「規制緩和」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 規制緩和とは

2020-01-12

anond:20200112182512

いやいや、景気がちょっとマシになって、人手不足倒産が起きること自体が、まだまだ労働集約産業が多いことの証左だよ。

人手不足倒産が起き、それが怖いか賃金を上げて、待遇を上げるの。

規制緩和だー財政均衡だーなんてバカなことを言って景気を落とすから労働者の足元を見れて、賃金が下がり、ブラック跋扈するの。

安倍も、リフレは良かったが、消費税が致命的にダメだったからもう終わりだがな。

MMT唱えてるの自民党西田でも、れいわの山本でもまともに経済上げる奴が次の実権を握ってほしいものだ。

2020-01-07

anond:20200107222658

日本企業が儲かっていないのはデフレ不況国内市場が縮小し続けてるから

供給能力問題ではない

いかれポンチのサプライサイド屋に乗せられて

規制緩和だ、雇用流動化だ、とやり続けた結果が今の非正規天国ジャップランド

20年やってまだ気づかないのだから日本人マクロ経済音痴は深刻な病である

2020-01-02

看護師待遇が高いのはストライキではなく医療制度のおかげ定期

建築土木業や製造業のように規制緩和の痛みを知るべきだ。

2019-12-25

anond:20191225083429

とりあえず規制緩和は進むだろうね、安全保障上の問題とは何だったのだろうか。

2019-11-27

タクシー車椅子乗車拒否の件、何故タクシーの怠慢は擁護される?

ブコメへの追記:歩合制で労働環境が悪いから、法律違反をしても仕方が無い、とかって、ちゃんとやってる運転手迷惑からやめてよ。何事も、違法行為基準にするのは間違っているよ。

義務個人企業も同時に規制を受けるのだから、分ける意味も無いよ。意味もないから、ここで個人けが問題だ、会社けが問題だ、と分けた覚えは無い。書いてないことを勝手に読みとらないでくれ。もしそう誤解したとしても、それは間違いだと明確に書いておく。

そして、なすりつけ合っていても被害を被るのは利用者社会(これは優遇措置Uberなどが参入出来ない事による損害を含む)、そしてまともにやっている同業者なので、いわゆる「かわいそうランキング」で対処は間違っていると思う。

追記その2:

トヨタは改良前に売られたJPN TAXIについても、ほぼ同等になるように無料で部品を配っているそうなので、今走っているJPN TAXIは、性能的には概ね3分から4分程度でできるようになっているはずです。

追記3:

朝日新聞報道や、通達みても分かるとおり、悪質なケースについては行政指導対象になると明記されており、すでに飴と鞭の鞭の方のインセンティブはあります

行政指導対象になると、名前公表されて、公的な所の仕事を失う事もあるので。

で、飴の方ですが、これは下でも書いてます公共機関としての優遇措置と、導入補助金でもう前払い済みです。

これ以上だと「違法行為をしている奴らが金を得る」という事になって、遵法に行っている大多数の人(今回のアンケートは3割弱が乗車拒否を"経験"と言う話なので実際には遵法にやっている人がほとんど)に比べて全く不公平で、まさにごね得状態になってしまますよ。

以下本文

このネタだけど

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191127/k10012192321000.html
https://www.asahi.com/articles/ASMCW3T3WMCWUTIL01G.html

いろいろとよく問題理解されていない方が多いで書いておく
できたらこれを機会に、皆さんも公共交通交通バリアフリーというものをもうちょっと考えてみてほしい。

三行で言うと

本文

今回の件の反応を見ていると、誤解は二つあって

  1. タクシー運転手義務がないことをやらされてかわいそう。追加料金を払うべきである
  2. JPN TAXIが使いづらいのが悪い

と言うことで、それぞれ見ていく

タクシー運転手義務がないことをやらされてかわいそう。追加料金を払うべきである について

前提条件として、以下を抑えてないとこういう議論になりがちなんだけど

ということで、車椅子を乗せられるタクシーに乗っている運転手が、車椅子理由乗車拒否するのは全に義務果たしてないことになる。違法なのだ

一方で、タクシーに対する話は義務だけではない。たとえば通常は認められないカルテル価格規制、参入規制などが許されていて、簡単に言えばこれがあるからUberなどは簡単に参入できないようになっている。
また公共交通定義されているため、何か問題があったときには公共団体がケツを持つ事も可能になっていたり、交通関係で調整が発生した時に考慮されるようになっていたり、地方部では自治体補助金をだす根拠法になっていたり、と、かなりの優遇措置がある。

ここで「追加料金は払うべきではないか」という議論は残るんだが、例えば、障害者電車に乗るとき、あるいはベビーカー電車に乗るとき特別割増料金を取ったりしたら、おそらく批判殺到すると思う。実はタクシーも同じ構造なのだ。それを考慮して運賃がほぼ認可制になっているので、全体を上げろと言うことなのだ。そして、今の価格で遵法にやっている所があるのだから、やってないところのいいわけにはならない。

にもかかわらず、何故かタクシーけが特別擁護されているのはちょっと微妙だ。
先に挙げた文書にも以下の様に記載されている。

タクシー適活法第五条ではタクシー事業者団体の責務として「地域公共交通として重要役割を担っていることを自覚」することを示しているが,実際に各事業者自身がその自覚を持っていることは必ずしも保証されない.この点については調査を行わないと断定できないが,バス鉄道事業者との決定的な差と考えられる.

