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はてなキーワード: ムスリムとは

2024-11-22

ハラール認証が「厳格なイスラーム解釈だ」などというバカな誤解を解かないといけない。

あれはイスラーム法的に出鱈目な、無知な非ムスリムムスリムを騙して認証料を巻きあげるために「イチャモン」をつけているだけ。

その上で、アッラー差し置いて自分たちでっちあげた規則ハラールとして人々に押し付け

ハラールハラームを定めるアッラー大権簒奪し自らを神とするシルク(多神崇拝)の多神教を犯す極悪人だということ。

但し大罪押し付けハラール認証であり、自己責任ハラールマークではない。中田考

2024-11-07

選択夫婦別姓に反対するたった二つの理由

支持者が「選択肢が増えるだけで誰にも不利益は生じない」って嘘をついているか

行政コスト代表されるように、これまで同性で回していた部分の制度を変えるわけだから相応にコストは掛かるわけだよな。

なんでそれを正直に言わないんだよ。

コストがかかっても、それにより得られる便益は更に大きい(旧姓使用なんかにかけてるコストのほうが大きい)

または

コストいくらかかろうが重要施策から実現すべき

ってちゃん説明しろよ。そんなとこで嘘つく人たちにはとても良い賛同できない。

どうせ他にも何かデメリット隠してんだろ?と思ってしまう。

より選択肢の増える他の政策があるから

より選択肢の増える施策として、「多夫多妻ムスリムの方がよく言ってるね、一夫多妻については)」「近親婚(まさか障害遺伝病の可能性が高いかダメとか言わんよな?)」「婚姻年齢引き下げ(これは意思能力的に微妙か)」などなどな。なんで選択夫婦別姓だけ優先せねばならんのかさっぱりわからない。むしろこれらを求める方々の方が、現状では結婚できないのが結婚できるようになるんだから施策としての優先度は高そうにさえ思える。

これなら賛成する施策

二通り。

いかなる形態婚姻関係公的に認める(結果として婚姻に伴う各種優遇はなくなる)

または、

公的婚姻制度は全廃する。宗教でも営利企業でもそれぞれで認定すればいい(教会認定していたイメージ

どちらかと言うと後者の方が好みで、前者は渋々という感じ。

憲法理念からしても国民は個々人として尊重されるもので、相続その他諸々の諸制度家族を基本とするのではなく、個々人を基本としたものとすべきだろうと思う。

もちろん戸籍制度はいらないし、国民は個々人で把握できていれば十分、と考える。

追記

「今まさに強制同姓で困っている人がいる」という視点がどうしてないのか謎

疑問手に一切答えてない点も酷いけど、それに加えて、「今まさに近親婚できなくて困ってる人がいる」という視点がどうして持てないのか謎、みたいになんでも言えるわけで。アホなのか?

2024-09-21

大分県日出市のムスリム墓地問題

ムスリム墓地建設に反対している人々は、水質の汚染懸念理由に反対している。

しかし、建設予定地近くのトラピスト修道院では30年前から土葬を行なっている。トラピスト修道院土葬の停止を求める声は聞かない。キリスト教徒ムスリムで、水質に与える影響は違うとでもいうのか。

それに、全国各地の土葬墓地水質汚染問題は起きていない。さらにいえば、水質の懸念については、水質モニタリング継続的に行っていくことが決められている。

日本水産物について、街頭インタビューを受けた中国人が「数値で問題ないのは分かるが、心理的ちょっと」と言っていたが、同じようなものだろうか。福島原発ムスリム墓地中国人=反対の地元住民、とでもいえようか。

むき出しの差別心で、手続きが延々と先送りにされ、止められようとしている。

どうなの? と思うのだけれど。

2024-09-13

公立学校ハラール給食で肉を出したら憲法違反

※もしも厳密に運用されているなら、の話。

ハラールは単に「豚肉抜き」の料理ではない。牛などの豚以外の肉を使う場合も、「啓典の民屠殺しないとハラールではない(多神教徒が屠殺したものハラールではない)」というルールがある。

