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2021-07-28

anond:20210728125011

一年上前から「気の緩み」信者はいたので、オリンピックとはあまり関係ないと思うよ。

ついでに言えば、メダルを取れないのも少子高齢化経済成長できないのも「気合が足りない」みたいな理由説明する人はいるので、単に頭が悪いんだと思うよ。

エミー・ネーターに並ぶか超えている女性数学者がいない

https://anond.hatelabo.jp/20210729213640

↑のエントリ男性数学者に関する補足をしておきます

100年くらい前にエミー・ネーターという女性数学者がいた。

数学科卒業した人でこの人を知らない奴は数学をきちんと勉強していない…

って程度にはメチャクチャ凄い数学者である

数学は大体「代数幾何・解析・その他」の4つに分けられるけど

代数分野のかなりの基礎はこの人が関わっていると言っても過言じゃない。

まぁエミー・ネーターという人の話はここまでにしておくとして

じゃあその後から現在にいたるまでエミー・ネーターに近いってレベル

それ以上に凄い女性数学者がいたのかと言うといないと言っていいと思う。

これに異議を唱える人も殆どいない気がする。

100年経ってもエミー・ネーターのような人が現れていないのは

しかしたら女性数学者に取り組む環境は100年前と大して変わってないからかもしれない。

今が違うというなら大量に女性数学者が現れて確率的に一人は並ぶような人が出てるんじゃないだろうか。

現に男性数学者は大量に現れて100年やそれ以上前ヒルベルトガロアに並ぶような人は出ているんだし。

2021-07-26

anond:20210726165158

十年以上前にはもうゲートボール専用だったし今更なんとも思わねえわ正直

2021-07-25

オリンピック開会式批判してるそこのお前

オリンピック開会式批判派の方、7年間準備して165億円使ってあんなしょぼい出来で、全体の流れやテーマ意味が分からない。

なんでタップダンス?なんか俳優とか芸人もいるけど?なんでイマジン?なんでボレロ過去最低の演出だった。

ホロコーストを題材にした笑いでユダヤ人大量殺害ごっこをしようと言った小林賢太郎じゃなくて元のMIKIKO椎名林檎が良かった。と言っている皆さんへ

私はどうしても思っている、言い切りたいことがあったので、つらつらと駄文を吐き捨てていきます

まず、開会式で165億円を使い切った訳ではありません。

オリンピックパラリンピック閉会式合わせて165億円(うち延期だけで使った費用35億円)ですよね?私が今まで見てきたニュースではそうなっていたのですが、どうでしょうか。

開始早々のタップダンスについて。

江戸消防記念会の方が歌を披露真矢みき棟梁となり、五輪を完成させた一連の流れです。

で、江戸消防記念会は小池百合子知事とつながりがあるそうですね。

江戸消防記念会をうまく輝かせないといけないためにどうしたらいいでしょうか。

大きな動きのあるダンスが良いですが動きを持たせるためには大人数が必要になりフォーメンションを組んだダンスも欲しいですね。

また音楽必要になります大勢の大太鼓なども相性がよさそうですね。

ただどうしましょう…音に踊りそんな人数コロナお金関係で呼べません。

では歌わせるだけ歌わせときますか?そうもいきませんよね。そこで音と踊りを掛け合わせたタップダンスです。

組み立てていくというストーリーにも音による視聴者へのわくわく感も出すことができます

団体でのダンス練習も少なくて済むのでコロナの中ではかなり優れたダンスだと思います

ただMIKIKOがいなくなった今、多くのダンサーが一緒に去ってしまいました。

これから新しく人を呼ぶにも誰も来てくれませんし練習時間もないのである程度タップダンス経験がある人が欲しい、

そこで小林賢太郎必死自分ひとつ交渉演者をあつめたんじゃないでしょうか。

私の妄想ですが、そうしてあのシーンができたのだと思います

イマジンにつて。

あの映像ものすごく見覚えがあるんですが…本当にこの時のためだけに作られたのでしょうか。

もともとは、KIMONOプロジェクトが本当は入る予定だったシーンですね。

残念ながらコロナのための延期の中、代表が変わり保存されていた会社お金がない状況になり、着物は貸し出せないとなったため着物自体映像も流すことができませんでした。

小林賢太郎はどちらにもかかわりがないため、どうすることもできませんでした。

ボレロについて。

本来音楽担当されていた小山田圭吾がほかの曲を入れる予定を立てていたのではないでしょうか。

ラーメンズバッハボレロの~という話は絶対デマです。小林賢太郎内輪ネタしません。ラーメンズファン勝手に言っているだけです。

ファンファン同士で身内ネタをしているだけなのに、なぜそこに小林賢太郎駄洒落をしたファンサービスを最後に持ってくる人間だというんでしょうか、意味が分かりません。

2020年12月に前チームが解散2021年3月佐々木宏も辞任。

さぁ、7年前から準備してたってなんの話?2021年3月ですべて白紙、全てやり直しです。もちろん資金は増えません6年半の間に一体何十億使われたのか、想像もできません。

小林賢太郎はいろんな偉い人たちにちぐはぐにこれをここに入れろあれをああしろ子供をだせ着物はなしだと言われ続けたであろうなか世界に楽しんでもらえる演出必死にやってきました。

前チームが言っていたように最後2020東京を映し出せるように敬意を払ってまとめ上げました。あとはリハーサルを重ねるだけのところまで持っていきました。

そうした中、音楽が使えなくなり、その調整に追われたのち、解任です。

ホロコーストを題材にした笑いでユダヤ人大量殺害ごっこをしようと言ったそうですね。

ネタは見ましたか?あれはVHSしか販売のない彼がアルバイトをまだしていた時代の貴重なネタですが皆さんは一体どうやってみたんでしょうね。

結論を言うとニュースはかなり味付けがされています

不適切ではあったのは絶対として、ネタ概要を言うと、当時NHKで放映されていたゴン太くんとのっぽさんが出てくる子供向け番組コメディーとして利用して、

できるかな」というのを背景に通常やってはいけないことを並べ、最終的に『ユダヤ人虐殺ごっこで使ったあれをつかおう』というセリフとして出てきます

それも絶対にやってはいけない(できてはいけない、できるかなじゃねーよ)というもの代表例として出されたもので、とださんにあれめちゃくちゃ怒られたよねといって締められます

けっしてLet’s play!というノリではないんです。でも海外にはもうそのように報道されてしまいました。20年以上前の話で、彼はこんなこと指摘されるよりずっと前に誰も傷つけない笑いを追求して結果クリエイターになっていたにもかかわらずです。

そう変わってからネタYouTubeで公開されておりそこでの収益はすべて寄付へとあてられているとも知らずに。

彼は、決められた箱で決められたルールの中最大限の力を発揮する天才です。

本来演出とはそぐわないお達し、すでに使い果たされた資金、使えなくなった版権もの、使えなくなった音楽、出演されなくなった演者たち、それに伴い裏方の人々がごっそりと抜けた中、

