくなる

まり給料が減るので嫌われてあたりまえ

というか力仕事は男が率先してやるなんてのは一般社会では常識

増田が前職で重いもの運んでたのはそれがメインの仕事からだし、女性から力が劣って男性仕事が偏ってたんでしょ

今の職場で起きてることと同じじゃん

anond:20240913011757

繊細さんの行動原理を読んで、とある職場の同僚についての理解が少しできた。

きっと彼女もこうした行動原理があったのだろうと思った。

 

公平性を踏み越えてでも自分不快排除しようとする。

>繊細さんは自らが弱者であるという強い信念を持っている。

とあるトラブルで話し合いの際、他のチームメンバー見解に対し「自分はそう思わない、私はこう思う。逆の立場になって考えてみたら同じように思うのか」と言っていた。

チームメンバーとは入社歴も待遇も同じで、立場による差はない。

自身相手見解同意しないのは自由であるが、自身の主張は相手理解を求める。

事あるごとに傷付き、すごく辛くて、もう嫌なのだと言う。

彼女けが状況が特別悪いということはない。

なぜなのかと思ったが、“自身弱者である”という認識が強いのだと考えると、腑に落ちたところがあった。

配慮されることは特別扱いなのではなく、生存のための大前提なのだ

>だから常に配慮されている「べき」で、それが無いということは加害されているのと同義である

彼女にとって、何もしないということは加害と一緒なのだ。とんでもないな。

 

生存のための武器として、態度や間接的な言葉他人コントロールする術に長けている。

>罪の意識も無ければ、相手自由を奪っているということに気付くこともない。

彼女は「自分は人より出来る」「人の相談を受け、感謝されている」というような話を自ら伝えてくる。

事実、話しの中で矛盾が大いにあるが、彼女はおしゃべりで弁が立つ方だと思う。

その思考平等観点なら良いのだが、突き詰めると自身の主張を通すことが主題であったりする。

共同業務の中で効率的なやり方を提案した際、彼女ポリシーとは違ったようで、威圧的言動提案内容を詰めて来た。

別に提案しただけなので、彼女のやりたいようにして良いと思い身を引いたが、「私に理解できるように説明して、言ってくれれば良い」と大声で返してきた。

これは彼女とまだ知り合って間もなかった時であったので、私は萎縮してしまった。

結局私の提案は無かったことにして、彼女リーダー作業を終えたが、彼女は嫌な思いをしたようだった。

彼女人一倍できると豪語しており、私はまだ経験が浅かったので彼女を立てたのだが、どうするのが円滑であったのか分からなかった。何気なく提案してしまった自身言動を後悔した。

私自身、彼女に聞かれたことを教えたり、教える際も私も横で実践しながら親身にしていたのだが、こういった積み重ねというか、彼女は持ちつもたれつの考えが無いように思えた。

罪の意識相手自由を奪っていることも気付かないという認識ならば、理解できる。

 

>我々はもうすでに、あの人が恐ろしくなっている。

コミュニティに繊細さんが入ってきたとき自分が善人でいたいなら、そのコミュニティのことは諦めろ。

恐ろしく感じる感覚同意する。

私は現在もう彼女に完全に嫌われているので詰んだのだが、職場の同僚であるため、完全に関係を断てない。

過去チームメンバー間でトラブルがあり、その際に上司彼女特性について認識している。

一度お互いが円滑に仕事をするため、上司含む同僚全員と話しをする場を設けようとしたが、彼女は固辞した。するならば私抜きでと。

そのため、彼女気持ちが落ち着くまで一旦話し合いの場は延期になったが、その場がいつになるのかは未定である

 

彼女と一緒に居ると大変ストレスを感じる。彼女も居心地は良くないと思うのだが、仕事を辞めたくはないらしい。この職場はもう終わりだ。

2024-09-18

anond:20240918010238

ちな新卒正規雇用の男女比は8:2やぞ

一般枠は基本的男性枠と同義なんだよなあ

 

