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はてなキーワード: カンヌとは

2019-01-28

anond:20190127211255

増田がそう思う理由はむしろアニメプレゼンスの異常な増大こそが原因。

端的に言えば、アニメが盛り上がりすぎて他のコンテンツ関係者嫉妬している。

例えば、アニメがあることで実写映画が盛り上がるんじゃなくて実写映画市場を食ってしまたからね。


海外市場も惨憺たるありさまで、ゲームアニメ漫画以外で日本の関連のコンテンツを知っている人はほぼゼロに等しい。

例えばimdbを見るとわかるが君の名は。12万人が星をつけているけど、是枝裕和万引き家族わずか1万2000しかついてない。

カンヌで賞すらとったのに。


このように目下として最大の問題海外でのプレゼンスの異様な増大にある。

今後(実は今でもそうだが)、日本オタク文化という窓を通してしか海外の人に語られなくなる。

はたして(メインストリームの)日本人にそれが耐えられるかな?

2019-01-18

ニセコイ実写映画ジャニーズ中島を推すための映画で地味なやつの知名度を高めようと有名原作を使ってのアピールしかないし

とはいえジャニーズが金を出してる以上そいつらのために映画があるし観客も動いてるジャニーズが見られればいいわけ需要供給合致してんじゃねえのその手の映画

映画ファンが日々そういう映画が出てくるたびに「これでは日本映画は終わってしまう!」って嘆いてこの世界の片隅に推しまくっていたわけだが(片隅は海外普通な評価で終わりましたとさ)

そんな中、映画ファンの一部が馬鹿にしていた是枝がカンヌ取ってしまったし映画ファン戯言なんて聞いてても仕方ないってもうすでに証明されているのよさ

ゴールデングローブ賞ノミネートしてた未来のミライ日本でボロカスなのも日本人のリテラシーが低いせいなわけだけどそれについては何も言わないし

俺が気持ちいい状況が欲しいだけで別に日本映画未来なんて気にしてねえって言えばいいのに映画ファン

2018-12-25

anond:20181225121130

使える場合もだめな場合もある。

MtoFはふつう自分の腸で作る。

でも中には腸が細い人もいて、せっかく作ってもアレが入らないくらい細い穴しかできない場合も。

そういうときは術後カンヌキみたいなのを一日何時間も入れっぱなしにして穴を広げる。

手術よりそっちのほうが痛くて辛い。

で下手するとせっかく作った穴が使えない人もいたりする。

術後、使えそうな相手を探し回るためにとっかえひっかえして試す人も。

簡単じゃないんだよ。

2018-12-02

anond:20181202170134

横だが、大多数は「めんどくさいやつに関わりたくない」だよ。それは日本も同じ。だって基本的に100-70年前の話しが云々カンヌンで、全く役に立たんくせにうるさい話だしな。

2018-11-29

反出生主義者にさっさと自殺すれば?と言うと死への恐怖は苦痛であり云々カンヌンと屁理屈こいてきて、はぁーこいつウゼー死ねとか思うんだけど、ここでスパッと自殺して最終的解決を図る真の反出生主義者は語る言葉を持たないので、こういうニセ反出生主義者だけが生き残るということなんだろうな。

2018-11-17

今年のアカデミー賞作品賞にひっかかりそうな映画たち

自分ブログにでも書こうかなと思ったけど、だいたい https://www.metacritic.com/pictures/oscar-best-picture-contenders-for-2019?ref=hp からパクリだしそんなに力いれて調べてないので増田に放流します。

本命は『スター誕生』、『BlacKkKlansman』、『グリーンブック』あたりか。ノミネーションだけなら『ファースト・マン』や『女王陛下のお気に入り』も。


BlacKkKlansmanスパイク・リー監督

今年のカンヌで『万引き家族』の次点グランプリを獲得した、黒人映画永遠トップランナーの最新作。

黒人なのにKKKにもぐりこんでしまった潜入捜査官の実話を描く。

スパイク・リー監督作のなかでは『ドゥ・ザ・ライトシング』や『マルコムX』をも凌ぐ評価を獲得している(そして興行的にもここ十年で自己最高)。

公開時期が夏季であることと、ややコメディよりのタッチノミネーションに不利に働くかもしれないが、トランプ政権下において「ブラックリブス・マター」運動はまだまだ意気軒昂。「黒人映画」枠競争を勝ち抜くポテンシャルは十分だ。


ブラックパンサー(ライアン・クーグラー監督

解説不要だろう。今年米国内で最高興収をあげた作品にして、マーベル映画史上でも最も支持された傑作ヒーロー映画

アメリカ国内外黒人問題歴史的視点にめくばせしてオスカー好みの社会性もばっちり備えているものの、やはり「アメコミ映画」のレッテルがネック。

まだまだ白人男性・おじいちゃん大勢を占めるオスカー会員にあっては弱い。ギリギリノミネーションがあるかどうか、といったポジションだろう。

余談だが一時期新設されそうだった「ポピュラー映画賞」部門ブラックパンサーを受賞させるために作られるのだという噂だった。裏返せば、作品賞本選に選ばれる格ではない、と会員からみなされているのだろう。


