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はてなキーワード: ジャングルとは

2022-10-15

古民家カフェが何かわからないので

その秘密を探るために調査隊はジャングルに向かった

2022-10-11

下の毛剃って抜いたら快適すぎた

下品な話で申し訳ない。でもこの感動を誰かに伝えたかった。

暇を持て余して下の毛をセルフでやったんですよ。

まずはハサミで短くして、ソープ付きの四枚刃だかでザックリ削ぎ落として。

湾曲してるところはカミソリ上手く滑らないから眉剃り用のほっそいカミソリで、肉とヒダを広げてチミ…チミ…と。

終わった後すーんごいヒリッヒリするからフェミニーナ軟膏塗りたくった。フェミニーナ軟膏すごい効く。

とりあえずその日は終わり。問題は次の日。

人間というか毛の生命力ってすごいよね、一晩もしたらなんかチクチク生えてきてるの。どうしてこうも無駄毛は伸びるのが早いのか。体のその部分を守るために生えてるというのはわかってるけどさすがにね、ジャングルレベルに生やすことはないじゃない?

話を戻すんだけどもいつもならまた剃りゃあいっかあで流すんだけど、なんとなく全部抜いてみようと思った。

座椅子腰掛けていい年した女がM字開脚して、自分の陰部引っ張って一本一本ピンセットで抜いた。アニメ見ながら痛くてオフフフフって声出して泣いた。

体感だけど皮膚薄い尻の方と、恥丘のあたりは抜く時叫ぶぐらい痛かったです。ヒダの真横とかは肉めっちゃ伸びるし抜きやすいしで全然痛くない。

毛は全てが同じタイミングで生えて伸びてくるわけでなく、何ヶ月毎の周期?で生えてくるそう。脱毛も一回や二回じゃ終われないのはそのせいらしい。

もう無心で抜いたよね。いつのまにか流してたスパイファミリー全部見終わっててびっくりした。自分股間しか見てないから画面見たの最初の2分ぐらい。今度ちゃんと見返します。

表皮からポツッと出てきてる1mmもないであろう陰毛は、引っこ抜くと意外と長くて面白い。4〜5mmぐらい?測ればよかった。

そんなこんなでワンテンポツーテンポ遅れて芽吹いてきた陰毛も、数日かけてチミチミ抜いていて。そして今日の朝5時ぐらいに終わった。念願の、文字通りのツルツルを手に入れた。

恥丘に反射する朝陽は今までの人生で見たものの中で一番眩しかった。

anond:20221011023110

ええええ〜

性的消費具合のレヴューサイト

ポストアポカリプスっぽいぞ、ソレ。

しろガキの時から心を鍛えて、MPの上限を上げた方がよくねーか?

義務教育セクハラ付きのフィクション強制投入して、創作で傷ついちゃいけない、と学ばせる。

かに最初は傷つくかもしれんが、充分鍛錬を積んで慣れさせれば、週刊誌を読めるころにはカップ表記程度の性的消費では小揺るぎもしない鉄のハートを得られるだろ。女児でも。

表現の自由価値が軽視されてると感じるね。

創作人生に広がりを与える掛け替えのない栄養素。

実り豊かなジャングルのように生い茂った創作を湛える世界を目指すなら、住人はタフでなければならねぇ。

近頃はアンパンマンでも辛くて観れない軟弱なガキが多いと聞く。

・・・勘違いすんなよ? それ、優しさじゃないからな?

他人を悪と断じて殴るとき、手前の拳には血が滲んでる。

それでも殴る覚悟を持てよ。正義を名乗るなら。

アンパンマンは、独善鉄拳制裁するときに、自分が何をしてるか?から、目を逸らさな勇気を教えてくれる。

2022-10-02

弱者男性だけどお前より人生幸せです

俺は弱者男性給料も少ない顔もキモいオッサンだ。

だがお前の予想に反して、俺はとても幸せに生きている。俺自身、お前が不幸である理由について全く理解できない。

まず金銭面で合理的に考えれば、親の元で子供部屋おじさんをやりながらリモートワークでエンジニアでもやっていればかなり楽ができるし、俺はそれを5年前から実践している。

これについて「親不孝者!」と言う低能もいるだろう。だがよく考えてみろ。お前がどこの馬の骨とも知らんアパート大家に金をプレゼントするよりは、それと同額を親に払い、子供部屋おじさんとして生きるほうが親に感謝されるのだ。

なぜお前がわざわざ物価の高い東京国、心の狭い東京国、住むスペースの狭い東京国で「なんで俺は不幸せなんだ」「ストレス大国日本だ」などと吠えているのかが俺にはわからない。自業自得っていうんだぞそういうの。

田舎には遊ぶ場所がない」とか言っている奴は、そもそも田舎には向いていない。俺の場合ネットさえあれば娯楽は足りる。

ネットがあればGithubOSSに貢献することも、YoutubeでNumberphileを見て楽しむことも、Tom Clancy's Rainbow Six Siegeでゲーム三昧になることも、arxiv面白い論文を読み漁ることも、海外テレビを視聴することも、物理学者ブログを読むことも...とにかく想像力知的好奇心さえあれば色んなことができる。

引きこもりの分際で!」などと僻む馬鹿もいそうだが、俺のネット以外の趣味登山だ。

そう、田舎には豊かな自然がある。コンクリートジャングルよりも環境フレッシュなのだ

野山を散策することを楽しめる程度の精神的な豊かな人間であれば、田舎に住みながら「ここにはなんにもない」などとは言わないだろう。

要するに、幸せとは主観的問題だ。俺が幸せだと感じればそれで幸せなのだ

俺が結婚のできない弱者男性だろうと関係がない。お前はそうやって常に人と人を比較し続けて地獄を生きてるだろう?

