身バレが起きると、多くの人間に迷惑をかけるので詳細は言えない。
社員ではない、ある人がとても声が小さくてボソボソとしていて分かりにくくて大変不評だったらしい。
前代未聞な程に不評で「クレームは来てない 今のところは」と妙に硬い表情で社員の人は笑っている。
アルバイトが終わった後、自分はその社員ではない中年男性らしき男性を階段で見た。
どうして、その中年男性が社員ではないある人だと思ったかは身バレに影響するので言えないが、おそらくそうだ。
1階のエントランスで中年男性も自分も階段をでた。階段では暗くて中年男性の表情がよくわからなかったが、表情が固まっていた。
いや、泣き出しそうな顔だったようにも見えた。
中年男性はそんな顔をしてエントランスにある自販機に向かった。
しかし、中年男性は自販機の前に立ち、サンプルを見ると何も買わずに、自動ドアの前に向かい、そして立ち止まってカバンの中を漁り始めた。
コンビニの袋が出てきた、そして折りたたみ傘を出した。
そとは雨なんか降っていなかった。
午前中にはあの中年男性の模様を別の社員が見て、「やばい」と言っていた。
そして、イケメン高身長社員は別の話題だろうが、おっぱいと尻が大きくて背もそこそある、カバ顔だけど汚くはない顔で、目が二重で大きな白い肌で声が可愛い女性社員と笑っていた。他の男性社員もその女性社員に何か困ったことはないか?とか声をかけている。
雇用主がバックにあるグロメンの自分よりも良くしてもらっているように見える時がある。
実は自分はカバ顏の悪くない容姿の女性社員には何度も発情している。何度、自分は心の中で発情した自分とその女に対して「死ね」と言って心を平穏にさせ、容姿の良い女性の貴族化の阻止することを試みただろう。心をボロボロにさせながら。
少なくともいいあの表情と動きだと良い言葉を交わしてはいないだろうと思う。
自分に優しくされる魅力が欲しいと思った。
何も考えないように脳を働かせるんだよ。
ものすごく遠回しに誘ったのも悪いけど、しかし誘った意図は汲んで貰えたみたいで、答えを要約すると「君からの好意はお断り」だった。
キビシーっ。
誘ったあと、なんとなくやんわりその場はほだされたのであーあがっかり上手く言えなかったのかな、なんて思って、一服しに喫煙所にいったらその誘った相手もいて他の社員も当然いるとこで「さっき誘ってくれたのって、どういう意味?」とか聞かれてなんで今聞くんださっきぼやかしたくせにうわぁぁこいつなんなんだ!!!やめろ先輩もいるしおい課長もいるじゃねえか!!ヤメロあほーー!!って蹴り飛ばしそうになった。
初めの受け答えではぐらかしてる時点では、正直自惚れで、照れてるのかくらいの感覚でいた。
でも敢えてみんなの前で「誘われた!」と名言するってことは、このひとこんなこといってますけど冗談ですよ的な意味で、敢えてネタにしてこれ以上話をさせない絶対的オーラがあって、あくまでそんな話のネタであるだけで、本気で誘われる気はなくて、嫌って意味で、金輪際誘ってくれるな、って意味だろう。
そんなに嫌なのか。悲しいな。
でも嫌かも。
隣でいつも働いてる人間が、自分のことにひたすら好意を抱いてるってだいぶ気持ち悪い。わかる。
わかる。だから悲しい。
そこまで嫌われたくなかったのに。
明日から、絶対になにも言わないし、好意を表に出さないようにする。
嫌われたくない。
自然に振る舞おう。
追記:ブコメ、トラバまさかいただけて本当に嬉しい。癒されました。しかし誘ったわたしは女で相手は同い年の男です。
誘う側が男と思われてもそれでもひどい話だと言ってもらえて嬉しいような、複雑な心境ですが、私はワルくないしがんばっていこうと思います。
もはや「今度飲み会あったら誘おうか?俺は行かないけど」とか完全に馬鹿にされているので増田は元気です。違う好きな人を見つけます。
そういった言葉で明確にすることのできない、人の感性に依拠する言葉で人を判断しがちなやつは本当にセンスがない。
所属しているコミュニティにおける流行が判断基準として絶対的なものだし、それが全てだと信じて疑わない。
本当に一緒にいて面白くない。
人のことを面白くないと言ったりセンスが無いと言ってる奴は、自分にその人のそういう一面を見つけるだけの力量?眼力?みたいなものが備わってないだけだということがわかっていない。
ドキュメンタリー見て「考えさせられますね」とコメントし、色々考えたけど自分の頭では上手くまとめることができなかったという、馬鹿さ加減を露呈するだけの言葉を使っている奴と同レベル。
本当にセンスがない。
あるよ。むしろなんで無いと思うの。
1ヶ月ほど前に中学生10人の職場訪問を受けたのだが、今日、そのお礼状が届いた。
多くは、お礼集からコピー&ペーストしてきたようなコメントであったが、
1人だけ、こちらの話をよく考え、咀嚼した上での返事があった。
彼らにとっても、修学旅行の中、一番最下層のイベントだと勝手に思い込んでいたので、
真剣に聞いて向き合ってくれていた人がいたんだ。知らなかった。
なんなの。
お変わりで食べきれないと申し訳ないけど、もう少しだけほしい。
っていう気持ちをこめて「ほんとに半分だけください」って言ってるのに、
