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はてなキーワード: 少年漫画とは

2018-11-19

anond:20181119064528

少年漫画の名作だという前提が共有された上で、一部のクズキャラネタ的に扱われてるだけだからな。

クズかどうかで言えばそりゃ鉄鍋のジャンとかのほうが遥かにクズばっかりだし。

2018-11-18

スマホ特化型漫画のおススメ

フルカラーで縦にずらーって長いやつ

なんか少女漫画ばっかで少年漫画風や大人向けはなかなか無いのね

はてな民PCタブレット勢が多そうだから守備範囲外かな

2018-11-15

anond:20181115163322

前世代がヒロインフォーカスしてたから今世代では主人公フォーカスしてるだけ

別に異世界なんちゃらだけでなく、少年漫画でもめちゃくちゃ増えてる

例えば登場人物みんな主人公みたいな作り方が増えてたりするし、現実AKBみたいなアイドルもみんな主人公の一貫だ

まりは今世代サブカル作品って主人公をどう活躍させるかの実験作品が溢れているわけだね

そう考えて色んな作品に触れてみるとまた違った視点で楽しめるかも?

2018-11-11

女の子の輪に交じって、自分のことを女の子錯覚していたおじさん

ある小さい会社入社した時に合った、かわいそうな、でも気持ち悪かった、そんなおじさん。

さな会社で、みんなとはすぐ打ち解けた。業務も楽しかったし、夜は同僚とよく飲みに行った。仕事プライベートの境がぼんやりとしていた。

女の子たちとはとくに趣味も合って、かわいい洋服コスメ流行りのソーシャルゲームの話で盛り上がった。そんな時によく話に顔をつっこんでくるおじさんがいた。おじさんも可愛いものが好きなんだという。

でもそんな話をする仲間がいないから混ぜてくれないかというおじさんを私たちは「もちろんですよー!」と受け入れた。

その時はおじさんに下心があるように見えなかったし、恋愛対象になるようなタイプでもなかったから警戒もしなかった。

おじさんは最初、無害だった。かわいいものみつけたよ!と私たちグループの前にかわいいものをもってくるだけの存在だった。

性別が違くても、年齢が違くても、趣味が話が合うなら「友達」になれるのかもな、と、思っていた。

ただ、距離感がこの頃から少しずつ近くなってきたような、違和感はあった。

ある時、好きな漫画の話になった。私たちは有名な少女漫画少年漫画タイトルをあげた。おじさんが上げたタイトルは、聞き覚えがないものだった。

面白いから、読んでみてよ!」と言われた。家に帰る道で調べたら、仲良しな女の子たちのやりとりをメインに据えたほのぼのとしたものだった。

ここまではまだよかった。

グループの1人が「なんか、最近あのおじさん、距離近くない…?」と言い出した。「入社したときからくらべたらちょっと近くなったとは思う…」「確かに話してくるとき顔近くね?って思うときはあるw」

「ていうか、話してくるとき微妙に腕とかくっつけてくることある…」という。「それ私も心当たりあるかも…」「もしかしてセクハラ目的で近づいてきてるのかな」「なんか怖くなってきた…」

他の同僚にも相談して、上司にも報告し、すぐに対策がとられることになった。

おじさんは、「そんなつもりはなかった」と言っていたという。程なくして退職していった。

おじさんの好きなあの漫画みたいに、女の子なかよしグループ感、そういうのを体験たかっただけかもしれない。

ただちょっと距離の保ち方が下手なだけの人だったのかもしれない。

どうしても気持ち悪いって思ってしまうけど、もしそうだったならなんだかかわいそうだな。

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と思っていたのが先月までの話。

つい先日、オタクの同僚からとんでもないことを聞いた。

「あの人、○○って漫画百合同人描いてるんですよw……」

PNを聞いて調べる。SNSを見る。うわ、確実にあのおじさんだ。

漫画もアップしてる。

私たちグループのやりとりに近くない…?

っていうかそのものだコレ!オイ!!!

最初友達だと思ってたけど、だんだん体とか近くなって、恋心を覚えて…。

なるほどなるほど。

まりあのおじさん、めっちゃくちゃ下心あったってことじゃん!!!!!!!!!

おじさんの「そんなつもりはなかった」って、「男性としてそういうつもりで行為をしたわけではない」ってことで、「女の子スキンシップの一環としてやっていた。けどそこから意識しあって恋愛関係みたいに…」って気持ちはあったってことじゃん!?

自分のことを女の子錯覚して、「百合」をしたかったんじゃん!?

きもちわる!!!!!!!!!

おわり

2018-11-08

アニメ趣味確認フロー

anond:20181108115406

 

アニメが好きです

ジブリ以外のアニメが通じない → アニメジブリな人①

↓通じる

映画アニメしか通じない → アニメ映画な人②

↓通じる

「今期アニメ」と言って通じない → 有名なアニメ好き③

↓通じる

↓「今期は何を見ていますか?」と質問する

今期は見ていない → 有名なアニメ好き③

↓      ↓どんなアニメますか?

↓    女子が好きそうなアニメ → 女子アニメ好き③b

↓    ジャンプマガジンアニメ → 少年漫画アニメ好き③c

↓それ以外

↓「ごちうさとか良いですよね」と言ってみる(※適宜変更)

ごちうさって何ですか?」と返答 → 非萌え系の無難深夜アニメの話をする④

↓「もちろん見ました」と返答

ようやく遠慮なく話せる⑤

 

なお、アニヲタはどの結論に至っても話ができなければならない

  

__

 

話題の例

ジブリアニメディズニー流行りの映画アニメex:若おかみは小学生)、アニメ以外

流行りの映画アニメディズニー、他の映画

無難な有名アニメex:ONE PIECE、HUNTERXHUNTER)