子供部屋おじさん」「低収入」「顔がキモい」「結婚ができない」という状況下でも俺は楽しんで生きてるから、もしお前が不幸せを感じているなら、とりあえず他人自分比較する馬鹿みてぇな癖を直したほうがいいぞ。

ありきたりなことを言ってしまったが、要するにそういうことだ。

それだけだ、俺の言いてぇことはよ。ちびって寝とけこの野郎

2022-09-22

anond:20211121184318

こういうのは頭がTO図で止まってるキリスト教徒善意啓蒙のつもりでやるんだよ。西欧アフリカとはそれなりの交流があり、「うちら西欧」と「アフリカ」の間には区別がある。そして「西欧」でも「アフリカ」でもない世界イスタンブールの向こうに広がっており、その前人未到領域をすべて「アジア」と称している。そこには「アジア人」が住んでいることは分かっているが、それ以上の知識はない。彼らの頭の中ではアジアの中でトルコ砂漠ジャングル(?)を越えた先に、東京在住者が考える「北海道」のようなぼんやりしたイメージで捉えられる一つの東アジア大陸」とでも称すべき地域存在して、その同じ「東アジア大陸」の中で民族のいがみ合いが発生しているという理解になってる。だから国境の外に民族主義がとかどうでもいいことを言う。

「仮にも『同じ東アジアという人種』なのに(本当に仮だな…)、つまらない言語の詳細(???)でいがみ合っているのは不幸だ、だから修正してやる、仲良くしなさい」という中世じみた発想が学術論文の被り物をしているのだ。論文の一通を形式的理由で取り下げさせたところで、この発想の方を修正しない限り根本的な解決にはならない。

2022-09-16

Amazonオリジナルドラマ面白かったやつ

Amazon Prime Videoのおすすめが定期的に話題になるが、見ようと思ったらプライム対象外になってた…ってことが割とある。ならAmazonオリジナルなら消えないのでは?と思いオリジナル作品からいくつか感想など書いてみた。そんなに見てないので大したリストにならなかった。アマプラ入ってる人は大抵見てるだろう。今から入るって人にはちょっと参考になる…か?

どれ見たか思い出すためにWikipediaの「Amazon配信するオリジナル番組リスト」を見てわかったが、Amazonオリジナル表記されていても「買い取り」作品場合配信が終了することかある。現に評判の良かった「Mr.ロボット」はアマゾンでの配信は終了してしまっている。「リーガルバディーズ フランクリンバッシュ」も一度配信終了リストに載った(現在配信中)。

BOSCH/ボッシュ

アメドラ見てる人ならどこかで見たことがある、色んなドラマに(主に)悪役ゲストで出てるタイタス・ウェリバーが主演の刑事もの。顔つきからダーティコップものかな?と思わせて割と真っ当な刑事っぷり。人気が出てS7まで製作され、現在スピンオフの「ボッシュ: 受け継がれるものS1配信中。

個人的にはS1はいまいちだがS2からはめちゃくちゃ面白かった。脇のデカ箱+ビア樽コンビが最高。

ちなみにスピンオフは「買い取り」作品なのでいつか見られなくなるかもしれない。

エクスパンス -巨獣めざめる-

syfyチャンネルでS3まで製作され打ち切られたがベゾスが大ファンだったためにAmazonで拾われたハードSFドラマ

S1序盤は地味だがどんどん盛り上がっていく。S4からはまた地味になるが。宇宙船戦闘描写がいいんですよ。ちゃん宇宙船に穴が空くし。

アマプラドラマで一番好き。

ホームカミング

サイコサスペンスサイコスリラーかな?S1ジュリア・ロバーツ主演、S2で完結。一回30分なので見やすい。S1では過去アメリカ復員兵の復帰支援施設での出来事と、そこで働いていたケースワーカーハイディ現在が交互に描かれる。とにかくS1の不穏な空気感が良い。演出が素晴らしい。Wikipediaにはズバッとネタバレが書かれているのでネタバレい組は見てはいけません。

ザ・ボーイズ

話題になったので知っている人も多いであろう、ブラックな笑いのヒーロー物。かなりグロエロもある。話は面白い。ホームランダーが取り繕っていたものがどんどん剥がれていく。


モーツァルト・イン・ザ・ジャングル

ニューヨークオーケストラにいたオーボエ奏者による回顧録原案とし、南米から来た天才指揮者ロドリゴ(デュダメルがモデル)と新人オーボエ奏者ヘイリーをメインにオーケストラをめぐる人間模様や楽団現実問題等を描く。

自分の中のイマジナリーモーツァルトに話しかけてるロドリゴ楽団に入りたいヘイリーヘイリールームメイトのリジー予算確保に走り回る総裁グロリア、ちょいちょい口を出したがる名誉指揮者トーマスなど脇の人々もみんなチャーミングで良い。S3のシベリウス5番のシーンが美しい。

S4は日本舞台になるが、変なロボと変なクラオタが出てくる。あんチンピラみたいなクラオタおらんやろ…面白いからいいが。

ザ・ループ TALES FROM THE LOOP

画集からインスパイアされたというSFドラマだけど、装置研究の謎は特に明かされたりしないのでSFっぽい雰囲気ドラマ、って感じ。北欧田舎の薄暗い空気と佇むなぞのロボ、って絵はたっぷり味わえる。そういうの好きな人おすすめ

ターミナルリスト

最近公開されたクリス・プラット主演のお父さん復讐ものクリス・プラット、今回はシリアス演技。アクションは金かかってて見ごたえはある。


ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪

これ書いてる今現在3話まで見た。配役の人種がどーたらこーたらと色々物議醸してて、検索してもストーリー感想までなかなかたどり着かん。個人的には人種は気にならないけど、ヌメノールでのガラドリエル若者ムーブ過ぎてちょっと気になる。ガラドリエルでも若い頃はあんなもんなんだろうか。

モダン・ラブ

新聞読者投稿欄の恋愛物語を一話完結でドラマ化。S1はいい感じにオチもある物語が多くてほっこりします。

アップロードデジタルあの世へようこそ〜

死後に脳内記憶バーチャル空間アップロードして金がある限り永遠に生きられる世界コメディ。金が無い人はアップロードしても容量の問題で一日に数分しか活動できなかったりという世知辛さ。主人公アップロードされた経緯に不審な点があり…とサスペンス展開に。

イーガンで似たような設定あったなと思い出す。

トゥルース・シーカーズ ~俺たち、パラノーマル解決隊~

オカルト事件を解决していくコメディ面白かったけどS1で終わってしまった。

グッド・オーメン

ハルマゲドンを阻止しようとする天使と悪魔人間オカルトコメディ悪魔たちは悪魔の子人間の子すり替えるが、うっかり間違ってすっかりいい子に育ってしまうのであった。地獄番犬かわいいわんこに。

その他、マーベラス・ミセス・メイゼル、スニーキーピート子供向けだとまほうのレシピ、ゴーティマー・ギボンが評判いいみたいです。そのうち見る。

ここから先は買い取り。配信終了になる可能性あり。

フィリップ・K・ディックエレクトリックドリーム

ディック短編オムニバスドラマ化。雰囲気はいいです。

ナイト・マネジャー

英軍兵士で今はホテルナイト・マネジャーであるパインがかつて殺された恋人復讐をすべく、武器商人ローパーの組織に潜入。ドキドキスパイもの

トム・ヒドルストンエリザベス・デビッキが美しい。ちなみにタイトルナイトマネジャーだけどマネジャーやってるの序盤だけだった。


スタートレック:ピカード

スター・トレックの続編ドラマ親友データを失い、失意のうちに実家ぶどう畑でワインを作っていたピカードのもとに一人の女性が助けを求めて現れる。

スター・トレック全然見てないんだけど、冒頭の掴みが好みすぎて見てしまった。面白かった。

本国アメリカではパラマウント配信サービスにて配信中なので、最終シーズンアマゾンでの配信がないかもしれない。悲しい。

リーガルバディーズ フランクリンバッシュ

二人の破天荒弁護士ドタバタコメディ。よくありがちな深刻な展開がなく気楽に見られる。嫌味な同僚や弁護士父親との確執もあるにはあるが、全員アホなので全然深刻にはならない。「シリコンバレー」のディネシュ役の人が広場恐怖症弁護士役で出てくるが、ほぼディネシュ。


