「日経新聞」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 日経新聞とは

2019-09-25

人参は高いが、安い人参を買ったらトウが立っていた。

日経新聞には、トウの部分を美味しく食べる調理法掲載していただきたい。

2019-08-26

日本人女性韓国暴行された事件について

23

18:12 事件についてTwitter投稿される

19:48 保守速報記事にする

21:17 5chにスレが建つ

22:31 痛いニュース記事にする

24

11:58 カイカイ反応通信韓国の反応を記事にする

15:32 カイカイ反応通信が身柄が確保されたことを記事にする

18:24 NHKが報じる

20:20 読売新聞が報じる

22:04 産経新聞が報じる

22:22 日経新聞が報じる

25日

00:00 毎日新聞が報じる

10:29 5ch、朝日新聞が報じていないことについてスレが建つ

14:15 Share News Japan朝日新聞が報じていないことを記事にする

23:18 朝日新聞が報じる

2019-06-19

有料の情報サービスを購読するとしたらどれがいい?

NewsPickは半月経たずに解約した。

毎日新聞 スタンダード月980円
朝日新聞 シンプルコース月980円
日経新聞月4200円
四季報 ベーシック月1080円

国民の大多数と同じく年収500万未満なので、フルプランは無理よ。

2019-03-28

日経新聞取材について。あと他の新聞も少し。

ブコメにも出ていましたが、日経新聞取材記事については、基本的に、最終チェックは出来ません。

ただ、取材後の記事ドラフトや荒筋は見せて貰うことが出来たことがあるので、この辺は記者広報関係にもよると思われます

日経記事が、被取材から見て驚くケースは、二つに分けられると思います

取材時の応答から想像できないような、テーマそもそも違う記事なっちゃったケース。これは会社のなかで大問題になったりしますw

こうならないように、広報コントロールします。

もう一つは、枝葉末節が膨らんで変な誤認事実が付け加えられてしまうこと。これは、最終原稿を見ることが出来ないため、コントロールが難しいです。

あと、いつの紙面に載るかも、ある程度しかからないことが多いです。

この辺は、権力の強い機構からだと、かなり緻密にコントロール出来るという噂はあります

朝日新聞は、最終稿(それに近いもの)も確認させてくれます

あと、日経新聞記者は、書きたい記事があるもの勉強が甘い印象はあるかも。

なお、全て私の経験範囲内での理解です。

2019-03-13

ITフリーランス実態と、勘違い?(私の認識

anond:20190312194418

ブコメにも書いたけど、多分SIerフリーランスの考え方がぜんぜん違うんじゃないか

多くのブクマカはどこか勘違いしている

 

記事にあったレバテックギークスっていうのは、常駐型の案件を扱っている

参考:レバテック https://freelance.levtech.jp/?sip=o075000_030

 

雰囲気としてはフリーターに近い

1案件は、3ヶ月〜数年と非常に長く、一見すると正社員として普通に働いているのと変わらない

経費もほとんどかからないため、正社員との収入上の差は記事にあったとおり↓

フリー正社員に比べ、国民健康保険料や税金などの負担額が「3割ほど増えることが多い」(ギークス)」

だけど、保険料税金がざっくり売上の1/3以下だから、この3割が増えるっていうことは売上比約1割だ(額面比1割と読み替えてもいい)

 

まり、月報酬65万円は、正社員の月59万円(年俸708万円)くらいということになる

もちろん単月契約とかが多く切らえることもあるから正社員より安定度は落ちるし、厚生年金退職金もないから、それは加味しなければならない

(ちなみに退職金年収換算で50万円以下の差だ。月にすると大体4万円以下。退職金35年2000万換算)

 

ちなみにこういった常駐型のフリーランスは、フリーランス全体から見れば異端

普通は例えばITデザイナーのように、請負で受けて自宅作業ということが多いと思う

そういう場合はよく言われる「正社員の倍くらい稼がないとやばいよ」は概ね正しいと言える

ITでも請負や、自宅作業は所変わればあるらしい

 

でもやはり主語がでかいし、今のIT人材エージェントフリーランス案件を見ると常駐型がほとんどだ

ひょっとしたらどこかに別の世界があるのかもしれないけど

あくま日経記事で言ってるのは常駐型だろうと推察できるから

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42213300Y9A300C1EA5000/

「65万円は安い。100万円が下限、120万円くらいが妥当」みたいなブコメの指摘は間違っている

 

こういう誤解ってはてな界隈でずーーーっと前から見続けてるんだけど

若手に間違った知識を与えないか心配してる

フリーランスって月120万くらい稼がなきゃダメなんだ

フリーランスは月120万くらい稼げるんだ

・月65万円は安いんだ

どれを信じてもおかしな話になる

まあ、杞憂かもしれないけどさ

 

それを強く感じたのはこれ

フリーランスエンジニアの単価を決める

https://qiita.com/KazukiTanaka/items/130a2c477847b24e35ce

 

この方は非常に優秀らしいので別にいいんだけど

「2倍を稼がなきゃならない」を愚直に計算した結果、日額8.5万円〜10万円という結果をはじき出してしまっている(正社員時代900万円の2倍以上という計算

結果、年商換算すると2000万を軽く超えている

もちろん、2000〜3000万を稼ぐ人もなかには居るが

(例:フリーランスエンジニアコード書いて稼げる年収の上限は、だいたい3000万円ぐらい https://note.mu/shu223/n/n5b1ef92c2edf

彼らは未踏ユースだったり、著書を何本も持っているような特殊人材なわけで、ぶっちゃけ参考にしちゃいけないタイプ人達なんだ

そこまで出してくれる会社は、人脈がないと探すのが難しい

でも悲しいことに記事は非常にバズっている

おそらく何人かは実際の相場とのズレに困惑しただろう

 

これを見て「僕は正社員の時に600万だったかフリーランスでは1200万が適正だな」と思っても、常駐型フリーランスでそんな案件はほぼ無い(能力に対して高すぎ)から詰む

実際には正社員600万相当の報酬はざっくり常駐フリー750万でも貰えばトントンで、実際に正社員600万くらいの人は常駐フリーで950万くらいはいけるから

日経新聞に書いている「高報酬」というのは感覚値としては合っている

 

以上が大体私の認識

誰か気が向いたら「2倍3倍稼がないと〜」の方の実態書いて欲しい、ちょっと気になる

何でそんなに経費発生してんだろう?