③b知ってる女子人気アニメ

 →知らない場合おすすめを尋ねる

 注意:女児向けアニメを見てるか訊くのはリスキー

    女子人気も細分化されている

③c少年漫画系のアニメ最近やってる少年漫画アニメ

④今期の人気のアニメ、今期好きなアニメ

⑤何を話しても大丈夫

 ※相手ヲタ相手をするスキルを期待できるため、痛いことを言っても問題ない

 

__

 

注意するべきアニメ

 

ラブライブ見てます

アニメ好きかと思ったら何故かラブライブしか見てない

 

プリキュア見てます

アニメ好きかと思ったら娘と一緒に見てるだけ

 

__ 

 

界隈でしか通じないキーワードを唱えれば全てをスキップできる

しかし明らかに脈絡がないのでタイミングが難しいのと

通じた場合にはpingテストをしてきたことがバレるのでちょっと恥ずかしい

 

なおこれはアニメ以外にも使える

 

__

 

フローにおける「ごちうさ枠」の条件

・「何ですかそれ」「もちろん見ました」「まだ見ていません」の回答が得られるもの

・界隈では無難な方(軽いジャブ、代表作)

自分側のアニヲタならだいたい存在を知っているだろうもの

自分側のアニヲタでなければ存在を知らなさそうなもの

方向性が分かりやすもの

 

失敗例

「あ、それ知ってます。友人が見てました。増田さんってそういうの好きなんですか?どの子が好きなんですか?」

この返答は難しい

・いいえ、別に好きではありません

あなたを試しました

・むしろゆゆ式が好きです

・どの子というか、キャラ同士の絡みが尊いです

全て不正解に違いない

 

以前けものフレンズでこの失敗を犯し、最終的に「コツメカワウソが好きです」と答えた

もちろんその後に「どこらへんが?」と訊かれた

投了です

2018-11-06

anond:20181106133212

なるほど。

少女漫画の性描写問題にならず、少年漫画セクシー描写問題になるのと同じような感じでしょうか。

anond:20181106080100

結局少年漫画ってホモソの世界から都合がいいんだよね、同性愛に変換するのに。

ツンデレの良さがわからない

戦国BASARA浅井長政少年漫画で言えば毛利小五郎諸星あたる乱馬みたいな、本当はベタ惚れだけど本命にツンツンしちゃうタイプの男キャラは多いけど面倒くさくて良さがわからん

女でも面倒くさいタイプだ、そもそもツンデレの何がいいんだろう。

ツンデレが許されるのはバディ系キャラだけだ、うしとらのとらはいツンデレ

2018-10-31

ふざけんなFGO

はてぶにも投稿したものだが。

先ほどから怒りで手が震えている。

憧れの女性公衆面前で辱められたような怒りだ。

ふざけるなFGO。ふざけるな、タイプムーン。ふざけるな、DW

これ以上、エリザハロウィンという呪いに縛り付けるのはやめてくれ。

順をおって説明しよう。

Fate/GrandOrderというソーシャルゲームがある。

以前から人気のあったFateシリーズソシャゲ版だ。

元々のFateブランド効果もあり、ジワジワと人気が出て、現在大人気のソシャゲである

巷では、頭文字をとってFGOと呼ばれているものだ。

このFGOというゲーム、確かに人気はあるのだが、一部の過去作のファンの反感を買っているという一面もある。

タイプムーンというチームが制作しているFateシリーズは、シナリオライター奈須きのこ氏による魅力的なキャラクター少年漫画のような熱い展開、ゾクゾクするようなニヒルテイスト(ヲタク用語では厨二系と呼ばれる)が好評で人気を博していた。

私も、奈須きのこ氏が展開する世界観に魅了された一人だ。

だが、そのタイプムーンオールスターのような扱いのFGOで、奈須きのこ氏は過去作品登場人物をないがしろにし始めており、それが反感を買っている。

たとえば、凛とした誇り高き少女騎士であったアルトリアというヒロインは、下着姿を衆目にさらキャラクターに変えられてしまったり。

過去作品ラスボスであったキャラクターが、FGOから登場したキャラクターに倒されてしまったり。

FGOのヒットに酔っているのか、奈須きのこ氏は、過去作品の設定が邪魔だといわんばかりに「過去設定資料集は焚書」という言葉を発し、ファンを幻滅させたこともある。

そして、FGO以降顕著な傾向が、キャラクターの見当違いな方向性の贔屓だ。

もともとFateは良い出番が与えられるキャラクターと、ぞんざいな扱いをされるキャラクターで、贔屓の差が激しいことは指摘されていた。

が、その傾向はFGOになってから更に顕著だ。

原作者たちのお気に入りキャラクターは、出番がどんどん増え、そうでないキャラクター踏み台にされるといった、ファンからしたらたまったものではない現象が起きており、それが年々ひどくなっているのである

踏み台にされたキャラクターファン可哀想であることは言うまでもない。

好きなアイドルを辱められるようなものだ。

だが、ゴリ押しされたキャラクターおよび、そのファン幸福かと問われればそうでもない。

贔屓されて出番が増えるたびに、キャラクターの底の浅さが露呈し、そのキャラクターの持っていたカッコよさ、可愛らしさが潰されて、魅力がすり減っていくのだ。

笑える3枚目ポジションに収まるならまだいい。

タイプムーンギャグは、年々、パロディと身内ネタばかりの寒いものとなっており、笑えるコメディアンポジションにすらなれないのが現状だ。

そして、隠すつもりもない贔屓は反感を買い、ゴリ押しされたことによってキャラクターはどんどん嫌われていく……。

そして、現在、そのゴリ押しによって最も被害を被っているのがFate/EXTRA-CCCから登場した悪役のエリザベート・バートリーだ。

作中では、エリザベートからとってエリちゃんと呼ばれている。

Fate/EXTRA-CCCで登場したときエリザは、ワダアルコ氏の耽美な絵柄に西洋人形のようなキャラデザと、殺人鬼としてのパーソナリティが相まって、悪役として可愛さとカッコよさを両立させた素晴らしいキャラクターだった。

演じた大久保瑠美さんの演技も最高だった。

Fate/EXTRA-CCCというゲームは、PSP後期のゲームなので、微妙マイナーであったが、その完成度の高さからプレイしたファンからは口々に絶賛される名作だった。

その名作であるCCCにおいて、悪役として完璧な立ち振る舞いをしたエリザというキャラクターも、プレイヤーからは支持されていたのだ。

だが、FGOエリザの魅力を潰してしまった!

