はてなキーワード: オリキャラとは
世の中には、「ヘイト創作」というものがあるらしい。いや、ある。
それに関してはピクシブ百科 http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88%E5%89%B5%E4%BD%9C あたり、
実害やら前例に関しては ピクシブ百科「冬木ちゃんねる」 http://dic.pixiv.net/a/%E5%86%AC%E6%9C%A8%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AD%E3%82%8B
なんかが詳しいので説明は省く。
これに「同人と公式はなんぞや問題」というものも並行して議論があって、なかなかに混迷を極めている。
今回のごたごたの機会に、ちょっと分析してみて、いろいろ考えたことについて以下にまとめてみる。
分析と感想であって、提言でも注意喚起でもない。一種の野次馬根性と研究精神が表現としては近い。
ヘイト創作について考えてみよう!というわけだが、
「ヘイト創作」と「特殊な性癖やらのアレコレを含む二次創作(リョナ・バットエンド・闇落ち…etc)」の違いについて考えるのをきっかけにしてみたい。
私の言う「違い」の意味するところだが、今回はひとまず、閲覧者側の区別ではなく、書き手の精神によりスポットを当てる。
ので今回は、読み手から区別がつかない!とかそれによって出る被害について考察するのは今回の主題ではない。
定義しておくが「ヘイト創作」は上記の基準によるもので、夢全般、創作さにわ全般を指すものでは決してないということを最初に明記しておきたい。
ちなみに当方、相模鯖のさにわであり、成人済みの腐女子である。ちびちびと自分でも描いたり書いたりする。
ヘイト創作を選んで見ることはしないが、闇落ち・リョナの類は選んで見ることがある。
まぁそんな一プレイヤーの戯言です。
にある。
後者の目的なんて、そりゃあ「好きなキャラクターを好きな方法で可愛がること」である。
人によって可愛がり方は様々だが、その主目的は「特殊なアレコレ(と今のところ考えられる風潮のある傾向)」でない二次創作と変わらない。
「ヘイト創作」を書く目的、読む目的とは何か?を純化して、それでなくてはならない理由を考えてみると、
「誰かの不幸な状態・誰かが攻撃されている様を面白がること」にある。
オリキャラ可愛がりも俺TUEEEEも、閲覧数稼ぎも、ジャンル荒らしも、それは目的を達成させる動機のひとつであって、主目的ではない。
なぜなら、それらは「ヘイト創作」というジャンルの形をとらずとも、他の二次創作で達成することができるものだからだ。
ヘイト創作にあたらない、オリキャラ可愛がり、俺TUEEE、閲覧数稼ぎ、ついでにジャンル荒らしも、きちんと存在している。
頑なに拒否するそこのあなた、胸に手を当てて考えてみてくだされ。
ゴシップ誌もワイドショーも、「ご近所付き合いの怖~い話」みたいなレディコミの類も存在しない。
「ヘイト創作」は、根源にこの主目的を持っている。それが様々な形をとって創作され、消費されている。
それ自体は、特に悪いことでも良いことでもない。ただただ、そういう現象が存在している。
両者の大きな差はまた、「主目的にキャラクターという存在があるかないか」とも言い換えることができる。
「ヘイト創作」がエアプ、原作未読、未視聴でも作り出せる理由はここにある。
「キャラクターを可愛がること」を目的とする二次創作者と、「キャラクターを目的に含めない」二次創作者が存在し、
それらがお互いの居場所を食い荒らし始めた場合、当然のように衝突・摩擦が起きる。
二次創作、そして同人界隈における、衝突・摩擦は最も避けられるべきもののひとつだ。
なぜなら、同人とは辞書通りに言えば、同好の士が集まったコミュニティであり、衝突によって同好の士でなくなったら最後、それは概念ごと崩壊するからだ。
崩壊の例は様々だが、とにかくありがたい状態ではないし、精神的、社会的、物理的レベルまで取り返しのつかない事態さえ発生する。
そのために、これらの衝突は皆が注視し、議論し、時に殴り合う。
それ自体が衝突と化していくことも往々にしてあるのだが、流れとしてこうなってしまうのが、同人というコミュニティ存続のための危機意識なのだ。
一人で創作して楽しむのとは異なり、創作へのエネルギー+コミュニティ維持へのエネルギーが、現状の二次創作には必要になる。
以上のように考察してみた。
かつ同人というコミュニティを崩壊させない安定した存在となるには、
・衝突を避けるための手段をつくす
の二点が必要になるだろう。
大変に雑な分析ではあるが、
ヘイト創作について考える人への1つの視点提供になれば、自分の野次馬根性の昇華として嬉しく思う。
個人的なアドバイスをすると「誰かの不幸を面白がりたい気分」になったときは知恵袋とか覗くと省エネで発散できていいと思う。
追記:9月5日に一部修正
http://anond.hatelabo.jp/20150902124558 (こちらを読んで)
そうだよな!!!!わかるよ!!!!ポッと出のオリキャラに自分が好きなキャラが殺されたらたまらんよな!!!
たしかに特殊性癖だよなそんなの!!!!普通にいちゃついてるのが見たい人にとっちゃたまらんよな!!!
ヘイト創作が特殊性癖すぎてつらいから住み分けしようっていう提案ならよくわかる!!大賛成!!!
ホラーとかグロとかエロとか全部住み分けしてるのに、”特殊性癖”がまかり通るのも納得いかないよな!!!
そこのところはよくわかった!!!!!
だからちょっと住み分けについては一旦置いておいて、ひとつだけ言わせて欲しい!!!!
もしかしたら、好きなキャラがうっかり殺される現場を目撃してしまって嫌悪や怒りはあるのかもしれない。
「こんな創作に愛があるはずがない」って思うのも当然かも知れない。
まして、住み分けをしていない人たちが我が物顔で界隈を席巻してるのは問題かもしれない。
(そのへんのどうしようもないやつらがマナーが悪いと言われるのは自業自得だ)
理解できないかもしれません。
いや、理解できないのが一般だからこそ住み分けされるべきなのはわかっています。
でも、「こんな創作には愛がない」というのだけは納得がいきません!!!!!!
愛はあるんです。こじれきったしょーーーーーもないような愛ですが、愛情はあるんです。
反ヘイト創作派の皆様は一概に、「こういうのはヘイト創作」「ヘイト創作は愛がない」と仰られる。
でもそうではないというのだけは知っておいて欲しいです。
ヘイト創作なんか好きな弱小基地外野郎がでかい面すんなっておっしゃられそうですけどね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
***
どうしたものかね…
別にヘイト創作に限った話ではないと思うけど、住み分けされるべきはされるべきだよね。
一般的に・・・ というのが非常に曖昧で難しいんだけど、広い目を持つ必要はある ・・・ぱっと見で「うーん」ってもんはなんらかの注意や住み分けは必要だよね。
***
「ヘイト創作」
ヘイトって言われるとなんか悪意を持った言い方にさえ聞こえてしまう。
厳しめ表現ありとかそういう言い方ではだめだったんだろうか?
