はてなキーワード: 捨て猫とは
走行中にナビとして使っていたiPhoneからライトニングケーブルが外れていたことに気がついたので
付け直すためにちょっと駐車できるスペースを見つけてバイクを停車した
それで、ごそごそとケーブルをつけ直していたんだけど、どこからともなく「ニャー…」という鳴き声
あたりを見回したらガードレールの向こうの森の中から猫が出てきた
子猫というには大きいが成猫ではない
餌をねだっているのかなんなのか、ニャーニャーと鳴きながらめっちゃ足にまとわりついてきて
歩き出せばそれについてくる
猫になつかれるのはうれしいが、ツーリング中だし本州在住で海を越えて連れて帰るわけにも行かないし途方に暮れた
離れた温泉街まで連れて行ってもいいが、住民には迷惑なような気もするし交番(あったかは不明)に連れて行っても困られそうだし
ここで人に餌をもらっているとしたら逆に生存確率を下げるかもしれない
結局、バイクから少し離れたところにまで歩いて行って、猫がついてきたのを確認してからダッシュでバイクに戻って発進した
発進時に後ろを見たときにはすでに猫の姿はなかった
どうすればよかったのかまだよくわかってない
実家で飼っている猫を看取った。
18歳の黒猫。気の強いメス。
3匹中2匹は既にダンボール箱の中で息絶えていて、彼女だけが生きていた。2匹は木の下に埋めて、小さな草花を供えた。
小学生だけで近くの動物病院に立ち寄ると、栄養補給用の缶詰を持たせてくれた。今思えばすごく優しい先生だ。
わたしは着ていた体操服の裾を伸ばして、そこに子猫を乗せて帰った。
家まであと30メートルくらいのところでオシッコをされて、慌てて走った。
うちには既にキジトラのシニア猫がいて、ラッキーちゃんの遊び相手をしてくれた。
それから18年。
みんな私や家族が拾った捨て猫や、団体から引き取った保護猫だ。
ラッキーちゃんは、避妊手術以来、大きなケガや病気をしたことが無かった。
加齢による足腰の弱りがあるくらいで、毎日鳴いて美味しいご飯を要求してくれた。
体重は常に3キロ台後半をキープ。毛艶もよく、とても18歳には見えなかった。
今から約1週間前、そんな彼女が、急に食欲を失って風邪を引いた。
食べなくなって1日も経っていないのに、前回の測定から1.1キロも減っていた。
脱水傾向はあるが点滴は提案されず、風邪に対する治療を受けた。
ところが、ラッキーちゃんはみるみる衰弱していき、ついに起き上がれなくなった。
木曜日。
短時間だが呼吸が止まることもあり、もういつ旅立ってもおかしくないと思った。
思い立ってから30分で今の家を出た。焦りのあまり、フライトの日付を見間違える。
新幹線に乗った。
自粛生活を続けてきたこと、有休消化で2週間以上通勤していないことが幸いして、感染リスクの低い帰省に出来たのは良かった。
22時30分。
ただし、時折立ち上がろうとしてはすぐに倒れてしまうため、目が離せなかった。
死期が近い猫は体温が下がる。猫自身、冷たい場所を求めるという看取り経験者のブログ記事を思い出した。
ラッキーちゃんも冷たいフローリングを好み、体温でぬるくなったら冷たい箇所に移動しようとしていた。
体を十分動かせないためか、顔の筋肉が少しずつ硬直しているように感じた。
起き上がるたび、頭や腰をフローリングにぶつけないように守った。
午前3時すぎ、彼女が寝付いたのを確認して、わたしも仮眠を取った。
金曜日。
水を摂ると粘り気のあるよだれが出て、少し呼吸し辛そうに見える。
口の周りが乾かないよう、水を吸わせたティッシュで優しく拭いた。
呼吸は、更に弱々しくなった。
膝に乗せ、大好きな庭に出て日光浴をした。
芝生の上はひんやりして気持ちよかったらしく、穏やかな呼吸を感じた。
この頃から血の混ざったような色のよだれが出始める。
キッチンペーパーを敷いて、頻繁に交換した。
土曜日。
母を起こして2人で見守る。
瞳孔は開いたままで、瞼も閉じられない。
しばらくして呼吸が落ち着いたものの、何度か弱い呼吸の波が来る。
大丈夫、みんな居るからねと声をかけるたびに涙が溢れて、もう声にならなかった。
ふたたび呼吸が落ち着いた頃を見計らい、母と2人、少し遅い昼食を用意した。
ダイニングテーブルの上にラッキーちゃんを乗せ、兄が見守ってくれた。
その時は突然だった。
いま呼吸が止まったと兄が言う。
走ってダイニングテーブルに向かうと、何秒かごとにフーッと大きく息を吐き出していた。
心臓のあたりに手を当てると、今までで一番ゆっくりと鼓動していた。
これは最期の呼吸だ。
直後、全身にグッと力が入り、顔を少し上げた。
そして、脱力した。
猫も1〜3分間は耳が聞こえるという情報を見たことがあったので、泣きながらたくさん声をかけた。
眠るように穏やかな表情だ。
そうして、ラッキーちゃんと私たち家族の18年間が幕を閉じた。
涙は止まらなかったが、ここで事前に調べていた看取りの知識が生きた。
硬直が始まる前に、丸まって寝ている時のような姿勢を作る。
汚れたところは拭いて、ブラシで毛並みを整える。
キッチンペーパーで包んだ保冷剤を四つ、お腹の近くに入れる。これは6時間おきに交換。
お顔を見る時以外はバスタオルをかけ、冷房をかけた部屋に安置した。
