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2016-10-24

http://anond.hatelabo.jp/20161024134134

月並みだけど、1枚の絵から妄想すると、100人の読者がいれば100通りの妄想が膨らむのに、

アニメはそれを1つに固定してしまうので、大半の人が自分想像との間に違和感を覚えるんじゃないかな。

個人的には、ちょっと胸が揺れるのを強調しすぎている気がする。

例えば今週のスポーツジムなんか、あんなに胸が揺れたら乳首も痛いってば。

スポーツブラして揺れないようにするはずだよ。

2016-10-18

[]

今回はモアイ

VS.爆弾魔(第32回イブニング新人賞 編集部特別賞)

流して読んでいたら分かりにくいが、読み返してみたら何となく分かった。

爆弾犯の部屋にあったヌイグルミに細工をしていたわけか。

もちろん、それはストーカー行為の一環だったわけだが、結果として功を奏しているわけね。

自分ストーカーをしていることがバレたくないのと、ストーカー相手警察突き出したくないのと、爆弾犯ではない潔白を証明したいという葛藤などを考えれば、作中の主人公言動にも納得がいく。

まあ、最後オチからすると恐らくその後の展開は、主人公含めて全員がそれぞれ罪に問われることになりそうだ。

評価としては、まあよかったんじゃないかな。

特に間の取り方や、セリフややり取りのチョイス、それらのリズムは好み。

ただ絵が、特に人物の表情が固いのと、ちゃんと読んでいないとストーリー理解しにくい構成なのが難点かなあ。

箱の中(第32回イブニング新人賞 奨励賞

短いページ数の中で、見せたいものを最低限表現できているストーリー構成なのがいいね

ただ、必然的な短さではないと思った。

キャラ人格を読み取る背景とか作中でのやり取りとか、そこに至るまでの言動を読者に伝える描写がないから、出来事だけ描かれてもピンとこないんだよね。

キャットファイト(第32回イブニング新人賞 奨励賞

おー、タイトルに偽りなしと感じた。

格闘シーンもそうだが、物語テーマキャットファイト収束していて、高い構成力があると思う。

画力は上手いと言い切れるものではないんだけれども、安定感のなさや野暮ったさがかえってキャットファイトの妙さを滲ませている。

それでもイマイチ絶賛する気が起きないのは、単に私の趣味じゃないからなのか、言語化できないだけで致命的な欠点があるからなのか。

野ばら(第32回イブニング新人賞 奨励賞+花沢健吾特別賞)

作中の相互作用する独特の関係性や、それに伴う嗜好や劣情といったものテーマなのかね。

WEBコミックを中心に色々と読み漁っている私からすれば、このレベル変態的な描写凡庸範疇だと思ってしまうなあ。

ただ、逆に言えばこれ以上やると読者の大半は引いてしまって物語を追う所ではなくなるかもしれないから、これくらいが丁度いいのかもしれないね

読者が理解しにくいであろう箇所に関しては登場人物に心情を吐露させることで、付いていきやすいようにしていて、配慮しているんだろうなあ。

盆栽(第32回イブニング新人賞 優秀賞)

構想の時点で目をひくが、それを通じて心理描写をちゃんと展開させているのは好感持てる。

その上で起承転結ちゃんと描いているから、読後感では今回の新人賞の中では一番かなあ。

ただ、タイトルにもなっている盆栽の絵が物足りないと感じた。

そこが美麗にかつ圧巻に描かれてこそ、テーマに漂う歪さを表現しきれると思うので。

流刑の空(第32回イブニング新人賞 準大賞)

なんだろう、すごく理屈っぽい作品だという印象。

「そこまで言語化しなくてもいいのに」と思ってしまう。

丁寧というか、真面目というか。

なのにタイムスリップしてきた人物と大して絆を育むやり取りをしていないせいで、なんだか舞台装置的だと感じる。

主人公の悩みがフィクション世界では月並みなのに、それを解消する存在が大層すぎる設定なのもあるんだろうね。

2016-10-16

[] #2-1「人それぞれ」

何に幸せを感じるのかなんて、月並みなことを言えば「人それぞれ」だ。

まあ、そんな取り繕った言葉に納得しない人間もいる。


弟が自由研究テーマに「幸せの感じ方」を選んで、俺に質問をしてきた時は面食らった。

その日も俺は「人それぞれだ」と返したが、それで弟が引き下がるわけがない。

何も間違ったことは言っていないが、だからといって「人それぞれ」とだけ書いても、手抜きだとして先生に突き返されるのが目に見えているからだ。

というか、実際に念を押されたらしいので、弟が楽をしたいがために選んだテーマだったことを先生は察していたのだろう。

弟の人格がブレないことに安心しつつも、だからといって課題が進むわけではない。

言語化する必要のないことにわざわざ労力を割く位ならば、母の「今晩なにが食べたい」への回答を考えているほうが遥かに有意義だとかいタイプからだ。

この考えは俺たち兄弟にとって「人それぞれ」に迫る真理だ。

ならば俺たちがやるべきことは、別の真理を携える人をアテにすることだろう。

期限は長くはなかったが、ここで人生の先輩として両親を標的にしない程度には、俺たちは焦っていない。

俺と同期の人間で、かつ程よく面倒なことで葛藤する人間を訪ねた。

書いているブログ見出しが「何かをやり『たい』」、「何かをやりたく『ない』、でき『ない』」ばかりなので、俺はケツをとって「タイナイ」と呼んでいる。

そのタイナイからの答えはシンプルだった。

「山に登れば分かる、それも出来るだけ高い山だ」

分かっているからこその答えなのか、よく分かっていないからこその答えなのか分からなかったが、少なくとも原稿用紙を埋めるのに都合がいいと弟は判断したようだ。


高い山といえばエベレストということで、俺たちは山頂を目指した。

俺は道中、「疲れた」だとか「寒い」とかい感想以外出てこなくて、弟は登山提案したタイナイへの恨み言を呼吸するかのように述べていた。

登頂に着けば、予想していた範疇の達成感と、写真映像であらかじめて見ていた景色がそこにあって、後はタイナイへの復讐計画を考えながら下山するだけだった。

これは当初のテーマは諦めて、エベレスト登山という体験で、それっぽく煙に巻くしかないと思った。

その夜、俺たちは唯一の楽しみである食事の準備をしていた。

なまじ手のかかった料理をするのではなく、こういうときは食べなれたインスタントに限る。

労力に見合わない、表面的な感動よりも味と実利をとるべきだ。

兄貴。前の日も思ったけれど、何となくお湯が沸くの早く感じる」

「いや、気のせいじゃなく早い。高い場所だと沸くのが早いのさ」

「なんで?」

外圧関係でな。要は沸点が低くなっているんだ」

それを聞いた弟の目は、登頂に着いたときよりも遥かに輝いていた。

「そうか……沸点だったんだ! 幸せってのは沸点なんだよ、兄貴

こうして弟は答えを見つけ、補修を回避したのだった。

それは結局のところ遠い回り道をして得た「人それぞれ」ではあったが、間違いなく弟は真理の扉を叩き、その空っぽ言葉に中身を入れたのだ。

後日、このことをタイナイに話したら「違う、そうじゃない」と言っていたが、これも“人それぞれ”だというやつなのだろう。

(#2-おわり)