Can You Ever Forgive Me?(マリエルヘラ監督

落ち目ライター有名人手紙文章捏造して高値で売る詐欺に手を出し、それが嵩じて博物館から実物を盗みだそうと企む実録犯罪コメディ

日本ではあまり知られていないけれど主演のメリッサ・マッカーシーアメリカで今いちばんアツいコメディアンのひとり。

夫のポール・フェイグと組んで『ブライズメイズ』、『SPY』、『ゴーストバスターズ(リメイク版)』などの陽性の笑いでヒット作を飛ばしてきた。

そんなマッカーシーが一転してシリアスブラックコメディに挑戦し、見事大成功。本年度の主演女優賞ノミネートが確実されている。

演出したヘラ監督の手腕も高く評価されており、初の監督ノミネート、さらには作品賞も夢ではない。


Eighth Grade(ボー・バーナム監督

インディーからまれた今年最大のダークホース

とある気難しい現代っ子少女中学生最後の一週間を描いた青春コメディ

中学生版『レディ・バード』にもたとえられる(中二病的な意味で)痛々しくも切ない、みずみずしくもどんよりとしたフレッシュローティーンライフ描写が広範な支持を集めている。

監督は若干28歳のコメディアンで、なんとユーチューバー出身アメリカ映画界における新世代の台頭を予感させる一本。すでに数多くの映画祭や映画賞にピックアップされている

オスカーコメディ敬遠する一方で、サプライズ的なインディー作品を好む傾向にあるが、はたしてこの作品の出目は吉とでるか凶と出るか。最悪でも脚本賞ノミネートは固いか


女王陛下のお気に入りヨルゴス・ランティモス監督

ロブスター』、『聖なる鹿殺し』と強烈かつキテレツ作風で知られるランティモス監督最新作にして初の時代劇

アン女王を演じるオリヴィア・コールマンを巡る二人の家臣(レイチェル・ワイツとエマ・ストーン)のバトルを描く百合時代劇……たぶん百合だとおもう。

すでに巨匠地位確立したランティモス監督過去作のなかでも群を抜いて評価が高く、今年のベネツィア国際映画祭でも第二位にあたる審査員賞を勝ち取った。オスカー前哨戦となる各種賞レースももちろん名前を連ねている。

今年の本命作のひとつとも目されるが、ランティモス特有変態さ加減が(今回は脚本までは書いてないとはいえ)どこまでお上品なオスカー会員たちに受け入れられるか……。


ファースト・マンデイミアン・チャゼル監督

ラ・ラ・ランド』で幻の作品賞受賞というなんともかわいそうな結果に終わった(それでも本人は史上最年少で監督賞を獲っているが)デイミアン・チャゼルライアン・ゴズリング

そんな彼らのリベンジマッチが実録宇宙開発物語ファースト・マン』だ。人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長スポットライトを当て、彼の視点からドラマを描く。

企画段階から作品ノミネートは当然、という空気のなかでプレッシャーを跳ねのけて見事高評価を集めた。ノミネーションはほぼ確実といっていいのではないだろうか。反面、今度こそ受賞なるかというと、今ひとつパンチがきいてないようで不安が残る。


グリーン・ブック(ピーター・ファレリー監督

オスカー前哨戦の最も重要とされるトロント国際映画祭で観客賞に輝いた作品。ここ十年で同賞を得た作品オスカー本選にノミネートされなかった例はたった一回しかないのだ。

黒人差別が法的に是認されていた時代アメリカで、自分ちょっとレイシスト入っている用心棒白人男が南部コンサートを開きに来た黒人ピアニストを送迎する仕事を命じられる。最初は「黒人のくせに上等なスーツを着てお上品にピアノなんぞひきやがって……」と反感を抱く用心棒だったが、行く先々で差別待遇を受けるピアニストに対してだんだんシンパシーが湧いてきて……という内容。

ほろ苦くもユーモアメッセージ性に満ちた内容はまさしくオスカー好み。「分断されたアメリカ」というテーマタイムリーさもある。ちなみに監督は『メリーに首ったけ』などのロマコメで知られるファレリー兄弟の兄。このところは過去のヒットコメディリメイクなどで仕事に恵まれなかったが、もともと潜在的に持っていた社会派なセンスが一挙に花開いた。


If Beale Street Could Talkバリージェンキンス監督

ムーンライト』で一昨年の作品賞を獲得したジェンキンスの最新長編。今度こそはチャゼルにかっさらわれた監督賞もいただいて完全制覇を目論む。

原作は今年日本でもドキュメンタリー映画私はあなたのニグロではない』が公開された、黒人小説家ジェームズボールドウィンによる短篇濡れ衣をきせられて収監された夫を助け出すために奮闘する若き妊婦お話

テーマ重厚さも話題性も十分だが、公開が当初予定していた11月から12月にのたことが若干きがかり。クリスマス狙いのブロックバスター大作のなかで埋もれてしまう恐れがある。


Mary Queen of Scots(ジョージィ・ルーク監督

互いにイングランド王位をかけてあらそったスコットランド女王メアリーイングランド女王エリザベス一世を、それぞれシアーシャ・ローナンマーゴット・ロビーという旬な女優が演じる。

脚本担当したのは『ハウス・オブ・カード』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの現代政治劇の名手、ボー・ウィリモン。

いずれもオスカーノミネーション歴を有した名前ぞろいでクオリティ保証されている。同じくイギリス舞台にした時代劇である女王陛下のお気に入り』がライバルか。


ROMA(アルフォンソ・キュアロン監督

世界的に見れば今年最も評価の高い映画といっても過言ではない。ベネツィア国際映画祭の最高賞。

1970年メキシコ・シティで家政婦として働く女性とその一家ドラマモノクロで撮る。

評価の高さと『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲ったキュアロン知名度があれば当然作品賞も……となりそうなものだが、障害は多い。