お前の周りにスペックの悪い女しかおらんのは、お前が大学入試をサボっただけとも言える

2024-09-16

anond:20240916024618

そもそも専業主婦希望他国と比べて突出して多い時点で日本女はテイカーだよ。

海外専業主婦希望なんて言ったら、単に働きたくないと言ってるのと同義に捉えられる。

日本共働きが広がってきてると言っても、女はまともに働きたがらないのが給与格差の原因だし。

実際に外国人女性は同条件で就職率が高い。

日本女は労働環境ではなく日本女の意欲が低いのが原因だってもう答えは出てるぞ。

https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0748.html

日本長期滞在する外国人女性は、日本人と同じような経済社会環境に直面するにも関わらず、労働参加の確率日本女性より高いことが有意に示された。」

それと比べたら日本男性は圧倒的ギバーだろ。

同じくらい働いて同じくらい稼いでるなら家事育児分担もなっとくだけど、そもそもちゃんと働いてない日本女が何を言おうが無意味

文句あるなら上の論文反論できるだけの根拠を示してから書けよwww

2024-09-15

anond:20240915220455

んんwwww増田氏、それはまた斬新な意見ですなwwwしかし、拙者としてはテイラースイフト氏が大統領に適任とは到底思えませんぞwww

音楽世界大成功を収めていることは認めますが、政治エンターテインメントの間には大きな隔たりがありますぞ。例えば、テイラースイフト氏が国際関係経済政策についてどれほどの知識を持っているかは未知数ですぞwww

増田氏が彼女ファンであることはわかりますが、感情だけでリーダーを選ぶのは危険です。政治感情ではなく、知識経験で進めるべきですぞwww。また、テイラースイフト氏が大統領になった場合国際社会はどう反応するか考えたことがありますか?拙者はアメリカ信頼性が損なわれるのではないか危惧しますぞwww

要するに、人気と実力は同義ではありません。増田ももっと慎重に考えるべきですぞwww

報道ステーション上川さんの夫婦別姓の話は非常に残念だった。

俺は総裁選候補者の中では上川さんが一番マシかなあと思っていた。

ところがである。先日の報道ステーション上川さんは「夫婦別姓の実現に賛成か反対か」という質問

自民党女性局で聞いたら意見が半々に分かれた。この状態で賛成か反対か決めたら必ず分断がおきる」 「だから議論を重ねていく必要がある」といっていた。

だがそうやって議論を重ねている間は実は全く公平な状態ではない。「現状を維持し続ける」は「反対」と同義なのだから

上川さんがそれをわかってないはずがないわけで、大越さんは「でも現状維持は反対を支持と同義ではないですか?」と聞くべきだった。

その瞬間から俺は上川さん支持の気持ちが消え、ただただ残念な人に見えてしまった。

なお公式動画はここだ。https://www.youtube.com/watch?v=22hxCFkbDCE

2024-09-13

繊細さんの行動原理

ちょっと前、所属していた趣味コミュニティとある繊細さんが加入したことゆっくり活動ブレーキが掛かり、ついに事実上解散状態になった。

その顛末については本人に伝わると良くないので書かない。

そういう内容を期待しているひとはこれ以上読む必要はない。

ただ繊細さんを間近で目撃して、なんとか活動を盛り返せないかと色々努力してコミュニケーションをとってみた(無駄だったけど…)経験から、繊細さんの行動原理何となく分かってきたので書いておこうと思う。