***
ヘイトっぽいなってものを全部隔離してしまえば手っ取り早いかもしれないけど
そうもいかないんだろうな。
でも、キャラが死亡する、怪我をする、性的表現がほのめかされている、とか
逆に「エロは気持ち悪いから棲み分けて欲しい」って思うことあるし。
あとタグに用いる文字もどうするかっていうのは、
NTRだと違う意味になるし、とかの問題と並行して無視してはならないよね。
かといって事細かに分類しようとすると無謀になるわけだから・・・
ざっくりとした分類がなにかしら作れればいいよね。
さにらぶ、も悪くないとは思うんだけど・・・まぁなんかコレジャナイ感はするかもしれないね・・・
***
まあ、とりあえず・・・
曰く、キャラ改変。
曰く、ストーリー改変。
曰く、オリキャラ。
それらをやり玉に挙げ、黒歴史とし、ヤシガニ・キャベツ・エンドレスエイトなどと一緒に語るのをよく見かける。
判る、どれも言ってることは理解できる。
でも、あの作品が一番に傷つけたのは、そういう物ではない。
あの作品が傷つけたのは、TLSの系譜を組む、あのシリーズが本来持っていた、ファンに愛された、存在理由そのものだ。
ヒロイン「星乃結美」は、なんだかわからないシナリオの都合で、最後に振られる。
転校を前に・・・・
ありえるか?
【それまで付き合っていた】転校するヒロインを一瞬で振って、「摩央姉が良い」とノタマウのだ。
もちろん、TLSでは転校するのは自分であって、ヒロインではない。
でも、キミキスのゲームで転校設定が出たとき、シリーズファンは誰もがTLSを思ったはず。
この作品がやったのは、原作レイプなんてレベルじゃぁないんだよ。
でもまさか、転校ヒロインの結美と二股にして、結美を振るとかやらんだろと、どこかで思ってた。
でも、やりやがった。
当時の怨嗟渦巻く罵詈雑言の中でも、この点言及する人は少なかった。
シリーズファンの人は少ないのかなと思って黙っていた。
http://anond.hatelabo.jp/20150706001234
刀剣乱舞がゲームとして面白くないから好きになれないというのはわかる。
でも刀剣乱舞が著作権侵害をしているからアンチというのは気が狂っているのかな?と思う。
そもそもの話、ジャンプ作品で二次創作している時点で複製権、翻案権の侵害になりアウトだから。
刀剣乱舞はニトロプラスが二次創作ガイドラインを出しており、その範囲内での二次創作は合法となっている。
「審神者」という公式オリキャラも存在して、非常に創作者フレンドリー。だからこれだけ流行った。
(まあ二次創作歓迎するくらい自社のIPについてユルいから、トレパクの認識もユルかったんだろうが)
非合法であることを理由に叩くのであれば、ジャンプ作品等の二次創作もヘイトするのが道理。
あと刀剣乱舞は大して稼げてない。
増田に感情的な記事を書いて約一ヶ月が経ったけど、だいぶ落ち着いた。
http://anond.hatelabo.jp/20150608210855
「二次元に欲情した程度で傷つくとは、自分をどれだけ高尚な存在だと思ってたんだ」系のコメントをもらって、
まあ、そうだよなと思った。別に人々の手本になるべき立場でもないし、迷惑をかけない限り好きに生きればいいのだよな。
もう好きなキャラクターのpixiv作品は見尽くしてしまったので、好きな同人作家さんの他の作品も見るようになった。
弱虫ペダルや刀剣乱舞などの人気ジャンルでも創作していることがあって、原作を知らなくても楽しめた。
腐女子の世界では「ジャンル友達より、性癖友達の方が長持ちする」と言われているらしい。
わかるかもしれないと思った。だって趣味が同じ人の作品なら、原作を知らなくても良かったわけだから。
あと、長らく腐女子が少年マンガばかり好むことを謎に思ってたけど、それも解決した気がする。
少女マンガだと、このキャラとこのキャラはこういう恋愛をしますよ、と作者に決定されてしまう。
言い方が変かもしれないけど、同人作家は創作プラットフォームとして世界観とキャラクターを用意して欲しいんだね。
そして恋愛・セックスなどの要素はサードパーティーである私たちに投げてくれという感じ。
これ、刀剣乱舞でめちゃくちゃ顕著じゃないですか?狙ってやってませんか?
好きな作家が一次創作もやっていたことで、オリキャラ界隈も覗くことになった。
ここまで来ると男性の作家が多くなってくる。人外・ケモショタなど、現実で叶えられそうもない嗜好の数々。
それに萌えるかというと別の話だけど、世界の広さが新鮮でツイッターなどを読み漁った。
オリキャラ界隈、嫁をフルスクラッチビルドしてんのね。光源氏の比じゃないね。
二次創作だと嫁を共有しているから嫁話コミュニティも盛り上がるけど、オリキャラ勢は壁打ちも多い。
なんだか妙にストイックに感じた。描いているのはエロ絵なのにな。(しかしめちゃくちゃ上手い)
ある男性同人作家のツイートに、「生きた人間に欲情するとか正気か。人権侵害にも程があるだろ」といったものがあって、
そういやはてブ見ててもそういう考え方って見かけたなと思って、でも改めて目から鱗だった。
私にとって、学生時代なんかは特に、生身の異性と付き合うのって「推奨される行為」だったんですよ。
そうではないクラスタがあるっていうのは、非常にいいことだと思う。価値観は多様だった方がいい。逃げ場になるから。
もらったトラバに「自分の中で好き勝手に理想化できるフィクションのキャラクターを好き勝手してしまっている背徳感」
というのがあって、それな、ほんとそれな!と思った。
それも一般男性が読むような作品のノンケのキャラクターがゲイの受けになっているような作品に萌えたりするから、
「このキャラを普通に好きな人からすると腹が立つだろうな」とも思うんだよ。
そして「そんなにホモが好きなら最初から一次創作の商業BLに行けや!」となる気持ちもわかる。
でも、二次創作が無かったら私は私の欲望を発見出来てなかった。
18禁作品なんて手に取ることも無かったし、一般向けの、男女共に楽しめる作品に、そのキャラが居たから出会えたんだよ。
そのキャラ名でツイッター検索するだけで二次創作が溢れていたから、この世界を知れたんだよ。
公開アカウントでエロツイート問題とか、住み分け問題とか、色々荒れる話題らしい。
でも私にとっては良かった。私にとっては。それしか言えないな…。
艦これは、2013年4月23日サービス開始(788日経過)。
pixivの投稿件数、イラスト299225件、小説31717件。