 

このサイトSI文脈SE単価の参考例だけど

https://nyumon-info.com/tanka/souba.html

120万って相当高くね??

特殊人材ならわかるが

 

_____

 

追記

 

その他リスクについて言及してる人が居たので

 

仕事が無くなるリスク仕事仕事の間、営業リスク

昨今の常駐型フリーランスは、常に人が足りていないような人材供給不足なので、切れ目は無いし1案件も長い

他のフリーランスのように、仕事が切れるリスクが相当低い

 

仕事が無くなるリスク不景気リスク

例えばリーマンショック級が20年に1回来たとすると、20年に2年くらいは仕事ほとんどない状態が発生するリスクは有る

10年中1年と考えれば、所得換算で1割はリスク代として考慮に入れても良いと思う

(3年以上の超不景気正社員も危ないので、リスク度合いとしては大差無さそう)

 

◯傷病リスク

傷病手当は基本最長1年半、給与の8割が保証

実際に発生するのは、大体1000人中3〜6件/年だそう

その50%がだいたい〜120日らしいので、ざっくり平均120日とすると

給与の8割×0.1%×4ヶ月分/年=給与×0.8×0.1%×1/3=給与×0.027

というわけで、2,3%をリスクとして考えておくといい

 

営業

これはエージェントに払うものが一番大きくなると思う

それは差っ引いた金額取引額になるため、営業費はほぼゼロ(誤差程度)と思っていい

もちろん自分営業する人は別だけど、今どきのITフリーランス営業ってそんなお金からないと思う

ネットほとんどの会社アクセスできる状態だし

 

というわけでリスク込み込みで約13%の差

リスクがあるから2倍」って話にはならない

2倍リスクと言ってる方は毎年所得の半分くらいを貯金してるんだろうか?

 

__

 

id:Agrius_Akita

>「フリーランス」のくくりで出す金額意味あるの?

 

前提をつけなきゃ意味はないと思う

日経新聞は「昨今のITフリーランスでの単価」っていう一個の前提を出している

ブコメの方がその前提を無視した計算をしているのではないかと思う

 

__

 

見つけた勘違いまとめ

 

「全国平均だから安い」と言ってる人が居るがそれは間違い

ITから案件ほとんどは都内か、東京圏

平均はほぼほぼ東京の話

 

特定派遣外注費と混ぜてる人がいるがそれもおかし

派遣会社営業費や間接費が入る

フリーランス報酬エージェント報酬が、発注会社が払ってる金額から

65万だと、75万円〜80万円あたりと考えなければならない

外注80万なら「まあ初級プログラマーかな」くらいでしょ

ちなみに派遣会社の(外注費ー社員給料)は35%くらいが相場から、80万円から差っ引かれて受け取るのは52万円くらい

 

会社が請け負う時の単価と混ぜてる人も居るがそれも違う

一括請負と、時間で働く準委任責任範囲が異なる

委任80万円のところ、同じ内容で請負なら100万円以上はほしい

(参考にすべきはプロジェクトでつける内部単価の方だと思う。会社によるけど)

ネット適当に探して100万円以上の単価が見つからないのは、単純に請負案件ネット上に出てきていないか

2019-03-12

anond:20190306121648

めっちゃ分かる。需要あると思うんだけど、全然見当たらないんだよね。

記事は再編集しなくていいので(むしろ、そのままの方がありがたい)、同じ分野を一週間、時系列に並べただけのやつが欲しいんだよね。スクラップ的な感じで。

月刊なら「新聞ダイジェスト」があるんだけど、同じコンセプトの週刊バージョンはね、おれの知る限りはない。

あったとしても英字新聞なんだけど、こっちはスクラップ的なコンセンプトじゃなくて、同じ事件は一記事になるよう再編集されているから、求めているものではないんだよな。

そもそも英語読めないし。

しかしたら各紙の電子版的なものを使えば、指定の期間分をスクラップ形式で表示できるのかも。

ま、紙派なんで、全く知らないんだけど。試してみたら?

2019-03-04

最近日経新聞とか読み始めたんだけど、東京ってショボくね?

ドローンとかAIとか使ってイノベーション起こそうとしてるの地方ばっかなんだけど。

東京って何か産業でもあんの?下請け業務システム作ってて「日本一残業が少ない」とか言ってイキってる奴らばっか?

こんなところに人口集中が加速してていいの?

