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2024-05-18

メモ

品川くらいの町商業ビル入り口が2階にあり、車も2階から中に入る)で、なんか涼しい掛け布団を買う

お気に入りなので学校会社?に布団を持っていって見せると、知り合いがちょっとバカにしてくる

必死に布団を擁護しているところで目が覚める

2024-03-04

大井町移住して国保で後悔してる

東京の、じゃなくて神奈川県足柄上郡大井町小田原の右上あたりにある人口1.5万人くらいの町

理由は「国民健康保険料(税)が来年から2.4%上がるから

https://www.town.oi.kanagawa.jp/soshiki/5/hokenzei-hikiage-reiwa6.html

この引き上げで、私の場合「年間20万」納付額が変わる。

ある程度この辺も考慮した上で移住先に決めたので、なんだかなーという感じ。

2023/10/18に発表された国民健康保険料の水準統一加速化プランの影響で交付金が出なくなる

2023/12/07の町議会で税率決定 (議事録なども2末くらいまでは未公開だった)

2024/03/01で保険税引き上げを広報(04/01施行?)

って感じで、移住前(12末)の段階でこの改正を知ることはほぼ不可能でした。

「もともと安かっただろ」とか「値上げ後でも安いだろ」とか言われるとそうなんだけど、

まりに決定プロセス不透明すぎて、次年度はいくらになるか予想がつかない。

(共産系の町議員は議事録みると猛反対してたみたいだけど、自治体側の言い分が「仕方ない」だけでまともに議論できてない)

今年度中には引っ越そうかな...と思っています

2023-09-06

人生の中でやりたいリストがあるとして、何となくそこに入っている感じの「中央線沿いの町に住む」が果たされていない。

高円寺とか中野とか。西荻窪東中野でも良いけど。

果たしてそれを行える機会は訪れるのか。

賃貸時代ちょっと無理してでも済んでおけば良かったかな。

2023-08-21

anond:20160513122739

京の町家みたいなイメージかな? 伝統的な街並みの街道沿いの町家もだいたいそんな感じだから伝統的にそうなんじゃないの? 川越とか日本橋とかもそんな感じだし。

一方、普通郊外住宅地一戸建ては、昭和の家だとサザエさんちみたいなつくりだし、今時の家だと玄関を出たらカーポート屋根がある感じかな。

2023-05-21

シスヘテロ精神障害者男のポリコレ潮流への感情

この記事で言うポリコレ潮流とは、今まで日の当たらなかった弱者マイノリティに光を当てたり称揚しようという世界的な流行のこととする。そして特にエンタメ業界についてに注目する。

世界的、あるいは日本世間的な言葉意味はさておき、この記事ではそうする。


基本的に僕はポリコレ潮流に好感を持っていない。

説教臭さや、諸々に配慮してますという目配せが娯楽への没入感を削ぐし、僕の美的好みから外れるキャラタレントの登場頻度が増えたからだ。

だが、ポリコレ潮流的な物が百害あって一利なしだとは思っていない。

僕は大学進学の際に、九州人口20万くらいの町から人口100万くらいの町に出たのだが、そこのツタヤに、地元にはおいていなかった僕の好きなアニソン歌手アルバムがあった。

それを見て僕は、この町は僕みたいな周囲と馴染めないキモいやつもにも居場所を準備しているのだ、と嬉しくなった。

これは利便性問題ではなくて、大衆普段使いする施設が、自分のような人間存在を想定に含めた運営をしていることが精神に与える影響の問題だ。

もう少しオタク一般に伝わる表現で言えば、アニメイトだったりとらのあなだったりコミケだったりの、オタク存在を前提とした場所に始めて行った時の感覚にも近いと思う。

から差別されやす民族とか、セクシャルマイノリティとかがエンタメでの登場頻度を増したことで、その人たちが「世界には自分たちの居場所がある」という感覚を得ることができるだろうというのは十分想像できるし、それはいいことだとも思う。

ではあるのだが、やはり僕はポリコレ潮流に好感を持てない。

最近の僕は、100万都市に出る以前の、というかそれ以上の、「この世界から僕は厄介者にされている」という鬱屈を抱えている。

ポリコレ潮流が、居場所のない人間にも居場所がある安心感を与えてくれるはずなのに、僕はそこから落ちこぼれている。

100万都市精神病み無職童貞で三十歳を超え、実家に引きこもってネットで悪ふざけしたりロリエロ漫画でシコりつつも、最近ちんちんの勃ちが悪いことと両親の老いに怯えている僕の居場所は狭まっていくように感じる。

潮流という言葉を使っているが、じっさい上げ潮と引き潮のようだ。或いは株の上がり下がりのようだ。

僕が世界存在を許されている感覚は、中学生までの頃は居心地の悪い引き潮、進学で人口の多い町に行き居場所のある感覚を得て上げ潮、おりしもネットの発達やオタク文化の一般化と共に最高潮になったが、その後潮が引き始め、下げ止まらない。

高潮の頃の遺産で居場所や娯楽自体はまだあるが、成長率は低い。

ちょうど日本が、過去遺産GDP世界三位ではあるが、GDP成長率は鈍化していて閉塞感が漂っているのと似ている。

まだ世界から捨てられきってはいないが、この後どんどん居場所が狭まるだろうな、ポリコレ潮流で引き潮になっているな、と思うから、僕はポリコレ潮流を好きになれない。

今のポリコレ潮流で、世界自分達の居場所を認めつつあるという安心感を得ている人たちの、その喜びはいいことだが、僕という存在株価が下がっていくこと抜きにそれはできないのだろうか?