今回の問題の最大の問題点はここで、お前ら、法律保護されてるんだからきちんと自覚もって義務を果たせと言う話に尽きる。
また、この構造で、インセンティブ必要だ、と言う話になると、義務を果たさずに違法な事をやっている連中に金を配れ、と言う事になってしまって、既に大多数が遵法でやっている中では非常に問題が大きい。

JPN TAXIが使いづらいのが悪い について

かに当初出たときは酷かったのだが、現在時間とすると5分程度で展開ができる。
なんか見ている人は「複雑すぎて無理」と感じているようだけど、実際、普段普通の車として使え、乗せるときだけ座席を折りたためるタイプの車と比較するとそれほど手順は複雑というわけではない。と言うか、そう言う事を言っている人、実際に操作したこと無いんじゃないかな。それか比較対象座席折りたたみ型じゃなくて、専用車と比較しているんじゃないだろうか。手間以外にも、たとえば、横から出入りするのも、整備された場所で乗り降りすることが前提の福祉車両と、通常のタクシー乗り場や道ばたで乗り降りする都市型タクシーの違い、とかでいろいろと違う。

前は確かに時間がかかるという批判があった。やり方変えても時間がかかると言う話もあった。けれど、それは大幅に改善されている。
Responseの動画はたった2:55しかない。(何故かこれを引用して「無理」と言っている人がいて謎。本当に内容見てる?)

また、今回の調査について記載たこ記事では
https://digital.asahi.com/articles/ASMC163DDMC1UTIL068.html

運転手男性は、少し戸惑った表情を見せたが、後ろから取り出したマニュアルを何度も確認しながら車いす用のスロープを取り付けた。作業を始めて4分岡本さんを後部座席に乗せて出発した。時刻は午前10時50分。調査開始から時間20分がたっていた。岡本さんが尋ねたところ、この運転手車いす利用者を乗せたのは初めてだったという。
「乗車するとき比較スムーズだったが、とにかくタクシーに止まってもらうまでが大変だった」と岡本さん。「利用者は少ないかもしれないが、運転手の方はもう少し車いすのことを気にかけてほしい」

車椅子利用者を初めて乗せた運転手が、マニュアルみながらで4分でできてる。

動画デモンストレーションとしても、時間がかかると愚痴運転手の言う「20分」やら「30分」やらって、職務怠慢以外の何?って思う。

「使い方がわからいからできない」「習熟度が足りないので時間がかかるから乗せたくない」とは、仮にこれがバス電車運転手車椅子の乗せ方がわからない等と言ったら、誰もが論外、そんな会社は駄目だ、訓練不足だ、と思うと思うのだが。

NV200との違いと、トヨタ戦略について

NV200と比較しているひとがいるけれど、NV200と大きく違うのは「JPN TAXIは全車種ユニバーサルデザイン」というところ。

例えば、JPN TAXIとNV200 UDと比べると

が違う。これをJPN TAXIで実現するには、おそらく以下の点を犠牲にしなきゃならない

これ、車椅子ではない一般利用者向けにはマイナスの影響しかない。そうなるとオプション化しなければならないわけだ。
事実、NV200は、主力の通常タイプ車椅子で乗れない。UDタイプでないとだめで、町でNV200を見かけてもおそらくほとんどが車椅子のままは乗れない。

トヨタはそれをよしとせず、JPN TAXIならば必ず車椅子のまま乗れる環境を創りたかったものだと思われる。
そこで、絶対数では滅多に乗らない車椅子利用者へのサービスを損なわず、できる限りローコストで実現することで、全車に搭載したのだと思う。いくらすばらしい車椅子対応車ができても、普及しなければなにも改善しないから。

補助金を入れれば従来車種のクラウンコンフォートとほぼ同価格
結果、トヨタに「クラウンコンフォートの後継車種をくれ」というと、このJPN TAXIが出てきて自動的UD車が普及していく状況ができているわけだ。

今回の問題は「27%が乗車拒否体験している」ということになったけど、これ、前の状況を考えるとかなり改善しているのだ。
前はそもそも車椅子が乗せられる車というのは特殊車両扱いで、車種をみただけでそれが車椅子が乗せられるかなんてわからなかった。
乗車拒否なんて議論できるような話じゃなかったんだ。それが一変して、国内で最も売れているタクシー専用車がUD対応になった。
これは大きな前身だと言える。

で、タクシー運転手は、本当は対応したくなかったのにUD対応して車椅子乗せなきゃならなくなった、と思ってる人もいると思う。
けど、おそらくトヨタと、それから国交省意図的にやってると思う。そう言う連中はいくら公共交通だと言われてもUD車を入れる事は無い。
それらに普及させるには、よい施策だったと思う。

この点、プロでも誤解しているようで、既存介護運送業のブログには、専用装備を調えた車両と比較して批判する記事を挙げているけど、専用車じゃなくても、町のタクシー乗り場にいけば追加料金なしで乗れる、と言う状況を作ろうという話なんで、一般営業時に影響が出るような専用仕様を作ってもただUD車が普及しないだけとなって、あんまり意味が無いんだよね。

参考リンク

http://dpi-japan.org/blog/workinggroup/traffic/ud%e3%82%bf%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%81%ae%e9%80%9a%e9%81%94%e3%81%8c%e3%81%a7%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%81%e3%83%a6%e3%83%8b%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%83%ab%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4/

