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はてなキーワード: 回顧録とは

2020-12-01

ヒルビリーエレジー映画版を見た

原作の、JDヴァンスの回顧録は読んでいる。

結論から言うと、映画単体としてはそんなには悪くないけどいくつか致命的な欠陥があると思った。

1. 原作の、決定的に痛くて、不都合悲惨事実をうまく取り除いていること

原作者のJ.D.ヴァンスはアパラチアルーツとするオハイオ育ち(労働者としてオハイオ移住したヒルビリー家庭で育った)で、ACE(小児期トラウマ)をフルコンプするくらいのめちゃくちゃな家族暴力ドラッグアディクトたちに囲まれて育ったが、最終的に一族で初めて高等教育を受け、イェールのローまで出て成功を収める。その過程で、ヒルビリーが抱えている社会的課題とか、なぜそうなってしまうのか、本当に社会構造だけのせいなのか、どんなに状況が悲惨か(マウンテンデューマウス、ウェルフェアクイーンなど)、どんなに「一般の」子供たちや家庭とギャップが激しいのか、ということを大人になるにつれて痛感し、そうじゃない階層の人にもわかりやすく著している。

だけど映画は、めちゃくちゃな母ちゃんと肝っ玉ばあちゃんに育てられてやんちゃなオレも成功しました!どの家族もみんな大変だよね!でも家族大事!愛してる!みたいな普遍的な話に毒が抜かれている。そういう話じゃないんじゃないか...?

たとえば原作では息子を車で自分もろとも殺そうとした母親逮捕されて法廷まで行くが、映画だとパトカーが来たところで息子が、なんにもされてませーん!母ちゃんを連れて行かないで!と泣いてばあちゃんとじいちゃんと抱き合って母ちゃん逮捕されない。そんなほのぼの?でいいのか...?

 

2. 1とも通じるが、背景についての説明があまりない(ヒルビリー家族些細なことでも大声で怒鳴り合うし、それをおかしいとも思ってない)ので、些細なことで爆発し殴り合いケロッとしている登場人物が皆キチガイに見え、キャラクター描写に失敗したクレイジー映画に見える。原作を読んでない人の感想で多いのが、こんな奴おらんやろ!!あほらしい。というやつで、たしか説明がなければそう思うのも無理はない。

 

そういえばThe blindsideも映画化されてほのぼのヒューマンストーリーみたいになってたな。あれも、大学進学と奨学金の仕組みの隙をついてスポーツしかできない白痴みたいな貧困層の子供が押し上げられていくっていう構造面白かったのに。いろいろ映画でやるには都合が悪いのかな。

2020-11-18

NHKオバマ回顧録誤訳ニュース問題まとめ

オバマ回顧録日本政治鳩山元首相への言及部分

It had been more than twenty years since I’d traveled to Asia. Our seven-day tour started in Tokyo, where I delivered a speech on the U.S.-Japan alliance and met with Prime Minister Yukio Hatoyama to discuss the economic crisis, North Korea, and the proposed relocation of the U.S. Marines base in Okinawa. A pleasant if awkward fellow, Hatoyama was Japan’s fourth prime minister in less than three years and the second since I’d taken office—a symptom of the sclerotic, aimless politics that had plagued Japan for much of the decade. He’d been gone seven months later.

 

誤訳問題の争点

1.鳩山元首相の人柄について、"pleasant if awkward"の翻訳の順番

(1)鳩山は"pleasant"であるが "awkward"なのか、それとも、(2)鳩山は "awkward" であるが "pleasant"なのか

Twitter翻訳クラスタでは(1)は誤訳であるという意見が多数。正しくは、直訳すれば「鳩山は、ぎこちないけど("awkward")楽しい("pleasant")男だった」になる。

 

2.”a symptom of the sclerotic, aimless politics that had plagued Japan for much of the decade” は、何を指す文章

(1)鳩山元首個人に掛かるのか、(2)「3年間足らずで3回も首相が変わった日本政治状況」に掛かるのか

Twitter翻訳クラスタでは(1)の立場誤訳であるという意見で全会一致。

鳩山は、私が就任してから3年足らずで4人目の首相になり、私が就任してからは2人目だった。それは、この10年の間、日本を悩ませていた、硬直化した、無目的政治の症状だった。鳩山も7カ月後に去ってしまった」

 

2の誤訳のほうが深刻で害が大きい。

 

誤訳した報道機関誤訳しなかった報道

2020年11月17日 8:21

NHKが2を誤訳して報道 

オバマ回顧録 「硬直化し、迷走した日本政治象徴だ」 | NHKニュース

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201117/k10012715931000.html

>当時の鳩山総理大臣について、「硬直化し、迷走した日本政治象徴だ」と記す

 

同日 14:58

時事通信が1と2を誤訳して報道沖縄基地問題で「トラスト・ミー」と言ったことでオバマは不信感を持ち回顧録批判したと記す

鳩山氏は「感じ良いが厄介」 オバマ米大統領回顧録時事ドットコム

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111700728&g=int

 

同日 22:52

共同通信が1と2を誤訳して報道

オバマ氏、鳩山元首相は「付き合いにくい」 | 共同通信

https://this.kiji.is/701430160940401761

 

