はてなキーワード: 嗜好品とは
" イオンエンジンも眠る丑三つ時。墨を流したような暗がりの中に縞模様の宇宙服の男が歩いています。手には提灯もなく、月は雲で隠れているのにひたひたと日中をゆくが如く堂々と街道を歩いています。向かう先は町外れにあるNASAの酒蔵です。ご存知のように老舗の宇宙問屋であるNASAは宇宙燃料に、嗜好品に、と使い勝手のいい酒を自家栽培するようになり今日では「まるな印のNASAの酒」として市場を賑わせています。その酒蔵へ、男は吸い込まれるように入っていくのです。カードキーで施錠されたNASA鉄壁のセキュリティーも男の手にかかれば造作もありません。懐から取り出した木の葉を滑らせると「ピッ」という小気味良い音を立てて開いてしまいます。扉は油を引いたように滑らかな動きでスライドし、真っ暗だった通路に灯りが点ります。ぬっ、と入ってきた宇宙服の男は電灯の下ではまさしく異様な風体でした。六尺はあろうかという見上げるような宇宙服の大入道で、全身に黄色と黒のだんだら縞が入っています。奇矯奇怪な風体ですが不思議と品位を感じるのはそのゆっくりした立ち振る舞いからでしょうか。やおら男は歩を進めます。警備員はというと監視カメラに睨みを利かせていたのですがちっとも男の侵入には気づきません。煙のようなものがモニターを横切ったようにしか見えないのです。男は真っ直ぐ酒蔵に向かうと醸造樽をにハシゴをかけ、猿の様な勢いで一気に上りきるとそのままどぶり。酒の中に入ってしまいました。立ち泳ぎをしながら男のヘルメットが横一文字に裂けたと思うと大きく開きます。中から輝く白い歯列。どうやら口のようです。そのままごうごうびゅうびゅう音を立てて酒を飲み始めます。しばらくすると宇宙服が全体に赤みを帯び、満足したのでしょう大きな大きなげっぷを垂れました。ぐえーふ。そして滑らかな樽の表面に手を突くとヤモリのように登りきり、ふちから外に飛び降りました。流石に酔っ払っているのでしょう。尻からどっかと落ちてしばらく寝転がっていびきをかきます。しかしそれも寸刻のこと。ふらふらした上体を揺らしながら起き上がるとゆっくり出口へ向かって歩き出します。ここへきて警備員は物音から動き出すのですが男はすんでのところで逃げてしまって行方はようとして知れません。これが月に何べんもあります。
NASAの高官たちは寄り合いを開いて対応を協議することにしました。長官がぱちぱちとはぜる囲炉裏の火を見ながら語ります。「これは我らが神をないがしろにし、ロケットでただ宇宙を駆ることばかり考えた罪ではないのか」かぶりを振って「気ばかりのスティーブ」と呼ばれる翁が怒気混じりの声を上げます「こんなものは怪事でもなんでもない!ただの泥棒だ!警備員を倍増させ、捕まえてしまえば問題ない!」そこへ人事部のロジャースが鼻声で反論します「君、警備員を倍増させるのはいいよ。しかしね、その給料はどうするのかね。10人増やせば月に3万ドルの出費だ。それに泥棒を捕まえたらすぐクビにできるのかね?一ヶ月でクビ切り?おお、怖い。私は幽霊よりも労働組合が怖いね!」長官は二人のやり取りを呆けたような目で見て震えるばかり。とても裁定ができるような状態ではありません。先週妻と協議離婚をしたばかりなのです。親権も奪われました。涙ばかりがぽろぽろこぼれます。頭に浮かぶのは幸せだったころの自宅の庭。今では古タイヤがつまれているだけです。そこへ新役員のホプキンスが手を上げます「それならここにいる役員全員がかりで泥棒を取り押さえようではありませんか。幸い我々は一般職員と違って仕事をしていない。時間は十分にあります。それに私は我々の日本の友達、JAXAから棒を貰う算段をつけています。アジアに生える桃の木で作った棒は邪気を払うといいます。この棒で泥棒を叩きのめせば普通の泥棒なら死ぬでしょうし、怪異であっても無事ではありますまい」その後、閑をもてあました役員たちはそれでも命令を出すのに忙しいと文句を言って中々重い腰を上げませんでした。しかし、長官が人寂しさから全員酒蔵でキャンプをしようと訴えだし、その様があまりに哀れだったため無下に断ると死んでしまうような心持にさせられたため役員総出で寝ずの番をすることになりました。
老人たちの酒蔵生活が始まりました。杜氏は黙々と仕事をするだけで彼らを一瞥もしません。なぜなら彼らはロボットであり視覚センサーを備えていないためそもそも見ることができないからです。終業時刻を迎えそれぞれ酒蔵の目立たないところに張ったテントに戻ると全員それぞれテント内でちびちび酒を飲んだりマンダリンを弾いたり思い思いのことをしています。そんなことで泥棒が捕まるのかはなはだ疑問でありますが、彼らは仕事をしない生活が当たり前になっていたため全員目標を忘れていたのです。そんな生活が四晩も続いた頃でしょうか。ついにだんだらの宇宙服がやってきました。彼は既に見つからないことが当たり前になっていたせいでしょうか。宇宙服の表面は毛羽立ち、ヘルメットからは大きな舌が覗いています。鼻歌を歌いながら酒樽に近寄りハシゴをかけようとすると「ジュワッ」肉を炙るような音がして宇宙服の手袋が黒く焦げました。ハシゴを桃の木製に架け替えていたのです。あっ、とうずくまる大男に老人たちが殺到しました。