2019-11-21

anond:20191121174315

一億総活躍時代では、白タクだろうがなんだろうが、とにかく働きたいお年寄りには優先的に働く権利

与えられなくてはならないと思うんだ。

白タク規制も例えば、75才以上は白タクOKにするとかして、規制緩和することが大事

働きたいお年寄り逮捕してどないすんねんって思った。

2019-11-12

英国EU離脱した後、「シンガポールのような規制緩和(テムズのシンガポール)」を目指すのではという懸念が強まっています。「テムズのシンガポール」とはロンドン中心部流れるテムズ川沿いにシンガポールのような規制緩和地区を設けるという意味です。筆者はマクギネス氏に質問してみました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20191111-00150499/

面白い記事

イギリスはどうなるんだろう

CMEグループは既にアムステルダム移転してるんだよな

2019-11-04

anond:20191104142158

Cornellの議論は、ポルノグラフィ危害を認める一方で、ラディカル・フェミニズムの主張するような形での危害を相対化する。「さらに言えば、マッキノンによると、ポルノグラフィ男性レイプへと駆り立てることによって産業の外においても女性への直接的な暴力を引き起こす原因になるという。これから見ていくように、私はポルノグラフィの直接的効果としてレイプ輪郭づける因果モデルの適切性を疑問視する。……私は原因―結果モデル自体に関して疑問を呈したいのである。これほどまでに複雑で多層的に象徴が刻み込まれているセクシュアリティ世界でこのようなモデルを使うことは難しい。しかし、このモデルはドゥウォーキン/マッキノンの条例案の基礎として決定的な意味を持っているのである」 。実際に、McKinnonのポルノグラフィ観は、その表象性を(意図的に)無視したものであり、その点について法による規制という強力かつ一方的手段を用いることには強い疑問がある。「……しかし忘れてはならないのは、ポルノグラフィーは、「グラフィー」という接尾辞が示すように、何よりもまずひとつ表象、ひいては表現作品で……ある。人種差別と同列に語りうるのは性差別であってポルノグラフィーではない(性差別は様々な形をとりうる)。ところがマッキノンらにとっては、結局のところ、ポルノグラフィーと性差別同義語なのである彼女らが、ポルノグラフィーにおいて重要なのはそれが「する」ことであって「いう」ことではない、行為であって思想ではないと、ことさらに強調するのはそのためである。……ある表現物が「いう」ことは、なにも(一義的な)「思想」や「メッセージ」に限られるわけではない。言語というものは、自然言語であれ映像言語であれ、ある奥行きをもった立体であり、そこには多重な意味作用が畳み込まれうる……。マッキノンらの議論は、……ジョン・R・サールが「間接的言語行為」と呼んだような現象をいっさい捨象した議論である」 という批判は、言語行為の間に明確な区別を設けずに、ポルノグラフィ性差別のものであるという一種イデオロギー依存した議論に対する批判のものである

もちろん、McKinnonらの条例案は、ポルノグラフィという言葉制限的に定義することによって、そうした一般的議論ではなく、特に女性に対して酷薄もののみを定義域に含めている。しかし、それですらなお表象問題は不可避であり、言語行為限定なく同一視する立場には、疑念がある。まして、直接的効果が後年の研究によって疑問視されている状況にあって、規制根拠果たしてどこまでの力を持つといえるだろうか。仮に、McKinnonの主張がなされた当時においてそうした言語行為が一致するような時代的状況が存在したということを承認したとしても、その射程は現代日本には必ずしも及ばないだろう。つまり日本におけるポルノグラフィ製作必然的にそうした女性虐待表彰ではなく行為として含み、またそうして製作されたポルノグラフィ表象必然的に(fuckerとしての)男性レイプに至らしめ、(fuckeeとしての)女性従属化を固定化する構造を持っているということが実証的に明らかでない限り、法による規制という手段は困難であろうと考えられる。

また、Cornellの依拠するポストモダンフェミニズムは、立場としてのポストモダン主義を前提としており、そこでは、男性性/女性性といった二項対立的な概念整理はそれ自体批判対象となる。McKinnonらの議論は、女性解放というフェミニズム根底目的に対して、一定文化コードとしての女性性を再定義し書き込むものである、というのがCornellの分析である。そしてこれは、ポストモダニズムコミットするか否かというメタ的な問題を抜きにしても、汲むべきところのある議論であろう。つまりポルノグラフィ規制根拠として、加害者/fuckerとしての男性被害者/fuckeeとしての女性を暗黙裡に前提し、それを基盤として提示される議論は、必ずしも現代において盲目的に首肯されるべきものではないというところである

そもそもポルノグラフィは、男性のみによって消費されるものではない。これは、少なくとも現代日本においては議論に際して念頭に置かれてよいことであるように思われる。レディースコミックと言われるジャンルは、1980~90年代ごろから女性向けの(広義での )ポルノグラフィとして書店に並ぶこととなった。また、同人誌として、いわゆる「やおい本」や「BL」というジャンルもこの頃から一定勢力として存在していた。これらは全く女性使用し、消費することを前提に(そしてその多くは女性たちの手によって)制作されたものである。ここでは、ポルノグラフィ概念として当然に前提されていた男性消費者ということさえもが相対化されている。それは、女性性的欲望セクシュアリティがfuckeeとして規定されていたこから解放であるとも評価できるのではないだろうか。そこでは、主体として性的願望を抱く女性が前提されている。ここでは、主体-男性/客体-女性というメタ二項対立接続否定されている。これは、ポルノグラフィ危害論において、根底を掘り崩す事実であるのではないか、と考える。これに対して、メインストリーム男性製作し、男性が消費するポルノグラフィであるという反論はまた、十分に考えられる。しかし、仮にメインストリーム男性向けであって、女性けがサブストリームであるという主張を容れたとしても、なおポルノグラフィ必然的に男女を社会的構造化し、差別を直接的効果として助長し、あるいは引き起こすものであるという根本主張は、強く相対化されたものとしてとらえられなくてはならなくなるということは言ってよいように思われる。