11月18日 5:00

読売新聞が2を正確に報道、1の翻訳スルー

鳩山元首相らの短命政権は「硬直化し、目的ない政治象徴だ」…オバマ回顧録 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン

https://www.yomiuri.co.jp/world/20201118-OYT1T50042/

>2009年の初訪日に関しての記載があり、当時の鳩山首相を含め、日本短命政権が続いたことについて、「硬直化し、目的もない政治象徴だ」と表現した。

 

NHK17日朝に「オバマ回顧録で『鳩山元首相は迷走した日本政治象徴だ』と記した」と報道

時事通信が昼にNHK鳩山批判誤訳に引っ張られて回顧録の一節を『気さくだが厄介』と誤訳。(正しくは『ぎこちないが感じ良い』と語順が逆)。さらオバマ批判沖縄基地問題が原因と勝手意味を付け足す。

共同通信が夜に、NHKや時事の誤訳に引っ張られて『感じは良いが付き合いにくい』と誤訳

共同配信記事により、産経デイリーなど各スポーツ紙が嬉々として「オバマ鳩山批判してる」と誤訳拡散

読売新聞が翌18日朝、NHK、時事、共同の誤訳記事スルーして、正確に翻訳鳩山の人柄の評価の部分の翻訳スルー

午前以降、毎日新聞TBS日テレフジテレビテレビ東京等が「感じはいいがやりにくい」「鳩山目的を失った日本政治の症状」と揃って誤訳

加藤官房長官記者会見で、誤訳に基づき記者質問し、それが記事になり、夕方以降のニュース配信さら誤訳拡散

夜、朝日新聞が「ネットNHK時事通信誤訳指摘が出てるぞ」とデマ指摘のまとめ記事配信

 

ちなみに、NHKワールドが配信してる同ニュース

Obama: Japan's politics were 'sclerotic' | NHK WORLD-JAPAN News

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/20201117_25/

誤訳はしていない

 

共同通信世界配信した同ニュース

Obama recalls Japan's revolving-door leadership era with frustration - The Mainichi

https://mainichi.jp/english/articles/20201118/p2g/00m/0na/042000c

"awkward"という言葉単独で取り上げ恣意的引用することで、オバマ鳩山批判したと書いている。誤訳ではなく印象操作によるフェイ報道

 

時事通信世界配信した同ニュース

Obama Recalls Ex-Japan PM Hatoyama as "Pleasant If Awkward" | Nippon.com

https://www.nippon.com/en/news/yjj2020111700728/

共同通信と違って"pleasant if awkward"と全体を引用しているので、オバマによる鳩山の人柄論評で誤解が生じることはない。しかし、その後の沖縄基地問題で信頼が崩れたといった付け足し部分は日本版と変わってないので、記事構成おかしくなっている。