堕落したとはいえ元はやり手のサラリーマンたちです。身のこなしが違う。久々の仕事に興奮した役員がやたらめったら男の全身を打ち据えます。ぼっ、じゅっ、叩く度に焼きゴテを押し当てたような音がします。きゅうきゅうという音を立て、身をくねらせる大男は徐々に身長が縮んでいき宇宙服もぼろぼろになり獣の毛皮のようになっていきます。狂乱の二分間が過ぎると長官が割って入りました「みな待ちたまえ。もうこの泥棒に盗みを続ける気力はあるまいよ」そこには大男だった痕跡もほとんど残っていない一匹の狸が傷だらけの全身を震わせ横たわっていたのです。不憫に思った長官が狸に尋ねます。ここは人間の酒蔵だ、一体どうして人間の酒蔵を荒らすのか、狸は目に一杯の涙を貯めて語ります。「つい先年、妻と協議離婚をしたのです。親権も奪われ自暴自棄になり、とにかく酒以外に救いがなかったのです。人間様にご迷惑をかけたのはわかっています。それも今日のように罰せられるのを期待していたのかもしれません」それを聞いた長官は膝から崩れ落ちて泣き出しました。おお、お前は私だったのだ。狸を抱き上げ介抱を始めました。もうこんなバカなことをするものではないよ。酒が欲しいのなら私に言いなさい。獣一匹が飲む量くらいはすぐに都合してやろう。「ああ、旦那様。人間とはかくも暖かいものだったのですね。いいえ、いけません。貰うばかりでは狸のプライドが立ちません。どうか私にもできることをやらせてください。そうだ、エンジンの出力を上げるくらいなら狸にとってはどうということはありません。これからNASAで打ち上げるロケットは全て狸の加護を加えましょう」それからというものNASAから打ち上げられるロケットの出力は全て30%増加することになりました。それによりNASAの宇宙開発は飛躍的に進み、今でもNASA本社の玄関には傷ついた狸を抱き上げるかつての長官の銅像が立っているのです。とっぴんぱらりのぷう。"
ガッチャマンクラウズしか見てなかったけど、噂を聞く限りではオーバーロードが評判よさげね。
うーん見てみようかなー
うまるは原作読んだけどうまるかわいいし3分アニメだったら毎週みたのになあ
なんかもー自分が知らないラノベ原作のアニメは全部食指が動かなくてねえ・・・
かといって原作知ってたらそれはそれでもう展開わかってるから見ないってなるし
完全オリジナルかつ好きな監督とかスタッフが作ってるのしか見なくなってきたわあ
嗜好品のアニメですら失敗を恐れて費やす時間と労力を避けている
そんなんで脱独身なんかできるわけねえわな
でもそれが俺なんだよな
定年後に縁側でゆっくり茶を飲むような毎日を一秒でも早く過ごしたい
なにも したく ないよー
つかれたー
ググッタぞー。婚活支援も分かるんだけどさ。恋愛したこともないのに、婚活とかって、ちょっとね。って普通考えるよねえ。
恋愛→いいじゃん→結婚でもしますー?って流れじゃなく、イキナリ結婚しましょうは、ちょっとね。あと、そういう対策系の奴って、国が小子化だからーっておなざりにやってるだけだよ。ジョブカフェとかと同じ、天下り。
努力ってほどじゃないが、気が向いたら服買ったり。
あとは毎日ヒゲそったり化粧水、ワックス、月1美容院、夜だけ炭水化物抜きダイエットくらいはしてるぞ。
あとは、ファッション雑誌とか、女用に話題仕入れるためにananとかは読むぞ。
まったく意味ないがなwそれ以上って何があんだろうなあ。努力の方向が間違ってるのかもしれんなw
ってか、この程度じゃねーかな、普通のモテない男の努力って。これ以上頑張って、109が似合う程度までレベルアゲって流石に無理w
金も、ビームスとか、そんなのに使うくらいなら、そりゃエロゲーや、時間もxvideosアサリにかけちゃうでしょうね。
俺がやってる以上の努力を求めるなら、そりゃ恋愛のコスパ悪すぎるわwオワコンもしょうがないな。
コンビニでチョコモナカジャンボ買ったら140円とか!!!!
120円ですらねーのかよ!!!!
そのうち100円アイスだと思ってたやつの通常価格が全部200円になるだろこれじゃ!!!!!!!!!!!
貧乏人はガリガリ君だけ買っときゃいいってか?はん!!!!!偉そうに!!!!!
普段買わないものを買うとすごく物価上昇を感じてショックだわ・・・
原材料高に合わせて消費増税のダブルパンチとか、マジ勘弁・・・
消費税はマジで食料品(酒、お菓子、アイス等の嗜好品除く)だけでもナシにしろよ・・・
こちとら全然景気よくなってねーんだよクソが!!!!!!!!!!!!!!!!!1
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
AVやオナホール、二次元、風俗。こんだけネタができてくると、供給過多になっちゃうんじゃないか?
ってか多分、最低限の供給は終わってると思う。
つまり、現在さらにAVや二次元が供給されてるってのは、過剰に供給してるわけだ。嗜好品なわけだ。
っと思うんだけど。男達の彼女強奪戦は毎年加熱してるように思える。どうしてだ?
もしかして、既婚者が不倫枠で女をゲットしまくってるからか?少子化で、本当に女を必要としてる20~35くらいの男達より、40代、50代の人口のボリューム層かつ金のあるおっさんが女をゲットしまくってるのか?