まずスペイン語映画であること。長いオスカー歴史のなかでこれまで十作品外国語映画作品賞にノミネートされてきたが、受賞にいたったものは一つとしてない。

次に Netflix 映画であること。カンヌみたいに公に締め出すことはしないにしても、アカデミー会員のなかでも動画配信サービス勢に対する反感は根強い。一昨年の『最後の追跡』やドキュメンタリー作品例外として、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『マッドバウンド』といった作品たちもその年最高クラスの称賛を受けながらもオスカーノミネートには至らなかった。

いちおうネトフリも『ROMA』については配信に先駆けて劇場公開を行うなどの「オスカー対策」をやっているが、はたしてどうなることやら。

ちなみに Netflix でも来月に配信される。驚くべき時代になったものだ。


アリ― スター誕生ブラッドリー・クーパー監督

ショービズ映画古典リメイク。この八十年で三回目の映画化です。

本年度大本命に数えられる一本。批評家・観客からの圧倒的な支持率もさることながら、商業面でも大ヒット(現時点で世界興収三億ドル突破)を飛ばした。主演のブラッドリー・クーパーレディ・ガガの演技もさることながら、これがイーストウッド降板を受けての初監督となったブラッドリー・クーパー演出にも嬉しい驚きが満ちているとかなんとか。

監督役者脚本、成績と四方に隙のない完璧映画に見える。

だが、一昨年の『ラ・ラ・ランド』、昨年の『スリー・ビルボード』と「早すぎる大本命」はかならずバックラッシュに晒されるのがオスカーという場。12月以降に猛然と差してくるであろう後続期待作たちを振り切れるかどうか。


Widows(スティーブ・マックイーン監督

2013年アカデミー作品賞を獲得した『それでも夜はあける』のスティーブ・マックイーン最新作。オスカー獲得後の第一作でもある。

シカゴでヘマをやらかして死んでしまった強盗たちの四人の未亡人ヴィオラ・デイヴィスエリザベス・デビッキミシェル・ロドリゲスシンシア・エリヴォ)が亡夫の後を継ぎ女だけの強盗団を結成するちょっと変わった犯罪映画

マックイーンとヴィオラ・デイヴィスというアカデミー賞受賞コンビ鉄板の出来。

そのパワーでジャンルムービーを嫌うオスカーノミネーションを勝ち取れるかが見どころだ。


Boy Erased(ジョエル・エドガートン監督

厳格なキリスト教である両親のもとで育ったゲイ少年ルーカス・ヘッジス)が教会同性愛矯正プログラム(いわゆるコンバージョンセラピー)に放り込まれセラピストとバトルする青春ドラマ

近年では『ダラスバイヤーズ・クラブ』のジャレド・レトがそうだったように、LGBTもの俳優にとってオスカー像への近道だ(スカーレット・ヨハンソンみたいに非LGBT俳優LGBTの役を演じることに倫理的非難が高まりつつあるにしても)。

批評家から評価的には作品賞には届かないかもしれないが、演技賞ではノミネートが有望視されている。

トランプ政権下でLGBTに対する抑圧が増しつつあるだけに、時事性も捉えているかもしれない。


Vice(アダム・マッケイ監督

GWブッシュ政権下で「史上最悪の副大統領」とも呼ばれたディック・チェイニー副大統領クリスチャン・ベール激太り(何度目だ)+ハゲという負の肉体改造で演じたブラックコメディ政治劇。

他にも妻リン・チェイニー役にエイミー・アダムスラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレルGWブッシュ役にサム・ロックウェルなどアカデミー賞級の芸達者がずらりと並んでいる。

題材としてはなかなかトリッキーだがマッケイ監督の前作『マネーショート』がそうだったように、ツボにはまれば一挙にアカデミーノミネートまで行ける。

同じく政治ネタでライバルだった『フロントランナー』(ジェイソン・ライトマン監督)の評判がいまひとつ芳しくないのも本作にとっては好材料


The Old Man and the Gun Now(デイヴィッド・ロウリー監督

名優にして名監督ロバート・レッドフォード引退作。15才で逮捕されたときから人生を通じて強盗を繰り返してきた70才の犯罪者(レッドフォード)と彼を追う刑事ケイシー・アフレック)、そして彼に惹かれていく女性シシー・スペイセク)を描く実話犯罪コメディ

作品ノミネートは微妙なところだが、レッドフォードはまず間違いなく主演男優賞候補入りするだろう。

ちなみにデイヴィッド・ロウリーの前作であるゴースト・ラブストーリー『A GHOST STORY』は今日から封切り。観に行け。

一方で、実話犯罪・老人・名監督にして名俳優共通する要素の多い作品としてクリント・イーストウッド監督の『The Mule』にも注目しておきたい。こちらは80才の麻薬の運び屋をイーストウッドが演じる。映画祭などでもまだ未公開なため、どう転ぶかはまだわからないが、近年のイーストウッド作品に対するアメリカ人の冷め方からすると賞レース的な意味での期待はあまりできなさそう。



その他有望そうな作品

メリー・ポピンズ リターンズロブ・マーシャル監督

シカゴ』でアカデミー作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルディズニー伝説的名作の続編を制作

エミリー・ブラントベン・ウィショーこりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダメリル・ストリープといったミュージカル定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全のPermalink | 記事への反応(3) | 16:07

