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はてなキーワード: レイヤとは

2017-09-18

から思っている.

どこの界隈とは言わんが,一部の閉じた問題決定論的な問題を解くのに特化したイキリエンジニアさん達ってライブラリがあることを理由に全て簡単だとみなしますよね.

一回くらいirisみたいなトイプロブレムではなく,ちゃんとしたデータ触ってモデル作って見て欲しい.

或いはそのモデリング必要な数理を自分で追いか再構成してみてほしい.

そういうものをすべて軽量言語(LL)なくしてスクラッチできるのか? そうできなければ理解していないのか?

お前たちはイキっているにすぎない,プリミティブなレイヤに魂を奪われて本質が何も見えていない愚か者だ.

お前たちはLLを親の仇のように嫌うが,お前たちはコーディングなどという下流工程作業に囚われているだけだ.

プログラミングなぞ計算の道具だ.LLで組んで何が悪いか.貴様らはろくに数学もできないくせに.思い上がりも甚だしい.

2017-09-10

自分仕事説明できない

通信ネットワーク仕事をしてるんだけど、情報系に疎い人に自分仕事を上手く説明できない。

仕事職場楽しい結構デカ会社だけど、今更ながらアプリとかWebとかIT花形の人たちが羨ましか思ったりする。

ネットワークとかサーバとか、低レイヤ説明は難しいね

2017-09-09

https://anond.hatelabo.jp/20170909123900

ブコメミソジニーとかやいのやいの付けられているような俺だけど、真空パックAV問題ぶっちゃけ難しい

というのもああいうのガチ反社的な組織がやってるような、普通AVとは明らかにレイヤが違う奴らがやりがちだったりするんだよなあ・・・

淫夢厨がネタにしてるAVも明らかに借金のカタかなんかで連れられてきたの?ってレベルのやべーのあるしね

2017-08-25

https://anond.hatelabo.jp/20170824081032

このパターン前にも見たぞ…

そうだ、オーディオとか通信とかの文脈

「(このタイプデジタル信号には誤り訂正符号があるので、上のレイヤから見れば訂正成功して100%完全なデータが得られるか失敗して再送要求となるかの100か0かになる。つまりデータの形で受信できている限りにおいて)デジタル信号劣化しない(とみなしてよい)」

という話だったのを、元増田みたいなアスペ

デジタル信号劣化しないとか言ってるアホはエンジニア引退しろ。お前ら物理層って言葉知らないのか?」

って噛みつくやつだ

2017-06-26

加計学園どうでもいい

学校一つ建設するよりもっと重要問題いっぱいあるだろ。

安倍抜きでもっとレイヤ委員会議論し直せばいいだろ。

国会議員時間をこれほど使うべき問題ではないと思うのだが?

2017-05-19

http://anond.hatelabo.jp/20170519083045

呼ばれたようで。

https://japan.zdnet.com/article/35081029/

影響力の大きさ

 フラッシュメモリを用いたSSDは、磁気ディスクを用いたハードディスクよりも高速なストレージだが、I/Oスタックは同じだ。このため、デバイスデータを書き込む際に生じる問題(遅延、エラー複数バッファ間の調整)はそのまま残っている。つまりSSDは単なる高速なディスクにすぎないと言える。

 しかしNVMは単に高速なだけではない。NVMには永続性があり、ストレージとしても使用できるメモリであるストレージクラスメモリSCM)に利用できる。

 純粋SCMは、DRAMストレージデバイスの違いをなくしてしまう。メモリストレージ別につのではなく、永続的にデータを保持できる単一レイヤメモリを持つことができるわけだ。