看取り経験者のブログから学んだ、綺麗にお別れするために必要なことだ。
丸一日後に来てもらうようにしたため、花を買いに行った。
せめて沢山の花で送り出したいと思い、花屋を四軒回った。
母が白い花はお別れみたいで嫌だという。
もとより黄色やオレンジの花で送りたいと思っていたので、その2色を主役にした。
日曜日。
生花を切って、寂しくないように敷き詰めた。
耳と尻尾は柔らかくて、触るたびに温もりが蘇ってきた。
たくさん声をかけて、たくさん撫でて、最後のお別れをした。
けど、火葬車に乗った姿を見たら堪らなくなった。
これは永遠のお別れじゃない。きれいなお骨の姿に変わるために必要なことだと言い聞かせた。
業者の方は本当に丁寧で、きれいにお骨が残るようにしてくださった。
ちいさなお骨のひとつひとつを見ながら、立派な最期を見せてくれたことに感謝した。
みんなが見送れるタイミングを分かっていたかのような旅立ちだった。
お陰で、悔いなくお別れができた。
これまで猫のわがままや粗相に軽く文句を言っていた自分は、なんてちっぽけだったんだろう。
猫は常に「今」を生きている。
元気だから、わがままを言う。元気だから、たまには粗相があるかもしれない。
心の根っこはそうあるべきだと思った。
この先、4匹の猫との別れが待っている。
きっとその度に辛くなると思う。
内容はタイトルの通り
まず猫を飼おうと思ったきっかけは約20年間一緒に住んでいた猫との死別
なかなか日常の会話も進まない二人の不器用な男、そんな暮らしにささやかだが彩りを与えてくれていた愛猫
その喪失感に耐えられず、死別から一年経ち喪が明けたという気持ちもあり、二人でしっかりと相談を重ね猫を再び飼おうと決意した
様々な条件はあるが、最初は車で一時間程度の所にある保護団体の募集に申し込んでみた
答えは 否
その後調べた所、保護団体は条件が厳しいとの情報があったため、個人での譲渡希望者を探す事にした
二件目は同じ県に住む相手、どうやら家猫の避妊手術をしていなくて増えすぎた子猫を譲りたいようだ
これならばと思い申し込んでみた
もしかしたら申込みが遅すぎたか?と思い次を探してみる事にする
三件目は同じ県、車で40分程度 好条件だ 拾った子猫の扱いに困って譲渡したいとの事
なんとやはり 否、とのこと理由は不明だが、申込みが遅かったわけではなく……やはり家族構成だろうか?と考え始める
四件目 偶然にも隣の市、車で10分以内、しかもトライアル期間(1週間程度お試しで飼い、お互いに感触を確かめる)あり
さすがにこの条件ならば、と思い募集後すぐに譲渡希望の申請をした
もういいだろうが返答は 否、である
しかも理由はお決まりのように「家族構成がこちらの条件と合わない」
私は辟易した うんざりだ 返信もせずにサイトの退会ボタンを黙って押した
さて、私が譲渡する側にもしもなったら確かに「60代の父、30代の息子」に安心して猫を譲渡出来るか?と言われたら若干悩むかもしれない
確かに世間から見て理想の家庭像かもしれない、そして猫からしても……?
それを見極めるのが「面談・トライアル期間」ではないのだろうか?
「人となり」を見極めるのは難しい 実際相手を目の前にしていないと尚更だ
アルバイトを募集するのに、30分程度の面接でその相手を完全に判断出来る人間など居ない
面接官は気難しい顔をして相手の顔と履歴書をチラチラ伺い、お決まりの問答をして「じゃぁ試しに雇ってみる」事だって多いはずだ
大企業の学歴フィルタレベルにラインがある たった1000文字にも満たない応募文章でとりあえず選別をする
あたかも透視能力でもあるかのように、「人となり」を見極めようとする 私にはとても真似できない芸当だ
「60代男性、30代男性二人か うん、ダメだね」 気持ちは分かる
猫が20年生きたら父はその前に死ぬからだろうか? 男性は猫を虐待するからだろうか?
では「40代夫妻、10代の子ども」だったら確実に幸せにしてくれるだろうか?
「もしも」を考えたらキリが無いのだが、夫婦円満な家庭だろうか?この時代で仕事に疲れている夫婦は虐待や放置をしない?
病気はしないだろうか?私の叔父などは私より若い歳で妻と子を残して白血病で亡くなった
昔、私が10代の時に学校でアンケートがあった「ペットを虐待したことはありますか?」
なんと、犬猫を飼っていた家庭のかなりの子どもが大なり小なり「経験がある」と答えていた
それを作文で発表し、自らを戒める道徳の授業だ
ちなみに私はその時ペットを飼っては居なかったので、正直そんな他人の話に興味は無かったという記憶もある
話が脱線したので戻すこととする
『なぜトライアルすら許されないのか』
「人となり」を確かめるなら一件ずつ面談、条件が良さそうならばトライアル とすればいいのではないか
しかし彼らはそれをしない 「人手が足りない」「時間が足りない」のだろう
それらしい理想の家庭を文章だけでまずエスパーのように読み取り、あたかも大企業の面接官のように面談したりトライアル期間を設けて決定する
それが最も「効率がいい」のだ
彼らにとって持て余してしまった動物は言わば「不良債権」であり
その「不良債権」をなるべく高く条件のいい所にそれっぽく手放し、そして「ああ、私は”儲けた”」と言う自己満足に浸る