2016-10-11

字が汚くてコンプレックスだったけど、練習することにした

から自分の字が嫌いだった。

字が汚いという自覚があったし、他の人からもよく指摘されていた。


ほとんどの人の中に、女の字はきれいだという思い込みがある。

とんでもない勘違いだと思うけれど、それを否定したところで自分の字はきれいにならない。


原因はいくつかあって、まず左利き矯正したこと。

幼稚園にあがるくらいに、祖母から矯正された。

ぎっちょ」は良くないという、ふんわりした理由だったと思う。

いまだにボールをける時とか、投げる時は左。

書く時や包丁を使う時は右という、なんともバランスの悪いことになっている。

あとは、成長が遅い子だったとか、そもそも3月末の早生まれだとか。

そんな諸々の理由も重なって、小学校に上がってからは他の子と大きく差がついてしまい、色々と苦労した。

授業についていくのが大変で、ノートは書き終わるのに精一杯という感じだったと思う。


字が汚いという最初の指摘は、先生からされた。

しかも、クラス全員の前で宣言される、最悪の形でだった。


2年生にあがってすぐ、担任先生産休に入った。

来年クラス替えまで、代理先生が来ることになったのはいいんだけど、当たったこの人が最悪だった。

若い女の先生だったけど、給食を残す子は殴られる。

具合が悪くてもだめで、とにかく完食を求められた。


さらに嫌だったのは席替えだった。

まず、何も聞かされない状態で、紙に仲のいい人と嫌いな人。それから好きな人を書けと言われた。

小学2年生なんて簡単もので、何の疑いもなく当時好きだった男の子名前を書き込んだ。

仲のいい幼馴染だったから、相手も同じように書いたようだ。

そうしたら、隣の席にされた。

もう、好きな同士ですって丸わかり。

恥ずかしくて、恥ずかしくて、泣きたい気分だった。

他の席でも、両想いの人が隣になっていた。

組み合わせがなかった子達は、同性同士で並んでいた。だから露骨なんてものじゃなかった。

このあと抗議が殺到し、それにふてくされたのか、学級会の途中で先生は帰ってしまった。

次の日もお休みで、校長先生が授業してくれたのを覚えている。


そんなヤバイ先生に、自分は目をつけられた。

勉強も遅い、しゃべるのも遅い、かけっこも遅い。体が小さいか給食は残すし、さらには席替えの抗議に加わっていた。

ターゲットになる理由は揃っていた。


この頃から、やたらと難しい問題で当てられたり。

じゃんけんで配役を決めるはずの劇では、先生勝手な変更で草の役にされたりと、子供なりにしんどい思いをした。


そんなある日、ノート提出を求められた。

ちゃんと授業を受けているかのチェックとか言っていた。

ノート返却の時、自分だけ名前が呼ばれなかった。

いまでもはっきり覚えている。

自分だけノートが返ってこない状態で、先生が教壇に一冊のノートを出した。


「このノートは誰のですか? クラスで一番字が汚くて、先生文字が読めませんでした。まだ、ノートが返ってきていない人は手をあげてください」


さすがにいたたまれなくなって、めそめそ泣いた。

それでも「手をあげてください」と言われ続け、泣きながら手をあげた。

クラス中に笑われて、それから一度も顔をあげずに、ずっと地面を見ながら家に帰った。


その日から、字を書くのが嫌いになった。

ノートをとるのが、いやでいやでたまらなかった。


自分トラウマを植え付けた先生は、なぜか二学期の終わりに学校から消えた。

クラス替えまでって聞いていたのに、三学期は別の先生がきた。

当時は、いなくなったことがうれしくて疑問視しなかったけど、たぶん問題になったのかなって思っている。


三学期にきた先生は、すごくいい先生だった。

危ないことや、必要なく騒げば怒る先生だったけど、それ以外では優しかった。

休みは一緒にドッチボールをした。一緒に遊ぶのが楽しくて、苦手な体育がちょっとだけ好きになった。


ある日、先生自分の作文をほめてくれた。

とてもよく書けているから、作文のコンクールに出したいと言われた。

まさか選ばれると思わなくてビックリしたけど、先生にほめられるなんて初めてで、本当に舞い上がる心地がした。

清書をするのは苦痛だった。

苦痛ではあったけれど、大好きな先生に「ていねにゆっくり書けば、それでいい」と言われたのでやった。

受賞はしなかった。でも、いい思い出だ。


先生は、心配して色々指導してくれた。

本当に大好きな先生だったから、気持ちに応えたかった。それでもやっぱり、字を書くのだけは嫌いだった。

その上、練習拒否したものからノートの字は汚いままだった。

この悪い流れを断ち切ることができず、ついに三十路まで引きずって、いまや完全なコンプレックスだ。



でも、今日本屋ペン字のテキストを買った。

いまさらながら字の練習をしたくて、ついに買ってきてしまった。


理由子供だ。

うちの子は、本当によく笑う、めちゃくちゃかわいい子だ。

月並みだけど、この子を守るためなら、命を捨てても惜しくないと思えるほど愛しい。


昨日、子供の寝顔を見つめながら、ふと思ったんだ。

子供幼稚園にあがる時、名札に名前を書くんだよねって。

ぴかぴかの制服を着て、新品のバックを持って、幼稚園に行くんだよね。

その時につける名札を、いまの下手な字で書くの?って。


の子のために、できる限りのことはしてあげたい。

そう思うのは簡単だった。だから、できる限りの中に、文字練習スムーズに入ってくれた。

あんなにいやだったのに、なんとも単純。でも、それでいいか練習しようと思う。



コンプレックスを生んだのは、あの大嫌いな先生だ。

でも、もういいじゃないか

あの先生に、いつまでも行動を縛られているのも馬鹿らしい。

最悪だったあの先生は、最初からいなかった。

自分人生には、なんの関わりもなかった。

先生の影響なんか無かったことにして、やりたいことをやることにした。


気持ちが冷めない内に、ここに決意表明しておく。

それからリマインダーを設定して、定期的に読み直して、思い出すことにしよう。

子供幼稚園に行くまで、あと一年以上ある。

どうか間に合いますように。ぴかぴかの制服に似合う、いい名札をつけてあげられますように。


よし、がんばるぞ!



<追記>

たくさんのコメントありがとうございます

この年になっても、誰かに褒められたり、励まされるとこんなにうれしいものですね。


昨日の夜、練習をはじめました。

そうしたら今朝。子供練習ノートに、赤いクレヨングルグルした線を描いていました。

画用紙が切れたのかなと思い「どうしたの?」って聞いたら、「はなまるっ!」って言うんです。

お母さんは勉強してえらいし、夕飯のグラタンおいしかたから花丸にしておいたって。

思い出すだけで、ちょっと目が熱くなります


これだけたくさんの励ましと花丸があれば、一年続けられそうです。

つまづいた時や投げ出しそうな時に、コメントを読みながらやっていきます

本当にありがとう

2016-10-01

俺の人生、けっこう大作じゃん

キャッシュで読んだので写真がまったく見れなかったけど

こんなに力入れられるくらいの気力があるなら何かに活かせなかったのかと思うわ

月並みだけど

2016-09-26

レビュー(感想)を書くこと自体について考えたこと

最近話題シンゴジラ君の名はを見に行ってきた。

個人的にはどちらもとても楽しめたが、それは置いて置いて。今回は巷に沢山ある作品レビューについて考えたこと

例えば君の名はを見たあとに閲覧した以下の方の記事

http://ohrmsk.hateblo.jp/entry/kiminonaha.jp

有名なブログらしく、この方は批判的な立場から感想を書いておられるが、コメント欄を見ると賛否両論(特にブログ主に対する批判)が沢山書き込まれている。

特に否定的レビューをした場合、こういうことになりやすい。そしてたいていの場合は「嫌なら見るな」「お前がそう思うならそうなんだろう。お前の中ではな」といった批判否定的レビューをした人に対して向けられる。そして「こんな記事書くな!」という結論になりやすい。一方で「共感しました!」という意見も出てくる。