からのことナリよ。

2017-05-15

現場の声を押さえ込もうとするといいことはない。このように広がってしま

要約:意見を上げるときの「めんどくささ」を減らせば意見は出やすくなる。

前の会社では、色んな飲み会で色んな意見を聞きました。

でもなんでテーブルに上がらない。それは「上げるとめんどくさい」からとおもう。

大体のことは経営層と現場の間の溝です。

現場が思ったことがあっても言えなかったり、言っても意味なかったりする。

下手に反論して信頼感を下げると状況はもっと悪くなってしま

こういうときにはその声を可視化した後に

この声にはこう対応する。言いにくいと思うが勇気を出して言ってくれた人は評価したい」

という意思表示をするといいと思う。

そうすると最初は中々言い出せなかった人も、チラホラと問題点上げるようになって

結果経営陣が中々聞き出せなかった現場本音も出るようになると思う。

言っても誰も傷つかない問題は、

残業代がでないことくらいだ。出すとはいってるけど申請誰もしてない。機能してない

誰も傷つかず、挙げられる問題点はこのくらいしかない。

みんな困っていることはある

問題点は上がっていないというより、「上げたことあるけどめんどくさいからやめてる」が正しいと思う

期待してる結果と現実ギャップがあったということ。

前の会社にはgoogleformで会社匿名意見投稿できる仕組みがある。

いい制度だけど、組織の核心点をつく投稿は少ない

それはすると呼び出されたり経営から日報の返信来たり。めんどくさくなるからです。

めんどくさいっていうのって、アプリサービスもあらゆるものにおいて障害だったりする

この「めんどくさい」を除いてあげることがあらゆるものの普及で最初にするべきなことだと思う。

前の会社では、

会社問題点を書くと日報全返信や面談パターンだったんだけど、あれもめんどくさいと思われると思う。

全返信でくると「あ、こういうこと言うとこんな結果になるんだ。やっぱ俺は言わんとこ」ってなってしま

実体験としてコレは本当に悪手。広まっちゃうからだ。

だって色んな人に社内外関わらず相談したけど、結果、相談相手残業のことは広まっちゃったわけだ。

これってなんかlose-loseな関係もったいないなあと思う。


あと、一度僕が他チームが悩んでる問題点を上げた結果該当のチームが呼び出されたことがあった。

社長に「なぜ正直にテーブルに上げないんだ」といわれてたんだけど、

これもめんどうくさいとおもう。そして結果そのチームの問題点(まぁ残業代や勤務時間なんだけど。)は解消されていない。

問題点に気づけていなくて申し訳なかった。今回こういう声をあげなかったのは何故か教えて欲しい。言いにくいなら、誰になら言いやすいかとか教えて欲しい」ていう感じで

現状の「めんどくさい」ポイントを吸い上げて順次対応する

アプリも「このサービス価値提供できている。あとは自由投稿してくれ」

では投稿されない。

自由に変える環境は整える。自主的提案してくれ」と主張するだけでは提案はこない。

サービスと同じで小さな問題点を潰して、めんどくさいを減らしていくことが必要

はいえその状況を直す必要があるとは限らない

ブラック話題ワタミは今でこそブランドがあるから相当ホワイトになったらしいけど

それまではあそこまで話題になるレベルブラックさで成長していたわけだ

企業の成長がKPIとき

離職率労働環境が業績との相関がない時、むりに労働環境改善する必要はない。

あの前の会社において、サービス価値を伝え

クライアント共感頂くという仕事の中では

価値を作ったり隠れている価値見出し続けることも必要

それはオペレーション化できないものだとおもう。

要は、優秀な人がそこには必要なはずだ。

その優秀な人が作る、もしくは見つける媒体価値オペレーション化して誰でも売れるようにする。

ある程度それが整っても、中間層の人が抜けるとそれを維持するのも大変

主力サービスの一つを立ち上げたひとはとある上場会社役員をしている。

あと、SEO設計で今の大きなトラフィックを築いた人も過去にいる

今は二人共いない。

そう考えると現場改善というよりも、中間層の定着率にまずフォーカスしたほうがいいかもしれない。例えば新卒の僕が抜けようが会社的に代わりはいるだろうからそんなに痛くないだろう。

それが整った後に更に下のレイヤその下のレイヤという感じかな。

現場の人も変われば変わるほどそのレクチャー時間割かれるから

中間層のひとが本来発揮できる価値を出す時間は下がってしまうから結局どこも大事だな。

2017-03-06

http://anond.hatelabo.jp/20170302182547

そんなに驚くことかね。

大手SIer担当範囲は、ヒト・モノ・カネの管理がメインじゃないかな。

例に出されているのは、モノのかなり低レイヤの話だから

それを根拠大手SIerの現状と言われても、そういった技術下請け担当って言うんじゃないだろうか。

2016-10-18

貧乏学生への学習アドバイス

http://anond.hatelabo.jp/20161017031727

老婆心ながら,おそらくSIer関係を目指しているだろう情報系?学生へのアドバイス

金銭

間違っても学生課に直接頼ってはいけない.悪手.

どの大学でも学生課は糞対応なので,カウンセラー通して学生課に学費免除なり,奨学金なり,対応を仰げ.

進路面

このままいくと研究室ゼミ配属で積みそうなにおいするから中退・途中就職大学頼らない就職)の選択肢も考えておけ.

技術

大学頼らないで就職どうするかが大変だが,とりあえず,

大学の授業だと理論多くて,

実務の話が少ないのも事実なのでおすすめは,

今はネット勉強できる時代から

- http://dotinstall.com/ title: dotinstall]

- http://gacco.org/ title: gacco]

- https://schoo.jp/ title: schoo]

- 各大学OCW

あたりがおすすめ.探せばもっとあるで.

SIer関係ないと思われるが,Web系への選択肢も拡がるしな.騙されたとおもってやっておけ.

最近だと技術文書Markdown で書く場合も多いし知っておいて損ないで.

ドットインストールにも授業がある.

基本情報持ってるなら知ってると思うが,

慣れておくといいで.ついでに言語C++でもいいが,SIerならJava8勉強しておけ.

多分授業だけだと,実際のコード使わないと思うので,自分インストールして使ってみるとええで.

実務なら絶対データベース使うんで,

MySQLインストールして使えるようにしておけ.基本コマンドだけええで.

後々データベース資格シルバーゴールド)にもつながるしな.

基本情報持ってるならある程度知ってると思うが,低レイヤIP/TCP, UDPソケット通信をCでもJavaでも書けるようにしておくとええで.

これも後々,ネットワーク関係資格もつながる.

開発の話あるしね

まず,add, commit , pushだけでええで.

ドットインストールにもある.

今までやったこと忘れるのもったいないし,他人に見せる意味でも技術ブログやっておけ.毎日更新かいらんで.

Linuxインストールしたレベルで,やったことならなんでもええで.

授業ノート電子化してもええで.

技術者就職面接で,(関係ない)バイトしてました,サークルやってましたじゃあん意味いからな.

履歴書ブログURL書いておくんやで.

技術面(余裕があるなら)

SIerに限らず技術関係の人たちの情報拾える.

SIerネタにされがちだが..

BS放送大学の授業タダで見れるので,

録画して好きな時間観て見ておけ.

情報系の授業もある.

コード書くようになったら騙されたと思って読んどけ.

自分の中の名著にしておけ.

優先度は低い.研究者になるなら重要なんだが..

技術文書を書くとき必要から読んどけ.

進路面

大学を頼らない方向で,地方住みでないなら,

Code IQかPaizaおすすめ

スカウト来たら,入らないにしても会ってみるとええで.

バイト大事なのはわかるが,大学目的は,知識選択肢拡げるというのもあるので,頑張って生きるんやで.

じゃあの

2016-04-18

出る杭を打つ技術

若者の成長曲線は半端なく、おじさんエンジニアは日々恐怖を覚えます

出る杭はちゃんと打っておきましょう。

環境の弄りがいのあるツールを教える

Emacs, VIM, zsh, tmuxなど…設定のいじりがいのあるツール理想環境を追い求めても終わりはなく、コンフィグはどんどん膨れ上がるばかりです。

それらを「一流のプログラマは、一つの道具にこだわりとことん使い尽くすもんだぜ」とでも言って、ずっとDotfilesのリポジトリばかりいじるようになってくれれば、彼らがプログラミングに費やす時間は減るはずです。

バイナリアンにさせる

いくらアプリケーションが作れても、低レイヤのことが分からないとダメだと刷り込みます

プログラムがどうやって起動するか分かってる? えっ、mainを書けばそれが呼ばれる? あのなぁ、_startというのがあってだな…」

無駄に低レイヤに詳しいおじさん力を活かして、あたか高水言語でオレすげーしてるのは、お釈迦さまの手のひらの孫悟空みたいなものだと、思わせていくのです。

そうこうして、若者たちバイナリエディタを眺めて、「ふむふむこのファイルは〇〇だなっ」などと口にするようになったら儲けものです。高機能IDEを使うよりも、バイナリエディタを愛用しそこに時間を使うようになるでしょう。