特に二件目の「無責任に増やしてしまった」飼い主などは今頃自分の無関心、無知が産み出してしまった過ちを「私の猫たちが可愛がって貰える!」なんて胸を撫で下ろしてるに違いない
■くそくらえ だ
確かに私達は客観的に見て悪条件である それは認めざるを得ない
しかし、命を扱う覚悟をアピールする場も無く、門前払いを受けるのは不当だと強く感じた
特に最後の件だが、10分ちょっとの場所にある我が家を是非見に来て欲しかった
亡き愛猫が残したペットタワー、ブラッシングや爪切り道具一式、冬も安心の猫用ホットカーペット
動物を愛してやまない心優しき父、猫と適度な距離を保ちお互いを同じ家族として扱う私(さすがにこれは自惚れだ)
当然二人とも猫に暴力を振るったり、放置したり、必要なケアを怠ったりなど20年間一度もしなかった
日中日当たりも良く、猫のくつろげる場所はたくさんある かかりつけのペット病院も歩いて行ける
フードやトイレもすぐにホームセンターへ飛んでいって用意して歓迎する事を約束出来る
でも私達は彼らに「猫を飼うには不適切なダメ家族」というレッテルを貼りつけられまくった
■そして選ぶ道
結局、里親募集のサイトは諦める事となった 時間の無駄だからだ
今後、春になったら捨て猫が居るかも知れない 知り合いからの縁で譲り受けられるかもしれない
実家の猫は15年前に当時高校生だった妹が拾ってきた捨て猫だ。
下校中に拾ってきた妹に両親が折れて、屋内のみの飼育で今に至っている。
だが、猫が来たその日から皮膚炎とアレルギーに悩まされる辛い日々が始まってしまった。
洋間、リビング、和室、全ての部屋を己の領土と捉えた猫は家中を闊歩する。
そうしてあちこちに体毛を散布するのだ。
それが僕の息を詰まらせ、肌を腫れさせ、目に異物感を与える。
衣服も靴下も寝具も毛にまみれ、見た目は奇麗でも茶色の毛が肌に痛く刺さる。
帰宅すれば猫は『外』の匂いを求めて自分の靴や鞄に纏わりつく。
特に靴下と中敷きの体毛に起因する足裏の痒みには本当に悩まされた。
真冬の暖房の風に乗って、食事にすら猫の毛が混じっていたことなど1度や2度ではない。
家の中では常に息苦しさを感じ、歩くたびに足の裏には纏わりつく茶色の毛。
遊べと纏わりつかれれば手足はチクチクと痒みが出て、目には異物感。
猫が来るまでは春先と秋口の「その時期だけ」の苦しみだった花粉症。
だが猫が来たことで家にいる限り365日苦しい時間が続いてしまうことになった。
今では家を出ているが、実家を出るまでの間は地獄とは言わずとも常にデバフ状態。
仕事で実家を出るまでの間の約7年間は本当につらい日々だった。
でも、洗濯機は使えないし脱いだ服はその場でビニールに密封しなければいけない。
猫が触るから。
でも、苦しめることもある。
飼うと決めた当事者ならば受け入れらるのかもしれないが、僕はそうではない。
捨て猫の飼育を家族が決めたことで、自分は犠牲を支払されたと思っている。
今でも実家の暴君は元気で、帰省はあまり「楽しい」ものではない。
10年とは言わないが、あと5年近くは生きているのだろう。
どうしたものやら....
あれを一番簡単に実現するのはソース送信だけどそれは無しとして他の方法を模索してみる。ちなみに解は出てない。
※想定問答 Q「サーバサイドでやれ」 A「石油王連れてきて」
レコメンド対象にしたいキーワード辞書をアプリに同梱してマッチした単語だけ送る。
本文丸ごとでは無いんで多少は忌避感下がるけど、いつ・誰が・どのURLでそのキーワードをブラウザで見たかは伝わっちゃう。
パーソナライズ不要なら「誰が」も落とせるけどそれだと精度出なかったからあの仕組みにしたんだろうしねぇ…
あと本当に本文だけ使ったレコメンド目的ならURLも不要だけどwww.muji.com→オサレみたいな特徴を加えたかったのかな。
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最近はiOS(CoreML)にもAndroid(NNAPI)にも機械学習機能あるようで、
ネイティブアプリなんだからその辺触れるんだしクライアント側で完結しちゃえば?という発想。
レコメンド先のコンテンツ丸ごとスマホに持つわけにはいかんから、
コンテンツID?カテゴリ?的なものを出すとこまでやって中身はサーバに取りに行くんで本当にクライアントだけで閉じるわけじゃ無い。
パーソナライズ観点で一人一人特注のモデル作って配るとかはしんどそうだけど、
ある程度セグメント切った層ごとに事前にモデル作るぐらいなら何とかなるんでは。
ああでもレコメンド対象が日々増えるWeb記事だとモデル頻繁に更新するからデプロイが辛いか。
スペックもりもりのサーバでやる推薦が現代のスマホでそもそも代替出来るのかはわからん。
エッジAIなる名目で各社頑張ってて目的の一つはセキュリティだから、今は無理でも将来に期待?
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分類にしろ推薦にしろ元データそのものをダイレクトに結果に変換するんじゃ無くて一度単なる数値の配列(特徴ベクトル)に変換して、
そのあとモデルに突っ込んだら中でこねこねヘイお待ち!と出てくるんだよね?