したがって、ハラール給食特定宗教業者からのみ肉を購入、という意味である。これは特定宗教優遇を禁じた憲法違反する。

もしも公立学校ハラール給食を出すのであれば、牛肉羊肉鶏肉も出してはいけない。魚料理野菜料理しか出してはならない。

豚肉を抜いただけのメシをハラールと呼んでいるだけのなんちゃってハラールなら憲法違反とは言い切れないが、それをハラールと呼ぶのはムスリム住民への騙し討ちでは? という問題も生じるだろう。

2024-08-12

anond:20240811120625

エジプトにいた増田です。

思いのほか多くの方に読んで頂けたことに当惑しつつ、大変感謝しています

そんなに人の興味のあることではないとは思うのですが、せっかくの機会なので、自分の考える(自分出会ってきた)アラビア語イスラームのことを、ちょっと書かせて頂きます

大前提ですが、自分は基本、道楽勉強してきた人間で、職業的研究者ではありません。大学の専門も西南アジア史とかではないです。あくま個人体験を元にした個人の感想で、学問裏付けあやふやな大雑把なお話だとご理解下さい。

(いきなり余談ですが、わたし出会ってきた「アラビア語の達者な日本人」は必ずしも研究者ではなく、一番多いのはマリジムスリム、つまりムスリム結婚した日本人です。彼女たちはエジプト社会に溶け込んで普通に暮らしているので、普通言葉が達者です……十年いても全然ダメでかつ謎の力で意思疎通できる不思議な人もいましたが(笑)

シリア人結婚シリア在住の女性とは、帰りの飛行機で隣り合わせて、息継ぐ間もなく喋り続けて良い思い出です。彼女から聞いた当時のシリア事情は外から見た「残虐なバッシャールvs自由シリア軍」みたいな構図とは全然違って、目を開かされました。

また日本在住のマリジムスリムでも、家族親族との交流クルアーンのために熱心に勉強し、大変流暢な方がおられます

ほとんどの場合ムスリム男性日本人女性で、これはイスラーム圏において異教徒の嫁を貰って改宗してもらうのは敷居が低い一方、女性をよその男性にさらすのは極めてハードルが高いせいでしょう。逆のパターンを1組だけ知っていますが、これは女性側の家が相当裕福なインテリ層で、留学経験などもあるためでした)

先述の通り、わたしアラビア語に関心をもったのはイスラームへの興味からでした。

イラン人についての書かれた元増田の方が、「クルアーンアラビア語はお経みたいなものイラン人にはわからん」といったことを記されていましたが、本当にクルアーンはお経的だと思います

お経的というのは、意味内容以前に「音をそのまま」読誦することが重視されている、という点においてです。

日本仏教徒で熱心にお経を読まれている方も、楽譜みたいな感じで音そのものを覚えつつ、意味勉強すると思います。非アラビア語話者ムスリムにとって、クルアーンはちょうどそんな感じです。

何ならアラブ人にとっても、クルアーンアラビア語は非常に古い言葉ですので、普通に読んだら意味のわからないところは沢山あります。ただ幼少期から声に出して読誦し丸暗記しているし、その意味も大抵は教えられているので、特に疑問に思わないだけです。

(お世話になっていたエジプト人の先生クルアーンについて話していた時、「アン=ナージアートかぶっちゃけ全然わからん!」と言っていたのを覚えています。これはクルアーンの後半の方にある非常に韻文的で語彙的に難しい章で、短いので多くのムスリムが丸暗記していますが、初見アラビア語として見たら大学出のエジプト人でも「全然わからんものです)

一点留保をつけると、「古いからわからない」という意味では日本人にとっての平安時代言葉に似てはいるのですが、前のエントリでも書いた通りアラブ世界ではフスハーという形で古いアラビア語が割と保存されているため、日本人における古語ほどは難しく感じないと思います

