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はてなキーワード: はしごとは

2013-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20130929184929

これだとどんな事故だかわからないよね。元々擁護するために書いてるような記事だし。

全体の人員と、どの層がやってるか、とか全然からないし、

その「怪我」の重さも分からない。

バレーなら簡単に転んだり打ち付けたりするし、突き指だの、さらには骨折だのは起こりやすそう。

膝の怪我とかそういうのも多分にあるだろう。

だけど、柔道危険ってのは、ホントに死に至るような危険だろう。

ま、剣道はしごきでぶっ飛ばされても割りと大丈夫なんだろうけど、外から見ると割りとキチガイじみたことしてるのは剣道だよね。

2013-09-08

あしたはしごとだ

明日仕事だ。今日仕事でした。昨日も仕事でした。でも明日仕事ですし、電車ダイブしなければ、明後日も、その次の日も仕事でしょう。

どうしてこんなに働かなければならないのか。そうして手取り20万である時間外はつかない。成果主義来年以降に反映との事だが、昨年もこれくらい働いたが、今年に反映された気配はない。会社としての成果は微増だそうで、給与を上げるほどではないらしい。上のほうの給料は知らない。教えてもらえない。増えた分だけ上がとってんじゃないのか、とおもう。

都内のSI屋なのだが、これはもう限界と考えていいんじゃないだろうか。嫁と子供に「今朝、お父さん死んじゃうけどあとはなんとかなるとおもう」と言いたくして仕方がない。死ぬくらいなら転職すればいい、という人もいるけれど、年齢を考えると転職よりも飛び降りたり、飛び込んだりするほうが簡単だ。肉塊か天使転職するよ。できれば。

複雑化する組み合わせ、短い納期、作ってる間に新しい製品が出る、クラウドなんて言葉に踊らされる、MSもリナックスパッチが止まらない。ミドルウェアはこっちがテストしてやってるみたいなクオリティオフショア開発は日程が守られたためしがない、元請は安いところを探すのに必死Appleだって契約して技術を盗んで安いところに出している。安いところは品質もそれなりではあるけれど、もうまともな品質で納品しようなんてだれも思っていない。日程を守って予算を守る。内向きだ。納品してしまえばその後の障害は個別対応費用を貰う。これだけやっても会社の売り上げはショートし続け、俺の給料は安いままだ。そんななかでいろんなWebサービスが動いている。

人の求めるSIはもう人の手には余る。それを知ってほしい。狭い業界から人死にが出るとすぐ伝わる。あれで死んだ、あそこが逃げた、あそこが殺した。そんなはなしばっかりだ。仕事で人が死ぬなんておかしい、と現場は思っているのに、上のほうは思っていない。うまく死ななかった奴等ばかりだからだろう。そんなことで死ぬだなんて想像してもいない。自社で死人が出ない限り。出ても責任は取らないだろうけど。会社がどうやって責任を取るのか手段が解らないけど。俺が死んだら責任を取ってほしいとは思う。そろそろ、俺、死ぬんじゃないかな。ここに書いてるうちは死なないかな。あー、死にたい。でも、死にたくない。正直、殺されそう、いや、殺してくれ。一瞬で。

2013-08-21

溜飲が下がった(1年ぶり)

泣き寝入りしている少なからず居る同胞のため少し

経緯書いておこう

なかなかうまく行かない婚活を繰り返していい加減疲れてしまった昨年夏のちょうど今頃

(実際には6月頃)

とてもいかがわしいDMが私のもとに届きました。

新興の結婚相談所の開設キャンペーンという触れ込みで女性写真付きプロフィール携帯番号が

書かれた紙が入っていました。

無料キャンペーンなので直接やり取りをしてもらって良いという内容で、流石に胡散臭いとは思ったのですが

金を取られない限りは行けるところまで騙されてもネタ面白いかな?とおもったので少し乗っかってみることにした。

2年縛りが切れたら解約しようと思っていた捨て番号の携帯でその女性と思われる番号に連絡。

すぐ返信があり、その女性は直接会う前にあなた写真を見たいといい、直メールのやりとりはいたずらされたことが

あるので怖いから知り合いに写真を撮ってもらってそれを確認したいと言ってきました。

そしてその知り合いはSkypeからの連絡になるので、受け取れるようにしてくださいと言われました。

程なくSkypeと思われる番号から連絡があり待ち合わせの場所と日付を決めました。

そして待ち合わせの日、某地方都市の指定場所に現れた女性DMプロフィール女性の知人ではなく

DM結婚相談所スタッフKだと名乗りました。(知人という話がもう嘘なので胡散臭い事この上ない)

7月で暑かった挨拶もそこそこに近くのカラオケボックスに予約してあるからということで連れて行かれ

ボックス内でドコモアンドロイドタブレットで私の写真を撮り、どこかへ送信をしていました。

直後DM女性から私のステ携帯電話があり思っていた感じと違うので会うのは止めにしようとと言われました。

まぁこのあたりまでなら被害はここまでの交通費位だし痛くも痒くもないわけですが、スタッフKがせっかくだからもう一人

紹介したい女性が居ると言い出し、社長令嬢だというNの写真を見せられました。

そして更に今ここに向かっているので良かったらNとあってみないか

と言われました。

暑い有給を取って(前日、自身が転職したばかりなので前職での送別会、現職での歓迎会はしご酒だったので元々有給をとるつもりでしたが)

何も面白いネタが無いまま帰るのもなーとおもった私はNと会うことを了承しました。

30分程待たされた後、Nがカラオケボックスに到着。

スタッフKは10分ほど席を外してくれてNと私の二人で通り一遍の会話をしました。

せっかくだからまた会うことにしましょうということを決めると、Nは退場し入れ替わってスタッフKが戻ってきました。

今後Nとお付き合いをするのであれば身上書を作らないといけないといわれたので住所その他年収結婚費用としていくら出せるか?

などのアンケートのようなものを書かされました。

その日はこれで終わり。

後日スタッフKから連絡があり、次回Nと会う日を決めました。

その約束の日にはNと昼に少し話をした後でまたスタッフKと会う約束しました。

2回めにNと会う日は私はNとメール電話でやりとりをして某地方都市駅前で待ち合わせをしてNと会いました。

Nは駐車場に止めてある自分会社の車だというワゴン車の後部座席に私を連れて行きました。

後部座席はシートを全て倒して布団が敷いてあり、寝られるようになっていました。

Nは仕事の移動の際、運転は社員にまかせ自分は後ろで寝ているのだと言いました。

8月の猛暑日の昼下がり、エンジンを掛けて冷房の効いた車内はとても快適で、後部座席に敷かれた布団の上で

二人で並んで話をしていました。

とても積極的にボディタッチをしてくるNに興奮した私はその場の勢いでNを押し倒してしまいました。

Nもスイッチが入ったのか裸になり、私の上にまたがりまるでAV女優の様に騎乗位で腰を振って本気なら中で出して等と

とても興奮することを言ってきましたが、ガバガバのゆるマンで私のアレは全然勃ちませんでした。

もう少し時間があればイケそうかな?と思っていた頃にNの携帯スタッフKから連絡があり、その後私に電話を代わりました。

発射できないモヤモヤを抱えたままNと会った後にスタッフKと会う約束になっていたので指定の場所(前回と同じカラオケボックス)に

移動しました。(ここで逃げてしまえば良かったんだけど)

部屋に入って少し話しているとスタッフKの電話がなり、Kは電話を受けて笑いました。

曰く、Nから最後まで関係を持てたのでありがとうございましたという連絡だと言っていました。

こうなるとやることやってしまったし責任とって結婚しようという気持ちにもなっていましたが

スタッフKは社長令嬢のNと結婚するのだからそれなりに高価な品を用意しないと相手の両親も納得しないかダイヤモンドを買えと

言ってきました。恋愛結婚場合は付き合いの期間が長いのでお互い納得できる値段のもので良いが見合い場合はそれなりに高価なもの

買わないとダメだと言い、知り合いの業者を紹介すると言ってきました。

私は御徒町などの専門店自分で選んで買いたいと言ったのですが、それでは高価なものだという証明ができないのでダメだと言われ

渋々スタッフKの紹介の業者と会うことにしました。

宝石商のAと名乗る男性カラオケボックスに到着、スタッフKは退場して男二人で契約をすることになりました。

AはiPadプライスリストを見せてきたのでほぼ中央ランクである0.7カラット350万円のダイヤを購入することに決めてサインしました。

書面にはクーリングオフができるということが赤字で書いてあったので、私はAにクーリングオフはできるのか?と聞いたところ

できますが、市場価格より良い物をお安く提供するのでクーリングオフはしないでくださいと言ってきました。

金はネットバンクに預けていたので五十万ずつ約1週刊かけてATMから下ろし、Aに指定された契約場所に向かいました。

(そういえばこれもカラオケボックスでした、違う街ですが)