2023-04-21

デザイナー地方移住しろください

anond:20230421092747

移住してきた人で活躍している人って、元々増田のような境遇仕事をしていて、身体を壊すなりなんなりしてドロップアウトして来た人が多い。

移住と言ってもいろいろあるが、人口1万人ぐらいの町。周辺の圏域人口10万人ぐらい。5大都市まで2時間でいける場所

例と言っても3人しかしらんけど。

増田もどう?

まぁ、駄目でも責任はとれないんでアレだけど。

2023-03-22

anond:20230322200317

県のマッチングサービス登録している人が対象で、ガチの人が多いので成婚率は高いようだし、コーディネートの人も昔からお見合いおばちゃんみたいな感じの人で雰囲気和らげてくれるしいい感じだやが

ワイが成功してないのでクソやでほんま。  ほんま……。

いや、男友達はできたので。これからもガンバリマス。

2023-01-05

最強のふるさと納税エスクロー方式」のススメ

ふるさと納税欠点を解消した、ぼくのかんがえた最強の納税システム、名付けて「エスクロー方式」を思いついたので増田に書き増田

総務省には怒られるかもしれないが、結構行けると思うんだよ。誰か実装してくれ。

概要

積極的にお互いにふるさと納税を行うようして、寄付納税額を全体で概ね「ゼロサム」にすることを保証する。

これによって、ふるさと納税問題点税金流出してしまう」という事を防ぐシステム

仕組みのアイデア

大きなメリット

さなメリット

デメリット

そのほか

手数料を抑えるなら、いっそ返礼品を地域限定電子商品券限定してしまえばいいかもしれない。そうすれば発送事務もないので安くできるだろうとは思う。

総務省微妙に嫌がられそうだが、名目的には行けると思うしどうだろう。賛同者を集めて、自分の所はここから寄付以外認めないという自治体が増えていけば、面白くなるんじゃないか

ちなみに、企業ふるさと納税では既にこう言う事がが行われているらしいとも聞いた。

例えば、別々の町の社長さんが結託し、お互いの町に「町営施設の補修に使え」と同じ金額寄付し合うと、納税額はプラマイゼロになるが、税金とちがって使い道を指定できるので、ダイレクト政策に反映できるのだそうだ。

なお、寄付した企業たまたま建設業でお互いに受注したとしてもそれは偶然である

2021-10-24

ずっと真夜中だと社会がそれに最適化するからダメ

真夜中を愛することとは孤独を愛することである

2時~3時くらいの町散歩すると本当に誰もいなくて、猛烈な孤独感と、それと同じくらいの万能感に包まれる。

自分がどこをどのように歩こうが、どこで曲がろうが、それを観測する人間がいない。

現在の行動が世界に対して何の影響も変動も与えることがない。

因果律から完全に切り離されたような感覚幽霊のように一方的世界観測している全能感。

時間感覚希薄になる。昼間はどうしても太陽世界支配している。日が昇ると正午。日が傾くと夕方。それに合わせて世界も動く。

夜でも月や星が回っているがそれが意識干渉してくることがない。朝になって空が明らむまで世界は何ら姿を変えない。

時間から空間からも切り離されて、自分内面にのみひたすら潜っていける状態。真夜中。

件のアーティストがどういう意図でこの名前をつけたのかは知らないけど、「ずっと真夜中だったらいい」という感覚自分の中にもある。しかし。

本当に世界がずっと真夜中になると、社会は真夜中でも動くようになる。

真夜中の本質は暗いかどうかにあるのではない。暗かろうと人は稼いで食べていかなければならないから、人々は昼夜関係なく街を歩き始める。いつでも仕事をする。

それではいけない。自由だったはずの夜の時間さえもが昼間の理屈浸食されてしまう。それが一番良くないことだ。

昼間にしっかり働かなければならないから、夜は休む。だから町は暗く静かになる。それでこそ真夜中の全能感が達成される。

本当にずっと真夜中になった社会は、今のネット空間のようなものだ。昔のインターネットが好きだった。世界因果律から捨てられていたようなあの空間が。

昼間の理屈を昼間に押し込めているからこそ、真夜中はそういう空間でいられる。正しくない真夜中があるために正しい昼間があれ。

2021-07-15

ゴミみたいな町だけど生きやす

今住んでるところ。てかずっと住んでるとこ。

 

自転車10分の距離に小さいモールがあってそれとは別にスーパーは3つ。

ファストフード普通に充実してるし高級店はないけどメシ屋も和洋折衷選び放題。

本屋ゲーセンCDショップマッサージ病院風俗。なんでもある。精神病院もある。

駅は急行特急は止まらないけど準急は止まる。

都会に比べると人は多くないので不動産とかもそこそこ安い。

 