ついでに言えば、少なくとも大多数のエジプト人は、アラビア語と言えばこのフスハーのことだと信じていて、学校の「国語」にあたる時間ではフスハー勉強します。普段使っているアーンミーヤエジプト方言はその「崩れたもの」くらいの認識で、「勉強するに値しない」「文法なんかない」と本気で思っています大学出の語学教師さえ、「この仕事につくまで、アーンミーヤをわざわざ勉強するなんて考えたこともなかった」「文法なんかなくて、自然にできると思っていた」とか言い出すほどです。

外国人視点で見れば、フスハーアーンミーヤラテン語フランス語くらい離れていて、勉強すれば連続性がわかり、「ここがこう変化して今こうなのか!」と感動するのですが、最初に耳で聞くとまったく別言語に聞こえます勉強しないで自然にできるわけがありません。

話がズレましたが、クルアーンは(お経のように)そのままのアラビア語を声に出して読み丸暗記するのが基本です。

キリスト教聖書は色んな言語に訳されていて、普通各自言語で読むものだと思うので、その点がかなり異なります。ただ、周知の通り聖書大衆口語への翻訳が本格的に行われるようになったのは宗教改革以降で、元来はキリスト教でも「音そのまま」が基本だったのではないかと思います。おそらく大抵の聖典とか、宗教的行為というのは、意味以前に音や身体操作をそのまま発して覚える、反復することが大切だったのではないでしょうか。

何が言いたいかと言うと、現代日本に生きるわたしたちは、宗教というと信念体系とか戒律とか、知的理解できるもの第一に考えてしまいがちですが、元々はもっと音楽的で、意味論理性よりも「ノリ」みたいなものを重視していたはず、ということです。

現代で言えば、ヒップホップみたいな感じでしょうか。ヒップホップ全然詳しくないので的外れだったら申し訳ありませんが、フロウとかライムとかは、意味整合性全然どうでもいいとは言いませんが、音ノリと意味あいまって全体の美しさが練られると思います歌詞を紙に書き出して意味を深堀りする、みたいな作業は、批評的・研究的には意味があると思いますが、そこに第一義があるわけではありません。

英語ヒップホップ歌詞を全部翻訳して、その意味内容だけをじっと見つめていても、多分その曲の本質にはあまり近づけません。同様に、イスラームについて「戒律が厳しい」とか「豚肉ダメ」とかそんなところだけ見ても、実際にムスリムたちが行っている、あるいは身体化している「それ」からすると、的を外してしまっている可能性が大いにあります。そしてイスラームに限らず、(現代的にはただの迷妄のように片付けられがちな)宗教行為信仰というものは、容易に翻訳可能知的了解やすい部分だけ追っても、なかなか「肝」のところが見えてこないのではないでしょうか。

特に聖典のような古い言語は韻文的性質が強いです。アラビア語ヘブライ語のような近い言語ならともかく、日本語のような遠い言語翻訳すると、どうしても元々の「ノリ」が失われてしまます。やはり対象言語を基本だけでも学び、翻訳原典の両方を活用しないと、うまく「詠む」ことはできません。

クルアーン特にマッカ期と呼ばれる初期に啓示された後半部分は、大変韻文的性質が強いです(クルアーンは概ね時系列と逆に章が並んでいます)。日本では「戒律の厳しい宗教ルールブック」みたいなイメージが強いかもしれませんが、そういう約束事みたいなことを書いている部分は、まったくないとは言いませんが極めて少なく、では何が書かれているかというと、概ね「神様スゴイ」ということを手を変え品を変え表現しているだけです。本当に同じことを言い方を変えて反復しています。あとは「現世は戯れ」「不信仰者を待つのは火獄の責め苦」「楽園には川が流れている」みたいな抽象イメージが多いですね。

音楽的ノリが強いので「サビ」みたいな部分もあって、ごにょごにょエピソード的な話が続くと、とてもわかりやす言葉で「まことアッラーは慈悲深い」みたいなお決まりフレーズがビシッと入りますごにょごにょのところが言語的にちょっと難しくても、サビだけは聞き取れるので外国人にやさしいです。