2020-08-25

ハライチ澤部のことを書きたくなった

澤部のインタビューとそのブコメを見てて、澤部のことを書きたくなった。

別に誰かの意見批判したり否定したりする意図はない。ただ澤部とハライチファン回顧録だと思ってもらっていい。

彗星のように、彼らは。

から11年前。2009年M-1ハライチは、テレビ界に躍り出た。結成4年、まだ23歳だった。

当時のM-1は長らく、「笑い飯」というコンビを持て余していた。その笑い飯が「鳥人」を引っ提げ、島田紳助から100点を引き出した、その直後だった。

顔も名前もまったく知らない若者が、現れた。目つきの悪い右側の若者が、いきなりこんなことを言うのだ。

今日、ここに来る途中、犬が車に轢かれて死んでいた」

繰り返すが、笑い飯100点をかっさらった数分後である空気が、完全にリセットされる音がした。静まり返った、日本中が。

そしてハライチは、「だから犬を飼いたい」という漫才披露した。結果としては5位。芳しい成績ではなかったかもしれない。

最初から、屈指の受取師だった。

ネタを作る人間を「0→1」、それ以外を「1→100」とするならば、澤部は「1-100」の天才だった。

そして、それを誰よりも知っていたのが相方岩井だった。

岩井ボケとしての振る舞いの慎ましさ。

ハライチは、澤部さえいれば、岩井は「0→1」だけやればいい。「0→1」以上の発声動作必要ない。そう割り切ったのが、岩井設計したハライチノリボケ漫才だった。

岩井の発する単語の「1」を、澤部がすべて「100」に昇華する。

近年、盛り上がっている「受取師」トークの中で、岩井は何度も繰り返している。

「オレは、澤部が何をしても100になる言葉を言っている。だからオレの『0→1』に価値があって、澤部はオレの木偶だ」

あの夜から10年、いまだに澤部は、誰からも「やーつ」を振られる。そのたびに、澤部はけなげにそれに応じている。それなりの60や70を演じて見せている。

だが、岩井が澤部以外の誰かに「やーつ」を振ったことは、一度もない。

まり、そういうことなのだ。岩井の1を100にできる木偶など、この世に、澤部以外には存在しないのだ。

■そして澤部の天賦と、膨大なインプット

澤部の最大の天賦、それはフォルムだ。

例えばノブコブ吉村が澤部のフォルムを持って生まれてきていたら。彼は間違いなく、今以上のテレビスターになっていたに違いない。

テレビスター。それが澤部の戦いだった。

幼少期から、誰よりもテレビラジオバラエティインプットしてきた澤部は、本能的に「テレビスター」こそが自分の生きる道だと理解していた。

そしてすべての振る舞いを「好感度を得る」というベクトルに全振りした。

ピンで呼ばれれば、あれほど自由に泳ぎ回れる芸人はほかにいない。

コンビで呼ばれれば、幼馴染という関係性を武器に、とっつきにくい岩井を無遠慮に突き崩し、弱さを露呈させることでコンビごと好感度を上げていく。

同じ方向性で伸び悩んでいるのがカミナリというコンビだ。

たくみもまた、テレビスター資質を持った芸人だった。たくみハライチ2人の要素を1人で抱きつつ、それを抱えきれず、まなぶには「好感度を得る」資質がない。

からたくみは、振り切れない。受け止めきれない。

比較対象を挙げれば挙げるほど、澤部の無敵っぷりが際立っていく。

対抗しうるのはハリセンボン近藤くらいか

■誰よりもハングリーな澤部。

ハングリー芸人といえば、それこそ相方岩井バカリズム、03飯塚オードリー若林山里劇団ひとりあたりが思い浮かぶところだ。

だが、彼らはあくまで道を求めている。道を求めるとは、人気や好感度についてあきらめたということだ。

澤部はまだ、ここまできて人気や好感度を渇望している。町で顔を差されることに至上の喜びを感じ、自らの第3子誕生ネットニュースになっていないと知れば、夜通しエゴサーチを繰り返す。

この、好感度への執念こそが、澤部の最大の強みだろう。

それはアンジャッシュ渡部が追い求め、ついに自らの願望と欲望狭間に落ちてしまった類の執念だ。

ハライチのターンを聞いていると、時おり澤部の家族に対する視線の冷たさに寒気を覚えることがある。

平気で妊娠中の嫁に手コキさせたエピソード披露したり、娘を売春婦に例えたり、岩井が「離婚するつもりなの!?」と驚くほどの冷淡さを見せる。

大企業社長令嬢をめとり、子宝に恵まれても、澤部の渇望は止まない。

第七世代の猛追も、澤部の目には入っていない。追っ手が目に入るのは、振り返る余裕がある者と、すでに抜き去られた者だけだ。

ただ全身全霊で、「オレを見てほしい」「ほめてほしい」と、絶叫し続けているのが澤部という男だ。

それが、そう見えない。だから、澤部は強いのだ。

2020-06-23

安倍さんってすごくいい人なんだと思う

ボルトン回顧録トランプ氏と一番仲良いのは安倍氏

https://www.youtube.com/watch?v=B_cUwY-cmEQ

オバマさんも、最初安倍さんのことを嫌ってたのに、最後広島訪問するくらいにまでなったし。

いろいろ言われるけど人柄がよくないとこうはならないよね。

2019-11-10

学生運動が一番盛り上がっていたこからそろそろ50年になる。

この記事

校則生徒会もない理由 麻布、「自由」への高校紛争 : NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXMZO50884940R11C19A0000000/?n_cid=SNSTW001

学生運動は1960年代~70年代初頭に盛り上がったまあ何というか、ざっくりいうと権利闘争だ。中途半端に時期がリアルすぎて(今の団塊の世代青春真っただ中にあった出来事=当時大学進学率20%以下のエリートたちにとって身近な活動だった)、うまくまとめられないまま、ビックリするほど若年層に歴史が伝わっていない。

調べてみると現在そこそこの地位だったり会社上層部だったり芸能人だったりは結構かかわっている。意識高い存在自体大学生だったとざっくり言っていい。

さて、この闘争は当時、大学生だけのものではなかった。ごく一部のエリート高校中学含む)でもこの動きはあった。これがその一部を書いた記事だ。麻布高校はずっと東大入学TOP10に入るくらいの有名進学校セーラームーンタキシード仮面地場衛原作版)の母校のモデルで、私服登校ができる。自由からこそ踏み外す人がいないというか、そういう学校だ。この事実が、ネットニュースをはじめメディアで取り上げられるのを初めて見た。

当時20歳だった当事者たちが、50年たつと70歳になる。

ビートルズがただの若者が好む外国の歌から教科書に載るくらいの存在になるくらいの時間がたった。

そろそろ誰か、当時のモブ学生がみんなそうであるように、今普通に生活していて「今どきの若いもんは」なんて言ってる壮年が、回顧録だとか自伝だとかであの頃を書き出すころだろう。

あの頃は若かった、金はなくとも自由があった、なんていって。

そろそろ総括の時間だろう。いい加減、自由がどうして存在しているのか、向き合うために必要言葉を”大人から記してほしい。

2019-09-18

なぜSFは衰退したのか、あるいは、SF警察はなんでSF警察行為をやめられ

SFマニア流行ってるオタクコンテンツ特攻して噛みつくたびに炎上するネット世界。僕ら世代には「またかよ!」って感じなんですが、世代交代による認識の変化で、SF警察がなにに怒ってるのか? とか、あれもこれもSFなのに、なんでSF衰退とか言っちゃってんのか?