個人が持っているコネクションから演者お願いし、ちぐはぐの上からのお達しをパッチワークして、なんとか見せられるものにした時点で私はすごいとしか言えなかったです。

断ってもよかったのにと思いますがこれを断った後個人活動されている彼を守るものが何もないので、しっかりと仕事を果たされたのだと思います

その上で実際の発言に少しのスパイスを加えられた報道クレジットを消されたなんて、言葉が出ません。そうして最低の演出だったと言われてもこれから彼が何か発言することも許されないでしょう。

何よりも残念なのは、彼の演出は最低だったと言っているクリエイターがいることです。

明日は我が身だと思った方がいいと思います。実感されていると思いますが、この国はクリエイターを大切にする国ではないです。今回クリエイターを殺す国だというのが分からないんでしょうか。

どんなに頑張ってクライアントのいうことを聞きつつ多くの人に楽しんでもらえるようなものを作ってもクレジットを消され作ったものは消費されそれをあいつのせいだと個人非難されるんですよ。そしてそれは違うとは決して言ってはいけないのです。明日は我が身です。たたくなら個人ではなく組織や国を叩いてください。

もし、ここまで読んでくださった方の中で開会式のここはよかったという点がすこしでもあったらいいなと思います

老若男女国籍を問わず多くの人に刺さるものを散りばめるのも彼の才能なので、なにかあると嬉しいです。

彼の五輪関連の仕事はまだ残っています、どうなるのかはわかりませんが少しでもいい方へ行ってほしいです。

最後になりましたが、本来開会式を担われる予定だった皆様、本当は参加したかったのにできなくなってしまった皆様、参加したくなくて断った皆様、参加したくなかったのに参加して下さった皆様、全ての働く大人たちに敬意を払って。

2021-07-24

日本テレビから気概が失われた

1993年から1995年にかけて、日本テレビ紅白歌合戦裏番組企画野球拳をやった。

これに対しては『なんて低俗な』『女の裸で視聴率稼ぎか』といった抗議が殺到したらしいし、増田もかつてはそう思っていた。

その認識を改めたのは、1997年1998年雑誌掲載されていた企画インタビューを見てからだ。

もう20年以上前の話なのでうる覚えだが、企画者は次のように語っていた。

・「音楽スポーツ視聴率を稼ぐのは高尚で野球拳視聴率を稼ぐのは低俗だというのは根拠があるのか」

・「結局は紅白歌合戦だってNHK音楽関係者自己満足のためにやっているオナニーにすぎない。そこに年末という雰囲気公共放送看板を被せて高尚なものに見せかけているだけ」

・「相手低俗オナニーなのだからこちらも『結局はこれと同じなんだよ』と限界まで低俗番組をぶつけるために野球拳企画をやった。それが民放人間気概だったのだがそのことが伝わらなくて残念」

そんなことを語っていて、確かにそれは言えると考えが180度とまではいかないが90度くらいは回転したことを覚えている。

それに比べたら今の日本テレビはなんと気概の無いことだろう。

オリンピック開催までは感染拡大の懸念を煽っておいて始まったら平気でオリンピックを中継する。そのことに何の疑問も持たない。

オリンピック開会式裏番組内田樹氏、北原みのり氏らを呼んで反オリンピック番組をやる』という直接的な行動でなくとも、『開会式裏番組で"あんもの自民党政権スポーツ関係者オナニーしかないのだからこちらもオナニーで対抗する"と野球拳をやる』『野球拳が無理なら故・志村けん氏に敬意を表してうんこちんちん下品番組をやる』などの気概を見せるテレビ局はなかったのだろうか。

2021-07-23

anond:20210723110202

敗戦したけど反省してやり直すことになったから、以後も国と国民存在するのを許された。

ところが反省の色がまるでない言動障害者差別ホロコースト揶揄ナチスシンパを疑われても仕方ない行為)が、たとえ個人のものだとしても出てしまい、そしてそれをオリンピック組織委員会容認しようとしたので、これはもしや国自体が75年以上前から全然変わっていないのでは?と、世界各国から疑念の目で見られかけているのが、今。

2021-07-22

小林賢太郎擁護してるのクッソダサくて超おもろい

この騒動を通じて、はてなってもう本当に終わったんだな、って心の底から思った

俺は一貫して20年以上前のことでその人の今の仕事否定したり人格否定するのは

人種差別や更生の否定にも繋がるからどこの誰か知らんけど辞めたりする必要は無いって思ってたし

それをしっかり周りにも伝えてたか全然ノーダメなんだけど

はてなって昔から小林賢太郎とか立憲とか共産党とか大好きで

それが同じことしたら途端に擁護する論理を構築し始めててクッソダサい

今のトップブコメとか

kusigahama スピード感あるなぁ。別に擁護する気はないけど、直接手を下したあれに辞任を認めて、ネタにしたこれは解任なの、バランス的に逆だろう。

バランス的に逆とかいう謎な話をし出してる。時系列理解してんのか?

kotsubee 障がい者汚物を食わせてあらゆる非道つくしても留任させようとして最終的にも辞任で済むが、歴史上の非道揶揄した過去コントは即刻解任になるんだな。コロナのせいにして中止にしたほうがマシだった

これも辞任か解任かの理由探し。そんなもん時系列理解してたら誰でも分かるだろ。

surumesan 小山田問題本質理解せず強引に起用し続けたせいで、小林氏ができる謝罪の芽をほぼ潰してしまった。非難されてるのは現行DVD収録なしの自主規制作品対応が逆だったら。

本質理解せずに叩き続けてたお前らはいいのか?対応が逆だったらなんなの?普通に小林がズルズル起用されて辞任して小山田が解任だったと思うが?

こんな感じでほぼ全部のブコメが解任はやむなしみたいな感じで統一されててそもそも解任が妥当かどうかに突っ込まない。だって小山田とき矛盾するから。だから辞任か解任かみたいなクソどうでもいいところに突っ込むしスピード感があって良いとかいうクソコメントばっかになってる。

何度も言うが20年以上前にその人が働いた悪事があったとして、それを理由に今の仕事否定するようなことは絶対にやってはならない。

EXITの兼近が昔捕まったことがあるっていう話題の時も同じ議論があった。

基本的週刊誌ゴミなのはそれを分かってやってるとこだな。

1964年オリンピック最後聖火ランナーはその約20年前の8月6日広島で産まれ坂井義則氏だった。

被爆国の日本復興象徴として坂井氏を選んだというのは米国世界への当てつけなんかではなく

過去に囚われず未来へと進むことを世界へ示したんだと思っているが

まさか2020年のオリンピック20年以上前出来事グダグダ文句言ってる光景が見られるとは思わなかった。

インターネットSNSのおかげで未来ではなく過去に生きる人ばかりになってしまった。

もうこの国に未来はない。これからもずっと過去のことに囚われて滅びていくのだろう。

もうお腹いっぱいだ。最高の開幕式になったよ。

2021-07-21

1年以上前のことで未だに怒りが湧いてきてキレそうになる

そういうことが自分にない。

からオリンピックが終わったら、きっといま思っていることも忘れるだろうし、

過去イシューではなく、未来イシューをもとに投票してしまうかもしれない。

これを記憶するためにはどうすればよいのか。記録があっても思い起こさなければ意味がない。

いじめを憎む人たちへ

私はコーネリアスファンである小山田圭吾本人には特別な関心は寄せてはいないが、ライブには多分3回ぐらいは行ったかもしれない。日本人ミュージシャンとしてはかなり好きな方だと思う。いじめの件は知っていた。ロッキンオンジャパン?のインタビュー記事は家を探せばまだ何処かにあるかもしれない。クイックジャパンを含め他の記事は読んでなかったので、障碍者にもひどいことをしていたのは知らなかった。