安定しないものに飛びつかせる

安定したプロダクトは、あっという間に習得してしまい、我々おじさんたちが安定するまで四苦八苦して身につけたノウハウは、「あっ、いまはそんなことしなくても大丈夫っすよ。昔は大変だったんすねw」と一笑に付される恐れがあります

Javascript界隈など、安定しないプロダクトを積極的に使わせるように導きましょう。そこでGitHubにIssuesを上げまくるようになれば、時間を費やさせることができるでしょうし、さらには「このプロダクトはいつまでたってもクソだから、オレがもっとイケてるやつを作ることにしましたよー」なんて方向に向かわせることができれば、しめたものです。

作業でやればすぐ済むことをツール化させる

若者作業スピードの向上はかなりのものです。おじさんたちの体力と作業スピードでは到底かないません。

そこで、「若いんだからそんなこと手作業でやるんじゃない。ツール作っておけば、次からは一瞬で済むようになるだろうっ」と言ってやりましょう。若者ツールを作っている間に着々と作業すませてやるのです。

イベントに登壇させる

プレゼンというのは慣れてないと、激しく時間を使います若者にはイベントの登壇機会を積極的にあたえ、そこで時間を使わせてやりましょう。

「ここで、〇〇って質問きたらどうする? えっ、考えてなかった? いやー、じゃあこれも調べておかないとねぇ」

なんて、いいながらレビューしてあげて、どんどん深みにはめてやりましょう。

2016-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20160129135544

なんか信号レイヤリング理解してない印象を受けるが。

そもそも、どこが起点かを知るためにもまずサンプリングしないことにははじまらんでしょ。

空中に飛んでる電波搬送波に乗って変調されてて、搬送波のレベルではまるきり繰り返し信号として扱えるからどっから始めても結果は同じ(フーリエ変換位相をずらしても変わらんでしょ)。このレベルサンプリングというよりアナログ的に処理しちゃうことが多いけどね。

で、復調した信号の方に構造があれば(例えばテレビならフレームの開始位置とか走査線の開始位置とか)、それは特有パターンマークされてるからそのパターンを探す。

2016-01-22

http://anond.hatelabo.jp/20160122170426

reactとJQueryってレイヤが違うし両方同時に使えるじゃんね、っていう突っ込みであってるのか

2016-01-09

二次創作とかそこら辺のもにゃもにゃ

中のひとです。

つっても「K社(仮)で本出してる原作者」なんで社内のひとじゃないけど、まあ、二次創作サイト利害関係者ではあります

別のかみつくつもりも否定するつもりもなく、どちらかというと考えの材料になるようにいくつか視点提供に来たよ!

まず、「いろんなもの一枚岩じゃない」っていう大前提は頭の片隅に置いておくべきだと思うんだよ。

二次創作にあたって、その原作者意識なんて、みんなも判ってると思うけど一枚岩じゃない。自分は「BLだろうがヘイト創作だろうが何でも来い」だけど、そうじゃない原作者の方だってたくさんいる。図書館に本が所蔵される、ということだって、いろんなスタンスがあるのは、ニュースを見てればみんなもご存知の通りだよ。

そして企業内部であっても、というか、そうだからこそ、全く一枚岩じゃないというのは多分覚えておいていいと思う。それは編集者AさんとBさんでは二次創作に対する好悪が違うという個人の趣味的な問題というレベルももちろん存在しうるんだけれど、もっと上のレイヤの、編集部方針問題かいう部分でも意見対立はあるんだ。

K社(仮)(という風にふんわり書いて話を続行する)の二次創作サイトなんてのは、社長直下の、社内のかなり高い場所から上位指令として企画が始まったわけだけど、かといって、企画遂行者や協力編集部ひとつ理念で固く結ばれているなんてことはなく、もっと社内の立場であるとか、政治的損得勘定であるとか、ぶっちゃけ派閥駆動してるよ。

(そうでもなければ似たようなライト文芸レーベル連続立ち上げでつぶしあうとか、サイトのものも似たコンセプトでバッティングとか、何やってんだあれって話だ。ああいうのも「要するに手柄を奪い合ってるのね」って理解のほうが正しい)

もちろん、企画遂行者の井上氏とかにインタビューすれば、それなりに理念的なコメントは出て来ると思う(確かそういうのもどこかで発表されてたはずだ)。でも、それが「K社(仮)の堅持すべき法や理念」ではないし、その証拠に、数年でうまく利益が回転しなければ、消滅や縮小するよ。利益を得るのが企業の使命なんだから、そういう意味では当たり前だよね。今目の前のチームを駆動するときに、ディレクションとしては理念必要から設定した、に近い。

しろ、あの種の二次創作を囲い込もうっていう動きは「小説家になろう」みたいなサイトが十分にマネタイズできる、っていう発見のほうが、大きな影響を与えていると思うよ。

以上が、(自分なりに出来るだけ)自分自身意見を脱色した「K社(仮)の中の人に聞きたい」に対する精いっぱいの誠実な回答です。つまり「そこまで確固とした理念なんてないし、参加者によって考えてることバラバラっすよ……そんな買いかぶりすぎっすよ……」というもの

次は個人的増田に対するレス。もちろんこれもまた、原作者一名のレスであって、代表するものではない。けれど、現場意見ひとつとして届けたい。

本家を超えることはないだろうし、これは本家を超えた!とか言われたらむしろ戦争が起きる。

戦争とかはそうかもしれないけれど、「本家越える」とか、普通にあるよ。

本家より面白い二次創作なんて、ざらにある。

これは自戒を込めて言うけれど、自分を含めた多くのプロが、プロになれたのは、そりゃアマチュアの多くよりは、そこそこマシな作品を作れるから、ではあるけれど、アマチュアと隔絶したぶっちぎりの差をつけた天与の作品を作れるから、ではないよ。

プロと(少なくとも作品を作る才能ある)アマチュアの間に「作る作品レベル」に、そこまで大きな差はない。

思うに、プロになるには、作品を作る才能以外に、プロになる才能(っていうか無鉄砲さ?)みたいなもの運命みたいなもの必要なんだよ。

と入ってもここでいう運とか運命は、出版社スカウトが見つけてくれるかどうか? とかコネ持ってるかどうかみたいな、夢見がちな話では一切なくて、もっと人生とか家庭環境の話でさ。