またヘブライ語聖書旧約聖書)のエピソード知識として前提されている雰囲気があり、ちょっと二次創作っぽいというか、ユースフヨセフ)とかイブラーヒーム(アブラハム)とかヌーフ(ノア)とか、旧約キャラの話が脈絡なくフラッシュバックのようにパッパッと入ります。旧約エピソードアラビア語的にカッコイイ韻文で表現されているのは、こんなことを言うと怒られそうですがファンアートっぽいというか、音楽的に昇華されている感じです。

こうしたエピソードっぽいフレーズ時系列で並んでいるわけでは全然なく、「そういえばアイツもこうだった」みたいに話題ごとに何度も引っ張り出されます

この文体翻訳で読むと非常に冗長で退屈極まりないのですが、音で聞くと大変心地良く、カッコイイのです。情報として全然新規性がなくても、「出ました! ムーサー(モーセ)の話!」みたいに盛り上がります

わたしは今でも、車を運転する時は「今日はアル=アアラーフでいくか」みたいに、正に音楽をかけるノリでクルアーン読誦を流しています。心が落ち着いて安全運転です。

良く言えばノリが良く、悪く言うと深く考えてない感じです。

余談に次ぐ余談ですが、「クルアーン」というカタカナ表記学問的な界隈では結構からポピュラーだと思いますが、昔から一般的なのはコーラン」ですよね。

カタカナで正確に書けるわけがないのだからどっちでもいいんじゃない?とは思いますが、ちょっと疑問に思っていることがあります

クルアーン」というのは表記に忠実な感じの書き方で、あまり良い例ではないかもしれませんが、「stand up」を(ステァンダッではなく)「スタンドアップ」と書くみたいな方針だと思います

では「コーラン」の方が音に忠実かというと、そうではなく、これは多分、英語表記からカタカナに起こしたものです。ラテン文字表記でquranとかkoranとか書かれていたのを、カタカナにする時に「コーラン」にしたのでしょう。

英語圏の人たちが一般にこれをどう発音しているのかよく知らないのですが、もしアラビア語の音に似せるなら、後半にアクセントがあるはずです。

ところが、理由はわかりませんが、カタカナにする時になぜか前半アクセントイメージで「コ」の後に伸ばし棒をつけて、擬似的に強弱アクセント表現したようです。

実際に耳で聞けば後半にアクセントがあるのは歴然としていて、日本人感覚簡単カタカナ表記を考えるなら「コラーン」あたりが音的には一番近いと思います。これを普通にカタカナ読みしても多分通じますが、「クルアーン」「コーラン」はまずわからないでしょう。

別にどっちでもいいのですが、アラビア語には日本語のように長母音的な概念があるので、素直に似せていけばいいものを、わざわざ第三言語ラテン文字表記に引っ張られているのがちょっと悔しいです。

同様にラテン文字表記英語圏での表記)に引っ張られているらしいものとして、「メッカ」はどう考えても「マッカ」で、これはカタカナ読みでも通じます。「カタール」は普通に聞いたら「カタル」が断然近いです。

あと不思議なのはアッバース朝」とPLOの「アッバス議長」は同じ名前なのですが、なぜか文脈表記が違いますよね。「アッバース」の方がアクセント的に近いです。これも多分、議長の方がラテン文字表記に引っ張られたのでしょうね。

これは完全に自分語りですが、わたしは割とキリスト教の影響のある環境に育ちました(信者ではありません)。子供時代はどちらかというと反発し、宗教とはなんてアホで小うるさいものなんだ、くらいの幼稚な考えを抱いていたのですが、肯定否定はともかく、信仰なるものについて考える機会は日本人としては多い方だったと思います