殺人鬼として悪役として魅力的だった彼女を、愛玩具に変えるために、カーミラというエリザ分身が作られ、エリザ邪悪性はカーミラに全て押しつけられた。

エリザ殺人鬼というアイデンティティを失い、カーミラエリザの関連キャラという側面が付きまとうという双方にとって美味しくない采配をされたのである

だが、これはまだいいほうだった。

カーミラというキャラクターが、不気味さとカッコよさを兼ね備えていて魅力的だったかである

エリザの魅力を潰してしまったのは、ハロウィンである

FGOは他のソシャゲと同様に季節ごとにイベントがある。

12月にはクリスマス2月にはバレンタイン

それぞれの季節のイベント担当となるキャラクターが割り当てられ、誰が担当となるかは毎年、変わっていく。

サンタクロースの中身は毎年、違う子が担当するのだ。

これは夏のイベントやお正月でも同様である

例外ハロウィンだ。

ハロウィンだけは、年が変わっても毎回、変わらず、エリザが主役なのである

いい加減、エリザファンでも辟易するほどにエリザばかりだ。

原作者である奈須きのこ氏がエリザ役の大久保瑠美さんを気に入ってしまった、などの憶測は様々に飛び交うが、どうして頑ななまでにエリザハロウィン担当させるかがファンには全く分からない。

エリザキャラクター性が掘り下げられるならまだいい。

そうではないから困る。

コメディイベントであるため、エリザの魅力がハロウィンではまったく伝わらないのだ。

ただただ、エリザ間抜けな面が強調されて、カッコ良さが擦り減っていくのみだ。

もっと言ってしまえば、エリザベートはFate/EXTRA-CCCで十分な掘り下げをされているのだからハロウィンで主役を続ける意味がないのである

そんな意味のない采配も今年で終わるか、と思われた。

ハロウィンを前にした、マチアソビというイベントで、今年のハロウィンエリザが主役ではないよと発表されたのだ。

そのイベントでは、ゲストエリザ役の大久保瑠美さんだったので、彼女の前で「今年でハロウィン降板ね」と宣告するのは残酷であったかもしれない。

だが、ようやくエリザハロウィン呪縛から解き放たれるのだとファンには朗報であった。

エリザ間抜け役回りから解放されるぞ、と。

だが、これはぬか喜びであった。

蓋を開けてみれば、今年のハロウィンエリザ黒幕だったのである

しかも、黄金を身にまとい、エリザはでっぷりとした短足オッサンの格好をさせられて、さら間抜け役回りをされてしまったのだ。

何度でもいうが、CCCエリザはすらりとしたモデルのような美脚をもち、シャープ殺人鬼の側面を持つ、かっこいい悪役であった。

それが何度もハロウィンにしばりつけられていくうちに間抜けな姿で醜態さらす羽目になってしまったのである

奈須きのこ氏に問い詰めたい。

これが、あなたの望んだエリザですか、と。

最後になるが私がタイプムーンに言いたいのは、たった2つだ。

特定キャラの贔屓をやめろ。

エリザハロウィンから解放してやれ。

今のタイプムーンは、聞く耳を持たないかもしれないが、今の彼らがしていることは、エリザゲロぶっかけ腐臭を放つ姿の彼女を市中引き回しにしているに等しいと感じる。

哀れな犠牲者をこれ以上増やさないことを切に願う。

2018-10-30

スポーツもの漫画アニメでよくあるパティーン

主人公初心者キャラ、それとは別のキャラがなんらかの理由で当該スポーツをやめた経験者(まま天才レベル)ってパターンけっこう多くない?

いや、この前の「はるかなレシーブ」や今やってる「アニマエール!」見てなんとなく思ったんだけど。

作劇として、初心者キャラがいればスポーツルールセオリーなどを読者に説明やすいし成長を描くこともできる。

何らかの理由スポーツをやめた人間が復帰する過程物語転がしやすい。あと、実力者が入るので主人公のチームやらが強くなるのに説得力を持つし。

古い作品だと「SLAM DUNK」もそうかな?

ラブライブ!」と「ラブライブ!サンシャイン!! 」も広くとれば該当するかな?

あとガルパン主人公経験者のパターンだね。

こういうのって貴種流浪譚とかバディ物、みたく何か名前あったりするの?軽く検索したら、少年漫画ありがちなパターンみたいな言及はあっても、物語類型をずばりさす言葉が見つからなかった。

2018-10-27

ドラゴンボール批判炎上と1980年代少年漫画

この件 https://getnews.jp/archives/2087108

ドラゴンボールとかジョジョみたいなバケモノ作品に関しては的外れだけど

1980年代のその他大勢少年漫画に関しては痛いところを突いてるんじゃないか

嘘だと思うなら北斗の拳とかウイングマンでも読み返してみて

記憶の中の名作が設定もストーリーガバガバ駄作に変わるから

当時の大人が「漫画を読むと馬鹿になる」って言ってたのもあながち間違ってなかったんだな

例えば週刊少年ジャンプ連載作品の一覧 - Wikipediaの中に、今の緻密な少年漫画に慣れた読者を満足させる作品がどれだけ生き残ってるんだろうね

でもたぶんそれは喜ぶべきことなんだよ

ジャンルが全体として発展を続けてるってことだから

2018-10-25

anond:20181025143431

コナンはそれこそ清潔感のある漫画からじゃないか

少年漫画にしてはセクハラ要素も(俺が覚えてる範囲では)ないし

2018-10-24

anond:20181024214645

はあ?