2人組になってからフリッパーズは「態度の悪い生意気でお洒落な悪ガキ」路線で売っており、インタビュワーを小馬鹿にして煙に巻いたり、露悪的な事を言ったり、そういう記事が元々多かった。フリッパーズ解散して、小沢健二が「オザケン」になって冷笑的な態度を引っ込めブレイクしていた時、小山田圭吾小沢健二について「レコードラックの中身がずいぶん変わっちゃったんだなと思った」みたいなコメントをしていたのを覚えている。多分あのコーネリアスインタビューはその頃の記事じゃないかなと思う。

ファンとしては小山田圭吾権威主義みたいなものが深まっていくのを危ういなぁと少し思っていた。YMO近辺やオノヨーコにかわいがられるようになり、海外の有名ミュージシャンコラボし、その後NHKにも関わり始めた影で、いじめ記事はずっとネットでくすぶり続けていた。ミュージシャンとして大物になって、だんだん舞台に近づいて行った。今になってみると某歌舞伎役者みたいな執念を若干感じる。親を絶対に超えてやるみたいな恩讐のような拘りのような感触成功したミュージシャンだというだけではなくて、もっと大っぴらに社会的成功っぽい何か。

とにかく表に出れば絶対非難されるのは目に見えていた。オリパラ仕事は受けるべきじゃなかったし、非難されるのも、辞任も当然だと思う。多分ずっと心の中で後悔していたのは嘘じゃないんだろうと思うけど、謝るきっかけも無く(謝るとしたら相手に謝るべきだし、それを世間公表するのもなんだか変な話ではある)、いつかみんな忘れてくれるんじゃないかという期待と甘さもあったんだろう。弱い人間だと思うが、いじめなんてするやつは大体そんなもんだ。

ひとつ引っかかっていることがあるとすれば、記事を書いたインタビュワーが完全に他人事なことだ。小山田氏の謝罪文でも少し触れられているが、恐らくあのいじめ記事内容には相当フカしが入ってるんじゃないだろうか。「完全な嘘でなければ真」だと都合よく解釈して、とにかく面白おかし針小棒大に書くのが商業メディアだ。20年以上前となれば今以上だ。(ちなみにWEBメディア経験上完全に嘘の場合もある。)よく知らないけど、今でも日本音楽メディアってあの雑誌界隈一強なんじゃないのかな。今インタビューで実際に語ったことと記事の内容の差異を明確にすることは、今後の仕事の事を考えると小山田氏側からは出来ないだろう。もちろんそれも保身ではある。でもメディア側ががそれを良いことにさらっと済まそうとしてるような気がして、あんまりいい感じはしない。元々あんまりきじゃない雑誌だけど。

わざわざこんな駄文を書いたのは、いじめへの義憤かられた人がずいぶん世の中には沢山いるんだなと思ったから。小山田氏に言いたいこと言って(家族とか周辺を叩いている人は暇なのか?)、一息ついたら、学校会社や家庭で自分の嫌いな人、苦手な人、いじめにあってる人、いじめている人に目を向けて欲しい。その場で起こっていることに立ち上がって抗議をしろとは言わない。後で一言こっそりメールフォローを入れるとか、全然関係ない天気の話やテレビの話振るとか、飴ちゃんあげるとか、なんでもいいから小さいアクションをして欲しい。いじめてるやつもいじめられてるやつも結局あんまり大差はない。(小山田氏も今まで他人いじめた分と同じかそれ以上の思いを今は味わってることだろう)あとあなたが誰かの事を「使えねー奴」「空気読めない奴」「うざい奴」だと思ってるその感じ、傍から見るといじめっぽくなってることが多々ある。気を付けて欲しい。せっかくいじめが良くないという機運が世の中で高まったんだったら、少しでもいじめを減らす方に世の中変わって欲しい。そうでなければ小山田氏も救われまい。言いたいのはそれだけです。

anond:20210720182148

世界的に「ふさわしくない」という声が上がったことこそMeTooのおかげよ

直近で韓国いじめしてた五輪選手代表剥奪されたところだったし

その日本でのテレビの取り扱い方も表向きは「いじめは良くない」と言いつつ「韓国は何でも反応が過剰だから」という運びで特集

MeTooがなかったら30年以上前のことを海外メディア市民の声に肩入れして報道しようとはしなかったろう

2021-07-20

長野五輪開会式音楽のこと

オリ・パラ音楽担当者がいろいろ騒動になったのを見ながら、なんとなく思い出した。

おぼろげな記憶なので細部に誤りあるかもしれないけど。

長野五輪開会式劇団四季創設者にして自民党のブレーンだった浅利慶太演出したんだけど、まあ評判が悪かった。

アメリカテレビ局圧力に屈して向こうのゴールデンタイム時間をあわせ、日本時間の真っ昼間にやったので光を使った演出が使えなかったのはハンデだったと思うけど、それを差し引いてもダサくて。

まず横綱土俵入りから始まって(同時はまだ相撲国民スポーツだった)、諏訪御柱でゲートたてて、なぜか力士が各国のプラカードもつ、という、分かりやすい“スシテンプラ”的なニッポンを散りばめて。二十年以上前だけど、当時でも相当ダサかった。

聖火の点灯はフィギュアスケート日本人初の銀メダリスト伊藤みどりがやったんだけど、これがねえ。

ネット検索すれば動画あると思うが、なんかコテコテの豪華な巫女さんみたいな衣装を着させて、で、BGMに流れたのが、なんとプッチーニオペラ蝶々夫人」のアリア「ある晴れた日に」なのである

これは酷い。

なにが酷いって、なんで日本オリンピック西洋クラシック?とかそういうレベルの話ではない。

蝶々夫人が、まあ国辱モノ(好きな言葉じゃないけど)の話なのである

長崎武士の娘だった蝶々さん

明治維新で家が没落し、芸者をしている。

そこに現れたのが、軽薄なアメリカ海軍士官ピンカートン。(なお、フルネームベンジャミン・フランクリンピンカートン。このオペラアメリカ人も小馬鹿にしてると思う)。

ピンカートンは蝶々さん結婚を申し込む。もちろん現地妻としてテキトーにあしらって国に帰るつもりなのだが、“軍人=武士”と思っている蝶々さんは、この求婚を「名誉なこと」と思って受けてしまうのである。周りには反対する人が沢山いたのに。

