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はてなキーワード: 要塞とは

2015-06-09

ゲームがファンジー小説に与える悪影響について

怪物が弱すぎる。

というか、人間が強すぎる。


ゲームなら仕方ないのだ。

「何やってもドラゴンに勝てません。近づく前に上空から超広範囲ブレス浴びて死にます

じゃゲームが成立しない。

最初から剣が届く範囲を歩いていて、真正からブレス喰らっても回復魔法で一瞬で全快する仕様でも仕方ない。

モンスターの餌にされるんで、村とか街とかなんて作れません」

じゃゲームバランス崩壊するからゴブリンだらけの所に村作るのもしょうがない。

しかし、そのシステムが普及しすぎたのか、

昨今のラノベだと「ドラゴンは剣で倒せて当たり前」「国があって町があって村があって当たり前」みたいな扱いになってしまっている。


いや、無理だろ普通

剣と盾じゃ熊も倒せねえよ。

っつーか、全長数十メートルで空飛んで超火力のブレスをブッパするドラゴンって、

普通に考えればキングギドラだよ。

剣と盾持ってキングギドラと戦えるか?


ドラゴンみたいなのが跋扈してる世界で、「街」だの「国」だの、ましてや「村」なんて作れると思うか?

ドラゴンだけじゃない。ゴブリンとかオークとかオーガーとかいるんだぞ。

エイリアンみたいなのがウヨウヨいる場所に、木の柵で村を作って住めるか?

たまにキングギドラが飛んでくる世界で、兵士が鉄の鎧兜と槍で武装してるレベルの国が数十年ももつと思うか?

攻撃に耐えうるシェルターと、戦車を裏返すレベルの重火砲要塞作って初めて、一か所に定住できると考えるべきだろう。

それが無いなら、人間なんて食物連鎖底辺のエサだろ。

見つかったらアウトなんだから、細々と隠れ潜むしか生き残る術がねえよ。

魔王と戦ってる場合じゃねえよ。

魔法で何とかなるっつーなら、魔法使いはもう自衛隊の一個小隊とやり合えるレベルだよ。

火砲レベル破壊魔法を連打できる魔法使いがいて初めて、人間は木の柵で囲まれた村に住めるんだよ。

剣と盾の出番ねえよ。


繰り返しになるが、ゲームなら仕方ない。

けど仮にも物語を作る小説書き手なら、

ゲーム小説の違いくらいわきまえて物語を作ってくれ。

冒険者とかいう恐らく社会的には底辺であろう肉体労働者が、剣と盾でキングギドラと戦えるって、

人類どんだけ強いんだよ。

本当はキングコングなんじゃないのか?

2015-04-14

アルスラーン戦記銀英伝を読んで、なぜ最近の若手作家頭脳キャラ不快なのかわかった

若手作家の書く頭脳キャラってのは

進撃の巨人アルミンや裏サンデーでやってる人喰いとか胃能力バトルの主人公

おめーらだよおめーら。

確かに、あいつらの常人にはできない発想をするが、それで頭が良いなどと思わん。

単にカンニングペーパーもらってるだけとしか思えない。

そして何より、作者の「俺はこんな頭良いキャラを描けるんだぜー」って態度が透けて見えて不快なんだよ。

アルスラーン戦記銀英伝のナルサスやヤンウェンリーは天才的知略の持ち主とされているが

読者からは単に周りが馬鹿なだけじゃん、ってよく言われる。

俺も今まではこういう描写馬鹿にしてたが、最近の若手の書く頭脳キャライライラして逆に評価できるようになってきた。

彼らには作者の自慢は透けて見えてこない。

奪いとった要塞コンピューター初期化するという当たり前のことをしてない敵の裏をかいたところで現実的には天才でもなんでもないわけだが

複雑なトリックも無しで頭良さそうに見せてしまう方がはるか創作技量が高いだろう。

作者が天才と言ってるのだからあの世界ではあれが天才なのだ、という割り切りがクールで心地よい。

読者はネタツッコミは入れてもいちいち疑念を抱く余地もない。

この潔さを見ると、最近の若手の頭脳キャラを考えるのに無駄トリックリソースを削いでて馬鹿みたい。

何の意味もないんだよね。

もうだめだよ日本創作は。

自己主張したいだけの中二病しかいないよ。

2015-04-02

これまで見たアニメ一覧と一言感想

これまで見たアニメ一覧を記録しておこうと思ったので。

8年くらい前から見ている。もうアラサーか...

忘れそうなのでメモ

順番は思い出した順で、大体見た順になっているはず。


機動戦艦ナデシコ: 人型ロボットは嫌いなので、ロボットバトルシーンは飛ばして見ていた。これが時代を席巻した電子妖精かと感動

スターシップオペレーターズ: ちゃんと海戦ぽいことをやって楽しませてくれていたのに、打ち切りと聞いて残念だった

化物語: ヒロイン精神疾患主人公が(フロイト的な)精神分析治療していくアニメだった

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト: 田舎要塞という雰囲気感が楽しかったが、ストーリーはあまり覚えていない。

STEINS;GATE: 俺も学生生活がんばんなきゃなあと思わされたアニメ。本当に次の話が見たくなっていた

ラストエグザイル: 続編が発表されて、絶対見たい!と思うくらいにはおもしろいと思っていたのだが、内容が思い出せない

ラストエグザイル-銀翼のファム-: 主人公戦場に似つかわしくないほど能天気ということだけ覚えているが、最後まで楽しくみれた

あの日みた花の名前: 懐かしい感を楽しむアニメ。昔の仲間に会いたい!と思わされた

ヨルムンガンド: 銃撃戦大好き。武器商人というマニアック存在を扱っていたので、新鮮な気持ちで楽しんでみれた。

黄昏乙女×アムネジア: 夕子さんの姫カットを楽しむアニメ幽霊より怖いのは人間、というエピソードが好き

ダンタリアンの書架: キャラデザの可愛さと沢城みゆきボイスを楽しむアニメだった。

モーレツ宇宙海賊: SF設定にテンションが上がった。電子戦艦隊戦っぽいやつとかヤッパリ好きだなと思った

東のエデン: ストーリーは「次、どうなるの?」と、毎回ワクワクして見れた。主人公声優能登麻美子だと思っていた

四畳半神話大系: 大学生活は自由で、大学時代自由正義である大学生活は何度でも繰りかえしたい

キルミーベイベー: 作業しながらアニメを見れると教えてくれた

フラクタル: 見たことすら忘れていた。ハナカナボイスが印象的だった

てーきゅう: テンポがよく、時間が短すぎると感じるほど楽しめるアニメだった

プラスチック姉さん: 片足のニーソが脱げたまま、ふて腐れているシーンが扇情的で印象的だった

みなみけ1期: 4コマアニメで化けるのだと教えてくれた。

みなみけ2期: ネット上の評判は良くないが、個人的には好きな話もあった。普段反目している次女と三女が長女のイヤリングを壊してしまって、それを取り繕うために東奔西走するエピソードお気に入り

みなみけ3期: 作画監督によって艶かしくなったらり、あっさりしたりすることを教えてくれた

みなみけ4期: 佐藤利奈の演技がこんなにも癒しになるのだと教えてくれた

のんのんびより: 田舎アニメというよりは、箱庭アニメ、単純に女の子可愛いを濃縮すると、こうなるのかと思った

ミス・モノクローム -The Animation-: 色白で感情の起伏に乏しいキャラ堀江由衣が好き

アウトブレイク・カンパニー: お姫様メイドキャラデザに引っかかった。内容の文化的侵略というネタは興味深いと思ったが、もっと掘り下げたストーリーを見たかった

ひつぎのチャイカ: メチャクチャにハマった。これは後日、項を改めて感想を書こう

スクラップド・プリンセス: 榊一郎作品つながりで見た。榊一朗作品は、登場人物原理とか思想信条みたいなものがちゃんと有って、見応えがある。最後は急展開で説明不足もある、と言う感じだったけど、天空三角に分割され、外の世界に切り替わっていくシーンが好き。やはり今見るとキャラデザが古い(というかモグい)


おわり

2015-03-28

[]3月28日

○朝食:ドーナツファミチキ

○昼食:スーパーカレー

○夕食:ころうどん(天かす、卵)

調子

普通

しろちょっと良い感じ。

安心してはいけないとはいえ、内定が出たという事実安心させてくれてるのかな?

毎日お馴染みのラジオを聞きながらのゲームも、なんだか無性にしかった。

就活

休みの日なので、進展はなし。

現在進行中(三社)

K社:面接の結果待ち

T社:派遣先面談待ち(内定

T社その2:面接(31日10時〜11時)

Forza Horizon2 なんかの映画とのタイアップモデル

とりあえず無料からダウンロードして最初の実績が解除される所までプレイ。(10分ぐらいプレイした)

いつもプレイしているForza Horizon2そのまんまな感じだなあ、本編クリアしたらやろうかな。

遊戯王タッグフォーススペシャル

ニコニコ動画で見た「要塞クジラデッキ」というのをコピペして動かしてみた。

これは楽しい

まあ要するに、ランク7と星4シンクロが強いってだけの話かもしれないけど、まあ楽しい

要塞クジラの水属性、星7、儀式効果なし、という利点がいろいろな形で利用できて、凄い楽しい

というわけで、同じような要領で、「スカルライダーランク6デッキ」というのを作ってみた

が、これは全然駄目でした。

腕のいいデッキビルダーさんは本当に凄いなあ、感動したわ。

2014-07-01

艦これを毛嫌いしているミリオタもまた、無知なのでは? という疑問と散文

 結局のところ、ミリオタもまた、自分が思っている以上に強く「艦これ」という存在にとらわれているのではないでしょうか。

 これは同じジャンル、同じ町に引っ越してきたあまりにも大き過ぎる存在を、相手はなんとも思っていないのに「仮想敵」として想定して、勝手に敵視している、そのような印象を受けます


 艦隊これくしょんも、影響を受けた作品開発者の推薦作品として「鋼鉄少女」という作品があります

 軍艦擬人化した漫画で、主人公駆逐艦雪風擬人化少女です。艦娘はこの鋼鉄少女デザインラインに強く影響を受けています

 また同時に艦これの開発・企画をした母体であるC2機関は、元々艦船擬人化同人誌を発行していた小さなサークルでもあります


 そしてよく「ただ萌え化しただけ」と批判される艦これ艦娘という存在に関しても、「(ライターが一人であるため多様化対応できていない・描き分けのためにデフォルメを強くしているという難点はありますが)軍艦の来歴に基づいた少女」として描かれています

 艦これ二次創作ではキャラ性ばかりが抽出されてしまますが、ゲーム本編では、実際の戦歴にもとづいて「大戦時の軍艦記憶を引き継いだ軍艦少女」として描かれています

 基本コンセプトは擬人化美少女である以上「萌え」が大前提なのでキャラクター性には一定ベタさが付加されていますが、戦闘に関しては殆どキャラクターが徹底してストイックです。


 ここまで羅列した簡単な艦これの基礎知識に関しても、艦これプレイしていないミリオタ人達は、よくお調べになっていないのではないでしょうか?


 もっと率直にいうと、「艦娘の下着の柄」、言えますか? 「何をバカな」などと言わないでください。

 それは「この戦車が・軍艦が・戦闘機が使える武器は何か」レベルの「知ってる人は知っている知識」なのです。

 知らない時点で、それは無知なのではないでしょうか(あくまでこれは極端な例えなので、無理して軍艦はい女の子の下着を調べなくてもいいです)。


 元々ミリタリー傾倒だった人達艦これユーザーを「知識が足りない」と豪語して批判する一方で、ミリタリー界隈の人達は、あまりにも「艦これ」と「オタ文化流行作品が起こす影響」に無知すぎる印象があります

 「無知艦これユーザーが我々の領地に土足で踏み入ってきた」といいながら、「無知ミリタリーユーザーが突然出現した艦これという要塞を前に、塹壕から顔を出して小銃で撃ち続けている」状態が同時に存在してしまっているのです。

 これはとても悲しいことです。


 話はオタク界隈の流行作品全般に移ります


 例えばかつてのエヴァ現在も続くガンダム東方などでも、現在艦これと同様にオタク界に多大な影響を与えて、同時に様々な風評被害が発生しました。

 リアルロボットをやろうとするとエヴァと呼ばれ、二足歩行ロボットを作るとガンダムと呼ばれ、巫女メイドを描いただけなのに霊夢咲夜といわれ、それらの延長線上で今は艦船擬人化軍艦ネタ艦これ境界曖昧にしている現在があります


 ですが、これら作品に罪はないと断言できます

 常に影響を受け、知識を保有し、類似点を見つけて安堵し、自分無知であることを肯定しないためにそれらの相違点を見つけようとしないのは、いつも人間からです。


 作品が有名になるにつれ、多くの人が増れるにつれ、必ず「バカ」非常識」「狂信者」といったたぐいのファン、フォロワーが現れます

 彼らの極端な行動は目に余るため、これらをみた外野の人もまた単純に「あの作品のファンはバカ非常識狂信者だ」と、また安易な考えに陥りやすいのです。

 ですが、実際にはそうではありません。その作品のファン全員が心ない発言をしたり、それに類する第三者がそのような行為をされたのでしょうか? 