刀剣乱舞は、2015年1月14日サービス開始(157日経過)。
pixivの投稿件数、イラスト91356件、小説38457件。
刀剣乱舞ではプレイヤーに「審神者(さにわ)」という肩書きが設定されている。
「審神者(さにわ)」は刀剣男士たちの上司のようなもので、艦これで言う「提督」にあたる。
「提督」の設定が曖昧なように、「審神者(さにわ)」の設定も運営が意図的に曖昧なものにしている。
だから女性の審神者が刀剣男士から慕われ愛される、逆ハーレムや乙女ゲー的な二次創作も投稿されるし、
男性の審神者が刀剣男士を性的に愛でまくる、「総攻め審神者」なBL作品も投稿されるし、
審神者の存在感が薄く、刀剣男士同士が仲良くしているオールキャラギャグやBLの作品も投稿されるし、
「カーチャン審神者」「ひよこ審神者」「犬審神者」「宇宙人審神者」など変わり審神者の作品も投稿される。
「黒子のバスケ」や「Free!」のような、単体でも完成されている作品に、
存在しないオリジナルキャラクターを登場させて活躍させると「異物を入れるな」と嫌われがちだ。
しかし刀剣乱舞に審神者というポジションは公式に存在していて、年齢・性別・性格などの設定が全て不明となっている。
公式に存在を許されたオリキャラのようなものだ。そこが大変面白い。
キャラメイクの余地があるからこそ、一次創作勢が入ってきているのではないかと思う。
一応、歴史物でもあるので、歴史系一次創作をしてきた人もこのジャンルに入ってきているし、
畑が違う人々が入り乱れている感がある。それが刀剣乱舞というジャンルだと思う。
いや、Bが「原作はこのサイトの誰それさん」とか明記していても叩くんだよあいつら。
具体的には、一時期二次創作同人界隈で二次創作の二次創作(三次創作?)ってのが出現したのね。今でもあるかもしれんが。
二次創作だけど原作には無い独自設定とかオリキャラとかも加えて創作している人の、その設定を使った創作、という。
んでそれが当然のように袋叩きになってたんだけど、いやいやお前らも勝手に二次創作してるんだろ?どんだけブーメランなんだ、としか思えなかった。
或いは一次創作(オリジナル)のネットのアマチュア作品使った二次創作でも同じく。
一次創作しかしてない人が言う分にはいいが、二次創作(勿論原作側の許可など取っていない)してる奴が言っててもブーメランとしか。
和泉つばす&ぱれっとミュージアム開催初日に行ったんだけど、気になることがあったので書いとく。
自分はぱれっとのゲームとかは毛頭興味なくて、つばす先生の絵が好きで並んでたんだけどまぁいろいろ完売するわけ。その中でもゲームキャラのタペストリー(もちろん抱き枕カバーもだけど)とかはかなり人気があったんだけど、オリキャラのタペストリーとかはわりと残ってる印象があった。Twitter見ててもほとんどがゲームキャラのグッズ狙いみたいであんまりオリキャラ狙いの人はいないみたいだった。
イラストレーターの絵が好きでゲームもプレイしてみたら当然、ゲームキャラ>>>>オリキャラという流れになっていくのだろうか
まず手始めにはっきりと言ってしまうが、自分は”萌え擬人化”が嫌いである。
その事を述べる文章なので表現はきつくなる。それは冒頭で始めに言っておこう。
自分は萌え擬人化が好きだ、否定されるのは我慢ならない、と言う人はこの部分を読んでいる時点でブラウザバックを推奨する。
なお、ここで言う萌え擬人化とは本来人間ではないキャラクターを人間のように描く二次創作の事であって、本来の意味での擬人化ではない、と言うことは断っておく。
ここを誤解されると話が通じなくなるからだ。
前置きはこの辺にして、自分が萌え擬人化が嫌いな理由を書いて行こう。
嫌いな理由は第一に、萌え擬人化は元のキャラが本当に好きでやっているとは到底思えない、と言うことだ。
「このキャラが好きで擬人化しました」という発言をよく見るが、それは本当にそのキャラが好きで描いたのだろうか?
あくまで好きなのは「擬人化したキャラクター」であって「そのキャラクター」その物ではないのではないか?
擬人化されたキャラには独自の設定が付与されている事が多い事もその印象に拍車をかけている。
元々がほのぼのとした世界観のはずなのに、「暗殺者」だの、「組織の生き残り」だの…とにかく原作に無関係な設定が多いのだ。
これでは元の世界観を完全否定しているとしか思えない。そもそも元のキャラクターのデザインを改変して描くこと自体が、自分にとっては「元のデザインの否定」と感じてしまうのだが…。
要は、元のキャラが交流のダシにされているだけとしか見えないのだ。
もう一つの嫌いな理由は、絵師(とも呼びたくないが、ここでは便宜上そう呼んでおく事にする)の自己顕示欲が透けて見える事だ。
本音を言うと、評価されるオリキャラを描けないから、著名な作品の名前だけ借りて評価だけ得ようとしているように感じるのである。
自分は擬人化には全く魅力を感じない。本当に実力があるのなら、それこそ完全なオリキャラを描いたって評価されるはずである。
しかし、擬人化絵師はオリキャラを描いても評価されている、と言うイメージが正直あまり無い。
(あくまで自分のイメージなので、もしかしたらオリキャラを描いても評価されている人も居るかもしれない。ただ、自分はそう言う絵師を見たことがない。)
努力と言うプロセスを放棄して評価だけ得ようなんて、甘ったれた考えだとしか言いようがない。
嫌いな理由はまだある。
それはやたらと押しつけがましい態度が目立つということである。
擬人化絵が求められていないところで擬人化絵を貼ったり、苦手な人への配慮(検索避け等)が出来ていなかったり、と言うのもあるが
擬人化絵を描いている人、あるいは描いていなくても擬人化が好きだ、と言う人の中には原型(本当はこの言葉もあまり使いたくはない。変形させる事前提みたいな言葉だからだ。)をやたらと否定する者も居る。
これが最も我慢ならない。
ケモナーがどうこう、なんて話は全くしていないのにも関わらず、擬人化が苦手だ、と言う人に対して擬人化ファンが「ケモナーキモイ」と言う旨の発言をする様子はあちこちで見てきた。
…これでどうして擬人化が嫌われないと思うのか。
それに対して苦言を呈すると、「擬人化は鳥獣戯画等、古来からある。」と言った馬鹿げた反論が返って来る事もある。
しかし、鳥獣戯画の擬人化はそれこそ、擬人化ファンが否定する動物本来の姿である。要するに反論になっていないのだ。