2018-12-26

anond:20181225223301

まずはポパイホットドッグ読んで女の落とし方勉強して、

メンズノンノとかのファッション誌で格好つける。

デート誘うための街の情報集めるために、ぴあhanakoウォーカー系読んで

映画のうんちく増やすためにロードショーとか

バンド情報詳しくなるためにロッキングオン音楽と人クロスロードとか、日経情報誌とかをおさえとく。

ちょっと気分出したいときは、

自然系ならシンラ、Geoニュートンなど、

アート系ならCut、SWITCH、エクスワイヤとか

笑いたいとき宝島Vow

エロならスコラ

アイドルなら明星、平凡とか。

女性なら、non-no、an-an、Camcan、とかを大学生新社会人くらいが読んでて、社会人になるとそっから各自好きなファッション誌へ。ちょっと個性的女の子オリーブとか。

おっさん週刊新潮週刊文春週刊ポストなどの週刊誌を。そこに若者向けのしょーもない情報誌としてSPAとかAERAとか。

意識高い系日経新聞とか日経とか東洋新聞とかプレジデントとかの経済誌

仕事情報は毎週月曜だか日曜だかの朝日新聞の朝刊か、有力地方新聞の朝刊チェック。

アルバイトならAn、FromA、転職雑誌は今もあるリクルート系かな。

本好きなら、文春、新潮ダカーポ本の雑誌とか。

駅のキオスクにも雑誌はあったし、駅前にはちっちゃな本屋が大抵あったし、大都市圏には大規模書店がど〜んとあったし、CD大量に売ってるタワレコHMVかに音楽とかアート系とかおしゃれな雰囲気雑誌出てたし。

イオンモールかにある雑貨置いてるあの変わったお店の雑誌コーナーとかには当時の面影ちょっとあるかな

2018-12-03

今年も流行語大賞Webトレンドワード比較する季節になりました

はてなーの皆様ごきげんよう

さて、失礼ながら迂遠なご挨拶は控えさせていただき今年もまた「ユーキャン新語・流行語大賞」と「Webトレンドワード」を比較する季節となりました

過去時代流行語大賞と言えばユーキャンでしたが、Webが普及するとともに「あれ?ユーキャン流行語そんなに流行ってたか?」と思わされることが増え、流行語大賞選考委員も大きなプレッシャーの中で選ばなきゃいけない状況です

決定的だったのは去年の流行語大賞Webトレンドワード乖離だったと思われます

流行語大賞2017Googleトレンド2017(急上昇)
インスタ映え(大賞)小林麻央(1位)
忖度(大賞)北朝鮮(2位)
Jアラートドラクエ11(3位)
フェイクニュース台風(4位)
プレミアムフライデーWBC(5位)
○○ファースト松居一代(6位)
睡眠負債安室奈美恵(7位)
魔の2回生清水富美加(8位)
ひふみんiPhone 8(9位)
35億ブルゾンちえみ(10位)

ただ一応は流行語大賞の肩を持つと「ユーキャン新語流行語大賞」なので、人名台風などの慣用的な単語過去話題になったWBCなどは含むことができないものと考えます

これを元に流行語大賞では基準外になってしまうであろうWebトレンドワードを除外して並び替え、不足部分をGoogleトレンド2017の情報から補完しま

可能な限り流行語大賞区分に親しい言葉Googleトレンド2017からあてていますが、低頻度の言葉をあてすきても比較として意味ないのであまりにも頻度が乖離している言葉ワード採用してません

流行語大賞2017Googleトレンド2017
インスタ映え(大賞)ドラクエ11(急上昇3位)
忖度(大賞)忖度とは(○○とは1位)
Jアラート北朝鮮(急上昇2位)
フェイクニュースリベラルとは(○○とは3位)
プレミアムフライデープレミアムフライデーとは(○○とは2位)
○○ファースト共謀罪とは(○○とは4位)
睡眠負債溶連菌とは(○○とは8位)
魔の2回生VALUとは(○○とは5位)
ひふみんハンドスピナーとは(○○とは7位)
35億ブルゾンちえみ(急上昇10位)

Jアラート北朝鮮35億ブルゾンちえみ関係性は明らかなので北朝鮮ブルゾンちえみは残しました

共謀罪新語として扱うのは悩みましたが、ここで言う共謀罪は新法案に対する言葉だと想定できますので共謀罪新語として扱いました

リベラル新語として扱うのは悩みましたが、過去の年間Googleトレンドを見てもリベラルノミネートしていないので、市井に対する統計上の新語であろうと判断採用しました(例えば突如として船舶用語としては常識的バルバスバウという用語世間に登場すると市井にとっては新語として扱われるという判断)

流行語大賞Googleトレンド2017を比較すると明らかに政治新語ワードGoogleトレンドでは少ないので採用を控えましたので、魔の2回生ひふみんへ対してVALUハンドスピナーをあててます

AIスピーカー(スマートスピーカー)やイデコVRゴーグルなどもGoogleトレンドにはノミネートされていて採用するかどうか迷いましたが、ここで言及したのでこういうのもあるんだよってことを覚えておいてくれたらなと言う形にしました。流行語大賞ガジェットITサービスに弱いですよね。

こうして比較すると「インスタ映え」「フェイクニュース」「魔の2回生」「睡眠負債」「ひふみん」の5つがユーザによって能動的に検索されるWebトレンドワード乖離していることが何となく見て取れます

当方記憶によれば「インスタ映え」はメディア発の若者文化の紹介、北米が中心となって「フェイクニュース」は騒がれており、そして「魔の2回生」「睡眠負債」は完全にメディア報道していた内容であり、ニコニコ動画Twitterで爆発的に人気となった「ひふみん」はオタク分野であろうと思います

こう言っては難ですが、ユーキャン新語・流行語大賞打率5割の話半分で判断するのが良いのかなって思います

それでは最後に今年のユーキャン新語・流行語大賞を見てみましょう

去年は政治色が強すぎると非難された流行語大賞は今年もなかなかぶち込んで来ています

もしWebトレンドワードにかすりもしなかったら#MeTooあたりはその理念として問題あるんじゃないかなぁなんて思うんですがどうでしょうか?だって日本Webは#MeTooに興味を示さなかったってことですし

eスポーツネットでだけ話題になっている気がしなくもないのですが、たまーにTV報道されているのを見ますし、日経新聞にも取り上げられたので・・・オタク分野の一部だけ盛り上がってると思うんですがどうなんでしょ?