その特徴ベクトルに変換のとこだけクライアントでやってそれ送れば?という発想。
スペック問題はあるけどレコメンド全部やるよりはマシだよねと淡い期待を抱いている。
特徴ベクトルから元のデータに戻せるとアウトだけど可能なのかね。
文字列を数値にしててかつ情報量が落ちて結果が1対1にならないから、完全な復元は無理だと思うけどどうだろう。
ありとあらゆるキーワードを事前に変換しといて結果から逆引きすれば変換元候補を出すくらいはできるんかな。
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いろいろ考えたけどソースそのものじゃ無くてもそれに近い情報はどうやっても送るんだから、
コールセンターに電話すると自動音声で「サービス品質向上のために通話を録音します」的なアナウンス流れたりするのと同じで、
おすすめ機能ってこういう情報送ります的な説明をアプリ内ですべきでそれ無しにやっちゃダメだったんでしょう。
アプリの実物触る前に終わったので実際には説明してたんならごめんなさい。
--
https://toolbar.rakuten.co.jp/mobile/rule.html
利用者が本アプリを利用した場合、利用者は、第6項の定めに従い、これを停止しない限り、本アプリがデバイスにインストールされているブラウザの全てのウェブ閲覧履歴(http(https含む。以下本条において同じ。)で始まる閲覧ページURL、アクセス日時(分秒)、表示されたウェブページのHTMLソース、クッキー情報(Cookie), ウェブサイトの閲覧履歴、リファラ, ユーザーが使用しているOSやアプリのバージョン、位置情報をいい、以下「ウェブ閲覧履歴取得情報取得情報」といいます。)が当社によって取得されることに同意するものとします。
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ソースどころか脆弱性無い限り聖域のクッキーまで取る豪快さを見習おう。
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ちなみにフェアじゃないので一応書いておくと「楽天ウェブ検索 規約」でググると出てくるこっちのブラウザ拡張機能版は微妙に内容が違ってクッキーは入ってない。
上のアプリ版はアプリストアの説明にURLが書いてある。なんでアプリとブラウザ拡張機能で2種類あるのかは分からん。
拡張機能じゃ取れないから? でもサイトごとのクッキー編集する拡張とかあったような・・・
https://toolbar.rakuten.co.jp/intro/rule/
2. 利用者が本機能を利用した場合、利用者は、第6項の定めに従い、これを停止しない限り、本機能がインストールされたブラウザの全てのウェブ閲覧履歴(http(https含む。以下本条において同じ。)で始まる閲覧ページURL、アクセス日時(分秒)、表示されたウェブページのHTMLソースをいい、以下「ウェブ閲覧履歴」といいます。)が当社によって取得されることに同意するものとします。
3. 当社が取得するウェブ閲覧履歴には、ウェブページのURLを含み、当該ウェブページのセキュリティ環境によってはURLにIDやパスワード等の非公開、又は機密性の高い情報が含まれることがあります。よって、機密性が高い情報、または機密性が高い可能性のある情報を閲覧する環境において本機能を利用される場合には十分にご留意ください。
あとこの規約についても先日malaさんが突っ込んでいるので第一発見者ではないです。
https://twitter.com/bulkneets/status/1339435587015639041
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ソースどころかクッキーまで取ってますと堂々と書いてるほうが燃えずに、
はっきりとは書かずに取ってたほうが燃えてるの、
やらないと思ってたやつがやる・やると思ってたやつがやる、どっちもやってるけど燃えるの大抵前の方なの、
あー心当たりあるわ
俺さ、きったない死にかけの仔猫を拾って目ヤニ取ったりケツ拭いてうんこさせたりするのが好きなんだよ
小綺麗になって人間に心を開いたら貰い手募集して譲渡してまたきったない仔猫拾うっていう一連の猫版プリティウーマンが趣味
優しい彼くんと違うのは猫相手なのと人並みになったら嫁に出すこと
でも一匹だけひどいのがいたんだ
目ヤニも鼻詰まりもひどくて、どれだけ獣医の薬を飲ませて手をかけ金をかけ療養しても治らない
鼻が詰まってるから普通の猫以上に口が臭くて、抱き上げるだけで顔周りが臭い
骨格から目の大きさから何から何までブッサイク、どれだけ愛情を注いでも固まってシャーとも言わないで固まってる
抱き上げるとは書いたけど動物病院に行く時くらいでアームガードしてなきゃバリバリ血まみれになるぐらい引っ掻く
メスだけど自然淘汰のトータって呼んでる、最初は別の名前だったんだけどな
生まれたてで拾って、打てるワクチン全部打って避妊手術も済ませる年まで育てたけど懐かなかった
ああこいつは無理だな、一生うちにいさせるしかないかって思ってたけど、何十回目かの枕ウンコされた日に糸が切れた
トータは愛情不足だから、トータには俺しかいないからと一生懸命やってたんだけど、亀裂の入った器に愛情注いで報われないのに疲れたんだ
その日からトータって呼び名にして、折しも仔猫の捨てられるシーズンだったので普通の死にかけの仔猫を引き取った
メンヘラ彼女と違って捨てる訳にもいかないから今までの猫部屋を明け渡して別の部屋を新しい仔猫部屋にした
トイレも覚えて小綺麗に育った新しい猫が育って譲渡が決まった頃、トータを人にやった
同時進行だったけどトータのほうはいつもみたいな譲渡相手の吟味はしなかった
とにかく顔も見たくなくなってた
多分お前の彼くんも同じ感じだったろうな
最初は夫と子供達が夢中になっていたのを、私は聞き流していただけだったんだけど。
猫の赤ちゃんは生後まもなく捨てられたらしかった。にゃあにゃあというよりは、ビャン!ビャン!と激しく鳴いていた。その音声だけを聴いていたら頭が痛くなるほど不快で耳を塞いでのたうち回りたいほどだった。私は猫が大好きで、実家では猫が何匹も飼われ、私自身も生れたての捨て猫の世話をしたことがあるのに、一体どうしてこんなに赤ちゃん猫の声が気に障るようになってしまったのだろう?
とうとう我慢出来なくなり、私は普段なら絶対言わないことを夫に言った。
「その動画、私にも見せて」
見せてもらった。ビャンビャン鳴いていた赤ちゃん猫は動画主によって手厚くお世話をされていた。お尻を拭いてもらって、手の中で温められると、ビャンビャンが止まる。そして哺乳瓶でミルクを与えられている。一生懸命にミルクを飲む姿はかわいいちょうかわいい!そして飲み疲れて寝てしまったときの顔もかわいい!ちょうかわいい!