俺自身、どの程度なら性欲に満足できるかを考えてみた。
ある程度使用に耐えうるセクサロイド、二次元を十全に体験できるバーチャルリアリティー技術、五感に訴えられるオナホール。
このあたりが完成すれば性に対して欲求不満になることは多分なくなると思う。
良く賢しらに「なぜ貧困層は自炊をしないのか?」と煽る馬鹿がいる。
そういう馬鹿に限って、自宅でボーッと待ってればメシが出てくるような生活をしている。
終電も近くまで働いたり、土日も出勤するストレスの高い生活を送ったことも無いようなヤツほどそうやって相手を馬鹿にする。
だから、残念な想像力の人間には理解できない「高ストレス下では意思決定力が鈍る」であるとか「気力」の話はしない。
テレビが映し出す画角の外側を想像できない人間でも判るように、コスパだけで話をする。
ヤカンは持っていて、上水道は引かれており、ガスは使えるとする。
ここでカップラーメンは、伝統的であり満足できる分量であるカップヌードルシーフードBIGを基準にする。
トータル8分+誤差だが、これは待機時間を含む。実働時間は30秒程度となる。
つまり、お湯をわかす準備(10秒程度)+お湯を入れる(10秒程度)+片付ける(10秒程度)
サッポロ一番塩ラーメンに代表されるように基本的に具材を足すのが一般的であり「素」で食うものではない。
野菜を揃え、卵を載せ、各家庭の「具材」の独自性があってこその袋麺なのだ。(それを否定するものではない)
で、良くカップ麺がコスパが良いって話をすると、袋麺と比較する馬鹿が沸くので、ここで比較しておく。
鍋とフライパンと丼、菜箸は持っているという前提を置く。
トータル10分+誤差だが、実働時間は、炒めに3分、準備10秒、丼セット10秒、片付けに5分となる。
ここでは譲歩して、一食分単位に落とし込もう。
つまり、一週間に一度買い物に行き、毎日同じ食生活を送るという前提で使いきれる分量を買ったと想定する。
鍋とフライパンと菜箸、キッチンバサミか包丁とまな板、炊飯器、塩コショウ、茶碗、汁椀、皿、は持っているという前提を置く。
炊飯までの準備が3分程度、炒めに3分、準備1分、盛り付け30秒、片付けに5分となる。
圧倒的にカップ麺が安い。
自炊よりも41%も安い。
しかも大抵の場合、自炊はコンビニでなくスーパーに行くので、プラスで時間がかかる。
つまり煽っている馬鹿は、非常に限定された想像力の上に、具体的な算数すらしていないことが良く判る。(皮肉)
豚骨ラーメンを喰う客に「家で30人前作れば一食300円になるのに、850円も払ってバカなの?」とは聞かないだろう。
寸胴で豚骨煮込む手間は、多少薄らボンヤリとした馬鹿でも想像がつくからだ。
吉野家や松屋に牛丼を喰いに行くオッサンは、牛丼だけに金を払ってるんじゃない。
目の前に牛丼が置かれ、食った後の片付けをする必要がなく、手早く出てくるから金を払うのだ。
食器は必要なく洗う必要もなく、準備も手順もおどろくほど少ない。
「自炊が安いのに」というのは、購入原価以外の手間を金額換算していない。想像力が足りない。
「食生活のバランスが」というのは、ほとんど難癖に近い。低価格でバランスのとれた食事の代替案も無い。
「多少の手間を掛ければ」というのは、もはやコスパの話をしていない。金でなく手間をかけろと言っているからだ。
コスパで計算すれば、どんなコンビニでも手に入るカップ麺に勝るものは無い。
こっちの方が原価が!とかここまで書いても判らない馬鹿は、公園でタンポポでも食ってろ。
俺は疲れてるから塩気のあるシーフードが食いてえんだよ。生臭い草なんぞ食えるか。ヤギかオマエは。
総じて「その程度の手間を」という人間ほど、その手間をかけた経験が無い。
家でボンヤリとしていれば、母親が料理を運んできてくれて、気がつけば洗い物も終わっている生活をしているのだろう。(偏見)
自分が見る食卓以外に、ATMで金をおろし、スーパーで食材を買い込み、調味料を揃え、冷凍食品をやり繰りするという舞台裏が見えていない。
どんなに慣れていて意識せずに運転できたとしても、寝不足の人間は運転してはいけないように、
ほとんど意識せずにできる一人暮らしの自炊生活ですら、気力が削られた状態では、行動できない。
そもそも、カップ麺を食うから貧困なのでは無い。貧困層が自炊したら中流層になれるならみんなしてるわ。
結果じゃなくて経過なんだよ。原因じゃなくて症状なんだよ。阿呆が。
色々あってどれもうまかったり高機能だったり楽しいよな。珍しいものは高いから、結局コストと美味しさのバランスでボルヴィックあたりに落ち着くが。
クリスタルガイザーは軟水なのにクソまずいからアメリカ人のバカ舌を裏付けてる。
最近コンビニがいろはすと南アルプス~しか置いてないこともあってとてもつらい。
ただミネラルウォーターは「嗜好品」で、水道水はその10倍くらい厳しい安全基準をクリアしてるから、水道水は普段当たり前に近くにあるが、すごく価値のあるものだぞ。安いし。浄水器も色々あるから浄水器通して飲んだり、5分ほど沸騰させ続けてから冷まして飲んだりするといい。
ひと手間加えれば十分飲めるものだ。
神奈川県は山梨からめちゃくちゃ美味しい水が引ける設備があるのに、相模湖の泥水を濾過して使ってるのでそれについては常に憤ってる。
ちょうど一週間ほど前、少し遅くなってしまったお昼ごはんを買いに近くのコンビニに行ったんだ。
人気のない店内をぐるりとまわり、おにぎり片手にレジ横のドリンクコーナーで飲み物を選んでいる時だった。
レジの方から「カタカナで結構ですのでフルネームでサインして下さい」と聞こえたんだ。
クレカで決済して手書きサインするなんてこともありえるのだろうと思いつつ、結局いつもの炭酸飲料を手にとってレジに向かうとちょうど前の人がレジを離れていくところだった。
そういえばお店に入ったとき、チケット端末のところで妙にコソコソと操作する見た目の割に格好のちぐはぐなおっさんと目があったのを思い出した。
そのおっさんが気になった理由は、目があったと同時にやや気まずそうに目を逸らしたからだ。
いそいそと店から出ていこうとする後ろ姿はまさにそのおっさんだった。
なんだか邪魔者扱いされたような少し嫌な気分でレジ台に商品を並べていた時だ。
片隅に置かれた少し長めのレシートのようなものが目に入った。
ご丁寧にもこちら向きに置かれたその用紙にはお世辞にも綺麗とは言えない乱雑な文字が書かれていた。