今年はどれだけの打率を見せるか興味が付きませんね

2018-11-21

anond:20181121215750

スコア?そんなもんみて就職してないよ。

新卒がみてるのはリクルート社のカタログインチキくさい四季報日経新聞

責めるならそっちやろ。

2018-10-19

日経平均株価

ひどいことになってるな。

というか、前2日間は政策的な誘導か。その前の数日は消費税上げることが漏れてるからの低下だろうな。

まあ、さらなる景気悪化間違いないから、実際消費税上げて底値が見えない限りもう回復しないか

株価低下の原因について消費税上げると断言したこと日経新聞ガン無視してて半分受けて、半分情けなくて。

2018-10-16

anond:20181016194407

新聞社ってありとあらゆることが秘密主義からよく分からんよね。日経新聞が独走状態らしいと言う話はあちこちで書かれているけれど。

日経には有料会員のファーストブクマカがいるような気がする。でも有料記事はたいしてブクマ数が伸びずに流れていく。

日経電子版』が有料会員数50万人超、『朝日新聞デジタル』が同27万5000人となっている。

https://diamond.jp/articles/-/160834?page=2

日経新聞電子版有料会員数 2018年7月

599,198

https://adweb.nikkei.co.jp/paper/data/pdf/nikkeimediadata.pdf

2018-09-11

NECで何が起きているのか

かつて日本代表するPCメーカー、そしてシステムインテグレーター大手6社に数えられるNEC。それを退職した今、機密に触れない程度に、特に研究所の裏事情説明していこう。おそらく製品部門は違う苦しみを抱えているだろうが、高額なボーナスもらってるんだから耐えてくれ。

IT音痴研究所トップ

私が入社したのは、研究発表でのいわゆる一本釣りだった。釣りあげた部門も、当時の研究比較的近かったため、給料をもらいつつ研究ができる、という不純な動機があったのは確かだ。大手特有研修体制も魅力に感じた。

雲行きが怪しくなったのは1年目の夏である。当時研究所トップであるE氏による、研究発表の総評の場で「まだそんな研究していたのか」という発言だった。NECシステムインテグレーションといえば、重要事業の柱であり、事業からの引き合いも非常に強かった。折しも、AWS日本国内での事業が躍進し、オンプレミスとは違う流動性の台頭に、研究テーマとしては佳境の段階であった。そこに貢献するミッションは他の研究テーマでは代用できないものである

それをE氏は「そんな研究」と一蹴したのだ。翌年、予算はつかず、研究チームは文字通り解散となった。そしてシステムインテグレーション研究NECから完全に姿を消すことになった。E氏は光通信の元研究者で、正直なところなぜ偉くなったのか、今でも疑問であるが、少なくとも大のつくIT音痴であることは仲間内では有名である。それこそ当時はデータベースとは何か、すら知らなかったようである

E氏が理解できる、できないはあったにせよ、そして価値提供方法まで突き詰めて考えられていたかは怪しいけれど、少なくとも、なんのためにやっているのかわからない研究ではなかった。「バイオプラスチック 漆ブラック」などいった、海のものとも山のものもつかぬものより劣っていたのだろうか。カーボンナノチューブ研究すらまだ留保しているのに。

そしてE氏はNEC常務となり、CTOとなった。社内では最高級(給)のブロガーと称され、「未来について考える」だとか、「~について意識しなければならない」といった、きわめて抽象的、かつ薬にも毒にもならないビッグワードを垂れ流し、評論し、何かをいっているようで、実際には何ひとつ具体的な行動や指示を出せない人物である。そして未来創造会議というような、何ら結論の出ないもの露出するようになった。あれを見た人は、NECが何の会社なのかわからないだろうし、それは製品として何を提供するのかすら伝わらないだろう。漫画雑誌企画会議ですらもっとマシなものだろう。

実を結ばない研究

研究所といえば、技術部門の花形、と思われる人もいるかもしれない。事実、優れた技術はほぼすべて研究所であるしかし、本当に優れた技術NECから広報には載らず、社外からの引き合いが先行する。なぜなら、広報インパクトが優先され、そして広報ノルマを充足するために実施されるからだ。そして時には大きな「事故」となる。

数年前、橋梁構造物劣化診断という技術日経新聞掲載された。これは固定カメラ画像撮影し、振動による変化で構造内部の劣化モデリングし、内部ひび割れ可視化するという画期的ものであった。事件の発端は、その研究途上であった技術に対し、研究所理事(*2)がメディアの前で口を滑らせたこである。当然注目され、実用目途についてまで発表することになった。実際には理論検証完了し、クリアしなければいけない項目の洗い出しの最中であったという。1年後を目途とされた研究テーマは、その後研究所から姿を消した。撮影には非常に繊細な取り扱いが要求され、撮影時の振動に弱いという欠点を克服できなかったと思われる。これは当時画像診断系の学会でも度々指摘されていたもので、研究者の間で共通認識であったが、残念ながら理事には理解できなかったようである

談合事件役員人事

ここ数年のNECもっとインパクトがあった事象は2件の談合による指名停止であろう。煽りをくらい、全く無関係研究所予算がまずは削減された。そして賞与が大幅に減額である。社内ですら、談合当事者やその上司名前は完全に秘匿され、明に責任をとった人物存在しないことになっている。おそらく、公表した場合、全社員から報復を受けることを恐れたのであろう。