4. 結び

前章において、ポルノグラフィの及ぼす危害について、その直接性が少なくとも現代日本においては相対化されるべきであることを示し、また、McKinnonやDworkinの議論それ自体に潜む女性性のコード化はフェミニズムの本義からしてなお批判可能性を有するものであるというポストモダンフェミニズム見解を紹介した。そのうえで、表現の自由という価値原理ポルノグラフィに対していかに向き合うべきかということを簡単に整理する。

日本において、表現の自由の価値は高く見積もられる 一方で、定義づけ衡量のもとでポルノグラフィを含む一定表現について規制肯定する。そして、ことポルノグラフィにおいてはそれが善良なる性風俗や最低限の社会道徳の維持という目的のもとに正当化されてきた歴史判例上有する。McKinnonらの議論において革新的であったのは、ポルノグラフィ規制道徳的な問題と訣別し、女性に対する危害の面から規制検討されるべきである、ということであった。この指摘は、法と道徳可能な限り切り分けようとする立場をとるならば高い妥当性を持つものであり、その危害現実的に認められる限りにおいて表現の自由に対する制約は当然に許されるものとして考えられる。しかし、この危害に関しても、「(リューベン・)オジアンの著作[ポルノグラフィーを考える(2003):筆者註]は、ポルノグラフィーに対する道徳哲学の立場からアプローチであるという点で注目に値する。彼は、ジョン・ステュアート・ミルの「危害原理harm principle」……の流れを汲む自身の「最小倫理éthique minimale」に基づいて、ポルノ規制正当化する議論……に反駁している。ポルノグラフィーがもたらすとされる「危害」について、オジアンが反ポルノフェミニストとは大きく見解を異にしていることは容易に想像できるだろう。興味ぶかいのは、オジアン同様「善」ではなく「正義」の問題として……ポルノグラフィーをとらえたはずのフェミニスト議論すらじつはある「善」概念を暗黙裡に前提していると彼が指摘している点である」 という指摘がある。つまり特定の善概念に基づいた特殊的な危害が主張されているに過ぎないのではないか、ということである。例えば、守旧派的なキリスト教における「善」の概念同性愛を悪と断じたことを考えれば、一定の善が前提されたうえで主張される危害は、相対化してとらえられるべきであろう。

こうした危害についての理解は、法規制についてネガティヴであるさらにMcKinnonらの主張には逆行することとなるが、むしろその主張における「道徳から危害へ」の転換は現在規制すら過剰なものであるという結論への親和性を有している。もちろんこれは、女性に対してポルノグラフィ制作現場において発生する暴力虐待を許容せよということを決して意味しない。むしろ、そうした事態が発生した場合に、適切に法が救済を与えることは、考えるまでもなく必要なことである。そのためにいかなる手段妥当であるかが問われるべきではないだろうか。

一部のフェミニストが主張するように、ポルノ出演や売春を含めたセックスワーカーである女性が、法規制対象となるのではなく、むしろつの職業」そのものであり、合法であるという社会的及び法的な認知必要となるのではないだろうか、と考える。それが社会的正業である認知されることは、その「職場」におけるハラスメント虐待を看過しないことにつながりうる。問題が発生した場合に、自らの「クリーンハンド」において司法の救済を要求することが可能となる。そして、そうした「解放」は男女(あるいは性的少数者性)を問わずに自らのセクシュアリティに対して真剣に向き合うことを要求する。それによって、直接的は生じないものの、間接的にあるいは無意識的に発生しうる「危害」は社会的に相対化されうるのではないだろうか。

以上のポルノグラフィ規制緩和論が、法が向き合うべき一つの筋道ではないだろうかという主張をもって、本レポートの結びとする。

参考文献

キャサリン・マッキノン,アンドレア・ドウォーキン中里見博,森田成也訳「ポルノグラフィ性差別」(青木書店, 2002)

・ドゥルシラ・コーネル仲正昌樹監訳「イマジナリー領域」(御茶の水書房, 2006)

大浦康介編「共同研究 ポルノグラフィー」(平凡社, 2011)

キャサリン・マッキノン森田成也ら訳「女の生、男の法」(岩波書店, 2011)

スーザン・J・ヘックマン著 金井淑子ら訳 ジェンダーと知 : ポストモダンフェミニズムの要素(大村書店,1995)

2019-10-31

主にポスター擁護派の言論脆弱さについて

https://anond.hatelabo.jp/20191029132449 の補記


このまとめが私の言いたかたことに非常に近い。私自身が4ページ目で「線引き」という言葉安易に使ったのは失敗であった。後述するが、線引きは必ずしも必要ない。

まさしくそのとおりである。これは1ページ目に書いたとおり、赤十字には表現の自由があり、何を表現するかは赤十字判断をすればいい。最終的には、赤十字にとってのコストパフォーマンスにより決定されるであろうと考えている。