それは紛れも無く先ほどのおっさんによって書かれた本人のフルネームだ。
どうやらそのサインは何かの受け取りをするために書かれたものだったようだ。
それにしても次の客が並んでいたとしてもこれはまず片付けておくべきだろう。
このコンビニの個人情報に対する危機管理意識の低さは呆れるのを通り越して恐ろしく思えるほどだった。
だけど本当に怖いと思ったのはそこではない。
わたしは見てしまったんだ。その用紙に書かれた、おっさんが受け取ったと思われるアイドルのライブチケットの詳細を。
いい年して両親の夜の営みに出くわしてしまったようななんとも言えない気分に襲われたわたしは、家に帰ってからだんなのアイドルDVDの中身全てを腹いせにわたしの嗜好品であるガチムチビデオに替えておくことにした。許せ。
大塚家具の騒動が他人事ながら面白い。ワンマンあるある話が頻発。
現社長は元フロンティアマネジメントという事で、開示されている中期経営計画も非常に分かり易い構成である。簡単な財務分析と今後の展望をお気楽に整理してみる。(関係者ではありませんし、間違ってても知りません)
まずPLから。2008/12期からの売上の推移は下記の通り。
(unit:Myen) | 08/12期 | 09/12期 | 10/12期 | 11/12期 | 12/12期 | 13/12期 | 14/12期 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
売上 | 66,804 | 57,925 | 56,912 | 54,367 | 54,520 | 56,231 | 55,502 |
成長率 | ▲ 13.3% | ▲ 1.7% | ▲ 4.5% | 0.3% | 3.1% | ▲ 1.3% |
社長交代したのは09年3月。08年6月にリーマンブラザーズが破綻してから9カ月後だ。
家具は嗜好品だから、景気の変動影響を受けやすい。その為、リーマン前を契機に減収の一途である。
12/12期から前年トントンになり、13/12期に前年越え。14/12期は前年比マイナスであるが、上期は堅調だったと思われる。この二年間は消費税増税の駆込み、反動があるはず。
コストを見てみる。
(unit:Myen) | 08/12期 | 09/12期 | 10/12期 | 11/12期 | 12/12期 | 13/12期 | 14/12期 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
売上原価 | 31,574 | 27,319 | 25,847 | 23,815 | 23,671 | 25,161 | 24,903 |
売上総利益率 | 52.7% | 52.8% | 54.6% | 56.2% | 56.6% | 55.3% | 55.1% |
販管費 | 33,961 | 32,058 | 31,197 | 29,401 | 29,665 | 30,226 | 31,001 |
うち人件費 | 10,641 | 10,514 | 10,243 | 10,150 | 10,403 | 10,686 | 10,909 |
うち賃料 | 12,229 | 11,968 | 11,743 | 10,735 | 10,492 | 10,175 | |
うち販促費 | 5,021 | 3,890 | 3,524 | 3,036 | 3,138 | 3,417 | 3,834 |
うち運送料 | 1,846 | 1,616 | 1,636 | 1,537 | 1,478 | 1,521 | 1,550 |
その他 | 4,224 | 4,070 | 4,051 | 3,943 | 4,154 | 4,427 |
売上総利益率は09/12期を境に改善に向かう。減収しているのに増益しているので工場部門に関して相応の合理化を実施したものと思われる。また、為替の上昇に伴い、輸入品価格が上昇しているものと思われ、13/12期より売上総利益率が減少している。
販管費も順調にコスト削減が進んでいる。11/12期より賃料が低減するのは不採算店舗の閉鎖の為。その一方で人件費は下がっておらず、店舗閉鎖→整理解雇という流れにはなっていない模様。この前の開示にもあった通り、14/12期下期の社長交代により、販促費が増加の傾向にある。去年と同水準の販促費投入すると仮定すると、半期で増加額は4億円。月にすると約70百万円となる。全国ネットのCMだと2~3本、チラシだと700~800万枚相当である。
非常にありがちなのであるが、増税後の反動影響を受けて販促費を増やしてしまったが、砂漠に水を撒くがごとく反応が芳しくないというところであろう。
(unit:Myen) | 08/12期 | 09/12期 | 10/12期 | 11/12期 | 12/12期 | 13/12期 | 14/12期 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
営業利益 | 1,270 | ▲ 1,452 | ▲ 133 | 1,151 | 1,184 | 844 | ▲ 402 |
営業利益率 | 1.9% | ▲ 2.5% | ▲ 0.2% | 2.1% | 2.2% | 1.5% | ▲ 0.7% |
経常利益 | 1,457 | ▲ 1,337 | 39 | 1,304 | 1,318 | 1,004 | ▲ 242 |
経常利益率 | 2.2% | ▲ 2.3% | 0.1% | 2.4% | 2.4% | 1.8% | ▲ 0.4% |
特別利益 | 173 | 14 | 59 | 9 | 17 | 517 | 2,150 |
特別損失 | 968 | 933 | 266 | 915 | 100 | 49 | 955 |
当期利益 | ▲ 530 | ▲ 1,491 | ▲ 256 | 204 | 640 | 856 | 473 |
当期利益率 | ▲ 0.8% | ▲ 2.6% | ▲ 0.4% | 0.4% | 1.2% | 1.5% | 0.9% |
国内で生産しているはずなので、為替差損益も特段無く、最終利益と営業利益がほぼ連動している。
・09/12期は腐った商品の低下法4億(輸入品の導入と関連か)、店の備品1億、投資有価証券評価損が3億
