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2015-09-22

http://anond.hatelabo.jp/20150921212224

かつてインターネットパソコン通信世界にはキモい青年しかいなかったんだ。

キモいって、でも、黙っていればふつう青年なんでしょっ?てレベルじゃない。

その姿自体ホラーなくらいキモいんだ。

そんなインターネットが残されたこの増田は、いわばネット国立自然公園だ。

大切にしたい。

無粋に自然動物であるキモいおっさん研究したりサンプリングしたり追い立てたり干渉したりするものじゃない。

ありのままキモさを肺いっぱいに吸い込む大人の楽しみ。

私は、そうあって欲しいと願っている。

2015-09-19

先日勉強会で聞いた話

軽度のADHD(注意欠陥・多動性障害)について

男性ADHDは多動性が強く出やすい。なので幼少期に問題になりやすく、表面化しやすい。(うちの子落ち着きがなくて困ったわ・・・

一方女性ADHDは不注意性が強く出やすい。幼少期にもでるが、意外と「あら、この子のんびりしてるわね。でも天然なのかしら・・・?」と言ってスルーされることが多いそうだ。

周りもそんな抜けている女の子可愛いチヤホヤされてあまり問題になりにくいのだという。

だが大人になった時に不注意性から仕事や家庭でうまくいかなくなって問題が表面化することが多いのだという。

(逆に男性の多動性は青年期になるにつれて治まっていき、大人の時には全く問題にならないことが多いそうだ)


周りのママ友で、なんかこのお母さん提出物とか忘れるの多いなぁと思ったら、上記のような話なのかもしれない。

2015-09-17

え?なんだって?さんを笑えなくなった話

僕は友達が少ないというライトノベルがある。

内容としては一見普通ラブコメハーレムもの

ところどころに今ドキの青春の痛々しい思い出が散りばめられている作品なのだけれど

その主人公が「確信犯難聴男子」とでも言うべき男なのである

放課後に部室へ集まってただ一緒に過ごすだけという部活隣人部」に所属している彼は

同じ部活動に入っている女性から好意を向けられていることを明確に自覚しつつ

それらをすべて断るわけでもなく進展させるわけでもなく受け流し続け

挙句、後輩の女の子から屋上告白された時など

「え?なんだって?」

との発言

他にもいろいろと逸話があるのだが、総じてなかなかドイヒーな男である

はいえ、ハーレムはともかく

こういう小説漫画に描かれるような自由学生生活には憧れるもの

自分高校時代には生徒会やら何やらに所属

仲の良いメンツとそれなりに充実した日々を過ごした。

最後の年には生徒側の統括長として様々な折衝や企画に携わり楽しい毎日だった。

ただ一点、委員会恋愛が横行していた事を除いては・・

いや・・良いんだけど

華の高校生だし恋愛してもらうのは構わないんだけど!!

それで委員の中の雰囲気悪くされても…ねぇ?

特に3年♂が後輩に手を出して破局して、後輩の子のほうが気まずくなって辞めるってパターン多すぎぃ!!

学べよ!!

あと微妙な話は誰か俺にチクって(涙)

こっちから突っ込みづらいんだから

その後ずっと「あの二人には何もなかった」みたいな顔して回し続けなくちゃならなくなるんだからね!!

というのもあって自分

誰かに好きですアピールをするのは極力控えていたのだけど

ずっと気になってた子はいた・・

けれど向こうもこっちも大学入ってからちょっと疎遠になってたし

たまに会うとどんどん綺麗になってるし

酔った勢いで恋話を振っても「えー全然そんなの無いです」の一点張り・・

そのうちこっちに彼女ができて別れて・・

むこうは向こうでサークルがずいぶん楽しそう

彼女の話をネタに何度か飲み会を開いていた

このまま昔の友人になってくんだろうなー

と思ってたところでたまたま共通の趣味が分かって

の子を含めてグループで会う事が増えて再燃

しかし決定的だったのが仲間が聞いた彼氏出来たの?との問に

「・・気になる人が」

のお答え

俺、戦わずして轟沈

まぁそんなこともあるさ、と持ち直すもこっちの熱量は引ききらず・・

しか彼氏ができたからか会う頻度も増え

くっ・・これが彼氏持ちの余裕か・・

などと思っていたら

「あちらのサークルの友人♂」が趣味の集まりに初参加

ふーんほぉー・・だが青年その女は既に彼氏持ちだぞ・・

などと勝手仲間意識で迎えるも

その後はあえなく退場

でついこの間、いつものように飲み会を開いたところ

向こうから衝撃的な告白

「私ついに彼氏出来ました」


はぁん?