そもそも、本来の意味の擬人化を勘違いしているのか、わざと混同しているふりをしているのかは知らないが、「萌え擬人化」を擁護するために本来の意味の擬人化を持ち出すのは止めていただきたい。
勿論、全員が全員ではない事は承知しているが、悪いものは目立つ、と言うこともまた事実だ。
特に最後の部分は擬人化コミュニティ側のマナー改善でどうにでもなる部分だ。
むしろ最後の部分がきっかけで先に上げた「擬人化が嫌いな理由」が自分の中で生まれたとも言える。というより、最後の部分以外は自分にとっても正直どうでも良いのかもしれない。
つまり、マナーさえしっかりしてくれれば、自分の中での擬人化に対する印象は好きにはなれないとしても、多少マシな物にはなるだろう。
俺個人の意見だけど、
一つは現場体制が不完全。放送中に監督が更迭された例は多く、宮崎なぎさ・板垣伸・山本寛などは何が問題だったのか分からないが
何故か放送途中に交代を余儀なくされている。TE?アレはどっちにしてもダメだったろ・・・。ルパンとかキスダムとかは仕方ないとしか。
山本寛の場合は別にいなくても滞りなく、らきすたは放送終了したけど、宮崎なぎさが監督を務めた魔法先生ネギま!ではヒロインの火葬ルート、
板垣伸が監督をしたバスカッシュ!は前半はきわめて良かったが、後半以降は話が詰められずまた、前半部の途中から出てきたゴリ押しアイドルグループの影響で
話があさっての方向に向かってしまったのは何とも言いようもない。とはいえ、監督にそういう責任がない事は明らかなわけだが何故か叩かれてた人達。
現場を上手くまとめられる人が監督業だとすれば、上に挙げた3人は未熟だったのかもしれないが、局やスポンサーのテコ入れもあるので必ずしもそうであるとは言い難いのが現状。
MUSASHIとかファンタジスタドールとかカブトボーグとかみたく、監督が交代しないのにクソだった例は貴重であるべきだと思いたい。特にこの三つは1話から最終話まで全部面白い。
一つはスケジュール面。今年のブラック企業大賞にA-1がランクインしてしまったのですっかり露呈してしまったけど、制作進行は超激務な割に給与がおもっくそ安い、正にアニメが好きでなければ出来ない仕事の一つなんだけど、要はその業務に当たる人があまりの過密スケジュールでダウンしたために、遅れが生じたりしてるかも、という事。
大半は制作進行の責任じゃなくて原画マンがトロトロしてる事とか、脚本仕上がりが遅いとか、監督やプロデューサーが調査と称して外遊して予算を落としているとかそういう諸々の事情が問題だったりする。妄想だと思いたければそう思えばいい。少なくとも俺はそういった業界でタクシーの運ちゃんの真似事(朝晩のスタッフ送り迎え)をさせられてたからよく分かってるつもり。
何にせよ、スケジュール管理がままならなければどうする事もできない。それ故クソアニメが作られている状況に気付く余裕すらない。あるいは諦めてる。
お風呂回、水着回は間違いなくテコ入れ。本当はプロット段階だとか構成上必ず入れる必要はないのだけれど、例えば兄弟でやってる会社とかあるでしょ、あそこは無駄にテコ入れしないと気が済まない性質で、そこの若手社員がわざわざ現場を引っ掻き回した挙句現場を壊していく事もままある。多分俺がいた所だけかもだけど。声優事務所も出番増やせという所もあれば、原作にないアニメオリジナルキャラクター(みなみけの冬樹みたいなの)を出してくる事もある。殆どの場合、元々シリーズ構成上必須でも何でもなかったのに完成後に見て貰った時にはいつの間にかオリキャラが組み込まれてたなんて話もある。その点じゃCCさくらのメイリンとかサザエさんの花沢さんのように後の映画だとかレギュラー化だとかする位人気キャラクターになる稀有な例もない事はない。だからアニメオリジナルキャラクターを出すときはしっかりキャラ付けがされてたら問題はないけど、とにかく思い付きが一番危ないと思う。
途中で投げ出すのはイカンともし難いというのは、更迭されたスタッフが一番分かってるはず。
原画マンだって過密スケジュールじゃなければ、もっと余裕ある状況で時間使って色々描き込みたい訳よ。
もっと上の人達がこういうクソを創り出す元凶になってると思う。
漫画かくなり小説かくなりで本編をかいてる人達は堂々と「創作クラスタです」っていえばいい。
それより、本編かかずにキャラの設定や過去だけ羅列してキャラの立ち絵イラストだけ投げて「創作クラスタです!」って言ってる人達はなんなんだ?
「#創作クラスタでつながりたい」タグで「かっこいいイラストだなーキャラもかわいい!どんな話なんだろう?」って飛んでみたら「このキャラはこういうトラウマがあって」「こういう性格で」「こういう装飾の服をきてて」って数十行のキャラ設定文章よまされた挙げ句まともな本編掲載してないなんてザラ。
そこまで詳細きまってるなら本編かいたらいいのに。そんなぐちゃぐちゃ設定よまされたって刺激されないよ。
キャラ設定だけTLに垂れ流したり「うちのこ描いて下さい!」って乞食してる暇あったらネームのひとつでもきればいい。
オリキャラ考えて設定つける厨二行動なんて昔から皆大学ノートでやってることじゃん。なのになんで「創作クラスタです」ってさも誇らし気にいってるんだろう。
創作活動のスタートとしてはいいとおもう。そういうのをきっかけに漫画かいたり小説かいたりすればいい。
キャラ設定考えただけで満足して自称創作クラスタ同士でなれ合ってるだけなのに創作クラスタ名乗るなよ。
もっといえば「創作」なんて誰でもやってることなんだよ。なーんかTwitter絵描きの独特の文化として「創作クラスタ」ってくくりが出来てる気がする。
http://anond.hatelabo.jp/20130912120735
なんかMOTHER3の話が増田に上がってて、ふと「なんで3のパーティキャラって俺女とか義足のオッサンとか犬とかへんに奇をてらったキャラばかりにしたんだろう、1や2と同じように、最初の3人は赤い帽子の少年と金髪の女の子と眼鏡がよかったのに」なんてMOTHER3の不満だった点を思い返していたところで、「そういえば小説版のジェフって後天的な事故が原因で義足なんだったな、3のパーティ3人目のダスターと同じじゃん」と今初めて気がついた。
思えば2のジェフの「生き別れ同然の科学者のお父さんがいて、父と微妙に確執があるちょっと育ちのいい感じの少年」という設定も、1のノベライズにおいて久美沙織が造形した「小説版のロイド」の設定がそのまんまだった。