これよ!と思った。あのビャンビャンする鳴き声に何であんなにイライラしたのかって、可哀想な子猫ちゃんの声はすれども姿は見えずという状況にイライラしていたわけだ。私はお世話をしたかったのだ。お腹を空かせた子猫ちゃんのお世話を。我が子達が赤ちゃんの頃もそうだった。赤ちゃんの声を聴くとイライラムカムカしてきて、イライラムカムカする割には赤ちゃんに腹が立つという訳でもなく、赤ちゃんを抱き上げておむつを替えておっぱいを与えた。
高校生の頃、友達から生れたての捨て猫を押し付けられた時には、そんな風に子猫の鳴き声にイライラムカムカはしなかったけど、可哀想だと思ってせっせとお世話をした。大人になって、子供が生まれたら、子供の声にイライラムカムカしながら子供を一生懸命世話した。やっぱり可愛かった。
GWが終わった次の日。
私は連休が終わったのか続いているのか判らないような、だらだらとしたリモートワークで家に居たが、
前の日から水を飲みにいく体力さえ無くなっていた猫は、
元気だった半年前までは、私が仕事から帰ってくると問答無用でテーブルに飛び乗り、
頭突き、腕の押さえ込み、眺めているタブレットへの座り込み、おしり擦り付けマーキング等、
私を様々な攻撃の標的にする程、人懐っこかった。
世間は再びコロナ禍が酷くなり、今年の豪雨ではあちこちで甚大な被害があり、
私も生活に様々な影響を受けたけれど、彼の居ない世界線は退屈だ。
(2020/08/01 追記)
これはどこにでもいる普通のオタクが「金を払って観る悪夢」「SAN値チェッカー」と名高いカルト映画、CATSを観てきた感想文です。
ネタバレが盛大に含まれていますので、その辺りお気を付けて頂けると幸いです。
昨年12月の暮れに海外で一足早く上映が始まり、その評価を読み「絶対に見る」と心に決めて1ヶ月、私はようやく映画館へと足を踏み入れた。
やれポルノだの玉ねぎだのと聞いているので期待は最高潮、何しろ私はホラー映画が大好きで、そしてクソ映画が大好きです。
今日は一人で悪夢を観に来たことを忘れて売店で巨大なポップコーンとジュースを買い、はやる心を抑えながら入場開始を待つ。
上映前に最後に流れた「それでは、夢のある映画の旅をお楽しみください」のアナウンスは、この後の展開が「悪夢」であることを啓示しているかのようでした。
私はオタクの中でも日陰に生きる人間でありますゆえ、正直CATS本編と同じくらい実写オタ恋のCMも滅茶苦茶キツかったんですが、この辺りについては口を閉ざし静かにスクリーンへと目を向けます。
劇場の照明が落ち、暗闇の中映るのは夜空。
猫の映画ですよ〜!という事を示唆するかのごとき可愛らしい雲、ここからどうなるのか期待が高まります。ちなみにここが唯一ここからの110分の中で「これは猫だな」と理解できた部分になります。
さて、開始して1分ほどですがここで早くも私の脳は処理の限界に達してしまいました。
ドラクエIIIの夜のピラミッドのBGMを不協和音にしたようなBGMが流れる中、夜の街を闊歩するのは人間によく似た体躯にうっすらと全身毛のテクスチャを重ねた「何か」。
一瞬、誤ってメイドインアビスのシアターに来てしまったのかなと思いました。人間性の喪失の結果と言われれば納得も出来るのですが、そもそもこれは「人間」では無く「猫」らしいんですね。
BGMの中、四つん這いの合成獣(キメラ)の集団が道路をぐるぐる回る姿はムカデ人間の続編かと錯覚を覚える絵面ですが、その中心で蠢く頭陀袋も嫌な予感しかしないし、案の定悪夢が飛び出すし、今の所パンドラの箱なのですが果たして最後に希望は飛び出してくるのでしょうかね。
そう言えば海外の評判ではやたらと性的な印象がありましたが、ただでさえ限りなく全裸に近い全裸なのに動きがこう猫々しいしやたらと柔軟性をアピールするし妙に動物的な飲食シーンを盛り込んでくるし、観客の無意識の奥底にあるなんらかの性的衝動を呼び起こそうとしてるのかなって感じは分かるんですけど。ですが、残念ながら扉のノックの仕方がシャイニングのジャック・ニコルソンなんですよね。へただなぁ…欲望の解放のさせ方がへた…こんなんじゃ歴戦のケモナーだって裸足で逃げて行きますよ。
さてなんの説明もないままに話は進み、ジャ…ジェ…?なんか分からないけど固有名詞がいっぱい出てくる、完全にルシがファルシでパージ状態。私は原作のCATSを知らないので、知ってたら話の流れが分かるんですかね?知ってたら開幕1分で席を立ちそうですけども。
さて墓場で歌って踊るシーンではふとBloodborneを思い出しましたが、ひょっとしたらこの夜は獣狩りの夜だったのかもしれません。私の啓蒙も爆上がりしていきます。
トイレで歌うシーンは真っ先にトレインスポッティングを思い出しましたし、ひょっとしたらこの映画も薬でぶっトんでる狂人の見た夢かもしれないし、狂ってるのは私だったのかもしれないと思い始めました。
まだ始まって30分も経ってないんですけど。あんな猫やこんな猫の説明を歌っているけど私にとっては全てが邪悪なモンスターにしか見えない。
さて、かく言う私もだんだんと目と心が慣れてきました。
感覚的に言うと「有色はマシ」「服あると相当マシ」「全裸はほんとキツい」「白系マジで無理」、要するにヒロイン枠の生物が一番キツい。黒人の敵とマジシャンが比較的視覚へのダメージが少ない。それだけで若干好きになる、だから頼むから帽子を脱ぐなコートを脱ぐな。あと手先と足先が人間なのがマジで拒否反応を起こす、黒人の手の平が肌色なのでも認知が「?」ってなるのにこの生き物の手足見てると「??????????????????」ってなる。かといって靴だけ履いてるのも異常なんですけど、タップダンスだけ見たら凄い出来なのに他の全てが恐怖。
あと衣類については黒人っぽいキメラが首からbling-blingなおさかなネックレス下げてるのは良いなと思いました(数少ないポジティブな感想)。