行動原理は単純で「繊細さんは常に命の危機を感じている人間である」ということ。

この前提が分かっていれば、いろいろな行動に説明が付く。

命の危険に瀕した人間、例えば船で遭難した人間が仲間の死体を食べる、あるいは殺して食べることは罪ではあるが理解はできると思う。

命の危機を感じている人間が、公平性や遵法性をいったん棚上げして利己的に行動することはごく自然なことだ。

繊細でない人間は命の危機を感じていないので、他人の行動にどの程度干渉するかは多少の個人差はあってもある種のフェアネスに基づいて判断している。

多少自分不快であっても、客観的に見て相手の行動に自分干渉するのは不適切である判断すれば、その不快は受け入れる。

しかし繊細さんとは常に喉元にナイフを突きつけられて生活している人間なので、その不快を少しでも受け入れればそれは即ち死を意味する。

そのため公平性を踏み越えてでも自分不快排除しようとする。というか、そうせざるを得ない。

最初、まだ行動原理理解していなかったころは繊細さんのことを傲慢人間だと思っていた。

でもどうやらそうではなく、死との距離が近いひとなんだということが分かった。

また、繊細さんは自らが弱者であるという強い信念を持っている。

当然だ。常にナイフを喉元に突き付けられているのだから主観的には、それはそれは圧倒的な弱者だろう。

大した上下関係もない緩い趣味コミュニティの中であっても、その意識は変わらない。

圧倒的弱者なのだから配慮をされなければ生きてはいけない。

配慮されることは特別扱いなのではなく、生存のための大前提なのだ

から常に配慮されている「べき」で、それが無いということは加害されているのと同義である

この意識にも最初は戸惑った。何しろ向こうはお客さんでもなければこちらも仕事でやってる訳ではないのに、当然のように特別扱い要求されるのだ。

そして繊細さんは生存のための武器として、態度や間接的な言葉他人コントロールする術に長けている。

その技術は彼、彼女が唯一持ちうる武器であり、命綱であり、呼吸をするようにほとんど無意識に使っている手足でもある。

繊細さんのコミュニケーションは常に前提として「被害者たる自分」が置かれており、そのため、相対した人間自由自在加害者に変えることが出来る。

そして何より厄介なことに、このような行動に「相手を陥れよう」だとか「自分が優位に立とう」という意識は、一切無い。

上記説明した通り、これらの行動は生存のための命綱に過ぎないので、罪の意識も無ければ、相手自由を奪っているということに気付くこともない。

繊細さんからしたら自分被害者であり、相手加害者であることは決定事項であり、覆ることのない真実なのだ

例え、客観的に見て言いがかりだとしても、目の前の人間から加害者扱いされて平気な人間はあまりいない。

まして、そんな思いをしてまで趣味コミュニティを維持しようと思う人もいない。

繊細さんを除いてこっそり再結成すればいいと思われるかもしれないが、万が一そのことが相手に知られたらと思うと、気が重い。

我々はもうすでに、あの人が恐ろしくなっている。

さて、そんなわけで私の所属していたコミュニティは緩やかに死を迎えた。

私の経験から言えることはひとつ

コミュニティに繊細さんが入ってきたとき自分が善人でいたいなら、そのコミュニティのことは諦めろ。

2024-09-12

わずやってしまう盛った話

ある企業で、サーバ室に設置してたFirewallの電源を「電気代がもったいない」って理由でそこの偉いさんがわざわざoffにして

その結果社外から通信も全部素通しになり、オフィス内にあったファイルサーバデータが社外に流出したというワロエナイ話

Firewallってその名の通り壁で、そこがパケット転送しないのだから、内も外も遮断される

電源オフならFirewallを素通しって意味が分からない

内部では物理的に直結されてて電源オフるとパケットをそのまま横流し「してくれる」の?