すると、不透明な人事はいたるところにあることに気がつく。前期の大幅に未達だった中期計画責任者だった遠藤社長会長になり、その策定の中心人物だった新野副社長社長となった。そして次の新中期計画は1年目でとん挫したにも関わらず社長以下留任ときたもんだ。

グローバルビジネスの低迷。これからNEC生命線とまで言われていたグローバルBU。彼らは海外売上比率を25%を目指すと宣言していた。中期計画に対して、何ひとつ貢献できずKPIを外したそのトップ、真っ先に責任を取らなければならない人物M氏は、翌年副社長となった。その自浄作用の無さもさることながら、株主債権主の銀行は一体何を考えて、彼らの役員人事を承認しているんだろうか。株価は買値の1/10となった、もう値動きすら見たくないから早く潰れてくれ、と思っているのだろうか。

今後、NECは暗黒の時代を迎えるだろう。折しも今年は3000人のリストラを掲げ、断固と構造改革を実施する覚悟を強調する新野社長しかし、彼にあるのは覚悟だけであり、スタッフを減らす方策すら定まっていないだろう。現状、10人が事業仕事をし、8人が彼らの事務担当するような人員である。そして今回の早期退職は主に事業の主力たちが手をあげるようである

最後

思えば、個人努力が何に対しても反映されず、学習性無気力に苛まれ続けたNECライフであった。管理能力に長けた上司はおおむね本社接収され、帰ってくることはなかった。そして残ったのは、管理職不適格でありながらも、降格制度存在しないことによる吹き溜まりである会社学会仕事をしにきている主幹研究員なる人種もいれば、1時間前の記憶すらないような痴呆老人である。そんな中、近頃はカルチャー変革(*3)を謳っているようだ。NEC暗黒時代たる本質まで踏み込み、ぜひNEC再生していただければと思う。

(*1)ビジネスマナー研修思想教育といったものからディスカッションなどがあったが、参加者講師レベルが低く、こいつら大学出てるのかすら怪しげだった。彼らが同期となって、社内キャリア形成意味もつ存在だと思うと、ぞっとした。さまざまな節目に集合研修は行われたが、効果を測定する様子もなく、ただそこに予算があり、研修実施することが担当者の評価だ、というような空気であった。そしてその直感は、NECスタッフ部門全体に共通するものであると後にわかる。

(*2)理事とは事業部長、本部長、中央研究所傘下の研究所経験者で、様々な理由部門消滅したりすると発生する役職である最近では、関西研究所CCII本部長、シンガポール研究所歴任し、価値共創センターを立ち上げ、これらのすべてを失敗させたY氏が理事となっている。彼らは理事になると、「天下り」先を探すことがメインの仕事になる。そして彼らが天下れば、空席となった理事は別の元所長が補充される。

(*3)カルチャーは変革できても、働き方全般違法裁量労働たるVワークの制度は変えられないだろう。また社員モチベーションを上げるための施策は、すべて人事部門判断によって握りつぶされると思われる。総務部人事部門抵抗をどのように回避するのか、外様役員の腕の見せ所だろう。

2018-08-07

迷惑チラシお断り

って書いてあるポストにビラを投函してくるのって、日経新聞朝日新聞共産党自民党なんだけど。

お前ら近所のパチンコ屋より行儀悪いぞ

2018-07-19

はてさのあまりにも、低すぎる経済リテラシー

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、「7月6日GPIFが発表した業務概況書によると、2017年度の運用収益10兆810億円に達し、利回りは6.9%となった。この結果、期末の運用資産残高は156兆円3832億円になった」そうだけど、これに対するはてさの馬鹿な反応がこれだ(http://b.hatena.ne.jp/entry/gendai.ismedia.jp/articles/-/56597

「 「年金運用するために株式を買ってる」のではなく「株価を上げるために年金を突っ込んでる」が実態に近い」

安倍晋三擁護者もこんなのばっかりでウンザリそもそも自分の足を掴んで自分自身を空中に引っ張り上げているような異常な状況なんだよ今は」

「にっちこさっちいかなくなったあたりで政権交代してその政権に利確という貧乏くじを引かせそう」

「結果は手法正当化しない。GPIF自身だけではなく日銀ETF大量購入しているか株価は上がる」

実際の日経平均PERは、7月18日には、13.48で、割安(https://nikkei225jp.com/data/per.php)なんだよ。

一方で、同日7月18日のS&P500のPERは、24.52で、割高(http://www.wsj.com/mdc/public/page/2_3021-peyield.html

さらに、日経全体では、PBRが一倍以下の企業が四割にも達する。ファンドが株を買い占めて、買収して、企業を叩き売るだけで、利益が出る事になる

従って、問題は、「アベが株価釣り上げてる。今の株価は割高である」じゃなくて、「どうして、株価が割安に放置されてるのか?」だろう

日経新聞のコラムは、この点を問題視している(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33064550X10C18A7TCR000/

結論を言えば、はてさの認識馬鹿すぎる

2018-06-30

はてブに何度も人生を救われた情弱の俺

俺は、今どき紙で日経新聞を毎朝読んでいて、日経記事で持ち上げられているサービスがあるとすぐに真に受けて「これは是非とも当社でも導入すべきと次の会議提案しなければ!」

資料を作り始めるような、エンジニアのすくつであるはてなでは人権を認められない純ドメ文系ジェネラリスト情弱からさ、

自信満々でプレゼンするつもりだった日の朝に何となくはてブを覗いたら当該記事が「嘘・大げさ・紛らわしい」とエンジニアの皆様方の批判ブコメが大量に付いて炎上しているのを見て、