この作品、猫だけでなくGの者等も等しくキメラになっているとの話はうっすら聞いていたのですが、正直全裸じゃないし着ぐるみっぽさあるからこっちの方がだいぶマシではあったんですけど、喰い始めた時は流石に驚愕のあまりポップコーン食う手が止まりました。
ネズミとか、子役?っぽく見えたんですけどこれを見たご両親は「可愛い〜💕」「◯◯ちゃんの演技最高〜!」って思うのでしょうか、人生開始してまだ間もないのにこのような罰を受けるのはあまりに酷ではないでしょうか。
あと犬の存在が示唆されているのに画面に映らなかったの、犬はキメラじゃなく犬ですよってことなんですかね?製作陣や太いスポンサーの中に敬虔な犬好きでも居たんでしょうか。なんにせよ、助かった動物が居るのは良いことですね。
個人的に認知的不協和を感じるポイント、デザインや動き以上に「大きさ」があるんですけども。人間の体躯に猫の動き、街並みは人間の大きさの中で人間らしき体躯の生き物が「猫のサイズと言うには高さは合っていても細身すぎて違和感」で「人間とは思えない位小さい」姿で街を這い回り走り回る。人間の脳には大きさや距離感を自動的に調節してピントを合わせる機能があるはずなんですけどそれが全部ぶっ壊れる。
脳の機能に直接影響する映画、感覚にダイレクトに伝えてくるこの作品はいっそ4dxでも上映してほしい。余談ですが私はこれを観ながら「TOHOシネマズ限定のかっぱえびせんポップコーン」を食べていたので、こいつらがゴミ箱から拾ったエビ食うシーンでセルフで臭覚で新感覚の映画体験をしてしまい大変不愉快な思いを致しました。
定期的にあったのですが、このキメラ達が猫の鳴き声で「ミャー」とか「ニャーン」とか鳴くのがかなりキツい。というか主役級は顔がアップになったりすることが多くて「あー、人間の顔と身体した獣のキメラだなぁ」って思えるんだけど、ヒキで後ろに映ってるその他大勢がヤバい。意味不明な物体が四つ足で這い回ってる、フォーカスが手前に当たってるせいでぼんやりとボケた画面の奥で蠢いている人間ではない何か。私が観てたのってひょっとしてサイレントヒルだった?と誤認してしまいそうだし、私は悩める私に胸を張って「違うよ、CATSだよ」って言ってあげられない。
そこそこ話が進んでもストーリーか理解できない。一番歌と踊りが上手い奴が選ばれるオーディションなのは分かるけど、選ばれたら転生って死ぬやつじゃん?あと黒人男性なんでよく分からない魔法使ってるの?確かに猫よりは魔獣って感じだけど、それやるとますます猫の概念から遠ざかるよ。観ていてふと私が思い出したのは「悪魔ネコ」でした、懐かしいですね。
ところでこいつら猫?ってことは乳首6つあるんですよねってふと思って心底ゾッとしたし、この時点で完全に食欲を失っているのでポップコーンは封を閉じられている。
この時点で唯一覚えてる名前がヴィクトリアだけだし、ヴィクトリアったら捨てられた飼い猫割には異様に順応高いな…こうやってこの映画に慣れてきてる自分もひょっとしたら既にヴィクトリアなのかもしれない…と正気を失っていたら家無き捨て猫で「子猫」であることが発覚したのですが、私の中の子猫の概念がグチャグチャのベコベコに狂うのでこの件については早めに酒飲んで忘れようと思いました。
さて、物語の結末、私の刑期の終わり近付いて来ました。
ゲイビの男優かインナー無くしたマリオみたいな格好のキメラが踊ったり、黒人キメラがコートも帽子も脱いだせいで一瞬マジで全裸かと目を疑いましたがそんなことは無く。あとヤク中の流れあったんでやっぱりヤク中の見る夢だったオチも考えたのですが残念ながら物語は大団円へと向かいます。
マジシャンが無茶振りされる流れ観てると「いじめか?」と思いますが天下のハリウッドがそんなことをするわけが無いのです、ちゃんとなんとかなりハッピー的なエンドです。
ここまで観ていて、ストーリーの中の時間が夜から夜明けまでで12時間も経っていないことに恐怖を感じる。映画も2時間足らずだし、体感的には6時間くらい苦しんでるんだけど。
最後の最後に、老いた猫は画面のこちら側ん見据えてこう言います。
これは、ここまでこの映画を観続けた私にとって実質「死刑判決」でした。啓蒙が上がり過ぎて狂ってしまいました、私は人間のつもりだったけれど、実は限りなく画面の中の生き物によく似た「なにか」であると告知されました。
ホラーにある「次はお前だ」的なアレであり、告発やシリアスな社会派にある「他人事ではないぞ」みたいなアレを感じます。あと夜闇に紛れた姿も怖かったけど朝日の下よりは大分マシだったみたいです。朝日の下のキメラ達は、エグいアダルト作品を観た時のような性的興奮よりも先にショックに殴られる感覚がありました。もうこの辺りは感想をメモすることも忘れました。
しかしまぁ終わってみて改めて考えると、歌のクオリティは当然の如く相当高かったです。私はあのビジュアルで日本語でミュージカルやられると「理解できないおぞましいものを無理やり理解させられる」感覚に負けて脳が爆発四散してしまいそうだったので字幕で観ましたが、吹き替えの役者さんが好きな方は吹き替えで観ても良いのではないでしょうか。あの生き物達が好きな人間の声帯で歌い喋っている姿を観て立っていられるのならばですけども。
一言で感想をまとめるなら、「目を瞑って観たらそこそこ満足度の高いミュージカル」だと思います。ただ残念ながら、目を開けると死んでしまうので気を付けてください。神話にありがちな奴ですね。
見るなのタブーだと思えば納得できる作品です、いや無理だできねぇな。
ここまで色々書きましたが、最期まで走った身としては「マジシャンの猫ならギリ抱ける」と思いました。
どうやら私も完全に狂ってしまったみたいです、その内全身の皮膚に薄ら毛が生えてきて服を脱ぎ捨て夜の裏路地に四つ足で走って行くでしょう。まだ日本語を語れる今の内に、これにて文面を終えようと思います。