2018-11-06

anond:20181106122404

単に、「政治をまともにするより敵を作って群集を怒らせて暴走させる政治が良い」と悪い意味政治家が学習してしまった結果でしょ。

いや、ナチスのやり方を巧妙に学んで真似したというか。

日本アメリカケインズ主義時代はそれなりに経済運営もよく行っていたが、新自由主義に転換して金回り(貨幣流通速度)の悪化格差拡大と景気低迷が起きた結果不満が起きた。

で「今までの政治が悪いんだ!」と敵を作って怒らせて暴走させたらそいつが人気がでてしまった。

更に後の政治家もそれを学んで、世界中が怒らせて群集を暴走させる政治になてしまった。

ただし、怒らせた群衆馬鹿だ。更に、怒らせる方向に集まる取り巻き馬鹿だ。

杉田水脈がLGBTの馬鹿批判をしたり、ネトウヨ出版社労働系総抱えてる弁護士懲戒請求かけて、弁護士が反撃して損害賠償請求した。

「あれは真の保守ではない!真の保守は云々カンヌン!」みたいに総崩れだがな。

今では、石破が左翼だの、オリンピック反対が左翼だの、誰かさん異論を唱えたら左翼社会の敵だみたいな雑な定義になってる。

保守だのリベラルだの右翼だの左翼だの、そういう括りで物事を語ろうとする奴には注意したほうがいい。

個別個別問題議論するべきだ。特に経済は景気と生活の基盤だから一番注意しないとならない。

2018-10-23

広告代理店のイキりがSNSで目障り

SNS広告代理店のウェイ共の自己顕示欲発散装置でもあるな。

ボンボン社会のクソの足しにもならない企画フランスカンヌスパイクスだの広告賞のために企画を考え、大掛かりな暇つぶしをしている。

さらに受賞してないのに海外広告賞会場に行ってイキりたおしている。

浅はか、厚顔。

今どきのまともな優秀な若者はもう広告代理店はいかないだろうな。

2018-10-17

anond:20181016230955

カンヌ映画の受賞作でありそう。具体的には思い出せない。

2018-10-09

英語査読論文」の査読の部分ではなく英語の部分にやたら拘って国際人として云々カンヌンのいみで明後日の方向に騒いでる人たちもどうなんだか

ハゲタカジャーナルでも英語論文からいいとかいう方向に行くのは勘弁してくれよって思う

言語云々より最低限「査読」の重要性を尊重してほしいんだが

2018-10-05

二大政党制はやっぱりクソ

ふと気になって、金回り制作周りの野党政策を見てみた。

僕は金回り改善大事だと思ってるので、法人税、累進所得税には賛成している。

金の量×金の回転なので、使う金がふえんと景気は上がらないから。

から、セットで使えば減税がたっぷりあるのは良いと思ってる。金を貯め込むことと使うのとが税金で差がつかないとならない。

で、希望の党内部留保課税を言ってボコボコにされたのがあったが、溜め込んだ金にターゲットを絞るなら良い政策だと思う。

立憲民主党、去年の10月頃に法人税、累進所得税上げを言ってたが、軽く経済わかってないとボコられたらその後だんまり

僕は企業富裕層はほっといたら金を溜め込んで景気を落とすので、税金で回収しないとならないと思ってる、もちろん使ったら減税も併用して自ずから使うようにするのは良いと考えてる。

そのくせ、野党所得改善税制ケチを付けてる。所得改善税制は相当いい政策だと僕は思ってるが。

共産党消費税反対と声がでかいのは半分は頼もしいが、これはもう理屈のバックではなくイデオロギーでやってるんだろう。

他にもイデオロギーででかいことを言える奴らの政策ばかりがでかくなって行く。

コイツラは自分意見を変えない。自分提案マウントすることだけが生きがいの連中。永久無駄な論戦ばかりが続く。

少数差別者のためだの中韓だの云々カンヌンの野党系も、教育勅語だの緊急事態法案だの改憲だの日本会議臭のする与党系も両方言える。

微妙な調整がいる=人の意見を聞き、加えて知識必要で、そのくせ明快な解がないような労働経済関係政策は皆だんまりしてしまう。

人の意見を聞くやつってのは、批判にめっぽう弱かったりするから

で、2大政党イデオロギーバカに乗っ取られてしまえば、イデオロギーバカマウント合戦になってしまう。

やはり政党数が増えたほうがいい。ドイツ環境の党の是非はあるが、この政策が求められてるという政策を掲げる党が一気に勢力を伸ばして、他の党が追従するようにしないとならない。

2大政党制はイデオロギーバカに付き合うことが政策議論になってしまう。あるいは、2大政党両方共献金するやつにしっぽ振る腐敗談合性になってしまう。

種の多様性というか、党が多様であればこそイデオロギーバカに乗っ取られることを防止することができると思う。

2018-09-16

anond:20180916164246

保守をなのるやつが勝つ→保守は素晴らしい

保守をなのるやつが負ける→あれは保守ではない。真の保守は云々カンヌン。

常勝保守さんほんとすげーっすね。

2018-08-14

どちらにしても君の勝ちやで

親切丁寧教える → 君の勝ち

親切丁寧には教えずキーワードしか教えない → 日本ネットコミュニティは教える気もないのに上段からの云々カンヌ・・・君の勝ち

そういや昔は、技術blogといえばhatenaだった気がする

2018-08-08

万引き家族アジアで大ヒット的に言われても数字出てるのは中国香港韓国

韓国反日感情があるとはい最近は薄れてきてるのでそれほど拒否反応がない中、3週目にして1億円には達していないという状況である中国7億円、香港0.7億円くらい)

中華系と韓国系の国民性の違いなんだろうか

中華系はまだカンヌという権威で騙せるのかもしれない(日本海外に褒められるとホルホルするからさ)