だって正直言って、マンガ家しろ作家しろ絵描きしろ、みんな堅気の仕事はいえないよね。「キミ来月原稿もってきてよ、デビューできるかも」っていわれて、実際最初印税が発生するまで、半年一年はかかるし、しかもそれで印税貰えたからって、一生生活が安泰になるなんてのは、夢のまた夢でしょう? 控えめに言ってもそれは将来の選択であって、賭けに負ければ、履歴書に空白が数年発生する。いくら本人やる気や才能があったって、初期段階では、家族とか、友人とかに(生活面とか理解とか)迷惑かけざるを得ないんだよ。チャンスが訪れた時にそれに乗っかることができるか? ってのは、そういう部分が大きい。家庭の事情プロを断念するなんてざらに訊く話だ。

まり、世の中には、描く作品面白さはそこらのプロ以上だけど、いろんな事情プロではない人――ってのがたくさんいるんだよ。もっともそれは10年前よりはずっと状況が改善してて、サラリーマンをする傍ら書き溜めた原稿が、Web人気経由で単行本化! みたいなケースが増えてきた。昔よりは、才能があるのに事情で埋もれる、は少なくなったと思う。でも、やっぱり、確率論的に「強いアマチュア」ってのは絶対にいる。

そして、そういうハイレベル二次創作をする場合キャラ世界設定が固まってるっていうのは、思ったよりも作品クオリティに対してアドバンテージをもたらさない。つまり二次創作でも別に敷居低くない」んだよ。

お話を作るうえで一番難易度が高いのは、エピソードを作って物語駆動する部分で、キャラ設定世界観設定って、大事じゃないとは言わないけれど、最難関じゃない。

(もちろんキャラを並べてエピソードは別作品から移植して、あるいはいきなりベッドシーンとなればそれはまた別の話だけど)

上記の視点で見る「この人なんで二次やってんだ? とっとと商業書けばいいのに」みたいなアマチュアの人って、結構いる。たぶんそういう人にとって、二次をやるのは本当に愛情なんだと思う。

まりここでいいたいのは「増田が思うほどプロアドバンテージって絶対じゃないよ」ってこと。もちろん手塚治虫とかレジェンドクラスの人はまた別だけど、いま現代でいえば、いろんなプロの人がいるから、いっしょくたに神格化はできないよ。

二次創作のことは好きですか。二次創作大事ものは、何だと思いますか。

物語のことは好きですか。物語必要ものは、何だと思いますか。

最後になるけれど、いま、ものすごい数のマンガが出てラノベが出て深夜アニメもやってて、百花繚乱だ。飽和状態にさえ、見えると思う。

でも、個人的には、全く足りてない。

何が足りてないって、市場規模や読者が足りてないんだけど、でもそれって送り手とワンセットなんだよ。

二次創作物語の一形態だと思う。物語が好きで、二次創作が好きだ。物語を作るのに必要ものは、物語りたい気持ちだ。物語りたい気持ちは、読む経験しか培われないと思う。つまり、優秀な物語製作者は、過去、優秀な読者だったはずだ。

日本には創作者も読者もまだまだ足りてない。どんどん増やすべき。だって個人的にそういう世界の方が好きだから。だからみんなでバンバン読んでバンバン書けばいい。

業界としてもゼロサムゲーム作品Aの読者が増えたら作品Bの読者が減る)なんて感覚は、さらさらない。もちろん自分自身にもない。むしろ、人気作品が増えてジャンルが盛り上がったほうが、みんなが幸せになると思ってる。

一枚岩じゃないので個人的なことしか言えないけれど、新年的に、そう思ってる。

つーか読み返したら危険なこと書いてる気もするけど増田しまあいいか。

2015-11-30

最近文章を書く能力の低下が著しい。

読む量は増えたが書く量が減ったことに起因するのではないかと思ったが、英語に関して言えば読むどころか聞く量すら激減していることに気づく。これで翻訳生業にする夢を諦めきれていないというのだから驚きである高校大学と授業や試験英語を扱ったときも「自分中学英語の知識だけで問題を解いているなあ」と思っていたふしがあるが、まさかここに至るまでその意識を捨てきれていないというのはいかがなものか。むしろ劣化しているとさえ感じる。

この現状を打破するためにも積極的英語に触れていこうと思うまではよいのだが、いざ自由時間ができたところで訳しかけの『緋色研究』に手を付けた試しがない。翻訳趣味と言っていた自分は何だったのか。ただの就活用のアピール項目に過ぎなかったのか。お前の情熱とはその程度のものなのか。社会人になったら新聞投書欄投稿したいと言っていたのではなかったか

と、ここまで考えたところで、なぜここまで翻訳業に固執するのかと思い直したところ、「自分のしたことが目に見えて分かる」ことに喜びを感じる自分というものに気づく。大企業にいるとそのようなことはそう起こるものではないし、それゆえに半ば業務に対する情熱を(半年も携わっていないのに!)失いかけているのだろう。さらに欲を丸出しにしてしまえば褒められたいのだろう。贅沢である。褒められなくとも自分が何かを創りだし、それに満足のいくことのできるような仕事がしたい、というのが恐らく本音だ。だがそのような職に就ける人間果たしてどれほどいるというのか、と夢物語一言で片付けてしまえばそれでお終いであるのに、いかんせん身近にそういう人がいるものからどうにも未練がましくなってしまっているらしい。

なんだお前は、つまるところ物を書いて飯を食う人間になりたかったのか。

likeとcanは動詞助動詞レイヤすら違う話なのに。昔から文章にすることでストレスを発散してきたというだけで、どうしてそこまで思い上がれるのだろう。少しばかり英語の成績がよいというだけの、ただのいち理系学生だった自分が、中学生から抱く翻訳作家という夢を未だ捨てきれず、性懲りもなくくすぶらせ続けている。なんと往生際の悪い。だが文字通り今が往生際になるとすれば、きっとそのことを後悔するのだろうと思うと苦笑せざるを得ない。

我が家インターネットという近代通信網が導入されてからしばらく経ち、国語の授業で作文をするというとき、どうにもネットスラングを入れてしまいそうになる自分にふと気が付き「ああ自分はこんな文章しか書けなくなってしまったのだな」とショックを受けたことを思い出す。恐らくそれ以来、自分なりに人一倍言葉遣いに用心するようになったのだと記憶するが、それも言うなれば自己満足しかなく、「言葉遣いが正しい」ことは「いい文章である」ことの十分条件ではないのである