領収書はもらいましたが収入印紙を貼らないのでおかしいと思い聞いてみると、Aは最近は貼らなくても良くなったということを言っていました。

高い買い物だけど晴れてNとやってしまった責任をとって結婚できると思ってその時は一寸嬉しかった様な気がします。

その後2ヶ月くらいはNとメール電話のやりとりはありましたが、直接会うことは無く

3ヶ月目から留守電なりメールの返事もなくなりました。

更に4ヶ月後に携帯電話が解約されたとのメッセージが流れるようになりいよいよ騙されたとわかるようになりました(遅すぎ・・・

また同じ頃、車の運転中にカーラジオで聞いたラジオショッピングで1カラット10万円のダイヤというのがあり

ダイヤってそんな値段なのか、と完全に騙されたと理解してかなり凹みました。

赤裸々に語ることになるので(同胞もそれが嫌なのでしょうが)一寸恥ずかしたかったのですが昨年12月地元警察署被害届

出しに行きました。

上で書いた経緯(詳細な日付付き)を対応してくれたN署H刑事に話し、持参した携帯電話ダイヤ領収書などの写真を撮ってもらいました。

警察は事件性がある場合携帯番号からキャリアに問い合わせをして契約情報を知ることが出来るので、Nの携帯番号は本当にNのものかどうか

だけ教えてほしいと伝えて結果を待ちました。(この時はまだ少し信じていた)

2週間後に問い合わせをしたところ携帯電話全然別の人物の物だということだけを教えてもらいました。

H刑事曰く、この事件は広く捜査をする必要があるので他の警察署にも情報を公開しても良いか?と言われたのでお願いすることにしました。

ここまでが去年の暮までの話。

そして今年に入りGWを抜けた頃、末尾0100の知らない番号から私の携帯電話がありました。

リターンしてみると同じ県のH警察署からでした。H都市名前は知っているけど行ったことはない場所なので何事かと思いました。

H署A刑事という方が電話をかけてきた方で、曰くH署で同様の事件を調べているので是非協力してほしいという内容でした。

縁もゆかりもない都市の同様の事件ということだったので、自分はともかく同じ目にあった同胞が報われるならと思い協力することにしました。

で、そこでもいろいろありまして先週8月12日宝石商A、N(偽名)スタッフK(偽名)が揃って逮捕ということになりました。

(詳しい部分はまだ捜査中?なので書かないほうがよいかも?という個人的な判断です)

H署H刑事(A刑事上司)に検察庁担当のK検事を教えてもらい、K検事にはAの私選弁護人を教えてもらって

弁護士に連絡。

Aと弁護士としては示談にしたいがどのくらい慰謝料を払えるかをまず相談しないといけないから1週間待ってほしいといわれたのが先週。

丁度明日で一週間経つので、連絡してみるか。

だまし取った分は当然全額返金として慰謝料をいくら載せてくるかだよね。

最低でも倍は貰わないと示談なんてしないし刑事罰きっちり食らって、民事でも損害賠償請求してやる。

まだ3人とも拘留期間中なので、冷房のない留置所暑い中苦しむがいいさ。

ということで長くて読みにくいですが、日記その他詳細資料をH署に証拠品として提出済みなので、今後の民事訴訟の準備資料として経緯を書いてみました。

捜査協力中に聞いたのですが、私よりも高額をだまし取られた方も居るとのことだったし、捜査協力をしない人が多いとも刑事さんたちに聞いたので

仕事休んだり、赤裸々に語らなければいけなかったりなど大変で嫌な部分もありますが、もし読んでくれた人の中に似たような境遇の同胞がいたら

警察に協力することを考えてみても良いんじゃないかな?と思いました。

2013-08-03

今週もまた土曜日が吹っ飛んだ

軽く飲むつもりだったんだけどな、居酒屋二軒はしごしてからショーパブで飲んで、ガールズバーに行ったら朝になっていた。

土曜日日中の活動は絶望的、そこそこのお金が吹っ飛び、二日酔いに悩まされる。一方で気分はクリア

酒と女と煙草がなかったら生きていけないなわたしは。

これらがあるから仕事気合いれてみようって思うわけです。

2013-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20130630181706

昔のゲームは、主人公には考えも意思は無いか主人公プレイヤー

ゲーム「閉じ込められたので脱出しなさい」

主人公プレイヤー脱出しなきゃ」「出入り口をまずは探そう」

ゲーム「出入り口は板が打ち付けられていて開けられない」

主人公プレイヤー「板を剥がそう」「誰かに助けてもらおう」「別の出口を探そう」




①「板を剥がそう」とした時

ゲーム「剥がそうとしていたらプレイヤーは殺されました」




②「誰かに助けてもらおう」とした時

「外と話す事ができる電話」と「職員室にいる先生

・「電話をかけた」

 →ゲーム電話をかけたら犯人電話が繋がって居場所がばれてしまう」

・「職員室にいる先生

 →ゲーム「職員室に入ると先生が後ろ向いて座っている、話しかけてみると胸に刃物が突き刺さっている血まみれの先生が映って主人公はいしまう」




③「別の出口を探そう」とした時

「窓」と「非常口」と「はしご」が見つかりました

・「窓」

ゲーム「開かない」

 主人公プレイヤー「無理に開ける」

 →ゲーム「高い」

 主人公プレイヤー「無理に出ようとする」

 →ゲームプレイヤー転落して死亡」

・「非常口」

ゲーム「やはり開かない」

 主人公プレイヤー「鍵かなんかを探す」「職員室の先生だったら・・・

 ゲーム先生死体が動き出して襲って来る」

 +主人公プレイヤー「無理に取ろうとする」

  →ゲームプレイヤー死亡」

 +主人公プレイヤー「清掃用の長いモップを持ってから入る」

  →ゲーム「たたいたけど撃退できずプレイヤー死亡」

 +主人公プレイヤー「どうしたらいいか考える」

  →ゲーム「?」

 +主人公プレイヤー「あきらめて別の場所を探す」

  →ゲーム「?」

・「はしご

 主人公プレイヤー「窓から出られる?」

 →ゲーム「?」

2013-06-10

はてなはいから情弱の海になったのか

昔のはてなといえばブックマークアクセス数を伸ばしまくることで、岩崎夏海みたいな禿を社会に送り出すカタパルトみたいな機能を有していた。

もしくはちょっとアンテナ高いやつがあまりブクマされてない記事にシニカルコメントを書き込む厨二的スノビズムこそがはてなのいいところだったのにさいきんのはてなは何?

主婦層やギャル層で話題になってる話題なんてひとつも把握できてない。

アルファクリッパー(笑)の周りで鼻を利かせて炎上して叩けそうなネタに集まって俺の中のルールではこれAUTO!と叫んで悦に入るだけ。

挙句の果てにはてな界隈で話題になってないから、と古参ブロガー一生懸命記事をまとめて紹介する始末。

さらにはこのていたらくをデザインリニューアルのせいにするのだから堕ちたもの

追記

ハックルさん名前を出す時点でニワカ確定。

戦国時代は良かったとか言いながら真田幸村名前を出すようなもんだ。

じゃあ誰を出せばよかったの?俺らが結婚に追い込んだめんへらはしごたんの名前でも出せばよかったの?

それとも非モテアピールをしながらもあっさり結婚してしまった俺らのアイドルwebkitの話?

2013-06-09

Steveがマインクラフトを辞めた理由

掃除をしていたら、iPhone機種変でいらなくなってたAndroid携帯が見つかった。

試しにWiFi環境に繋いでみたら、ものすごい勢いでアップデートが始まったので暫く放置していた。

暫く経った頃、端末を再度眺めてみるとノーティフィケーションにずらりと並んだアプリ

その中に、かつて電車の中でよく遊んでいたMinecraftPEがあった。

なんで、やめたんだっけ。通学時間にあんなにはまったのにな、なんて考えながらも

サバイバルモードを立ち上げてみる。背景は真っ黒だったはずなのに、なんかおしゃれになってる。

元々遊んでたのは0.30までだったから今の0.71からみたずいぶん前だ。

以前遊んでいたワールドがなぜかなかったので適当作成してサバイバルモードで立ち上げて遊んでみた。

しばらくしてワールドは夜に変わる。

今、Steveの耳には三種類の音しか聞こえてこない。

1. 動物たちの鳴き声

2. ゾンビの唸り声

3. 私、Steveの恐怖を噛み殺す歯ぎしり

Steveは今、露天掘りにした1×1×3の穴の下にいる。

上一ブロック脆弱な土ブロックで蓋をした状態。

ブロック一枚を挟んでゾンビ息遣いが確かに聞こえてくる。

作れたのは木のつるはしまでだった。

石炭を掘り当てることができず、ただ無駄にたまった土塊がアイテム欄を埋めている。

...この土ブロックが松明に変わったりしないかな。

長い夜の間、ゾンビの声に怯え続けたSteveの魂は

MinecraftPEのWiki彷徨い歩いた。そして目当ての情報へ。

PocketInvEditorというアプリ

手持ちのアイテムIDを自在に変えてくれる無敵の存在

土くれを松明に、アイテム個数を255に変えてみた。

変わった、変わったぞ。これで夜の孤独ともおさらばさ!!

