自分は漫画作品の原作ファンなのだが、二次創作について思うところがあってこの記事を書いている。
描かれる世界はいわばパラレルワールドで、キャラクターは同姓同名の別人。
妄想では何をしようと自由。この国では思想も表現も自由で、趣味嗜好も性癖も自由だ。
それ自体を批判するつもりは微塵もない。そんな権利も自分にはない。
二次創作が、原作や原作ファンに直接的な影響を与えることは無い。
というか、影響を与えるのは好ましくないことだと思っている。二次創作は法的にグレーゾーンだから。
それなのに、原作関連の情報を探すためにサーチをかけたりすると、
大好きなキャラと同姓同名で同じ出で立ちをした誰かが、あられもない姿になっていたり、
大好きな作品名の「ジャンル界隈」で炎上騒ぎになっていたりということが、往々にしてある。
名目上原作とは無関係のはずの二次創作における問題で、原作の名前が挙がる。
どうでもいいのに、目に入る。原作が好きというだけで。
多様性が尊重され、棲み分けが重視される時代だから、面と向かって批判することもないし、他人の権利は尊重したい。
そう思って自衛を試みても、キャラ名や原作名が入っている以上、検索避けがあまり意味をなさない。
原作ファンがサーチをかけたときに、容易に見えるところにそういうものがあることに、何か引っかかりを覚える。
同じく原作ファンである少年に「(作品名を)検索したらエロいBLが出てきた」と言われてゾッとしたことがある。
最近では、原作側が特定の二次創作主を認識していることが公式的に発表されるという話も度々聞く。
全ての二次創作主にとって、そういった話は他人事ではないはずだ。
だからといって誰がどうするべきだなんてことが言いたいわけではない。
ただただ長い間つもり続けている、なんだかな、という気持ちをどこかに吐き出したかった。
追記:
発信者が棲み分けしていない・受信者がしようと思ってもできない状態には違和感を覚える」
という話
どうでもいいなら目に入ってもよいのでは?