少年漫画舐めとるんか?

まりにも失礼やぞ。

チャンピオンに対しても少年に対しても。

2018年アニメ2話までほぼ全部観たか感想書く その3

2018年秋アニメ2話までほぼ全部観たから感想書く その2 からの続き)

ベルゼブブ嬢のお気に召すまま

 伏魔殿に住む悪魔たちのゆるふわ日常アニメ良い最終回だった。一応縦軸は悪魔お仕事を通じて「善悪の彼岸」を識る物語。知らんけど。

 デフォルメが強めでゆるいキャラデザコミカル演出、淡いパステルカラー等、全体がゆるくてふわふわした雰囲気に包まれている。控えめに言っても体感5分で終わる謎の空間。もはや白昼夢である。ミュリンかわいい

 ベルゼブブ嬢を演じる大西沙織は「才色兼備のキリッとしたお嬢様だけど…」というキャラクターを演じている印象が強いだけに(とじみこ・十条姫和、こみが・色川琉姫、ウマ娘メジロマックイーン等)本作のようなゆるふわ系の演技が非常に新鮮。ただベルゼブブ嬢は伏魔殿首長なので、柔らかい側面と同時に硬い(凛々しい)側面もあり、そういうオーダーによく合致しているキャスティングだと思う。

あかねさす少女

 スマホゲー同時展開のオリジナルアニメラジオでつながるパラレルワールド舞台にしたSF系。

 電波でつながるパラレルワールドといえば「シュタインズ・ゲート」「オカルティック・ナイン」を思い出すけれど、あっちがサスペンスホラーっぽいのに対して、こっちはアクション要素多めといった感じ。あとパラレルワールドというモチーフの違いとして、本作は「別世界自分に会いに行くための舞台装置」という感じがある。本作の特徴としてパラレルワールドの数だけ同じ人物が登場するというギミック採用しているのだけれど、演じ分けがかなり明確。例えばパラレルワールド自分が出てくるアニメガンスリンガーストラトス」では演じ分けはあまりしていない感じのディレクションだったけれど、翻って本作では全くの別人みたいな演じ方になっている。そもそもメイン5人のキャスティングガチなので(黒沢ともよLynn東山奈央小清水亜美井上麻里奈)、「女の子5人のキャッキャウフフテーマにした作品じゃないガチ感」がすごい。1話では黒沢ともよのみだったが、2話以降アクセル全開

 主演の黒沢ともよ曰く「シナリオに大きなギミックを仕込んでいるので楽しみに待っててね」とのこと。シナリオにでっかい伏線を仕込むのは「オカルティック・ナイン」「ISLAND」等ゲーム原作アニメにおける楽しみの一つなので、ゆっくり待つことにしている。

 ダンデライオンアニメーションスタジオによる3DCGがかなりゴリゴリ動いている。本作は概ねバトルモノなので、戦闘シーンにかなり力を入れている模様。

 かなり硬派なシナリオに合わせたキャラクター浅田弘幸によるデザイン。「テガミバチ」は好きな作品なので嬉しい。同氏はかなり情報量の多い絵を描く人という印象だったので、アニメキャラクター結構シンプルデザインという印象を受けた。アクション多めなので動かしやすデザインなのかな。

転生したらスライムだった件

 転生から始まる異世界ファンタジー

 個人的に、異世界に至るまでのプロセスをどう描くかを比べるのが好き。一旦主人公の死を経験したりするので、シリアスよりなのかギャグよりなのか、演出裁量があるシーンだと思ってるのだけれど、本作はそこらへん硬さと柔らかさのバランスが凄く良かった。

 転生したあとも、音楽や展開含めて緩急のある仕上がりになっていてテンポがいいアニメになっている。8ビットサウンド音楽はやっぱりドラゴンクエスト等をリスペクトしているのだろうか。エイトビットだけに?

 物語はだいたい2つのパートに分かれていて、「世界のいざこざパート」はそれこそ主人公の起こした騒動で穏やかではなくなった世界の様子を描いている。ここはオーバーロードっぽさがある。一方主人公冒険パートはオバロと比べ、たった一人で悠々自適なぬるいRPGを楽しんでいるそれ。ヴェルドラのおかげで主人公の満たされ具合が心に優しい。

 作中でも言及されているけど、初期のスライムは何も見えないのでどう絵にするのか気になってたけれど、抽象演出を使ってうまく主観映像化してた(触った感じとか)。またやってくれないかなあ。あとスライムの表情が豊かで、描いてる人は相当楽しいんじゃないだろうか。

 本作のキャラクターデザイン総作監はあの江畑諒真最近だと「プリンセス・プリンシパル」5話でおなじみ。当然各アニメーションにも彼の特徴は反映されていて、例えば冒頭の主人公が歩いている姿のバストアップを見ただけで「江畑だ!」ってなるくらい江畑っぽい。彼が演出を務めるOPは「アブソリュート・デュオ」並に彼らしいアニメーションになっているので、いかに本作が血の気の多いアクションアニメであるかがわかる。主人公あんまり好戦的性格っぽくないのにね。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2

 本旨と若干逸れるけど、さっき1期を観終わったので以下1期の感想

 虚淵玄脚本による人形劇元ネタ中国人形劇)。日本台湾共作のアニメシナリオはいわゆる冒険活劇。王道アクションRPGみたいな感じ。絵もアクションが中心。

 シナリオについては、単純な善悪ではない理由で同行する一行という部分が良い。文字通り呉越同舟すぎる。個人的に鳴鳳決殺が一番好き。あと掠風竊塵がド外道だった。後半のシナリオも口八丁手八丁を中心に戦っていくスタイル単純明快冒険アクションとは違った楽しみがある。