あとグッドオーメンズと原作者一緒ということでアメリカン・ゴッズはS1だけ見た。かなり暗かった。

ハンズオブゴッドは1話でやめてしまった。つまらんとか面白いとか言えるほど見てないが、単に1話目の殺人シーンとかが辛くて。

2022-09-15

16歳の女の子が駆け抜けた戦争

飛び散る女性の頭、自らも死のうとした元従軍看護師戦後72年…激戦地で生き、戦後助産師で赤子抱く

2017年8月14日埼玉新聞

もう歩けない。何度も死を覚悟した。ジャングルの川の中で力尽き、このまま流されて死ぬんだと思った。「同級生2人のお骨は私が内地の両親に届けなくちゃいけない。絶対に死んじゃいけないと自分約束した。けれども、かなわずに死のうとしたの」

 元従軍看護師木村美喜さん(89)=桶川市=は激戦地フィリピンルソン島で約1年、敵の爆撃機砲弾が四六時中頭の上を飛び交う中、傷病兵や患者の救護に従事しながら生き抜いた。食べるもの、飲むもの、薬もない。無数の死体が転がる山の中を逃げ回り、行軍した。仲間や兵士たちは次々に命を落とした。

 生まれも育ちも桶川日本赤十字社埼玉県支部看護師だった1944年7月、召集を受けてマニラ郊外陸軍病院派遣された。当時16歳。埼玉班26人で最年少だった。歯科外来に勤務し、当初は不自由のない生活をしていた。

 9月、マニラ空襲。次第に戦火が拡大し、12月に病院解散。絶え間ない空襲の下、部隊マニラから北に約250キロバギオに移動した。

 悲劇が襲ったのは、45年1月23日。正午前に大編隊の爆撃機が襲来し、病棟は瞬く間に火の海になった。がれきの中で「助けて」とさけぶ声。焼け落ちた梁(はり)が目の前で女性に直撃し、頭が飛び散った。外に逃げた人々は次々と機銃掃射で撃たれて犠牲になった。

 埼玉班も9人が戦死。「今夜は夢でいいからお父さん、お母さんに会いたいね」。前日に梅干しをしゃぶりながら古里の話をした同期2人は骨だけの状態と、顔や手足、内臓がない状態で見つかった。

 4月、バギから撤退。山の中で終わりなき逃避行を続けた。昼間は空から見つかるため移動できず、夜は砲弾が飛んでくる。草のしとねに横たわり、古里の歌を口ずさむと、歌声はいしか涙声に変わっていった。「みんな『白いご飯をおなかいっぱい食べたい』『死にたくない』と言いながら死んでいったの」

 埼玉班の仲間も一人、また一人と病気栄養失調で亡くなった。「今度死ぬのは自分の番だ」。どんなときも肌身離さず持っていた親やきょうだい手紙写真日の丸の寄せ書きを河原で焼いた。死んでから人に見られたくなかった。

 終戦を知らされたのは8月17日。途端にマラリアで40度の高熱が出た。捕虜収容所に行くまでの山を下りられず、同僚3人と部隊から取り残された。もう半歩も動けない。道の両側は腐臭を放つ死体の山。うじが団子になって、ハエが真っ黒にたかっていた。ゲリラ先住民足跡を見つけるたびに背筋が凍った。

 ジャングルの川の中で先輩に泣きながら懇願した。「お世話になりました。私はここに座っていたら流されてしまう。待たないで先に行ってください」。そのたびに言い聞かされた。「一足歩けば一足日本に近づく。一足歩けば一足お母さんに近づく。日本に帰りたかったら、お母さんに会いたかったら歩きなさい」。その言葉背中を押され、何とか収容所にたどり着いた。

 約4カ月の捕虜生活の末、12月に復員日赤病院に同期2人の遺骨と遺髪を届けた。桶川駅で母の胸に抱かれてわんわん泣いた。17歳だった。

 戦後助産師として働いた。「もし日本に帰れたら、たくさんの兵隊さんの亡きがらを葬ってきた分、この手で新しい命を取り上げよう」。収容所で毎晩、誓った夢をかなえた。抱いた赤ちゃんは数え切れない。3分間に4人取り上げたこともある。自らも子ども3人、孫5人に恵まれた。

 今は子や孫のため、社会のために一日でも長く生きていたいと願う。戦争経験した人が減り、自分の代わりがいないと思うから。多くの講演を引き受け、本も出版した。戦争を知らない若い人たちみんなに、一度でいいからこれまでの話を伝えたい。「戦争は人の殺し合い。もう二度としては駄目。命は本当に大切。一つっきりしかないんだから。かけがえがないんですよ。」


https://www.saitama-np.co.jp/news/2017/08/14/07_.html

2022-09-05

ミントテロリスト

8年前、下町引っ越して驚いた。狭いスペースの植え込みや家の前に植物を大量に育てる家だらけだった。

特に玄関前の道路脇スペースと街路樹の植え込みは、完全にその家の私有地だった。

公共のものはオレのもの

我が家ビルの三階だが、ビルの前の植え込みは隣の家のおばちゃんが世話する庭木スペースになっていた。

椿、薔薇いちじく、夏はひまわりかぼちゃなどが所狭しと植えられ、同時に雑草も勢いよく繁茂し、都内とは思えぬワイルドなガーデンだ。

私と夫は都会のジャングル空間結構好きで、帰宅する際にはどんな雑草がどれぐらい育っていたか、見たこともない謎の草が生えてきたら画像にとって調べたり、日々楽しんでいた。