 答えはNoでしょう。その実態は、広まりすぎたあまりに「バカにまで作品が知れ渡った」という事実があり、「一部のバカがそのような行為に及んだ」だけなのです。

 これはファンの分母が大きくなる度に必ず訪れる問題であり、現在ガンダムエヴァ東方カゲプロやそれに類する準ヒット作などの大手で根強く残っている問題で、それがたまたまミリタリージャンル艦これという分母の大きくなった作品が干渉しているだけなのです。

 ミリタリーへの干渉だけでいえばストライクウィッチーズガールズアンドパンツァーなども存在していますが、前者はファンタジー化することで干渉を避け、後者戦車は徹底的に独立して管理しつつ、搭乗者に美少女の要素を付加させる事で住み分けを行っています

 ですが艦これはかつて存在した軍艦擬人化であるため、これら作品に比べて干渉率が高く、そのぶん反発の生まれるのでしょう。


 だから、仕方ないので目を瞑ってくれというわけではありません。

 心ない人間作品ファンになり、外部に向けて心ない行動を取るのは許されたものではありませんから


 だから、好きになれとも言いません(私の知り合いのミリオタにも毛嫌いしている人は大勢ます)。

 ですが、特別敵対しているわけでもない、たまたま大きくなりすぎた同系統ジャンルを敵視して、排斥して、そうして自分の家(艦船擬人化)はここなんだ、と閉じこもる事は、あまり素晴らしい事ではないと思います


 それは確実に、「ミリオタ過疎化」を招いて、「艦これ」の波を大きくするだけだからです。

 純ミリタリー需要拡大のために戦えといっているのではなく、もっと堂々として、毅然としていてほしいだけです。

 艦これプレイしている人達の全員がまさか「知識を持ち合わせない・調べようともしない大馬鹿者たちばかり」だという認識をお持ちなのなら、それはあまりにも早計ではないでしょうか。


 これらの問題は、「艦これ一般的ユーザー」にとっても、悩みの種です。

 争う必要もないのに「艦これをよく調べもせずにWW2知識で噛み付いてくるミリタリーファン(彼らは艦これ世界がWW2当時だと信じて疑っていません)」

 艦これきっかけで戦史に興味を持ち勉強を始めた人に対して「無知艦これユーザーはくるな」と勉強することすら否定して偉ぶる自称ミリタリーオタク

 単純に「気に入らない」だけで粗探しをしているアンチ


 ただ艦これプレイして、楽しみたいだけの人間が、このような被害を受けます

 これは各ミリタリー要素を楽しみたいだけの人間が受ける被害と、全く同じではないでしょうか?

 これは、艦これという母体が大きくなりすぎたために目立ち、そこに目をつけた負の感情をもった第三者面白半分の荒らしなどが関わりだすからです。


 ですので、この「艦これ側の難有りな層」と「ミリタリー側の難有りな層」は全く同一の原因から発生した"お荷物"であり、艦これユーザーミリオタが争う必要は、どこにも存在していないのです。


 いつも敵となるのは、狭量で視野が狭く、自分が常に正しいと思っていて行動力だけはあり口が悪い、そして面白半分で被害を拡大させようとする、そんな人間たちであり、作品全体を敵視する必要はないのではないでしょうか。


 嫌いなら嫌いで構いません。艦これが好きでもミリタリーは嫌いなどというわけのわからない人間もいるでしょうから生理的問題ばかりはどうしようもありません。

 ですけど、何か嫌なことがあった時に「艦これユーザーは厄介」「ミリオタは厄介」とならずに、「今噛み付いてきたこいつがただ厄介なだけでは?」という発想があると、仮想的が個人で済むため、少し気が楽になるのではないでしょうか。

2014-05-09

イベント終わってるけど、このE-5試行錯誤が楽しかったので書き留めておく。

メンバー赤城改74・榛名改70・比叡改二78・金剛改二80・陸奥改77・加賀改75)

レベル空母が3つ揃わず烈風を持ってなかったので空母2の制空権優勢が取れない状況。

初め、加賀赤城に艦戦ガン積みや航戦入れたりしてみたが優勢を取れず、

代わりに加賀赤城にはダメコンを装備させた。

加賀(零式62/紫電改二/烈風改/ダメコン) 赤城(彗星一二/零式52/紫電改二/ダメコン)

これで、道中に艦攻ダメコンでガン積みよりは道中の大破率は下がったけど、ボス戦では制空権拮抗

そこでボスには夜間連撃が大ダメージを狙えたのでレベルの高い金剛80と陸奥78に2つある46を積んで,

夜戦連撃の順番が最後になるように4,5においた。これで昼にボスを少し削って

この2人のどちらかの夜間連撃が入れば撃沈できたけど、ほかの2人だと倒しきれないことも。

ようするにスナイプ頼みです。S勝利なんてありません><

最後大天使金剛でしたが、愛しのむっちゃんがとても頑張ってくれました。大好きです。

金剛陸奥[他](41/46[41]/3式/観測)

このときボス戦で昼連撃できないのに偵察機戦艦に積むか迷いましたが、道中では昼連撃するのでそのままにすることに。

キラキラは3重つけててたんだけど、朝からキラ付けする余裕がなくなったので

徐々に消えていって最後はみんなキラ無しの状態のまま出撃してました。

キラキラが消えてから命中が1〜2割減ったような体感はあったけど、労力に見合ってるか微妙な気がします。

最後キラ無しで倒せてしまったので必要だったかどうかもよくわかりません。

陣形は道中・ボス戦全て単縦陣

今回、縦だと道中で1発大破がぎりぎり中破に収まって、撤退率が下がった気はする。

レベル次第だし、攻略中にレベルがあがったからかもしれない)

(ここまでの戦略固まったのは、今日の3時頃)

支援艦隊テンプレ駆逐軽空母戦艦

中支援はお守り程度。朝からは余裕がなかったのでやめて決戦のみ

決戦支援調子がいいときは浮遊要塞x2を沈めてくれたけど 悪い時はカスダメ

キラキラは朝まではつけてたけど、なくなっても決戦はきてくれたしあんまりからなかった。

>>15-17

このあと遠征隊が帰ってきたりしたので3重キラとかせずに出撃してみたら

ボスを撃沈したのでそれから必死にオリョクル回しと、補欠の艦を補給しないように

とっかえひっかえして任務をこなし、最後チョコ解体して出撃してました。

偶然にも補給艦潜水艦任務が残ってたのが大きかったです。


595+4 :名無しさんお腹いっぱい。@転載禁止 [] :2014/05/08(木) 16:00:15.17 ID:kl6RyplG

E5 @4.5メモリ バケツ80 資源12919/11307/21798/3920

退路なし 猶予なし 我突撃

↓(zzz)

126+7 :名無しさんお腹いっぱい。@転載禁止 [] :2014/05/09(金) 10:38:27.66 ID:RecWXGYm (9/11)

http://mmoloda-kancolle.x0.com/image/76132.jpg

大天使


(クリア後の興奮と勢いで書いた長文)

2013-12-10

はてなというムラでこの先生きのこるために


   またわれわれのもとから同志が去っていった。

   いちょうの葉が黄色く色づいては散るように。

 

   そして新たな仲間がやって来るだろう。

   山の向こうにかさを増しつつある積雲とともに。

 

   だがかれも間もなく去るだろう。

   われわれを残して、この伏魔殿のごときさな奥深き村に。

 

   もうすぐ冬がくる。

   悲しい記憶をえぐるあのつめたい風が。

 

はてなというムラ社会

 まずわれわれの同志は認識すべきだったのだ。

 

 冒険ガイドブックには書かれていないが、ここがおしゃれな女子の見栄が光を放つ都会でも、スポーツ万能イケメンの性欲のたぎるにぎやかな浜辺でも、ネット動画で盛りあがれるような若者でひしめいたゲームセンターでもないということを。

 

 はてなとはムラ的である。そしてムラとははてなである。同時に、はてなは非都会的であり、都会とは非はてななのだ

 

 ムラにおいてムラビトの関心事はつねに共有されているし、共有されるべきなのだが、それはムラが外部から侵入してくる敵に対抗するためには仕方のないことなのだ。

 

 ムラの一体感こそが強大で理不尽ともいえる文明社会の力に立ち向かうための、ある種魔術的ともいえる結束力の源となっているのだから

 

 たしかにここには多様性流動性現代的な価値観もない。

 

 この小さな社会は閉鎖的で狂信的で、SNMN(神聖四文字テトラグラマトン)。われわれはそれを便宜上シナモン」と呼ぶ)を神と崇める中世カルトによって支配されている。

 

 驚くのも無理はない。この先進国日本おいまさかオカルティズムによって支えられるムラがいまだに存在していたなどと、誰も想像すらできなかっただろう。

 

 だが、これはまぎれもない現実なのであるはてなというムラはここにある。そして同志よ、きみはこのムラに足を踏みいれてしまったのだ。

 

ラビトの行動原理

 第一に、ムラビトは新参者排除が好きだ。もしも新参がおしゃれなフェラーリに乗ってやってきたら、つるはしを持ったムラビトによって、その紅き果実は一夜のうちに無惨な血だまりと化すであろう。「ふぇらだかへらだかなんだかしらねえが、おらのムラで調子に乗ってんじゃねえ!」耄碌した老人のたわごとにきみは付きあうべきか。

 

 第二に、ムラビトは新参を待ち望んでいる。ムラビトは新参が現われなければムラビト同士で殺し合ってしまうのである。ムラの平和新参の流入によって生じるあの排除への一体感によってかろうじて保たれている。愚劣な新参の流入を嘆きつつ、同時に過疎化心配する声もあるというわけだ。きみはムラビトに言うべきだろう。「お前らの命はオレが握っているッ! どちらが上か勘違いしてくれるなッ!」と。

 

 第三に、ムラビトは誤読が好きだ。ムラビトには都会の常識論理科学が通用しない。このムラは迷信や魔術によって支配されているのだ。その解釈はつねに飛躍し、高レベルのムラビト=ラビならば、否定は肯定となり、間接話法は犯罪告白となり、人間は六本足になるだろう。「え? おれが誤読したって? 誤読するような書き方をするお前が悪いだろうが!」ムラビトとコミュニケーションすることはそもそも不可能なのだ。きみのせいではない。

 

 第四に、ムラビトはお役立ち情報が好きだ。たとえばおすすめ小説を並べたアフィブログはかならずムラビトを吸い寄せるが、彼らはお役立ち情報が好きなだけで、そのお役立ち情報を活かそうとは思っていない。お役立ち情報に触れた見つけたというお得感だけでお腹いっぱいなのである。むかし「あとで読む」という貼り紙が村のそこら中の電信柱に貼られていたころがあったが、もちろんあとで読んだムラビトなどいないのである。ムラビトとはその程度のアホである。きみはアホの戯言を気にするのか。

 

 第五に、ムラビトは高学歴ぶるのが好きだ。ムラに大学院などないのになぜかムラビトは全員が識者面をしている。わけもわからずに社会情勢を嘆いてみせるが、じつはムラには日本社会との接点はほとんど残っていないのであまり意味がないのだ。だがそのことにムラビトはまだ気づいていない。それは幸福だろうか不幸だろうか。ムラビトの空想癖にせいぜいきみは苦笑するだけで済むだろう。

生存戦略

 われわれはふたつの提案をする。

 

 第一に、何が起ころうと、それを風に揺れる稲穂のざわめきや蝉の鳴き声あるいは馬のいななきのようなものだと思ってしまうということである。ムラにはムラのやり方がある。それはムラにとっては極めて自然ことなのだ。ムラにおい排除とは自然現象であり消化作である。きみは批判されているのではない、大自然に包まれているだけなのだ。われわれ都会人は疲れた精神のうちに自然癒しを欲しているが、ムラビトをそのようなものだと思ってみてはどうだろうか。

 

 第二に、コメント欄を閉じ、ブックマークコメント非表示にするという技術的な解決策がある。われわれはこの方法をすすめている。レベルの低い冒険者はまずムラのなかに要塞を作って引きこもり防御をかためるべきなのだ初心者ありがちなことだが、初期装備のままムラの深部を、ムラビトのこころの闇を探ろうとしてはいけない。危険だ。命の保証はない。そうやってわれわれの同志は倒れていったのだ。扉を開けなければ嵐はやがて去っていく。大荒れの海を見に海岸へ行ってはいけないのだ。

まとめ

 ムラビトの世迷いごとをまともに受けとってはいけない。かれらは異世界テレパシーで会話しているのだ。われわれ文明社会に生きる人間とはその語も文法もアクセントも思考様式も異なっている。かれらは秘境に生きる最後魔術師たちなのである

2013-05-26

原発メルトダウン

「25年ぶりだね」

「ああ、間違いない。メルトダウンだ!」

「そんな、見たことも聞いたことも無いのに、出来るわけ無いよ!」

「説明を受けろ」

「そんな……!できっこないよ! こんなの冷やせる訳無いよっ!」

「注水するなら早くしろ。でなければ帰れ!」

「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」

「これが、原発冷却専用要塞都市、第三新双葉町私たちの町よ。そして、あなたが守った町」

「建屋破損、損害不明!」

「活動維持に問題発生」

「状況は?」

モニタリングポスト反転、線量が上がっています!」

「一号機、圧力上昇!……そんな、動けるはずありません!」

まさか……!」

再臨界……!」

放射能!」

「駄目だわ、放射能がある限り……」

「……建屋には接触できない!」

「一つ言い忘れたけど、あなたは人に褒められる立派なベントをしたのよ。胸を張っていいわ」

目標センターに入れて放水……目標センターに入れて放水……目標センターに入れて放水……」

ウラニウムジレンマの話って知ってる?」

ウラニウム?あの核燃料の?」

ウラニウム場合、相手に自分中性子を伝えたいと思っても、身を寄せれば寄せるほど中性子が高速でお互いをすり抜けてしまう」

「ま、そのうち気付くわよ。臨界するって事は近づいたり離れたりを繰り返してお互いが連鎖反応できる距離を見つけ出すって事に」

「わかってる。年間被曝許容量までの62秒でケリをつける」

「とれないや、ヨウ素臭い

「僕はもう、建屋には入りません」

「冷えろ、冷えろ、冷えてよ。今冷えなきゃみんな死んじゃうんだ。もうそんなのやなんだよ。だから、冷えてよ!」

「私が被曝しても代わりは居るもの

「よく分からないものを無理して使うからよ」

「俺はここで水を撒く事しか出来ない。だが君には、君しか出来ない、君になら出来る事があるはずだ。誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。自分が今、何をすべきなのか。ま、後悔の無いようにな」

「かつて誰もが成し得なかった神への道。核燃料サイクル計画だ」

「この子には明るい未来を見せておきたいんです」

「信じられません……1号機の放射線量が毎時400シーベルトを超えています! 」

被曝許容量、0。原発作業員たる資格なし」

「冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる」

崩壊パターンCl38、再臨界です!」

「溶融した炉心がここの地下に眠る地下水と接触すれば、水蒸気爆発で人は全て滅びるといわれている」

「まずい、燃料プールが丸見えだわ!