淡く光るクラフトボックスを頼りに感激の舞を

二回、三回と繰り返し踊ってみる。

そしてブロックを一つだけ掘り、松明を授けると

その光に、Steveは捕われていた孤独を思い出すことになる。

かつて世界創造主であり、孤高の王であった一人の男が

自滅の道を辿り、ワールドをも消してしまった悲しい思い出を。

かつて、Steveはマインクラフトがクラフターの一人だった。

マインクラフトPEはAndroidが出た頃すぐに買い、

クリエイティブモードで余った時間を楽しく遊んでいた。

ニコニコ動画にアップされているような

コツコツと積み上げられた職人芸には叶わなかったけど、

立体文字を作ったり、自分の部屋を再現したり、色々楽しんでいた。

狂い始めたのは、バージョンアップにより

よく意義が分からなかったサバイバルモード

クラフトボックスでの作成が可能になり、

掘れば掘るだけあの小さなブロックが入るようになってからだ。

彼は熱中した。掘って掘って掘りまくった。

だが、そのうち物足りなくなってきた。

主な理由は、拡張しすぎた洞窟我が家

十分な松明を置けなくなったため、

慢性的にどこから湧いたのか分からないゾンビ

背後を襲われることが増えたことと、樹木の伐採のし過ぎで

木が足りなくなってきたことだった。

アイテムやす方法がないか検索する中でSteveは

環境ファイルバイナリエディタで直接書き換えればいける方法を知る。

よくわからない文字列の羅列の最後の方、

アイテムIDと見比べて行くと確かに

確かにそれっぽいのがあった。

これを書き換えれば。

03を11に。土くれが木材に変わった瞬間だった。

これ以降、SteveはHEXファイル呪文のように日がな唱えるようになる。

アイテム欄だけではなく、フィールドの切り替えをも簡単にできる事にSteveはすぐに気づく。

クリエイティブモードで培った財産を今こそサバイバルモードに変える時だった。

すぐにすり減ってしまう石のつるはしは当時未公開だったダイアのつるはしに変え、

紙切れのように石層を掘り砕いていった。

せこいことをしてコツコツ増やしていた本棚FFに変えるだけで欄が255に変わったので

部屋の床全てを埋めてもまだ余裕があった。

フィールドほとんどの場所に立てても余るだけの松明は、

TT以外からワールドに湧出するゾンビを全て消しさったが、

美しく等配列に並ぶことで果たしていた装飾という役割も同時に共に消し去ってしまった。

埋められるスペースというスペースに松明を突き立てたことで。

塔の物見台は魔改造の結果、水流式TTに姿を変えた。

その屋上から眺める風景も変わってしまった。

しかった雪山と滝の後ろに微かにそびえ立つ卒塔婆の群れ。

時々、ゾンビが落ちていく姿を眺める事ができた。

海の上に落ちたのでは死なないから、わざわざ石畳を敷き詰めて、

落下死させるようになっている。

その光景を可能にしたのはたった一つの値を変える事で

クリエイティブモードサバイバルモードを簡単に行き来できるからだった。

クリエイティブモードで空中に黒曜石の床を作り、

バケツがないこの世界ではありえない無限水源を作り出した。

機械的な作業により、TTは完成。

高所から石畳の上に足から綺麗に叩き落とされるゾンビたち。

1×1マスのガラスの囲いから救いの手を差し伸べる何重にも折り重なったゾンビたち。

サボテンによって少しずつスタミナを削られていくゾンビたち。

TTで思いつくほとんどのことをやりつくし、眠れぬ夜にゾンビに怯えることもない今

ただただ、囲われたゾンビを眺める事がSteveの日課だった。

ゾンビーフはまだこのバージョンにはなかったから、生き倒れていく緑色をずっと見ていた。

そんな生活を続けて二週間が経ち、Steveは壊れてしまう。

いつもの朝を迎えると彼は手持ちのアイテムのほぼ全てのIDを2Eに書き換え、

クリエイティブモード世界を変えた。

から一つ一つブロックを置いていった。

地道にブロックを置き、敷き詰めて完成させた干拓地帯の牧場

牛や豚を追い込むのに苦労した。

空を仰げば青さのみが広がる海中神殿。対照的に、溶岩を誤って置いて

地獄っぽくなった足下はオレンジ色が広がっている。

物見台の空中TTをつなぐ遊歩道。時々池に向かって

紐なしバンジージャンプをした。

山を1×10×底まで縦に掘って、はしごをかけることで作った

自然エレベーターカーソルキーから手を離して時々遊んだ

全てに置いていった。

最後に置いたのはあの物見台の上。

残っていた石ブロックを十個一列に新たに積み上げるとその上に立ち、

赤色ブロックを横付けして、ワールドサバイバルモードに変更する

下を見下ろせば、赤色の線上が地平線を超えて四方

どこまでも連なっていくのが見えた。

かぼちゃにも似たそのブロックの側には大きく「TNT」の文字。

v0.30ではまだクラフトすることが出来ないはずの爆弾だった。

長押しすれば自重に伴いブロックは落ち、

爆発した連鎖は瞬く間にこの世界を飲み込むだろう。

ファイルコピーすればこの世界バックアップも可能だった。

ほんとにいいのか?

Steveは自問自答する。

もうこんな世界に用はない。

そしてブロックを長押しした。

その最後を彼は見届けることはなかった。

誘爆したTNT10ブロックを軽く飛び越えて彼に直撃し、

そのまま即死した。

Android携帯の画面はSteveが最後に見た世界をそのままに

まり電池パックを抜くまで復活することはなかった。

そして、携帯再起動し、MinecraftPEを立ち上げると

全てが終わっていることに気づく。

かつて、一番最初の一歩を踏み出したここは美しい平原だったはずだが、

TNTにより抉られた醜い谷間へと姿を変貌させていた。

俺はデータを消して、ゲームから逃亡した。

性急にことを進めすぎたんだと思う。

地道に石を彫っていかなくてもヘックス値をFFに書き換えるだけで255になるアイテム欄に、

こつこつやっていた楽しさもゆっくり何を作ろうかと考えていた期待も忘れてしまって、

こうすればすぐに入るものに何の意味があるんだろうって、

飽きが来てしまった。

アイテムを収集するというMinecraftの一部の

遊びだけを奪っていったはずの全能感が倦怠に変わると、

Minecraftを遊ぶ全ての動機に牙を剥いてしまったのだ。

何なんだろうな、この気持ちは。不条理が今ここにある。

v0.71になってIFは変わったけど、一度醒めた気持ちが再燃する事はなく、

時間遊んで、アプリタスクから落とした。

全てを与えられたSteveを俺は見放した。うまく使う事ができなかった。

限られた選択しか常にない環境なら、なおさら、どうであったろう。

なんか疲れた。もう疲れた。

あと二週間同じ日常が続いたらもう人生を止めようと思う。

俺はこの部屋のSteveだ。

2013-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20130522152718

俺はその男性像に何一つ当てはまらないけど、個人的には、5円安いモヤシを捜し求めてスーパーはしごし、コンセントプラグをいちいち引っこ抜いて待機電力節約し、贅沢を一切せずとにかく貯金しまくる、みたいな主婦とかも何が楽しくて生きてるのか理解できない。