ここにレビューの難しさがあらわれてくる。

そもそもレビュー目的とはなんだろうか。

大きく分けて二つあると私は思う。

①見る前の人に見るべきかどうかの材料提供するため

②見たあとの人が感想を分かち合う喜びを得られるようにするため

このうち②に対しては何を書いてもなんの問題もない。作品に対して肯定的な人は肯定的レビューを読んで満足すればいいし、否定的な人は否定的レビューを読んで納得すればいい。

でも②での意味のみでのレビュー経済的価値は、ぶっちゃけ低い。だって映画はもう見てしまったわけだから感想だけなら誰でも書けるし。それよりも大事なのは①だ。私たちは限られた時間お金を何とかやりくりして生きている。長い時間お金をかけて好みではなかった映画を見るのは避けたい…。同じ時間で別の面白い映画も見られたかもしれないし、同じ時間バイトすることもできただろう。現代人は忙しいのでなおさらだ

じゃあどういうレビューが役に立つかというと、「こういうタイプの人はこの映画を見るべきで、こういうタイプの人は見るべきではない」と細かく中立的視点から解説しているレビューだろう。こういうレビューをするブログ評論家はあまり多くはない。ほとんどの人は自分感想を述べているだけだ。

しかし仮にそういう中立的完璧レビューがあったとしても、結局やっぱり自分で見てみなければわからないと気になってしまって見に行ってしまうのである

からレビューを書くということ自体無駄なんじゃないかとすら思えてくる。

この辺がその、私がいわゆる「評論家」と呼ばれる人達が世の中に本当に必要職業か疑問に思ってしまうゆえんである

加えてステマとかネガキャンといった意図的レビューも溢れてる現在では、なおさら他人レビューはあてにならない。

結局ドラマアニメ映画感想は、人によって異なり、実際に見てみるまでわからない。

から嫌なら見るな」という批判はどう考えても的外れで、「見たからこそ嫌だった」わけだから、それはしょうがない。せいぜい映画の途中で退席してしまうくらいだが、そういう映画に限ってラストどんでん返しがあったりするから気が抜けない。

私たちは貴重な時間を掛け金に、映画を一本見るというギャンブルをしているのである

あなたにとって面白ければあなたの勝ち。時間と金無駄にしたと思えばあなたの負けである。(これは「だからどんな映画でも楽しんだ者勝ち」という意味ではない。つまらないものはつまらない)

これは非常に分の悪いギャンブルで、事前情報であるレビュー広告は、自分面白いと思うかどうかを判断する材料としてはほとんど役に立たない。

もっとマクロな目で見れば人生とはそういうギャンブル連続であり、つまるところ運なのだ。そして自分の賭けに覚悟を持つことなのだ。

から見た映画がつまんなかったとしてもそれは自分覚悟の上であり、甘んじてその結果を受け入れるしかない。製作陣も配給会社広告会社映画館も勧めてきた友人も誰も非難できない。見るという判断したのは自分からだ。

話がそれたがとにかくレビューは事前の判断材料としては役に立たず、同じ感想を持った人たちと感想を分かち合うためにしか書かれる意味がない。だからレビューを書くときに「この作品批判しているやつはおかしい」とか「こんな作品を見に行く奴の気がしれない」とかみたいに意見の合わなかった人に干渉するようなことを言っても意味がない。

月並みな話だが、やはりなるべく肯定であれ否定であれ、個人の感想にとどめるのが無難だろう。

そんな風に結論づけつつ、結局私自身を振り返ってみると、ネットレビュー広告ばかりにつられて見に行っているなぁと思う。シンゴジラ君の名は話題作だから見に行ったわけだし。時間お金がない中で、マイナーだけど良い映画に当たるためには、どうすりゃいいんだろうね。

2016-09-17

豊洲新市場、なぜ基準値以下のヒ素問題なのか

豊洲新市場建屋地下の空洞にたまった水を、共産都議団が持ち帰り分析したところ、基準値のおよそ4割の濃度のヒ素が検出された

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160916/k10010689611000.html?utm_int=news_contents_news-main_001

このヒ素が溶け込んだ水自体はそれほど大きな問題ではない。

基準値は非常に厳しいもので、数千万円の機器を使っても、この次の次の桁には測定限界になるレベルなのだ

ヒ素自体ほとんどどこの土壌にも含まれるようなありふれたものなので、そこらの井戸水を調べてもこれくらいの濃度は簡単にでてくる。

https://www.gsj.jp/researches/topics/geochemmap.html

https://www.gsj.jp/researches/topics/images/mapAs.gif

そのようなわけで、そんな土壌に浸透する地下水にはヒ素が含まれ場合比較的多い

ではなぜ驚くべきでないヒ素問題になるのか。それは、たまり水が「上から」ではなく「下から」来たことを示すからである

上記のようにヒ素は、多くの地下水一般的に含まれている。それが検出されるということは、この水は地下水である可能性が非常に高いのだ。

コンクリートヒ素を含まないため、都が説明したように「上から」水がきた場合にはヒ素は検出されてはならないのだ。

一方で、たまり水はアルカリ性である。後述するがこれはコンクリートが溶け出たもので、水が「上から」来た事を示している。

どの程度「上から」きたかはわからないが、pH試験紙の色から見て地下水に対して1/1000ということはないだろう。

しかし「上から」きた分によって、地下水希釈されたことになり、場合によっては、砕石層の下の「土壌」が「土壌」の環境基準違反するレベルの濃度である可能性が出てくる。

最初問題になった「水質」の基準と、「土壌」の基準単位は一緒でも測定方法は異なるので比べられないから注意が必要

水質環境基準

http://www.env.go.jp/water/impure/haisui.html

土壌環境基準

http://www.env.go.jp/kijun/dt1.html

さら問題なのが、溜まり水が強アルカリ性である点だ。このpHの高さは、コンクリートに含まれ石灰などの影響によるもので、状況からして特段驚くべきものでない。

運が悪いのは地下の水に含まれるのがヒ素であるところだ。土壌中では、ヒ素は他の物質と難溶性の化合物形成し、容易に溶出しない。しかし、このヒ素化合物は強アルカリ性では、非常に用意に溶出してしまうのだ

http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00035/2002/57-7/57-7-0293.pdf

http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/34945/1/sk028003007.pdf

まりコンクリート水によって溜まり水がアルカリ性になり、アルカリ性のたまり水が地下に浸透することで、土壌のヒ素溶出を誘発していることが想像できるのである

これらをまとめると、ヒ素が含まれる水が空洞にたまる過程をこのように想像できる。

雨が降れば、地下水面が上昇しベンゼン汚染された土壌を通過した水がこの空洞に流れ込む。「上から」は雨水コンクリートを通過して流れ込み、たまり水を強アルカリ性にする。

雨が上がれば、地下水面が低下し、強アルカリ性の水が地下の土壌に染み込む。この強アルカリ性の水にはヒ素が溶け出す。

ここで雨が降り地下水面が上がればヒ素汚染水は空洞に流れ込む・・・・・・

今年の夏は雨が多かったことも大きな事実だ。

ここまで書いたが結論月並み意見だ。

ベンゼン汚染でも、根本的な問題となるのは「空洞」ではなく、空洞の下の「難透水層が機能していないこと」だ。

ヒ素検出はそのことをあからさまに示す、重大な分析結果なのだ

2016-08-16

五山送り火増田見えた江見出す間美陸夫ノン座後(回文

旧暦七夕の笹を集めて

茄子キュウリに爪楊枝を刺して

それを手足にみたてた食材

その笹で焼いて食べる和製バーベキュールーツらしいけど、

五山送り火って。

それがなんとスカイツリーから見えたって噂よ!!!