これもとからFirewall機能していなかったとしか思えない

自販機釣り銭切れてたので使用中止の張り紙お金入れる場所に貼ったら

剥がして使ってお釣り出なくてクレームつけてきた

自販機って結構古い機体でも、「釣銭切れ」って売り切れと同義なんよ

からジャスト販売以外できないはずなんよね

ちな海外向けはforceベンドって機能があって釣銭無しでも売るフラグがある

海外で釣銭返ってこないとかの話はこれだと思っている


こういう、実際にはアリエナイことなのに、なんか流れで言っちゃう嘘、みたいなのあるよね

anond:20240911222232

キャラ数が多すぎて、デレマスライブがある=好きなキャラ声優が出るじゃないんだよね

声優の予定や体調の都合はあれど、ミリシャニは大体の場合においてコンテンツライブは目当てが出るライブ同義だけど、デレは開催回数に対して目当てが出る機会のほうが少ない

アイマス全体で一番好きなのはデレのキャラだけど、ライブに行った回数が一番少ないのもデレだわ

2024-09-11

オタクシンデレラガールズライブに行かなくなった理由

週末のライブチケットめっちゃ余ってるらしいです。まあ当日発券なんで実際どれくらいかは開場しないとわかんないんですが。

さて本題。箇条書きで行きます匿名から主語デカの強い言葉を使うぜ!一般化してるけどだいたい自分のこと。

今の集客って関東1.2万くらいのイメージなんだけど城ホ埋まってるのがよくわからん。デレミリシャニだいたい同じくらいだと思う。

あとぶっちゃけ人気キャラ使い尽くしてライブに出るような新規声付きは10前後声つかなかったくらいの地力しかいから厳しそう。

なんかホテルが高いとか言ってる人もいたらしい。国民が貧しい。

なんやかんやかつての覇権コンテンツであることは間違いないかファイナル商法すれば西武ドーム埋まるんじゃないですかね。

つまるところ賞味期限切れコロナ以降の自殺ムーブ加速度的に死んでる気がする。

ファイナルがあれば行きます。それまでさよなら

anond:20240911031444

グロいという感情がよくわからない。気持ち悪いと同義

グロいというのは、人間エゴ、都合をそのまま見せられる気持ち悪さ みたいな感じ?

グロいという言葉表現表記以外では、増田感情は、表せない?

伝統守るために、世襲を維持することは、悪くないし、気持ち悪いものではないと思うが、

anond:20240911182735

国家主権国民にあるのだから政府のせいは長く主権行使してきた老人に責任が多くあるというのと同義

2024-09-08

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く その2

https://anond.hatelabo.jp/20240906234755から続く

おしん物語でもうひとつ誤解していたことがある。おしんは田倉を救ったという誤解(ここは超重要ネタばらしなので注意)

この出来事は、1983年から1984年にかけての現代編に関連している。。おしん83歳の頃、たのくらスーパーの拡大事業は、大手スーパー進出によって経営難に陥り、倒産寸前まで追い込まれていた。過去おしん初恋した相手並木浩太の息子が経営する並木商店が、大手スーパー土地買収における重要場所にあり、その売却次第でたのくらは助かる状況であった。私は以前、おしんが浩太を説得し、並木がその情に応じて救済が成功したと思い込んでいたが、実際にはそうではなかった。

なぜそのように思い込んでいたのか。もしかすると、失踪から戻ったおしんに、並木を説得してくれと仁が土下座して頼み込んだシーンがあったからかもしれない。

おしん」は全297話もあるドラマだが、その第1話は、たのくらスーパーの新店舗開店祝いにおしんが出席せず、家出する場面から始まる。おしん失踪理由が明らかになるのは、終盤の第290話。ドラマ伏線回収が時代を経て行われることが多く、おしん家出理由も最終週で回収される最大級伏線ひとつであった。この巧みな構成は、橋田壽賀子演出家のすごさを感じさせるもので、まさに名作と呼ぶにふさわしいものである

特に佐賀編では、あまり過酷さに倍速で視聴したこともあったが、終盤に近づくにつれ、ポーズしてでもじっくりと次の展開を予想しながら見入っていた。

1話から第3話にかけては、おしん並木商店の大旦那に恩義を感じていたため、新規スーパーの出店に反対していたことが示唆されていた。そのため、多くの視聴者おしんが息子の恩知らずな商売拡大に恥じて家出したと理解していたはずである。ぢかし終盤になってその真の理由が明かされるという展開が待っていたのは正直、超絶長い伏線回収である