何度も(社会人人生を救われてきたんだ。

この人も言うように。

はてなブックマーク」廃止論 - いつか電池がきれるまで

http://fujipon.hatenablog.com/entry/2018/06/28/120000

はてなブックマークは、バッシングの場になることがある一方で、間違った(あるいは、極端な)主張に対する反論が行われることも多い場所でした。

僕も、ブックマーカーたちのおかげで、噓に騙されたり、噓を拡散したりするのを未然に防げたことが何度もあります

それには、とても感謝しています

しかに、「はてなブックマーク」は、ネットの「集合知」のひとつの形だったのです。

社内のシス管さんとも主にはてブから得ている世間ITに対する無理解情弱馬鹿にするネタで仲良くなれて、

元々俺が投げたパソコントラブル24時間以内に必ずシュートしてくれる有能な人だったけど、

最近は「急ぎでお願い」の一言で3時間以内にトラブル解決しているから、本当に助かっている。

俺がやっていることって、エクセルで大した関数も使っていないレポート作るぐらいなのに、なぜかほぼ一週間に一回はパソコントラブルんだよね。

から、変なサービスの導入を提案してシス管さんに失望されることの無いように、はてブを通してエンジニアの皆様方の集合知をずっと利用させてもらいたいなあ。

2018-06-22

なぜスマホ4年縛りが生まれたか

3行で要約

スマホ4年縛りが生まれたのはスマホ特にiPhone)の価格が上がり続けているか

・月当たり"通信費"の家計負担限界まで上がっている

もっと身の丈にあった機種を選ぼうぜ

-----------

一括で購入すると本来高価なスマートフォンの月額割賦販売日本で普及して久しい。

この月額割賦は従来「2年縛り」が一般的だったが、現在は月額負担の小さい「4年縛り」が今回問題視されている。

当然、キャリア公取違反リスク認識していたはずだが、

彼らが4年縛りを導入したのには、やむにやまれ営業上の事情がある。

そもそもこの仕組みはiPhone8とiPhoneXが販売された昨年の夏に始まる。

かつてiPhone3Gが発売した07年、その価格米ドルで200~300ドル日本で爆発的に普及したiPhone4, 5もそれに近い価格だった。

参考: https://www.statista.com/chart/11067/how-the-iphones-price-developed/

特に2011年2013年円高が続いており、日本円にして2万弱~3万円前後iPhoneが買える時代だった。

そこから10年。iPhoneは、高くなった。スタンダードiPhone8が800ドル~950ドル、高級機位置づけのiPhoneXに至っては1000ドル~1150ドルもする。

円安傾向も重なり、日本円で9万~13万にも相当する。

米国本国は平均物価自体もこの10年で2割以上上がっているため「何とか正当化できる値付け」なのかもしれないが、

所得物価が上がらない、かつ円安傾向の日本庶民がみんなしてホイホイ買うような代物では、既に、ない。

それでも売れるものは売りたいのが企業というもの、そこで考え出された苦肉の策が4年縛り / 48回払い / 途中2年目下取りというシステムだった。

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iPhone新機種を従来の二年(24回)で払うとすると一回あたり4000円~5000円にもなってしまい、とても「毎月の通信費にまぶして」払える額ではなくなってしまう。

通信費」の負担上昇自体も数年前から政治問題化しつつある中で、キャリアとしても月々の通信費負担を増やすわけにはいかなかったのだろう。

参考: 2015.10.4「安倍首相携帯代高すぎる」発言業界に激震」 https://www.sankei.com/premium/news/151004/prm1510040012-n1.html

ただし、日経新聞調査等で「スマホでの(例えば洋服の)買い物のキャリア一括決済」が通信費に計上されている等、そもそもデータ正当性を疑う声もある。端末の割賦料金やネットでの買い物、課金決済等を除いた正味の「通信費負担」は増え続けるトラフィック量(=設備負担)と比較すればまだ抑えられている、というのがキャリア本音かもしれないが、既に1割を超えようとする通信(関連)費の家計負担割合短期的に大きく上昇する2年縛りはキャリアにとっても消費者にとっても避けたいものだったはずだ。

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まり問題根本iPhoneのような「ブランド品」を国民がまるで制服のようにみんなして買ってしまっていることだ。

SIMフリー端末を一括で購入してMVMOを活用する

・XiomiやLGの端末であれば2~3万

廉価版iPhoneSEや中古を買う

いろいろな選択肢がある中で、それでも最新のiPhoneを、月々の負担はそんなに増やさないまま買いたい消費者が多ければ4年縛りが発生せざるを得ない。

おそらく4年縛りを制限しても、(貸与という形式上形態を取る等)もっと悪辣手法が考案される、と自分は踏んでいる。

2018-06-05

日経新聞ソースコードってどういうものなんですか?」

識者「うーん。ソフトウエア設計図みたいなものかな」

紙面「マイクロソフト設計図共有サイトを8200億円で買収」

2018-06-04

久しぶりにちきりんブログを見た

朝読んだ日経新聞感想を書いていた。

ネタがなくなるって残酷だな。もてはやされたのが20102011年からこの7年でネタを出し尽くしたんだな。頑張って勉強していい大学入って就活頑張ってGSはいっても組織から離れると10年持たないんだな。