「格納容器が!」

「格納容器?」

「そうよ。あれは外壁ではないの。原子炉本来の力を私たちが押え込むための格納容器なのよ。その呪縛が今、自らの力で解かれていく……私たちには、もう原子炉を止めることはできないわ……」

「1号機のメルトダウン再臨界IAEAが黙っちゃいませんな。これもシナリオの内ですか?」

「構わん。海水を使え」

海水をか! 菅、それは……」

「外部電源の届かぬ原発を冷やすには、それしかない。急げ!」

しかし、海水燃料棒の接触は、再臨界を引き起こす可能性が! あまり危険です、菅総理、やめてください!」

東電。我ら原子力村の実行機関として結成されし組織

「我らのシナリオ実践するために用意されたもの

「だが、今は一個人の占有機関と成り果てている」

「左様! 我らの手に取り戻さねばならん」

約束の日の前に」

東電原発を本来の姿にしておかねばならん。菅、原子力村への背任、その責任は取ってもらうぞ」

中性子「僕は君(239Pu)に会うために生まれてきたのかもしれない」

溶融ペレット「僕はここにいてもいいんだ!」

格納容器の底で再臨界を叫んだけもの

2012-12-03

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ 2010年1月12日 庵野秀明ゲスト回その2

第1回

http://anond.hatelabo.jp/20121203123633

 

ナレーション

 

鈴木:ひどいこと言うんだもん、色々(笑)。『もののけ(姫)』のときもねえ……。『もののけ』どうだったって聞いたら、「レイアウトダメになった」って(笑)

庵野ダメでしたね。よく宮さん(宮崎駿)、このレイアウト通したなというくらいダメでしたね。

鈴木(笑)。かなり自分で描いてんだけど。

庵野:いやー、ダメでしたね、レイアウトはかなりね。レイアウト世界一の人だと思ってるんで。

鈴木はいレイアウトマンだもんね。

庵野:ええ。あの空間の取り方のなさっていうのは、ちょっと、あれは歳取ったのかなって思っちゃいました。

鈴木空間がなくなっちゃったんだよね。

庵野はい。すごく平面的になってて。

鈴木:すごくフラットなっちゃったんだ。だからすごいのはお話のほうで、画のほうはどっちかっていうと結構サラッとしてるっていう。

庵野:サラッとしてます。あれが『(崖の上の)ポニョ』でまた粘りが出ててよかったなっていう。

 

ナレーション

 

鈴木:『ポニョ』の前にね、宮さん、ディズニーチャンネル見まくったんだよね。そしたら「動きすぎだ」って最初言ってたのが、途中から「いや、動き過ぎだと思ってたけどそうじゃない、動くことに意味はある」って。それで突然「世界は動いてるんだから、やっぱり動かすべきだ」って。それをテーマにやりはじめた『ポニョ』はどうでした? なんて今頃聞くのもあれなんだけど(笑)

庵野:Bパート、いや、Cの途中まではすごい好きでしたね。

鈴木:Cの途中ってどこ(笑)。ばあちゃん話になる前?

庵野:うん。いまの尺でも僕は長いと思いますけどね。

鈴木:いまでも。

庵野:うん、いまでも長いと思いますね。お母さんが宗介を置いて車で行っちゃうじゃないですか。それで二人っきりになるあたりからは、あんまりノレない感じですね。それまではすごいよかったですね。

 

ナレーション

 

庵野特にあのお母さんがいい。

鈴木:えっ。

庵野:お母さんがいいです、もう。

鈴木:お母さんが。

庵野:うん、近藤(勝也)さんがすごくうまい

鈴木:「色気がありすぎるんじゃないですか」って――

庵野:いや、それがいいですよね。いままで宮さんになかったものじゃないですか。

鈴木:そうしたら宮さんがね、「あれは勝也がやってて俺じゃないから」って(笑)

庵野:そうそうそうそう、それがいいんですよ。いままでの宮さんにはできなかったこと。

鈴木:だから、すっごい色気があるんだよね。

庵野:いいですよね。線だけでそれ出すんですよ。

鈴木:だから俺びっくりしちゃったんですよ。

庵野:宮さんが手を入れてないってのがまた良かったんですね。

鈴木(笑)

庵野:あれにまた入れ直したらもうブチ壊しだったのを、それをグッと抑えてるのが大人になったというか――

鈴木:いやいや歳取ったのよ(笑)

庵野:歳を取ったというか。

鈴木:さすがだなあ、よく見てるね(笑)

 

ナレーション

 

鈴木:僕ね、すごい覚えてるのは、スタジオ……あれは(スタジオ・)グラビトン

庵野はい

鈴木:あの、もりやまゆうじ森山雄治)がいて。そこで初めて(鈴木庵野に)会ったの覚えてるんですよ。

庵野:それは(スタジオMINなんですけど、細かく言うと。

鈴木MIN

庵野MINっていうところですね、スタジオMIN

鈴木:あ、そっか。

庵野:桜田にあった、フリーアニメーターが寄り集まってるスタジオ界隈ですね。

鈴木:あのとき自己紹介されたの覚えてるんだよ、俺。順番がちょっとぐちゃぐちゃなんですけどね。ただ、当時もりやまゆうじっていう人と一緒に押井守原作漫画をやってたんですよ、『とどのつまり』っていう。それで、そこのスタジオ漫画原稿取るっていうんで1ヵ月に一回行って。押井守原作を書いて、彼が画を描いてたんですけど。そこで(庵野が)登場して、あの「住所不定なんです」って。

庵野:ええ、家なかったです。

鈴木:だから、ここに居候してるって。あれいくつくらい?

庵野24……ぐらい。

鈴木:えっ、そんななってんの、もう。

庵野:ええ。24、5じゃないですか。

鈴木:あ、なってんの。そうなんだ。

庵野:ええ、23、4。24くらいだったと思いますね。『(風の谷の)ナウシカ』のあとですもんね。

鈴木:あれ『ナウシカ』の直後?

庵野:『ナウシカ』のときも家なかったですから

鈴木:そうだよね。

庵野:ええ。大阪アパート引き払って、とにかくカバンだけ持って――

鈴木東京へ出て。

庵野:ええ、宮さんのとこ行って。で、家はないのかって言われてありませんって。そのときは高校時代友達のところに荷物だけ置かせてもらって。トップクラフトで寝てましたね、寝泊まりは。

鈴木:ああ、あそこで寝てたんですか。あの応接で?

庵野:いえ、応接なんかで寝ないですよ。机の下ですよ。机の下か、隙間。壁と動画机の隙間が60センチぐらいあって。そこで寝てましたね。

鈴木:とにかく『ナウシカ』始まったときに、やらせろっつって。当時トップクラフトってところで『ナウシカ』作ってたんですけど、現れて。なんか原画持って来たんだよね。

庵野:ああ、自主制作やってたやつですね。

鈴木:それで宮さんが気に入って。その画を見て、多分ここがいいだろうっていうんで巨神兵を。

庵野:いきなりですよね。めちゃくちゃです。ズブの素人ですよ(笑)

鈴木:それで粘りのある画面を描いてくれるだろうって。

庵野:いやあ。

鈴木:でも描いてくれたじゃない。

庵野:まあ出来てよかったですけど。でもよく任せましたよね。

鈴木:宮さんの独特の勘だよね。あまり給料払えなかったよね、多分。

庵野:いえいえ! あれは貰えましたよ。

鈴木:あ、本当?

庵野:それまで安かったですから。『(超時空要塞マクロス』のテレビ大学ときアルバイトでやったんですけど、1カット1800円でしたから。

鈴木:1800円!?

庵野:ええ。まあテレビシリーズですから、そんなもんです。1800円です。

鈴木:はあ。でも、あの巨神兵は凄かったよね。粘っこいでしょ。だってあれだけやるのに、あれ秒数どれくらいあったの。

庵野:長いのが十何秒ですか。普通6秒か8秒で、でも伸びてやっぱり10秒になってたと思いますね。

鈴木:それをどのぐらいの期間でやってたんですか。

庵野:1番長いのは2週間ぐらいですね。

鈴木:ああ、でも当時だとそれぐらい、それでもすごいよね。

庵野:んー、まあ巨神兵については一個悔しいのは、中(動画の中割り)を7枚にするべきだったと思いますね。宮さんはあのとき「中5でいいんだ!」って言ってて。でも中5は速いんじゃないですか……って。でも中7にすると枚数が増える上に尺も延びるから間に合わないって、中5でいいって。そして影も2色つけなくていい、1色でいいって。「ええっ~!」というやつですね。あのときは影は2色……まあ、それでも2色は許してくれたんですけど、「3色つけたら殺す」という風にメモがありますよね。

鈴木:やっぱり影を付けたくない人なんですよ。

庵野:ええ、でも大きさはやっぱり影で出せるものがあるじゃないですか。

鈴木:でも、あれは記号から――

庵野:いや、記号からこそ、ですね。でも色々教えてもらったのは、本当に板野一郎宮崎駿、この二人ですね。アニメ技術だけじゃなく、作り方みたいなものも横で見てて。だから僕の師匠はこのふたりですね。実際色々教えてくれましたからね、手取り足取り。

鈴木:いや、ジブリ、西ジブリって作ったでしょ? だからいまトヨタのなかで若い人、22人やってるわけですよ。そういうとこ行って、ちょっと特別講義を……。

庵野(笑)

鈴木:みんな喜ぶよね。でも喋るだけじゃなくて、実際のね、なんかやってくれるといいんじゃないかって。

庵野:昔、宮さんが塾を二馬力でやってたときに、一回行きましたね。でも宮さんって自分が好きか、こいつはいけるっていう人じゃないと教えないじゃないですか

鈴木:そう。やっぱり……依怙贔屓なんだよね(笑)

庵野:依怙贔屓と、やっぱり自分下駄が欲しいので。自分の役に立ちそうな奴しか労力を使わないですよね。

鈴木(笑)

庵野:僕が『ナウシカ』のときに色々教えてもらったのはそれだなあって。巨神兵をこいつにやらせとけば、自分はそれを直す手間の分、ほかのことやれるっていう。それだと思いますね。

鈴木:でも、だってアレやってくれるだけですごいホッとするんだもん。

庵野:うーん、でしょうね。だったと思います、いま考えれば。

鈴木:でも、ラストシーンは『ナウシカ』よかったんですかね、あれで。

庵野映画はあれでよかったと思いますけど。

鈴木:宮さんの最初の案は、とにかく王蟲が突進してきて、そこへ降り立つナウシカ、それでいきなりエンドマーク。それて王蟲の突進は止まると。……これは困ったんですよ。

庵野:いやー、引かれないと困るでしょうね。

鈴木:だから延々、僕ね、それこそ最後のほうコンテが出来たとき高畑さんとふたり阿佐ヶ谷喫茶店で8時間ぐらい、色々話したんですよ。これで行くのか行かないのかって(笑)。それでとにかく現状はいまある案。2つ目がナウシカが死んで、伝説の人になる。で、3つ目がね、死んだあと甦るっていう。それで最後さ、高畑さんがね、「鈴木さんどれが好きですか」って(笑)

内藤:好き嫌いになるんですか。

鈴木:そりゃやっぱ甦ったらいいんじゃないですかねえって。じゃあ、つってふたりで宮さんのとこに言いに行くんですよね。いやー、判断が早くて。「ふたりで決めたんでしょ、じゃあそうします」って。考えないんだよね。

庵野:あのとき見せてもらったのは、巨神兵王蟲が戦うのは、見たかったですね。

鈴木(笑)

庵野:あれかっこよかったですよね。まあ巨神兵は大変でした。僕は全然描けなかったと思いますよ、あのコンテのままだったら。

鈴木:でも――

庵野:見たかったですけどね。

鈴木:でも、あの巨神兵はすごかったよね。

庵野:まあ、宮さんだったら出来たんですね。『ナウシカ』の途中で、最初面接でお会いしたときにはすごく緊張したんですけど、段々それが解けてただのオヤジになっていったんで。普段アニメ作ると、宮さんってフィルターかけちゃうじゃないですか。

鈴木バランスとるんだよね。

庵野:ええ、いい人っぽく。

鈴木:そうそうそうそうそうそう。

庵野:本当はそうじゃないじゃないですか

鈴木:そうそうそう、悪い奴だもんね。

庵野:『ナウシカ』の打ち上げときに言ってたんですよ宮さんが、「人間滅びてもいいじゃん」っていうの。

鈴木:そうそうそう。

庵野:『ナウシカ』の打ち上げときに、最後のほうの相当宮さんも飲んでたときに、スタッフアニメーター若い女の子がひとり食って掛かってて。「人間が滅びてしまうじゃないですか、そんなの作っていいんですか」みたいなことを言ったときに「人間なんてね、滅びたっていいんだよ!! とにかくこの惑星に生き物が残ってれば、人間という種なんていなくなっても全然いいんだ!」っていうのを怒鳴ってるのを僕は横で聞いてて、この人すごいとそのとき思ったんですね。クリエイターとして宮さんが好きになった瞬間でしたね。人そのものに執着してないってのが根っこにあって、あれはすごくいいですよね。

鈴木:「もしかしたら私達そのものが汚れかも知れない」、いやー、もうそセリフ読んだときにね、ああこの人、人間よりあっちのほうが好きなんだって

庵野:『ナウシカ』の7巻は宮さんの最高傑作だと思いますね。まあ巨神兵のくだりは別にしてですね、宮さんの持ってるテーマ性っていうのが、あれに、すごくこう――

鈴木:集約されてる?

庵野:集約されてるっていうか、もう原液のまま出してるわけですよね。本当に、本当はすごくアレな人なんですけど。

鈴木:あの、負の部分っていうのか。

庵野:それがストレートに7巻には出ててよかったですね。『ナウシカ』の漫画にも色々出てますけども、7巻は特にそれが凝縮していていいですね。

鈴木:『ナウシカ』の『2』やらせろって言ったのはいつなの?

庵野:あれは……『ラピュタ』のころだったと思いますけど。吉祥寺で言った覚えがあります最初にね。

鈴木:あれはだけど俺、宮さんに真剣庵野がやるならいいんじゃないですかって。俺はこう説得したんですよ、宮さんを。「3部作にしたらどうだ」って。そうするとね、多分2本目は、宮さんが書いてるように、ある種、殺戮映画だと。第2部はそういうことでいうと、さあ、このあとどうなるんだろうという、そういう映画を作ればいいわけから庵野がやれば絶対面白くなると。で、その締め括りをね、宮さんが第3部でやったらいいんじゃないかって。いい説得でしょ。

庵野(笑)

鈴木:そしたら怒っちゃって。やめて下さいって(笑)

庵野:僕がやりたいのは7巻ですけどね。

鈴木最後じゃない。

庵野:ええ。

鈴木:未完だもんね、一応、あれで。

庵野:未完……いや、もうあれで十分だと思います

鈴木:十分(笑)。本人は未完なんだよね?

