はてなキーワード: 少年漫画とは
今年UMBに行くのはとても迷っていた。
正直知らない人が多くてあまり魅かれなかったし、チケットを買うタイミングをミスって二階席が取れなかったこともあり、ぎりぎりまで悩んだが、結局行くことにした。
戦極やKOKに出るのはある程度選別された上、関東・関西を中心に有名どころが出てくるのもあって、ほぼすべての登場人物を知っている状態にある。
でもそんな自分でも、UMBの出場者の半分くらいは何も知らなかった。(この人去年も出てたなあ、くらいの知識)
その次々と誰かよく分からない人が出てくるのが、どこか思い入れのない学校が次々出てくる甲子園に近いものを感じ、理由ない応援が自然と出てきた。
おそらく、出場者の彼らも相手がどんな奴か知らないからこそ無茶カマせるし、「自己紹介から始める」という大義名分を得ることができた、と思う。
これがUMBの特色となりえるポテンシャルを感じた。
ただこれは有名MCたちがUMB離れを加速させたからこそ出た特色であり、棚ぼた的なものかもしれない。
10:0で会場は輪入道に挙げたのに、陪審員は0:10で相手の票になって延長したり(システムエラーか票の操作ミス)、
もう終わらせてやれよって泥仕合が繰り広げられたりもした。でもまあ、それでも去年よりは泥仕合が少なかったかなあ。
松島のこと少し許せるようになった。あの「ある程度のシナリオを用意してくる」スタイルが好きではなかったけど、今回はなんか許せた。
BALA、俺が主役だぜって感じで出てきたのに、一回戦で負けてウケた。自分はjony the sonataに挙げた。
GOTIT、優勝もあるかと思ったポテンシャルだった。惜しい。ニガリや椿に対しても強く、なんとなくNAIKAMCに近いものを感じた。必要以上に熱くなく、良いユーモア感があった。
SKRYUくんは良かった~。去年のKOKプレーオフ?かな、あの時よりも印象すごく良かった。脱力しつつ会話重視で、ニガリ倒したかと思った。
SAMはかかり過ぎたかなあ? 戦極のほうが良かった。来年頑張ってほしい。
輪入道は一回戦の延長が良すぎた。DVD買って見てほしい。あと、終始相手の良いとこを出させた上で、それを乗り越えるみたいな少年漫画バトルをやろうとしてるように感じた。
KZの良さ分かんないなあ。お前優勝したの?っていうくらい負けた試合かなんかで語っててウケた。どの位置で語ってんの?
紅桜に対しては、もうずーーーーーっと「早く歌って」って思ってた。「歌ったら勝てるよ」って紅に教えたかった。相手に腹パンしたの笑った。また出てほしい。音源聞こう。
T-STONEはよかった~。だーひーのとこも勝っても良かった。オロナミンCの話をもっと展開すれば勝てたかも。
椿はよくわかんなかった~。残念。
むら、惜しかった~。KAKKYのとこは陪審員にさっさと決めてくれって思ってた。延長し続けて、終始客判定で勝ってたむらが負けたのも不運。
APACHEは良かった、なんか存在感あった。地元の先輩にいたらかっこいいだろうな。
なんか名前忘れたけど、静岡の子の地元のマイメン(多分)が声援送りまくってるの良かった。甲子園っぽい~。
だーひー輝いてた~。MU-TONのとこ勝ってたら本当に人生変わった(と思う)。客の判定責任は重い、と感じた。戦極のときの欠点としてたキャラ付けは、EPリリースの件で変えられたと思う、すごい。
AUTHORITYくんは韻も堅かったけど、アンサーも定型の返しじゃないのも良かった。「お前の街の話してくれよ」って言われて「桜の一番きれいな街から来た」ってのも良かった(彼は青森代表)。あといちいち持ってくるフレーズにロマンを感じた。
MU-TONは強かった。一時期の「プロップス持ってる」感じは少し冷めてるように感じてた、だからこそ今回の優勝に価値があると思う。客はちゃんと判定してMU-TONをチャンプにした。やりがちなお涙頂戴一切しなかったのも単純にカッコよかった。
KOKは行かなかった。呂布カルマ優勝して嬉しい~。^-^
もっともビビりもビビり、呪怨なんて目と耳塞がないとダメみたいな人だったので専ら本で怪談を読むばかりだったけれど。
図書館で週に2,3冊怖い話の本を借りてはびくびくしながら読破する、そんな日々だった。
その中で印象に残っている話が今回の話。