実際には、おしん失踪直前に浩太を訪れ、仁の事業拡大による不義理を詫びていた。その際、聞かされたのが大手スーパー進出についての話である並木商店大手への売却は、並木商店の生き残り策であり、たのくらへの防衛策でもあった。おしんはすべてを理解したうえで、浩太に対して大手スーパーへの土地売却を進めるように頼んでいたのである

その後、おしんが戻ってきた際も、並木はまだ売却を逡巡していた。仁はおしん土下座して、まだ間に合う、並木を説得してくれと頼んだが、おしんは改めて浩太に売却を進めるよう頼むのであるおしん厳しすぎるだろ。

おしん大手進出によってたのくらの事業が立ち行かなくなることはわかっていたが、ひととしての恩義を忘れ、家族を顧みず金儲けに走ってきた田倉家の再生のために、そして恩人の浩太の一家のためにも並木土地大手売却への契約を進めてくれと願い出る。相変わらずおしんさんは厳しいお人だと微笑む浩太は、ついに売却を決意する。

仁は、母のおしん交渉に失敗したと思い込み失望して母を責める。妻の道子も、夫に失望し、ついには離婚宣言する始末。家族崩壊が進む中で、おしんはその様子を静かに見守ってゆく。

これが朝ドラ最終週の出来事というのがスゴイ。

おしんは仁に、離婚再考するよう促し、仁はようやく家族の大切さを思い出す。この姿は、かつて佐賀で竜三を立ち直らせるために試みたおしんの姿と重なる。仁と竜三は、いずれも実家の甘えを捨てきれずにいた共通点があった。おしんは仁の田倉商店倒産させてでもその甘さを排除しようとしていたのである

事業整理のため自宅売却を進め、引っ越しの準備のさなか、家族は徐々に絆を取り戻してゆく姿は橋田壽賀子の夢の世界なのかもしれない(正直、ここはちょっとうーんと思うところはあるが)。しかしこれが橋田ドラマ流の大団円なのだろう。

前述したように、田倉商店は浩太によって救済される。というより人の縁によって救われる。それはまさにおしん商売において大切にしてきた価値観なのであるしかしそれは、全297話、一年近く放送してきたおしんドラマの終盤最終話、終了わず10分前の出来事である。すごい。

橋田壽賀子がこの物語を書き始めた理由は、バブル経済前夜にあった80年代の人々が、お金儲けに走り、大切なものを見失っているのではないか、という思いからであった。物語ラストにはそのメッセージが強く反映されている。

田倉竜三についてのメモ

竜三と息子の仁は、おしんから見て「甘い」性格であり、竜三は何かと佐賀実家に頼るところがあった。しかし、竜三が「俺についてこい、命を懸けて大きな仕事をするんだ」と前に進もうとする時の屈託のない笑顔を、おしんはたまらなく愛していたのだろう。

竜三が敗戦時に自決した際、おしんはその死を「立派だ」と称した。今回全篇通してみる前は、残された家族を顧みない自殺自分勝手で情けないものだと思っていたものの、物語全体を通じて竜三の死に対するおしんの思いが腑に落ちる瞬間があった。

自殺直前の竜三のつぶやきがその鍵となる。

私は後悔しているんじゃないよ。私は私なりに信じて戦争にも協力してきた。軍のおかげで初めて仕事らしい仕事もさせてもらった。男として存分のことしてきたんだ。むしろ精一杯生きられたことをありがたいと感謝しているよ。ただ、ひとは私の生き方を間違っていたというだろう。私は軍と手を結んで仕事をしてきた。隣組の組長として戦争への協力も押し付けてきた。私の勧めで志願兵として少年航空隊に入った少年もいる。その中にはもう帰ってこない少年もいた。国債だって随分買わせてしまった。それも今となっては反故だ。私が無視する事だってできたんだ。だが私はそれをしなかった。もちろん私には私の信念があってやった事だ。それを悔いる気持ちは全くない。しか戦争に協力して罪もない人たちを不幸に陥れてしまった責任は消えやしないんだ!