で、ピンカートンは「すぐに帰ってくるよ」なんつって航海に出てしまう。

蝶々さんは待ちつづける。あの娘はアメリカ人にもてあそばれたのよ、なんて周りに言われても、彼を信じて待ち続ける。

そして歌うのだ。

「ある晴れた日に、港に船が入ってくるのよ。あの人を載せた船が!」

彼女にはどうしても信じたい理由があった。だって、彼の子供と二人で帰ってくるのを待っているのだから

そして彼は帰って来たのであるアメリカ人の妻を連れて。そして、息子を引き取ってアメリカで育てるという。蝶々さんは息子の幸せを願って息子を父のもとに送り出し、武士の家の伝わる刀で自刃し、ピンカートンは自分の犯した罪を初めて自覚するのである・・・

オペラのあらすじが長くなったけど、まあ、昔の欧米人が“ゲイシャハラキリ”を取り入れたエンターテインメントなのはよくわかるだろう。

これ、日本オリンピック開会式の、1番の見せ場でつかうかね?と個人的には思った。

一部には批判的な論調もあったように記憶するが、そんなのはなんでも批判したい面倒くさいインテリのやり口と思われてて、一般的報道では問題点と触れられることはなかったように記憶する。

あれからもうすぐ四半世紀。

リオ・オリンピック閉会式での東京アピールは、長野五輪の開閉開式とは比較にならないほど洗練されていて、もしかして東京五輪の開会式は素晴らしいものが見られるんじゃないかと期待していた。

しかし、なんかあんなことやこんなことがあって、グタグタ感がすごい。開会式をめぐるゴタゴタは必ずしもコロナのせいとは思えない。

ただ、ちゃんと“あんなやつ”が開会式からきちんと排除されたのは良かったと思う。日本は少しずつ良くなってるんだとすら思う。

冒頭の4分間? 適当に有りものあてがっても、誰かに突貫工事で作らせてもなんとかなるだろう。今の日本には素晴らしいクリエイターたくさんいるよ。

俺の好きなゲームに厄介が来た

つらい

俺のやってるゲームは、一応今でも週一回は対戦が成立する程度の過疎ゲーだ

今も新作が出てるゲームシリーズの五年以上前過去作で、独自システム実装されているのがこれだけだから、新作が出てもそっちで代用できない曰くつきのゲーム

で、今年の六月くらいかTwitterで暴れてる厄介がいる

ゲームシリーズ公式アカウントツイートに、「○○の続編を出せ」といちいちリプライでぶら下がる奴だ

俺は即座にブロックしたが、一ヶ月経った今でもアカウント存在していて出せ出せとせっついてる

だって本当ならこのシステムで新作は欲しいが、もう昔の事なんで諦めてリプを飛ばしたりはしない

でも厄介の行為を見た外部の人間は、きっと「○○やってる奴はコイツみたいなキチガイしかいない」とか思うだろう

同じ人種だと思われるのマジに嫌。凍結しねーかなーあい

小山田圭吾氏と「公正世界信念」と「防衛帰属」(7/19 Session #ss954)

荻上チキ・Session | TBSラジオ | 2021/07/19/月 15:30-17:50 https://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210719160547

荻上チキ氏)

この小山田圭吾氏が過去に行っていた、いじめに関する露悪的なまぁ、発信。

1回のインタビューでぽろっと答えたということではなくて、複数回インタビューで詳細にそのいじめの中身を語って、しかも悪びれる様子がないというような様子というのは、Web上でも20年以上前からたびたび話題とはなっていたわけです。

そうしたようなことがずっと棚上げされたまま、今回オリンピックパラリンピック楽曲提供をするという風になった際に、この名前がでてきたことに対して、これは明らかにちょっとミスマッチだろうというような非難さらに盛り上がり、また今回の報道などによってその出来事、そういった発言過去にしていたということを初めて知ったという方も多くいると思うんですよね。

90年代音楽などに触れている人などにとっては、コーネリアス小山田圭吾氏というのはとてもあの馴染みのあるミュージシャンだと思うんですけれども、でも日本全体でどれだけの認知度かというと、そこはちょっと分からないところがあるので、むしろ今回の件で小山田氏を初めて知った人にしてみれば、オリンピックなどで楽曲提供しようとしていたけれども過去にとんでもない犯罪的な差別を行っていた人物だったっていう情報だけ与えられると、当然ながらそんな人物不適格でしょ、となるのはこれまた当然ということになりますよね。

この件っていうのは、過去にじゃあ行っていたいじめ加害が発覚した場合に、その人の仕事までキャンセルする必要があるのか?というような問題として理解される向きも一部あるんですけど、その問題とこの問題は別だと思うんですよね。

今回のは、過去いじめ加害というのが何かのきっかけで「発覚」した事案、ではないんです。

そうではなくて、小山田圭吾氏が繰り返し過去インタビューの中で攻撃的、露悪的な仕方でいじめ手法というものを赤裸々に語っていた、それを読んだ人たちに対して当然不快感を与えるかもしれないけれども、それを一つのエンターテイメントとして味わって欲しい、読んで欲しいという感覚文脈で内容を提供しているということになるわけですよね。

そうすると、いじめとか差別というものを軽視するような発信というものを、アーティストになってから行っていた問題ということが、ここに関わってくるわけです。

過去いじめ加害という点でいうと、国立教育政策研究所データなどだと、小学校から中学校の間にいじめ加害を行っていない児童というのは1割程度しかいないんですよね。

やはり誰かしら、何かしらのタイミングで、誰かに否定的あだ名を呼びかけたりとか、誰かを無視したりとか、誰かを叩いたりとか、そうしたようなことを一定期間行うということはしてしまうところがある。

ただそれが持続的にどこまで行うのか、何年間も行い続けるのか、ずっと行うポジションにいるのかということで見ると、どんどん数が絞られていって、継続的加害者になっていくという人はその中でもまた一部になっていくっていう状況があるわけですね。

ところがこの小山田氏の様々な発言というものは、そのいじめ文脈というものを超えた、性暴力でもあるし、障害者差別でもあるし、いろんな問題を含んでいるわけです。

インタビューの中でも紹介されている加害行為というのは(先程「たまむすび」の中でも少し紹介されたりしていましたけれども)たとえば人前でマスターベーションすることを強要するとか、あるいは女子達が見ている中でわざと服を脱がして人前を歩かせるであるとか、あるいはぐるぐる巻きにしてバックドロップをしたり、あるいはまた大便を食べさせたりとか、そうしたようなことを繰り返していたんだということを言ってるわけです。

他にも様々なダウン症児童などに対する侮蔑的発言というものを仲間内で繰り返していたことなど、いろいろなことを自ら発信されてるんですけど、インタビューの中だと(笑)とかそうしたような文言を用いて、非常に露悪的な仕方で発信されていたということになるわけですね。