2013-05-16

東京

久々に仕事を探している。

東京仕事を探すというのは、いわゆる「レール」に乗っていない自分にとってはいつも、

ドヤ街の汚い裏路地に入り込んだ時の、ひやっとしたり胸がむかついたりするような感覚を終始味わわされるようなもので、

たくさんの無関心をわざわざおっかぶせられて、それでもまた表通りに戻れるかもわからないような心細さが続く苦行だ。

そういえば似たような感覚を少し前に感じたことがあったなと思ったら、

突拍子もない事故のような出来事のせいでろくに金も無く転居先を探して不動産屋をはしごしていた時のことを思い出した。

三件も回ればすぐわかるような嘘を散々聞かされた挙句

わざとらしい二人芝居で東京の右側の物件内見ゴリ押しされたある晩、

来てはみたもののもはや家を見る気など無かった自分は、出先で付き人役を押し付けられたその会社新人との雑談を楽しんでいた。

春に東京に出てきたばかりの彼は、どこをどう聞いてもやっぱりこれから会社に容赦無く使い潰されるか、

先輩方と同じような勢いだけの三流の詐欺テクを覚えて終わるしかないようだったが、

それでも彼自身は、いたって素直に今働いているということを楽しんでいた。

東京生まれで東京育ち自分は、

わざわざ実家を捨ててそんな境遇になってまで東京にいる彼の心を簡単には理解できない。

彼の目からすると東京というのは、彼の地元の先にあるものみたいだ。

そして東京の先には、また違う場所が繋がっている。

でも実際、東京別にどこの先端でもない。

それに、なんとなくで来てみた人が行きたい「どこか」にも繋がってはいない。

東京はただ金がかかるだけの場所だ。

様々な重荷を背負って東京で学べることは、楽しく金を使うことぐらいだ。

電話に出た求人係の女が最低限の伝達事項を口早に言い立ててガチャっと電話を切る。

から晩まで電話を鳴らす有象無象の相手をさせられて心底うんざりしてるんだろう。

自分も似たような仕事をしてきたからよくわかる。

今、この女から自分押し付けられたいらいらは、少し前に女に電話をかけた誰かが押し付けたいらいらだ。

どんどん胸に溜まっていって、こぼれたものからまた東京を巡っていくみんなの澱だ。

この澱を目一杯溜めて、自分人生に良いことなんてもう起こらないと心から信じて、

澱の回し方だけ上手くなっていくような、そういう人間がきっと、東京の八割ぐらいを支えている。

逃げたくても、逃げるのにも金がかかるから、だから澱を引き受ける仕事をする。

勇気のある人間電車に飛び込んで、自分の体ごと周りに澱をばら撒いて逝くけれど。

東京で本当に難しいのは、何者かになることではなく、

自分が何者だったか思い出すことだ。

元々何者でもない人間に居場所はない。

からそこのところを必死ごまかさなければならない。

自分も今そうやって必死ごまかしている。

これは、本当に耐え難い、苦しみだ。

2013-05-14

お金の話で身を滅ぼした系、友達をなくした系の話なら山ほどあるが。

リアルではしたくないなぁ、実際。

http://anond.hatelabo.jp/20130513234137

新人だった時に初めて先輩からサシで飲みに誘われたことがある。

職場雰囲気から流れ的にいつのまにか給料の話になって

あっけらかんに平均給与とか、確定拠出年金投資をどうすればいいとか

話すから、まぁ減るもんじゃないしと、へー勉強になりますーって言い続けてたら

はしごした二軒目でいきなりドイツのわけわからない生命保険会社に加入しないかって誘われた(T^T)

だまされたというかっとなった思いと、新人だし大人の対応が分からなかったか

結構ですとその場で席を立って会計わず出てしまった。

翌朝気まずい思いを抱えて挨拶したら、先輩から昨日はごめんねと言われてお開きにはなったけど、

ショックが後引いたな。

お金って利害関係物差しとしては絶対尺度から

信頼とか信用とか、友情とか、愛情とか、そういった人間様の尺度からは対岸にあるものなんだと思う。

給料の少ないかいかは、幸福かどうかの価値観よりはるかに厳格な基準だけど、はるかに分かりやすい。

言い方半分で、信頼が罵倒言葉に変わる曖昧愚痴(人間関係とかね)と違って、

例えば給料が少ないことを種にした愚痴は、万一相手がさら給料が低かったら

愚痴の相手より給料が高いという事実は確実に残る。ここで、はぁ?と思われたらフォローする自信は自分にはない。

話す側にとって分かりやすい話は話の受け手にも分かりやすい。

生命保険を薦められて、他人の命が心配からってお花畑の理屈よりも

インセンティブが欲しいからでしょうと相手の心情を察することの方が簡単だもの

そこに利害関係ではなく、信用の所在を見つけることのなんと難しいことか。

お金の話は、共通認識があるから一時的に盛り上がりも見せられるけど、

人間関係素人が使っちゃいけない話題なんだろうな。

2013-05-08

村上春樹の新刊、「田崎つくる」のAmazonレビューをみていて思うこと

amazonレビューで、多崎つくるのレビューを、ほとんど疑いもなく星5つで記載し、圧倒的な「参考にならない」の評価をくらっているしがないレビュアーです。

ちなみに、今日2013/5/8現在、335人中101人が星5つの評価を加え、星4つの高い評価をつけた人を加えると、335人中182人の半数以上の人が星4つ以上をつけているにも関わらず、現在「最も参考になったカスタマレビュー」は、ドリーなる人物の書いた「孤独サラリーマンイカ臭妄想小説」という星1つのレビューで、9825人中、9502人が「参考になった」というボタンを押しています

ちなみに星1つの評価のレビューは、323人中、51人しかないにもかかわらず、この評価は圧倒的です。

感覚的にいえば、全体における星の数の比率に、各評価の中で「最も参考になった」というというレビューが、最終的に漸近していきそうなものですが、このドリーなる人物のレビューは、ある種ゴシップ的な面白さが加わり、NAVERとかはてブあたりから迂回してやってきた方々の支援もあったのだろうと邪推しつつ、圧倒的な支持を得、10000近くの人たちに「参考になった」とフォローされているわけですが、その内容は、読めば読むほど気持ちの悪いレビューで、村上春樹とりまマーケティング悲惨さを痛感するとともに、あらためて日本人文盲具合と、教養のなさと、その教養のなさをひけらかす露悪主義をみせつけられるようでした。

はいえ。

これも、ドリーなる人物の文章が悪いのかというとそういうのではありません。こういう気持ちの悪い文章は、本来放っておかれれば、そのまま情報の闇に葬りさられるだけであり、問題なのは、こういう情報を引っ張ってきて、「うーん、これはすごい」「面白い」と言っている人々の側に、前述した無教養さの礼賛であるとか、露悪主義のようなものがあるように思うのです。

それで、私は、この駄文が、そもそも情報の闇に葬りされること請け合いなのにもかかわらず、下記の数点の視点に絞って、村上評価およびその周辺のマーケティングの問題について論じたいと考えています

1.村上春樹の今回の新作の、アマゾンレビューにおける、公平な評価の基準軸(いったい星いくつが適切なのか?)

2.「村上春樹が嫌い」というヤツは、実は「村上春樹」よりも「村上春樹ファンのことが嫌い」という事実

3.村上春樹を100万部売ろうとするマーケティングの問題(そもそもこれエンターテイメント小説じゃないんですけど)

この3点についてです。

■1.村上春樹の今回の新作の、アマゾンレビューにおける、公平な評価の基準軸(いったい星いくつが適切なのか?)

まず、結論から断じて言いますが「多崎つくる」のamazonレビューを、現在日本文学における主要作品(村上龍山田詠美阿部和重平野啓一郎川上・・・などなど)と比較して星をつけるとするならば、星は5つ以外は考えられません。これらの作家の代表作と比較しても、時代的な価値、作品の主題、文体などにおいて「劣っている」という評価をしようがないからです。

もちろん、小説物語には個人的な共感を読み手の原動力にするという性質上、どうしても「共感できない」という人がいるのは確かなことです。しかしながら、そういう個人的な側面を度外視し、「文学」というジャンルにおいて、日本という国の文化歴史的に補足、説明する資料として、たとえば、文学作品ピックアップするのだとすれば、本作は1Q84までとはいかないにしても、近年日本代表クラスしかいいようがないからです。

2013年日本という国で出版された歴史的に淘汰を免れる文学作品をあげなさいといわれて、今年、これ以上に素晴らしい「文学作品」が登場するかどうか、私は甚だ疑問です。平野啓一郎の新刊がでればその可能性があるでしょうが、少なくとも、それ以外の作家には期待できません。

abさんご?無理です。

田中慎弥もっと無理です。

そういう意味において、本作は星5つ以外の評価はありえないと私は思うのです。

しいて別の視点で評価するならば、村上春樹作品全体を相対的に評価するということもできるかもしれません。これについて言えば、私の評価は、星5つに限りなくちかいものの、もしかしたら星4つをつけるかも、くらいのところです。人によっては3つという人もいるかもしれません。それはあくまでも村上春樹作品における相対評価です。

本作は、次につながる長編小説のための助走のような小説です。伏線の回収(村上春樹本人ならば、伏線の回収ではなく、全体を微細に描き切っていないと言いそうですが)、それが十分でないことがその理由です。

しかしながら、これが作品の評価を不当に低くするかというと別問題です。短編小説というのは、その行間物語前後や背景を滲ませ、読者に共感の余地を残すものです。これは本作が、短編小説的な位置づけにあるということを示唆しているのであって、村上春樹が手を抜いているわけではないのです。星を1つ減らす理由があるとすれば、「もう少しだけ短くてもよかった」という点でしょうか。短編小説というには、少し長すぎました。

本作は、あくまでも「短編」であり(この人の場合は、もはや「短編小説」がこの長さになってしまうだけ)、あえていくつかのプロットを読者に委ねたのです。これは、文学を読む側のリテラシーの問題です。趣味(つまり好み)の問題ではなく、読む側の技術(読解力)の問題です。

というわけで、個人的な村上春樹の読者として星をつけるならば4つもあり得るかもしれませんが、文学に全方位的に公正な評価をつけるのならば、星5つ以外にはないということをご理解いただけるでしょうか。

もし、理解できないのならば、村上春樹を読む前に、夏目漱石森鴎外と谷崎と太宰と三島大江健三郎と諸々読み直すべきでしょう。

それが嫌なら、伊坂幸太郎でも読んでればいいと思います稚拙な、読解力を十分に満足させるだけの文章にはなっています

■2.「村上春樹が嫌い」というヤツは、実は「村上春樹」よりも「村上春樹ファンのことが嫌い」という事実

私は、長年村上春樹の作品を読み続けてきて、周囲にもそのことを公言しているわけですが、最近困ったことに「ハルキストの○○さんは、新作もちろん読まれたんですよね?」とか「ハルキストとして今作はどうでしたか?」などと聴かれることが多くなりました。

この「ハルキスト」なる呼称最近よく聴くんですが、これって、わりと最近たぶんノーベル文学賞に毎年エントリーされるくらいになってテレビリポーターとかがテキトーつけたんじゃないかという気がしています。一体いつくらいなんでしょうか?