もっと言えば「いい文章である」かどうかは読み手判断するものであり、いくら自分で「いい文章が書けた」と思ってもそれが万人にそう思わせるものであるとは限らない。「いい文章だ」と感じる読者がなるべく増えるようにするためにできる最低限の努力なのだ。そんな自己満足世界生計を立てられるほどの能力などあるはずもないのに、こうして毎日夢を見ているのは、まだ「お前には到底無理だ」という現実をはっきりと突き付けられていないからであり、それはある意味幸福ことなのかもしれない。

そんなしあわせな夢を、帰路の電車に揺られながら、手にした本の世界から誘われながら、また今日も見るのである

2015-11-11

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

を観た

数年ぶりに観た、一応ep1-6までは見てるしSWシリーズは好きだけど

ひさしぶりに見たら結構凡作じゃねーのって感じてしまい…

特にデススター破壊とかの話がしょぼい

設計図が盗まれたのわかってるのに穴を塞がないってなんなのよ

もう少しどうにかできるでしょ

R2D2が内部からハッキングできるならその時点で破壊出来るでしょ

とかそういうツッコミをしてしま

あとレイヤけっこうブス

ブスに惚れるっていうのが感情移入しにくい

セリフ回しとかもやっぱりふるさを感じるというか単純にB旧映画のように思えたり

ひどい箇所が多く感じて

もっともっと集中して見て話に没頭する観方を習得しないといけませんね

次は5を借りてみる…そう、好きだからね。7も見に行くよ

2015-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20151107114532

そうだね。[上]君みたいな人材を伸ばすために、技術的にもビジネス的にもお互いがやりがいのある案件を、中年が生み出していかないとだめだね。

[中]はまだ様子見な部分があるけど、[下]は、来年以降に配属されてくる[上][中]にどんどん抜かれていくだろうな。

自分理系でもなかったし、IT転職する前は営業職だったので、ある程度のレベルまでは誰でも到達できると勝手に思ってた。

向き不向きって本当にあるんだね。

幸いうちは上流から下流。下流もアプリインフラなど。アプリwebモバイルもあるし、プログラムっていうカテゴリならミドルウェアモジュール作ったり、ドライバ作ったりもある。今後はbigqueryやディープラーニングみたいな分野も力を入れていく。

[上]君にはいろんなレイヤを。[中]君は2年くらいのスパンで開発のイロハを。[下]君は、申し訳ないがおそらく手をかけれるのは今年いっぱいくらいだろうから、開発から手を引かせるかもしれない。ひょっとしたら他に向いている作業があるかもしれないしね。製品サポートとかセールス周りとか。

自分部署は毎年数人だからなんとか見てあげれるけど、大企業で数十~数百で新卒とってるとこは、派閥も面倒だろうし、やっかみも多いだろし、大変だろうな。

2015-08-15

女は邪魔。家から出るな。

前々から思っていたけど、ここ最近前にも増して女という生き物が邪魔すぎてストレスが溜まる。

俺が言う「邪魔」というのはなにも『女性社会進出がぁ~』とか『人間、やっぱり外見より内面のほうが大事だよね~※』という高いレイヤの話ではない。

しろレイヤ1=物理層。文字通りの意味で「邪魔」なのである

日々感じる事を挙げるとこんな感じ。

(歩きかたが邪魔

歩道の真ん中付近を歩く。微妙に横のスペースが狭いので追い抜きづらい。

それでも追い抜こうとすると、何故かこちらに寄ってきてぶつかりそうになる。

そもそも後ろや死角に対して全く注意を払わない。

自転車邪魔

まあ言いたいことは上と同じ。

道交法学べ。ちんたら漕ぐな。出来ないならもっと端に寄れ。

スーパー邪魔

肉選ぶのにどんだけ時間使ってるんだよ。どれ選んでも大して変わらんから。お前がどかないと俺が買えないんだよ。

あとレジ。金払うのになんでそんなに時間かかるんだよ。ポイントカード出すなら予め用意してろ。小銭がきっちりあるか穴が空くほど財布の中見渡してんじゃねーよ。

電車邪魔

いわゆる「ベビーカー問題」ね。まあこれに関しては正直言って寛大な心を持っているつもりではあるんだけど、やはりラッシュ時とか勘弁だし。むしろ同じ場所居合わせしまった自分の不運を呪う感じすな。

だってこれに当てはまる場合は当然ある。

しかし女の方が圧倒的に多いのだ。少なくとも俺はそう感じる。

別に女性キライなのでは無い。むしろ大好きだ。

しか社会生活においてはどうしようもなく邪魔存在しかない。

日常生活において器量の良い女が増える事を切に望む。

2015-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20150805215753

他人に、人間に、自分に、感情あるかないかってのは哲学的分野なんだよ。

人工知能にそれがないとすることは可能なんだけど、じゃあ同じ定義を用いた場合人間にそれがあるのかないのかってところに問題が飛び火する。

この場合「俺がそう思ってるから俺がこの世界の法だ」ってのは通用しない。

もしそっち方向に議論を向けた場合、「じゃあみんなで(自治体で、国で、世界で)人工知能人権あるかないか投票しましょうね」ってなるだけで、それは「事実」のレイヤじゃなくて「同意」のレイヤになるって話だ。

もし増田が「(そんなこと議論するまでもなく世界全部は俺に同意してくれるはずなので)人工知能人権はない」って言ってるんだとすると、そりゃ議論の態度じゃなくて、ただのおバカって話になっちゃうわけだ。