・11/12期は東日本大震災による災害損失3億、資産除去債務の計上による影響が4億
なお、14/12期は21億の株式の売却を実施しているが、これがなかった場合の赤字額は考えるだけでも恐ろしい。増税後の反動影響が非常に大きかったものと思われる。
次にBS。
(unit:Myen) | 08/12期 | 09/12期 | 10/12期 | 11/12期 | 12/12期 | 13/12期 | 14/12期 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
流動資産 | 28,765 | 25,355 | 23,867 | 25,393 | 25,335 | 26,595 | 30,312 |
現預金 | 9,357 | 7,113 | 6,271 | 7,124 | 7,321 | 7,431 | 11,520 |
売掛金 | 2,332 | 2,257 | 2,840 | 3,511 | 2,956 | 3,242 | 2,486 |
対売上高回転月数 | 0.42 | 0.47 | 0.60 | 0.77 | 0.65 | 0.69 | 0.54 |
棚卸資産 | 15,447 | 14,673 | 13,253 | 13,045 | 13,571 | 14,802 | 15,010 |
対売上高回転月数 | 2.77 | 3.04 | 2.79 | 2.88 | 2.99 | 3.16 | 3.25 |
固定資産 | 17,860 | 18,353 | 18,847 | 16,358 | 16,390 | 21,062 | 16,398 |
うち投資有価証券 | 6,003 | 6,193 | 6,749 | 5,530 | 7,039 | 11,767 | 7,153 |
総資産 | 46,625 | 43,708 | 42,714 | 41,752 | 41,725 | 47,657 | 46,711 |
流動負債 | 9,218 | 8,286 | 7,983 | 8,069 | 7,849 | 8,434 | 9,518 |
うち買掛金 | 4,649 | 4,140 | 3,796 | 3,744 | 3,518 | 3,588 | 3,923 |
対売上原価回転月数 | 1.77 | 1.82 | 1.76 | 1.89 | 1.78 | 1.71 | 1.89 |
うち前受金 | 1,935 | 1,632 | 1,573 | 1,801 | 1,792 | 2,223 | 2,168 |
固定負債 | 812 | 766 | 711 | 1,016 | 1,077 | 2,973 | 2,527 |
負債合計 | 10,030 | 9,052 | 8,694 | 9,085 | 8,926 | 11,407 | 12,046 |
純資産 | 36,595 | 34,656 | 34,020 | 32,667 | 32,799 | 36,250 | 34,665 |
負債・純資産計 | 46,625 | 43,708 | 42,714 | 41,752 | 41,725 | 47,657 | 46,711 |
驚くのは、売上500億を超える会社でありながら借入ゼロ。自己資本比率も高く、BSは非常に綺麗である。
保有株式の売却もあって、現預金は足許で100億を超えている。気になるのが、09/12期の輸入品導入のタイミングで増加した棚卸資産回転月数を超えて、足許の在庫水準が増加基調にあるということ。どういう内容の在庫なのかわからないが、買掛金も増加基調にあることから、勝負を掛けに来ているなという印象。
資産サイドでは、投資有価証券の占める比率に驚く。14/12期に売却した株式がどういった銘柄なのかわからないが、足許の株価水準は高すぎだろうと考えているので、個人的には売却に賛成。13/12期に大幅増加しているのは取得などしたわけではなく評価替だろう。
ここで唐突に自分の話。財務的にダメな会社ばかり働いてきたのだが、共通しているのは下記の点。
・意思決定できない(又は、意思決定が誤った情報に基づき即決される)
まず、これまでの会社で共通していたのは、女性社員のことを「事務員」と呼ぶ輩があまりにも多かった。当然、「事務員」以外の工場ワーカーや営業もいるはずなのだが、「事務員」呼ばわり。しかもそれが年を食ったおっさんだけではなく、若手の男もそういう呼び方になる。 逆に、女性差別だけでなく男性差別というパターンもある。
また、意思決定できない(又は、意思決定が誤った情報に基づき即決される)のも共通項としてあった。経験と勘に基づき判断がなされ、合理的な決定がなされない。
創業社長のリーダーシップにおいてここまで成長してきたのは素晴らしい。BSは今のところ超健全である。但し、この先に従来と同じスタイルでの経営において、損益確保するのはやや難しいのではないかと考える。
(外部環境)
(体制面)
家具の購入は1.転居、2.結婚がトリガーになると思われるが、日本においては双方ともに減少傾向にあり今後も回復の見立てが無い。また、円安はいつまで継続するか分からない。旧弊にまみれた経営陣。これを踏まえてどう対応するかであるが、このままだと売上がシュリンクする一方になる為、個人的には「外国人の社員比率を徐々に増やしながら、豊富な余剰資金を活用して順次国内の生産設備を増強し、輸出販売を行う」ことが外部から数値だけ見ている限りのベスト策ではないかと思う。転居も結婚も、これから伸びる国においてはたっぷり発生するだろうから。
留意点としては家具はローカル色受けやすいと考えられる為、販売先における市場調査による文化理解を十分に行うことと、日本における優良素材を確保することだろうか。
売先の宛てもないのに安易に販促費を増やすのははっきり言って愚策である(営業会社ではよくあることだが)。思い込みを排除し、冷静な頭で判断できるようにならなければ早晩先が見えてしまうだろう。
こう聞くだけでもLGBTの方から「これだから無知は」とか「無知や偏見を垂れ流して」とか言われそうでつらいから増田で書くね。
無知でごめんね。
ぐぐるのめんどくさいわけじゃなくて、一応ぐぐったんだけどよくわからなかったんです。
許してね。
叩かないでね。
で、結局なんて呼べばいいの?