私思うんですが、村上春樹の読者を「ハルキスト」と呼称してしまう人は、はっきりと断言しますが、村上春樹を読んでいないか、全く読解できていないかのどちらかです。

村上春樹小説はどの作品でも読めばすぐにわかますが、組織共同体所属することにとにかくうんざりしています辟易しているし、場合によっては嫌悪感に近いものを感じていることもある。とにかくそういう人たちとうまくやっていくことができないし、やっていく自信もない。主人公の「僕」やら「ハジメくん」やら、「ワタナベくん」は、もう、所在なし、所属なし。

まりひとくくりに呼称できない存在なのです。

村上春樹の作品が世界的に受け入れられているひとつの理由は、その「孤独」性です。その周囲にうんざりしたり、なじめなかったりするその主人公のおかれた状況に、読者が少なくない共感を感じてしまうことが、世界的に受け入れられたひとつの理由なのです。

まり、「ハルキスト」などという「ひとくくり」の呼称を付与されることに、気持ち悪さしか感じない・・・というような人たちが、どちらかといえば村上春樹本質的な読者なのです。私も同様「ハルキスト」と呼ばれるたびに、冷笑を覚えたりするので、みんなそんなもんだろうなと思っていると、ときどき本当に「ハルキスト」を自称する読者にあったりします。こういう場合は、辟易するというかなんというか、ときどき困惑嫌悪感が入り混じった感情を抱いたりするこもあります

なんなんだこの違和感

と。この感覚は、村上春樹に星1つをつけて、「いやぁ、村上春樹とか読んでるやつ信じられねーな」とかいう人の感覚に案外似たところがあるかもしれません。(まぁ、とはいえどうでもいいことなので、あえてバッシングしたいとも思わないのですが。)この際、そのほんとに読んで言ってんのかよ!という方々を「ハルキスト」と呼称しましょうか、そのハルキストなる方々と、村上春樹の作品とはまた別の問題だと考えるべきです。

こう言うと、村上春樹小説はそういう勘違いした読者、その「ハルキスト」なる存在を生み出しており、村上春樹にはその責任があると捉えることもできます

アンチ村上春樹人間は、この影響力に村上春樹への脆弱性をみつけて、論考をぶつのですが、はてさて、この点はもういちど考え直してみたいところです。読み手の読解力の欠如がもたらした読者の勘違いを、書き手である村上春樹にその責任を求めることができるのか?ということです。

小説作品は、たとえば自動車エアバッグとか、緊急時備え付けの消化器とか、避難用のはしごだとか、なんでもいいけど、使い方を誤まったら命に別状があるというようなものではありません。

芸術作品です。

作り手の意思とは別に受け手勘違いしてしまうことに、作り手はどれだけの責任が持つ必要があるというのでしょうか。

それは、最後に後述するマーケティングの問題もあります

■3.村上春樹を100万部売ろうとするマーケティングの問題(そもそもこれエンターテイメント小説じゃないんですけど!)

村上春樹を批判する多くのレビューを読む限りにおいて、圧倒的な支持をえる論調は、

「こんなヤツはいない」

恵比寿でナッツを食べるたべにバーに入ったりしない」

「そんな簡単に女とセックスするヤツはいない」

孤独をそんなに深刻ぶったりしてこいつは、何様なんだ」

かいものです。

確かに、多数派ではないかもしれませんが、いないわけではありません。ホテルのバーでお酒を飲んだりすることは、普通にあることです。言葉でどう表現するかの問題はありますが、物事を深く考えすぎて、些細な問題で心を痛めてしまうということも、現代人ならよくあるはずです。セックスなんて論じる必要もなく、敷居が下がっています

主人公の行動や言動を自分比較して、「こんなヤツいないよ」とかいうのは、主人公を類型化して自分との共通点を見つけ出す作業なのでしょうが、確かに、村上春樹の作品の主人公を無理やり類型化して、多数派か少数派かで割り振ったとしたら、間違いなく少数派でしょう。(安易にこういう構図に分類するのは正しい方法ではないのですが)

本作、主人公多崎つくるのプロフィールをざっくりと書くと。

鉄道会社勤務。年収は、700万程度。都内にマンションを所有し、ローンもない。30代後半で独身女性関係特に困ったことはない。

なんというか、条件面だけ描きだせば、裕福で恵まれていて、どこかしらいけすかないととることもできそうです。そして、実際、この点を、アンチレビュワーの方々は、突いているのですが。

前述したとおり、村上春樹小説世界的に受け入れられたひとつの要素はその「孤独性」だと言いました。

みんなの中でわきあいあいとできない。上司にうまく媚を売ったりはできないし、意味のない日常会話を成立させたりもできない。会社終わりにみんなで飲みにいったりするくらいなら、ひとりで孤独音楽を聴きながら読書をしていたい。

などという人間を描いて、そこに世界中の多くの人間共感しているのです。きわめて個人的に。

そして小説というのは、個人的な共感によってはじめて読み進めることができる形式の芸術です。

たとえば、ソフィア・コッポラ映画は、同じように「孤独」を描いていますマリアントワネットなどはその最たる例で、多崎つくるくんなどとは比較しようもないくらい恵まれている。にも関わらず、彼女は圧倒的な孤独に苛まれている。そして映画を観る者は、そのマリーの孤独共感して、胸を痛める。いや、映画小説と違うのは、マリーの孤独共感しようとしまいと、映画自体は2時間後に終わるということ。

しかしながら、小説というのは「なんだよこいつ、むかつく奴だな」というのがあったら、読み進められない。別の言い方をすれば読み進めなくてもいい。村上春樹は、この社会において孤独を感じながら生きざるを得ない、もしかしたら比率的には少ない側の面々の生き方肯定しながら、その顛末を見守るというようなプロットなのだから、読んで「むかつく」人が多いのが、当たり前といえば当たり前なのです。

もともと多くの多数の人間共感されることを、書いてる本人も視野にいれてはいない。(それを望んでいないわけではないにしても)

にもかかわらず、売る側は必死です。

それはそうです。売る側は、本の内容は関係いからです。出版不況時代です。本が売れません。黙っていても売れる時代なら、売る商品を選ぶこともできます。「こんな根暗作家が書いた本は、ひっそりと奥に並べておこう」とか。でも今は、売れる商品が限られています。小さな本屋から、大きな本屋まで、こんなにまとまって本を売ることができる機会は、年にそう何度もあるわけではないのです。

だもんで、売る側は、まったなし。「村上春樹の新刊!?長編平積みだよ、平積み!」

と、なって当然です。で、買い手は買い手で、村上春樹なんて共感できない人が数多いて、そのことを半ば自覚しているにも関わらず、「またぞろ、村上さん新刊ですか?」などとうがった態度で、1700円も払って買って帰ったりする。

本来、孤独に静かな時間を過ごしたい人(それから社会自分との繋がりを確認したい人)のために書かれた本であるにも関わらず。

帯にこんな風に書いておけばいいかもしれません。

「この作品は、日常違和感を感じることもなく、日々を謳歌している人間には読む必要のない小説です。それと孤独を描いてはいますが、自分自身の孤独が解消されれば、他人のことも社会のことも、どうでもいいという人にも不向きです。自身の孤独社会との関係において改善されることを仄かに信じている人のための作品です」

もちろん、そんなことは絶対書かれることはないのでしょうけれど。

本来静かに出版されて、求める人がそこに救済を得るという仕組みであるべき作家と読者の関係が、資本主義論理によって蹂躙されている。それだけのことにも関わらず、本来、村上春樹に対して苛立つ必要もなかった人たちまでが、駆り出されて、勝手に苛立っているのです。

嫌なら読まないということが可能なのにも関わらず。

この「作り手」と「市場」との悲劇的な関係というのが、アンチ村上春樹を作り出し続ける最大の要因という気がしてなりません。

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随分長くなってしまいましたが、最後に結論というかなんというか。