 まず動きがおかしい。人形の顔についた水滴の大きさから見てかなり大きな人形を使っているのか、手足がかなり長い。それを非常に器用に動かしている(というか、どうやって動かしているのか分からない)。すこし引きで見ると人間しか見えない。表情も、暗いシーンでは「少し表情の硬い人間」に見える。面白いのは、激しいアクションシーンほど人間のような動きに見えること(マジで人間だったりして)。指の先から足の先まですべて技工を凝らした動きになっている。

 演出も優れている。戦闘シーンは単に人形を動かしているわけでもなく、ファンタジーという表題通りエフェクトモリモリで華やか。実写のメリットである、奥行きのあるアクション演出も多く、奥から手前に向かって光る剣が飛んでいく演出とか好き。特殊効果以外の演出もすごくて、爆発エフェクト(まじでセットを爆破してるっぽい)、雨(まじで雨を降らせている)、爆散するモブマジで四散してるっぽい)、背景セットの作り込み(どんだけ大規模なセットを作ったんだろう)、決めポーズの、カメラの切り替えを多用しためっちゃ手間のかかる演出とか。アニメに出来て人形劇に出来ないことってなんだろう?と考えさせられる。例えば「豊かな表情」というのは作画アニメの大きな長所だけれど、「デジタル人形劇」こと3DCGアニメは「表情が硬い」という評価結構覆しているので、技術革新によって人形劇の印象もどんどん変わっていくのかな。

 2期は1期の続きで、主人公や掠風竊塵がどんな奴か判明したあとの話なので、1期からの視聴を強く推奨。

火ノ丸相撲

 週刊少年ジャンプ連載漫画原作スポ根アニメ。防具を付けない稀有格闘技

 競技としての格闘技を描いた今年のアニメでいえば「メガロボクス」だけれど、本作は高校生相撲を描いているので、あそこまでアウトサイダー&血生臭さは無く、とても青春している。特に1話小関信也を演じる落合福嗣がすごく良かった。

 原作ではそんなに気にならかったけど、主人公がとても小さい。ゆえに土俵の上でのみ体が大きく、強く見える演出が映える。

 制作GONZOあんまりアクションイメージがなかったので、本作のアクションシーンがかなりキマっててびっくり。特に1話演出熱量も含め息が止まるような迫力を感じた。元々相撲という競技が非常に短時間の戦いなので、その凝縮された時間をうまく描いている。2話の「タックルしながらの回り込みを上から抑え込むしぐさ」とかめっちゃすごかった。アツいぜ。

 原作を読んでいる人が全員思うことはやっぱり「あの目尻からみょーんってなるやつ、どうやって描くんだろ」なので、早く見たいな。

ラディア

 角度のθ(ラジアン)は無関係。「Radiant」のほう。フランス漫画原作週刊少年ジャンプ連載の漫画みたいなノリの、古き良き時代を思い出す冒険活劇。ロックマンDASHっぽい。製作NHK

 1話説明的な演出が多いので、話を理解やすい。2話以降もちゃんと「前回のあらすじ」があるので、忙しい人でも前回のあらすじを観ていくだけで最新話に追いつける安心設計

 1話から主人公つえー!」ではない展開っていうのは珍しい印象なので(ワンピースで言えば、ルフィ幼少期のエピソード1話、みたいな)、成長物語か。今後訪れるであろう主人公受難を思うと、シリーズ構成上江洲誠なのはそういう…(ちなみに2話からハードな展開)

 キャラデザは割とシンプルで、全体的にかわいく、少年漫画っぽい。特に敵が可愛い。ゆえにファンタジーな部分とダーティーな部分の橋渡しをするキーになるキャラおっさん)がすげえ良い。

 主人公を演じる花守ゆみり少年声が好き。カワイイ系の印象が強いだけに、わすゆの銀みたいなハツラツとした声(特に叫び声)出せるのはすごい。本作は銀よりも少し大人っぽい調声。

メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-

 ハピエレのスマホ向けRPGゲーム原作アニメファンタジー冒険活劇。

 かわいいキャラデザも含め、雰囲気はハピエレのゲーム原作アニメラストピリオド」っぽさがある(内容は決してラスピリのような社会風刺アニメではない)。

 シナリオは概ねモンスターとの平和共存を探る冒険アニメであり「ポケットモンスター」に近い。1話は「メルストにでてくるモンスターってどんなん?」という説明回。説明的な演出ではなく、実際に生きているモンスターの姿を見せることで描く演出好き。「そこら辺で寝そべってる(お互い警戒しない)」「意思疎通の有無(信頼する相手の言うことは聞いてくれる)」「大きさ(子猫サイズからビルのようなサイズまで)」「気性(優しい子から気性の荒い子まで)」「人間に協力的(一緒にサーカス仕事してたり)」「暴れてるとき攻撃性(つよい)」等。戦闘シーンはBGM含め結構アツい。

アニマエール!

 ハナヤマタチアリーディング部の日常アニメ

 ガチチア監修が入っている(監修を務める柳下容子は元NBAチアリーダー。日本チアリーディングチームをプロデュースしてたりするすごい人)。動画工房による、重力を感じるキレッキレのチアリーディングアクション良かった。使用する曲もめっちゃ好き(1話挿入歌作曲浅倉大介)。ただし主人公たちは初心者ゆえ、ガチチアアクションが出る機会は少なめ。

 きららキャラット出身日常アニメなので、きららフォワード出身ハナヤマタと比べエモさよりもゆるさが前面に出ている。かわいい

 尾崎由香けものフレンズサーバル役とか)の底抜けに明るい声が癖になる。ハナヤマタのハナ・N・フォンテーンスタンドCV.田中美海)とか好き。

寄宿学校のジュリエット

AmazonPrimeVideo独占

 脱・悲劇ロミオとジュリエットラブコメ)。週刊少年マガジン連載作品だけに、気軽に見られるラブコメ

 家柄が致命的な壁になってくっつく事が出来ないという既存モチーフに加えて学園内の派閥対立もくっつけて、わちゃわちゃした感じになっている。

 原典と比べてジュリエットちゃんが強い独立心を持っていて、それが物語の動くきっかけになるっていうシナリオがなんか今っぽくて好き。ロミジュリ読みたくなったので、オススメ翻訳があればおしえて下さい。