こういったような事態というものは、このインタビューを読んだ人たちに対しては大変なストレスを与えることには当然なるわけですね。

なぜこれがストレスなのか、ということも改めて振り返っておきたいと思うんですけど、僕がたまに紹介している概念で「公正世界信念」という概念があります。「公正世界仮説」と呼ばれることもあります

これはどういうことかというと、「この社会というのは、正しいことをすれば報われるんだ」というような考え方、これが公正世界信念ですね。「この世界は公正にできていて、人々が適切に振る舞えば、世界はそれに応えてくれる」という一つの信念というのがあって、多くの人たちはこれを内面化しているんですね。

内面化するからこそ「努力は報われる、だから頑張ろう」というようにモチベーションを維持することができる、動機づけを保つことが出来るわけです。

逆に言えば「正しくないことをすれば懲罰を受けるよ」というような考え方でもあるので、これがまた社会から逸脱をするのではなくて適応しようというモチベーションに繋がるところがあるんですね。

良くも悪くもこういった信念を持っているという人はとても多いんだけれども、ただこういった信念が揺らぐような悪いニュースというのがしばしば飛び交ってくるわけですね。

そうすると「あれ?今起きた事件って公正世界信念を揺るがしてしまうじゃないか」誰かが例えばいじめられていた、誰かが性暴力を受けた、そうしたような、バッドニュースが入ってきた時に、人はとっても不安感を抱くわけです。

その不安感は、要は「もしかしたら自分努力しても報われないこともあるかもしれないし、気をつけていても被害に遭うかもしれない」っていうこと、ってなるとすごいストレスなんですよね。

その時に取られがちな手段が二つありまして、そのうちの一つというのが「被害非難被害者が悪いというんですね。

どういうことかというと「これは公正世界信念が揺らいだのではない、世界は変わらず公正だ、と。だけれどもあの被害者に落ち度があったから、あの被害者は適切に努力してなかったからそうした目に遭ったんだ、つまり過去に正しくない事をしていたからその懲罰として被害にあっただけなんですよ」っていうふうに矮小化をする。

こういったような仕方で、貧困当事者を叩いたり、被災した方を叩いたり、性暴力被害にあったことを叩いたりということで、むしろ弱者を叩くっていう方向で解消しようとしてしまうのも、公正世界信念のもたらす現象なんですね。

でも、同じく公正世界信念が揺らぎそうになった時に起きがちな方略のもう一つが「加害者に対するバッシング加害者に対する過剰な懲罰や"悪魔化"ということになるわけです。

要は加害者に対して因果応報というものをもたらしたい、因果応報をもたらすことによって、このモヤモヤした感覚をなんとか治めたい、って感じるものなんですね。

この感覚のものはとても重要ではあるんだけれども、場合によっては「加害者がまだ謝ってないじゃないか加害者はきっともっと碌でもない奴だ」っていうことで、悪魔のような存在として描かれるようなことがあって、そうなるとどう対処してもこの信念が回復されないっていうことになってしまうわけです。加害者がどれだけ謝罪をしても、なかなか対処が困難だということにもなりうるわけですね。

一般的にこうした公正世界信念というものは、人々にとても重要動機づけを与えるし、社会適応しようという努力を与えるものではあるけども、しばしばそれがコントロール不能攻撃に向かうような側面というのも当然あるわけです。

ただ、こうしたような「被害非難」とか「加害者非難」が全部悪いのかというと、そう単純に語れないというところもあるんですね。

加害者非難」などに通じることによって、一定の抑止効果かいうのを社会拡散したいという人もいるでしょう。いろんな動機がそこにあるわけなんです。

今回の件についてはどうなのかというと、明らかにやっぱり小山田氏が発言していたことが明らかになったら、大変多くの人達不愉快に思うし、また非常にこの世界を不公正だという絶望感を味わうことになる。だから何かしらな仕方で公正さを回復したいと思う。ここまではもう多くの人たちの望むところだと思うんです。

ではその回復手段がどうすればいいのかというと、今回のようなケースって、回復手段ほとんど難しいんですね。

例えばすでに被害を受けていた当事者はいて、その人はその後いろんな後遺症とか様々なものを味わって生きてきたかもしれない、それを例えば今更謝罪たからといって回復できるとは限らない、つまり加害者被害者に謝罪をすればそれで治まるような案件ではどうも無さそうということも分かっている。

一方で社会に対して、多くのこの不公正があったことについて、あるいは不公正があるということをアーティストとして発信したことについて謝罪すればそれで治まるのかというと、なかなか治まらないでしょう。

少なくともパラスポーツとかオリンピックなどのテーマソングを書くという役割は適任ではないということは言えると思うんですね。

一方で別に小山田圭吾氏に今後ミュージシャンとして二度と活動をするな、みたいなことを言ってるわけではない。

そこはあの今後どういう風にやって行くのか、今後小山田氏の振る舞いとか応答責任を通じて、多くの人たちが「なるほど、まあそう言うんだったら」という風に安全感覚を取り戻せるかどうかにかかっています

から今回のペライチで出した謝罪文で多くの人達が納得できるというわけでは当然無いわけなので、今後の様々な発信において、その問題にどう取り組んでいくのか、どう向き合っていくのか、その姿勢を見せ続けることによって、人々の「加害者避難」でも「被害非難」でもない、ある種の「修復的公正」と言うんですけど、公正感覚修正されていくというか、取り戻されている感覚というものを、ひとりの発信者としてもたらすことができるかどうか、それが小山田氏に問われてるポイントひとつになるわけなんですよね。

で、これはとても難しいことではあるんだけれども、アーティストとしていじめ加害の手法などについて露悪的に語って、それが障害者差別などをさら助長して、なおかつ多くのいじめ被害者に対しても二次加害をインタビューを通じて行った、という点について、同じアーティストとしてどういう風にその後自分責任を取るのかということはこれからも出てくると思うんです。

から今回テーマソングを作るか作らないか、これは作らない方がいいと思います。そしてその仕事を降りた方がいいでしょう。

ただその後二度と活動するなという話ではなくて、それに対して活動者としてどういう風に向き合っていくのかということを多くの人たちが見ていきますよ、ということに応答責任というのが出てくるということになるわけですね。

これ、見ている側もやってはいけないのは、「防衛帰属」という言葉があるんですけど、何かの問題をどこに帰属させるか、どこに責任所在をおくかっていうのが、その人達の考える倫理観とか道徳観とは別に、その人の考える将来の損得で左右されるところがあるんです。

例えば今回小山田氏を擁護してる人がいるんですね。たとえば「そんな過去の話」とか「その当時はいじめを露悪的に語るのが当然だったんだ」みたいな仕方で擁護する人たちがいる。

それを見ると、結構典型的な「防衛帰属」だなって思うわけです。

どういうことかというと「彼が悪いことになると、自分も悪いことにさせられてしま可能性がある。だから『彼が悪くない』っていう風に言うことによって、自分が叩かれるリスクを下げたい」。つまり自分防衛するために、責任所在を「彼ではない」「ここではない」「そこではない」というふうに位置づけたがるということなんですね。