すごくない、

あんなところから見えるだなんて!

ま、ウソだけど。

なんか、スタミナ付けるために肉食いたいわね!肉!

世間はまだお休みなのかしらね

私の蜜柑カレンダーだと

いろいろな種類の蜜柑の収穫時期しかのってないから困ったものよ。

ちょうど今は、

地中海バレンシアオレンジレモンが最盛期よ!

私もちょっとそれ取り寄せてみようかしらね

うふふ。


今日朝ご飯

行こうと思ってたサンドイッチ屋さんが閉まっていたので、

おにぎり屋さんでおにぎり二つ買いました。

鮭と明太子よ!

ま、月並みね。

デトックスウォーター

緑の風薫る緑茶ウォーター

水出しだからそこそこもつわよ。

スッキリして爽快!

ふーん、そうかいそうかい


すいすいすいようび!

今日も頑張りましょう!

2016-06-08

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.FAQ以外で、他にもここで書いたことはありますか。

このスタイルでやるとさすがにクドいし読み手に優しくないので、文体だとかの全体的な構成は変えているがね。

架空トンデモ物理講座や、簡単な足し算をテーマ他人物事を正しく伝えることの難しさを描いた物語とか、割と手間のかかったものもある。

モンティ・パイソン木こりの歌や、「MUSIC VIDEO」を匿名ダイアリー風に改変した我ながら低俗だと思うものとか、月並み記事だとショートアニメ感想まとめとかも書いたなあ。

まあ、FAQ以外のものは注目エントリぐらいなら大抵いくけれど、ホッテントリレベルになってくると数える程度だ。

書いてて面白くなかったけれど、試しにセンセーショナルなモノを雑に書いて投稿してみたこともある。

英語の話や、ラーメンの話はここでも言及しているけれど、試しにここから離れて書いたこともあったなあ。

ミスリードをしたり、それっぽい体験談を作ったり、強めの口調で書いてみたら、失望に限りなく近い形で予想が当たったね。

「ああ、やっぱりこういうのが好きなんだね」と思ったよ。

まあ、このFAQが書いてて最も居心地がいいと確信できたのはよかったけれど。

文章商売しているわけでもないのに読み手意識しすぎて書くと、肝心の書き手にとって「書くこと」がつまらなくなる。

まあ不特定多数の読者がいる場所で、理想読み手を想定して書くことの是非については過去にも回答したが。

しろデタラメであったほうがいいだなんて考えているのだろう。

日記を書く行為、そしてその内容含めて本来孤独作業なのだから、君も自分本位に書くことだよ。

いずれにしろ本質的には同じなのだから

はいえ、カレーテーマにしたショートコント自己ベストなのは、何とかしたいものだな。

2016-06-05

一言威力

先日仕事の質に対して厳しいお客さんから良い仕事をしていると言われた.おそらく飴と鞭のうちの飴を使ってこちら側のやる気を引き出そうとしているのだろうが,分かっていても嬉しいものであると実感した.確かに普段厳しい人から褒められると,「よし,頑張ろう」という気になるものである.常に「何かかが足りないかもっと頑張れ」とかいつも「ここが駄目だ」という批判ばかりだと,全ての人が奮起して見返してやろうという気持ちで頑張るということは無いものである.緩急,剛柔,信賞必罰,上手く使いこなす事がいか大事かを実感しその意義を学んだ.自分の今後に活かそうと思う.

最近妻との関係が冷めてしまった.きっかけは些細なことだが,妻が(半分冗談だったのだろうと期待しているが)自分に対する愛情という情も無くなったと彼女の友人に話しているのを知った.そのちょっと前にお互い尊重し合おうという旨の長文メールを送ったのだがそれもその友人に見せて二人して「何が言いたいのか分からん」,とか「お前の大変さなんか知らねーよ」,というような小馬鹿にした会話を繰り広げているのを知った.そうやって日頃の自分に対する不満や子育てストレスを発散しているのは分からなくもない.分からなくもないし,自分に色々落ち度があるのも理解しているつもりだが,自分家族とちゃんと向き合わないで,こちらが珍しく真面目な話を伝えると家族外の人間とその話をネタにしてふざけるという行動を取る事には腹が立つ.自分に色々落ち度があるにせよ,自分のことをもう愛情すら無いと宣言する相手家族を続けて行けるほど自分能天気性格では無い.真剣離婚を考えていた,というか今でも考えている.子供はまだ幼稚園にも上がっていないのだが,自分が引き取って育てて行きたいと思う.妻はいなくてもいいや,と思っていた.

そんな時,久しぶりに近所の喫茶店に遅めの昼食を食べに行った.帰り際にマスターに声をかけられた.もう5,6年は通っているお店なのだが,声を掛けられたのは多分初めてだと思う.「お子さんがいるでしょう」と言われて,最初はどこに?と思って何回か聞き返してしまったが,自分の子供のことを言っているのだと気付いた.この前お店の前を妻と子供と通り過ぎたのを見たそうである.そして二言三言適当な話をしてお勘定を済ませて店を出ようとしたら「今が大変だろうけど頑張ってね」と月並みなことを言われた.しかしこの何でも無い一言が今の自分にはぐさりと深く刺さった.今は確かに大変である仕事も家庭も上手くやれているとは到底思えない.自分離婚をして楽になろうとしていたことを見透かされていたようだった.世のお父さんお母さんはみんな大変なのである自分はそんな大変な思いをする覚悟もなく結婚してしまったのだろうか?ちょっと文句を言われたから,ちょっと自分の思い通りに相手が行動してくれないからといって,簡単離婚を考える程度の覚悟しかしていなかったのだろうか.

どんな覚悟をしていたか自分自身でも分かってないが,今自分問題だと思っていることは、「こんな程度で離婚を考えてしまうのか,浅はかだな」という程度のことなのかもしれない.自分パートナー真剣に向き合うのは相手ではなく自分自身に対して言うべきなのかもしれない.言っても変わってくれなくても,そういう相手を選んだのは自分だったはずである離婚簡単に出来る.その後ある面を見れば楽にもなるだろう.でもそれは本当に自分の望むことなのかどうかは良く分からなくなってしまった.もう一度妻とちゃんと向き合って対話してみようと思う.それでも駄目なときはそれまでだったということなのだろう.

2016-06-04

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.役者必要ものとはなんですか。

演技力は前提……といいたいところだが、これも一概にはいえない。

例えば「シュワちゃん」ことアーノルド・シュワルツェネッガー

日本人的には吹き替えの方が馴染み深いし、外国言葉なんてピンとこないかもしれないが、お世辞にも演技はうまいはいえなかった。

だが、国外わず非常に人気の高い俳優だったことは周知だな。

日本俳優だと渡辺謙かな。

彼は世界活躍する役者だけれど、英語はそこまで達者じゃないんだ。

本国の人的には、聞き取るのがちょっと大変らしい。

例えとして適切かは知らないが、日本語を喋る留学生を思い浮かべてくれれば大体合ってる。

しかし、彼も人気の俳優であることは周知だな。

まあ、便利な言葉を使うなら「カリスマ」であったり、人々を魅了する要素は必ずしも演技力ではなく総合的なものさ。

当然、映画などのエンターテイメント役者だけではなく構成などを総合的に判断すべきという、まあ月並みな話だな。

2016-05-20

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.ミニマリストってどれくらい小さいのですか。

小さいように見えて、実は大きいのだよ。

一説には、小さすぎて認識されていないという話もあるが。

まあ諸説あるが、等身大でないことだけは確かだというのが現代の総意だな。

Q.夜は墓場運動会があるって本当ですか。

どちらかといえば、本当だ。

もちろん、必ずってわけではないがな。

月並みなだが、時と場所にもよるし許可必要となる。

体調が優れていなければ危険だし、その後の信頼関係にヒビく。

まあ、もし君が墓場運動会をしたいのならば、まずは結婚することだな。

Q.オスプレイってどんなプレイですか?