お前の半分は80%なのか。食いきれないっつーの。
ちゃんと算数習ってきてください。
おもてなしでもないです。
http://anond.hatelabo.jp/20150715014005
(づつきです)
通常のネットは当局から禁ぜられ程なく使えなくなったが、「もう一つのネット」は問題なく作用した。
珠洲子は住まいのある東京都北区赤羽(Akabane東京都の地名。濁音化せずに日本語で書くとAkahane。ハネhaneは元来ハニhaniであり、ハニは「土」を意味する。すなわち赤いハニ(red soil)が地名の由来となっている)から脱出するまで1度だけ襲撃を受けた。都内から離れた後は襲撃はなく、追手はひとまず撒けたことになる。襲撃した相手はハーバード大学3刀流の使い手だった。この流派は2050年代にネットが身体の操縦に役立つ技術になった際、ヨーヨー・マビルマーク・ザッカーバーゲイツ・アダムズシニアジュニア3世を名乗る、ハーバード大学を後に退学になる男によって創始された。3つの刀を間違った日本の文化に即して扱うもので、その内の一つは特に電子的に管理し中空に浮かせておくのが特徴だと師匠から教わった。『名探偵ホームズ』には「バリツ」という武術が登場する。シャーロキアンのこれでもかって程の執拗かつ綿密な研究のおかげで、「バリツ」が19世紀末ロンドンで実際に教示されたことは21世紀後半の現代ではよく知られている。日本の作法が伝言ゲームで面白く意味を持つ。ハーバード大学3刀流はこの時代の「バリツ」なのだ。
珠洲子はこうした刺客(Shikakuここでは珠洲子を追捕するために派遣されたエージェント)を2秒半ほどで退けた。刀が落ちて金属音を立てるのを尻目(Shirime)に聴きながら、珠洲子は師匠(Sishou)の事を思い出した(remember)。珠洲子の師匠の一人は陳老師(Chen-raoshi、チンさん)という名前で、昔幕府があった場所の名の付いた優秀な弟子を手掛けたことで知られる。珠洲子もそのまた優秀な弟子だ。
「教えの歴史的な古さが強さをもたらすのでない。当然新しいからと言って勝つわけではない。よかったのう!」
チンさんの教えはよく分からないこともあったけれど、この言葉は間違っていない。歴史の重みはある種、不必要だ。必要なのは揃っている道具で今考えることだ。
2時間42分後、珠洲子は岐阜県関市に到着した。明治・昭和・平成、さらにその次と次の元号の時に行政区の変遷があり関市も随分様相を変えた。人も変わった。ここには鷲見(すみ)太郎という政治家がいる。彼女は彼に会いに来た。事前に「もう一つのネット体系」を経由し短報を送っておいた。鷲見はネットが身体を操作し始めた50年代に先鋭的に反対を唱えた男で、のち中央政界で1期務め、現在は岐阜県議の職にある。珠洲子の主人は、鷲見にアポイントを取るよう手筈を整えていた。珠洲子は鷲見の邸宅に予告通り忍びこんだ。鷲見は報せを受けてから警備を敢えて「普通」にして待っていた。政治家の邸宅における警備を縫うことは「普通」は不可能。しかし21時4分現在、書斎にいる鷲見の眼前に可愛らしい女性が難なく現れ、彼に簡単なブリーフィングを伝えていた。当然、ブリーフィングよりも忍びこんだ事実の方が、より雄弁に「もう一つのネット」の機能と彼女の任務とを物語っていた。
「私の反ネット勢力のツテを頼りたいのだろう」「左様です」「あまり役に立たないと思う」「何故です…」「かつてネットが身体の制御に使用されようとしたとき、多くの人が危険だと唱えた。その内に先鋭化して回線切ってネットを捨てるべきと考える者が現れた。」「…」「スイッチのようにオンとオフだけで考えてはならなかったのだ」「?」「ネットを捨てるべきと言った連中はその内コンピュータが不用と言い、テレビや暇つぶしの携帯ゲームが害悪だと訴え、車も複写機も信号機も要らない、電子的なデバイスをあれこれと捨てようとした」「…」「そしてついに眼鏡がいらない、とかスリッパが要らない、もっと自然に過ごそう! とか言い始めた」「…」「そうなると火薬も羅針盤もいらないし、文字もいらないし衣服もいらないし石器も言語も要らなくなる…ということに多くの人間は、どこかの段階で、気づいた」「??」「人間は道具を使う。ネットに異を唱えたはいいが、どこまで自分が道具を持ち、使っていたのか。そこに無自覚に、ネットだけをつついていたんだ」「反ネット勢力の名簿はいただけないのですか?」「勿論差し上げよう。だが今話したごときの懊悩、えっと悩みね。…悩み。道具に関する悩みを私や私と同じような人間は共有している。だから私の同胞では…ネットをストップしようと考えただけの時代の人間ではダメだ。おわかりいただけたかな?」「…わかりました」
鷲見の邸宅から去り、関市内吾妻町の、関市が幾度も合併する前からあるホテルに赴く。「もう一つのネット」でホテルにチェックインし、「もう一つのネット」で架空の銀行口座から架空の資金をホテルに支払う。自分の部屋でモルツビールを空けながら10時のニュースを見つつ、鷲見からもらったリストを網膜で走査する。
2缶目がもう少しで飲み干せるぐらいの時に、関係者の中に元カレ(Moto-kare昔の男性の交際相手)の名前を見付けた。「???」