その中でイスラームは、911やその後の騒動もあって印象が強烈でした。行為のものは単なる殺戮肯定できるものではありませんが、何年もかけて潜伏し飛行機の操縦を学び、自分の命を投げ捨てて突っ込むというのは尋常ではありません。一方で、世界に16億いるというムスリムが皆こんなぶっ飛んだ感覚殺戮であるのは、常識的に考えてありえないと思いました。

では実際のところ、平々凡々たる市井ムスリムたちはどうなのか? 彼らが信じている、その中で生まれ育ち生きているイスラームとはどんなものなのか? というのが、今思うと出発点だったと思います

色々本を読むとそれなりにイスラームについての一般常識はつくのですが、それらはあくまで、頭の良い人が外から観察してまとめたものです。しかしわたしが知りたかったのは、もっとレベルの低い大衆的な肌感覚みたいなもので、それを知るには内的に追体験するというか、彼ら自身立ち位置になるべく入ってみて、そこから世界を眺めてみないといけない思いました。

キリスト教でも仏教でも熱心な信徒もいればなんちゃってクリスチャンみたいのもいるわけですからムスリムだって色々なはずで、「さほど熱心ではないけどやっぱり信じてる」みたいな人もいるはずです。どちらかというとヘボいムスリム感覚同化してみたかったです。わたしはヘボい日本人ですから

この低水準の信仰感覚というのは、あくまわたし個人の感じてきたところでは、幼い頃から聞いている歌がつい口をついて出てしまうみたいなものかと思います

大人ですから知的敷衍して約束事のように語る部分もありますが、多分そこは本質ではなく(彼ら自身は見栄っ張りなので、よそ行きにもっともらしいことを語るものなのですが)、もっと身体的で音楽的なものこそが大元なのだと、自分は感じています

そしてこの感覚は、サピア・ウォーフの仮説ではないですが、言語と密接に繋がっています言語文化宗教連続体で、どれか一個だけ取り出して眺めようとしてもなかなかうまくいきません。

まぁ、そんな風に見てみると、意味のわからない人々についてもちょっとは親しく感じられるんじゃないかなぁ、と思います

そんなこと興味ない、親しみたくなんかない、という人が大勢しょうが、違う場所から違う視点ものを見てみるのは、何でもすごく面白いものだとわたしは思いますよ。

人生、旅じゃないですか。

2024-08-10

anond:20240809212549

とても面白かったです。

当方結構前ですがエジプトに計2年くらい滞在アラビア語目的留学)、多少アラビア語を話しエジプト人と交流のあった人間ですが、イラン人ペルシャ人)がアラブ人を嫌って見下している感じはわかります。まぁ実際、歴史的に見るとイラン先進文化的な国で、人も繊細な感じがします。

それに比べるとアラブ人イスラーム以降にイケイケで拡大しただけで田舎くさい感じがするし、特にエジプトは「アラブ大阪」という感じでコテコテから水と油かもしれません。言語もまったく違いますしね。

そして多くのエジプト人(もちろんすべてではない)はイラン人シーア派の人を蛇蝎の如く嫌っています無神論者とか共産主義者と同じくらいイメージが悪い感じです。キリスト教徒のことはそんなに嫌っていないし、エジプトには1割くらいコプトの人がいますから、まぁ宗派対立がないとは言いませんが、割と知っているしそれなりに共存しています。(追記当方イスラームへの関心もありアラビア語を学んできたので、イスラームシンパシーがあるのですが、エジプトにいると正直、コプトの人の方が上品で話が通じる確率が高い感じです。ただ、少数派はどこでも品が良い=そうでないと生き残れない、ということかもしれません。ハーリド・アル=ハミーシーの『タクシー』という小説勉強用に訳したりしていたのですが、この中でも、イスラーム的に非常に尊敬できる態度を取っていたタクシー運転手が実はキリスト教徒とわかり、語り手が恥じ入り、多数派エジプト人のだらしなさを嘆く下りがあります

「同じイスラームの中の異端こそが憎い」わけですが、この「全然違うと許せるけど、ちょっと違うと許せない」という感情一般によくあることでしょう。日本韓国だってよそから見たらめちゃくちゃ似ていますが、だからこそ変な悪感情を抱く人たちもいます隣国なんてそんなものかもしれませんね。