http://d.hatena.ne.jp/miyakichi/20150208/p1
読む限り、ヘテロって呼ぶのは問題ないと思うんだけど、ストレートはいいの?これも駄目?
できれば外国語じゃなくて日本語でどう呼べばいいのか教えて欲しいです。同性愛結合、異性愛結合とかでいいの?百合承認、薔薇承認でいいの?
あと、腐女子って呼ぶのは別にいいの?これも別な呼び方にした方がいいの?
他に気をつけたほうがいいこと有りますか? ポリティカルコレクト様やLGBT様の目からみて気をつけたらいいこと有りますか?
いい争うつもりは無いです。滅相もない。
私は無知なもので「ノーマル」は「原作で推奨されているペア」の意味だと思っていたのですが、
たとえ悪意がなかったとしても、無知は良くないですね。
ラノベは嗜好品だから部外者がよく知らずにDISっても許されるけどLGBT問題に部外者などおらず、無知な人間は存在そのものが許されない。無知は消毒だヒャッハー、そういうことですよね。
そんな無知でクソザコナメクジである私は今までの人生を悔い改め貴方達にENLIGHTENEDされて正しい呼び方を知りたいのです。
知識あふれる貴方がたの正しい意見を全面的に受け入れるしかないので、一旦整理してほしいだけなんです。
よろしくお願いいたします。
すごく欲しいけど高いものを買うかどうかウンウン悩んでいる。
どうしようかなー。ああー!悩むうう!!!
突然だが私には悩んでいるときにGoogleという神にその悩みをとにかく告白するという奇癖がある。この神はたまに良いお告げや天啓をくれるが、余計に悩ませてくれることも稀によくあるという実に自然的な神だ。
今回も多分にもれず「欲しいもの 買うか迷う」という悩みをGoogleへ投げかけると、Googleは膨大な数の記事をそれっぽい順番で示してくださる。
上位に来ていた記事のうち一つには「買うのを悩む時間がもったいないので、ビジネス用途なら迷わず買え、嗜好品なら迷ったら買うな」という教えが示されていた。
よく読んでいないが、お金を貯めるにはそれがいいらしい。確かにそうかもしれない。嗜好品で少しでも迷うということは、それは人生において絶対必要というわけではないのだろう。そしてその時間を何かもっと有意義なことに使ったほうが、お金も人生も充実するのだろう。
でもさー、よく考えたらこの買おうかどうか迷う時間結構好きなんだよなあ。実際買って品物を手に取って使うのと同じくらい好きなのかもしれないな。
悩むのにはお金はかからない!嗜好品としてのプライスレスな時間、サイコー!