 わりと喧嘩するシーンの多い作品なのだけれど、1話決闘シーンでやけに剣の音拘っているなぁと思っていたら、音響効果森川永子だった(同氏は京アニ作品音響効果担当してたり、今期だと「SSSS.GRIDMAN」の音響効果担当している人)。流石に毎話あれだけ激しいシーンは無いにしても、楽しみではある。

 ヒロインジュリエット役が茅野愛衣だけど、まさか死なないよね。まさかね。

学園BASARA

 群雄割拠系学園モノ。は~乱世乱世。容はいものBASARA。

 声のテンションや絵のテンション最初からクライマックス。終始テンション極振りの展開で彼らの戦いを描いている。

ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士

 1415年、戦火欧州舞台にした英雄譚。2話から本編に入れるよう、かなり早足だった1話。冒頭20分くらいがプロローグ

 アンゴルモアみたいな時代劇ではなく「戦場のヴァルキュリア」のようなファンタジーモノ(もっとファンタジー要素多め)。人知を超えた力によって戦争を変えていくお話面白いのは、主人公は「無敵の力を直接得た人間」でもなく「悪魔の力を阻止するために立ち上がる勇者」でもなく「戦争を変える力を普通人間に与えた錬金術士」。倫理観による葛藤を一足飛びでバケモノを生み出すあたり、主人公独善的価値観がどう転ぶのかが気になる。当時の倫理観としては「バケモノを見つけたら教会差しさなければいけない」と描かれているので、生存ルートとして文字通り世界を変える壮大な物語なのかな。あと超人化の際やけに説明的なモノローグがあったので、今後も続々量産予定?

人外さんの嫁

 ゆるふわ日常ショートアニメ。なのに小話集。ゆえに1エピソード30秒くらい。人外さんは言葉が通じないので、(猫みたいな)人外さんの気持ちを慮る主人公物語。もし猫と結婚したら、毎日きっとこんな感じなのだろう。

ほら、耳がみえてるよ!

 中国漫画原作ショートアニメ。ざっくりいうとペット擬人化みたいな作品

 全体的に柔らかいタッチアニメになっている。ペットの声が村瀬歩くんだったりしてBL風に仕上がってるのだけれど、ガイコツ店員さんが言っていたように海の向こうでもそういう文化があるのだなぁ、としみじみ。

走り続けてよかったって。

 進研ゼミに付いてくる漫画代アニ版。ショートアニメ。ひょんなことから声優を目指すことになった主人公代アニの授業を受けながら成長していくお話

 ターゲットはおそらく「これから代アニ声優を目指すことになる若者」なので、本筋は青春ドラマ主人公福島潤はさておき、ヒロイン役の野口衣織は現役の代アニ学院生たまたま以前から知っていた方なので、見ているこっちが緊張する。シナリオも彼らの受難が続きそうな感じなので、1話からもう胃が痛い

 彩度が高く柔らかい背景。それほど書込みの量が多い作品ではないけど、基本会話劇だし。

ソラとウミのアイダ

 宇宙x漁業フィッシングではない)がコンセプトのゲームアプリ原作。第二の種子島でおなじみ、広島県尾道舞台アニメ宇宙飛行士と漁師といえば、子供にとって将来なりたい職業1位2位を競うほどの人気職だけれど、かといって本作が子供向けアニメかどうかはよくわからない。ノリがフレームアームズ・ガールっぽい感じがするけどホビーを売ってるわけでもないのね。内容は概ねテンポの良い会話劇。

 主人公の女のたちと対立するのは漁師町の男。子供vs大人というよりも女性vs男性という切り口っぽい。対立構造を作るために「男女雇用機会均等法」まで持ち出してきてる割に社会アニメではない模様。

anond:20181024213234

チャンピオン少年漫画枠に入れるのはなんか違うんだよなあ。

絵柄が少年漫画よりの青年コミック紙でしょ

2018-10-20

グレーは白になれない

自分漫画作品原作ファンなのだが、二次創作について思うところがあってこの記事を書いている。

二次創作妄想だ。

描かれる世界はいわばパラレルワールドで、キャラクター同姓同名の別人。

妄想では何をしようと自由。この国では思想表現自由で、趣味嗜好も性癖自由だ。

それ自体批判するつもりは微塵もない。そんな権利自分にはない。

どんな二次創作所詮二次創作だ。

二次創作が、原作原作ファンに直接的な影響を与えることは無い。

というか、影響を与えるのは好ましくないことだと思っている。二次創作は法的にグレーゾーンから

 

 

それなのに、原作関連の情報を探すためにサーチをかけたりすると、

大好きなキャラ同姓同名で同じ出で立ちをした誰かが、あられもない姿になっていたり、

大好きな作品名の「ジャンル界隈」で炎上騒ぎになっていたりということが、往々にしてある。

名目上原作とは無関係のはずの二次創作における問題で、原作名前が挙がる。

 

原作ファンからすればどうでもいい話だ。

どうでもいいのに、目に入る。原作が好きというだけで。

 

多様性尊重され、棲み分けが重視される時代から、面と向かって批判することもないし、他人権利尊重したい。

そう思って自衛を試みても、キャラ名や原作名が入っている以上、検索避けがあまり意味をなさない。

 

二次創作の内容に文句があるわけじゃない。

原作ファンがサーチをかけたときに、容易に見えるところにそういうものがあることに、何か引っかかりを覚える。

 

自分は成人で、少年漫画を好んで読んでいるのだが、

同じく原作ファンである少年に「(作品名を)検索したらエロいBLが出てきた」と言われてゾッとしたことがある。

最近では、原作側が特定二次創作主を認識していることが公式的に発表されるという話も度々聞く。

全ての二次創作主にとって、そういった話は他人事ではないはずだ。

 