誰もいない実家に帰ると、ねこはいつかと同じところで同じポーズで寝ていた。いや、こないだとは少しだけ場所がズレているか。障子の隙間から差す日が少し傾いて照らされる場所が変わって、ねこのお気に入りの場所も日時計の差す時刻のように移動している。和室の一角は日焼けして藁のような色だ。なんとなく私もねこの隣に横になってみる。なるほど、畳が温い。ここがいいとちゃんとわかっているのだ。
い草の匂いはとうの昔に褪せて、湿気の匂いがした。隣に横になった拍子で、ねこはその振動に反応して半眼になって、二ヶ月ぶりに会った私を見て、ああ、お前かと安心したように黄色い目を閉じた。ゴロゴロと喉を鳴らす。ギブアンドテイクが当たり前のこの社会に揉まれて命からがら帰ってきた私は、何もしてやっていないのにただ横に来ただけでそんなに幸せそうにしてくれるねこを見て感傷的になってしまうのだ。どうしてそんなに私に懐くのか。お前を拾ったのは私じゃなくて妹だろう。餌は小さい頃から母がやっていたろう。まともにトイレなんか綺麗にしてやったことはなかったろう。実家にいた高校を卒業するまでの私は、家に帰った時にせっかく出迎えに来たお前を置いて部屋に閉じこもっていただろう。
それなのに。お前は私の気持ちがわかったみたいに、でも人のいい友人のように同情した風でもなく、純粋に私のことを好いてくれる。
なんだか切なくなって、罪滅ぼしの気持ちで頭をわしゃわしゃ撫でてやる。ゴロゴロが大きくなって、ねこはぎゅっと目を閉じた。だから、私も同じように目を閉じてみる。ここが耳で、ここが鼻。寝ているから鼻がカラカラに乾いていた。幾度となくこいつを撫でてきたから、触れるだけで良かった。
私は、手の感触でねこのシルエットを想像しながら色んなことを考えるのだ。
なぁ、ねこ。ここ最近、私は初めてお前のように生きてみたいと思ったよ。私はねこがすきだけど、もともとはねこになりたいなんて無責任なことを言うやつが嫌いだったんだよ。
お前はお寺の近くで、拾ってくださいという札を首にかけられて彷徨っていたね。いつお母さんと離れ離れになったんだよ、かわいそうに。そこから、得体の知らない私たちに拾われたね。運の悪いことに、うちは住宅地だし車が多く通るから外には離してあげられない家だった。いつも窓から外を見て、小鳥を見るとちょっとだけ切ない声を出す度、私も切なくなるんだよ。
そんなことを考えたこともないのかな。
毎日同じ餌ばかりだけど、お前はいつも美味しそうに食べて。何もない休日も、同じところを初めて歩くみたいにして歩いて、またよっこらしょと横になって。みんなが夢中になっているテレビというものはわからないだろうし、本に向かっている人間の気持ちはもっとわからないからとりあえず読んでいる最中の本の上に乗ってみたりして。
いつも喧嘩が絶えない家だったけど、頑張って一緒に乗り越えてきたよね。お前はどんな風に見てた? 大きい声が聞こえると、お前は自分が怒られたと勘違いしていつも部屋の隅に隠れて大人しくしていたね。八つ当たりされたこともあったか。めちゃくちゃになった家族をなんとか落ち着けて、皆が寝静まった午前1時、突然虚しくなって悲しくて一人で泣いていたこと、親や兄弟とかの人間たちには隠したけど、たまたま隣にいたお前だけには隠せなかった。お前は私の気持ちを知って膝の上に乗ってきたのかい? どっちにしても、上から降ってくる涙が冷たくてごめん。
家族がバラバラになった今、一番家にいるのは間違い無くお前だけど、私に気づかなくてお前が気づいていることってある? みんなをどうやったらもっと幸せにできると思う?
他にもいっぱい聞きたいことはあるけどさ、どうやったらお前みたいに強く生きられる?
お前ほど辛くはないけど、私も結構似てるところがあるんだよ。僕も物心ついた頃、お母さんが病気になったせいで両親から離れ離れになってあまり話したことのなかった祖父母の家で育てられてさ。祖父母は仕事とテレビと新聞ばかりでちっとも取り合ってくれなかったよ。理不尽な叱られ方もした。少し大きくなると親も少し元気になって、ようやく両親の元へ帰れて、その頃お前と出会ったんだよ。でも知っての通りずっと喧嘩が絶えなくて、その怒鳴り声を聞いて、また家族が離れ離れにならないか怯えてた。時々酔った母が暴れて殴られたこともあった。今思えば、なんにも悪いことしていないのに生きてるだけで罪悪感に押しつぶされそうで、部屋の隅で耳を塞いで泣いてたよ。実際家族はバラバラになって、そのまま私は出来るだけ親に迷惑をかけないようにそつなく生きたよ。勉強もそこそこ頑張ったつもりだよ。そのまま実家を旅立って、今は一人暮らしになって、単調な日々を過ごしてる。同じ時間に起きて同じところを歩いて、キャットフードよりはバリエーションがあるけどぶっちゃけ毎日毎日同じようなものを食べてる。お酒っていうマタタビみたいなものに溺れる日々で、少し頑張ってみてもすぐ疲れてしまうし、人一倍寝るのが好きだよ。なんだか、色々とお前と一緒だね。
というか、お前を可哀想ということで自分が可哀想と思いたいだけなんだろうね。わかってる。
でも、お前とは違うんだよ。お前と違って私は、時々過去を思い出して、心の傷とか変われない自分とかに悩んだりして、虚しくて泣いてしまうんだよ。今までは生きるのに必死だったけど、突然に単調な日々に取り残された今、全てに取り残された気分だよ。毎日がつまらなくて、生きるために生きていた頃と違って、なんのために生きているのか本当にわからなくなって、笑ってもこころがスカスカで、何故だか生きるのが辛いよ。まだまだ到底、お前のようには生きられないんだよ。今だって閉じたまぶたの端の方から涙が漏れ出してしまいそうで、必死に目を閉じて蓋をしているんだよ。
私も捨て猫みたい?