2015-07-22

http://anond.hatelabo.jp/20150722001956

彼らの問題レイヤの高いところにあるのさ。大量のデータから如何に効率よく予測近傍を求めて問題を先取りする類のプログラミングでしょうよ。

2015-06-16

文科省プログラミング教育に関する報告書は何が間違っているのか

概念

二種類のレイヤが混ざってる。あと、スクリプト言語レイヤは要らない。例は突っ込みどころが多すぎるので触れない。

アプリケーション

コンピュータ上で動作するもの全て、システム周りの低レベルプログラムを含めてアプリケーションとして括るのはちょっと乱暴。

何をアプリケーションと呼ぶかはコンテキストによる。

OSを書いてる人間から見ればユーザープロセスは全部アプリケーションだし、twitterから見たらAPIを叩くものは全てアプリケーションだろう。

基本的には外から持ってきたソフトウェア基盤の上に作るもの総称してアプリケーションと呼ぶのがより実態に近いと思う。

スクリプト言語

だいたい合ってる。ただ、高級言語より上にあるのは変。スクリプト言語高級言語に含まれる。

高級言語

だいたい合ってるが、自然言語云々は余計。例えばS式自然言語アナロジーではない。単に比較問題抽象度が高いかどうかだけの区別しかない。

ミドルウェアライブラリー

OS云々は関係ない。OSミドルウェアライブラリーは使う。一般には自分が書いてないソフトウェアコードライブラリと呼び、何かと比較してより低いレイヤにあるライブラリミドルウェアと呼ぶ。

機械語

問題ない

コンパイラインタプリタ

ここが一番まずい。まず、中間コードコンパイラが内部的に処理の段階を分ける仕組みであって、出力ではない。

また、インタプリタソース言語逐次実行するのではなく、正確には中間コード抽象構文木そのもを含む)を逐次実行するものだ。

他のプログラムで実行するコードを生成するものコンパイラ自分自身コードを実行するのがインタプリタ、という区分けがわかりやすいと思う。

ただ、現実的にはインタプリタは内部的にコンパイラを持つし、コンパイラ最適化過程では内部的にインタプリタを使う。

昨今はLLVMみたいに、コンパイラなのかインタプリタなのかコンテキストによって変わるものもあるので、正直区別しても意味がないと思うけど。

結論

この文書には問題がある。そうだな、直るのを待とうか。そんなことより自分コード心配をするんだ!

2015-04-15

http://anond.hatelabo.jp/20150415090043

なんかレイヤが混ざってる気がするな。

確かに最適化っていうのはプラットフォーム依存するんで、ハードインフラが変化すれば不要になるものも多いよ。でもさ、ハード進歩を1年待つより今出すことに意味があるってことはよくあるわけさ。

このゲームエンジン重いけど最適化しても次世代機ならどうせ無駄になるんだから最適化やめましょう、ゲームタイトル次世代機出た後にリリースしましょう、とか言ってたらいつまでたってもワクワクするものは出てこないよ。

で、アプリプラクティスが下層に影響されるのはそのとおりなんだけど、例えばかつて中央CPUで処理してたのが分散してローカルで処理しましょうってなってそれがまたサーバアプリ乗っけようってなってそこからさらにいやクライアントにも振ろうってなって、でもこれって決して単に行ったり来たりしてるだけじゃなくて、スパイラルを描いて少しづつ昇ってるんじゃないかな。環境が一巡したときに、昔の技術のうち汎用性の高いものけが蒸留されてさ。

ソフトウェア開発は全部設計だろうが。

モジュール分割も抽象レイヤ作成関数切り出しも変数名付けるのももループ回すのも分岐させるのも全部設計だろうが。

お前んとこの会社Excelで作るのが設計ソースコードは製造って呼んでるかもしれんが、押し付けるなよ。

2015-03-31

JVN#81094176 の裏側

http://jvn.jp/jp/JVN81094176/index.html Android OSオープンリゾルバとして機能してしま問題

ってやつね。

報告者の森下さんが「とあるから私個人宛で報告をいただき」と言っているので、その「とある」人として少し背景を書いてみようと思う。

https://twitter.com/OrangeMorishita/status/581314325853306882

どのタイミング発見したのか?

発見タイミングは、Android 4.2 のソースコードが出て少しして、ぐらい。この時点では、Android全てが修正されていなかった。当時、 CVE-2012-3411 (dnsmasq が libvirt特定config で使うときにオープリゾルバとなる) が発表されていて、これと同じ問題があるのでは、と調べた結果だった。Androidテザリングは、framework の指示を netd という daemon が受け取りネットワークの設定を変更して実現されている。で、テザリングクライアントDHCPプライベートアドレスを配りDNSのリゾルバを提供するために、必要に応じて netd から dnsmasq が起動される。

そのころ、Android端末の製品開発で、スケジュールに珍しく余裕があり、わりと好き勝手できる状況だったので、AOSPのソースコードを精査していた。

いくつか、セキュリティ問題をみつけて、ものによって単に修正修正と並行して Google会社から報告、あるいは単に Google会社から報告、ぐらいの対応をした。

この問題は、Google に報告だけ、の対応をとった。なぜかといえば、 次のような事情があった。

で、この報告の結果なのか、他の報告もあったのか分からないが、Android 4.3 のリリース修正が含まれていた。もっとも、国内ほとんどのスマートフォン端末は Android 4.3 はスキップした。森下さんへの個人的な連絡の最初は、Android 4.3 発表より前。

どうして森下さんに?

正直、この問題リスクは、端末ベンダ、および端末ユーザにとっては相当に低いものに見えた。3GLTE国内キャリアで、外から端末へ DNS query を許すところはほとんどないだろう、というのは直感的には思っていた(これが間違っている場合は、影響がケタ違いに大きくなるところだった。上流も下流も Wifi という構成テザリングAndroidは持っていないので、上流を Wifi と仮定すると、残るのは USBBluetooth だけになる) 。NAT される場合ならなおさら

ただ、ネットワークインフラにとってのDDoSというのは、個々にとってはリスクが低くても、それが何百万台、何千万台とあれば影響が出てくるんじゃないか、という気もした。ちょうどそのころ、森下さんが DNS リフレクション攻撃に関してベンダ等への啓発を始めていたのが目に留まったので、森下さんに連絡してみた。脆弱性対応としてハンドリングするのがIPAJPCERT/CC になるとしても、ネットワークインフラへの影響ということであれば、表に出ない話も扱える方が報告したほうが適切だと思った。私は原理的には分かってもネットワーク運用に関しては業界の外にいるからね。

なぜいま発表?