こういうことも言えるかもしれません。

昔、三島由紀夫は、太宰治が大嫌いで、直接会いにいって「私はあなたの作品が嫌いです」と言ったそうです。

すると太宰治は返す刀でこう答えました。

「でもこうやってわざわざ来たんだから本当は好きなんでしょう?」

三島由紀夫は、なにも言い返せなかったそうです。

まり、みんな本当は、村上春樹が好き(もちろん、断固として認めたくない)なんだけど、作品の主人公同様、素直になれず、好きさゆえに星1つつけちゃって、あんなヤツ嫌だよ、いないよ。むかつくよ。とか言ってるだけっていう可能性もあります

ん?あっ、それって、実は一番村上春樹主人公的?な気がしなくもないですね。

この長文を書いている間に、少なくとも「私は、ハルキストです」とか言ってる人より、星1つつけて、村上春樹なんか嫌いだよとか言いながら、毎回出版されるたびに買っちゃってる人たちの方が、なんだかよっぽど共感できる気がしてきました。

おしまい

2013-05-06

一人で温泉旅行に行ってきたら元気なくなった

GW最後に、唯一の予定である温泉旅行へ。場所熱海。初。

別にどこでもよかった。伊豆とか箱根とか、地名しか知らない俺にはその違いがわからぬ。

経路はちゃんと調べなかった。東海道線っぽいね東京駅スタートでいっか。昼出れば夕方のチェックインに間に合うだろう。カバンに最小限の着替えとiPad、予備バッテリーを詰め込み、出発。

そしてすぐ不測の事態に陥る。東京駅は人でごった返しており、普段利用しないs(ry 要するに迷った。広いし尋ねられそうな駅員いないし案内の地図見当たらないし、あぁGoogleマップJRあっちのほうか。なんとか改札抜けて、列車の中で駅弁食うか〜旅行っぽいしと思いついたところでヒヤリときた。

財布忘れた。

戻る?いやねえよ。なんとかならないのか。冷静になれ。お、iPhoneの背につけたVIEWSuicaカード。お、ジーパンのポケットに800円くらいあるわ。宿代は予約時に払った。これはいける!

そんなこんなで電車に乗る。特に書くことはない。途中から海が見えておおーとなったくらい。目的地近くの駅について、あ、やべ、と思ったけどSuica使えた。ふぅ。旅館へ向かう道のすぐ隣が海だったので砂浜を一人で歩いて無事チェックイン

浴衣に着替えて露天風呂へ。あれはよかった。これだけでも来てよかった。そして夕食。旅館は古め小さめだったからか、落ち着いた感じの30前後の男女がほとんどだった。そうだよね、普通そうだよね。あるべき姿みたいなのを見せつけられ、どんよりする心。

部屋に戻って、布団を敷く。和室。畳。この匂いがよい。ああ、普通はここでお酒を飲むのか。まぁ、いいや。。..!!

でっかいクモ…!!

小学生の手のひらくらいあるだろうか。俺の動作が緊急停止。思わず口ずさむ「ウェーイ…」。押入れの中だったので、とりあえず封印。近くにいた管理の婆さんに報告。渡されるキンチョール。え、俺やんの?と躊躇したら婆さん俺の部屋へ。盛大に部屋にスプレー振りまいてクモと格闘、ティッシュで掴んで帰ってった、、。たぶん、俺には男らしさが足りない。

荒らされた部屋の真ん中に立ち尽くしながら、どんよりする心。

iPhone充電しとくか〜そういえば昨日書いた日記((また一人でバーに行ったら絵に描いたような展開になった))どうなったかな。ふと見えるネガティブコメント。やっぱりだめだった…?見るのこわい。とりあえず今日はやめとこう。またどんよりする心。

さて寝るか、じゃなくてこの旅行はまた別の目的もあって。クソ重いのに持ってきたiPad。こいつでアニメを見る。友人が勧めてきた「ひぐらしのなく頃に」。ご丁寧にも全話詰め込んで本体ごと貸してくれた。

布団に入ってiPadを壁に立てかけ、視聴開始。なんか怖いぞ。。4話になって、ドアに手を挟まれるところでビクッてなった。おいなんだよこれ。。

しかし怖いもの見たさで次へ。なんかあれ、時間戻ったけど?ああ違う世界線なのかな。。..!! 7話なにこれヤバい無理、直視できなかった。はしごのところ。。なんとか8話まで見て、一段落たから、もうやめた。さらにまたどんよりする心。怖いけど寝る。

朝起きてまた露天風呂入って朝ご飯食べてチェックアウト。帰りは初のロマンスカーで帰りました。快適。来る前はここでもアニメを見るつもりだったけど、まぁ、無理だったよね。途中でランチ休憩したときに、なんか、疲れて動けなくなってた。ご飯食べる手が進まないし、なんかちょっと震えてるし、珍しく残してしまった。何しに来たんだろう、俺。。

帰りに例のバーに立ち寄って、マスターのしおりさんが一人いたのでシローさんの分含めおみやげを渡して来ました。二人で話しながらくつろいでいると、また知らない人が来て喋って、ほどほどで帰りました。

なんかもうくたくた。。明日からまた、低空飛行でがんばろう。

2013-05-02

有名はてなユーザーメモ

id:y_arim

自分の抱えるある問題が本質的には『自分ナードかつウィンプであること』に由来する、というのをある程度理解しつつも

それを抜け出すような選択が出来ない層(→要は、勇気がないんでしょ?)」

の心情を(かなり極端な形で)代表しているので、この層から常に支持がある。

あとは、そういう男の子が好きな女性からも。

id:ohnosakiko

精神分析好きのフェミニストしかし自身が「社会派フェミニスト」と呼ぶものとは距離を置いているようだ。

主張はうまく飲み込めないけど、

動物行動学的な意味合いでの「性」から人間社会逃げられないよ、という感じ……なのかなあ?

そういうエントリーを書いてはフェミニストからディスられ、

たまにフェミニストと共闘できそうなエントリを書くとヤフコメ臭の漂う男にディスられる忙しい人である。不幸だ。

また、「左派インテリ男性」にあまり厳しくないフェミニストは珍しいので、

必然的に取り巻きが増え、まとめて大野組などと呼ばれてディスられる。不幸だ。

id:hokusyu

はてなで最も戦闘的な左翼の一人。政治的な論争では常に攻撃的だ。

はてサ」が嫌いな人には、筆頭のような扱いで疎まれている。

Twitterアイコン暴力ポルノだったりするような(ある意味で)自傷的な姿勢からすると、

自分語りを増やせば「ありむー萌え」みたいなそれがこの人に起こってもおかしくないかなあ……

と一瞬思ったけど、やっぱりそれは無いような気もする。

何が違うんだろう?

攻撃的でも愛されるタイプの人って、どことなくヤケっぱちな姿勢があるよね。y_arimにはそれがある。

id:font-da

ずっと、本名本田さんだからfont-daなんだろうなあと思い込んでいました。fort-daか!

id:BUNTEN

自称極左……なんだけど、政治的な論争にあまり積極的に絡まないため、

はてサ」について言及される時でも大体無視されていてちょっと哀れ。

「妻にDVで逃げられたワープア」というアイデンティファイを何度も繰り返しているが、

これにはどういう意味合いがあるのだろう。

流石にこの属性を愛してくれる人なんかいないんだから無視されるのもしょうがないよ……

と思いつつも自分結構好き。

はてな村随一のynabe39フリークでもある。

id:kokorosha

常に懐疑的立場からライフハック(に絡めたジョーク)を書いている人、という印象がある。

ナード/ジョックの構図では明らかにナード側の人なんだけど、

ジョック論理を(後天的に)身につけてそれなりに対応できる、という点でナードを拗らせたクネクネ民とは大きく違うという気がする。

政治社会問題にはほとんど首を突っ込まないが、明らかにニヒリズムが伺える。

はてな戦闘的な思想家を疎んじている人々(=「ノンポリは体制」という言葉でディスられる人々)」は潜在的にはかなりいるはずで、

こういう姿勢も広く支持を集める要因なんじゃないかなあ。

id:jt_noSke

UO廃人になった結果、大学留年したことがある。

id:fromdusktildawn

マッチョ/ウィンプの構図を意識しつつ、明確にマッチョ寄りのライフハックを書いている。

もちろんウィンプからの反感はかなりあって、ことあるごとに叩かれている。

実はid:kokorosha姿勢が似ているんじゃないかと思っている。

id:kokoroshaがあまり叩かれないのは、自分さらけ出す(正確には、さらけ出しているように演出する)ことで、

リスクを取って喋っている」感が読者に伝わるからかなあ。

あと、ビジネスエリートであるという自己演出をする/しないの違いもあるか。

要するに「僕は君たちサイドの人ですよ~」っていう布石を打つか打たないかっていうのは

読者の反応を決定的に変えるのかな。

ところで、当初はなんでも相対化する人という印象だったので、id:ululunの人とはしごたん絡みの騒動で怒っていたのは少し驚いた。

同じメタと相対化を繰り返すタイプの人でも、ビジネス寄りの人とアカデミズム寄りの人は全然違うんだなあとか考えたり。

id:Paris713

アセクシャルを名乗る女性

フェミニズムに対してやや懐疑的エントリをしばしば書いて、微かな反発を受けていたのが記憶に残る。

最近は書いてないようだけれど、もう少しあなたの文章を読んでみたいです。ねえ、id:ohnosakikoさん?

id:asami81

薄く保守的感覚を持っていて、ややマッチョ寄りの思考をする人。つまり一般人

不幸なことにはてなでは異物であるため、結婚観についてのディスり合いに巻き込まれたことがある。

id:Midas

はてなで起こった政治的な論争を「あさま山荘的な何か」と位置づけ、

自分はそこから外れた存在である自己演出することで、一定の地位を得ている。

「今世紀はライフスタイルに基づく人種間対立の時代」という言葉が私の頭のなかをぐるぐる回っています

id:tomo-moon

id:takisawaみたいな人とは完璧に相性悪いのに(どちらも潔癖なタイプで、かつ方向性が決定的にズレている)

なんで仲良くできるんだろう、不思議だなと思いつつもほっこりしていたら喧嘩別れした。


もっと書けそうだけど、疲れたので寝ます

追記

ち、違うねん!