ああ、そうか。だったら私は買うのを悩んでいる状態から抜け出そうとせず楽しめばいいんだ。
よーし、もうちょっと悩むぞー!(限定版だからあんまり悩んでられないのがまたもどかしい!そしてそれもまたスリルがあって楽しい)
やはりGoogle神は良い啓示をもたらしてくれる。
さて買おうか悩むなあ、どうしようかなあ。
私がイギリスに住んでいたとき、「ガム持ってる」「タバコ持ってる?」「ライター貸してくれない?」「バー行こうぜ」と同じくらいの頻度で聞いていた言葉に、「ミント持ってる?」がありました。
イギリスで言うミントとは、粒ガムより少し大きなサイズのタブレット/ トローチです。どこの商店でも売っていて、ガムよりもメジャーな食べ物でした。
食事の後にはミント、デートの前にはミント、キスの前にももちろんミント。それぐらい当たり前に存在する嗜好品なのです。
日本に帰ってきていざミントを買おうと思ったらどこにもない。フリスクとミンティアはあるものの、あのサイズでは物足りない。そもそも美味しさが全然違う。クセがある強烈ミント味が最高です。フリスクやミンティアはメントールだけですが、イギリスのミントはユーカリエキスも入っていて、そこから来るスースー感によって口中、喉のイガイガ感を除去される感じもまた何とも言えない。
個人的に一番好きなのはフレーバーが充実していてパッケージもオシャレなフィッシャーマンズフレンド(fishermans' friend)。粒が大きいのがすごい食べてる感があって良いです。袋はジップロックで閉じておけるようになっているのもGOOD。食べる程にその独特な味の魅力に引き込まれ、病み付きになります。
店の名前を出してもいいんだが、ステマと言われそうなので、敢えて伏せておく。
どのくらい高級品を売るかというと、高いものだと17万の靴とか、39万のジャケットだとか。
実際、成り立っているという。
ある一定以上の価格の嗜好品については、立地は関係ないという。
要約すると、
ただ高いというわけじゃない。
まったく取り合ってくれない高級ブランドの門を叩き、平行線のままビザが切れたら日本に帰ってすぐまた欧州に戻り交渉を再開し、熱意で勝ち取った商品だという。
本当にいいサービスを用意すれば、本当に良い物を売れば、立地は関係ない。
地方だろうが海外だろうが、名医の元にはどこからだって患者が集まるように。
一定数以上の売上がないとテナント代が稼げないから、とにかく売らないといけなくなる。
売りたいものを、求める人に売るのではなく、ただとにかく売上を追求しなければならない。
そもそも、なんとなくふらりと立ち寄って買うというたぐいのものじゃない。
とのこと。
うん、なるほどなと思った。
医療は命がかかってるからまあたしかにだが、一線を超えた人たちは、それこそ命を懸けてるわけだしな。
イチローが通ったジムは鳥取県だったし、すげー高くて有名な料亭は徳島だったな。
いろいろ考えるとね、いまの町興しって方向性を間違えてると思う。
歴史もなければ美味くもない中途半端な値段のBグルと、とりあえず作りました的なゆるキャラ。
中身が無いんだもん、うまくいくわけがないだろ。
いいモノを作れば売れる時代は終わったとかなんとかいうけど、マーケティングでクソみたいなものが売れるかっていったら、それもねぇよ。
リピートしねぇもん。
メーカーは徹底的にいいモノをつくれば、高級ブランドが買付けにくるし、小売は徹底的にいいモノを並べれば、世界中から客が来る。
そういうほうが、夢があるじゃん。
最近、友人と鍋に行った。
生活保護受給者の不正受給なんて話になって、補足率の話になって、お定まりの発散だ。
で、帰ってきて酔いも覚めて、少し調べてみた。
この法律は、日本国憲法第二十五条 に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。
生活保護法第1条
生活保護法は、まず「自立を助長すること」を目的にするとハッキリかかれている。
なぜか?
住宅ローン減税を受けているサラリーマンに「税金を食いつぶしやがって」という敵視の目は向けられない。
個人事業主が、税金を取られないようにすることも、さほど敵視されない。
生活保護受給者を敵視する気持ちは分かる。税金で生活しているからだ。
つまり、税金を取られないことと、税金を使うことは、気持ちの上で同列にされない。
社会の風潮として覚えておいて損はない。
病気や怪我、離婚や親の介護、様々な要因で、誰しも簡単にこういう状況になり得る。
ここでのポイントは、「別に金の使い方に問題はない」という所だ。
この場合は、「生活保護受給者」という焼き印を押されるのは抵抗がある。
ケースワーカーに生活を指導される言われもない。後ろ指さされる必要もない。
ある状況を乗り切れば、元に戻れるからだ。利用に躊躇することはない。
この場合、一時的な方に似ているが、少し違うのは、改善する見込みがないことだ。
この場合、「金の使い方に問題がある」だとか「ワーキングプア」だったりする。
貯蓄が出来る仕事であるとか、多少のハンディキャップを押し返せるスキルが必要になる。
が、そう簡単に仕事は無い。子持ちのシングルだとか、どうしようもない場合もある。
親父の持ち家を残したら借金払って痴呆症の母が残ったとか。子供を残して親父が蒸発とか。
あまり救いはないが、準備は出来る。
貯蓄も家もなく、配偶者も居ない。清掃や配達などの単純作業しかできないが、健康が改善する見込みはない。
恐らく、打つ手はない。
だから、「政府」は家族の扶養義務を強化する方向にある。(基本は世帯単位だが、親族に負荷をかける)
年金までの繋ぎで頼る人は、そもそものインセンティブとして働く意味がない。
ここで釣りだのパチンコだのの娯楽を禁止した所であまり意味も無い。
さっき分類で観たとおり、2番だけ、立て直す意味がある。
コンビニとパチンコと病院の往復を止めて、働けば立て直せる人達。
で、ケースワーカーは無給じゃないので、雇えば金がかかる。
160万世帯の生活保護受給者を、10世帯に1人ケースワーカーを雇うと、16万人の雇用が生まれる。
