2019-08-31

日韓関係をめぐるアメリカ記事について雑感

日韓貿易摩擦界隈について、日本報道だけ見ていてもよくわからないので、英語で報じられている当事国以外のニュース見出しを眺めていた。

昨日あたり、ニューヨークタイムズワシントンポスト見出しがわかりやすく変化したように思えたので中身も読んでみた。

これは、アメリカメディア論調に変化が見られたと考えていいのか。

ニューヨークタイムズ

Embattled at Home, South Korea’s Leader Turns on Japan, Stoking Old Hostilities

https://www.nytimes.com/2019/08/30/world/asia/korea-japan-moon-jae-in.html

見出しはざっくり「国内では四面楚歌、よって昔ながらの敵国である日本を責め立てている」という感じの内容だと思う。

韓国では、もともとの経済政策の行き詰まりに加え、最近の米中貿易戦争あおりを受けてさら経済悪化した。

トランプ日韓あいだを取り持つどころか、防衛費分担マシマシでと言ってくる。

北朝鮮との交渉も上手くいかない。

政権は追い詰められている。その結果、日本を敵視する政策に滑車がかかっている。

ワシントンポスト

The Japan-South Korea dispute isn’t just about the past

https://www.washingtonpost.com/politics/2019/08/30/japan-south-korea-dispute-isnt-just-about-past/

見出しは「日韓の摩擦は過去出来事けが原因ではない」という感じだろうか。

こちらでは、日韓国交正常化の際の賠償金とその使途について書かれている。日本国内には歴史修正主義的な考え方もあれば、過去に関する深い悔恨を持つ者もいると紹介されている。

日韓関係がいい状態にあった時期についても触れられている。

そのうえで、現在両国の摩擦は過去が原因ではないとしている。

上記つの記事共通しているのは、日韓関係悪化を導いたのは韓国の現政権政策にあるという考え方のようだ。

これまで見出ししか読まずに中身をスルーしてきてしまったので、断言はできないが、ここ数日で少なくともアメリカの主要メディア論調が大きく転換したように思った。

ビフォーアフターで言うと

フォー日本過去の償いをちゃんとしなかったのを韓国が責めている

アフター:日韓関係悪化を招いたのは韓国大統領

と読めなくもない。

乱暴なまとめですまない。

ただ、アメリカの態度がここにきてずいぶん変わったのは、対岸の火事じゃなくなったからなのかもしれない、などと思い、興味深かったので。

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