とか理解不能に陥ってる方も続出している模様。

そんなわけで、過去を知る者として、ちょっとまとめてみました。

おおむね私怨たっぷり回顧録みたいなもんです。

ただ、だいぶ背景をさっぴいてます

受験戦争の加熱とから、今よりさらにひどい男性中心主義社会である昭和日本での負け組男子化への怯えとか。

今でもその名残はありますが、かつて、オタクというものヒエラルキーによる特権意識を良しとする人の集まりでした。

全員ではないとは思うけど、なんかそう言う感じのが台頭してました。

オタク教養』をたっぷり学んだオタクエリートがクールで良しとされたのですが、これもまた、今でもその名残はあります

クールジャパンとかが、その流れですね。

オタクエリート』というものは、どういうものか?

どこの誰とは言わねぇでおいてやりますが、京アニ事件の時に、どっかの大学教授が書いた懐古エッセイみたいな記事

今時の人たちからは謎扱いされてましたが、あれが、あの世代の『オタクエリート』意識のあらわれです。

彼だけの特殊思想ではないことは「記事の内容には賛同できる」とか言ってる人が、ちらほらいたこから分かりますね?

では、彼らが『オタク教養』とはなにか?

まあ、かいつまんで言うとウンチクです。

今でも名残はありますね?

ところで

オタクエリート』

この定義には、ちょっと複雑な背景があります

政治家ですらオタクに媚びる今では、下手したら生死に関わることだとまでは信じられないかもしれませんが、昔は、オタクであること自体が恥でした。

今でも自嘲ネタではあるし、からかわれることもあるとは思いますが、かつて、「オタク」と呼ばれることは、社会的死や、学校や家庭でイジメ対象になることを意味したのです。

ググれば怨嗟の声で溢れているとは思うので割愛しますが、オウム事件宮崎事件は「オタク」を犯罪者予備軍として世間認知させる結果を生みました。

当時のオタク趣味を持つ人たちは、自分オタクではないことを証明するのに躍起になっていました。

あるいはオタクではない人のフリをして、その行為を自嘲気味に「擬態」などと呼んでおりました。

今でも名残はありますが、生活や生死が関わってるので真剣度が段違いです。

だってキモがられたくはありません。

あいつはダメだと笑われたくもありません。

そこで『教養』の出番です。

オタクにとっての『教養』とは、自分が頭のいい人間であること、社会にとって有益な優れた人間であること、犯罪者予備軍=オタク以外のなにかであること、それを証明するためのものでした。

ですが、オタクはやはりオタクです。

一般人やご家族の皆様から見れば

「いやお前どう見てもオタクっしょー(ワラ)」

と言う事にしかなりえず、オタクであることを認めるか、認めなくても勝手レッテル貼りさせられました。

オタク」はレッテルだったのです。

しかしながら、そうすると犯罪者予備軍の一員にさせられてしまます

自分オタクであることを認めながら、『ただのオタク』以上の上位の存在である事を示す概念必要しました。

それが、『オタクエリート』です。

上位の階層と言うのは、下位の階層がないと存在しえません。

世間はいっしょくたにされる『オタクカテゴリー内での優位的立場を築きたいオタクエリートにとって、自分相対的に上位に位置付けてくれる下位の『オタク』たち、それは「フィギュア萌え族」とすら揶揄された二次元美少女オタクでした。

……今でも名残はありますね?

誰とは言わないが…と言うよりも、京アニ事件記事でアニを持ち上げる時に使うのは

萌え』ではないこと。

公開されるアニメ映画が、より格上なものである条件は

萌え』でないこと。

上にいると自認する人たちの標的はいつでも『萌え』ですよね。

そして、そんな知能の少なそうな動物オタクたちを堂々と見下し、自分あいつらとは違うと胸を張りたいオタクエリートのための教養ひとつ

正確な科学知識に基づく

ハードSF小説知識

だったのです。

なにしろ動機がそれですから、あちこち弱そうな敵を見つけては出張って「批評」したりweb日記に書いたり、得意げにウンチクを吹聴しまくり、相手相手趣味を貶して、論破論破サディスティック優越感に浸る日々を送ることになります

やがてハードSFは衰退し、論拠としているもの権威が失墜してしまますが、それでもやることは同じでした。

そうでしょう、そうでしょう。

だって、それしかやったことないんですから

いい迷惑なのが、ただのSF小説好きや、そんな歪んだ時代を知らない新しい読者です。

彼らは

「今でもSFはたくさんあるじゃないか

あれもあれもSFだ。

日本SFであふれていて、SFは衰退なんかしていない」

と言います

残念。

彼らのような、いわゆるSF警察の人にとって

あなたの言ってるそれらはSFではありません。

なにしろハードSF信者にとっては

フィリップ・K・デイックはSFではない』

のですよ。創元やハヤカワから出ていて、各種映画化されている大家ディックSFには入らないのです。

彼らの概念では、SFにはなんか厳格な作法があり、その作法を守るものけがSFなのです。

どんな作法かって?

……知るか!