人柄はあんまりいいとは言えないが、古くから一戸建て住宅が立ち並ぶ地区が多く

治安としてはそこそこ安定していて、そこまでやべー連中がいっぱいいるってわけでもない。

ジジババばっかりではあるけど。あと外国人は少ない。

 

いわゆる「商店街」はほぼ終わってる。

3割くらいしか動いてないしその3割もいわゆる「商店街特権」があるから店を閉めてないだけ。

肉屋は午前中と17時以降しか店を開けてない。

揚げたてのコロッケうまい

 

親はずっと「こんな町選ぶんじゃなかった」と言っていて、

俺が東京就職すると同時に離婚して地元に帰ったが、

俺は東京での暮らしがどうにもなじめずに戻ってきてしまった。

 

この町は暖かすぎないし冷たすぎない。

都会はみんながあまり他人過ぎた。

かといって田舎みたいに誰もが顔なじみでみたいなこともない。

ほどよく人が流動して、それでも残る人がいて。

ただ、住人の3割は創価だし精神病院が近いので交差点で叫んでるジジイは後を絶たない。

街並みも小汚い。

それでも俺はこれくらいの町でいい。

 

お前らの町はどうだ。

2021-06-02

前世旅行してきた

二日前、オモコロ催眠術記事を読んだことをきっかけにYouTube催眠術動画を見た。ヒプノディスク(なんかようわからんぐるぐるするやつ)を見ているうちに手が開かなくなったりとか、そのまま目を閉じるとまぶたが開かなくなったりとか。そういう5分に満たない動画。数年前にこれを試したときはてきめんに効いて驚いたのだけれど、今回は二度目だからか、当時よりも大人になったからか、はたまたヒプノディスクってヒプノシスマイクみたいだな…と邪念が湧いていたからか、催眠に対して抵抗することができた。アッもしかして"ヒプノ"は催眠を表す単語ですか?

その流れでおすすめに上がった前世催眠前世瞑想…?の動画を見ることにした。こちらは30分程度の大作である人生の30分をこれに使うのかと思ったけれど、どうせ暇なので、惰性のままに再生ボタンを押した。導入。ゆったりとした女性の声が私にリラックスを求めてくる。部屋を薄暗くし、マットレスに横たわり、命じられた深呼吸を繰り返しているところでアロマを炊けばよかったかとほんの少しだけ後悔した。埃をかぶっているアロマランプはこういうときに使うものだろう。たぶん。

さて、動画女性は私が完全にリラックスできたていで話を進めていく。私の精神深呼吸くらいでリラックスできないし、身体深呼吸くらいで脱力できないのだけれど、まあ、しかたがない。というか呼吸って意識すればするほどに浅くなりませんか?ほんとうにアロマを炊けばよかったと思ったよ。とにかく彼女は私に目を閉じろと言った。私は閉じた。あなたは海にいますと言われた。海。これまでの人生の1/3を海沿いの町で過ごしてきた私は海のイメージに自信があった。今となっては思い出の中にある海。真っ暗な空とそれよりも深い色をした海面、テトラポットに打ちつけられる波の音と飛沫、寒さでざらざらとするような潮風とその匂い。遠くで空港につながる道が光っている。

満天の星が輝いていますあなたを包む風はあたたかく……」と女性が言った。後出ししないでほしかった。思い出をまるめて捨てた私はおそらく海外だろう美しい砂浜を作り上げることに努めた。

この時点で結構いっぱいいっぱいというか、彼女が想定している私の脳内と実際にかなりの乖離があったのだけれど、彼女はペースを緩めてくれない。その海の中からなにかがあなたを案内するために迎えにくると言われ、それは人かもしれないし動物かもしれないし物体かもしれない、とにかくあなた安心できるものだと。ところで、私はそれまでの時間乙女ゲームにかけていた。攻略対象picをずっと見つめていた私が急拵えで作った「私を迎えにきた安心できるもの」は当然のように攻略対象だったわけだ。

いや、ちがうだろ、と思った。

前世乙女ゲーム攻略対象に案内してもらうのは違うだろ。

私はそのイメージを打ち消すと、白いワンピースに身を包んだ幼女一心不乱に想像した。案内役が幼女安心できるのかと言われたらNOだと今になれば思うのだけれど、そのときは焦っていた。幼女は……というか動画女性は私を海底に導いた上で目の前に門があるとぬかす。門。門か。門ってなんだろう。コナンアニメで出てくるあれかな?両開きの扉がついているやつ。もうそれでいいよ。妥協が肝心だ。この門をくぐると私は前世体験できるらしい。いよいよである

これはもうほんとうにイメージの話であるのだけれど、事件の始まりを予感させる扉の先で脳内に浮かんだものショッキングピンクだった。女性が足下を見てくださいと命ずる。なにを履いていますか?それとも裸足でしょうか……ゴールドハイヒール……ハイヒールということはドレス……いやでも前世パーティードレスを着るか?ドレス……なんかもっとこう異世界転生して悪役令嬢になった主人公が着るような……マリアントワネットみたいな…………連想ゲームのような感じで私の前世は決まった。中世ヨーロッパ貴族の令嬢。連想ゲームというか乙女ゲーム世界から抜け出せていない感じは否めない。あと、ショッキングピンクはまじで関係がなかった。なんだったんだよ。