狐というか「お稲荷様」を主軸にした話である。あらすじはこうだ。
主人公の剣道をやっている女の子。赤胴を着て日々練習に励むものの中々上手くはならない。
そこで近所の稲荷神社に参拝して「剣道が上手くなれますように」だかお願いをする。
すると次の日くらいから、道場の卒業生らしいお姉さんが剣道教室に訪ねてきて指導をしてくれる様になった。
中でも主人公には積極的かつ優しく指導してくれて、お陰で主人公も実力がめきめき上達。
そのお姉さんに懐くようになる。
ところが、ある日を境にお姉さんの態度が少しぎこちなくなる。加えて変ないたずらも主人公の周りで起き始め。
そしてお姉さんと対戦する時、面の向こうに吊り上がった目と口がこちらを見ていることに気づく。
「礼の一つもなしかい、え? 赤胴」
そう、やはりというかお姉さんはお稲荷様(=狐?)の化身であったのだ。
実はお稲荷様には『願いが叶ったらお礼をしないといけない。』というルールがあり、主人公はそれを忘れていた。
そこに、「本当に有難いと思ってんだろうな、え? 赤胴」と。
どこからかそんな聞き覚えのある声が聞こえて話は終わり。
当時はこの怪談が結構怖くて印象に残ってたんだと思う。(いたずら描写とか変貌する様とか)
ただ、今こうして思い返すと怪談というより少年漫画にありそうなやつだと思う。
ちょっとドジな剣道小学生っ娘と、見返りがないと祟りを起こす、口の悪い稲荷神(もとい年上のお姉さん)のバディもの。
前者が中心ならスポ根ものだし、後者が中心ならほのぼのなり非日常系なり派生させられそう。
……かつてこの話に戦々恐々としていたちびっ子が。
薬を飲み忘れた日の夢はいつも怖くて、あまりに怖いので書いておきたくなった。
今回見たのは
終戦間近に命を散らした特攻隊の苦しみを描いた映画を見て怖かった
という夢だ。
なんかね、零戦ではなく、小さなロケットみたいな潜水艦に数人で乗るの。
遠方から弾を撃って敵を駆逐するんだけど、一号機の出撃が思いの外上手くいって、次号機をつくるときに製作陣が欲をかいたの。機動性とか推進力をもっともっと極限まで追求しようってことで、もうそりゃ狭いスペースにぎゅうぎゅうづめに四人くらいの人が縦一列に並んで座らされるわけ。そんでものすごいスピードで出撃するんだけど速すぎるの。あまりに速すぎて、艦がもう形を保てなくなってくるわけ(このへんからわたしの物理学的見識が少年漫画並であることが発露しはじめる)。艦内の気圧が(なぜか)急激に下がり始め、中の乗組員は圧迫されはじめる。加速とともにどんどんつぶされてゆく艦体。それでもますます加速する潜水艦はついに限界を超え、ばらばらに壊れ始める。それと同時に乗組員の身体もばらばらに砕かれる。時間にしてわずか数秒。乗組員は自分達がどうなったのかもわからないまま、血と肉片と骨片とに砕かれて海中に散りばめられてしまう。その数秒間のすさまじい痛みや恐怖を数十分にもわたって克明に描写する映画。
実はそうなる可能性が決して低くないというのは乗る前からわかっていて、いまわの際に彼らは走馬灯の中で上層部の老人達に同じ苦しみを味わわせてなぶり殺す。しかし現実にはもちろん老人達は生きていて、今なお若者達の血と肉の上にのさばり続けている。
この老人達は実在の人物で、映画を見終わったわたしたち観客はその足で老人達を殺しに行く。そうするのが自然だからだ。しかし結局それは彼らの奸計で実現しなかった。何も変わらない。乗組員達の痛みはわたしたちの痛みとしていつまでも身体に染み込んで抜けない。
そして「だけど中退してエンタメ業界に入った変わり者なんだ」という言葉がその後に続いた。
「面接受けると絶対『なんで東大の院まで行ってこんなとこ受けるの』って聞かれまくって落ちまくった」
と少し自慢げだった。
「親に強制されて東大まで言ったのにそんなことになって肩身が狭い」
ということを常々言っていた。
「大学自体の思い出」や「友達と会った」という話は一度も聞かなかった。
その人は
「やっぱり漫画がやりたくなったけど、画力がないから原作担当になった。近々連載を開始する」
と言っていた。
そして
「お仕事ものだし、主人公をおっさんにしたいんだけど担当がどうしてもショタにしたいって言う、わかってない」
と愚痴っていた。
ある日