ちなみにカイロの町には稀に観光客イラン人もいますが、服装などの違いで一目でわかります特に女性はアップにした髪で後ろを盛り上げて前髪チラッと見せる感じが独特ですよね。顔つきもイランの人はシュッとしている印象。もちろん、嫌っているからといって道を歩いているとボコボコにされる、とかいうことはありません。

エジプトから見た隣国イメージについては、個人的に気になったので結構多くのエジプト人に聞いてみたことがあります

あくま個人観測した範囲ですが、サウジイラクなどの湾岸諸国についてはとりあえず「金持ち」。サウジにはエジプト人が大勢出稼ぎに行っています

エジプト地域大国で、アラブ諸国の中では人口で突出していますが、逆に人間以外なにもないので、サウジにはエジプト人が教職などでたくさん入りました。エジプトには世界最古の大学・アズハルがあります。その教師たちの一部が極端なサラフィー思想サウジに持ち込み、それが後の過激派組織を生む一契機になった、とかも言われています(まぁ色々な要素があると思いますが)。

シリアについては、上品イメージエジプト方言から見るとシリア方言フスハー(正則アラビア語)に近く、なんか「京言葉」みたいな感じがします。時代劇セリフを敢えてシリア方言でやっていることがありますエジプト人はうるさいけど、シリア人は物静かな感じがします。

アルジェリアとかモロッコとか、いわゆるマグリブ地方については全然別世界という感じでよくわかりません。この辺は方言も非常に異なり、エジプト人でもよくわからないようです。湾岸パレスチナシリアあたりの言葉エジプト人的には慣れれば問題ないようですが、マグリブフランスの影響も強く難しいようです(エジプト方言に親しんだ一ポンコツ外国人的には、パレスチナシリアくらいでギリなんかわかる程度、湾岸でもうわからないです)。

ここまではアラブですが、トルコについてはイランのような悪感情は持っていないですが、文明的、支配者層のイメージそもそもエジプトは元々オスマン帝国の版図にありましたし、あの辺りは日本のようにネイション区切りがわかりやすくなく、例えばエジプト人なら「エジプト」「アラブ」「ムスリム」と複合的なアイデンティティのあるものですから、割と連続なのだと思いますトルコ系の血の入った人は沢山いて、トルコ語由来の言葉も多いです。

エジプトに行くと「旦那!」「ミスター!」みたいに呼びかける「バシャ」という言葉をよく聞くと思いますが、これもトルコ語です。ケマル・パシャとかの「バシャ」。アラビア語はPとBを区別しないので(日本人にとってのRとLみたいな)、「バシャ」みたいに発音します。

話がズレますが、イタリアエジプト地中海を挟んで目と鼻の先なので、イタリアとも言語的に被るものがあるようです。アレキサンドリアなんて地中海文化で、大昔はローマ帝国の一部でしたからね。

こういう風に色んな支配者が入れ替わってきた地域歴史を考えても、アラブの拡大があくまイスラームの拡大であったのに対し、イランイランで割と確固としてあり続けていますよね。イスラーム化することでアラブ化した地域と、ムスリムにはなっても自分たち言語文化を維持した人たちがいるのだと思います