これが自殺直前の竜三のつぶやきである。竜三の言葉なかに隣組という言葉が出てくる。

明治から終戦にかけての日本は、天皇を頂点とした「家制度」を仮構し、その枠組みの中で国民国家が成り立っていた。この「家」の概念は、戦時中には配給制隣組といった組織を通じて等しく苦労するフィクションを生み出し、社会の不平等を覆い隠していた。田倉家もその影響を受け、軍部から委託工場経営していたが、周囲からは「軍と結びついて甘い汁を吸っている」と陰口を叩かれていた。仁がある日突然、少年航空隊に志願した背景には、そうした噂への嫌悪感があったのかもしれない。

その後、仁は終戦の日も戻っては来なかった。田倉家では仁は戦死したもの想像していたのである

日本が「ひとつの家」として観念された時代において、家族を守ることと国を守ることは同義であった。竜三にとって、隣組の子供たちの死や戦争責任を負うことは、家制度の枠組みの中で重要役割であっただろう。彼が自決した理由も、家制度に基づく責任から来ていたのであるおしんが竜三の死を「立派だ」と称したのは、竜三が自らの信念に従い、天皇を頂点とした「家」への責任を全うしたと理解たからかもしれない。

語弊を承知でいえば、竜三の自決は、個人としての責任を取る行為であり、家制度における「切腹」にも通じる感覚だったと言える。

おしんが育った山形貧困農家では、口減らし普通だったし、姉のはるが死んでも母が死んでもまともに葬式もできない窮状だった。女性犠牲にして平気な顔してきた作造も長男庄司があまりにもひどかったことを思い出すと、隣組責任を感じて自殺するなんて、むしろ立派なことに思えてくる。

しかし、どうだろうか。

竜三のこれまでの数々の挫折経験のように、ふるさとの太い実家に戻るというような、逃げ道はなかったのだろうか。しかし思えば伊勢にきて魚屋になった頃から20年間、竜三は佐賀実家依存する思いがほとんど消え去っていたように思う。竜三の佐賀依存が消えていったことはおしんにとってはうれしいことでもあった。

禎の疎開ときですら、佐賀疎開という選択肢排除された。疎開先で虐待され逃げ帰ってきた禎をみたときには、さすがに佐賀という選択肢はあってもよかったと思うが。竜三はそれもしかなった。

太い実家をあてにしない、それはおしんが望んでいた竜三の自立の証でもあったはず。竜三は魚屋からの次のステップとして伊勢で軍の納入業者になることに挑戦した。そしてようやく家族を養う自信が付き始めた頃のこと、おしんは竜三が佐賀実家を頼らず、雄、仁、禎、希望、初子の5人の子供のために大きな仕事に夢を託していると思うとたまらなくいとおしくなった、とナレーション述懐している。

しかし、竜三が太い実家という表象代替として知らず知らずのうちに依存していたのは、天皇を頂点とする日本国という「巨大な家」だったのである

おしん自身は、国家という家のフィクションを完全には信じてはいなかったが、なんとなく空気には流されていた。しかし竜三は深く信じていた。信じていた以上、潔くその家の責任を取ったということだ、おしんはそう理解したのだろう。そうであれば、軽々しく天皇制などというフィクションを捨て戦前の考え方などなかったかのように、これから自由社会だ、などとふるまうことはズルいことだと思ったかもしれない。しかし、国が家族であるという考え方を捨てさえできれば、なんだったら太い実家に戻ってもいいのだ。しかし竜三はそれを逃げ場にはしなかった。だから立派だといったのではないだろうか。