事情は知らないけど。

ひとつの可能性としては、「対応未定」の端末、おそらくは対応しないことになるのだろうけど、それらの現役感がなくなってきたからじゃないかな。Android 4.2系が端末のラインナップとして長生きしすぎたせいで、けっこうOSバージョンアップではなくセキュリティ修正としての対応をする製品が多くなったのかなぁ、という気もするけど。

もうひとつの可能性としては、当初よりもインフラへのリスクが上がっているのかもしれない。Android 4.2系の端末で修正リリースが去年の秋とか、これから近未来とかのが多い、という状況からするとね…。

2014-10-11

アプリ屋がRailsを初めて触ってみて感じた事

Qiitaに書こうかと思ったけど、言いたいことも言えない、こんな世の中じゃ。

発想が古臭い

モバイルファーストAPIファースト文脈ハイブリッドWebをやってきた目からすると、サーバーサイドでHTMLを生成してページ遷移させるなどという90年代調のクラシカルな発想を基本に据えるフレームワークはとても斬新に思えました。HTMLゴリゴリ生成するなんてよほど特殊最適化をしようとするのでなければそもそも発想として出てこないです。それでいてDSLメタプログラミング等のテクニカル技法宝石のように鏤められている様はまるでエジプト時代骨董品を見るかのような趣がありました。turbolinkなどは、かつて表計算ソフトに出しゃばっていたイルカを思い起こさせる味があります。かつて慣れ親しんできたSPAが星のように遠い存在になりました。

モデルMVC

Web界隈の人々がモデルだとかアクティブレコードだとか"MVC"だとかを非常に具象的に話す様を見るにつけ、お前らどんだけPofEAA読み込んでるんだよと畏怖していた時期が僕にもありましたが、どうやら彼等はRailsクラスディレクトリという特定実装について話していただけだったようです。Modelという概念もこれだけ肥大化してしまったら、オリジナル概念で彼等と会話するのは諦めるべきかなと思いましたし、Railsの"MVC"をアンクォートして語るのはもはや害悪であるとすら感じました。

レールから外れる辛さ

Rails界隈の人がよく「Rails流儀」や「正しい"MVC"」というのを口角泡を飛ばし議論しているのを目にするのですが、おそらく外に広がる不条理で火傷を負って快適なRails世界に引き篭もった結果としての一種のストックホルム症候群なのだなと思いました。いまやAjaxとかWebsocketとかWebRTCとかを組み込もうとする至極真っ当な方法論がとてつもない高難度に見えてきます。設定よりも規約、というのも一つの方向性だと思いますが、ドメインサービスレイヤ名前空間を構築しようとしたりコードジェネレーションしようとしたりしただけで地獄のようなCircular Dependency罰を受けてしまったので、自分がとても間違った事をしているような気がしてしまいました。とはいえConcernsに特別名前役割を与えられても正直しんどいので、皆が皆libゴミを放り込んでいく様子にも納得がいきました。

レイヤ?何それおいしいの

RailsAPIサーバーとして使おうとするとまずビューが無くなってMとCだけになりますが、いわゆる"MVC"の文脈で育ったエンジニアがなぜ息を吸うようにFat ControllerやFat Modelを作ってしまうのかという事が良く分かりました。多くのRailsリファクタ手法と称されているものクラスを書くファイルを分割する事以上のものでは無いように思えたので、Rails使いを大きめなAPIサーバー案件に回すときセットポジションDDD青本を投げつける必要が有るなと思いました。

TDDやれんのか

ビューとコントローラを結合させた場合結合テストはCapybaraとかのBDDマークアップサイドとの干渉を恐れながら強い気持ちでメンテしていくしか無いのかなと思いました。おそらく脳に電極を埋め込んでいるか緑色のランプを見るだけでハイになれる特殊な人にしか生き抜けない闇が垣間見えました。コントローラを薄くしてサービスレイヤを挟めばその辺りもうまくいけそうな気がしましたが、ビューからヘルパーモデルがいくらでも透けて見えてしまうという状況では裏側の完全性に自信を持つ事は難しそうでした。

分業とか出来るんだろうか

ビューがRubyを叩いて永続化レイヤと直接コミュニケーション出来るというのはとても生産性が高いのだろうとは思いましたが、こうして出来たパーシャルやら何やらをデザイナーとどうやって共有するかを考えると頭痛が痛くなりました。おそらく適当に切り出して綺麗な空間をassets以下に構築した上でpublicにRPCのような窓口を備えたゴミを量産していくのかなと思いましたが、もっと綺麗な方法はあるのかもしれません。でもきっとRails案件に関われるデザイナーRubyバリバリ書けるに違いないはずなので、ここが問題になる事は無いのだろうなと思いました。

RESTとかきついです

RESTはとても美しいパラダイムではありますが、そもそもHTTPがさほど美しくないので歪んだ空間には目を背けるか勝手解釈を与える事で人は初めてRESTfulを名乗る事が出来るのだと思いますGETbodyを(公式には)持たないという事について美しい説明を与える事は出来ないでしょう。サーチAPIはどうしますか。ステータスコード足りなくないですか。401エラーはどうしますか。そしてRESTあくまリソース抽象化する美しい概念なので、アクション副作用については貧弱です。動詞が足りないですし、一般動詞に狭義の意味を与えてドキュメントするのは二度手間しか見えません。PUTには冪等性があるべきみたいなこだわりは家の猫にでも説教してればいいと思います。というわけで、REST的な設計拝借することはよしとしても、「○○はRESTでは無い故云々~」みたいな注文はやめて頂きたいものです。

そんなに嫌なら他に行けば

とか言わないで欲しいです。こういう時にセットでPHPをディスって悦に浸るのは知る限りRubiestとPythonistaと中学生だけです。それにこれはあくまサーバーサイド初心者感想なので、想像するにこれ系のFWは多かれ少なかれ似たような不満を抱えるものなのかなと思います。というわけで、おそらくこれから選択肢がある限りはRailsを使い続けると思います

だってRuby楽しいんだもの

2014-09-02

最近Web開発に感じる大きな谷(主にRails

10年くらいWeb開発業界にいて、ここ最近Railsアジャイルな高速開発的なものの周辺にいる。今は開発者マネージャの間を行き来しつつ顧客窓口〜実装まで一通りこなしている。

あちこち渡り歩いて色々なエンジニアと一緒に仕事をしたり、お客さんに頼まれてエンジニア面接やらに顔を出したりすることがあるのだが、ここ最近Web開発はますます主力級のゴリゴリ書けるエンジニア(いわゆるフルスタックエンジニアと呼ばれるものも多分ここに入る)と大したことのないエンジニアの差が開いてきたように思う。