そういうふうに、どこに責任帰属させるのかっていうようなこと自体が、人々にとって損得を左右されるような問題になってるわけです。

からネット上などでも、実はその、小山田氏のあり方というもの擁護する声というのも、まちまちあって、しばしばあって、そうしたかたちを見ると、たぶんその自分の振る舞いとか、自分メディアの振る舞いとか、90年代表現かいものまで堀り返されると問題だなっていう風に思われると色々発表がしにくくなるとか、そうしたようなことが場合によっては関わってくる可能性もあるわけですね。

そういうような「防衛帰属」を繰り返していると、結局、今回どうすればいいのかっていう議論が前に進まないことになるんですよ。

そうして「自分が叩かれたくないから、この人は擁護しとこう」みたいな損得勘定議論されてしまうと、結局、「被害感情にはどうすればいいの?」とか「こういったものを再発しないためにはどうすればいいの?」っていう議論が出てこないことになるんですね

ちょっと遠回りした言い方になりましたけれども、今回インタビューによって多くの人たちが非常に不公平世界だっていう感覚を突きつけられた、それに対してなんとか回復したいっていう強烈な動機に突き動かされているという状況がある。

それをやったのは何かの暴露とかではなくてミュージシャン本人のインタビューの中での発言だったから、ミュージシャン本人として今後の発信などでどう応答するのかということは当然問われてくるだろうと。

それが行われてない現段階においては、このオリパラテーマソングを受けるというのは不適格だことに当然判断されることにはなるだろう、と思うわけですね。

ではその後どうするのか。

これ一朝一夕に本人が反省しましたって言って何とかする話ではないでしょうし、反省云々ということするためには基礎知識かいろんなことが必要になりますよね。

どう誤っていたのかを言語化できないと、応答はできないということになるので、今回の本人のメッセージ云々でおそらくなかなか納得しがたいようなところがある中で、どうそれに向き合っていくのかということが問われていくのかな、という風には思います

いろんなものを浮き彫りにした一件でもありますよね。

80年代90年代当時というのは、特にいじめ対策というものは今より脆弱でした。今は随分といじめ対策で、科学的に何が必要なのかということもわかってきました。

今回、多くのメディアがこのいじめ問題を取り扱うのであれば、いじめ対策として今どういった知見がより重要で、よりどういった教育こそが必要なのか、という話も、いろんな現場に広げてきてほしいなと思います

小山田さん

大前提として、過去の行いは批判されるべきだし軽蔑もしてる。

ただ、二十年以上前出来事でここまで大きな話になると思わなかった。

ネットの皆さんは本人と話した事もないのに、なんで反省してないとか断言出来るのか。悔やんでたかもしれないじゃないか

過去の行いはオリンピック憲章に反するって批判だけでいいはずなのに、みんなそんな強い言葉で責め立てなくたっていいじゃないか

これまでの発表された音楽ホントに大好きだし、デザインあだって大好きなコンテンツだった。今後、音楽を発表してくれることはなくなるんじゃないかと辛い気持ちになる。

2021-07-19

小山田圭吾と"正義の拳"

私はコーネリアスこと小山田圭吾熱狂的なファンだ。中学生の時、たまたまフリッパーズギターの「シングルス」を手に取ってからそれからずっと小山田圭吾が好きだ。彼の曲も、佇まいも、ファッションも、生き様も、ずっと尊敬し、参考にしてきた。ツアーも幾度となく参加した。好きすぎてメールアドレスにもしていたし、待ち受けも「POINT」のアー写だった。

もちろん今回の大炎上元ネタになっているQJも知っている。というか、15年以上前に件の記事を知って、本当にこんなこと書いてるのか?とあちこち古本屋を巡って手に入れた。現物実家の棚にある。

そんな彼が東京オリンピックという"失敗が約束された"イベント音楽担当すると聴いた時は心躍った。ようやくオリンピックを(一部だけでも)肯定することが出来る!見るという動機が出来る!と、とても嬉しく思った。

彼のイジメについての記事2chの古くからコピペとしても存在していた。彼のスレッドが立つたびに連投され、また、いじめについてのスレッドが立つたびに書き込まれていた。誰の執念かは知らないが、そんな書き込みが広がるにつれ、「ウンコーネリアス」と呼ばれていたことも知っている。熱心なアンチの賜物。しかし、そんな揶揄など、まだ可愛いものだった。

東京オリンピックの「失敗」を心のどこかで願う人々が、政治家運営者ではなく、彼を次のターゲットにした。そして、火がついた。

このオリンピックをどうにかして失敗させたい人、イジメに対してどうしても許せない感情を持つ人、コーネリアスアンチ運営に女がいないと叫ぶフェミニスト菅政権反対派、反自民自分が参加予定のイベントが潰された人達自称人権派の方々、話題に乗っかりたいだけのご意見発信人、ガヤツイッタラーストレス発散したいだけの暇人などなど、SNSの標的が彼になった。色々な理由を付け、「イジメ反対」という大義名分を掲げると、1番叩きやすいのが小山田圭吾だった。

私は、ネット上で燃え盛っていく炎を見て「なぜ?」と思った。なぜ彼が40年も前に行ったイジメでこんなに叩かれなければならないのか。贖罪をしてない、謝ってない、気分が悪い、嫌な気持ちになった、という意見散見された。いやいや一体何様のつもりなんだ?と。知る必要もない情報を得て勝手に嫌な気分になる。嫌な気分になったらその当人匿名で叩く。いじめられた当人でもなく、その場にいたわけでもなく、30年前に雑誌に語った40年前のいじめの話をぶり返され、人格否定され、そして作品をも否定される。

叩いてる人達がやっていることは彼が過去個人に行ったイジメ以上のリンチだ。

謝罪文を載せると「辞任しろ」の嵐。謝っても許されないSNSリンチ。「イジメ反対」という大義名分を盾にしていとも簡単に行われるハラスメントの数々。海外メディアへのチクリ。

日本中の人々が叩いてる相手は、ただ1人の日本人だよ。ただ1人のアーティストだ。正論論破は1番簡単暴力だと誰も気付かず、いや、気付いてないフリをして自分意見を通すために叩き続けた。正義感という名の拳で何万という人達が1人の男を殴り続けた。