私は、表現自主規制を行う上で、法律上の「わいせつ性」を基準とすることは不適切であると考えている。

世の中にはいわゆる「成人指定」あるいは「R-18指定」という仕組みがあるが、これらの規制自主的に行われている。法的な「わいせつ物」はそもそも流通不可能であり、一般流通している「成人向け」コンテンツはすべて法的に「わいせつ物」ではない。では、どのようにして成人向けコンテンツレーティングが行われているかというと、業界団体による自主規制ルールによる。もちろん、各都道府県系には青少年健全育成条例のようなものがあり、レーティングゾーニング実施要求している。しかし、レーティング主体は、あくまでも表現者である業界団体側に委ねられている。言い換えると、現在日本においては、法的にわいせつであるかどうかを基準とした運用は、成人向けコンテンツに対してすら行われていない。

以上の理由より、私は、法律ベースラインと置く言説には説得力が乏しいと考えている。もちろん、「法律で認められているものOK」と強弁すること自体可能であるが、周囲の同意が得られるかどうかは別である私自身はむしろ、件のポスター擁護する上では、このような極端な言説を用いるのは悪手であると考えている。

これらのコメントは、現実的自主規制ルールについての言及である

男女共同参画視点から公的広報の手引」は、多くの機関にとって最低限満たすべき基準となるであろうが、一方で、非常に概念的な内容にとどまっており、個別表現に対する評価には使いづらいように思われる。そういう意味では、CEROレイティングは、個別表現評価する上では、より有用かもしれない。ここで重要となるのが、CERO(や映論やビデ論など)のレーティング基準は、これまでの議論社会的な情勢を踏まえて策定されており、ある程度の社会通念上の合意が得られたものとして運用されているということであるコメントには「落とし所など無い」という意見散見されたが、多くのコンテンツは、すでに「落とし所」すなわちレーティングに基づいて運用されている。そして、想像ではあるが、このようなレーティング基準の背後では、規制強化派と規制緩和派の綱引きが常に行われているのではないだろうか。

赤十字がどのようなレーティング基準採用するかは、赤十字自由であるしかし、「法的にわいせつ物でなければOK」といった基準採用しないであろうことは、かなりの確度をもって確実だと言えるであろう。

後半の指摘に注目されたい。いわゆる「レーティング基準」というほど明確なものではなくても、赤十字が内部的に表現基準を作ることは十分に有り得る(むしろ、すでにあるのではないかと思う)。このような内部基準は、過去の事例へのフィードバックを基に更新されていくであろうし、性的要素以外にも、ブランディング多様性への配慮なども含めて運用されていくだろう。そして、内部の表現基準曖昧定義されることも予想できる。「各要素を勘案して、不要性的に映らないようにすること」といった基準は、組織内部では問題なく運用される。担当部署感覚が共有されていればよいだけなので、肌の露出割合といった、客観的基準必要とされない。言ってしまえば、まさに「ムラの掟」ならぬ「日赤広報部の掟」があれば十分である

繰り返しになるが、このような内部基準は、表現の自由問題とは直接的に関係がない。赤十字には、当然ながら表現の自由存在する。しかし、赤十字が実際にどのような表現基準をつくり、どのような表現を外部に対して行うかは、赤十字裁量に委ねられている。表現の自由を前提として、それをどのように行使するかの話である

前述のような前提に立つ場合、この問題は「ポスター批判派 v.s.ポスター擁護派」の構図ではない。この問題は、「ポスター批判派 v.s. 赤十字」と「ポスター擁護派 v.s. 赤十字」という、個別の2つの問題である。両陣営とも、赤十字自分の好みに合う表現基準を設定するように、赤十字ロビイングをするだけである。ここで赤十字に対して「あなたには表現の自由がある」と言ったところで、赤十字からすればそのようなことは既に自明であろう。赤十字にとっては、自由を前提として、どのような配慮を行うべきかこそが課題であり、「表現の自由」や「法的なわいせつ物」の話を引き合いに出されたとしても、あまり参考にはなりそうもない。また、ポスター批判派の言論を「お気持ち」と揶揄したとしても、赤十字が「我々はなるべく多くの人の気持に寄り添いたい」と方針付ければそこまでである(そして、赤十字役割を考えれば、そうなる可能性はかなり高い)。「批判派は明確な基準を示せ」という意見も、赤十字には届かないであろう。赤十字立場は、「皆さんの意見を参考にして、基準自分たちで作ります」でしかないと予想されるからだ。

私自身は、ポスター擁護であるしかし、一方で、ポスター擁護派の言論が非常に脆弱であるという危機感を持っている。わいせつ性の有無や表現の自由銀の弾丸扱いしたり、「お気持ち」を軽んじる方向性は、現実世界において他者に響くであろうか。私にはあまりそう思えない。むしろ、そのような極端とも取られかねない言動は、単に無視されるか、悪印象とすらならないだろうか。もしも、わいせつ性の有無や表現の自由議論において有効武器であり、「お気持ち」を簡単に潰せるほどの威力があるのならば、ビールポスターから水着女性が消えたり、レーティングによる自主規制が行われているのは何故だろうか。私が、敬意をもって落とし所を(なるべく自分の好みになるように)模索するべきだと考えているのは、そういう理由である銀の弾丸を持たない以上、100%自分の思い通りにはならないだろうが、「お気持ち案件」などと言って対話を打ち切ってしまえば、最終的にこちらが譲歩する度合いはさらに大きくなるであろう。