敗戦直後の225話では、父と兄を失った仁の感慨として、潔く死を選ぶか女々しく図太くたくましく生き残るかの二者択一として人生観が総括されてゆく。その後の長い戦後物語では、昭和58年物語の終盤に至るまで、たびたび竜三と雄の仏壇に手を合わせるシーンが出てくる。これも地味だけど見逃せない。おしんが田倉竜三への思いを忘れずにいるという、竜三への愛と敬意がここに見て取れる。かつて伊勢海岸で、逃げようとする竜三をタックルをしてでも捕まえたおしんの心情がオーバーラップしてくる。

ちなみに、この竜三の自決は、80年代90年代翻訳放送された海外ではどう受け止められたのだろうか。それはとても気になっている。

おしんドラマ橋田寿賀子の反戦思想が色濃く反映しているといえるが、そのなかに侵略植民地支配反省という視点希薄である。それは竜三の自決動機のなかでも軍部に寄り添い、同胞を死に追いやった責任は感じても、侵略に手を貸した自画像みえてこない。しかし、植民地支配への反省についてはそれ自体動機にはなっていないものの、それにつながりうるイエ観念を読み取れるように感じた。隣組他人ごととしてとらえていたのであれば、竜三の自決はなかったはずである。そうであれば拡大されたイエ観念により実効支配された地域に考えが及んでもおかしくはない。実際にはそこまで思いは至らずに死んでしまうのだが。

同じ昭和時代作品である五木寛之の「青春の門」では、筑豊炭田差別的な扱いを受ける朝鮮人労働者が大きなテーマとして描かれている。石炭鉱業会社経営者が、朝鮮人労働者たちから待遇改善を求められた際、「他の山は知らんが、生きるも死ぬも一緒に炭を掘ってきた家族同然だ。私が親でお前たちは子供だ」と言い返すシーンがある。

この台詞は、日本を親、植民地を子と見立てる当時の日本人の感覚象徴している。家族になることで遠慮がなくなり、苦労を強いても平気になるという現象は、まさに家族観の持つ影の部分を示している。(ちなみに映画青春の門筑豊1980年経営者と交渉した朝鮮人労働者リーダー役を演じた渡瀬恒彦は、おしんでは浩太役を演じている。)


この真理を見事に表現しているのが、初子の存在である八紘一宇における植民地と田倉家における養子初子は入れ子構造なのである。初子の境遇は、創氏改名を強いられ皇民化の果てに敗戦を迎えた朝鮮民族運命二重写しに見える。植民地いかにわが子供のように見立てようともいざ状況が変わればあっさりと切り捨てられてしまう。

初子の抱えていた不安というのはまさにそういうものだった。おしん長男・雄の戦死を契機に山形帰郷するよう初子に伝えたおしんの行動は田倉家以外に居場所のなかった初子にとって残酷ものであったといえよう。自殺を思いとどまり米軍相手娼婦となった初子は誰にも消息を知らせないまま、3年もの間、田倉家に送金を続けていた。おしん言動は初子を養女とみていたとはいえない一方、初子は養女としての行動をとっていたのがいじらしく泣ける場面である

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911へ続く

ワシの役目

多くの人は何故家庭を作りたがるのか

良い家庭で育ったんだろうなぁと遠い目で見てる

子供に戻らないといけないなら死ぬくらい嫌だ、あん環境

そしてそんな環境出身に良い家庭なんか作れない

負の連鎖を断つ役が自分だと思うと

家庭なんか作る気にもならない

悪い意味で住む世界うからちゃんとした家家の方々に干渉したくない

なので一生遊べる趣味見つけたから一生それに没頭することにする

ワシは偉いな

自分ために負の連鎖他人を巻き込まずに死ね

重大な役目じゃ

誰も巻き込まないってことは、誰かを間接的に幸せにしたと同義

幸せになるんじゃぞ

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