(ゲーム版のロイドの父は息子同様にゴミ箱に入った状態で話し掛けて来る職業不明の気さくな人物である一方、小説版のロイドの父は「ギーグに捕らえられて敵のロボット兵器の開発をさせられていた気難しいマッドサイエンティスト」で、ジェフの父親であるアンドーナッツ博士に非常にキャラが近い。2のノベライズのあとがきによると、あまりにもゲームのジェフの設定が1の小説版のロイドそっくりだったので「同じ子じゃ書くのつまんない」と思ったがゆえに、久美氏はジェフにとんでもないオリジナル設定(※両足の義足とその原因となった事故のトラウマ)を追加してしまったのだという)
1の小説版からゲームの2に、2の小説版からゲームの3にリンクする「3人目の仲間の共通点」を糸井氏の意図的なものと見るのはあまりに突飛すぎるかもしれないが、意図的にせよ偶然にせよ、7年ぶりに思わぬ発見を得て少しいい気分だ。元増田に深く感謝したい。
Amazonで売られている久美沙織のMOTHERのノベライズは「作者はキャラヒイキし過ぎ、女の子(アナとポーラ)がビッチ過ぎ、オリジナル要素入れ過ぎ」とそりゃもうボロクソに言われつつも随分なプレミアがついている。
彼女はもともと凄まじく悪ノリ&長文&脇道癖のある作家であり、かつて小説版ドラクエの4〜6(特に4)を執筆した折などは想定読者年齢層を全力でブッチした筆の冴えを見せつけたことで(主に悪い意味で)その筋では有名である。ゲームでは「なんか魔族の王」程度しか設定されていなかったデスピサロの魔界での鬼畜イケメンぶりとロザリーに対するロリコンぶりを描写するために、実に第1巻の約3割を費した耽美と難解を極めるオリキャラだらけの序章を筆頭に「ドラクエの小説版」という単純な単語に惹かれた全国の無垢な少年少女を疑問の渦と睡魔の淵に叩き落としたものだ。
あれに比べたら小説版MOTHERの脱線ぶりなど屁のようなものであるが、それでも1の地底湖における妙に淫靡な13歳同士のラブシーン、著者本人も認める2のタイトル詐欺(MOTHERではなくBROTHERになってしまった)などは、精霊ルビス伝説を初めて読んだ小学生の頃から意味などろくすっぽ訳も分からず彼女の文章を刷り込まれて育った増田のような重度の奴隷信者には溜め息のひとつで済ませられても、彼女の作風を知らずまっとうなノベライズを期待して本を開いた方々には怒髪天ものであっただろう。
前述のような久美沙織のノベライズ奴隷信者たる増田が、開発中だった64版MOTHER3のサブタイトル(豚王の最期)を聞いて思ったことは想像に難くないだろう。勿論「次の小説版どうすんだろ」の一択だ。
ネタバレをすると、小説版の2のポーキーはゲームと違っていずこかへ逃亡しない。2の小説は一冊で完全に独立完結している。
ゲームよりかなり陰惨な設定を付け加えられ、死んだ方がマシじゃねえかと言う酷い目に遭わせられはしたものの、色々あって小説版の彼は救われ、オネットのはずれの家で弟達と仲良く幸せに暮らしている。
1では原作通りの「ジョージとマリアに育てられた宇宙人の子供」だったギーグを、2では設定を完全無視して「多次元宇宙からやって来た、人間に寄生して成長する凶悪宇宙怪獣」というわけのわからんものに平気で変えてしまった久美沙織の事であるから、恐らく3のノベライズも一筋縄では行かないだろう、どのような味付けをするつもりなのだろうか、とゲームも発売しないうちから想像してわくわくしたものだ。
だがいかんせんゲーム原作である3の発売まであまりにも間が開き過ぎ、残念ながらその間に久美氏の小説家としての執筆活動はほとんど行われなくなってしまった。
ゲームそのものの出来が賛否両論で関連グッズ制作に予算が割かれる可能性も少なかったろうから、どのみち彼女が現役だったとしてもノベライズの発売はなかったかもしれないが、今でも久美沙織によるMOTHER3の小説はどんなものだったのだろうと思いを巡らし、赤い背表紙の文庫本が3冊並んで棚に並ぶ事を願わないことはない。
多分ダスターは作者の好みの傾向から言って超かっこいい男になるだろう。ウェスは「ふしゃしゃしゃしゃ!」などと変な笑い声を上げるようなゲーム以上のしゃかりきジジイとして描かれ、一般プレイヤーなら名前すらウロ覚えであろうタツマイリ村の一住民の視点でまるまる一章が描かれることになるだろう。サルが主役の章なんかすごくそうなりそうだ。コーバのヨシダさんやマジプシー、ヨクバあたりのキャラはそのままでも彼女の筆にとてもよく似合うから、きっと笑ってしまうほど魅力的に描かれるに違いない。
そういうどうでもいい細部の事は想像できるのに、MOTHER3という物語を彼女がどう完結させるのか、ポーキーというラスボスにどのような結末を用意するのか、自分程度の貧弱な頭ではとても想像できない事が悔やまれる。
増田はMOTHER2の小説の中では、ハッピーハッピー村の教祖であるカーペインターについて書かれた下記の文章が一番好きだ。(ちなみにゲームに登場するカーペインター氏は、別段このような性格設定や過去があるわけではない普通の中ボスである)
少年の頃、彼は、痩せっぽっちで病弱で、ひどく不器用でした。学校ではいいところを見せるチャンスがありません。おまけに常用していた薬の副作用で顔がゾンビみたいに青かった。気味悪がられて、いつもひとりぼっちでした。こころを通わせることのできる友達が欲しくて堪らなかった。でも、どうすれば、ひとに好かれるような人間になれるのか、ちっとも分からなかったのです。
せつない気持ちをぶつけるために、教祖は絵かきになりました。さまざまな青の濃淡で描かれた彼の絵に、希望や共感を見出すひとたちが現れます。寂しいのは、彼だけじゃなかったのです。悩んでいるひと、困っているひと。ひと見知りで、ともだちを作るのが苦手なひとたちと、助け合って暮らしたい。そう思ったので、一生懸命働いて、この、人里離れた谷間の土地を買いました。誰でも、来たいと思うひとを歓迎する場所、みんなが他人を脅かさずに静かに過ごすことのできる場所として、ハッピーハッピー村を作りました。狭い画布ではなく、大地そのもの、空間そのものを、青いっぱいで埋めるのが、彼の夢でした。
平素の地の文では「今週のハッピーハッピー村信仰大賞佳作受賞者は、ご近所一帯に青大将三百匹を放したヌリ村のジョン作さんです!」などというクソみてえな悪ノリを平気で書くくせに、彼女はこうやって時折、心に突き刺さっていつまでも離れない文章を書く。忘れられない文章がいくつもある。