繰り返すが、件のポスターの是非において、表現の自由はあまり関係がない。もし仮に、ポスター批判派の要求が、政府による規制を求めることを主体としているのであれば、話は別であるしかし、今回の議論に置いて、そのような意見ポスター批判からほとんど出ていないように観測される。


  • id:Ayrtonism 議論の出発点が食い違っている(批判派は、無秩序にあの手の絵がどんどん広まっていると考えているが擁護派は批判派によって自由が狭められていると思っている)ので、先にそっちを解消しないといけないと思う。

この視点はとても参考になった。確かに公共の場公的、あるいは公的に準ずる機関二次元キャラクターを用いるようになったのは最近のことである漫画アニメに馴染みのない人にとっては、自分が知っている世界が、なにか別のもの侵食されていると感じられるのかもしれない。とはいえ表現の自由を前提にすると、そのような状況を拒絶することは難しいように思われる。「あの手の絵」に過度に性的な要素が含まれていない場合二次元キャラクターであるというだけで拒絶することは難しいであろう。この部分は、なんとかして各自が折り合いをつける必要がありそうに思われる。

残酷ではあるが、あえて言うならば現時点で「声が集まっている」のはあなたの周囲だけなのかもしれない。実際に、私の妻に今回の件の感想を聞いてみたところ「別にこれぐらいいいのでは」というものであった。女性であっても、人によってはこのような反応である。他の人から見ると、あなた(達)の声は、まだ小さいのかもしれない。

しかし、どうか絶望しないで欲しい。私は、あなた立場を完全に理解することはできないし、今時点であなたのために提示できるものもない。それでも私は、あなたにとって、今回の件が重大な問題であることは理解するし、それを馬鹿にしようとは思わない。私にはあなたを助けることはできないかもしれないが、あなたが声を上げ続けることは尊重するし、あなたの仲間がどんどん増えてあなたの声が多くの人に届くといいなと思っている。もちろん、声を上げ続けること自体が容易でないし、辛いこともあると思う。大変ですが、お互いがんばりましょう。


一部はふざけているようにも見えるが、重要な指摘である性癖というのは個々人でバラバラであり、実際に私からすると極端に感じる性癖を持つ人もいるであろう。では、個々人で性癖バラバラであるから、手も黒タイツも、あれもこれも表現として認められない世界になるかというと、少なくとも現在日本においては、そうはならないであろう。これは単純に、社会通念上の合意簡単には得られないかである。これらのコメントは、「だれかの気持ちのために1つでも譲歩したら、結局はあれもこれも譲歩することになる」という危機感を述べているのだと考える。1ページ目で述べたとおり、このような危機感には一定妥当性がある。一方で、現在日本において、そのような自体が実際に発生するかというと、そのようなことも無さそうである。実際に、既に存在している様々な自主規制ルールは、多かれ少なかれ問題はあるにせよ、先鋭化することもなく、案外まともに運用されている。ルールを正常に保つためには、各陣営不断努力が求められるだろうが、極端に悲観する必要は無いと考えている。

補記が続くのかよ

https://anond.hatelabo.jp/20191031142026

2019-09-09

anond:20190909155951

感情論なんじゃね?

ただ感情論結構認められてきたって言う話

エロ系は規制緩和派が声を上げにくいから、基本規制強化の方にしか向かないってのが世界的な兆候

タイではJKミニスカ禁止になったらしい

2019-09-08

解雇規制緩和問題解決しない

正社員非正規なみになるってことで引きずり下ろしの考え方であり問題解決にはならない

NewsPicks界隈を見ていて彼らがやたら政治的であることが不思議だったんだけど(自立心が高くて自分の力だけを信じてる人たちの集まりだと思っていたから)

彼らのような新自由主義は全てを市場原理に任せたくて(市場原理に任せれば強者である自分たちが総取り出来るから)

そのための規制緩和や例えば農協みたいな自主的にやってる組織解体をするために国家権力をあてにしたりすると聞いてなんかえらく納得した。

2019-07-24

22歳の俺が自民党投票したただ一つの理由れい新選組危険だか

22歳の俺が自民党投票したただ一つの理由は「れい新選組が嫌だから」だ。

れいわが躍進すれば共産党あたりと連立を組んで政権を狙い、最終的にカリスマ性のある山本太郎(以下山本)がトップになるだろう。なので他の野党にも絶対入れない(維新は別だけど様子見)。

消費税廃止は反対】

山本は「消費税がなかった時代に戻すだけ」と言っているが、今より社会保障費が低い時代からこそ成り立った。

マレーシアでは廃止が実現できた」と煽っていたが、マレーシアでは消費税廃止のあとに財源が穴埋めできず、財政赤字、売上・サービス税が導入されるなどしている。

また、法人税所得税の引き上げだけでは、今後高騰し続ける社会保障費の穴埋めは不可能である

消費税ニート年金生活高齢者などすべての人から世代間格差もなく平等お金を取れるシステムであり、10%に引き上げて社会保障に使うべき。

結局はお金を使えば使うほど金がかかるのだから金持ち負担が多いシステムである低所得者生活が苦しくなるというが、現状家賃医療費は非課税だし、食品は8%。幼児教育無償化されるし、そこまで負担増ではない。

金持ち大企業からお金を取りまくろうというのはバカげている】

最初に書いておくが俺は低学歴(高専中退)低所得(年収300万弱)であり金持ちではない。だけど山本のようにエリート批判し、貧乏人の妬みを煽り金持ちからお金を取りまくろうというのはバカげている。