タイムリーだったり、センセーショナル話題を弄ぶことだ。

下品まりないと思うが、だからこそ惹かれる人がいるのだろうな。

明日は我が身だと思いながら生活するといい。

2016-05-14

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.マナーなどのルールとはどのように決まっていくのでしょうか。

私一人でルールを決められない以上、月並みなことしか言えないが、まあそれで構わないのなら答えよう。

それを必要とする集団の総意で決まる。

このとき合理性の皆無は重要ではない。

例えば電車内でヘッドホン音漏れとかがあるだろ?

交通機関は移動が目的なわけで、それを阻害する行為でないのだからヘッドホン音漏れダメなことに合理的理由はないといえる。

だが、それでもいけないことだと認知されているのは、有り体に言えば「多くの人が不愉快だと感じる」からだ。

そう思う人間が一つの環境一定数いるのならば、それをいけないことだとしてルール化される。

これは社会を回すために大事なことだ。

こうして、電車内は「大半の人にとって最高ではないけれど、それなりには快適な場所」へと近づいていくわけだ。

ベスト」より、「ベター」さ。

……どうした、そんな理由では不服か?

生憎だが、ここで君個人の「気になる」、「気にならない」にさして意味はないぞ。

「気にするな」で済む事柄ならそれは結構なことだが、「それでも気にする人間」が一定いるかルール化されるんだ。

君が快、不快物事の是非を判断した経験がない、というのならば不服の申し出に説得力が出てくるだろうけれど。

まあ合理的理由があるのならば、それはそれで結構なことだとは思う。

でも、皆が皆ルールにある合理性理解して運用しているかといえばNOだよな。

そのような側面も出てくるということだが、むしろそういう層でも運用できるようにするためにルールがあると考えるといい。

まり合理性があるかどうかと、それをルールとして運用するかに必ずしも関わりはないんだ。

陳腐な言い方をすれば「ダメものダメ」といったところさ。

教え子たちに説明するときは、「皆が嫌がることを出来る限り失くすことが社会を回しやすくする」とかなり噛み砕いた言い方をする。

まあ、当然その中には「その『皆』の中に含まれない人もいますよね」と聞く子もいるが。

そのときは、「『皆』が嫌がることを分かっていて、それでもしなければいけない理由がその『含まれない人』たちにあるのなら、『皆』も分かってくれるだろうし、そのルールもなくなるだろう」と答えている。

まあ、ルールのもの必要性と、それを教え子に納得させるための理屈しかないが。

ルールは悲しくも不公平だが、その必要性と是非は社会が決めることだね。

2016-04-20

肉筆すごいな

何気ないものでも、時間が経てば書いた人のエネルギーみたいなものを感じたりするようになるのかもしれない。

実家で祀ってる戦争行って病気で死んじゃった人

その人が死んじゃって養子にきた遠縁の子が俺のじーちゃんだから

そんなに直接の先祖ではない微妙な感じなんだけど、いきさつから割と裏山にあるお墓(慰霊碑)とかは大事にしてた。

蔵にその人の遺品が入った古いトランクを置いてたんだけど、シロアリが発生してダメになりかけてるって聞いて、

まだ巣になってなかった陸軍学校?のアルバムっぽいものと、学校戦地で使ってたらしいノートだけ救出してきた。

アルバムパラパラ見てたら、戦車が行進してる写真とかに混じって同期っぽい兵士写真とかが貼ってあって、

小隊一の勇士である」「真に仲間思いの男」とかコメント書いてあったりした。みんな若くてイケメン

ノートの方は、学校で習ったっぽい、銃で高い位置目標を撃つときの弾道と照準の合わせ方だとか、隊員(小隊長やってたらしい)の靴下補給枚数のメモとかが書いてあった。

60年も70年も前に、この人は実際に生きてたんだなー、みたいな月並みなことをひしひしと感じて圧倒されてしまって、

こんなパラパラ読みじゃなくて、もっとちゃんと時間をかけて中を読ませてもらおうと思って家に持って帰ってきたので、時間を作ってちゃんと読んでみたいと思う。

もし好物の情報とか書いてあったら、今年の盆にはそれをお墓に供えよう。

俺らも増田ばかりじゃなくて、たまには手書きで何か書くのもいいかもね。

2016-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20160309202034

まー月並みだけど病院連れていくことだよね

正面から向き合わず斜め程度に向き合って

正面から向き合うとつられてつぶれちゃう

2016-02-27

anond:20160227000822

会社評価するのは(私が受けた)プログラムが、再休職をしないことを目標とするプログラムからです

まり継続して勤務できるようになる、会社にとっても部署根付ことなく再度休職してしまうのは困るからでしょう

さて

増田がどれほど深刻な状況か測りかねますが、素人意見を聞かずに、まずは自治体に問い合わせましょう、この一歩さえあれば就職出来ると

思います

これは安易な励ましでは無く、実際に支援プログラムが始まると人格が云々とごねている場合じゃなくなります

例えば、まずは日常生活リズムを整えることからまり、単にリズムが整ったということではなく具体的に一日の行動を記録させられます

その中から自分がどういった生活の傾向があるとか、ストレスを受けやすい場面とか、体力についてもどれだけ回復しているか分析しながら考察

数値で評価し、今後起きうる状況に対処するための記録文章として残すといった具体的、また半ば機械的カリキュラムプログラムが進みます

この日々何週間も記録することもストレスなのですが、これもストレス耐性を付けるといった違う面でのプログラムの一部です

次に支援室に通所する段階に進み、ストレス対処法、認知行動、ライフワークコミュニケーション法などを座学で履修しま

この通所も通勤を想定していて、毎日決まった時間出所して、数時間拘束されて、その際のストレスを把握して対処方法を身に付けていきます

まり何をどうやったら分からないといったことに悩む必要は無く、カウンセラーとの話し合いで自分に合ったプログラム自分に足りないところを

補間するためのプログラムを組み立てて、実施していきます

_

この支援プログラム自己啓発セミナーではありません、プログラムの中で実際にやってみて(やらされて)身に付けていきます

また受講生はお客さんでは無く、この支援プログラムではストレスに晒されますストレスに晒されてもうまく対処できる方法を身に付けます

カウンセラースタッフ復職支援プロで、彼らは増田が思うより復職の難しさ知っていて、しかしその難しさを乗り越える方法も知っています

考え悩んで家で悶々としているより、この復職支援プログラムの乗ってしまうのです

残念ながらこの支援では就職斡旋してません、資格取得はできません、再就職先に支援プログラム受講といっても通じないと思います

戻る会社がある受講生がほとんではないかと思います

私が受講したプログラムは随時30名(2週間ごとに5名程度卒業、で受講生が入ってくる)