ひとつは『科学知識が正しいこと』ってのは分かるんだけど。

彼らSF警察が、ことあるごとにグチグチと高圧的かつ上から目線ウンチクを語っては、嫌われまくってるのは見ての通りです。

SF衰退はSF警察のせいじゃない」、それは、あるいはその通りかもしれません。

しかしまあ、そのSF警察が、現在進行形で「彼らが信奉するSF」の衰退や、「正しい科学知識」への嫌悪を植えつける大きな要因になっているのは、その嫌われっぷりを見れば一目瞭然です。

……とは言え、です。

こうした傾向はSFに限ったことではないし、僕も似たようなことを、やっちゃうことがある気もしなくもなくなくない。

やはり、言動や態度には気をつけたいものですね。

2019-07-13

未来のミライ面白かったな!(≠いい映画だったな)

はじめに 細田守映画には2種類ある

細田守を知らないほうが楽しめる映画

 デジモンサマーウォーズ

細田守を知っているほうが楽しめる映画

 バケモノの子未来のミライ

つの細田守らしさ

描きたい内容を単純化しつつわかりやすい折り目をつけ、誰でもついていきやすい速度でありながら明確な変化を持って描かれる最大公約数的なストーリーテリング。画面を広く使いつつ視点を大きく動かさないようにする雄大カメラワーク日常幻想の間に半透明の敷居を置き両者をはっきり区別しながら横へと並べる非連続的な非日常性。これがいい意味での細田守らしさ。

ショタコンにしてケモナー自意識過剰キャラクター。誰もが承認欲求に飢えているという断定の元に進む構ってちゃんストーリー。全てを自分の口で説明してしまう自信のなさ。ヒステリックさと寛容さの両極端。これが悪い意味での細田守らしさ。

悪い意味での細田守らしさを楽しめるか?

未来のミライ面白かったと言えるかの全ては、細田守の悪癖、性癖嗜癖理解した上で、その発露を作家性として消費することが出来るかにかかっている。逆に、そういったものに対して一切無頓着に、ただ何も考えずに綺麗な映像流れる時間パラパラ漫画だと思って鑑賞するかだ。

未来のミライには細田守内面”だけ”が描かれている。”だけ”である。この映画は主成分が細田守なのではなく、すべての成分が細田守なのだ。全スタッフの労力、作業製作過程で全て細田守分として返還されてしまう。そこに慈悲はない。この映画は全力で細田守であり、それ以外のものが含まれることは認められていない。実際、この映画制作にあたってスタッフ細田家のホームビデオが見せられたというエピソードすらある。スタッフが「家庭」というものに描くイメージを、「細田家の家庭」というイメージで塗りつぶし、他の家庭から異物を混入されることを防ぐ徹底した管理体制である

登場キャラクター全員が細田守である

くんちゃん

甘えん坊でわがまま自分を認めてもらいたくてたまらない子供は当然細田守であり、彼の成長を通して鑑賞者から贈られる称賛を求めているのも細田守自身なのだ。彼が作中では徹底して直接その苦しみを認められることがないのは、そういうふうに世界を見る細田守細田守の中に居るからである電車好きである点などは細田守の実子がモデルとなっている。彼にとってこの映画自分の子供が成長する姿を通して「かつて自分子供だった頃に成長したこと客観的に見ることになった」という事実を描いたものでもあるのだ。ケモナー成分を取り込んだりハチゲームクネクネしていたりと(ショタコンケモナー向け)サービスシーンも多く、彼が主人公であるということは、細田守にとってはケモナーショタコンであることが自己同一性の核であることを示す。

ミライ

客寄せパンダとして使われまくったのに、出てくるシーンは意外と少ない。未来という名前赤ん坊であること、婚期を逃すことを気にする発言、最終的にくんちゃんに血縁上のつながりを思い出させる役目、これらの要素から「男女の関係によって子孫を残すこと」のメタファー、ひいては「(ショタコンではなく)普通人間として生きること」のメタファーであることが伺える。同時に「世間で受け入れられ、未来に繋がる作品」のメタファーでもある。最初キャッチコピーとして登場し、最後クライマックスにおいてただの細田守回顧録であった映画一般向けの娯楽映画へと引き戻す役目を追っていることからもこれが分かる。

父・母

仕事人間であり、子供の親でもある細田守一般役割に対して性別が反転しているのはジェンダーフリーというよりも、それぞれに細田守に繋がる要素をもたせることで、どちらもを細田守にするためである。時折ヒステリックなのも妙に余裕ぶってみせるのも、自分たちが変わってきたと殊更に言うのも、全て細田守独り言なのだ

ゆっこ

オスケモ。王子だったという発言は、細田守の中で最も大事ものケモナー性癖だったことの暴露である。それにかつてという言葉をつけるのは、今の自分はそれを卒業したという自負である

曽祖父

ホモホモしい外見、言動であるのだがそれがハッキリと語られることはない。ここまで赤裸々にショタコンケモナー自己開示してきて、それをあえて語らないのは、細田守の中において自分ホモセクシャルへの興味がまだ疑問の残るものであるからである。逆に言えば「それすらも」赤裸々にスクリーンに映し出したのだ。