そして先ほど、小山田圭吾オリンピック音楽担当を辞任した。

良かったね。

もう誰も正直に生きることの出来ない世の中が、オリンピックの後に待っているよ

anond:20210719192837

若い世代コロナはただの風邪やで。そんな議論一年上前に終わってるやん。

一年自粛している若い人ってただの病だし。

小山田圭吾さんの虐待告白に関する考察

歓迎されてないオリンピック

オリンピック開会式楽曲担当する小山田圭吾さんの過去いじめ(という名の凄惨虐待)が

世間に渦巻く東京オリンピックへの反感に引火して、大炎上を起こしている。

今、世間オリンピックを歓迎してない。おもてなし出来る雰囲気ではない。

特に首都高1,000円増しなどの政策オリンピックに関心ない都民にも負荷をかけるので、

ダイレクトオリンピック政府に対する憎悪を招くだろう。

損切りが出来ない組委員会

このオリンピック佐野研二郎氏のロゴパクリ疑惑森喜朗氏の女性蔑視発言などしょっちゅう炎上事件を起こしている。

この先の展開は全部同じで、組織委員会が本人に謝罪か釈明をさせて、続行とするが、それでは不十分と再炎上

次々と追撃されて、損害がどんどん拡大し、圧力限界に到達して、辞任させざるを得なくなる。

オリンピック組織委員会問題過小評価してしまい、損切りができない。

小山田圭吾氏もこれから海外報道に飛び火して、最終的には圧力限界に達して、切るしかなくなる。

誰も小山田圭吾心中はしたくない。


一方でトヨタオリンピックCM放送しないという決断を下した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/29eb18c22249c6022a450750d97dd9dbdbb34035

既に東京オリンピックに莫大な広告宣伝費を投入しているにもかかわらずだ。

この判断の速さと正確さには舌を巻く。


そもそも東京オリンピック自体損切りしてしまえばよかったが、膨大な投資をしてしまったので、その判断ができなかった。

国民生命を守るためにオリンピックを中止する。この決断の信を問う。」と解散総選挙してれば菅義偉さんでも勝てたかもしれない。

おそらく秋の総選挙都議選の二の舞だろう。強力な政府がいなくなり、不自由するのは国民の方だ。

小山田圭吾さんの人生の貸し借り

小山田圭吾さんについてだが、30年以上前に彼と彼の仲間がいじめ(というのなの凄惨虐待)を行っていたのは事実だろう。

彼のインタビュー記事から知的障害者への強烈な軽蔑が感じられる。自分より劣った弱い人間に対して、当時としても傷害罪に当たるような虐待を行っていた。

そのことを成人後に雑誌で誇らしげに語っていたのは、確かに90年代時代背景もあるだろう。

過去事件現代価値観から断罪するのは不当という意見もわかるが、やはり当時としても犯罪行為だろう。


東京オリンピック開会式楽曲担当という彼のミュージシャン人生の最高到達点(何故彼なんだという議論は置いておく)で

30年以上前知的障害者へのいじめで、大炎上し、彼を選考した広告代理店担当者、オリンピック組織委員会、彼の協力者に

莫大な迷惑をかけながら、最高到達点から最低到達点に引きずり降ろされるだろう。


個人的人生の貸し借りは最終的には解消されると思っている。言わば小山田圭吾さん10代に行った知的障害者への虐待という”巨大な借り”は

50代の人生の円熟期のまさにピークで返済を迫られているわけで、イソップ童話のような話がまさに展開している。

彼はとんでもなく苦悩しているだろうが、まさにそれは人生の貸し借りの返済を迫られているものであって、

今回の事件にどのように対応するかは小山田圭吾さんの人生の可否に通ずると思う。


追記

小山田圭吾氏の留任 組織委があらためて強調「貢献は大きなもの

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e4e3d2c6ffe2798f060409602ebfc621c5f059?tokyo2020

これは悪手だな。「高い倫理観を持って創作活動するクリエーター」という表現がとても良くない。

倫理観がないから、こんなことをしてるんじゃないかとツッコまれるし、

更に彼の倫理観がない過去ネタを掘り返される。

結局、小山田圭吾さんを切るまで際限なくダメージが膨らむ。大会は数日後なのに。

何でこんなに運営が拙いんだろう。

リスク評価ダメコンが無いし、無責任なんだが、日本陸海軍大本営もかくやと感じる。

anond:20210719020853

最近の話ならともかく事件のものが30年以上前なうえに、明るみに出てから20年以上経ってて、そのうえ本人は謝罪反省してて、しかも肝心の当事者いじめ被害者)は不在で意思不明ときたら普通話はそこで終わりなんよな

第三者が口をはさむ余地がない

それでもなお奴を懲らしめたいと思うのは完全に勧善懲悪世界観でありスカッジャパンのもの

2021-07-17

いじめた人をいじめてる

20年以上前のことを掘り返してネットリンチしてるのは本当に滑稽

作品に罪はない」とか言ってる同じ口で「お前はふさわしくない」とか言ってる

正義の反対はまた別の正義っていうけど

悪の反対もまた別の悪だってはっきりわかるよね

いじめられっ子防衛のためにナイフを持つことはあっても

それを使って刺し殺したらアウトだよ

ニューノーマルを見据えて企業が目指すべきVDI環境とは?

Nutanix × ネットワールド対談 ニューノーマルを見据えて企業が目指すべきVDI環境とは?

SpecialIssue

2021/07/01 09:00

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ネットワールド 東京都 関東地方

週刊BCN 2021年06月28日vol.1880掲載

 コロナ禍で急きょ、業務継続のためにVDI環境を導入してテレワーク対応した企業は多い。だが、今になって急ごしらえの環境による生産性の低下、運用負荷などの問題顕在化し、新たな課題となっている。今回は、ニュータニックスジャパンエンタープライズ営業統括本部である江副桂太氏と、ネットワールドマーケティング本部インフラマーケティングデータセンタソリューション課で業務従事する金谷宗也氏に加え、多くの企業テレワーク環境の導入を後押ししてきた総務省テレワークマネージャーの家田佳代子氏をゲストに迎えて、テレワークという働き方が定着するニューノーマル時代念頭に、今後のあるべきVDI環境の姿をテーマに語ってもらった。

テレワーク普及の一方で、生産性低下で出社に戻す企業

――これまでを振り返って、企業テレワークに関する動向や変化はありますか。

家田 私は6年以上前から総務省テレワークマネージャーとして、企業テレワーク相談に乗ってきました。当初の目的生産性向上が中心でしたが、働き方改革関連法案の成立からはそちらにシフトさらに昨年のコロナ禍で、その対応のために多くの企業が付け焼き刃的にテレワーク対応余儀なくされた、というのが現在までの流れです。日本テレワーク学会では、この20年の取り組みで普及が進まなかったものが、この1~2年で一気に進んだという話をしています

総務省テレワークマネージャー

家田 佳代子 氏

――業界による違いはありますか。

家田 企業別の傾向では、まず大手が取り組みをスタートして、中小企業に降りてきました。業界別では、IT系企業からまり大手ゼネコン設計デザイン会社、また、AIARなどの技術の普及で工場系の企業にも浸透してきました。コロナ以降は、医療介護系が目立ちます。これはクラスターの発生が施設全体の閉鎖につながるためです。

――テレワーク相談内容は変化していますか。

家田 当初は、何をしてよいのか分からず、仕組み自体から教えてほしいという相談が多かったです。今は、導入したシステムが適切なのか見てほしい、あるいは、急きょ対策することになったが、どんなシステムが推奨されているのかなど、システム寄りの相談が中心です。これは大手中小も同様で、相談を受ける先も情シスではなく、人事や経営企画から相談ほとんどです。これも働き方改革目的としているためだと思います