韓国人の映画見る目がシビアな気がするが君の名はを選んだんだやつらだからよくわからん

この世界の片隅にはボロカスに言うような民族にやはり芸術理解できないのか

2018-07-08

anond:20180708214005

内部留保貸借対照表の右側(貸方)の話であって、左側(借方)が何かによって意味も全く違う。

使いもしない現金であるのなら、それはそれで資本効率を低下させるため株主にとっての背任でもある。配当か自社株買いをしろと言う話になる。

設備に回っていれば問題ない。設備を買う段階で景気を底上げする効果もある。だが、それもしてない。

また、設備になってるか、現金のままかについては当然経理の前提がないと全く話が成り立たん。単に底に触れられると内部留保の痛い話になるから

株主がー株主がー」と逃げてるだけだろ?お前は。

でさ、経理問題がそういうものだと踏まえてないのに、更に資金循環すらに触れてない。そのくせマクロ経済にとって利益が云々カンヌン行っても全く説得力ないな。

2018-06-28

“ホンモノの家族”ってなんだ?

「ホンモノの親なら子供を見捨てない」

「ホンモノの親になることに憧れていたんでしょう?」

カンヌで最高の賞(パルムドール)を約20年ぶりに獲得した邦画万引き家族」では、警察によってこんな言葉が次々と主人公たちに投げかけられる。つまり主人公たちが身を寄せ合って創り上げた家族は、血縁関係を持たないゆえに“ニセモノ”であり、紐帯根底に打算的なものを含んでいるから、ちょっとした圧力ですぐに瓦解するのは当然、というわけだ。

杓子定規主人公たちを攻め立てる警察はとても憎たらしく描かれており、観客は「お前ら警察が一体何を知っているんだ」とイラッとさせられる。だが、一方で我々は日常生活において、“ホンモノの家族”という思い込みに囚われている。

実は、現代のわれわれが当たり前に持つ家族イメージ像は近代的な産物だ。例えば、E・バダンテールの著作母性という神話」では、1718世紀フランスにおいて、子供の大半が産まれてすぐに里子に出され乳母に育てられる風潮があったことが示され、“母性愛”という概念人類史において常に家族間に君臨してきたわけではないことが明らかにされる。統計によれば、同時代に毎年パリ洗礼を受ける新生児2万人のうち、約7千人が捨て子であった。日本でも一昔前の農村を思い出せば分かるだろう。子供は「小さな大人」であり、安価労働力に過ぎなかったのだ。

歴史を遡ると、「血縁関係があるのだから自分犠牲にしてでも、親は無償の愛を子供に授けて当然」という考え方は、ここ100~200年特有理念に過ぎない。ざっくばらんに言ってしまえば、家族という概念が「血の繋がりを契機として、様々な世代が身を寄せ合って互いに助け合うべき存在から、「血が繋がっている以上は、無償の愛で繋がり合うべき存在」へと変化したのである

言うまでもなく、現代に生きる以上、誰だって愛のない親より慈愛に満ちた親になりたいし、子供をこき使う親など御免こうむりたい。しかし、「打算抜きで、無償の愛で繋がり合う家族こそがホンモノだ」というとき、我々は家族に対して、実際にはありえそうもない“完璧さ”を要求している。

完璧さを家族要求する社会は、その基準を満たさない親を徹底的に許さない。さいきん東京目黒で起きた5歳女児虐待死に対する、社会のいささかヒステリックじみた反応は、その証左と言えるだろう。もちろん、こうした社会過剰反応で救われる子供もいるし、未然に防がれる悲劇もある。

しかし、そうした社会は同時に、血縁関係によって成り立っている家族こそを“ホンモノ”とするがゆえに「血の繋がった親が実の子供に愛を抱かないはずがない。なぜなら、親は無条件に子供を愛する存在からだ」という循環論法的な前提に拠っている。残念ながら、これが近代特有の“神話であることは、すでに述べたとおりだ。先に挙げた目黒事件でも、日本特有親権の強さが問題になったが、「ホンモノの家族」への神聖視と親権の強さは無関係でないはずだ。

万引き家族」でもやはり、虐待から逃れニセモノの家族の元で幸せ時間を送っていた子供は、最終的に虐待を行っていた実親のもとへと返される。ホンモノの親は、ニセモノの親と違って“愛”を持っているはずだ、という社会思い込みが、結果として子供を再び悲劇に追いやるのである

さら悲劇なのは、親役を担っていた2人(リリー・フランキー安藤サクラ)だ。彼らは事あるごとに「血が繋がってないからこそ、逆に絆が強いんだ」と述べるのだが、その実“お父さん”“お母さん”と呼ばれることに固執している。一見すると「ホンモノの家族」という社会通念から自由であるように見えて、やはり彼らもまた近代家族に与えた役割を引き受けることから逃れられていない。

したがって、リリー・フランキー演じるニセの父親子供を裏切って逃げようとした理由も、血縁関係が両者の間にないことに求められる。ホンモノの父親なら子供を裏切るはずがないのだから。こうして、彼は「お父さん」と呼ばれることを諦め、単なる「おじさん」であることを自ら認めるに至る。

ニセモノは決してホンモノになれず、ホンモノにはいささかの弱さも認められない。仮にその弱さがどうしようもない貧困に由来するものだとしても、この息苦しい社会において弱さはニセモノの証なのだ

別に打算的だったっていいじゃない。弱い一面があったっていいじゃない。ホンモノ、ニセモノどっちだっていいじゃない。そこに幸せがあればさ。

2018-06-15

万引き家族のあれこれ

https://news-vision.jp/article/188432/

なんでこういう話になるのかわからない。

カンヌの代わりにアカデミーあるわけだし。

日本人像がこの映画形成されるとは一切思えない。

まぁバーフバリのおかげでインド人全員アマレンドラに見えるのは確かだけど。

別に万引きを通じて家族の絆を深めたわけでもないし作品見てるのか?