庵野:まあ、あのあとも語りたいです。

鈴木:いやかくね、宮崎駿に関して語らせたら一言も二言も、一家言も二家言もあるっていう。

庵野:いやいや、そんなことないです(笑)

鈴木:いや、ずっと一所懸命見てるじゃない。

庵野だって一応師匠ですから

鈴木:『ナウシカ』でどれくらいの期間いたの。

庵野:2ヵ月半くらいですかね。

鈴木:そしたらさっきの、もりやまゆうじのところに居たってことなのね。そしてしばらく経ったら、また『火垂るの墓』のときに現れたんだよね。

庵野:ええ、そうですね、就職活動ですね、仕事がなかったんで。宮さんのとこ行ってなんか仕事ないですかって。『トトロ』のオープニングをやるか、高畑さんのほうでなんか戦艦を描くのがいないっていうんで、じゃあそっちをやるかどっちだって。宮さんは前にやったんで僕は高畑さんと仕事ときたいですって。

鈴木:そうだよね、覚えてる。それで戦艦イルミネーションと――

庵野:ええ、イルミネーション花火の。実際には重巡ですけどね、戦艦じゃないですね。

鈴木:で、やってもらったら、なんかのときに話したら、よく覚えてるんだけど「二人のこともよくわかったんで」って(笑)

庵野:ああ。とりあえず一度仕事すれば、だいたいわかります

鈴木:で、終わったらいなくなっちゃったのよ。

内藤:そうなんですか。それでひたすらそれを、超えるために。

庵野:超えよう超えようと。

内藤:それで超えたときに人はどうするんですかね。なんか達成しちゃうじゃないですか。

庵野:ああ、でも次の敵が来ます。次の仮想敵が出るだけです。

鈴木富野由悠季)さんなんかはそう言ってたね。

庵野富野さんはそれでずっとやってる人です。

鈴木:はっきりしてる。

庵野:ええ、必ず敵作ってやってますね。

鈴木:……そうだよね。

内藤鈴木さんは仮想的とは違うんですけど、高畑さんの話をするときに――昨日もそうなんですけど――毎回高畑さんの話するときに、その当時の怒りが込み上げてくるみたいで……。

鈴木:いや、そりゃ色々ね。高畑さんって……曖昧じゃないからね。昔、押井守雑誌で対談したときに、押井守が『赤毛のアン』の第1話、これが僕がアニメーションをやるときに非常に大きな影響を与えられた。簡単に言うと、30分の話を30分でやっていた。こんなことテレビシリーズでやっていいのか。それで勇気づけられた思い出がある。そこに描かれていたのは日常を描くっていうことで……って言った瞬間、高畑さんがね(語気を強めて)「あなたが使ってるその『日常』っていうのはどういう意味なんですか」って言ったのよ。そしたら押井さんがね、黙りこくったんだよね。

庵野押井さんを黙らせるっていうのすごいですよね。

内藤:やっぱり高畑さんにはありますよね、そういうの。

鈴木:仮想的ではないんだけど、ねえ。

庵野:「ねえ」とか言われても僕知らないですよ(笑)

鈴木:うーん、甦るんだよね。

 

ナレーション

 

鈴木:宮さんにとっての仮想敵は? わかりやすいよね、高畑勲だよね、やっぱりね。

庵野:ずうっとそうですよね。

鈴木:そう。いまだに毎日喋ってて、誇張すれば半分は高畑さんの話だもの

庵野:いや、そうだと思いますよ。

鈴木高畑さんがいるから作ってる。高畑さんが作ろうとするから作る。おまけに高畑さんに作ってもらいたい。それが変わってないもんね。この期におよんでね、画コンテ描きながらね、「こういう画コンテ描いたらパクさん(高畑)に叱られる」って(笑)。なんちゅー純粋な人だろうと、そこは。

庵野:何回も挑戦してますよね、高畑さんを超えようと。そのたびに思い知ってるような気がします。

鈴木:やっぱり宮さんはね、高畑さんという大きな存在に包まれてる、と自分で思ってるんだよね。面白いんだよ。

??:(聞き取れず)

鈴木:やっぱり、ありますよね。まったく宮さんは宮さんの道行け、だから俺は勝手に行く、じゃないんですよね。やっぱり宮さんという人と一緒に作って来たわけでしょ。それで作ってきた人が、こうやって世間から認められて。それでいま作ってるものに対して、誰よりも関心が深い。誰よりもその内容を見返して、内容を把握して、それを自分のなかで整理しようとする。気を許すわけにはいかないよね。それが自分にある種の緊張をもたらしてるのは確か。それは高畑さんすごいですよね。だからそういう人が、誰かがいるから俺もやるみたいなことは大きいですよね。だから押井守もそうだったね。もし宮さんがいなかったら、宮さんみたいな映画作りたかったって。同時代に宮さんがいるから、俺はこんな変な映画作るんだと。自分で言ってましたけど、「変な映画」って(笑)

庵野:いいですね。

鈴木:『スカイ・クロラ』見た?

庵野:あ、見ました見ました。

鈴木:どうだった。

庵野:僕はまあ、面白いかなと。

鈴木:そうなんだ。「かな?」。

庵野:かな、と。

鈴木:どういう意味それ、「かな?」って(笑)

庵野:とりあえず寝ないで最後まで見れた(笑)

鈴木(笑)

 

(以下に続く)

http://anond.hatelabo.jp/20121204035736

2012-10-23

安倍晋三エヴァで思い付いたこと

 セカン世界大戦から70年、日本は驚異的な復興を遂げた。しかし、正体不明の巨大政治兵器群「首相」が要塞都市東京都に突如襲来する。

 首相戦犯自衛隊の防衛網を突破して東京都地下のセントラル靖国を参拝すると、サード世界大戦が起きて日本は滅びると言われている。そのため、学習院に通う代々選ばれしチルドレンが汎用人型決戦兵器カンムゲリオン」に搭乗し、首相退陣を試みる。

 しかし実は、首相退陣は預言書「裏ポーツマス条約」に書かれているシナリオ国家補完計画」の一部に過ぎなかった。30人の首相を退陣させた後、カンムゲリオンでセントラル靖国を参拝させれば、サード世界大戦意図的に惹き起こせる。そうして、欠けた憲法を埋め日本を一つにできる。それが国家補完計画だ。秘密組織ジミンは、その神のような計画を実現するために、チルドレンを集め、カンムゲリオンで首相を退陣させていたのだった。

 戦いの中で傷つくチルドレン達、そして、暗躍する秘密組織ジミン、戦犯自衛隊……国家の、日本人の補完の行方いかに?

2011-12-17

先進国貴族のおわり

インターネット貴族の支配をすぐに破った。

数十億の人々がグローバル市場に繋がった。

日本人という血だけでいばる門閥貴族は許されない。

もし貴族排他システム要塞に籠城するなら、全ての城の外を解放しよう。

要塞という名前の木はすぐに枯れるだろう。

2011-07-31

コミケで見つける(予定の)気になるタイトルの本

半年くらいまえに、「コミケで見つけた気になるタイトルの本」ってネタがちょっと前に盛り上がったのを思い出したので、今年の夏(C80)にある面白そうなタイトルを紹介しつつ。

「おもしろそうだから買いに行こうかね」、なんておもってる奇特コミケ経験者さんのためのガイドでも書いてみようかと。

個人的なアンテナにひっかかったタイトルはこんなかんじ。

(【~~~】は、ジャンル

8月12日

ゲーム(その他)】
レトロゲーム恋愛小説
バルーンファイト」「忍者じゃじゃ丸くん」なんかをテーマに書いてるらしい。
「つぶれたゲームセンターMAP 中央線沿線編」
 
ゲーム(電源不要)】
「深い海のポニョ クトゥルフ神話TRPGリプレイ
 
なのは完売高度な情報戦オリジナルカードゲーム)」
本家の「まどか完売」がなくなってしまったのが皮肉だけれど

8月13日

同人ソフト
「持ち込みカラオケシステム じょいはっく」
同人ソフト」といいながらハードウェアな本も並ぶのがすてき
「History of BMS 1998-2011」
 
人工衛星作ります
 

8月14日

評論情報
「昨今のIBMメインフレーム
 
「はんだ合金
 
眼鏡歴史
 
「可換理論のためのtensor積」
 
日本植物たち」
4800種、11000枚の植物写真を収めたDVD
イグノーベル賞ファンブック」
受賞者にメールで取材したてりも
監視員、警備員から見た美術館の内側」
 
鳥居本」
 
「前代未聞! 割り箸レビュー本」
 
鉄道旅行メカミリタリー
「あの夢の国にも廃線はあった」
 
「農機 写真と解説」
 
コロプラ 47都道府県748地域 リアル土産完全制覇ガイド
 
旧日本軍地下要塞調査報告書」
 
工場夜景
 
廃墟と星空」
 
「パチゾイド大図鑑
 
ギャルゲー
「出来ちゃった 妹に俺の子が その場合対処法(法律的に)」
 

入手のために(コミケ初心者用おまけ)

カタログを手に入れる

いつどこでどんな本が売られているのか、すべてを把握するためには、カタログを読むことが、ほぼ唯一の手段ですカタログがなくても入場はできますが、会場内は、「目当ての本を探しながらあてもなく歩く」ことをが許されるような環境ではありません。諸注意や心構えなども書かれているので、できれば一冊購入し、目を通しておきましょう。

どこで売られているかからないひとは、コミケ公式から、取り扱い店を探すなり通販するなり。

いつ行くかを決める

同人誌ジャンルによって、3日間のうちのどの日に、会場のどのあたりで売られるかが決まっています。上のリストを見てのとおり、こういう本を探すなら、本番はたいてい3日目です。金曜土曜に行っても買えないので、気をつけましょう。

どこに行くかを決める

カタログの巻頭には、切り離し可能なサークル配置図があります通称、「宝の地図」)。サークルの場所は、「ア-20」みたいな書式の「スペースNO」で表されます。行きたいサークルは、事前にスペースNOをチェックし、配置図に書き込んでおきましょう。ついでに、「このあたりはこのジャンル」みたいな、おおざっぱな色分けをやっておくと、現地で「もう少しあちこち回りたいな」と思ったときに便利ですカタログをまるまる持って行ってもかまいませんが、重いですよ?(現地には、カタログ等の冊子専用ゴミ箱もあるにはある)

当日の装備を決める

重装備だの糧食だの水分だの寝袋だのが必要だ、みたいな話を聞いたことがあるかもしれませんが、それは早朝から並ぶ必要があるモノをどうしても手に入れたいひとだけの話です。ここのリストにあるような本は、そんな慌てなくても、たいていは売り切れません。きっと。

ゆっくり行くぶんには、常識的なお出かけと同じていどの荷物で問題ありません。自動販売機がすぐに全滅するので、飲料くらいはあったほうがいいかもしれません。コンビニもあるので、そうそう困ったことにはならないと思いますが。それと、宝の地図だけは忘れずに。

会場へ向かう

改めて書きますが、このリストにあるような本は、そうそう売り切れたりしません。12時くらいにビッグサイトにたどり着くようにすれば、スムーズに入場して、ゆっくり探し物ができると思います

もっとも、そもそもの発行部数が極端に少なかったりもするので、売り切れるときはさくっと売り切れてしまますが。そのときは素直に諦めてください。

また、サークルによっては、好きな時間に来場し、好きな時間に帰っていってしまうこともありますタイミングが合わず出会えなかったときも素直に諦めてください。次回にその経験を生かしましょう。

本を入手する

サークルNOと配置図を手がかりに、目当てのサークルまで行きましょう。これが、地味に難易度が高かったりしますが。「ここのサークルNOは○○ですよ」みたいな掲示をしてくれているサークルもありますが、そうじゃないところが多数なので、ぶっちゃけ迷います。ところどころに貼られているサークルNOの文字と宝の地図を見比べながら、人の波に耐えてがんばってください。

無事に着けたら、「これください」でも「新刊一部」でも「既刊新刊ぜんぶ一部ずつ」でも、お好きなように。おつかれさまでした、これで目的ひとつは達成されました。次の目的地に向けて、また人の波に突入してください。

帰る

帰るまでがコミケです。気を抜かないように。りんかい線ゆりかもめダダ混みなので、体調には気をつけてください。個人的には水上バスゆっくり座れる可能性が高くてオススメ日の出桟橋から浜松町までの徒歩がダルいですが。

2011-05-26

台北ゾワゾワ旅行

先々週、5年ぶり2回目の台北旅行に逝って北。旅行者として台北という街に感じる魅力はメシが美味いとか時差がほとんどないとかいろいろあるんだけれど、今回改めて気づいたこの街のイケてる点として、街並に感じるゾワゾワ感ってのがある。工場萌えダム萌えと並列で語れるものかどうかは確信が持てないし、台北だけの特徴というわけでもないだろうけれど。そんなわけで自薦ながらゾワゾワくる写真をまとめた。

迪化街

乾物や漢方で有名。歴史建物多し。

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空き地とか建築現場にもゾワゾワする

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かい合うようにそびえ立つ歴史的建造物

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セブンイレブンにすら萌える

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ビンビンきます

永康街

鼎泰豊小籠包と永康15のマンゴーかき氷は喰っとけ

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信義路二段から台北101を望む

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かき氷屋近くの建物

西門町

ギャルの集まる「台湾原宿」。ヲタショップもあるよ

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捷運 (MRT) 西門駅前の風景

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アーケード

士林、劍潭、國立故宮博物院

今回の旅で宿をとったのが士林駅そばゲストハウス白菜や角煮で有名な 國立故宮博物院へは士林からバスで。士林觀光夜市へは、士林より1駅南の劍潭が最寄りなので騙されないように

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士林駅から風景

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士林駅周辺の路地とか店とか

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故宮博物院の向かいにあるマンション? みたいなのがすんごく気になった

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博物院の敷地から周りを見渡すと山あい建物があったりする

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博物院の脇に至善園っていう庭園があって、博物院の半券を見せると無料で入れる