女は「前世あなたいちばん幸せだった場面に飛びます」と言った。私は飛んだ。素直だから。その場面の私は幼女の姿をして椅子に座っていた。優しそうな侍女が私の長い髪をくしで梳かして、ととのえている。指先や表情から彼女が私をかわいがってくれていることは明らかだった。嬉しいなあ。幸せだなあと思ったけれど、これをいちばん幸せな瞬間とするならば前世の私はよほど不幸だったのか。はたまた、ありふれた日常の一幕こそがほんとうの幸福なんだよ、そういう教訓だろうか。とにかく私は侍女のことが大好きで彼女ハグをしていると「今度はあなたいちばん愛情を感じた場面に飛びます」と指示が入る。飛んだ。そこは、舞踏会か、なにかしらのパーティーの壇上だった。17歳の私はそのきらびやかな席で主催である父親に娘だと紹介されている。そっかあ、そうかあ。だれに紹介しても恥ずかしくない娘か……

ぶっちゃけ、これが前世のはずはないのだ。わかっている。ただイメージを作ることを強制された脳内の中で自分欲望は思いがけず、はっきりと浮かぶもので、要するに私はすでに父親がいない。彼は再婚した先で新しく家庭を築いている。そうして私は、私が、両親にとってよくない娘であったことがずっとコンプレックスだった。そのことで苦しむ夜は数年単位で訪れていないのだけれど。

なんだかしゅんとしてしまった。あと、この場にさっきの侍女がいないことがさみしかった。なんとなく彼女はすでに私から離れているような気がしていた。さっきから母親の影がないこともなにかしらの表れかと悲しい思いがする。

しか感情に浸る間もなく「現世であなたレベルアップさせるための場面に飛びます」と女がめちゃくちゃを言った。それはもう私の脳内にないだろって。そのイメージ材料無意識下にでもないだろって思ったのだけれど、だからなのか、使い回しのように私は海辺にいた。差分変化として夕暮れだった。隣に妙齢女性

彼女は厳しい目で海をながめていた。馬鹿にしているようでもあった。ただ、私は怖い顔をしているけれどこの人はほんとうは海で遊びたいんじゃないかな?と考えていた。誘ってみようかな。ああでも彼女も美しいドレスを着ているから海に入れないか。でも……「あなた前世から戻ってきます。少し先の未来レベルアップしたあなたはなにをしていますか」私は職場にいて、四月に入職したり異動してきたりしたまだ親しくない同僚にいっしょに仕事しましょうと持ちかけていた。それを終えて、大変だったけれどやってよかったですねえと笑った。

これで前世旅行おしまい不思議な三十分間だったので記録しておきたいと思って、これを書いた。なんの意味もない。この話をしたら友達からは「新興宗教か?」と訝しまれたのだけれど、それはほんとうに私もそう思うよ。

2021-05-20

スギ薬局割り込み方がクソ雑魚すぎたのでは?

いくらなんでも役所に直電して役人相手に、おいお前ら融通しろよって言うバカいるか

それなら知り合いの町医者に頼んで、年寄りの分で仕入れたけどウッカリ手順間違えて廃棄しちゃいましたとかとかいって2人分くらいむりやり割り込んだ方が大ごとにならなかったんでは?

2021-03-11

30歳まではしゃーなし嫌々渋々働くけどそのあとは無職になって海沿いの町アパートで一日中ゴロゴロしたり本を読んだり空を眺めたり短歌を詠んだりして金が尽きるまで暮らしたい。

2021-02-03

フェス

毎年、夏にもフェスに出たり、フェスに出れたりしている。

小康時代ランドセルを背負ってコンサートで歌っていた場所は、喜劇劇場ケープタウンのすぐ裏。古い町並みの中を走る国道沿いの大通りで、5時間に1本のペースでフェスを開催する。町中から中へ国道160号線に向かってその小ささなく大きな通り沿いの町のわけを、40分くらい歩く。市内から県道に乗るので、道路沿いも歩く道幅も23くらいある。

さて、初めはいかにHIPHOPバンド。とは言え、重厚感はない。当時、二十代だった私は、若いながらも、威圧感のない、個性のあるバンドが好きだった。して、そんなバンドが、50代になり、また今年、60代になった。

実は思うに、21歳くらいの時からロックフェスに足を運んでいる。

今や、「美」をテーマにしたフェスという基本の中の言葉を飾ってのフェスであるそもそもフェスに行く時には、「美」というテーマを取るバンドがここだったのだが、ノスタルジックで美しいフェスというゲーム存在する限り、何を1曲として伝えるのか、異端として映るフェスはない。

そんなときには、先月、60代を迎えたばかりの界隈の若手バンドと、30回目のさかえとで見比べてみる。ロック好きの目から見ると、他のフェスと比べて、ロックの熱は薄いように思う。