だから未だに彼女の書くMOTHER3の物語をずっと諦められずにいる。
久美沙織が大昔に書いたゲームノベライズのことなんて知っているマニアックな年寄りは、いかにネット広しといえどもきっとあまり沢山はいないだろう。「翠の髪のボウシャルマン/王宮付きの軽業師」なんて小説版ドラクエの作中詩の一節をググったところで出てきやしない世知辛いご時世だ。
それでもこうして長文を形にしておけば、そのうちこれを見つけた同じ気持ちの誰かと思いを分かち合えるんじゃないかと思い書き残しておく。
「○○ちゃんねる」(2ch風小説)は創作SNS「pixiv」で流行している、匿名掲示板のスレッドの流れを模したチャット形式の読み物です。
台本形式のように手軽に読み物が書け、手軽に読めるため、pixiv小説で絶大な支持を集めています。
2ch風小説 (にちゃんふうしょうせつ)とは【ピクシブ百科事典】 http://dic.pixiv.net/a/2ch%E9%A2%A8%E5%B0%8F%E8%AA%AC
その「○○ちゃんねる」作品のうち、商業ゲームブランド「TYPE-MOON」の『Fateシリーズ』を題材にしたものが、「冬木ちゃんねる」です。
「Fateシリーズ」は2004年に発売された男性向け長編ノベルゲーム「fate/staynight」からはじまる作品群です。
美少女キャラだけでなく個性のある男性キャラクターも多数登場し、熱いバトルやドラマチックな展開が繰り広げられるため、昔から女性層にもファンが多いゲームでした。
それが2011年のアニメ化でヒットした派生作品「Fate/Zero」という外伝ライトノベルと、女主人公・男主人公が選べるPSP用RPGゲーム「Fate/EXTRA」で、小中学生・高校生~の若いファンが沢山流入し、SNS「pixiv」でも、2011年秋期以降、女性ユーザーメインの「Fateシリーズ」二次創作が一気に増加し、支持を集めるようになりました。
そこに、2011年当時pixiv小説で爆発的に流行していた「○○ちゃんねる」形式の読み物のFateシリーズ版「冬木ちゃんねる」が出現しました。
初期は他の「○○ちゃんねる」小説が流行するジャンル(「黒子のバスケ」のくろちゃんねる、「タイガーアンドバニー」のシュテルンちゃんねるなど)のように、原作キャラクター主体のものが主で、
オリキャラが登場してもモブの域を出ない、あるいは原作キャラクターを活かすためにオリキャラを投入する作品、多くのキャラクターが亡くなる原作の結末を、オリキャラの介入によりなんとかハッピーエンドにできないかという内容のものが大多数でした。
オリキャラ介入による、全員生き残る「Fate/zero」世界への介入ものに人気が出るうちに、そのうち、だんだん特定キャラへの過激な暴力や制裁の描写が含まれる、ヘイト創作としか言えないものが増えてきました。
ヘイト創作とは、キャラクターの思想やあり方を否定したり責めたりすることを目的として作成された二次創作物の総称です。
ヘイト創作 (へいとそうさく)とは【ピクシブ百科事典】 http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88%E5%89%B5%E4%BD%9C
キャラヘイト/ ヘイト表現/ 同人用語用語の基礎知識 http://www.paradisearmy.com/doujin/pasok_chara_hate.htm
これらの投稿作品が一定数の支持を集めてしまったことにより、「冬木ちゃんねる」の様相は一気に変わって行きました。
「Fateシリーズ」「冬木ちゃんねる」や「ヘイト創作」なら人気が取れると考えたユーザー達が集まり、題材作品を読むことすらなく、流行に乗ってこぞってヘイト創作を発表しました。
「冬木ちゃんねる」ならオリキャラ主人公物を書いてもいいと考えたユーザー達も、こぞって夢小説や転生憑依オリキャラ作品(現実世界に住む作者自身のアバターが題材作品の世界に転生・トリップし、主人公として振る舞うもの)を「冬木ちゃんねる」で発表しました。
彼らの多くは「Fateシリーズ」という作品には興味をもたず、原作をプレイしたりアニメを見たこともない、今後見るつもりも無いという方々でした。Wikipediaやプレイ動画などのネット情報で見た目と設定だけ把握して、二次創作と点数評価と、交流だけ楽しめればそれでよいという方々です。
Fateシリーズの原作キャラクター達は冬木ちゃんねるの中でオリキャラや書き手の最愛キャラの添え物として、悪役や下衆、引き立て役、説教対象、断罪対象や、オリキャラに味方する騎士役、オリキャラを溺愛する彼氏役や逆ハーレム要員として扱われました。
「(キャラ名)ざまぁwww」「(キャラ名)フルボッコ」などのコメントタグが多用されたので、作品の中身を読まなくてもわかるキャラdisや原作者様方への中傷が可視化されてしまいました。
好きな作品やキャラクターの名前でpixivを検索しただけで、罵声と嘲笑・ヤジが多用されたコメントタグや、常軌を逸したタイトルを目にするようになりました。
クロスオーバーに利用された作品や、その作品のキャラクターが好きな人達の目にも、嫌でも目に入ってしまうようになりました。
原作のファンは、「冬木ちゃんねる」自体を避けるようになりました。
原作沿いの「冬木ちゃんねる」を投稿する事を止めてしまった投稿者も、沢山居ます。
Fateシリーズを知らない、クロスオーバー先の版権作品タグやキャラ名等を検索した人達は、Fateシリーズとファンそのものを「他所の作品を巻き込んだヘイト創作が流行し、不快なタグが並ぶマナーの悪いジャンル」と白眼視するようになりました。
これまでの過程で、これらの投稿作品群の作者さんたちに注意をする方々が居なかったわけではありません。
「FateSSについての提案」という、注意喚起を行う人も居ました。直接投稿者へ注意をする人も居ました。でも逆切れされてしまい、注意喚起のために閲覧者が付けた「ヘイト描写あり」「原作未プレイ」「オリキャラ」「転生憑依」等のタグを削除されてしまったり、注意メールを晒しものにされてしまう事例も続出しました。
抗議メールを晒して、ひどい内容に書き換えて笑い者にする人も居ました。
そのうち、原作厨という言葉ができ始めました。作中内では「物語を原作通りに進めることを目的としてオリキャラや原作キャラに干渉する人々」という定義です。中にはこの「原作厨」を、間違った設定を諌めたり、ヘイトに反発している原作ファンと重ねて、作品内で悪役に仕立て制裁するという作品もありました。