ストーリー解説

ミライが生まれる=『普通家族感』に侵食される

上で述べたようにミライは『普通の家庭』や『世間一般価値観』のメタファーであり、それが細田ハウスに持ち込まれるのは、ショタに興奮だけしていればよかった世界の終わりを意味している。ミライファースト生活否定する姿は、一般向け要素を散りばめた映画を作らされてきた細田守の姿である。その中で雑な反逆に出ては怒られる。悪い意味細田守らしい映画を作ってきたことへの反省と、それに対する怒りが描かれる。『自由ショタでケモいアニメだけやらせてくれ』、くんちゃんが繰り返すミライ否定発言はつまる所こういうことなのだ・

雛人形を戻す=結婚して家庭をもつ

雛人形を毎年1日ずつ出し続けていたら1年ずつ婚期が伸びる』という会話は、ずっと結婚できないということを意味している。それを片付けてミライちゃん未来結婚できるようになった。これは、細田守自分の中で幼少期から積み上げてきた結婚感を今一度棚卸しして、普通恋愛をして普通結婚をする人生を受け入れたことを意味している。作中に置いて、未来ちゃん過去にやってくるのは、細田守の中で過去細田守と共に今の細田守気持ちの整理をつけた経験を描いているのだ。そこに犬が加わっている理由は、それが彼の性癖に置いて重要意味を持つからである普通に見ていると何がしたいのかわかりにくいシーンも、このように整理していくと理解できる。これが未来のミライ面白さだ。

父や母と喧嘩したり和解したりする

これもうそのまま細田守自分の親に対して「心の中で」やっていたことです。自分が親になって子供を持つ身となってそれで子供の頃の両親の大変さとか知って感謝してーっていうアレです。そのままかよ!そしてその中で全部セリフにしちゃうのかよ!このシンプルさ!観客への信頼の無さ!そして自分表現への自信の無さ!これもまた細田守なんですわー。自分ちゃんと愛されているか不安だとそのまま口にするのは、自分映画ちゃんと観客に伝わっているのか不安だっていう宣言でもあったりするわけで。メタいぜー。

曽祖父自転車練習

ホモホモしいアンちゃんとの初体験。遠くを見据えろと語られるが、そのさきに見えるのは廃墟。この道の先に未来はない。細田守も分かっている。ショタコン一本では子孫は残せない。アニメだって歴史に残らない。分かっている。分かっているけど、そうして進んだ先で結果を出したのが今の細田守だろ?そんな叫びが聞こえてくる。補助輪無しで突き進むには、遠くに廃墟を見据えなきゃいけなかったんだ。そうしてバケモノの子が生まれしまったんだ……。

迷子ホーム

自分を見失ったとき、戻ってくるためには家族名前を呼ぶ必要がある。自分流れる血の繋がりを思い出す必要がある。そして、そのためにはミライを認める必要がある。ミライは「普通の家庭」「普通価値観」のメタファーであり、自分がそれと深くつながっていることを認めることが、自分を取り戻すためには必要だと、最後最後で認めることになる。途中からひたすらショタキャラメインで妙な話ばかりしていた映画が、ここで突然なんとも一般受けしそうなキャラと共にさもストーリーがしっかりとある映画であるかのような物語へと戻っていく。細田守の敗北宣言だ。人間としての細田守がここにいるには、彼の父親祖父ショタコン一本で通さなかったかである映画監督としての細田守がここにいるのは、デジモンサマーウォーズといった一般向けに迎合した作品を作ってきたかである自分が今ここにいるなかで、ケモナーであったことや、同性愛的な面を抱えていたことはたしかにあったが、それでも『普通』を受け入れてきたからだ。そう認めることで、見失っていた自分は取り戻される。そして、和解は結ばれた。ケモノショタへと一度は預けられた細田守界の王位継承権は、最後には『普通未来』へと託された。

これは、細田守が『普通』と和解するまでの物語だったのだ。

凄まじい映画だった。「作家性の塊」と呼ばれる映画はいくらでもあるが、純度99%作家性の劇物はそうそうはないだろう。アニメ映画というと娯楽作品ばかりで、文学性や哲学性を謳っておきながら結局は娯楽作品に片足と重心は置きっぱなしにした作品ばかりな中で異彩を放っている。そんな世界にこんなものが現れたらそりゃ受け入れられないだろうな。ましてそれを作った人間の最大のウリ文句サマーウォーズ時をかける少女なんていう痛快娯楽一般層向け作品なら。サマーウォーズ時かけ期待してこれ見に行ったら羊頭狗肉も良いところだって怒りたくもなるだろうな。

この作品には作家性以外を求めちゃ駄目なんだよ。日本広告業界映画業界はそれを頑なに伝えようとしなかった。そこは紛れもなくEVILだね。

ミライちゃんがただの客寄せパンダであり、その使われ方も「はいはいこのへんでパンダ投入すれば良いんだろ?」っていう態度で行われることに、細田守の中に渦巻いた鬱憤を感じ取ろうっていう気概最初から持って見る分にはね、いい映画なんですよ。

そこは分かってあげて欲しい。

でも娯楽映画としては本当に駄目だけどな。俺はこれを娯楽として楽しむことは出来たけど、それは正しい意味での娯楽じゃなくて単に俺の見方が捻くれてて性格が悪いから娯楽に出来ただけだわ。素直な心の持ち主が素直に楽しめる娯楽映画を作った方が最大多数の最大幸福だよ。新海誠君の名はと、細田守未来のミライ。このコントラストある意味美しいけどね。