ちょっと関係者に聞いてみたが、現状50〜100世帯に1人ケースワーカーというところらしい。
ざっくり、3.2万〜1.6万人のケースワーカーが働いている。
ここに+10万人の雇用と考えると、1人300万円/年として、3000億円/年がかかり始める。
というわけで、ケースワーカー自体は恐らく増える方向に向かわない。
彼らにも人生があり、雇って終わりということにもならない。
すると、50〜100世帯を1人のケースワーカーが管理できる方向に向かうだろう。
つまり、4パターンのうち2番だけを効率良く立て直し、1,3番の労力を最小にし、4番を撥ねる。
初年度300億の開発費がかかって、3億/年の維持費がかかるシステムだって、3000億/年よりマシだ。
ある種の人にとっては不幸なことに、採算分岐点からみて大都市では取り入れられる可能性が高い。
2番の「働いても生活が成り立たない」人のうち、希望する人間をシステマチックに立て直せればよい。
機械的に、娯楽費を削減し、食費の圧縮方法を提示し、制度や職を斡旋する。
別に、家計全てを把握する必要は無い。さらに、全員やる必要もない。
1人が生活保護から自立すれば、他の1人が生活保護を受けられる。
尊厳を傷付けず、自立に持って行く。
どうやら、単身者が多く、高齢者、母子世帯が優先されるようだ。
シングルマザーにならないようにすること。
旦那が死んでも金銭的に不自由にならないような保険に入れること。
離婚時には、子供の扶養費は念書を公正証書で作成しておくこと。
既婚で子持ちなら、自分が死んだときに家族が困らない額の保険に入ること。
妻が死んだときに、育児で退職しなくて良い準備をしておくこと。
職を失ったときに、次の職まで期間が空いても良いだけの貯蓄をすること。
(「繋ぎ」で働きながら希望する職を得られるほど求職状況は改善されていない)
破滅的な家計管理をしている兄や妹や親父が居たとして、突如自分に責任が降りかかることもあり得る。
扶養家族が1人増えてもどうってことないなら良いが、大抵は困る。
ちょうど年末だ。親の資産状況をヒアリングするには良い季節だと思う。
ワイドショーが芸人を追い詰めたのは醜悪だったが、視聴率の稼げないショーをテレビは嫌う。
自分がそうなる事を予想して貯蓄するだけでなく、親兄弟姉妹がそうなることまで見越す必要がある。
父が死に母がボケた時に、介護しながら職を維持する準備は、していなければすぐにドン詰まる。
iPhoneの普及もありその辺歩いているBBAすら持っている始末だ。まぁそれはいい。
いいけどApple製品を持つということはどういう事なのかを知らずに持っている人が多すぎるように思う。
必需品だという人もいるだろうが全体から見ればそれは一部に過ぎないだろう。
車やバイクで考えてみて欲しい。
例えばローバーミニが欲しいとする。
何故か。ローバーミニを所持する上でのメリット、デメリットを考えるからだ。
海外製であり故障やメンテナンス、維持費、様々な要素を考慮すると「欲しいけど別の車にするか」となるからだ。
嗜好品であり海外製品であり何があっても泣かない。そこまで折り込み済みで買うものだ。
それをわかった上で「買うよ?」と言うのであれば構わない。
しかし最近はそこを考えずに「流行っているから」「周りが持っているから」という理由だけで購入し
もちろん事前にそんな説明もなく売ってしまうキャリアに問題がないとは言えない
時給1万円もらえる職業。っていうのはすげえな、確かに個人としてはチートだなあって思う(それにしたって経営者の圧勝なのかもしれないけど)
結婚したい職業にも上がるらしい、医者なら多少無理言ってかわいい嫁さんくるらしい。
がしかし、まったく実感がない。
確かに金は貯まるが、正直、親が金持ちだから自分の感覚は子供の頃から何も変わらない。
金を使う時間ってのもあんまない。いや、もちろん、ジムに行ったり、嗜好品買いまくりとか、そういうのはあるんだけどさ。
せいぜい月10万くらいだよそんなの。それ学生時代のほうが時間あったからもっと散財してたくらいかも。
決定的なのは女ウケ。まったくモテない。モテ無いっていう言い方がおかしいかもしれないが、よく言われるような言い寄られるとか一切ない。
俺はブサメンよりのフツメンってのはあるかもしれないが、そんな悪い顔でもない。婚活女子ってのはどこにいるんだいったい。
看護婦さんとも普通に業務のことしか話しないよ。患者さんにいいよられるとか全くないよ。単に医者ロボット扱いだよ。
休日に引きこもって寝てるのが致命的に悪いとか?
仕事においても、まあペーペーだよ。先輩に聞いてなんとかかんとか。
そりゃプレゼンとか、多少身体所見とったりとか、クスリ出したりとか、やるけど、ほぼ雑務。
多少あると言えば、バイトで普通の対応っぽいことはやることもある。でもたいがい病棟管理だな。
でも、確かに、医者と結婚すれば生活が楽だよってのは保証できるよ。
昔、ドヤ街のようなところで、半ホームレス生活をしていたことがある。
雨風しのぐのも一苦労だった。雨の時は大抵、橋の下の段ボールハウスでうずくまっていたもんだ。
ある台風のとき、俺がいつものように橋の下の段ボールのなかから空を睨んでいると、真っ赤な服の女が橋の下に飛び込んできた。
ほぼ、有り得ないことだ。
当時は今程治安は良くなかったし、そもそもドヤ街にああいうすっごく目立つ真紅の服に包まれた若い女なんていないものだった。
いつもの俺なら無視するところだったが、スケベ心が出たのかも知れない、段ボールに寝転がったまま声をかけた。
「そんな格好では、襲われっぞ」
赤いコートの女は、怪訝そうにこちらを眺めた。
俺は、アル中で震える手で、拾いたての75Lゴミ袋を差し出した。
と言った。
俺は曖昧に笑ったと思う。そのままひっくり返って寝てしまった。図星をつかれたのが恥ずかしかったのかも知れない。
空が晴れてから、目を覚ますと、女はとっくに消えていて、俺の枕元にドブロクがおいてあった。
あの女が置いていったのだろうと、当時は思った。
だが今は、あの女がドブロクを置いていったのでは無かったに違いないと考えを変えた。
当時は気づかなかったが、今にして思えば、あの赤いコートはWHOの螺旋監察官の赤コートだ。