また「原作厨」という言葉自体が、冬木ちゃんねるの言葉を知らない人たちからみれば原作ファンを攻撃するものに見え、さらに外から見えるタグ内において「原作厨」が敵として叩かれ断罪されていることで、「冬木ちゃんねるの人たちは原作ファンでないのだ」という思いがfateの二次創作を検索している人達に広がりました。
投稿者へ注意をする人はどんどん減り、「冬木ちゃんねる」は投稿者も読者も、題材作品であるはずの「Fateシリーズ」の内容すら知らず、原作を三次創作のための土台や、オリキャラの引き立て役のように扱う人が大多数を占めるようになりました。
すると三次創作される中で、多くの原作キャラクターがとんでもない誤解のもとに歪められ、原作中には本来ありもしない過失や落ち度・下衆な行動・言動を捏造され、それがさも事実であるかのように冬木ちゃんねる外部でも語られるようになりました。
原作のキャラクター達は、投稿者の贔屓キャラクターやクロスオーバー先キャラクター、「最強」で「チート」で「周囲から愛され、守られ、崇拝される」オリキャラ主人公などによって「当たり前のように」作品の中で断罪、中傷、説教、暴行、殺害されるようになりました。
それらの二次創作物・三次創作物やウィキペディアの斜め読み、違法動画だけで「Fateシリーズ」の知識を得た読者達が、実際の匿名掲示板やTwitter、ニコニコ動画などでヘイト発言を行うようになりました。
そのうちpixivでは、ちゃんねる形式以外のFateシリーズ関連投稿作品にも、「○○未視聴」「プレイ動画を見ました」「Wikipediaと二次創作でFateシリーズの知識を把握しました、公式作品は一切読んでいません」「パラレルワールドを舞台にした作品A "以外" はWikiでしか知りませんが、(正史の作品Bにしか登場しない)キャラの話を書きました」「原作乖離」「原作はお外にポイしました」などと、さも免罪符であるかのように自己申告してFateシリーズの三次創作やヘイト創作を行う投稿者が続出するようになりました。
pixiv小説内で「ヘイト創作」タグが付いている600件以上の投稿作品のうち、91%が「冬木ちゃんねる」関連投稿物です。
つまり、pixiv小説で「ヘイト創作」タグが付いている作品のうち、99%がFateシリーズを題材にして書かれた作品です。
「ヘイト創作」タグや注意書きが付いているならまだいいほうです。
閲覧数稼ぎや悪評の回避、ファンへの嫌がらせ目的で、キャラクタータグやカップリングタグを付けてファンアートに偽装したヘイト創作も、少なくはありません。
1年以上続く、これらの状況を見かねた方々が、「冬木ちゃんねる」のpixiv百科事典に、「冬木ちゃんねる」内でのヘイト創作の現状と、「冬木ちゃんねる」内で歪められ貶められたFateキャラクター達の現状や、原作者様方や原作ファンすら悪役として中傷され作中で殺害される扱いの酷さを、pixiv百科事典「冬木ちゃんねる」に書き記しました。
【「冬木ちゃんねる」作者さんへ】という注意喚起も行われました。
冬木ちゃんねる (ふゆきちゃんねる)とは【ピクシブ百科事典】 http://dic.pixiv.net/a/%E5%86%AC%E6%9C%A8%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AD%E3%82%8B
pixiv百科事典「冬木ちゃんねる」のコメント欄には、この記事の内容は言いがかりだと主張する方も現れたため、1週間分の投稿作品の統計を行い、それらのデータを公表する人も現れました。
すると、ゲーム「Fate/staynight」(全年齢対象版含む)をプレイしたことがある人は10%以下、ライトノベル「Fate/Zero」を読んだことがある投稿者は20%以下だったことがわかりました。ステイナイトやZeroのアニメだけは見たことがある」という人も、30パーセント未満です。
「冬木ちゃんねる」は「Fate/Zero」「Fate/staynight」の世界"冬木市"を舞台にしたものが大半を占めるにもかかわらず、です。
冬木ちゃんねる内の実情が明るみに出ると、投稿者達はこぞって「お知らせ」を「冬木ちゃんねる」タグで投稿しました。
「マイピク」(限定公開)へ誘導をかけたり、「冬ちゃん派生」などの回避タグを使用して、またはヘイト創作タグや「ヘイト描写あり」などの注意書きのみ削除して一般のファンアートに偽装するなどして、今まで通りヘイト創作とオリキャラ物を発表しようとする投稿者も続出しました。
2013年5月初頭には8500件ほど有った「冬木ちゃんねる」投稿物のうち、2500件以上がタグ移動、マイピク移動等で分散しました。1400件以上が「冬ちゃん派生作品」というタグへ移りました。
今、pixiv小説で「冬木ちゃんねる」を新着検索しても、「お知らせ」と書かれた投稿物が大量に並ぶばかりです。Twitterや匿名掲示板などで、不満を漏らす人も沢山居ます。
「冬木ちゃんねる」タグで投稿された沢山の「お知らせ」の中には、pixiv百科事典「冬木ちゃんねる」の内容に反論の声明を出す投稿者も少なくありません。
pixiv百科事典「冬木ちゃんねる」のコメント欄には、現在400件近くのコメントが付いています。
そのうち、130件近くは百科事典の内容に抗議する方々からの連投荒らし行為です。
これが「冬木ちゃんねる」タグと、pixivのFateシリーズ二次創作コミュニティの中で、私が見てきた限りの一連の流れです。
知らない作品のキャラクターやファンを貶めて楽しむ事や、愛情もなく一次創作物を利用する事は、二次創作コミュニティの中で受けいれられるべき行為なのか、この現状を悲しんでいる一人のファンとして、沢山の人の意見が聞きたくて、この文を書きました。
この文章が多くの人の目に触れることを願っています。
あ、まず前提として、
貴方がオスケモ大好き男を夢中にさせることが、
はたして貴方を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
IT系の超かしこい男なども多く、
したがって、釣り師たる男たちにとっては、
なかなかあなどれない釣り場です。
では、ケモノ大好き男に「どのケモノが好き?」と訊ねられたとき、
貴方は、どう答えれば理想的でしょう?