区の管理シーズンごとに、雑草は刈られ丸坊主にされてしまうが、例年旺盛な生命力で春先から夏にかけてどこからともなく復帰する。

おばちゃんが我が物顔で植えたイチジクバラの成長を見守るのもワクワクだ。

一度たわわに実ったイチジクが、心なき夜盗被害によりすべて失われた際には、おばちゃんと怒りを分かち合ったものである

そんな平和ワイルドガーデンに、大事件が起きた。

街路樹以外の植木を、期日内に全て撤去する張り紙が貼られていたのだ。

おばちゃん管理していた超密スペースにも、例に漏れ張り紙が貼られ、私と夫は大きく育ったイチジクの木や見事な椿の木はどうなってしまうのだろうと、陰ながら心配した。

5月になると町内の街路樹の植え込みは、街路樹以外全てキレイ雑草ごと引き抜かれ、丸坊主にされてしまった。

あとに残ったのは、ひょろひょろしたヤマボウシのみだった。

しか雑草生命力はすさまじく、9月現在我が家の前にはどくだみノウゼンカズラが猛然と幅を利かせむくむくと育っている。

違法なのは十分に承知している。だが。しかし。

まったく釈然としない。

からジャングル創生に加担すべく。

町の人たちが狭いスペースを利用して緑を楽しむささやか幸せを奪った区に対して、猛然と抗議すべく。

7月の半ば、私はスペアミントレモンバームの種をネットで大量に買い、雑に全力投球スタイルでばらまいた。


そして今、雑草のみでジャングルとなった街路樹の植え込みには、レモンバームスペアミントが育ちつつある。

ま、これも立派な雑草だ。

いつ終わるとも知れぬ夏は未だ続いているので、粛々とミントが育つ雑草ジャングルを、これからも夫と日々見守り続けようと思う。

2022-08-04

戦争映画見たいいいいいいいいいいいいいいいいいい

アメリカンスナイパーって映画面白かった!

振り返ると軍人作戦行動する映画面白くて好きみたい。

ブラックホークダウン

プライベートライアン

どっちも超面白かった。

船や戦闘機あんまり興味なくてトップガン微妙だけどUボート映画面白かった記憶がある。たぶんU-571かな?

SFだけどオールユーニードイズキルも前半の泥臭いアーマースーツ戦も好き。世界侵略: ロサンゼルス決戦は微妙

スナイパーと言えば山猫は眠らないの1は面白く見れた。2は途中でやめた気がする。

戦争はしないけど大脱走もかっこいい軍人だな。

それとジャングルからヘリ脱出するために悪戦苦闘しながら現地民に追われる?映画も見た記憶があるけどタイトルすら忘れてる!

もっとみたいけど映画の探し方が全然からなくてよさそうな映画が見繕えない!

あるなら見てみたい映画

戦車(兵)の話

悲惨塹壕戦?の話

城や要塞の攻防の話

トコンやべぇ!みたいな話

旅順の話

ドイツがいけいけどんどんだった話

通信兵や炊事係とか脇役にクローズアップした話

とかかかなー。現代じゃなくてもいいんだけどキングダムみたいに武将一騎打ちで決着とかになると白けちゃうのね。

それと日本製映画って辛気臭くて説教くさくて戦争悲惨さを打ち出してるって偏見があるからか視界に入ってなかったことがわかった。USAばりに大日本帝国大日本帝国!なんてなる映画なんてあるのかな?最近映画にはなさそう。

とりあえず名前だけずっと知ってるフルメタルジャケットでも見てみようかな。

2022-07-22

そうだったらいいのになそうだったらいいのにな

ママこかんジャングル

パパはりっぱなたんけんたい!

 

そうだったらいいのにな

そうだったらいいのにな

2022-07-11

アレイと一緒に冒険を始められるワールド統合版1.19.1】

シード値:−6964026342983843943

初期スポーン地点からx座標z座標ともプラス方向を向くとピリジャーの前哨基地が見え、近づいてみるとアレイが2匹囚われている。前哨基地の下に深い洞窟があり、鉄がたくさん採れる。アメジスト晶洞、グロウベリーあり。村はなかなか見つからないが、ジャングルを越えるとサバンナの村あり。アレイ冒険を始めたい人にオススメ

2022-07-06

へえ、あんたも増田って言うんだ

実際には言ってない

俺も漫画アニメ映画確認したがやっぱり言ってなかった

 

だが実際には言ってないにもかかわらずあまりに多くの人が聞いたと証言している

そうなると本当は言っていたのではないかという疑惑が生じる

 

だが言っていないのである

へぇあんたもナナって言うんだはどこから来たのか

 

その謎を探るため、我々はアマゾンジャングルの奥地へと進んだ

2022-07-02

東京コンクリートジャングル化が猛暑の一因なの!?

それなら更に日本中から人口をかき集めて、東京一極集中させたい。

大都市の最高温度として世界記録を目指す。

仕事効率もあがるので、メリットしかないと思う。

2022-06-19

喪女VIO脱毛に向かう準備をする

彼氏がいない26年目の夏

一生見られることはないと半ば確信があるけどVIO脱毛に行く

勢いで予約したせいで注意書きをよく読んでなかったけど、剃り残しがあると追加料金がかかるのでまず全身くまなく剃らないといけない

 

足、腕、肩、尻、そしてVIO差し掛かる

ここでやっと私はとんでもないことをし始めたことに気がついた

 

まずどこで剃ればいいかからない。風呂場?

脇の時はウンチョコチョコチョコピー!の状態でやってんだけど

 陰毛の散布を最小限に抑えられるか検討した結果、全裸ゴミ箱を跨ぐ形に至った。

 

次に、カミソリが全く通用しない

 私の陰毛は金ダワシも漏らすレベルのカチカチモジャモジャで、ダイソーのT字カミソリなんかはジャングル入り口ギブアップしてしまった

 とりあえずハサミで伐採できるとこまでやろうと思って毛を引っ張りながらトリミングする

女性器周辺の皮は伸縮性があるんだなぁと初めて知った

 

概ね短く出来たところでついにカミソリを使うんだけど、毛が硬くて太すぎるのかギャギャギャギャギャ!!!!!!!って引っかかって激痛

全然剃れないしちくちくするし、自分のV部分赤黒くて怖いしグロくてちょっと泣いた

 

正面部分の処理が終わってびっくりしたのが、奥からから毛が湧いてくるということ いや。VIOつってんだから当然なんだけど

毛を引っ張っていくとどうやら出所はビラビラの内側らしい

ていうか辿っていくとケツ穴までガッツリ毛が生えてる…こんなんどうやって剃るねん…

と思いながら必死に剃るけど、現状のガニ股体制では限界があった

完全に行き詰まる 絶望

 

試行錯誤の結果、仰向けになって足を上げる体制にたどり着いた

冷静にならないように気をつけつつ必死に手を伸ばして毛を剃る

Oは土下座体制でなんとか乗り越える。

剃毛によって私は初めて「正常位ってこういう体制なんだ…」と知った

 