会社利益を出せば出すほどお金を取られるし、個人も稼げば稼ぐほど税金で持っていかれる。すると「働いたら負け」という社会になる。個人能力や、利益を出すための努力が報われなくなる。何も考えずだらだら単純作業して1500円貰った方が楽なのだから競争もなくなり、国の経済はどんどん衰退化、優秀な人材金持ち海外流出する。結果的景気回復にはマイナスである

介護士保育士公務員化はコストがかかりすぎる】

介護士保育士をすべて公務員化も人件費がかかり過ぎる。ならば施設助成金を出した方が良い。人手不足なら施設人件費をあげざるを得ないから。

在宅介護できるように訪問介護サービス負担を減らしたり、保育事業規制緩和をした方が良いと思う。

社会主義に近い思想から

れいわの思想社会主義に近い。世界歴史社会主義を辿った国をみても、社会主義は平等とういう名の元に個人財産を奪い、自由を奪い、どんどん国は衰退化し、滅んでいく。

底辺を煽るポピュリズムが怖いから】

山本カリスマ的な魅力がある。エリート批判し、貧困層の不満を煽って支持を集めるが、これは危険である

理性的判断ができず感情で流されて行動する層に訴え、大衆迎合する。多くの場合は口先だけで終わる。もしくは、合理的ではない政策が無理矢理通り、経済破綻したり、自由を奪われ、国が滅んでいく。

ナチスの例を考えてもポピュリズムで国を動かそうとするのはめちゃくちゃ危険である

【まともな野党がいないので自民党しかない】 

現状はまともな野党がいないので自民党にするしかない。維新以外の野党に入れることは最初的にれい新選組勢力拡大に繋がるし、維新は様子見で自民党に入れた。

2019-07-11

anond:20190710190446

アベノミクスアベノミクスで、うまく行ったんだよ。

悪いのは消費税増税を絡めたこと。

消費を押し下げる税金だし、さらにそれは、金を貯めこむ法人への減税に使われて、金を貯めこまれた。

消費税増税フリーハンド法人税減税がなかったら、労働力不足を通じて、今頃労働者賃金上げに繋がってただろうにね。

で、失敗したのに消費税増税フリーハンド法人税減税をさら推し進めようとしている。

金の量×金の回転が経済。金の量は増やしたが、金の回転をひたすらガン無視しているのがこの30年の自民党

安倍は両方無視していた時代に比べれば一歩前進安倍以前は自民党民主党規制緩和公的サービスに石を投げれば日本は復活するという馬鹿げた新自由主義だったから。

なお、金の回転を無視するというのは、貯めこむ富裕層企業にどんどん現金で貯めこませることも含む。

後、スタグフレーションは、オイルショックみたいに、重要な輸入産品が高騰した場合の話であって、今は関係ない。

というか、インフレになってるが景気が悪い状態、だからスタグフレーションだ!と言ってるだけだが、全然違う話。

別に輸入品の何か、特に石油が致命的に価格上昇しているなんてない。

マイルドインフレ自体もまだ起きていない。

なので、仮の正解は消費税減税+法人増税、累進所得税増税で、貯めこむ金を減らし、金の回転を良くすること。

元も、金の回転を良くするのが目的から、具体的に使った場合の減税は強めにしてもよい。あるいは、貯めこむ金にターゲットを当てた税金留保課税)を設けるでもよい。

2019-07-10

anond:20190710190446

はてなーとしてまったく新参者の私が言っていいのかどうかわからないけど、元増田の考える政策だと、もしかしたら日本維新の会も一考の余地がある可能性が考えられるけどどうなんだろう。

文章力がないからうまくまとめられないけど、既得権益と戦う方針だし、憲法改正については内容が自民とはまったく別の方向。

以下、元増田の挙げた政策について、関係しそうな事項(ホームページより)。

経済政策・・・消費増税凍結。規制緩和による経済成長

教育・・・機会平等社会を実現するための教育完全無償化

育児・・・保育士給与官民格差是正による保育士待遇改善

世代間格差・・・高齢者雇用創出、年金支給年齢の段階的な引き上げ等年金制度の再構築。賦課方式から積立方式に移行。医療費適正化効率

最低賃金・・・(直接触れてはいないが、地方分権姿勢なので地方で決める方向ではないか?)

夫婦別姓・・・旧姓使用に法的効力(同一戸籍・同一姓の原則は維持)

LGBT・・・同性婚を認める。

研究・・・(「研究」という項は特にないけど、AIブロックチェーン暗号資産に注力というのはある。元増田の知りたい内容でなかったらすみません

職業教育・・・労働市場ニーズを踏まえ、公的職業訓練時代に即したもの

メディア・・・周波数オークションの導入。NHK改革公共性の高い分野は無料化、有料部分はスクランブル化)。

原発・・・脱原発依存体制の構築

警察司法腐敗・・・ジャストで該当する記載は見当たらない)