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劍潭駅

八里

河を挟んで淡水の対岸にある街。リア充多い。氏にたい

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あい建物カス

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萌えマンションと、その脇にある謎の要塞

淡水

やっぱりリア充多い。氏にたい

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紅樓っていうレストランの敷地から

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重建街っていう通りがムッチャ萌え

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紅毛城っていうスペインが作った城があるんだけどその敷地からの周りの風景

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路地とか河とか

九份

悲情城市。千と千尋

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九份への行き帰りのバスの車窓から

政府

台北101に代表されるスーパーモダンな街

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台北地下街

ゾワゾワとはちょっと違うんだが、市民大道に沿ってある地下街でなんかイベントやってて、同人誌売ってたりコスプレーヤーが集結してたりしてビビッた。メイド喫茶執事喫茶もあった

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ちなみに

このエントリー

台北旅行ファントム・メナス

http://anond.hatelabo.jp/20110518225550

台北旅行リローデッド

http://anond.hatelabo.jp/20110520004109

のつづきというか改訂版として書きました

前2つのエントリーの流れだと収集がつかなくなってきたので体裁を変えました

2011-05-23

君が代反対教師の卑怯な点

彼等は防衛線の設定と攻撃ターンでやってることが釣り合ってない。


自分達の行動を問いただされるターンでは、

「個人の信条の自由」というギリギリのラインまで下がる。

ここは確かに強固な要塞だ。

侵されてはいけない。


だが

学校の式辞でこれ見よがしな反対行動をした

奇行サボタージュで式辞全体の進行を妨害した

・事前に生徒に洗脳じみた圧力をかけたり

・校門でノボリ立ててビラ撒いたり

校長を囲んで締め上げて自殺に追い込んだり

という数々の行状は

「個人の信条の自由」を守るための必要最低限から大幅に逸脱している。



日本が大嫌いで君が代なんか歌いたくないよ、

という気持ちを持ち続ける。

これが左翼教師の信条の自由だ。


年数度、業務の一端で心ならずも君が代を歌う、

その夜は左翼仲間と「ペーッ、仕事はいえ口が腐った!もっと強いのくれ!」と酒が進む、

ここまでが「個人の信条の自由」の範囲というものだろう。


どうしても歌うこと自体が許容できないというなら

起立して口パク、これでいい筈だ。

やる気の無い学生国歌校歌も全部こうしてるわけで、

何故見習えないのか。


(ついでに、消極的に歌うことすら不可、というの自体も変な話だが。

 歌に神通力があるとか、異教の儀式に加わると魂が汚れるとか、汚れは永遠に落ちないとか、

 そういうのは宗教の教義ならあるだろうし、イスラム教徒礼拝を受けさせるのは暴挙だが、 

 進歩的な左翼思想にそのような宗教性や迷信は無いはずだ。左翼にとって歌は歌でしかないだろう。)



つまり、

左翼教師が逃げ込む「個人の信条の自由」という最もかつ強固かつミニマムな論拠は

学校式辞での数々の行状を釈明できるものではないのだ。

2011-05-21

原発メルトダウン

「25年ぶりだね」

「ああ、間違いない。メルトダウンだ!」

「そんな、見たことも聞いたことも無いのに、出来るわけ無いよ!」

「説明を受けろ」

「そんな……!できっこないよ! こんなの冷やせる訳無いよっ!」

「注水するなら早くしろ。でなければ帰れ!」

「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」

「これが、原発冷却専用要塞都市、第三新双葉町。私たちの町よ。そして、あなたが守った町」

「建屋破損、損害不明!」

「活動維持に問題発生」

「状況は?」

モニタリングポスト反転、線量が上がっています!」

「一号機、圧力上昇!……そんな、動けるはずありません!」

「まさか……!」

「再臨界……!」

放射能!」

「駄目だわ、放射能がある限り……」

「……建屋には接触できない!」

「一つ言い忘れたけど、あなたは人に褒められる立派なベントをしたのよ。胸を張っていいわ」

目標センターに入れて放水……目標センターに入れて放水……目標センターに入れて放水……」

ウラニウムジレンマの話って知ってる?」

ウラニウム?あの核燃料の?」

ウラニウム場合、相手に自分中性子を伝えたいと思っても、身を寄せれば寄せるほど中性子が高速でお互いをすり抜けてしまう」

「ま、そのうち気付くわよ。臨界するって事は近づいたり離れたりを繰り返してお互いが連鎖反応できる距離を見つけ出すって事に」

「わかってる。年間被曝許容量までの62秒でケリをつける」

「とれないや、ヨウ素の臭い」

「僕はもう、建屋には入りません」

「冷えろ、冷えろ、冷えてよ。今冷えなきゃみんな死んじゃうんだ。もうそんなのやなんだよ。だから、冷えてよ!」

「私が被曝しても代わりは居るもの」

「よく分からいものを無理して使うからよ」

「俺はここで水を撒く事しか出来ない。だが君には、君しか出来ない、君になら出来る事があるはずだ。誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。自分が今、何をすべきなのか。ま、後悔の無いようにな」

「かつて誰もが成し得なかった神への道。核燃料サイクル計画だ」

「この子には明るい未来を見せておきたいんです

「信じられません……1号機の放射線量が毎時400シーベルトを超えています! 」

「被曝許容量、0。原発作業員たる資格なし」

「冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる冷却してやる」

崩壊パターンCl38、再臨界です!」

「溶融した炉心がここの地下に眠る地下水と接触すれば、水蒸気爆発で人は全て滅びるといわれている」

「まずい、燃料プールが丸見えだわ!

「格納容器が!」

「格納容器?」

「そうよ。あれは外壁ではないの。原子炉本来の力を私たちが押え込むための格納容器なのよ。その呪縛が今、自らの力で解かれていく……私たちには、もう原子炉を止めることはできないわ……」

「1号機のメルトダウンと再臨界IAEAが黙っちゃいませんな。これもシナリオの内ですか?」

「構わん。海水を使え」

海水をか! 菅、それは……」

外部電源の届かぬ原発を冷やすには、それしかない。急げ!」

しかし、海水燃料棒の接触は、再臨界を引き起こす可能性が! あまりに危険です菅総理、やめてください!」

東電。我ら原子力村の実行機関として結成されし組織

「我らのシナリオを実践するために用意されたもの」

「だが、今は一個人の占有機関と成り果てている」

「左様! 我らの手に取り戻さねばならん」

約束の日の前に」

東電原発を本来の姿にしておかねばならん。菅、原子力村への背任、その責任は取ってもらうぞ」

中性子「僕は君(239Pu)に会うために生まれてきたのかもしれない」

溶融ペレット「僕はここにいてもいいんだ!」

格納容器の底で再臨界を叫んだけもの

2011-04-02

http://anond.hatelabo.jp/20110402140024

津波の規模とパワーが人間太刀打ちできるスケールじゃないからじゃないの。

もし、太刀打ちしようと思うなら、海が見えないほどに要塞のような無骨な壁の中に街を作らないとだめなんじゃないの。

現状の堤防でも堤防が高すぎて海が見えないという意見があるのに。

高台に住む方が簡単かもしれないが漁業があるからなー

2010-07-07

アクション書評  「東インド会社アジアの海」羽田正 (講談社

 サムスンVSソニートヨタVSフォルクスワーゲンナショナルフラッグを体現した大企業間の競争はますます多くなっているが、その起源はおよそ400年前に遡る。それは「東インド会社」。欧州の国を代表する企業がこぞって東アジア権益をめぐって激しい企業競争を行った、そんな時代が過去あった。ヨーロッパ各国の東インド会社はいかにしてアジア交易圏に食い込んでいったか。そして各国の東インド会社はそれぞれのどういった性格を持ち、どうして衰退したか。歴史的でありながら、そんなグローバルビビッドなテーマを論じている。

「第一段階」 ヨーロッパによるアジア市場の”開拓”―ポルトガル人の川上進出―

 当時の香辛料交易は複数の中間業者が介在し、コスト高だった。

カリカットからペルシャシリアベネチア多くの商人運送業者を経て、陸から海へ、海から陸へ、荷を積み替えながら途中で何度も関税をかけられる」(p48)。それを喜望峰経由の交易ルートを開拓し、一気に中抜きしようとたくらんだのがポルトガルバスコ・ダ・ガマ以降、武力によるインド洋海域の制圧(ゴア、マラッカなどの港町を次々と砲撃して交易を強制、異教徒の追放、船の略奪など)を推し進めて、拠点網を整備した。ただしこの航海は原則的にポルトガル王(小国!)の単独事業で、次第に資金や物資調達面で苦しさを露呈してしまう。東インド交易で得た余剰資金も拠点網維持費に消えるという経営のまずさもあった。そりゃあ十分な資金調達とトップラインを安定確保できないまま、先行投資ばかりイケイケだったら誰だって行き詰るだろう、と言うことだ。

「第二段階」 オランダイギリス東インド会社」の参入と、その顛末

 会社形態にすることで広範囲から資金を調達できるようになった。利潤最大化を行う企業でありながら、現地で国が行うような政治的な行動をよくおこなった。18世紀に入ると自由貿易の風潮が高まり、独占の東インド会社国民に支持されなくなっていった。

オランダ東インド会社:1602年設立イギリスの10倍超の資本金スタート

・民間会社だが準国家的な独占事業:事業内容は東インドでの特権的な貿易。加えて要塞建設する。総督を任命する。兵士を雇う、現地の支配者と条約を結ぶことも許可され、国営企業ではないが国を代表して事業できた。イギリスとは違って、株主からの出資金は航海が終わっても据え置く、今の株主会社に近い形態をとった。

株主経営に参加しない:会社の特徴:造船部門まで内部化。経営方針は年2~3回開かれる取締役等の重役から構成される17人会で決定。株主経営参加権をもたない。経営は分権的で東アジアの事業運営は実質的バタヴィアの支社が握った(1年半の情報伝達期間!)。

東南アジア香辛料に事業を照準:ポルトガルが頓挫した方式を見習い、しばしば武力を用いた拠点拡大策を積極的に採用ヨーロッパへの香辛料貿易利権を掌握した。現地政府から力づくで奪い取ったジャカルタを中核拠点に、セイロンインドシナインドネシア中国台湾長崎などに次々商館設置。

・栄華からの急降下。1960年代まで各国の東インド会社の中で最大規模を誇っていた。が、その後業績は急落して1799年に解散する。理由は複数あげられる。1780年に起こった第四時英蘭戦争の影響で、オランダの船はイギリス船に次々と拿捕され大変な損失を被る。また、香辛料がその時期にコモディティ化し始めたため,価格の下落が収益を圧迫した。会計制度の欠陥や帳簿の不備なども理由として挙げられている。

イギリス東インド会社:1601年設立

・民間会社だが準国家的な独占事業:東インドでの特権的な貿易。現地の司法権貨幣鋳造権、貿易活動を守る軍事権、違法貿易船を検挙する権利

比較的強い本部:株主取締役投票権を持ち、経営に参加した(毎年4月に開催される株主総会取締役投票できた)。事業運営は週に1度ひらかれる取締役会で決定される。資本金オランダとは違って1回の航海ごとに株主にすべて分配され、航海ごとに資金を集めた。造船部門はアウトソース

インドの綿織物に着目しオランダ差別化:参入当初はオランダと同様、東南アジア香辛料交易を狙っていたが、経済大国オランダに船の数や武力で太刀打ちできず、しばしばオランダ船にも拿捕される自体に。そこで、差別化のためインド亜大陸の綿織物に着目。拠武力よりもインドペルシャなどの地場為政者に取り入ることで平和裏に拠点網を整備した。

・現地所領当地という多角化が仇に:インド国内の紛争に介入してベンガル地方の徴税権(ディワーニー)を獲得(1765年)。しかし現地の文化言語、慣習も不案内だったので徴税活動は難航した。他方、治安維持などの統治コストは膨れ上がったため、結局、財務内容は急速に悪化していく。その後、1794年に実質国営化。インド中国貿易特権の廃止を取り上げれつつも会社はさらに50年存続するが、1858年のインド大反乱を機についに解散。

フランス(東)インド会社:1664年設立

・後発参入:イギリスオランダ東インド進出を見たフランス政府が”上から”設立株主も王や王室関係者が多かった。イギリスオランダと違って巨大な商業資本が集まるほど豊かな街はなく、自立的な東インド会社の形成はなされなかった。

・東西インド貿易を一体運営:事業的な最大の特徴は、東西インドアフリカ貿易を一体運営したこと。東インドの綿織物で西アフリカ奴隷を買って、西インドに送りそこで作られた砂糖を銀貨に変えて、東インドの綿織物を買う。この円環である。

・国の後押しで急成長:1720年~60年まで絶頂期。後発参入という事業的なアゲインストにもかかわらず、取扱額はイギリスとほぼ同等に達した。

政府主導事業の弱さを露呈:英仏7年戦争に敗北(1763年)したことで、政府財政危機に陥いると資金繰りが一気に悪くなる構造的弱点が露呈。一方、民間資本はクラウディングアウトされていたので潤沢に集まらなかった。そんなわけで1769年にあっけなく解散。


気になった点、疑問など

1、スペインハプスブルク帝国)の活動が目立っていないが、彼らはlucrativeな東インド交易に対しどういうスタンスだったのか。

2、ポルトガルの弱点を当時のオランダイギリスはどう認識したのか。そして、それをいかにして超克しようとしたのか。

3、イギリスの強い本社はどうやって成立したのか。経営方針や情報の伝達環境オランダと大差ないようにみえるが。

4、イギリスオランダの全体経済に占める東インド会社の割合はどの程度だったのか。

5、東インド会社という企業競争勝敗は結局どうなのか。一番儲かった会社はどこなのか。どのような背景によるものなのか。


http://twitter.com/zaway/status/17875881079

2010-04-16

祝 平野綾結婚否定宣言

ハルヒ、オレずっとお前のこと好きだったんだよ!」

ハルヒ似、もとい平野綾似の風俗嬢を抱きしめながらオリハルコンよりも硬度を増した

肉棒を柔らかな太股に激しく擦りつける。

「え、ちょっとなに? この制服けっこう可愛いデザインだけど、なにかのマンガのなの?」

SOS団ってsuper overdrive sex団の略だって、オレははじめっから気づいてたんだよ!」

スカートをまくし上げると、淡い桃色の下着が露わになる。普通に女性と出会い幾つかのプロセスを経ない

ことには、その奥は本来なら要塞だ。恐ろしく強固な難攻不落の大要塞

幾たびのデートをこなし、プレゼントを貢ぎ、ご機嫌をとった挙げ句にたどり着けるか

どうかという超絶の境地。

だが今日だけは――今日だけは金の力でなんとかなる。

このソープではコスプレフェアが開催されているのだから。

オレは疑似平野綾要塞に手を滑り込ませると、「冒険でっしょでっしょ、精子が秘所に!!」

と絶叫しながら、倫理を断つ剣となって突貫した。

2010-02-22

トヨタリコール問題にみる、クレーム処理の適切な対応(3)


 トヨタリコール問題だが、なにあれ? ちょっとプロとしてあの態度はまずかったと、正直思った。結局トヨタリコール問題は全権が社長に(つまり最も適した対応が出来る人に)委ねられることになり、その後沈静していくと思う。

 なので、ちょっとこれを機会に、適切なクレーム対応というのを書いてみたい。

 前回はクレーム処理で目指すべきゴールについて書いた。

 そこでの結論は、

クレーム処理の)ゴールは商品に何ら欠陥がないことを証明することではない。お客の中で発生している「理不尽な思いをした」という心をなだめ、そこで発生している問題を解決するところにあるのだ。

 と言うことになるのであり、心構えとして、

 クレームは商品に発生してるんじゃない、顧客の中で起きてるんだ!