受講生のプライベートなことは探ったりしませんが、上記の通り模擬職場を想定したプログラムでしたので1名くらい再就職するためのスキル

ために受講している方もいたような感じでした

就職の際にカミングアウトするか否かは彼らプロ相談すればいいのです、とにかくソフトランディングする方法を探るのです

_

ちなみに自治体復職支援プログラム受講はタダです

個人の状況によって受講プログラムが変わると思いますが、私は準備に半年プログラムが3か月でした

また病気罹患状況によっても、精神デイケア社会復帰または復職支援と変わると思います

_

稚拙文章で恐縮ですが「とんち」やブラフはありません

また書いていると「私は私は」とダラダラと長くなってしまますので質問があったらどうぞ

いやー書くのに2時間かかったよ

追記

月並みな言い方ですが、6カ月の準備と3カ月のプログラムをこなしたことで復職できる自信が付きましたよ

2016-02-20

[] 路上教習

無事に仮免交付されたので、さっそくその日から路上教習を行うこととなった

初回だけ、基本的な、いわゆる日常点検の仕方を習う

なんだったか

もう忘れちゃったな

ボンネットを開けて、ラジエーターの冷却水、ウォッシャー液、バッテリー液、エンジンオイルの量が適切か、

各々のライトがちゃんと点灯するか、

タイヤの溝がちゃんとあるか、プレート (教習車を示すあれ) がちゃんと付いてるか、

のチェックを行う、みたいなことだったハズ

二度と再び行う機会があるのか分からない

路上はとにかく楽しい

コースと違ってとにかく速度が出せる

とにかく道路の流れに乗らないといけないから、速度を出さないと逆に怒られる

夜中で雨が降っていようが、制限が法定の60なら、本当に60出さないと怒られる

当然ながらそれを超えてはいけないんだから、55くらいを目安に保とうとしてたが、もっと出せと言われる

この裏日本ではとにかく雪だか雨だかが降る

しかも夜に限って雨が降る気がする

一度だけ、こちらが青信号で、交わる道路の向こうで、車が赤信号で止まってるのに、それが交差点に入ってくるような気がして、無意味に停止してしまい、怒られた

(コースだと主要な交差点信号がなくて、優先道路かどうかだけで決まるので、同じ感覚錯覚してしまった)

(交差点を抜けてすぐの路肩に停めて注意された

何であれ、止まった?

すいません、完全に勘違いしました

(教習は本当に楽しいし、教官基本的に皆優しいのだが、すみませんすみません連呼してしまう))

そんなミスをした以外は、なんとか、教官が指示したとおりに走れた

月並みであるだろうが、車線変更タイミング、右折するタイミングを正しくつかむのは難しい

一度だけ電気自動車を運転した

台数は少ないが電気自動車ベンツを保有しており、一度くらいはそれに当たるような調整が図られているらしい

自分AT限定なのでもともとチェンジレバーが単純なのに、

日産LEAFという電気自動車には、レバーを入れるアレが、P・R・D の3つしかない

単純だ

最も、2やらL(1) なんて入れたことなったし、これが正しい姿なのだ、と思った

ハンドレバーも、何やらオモチャみたいなチャチなものが付いている

しかし無理に、普通の車に形を似せなくても、合理的に、単なるボタンなりにすれば良いのにとも思った

速度計もデジタル表記で、なんだか信頼できる

全ての車がそうあるべきだと思った

(正直、一度形が決まったからといって、車のUIというのがそこまで合理的に思えないし、どんどん新しいのを作れば良いと思う

ハンドルだって皆が皆、あの輪っかでなくていいだろう

あれじゃ、ハンドルがどれくらい回した状態なのか見てわからないぞ

馬鹿じゃないのか?

チェンジレバーダイアル式のものもあるらしいじゃないか)

その時の教官がまたえらく、おじいちゃんで、新しい技術不寛容な人だった

こんな静かだと人が気づかなくて危険

あはは、うちの親も、そんなこと言ってました

適当な相槌を打つ

このおじいちゃんからは碌なアドバイスを貰えなかった

方向転換と縦列駐車

これは第二段階であった

コース内だけどね

久々にコースを走ると、ゴーカートで遊んでる気分になる

クランク実質的に全く同様で、スピードのろのろでちょっと頭使えば出来る技能なので、

はっきり言って簡単だった

というか、いわゆる、目印教習に近いものをされる

あの長さの縦列駐車、あの都合の良い形をした方向転換しかできないと思う

なんか、深刻な気がしてきた

で、また路上教習の話

教習所が用意してるコース17で、路上教習ではその中から適当に選んで走る

修了検定では、その中から1つが選ばれて走るらしい

教習でどうやってどれを選んでるのかがよく分からない

教習所には出口が2つあり (表と裏) 前回はどっちから出た?

じゃあ今回はこっちから出るね

などとだけ言われる

計画的に万遍なくコースを選んでるのか、果たしてからない

修了検定では、いくつめの信号を右折ね、などとコース指定されるらしい

教習では、今の内に車線変更しようね、などと指示されるが、車線変更までは検定では言われないらしい

罠として、いつのまにか左折専用レーンになる車線があったり、

先の右折を見越して真ん中車線に変更すべきポイントがあるが、

予めコースの全体図を見て、研究する時間があるのだろうか

じゃないと困るなあ

ストリートビュー今日走ったところを見てみようかななどと思ったが

(免許合宿は本当に暇である. 1時間だったり3時間の隙間がよくあるので、教習所ロビーに貼り付けになる)

残念ながらこの田舎は、サポート対象外しかった

相変わらず、右折のタイミングが掴めない

はい今行け!と叫ばれ、コンビニから出てきたよ!と叫ばれるのでどうしていいのかまごつくと、アクセル踏むんだよアクセル!と怒鳴られた

ここまで怒鳴られたのはこの教習所に来て初めてなので驚いたが、

車通りのない細い道に入ってからは楽しく談笑した

(単に和やかなものにするために談笑を始めたのかと思ったが、結構、がっつり話を始め、運転に集中しなくなるようなものにする罠なのかとも疑った)

決まって、私が学生であることに触れられ、情報であることを言うと、

パソコンというのは全然分からん。できるだけ触りたくないわ、がはは

みたいな話を始める

普段は同じ専攻だったり研究室人間しかさないので、

こういった、世間の、普通人間と話をするのは、偶にであれば、楽しい

しかしずっとここにいると自分の頭がおかしくなっていくようで、

まり世間ズレをしていくようで (もちろん、大学が私のとっての正規世間)、

感覚がどんどんズレていく

早く東京に帰りたい

2016-01-31

http://anond.hatelabo.jp/20160131061854

でもさ、俺も社会貢献がしたいと思って特に働いてるわけじゃないだけど、たまーに自分仕事で喜んでくれる人がいる、評価されるのは嬉しいものよ。自分存在が認められる事が嬉しいっていうか。やっぱり月並みだけどありがとうって言われるの嬉しいし、それでお金ももらえるからこんなラッキーな事はないと思ってるよ。

2016-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20160123203543

それそのままお返しするわ

そもそも貴方ユーモア理解するレベルにいた?

もしくはユーモアではなくてその他面白いと思える何かを感じ取れていた?