からといって誰がどうするべきだなんてことが言いたいわけではない。

ただただ長い間つもり続けている、なんだかな、という気持ちをどこかに吐き出したかった。

 

 

追記

「目に入る二次創作の内容自体には特別な関心がないが、

信者棲み分けしていない・受信者がしようと思ってもできない状態には違和感を覚える」

という話

2018-10-17

ワールドトリガー感情描写が下手なだけ

anond:20181016205553

要はこれって、あの作者は感情を絵にするのが上手じゃないという単純な話だと思う。

感情表現っていっても、ワンピース僕のヒーローアカデミアみたいに泣き顔をドアップで見せろとか、感情優先で頭の悪い展開をやれってな話じゃないよ。

ワールドトリガーって意外に感情で動くシーンも多い。というか、ストーリーの楽しみってのは感情的なもので(数式や理屈だけで展開するもの物語とは言わない)、そこを異常に毛嫌いする方が変なんだけど。

増田の書いている三輪もそうだし、そもそもチカを守ろうとするメガネくんや借りを返すためにそこに着いていく木虎とか、戦略的な見せ場でありながら戦いそのものを楽しんでいたランバネイン、自滅するエネドラなど、感情で行動するシーンもキャラもそれなりにある。

なのにその印象が弱いのは、作者がそこを強調出来てないからなんだよね。(エネドラはかなり強調されていたと思うが、逆にエネドラくらいじゃないと印象的な感情描写をしないともいえる)

展開に感情起因のゴタゴタがなくてストレスを感じにくいのはいいんだけど、それと引き換えに肝心のクライマックスでも読者の感情を煽るような絵と演出になってないってのは、やっぱりちょっと弱い。

ドラゴンボールの有名な場面も「ギャルパンティおくれー!」「クリリンこのことかー!」「バカヤロー!」「バイバイみんな」、

ハンター×ハンターも「今すぐ君を壊したい」「余はこの瞬間のために生まれてきたのだ」など、全部感情的な瞬間。キャラ感情描写ってのは少年漫画では凄く重要なわけ。

漫画を書くならまずはキャラの表情を最低20種類は書けるようにしようという指南もある。

他のメジャー少年漫画と比べればすぐわかるけど、ワールドトリガーそもそも喜怒哀楽その他の表情がものすごく乏しい。顔だけじゃなくて、体も感情表現をしていなくて、ある種棒立ちと言える描き方が多い。

キャラ主体となる少年漫画としてはかなり異色の作画で、ただの新人なら真っ先に直されるところだ。そこが許されてるあたりが、この作品ストーリー構成非凡さの証明でもあるんだけど。

ピンチになってキャラがあせってる場面でも、非常に形式的な表情しか書かれていないので、「うわー大変だメガネくんどうなるんだ」と読者の感情をあおる力が弱い。人によっては、ただ答え合わせを読まされているような白けた気分にもなると思う。やはり読者はキャラと一緒にドキドキしたいのだ。

過去の回想で姉の助けを求める三輪も、涙を流してこそいるが、なんていうか物凄く曖昧な表情だ。これでは三輪が姉の死を悲しんでいることは理解できても、共感しない読者が出てもおかしくない。

印象的な場面として記憶に残らないので、三輪いくらネイバー憎悪をむき出しにしようとこのシーンが頭によぎらないのだ。こういう点が辛い。

感情描写が薄いところも含めて「それが味」といえなくもないけど、ネームはそのままに人物作画や表情を少し変えるだけで劇的にプラスになると思うので、これは欠点と言っていいと思う。面白いんだけどね。

2018-10-15

芥川龍之介の「邪宗門」を初めて読んでいるのだが

滅茶苦茶盛り上がるところで未完で終わるもんだから「えぇ……どういう展開にさせるつもりだったんだ……」って気になる

少年漫画なら、メインバトル始まる前に終わるもんだからモヤモヤ感半端ねぇな

2018-10-12

性的搾取性的消費を巡る戦いの歴史

-人工知能学会表紙碧志摩メグのうりんコラボポスター女子高生探偵シャーロットホームズ冒険日本版表紙駅乃みちかレーティッシュ鉄道ジャンプゆらぎ荘の幽奈さん巻頭カラー日向市サーファー動画境界線上のホライズン表紙ノーベル賞受賞解説でのキズナアイ起用
2013201520152016201620172017201720182018
戦端学会誌の表紙イラスト(Twitter投稿)現役海女フェミ団体明日少女隊」が公認撤回署名活動・提出美濃加茂市観光協会とのコラボ制作したポスター画像(Twitter投稿)海外小説日本語版表紙イラスト(Twitter投稿)鉄道むすめ用の描き下ろしイラストスイス私鉄採用した萌えキャラ画像少年ジャンプ掲載内容日向市PR動画書店平積みされたラノベ表紙を娘が気持ち悪いと指摘性的に強調されたアイキャッチNHK使用する事への弁護士による疑義
交戦経緯人工知能可能性を表現したイラストか、旧来の女性観を主張するイラストかの議論2014年に登場したキャラだったが公認きっかけにフェミ団体問題視コラボ企画過去にも行われていたが、ポスター使用されたイラスト問題視掲示駅前一部のみで店舗配布数は17枚だった。萌えイラストへのお気持ち表明。駅に掲示されたポスター等ではないにも関わらず、東京メトロで張り出されると誤解・曲解し開戦。また表情や陰影といった技法についての感受性乖離による交戦もみられた。駅乃みちか問題延長戦性的であるかどうかの違いとは何かを問う。弁護士編集部への抗議を主張。CM/PR動画におけるポリコレ炎上が続いた中、ポリコレ的に正しいと弁護士が絶賛・見習えと主張したことから別件との違い、本当に差別性は無いのかを問う。性的搾取性的消費・ゾーニング、公の場所定義といった議論へ。武蔵野大学社会学部教授キズナアイは適役ではなく炎上であるとするコラム記事yahoo掲載女性蔑視の萌えキャラである中日新聞記者同調したが後に教授聞き手女性であることへの問題提起であると主張。過去投稿から社会学論文に於ける慣習についての疑義へと発展。
争点性差別女性蔑視海女への侮辱性的搾取性的表現胸部の強調による性的消費・性的搾取性的表現セクハラ性的表現原作者への侮辱性的搾取性的消費・性的表現、表情やポーズ扇情的か、スカートの陰は透けである駅乃みちかとの違いは何か少年漫画誌に於ける性的表現女性蔑視・性差別散々批判されてきたルッキズム性的搾取には当たらないのか性的表現性的搾取ゾーニング性的表現性的搾取・聞き役を女性に当てはめる事に対しての性差別
結果編集委員会見解を表明。次号では女性ロボット目線イラストに。志摩市公認撤回ポスターイラスト差し替え制作コラボ企画実施原作者大喜び。スカートを単色に修正したが後の鉄道むすめ企画では東京メトロ版みちかイラスト使用不明不明表現の受け取り方は人それぞれ」「あなた要求したわけではない」キズナアイ騒動接続周囲で小競り合いは残るもののほぼ終戦ムードキズナアイ秋葉原バーチャル観光大使に任命される。