「これで編集会議にかけることに決定した。アニメ化も狙ってる」
詳しい内容は伏せるが、ジャンルで区分すると「エロコメ」としか言いようのないものだった。
外見が少年ならギャグの範疇ですむだろうが、おっさんならどう見てもただのセクハラ行為にしか見えないだろう。
と言ったがその人は不満そうだった。
「編集長からこのジャンルはカテゴリーエラーと言われた。他社に持ち込んでもらって構わない」
と言われたのだ、と肩を落としていた。
その日の飲みは荒れた。
一年以上かけて打ち合わせをしたのに、本当は王道バトル少年漫画をやりたかったのを方向転換したのに、そもそもエロに寄せることもなかったのに、など。
「こんなだったらやっぱりおっさんで押し通せばよかった」
どうやら「主人公をショタにしないと編集会議に持って行きません」くらいのことを言われて泣く泣く主人公を変更したらしい。
バトル漫画の方はやらないのか、と聞いてみると「担当が乗り気じゃなかったし、会議にかけた方がウケると言われて無理だった」、と。
そしてその人はベテラン少年漫画家の名前を挙げ、「僕の目標はこの人の作品だから。本当はそういうのがやりたい」と言い出した。
私はその漫画家のファンだったので「今ちょうど原画展やってますね」と少し前のめり気味に言った。
もちろん愚痴をそれ以上聞きたくないという計算もあったのだけど。
その人はきょとんとした顔で「そうなんだ、別に行かないけど」と返事をした。
そして「話は目標にしてるけど、絵は興味ないし」と続けた。
その後も「その連載は途中で読むのをやめた」「最近は漫画自体読んでない」などと続けられ、その話は終わった。
別れ際、「今回のネームは別の出版社に持ち込む。アニメ化後に頭を下げてきてももう遅い」というようなことを言われた。
そして「そうなったら今度こそ自分の一番やりたい王道バトル少年漫画を連載する。僕は東大の院まで行って物語について研究してるから」とも。
そうですか、としか言えない私にその人は「僕は本気だから」と親指を立ててみせた。
私はただ手を振って、その場から背を向けた。
少年漫画だったら「師匠キャラの死(ババアは師匠じゃない)」「ライバルとの邂逅(マウリはライバルではない)」「インフレ化する強敵(ラストはお決まりのようにピカーフラッシュで終了。主人公らに絶望は無い)」みたいなお決まりのパターンを踏むべきなんだが、第一話くらいの展開で終了しちゃってるじゃん。
少年漫画のユニセックスさや進歩と比べてなんなの?まじでゴミ。大昔の文脈に頼りきって革新性の欠片もない。男性読者がどんどん減ってるのをみても明らかに少年漫画に負けてる。
元々男性読者は少ない世界だし、歴史に残る名作と比べたら大半のものが数年後には忘れ去られているであろうゴミってのは少年漫画も同じだし…
ジャンプは女性読者も狙ってると公言してる雑誌だからね。だからトップで居続けられてるわけだけど。
所謂「女子マンガ」の世界はかなり時代を反映していると思うけど。
児童向けでも、ちゃおを読む限り恋愛一辺倒ではなく夢を追ったりするのがメインってのも多いと思うけど。
(まあその「夢」がアイドルだったりファッションデザイナーだったりするんだけど)
あまり真面目に読んでる訳ではないが。
こいつらが一番オタク界隈で保守的なくせして、自分達が一番多様性を支持してるとか勘違いしてイキッてること。
最たる例がプリキュアとか昨今のBLジャンル。念のためいっとくけど女性限定じゃないよ。男のファンも含めて。少女マンガ研究家とか。
少年漫画のユニセックスさや進歩と比べてなんなの?まじでゴミ。大昔の文脈に頼りきって革新性の欠片もない。男性読者がどんどん減ってるのをみても明らかに少年漫画に負けてる。ジャンプが女性受け狙ってるとかいって叩かれてることあるけど少女漫画は最早男の子の眼中にすらないから話題になることすらどんどんなくなってる。一部の例外を見つけて見なかった振りをするんだろうけどね。
マーケティングをサボるわ、進歩がないわ。こんなゴミみたいな惨場でなにをドヤってんのか。
「男が近寄ってこない」とか言い訳するんでしょ? 松田奈緒子先生の「少女漫画」でも読んで一生気持ちよくなってりゃいいよ。少年ジャンプがどれだけ女性読者を意識してるかもう言うまでもないでしょ。それで叩かれさえするのに。