主力級エンジニア

主力級のエンジニアは1〜2回がっつり打ち合わせしてプロジェクト重要点とざっくりラフイメージを共有すれば、どんなに遅くても1週間もすればプロトタイプが上がってきてお客さんに見せつつ微調整し、いわゆるアジャイルとかスパイラル開発的なことができる。デザイナがいなくてもBootstrapでとりあえず最低限の見た目を作ってくれるので、とりあえずデザイナ無しで開発して最終的にお客さんが気に入らなければWebデザイナに見た目整えさせてテンプレ取り込み、という開発がここ最近のメイン。

ソースコードフレームワークRESTfulの基本概念理解されているコードなので、後日の機能修正の時にそのエンジニアが動けなくても自分フォローして修正することもできる。

仕事もしやすいし、実質1〜2人の稼働でサクサク進められるのでコミュニケーションロスもなく楽しい

大したことなエンジニア

一方、大したことなエンジニアは前述した流れが全くできない。

まず決定的なのは、開発が遅い。ちょっとしたデザイン無しのCMSリッチUIなし)をRailsで書くのに1週間かかっても終わらなかったりする。これじゃ生PHPで書くのと変わらないかそれより遅いので、Rails使う意味がない。

次に、品質が低い。できあがったと言われて念のためチェックすると、基本的CRUDレベルエラーが出たり、お客さんに見せるプロトタイプだと言っているのに初期データseeds)の整備すらされていなかったりする。本人のローカル環境で動いてるけどstaging環境にdeployすると動かないとかはよくある。

パッと見に分からない部分もひどくて、ソース確認すればあちこちどこかからコピペしてきたコードのつぎはぎで、HTML規約違反JavaScriptエラーまで放置されていたり。あと実装しましたと口頭で言っていた機能ソースコードコメントではTODOになっていたこともあった。

最後に、成長しない。開発上詰まった所なんかを主力級エンジニアに聞くのは構わないのだが、表層的な理解に留まり応用が利かない。30分〜1時間も主力級エンジニア時間を浪費しながらもまた同じ様なところで同じ様なミスをする。自分もよくプチ勉強会みたいな状態になったときには参考図書や技術資料ポインタを投げたりしているのだが、参照先を見て深掘りすることはほぼない。

なぜ「大したことなエンジニア」がはびこるのか?

厄介なのは、こうした大したことなエンジニアも、Railsであればあちこちのチュートリアル記事書籍を参考に、そこそこそれっぽく見える自作サービスくらいなら作れてしまうという点にもある。

彼らの作るサービスはまさに書籍チュートリアルサイトコピペ集大成だが、個人が趣味でやっているサービスとしては十分に動く。そして周りには「エンジニアです。個人でWebサービスも公開してます」となる。サービスの外からは内部のコード品質などはわからない。

プライベートで開発するのはむしろ奨励しているのだが、彼らはその拙い(あえて「拙い」と書く)サービスでもって「俺はもういっぱしのエンジニアだ」と勘違いしてしまっている様に思える。

だが違うのだ、お前が書いているシステムは「とりあえず動く」レベルのものであって、受託開発としてお金をもらってお客さんに納品するシステムや、数千万〜数億の売上を左右するような業務システムではその素人クオリティでは話にならないのだ。

適切な例外処理担当者ミスしにくい管理画面の設計、お客さんの想定ユーザ数に耐えられるレベルでのスケールする設計開発者が入れ替わっても保守が続けられるようにするための最低限のドキュメントなど、production level qualityに足りていない部分がいくらでもあって、そこまで考えられて「主力級エンジニアなのだ

感じる「谷」

こうした主力級エンジニアと大したことなエンジニアの谷は以前から感じていたが、ここ最近ではさらに顕著に感じるようになってきたように思う。

例えば、主力級エンジニアRailsだけでなくミドルウェアやprovisioning(chefとかansible)、最近ではdockerCIAWS新サービスなどについても各自追いかけていて、自分も含めてちょいちょい議論をすることがある。「最近のアレってどうなん?」とか「はてブでやたらXXX流行ってるけど、これって結局数年前のYYYの焼き直しじゃん」みたいな。

そんなところに大したことなエンジニアはてブRSSなどで用語は聞いたことがあるので混じってくるのだが、まず前提知識がなさすぎて議論にならない。大体「XXXマジすごいっすね〜(意訳)」で終わっていて、その技術の背景や今後どうなりそうか、自分達が取り入れることで業務効率や開発の楽しさが改善するのかといった視点がない。

他にも、ちょっとしたトラブルシューティングの際も、基礎がなさ過ぎて問題の切りわけができない。問題の原因がネットワークレイヤなのか、ミドルウェアなのか、アプリなのかすら判断できなかったり、そもそもアタリを付けるのが絶望的に遅かったり勘が悪い。

単に作業が遅いというのではなく、問題の切りわけというエンジニアとして最低限できないといけない事すらおぼつかないケースも見かける。

「大したことなエンジニア」の今後

こうした大したことなエンジニアは速度・品質難易度面で新規開発プロジェクトアサインするリスクが高いので、必然既存サイト運用メンテちょっとしたページデザイン文言修正)といったタスクが回されるのだが、最近この辺りも仕事がなくなってきているように思う。

というのは、お客さん側にRails Tutorial程度の開発知識を持っている元エンジニア趣味ちょっと触ってみましたレベルの人が増えてきたから。これは恐らくRails特有な所(自作Webアプリ簡単に作れる啓蒙がなされている)がありそう。

ちょっと考えてみれば、文言修正デザイン修正する程度の作業、外注に頼むと数万かかる上に見積やら稼働確保やらで数日〜数週間待たされるのに対し、担当者自分でやってしまえばすぐに済む話というのはちょっと考えれば分かるわけで。

# もちろんそれでも保守契約責任分解点の関係外注するケースはあるだろうが、Rails採用するようなWebサービスは速度重視のことが多い

そんな中、この「大したことなエンジニア」の人達はどうなるんだろうなあ、と思う。開発会社ではなくRailsシステム運用しているユーザ企業に行けば多少は需要あるのかなーとも思うけど、ユーザ企業はできないエンジニア雇うほど余裕もないだろうし。

せめてコミュニケーションスキルが高いとかそういう利点があればいいんだけど、変に自分が「エンジニア」というプライドがあるのか、窓口とか管理方面は率先してやろうとしなかったりもするし。

早めに「エンジニア向いてないよ」と言ってあげるのが良いのだろうか?

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