 というたいへんに著名な織田裕二セリフ引用した。

 もしクレーム処理をする局面に突入したら、レインボーブリッジを封鎖しながら、ぜひとも叫んで、気合いを入れて乗り切って欲しいところである。

 トヨタリコール問題はABSに問題がないことを告げ、お客を怒らせてしまったところにあることは既に書いた。しかしこのように書くと、なんでもお客さまのいうことが正しくて、それを全面的に受け入れなければならない、と読んでしまう短絡的な人が現れてしまいたいへん困るのである。

 もちろん問題がないのであれば、それをあえて「問題がある」という必要はないのは当然だ。ただ、「問題がない」=「問題があるのはお前だ」となってしまうのがまずいのである。

 この差が分かるであろうか?

 クレーム処理とはお客さまに対話の機会を提供する事であって、どちらが正しいかを議論すること、ではないのだ。

クレーム処理を重視することは、お客さま至上主義ではない



 昨今、ちまたにお客さま至上主義という言葉があちこちに溢れている。

 お客さまによいことはなんでもしようという立場を取ることは、たいへん危ういというか、ほんとうに理解しているのだろうかと訝しがって眺めてしまう。

 これには論点が3つある。

 1.利益になるなら/なったならお客さまによいことはなんでもしよう。

   (ただし、コストが合う範囲で)

 2.お客さまの言うことはなんでも聞く(ただし聞くだけ)という態度は改善点を呼び込みやすくなる。

 3.わたしたちは、お客さま至上主義に最適化した事業を構築した。

 1.の論点は非常に分かりやすいと思う。お客さまの言うことを聞きはするが、それは利益の出る範囲でしかやらない、と言う観点だ。たとえばそのお客さまが既に商品を購入していて、そのアフターケアとしてお客さまの言うことを利益が出る範囲でやるのであれば、それは当然に当たり前の事だ。また、そのお客が見込み客として将来利益を生む源泉となるのであれば、当然に営業活動の一環としてやるべきだろう。

 しかし、こうみてくれば、当たり前の観点で、利益どころか損害になるお客はわざわざ大事にする必要はないし、単にたかるだけのDQNなら、放り出して、塩でもまいて、二度とのれんをくぐらせないぐらいの覚悟は必要になる。問題は、そのお客が利益になるのか、ならないのかの見極めであり、当然に利益になりそうなお客と、損害になりそうなお客ではこちらの態度を変える。問題はその目利きとしてのお客を見る目であり、逆に言えばすべてのクレームは金にならないと考えるのは、商売人失格と言える。

 2.の論点は別の要素も含むので、若干説明が難しい。基本的にクレーマーは、問題点改善し二度とそのような理不尽な思いをしないこと、そして、その理不尽な思いをしたということにたいして、なんらかの手当をしさえすれば大抵引き下がるものなのである。そのなんらかの手当が、菓子折であるか、おいしいお茶と1時間の会話であるか、懇切丁寧な初動対応であるかは、お客によって変わってくる。しかし、少なくとも精神的な苦痛を受けたので慰謝料を払えというレベルで迫られるのは、よほど対立が激しくなって、大喧嘩に発展させてしまった場合か、相手がDQNな場合だけだ。

 また、この論点は、こちらの改善点がお客さまの観点から見えてくる、という部分でも重要である。クレーム処理は懇切丁寧にお客さまが遭われた状況をお聞きするだけで、解決することが多い。そしててきぱきと問題の解決をしてあげる事で、安心するものなのである。

 この点は後ほど書く。

 3.の観点は、かなり特殊なケースでありレアケースとして、まれに無差別的お客さま至上主義を導入して成功する例があるという話だ。

 お客さま至上主義を掲げる企業として有名な所と言ってどこが浮かぶだろうか?

 真っ先に思い浮かぶのが世界最大の小売りチェーン、ウォルマートであるが、このウォルマート流の「顧客は常に正しい」をそのまま導入してしまおうとすると、たいへんな目に遭う。なんといってもウォルマートは、この顧客至上主義に特化して、自社のあらゆるものを構築しているのであるから。

 ウォルマートでは、顧客からの返品はいつでも受け付けているが、その返品はそのままサプライヤーへ送られ、この損害はサプライヤーが受ける。つまり、この顧客によいサービスウォルマートは一切の損害を受けない。

 また、非常に安い賃金で従業員を雇い、徹底的にマニュアル化された顧客対応をする。

 ウォルマートは、経営方針から、会社システム、社内ルールに至るまで、すべてを顧客至上主義に特化しているのである。これを、なんの備えもない普通企業がまねたからと言って、損失を出してしまうだけに違いない。もしくは最下層の従業員にしわよせが行くだけになる。

 日本企業であればディズニーランドを運営するオリエンタルランドだろうか。

 しかし、オリエンタルランドも、その顧客サービスはあの管理しきられたディズニーランド内のみでおこなわれている。たとえばディズニーランド内のゴミをせっせと拾う話は有名だ。ゴミ1つ落ちていない状況を作ることによって、お客にゴミを捨てにくい状況を作るのだという。同じように、ディズニーランドではDQNのような乱暴なお客が出にくいように、楽園的な雰囲気を維持している。それが抑止力になり、顧客至上主義を展開しても、お客が無茶なことを言い出しにくい環境を作り上げているのだ。

 もし手軽にディズニーランド気分が味わいたいのであれば、Apple Storeを訪れてみてもいいだろう。確かに店員は親切にしてくれるのではあるが、店内は店員であろうと顧客であろうと親切で上品に振る舞わなければならない雰囲気に満ちあふれている。

 このように、顧客至上主義を唱えて成功する企業は、同時に顧客がめちゃくちゃなことを言わないような、幾重もの施策を打ち、まるで要塞のように守られた環境で、その顧客至上主義を実現しているのだ。

 もし一介の一社員がそれを1人でおこなおうとすればどうなるか。

 それは、経営の問題であって、全社的にそれが上手く回るように取り組むのであればわかるのであるが、たった1人でおこなおうとして、出来る代物ではないのだ。まず、ここを押さえておきたい。


クレーム処理は、お客からの抜き打ちテスト

 クレーム処理とはどんなものかと聞かれて非常に的確な言葉は、危機対応であると思う。自社のサービスを受けていたお客さまが理不尽な思いをする。そのときの危機対応を的確にすることが出来るか、これが的確なクレーム処理が出来るか否かであると思うのだ。

 しかし、そのような危機というのは、頻繁に発生してもらっては困るものである。

 たとえば、スーパーにやってきて買いものをしたら、その牛乳から異臭がする、腐っているのではないか。

 このようなクレームが入ったとする。

 しかし、よく考えてみれば分かるように、そんなことが頻繁に起こっては小売業失格であるし、だいたい洗練された鮮度管理を徹底した売り場でそのような事が起こるはずもない。それでもこういったクレームは必ず、ちらほらと発生する。

 この場合、大抵その原因はそのお客の勘違いであるのだ。

 店側に問題があることはほとんどない。

 けれども、どうであろうか。お客さまはそう思い込んでいるのだ。牛乳が腐っていると。

 このとき、クレーム対応者はこう思うとよい。

 これはお客さまからの抜き打ちテストだ。

 もし万が一、そのような事態が発生したときに、そのお店の人間は適切な危機対応が取れるであろうか、それをお客はテストしているのだと。それは避難訓練みたいなもので、もし万が一が危機が起こっても、そのお店は的確に対応できるとお客さまを納得させる、これをゴールとして考えるのだ。

 お客さまは、普段はそのお店で信頼して買いものをしている。

 すくなくとも卵が腐っているかもしれないとびくびくしながら買い物をしていないことは間違いないと思う。しかし、あるとき、ひょっとしてと、その信頼が揺らぐときがある。そしてお客はそれをお店に突きつけてみるのだ。

 ほんとうに、このお店は鮮度管理がしっかり出来ているのだろうか、と。

 もし、この危機対応テストで、いや、腐ってませんよ? などと言ったら、お客さまは確実にテスト結果に落第点をつけるだろう。そして、もしほんとうに腐っていても、同じように言い訳をするのであろう、と思い込み、店の信頼はがた落ちになる。

 初動としてどんな対応がいいのだろうか。

 こんなのはどうだろう?

「ちょっと、この牛乳腐ってるんじゃないの? 変なにおいがするのだけど」

「はい、変なにおいがしますか。不快な思いをさせてしまいたいへん申し訳ありません。当店は鮮度管理は行き届いておりますので、そのようなことがあるとはにわかには信じがたいのですが、万が一と言うことがございます。たいへんお手数ですが、いつお買いになられたのか、などをお聞かせ願えますか? 至急調査したいと思います」

 この対応のポイントは、お客さまが変なにおいがしたという不快な思いに対してのみ謝罪している、という所だ。まずお客さまの主観を一切否定せず、主観的に不快な思いをした点にはのみ謝罪している。牛乳が腐っているとはみとめておらず、万が一があるので、調査したいと切り返している。

 顧客にしても、このケースはでは牛乳が腐っているかどうかはどうでもいいのである。

 顧客がみているのは、ほんとうにこの店は大丈夫なのか? と言う部分なのである。

 このような観点でトヨタリコール問題を振り返ってみると、トヨタはこのお客さまの抜き打ちテストに落第してしまったために、何か問題があっても嘘をつくに違いないと思われてしまったところに敗着がある。

 クレーム処理は危機対応の抜き打ちテストみたいなもので、そんな危機にどう対応するかがみられているのである。牛乳が腐っているかどうかはどうでもいいのである。


 (つづく)

 http://anond.hatelabo.jp/20100211223843

2010-02-04

ふたつ恋した

http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

つづき

 無謀な旅に出たのはそれを書きたかったからで、半月日本中を車で旅して、それでもまだそうかと聞かれれば、僕はうんとうなずく。それでもうんはいまは少し控えめで、バックシートの同乗者との旅が楽しくなり始めている。後部座席の右側の窓は全開で、海風に髪をなびかせて真っ青な海に向けて、彼女は表情をあかるくしてシャッターを切る。バックミラー越しの横顔には昨夜の凍えきっていたおもかげはなく、蒸し暑いとさえ思う風にはしゃぎきっていた。

 それだけで満足してしまう。

 写真の評価をしっかり伝えたのが良かったのか、安心して撮って良いのだと思ってくれたのか。

 雑誌旅行記みたいなサイトを作りたい。そう旅の目的をはなすと彼女は僕の書いた文章を読みたいといった。彼女はしばらく読みすすめ、これは私には無理と情けない声でいった。僕は慌ててブレーキを踏み、路肩に車を止めた。振り返って言った。

「ちょ、ちょっと待って下さい。僕はもうあなたに写真を撮って貰うって決めているんです。あなたの写真がいいんです。すてきじゃないですか、なにが無理なんですか」

「でもこの旅行記、格調高いし、大人っぽいし、私こんなに知識ないし」

 うつむく女の子をみて、僕はあっと思い当たる。

 意気込んでひとり旅にでた僕は、だれからもそしられない旅行記にしようと、堅固な文体で書いてしまっているのだ。本人からすれば少し堅いかなぐらいであるのだが、慣れない人からみればそれはきっと要塞でも見上げているような心地になるのだ。

「あ、いえ。でもこの文章堅すぎて、こんなの読んだら息詰まってしまいます。そんなところにぱっと明るい写真がほしいんです。あなたの写真は色彩豊かで、大胆な構図で、ダイナミックで、この動きのない旅行記をきっと生き生きとさせてくれる」

 僕は、思いつく限りの美点を話す。これでもプロの撮った写真を見続け、それを文章の隣にレイアウトし続けていたのだ。もしそんなプロ達に混じっていても僕はきっと彼女写真を選ぶと思う。

「それにWebサイトなのです。雑誌ではないのですから解像度も必要ないですし、僕はフィルムスキャンもやってましたから、若干色味が狂っても直せますし」

 すこしだけ顎が上がり、僕は安堵して息をつく。

「ちょっと安心しました」

「撮れないって言われたらどうしようかと思いました」

 彼女はふふと笑う。

「そんに気に入ってくれたんですね、私の写真

 それで僕は、旅行記に載せる写真彼女に撮って貰う事に執着心が生まれ始めている事に気づく。なぜだろうと思い、色味だろか、構図だろうか、被写体の選択だろうかといろいろに理由探しをするが、きっとセンスみたいな所かもしれないと無難に着地する。美感の好きと思うところが似ているのだ。そこの波長が合うのだ、きっと。

 バックミラーの中の、撮った写真ノートPCで確認する姿を見ながら思う。

(出来れば、ずっと一緒に撮ってくれないかな、三ヶ月に一回でもいいから)

 彼女写真に恋をし始めていた。

 まだまだ若いのだし、これから音をたててめきめきと上手い写真を撮るようになる。そうなればちょっとした写真家になるかもしれない、プロというまではいかなくても。そうなってしまってからではもう届かない。今のうちに出会えたのは幸運で、コンビを組んでいれば、有名になっても昔のよしみでほんの少しだけならつき合ってくれるかもしれない。