もちろん、他にはロックフェスにも、パンクパンクロックヘヴィロックパンク色の濃いフェスがある。では、60代のロックフェスには、どんな意味合いがあるのだろうか。間違いなくそれが分かる。もしも、70から80年代前半、80年代アイドル80年代クラシックを、ロック解説してみたい。HIPHOPは一時代を通して、1980年から80年代にかけて爆発的に拡大した。その変遷は、令和の時代になってからも変わらない。毎年、夏、そして9月のどこかに出かけた時に、その熱はまだまだ冷めないのが目に見えた。

だが、今年、ノスタルジックになって、なおかつ、熱気に溢れんばかりの方が、画的にも、参加しているバンドも、ロックフェス育ちのオヤジたちは、新社会人になって、そして、新天地ロックフェスを楽しんでいる。今年が半世紀もの時を経て、フェスでお会い出来るというのだ。

最新作の数々、みじんも予想していなかった60年代ロックフェスが、60代の初夏になり、令和2年、令和2年になる。さらに、30年、60年という節目を記念するイベントも多数開催予定で、その一つになると言っても過言ではないと思う。ロック民族楽器演奏で、ぶっつけ本番で、ロックフェスを楽しむのが海辺のまちなのだ

なお、今年のフェスでは、ビーチにバーベキューバーベキュー外遊びをする以外にも、パーティーフェスというユニークな形で開催が予定されている。(本稿は今年のフェスで話したいと思う)さて、今年のフェスに、一本だけでも、何本かある。まだ1本も見たことが無い方々は、ぜひ、観てきて欲しいと思う。とはいえ、40周年、60周年、このタイミングに合わせ、バンドバンド同士の交流は、今の倍以上になりそうな気がする。まだ出たばかりなので、今年のフェスにも足を運ぶ予定があるのは、それからなのだ

バンドはいつも、誰もが自由解釈や曲、サウンドを奏で、そして、唄い、演奏しながら、声を張るという音楽世界を行っている。それは、30周年を迎えたバンドにとっては、非常に大きなことだ。音楽性も、そして、時代によって雰囲気もどんどん変わってきている。いま、時代と共に周りの環境も大きく変わってきているが、それでも、時代に取り残されている音楽というのが、ロックフェスの特徴なのだ。60年以上も前からロックフェス世界にいて、私たち世代の憧れのバンド。どこかで見たような、ラテンっぽい、レトロな、EDM風なサウンド。独特のサウンド。そんなロック自慢の音楽が、20年、30年も、世界に多くのオーディエンスを誘って、地球の裏側で、フェスを行うことになる。

そして、令和2年も、今年で60周年。20年を超えるのに、すでにロックフェスで、しかも、60年を超える必要がある。70、80年のミックスアップ、98年のドック、96年の超結婚。そして、その超絶必勝の方程式

今後も、ロックフェス成功は続くことだろう。ロック好きな大人が存分にロックを楽しんではいけまい。

2021-01-24

魚の骨取りってみんなどこで習うの?

魚の骨を取るのが滅茶苦茶苦手だ。

海沿いの町で育ったいわば骨取りサラブレッド(?)のはずなのに下手だ。

祖母模型みたいな骨の取り方をする人で、認知症で私の事が認識できなくなっても私の存在無視しつつ美しく魚を食べていた。あら、キレイ

母も父も祖母程ではないがそこそこ上手い。兄弟もある程度はできる。

骨付きの魚と闘うには集中力必要である

朝や職場での昼食は避けている。人と食事するときは選ばない。無言で骨取りに集中する。鮭と鰤で今更ながら練習しているがたまに刺さりかける。穴子や鱧、鰻は苦手。秋刀魚も鯛も苦手。干物の食べ方はわからない。

友人や同僚はあんなにスイスイといとも容易く骨取りできているのに…

自慢じゃないが祖母直伝の編み物という特技、切り絵アクセサリー作りなど正直細かい作業は得意な方だと思っている。

おかしい。

こんな私も小学生まではありとあらゆる魚を食べていた。毎日ではないが、食卓に煮魚や焼き魚が並び、小テストのようにクリアしていた。あの頃は私の魚人生で一番輝いていた。

その後、喉に骨が刺さるまでは。

正直言うと小学校低学年の私は慢心していた。お皿の上のあまり見かけない魚に今までのノリで油断した結果、立派な骨が私の無防備な喉にジャストミートした。痛かった。ご飯を食べても抜けず耳鼻咽喉科送りになった。初めての挫折

吸引チューブを突っ込まれ悶え苦しんでいる私の診察室になぜか私よりも小さい男の子がいた。意味がわからないがチューブで溺れる私を近くで眺めていた。(個人情報とは?)私を処置した医師の顔は全く思い出せない。ただ小さい子に見られてるからそんなに泣いたらダメだよ~という言葉だけははっきり覚えている。