月並みだけど、内容が薄いディスりをする人はこのへんが甘い気がするんだよね。

もうコレ以上なにか言われてもよほどのことがないかぎり返答はしないと思う。

貴方にそこまで面白さ感じないから

2015-12-25

若い君へ2

便乗して書く。

http://anond.hatelabo.jp/20151225040420

色々叩かれてるけど頭を整理するには良い企画なんで定期的にブームになるといいな

 

・人気のないゲーム機を買ったことを後悔するのは無駄。数年に一回くらいしか出ない数万円のものおっさんになったら全部買える。

・見逃したアニメを後悔するのも無駄円盤買え。お布施にもなる。

・ただし漫画は買うな。特に雑誌。部屋がどれだけ広くても足りなくなる上に、大掃除のたびに休憩と称してお前の手を止めるトラップと化す。読んだら捨てろ。

・食欲・性欲はペナルティではなくチャンス。昼夜くらいしかお腹空かない、数日に一回くらいしかお客様が来ないとなると、少ない欲求を確実に満たすために美食家になる。

メガネを気に病むな。年をとったらファッションとして楽しめる。

・天パを気に病むな。髪があるだけで勝ち組になる年齢がいつか来る。

・夜型人間なのを気に病むな。そのうち長く寝てられなくなって自然に朝型になる。

漫画アニメゲームしか趣味がないことを気に病むな。家庭を持てば「パチンコ競馬よりマシ」程度の趣味として扱われるだけだ。

・というか非モテも気に病むな。30後半あたりから、女より男のほうがモテるようになる。その時初めて、20代までの女が口にしていた「気のない相手から好意を受けるのが面倒」という気持ちがわかってくる。

 人付き合いがかき乱されて大変エネルギーを使うんだ。そういうわけでこの年代の女の愚痴大目に見て、あまり女叩きをしないでやってほしい。

クリアな頭でいつづけるには健康が一番重要大食い、大呑み、徹夜全然かっこよくない。運動はかっこいい。

・間違わないで行動し続けることはほぼ不可能なので、いつでも謝れるようにしとこう。

・本やネット情報・知識だけで正しく判断するのは無理なので、周囲に手本となれるような人間を見つけることをおすすめする。

 若い間は周囲の大人がだらしなく見えたり、逆に変に凝り性すぎるように見えて完璧人間はいないように見えるけど、ちょっとレベル下げればそこそこ参考になる人間ってのは結構いるもんだ。

・祖父母や親戚が亡くなるようになると、悲しさや寂しさというより、「あれ、もう次俺の番がくるんじゃね?」という恐怖感のほうが先に来る。

 この感情を緩和するのは、今のところ子供を作るくらいしかない。周囲の友人に聞いて見た限りでは大体同じ答えだった。

 

というわけで家族大事ですね。月並みだけど。

2015-10-23

http://anond.hatelabo.jp/20151023233129

月並みなようだが色々な経験をして色々な感想を抱くことじゃないかな

実際に自分がとても悲しい思いをしたことがあると、映画の悲しいシーンもより悲しく感じる

悩みを抱えている人たちへ

ストレス、悩みを抱えている人たちに、月並みながらアドバイスをしたい。

悩みが頭をもたげ、ストレス精神を病むようだったら、三鷹にある国立天文台に行こう。

週末に観測会をやっているのでスケジュール確認して参加して欲しい。

国立天文台に限らずとも、どこの天文台でもいいのだけど。

運良く晴れていれば惑星恒星、星雲、銀河、その時々に応じて様々な天体観測することが出来るだろう。

天体の美しさや壮大さに感動するかも知れない。あるいはしないかも知れない。

しかし、そんな何億キロ、何光年、何万光年、あるいはそれ以上離れた星々と、あなたの間を妨げているものはなにもない。

天文台観測できる天体は、確実にあなたの頭上にある。あなた天体はつながっている。

しかし、つながっているといえど、あなたがどうなったところで、シリウスは暗くなったりしないし、

ブラックホール自分重力に押しつぶされることをやめはしないし、もっと近くを見れば、

地球太陽の周りを公転するし、月は満ち欠けするし、川はせせらぐし、鳥はさえずることをやめない。

アフリカでは赤ん坊が生まれ日本では老人が死ぬ電車飛行機あなたがどうなったって止まらない。

あなたがどうなったところで、そのことはこの壮大な世界に影響しない。

まったく影響しない。

あなたがどんな悩みを抱えていようと、そんなことは世界にとってはどうでもいいことだ。

あなたが生きようが生きまいが、世界は気にしない。

だったらあなた世界を気にせずに生きていけば良いではないか。

会社学校も服装も金も政治も何もかも気にしなくて良い。

何もかも、気にしなくていい。

誰もあなたのことを気にしてないし、あなたも誰のことを気にする必要はない。

何も気にせずに過ごした結果、どうしたいか見えてくればそうするために頑張れば良いし、

それでも何もしたくないと思うなら何もせずに死を待つだけで良い。

とりあえず死にたくない、と思ったら役所に行けば餓死は免れるだろう。

別にあなたの悩みなんてこの世界では何の価値も持たないし、

あなたにとってこの世界も何の価値も持たなくて良いのだ。

好きなように過ごせばいい。

2015-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20151015005916

まじめ 0【《真面目》】

(名・形動)文ナリ 

①本気であること。真剣であること。また,そのさま。「━な顔になる」「━に働く」

②誠意のこもっていること。誠実であること。また,そのさま。「━な人」「━な人柄」

派生━ さ(名)

大辞林 第三版

女が言う「真面目な人が好き」って、「誠実で、自分真剣に向き合ってくれる人がいい」って意味なんだろうなあ。仕事熱心な人は、自分に向き合ってくれなさそうじゃん。月並みだけど、「仕事と私、どっちが大事?」ってやつだろうよ。