まだ40代くらいだろうにこれからどうするんだろ。

2018-05-12

日本半導体はやっぱりダメかもしれない

Web界隈でCPU自作などは話題になることがあるが、日本にも実際に仕事CPUを作っていた人達存在する。

フラッシュにしても、概略はよく出てくるが細かい設計の話になるとWeb検索かけても出てこないものである

はいるはずだがWeb情報共有はできず、本も出ていない。大学の授業レベルは沢山あるが、実設計はないのであるソフトのように使うツール名も知られてはない。



半導体業界日本仕事がなくなってきた。一部マイニングチップ設計はあるくらいか

アメリカでは、Apple独自に作っていたり、グーグルがTPU、MicrosoftサーバーサイドFPGAを、Facebookも作ろうと求人をかけている。Amazonハード部門はある。

Appleは別として、サービスが先にあって、サービスのためにハードを作っている。

プラットフォーム企業と言われているが、過去ゲーム機というプラットフォームを持っていたが、結局生かせなかった。

今だとテレビリモコンNetflixHuluボタンはついているが、テレビメーカーサービスはない



そんな半導体企業学生が来なくなってしまってヤバイという話も聞くようになった。

学生にとって業務で何をやっているのか全くわからない業界よりも、ソフトの方がリスクは少ないだろう。



あとは製造するためにお金がかかってしまい、業務システムまでお金が回らず相当古い…。

日経新聞流行は見るが、仕事のやり方は同じような文化の中でしか移動がないため、違和感や良くしようという考えにいたらないのだ。

2018-04-14

合格しても失敗」 おおたとしまさ氏の高校無償化記事に抗議する

おおたとしまさ氏という、中学受験を中心とした評論家がいる。自身麻布中高という名門私立中高一貫校出身であることもあって、私立中受験市場マスメディアに多く登場するが、専門外の記事になると、的外れで、唖然とするような記事を多く書く。

4月13日高校受験に携わるものとしては看過できないような記事を見かけたので、掲載しておく。まずは読んでほしい。

都立高校復権」の裏で「都立高校定員割れ」が意味すること

https://news.yahoo.co.jp/byline/otatoshimasa/20180413-00083769/

おおたとしまさ氏は、中学受験しか精査して調べていないことが丸わかりな記事である。お願いだから高校受験について何も知らない素人が、こういうデタラメ記事を、一般大衆を煽るかたちで書かないでいただきたい。

どうせトップ都立高に入れないのであれば、中学受験をしたほうがいい、あるいは私立高校に行ったほうがいいという判断が働くのも無理はない 【記事より引用


私立高校学費無償化の影響なく、都立上位校の人気はますます高まった

上記記事をご覧になったうえで、おおたとしまさ氏の脳内思考はこうである。「都立高校がいくつも定員割れを起こした」⇒「日比谷や西といった都立トップ進学校の人気が落ちたのだろう」→「都立上位校といえども、中学受験の中堅校の同程度の進学実績だから私立高校に進学する生徒が増えた」

果たして、本当にそうなのだろうか。都内高校入試最大の母体を持つVもぎの合格基準を用いて、過去3年間分の都立高校普通科ランク別の受験者数と実施率倍率の推移を書いてみる。

男子

ランク 1398人→1327人→1427人  (1.66→1.57→1.69倍) ↑

ランク 944人→917人→947人    (1.37→1.42→1.46倍) ↑

ランク 2863人→2934人→3000人  (1.53→1.55→1.64倍) ↑

ランク 2911人→2902人→2967人  (1.53→1.53→1.59倍) ↑

ランク 4403人→4389人→4107人  (1.45→1.46→1.37倍) ↓

ランク 3667人→3858人→3332人  (1.28倍→1.33倍→1.18倍)↓↓

都立高校合格必要偏差値をAランクからランクに分けた。Aが難関校、Bが上位校、C・Dが中堅校、Eが下位校、Fが課題集中校となる。見ての通り、A~Dランクまでは、3年間のうちで2018年度が最も受検者数が多く、倍率も高かった。つまり都立高校のうちのトップから、多くを占める中堅校のC~Dランクまでは、人気の上昇は継続している。

おおたとしまさ氏は、なぜかAランクやBランク進学校の話ばかりしている。きっと、私立中高一貫校の専門家であり、難関校の取材ばかりしているから、EランクやFランク学校をよく知らないのだろう。都立高校の定員割れの話をする際に、今年も人気が上昇した都立上位校の話をするのは、リサーチ不足と言わざるを得ない。

おおたとしまさ氏の「学区撤廃で一部に集中しただけ」は印象だけ

おおたとしまさ氏は、「学区を撤廃して、日比谷のような一部の超トップ校に難関大学合格者が集中しただけ」と語っているが、おそらく、何も分析せずに印象だけで語っている。実際にはまったく異なる。都立高校改革で、2番手や3番手学校大学合格実績も大きく伸びている。おおたとしまさ氏は、まず以下の都立2~3番手校の大学合格実績を10年前と比較されたい。

小山台駒場三田、竹早、小松川、豊多摩大泉富士三鷹武蔵野北、小金井北、調布北、町田日野台、調布北、昭和

これらの学校は、都教委肝いり進学指導重点校ではない。ところが、軒並み大学合格実績が伸びている。特に国公立大学合格者総数は、激増といっていいほど増えている。あなたのおっしゃる通り、都立高校生は、国公立大学志向が強いので、同じ表を、国公立大学合格率で計算したい。

都立高校改革が、当初は「一部のトップ校だけに高学力の生徒が集中して、ほかの都立進学校地盤沈下する」と危惧されていたのは事実だ。2000年代初頭ぐらいには、多くの方々がそう語っていた。ところが、都立高校間で進学指導ノウハウを蓄積した結果、都立高校全体での指導力が高まり、結果としては、都立進学校全体が伸びた。2000年代前半に都立全体で東大に50人台しか合格しなかったのが、2017年改革以後最多となる170人半ばを突破してた。参考までに、東京都内私立高校都立高校全体が、2012年から2017年の5年間でどれだけ大学合格実績が伸びたかを調べたので、掲載しておく。