監督が語ってたならあれだけど。

国家権力の…が無駄意味からない発想につなげてる気がする。

かに後半に出てくる映画の方が面白いだろうけど。

どちらの主張も映画文化馬鹿にしてるようにみえる。

ポエム

2018-06-10

是枝監督記事の人気ブコメもやもやした人に読んでほしい

とっちらかってんなぁと思ったわ。この記事ブクマ読んで。

論点を整理しておきたい。

先に筆者の立ち位置説明しておくと、賛否両論の、どちらかといえば否の方の人だ。

ブクマ賛否両論の否の立場の人は、トップブコメに対しての意見が多い。

僕もこの立場だ。別にまとめ主の主張に賛同するわけじゃない。

まとめ主の主張はこうでしょ?

①「金をもらったくせに、祝意を受け取らないとは失礼だ」

②「金をもらうというのは公権力と潔く距離を保つことにはならない」

この主張のうち、①には全く賛同しない。

②は同意ってことはないけど、そう思う人だっているかなぁ?程度。同意10

僕はこういう意見なのだけど、

そう思っているたくさんのブコメが否の意見を付けてることを明記しておきたい。

(と感じたんだけど、否のブクマさんそうですよね?違ったらごめんなさいえへへ)

論点A:とりあえず、助成金の受取有無は忘れて、祝意拒否だけを考えてみよう

別に祝意を受けとっても良くない?って思う。

祝意拒否ってのはつまり、言いなりにならないことだ!」

みたいなのが人気ブコメになっていると、もやぁもやぁってする。

祝意を受け取るってことが、言いなりになるとか、指図を受けるってことにはならないと思うのだけど

そこのところどうよ、みなさん。

あと「安倍政権人気取りには与しないってことだ!」みたいな意見もあるけど、

別に人気取りにならなくね?って思う。

「是枝監督祝意を届けるなんてさすがは安倍政権!次の選挙で入れちゃうもんね」

って感覚全然ならねぇ、全くならねぇ。官僚どもが不正ばっかしてんのに何で厳しくつっこまねぇんだこのdotekaboty

閑話休題。取り乱して失礼しました。

カンヌ山田孝之を見て知ったけど、カンヌ映画祭のパルムドールってすげえ賞なわけじゃん。

相手のゴールにシュゥゥゥーッ!!)

それに対して祝意を称するって別に時の政権がしたっていいんじゃないの?

からしてるわけだし、日本に限らずどこの政府でもしてるわけだし、なんかフランス人の怒ってたし。

官房長官ちゃん祝意を示してたのにね)

変に捻くれなくても、素直におめでとうって言葉を受け取ればいいのにって思ってしまう。

おめでとう?お前に言われてもうれしくねぇよ!!死ね!!

同僚が結婚したって聞いて、何気なくおめでとうって伝えて、お、おうすまねぇってなった気分。

論点B:助成金を受け取るこ行為と、「公権力と潔く……」発言とのミスマッチ

念のためもう一回言っとくと、助成金を受け取っても、政府の言いなり感はないし、政府距離を保ていると思う。

じゃんじゃんもらったらいい。そんで、政権批判バンバンしたらいい。

それはなんも批判されることはない。批判しているやつはおかしい。

そう理性では感じている(理性で感じるとは何だ)のだけど、なんか僕が違和感を感じる(トートロジー最高)のは、

公権力」「潔く」って言葉の響きのロック感だと思う。

なんかチョーロックじゃない。表現稚拙申し訳ないけど、

公権力!なんて人生で使ったことないし、潔くっていうと、一切俗世との関わりを絶ってます!!て感じがする。

攻撃的で喧嘩腰で、距離を保つというより、もう日本政府とむっちゃ距離を取ってます!!みたいな感じがするのに、

助成金をもらっているって聞くと、なんかロック感が薄れる。

悪そうなやつとはだいたい友達なくせに、ラブアンドピースって歌われても……みたいな。

あぁでも”悪そう”だから、実際悪い奴じゃない可能性もあって、それはいいのか。

この悪そうなって歌詞のミソを今知ったわ。KJすげぇ。

そもそもなんで降谷建志なのにKJなの?なんでなんで?

閑話休題しかし本題は、もう残されてはいなかった。

2018-06-09

万引き家族平成東京物語

万引き家族を見てきた。

カンヌパルムドールを受賞するのも納得の完成度で、芸術性、メッセージ性、エンタメ性を兼ね備えた邦画史上に残る作品なのは間違いない。

リリー・フランキーだしどうせお涙頂戴の感動ポルノだろうなんていう懸念は見事に粉砕された。

テーマ家族の絆の相対化と解体と再構築という、小津安二郎東京物語に通じるものであり、舞台戦後間もない時期から平成の終わりの今に移すとこうなるという感じだった。(ちなみに、山田洋次監督東京物語リメイクした東京家族という映画があるが、あれは小津安二郎がせっかく相対化した「家族」を再び戦前の古い価値観に巻き戻してリメイクするという糞以外の何物でもなかった。)

ただ、東京物語では血のつながらない人たちが自然につながっていたのに対して、本作は血のつながらない人たちが一緒に暮らしていくことがいかに困難かを描写しており、現代日本の息苦しさを批判しているともとれる。そこが日本批判を許さない人たちからは「反日的」に思われるのだろう。