触るとまだチクチクモジャモジャしてるけど、もうどうでもよくなっていた。

時計を見ると午前2時

こんなことを3時間もやってたのかと思うとドッと疲れが来て、どうでも良くなって寝た。

 こんなことをあと4回もやれるのか?今急に30万をドブに捨てたような気持ちになっている

2022-06-16

anond:20220615172636

インスタでインドアまで打ったらインドアジャングルっていうタグが出てきて、なにこれと思って見てみたら家に大量の観葉植物置いてる人がたくさん出てきた。増田あんな感じなのかな。

2022-06-13

ウェルビー福岡に行ってきた話

時はサウナ戦国群雄割拠数多の有名サウナ店、サウナ〜と呼ばれる有名人たちがひしめく時代

例に漏れず小生もサウナに魅入られてしまったうちのひとりでありまして、毎週末にはいわゆるホームサウナと呼ばれる地元のよく行くサウナへ"ととのい"に行くことを楽しみに、1週間日々の業務に励んでいる訳であります

コロナ前、またサ道なるドラマ等の始まる既に数年前からブームになっていたらしいのですが、小生は今年3月辺りに連れて行って貰いハマり出したミーハーであります

小生は九州住みでありますれば、九州の有名なサウナと言えば、北のTOTONOI、ウェルビー福岡、天拝の湯。西のサウナサン。東のREBUILD SAUNA。南のニューニシノでしょうか。

そのうち、今回は室温-24度で水風呂3度が売りのウェルビー福岡へ行って参りましたので、拙い文章ではありますがお読み頂ければ幸いです。

福岡キャナルシティ近辺の24時間700円打ち止めのパーキングに車を駐車し16時にチェックイン

フロントと同階のロッカーにて館内着に着替え、いざ行かん浴場へ。

サウナ初心者である小生はまずインターネット目的サウナ毎の作法マナーを学んで目的サウナに行くが、当然どこのサウナにもインターネットには書かれていないローカルルール存在する訳であり、初めてのサウナであれば目的サウナの先達に迷惑にならない様緊張しつつ作法を感じ取りながら進んでいくこの適度な緊張感もまたサ旅の醍醐味なのではと思う。

まず浴場の扉を開けると飛び込んでくる光景が、真正面に鎮座する巌山にまるでミケランジェロ作「アダムの創造」の様に外気浴をする男体の群れ。

その群れはさながら、システィーナ礼拝堂天井画の様な規模で面食らいつつも掛かり湯をして、一路左側のコーナーにて体を洗う。

洗い終わった後は再度掛かり湯、体の水滴を拭きいよいよサウナへ。

さすがサウナ特化の店内。浴場内には湯船が無く、サウナ入口右側にフィンランドサウナ入口左にアイスサウナと"からふろ"、奥にサウナ内に水風呂があるサウナ、奥右側に"強冷水"の文字が燦然と輝く水風呂があり、そのうちまずメインとなるフィンランドサウナへ。

ウェルビー福岡サウナパンツと布製の敷物を使用するのがマナーの様であり、持って入る。

サウナに入るドアを開けると中は温度効率の為か天井が低く、他人が目に入らないための配慮の為か室内は薄暗く、黄色い室内灯で少しだけ視認できる程度。まるでエジプト ルクソール王家の谷の中でも一際狭い、KV62 ツタンカーメン王墓(KV62 Tutankhamen)の中の様で趣き深い。

フィンランド材がふんだんにあしらわれたオートロウリュ室温85度の室内で10分。その後掛け湯をし、熱った身体を次は強冷水の水風呂へ。

風呂一見小学生の頃にプールの授業で入った消毒槽の様な出立ちをしており、一歩、二歩進む毎に水温3度の暴力が襲い掛かってくる。

風呂の中に肩まで浸かり5秒、10秒。段々と手足の先が痺れてくる感覚に陥る。あれは高校1年の水泳部新人戦、秋晴れの9月寒い日に水温11度の中、朝方からウォーミングアップをするも水が冷たすぎて呼吸が出来なかった思い出が思い起こされる。

1分も入っていられず限界を超え、急ぎ水風呂を出て体を拭き外気浴へ。

小生も巌山へ並ぶミケランジェロの如く、しばし外気浴を嗜む。

しばしの後、次は奥側のサウナへ。こちらはサウナの中に水風呂があるという無限ループ可能な、夢のようなサウナである

サウナ室内で暫く体温を高め、掛かり湯をしてそのまま室内の水風呂へ。こちらは強冷水に対して弱め。肩から上はサウナ室内で暑く、肩から下は水風呂内でつめたいという逆立ちしてロードスターに乗っている感覚

そうこうしているうちにメインサウナロウリュ(アウフグース)が始まる時間が近付いて来たらしく、着替え場から浴場内へ我れ先にと溢れるサウナー達。

小生も出遅れては不味いと思い、またサウナーが多くもしかすると室内からあぶれてしまうかも知れない思いかアウフグース10分前にメインサウナ内へ飛び込み1番前の特等席を確保。これが後に大変なことになるとは知らずに…。

17時になり、メインサウナ内へ"熱波"と書かれたTシャツを着た熟練ぽいアウフギーサー(アウフグースを専門で行う人のこと、サウナ内でタオルを振り熱い風を生み出す人のこと)が入り、いよいよアウフグースが始まる。

まずはロウリュから。アロマの入ったサウナ水を、サウナストーンゆっくりと掛けていく。

目をつぶり、サウナ水がサウナストーンに当たる際のロウリュの音、アロマ香り、段々と広がっていく蒸気の熱さを嗜む。

ロウリュが終わり、いよいよアウフグースが始まる。

小生はアウフグースが初めてである

アウフギーサーが熱波を放つ。

単調なタオルの振り回しではなく、緩急をつけ、上からからからから、室内20人弱のサウナー全てに向かい熱波を放つ。腕から発する玉のような汗。それは一緒にサウナに行く友人から受けるアウフグースの真似事とは全く違い、アウフグースプロならではの、えもいわれぬ情緒を纏った素晴らしい熱波である

アウフグースが終わり、再度ロウリュからアウフグースを計3セット。熱すぎたのかセットの途中でサウナ室内から我れ先にと出て行くサウナー達。

アウフグース3セットが終わった時点でふと室内を見渡すと、小生とアウフギーサーしか居なかったため、アウフギーサーへ丁重にお礼を言いサウナから退出する。この時点でかなり身体が熱くなりフラフラになる寸前にまで行っていた。時計を見てみると、1710分を指している。合計20分もサウナへ入っていたことになる。掛け湯をして急いで強冷水の水風呂へ。

冷水へ入った瞬間、飛んだ。

浴場の天井をよく見ると、ラファエロ天使こちらを見ているような多幸感に包まれる。ああ、こんなに幸福で良いのだろうか…!(この間10秒程度)