子供はどうでもいい。こいつ、これが終わったら…!と思った。その医師の喉に骨が刺さる呪いを百万回かけたい。

その後なぜか上手く食べられなくなり今に至る。小学校給食で骨付きは無理だと担任に涙ながらに訴えた経験黒歴史だ。その時ちょうど教室テレビ魔女の宅急便が流されていて、金曜ロードショーで見る度に嫌な思い出がよみがえる。

ちなみにスーパーで「骨無しです」と大きなシールが貼られた魚を飼ったこともある。食べたらしっかりした骨が残っていた。解せない。魚の骨格を覚えたら骨のある場所がわかって取りやすくなるとどこかで見て、魚類勉強したこともある。魚の知識だけは増えた。

下手な自分に諦めはあるけど、やっぱり上手くなりたい。大人として恥ずかしいし、人との食事も困る。子供の頃の大人って美味しそうに大根おろしののった秋刀魚をおかずにご飯を頬張るイメージだった。今の実力で魚とご飯を一緒に食べると確実に喉に刺さる。っていうか大根おろしで骨が見えないか絶対無理

最近缶詰でいいような気もしてる。

自体は好きなのに何だかうまくいかない。

2020-12-25

おめでとう記念秋葉原の思い出☆

ネットニュース秋葉原風俗の町になった残念とか悪いけど残当

ガチャガチャ回すためにゲーセン両替したら「どこの店だ警察呼ぶぞ!」と脅されてはぁ???

店舗両替と間違われたらしいけど知らねーよいきなり観光客脅すな

これ半分憂さ晴らしも混じってるだろって言う。ただ怒鳴り散らしたいだけのイライラ店員のはけ口ワロタ

数年前でこんな民度から廃れるべくして廃れる当然

間違いがわかった途端ニヤニヤして「でも普通ゴニョゴニョ…」と言い訳したゴミ店員ありがとうオリゴ糖お似合いの町になったね!!!

2020-12-02

anond:20201201184650

工場から徒歩30分ほどの場所アパート借りています

田んぼだらけの眠くなる景色にたま~に見える工場、そこに自分が勤めるとしたらどういう生活になるだろう

地方に転勤になったからといって田んぼの真ん中に住まなきゃならないことはない

賃貸でも近隣の町中に住んで車で職場まで通う人が多い

人口10万くらいの町でも飲み屋街もあれば中古ゲーム屋もある

毎日往復60分も徒歩通勤してたらそりゃあ田舎がいやになる

車なしの苦行生活増田勝手なこだわりだと思うよ

買うのは費用もかさむからレンタカー長期契約してみたら?

通勤時間10分に慣れちゃうと都会に戻れないってのはある

2020-10-27

地方ガリ勉優等生だった自分東京移民一世自覚で生きてる

anond:20201026003439

便乗して。

完全な地方都市に生まれて、国立大早慶に入るような人がいると近所で話題になるくらいの町で育った。

周りと比較すると勉強ができたので自分は頭がいいという錯覚に陥って、かつ運動神経が悪くコミュニケーション能力も低かった自分

勉強くらいしか人並みにできることがなかった為、勉強を頑張った。

高校電車で1時間くらいかかるその地域ではそこそこの進学校に入った。(年に一人二人東大入るかどうかくらいのレベル学校

そこでもただひたすらに3年間がり勉し続けた。結果ぎりぎり滑り込めたのが文系国立大一橋大学だった。

東大京大は受けられるレベルにすらなかった(今は知らないけど当時は東大社会の科目が一つ多く、

京大数学範囲が広く他の国立大受験と比べても一段階大変で格が違った)

この頃から自分地頭がよくない唯の宿題芸人に過ぎないということを何となく気づき始めていたが

上京して大学に入ってまじまじと突きつけられることになった。高校自体ほとんどすべてを費やして

なんとか滑り込めた一橋大だったが、クラスの半分くらい?は首都圏の著名な進学校の人たちだった。

話してみると、同級生の大半は東大医学部にいったけど、落ちこぼれの俺は一橋限界だったとか

高校時代遊びすぎてしまった、みたいなひとが沢山いて驚いたのを覚えている。

で、実際ゼミなどで議論をしたりすると頭の回転の速さの違いに驚愕した。なんというか脳のCPUが違う気がした。

卒業できるのか不安になったけど宿題芸人気質のある自分単位はなんとかとれて滞りなく卒業就職できた。


民間就職に強い大学ブランド恩恵にあずかって世間的には立派な会社就職できた。田舎の出の自分

こんな会社入社できるとは、と当時はうれしかったし感慨深いものがあった。で、入社してみて同期のレベルの高さと家柄の良さに驚いた。

もちろん自分みたいな田舎の出もいたけど、マジョリティ東大だったし、大学を問わず所謂都市の有名中高出身の人が多かったのである

留学したり帰国子女英語が話せるのが当たり前だったり、聞いてみると両親も誰もが知ってる一流企業で働いていたりと

通ってきた道がそもそも全然違うんだなと思った。(脇道にそれるけど金持ち喧嘩せず、というか大体おおらかで良いやつが多かった)