――お客様ニーズ対応されてきたニュータニックスさんは、昨年の緊急事態宣言時と、現在とで変化を感じますか。

江副 コロナ禍以前のリモートワーク環境は、ノートPCの置き忘れ、データ漏えいといったセキュリティ対策観点からシンクライアントなどデータを端末に残さないVDI環境検討されるケースがほとんどでした。コロナ禍では、ほぼ自宅で作業するので、従来のFAT-PCでも大丈夫という認識から、VDIから戻すケースもあります。その理由は単純にコストで、他に管理性などの理由もありますが、コスト比較ではPCの単価がかなり下がっているため、十分ではないかと考えられるようです。

ニュータニックスジャパン

エンタープライズ営業統括本部

江副 桂太 氏

――家田さんは、テレワークマネージャーとして120件以上もの企業テレワーク導入をサポートされてきたわけですが、FAT-PCとVDIの導入傾向はいかがですか。

家田 かなり以前から大手企業の多くはVDI環境を導入されています。その見直しの時期に差し掛かったところで、FAT-PCとVDIの選択検討されるわけですが、VDIを選択する第一理由セキュリティですね。VDIに対して中小企業ハードルの高さも感じています。まず、専用サーバー必要であることが大きいと思います

コロナ禍で構築した環境を見直す動きが出ている

――急きょテレワーク環境を導入して一段落した今、浮き彫りになってきた問題点は。

家田 システムのほか、マニュアル化チェックシートなど企業自体運用体制を含めて環境が整備されていないため、情報システム部門の方に、さまざまな相談クレームが寄せられて、残業余儀なくされているというケースが目立ちます。また、人事評価労務管理にも問題が出ています

江副 コロナ対応で、事業継続第一に考え、他のことにはある程度は目をつぶっても、いち早くテレワーク環境を実現することを最優先にシステムを導入したケースが多かった。そのため、拡張性や管理性などは考慮されていませんでした。そこで、今になってVDIのサーバー追加などをしようとすると、苦労するケースが見られます。旧来のやり方で作業すると数カ月掛かることもありますが、その間に人の流動があると状況も変わってしまますから。Nutanixを基盤とするVDIソリューションが選ばれるのも、そうした拡張性などの高さが評価されたためと考えています

――Nutanix製品メリットが活きたケースというのは。

江副 緊急事態宣言下では、保守作業に人が出せないことも課題です。その点でも、Nutanix製品は、もし故障しても自動的に修復する機能を備え、データ保護されています。最悪、すぐに駆け付けられない場合でも時間的猶予があります。以前であれば、当日4時間以内に駆け付けなければならない、ということもありましたので、お客様にとってもわれわれにとっても、安心感提供できるものと自負しています

――コロナ禍で利用状況の変化も影響していますか。

江副 アプリケーション観点では以前、VDIは業務使用がメインでしたが、コロナ禍以降はWeb会議などのコミュニケーションが加わりました。これらはシステム負荷が大きくリソース追加が必要になった場合、それが容易なNutanixのメリットが生きます。また、昨年はみんながPC調達に一斉に動いたことで、供給不足が起こりました。その際も、リソースプールから優先順位に応じて割り当てできたことが、お客様評価されています

 さらに、FAT-PCではWindowsアップデートパッチ適応など運用問題テレワーク環境では難しい作業です。VDIならセンターから一括して実施統合管理ができるというメリットがあります。Nutanixは1台でも、10台でも、100台でも、同じ画面で同じオペレーション管理できることが大きな特徴で、1人でも運用することが可能です。

――一度導入した他のテレワーク環境から乗り換えるユーザーはいますか。

江副 テレワーク環境に限らず、今は、全面的システムの切り替えを決断するのは、難しい時代だと思います。そこでスモールスタートして、パフォーマンス業務要件が合うのかをチェックした上で、拡大していくというケースが多い。Nutanixはスモールスタートが容易で拡張性が高く、IT投資最適化できるというメリット提供できます

金谷 Nutanixが優れているのは増設が容易なことで、実際、昨年から今年にかけて既存のNutanix環境増設したいという問い合わせが増えました。特に、人が出せないという状況下で、簡単増設できるというNutanixのメリットが活きています。同時に運用担当者に負荷を掛けない容易な管理サポート品質も高く評価されています

ネットワールド

マーケティング本部 インフラマーケティング

データセンタソリューション

金谷 宗也 氏

家田 ユーザーにとって、しっかりしたサポートが受けられるという安心感はとても大きく、特にコロナ禍ではシステム担当者自分サポートに出向くよりも、サポート料を払ってもベンダーに頼みたいというニーズが強いようです。

全体最適観点からテレワーク環境を構築すべき

――ポストコロナを考えた時、どのような観点テレワーク環境を整備すべきですか。

家田 まず、性善説性悪説(徹底した管理)のどちらを選択するかという観点からはじめ、ゴールを決めて、それに向かって最適なシステム選択することが、後戻りしないための方法です。セキュリティの確保は第一ですが、がんじがらめであることは使い勝手を損なうのでバランスが大切です。スモールスタートは投資無駄にしないためにもとても有効手段で、各部から選抜した人でスタート問題がなければ全社展開します。システム以外では、上司と部下でコミュニケーションをしっかりとることをお勧めしています

――FAT-PCとVDIの選択で悩まれお客様には、どのようなアドバイスを。

江副 セキュリティ確保を目的にVDIを導入したお客様が、セキュリティに目をつぶってFAT-PCに戻すような選択はするべきではないでしょう。仮に使い勝手問題があれば、用途に応じてクラウド選択もある。われわれも、クラウドサービスとしてNutanixを利用できる製品リリースしているので、オンプレクラウドを含むハイブリッド環境で、お客様適材適所に使い分けるというニーズにもしっかり対応します。

 PCかVDIかの比較論は多いのですが、最終的にはシステム全体で見た時のアプリケーションをどうするか、基幹系を含めたDXなど、全体の中の一つの要素にすぎません。そこだけを見て判断すべきでなく、全体最適解という観点選択されるようお勧めしています

金谷 当社でも、何が目的なのか、セキュリティの強化なのか、働き方改革なのか、それともBCP/DR対策なのか、お客様本来目的判断した上でディストリビューター立場ならではの最適なシステム提案ができると考えています

――お勧めするソリューションはありますか。

江副 ニュータニックスは、これまで主にHCI分野でビジネスを展開してきましたが、VDIに絡む部分でも、プロファイルを置くような領域でFiles(ファイルサーバー機能)を提供していますし、追加コストなしで利用できるハイパーバイザー「Nuatnix AHV」も活用いただければと思います

金谷 最近、VDI導入の相談を受けた時は、Nutanix Filesも一緒にご検討されているお客様が多いです。お客様としても、ベンダーが異なるとサポート別になって面倒と感じるようで、インフラ部分はニュータニックス製品統一したいというケースが目立ちます

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