冷た過ぎてまたすぐ手足が痺れて来た為、急いであがり、外気浴からまたシャワーを浴びて汗を落とし、浴場外へ。

綺麗なアメニティ室にて身だしなみを整え、サ飯コーナーへ。ベトコンラーメンを注文する。

うまい。うますぎる。水分の抜けきった身体に、スゥーっと自然に染み込む中太麺。福岡というコンクリートジャングルに突如湧き出たオアシスのよう。

秒で平らげたあと外出許可を取り、歩いて5分で福岡中洲の夜の街へ。

(この辺は記事内容にそぐわない為聞きたい方は小生に次会った時に聞いて下さい。色々と紹介も出来ます)

大満足の1日目。ウェルビー地下1階のカプセルホテルにて1泊。

2日目チェックアウトの朝。起床後、再度サウナへ。

今回は"からふろ"という特殊サウナ室へ。

室内は真っ暗にしてあり、2畳半程。

秀吉茶室を模しているらしく、床は畳張りで天井は背丈の半分程のため屈んで入り、胡座のまま瞑想する。

室内が暗い為、易々と瞑想に入れ非常に有意義時間を過ごせた。

サウナでととのったあとはいよいよ今回の旅の目玉のひとつである朝食へ。

バチバチに脂の乗った、鯖の定食無料ご飯とお味噌汁のおかわりも無料。これは本当にありがたい。

メインの鯖の、脂が、溢れる。

溢れた脂で、白米が止まらない。

香ばしい味噌汁のおかわりが止まらない。

大満足の朝食でした。

ウェルビー福岡の良いところが、朝食10時まで。カプセルホテル利用11時まで、チェックアウト12時まで。だからゆっくり過ごせる。

サウナと朝食でこの世のあまねくととのいを手に入れてからしばらく休憩室にて休憩。その後チェックアウト。

そのまま下道で家まで5時間。大大大満足な福岡サ旅でした。

今月末また行こうか検討中…。

2022-06-11

理解のある彼くん

理解のある彼くんは存在するんだろうか?

女側の一方的情報しかないし、結局はメンヘラ妄想なのではないか

真相を突き止めるべく調査隊はジャングルの奥地に…

2022-06-06

追記あり子供の頃、西原理恵子ファンだった思い出。

西原理恵子について、思っていたことを適当に書く。ちなみに私は1985年まれ東京僻地ぬくぬくまれ育った軟弱な人間

今手元に本がなくて時系列は間違ってると思うからその辺はいい感じに脳内保管してくれると助かる…。

西原理恵子との出会いはもうよくおぼえていない。多分ダヴィンチとかカルチャー誌に載っていたのを読んで興味を持ったんじゃないかと推測している。

はいろいろあって学校に行けない子供だったので、午前中に図書館に逃避し、そこで西原理恵子の本を借りたり、その帰りのブックオフお小遣いで買ったりしていた。なので、売り上げに貢献していない読者だと思う。本当にそれは申し訳ない。

話を戻すと、最初に買ったのは「まあじゃんほうろうき」だったと思う。何故これだったかというと、単純にブックオフで全部100円で買えたから。

中学生くらいの私(今から22年前だ…時間の流れ怖っ)にはめくるめく世界だった。一気に西原漫画に夢中になったし、彼女が大物とも臆せず交流する人間的魅力にも惹かれ、私も大人になったら雀荘で夜通し麻雀をする大人になろうと思っていた。

尚、36歳現在麻雀はできるが雀荘には一度も行ったことがない。

その次は「鳥頭紀行」に衝撃を受けた。なんだこれ。大人になったらこんなジャングルかにも行けるのか。幼少期から旅行記好きの私の心はがっちり掴まれた。

私も大人になったら世界中を飛び回りたい。しかお酒が美味しそう。西原は良い仲間に恵まれてて羨ましい。でも、それは本人に魅力があるからだろう。私も西原みたいな大人になって、楽しい仲間とさまざまな国でお酒を飲んでみたい。心底そう思った。

尚、36歳現在海外には一度も行ったことはない上に体質で酒は一滴も飲めない。

病気高校には行けなかったが、年齢が上がったことでネット環境を与えられ、もう時効だと思うから白状するが私は体調の良い日はブックオフで「せどり」をして小遣いを稼いでいた。そのお金で、西原の本を揃えられる限り揃えはじめた。

「ちくろ幼稚園」にはじまり「ゆんぼくん」「ぼくんち」などの叙情系を読み、「あの破天荒西原がこんなに繊細な漫画も描けるのか!!」と素直に才能に感心したし、それまでの彼女人生に思いを馳せたりもした。

その他、著作は書ききれないほど(この時点で2000年くらいかな)あったが、どれも思春期学校に行けず友達を作る機会もない私には輝いて見えた。こんな大人もいるんだという、一つのロールモデルとして彼女は私の中に刻まれていた。

もちろん、西原にはなれないのはわかっていた。それでも、世の中にはいろんな人がいる。そう思えるだけで、世界はいくらでも広がっていく。

そんな私が潮目が変わったと感じたのは2001年の「西原理恵子ブレークへの道」あたりからだと思う。既刊をあらかた買い読み尽くし、関連人物書籍も一通り読み終え、とうとう私はリアルタイム西原を追いはじめた。この頃はまだせどり可能で毎月一定の額を稼いでいた私は、とうとう西原の本を定価で買うことができるようになる。

少しそれるが、西原漫画コミックというより書籍扱いなので一般的漫画よりページ数が少なく、高い。

なので、いくら稼いでいるとはいえ(体調の良い時しかできないしな)合計しても小遣い程度の私には定価で買うのはまあまあ大変な額ではあった。でも、西原のことは信頼していて、躊躇うことはなかったと思う。

なのに、ちょうどこの頃の新刊あたりから内容がどこに向かっているのかよくわからない本が多くなった気がした。

加えて、2002年新聞連載をはじめると、必然的家族話題が中心になる。

私は西原作家としては信頼していたが、人間性まで盲信はできなかった。確か、「人生一年生」(1号か2号か忘れた)の中で安野モヨコが「西原漫画は好きだけど、友人として近づきたいわけではない」という旨のコメントをしていたのがすごく心に残った。

そうなんだ。西原漫画家としては才能があるけど、だから人間性もすべて素晴らしい人ではない。魅力的ではあるが、何かが欠けている。それが欠けているからこその魅力であり、埋めてしまうと彼女漫画を描けなくなってしまう気がする。

そういった私の中の西原への印象を、端的に言葉にしたようなコメントだと思った。

そこから新聞連載は興味があまりなかったこともあり、新刊を時々は買うものの「何か違うな…」と思うことが多々あった。おそらく、それは私が目まぐるしく成長していた時期だったからだと思う。

私の西原への熱量は冷めていき、一応情報を追ってはいるが興味が持てなくなっていった。

映画化絵本執筆

それは華々しいが、私が西原の魅力と感じていた部分がそれによって表せていたかというと疑問だ。

「大体、絵本とかで良い話描く際に必ず草原に青い空って手抜きじゃね?」

というくらいに、この頃から私の中で西原は「青い空の下草原をバックに良いこと言う作家」というイメージに変わっていった。漫画だと手抜きも笑えるけど、良い話、しか絵本になると「それでいいのか?」という気持ちになるから不思議

更にだんだん文化人枠に入っていくのも不思議ものを見ている感じだった。新聞連載は最初ちょっと読んだくらいなので、「良い母」としてCMに出る西原不思議な感じがした。だって西原ってあんなにめちゃくちゃやってる人なのになんでこんな綺麗にコーティングされているんだろう?