2019-06-26

anond:20190626114549

リー・クアンユー回顧録(上)』より

 ある日の午後、ノーフォークロードの自宅のベランダに座っていると一人の日本人兵士人力車夫に金を支払っているところが見えた。 日本兵は少し多く払ってほしいと抗議する運転手の右腕をねじり、柔道技で空へ投げ上げてしまったのだ。

 人力車夫は顔から真っ逆さまに落ちた。しばらくして人力車夫は起き上がったが人力車そばでよろよろとふらついていた。あまり仕打ちに私はショックを受けた。(P36)

http://yu77799.g1.xrea.com/worldwar2/malayasingapore/Leekuanyew.html

2019-02-05

anond:20190205070002

(3)

そして今度は2005年5月に「第二次惑星開発委員会」と銘打って再び「善良な市民」の名でサイト運営を開始します。宇野さんはどうやら東京移住したようです。旧・惑星開発委員会にもあったクロスレビューに加え、テーマについて語り合う惑星座談会機動戦士Zガンダムを全話振り返る機動戦士Ζガンダム回顧録などがメインコンテンツです。メンバー宇野さんがネット面白い文章を書く人に声をかけて集めたそうです。

旧・惑星委員会との変化はメンバーだけでなく善良な市民キャラクター設定微妙に変わってます。旧での苛烈作品批判は軟化し、良いところはきちんと誉めるようになり、下の世代の目を意識しているのか啓蒙的な要素が増えています。また旧ではパロディ範囲内だった評論を真面目にやろうとしている印象を受けます

そして、「宇野常寛」の名前ライター活動を開始します。この頃の宇野さんは「宇野常寛」と「善良な市民」を分けて使っており、「宇野常寛」での仕事掲示板で「ぬるい」「何で毒舌キャラで行かないんだ?」と言われており、ライターとして真っ当に仕事をこなすのが「宇野常寛」、毒舌キャラ評論を展開するのが「善良な市民」と使い分けようとしてたのでは、と推測できます

2005年12月には今や数千部の部数を誇ると噂されている「PLANETS」の第一号をコミックマーケットにて販売

2006年4月にははてな界隈オフ会に飛び入りで参加しています。その時の宇野さんの様子をid:laisoさんはこのようにブログで書いています

しきりにオタっぽい仕草をする失敗した高橋克典みたいなひとで、

芝居がかったライトノベルキャラのようなことを素で喋る。

善良な市民という人はしょっちゅうこっちをチラ見してきて超絶うざかった。

「見んなって」というと「見てないよ。それは君がこっちを見てるから――」と

返してくるのでなるほど、それはそれでそれはそれだと思って、

自意識バトルを常に仕掛けてくるのだなと思った。

宇野さんは高橋克典似のイケメンかつ知性溢れる聡明人間のようです。

2006年4月さらサイゾーインタビュー記事担当したという告知をし(活字媒体での仕事を発表したのはこれが初めて)、2006年7月には「PLANETS」第二号の告知がされます。この号から正式に「宇野常寛」名義になり、東浩紀原稿依頼をして断られたりしています

ちなみにその当時の「宇野常寛」の知名度はこんなもの

168 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2006/06/26(月) 10:44:41 ID:4MUYMtgg

宇野常寛 の検索結果のうち 日本語のページ 約 32 件

・・・

この時期、某掲示板での宇野さんへの評価は「ある程度良い大学学生オタク批判してたのは小気味良かったが、売れないサブカルライター必死オタク批判してるのは見てて痛々しい」といった調子です。また「この仕事量で食べていけるのかな?」と心配する声もあがります。PLANETS第二号の白倉プロデューサーへのインタビュー特撮界隈で話題になるもこんな書き込みが。

802名無しより愛をこめて [sage] :2006/08/14(月) 12:21:50 ID:FJc6m3X80

>800

お前の読む労力なんざ知らん。まあインタビュは8Pしかないけど(しかメールインタビュだ)

けど言った手前とりあえずガンダム云々について(ID違うのは気にしないで)

インタビュア:現在本誌でも特集しているTBS竹田Pの手がけるアニメーションでは作品に明確なアンチグローバリズムメッセージが盛り込まれています。同じアンチグローバリズム立場から、娯楽番組制作するという立場で、竹田Pと白倉Pは共通しているはずですが「竹田アニメ」のような直接的なメッセージを「白倉ライダー」はほとんど発することはありません。これはプロデューサーとしてのスタンスの違いなのでしょうか?それともアンチグローバリズム観の違いでしょうか?