 そんな打算さえ生まれてくる。

 それぐらい僕は参っていた。

 彼女の撮る写真はそれぐらい魅力的だった。

 二つめのトンネルを抜けてちいさな港を右手に(カシャリ)、まばらな民家の間を抜けて海岸沿いの道を行くと、海一面に養殖場が広がる(カシャリ)。のんびりと車を走らせ地図を片手にちらちら見ると、牡蠣養殖場との記載がある。

「すごーい」

牡蠣だって。そういえば松島近いですし、松島といえば牡蠣ですし」

(カシャリ)

「こんなにたくさんあると迫力ありますね。あ、船が出てる」

(カシャリ、カシャリ)

 はしゃいでシャッターを切る彼女の横顔はまだ無邪気で、疲弊する職場修羅場の数々ですさんだ心にほっと暖かい場所が出来るのを感じ始める。夏の海風を全開に受けながら、真っ青なひかりを浴びているとなにかがほどけてくる。ああ、そうか僕はひとりじゃないのだ。そう思うとほっとし、なにかこれまでずっとひとりで戦ってきたような気がし、その戦いには様々な理由があったのではあるが、それさえもどうでもよいことのように、それよりもこの彼女との旅が楽しくなってきている事に気づく。

 海風の中を、岬を目指して、おんぼろのスズキを走らせるのは楽しい

 バックミラーの中のちいさなカメラマンが嬉々としてシャッターを切るのを見ているのは楽しい

 どんな写真が上がってくるのだろうと心待ちにするのは楽しい

 こんなにも楽しいものかと、内心動揺している自分がいることに気づく。

 不意に彼女がこちらを振り返り、胸に片手を当て深呼吸をする。

「ふう、夢中になりすぎちゃう」

 何度か息をし、そのきれいな眼がこちらを射貫く。

楽しいね、岬めぐり

 僕は、ええだか、ああだか、そんな曖昧なことをいい、その笑顔からあわてて視線をフロントガラスに向ける。胸がどぎまぎしていた。あまりのかわいらしさに動揺しているのに気づく。何重にも防壁を築いていたはずが、いつの間にか彼女はその内側に立っていた。

(この子、どうやって入ってきたんだろう)

 いや違う、目下の問題はそこではない。彼女はちいさなカメラマン旅行記に載せる写真を撮ってくれる。その写真はすてきで彼女との旅は楽しい。でも、そこで彼女が僕の気持ちに気づいたら? いま、落とされてしまった事に気づき、僕がくらくらになっている事を悟られたら。

 彼女は車を降りるかもしれない。

 極力、感づかれないようにしなければならないのか。

 背筋を冷や汗が伝うのがわかる。

 道は小さな港を駆け抜けてすぐに山間へそれを抜けるとまた小さな港、牡鹿半島ドライブはその繰り返しで、めまぐるしく景色が変わる。彼女はそんな移り変わりの速さに夢中で、シャッター音がいきいきと響く。手元の地図を見ると、目当ての岬である黒崎はもう目と鼻の先で、そこから大きな港を抜けてすぐだった。

「間に合いましたね。暗くなる前にたどり着けましたよ」

 バックミラーを見ると夢中でシャッターを切る姿、鼻歌をうたい、表情を輝かせてカシャ、カシャと目の前の光景を切り取っていく。まるで声さえ聞こえていないようで、海風に溶け込むように髪をなびかせる、それを見るだけでも思わず頬が緩んでしまう。

 軽自動車ささやか港町を駆け抜け、半島の最南端へと向かう。

 海は青く右手には、対岸に大きな島が見える。

 牡鹿半島はその東西を大きな島に挟まれている。その緑が海の色に鮮やかに映える。周囲の樹々のにおいが風に混じる。八月を過ぎた平日の夕方近くの半島はひとけも車通りもなく、この光景をひとり、いやふたりじめしている心地になる。ぽんこつのエンジン音だけがこの景色の中に孤独で、秘境へいくでもなしに世界にたったふたりになった心地になる。

(しかし、いったいなんでこんなことになっているんだろう?)

 わからない。

 最善と思える選択肢を選んでいるうちになぜかこんなことになっている。

 かわいい子が写真を撮ってくれて旅もしてくれるんだ、それでいいじゃないか。

 そう、それでいいはずだった。

 半島の南端で折り返して少し高いところにある駐車場のある展望台にスズキをとめる。

 彼女には新しいメモリーカードバッテリーを渡し、僕は早速彼女写真をチェックし始める。鮮やかで躍動感のあるスナップに、僕は夢中になり、そして幸福感に包まれる。

「いいじゃん」

 何枚か、おそらくサービス精神なのだろうが、旅行誌にありがちな紋切り型の構図を見つける。

(こんなことしなくていいのに)

 僕はノートパソコンの電源を落とし、頭の中に渦巻くうれしさとそれをあらわした言葉が浮かび上がってくるのをあれこれと選び始める。エンジンを切り、車を降りると海の香りが風となって包み込む。ふっと息を吸い込んで、こんなにわくわくしたのは初めてじゃないかとふと思う。

(どこいっちゃったんだろう?)

 僕は彼女を探した。

 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 ・すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

2010-01-12

このままのスピードで @ikedanob のフォロワー数が増えていけば2014年

フォロワーが2万人を超えた。

去年の9月上旬に3000人で、1万人を超えたのが11月上旬だから、

このペースでいくと来月にはブログの1日のビジター(新旧あわせて3万人)を超えるだろう。

知恵さえ出せば、先進国にも成長産業はまだまだある。

http://twitter.com/ikedanob/status/7655889894

tヶ月後年月フォロワー類似の数字主な出来事
-42009年9月3,000東大合格者数シルバーウィーク厨の出現
-22009年11月10,000失敗したポスドク計画目標ベルリンの壁崩壊から20年。 @ikedanob のバカの壁が崩壊し、ネット世界侵食
±02010年1月20,000ソフトバンクグループ社員@ikedanob が日本の成長産業になる。以後2ヶ月ごとにフォロワー数が倍増
+22010年3月40,000札幌ドーム座席数1stシングルノブハウス」発売。 @ikedanob 全国ドームツアー開始。失神者続出
+42010年5月80,000沖縄宜野湾市人口@ikedanob 普天間基地問題を解決。沖縄に熱狂的に受け入れられる
+62010年7月160,0002010年3月段階で就職が決まらなかった大卒者数成長産業 @ikedanob がフォロワー雇用。一気に日産自動車グループ社員数を抜く
+122011年1月1,280,000沖縄県人口「ゴッドランドノブオ」として日本から独立専制政治で成長路線をとる
+242012年1月81,920,000日本ネット人口「ゴッドランドノブオ」が日本合併吸収。アジア地域随一の成長産業として、BRICsを牽制
+362013年1月5,242,880,000世界人口超時空要塞小笠原諸島近海に落下。統一地球政府初代大統領の @ikedanob 、次の目標銀河系制圧に設定
+482014年1月335,544,320,000銀河系恒星の数@ikedanob が銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴になってキラッ☆

元ネタhttp://d.hatena.ne.jp/orangestar/20090323/1237743581

2009-12-22

なぜ普天間基地移設先は沖縄県内でなければならないのか

http://b.hatena.ne.jp/entry/obiekt.seesaa.net/article/136231624.html

  • 戦略的な話しをしているのであって、だから沖縄在住の方が反対するなという話しではない

米軍基地のあるところに住んでいるので沖縄県ほどではないがそういう感情は分かる。いや一緒にするな、と怒られそうだが。

基地反対運動ピナツボ山噴火、地政学的事由によりフィリピンから米軍が撤退したことにより、南沙諸島においてプレゼンスの空白が起きた。

その結果ベトナム中国南沙諸島における海底地資源目当ての争いが起こった。

中国軍は環礁を占領、要塞化し地域実効支配のあしがかりとした。

2009年2月、この海域でアメリカの調査船(見かけは民間だが海軍船)が中国船から嫌がらせを受けた。

海南島には中国海軍潜水艦基地がある。

在日米軍の燃料のほとんどは中東(特にサウジ)産石油依存している。

日本国石油輸入のほとんどは中東依存している。

日本シーレーン防衛に金銭面でのみ貢献している状況。

マラッカ海峡からバシー海峡間の航路はまさに南シナ海、この海域の安定なくしてシーレーンの安全はない。

http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&t=h&source=embed&oe=UTF8&msa=0&msid=103121878704941808923.00046e1cdb6d372342ecf&z=3&brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,1

この海域の安全が脅かされる、利害相手国に実効支配されることになればインドネシア南域、マッカサル海峡経由の遠回りを強いられるようになる。

中国に対してことを構えると宣言するようなもの。

米国中国アジアにおける経済パートナー重要な一員と見ている。

米中両国にとって台湾海峡危機のような事態が起こるのはよろしくない。

米国台湾に対して対地攻撃能力を持つ攻撃機の輸出許可していない。

台湾空軍F-16は対地攻撃能力を付与されていないどころか輸出そのものさえ当初許可されなかった。F-CK-1の開発の動機となった。

F-16C/D Block50/52輸出も2008年6月時点で凍結されている。

中国台湾経済的交流を高めている最中であり、これに米国が水を差すような事態は現時点で考えられない。

不測の事態を呼ばないような程度での交流はいつでもありえる。

ただ軍事的同盟は、この先何十年もハードルが高い。

日中戦争太平洋戦争における中国対日感情を考えるととてもじゃないが共産政権党執行部が持たない。

http://www.news24.jp/articles/2009/12/11/04149543.html

そもそも駐留沖縄米軍グアムに持ってく話になってる?

ということだが、ほかに裏付けはどこかにない?

軍備配置・配備は外交メッセージをあらわす道具であること。

国益考慮するならば駐留軍、基地を配備する代償としての地域手当を厚くすること。

政治的に甘言しないこと。出来ない約束をしないこと。

それでも政権に対する反感は起こる。

どのように手当てしても必ず起こる。

政権はこれを甘受すべきだ。

2009-12-14

宇宙戦艦ヤマト復活編 感想

冒頭の「アーアー」スキャットヤマトな気分が盛り上がる。

しかし冒頭からサバンナライオンなど動物が続々登場。

この辺りは、オーディーン(映画)の冒頭で延々と海&帆船時代のロマンを語った西崎節の真骨頂か。

迫るブラックホール

いきなりブルーノアと雪搭乗スーパーアンドロメダが大破。

ブルーノアは横のデルタ翼が後ヒンジで開いてコスモパルサーを発艦させる。

残念ながら、ブルーノアアンドロメダも全く活躍できず瞬殺状態。

雪、爆風に晒され(ミイラ解体ショーのような)不自然な脱衣を披露してどこかに消える。

ボロボロブルーノアに助け舟を出したのはヒゲ&不潔な古代(本当に不潔)率いる貨物船ゆき。

不潔な古代、廃墟状態のブルーノアを神操縦で操りSUS艦隊を撃破。新米相手に存在感を見せる。

一方、雪不在のアンドロメダ満身創痍ワープ成功、惑星アマールに到着。

ヒゲ剃って地球に帰った古代、帰宅するも獣医見習の美雪に軽蔑される。

中年の涙を誘う哀れなKY父親。がんばれ古代

古代邸のベランダから眺める、天空に浮かぶアクエリアス氷塊。

お父さんはヤマトに魂を奪われ家庭をないがしろにしている、とでも言わんばかりの美雪の冷たい言葉

佐渡先生動物病院でも、先生アナライザーをも悩ませるほどの父への反感を露に。

先生の愛酒は旧作の「大酒」ではなく「唯我独尊」。アナライザーのメーターの作画崩れが目に付く。

携帯に召集の連絡があり家を出る古代。冷たい言葉で送り出す美雪。

長官ポストにまで上り詰めた真田さんの説得で、古代第三次移民船団護衛をヤマトで行う事に。

司令部で折原がチラッと登場。

アクエリアス基地でヤマトと対面する古代。しかし待っていたのは生意気新人共。いきなりボコられかける。

「俺達が作ったヤマトなんだぜ!」と所有意識過剰な新人。このノリは中盤まで引っ張られる。

実際のヤマトは、新人達も知らない秘密ギミックが搭載された真田さんカスタム仕様

年取った太助には思った程の違和感なし。機関長らしさも充分、説明パートも適切な長さ。

折原が本格登場。ヒロインは美雪ではなく折原、完全にサーシャです。ありがとうございました。

古代折原と呼んだり真帆と呼んだり扱いが一貫せず。パイロット小林折原に80年代調の求愛アピール。

移民船団&護衛艦隊発進。血気盛んな新人を満載してヤマトも発進。

発進シーンはBGMも含めて軽い印象だが、シーンそのものの印象はさほど悪くない。

悪いのは、発進・離氷後に余韻が全くなく次のシーンに切り替わるという「ヒキの演出」の稚拙さ。

この問題は全編に渡って顕著である。

ともあれヤマトは旅立った!