無頼派新刊も、かっちゃんマネー頼りの内容が多くなり、金で解決するオチが頻発して食傷気味になっていた。

そして20歳を超えた私は、新刊を諦めかつて夢中になっていた既刊を読み返すことにした。

しかし、それを読む私は確実に昔より成長していたらしい。

西原の本に出てくる友達男性ばかりで、特に仲の良い人はおそらく恋人だ。頻繁に出ていた人が急に出なくなるのは、きっと別れたからだろう。そう思った。そしてあんなに友人が出てくるのに、女性の友人は数えるほどしか出てない、もしくは出てもすぐに出なくなる。

それまでも、西原の本の内容が「嘘」であることは欄外などに語られていた。でもそれは面白くするための嘘であって、自分をよく見せるための嘘ではないんだろうと勝手に思い込んでいた。

しかし私が大人になったのか、女性の友人があまり出てこない事実に気付き、いろんなメッキが剥がれていった。

そして惰性で書店に行くついでに新刊をめくると、息子と娘の扱いに差がある気がする。

親との確執特に露骨に弟を贔屓し全肯定するのに私を全否定する母親との確執がある私にとって、それが気になった途端、新刊を追うことはできなくなった。

それ以降は聞き齧りなので本当に時系列がよくわからない。

とりあえずかっちゃんとの交際が公になったまではまあ「ふーん」と聞き流していたが、その後のMXテレビでの女性発言をかっちゃん解決してもらうところはすごく悲しかった。

なんていうか、それまで強い男に媚びてのし上ってきたんだろうなと気づいてはいものの、なるべくそこは見ないようにしていたのに、鼻先に思い切り突きつけられた気がして。

それでもまだまだ西原アル中鴨ちゃんを看取りシングル子供2人を育てた良き妻、良き母。かっちゃんとの関係はまだ女を捨てていない素敵な関係。そういうイメージ媒体を見るたびに悲しくなってしまった。そこには、私の好きだった西原が小さくなっていて、よくわからない素敵そうなものが大きな顔をしている。そういうふうに私には見えた。

とどめを刺したのは、「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」だった。

私の中で、女性作家若い女性に向けた提言本を出すと、それはもう終わりの始まりだという謎の思い込みがある。

(男性作家にも一部そういう人はいるが、どういうわけか面白く書く人もいて、この辺はいつも不思議。要するに成功した男性ロールモデルは数種類いるのに対し、成功した女性ロールモデルは種類が少なく画一的からだろうと思っている)

結婚子供を産んだ。金も男も手に入れた。確かに、そういう意味西原に憧れる人もいるんだろう。そして、この本が響く人もいっぱいいるんだろう。

でも私は病気学校に行けなくて、どんなに頑張っても今の世の中だと普通に働いて結婚して子供産むとかすごくハードなことで…。そんな私のコンプレックスなんて西原にはなんにも関係ない。でも、かつての本には弱者への目線も書かれていて、その人たちを笑わそうと体を張っているすごい人だと幼い私には見えていた。

それだけに、いわゆる「成功した作家」が提言本を出すのが、私には作家として何かを手放しているように思えて仕方なかった。

そんでもって相変わらず「青い空の下草原をバックに」表紙だしな!

(別に丁寧に細密な絵を描いて欲しいわけではない)

これ以降は別に私が書くことではない。

ない、が、娘さんの告発を見て、「やっぱりなあ…」と思ってしまった。

家族のことを部外者がとやかく言うのは下品だと思うので差し控えるが、著作を買っていた私は娘さんを追い詰めた側の人間だと思うので、今後どんな形でもいいか彼女が満たされ幸せに生きていって欲しいと素直に思う。

それはそれとして、西原ならこの騒動あの手この手マネーに変え、何故か感動のラストに持っていくのでは…と危惧している。多分、この予想は高確率で当たると思ってしまうのがすごく悲しいことのように私には思えるが、西原には西原なりの大切なものがあるんだろう。今の私にはよくわからないけれども。でも、私は娘さんを追い詰めた加害者なので、その顛末を見届けないといけないと思う。だから、少しでも娘さんが救われる顛末であって欲しい。ここでこんなこと書いてもなんにもならないけどな!

今までお気持ち表明って冷ややかに見ていたが、自分で読んでも気持ち悪い文章になってしまった。

高かった熱が冷めれば冷めるほど、人は気持ち悪い文章を書いてしまうのだろう。

それでも、私は一時期確実に西原漫画を読んで生活が潤っていたし、その潤いがなければ生きてこられなかったと思う。

なるべくそのことは忘れないよう、これからも生きていけたらいいなと思い、私は明日行きたくない会社に出社してやりたくない仕事をするだろう。おしまい


追記

男性に伝わるか私にはよくわからないんだけれども、大体の女性にとって「やたらとわかってる風に振る舞う男性友達ばっかりで同性の友達がいない女性」ってなんか言動とか価値観?とかに違和を感じていて、直接的だったり間接的に嫌な目に遭うことがままある…気がする…あくまで私の周囲の女性意見だけども。

(そういう女性男性はいい顔するので、例の「女の敵は女」という言葉が出てきがちだ。そりゃ被害に遭わなきゃ女性だって高みの見物できるだろうと思う。往々にしてその手の女性好戦的なのがめんどい)

とりあえず愛ちゃんアシスタントだし、はせぴょんとか中瀬ゆかりさんはビジネスだろう。「毎日かあさん」のママ友の話はほぼ創作(むぎちゃんだっけ?あの人は多分いない)らしいので、若い頃の同性の友人の話も聞いた話を適当に盛ってほぼ創作なんじゃないかなと思う。