まず最初に、その男がウルフルンのようなマーケティングされた獣人キャラと
あとはぎんぎつね、そして(即売会に並ぶほどじゃないけれど)ビルドタイガーが大好きな、
貴方はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、
これこそまさに必殺の答えです。
そこでオスケモ大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、
ひそかに練習しておきましょう。これで成功まちがいなしです。
しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆる上級ケモナー男の
落とし方をお伝えしましょう。
この場合、貴方は、こう答えましょう、
「かいけつゾロリが好き。
山寺宏一の演技も、大好き♪」
もしも貴方がそう答えたならば、
かれの貴方への恋心は、
20%増量になるでしょう。
なぜって、かいけつゾロリは、
全シリーズ149話にも及ぶ人気作で、
エロ要素は無いながらも、そこがまた
ゾロリ先生のストイックでシンプルな“エロ可愛さ”をかもしだしていて。
実力派で選んだキャスティングを、
放送終了後、5年後に二度目の映画化がされた功績もあって。
したがってかいけつゾロリこそは、
本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、
公式通販でウルフルン抱枕を買う非モテ系ホワイトカラーと、玉もあれば石も混じっている、そんなケモナーたちが、
この世界で唯一(いいえ、レジェンズヲタ、ワンワンセレプーそれゆけ徹之進と並んで唯三)遭遇しうる場所です。
●
では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
貴方がこう答えたとしましょう、
しかし、「劇場版の興行収入は644.2億円!」とかなんとか無意味な自慢を吹聴し、
ポケモン同人誌作家を電撃告訴した罪がありますから、ケモノ大好き男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴方が「ソラトロボが大好き♪ 同人誌だけで生計立てるの♪」
と答えたとしても、同様の効果をもたらすでしょう、
なぜって、ソラトロボは、構想10年制作3年と期待させていたものの、
発売一週間でワゴン行きで、無意味にファンブックを7冊も刊行し、
いまや、あのキャラデザでは、原ゆたか世界観の魅力に遥かに及びません。
またもしもたとえあなたがオスケモが大好きで、
「CGアニメ版GONが好き、DreamWorks系のケモノCGも好きだけど、
最高に好きなのはジャック♪ 草尾毅の演技もすっごくブヒれるの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
なるほど、貴方の趣味は高く、
しかし、貴方の答えを聞いて、ケモノ大好き男はきっとおもうでしょう、
貴方が、ケモノが大好きで、名作の名を挙げるにしても、
なぜならば、オリキャラは、ふつうのROM専にも同人作家にもともに愛される合法的活動で、
貴方がその名前を挙げても必ずしも、あなたがケモナー宣言をしているとは受け取られないでしょう。
ケモノとSF要素を兼ね備えたラブコメタッチなWeb漫画とおぼえブックマーク!にせよ、
超巨大な竜人達が汁まみれで交尾しまくるギガトンドラゴンにせよ、
男女ハイブリッドに抜ける画期的ケモノ同人、魔法の獣人フォクシィ・レナにせよ、
そういうオリジナル作品の名前をいきなり挙げるのは、ちょっぴり微妙。
ましてや貴方が、「ウォーザードのレオが大好き♪ MMDでエロいアニメを作っちゃった♪」
と答えたならば、どうでしょう?
これはかなり博打な答え方で、
あなたがそう答えた瞬間、オスケモ大好き男がいきなり超笑顔になって、
しかし、逆に、(なんだよ、この男、ドット至上主義ゲーマーかよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしもケモノ大好き男がケモノ大好き男を好きになるとは、限らないですから。
男たちは、ケモナーを導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、
もしも貴方が、「むしろシベリアンハスキー大好き♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴方をケモノ教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴方のその答えは、
オスケモ大好き男の貴方への夢を潰してしまうことに他なりません。
ま、ざっとそんな感じです、貴方の目にはケモナーたちはバカでスケベで鈍感に見えるでしょうが、
しかし、ああ見せて、ケモナーはケモナーで繊細で、傷つきやすく、ケモナーに夢を持っています、
貴方の答え方ひとつで、男の貴方への夢は大きくふくらみもすれば、
一瞬で、しぼんでしまいもするでしょう。
●
では、スキットを繰り返しましょう。
「かいけつゾロリが大好き♪
山寺宏一の演技も、大好き♪」
そして、その瞬間、ケモノ大好き男の目がらんらんと輝いたなら、
貴方はこう重ねましょう、
「それからね、いま、行ってみたい国は、
アメリカはニューヨーク、レジェンズやマダガスカルの舞台だから。
これでもう完璧です。
そうなったらこっちのもの、
N.Yデートの日には、オリジナル着ぐるみをばっちり決めて、イケてるケツ割れを穿いて、
128GBのiPad4の中にケモノアニメを全話入れてゆきましょう。
その日から、オスケモ大好き男は貴方の虜になるでしょう。
大学に入って暫くしてのことだが、某深夜アニメにはまってしまった。
そもそも大学入学まではアニメなどゴールデンタイムに観るぐらいしかなかったし、ジャンプなど漫画雑誌も購読していなかったので、そういうものに疎かった面はある。
初めて買ったゲームを朝までやり続けたように、どの程度が異常なのか、それともよくあることなのかがわからなかった。
きっかけはなんだっただろうか。放送をぼちぼち見始めて、世界設定や元ネタ、キャラクタを調べているうちにどっぷり浸かってしまった。
たとえ入口が一つであっても、そこから先は広いと分かった。それこそ考察・カップリング・作画・声優・公式・非公式・メディアミックス……全てに手を付けたわけではないけど、きっと望めば望むほどコンテンツは存在し、それが枯渇すると今度は自分が供給に回るのだろう。自分にはそれが深淵のようにも見える。そして自分はそれに覗き込まれてしまったのだろう。覗き込んだのは、どちらも自分自身だというのに。
気づけばアニメ系まとめサイトを逐一チェックし、公式のメディア展開に一喜一憂し、日常生活でもキャラクタ名を空目する自分がいた。それについて割と恐怖したし、自分を律しようと試みた。今のところそれは成功しているように思える。毎日のweb巡回ルートと、日々保存される画像を除いては。
またはサブカル系の考察や思想に手を出してみたが、こちらはちょいと微妙である。コンテンツと消費の話は個人的には面白いのだけど、妄執を解決するには至らなかった。
頭ではあの世界が、あの作品がフィクションであると解っている。解っているのにそれでもフィギュアを見たりアニラジなんかを聴いたりすると混乱する。混乱すると判っているのに、その情報を検索するのを止めない。
たまにSSや同人のたぐいを目にすることがあるが、自分自身はそれを好まない。メアリー・スーよろしくキャラクタとオリキャラを絡めたりするものもあるが――自己嫌悪に陥ってこれまた混乱する。少しでも想像すると自己中毒になる。
誤解しないでいただきたいのは、作品自体を批判したり、ファン活動や同人活動を嫌悪しているわけではない、ということだ。むしろ、何かに夢中になったり自分を捧げるというのは素晴らしいことのように感じる。自分にはその覚悟がなくて、自分で引いた境界線の前から、此岸から彼岸の人々を見ているに過ぎない。ぶどうを取れなかった狐のように、指をくわえて。それでもその線を越えようとしない、越えたくとも越えられないのは、越えれば自分が自分でなくなるとでも思っているのか、それをよしとする自分が許せないのか。
この「病気」とも言えるものは、きっとそのアニメのコンテンツを全て絶つか別のコンテンツに移行するか、同人も含めた全てが終わらない限り、一生治らない依存症なのだと思う。このまま距離を取り続けて、それがオワコン化しても耐えられるだろうか。……それはまだわからない。どこかで折り合いを付けるか、そこから別のものにシフトして昇華させる必要があるのだと思う。孤独な誰得チキンレースである。