2015-09-14

婚約者不倫しすぎる

先日、聞いて仰天した話。

私:40少し前♂、仕事結構きつめ、年収そこそこ、都内国立大学卒、容姿は人並みだが肥満気味。

が、そろそろ子供を作るにはタイムリミットかなと思ったのでネットde婚活

つり合いの取れる女性を見つけて婚約中、お互いの両親も面談済み、披露宴会場も予約済み。披露宴招待客も決めて、お返事待ち中。

彼女:30前半♂、仕事は忙しそう、大学の少し離れた後輩、容姿好き嫌いはあれど間違いなく美人スレンダー

が、本人いわく忙しすぎて出会いがないのでネットde婚活

つり合いの取れる男性を見つけて婚約中、以下同文。



とにかく頭がいいのでこちらが疲れない。仕事もしてるので、生活安全保障も期待できる。お互い経済的社会的要因を重んじて選んでいるのは分かっている。

社会的なつり合いを重視して選んだお互いであるわりには、夜の相性はかなりいい。敏感なのに恥じらいが奥ゆかしい。ごちそうさま。



さて、ここから問題


その婚約者であるが、どうも過去恋愛の全てが不倫らしい。

大学出て最初に付き合ったのは、会社40代の既婚上司で、それがどうも初めて付き合った男性らしい。

むろん、最初恋愛不倫というのは恋愛観とか男性観が歪んでいる可能性もあって、そもそも上司と付き合うとかその月並みさに耐えられない。

本当かどうか問いただすことも考えたが、さすがに処女を誰にあげたかなんて聞いたらこちらの常識を疑われる。

よりによって最初恋愛から、それなりに思うところあっての選択のはずなんだから、きっと治らない病気みたいなものなのだろう。

もう一つは、実は次の不倫相手は私の上司らしい。夜、上司と腹心4人くらいで飲んだ時に気を許したのか今の彼女自慢を始め、しか水商売じゃないと言う。

聞かされて興味津々に、彼のスマホを見せてもらったら、出ましたよ、壁紙リストに入っている私の婚約者の満面の笑顔

もう3年くらいの付き合いらしく、聞くも不愉快な交際の経緯。某メディア企業幹部からの紹介で取材を通じて仲良くなったんだそうな。

よくよく聞いたらそのメディア企業幹部が付き合っていたのが彼女だったということで、要はその私の婚約者処女を奪った男が、私の上司彼女を譲り渡したと、そういうことだ。

上司のアホは、ペラペラペラペラ彼女との逢瀬について話す。しかも私とするときとまるで変わらない様子をしゃべりまくる。こいつ出世を諦めたのか。

さすがにこれは衝撃で、彼女に「つきあった男性、何人くらいいるの?」「その中で私に決めた理由はなあに?」と聞いてみた。

過去についてはあっさりと「2人だよ」と言って、だけどもう過去の話だから気にしないでほしいってこちらの顔色を窺って言うばかり。

確かに、上司と逢う頻度が私と知り合って激減しているようだし、それに上司が不満たらたらだったので、あながちウソでもないのかもと思ったり。


正直、こういう人と結婚するのは生理的嫌悪が走りました。ビッチでしょ、どう見ても。過去恋愛のすべてが不倫とかありえないよね。

怒りとともに婚約破棄しようとその瞬間は思ったのですが、よくよく考えれば、才色兼備で、もうこれより婚期を遅らせると、子供大学入学したころにもう定年を迎える時期にこれだけの条件を備えた相手なんてそうそういるわけでもなく。むしろかつてアナウンサーを目指していたという美貌を考えると、ほぼレア中のレア

不倫のことさえ目をつぶれば、条件的には申し分もなく、彼女一族は、都内某区で大規模な土地を持つ地主一族で、しか財産に胡坐をかくことなく、一族そろってみな早慶以上の学歴、手堅い職歴。もちろん本人も、これまでの経歴も申し分なく、料理プロ級、お茶着付けの心得があり、聞くところによると、ピアノヴァイオリンも上手、らしい。もちろん彼女家の資産は1億超えてます


さて、どうすればよいのかしら。結婚すべきなのか、婚約破棄すべきなのか。



ちなみに、ここに書いた彼女に関する情報は、私の上司から聞いた話です。役員にもなったのに、婚外恋愛のことを酒に酔ってペラペラ話す彼は、軽率まりないと思います

私も女性経験は人後に落ちませんが、そんなことは口にすべき話ではありません。これまで心と体を開いてくれた女性に失礼です。

男は黙ってハメ撮り写真クラウドに入れてニヤニヤすればよいのです。

こんな上司でも、私を引っ張ってくれたのは確かなので、苦言できませんが。


なお、私の女性経験は、20人超えてます

2015-09-05

同僚の考える理想の結婚相手は(注:しょうもない結論

休み、僕は弁当を食べながら休憩していた。

休憩室では他の従業員も休んでいて、僕と同じように食事をしていたり、談笑していたりなど思い思いのことをしていた。

一際目立つのは、従業員たちの間でも特に人気のあるA崎さんと副店長が、二人で何か会話していることだろう。

「……ほんと大変です。もし理想相手出会えても、相手が私を選んでくれるかは別の話ですし」

「『選ぶ側』と『選ばれる側』、二つの側面を同時に考えないとアカからなあ」

聞き耳を立てるつもりはないのだが、僕の近くで会話をしているものから嫌でも内容は耳に入ってくる。

「なかなかいい人と出会えないんですよねー。そこまで選り好みしているつもりないんですけど」

A崎さんは現在婚活をしているらしく、相手に求める条件やらで副店長相談しているようだった。

この職場で既婚者は店長と副店長くらいなので、妥当相談相手だろう。

「まあ『選ばれる側』でもある以上、条件が緩いからってそう簡単にはいかないやろ」

「それはそうなんですけど、別に高学歴高収入』とか高望みしているってわけでもないのに、こんなに出会えないんだなあ、て」

「ふうん……ちなみにどんな感じの条件?」

「ザックリいうなら、私と同じくらいのスペックでいいんですよ。そこそこルックスよければ言うことなしなんですけど」

「ほ……ほぉ~」

「……あ! そういうのがどうでもいいと思えるような人格者なら、実のところスペックとか関係ないんです。ルックスとかが決め手になるわけじゃないんですよ、本当に」

「いやいや、何に価値を置くかは自由やて」

「そ、そうですよね。『見た目で選ぶなんて酷い奴だ』みたいに思われたんじゃないかと焦っちゃいました」

「思わへんて。外見がどうとか中身がどうとか、判断基準に是非なんて求めへんから

「とはいっても、『だけ』で選んだらさすがにアレですよねえ?」

「まあ悪いとかは別として、単純やとは思うな。その『だけ』に入る言葉が何であれ」

「やっぱり今の条件くらいが丁度いいんでしょうか」

「それはA崎さんが決めようや。未来のもろもろ考えるんやったら、納得のいかない相手結婚したって後悔するのは目に見えとるで」

「うーん……あ、もうすぐ休憩終わりですね。そろそろ持ち場に戻りますね。相談ありがとうございました」

A崎さんは会釈をすると、早足で休憩室を出て行った。

店長は、A崎さんの出て行った方角を見ながら、僕の近くにあるイスに腰掛けた。

それからつぶやくように僕に話しかけてきた。

「難儀やなあ……」

「え……ああ、何がですか?」

「いやね。アタシが結婚したきっかけは見合いなんやけど……相手は叔母ちゃんからの紹介で、まあお節介ってやつや」

「でも、その『お節介』で今の店長結婚したんですよね」

「やから結果的感謝はしとるよ。でも、あの子はその『お節介』を、金を払ってまでして貰っているわけやろ?」

「まあ……様式とか、正確には違うと思いますけれど」

「なんかなあ。自由恋愛結婚が認められた社会になってきてんのに、結局はそういう需要もあるんやなって」

手段を選択できるってことが大事なんでしょうね」

「そうなんか……しかし、A崎さん分かっとんのかなあ」

「?」

「『私と同じくらいのスペック』って、つまり学歴だとか収入だとか、他にも容姿だとか趣味だとか、諸々の相性を合算した条件やろ」

総合的な相性で決めるのは健全だと思いますが」

健全ではあるけれど、A崎さんが思ってるほど緩い条件ちゃうで。各ハードルが高くなくても、数が増えれば難易度は上がっていくし」

「種目がハードル飛びじゃなくて、ハードル走になっているわけですか」

「『高学歴高収入』という条件が高望みっていうのも疑問やし」

「高いハードルのほうが飛びにくいとは限らない、と?」

「『スペックなんてどうでもいいから、それでも一緒になりたい人』と比較しての話や。あれはあれで厳しい条件やと思わん?」

「そんなこと言い出したら、ほとんど『高望み』になりますよ。それに出会いは水物ですから。僕たちがA崎さんの首根っこを捕まえて、『だから結婚できないんだよ!』というのは違うと思いますし」

「確かになあ……というかワタシら、他人の話で盛り上がりすぎや」

「些か下世話でしたかね。昼休みももうすぐ終わりますし、僕も持ち場に戻ります

その数ヵ月後、朝の集会でA崎さんが結婚の報告をした。

僕はあのときの話は忘れており、機械的な祝福を皆と粛々と行っていた。

その日の昼休み、A崎さんは結婚相手のことを周りの従業員に色々語っていた。

プロポーズが高級レストランだとか、名門校の出とか。

家系が~、エトセトラ

遠巻きにそれを眺めていると、僕の近くにいた副店長が呟いた。

ある意味妥協しよったな」

僕はその言葉で、数ヶ月前にあった話を思い出す。

店長言葉調子に悪意はなく、何の気なしに言った様子だった。

僕は「いやいや~」と、苦笑いしながら月並みなことを返していた。

まあ、A崎さんは幸せそうに見えたし。めでたし、めでたし。だろう。

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