2024-08-05

民主主義を捨てて宗教弾圧しないと民主主義は滅びる

アメリカ見てりゃわかる。

宗教やってる人らは子供をたくさん作る。教義から

リベラル自由恋愛と、自由生活スタイルだし、中絶も推奨してるので人口が減っていく。

結果、アメリカ福音派含めた宗教と、金持ちの国になる。

リベラル中間層はごっそり居なくなる、新自由主義福音派の融合した国となる。

リベラルムスリムを過剰に守ったり、移民を推奨するのは、そういったアメリカ保守的宗教勢力抵抗するためだろうが

ムスリムリベラルではないし、移民宗教に吸い込まれていくので、あまり意味がない。

日本はこうならないようにするべきだが、政治志向のある宗教自由活動できるかぎり無理だろう。

無神論者や、消極的宗教信者(惰性で仏教やってる人)たちは子供を産まなくなり、どんどん減っていく。

アメリカから100年遅れぐらいで、日本も似たような状況になるだろう。

2024-07-31

anond:20240731231737

左翼ってそれ好きよな

ムスリムの前でも、宗教かに出来るのか?ちなみにイスラムのほうが寄付圧力どぎついからな

2024-07-28

平和の祭典なのに〜とか言ってるやつら

あんハッピークィア表現や、グラン・ギニョール風のかわいらしい悪趣味劇程度で拒否反応示してるひとびと見てると、ほんと日頃から常識的資本主義最適化された歯ごたえのない創作物ばっかり見てんだな〜、そら美術とか誰も見ないし興味ないわな〜と思わされる

てか批判してるやつ、だいたいネットに流れてくる画像切り貼りのまとめしか見てなさそうだし、ほんまくだらん。

単に自分のクソ狭い常識と好みの埒外からって「平和の祭典なのに〜」とか「アジア軽視〜」とかお題目つけて苦言を呈してるつもりの人たちは、イスラエルがふつーに出てることや、パリ路上生活者が立ち退きさせられてることや、現代パリにたくさんいるムスリムたちが無視されてることにこそ問題意識を向ければいいのにね

  

2024-07-24

anond:20240724144214

ムスリムフランスのような世俗国家で暮らす穏健な信者でさえトランス含む性的少数者に対して差別的から排除されるのは仕方がない

不寛容差別主義者)に対して寛容であってはならないということ

キリスト教のように

イエス様は愛と平等を説いたのだからキリスト教徒はLGBT権利を認めるべき」

旧約聖書女性差別同性愛差別っぽい文言は新約でイエス様が上書きしたかノーカン

程度にイスラム教現代社会に合わせてアップデートして出直してください

トランスさん、ムスリム女性排除してしま

https://x.com/JqNpy1/status/1815644562138054699

性自認至上主義国では女性専用プールなどにトランス女性自称の男が入り込んでくるよーになってムスリマが利用できなくなってる。あんたらムスリマ排斥してるんやで?

そらそうや

身体男性が入ってきたら困るのはムスリム女性の方や

ほんまトランスウーマンヘイターやな

2024-06-23

anond:20240621081625

それだけ「家長」に求められる社会的要請デカ

シリアイスラム国に裕福なムスリム地域からボンボンが多数参加したのも、男性に求められる圧力からの逃避

ジハードなら面目が立つ

2024-06-21

コロンブス残酷奴隷商人だったのか?