移民船団&護衛艦隊&ヤマトワープ惑星アマールの月を目指す。

僅か4回のワープで到着できるとの事。案外楽な大航海

哀れ、スーパーアンドロメダ級は単なる量産戦艦。主力戦艦に埋もれて全く目立たず。

巡洋艦宇宙空母駆逐艦もいない。

ウルップ(ヨーロッパのもじり?)星間連合の会議ではSUS(USAのもじり?)国による捏造情報が流され、

地球は侵略者だから多国籍軍で叩くべき」と主張。各国同意。

第一・第二移民船団はわかりやすく航海半ば、中間地点で待ち伏せ撃破されていた。

真帆、中間地点付近で探査プローブを射出。敵の索敵グリッド様のモノを発見

真帆、付近に存在するブラックホール重力を生かしたスイングバイ航法による

ハイリスクな迂回ルートを提案。反対多数なるも古代受諾。作戦室のBGMはなかなか好印象。

移民船団が迂回ルートを辿ってワープ速度を得るための加速中、ベルデル・フリーデ・エトス国が敵襲。

コスモパルサー隊出撃。格納庫パート・発進パートでは小林誠氏の熱意を感じる。

格納庫と発進のシーンだけで設定資料集ができるのでは?という程の異様に凝った作画・演出。

しかし敵側メカの描写・戦闘シーンとなると途端に引いた構図やアッサリした描写が目に付く。

この、メカ描写のクオリティのムラの激しさも非常に惜しまれる。特に敵戦闘機の孵化シーンは酷い。

戦術もクソもない古代艦長。せめて陣形くらいは指示して欲しかった。

ヤマトの攻撃が非常に単調。単一目標を主砲射撃するか、バリアーor通常弾頭ミサイル発射。

どこにあるのかは不明だが、艦体構造物横(対空砲塔付近)にミサイルランチャーあり。

艦体側面ミサイル移民船防衛時に使用。煙突ミサイルも登場して一安心。

主力戦艦ミサイルランチャー発射位置はアルカディアのボレット。

2520第三話でみられた、凝ったミサイル発射ギミックは残念ながら無し。とにかく煙だらけの戦闘シーン。

コスモパルサーオプション装着型なのか別機種なのか「重爆機(たぶん重爆撃機)」登場。

ものすごく角張っていて大気圏内投下に不利そうな自由落下爆弾で、移民船を狙うフリーデ艦を倒す。

移民船をバリアミサイルで守るヤマトを眺めて関心し、暢気に感想を漏らすエトス国ゴルイ将軍

エトス国には武士道があるらしい。武士道に則って砲撃をやめるエトス艦隊。

ハァ?状態なヤマト一同に、ゴルイが唐突にSUSの非道を説く。利敵行為

ともあれ移民船団も護衛艦隊もヤマトワープ成功、アマール到着。

しかし問題はここからであった。

無事アマールに着いたヤマト。しかし、そこで対面したのは雪アンドロメダの残骸。

雪の遺留品帽子のみ。

相変わらずリアルタイム通信の性能が凄まじいヤマトワールド。移住成功に沸く地球司令部。

アマールはどう見ても中東イスラム国家。モスクに細密画、アラブ人ムスリム風様式だらけ。

アマールは希少資源SUSに提供する傍ら同国の庇護を受ける。産油国メタファーか。

古代、いきなりイリヤ女王と会談。

会談後、パスカル将軍に「SUSとの関係が悪化したら危険だから退去してくれ」と銃を突き付けられる。

しかし時遅く、SUS率いる多国籍軍の攻撃開始。破壊される町並。迫る敵戦車

アマールとSUSの外交事情を配慮して武力介入できなくなったヤマト。ああ日本人。悩む古代

宮殿には「ヤマトと組んで戦おうぜ!」と血気盛んな民衆が溢れ返る。ああアラブ世界@仮想戦記。悩む女王

そこにゴルイ登場。「死に場所は選べるもんな」云々語る旗艦シーガル艦長。いきなり死亡フラグ

ゴルイ、SUSのメッツラーさん(中の人は異世界人)と応酬。SUS旗艦マヤ特攻死。特攻一人目。

見せ場も攻撃もなく沈められた旗艦マヤメッツラーはお約束通り脱出。

マヤだけに、デザイン元はブラジルにある「コルコバードキリスト像」?

キリスト教国家による有色人種啓蒙メタファーか。

ゴルイの死が何か心に響いたのか、アマールがヤマトと組んでの独立戦争を宣言。

ヤマトも星間国家連合宣戦布告。独断専行で宇宙に敵を作り続ける古代、ここに健在。ファンはニヤリ。

SU戦車携帯火器で挑むアマール兵。

洋上から煙突ミサイル援護射撃を加えるヤマトの姿はトマホークを放つウィスコンシン

「新たなる旅立ち」でイスカンダル洋上を進むガミラス空母の姿に萌えた人は必見のシーン。

ヤマト移民船を地球に送った後に護衛艦隊を率いて星間国家連合との決戦に臨む。

ここでパスカル将軍ツンデレ発動。仲間にしてくれと頼み込んでくる。

アマール艦はとっても優雅。ピンポイントバリア装備の頼もしい奴。

地球・アマール連合艦隊VS星間国家連合・・・・とはいっても陣容は敵要塞SUS艦隊、ベルデル、フリーデ。

ピチュンピチュン撃ち合う中、要塞の5連巨大砲が遂に火を噴く。

身上昇回避するヤマト。しかし味方には何ら回避命令を出さず、地球艦隊あえなく壊滅。

敵味方構わず巨大砲で殲滅を図る要塞。吹き飛ぶ星間国家連合艦隊。

ヤマトツンデレ将軍の捨て身のバリアで九死に一生を得る。ツンデレ死す。アマール艦全滅。実質特攻二人目。

ツンデレ将軍の死を無駄にするな!」と単身で要塞に挑むヤマトだが、要塞バリアに阻まれる。

折原のターン。敵のバリアーの性質を解析。

見せ場が少なかった副長のターン到来。ヤマト艦首下部に搭載されたミサイル艇信濃」で敵バリアを破るとの事。

搭載方法といい潜水艦然としたテイストといい、まさに「宇宙空母ブルーノア」搭載艦シイラ

副長、決死の単独出撃。「地球をなめるなよ、宇宙戦艦ヤマトをなめるなよ!」は、実は信濃コックピットでの台詞。

古代に「3年間楽しかったよありがとう」的な辞世の句。根拠も何もなくバリア弱点発見副長特攻死。特攻三人目。

バリアが「ガチャーン!」とガラスのように割れる。旧作ファンとしては「ヤマトが被弾したのか?」と一瞬錯覚。

要塞VSヤマトガチバトル。要塞は1つ、砲台は5つ。波動砲の弾数は6発。キリの良いお話です。

SU要塞に同士討ちされ、台詞もなく黙々と戦線離脱したフリーデ・ベルデル両国艦隊。

敵が体勢を立て直す前に決着を付けるべく波動砲を5連射開始。文字通りの連射。溜めも艦首回頭もない連射。

5発の波動砲エネルギーが砲台を潰すと、何故かスターデストロイヤーのような要塞本体もバラバラに崩壊。

クルー要塞本体を「天守閣」と呼んでいた。おっさん節全開な例えが素晴らしい。

お約束ボスメカ第二形態は次元潜航艇。但しガルマンウルフではなく、卒塔婆を放射状に束ねたような異形デザイン

上下左右前後問わず3次元上に浮上し、図体の割にはしょぼいビームチョコマカ撃ってくる。

正面に一門搭載された大型砲含め、旧作に増してノーダメージ鉄壁防御のヤマトにはさしたるダメージを与えられず。

古代、戦闘中に要塞背後の太陽状の天体が敵のエネルギー供給源だと(なんとなく)気付く。

潜航艇、太陽へ向かうヤマトに大型ファンネルのような卒塔婆型攻撃ポッドを放つ。しかしヤマトは止まらない。

太陽に残り1発の波動砲を撃つと、どういうわけか(離れた位置にあるはずの)潜航艇までもがバラバラ。

ヤマト勝利。

が、艦橋メインパネルメッツラーさんが出たかと思いきゃ、異形の生物に変化してパネルからグニャ~と実体化?

魔人ブウと評される事が多いメッツラーさんの正体だが、個人的印象としてはディズニー悪魔キャラ

もののけ姫」のでいだらぼっちの質感と色を持ったハデハデ悪魔。頭と肩の模様はなぜかアマール的。

ヤマトどころか、OVA版ハーロック登場の魔物「ヌー」をも遥かに凌ぐ違和感。困惑するクルー達。

古代に「この宇宙をくれてやる」などと物騒な言葉を投げかけてフッと消える。

そして地球帰還・・・・・といきたい所だがブラックホール急接近。地球滅亡まであと3日!

冥王星・土星があえなく飲み込まれる。天王星海王星の安否は不明。

土星が飲まれる映像は序盤でも使い回されていた。全体的に素材の安易な使い回しが目立つ。CGの陥りがちな罠か。

ブラックホール接近に伴い、地球の天候も荒れ気味に。最後の脱出人員をヤマトに送り出す真田さん。

真田さんは地球残留。非常に格好良い台詞を吐くが、ネタバレは無粋と判断。劇場でご覧あれ。

佐渡先生アナライザーも残留。ミー君は子猫との事。つまり旧作のミー君とは別の猫。

真田さんが送り込んだ救命艇に乗り込む動物病院職員。佐渡先生に脱出を勧める美雪だが、先生ヤマトの男。断る。

アナライザーが美雪を強制的に救命艇へ送り返す。どう考えてもセクハラのチャンスだが今回は無し。

美雪らを乗せて飛ぶ救命艇を落雷が襲い、あえなく森林に墜落。

ヤマトクルー救命艇の行方不明を知り、若手隊員がコスモパルサーで救出に向かう準備をするも古代に止められ激怒。

パイロット小林らは古代を罵るが、古代小林らを制止したのは「自分が救出に向かうため」だったと知り浅慮を恥じる。

ヤマト艦尾カタパルトからせり出すコスモゼロ。翼展開シークエンスが神。小林誠氏の良い仕事が目立つ。

無事美雪を救出した古代。雪の帽子を美雪に見せ、雪を探す決意を娘に見せる。残りの搭乗員は生死不明、華麗にスルー

話はいよいよ終末へ。

美雪はヤマト第一艦橋にて父と共に。父娘の絆が蘇って一安心。

最後の移民船団&ヤマト地球を去る。号泣しながら地球に別れを告げる移民組。

残留組は真田さんや先生のみならず、チベット僧と思しき坊さんなどなど。

ブラックホール接近に伴い、更に荒れ狂う空。サバンナでは曇り空程度。

わくわく動物ランド開始。ライオンが某大帝よろしく崖で吼え、動物大図鑑なシーンが延々と続く。宗教アニメ的。

佐渡先生曰く「動物が危機を感じていないのだから地球大丈夫なのだ」といった説明。レミングですか。

ミーくんが子猫、という台詞はこの説明の際に出てくる。

地球という故郷を失うに至り、人類の愚行を憂う古代

そこにメッツラーさんがいきなり超ノリノリで登場。第一艦橋のド真中を占拠。この時を待っていたらしくルンルン。

自らネタバレ開始。自滅フラグ立つ。

曰く

「私は違う次元の世界からやってきた生命体デース」

「私の世界には恒星惑星が少ないから、あのブラックホール状のモノで資源採取させてもらってマース」

との事。ひとしきりカミングアウトして消える、敵に優しいメッツラーさん。お茶目

古代メッツラー消滅の次の瞬間にブラックホール攻略のヒントを思い立つ。「制御装置破壊する」

フラグ回収早すぎ。復活篇に布石の文字は無い。

折原の最終ターン。電算室フル稼働でブラックホール解析開始。

一方、ブラックホール内では通常の波動砲だと弾道が曲げられる危険性があるとの指摘。

折原クルーは6発斉射を思い立つが、理論上可能でもハイリスク過ぎるとの折原の試算。

ここでまさかの真田さんターン発動。折原波動砲斉射を試算した事が起動キーになっていたらしく、

真田さんが密かに仕込んでいた「斉射モード」起動。クルー驚愕。残念ながら本人の名台詞は無し。

折原らが制御装置発見ヤマトブラックホール突入。途中で第三艦橋大破。電算室クルー全滅。折原死亡。

第三艦橋はメチャメチャに壊れ、球形の電算室も壁が破れて宇宙空間に露出。

新人波動砲を撃つ構えを見せるが、まさかの展開その2。「俺が撃つ」と古代新人を押しのける。

波動砲発射。ブラックホール破壊ヤマトは本編中初めてボロボロに。

ラスト、眠るように死んだ(?)折原の姿に地球の姿がオーバーラップナレーションも無くエンディング突入

一部で騒がれてるほどには、監督スタッフ名の大写しには違和感なし。

アルフィー主題歌も切々としていてエンディング向け。

最後まで聞いて余韻の演出の拙さを補えば「新しいヤマト見たー!」的達成感も増す印象。

2009-07-05

ヱヴァンゲリヲン

ヱヴァンゲリヲンのその後

レイシンジを取り込んだまま凍結されるエヴァ初号幾。

廃棄される要塞都市。幽閉されるネルフ関係者

ドクマへと投下されるエヴァ6号幾。胎動するエヴァ8号幾とそのパイロット

セントラルドグマに幽閉されたリリスはその本来の目的である「物語」生成をはじめた。

ADAMを捕食したゲンドウ

リリスから生まれたエヴァ初号機綾波レイ碇ユイ/リリスの魂)と、碇シンジ(18番目の使途/リリン人類)を体内に取り込み「神」へ続く階梯を昇る。

リリスは「物語」生成により因果律を支配し、時空間に多元宇宙を発生させる。

最終目標リリスを撃破する為にエヴァ初号機セントラルドグマへ。

そこへ立ちはだかるEVA6号機と渚カヲル、月の裏側の地中深くの遺跡から発掘されたEVA8号機とメガネ

超絶最終進化形態差延し続ける碇ゲンドウの三つ巴の戦いの果て、全てを「捕食」する事によってエヴァ初号機は「巨大知性体リリス」を破壊するに至った。

「これで、全て終わる。リリスが発生させた「物語」は多元宇宙内で無限物語と登場人物の役割を変異させながら、様々な形象を持って「君と僕のセカイ」を数多の数生み出してきたが、「君と僕のセカイ」の、全ての始まりを断ち切った事で劇終し、僕(シンジ)は救われる」

シンジ独白後、結局宇宙は無数に分裂したままとなった。

シンジを巡る「物語」は収斂したものの、リリスの暴走によって、多元宇宙はそのままとされ「重力変動源」やら「光の国」やら「蟲と話す少女」程度なら可愛いもので「シュバルツシルト境界面を割ったり」「多元宇宙の先の神」とか「天使」とか「妖精」とか「炎髪灼眼」やら「魔法」とか「FSS」とか「ハードボイルドワンダーランド」とか「浮虜記」とか「古事記」とか「日本書紀」とか「聖書」と「カエサル物語」なんかが生まれた。

でも、その全ては「巨大知性体リリス」の記号的限界に直面している事が後に解明された。それらは東洋の島国に棲む少数民族が太古の昔に使用していた「言語」で書かれていたそうな。。

エヴァ日本文学宗教の融合の果てに「物語」の統合を図る「物語」でした。

2009-06-28

予告

レイシンジを取り込んだまま凍結されるエヴァ初号機

廃棄される要塞都市。幽閉されるネルフ関係者

ドグマへと投下されるエヴァ6号機。胎動するエヴァ8号機とそのパイロット

ついに集う、運命を仕組まれた子供達。

果たして、生きることを望む人々の物語は、どこへ続くのか。

次回

ヱヴァンゲリオン新劇場版

Quickening

さぁ~て、この次も、サービスサービスゥ!

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