白倉:グローバリズムかいう耳障りのいい言葉を創出して価値観押し付けるのには反対です。価値観思想信条は個々人がみずから経験を通じてそれぞれ獲得していくものであって、誰かから押し付けられるのでは宗教と変わりありませんただ、番組メッセージを盛り込むなどというのも、同じく、公共的な番組私物化する行為だと思います

なんか一時が万事この調子サブカルから平成ライダー語ろうとする同人誌側と>サブカルとかまったく意識してない白倉

とで齟齬があって凄く微妙(白倉が種とかハガレンとか見てるとは思えないし)

まあ上の文からでも白倉Pの番組観はちょっと見えるけどこういうのは今までも散々言ってるし

白倉Pに対して特定作品に関してでないインタビュは貴重だから期待してたんで余計にガッカリ

切通理作井上インタビュくらい相手発言を引き出してくれるのはないもの

808名無しより愛をこめて [sage] :2006/08/14(月) 23:26:32 ID:nAGLeJSg0

なんかギャグみたいなすれ違いだなw

管理職として実務に携わっている会社人とサブカルライターとの違いが

痛いほど伝わってきて、イタイ

現状を憂えた宇野さんの熱意はなかなか動物化したオタクには伝わらないようです。

そして、2006年9月に「惑星開発委員会善良な市民宇野)氏を批判する」と題した文章アップロードされます。書いたのは転叫院さん(id:tenkyoin)。第二次惑星開発委員会の中核メンバーで、ウェブ上やPLANETS誌上で宇野さんと対談をしています。お互い、一目置きあっている「盟友」って感じだったのですが……。

惑星開発委員会批判している対象への批判があまりレベルの低いものであったから,私は惑星開発委員会に関わった.だが,いまや,惑星開発委員会への批判があまりに低レベルだと感じる.だから惑星開発委員会へのまっとうな反論を書きたいと思った.

そして、宇野さんへの批判を展開し、最後にこう締めます

これから惑星開発という立場を離れてレビュー等を書く,一人の書き手に戻ろうと思う.

以後、転叫院さんはメンバーから外れ、自身ウェブサイト「惑星開発委員会の善良な市民(宇野)氏を分析する」「ゼロ年代の想像力」に対する批判者のためのメモ書き」惑星開発委員会宇野常寛氏を批判する 2007」と、度々宇野さんの批判を展開しています。転叫院さんの契機が何だったのか、本当のところはわかりません。友達大事しましょうね、宇野さん。

2018-12-31

ベスト2018

2018年年末平成最後年末世間は煽るけど、いつもより休みが少し長い暇な年末

なにせ、暇なのでSNSでよくやるベスト~2018をやりたい。ベストバイ2018と今年は10映画を観たので、ベストムービー2018をやりたい。

ベストバイ2018

5.Uniqlo U クルーネックT:夏の無地T探しの旅は終わりを迎えた。

4.Jo malone sea salt and wood sage:この香りを似合う男を目指していく。

3.同和と銀行-三菱東京UFJ汚れ役”の黒い回顧録大阪銀行員をやっている自分にとって興味深い1冊だった。

2.CK under wear:良い下着を履いていると強くなった気がする。

1.感動ジャケットセットアップ普通スーツが着られない体になってしまった。

ベストムービー2018

5.15時17パリ行き:出演者当事者ということを知り驚いた。

4.マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴーリリージェームスたん最高。

3.Sunny 強い気持ち、強い愛:すず目当てやったのが、いつ間にか山本舞香ヤンキー時)の虜に。

2.空飛ぶタイヤ仕事柄、中小企業とは毎日関わるのだが、社長業の辛さをよく描けていると感じた。ふかきょん最高。

1.Bohemian Raphsody:エーーーーーロ

2018-12-08

安倍政権北方領土問題への取り組みが個人的評価できる理由

まず前提として、安倍政権歯舞諸島色丹島二島返還ロシアとの領土問題を決着させ平和条約を結ぼうとしている、ものとする。

二島返還論はそれなりの根拠がある。

1. 日本サンフランシスコ講和会議で択捉と国後を放棄している。よく言われる、「ソ連勝手宣戦布告して占領されてそのまま返ってきていない」というのは間違い。戦後処理を経て放棄している。

2. 逆に歯舞諸島色丹島戦後処理を経ていないので、未だ占領状態と言える。なので1955年から平和条約交渉とその予備交渉において、ソ連は一貫してこの二島返還するつもりでいた。

3. 上の平和条約交渉が最終的に頓挫したのはご承知の通り。最大の問題日本側が予備交渉の当初から歯舞諸島色丹島に加えて何故か択捉島国後島の四島返還にこだわったかである

4. 鳩山一郎内閣が四島返還にこだわったのは、主に国民への人気取りのため。「ダレス恫喝」は平和条約交渉間内に起こったとされる出来事であり、大した影響はなかった。そもそも事実かも怪しい。

5. 日ソ共同宣言後も日本面子を守るために北方四島日本固有の領土とする立場を堅持している。ソ連ロシアとの平和条約締結は未だならず

ここでスーパーリベラル安倍政権の出番である国内歴史的な経緯や面子無視して二島返還に舵を切ることができる安倍政権はとても評価できると思う。

## 追記

出典がなかった。

本文中の安倍政権評価鳩山一郎が四島返還にこだわった理由脆弱政権基盤を維持するための人気取りという推測は俺のものである

それ以外は「日ソ国交回復秘録」にもとづく。この本は日ソ共同宣言までの予備交渉と本交渉において全権大使を務めた松本俊一の回顧録注釈をつけたものである原本は「ダレス恫喝」の唯一の一次資料でもあるらしい。

 
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