当時のスペイン植民地政策を「エンコミエンダ制」という。

エンコミエンダ制」は、対イスラム戦争であるレコンキスタのなかで生まれた。

軍人たちは、占領した土地ムスリムを働かせ、そこから利益を得ることができる、というものだった。

それは、ある意味では秩序を保つための規則だった。

前線で戦う指揮官が、現地の異教徒を皆殺しにするとか、略奪だけして放置するとか、そういうことをするとスペイン本国としても困る。

責任を持って異教徒たちを守り、教育もして、領地をきちんと統治しろよ、という話である

ちなみに「教育」というのは、スペイン語やキリスト教教育のことで、キリスト教布教活動であり、一種同化政策でもあった。

この「エンコミエンダ制」下における異教徒は、過酷労働を強いられたが、法的な扱いとしては「奴隷」ではなかった。

教徒たちは、あくま国王から軍人たちに「委託(=エンコミエンダ)」された領民であって、軍人が所有するものではなかったし、売り飛ばされることもなかった。

戦争捕虜にした異教徒奴隷として売ることと、戦争支配した土地の異教徒を働かせることは、異なるものだったのである

さて、このエンコミエンダ制が、アメリカ植民にも適用された。

イベリア半島ムスリムから取り返したのと同じやり方でアメリカキリスト教国にしていこうね」という流れである

コロンブスもそういうノリで、西インド諸島植民地を築き、先住民たちを働かせながら、キリスト教を広めていこうとしていた。

原住民たちの信仰尊重しつつ仲良く住み分けていきましょう」なんてことは最初から想定されていなかったわけだ。

ちなみにコロンブス宗教的情熱ガチガチガチだったらしい。

このときスペイン本国は「アメリカ先住民スペイン国民として扱う」「だから奴隷にしてはいけない」と命じていた。

一方で、コロンブスは「それはそれとして反乱を起こした先住民奴隷にしていいだろう」と思っていた。

戦争捕虜にした異教徒は、奴隷として売り飛ばすのが普通だったのである

コロンブスが、反乱を起こした先住民奴隷としてスペイン本国に送り、イザベル女王を怒らせた、というのは、そういう話だった。

そうした出来事もあり、またスペイン植民者たちの不満の声が届いたことで、スペインコロンブスのもとへ査察官を派遣した。

査察官のボバディージャは、スペイン植民者たちの証言を集めた。

トウモロコシを盗んだ男が耳鼻を削ぎ落とされて奴隷として売られた」「コロンブス悪口を言った女が舌を切られて裸で引き回された」といった暴政が報告された。

コロンブスはそのまま拘束されて、スペインへと連行されていった。

申し添えておくと、ボバディージャはコロンブスに代わって植民地総督になっているので、コロンブスを追い落とす動機はあった。

スペイン植民者たちがコロンブスに不利な証言をする動機もあっただろう。

当時、エンコミエンダ制のもとで先住民労働管理していたのはコロンブスだけだった。

まり先住民労働から利益を得ていたのもコロンブスだけだったということだ。

植民者たちは「私たちにも先住民労働者を渡せ」と要求して反乱を起こしていた。

ボバディージャは、そういった植民者たちに味方したので、彼らはボバディージャの統治を歓迎した。

実際、ボバディージャの統治以降、エンコミエンダ制は有力な植民者たちにも適用されるようになり、いっそう拡大していったのである

スペイン植民地政策批判者として有名なラス・カサスは、コロンブスの息子と親しかったので、コロンブスに対しても非常に同情的だった。

ラス・カサスがアメリカにやってきたのはコロンブス失脚後なので、彼自身コロンブス統治時代体験していない。

ラス・カサスが実際に目撃したのは、コロンブス以降のスペイン人たちの所業である

よって、コロンブス残酷統治をしていたかどうかは、査察官ボバディージャの報告を信じるかどうかが大きい。

現在コロンブス批判派は「ボバディージャの報告こそコロンブスの残虐さの動かぬ証拠だ」と主張し、コロンブス擁護派は「それはボバディージャが捏造したのだ」と主張している。

anond:20240621101851

イスラム教では現世は死後の世界天国に行くための試練の場でしかないので、

巡礼の結果、死後の世界に行けるのであればその巡礼善行であり、素晴らしいことなんだよね。

ジャップくらいだよ、生きるために生きてるのは。

ムスリム大事なのはいか死ぬか。殉教するなんていうのは最上級生き方

2024-06-13

「著名な女性イスラム学者は、非イスラム女性レイプすることはOKだと発言した」

ソースは忘れたけど、ヒジャブ被ったお婆さんイスラム学者とやらがインタビューに答えてました

僕もムスリムになろうかなと思いました

多分イスラームが人気なのってめちゃくちゃ俗な理由なんだろうなと思います

2024-06-02

anond:20240602082950

ちなみにその妻は全員ニートで働かないか

妻が産んだ子供合わせてすごい数になり

生活保護受給して各国で問題になってるらしいな

ムスリム先進国ハックぶりはすごいよ

 

男1人の世帯20人ぐらい働かずに

児童手当と生活保護だぜ

プライド月間なのでムスリム文化を広めるぞ

妻は4人までok

妻は4人までok

妻は4人までok

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