最初に30人くらい思い浮かべて、昔のことを先に書こうかなとか思ってただけなんです!

それと、paris713さんとohnosakikoさんが同じ人だって言ってるんじゃなくて、

いつも大野さんがエントリに真っ先に理解を示してたなあとか思い出したのです。

改めて読み返すと確かに今更感がすごい……

2013-03-22

はてブで見かけたのだがよく知らないので

はしごタンって何者なんすか?

2013-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20130214001141

はしごくまともな両親に育てられたのでわかんねーんだが、

なんで世の変な親ってのは自分欠点に自覚が無いんだ?

あとその母親なんかは、母親視点からでも普通に家庭は崩壊してると思うんだが

それでどうして孫の顔を見たがるのか分からん

「もう家族なんてウンザリ」ってならないのかな

2013-02-05

ネットってすごいね

鈴木早智子 不倫 で相手も出るし・・・

ホテルはしご 有田 で記事もでる

ネットに載ったことは消えない

2013-01-13

http://anond.hatelabo.jp/20130113085427

話ずれるけど「出口」に「出口」とか併記してたりするの、シュールだし無駄感つよい。

無駄感は強いけど、愚直に併記した方がいいと思う。

変にまとめようとすると、Unicodeの「高」と「はしご高」みたいに

「これとこれは同じ表記だからまとめていいよね」

「いや、微妙に違う!違和感あって気持ち悪い」

「いやいや、同じでしょうよ」

「違うだろう!まったくこれだから・・・

あぁ!?何だと!?

みたいに収拾がつかなくなりそう。

2012-12-21

若者は高校卒業後に月や火星で1年ほど生活させるべき

猪瀬新知事の会見の記事が上がってきているが、

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20121219ddlk13010096000c.html

 −−教育改革をどう進めていくか。

 ◆(都立の)中高一貫校が増えたが、さらに小中高一貫校も考えていく必要がある。それから都立高生が自衛隊東京消防庁に1カ月くらい体験するといいのだが、(受け入れる)設備がない。今年度から都立高で学校宿泊訓練をはじめたが、脳幹を刺激するような生命力、あるいは共感する力や人を助けたいという力を体験的に育てていきたい。

とある

まりにも手ぬるいと言わざるをえない。自衛隊などと言わず、月や火星で1年ほど集団生活させ、軟弱な若者を徹底的に鍛えあげる必要がある。

地球外なら土地も有り余っているので、「受け入れ先の設備がない」などと言わなくてよい。

火星のほうが望ましいが、まだ有人探査の経験もないし、現実的には月だろう。

渡航費は一人あたり数百億円程度になるだろうが、各家庭で無理なく負担できる額だと思う。渡航費は原則自己負担

生活必要な、食料、水、空気などは各自現地調達ということにして、コストを削減する。月にはうさぎがたくさんいるので餓死することはないだろう。俺も若い頃はよく月でうさぎを狩って食べたものだ。

地球環境からかけ離れた場所でのサバイバル生活を通じて、脳幹を刺激する生命力を涵養する。

最低限、これくらいはしごかないと甘ったれ若者ダメだ。

2012-12-11

加藤先生の発言から引用

「このおばあさんを見捨てたらぼくの夢は叶わなくなる」と思って、住所を聞き、日程を調整して出かけました。屋根に上がるための二連はしごを買い、電車軽トラックでは運べないので運送屋さんに頼みました。当日は、おばあさんから連絡を受けたメーカー社員も2人来ましたが、テスターしか持ってきておらず、ぼくが送ったはしごで上がっていました。

メンテナンスお金がかかるからいやだと考えるのではなく、積極的にメンテナンスすることによって太陽光発電システムをなるべく長く使い、そして経済性も出せるという風潮ができてきてくれればいいなと思っています

「現状太陽光発電は決してメンテナンスフリーではないと思います。将来的にメンテナンスフリーになってほしいと思いますけれど、そのためには、今はメンテナンスフリーではないということが、将来のメンテナンスフリーにつながるものだと思っています


この動画に限って言えば、火災の原因が太陽光パネルかどうかはよくわからないようです(ってコメントが下の方についてました)。晴天の中、じゃんじゃん水かけてます

消防士さん向けの太陽光パネル対策教科書英語 PDF 全68ページ)。こんだけしっかりした教科書が作られてるのに、感電するから消せないって、ちょっと失礼な感じ。

序文には、メーカや業者と消防が協力して安全性を高める努力をしてる、みたいな話が書いてありました。その辺までしか読んでないので後はわかりませんが(だいぶ失礼な感じ)、消火不可能で燃えっぱなし、とは書いてなさそうです。1ページで終わっちゃうし。

日中燃えると、水をかけることができないので燃えっぱなしになるそうだ。消防士感電ちゃうからね。

2012-12-04

スターマン召喚したあげくはしごたんにクラスチェンジさせちまったヤツは責任もってレタ田からひきとってやれよ( ̄-  ̄ ) ンー

2012-12-02

選挙の俺的まとめ

今回の選挙は、郵政とか、政権交代とか、なにか争点があるわけじゃなくて、解散する約束だったから解散した、それだけの話なんだよな。

ネタとしてヤンキー先生vs高学歴吉本芸人とか面白いけどさ。

年金消費税

結局のところ、消費税年金の問題は三党合意があるから、民自公で一枚岩。

維新の会だって対立どころか積極的だし。

景気弾力条項、そんなものがあろうがなかろうが、どういう順番で実行するかだけの話だから、どっちが政権をとっても大差なし。

個人的には、自民党のほうが良ルートを取れる気がするんだが、最良ルート洗濯して運が重なってなんとかうまくいくっていう甘甘な見通しなわけで。

増税分全部突っ込んだってほんとは足りないしけど、景気が回復して税収が上がれば足りるかも!みたいな。

インフレして物価賃金が上がれば、年金保険料も多く徴収できて、消費税収もそこに突っ込んで、一方で給付額はあまり増やさずに微増にすれば、なんとか立ち直る、とかいう話。

実際、マクロスライドなんてやれるのか?

いざマクロスライド発動したら、「物価上がってんのに給付額は増やさねぇなんてふざけんな!」って高齢者から文句がついて、翻るんじゃないの?

原発

どうせどの政党政権をとったって、原発は再稼働せざるをえないし、せいぜいそれが数週間早いかいかの問題。

比較原発推進派の自民だって、新たに原発の設置は厳しいよ。

新たに用地買収はきついし、俺が電力会社社長だって、「作っていいよ」と言われたってそんないつはしご外されるかわからない話は断る。

景気対策

日銀砲の改正には程度の差こそあれ、自民民主維新の会みんなの党も積極的。

若者雇用に興味はあるけど、「正社員以外の雇用形態は全部禁止」な共産社民キチガイ案と、「雇用の流動化促進」の維新の会みんなの党の逆転の発想を、自民民主あたりが悪魔合体させて、一生安泰の正社員永久に非正規の二つの階層を作る最悪のものにするんだろう。

外交

外交問題はなるようにしかならん感じがする。

韓国はおいといて、アメリカ中国も、軍事面じゃずっと上、経済だって抜かれちまったんだもん、日本の取るべき態度は弱気自民)、すごく弱気民主)、すごくすごく弱気社民)、毅然とした態度=口だけ(石原共産)の三択しかない。

TPPは遅かれ早かれ席につかされるだろう。

交渉の席でどれだけごねられるか、そんな程度。

はいえ、自民党有権者に媚びてTPPにはあまり言及しないようだけど。

ロシアなら俺!」と鈴木宗男、「中国ならワタシ!」と田中真紀子が騒ぐけど、どうせ野党の一議員しかないし。

2012-11-28

http://anond.hatelabo.jp/20121128222419

一人で本を読んだり、仕事をする事が出来ないって事?