参考文献:

人工知能学会の表紙は女性蔑視? https://togetter.com/li/607736

碧志摩メグ炎上問題三重県志摩市)まとめ一覧 https://togetter.com/li/873570

日本版女子高生探偵シャーロットホームズ』の表紙に対する一部の批判 https://togetter.com/li/1024743

駅乃みちか問題まとめ https://anond.hatelabo.jp/20161018105236

ゆらぎ荘の幽奈さん」(週刊少年ジャンプNo.31 巻頭カラー炎上問題/まとめのまとめ https://togetter.com/li/1127474

ポリコレ物語の結末 https://togetter.com/li/1145999

2018-10-09

萌え絵についての、まだオタクが見るし描くしという頃の記憶

萌え絵について考えた時、うる星やつら存在は大きい。

うる星やつらキャラデザは、萌えという記号が満載だ。

虎柄ビキニ鬼、パッツンセーラー服白衣保健女医、フリフリ女子……などなど。

ただ、高橋留美子の絵が「萌え絵」かというと、わりと微妙エリアになる。

とちらかというと絵柄は水木しげるのとなりにある気もする。

そこに描かれた絵は確かに萌え」の記号なのだが、絵柄として「萌え」かというと微妙である

朝起きたら、「高橋留美子みたいな絵柄になっていたらいいな」とアニメオタクが思うかというと

微妙だ。

当時のオタクアニメ)は「好きな絵柄」という自意識が強くあって

特にA先生とB先生を合わせて2で割ったような絵柄になりたい」みたいなのが良くあった。

同人誌自己紹介で、あちこちで見られた自意識

美樹本晴彦とか良く名前があがっていた。

それは、これまでにない新しい絵柄というものが、ティーンエイジャーの心をむんずと掴んだのだ。

その意味でいうと高橋留美子の絵は、ティーンエイジャーにとっては新しいものではなかった。

ただ、うる星やつらで見つかった、オタク好みの絵の流れというのもある。

森山ゆうじプロジェクトA子とか土器手司のダーティーペアとかへ繋がるあのへんのアニメ絵の流れ。


エロゲーでいうと、ELFのあのへんの作品と繋がる。

「野々村病院の人々」とか「河原崎家の一族」とか。

ちゃんと動かせるアニメっぽいデッサン力のある身体

そこに、PC98の肌色塗りテクニックDNAが入っている。

描く人が憧れる要素がある。


一方、萌え絵少女漫画からというのもがある。

かつて少年漫画の絵はGペンの太い線。一方少女漫画丸ペンの細い線だった。

そういう守るべきルールがあると子供は思っていた時代があった。

この細い丸ペンによる線。

ここの身体感覚がわかるだろうか?

丸ペンは繊細な人間しか描けない!」と、実際に紙にペンで描いてみようとした男子は思うものだった。

絵柄自体に繊細な少女身体を感じる。

壊れやす砂糖菓子のような絵。アニメセル画塗りに対し、淡い水彩が似合う。

終末の過ごし方」とか多少それっぽい。

この2つのDNAが、混ざり合って、オタクが憧れる絵柄は色々変わっていく。

デッサンポンコツだが、雰囲気カラー処理などこだわる部分が魅力的な絵が多く出てきた気がする。

雫とか。

そういう時代を経て、経て、経て、今はとにかくみんな上手い。

断絶の壁がある気がする。

受け手意識が変わっている気がする。

PCフォトショからSAIの塗りを経て、経て、経て、2018年だしな。


まだオタクアニメを見て感動して、自分でも(アマチュアとして)模写するのが普通だった頃の記憶

ちなみに、オタクはがきイラストを送る先の最高峰ファンロードだった。あそこはレベルが違った。

2018-10-07

anond:20181007094842

実際に喧嘩すると拳や手首を痛めたり顔面のあちこちを痛めたり鼻血が凄い勢いで出てきたり目の付近殴られると本当に星が見えるなとか翌日の痛みですごくしんどいなってのは高校生になってやっとわかった

かにも熱出したり念のため病院行ったり

少年漫画だと喧嘩しても次の日なんの変化もなく日常があるけど、そういうのはフィクションなんだなって分かった

元々格闘技などの練習してる人ならまた違うんだろうけどほとんどなにも下地のない人が喧嘩なんかやるもんじゃいね

2018-10-06

アニメ初心者友達お勧めアニメを聞かれた時に

今、そこにいる僕』を勧めたくなる。

小5であれを観たときの衝撃を1/10でもいいから味わってほしい。

まあ、理性が働くからやらないけど。

導入が「悪の組織に追われる少女を偶然出会った少年が助けようとする」っていう少年漫画のテンプレを装ってるあたり凶悪だと今でも思う。

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