ねこになりたいって言うやつが嫌いなのはそういう理由だよ。ねこの拾われる前の壮絶な人生と、その後の退屈で虚しい人生を想像できないやつは嫌いだよ。
ねことか私のことを見て、のうのうと生きてていいなと思うだろうから。
私はお前の気持ちがそこらの人間よりはわかってると思う。でもだからこそ、純粋なお前に純粋に憧れるんだよ。お前を見ているとお前のようでありたいと思う。ただ、お前のような強くて優しいこころが欲しい。お前は、変えられない過去なんか振り返らないし、おそらく変わることのない未来を嘆いたりしない。ちょっとずつ変わり続けるだけの今を黄色くて丸い目でじーっと見つめて、いつも全力で飛びかかる。だから、ちょっとした季節の変化で寝るところを変えてその温かさに目を細めたり、食卓から盗んだお刺身一切れを幸せそうに食べたり——そんな儚いだった一瞬の幸せを絶対に絶対に逃さない。
だからお前は、美しい。ただ生きているだけで、見るものを幸せにするんだね。
お前と比べて、私はダメダメだね。
あ。ねこはそんなことも思わないのかな。きっとお前はほかのやつと幸せを比べたりもしないよね。外にいる野良猫を見て毛を逆立てて、フーッと威嚇して怒ることはあっても、あいつは自由でいいなと羨むことはない。
この先どうなるんだろう、とか。
生きるって何、とか。
認められたい、とか。
そんなことより、日で温もった畳って温かくていいな、なんて思っているのかな。
私がこんなことを考えているうちにも、ねこはずっとゴロゴロと喉を鳴らし続けているのか。なるほど。つまりはそういうことなのかな。
ねこでありたい。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 172 | 24308 | 141.3 | 37 |
01 | 94 | 10193 | 108.4 | 50.5 |
02 | 33 | 3714 | 112.5 | 43 |
03 | 19 | 642 | 33.8 | 24 |
05 | 5 | 296 | 59.2 | 21 |
06 | 20 | 1023 | 51.2 | 28 |
07 | 30 | 2896 | 96.5 | 40.5 |
08 | 74 | 6247 | 84.4 | 49 |
09 | 137 | 10181 | 74.3 | 36 |
10 | 140 | 9767 | 69.8 | 29.5 |
11 | 198 | 14751 | 74.5 | 31 |
12 | 176 | 15446 | 87.8 | 38 |
13 | 185 | 15251 | 82.4 | 38 |
14 | 169 | 11569 | 68.5 | 32 |
15 | 156 | 12096 | 77.5 | 30.5 |
16 | 122 | 9275 | 76.0 | 31 |
17 | 104 | 8593 | 82.6 | 42 |
18 | 142 | 11283 | 79.5 | 35 |
19 | 123 | 15944 | 129.6 | 35 |
20 | 153 | 12264 | 80.2 | 35 |
21 | 202 | 19109 | 94.6 | 41.5 |
22 | 148 | 11666 | 78.8 | 35 |
23 | 128 | 27737 | 216.7 | 47.5 |
1日 | 2730 | 254251 | 93.1 | 36 |
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自分も、捨て猫では無いのだけど近所のおばさんがわざわざ訪ねて来て「あの白い猫は御宅のとこで飼っているのか」と何回も訊いてくるんだけど、うちの猫は首輪つけてるし子猫なんかうんでないしどうしてかなぁと考えてみたら、野良猫が心配で保護したいんだけど、という意訳に辿り着いたのでもっと親身になって話聞いておけばよかったな、と後悔した。
最近首輪の付いた猫が毎日うちの庭を彷徨いてはニャアニャアと何かを訴えかけてきて鬱陶しかった。
かの迷惑な外飼いというやつかと思っていたら、どうやらこいつ、最近引っ越して行った家に取り残された捨て猫らしい。
毎晩毎晩やかましいクソ猫めと思っていたら、お家に入れてようと空っぽの家へむなしく叫ぶ声だったということだ。
そこらの生まれついての野良猫であればどうって事なくのびのび生きてれば良い。飯の確保もケンカのやり方も知っているだろう。しかしヒトとの生活しかろくに知らぬイエネコがいきなり厳しい環境に放り込まれてどう生きられる?
私は今日その事実を近所のおばちゃんに聞かされ、とても心をかき乱されてしまった。
増田文学であればここで私が奮起しあの猫を保護してむちゃむちゃに可愛がる一大スペクタクルが始まるところだが、生憎我が家はペットNGの安アパートである。人は契約の前には無力だ。
でも、今も小さい痩せっぽちが小雨の中どこかで丸くなっているんだろうな。明日、きっと新しい飼い主を見つけて来るから、もう少しだけ辛抱しててくれよ。
追記:
昼飯時に見たらたくさんコメントが付いていて驚いた。アドバイスくれた方々、ありがとうございます。
案外すんなりと引き取り手がついた。
首輪すら外さず放り出したクソ野郎に念の為話を通し次第(これが一番面倒だが)、週末にはゴキブリ駆除担当大臣としてご栄転されることだろう。