その後実際働いてみると先輩や上司も含めて頭がよくて、地頭の悪さを痛感しつつやり過ごす日々だけど10年くらいなんとか辞めずに続いている。


で、いつからか思うようになったのは「自分東京移民してきた田舎移民一世」なんだという感覚だ。あくま東京という国においては外人で異物に過ぎない。

結婚して自分の子供が生まれたら、その子移民2世として自分よりは”東京”に順応した存在になるのかなと。それが何代か続いて初めてこれまで出会って来た

地頭のいい純粋培養都心エリートみたいな存在が生まれ得るのかなーと。とりとめがなさ過ぎるし、で何がいいたいのか?といわれるとうまくまとめられないんだけど、現実問題地方都心では格差があることは事実だなーと。

一方で就職してから仕事関係アメリカアジアの国にそれぞれちょっとずつ住んだ印象だと、日本格差はまだましな方だなとも感じた。一億総中流風?なのが逆に諦観にまで至ることが出来ずに苦しいのかもしれないけど。

2020-08-18

コロナ地方崩壊が加速している

俺は地方都市に住んでいて、ここ数年はなかなか快適な暮らしをしていた。

地方と言ってもその地域で一番大きいくらいの町なら何でもそろうし地価は安いしで相対的には東京近辺より良い生活ができたのである

しかしだ、コロナ自粛が始まっていらい、地方都市の衰退は激しいものがある。

体感1割くらいの店舗撤退廃業した。

しろ1割の廃業で収まるのかどうかわからない。

もう地方で悠々と暮らす未来消滅してしまったのかもしれない...

2020-08-11

高齢者自粛実態

なんか高齢者自粛せずに若者ばかりに自粛を呼びかけている!という言動散見される。

医師であっても、高齢者医療実態を知らない小児科医などが、自粛すべきは高齢者だろう、子供権利を守れ、とか言ってしまう。

だけど、高齢者など高リスクな人々は、すでにに若者よりも自粛して対策してないか

もちろんネットでつるし上げ食らうような外れ値の馬鹿一定数いるものの、絶対数では少ないのではないか

これは高齢者情報ネットに載りにくいためだと思っているのでちょっと書いておく。

要するに

介護施設病院サークルなどの規制で、すでに強力な規制がかかっている状態だ。

高齢者リスクの高い人たちはずっと強いレベル対策をしている状態になっている。

一方で、一般の人たちは違う。

一般の人たちは、一律に強い自粛をする必要はなくて、行動を変容させるだけでよいので、やめてほしい事を細かく伝えられている。また絶対数では一般の人の方が多い。そのために一般の人たちに向けたメッセージばかりが出ているように錯覚するのではないか

事例の前提条件

まり、ある程度、封じ込めに成功している土地の話ね。

一般の人への要請

くらい。集会イベントの開催自粛なども公的要請はない。

学校も、修学旅行が中止、運動会保護者MAX2名で飲食不可、文化祭外部公開は中止、といった影響はあるものの、まぁ今のところその程度だ。もちろん公園閉鎖などもない。

市井感染が広がってしまっているところは、一般の人たちへの要請さらに強いと思われるが、それはこの程度の自粛ですむようにコントロールができなかった事が原因だと思う。

ところが、高齢者高リスクの人々向けの施設では全く様相が異なる。多分これは都市部感染が広がっているところでも似たようなものではないか

介護施設での対応

病院での対応

以下の条件が一つでも当てはまる場合には隔離されて特別処理となる。

入り口で問診コーナーがあって一通りチェックされることに。持病の定期検診とかだと、該当した場合、薬だけ渡して診察なしという場合もある模様。

高リスクの人は事実上強制力がある形で自粛している

これが何を意味するかというと、高リスクの人がいる家では、帰省されたら介護サービスが利用できなくなるし、病院にもうけられなくなる。

高リスク者は何か体に不調があったりするから高リスクなのであって、これらの社会サービスが受けられなければ生きていけないと言っても過言ではない。

なので、かなり強い強制力を持ってすでに自粛になっているということ。で、リスクが高い人はそれが自分を守るためだと知っているから、素直に従う。

故に、行政が頑張って広報したりしなくてもよいので目立たないだけなのだと思われる。

最後新聞記事の紹介

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASN8971TYN7VUHBI00T.html

環境学者で、科学に対する懐疑主義研究をするダナ・ヌッチテリさんによると、科学への懐疑論は次のような5段階を経て進行する。まずは、「地球温暖化はない」などと、否定から始まる。次に「中国の方が温室効果ガス排出が多い」などの責任転嫁が始まる。しかし、これでは問題解決せず、「気候はいつか戻る」という矮小(わいしょう)化につながる。危機認識されても「温暖化対策には巨額の増税必要だ」などと、代償が大きすぎるという批判が起き、最終的には「すでに対策は手遅れだ」という悲観論に行き着く。

否定」→「責任転嫁」→「矮小化」→「対策の代償の批判」→「手遅れの悲観論」という進行は、新型コロナをめぐっても起きているが、地球温暖化などと比べるとスピードはるかに速い。