とにかく言いたいのは同性の友人がいないことは悪いことではないと思うけど、同性の友人がいない人が娘の母親としてどう振る舞うかというと…ということを言いたかった。

まあ、ぶっちゃけ私の母親がそういう感じなんだって話でしかないけどな。

追記2】

作品ファンだったと思うのが健全で、作家ファンだったと思うのはちょっと違うと思った方がいい、みたいな意見はすごく真っ当な意見だと思うし、私もそういう風に考えたいと思う。

でも、西原をはじめとした自分身の回りノンフィクションエッセイとして作品を発表する作家はある程度作者の魅力込みで読者がファンになる特殊ジャンルかなとも思う。

(さすがに盲信するのはどうかなという気がするし、きっと完全フィクション作家ならみんな簡単に割り切れるかなと)

そういう特殊で業の深いジャンルであるが故に、今回の娘さんの話題で様々な意見が出るというのが問題?の本質かなと私は思ってる。だからこそ、今後また西原が今回の話題も何かしらの作品昇華してしまいそうで怖いなと思っている。

(作家としてはそれが正解なんだろうけど、それ故に残酷というかあまりに業が深すぎる職業というか)

追記3】

今ざっくり自分文章読み返してみて、多分初期の方が弱者への視点が感じられ、更に作者本人が体を張って笑いをとりに行く様が魅力に感じられたように思う。

そして、よくある話ではあるが金や権利を手に入れたあたりでその魅力が感じられなくなったのかなと。

多分その魅力は彼女の中にまだあるはずだけど、今の状況だとそれで作品を作るのは難しそうだ。それはとても困難で手間がかかるし、素敵な女性として楽にいい感じの本出した方が売れるだろうしね。

追記4】

他の人の西原への感想などが読めてとても嬉しいです。もっと読みたいので書ける人は書いてくれるとすごくすごく嬉しいです。

しか新聞連載以降の作品ファンがあまりいないので、あの辺の作品を買った層と初期の作品を買っていた層はまったく違う層なのか?と新たな疑問が出てきた…。「上京ものがたり」あたりは私も結構好きでした。特にラストはすごく心に残っている。

追記5】

追記多いのマジで気持ち悪いな。でも本文から気持ちいからなんかもうええわ。

友達の多い少ないは少なくともこの文章においては問題ではない。実際私も学校行ってないか友達少ないし。そしてそこを語りたいわけではない。

では何が私が引っかかったかというと、私がこの文章を書いた発端が彼女の娘さんの文章を読んだこと。

何度か男性友達は多いのに同性の友達がいない、少ない女性と接した経験から、そういう人々はとても男尊女卑であると思った。要するに、大勢男性と親しくできる自分は「名誉男性」であり、同性とばかり親しくする女性を格下に見ている。そして、人間を上か下かでしか見られず、他人自分と等しい存在だと捉えることができない。男尊女卑は対男性には伝わりにくいが、対女性にはすぐ伝わってしまうので対女性とはトラブルが多い。

そういう男尊女卑内面は奇しくも本人が言う通り、男尊女卑のまかり通る環境で生まれ育ったことも関係あるのかもしれない。

(でも、そういう環境で育った人がみんなそうなるわけではないけれども)

そして重要なのは、ここが問題点なのではなく、本当に重要なのはここから

本人が自覚あるかないかに関わらず、男尊女卑思想のある女性男の子女の子を産んだ場合女の子にはどう接するだろうか。

ここからは私の知り得るところではないので差し控えるが、自身母親と照らし合わせると自ずと見えることが無きにしも非ず。

それはそれとて、そういうことを考える私もまたすごく嫌な女だということは間違いないだろう。

自分の周辺にそういう女性に心当たりがないという人はとても良い環境に恵まれた人だと思うので、それは自身の人柄によるもので、すごく誇っていい尊いことだと私は思う。

追記6】

私がこの文章で書きたかたことは、西原理恵子という作家の業と私という読者の業、そして何より娘さんについて。

なので差別云々というのは私の文章力とか私の考え方に問題があるのは前提として、それを除けばここのコメント西原理恵子という作家や娘さんのことを触れないのは片手落ちに感じる。

(もちろん、100文字という制限がある以上それは仕方ないとは思う)

そして、私はその業や娘さんに関係ないことはこの文章の中で書く気はないし、責任もとる気がない。

私は誰しもどこかに他人差別してしまうところがあって、多分そこを言及されていると思うけれども、他人に「絶対差別するな」って押し付けたり、「自分絶対差別してない」って言い切る人は理想主義過ぎて少し怖い。

から、その辺が気になる人は、自分でそういう差別についてのエントリを書く方が満足できるし有意義だと思う。

追記7】

差別が〜って言う人は西原漫画読めるのか…?とずっと考えていたが、よく考えたら西原漫画を読まずにこのエントリだけ読んで「差別が〜」と言っている可能性もあるのか!とはたと気づいた。

知らない人に説明すると、西原理恵子という人の芸風は人種差別女性差別弱者差別などあらゆる差別を笑いに昇華していくものである。実際、女性の友人をデブだのブスだのヤリ○ンだと罵ったり、子供を産んでいない女性専業主婦へのヘイト発言なんて日常茶飯事だ。しかも、この何十倍も汚い言葉でそれを言う。

(改めてこう書くと本当酷いな…)

もう本人の作品自体ミソジニーだのホモソーシャルだのが真っ青になるくらい、差別問題発言の坩堝なのが西原理恵子漫画だ。

(今のポリコレではアウトでしかない…だから改めて差別とかホモソーシャルとか言われると「いやもっとアウトな発言いっぱい出てくるから!」ともうどこから突っ込めばいいのかもうよくわからない)

ところが、それがものすごく面白くて笑えるから始末が悪い。そして、それを読んで笑う読者ももれなく下品である。それが、西原理恵子と読者の業の深さの一端だ。

私は西原理恵子という作家について書くにあたって、そういう彼女や読者の中にある「差別」は切り離せないものだと思ってこの文章を書いた。そして、その「差別」がどの程度彼女の娘さんに及んでいたのか(あまり詳細が書かれなかったこともあるが)読者にはよくわからなかったところが例の娘さんの件で露見したように思う。

(更に補足すると、彼女差別する人間からこちらも差別していいとかってそういう話ではない)

なので西原理恵子を知らない人は、とりあえず図書館にも置いてあるしブックオフで叩き売りされているので読んでみて欲しい。私のおすすめは、コメントでも人気の高い「鳥頭紀行」とか「ぼくんち」あたり。

実際の西原漫画を読んで、差別だとかそういうもので頭がクラクラするのにギャグが強烈に面白いという奇怪な感覚に失神するがいい!

(ただし、合わない人には本当に合わない)

結局、何があっても私は西原理恵子漫画のすべてをきらいになれないし、機会があれば好きな作品を未読の人にも読んでもらいたいのだ。

Permalink | 記事への反応(18) | 17:22

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