誰でも、自分の中に明確な目的が無いと、一人で行動し続けるのは難しいと思うよ。

とにかく、その一人だと落ち着かない原因を意識しないとだよね。

テレビ見たり、手を動かさない時間意図的に作るとかは?

そうしたら、力を抜いて、力を入れる時間意識すると思う。

力を入れて何をするかと言えば、

何かを作って、それの成果を観察するとか、勉強するとか、意識的に人の話を聞くとかあるよ。

メリハリとか緊張を解く方法とか、気晴らしの方法は幾らでも探せばある。

とにかく、ムダに焦らないように、求める成果をぶち上げすぎない事が大切だと思う。

マイペースを取り戻せたら、上手くやっている人の事を意識して、自分で出来る事をやると良いと思う。

自分を、自分だけで観察する事は難しいから、ちゃんと話を聞いてくれる人、話を出来る人を↑に書いてある事を行動する過程で見つけたら良いと思う。

それから仕事が好きで面白くて溜まらなくなったら、仕事を一杯したら良いよ。

体が同じような動きでマンネリになっているか確認しても良いし、ワンパターンな考え、行動になっていないかチェックしても良いと思う。

ここからは、私の独り言になるけど、はてなホットエントリを見ていると、やらないと、とか、やった方がいい、とか良く上がって、

それらから生まれやすフラストレーションの解決法も良く上がるんだけど、それらを一緒に論じた物って少ないよね。

それらを上手く解消した物の結果もまたホットエントリに上がっているけど、そういう三つの話って、

持たざる物には、面白くない猿が棒の使い方とか、はしごの使い方を試されている感じがする。

ライフハックブログは、もう物を宣伝したり、初歩的な技術を紹介したり、変な法則を紹介するのを止めた方が良いと思う。

知的好奇心旺盛で、経験の少ない人に餌をぶら下げて、RSSリーダーに定期的に変な希望を流すのって悪趣味だよね。

しかも、自分が試して良かったから買えって言われても。

なんか、書いている内に、自分にとってのHatenaが全く意味の無いものになった。

やっと、はてなとサヨナラできると思うと貴方に対して感謝の気持ちで一杯になった。

ありがとう

2012-08-16

アキバの怪しげなリフレ店に行ってみた

数年前ぐらいから、秋葉原の片隅に、なんか怪しげな看板を出しているマッサージ店が少しづつ増えてきている。

最初マッサージ店かと思って入ったら、30分3千円ぐらい取るくせに、形だけ肩や足を揉むだけ。女の子はまるっきり素人で、「なんだこの店は?」と思った。

会話の方で楽しめるかというと、アキバの話題には全くついてこれず、ニコ動の話題すら通じない。意味がわからない。

こんな店、すぐ潰れるだろ、と思っていたが、案外、潰れない。潰れないどころか、同類の店が目立って増えてきた。

 

意味がわからない。

 

ということで、改めてその手の店を7件ほどはしごしてみた。解ったことは以下のとおり。

 

 □ リアル女子高生が多い。16歳とか17歳とかいう子が普通にアルバイトしてる。←!!!

 □ 短期のアルバイトの子が多い。

 □ 夏休みに、短期で効率良く稼ごうと思ったら、アキバリフレ店にヒットした。

 □ 短期のアルバイトなので、店の方針とかカラーとか、あんまり関係ない。

 □ マッサージの上手い下手は、人によって全然違う。例外的にとても上手い子も居る。

 □ 彼女らは、家にパソコンが無い。ネットの話題が通じない。

 □ びっくりするぐらいアキバの事を何も知らない。

 □ アキバといえばTVで放送されてるイメージしか知らない。

 □ メイドカフェも、TVで紹介されるような店しか知らない。

 □ もともと短期で稼ぐことしか考えてないので、アキバの事を知ろうともしてない。

 □ 意外と苦労人。鬱病の話とかすると、食いついてくる。

 

客層としては、やっぱり「女子高生」っていうキーワードにヒットしちゃう男性客がポイントなんだろうな。草食系男子としては、風俗店フェラとか別にどうでもいいから、それより、肩でも揉んでもらいながら、リアルJK世間話できることの方に価値を見出す男性客も多いのさ。メインの目的JKとの世間話だったとしても、建前上はマッサージ店、という体裁を取っていることも、草食系にはありがたい。もし、話が合わなくて、盛り上がらなくて2人で沈黙することになっても、肩をモミモミしてもらって、気持ちいいフリしてれば間が持つ。何も無しで沈黙状態になるより100倍まし。

 

で、そのお店のうちの1つで、こんな一幕があったのさ。

 

 俺 「マッサージ上手いねー。それ、お店で教えてもらっただけじゃないでしょ」

 JK 「うん。お母さんに教えてもらいながら、よくやってるの。」

 俺 「お父さんにはやってあげないの?w」

 JK 「・・・お父さん、居ないんで・・・

 

うわ。リアル母子家庭、苦労人女子高生ktkrorz.

 

これを聞いて、何か、色々繋がったわ。想像してみてよ。以下は俺の妄想だけどね・・・

母子家庭で、経済的に厳しく、家にはパソコンネット環境も無い。スマホも厳しいレベル。夜は疲れたお母さんにマッサージとかしながら、TV見たりしてる。で、夏休みに短期のアルバイトで稼ごうと考えた。なるべく高給の所がいい。探したら、アキバリフレ店が見つかった。お客さんにマッサージをする店らしい。マッサージならいつもお母さんにしている。だから、私にも出来るはず。普通の子より上手いはず。お店は意外とちゃんとしていて、変なお客さんはお店が追い出してくれるらしい。これならだいじょうぶ。お母さんに相談したら、OKしてくれた。で、ここにきた・・・と。

 

でもね、ちょっと自分高校生時代を思い出してみてよ。40になって色々考えるに、なんだかんだ言っても、やっぱ高校生時代って大事じゃない。大事な思い出が色々詰まっているよね。輝かしい青春時代ですよ。 

 

ところが、彼女らの青春の一ページには、アキバコミケ帰りのキモオタ相手に肩を揉んだり足を揉んだりしながらキモいオタ話に付き合わされた思い出が刻み込まれてしまう訳orz.

 

申し訳なさすぎる・・・罪悪感ありまくりで楽しむどころじゃない。

 

いっそ、「てめぇみたいなキモオタとは口も聞きたくないんだよ。金だけ払ってさっさと帰れや!」と内心思っているに違いない態度丸出しのJKも実際、居たりして、でもでも、むしろその方がM男的にはこの上ないご褒美(だめだこいつ早く何とかしないと

 

でね。もう一つ気になったのは、年齢が16とか17とかいう子が多くて、18歳になると、逆にこの手のリフレ店では減っちゃうぽいんだ。サンプル数少ないけどね。これが何を意味するか、カンの良い人なら想像付くよね。18歳になれば、キャバクラとかデリヘルとか、リフレ店よりもっと割のいい仕事があるから、この子達はきっとそっちに行っちゃうんだ。

 

 

一方では、AKB48とか、華やかな一面のあるアキバの片隅では、こんな事が起こってるんだよ。なんかもうね、

 

 

 

「今の日本、やっぱり何か狂っとる!!!!」

 

 

 

つって全力で叫びたい気分ですよ(コミケ帰りにJKリフレ店を7件もはしごしたお前が言うな

 

この手のお店を規制するのは多分、簡単。規制する条例でも1つできてしまえば、あっというまに全部吹き飛んでしまうだろう。お店自体も、いつ規制されて廃業する事になっても大丈夫なように、店舗には全然お金がかかってない。しかし、規制した所で彼女らの経済状態が改善されるわけでもない。こういうお店が無くなってしまったら、もっとアングラな方へ行ってしまう子も居るかもしれない。

 

これ、このままでいいんスか。わかんない。わかんないよ。みんなも、ちょっと考えてよ。

 

 

 

 

追記:

そうだろ。いまどき、ネット環境のない生活なんて信じらんないだろ。それから、貧しい家庭に育ってない奴は、いまどき、そんな家庭が実在するなんて想像もできないだろ。俺は、今回こんな散財しちゃったけど、貧乏だよ。だから、話の端々からリアル貧困を感じ取る事ができてしまったんだ。

ちょうど、こんなエントリーを書いてくださってる方が居たので紹介するよ。

[本]【読書感想ルポ 子ども貧困連鎖 --- 琥珀色の戯言

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20120815

俺が死んでこの問題が片付くなら、喜んで死んでやるわ。

2012-06-08

http://anond.hatelabo.jp/20120608001506

上手く行ってない。

親がじゃぶじゃぶ小遣いくれるせいで金銭感覚がすごく狂う。

スーパーはしごして良い肉が安くなってるのを閉店ギリギリにかっさらうのが勲章みたいな感覚になってくる。

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