高齢者高リスクの人々が悪い、彼らだけ自粛すればよい、というのはまさにこのパターンに陥っている。

自分がかかったら死ぬという人は当然対策をしているわけで、その結果が、第二派の若年層を中心とした感染状況だ。

この状況で数を少なく抑えられれば、よかったのだけれど、都市部では爆発的に増えてしまった。だから高リスクの人だけが対策するだけでは問題解決しなくなってしまったのが現在の状況なので、安易悪者を作って溜飲を下げるのではなく、現実直視して向き合ってほしいと思う。

2020-04-08

anond:20200408202404

であることに夢をもちすぎ

まず女を性的であるがゆえにもちあげるタイプ少年漫画を読むのをやめろ

じゃりン子チエでも読め

れいやなら男にすてるとこなしオケデブ専どんといの町コロナがおさまってからいけ

2019-12-10

anond:20191209220308

都市部地方部での人々の投票行動の違いも着目すると面白いよ。

安倍政権を忌々しく思っているのは大都市部の一部の住民に過ぎないのではないか

もっと言えば、中央線JR京都線沿線などのリベラル志向の強いエリアだけ。

地方の旧街道沿いの町へ行けば、自民党ポスターだらけだったりする。

2019-01-25

lemon

米津玄師さんのlemonを初めて知ったのは昨年の紅白

正直、いい曲だなって思ったから興味を持ったのは事実

それまで、聞いたこともないくら世間に興味がないんですが。

そのときいいなーと思って、後々調べてて思ったのは、うらやましいってこと。

紅白で歌った会場が、地元ということに。

もともと私は地元がない。

いや、地元はある。

とある港町

でも、生まれ四国とある県庁所在地

父親実家はその県庁所在地から車で1時間くらいの町信号が1つしかない町だが。今は市になったけど。

中学の頃は空港が好きで好きで、いつか、その近くに空港を建ててやりたいと思ってたこともある。

育ったとある港町公務員になりたいと思って年齢制限ぎりぎりまで受け続けたり。

物心ついてから、なんだかんだ地元に貢献したい!って思ってたけど、何一つできていない。

それが、lemonを聞いて、大塚国際美術館紅白を中継。

ものすごい嫉妬した。

うらやましいって。

就職して5年がもうすぐたつ。

相当遊んできた。

風俗に通い、キャバクラに通い、キャバ嬢と付き合い、同棲して、別れて。

一晩で大卒初任給程度の額を平気で使ってた。

それでもなんとかやってきてた。

手元に何がのこったんだろう。

何を成し遂げられたんだろう。

俺は、何をしていたんだろう。


別に自分がすごいとかは思わない。

たぶん、名もなく死んでいく。

この世に何も貢献できずに死ぬのみ。

それを望んでいるわけではない。

ただ、ただ、自分自身、これをやりきったって思いたいだけなんだろう。

今度、大塚国際美術館に行ってみようと思う。

あこがれだった、こうしたいと思った、希望を見つけに。

歯車でいい。

歯車でいいから、

歯車がないと思いたいだけ。

2018-09-19

友人の話

今年の12月に手術を控える友人がいる。まだ20代で仕事現在も続けているが、病気により徐々に握力が低下するなど身体への影響も大きくなりつつある。

その上、転勤族の彼は今年4月に海沿いの町に異動した。配属先や周囲には同年代の人もなかなかおらず、気を紛らわせることが難しいという。

そのため非常にナーバスになっているようだ、というのが月に何度かの長電話から伝わってくる。

病名はわからないが、中学生とき高校生ときも手術を行い、今回も全身麻酔での手術になるそうだ。思春期にそうした体験をしたために、多くのことに対して消極的な冷めたもの見方をするようになった、と彼は話す。おそらく、そうすることで自分精神を守っていたのだろうと思う。

電話口で彼は「楽しいこと何かない?」と聞く。あれこれ提案し続けているが、何一つ彼の興味を引くようなことを私は言うことができず、仕方がないので楽しそうな振りをして笑って日常を語る。ごまかしに過ぎないことはきっと伝わっているだろう。

「終わるのを待っているようでなにもする気が起きない」と言いながら、自分身体機能の低下を冗談交じりに嘆き、私が何の解決ももたらせないと知りながら「何か楽しいことは」とくり返す。延々と冗談めかした雑談を続けることくらいしか、私にできることはない。

電話を終えて、ふと自分がもしも1か月後に死ぬとしたら、と考えた。

もしそれが避けられないとしたら、きっとどこか遠くへ旅に出るだろう。旅先が知らない場所であればあるほど、まるで夢のように思える。死ぬなら夢の中がいいなと思う。

もし家族がいる人なら、大切な人のために残り時間を使うことを考えるのだろうか。

叶えたい夢がある人は、そこに一歩でも近づいて終わることを選ぶのだろうか。

私にも親や大切な友人はいるけれど、死ぬときは彼らのいない遠くにいたい。できれば死んだことも知られたくない。

友人には死んでほしくないし、手術の成否や身体の不調がどうであれ、できるだけ悩まず(無理だけど)、できるだけ苦しまず(あり得ないけど)、できるだけ楽しく(どうか)人生を過ごしてほしい。もしも自分がそのために何かできるならいいなと思う。

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