また、本作で繰り返し描写される「貧困」の風景リアリティを持ってしまっているのが平成30年の日本現実であり、是枝監督は当然そこは意識的に作って、こんなのでいいんですかという疑問を投げかけていることも間違いないだろうし、そこも「反日的」だという愚にもつかない批判の的になっているのだろう。

とにかく、あえて言葉にする必要もないくらいの傑作なので、ためらいなく映画館へいくべき作品。事前にどれだけハードル上げまくっても軽々とその上を行く大傑作。

2018-06-01

俺は安倍が嫌いな左翼だと思うのだがはてサはどこに行きたいのかわからない

左翼が何なのかわからなくなった

カンヌ受賞の是枝裕和監督を祝福しない安倍首相を、フランス保守系有力紙が痛烈に批判 | ハーバービジネスオンライン

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/hbol.jp/167063

には頭がくらくらした

記事の内容と、批判しているフランス新聞に乗じて安倍批判だよ

なんつーか、安倍叩くためにこういう新聞持ち上げるんだみたいな

トランプだって持ち上げるじゃん?失礼な対応したトランプの行動に安倍ざまーみたいな

そんで金正恩にすらなびく。安倍ざまーアベざまー

これ左翼なのかね、まぁ左翼なんだろうな

ネット右翼中国韓国ざまーとなにが違うんだろうね

事じゃなく人見てる

ゲハ的だよね、任天堂悪口みりゃとんで擁護する、ソニー悪口見りゃ略

芸能的でワイドショー的、スポーツ新聞見出しみたいだよね

女優の〇〇崖っぷち視聴率一桁!みたいな、ドラマの内容とか脚本とかそういうはなし一切しないあの感じね

たぶん安倍のおなかの病気をいじってるのもこいつらだろ?

↑のブコメでは、もっともらしく「でも安倍こそ日本すごいやるんだからこういうときだけ言わないのはおかしい」とか

一生懸命正当な理由付けてるけど、それお前がブコメで書く理由にならないだろ

そんで、安倍コメントしたらしたで「政治利用すんな」とか言うだろうし

俺的には安倍にあれこれ言われるのおかしいし、スルーで良いわくらいに思ってたか

こうもずれてんのかってくらくらした


追記

ちなみに、このカンヌ映画祭は、旧来の映画資本連中をまもるために新興netflix資本映画を締め出して

自分たち利権を守ろうとしている団体でもあるわけで

左翼な俺はカンヌ糞だな!オワコン!って思ってたので

そんなカンヌ自由を愛する俺たちは民の味方、権力に対抗するぞ!みたいな面してることが笑えてきます

いざ自分立場が脅かされたら潰しにかかるってダサくないですか?

2018-05-21

カンヌ映画際ってどれだけすごいの?

わかんないかガンダムで例えて

2018-05-20

誓ってもいいがシンゴジラより万引き家族興行収入いか

世界興行を入れてもだ

それぐらいカンヌってのは微妙なんだわ

だいたい世界北野って言われても海外からオファーなんかなかったろ?

自分映画作るための金が欲しさにテレビに出るしかない北野武を見れば海外ですら出資する気がないってわかるじゃん?

2018-01-28

フィンランド首相はアホだった

エスコ・タパニ・アホ(Esko Tapani Aho、1954年5月20日 - )は、フィンランド共和国政治家元首相。容貌類似からカンヌスのケネディ」とも呼ばれる。

1990年中央党の党首となり、1991年には首相就任、36歳での首相就任フィンランド史上最年少で、1995年まで務めた。

2000年に行われた大統領選挙では社会民主党タルヤ・ハロネン候補に敗れ、その後はアメリカハーバード大学留学した。2004年にはフィンランド国立研究開発基金(Sitra)の総裁就任し、在任中に欧州委員会の依頼で「革新的ヨーロッパ創造」と題したレポートを発表した。総裁2008年まで務めた後、ノキア取締役に転じた。

エスコ・アホ - Wikipedia

2017-12-17

広告代理店本質的問題ハラスメントである

広告業界の人です。

電通はあちゅう伊藤春香)さんが、元電通クリエイティブディレクターである岸勇希さんのパワハラ実名で伝えるという、勇気ある行動をしました。はあちゅうさんはインフルエンサーとして電通から仕事を直接的にも、間接的にも受けている可能性が高いので、仕事を失う(かもしれない)中でこの行動をとったのは素晴らしいことだと思います

https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/hachu-metoo?utm_term=.rsZgEzAX9#.inw64Bypb

邪推になりますが、Newspicksでの特集が行われ、幻冬舎から書籍刊行され、岸氏のメディア価値高まるこのタイミングでの発表、Buzzfeedはあちゅうさん(と背中を押したヨッピーさん)は、かなりの覚悟をもって周到に進めていた感じがします。私は働く一個人として、より本質的問題解決が行われてほしいと感じています電通を中心として、業界全体が良くなってほしいと思い、勝手ながら補足説明をさせてください。

広告業界本質的問題ハラスメントである

広告業界の人としては、この領域にメスが入ったことに快哉叫びたい気持ちでいっぱいです。なぜなら、広告業界はこうしたパワハラ/セクハラが横行しているから。そして、昨年の電通騒動問題になったのは主に「長時間残業」であり、パワハラ問題として矮小化されていたから。

電通が発表している労働環境改革は主に時短や働き方の弾力化がほとんどとして発表されています

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4015/

7月クローズアップ現代でも、そのほとんどが働き方に関することであり、パワハラ文字は見えません。高橋まつりさんの問題に関しても、不適切残業が原因としており、高橋さんTwitter確認できたような、パワハラセクハラに関することは対外的問題として受け止められているようには感じません。

しかし実際はこうしたハラスメントが横行しており、電通をはじめとした広告業界の中における「弱者」は大きな被害を受けているのが実態です。

広告業界における「弱者」、「強者」とは誰か?