外交防衛・・・現実的外交安全保障政策を展開する。集団的自衛権行使要件厳格化日米地位協定見直し弾道ミサイルサイバー宇宙空間防衛体制を強化。

とはいえれい新選組日本維新の会政策がかなり違うから元増田の好みには合わないかもしれない。

どちらもチェックしたうえで好みのところに入れてはどうだろう。

2019-07-07

anond:20190707193043

民主党は、その前の小泉自民政策さら過激にした政党な。

様々な迷走はあるが、経済悪化させたのは大問題だ。小泉だって、「痛みに耐えれば成長する!」と言ってたが、実際は痛いだけだったし、そののちの長期不況につながった。

民主党と同じ、規制緩和と名乗り、公的サービスに石をぶつける政策財政均衡狙いは、全く同じことを小泉自民党がしている。

政党が悪いのではない。政策が悪いのだ。

そして、安倍総理アベノミクスで金の量を増やして経済を少しマシにした。しかし、一度自分政権下で8%にあげて、せっかくのアベノミクス効果を消してしまった。

なのに、さらに10%にあげようとする。おそらくさらなる不況を招く。

まあ、野党側も「金の回転」にまで意識を払っているかは妖しい。だが、まず消費税増税を止めないと。

anond:20190707183945

雇用流動性は金回りが良ければ増えるぞ。

規制緩和だー、民営化だー行ってるのより、アベノミクスで金の量を増やしたら、あっという間に求人倍率上がったじゃない。

最もあのとっちゃん坊やは消費税増税にこだわってるからもうダメだけどな。

財界の思いつく棍棒を振り回す、規制緩和とやらでは景気が挙がるというのは成り立たない。

雇用規制の緩和では経済悪化する。その具現化の一つが今の非正規増加だな。

2019-06-29

anond:20190629083850

覆ってた理論新自由主義規制緩和や、既得権益者を攻撃し、政府がやることを減らし、何もしなければ景気が良くなる。という理論。もう30年やってたが完全に日本の衰退を作った。

攻撃された既得権益者というのは、単に市場原理に沿いにくく、国の保護必要だった、医療介護教育児童保護大学基礎研究図書館博物館、そして、労働者という他の庶民

黒田ちょっとマシなぐらいでしょ。だけど、黒田金融だけでできることは限られていると白旗を上げている。そりゃそうだ。経済って国全体の金の動きの総和だもの

金融でできるのは資金調達をしたいというやつに手助けをしてやるぐらいで、そもそも民間企業家計資金調達しない基では、政府が大量に借金して景気を支えるぐらい。

ただし、それは財政均衡派の攻撃の的となる。あと、企業設備投資研究投資しないのを放置するから、最終的には日本産業が弱くなり、輸入超過、ひいては経常赤字になる。

経常赤字が恒常化してしまった後では本当に金融財政も何もできなくなる。

anond:20190629072231

経済理論にもいろいろあるけど、単に今まで30年間日本を覆っていた理論が間違ってただけなんだよ。

規制緩和既得権益者を叩けば成長すると言うな。一方、政府は何もしないほうが良いということで、金の量の回転もガン無視したな。

既得権益者を攻撃するというのが、敵を見つけて石を投げたいという攻撃的なバカ攻撃先という側面が合致して、日本はめちゃくちゃになった。

anond:20190628124000

節税基本的に何か経費になるようなものに金を使うとできる。

よって、ベース税金が高い元で、経費になるようなものに金を使うのでも、金の回転が上がり、景気が良くなるんだよ。

逆に、富裕層企業を何もしないでも減税になるようにした結果、何もせずに貯めこむようになったからの、この30年の不景気

新自由主義は致命的に金の量も金の回転も見ず、規制緩和既得権益者をぶっ叩けば景気が良くなるなんて無知蒙昧思想

まあ、この30年に石を投げられた既得権益者は、経済原理で表しづらいことをしている庶民が大半だったのだがな。

2019-06-14

日本人香港になにをしたらいいの?

報道あんまりあてにならない。

どう見ても何十万人、100万人と呼ばれてもおかしくないだけの数のデモ隊だったのに

NHKは数万人と報道したし若者だけのデモと言い放った。

こんな風にNHKがどうやらかなり偏った報道をしているし、13日からそもそも報道しない手に出たらしい。

まぁ理由は国から圧力中国本土NHK放送が頻繁に切られてることがあるのかもしれないので何とも言わないが。

となると、ネットで現状を伝える人が必要になる。

ただ、今は結構飽和状態でなにを見たら分からない状態だし、これといって簡潔に香港歴史デモについて説明できているものが少ないのが現状だ。

年寄り中学生でもわかるレベルのものが無い。

池上テレ朝香港解説してくれたらいいが、池上もどこまで信用していいのか測りかねる。

なにもできないのか…。それはあまりにも心苦しい。

香港文化が好きだ。それを失われてほしくはない。

言論の自由を奪われることは日本でも議論されることがあるが、日本自由警戒レベル3だとしたら香港はもうレベル8になってしまっている。

香港中国化することは日本にとって全く持ってよくない。

中国の人との交流をしなくてもいいと言う人もいるかもしれないが、

向こうの歴史地理文化経験してきた人と交流を絶たれてしまうのは多大なる損質だと考えている。

香港日本対話できるのだ。それを失ってはならない。

台湾に関しても言える。香港侵略されたら、次は台湾だ。

取り返しがつかなくなる前に、なにかをしたい。どうにかできないんだろうか…。

以下現実的では無い案

トランプ催眠術をかけて中国との対立を止めさせ規制緩和を促す

こんまり先生NY演説してもらう

渡辺直美香港やばいって伝えてもらう

ゆりやんレトリーバーオーディション番組香港について訴えてもらう

イチロー中国口げんかする

ハリーポッターファミリー香港イギリスに戻そうと世界中に呼びかけてもらう。ハリポタファンが多い日本人も応援する

etc.

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