●国公立大+早慶上智

都立高校 +892人 (115%)

私立高校 -489人 (97%)

●難関国立大(東大京大一橋大+東工大旧帝大東京医科歯科大)

都立高校 +81人 (136%)

私立高校 +41人 (103%)

おおたとしまさ氏の指摘する「特定校への集中」は、実は、氏の支持する私立中高一貫校の方が顕著かもしれない。

合格しても失敗」おおたとしまさ氏の最発言は、教育ジャーナリストとは思えない大暴言

おおたとしまさ氏の最後発言は、もはや教育ジャーナリストという肩書返上してほしいと思わせる大暴言だ。

難関大学合格可能性の観点から言えば、もしも世田谷学園を切り捨てたのであれば、日比谷や西に合格できない限りその選択は失敗だったことになり、同様に、田園調布学園や獨協を切り捨てた場合駒場小山台合格しても失敗だったということになります記事より引用

おおたとしまさ氏のこの発言暴言であるのには二つ理由がある。

第一に、データが滅茶苦茶であるということだ。おおたとしまさ氏曰く、難関大合格観点からすると、「独協を切り捨てた場合小山台合格しても失敗」らしい。だが、この感覚は、一般人感覚とは相当ずれていると言わざるを得ない。

独協  国公立大 12人  (うち現役合格5人)  ※卒業生数約200人

小山台 国公立大 115人 (うち現役合格92人) ※卒業生数約300人

単純に比べて、どちらの方が進学実績が優れているかといえば、独協高校には本当に申し訳ないのだが、どう考えても、小山台高校の方が格上と言わざるを得ない。東大京大東工大一橋大の指標も、小山台が5人(全員現役)、独協が1人(浪人)だ。

それなのに、恣意的データを用いて「独協を切り捨てたら小山台合格でも失敗」とサラッと言ってしま感覚が恐ろしい。そしてそれを、教育ジャーナリストという肩書で全国配信してしまうのだ。

第二に、これは単純に、その高校に通っている生徒に失礼ということだ。「小山台高校合格しても失敗」「駒場高校合格しても失敗」なんてことを、何度も言うが、教育ジャーナリストと名乗っている人間が全国配信している。しかも、具体的な都立高校名を挙げて。

おおたとしまさ氏は、ぜひともこの調子で、中学受験の子を持つ保護者に、逆のことを言ってほしい。

日比谷高校より東大合格者数の少ない私立中高一貫校に通っている生徒は、合格しても失敗」

都立国立高校よりも東大合格者数が少ない桐朋中に通っている生徒は、合格しても失敗」

都立西高校よりも東大合格者数が少ない国学院久我山中に通っている生徒は、合格しても失敗」

南多摩中等よりも東大合格者数が少ない穎明館中に通っている生徒は、合格しても失敗」

都立高校定員割れ分析は、おおた氏のような印象ではなく、精緻分析

おおたとしまさ氏の都立高校に関する記事が、まったくもって不正であることを指摘した。最悪なことに、全国配信されているので、この記事を読んだ一般の方々が「なるほど。都立高校定員割れは、学力優秀層が都立進学校から私立高校へ流れたことが原因か」と誤解してしまう恐れがある。

今回の事象について、日経新聞では、さすがと言いうか、冷静で精緻分析記事にしている。つまり、中堅校以上、偏差値でいうと50以上の都立高校にはほとんど影響はなく、それどころか、大学合格実績の伸長によって、ますます都立高校人気が高まる結果となった。一方で、偏差値30台の課題集中校や、商業科、工業科の人気が極端に下がり、私立高校に流れたと。

私立高校無償化政策による都立高校定員割れについて、我々が考えるべき最大の問題は、都立商業高校工業高校を、このまま不人気ということで廃校にしてしまっても良いのかということだ。今の若い子達には、なかなか商業高校工業高校の良さは伝わらない。嫌な言い方をするが、商業高校工業高校へ行くぐらいなら、私立高校からランクであっても大学へ進学させたいという家庭が多い。しかし、都立商業高校工業高校は、長い伝統の中で実習教育に長けていて、高卒の大切な人材供給の源。これをなくすことは、結果としては、国にとって損失ではないか?そういう議論などをしていかなければならないと思う。

おおたとしまさ氏も、そこに着目して、「都立高校の定員割れは、商業高校工業高校が見捨てられて、私立高校に流れたからだ」という論調で書いていれば、的を射た記事になっていただろうに……。

お願いだから、少なくとも「教育」ジャーナリストと名乗るからには、そういった学校にも目を向けて、足を運び、たくさん取材をしたうえで、この、「都立高校定員割れ」という国レベルでの大きな問題に提起する記事を、ぜひ全国配信してほしい。

開成とか、麻布とか、御三家とかも良いが、それだけじゃ、教育ジャーナリストとは名乗れない。

2018-04-13

anond:20180413101052

はろー。図書館にいるなら好きな本を読んでみて。何でもいい。

俺的にオススメなのが日経新聞就活コーナーの業界をまとめてる本。

意識高いとか思われるかもしれないけどどうせ3年生終わりには見るものだしみてて損はない。結構面白いし。

この投稿キモ友達いないツライだと思うけどそこを気にしても仕方ない。せっかく図書館にいけるだけの体力はあるんだ。たくさん興味あることを詰め込んだほうが絶対いいと思う。

長々とごめん。君の身になれれば嬉しい。

頑張って。

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