広告代理店の仕組みは業界内にいないとわかりにくいかもしれません。様々な強者弱者存在し、さまざまなカタチでハラスメントが行われています

それぞれ説明します。

1.広告代理店上司-部下

今回の岸氏-はあちゅうさんの関係はこれにあたります一般企業にも存在する関係性です。ただし広告代理店特にこれが激しい理由は後述します。

2.一部の広告代理店権力者-学生

多くの代理店社員学生関係することはありませんし、総合商社のように社員採用に対して推薦するというような仕組みがないため、学生に対するセクハラ構造的には起きにくいのですが、一部の広告代理店権力者は異なります。岸氏がBuzzfeed記事で「カンヌ広告祭にインターンを連れて行った」という記載があります。(岸氏は直接的関与を否定していましたが)

広告業界個人の力が強くなりやすく、かつクリエティブはその中でも特権階級のため岸氏のようないわゆる「スタークリエイター」的な存在には絶大な権力存在します。こうした権力者採用に対して意見する力を持っている人もいます。こうした権力者は岸氏に限らず多く存在します。

https://twitter.com/UfG7GCzb7Oupjyz/status/942341326497923072

例えばTwitter話題になっている博報堂若者研究を行っている原田曜平氏なども似たような権力者でしょう。(真偽はわかりません)

電通博報堂ADKにはクリエティブのインターン採用存在します。こうしたインターン採用にまつわる問題存在する可能性がありますBuzzfeed記事にも記載がありますが、岸氏も「インターン学生相手にやり過ぎたから、さすがに電通から切られたのでは?」という噂が本当かどうかわかりませんが業界内ではまことしやかにささやかれていました。

3.テレビ局新聞社エグゼクティブ-広告代理店の若手メディア営業

広告代理店テレビ局新聞社から広告枠を仕入れて、一般企業販売しています。これが「代理店」と言われている理由です。基本的にはテレビ局新聞社にとって広告代理店は「枠を買ってく売ってれるお客様」です。従って広告代理店の方がメディアより一般的には立場が上のように感じますが、テレビ局新聞社広告代理店は深い関係にあり、実情としては持ちつ持たれつです。事実大手代理店にはテレビ局新聞社関係者が多くコネ採用されています。こうしたテレビ局新聞社役員局長部長クラスから広告代理店の若手メディア担当は強烈なパワハラ/セクハラを受ける例が多いです。

(おそらくこうした問題最後まで報道されないことでしょう。代理店同様に、マスコミも自浄作用に乏しい業界ですし、上述したような力関係代理店から訴えることは難しいので)

4.クライアントエグゼクティブ-広告代理店の若手営業

広告代理店において広告を出してくれる一般企業お客様であり、クライアントと呼ばれています。つまり立場は圧倒的に上です。広告代理店広告を出す企業に対して強気に出ることはまずありません。これが長時間労働の温床になっていた「徹底的な御用聞き営業」の実態です。NOと言わないのですから、なんでも仕事が積み上がり、労働時間が増大します。

これと同時に存在するのが、クライアント企業エグゼクティブからパワハラ/セクハラです。持ちつ持たれつなメディアとは異なり、明らかに立場が弱いので、営業は厳しい立場にありパワハラセクハラを受けやす環境です。セクハラ言語道断ですが、難しいのは「パワハラ業務の注文」との境界線です。この狭間で多くの営業が心を病んでいます

3と同様、この問題も明るみに出にくいでしょう。その理由は下記の通りです。↓

https://twitter.com/fladdict/status/942317902799060992

5.広告代理店-下請け会社

広告代理店は様々な業務を請け負うため、下請け会社を多数並行で使うハブ的な立ち位置になることが多いです。そんな下請け会社クライアント相手と反対に、代理店から仕事をもらう立場ですから立場が弱いです。つまりセクハラパワハラが非常に起きやす環境です。事実代理店内では下請け会社へのパワハラセクハラでの懲戒は多いです。(セクハラ/パワハラだけでなく、金銭の着服といった事件存在します)

なぜ広告業界ハラスメントが多いのか?

そもそもテレビ局などのメディアを含むマスコミという業界が、現代ネット隆盛まで実態が謎に包まれており、問題が表面化しにくかったことが大きいでしょう。結果的に自浄作用が非常に低く、問題放置されていた現状があります。それだけでなく、人間人間トラブルが起きにくい産業構造であることも大きいです。いわゆるメーカーなどと異なり「代理業」が主であることから、自社の商品というもの基本的にありません。結果、人間が大きな変数として存在することになります。(コンサルなどと同様の産業構造です)そのため、人間関係重要になりハラスメントが起きやすくなります

様々なパターンがあり、広告代理店内には加害者被害者が混在し、ある面では被害者が、加害者になることもありうる環境にあります広告代理店からハラスメントを根絶するためには、このすべてを是正しなくてはなりません。様々なハラスメントが起きやす業界からこそ、どの業界よりもハラスメントに厳しくなくてはいけないのですが、結果的にどんな業界よりも緩い・・・だからこそハラスメントがそこかしこで起きる、という実態があります企業ガバナンスのものを変える覚悟を持たなくてはならないのです。

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