俺、動揺


いや当然いままでの付き合いからすれば

「おめでとう!惚気けろよ」

ぐらいのことを言ってしかるべきなのだけれど

この日は少し疲れていた


そのあとはアレだ

ずっと好きだったとか」

「なんで今さら言う」

「ようやく諦められたのに」

氏ね

いやそこまでは言われてない

けどまぁ

後輩の女の子気持ちに気付かず

最長で5年も引っ張った挙句

ギャン泣きさせてしまった話だったとさ

2015-09-14

この感動を誰か聞いてくれ

先日遭遇した想像を絶する出来事を誰かに伝えたい。

やっと晴れた休日のこと、爽やかな秋風の中でやわらかな日差しに包まれながらベンチに横たわっていた時のことだ。

さほど人通りもない中、近くで人の気配がしたからふと目を開けてみたんだ。

すると、少し離れたところで浅黒い色の中東系の外国人と思わしき青年ストレッチをしていた。

この辺りで外国人を見かけるのも珍しいなと思ってまた目を閉じた次の瞬間。

突然空気を切り裂くように「パォーン!」って音が響いたんだ。

「パォーン!」というのは象が鳴くような音ではなくて、トランペットを目一杯強く吹いたような濁りのない音だ。

目を開けてみてもそこには先程の青年だけ。当然トランペットチューバなどの管楽器は持っていない。

何事かと当りを見回していた次の瞬間、青年が少し腰を落とすようにして軽くふんっ!と力んだかと思うともう一度「パォーン!」という大音量が響いたんだ。

その後は何事もなかったかのようにスタスタと歩き去る青年

信じられるか?今の音、屁だぜ?

まって!釣りじゃないから!本当なんだって

こんな話他に誰にできる?

知ってた?洗練された屁って「ぶ!」じゃなくて「パォーン!」なんだぜ。とか無理。

それくらい本当にすごかった。人間ってこれほどまでにすごい出来事出会うと素直に感動するんだ。

今でもしっかり耳にこびりついて離れない「パォーン!」。誰か助けて。

2015-09-11

「元・少年AHP」を見た小並感

絶歌」のことは知っていたが、興味がなくて読んでない。

今朝スマホ記事で、元少年Aがホームページを立ち上げたというのを読みあぁ、そう…と思いながら一通り目を通してみた。

http://www.sonzainotaerarenaitomeisa.biz/

以下、まとまらない感想

精神疾患がどうなってるのかは知らないが、なんというか…うん。現代用語辞典の「厨二病」項目には是非このサイトURL掲載することを勧めたい。Don't think, feel

地方中学生が、ビレバンで触れたサブカルに触発されて勢いで組んだギターロックバンド公式HP…みたいなビンビンのセンスよ。「実家に帰ったら母親自分黒歴史ノートを出してきた」級の恥ずかしさで、読むのも辛い。そうか。30超えてコレか。

もうこの際、社会に大きな影響を及ぼした元・殺人犯社会復帰後に自身を語ることの是非は横に置く。俺は正直、佐川一政生き方なら、あれはあれだと思っている。むしろ、語り方、語る内容に一般人のソレとは違うものがあって、なにがしかの感銘や感覚を惹起するならば、汚らわしくとも価値はある。

これを見て思ったのは、酒鬼薔薇というのは徹頭徹尾凡人だということだ。少しばかり発達し過ぎた自己愛と、ユルユルガバガバ社会性と、特殊性癖に後押しされて、たまたま勢いで若くして殺人者になってしまっただけであって、肥大した自意識の有り様や、ついうっかり「正しくオナニー」なコラージュ作品」を公開した上でページに「ギャラリー」とか名付けてしまゲロが出る様な痛々しさまで、この人は少しイタいだけのフツーのセンスの人だ。

ページタイトルが「存在の耐えられない透明さ」だった点、ミラン・クンデラ敬愛する自分は若干イラときたが、この軽薄さまでもが平凡だと思い始めると、なんとなく可哀想になった。

憐れみ他者への最大の攻撃になり得るが、自分の元・少年Aへの憐憫はそういう当て付けの悪意を表明するためのものではなく、結構本気で言っている。だってこの人は、持て余した自意識自己愛を解消する為に「元・少年Aである自分」にもうずっと縋り付かざるを得ないのだ。

そして、そうすればするほど社会との折り合いなんて付け様がないのだ。だって、僕らはこんな香ばしい元・犯罪者と関わり合いたくないのだ。

だいたいにおいて少年青年期の過剰な自意識は、社会に出た際の軋轢で徐々に削り取られたり、それに対する挑戦を通して昇華されたり、最終的には消化されなくても、その様なプロセスの中で自分とのバランスをとって大人になっていくものだけれど、彼にもうそのチャンスはないんだろうな。

だって、元・少年Aであることにしか、「異常な性癖で人を殺した」ことにしか、彼の社会的価値はないんだからもっと言えば、「アタマおかしい、少し壊れてしまった人」として憐憫と共に、一般とはかけ離れたアウトサイダーアート的な才能への他言できない憧れも集めつつ贖罪に生きる姿が人々の胸を打つ…とか何処のラノベだよ。でも、彼が自意識を支えていくには、そんな世界観で生きていくしかない。

このままこんな生き恥を垂れ流しにしていたら、ほっときサイコパスへの憧れを持ってくれたかもしれない多感な10代とかですら「あ、これは結構ッス」てなるよ。。そんで社会から隔絶されて、また謎の敗北感を抱えて再犯に走るとかの悲劇も、ワンチャンある。

願わくば、彼にもっと才能とセンスがあったら良かったのにな。こんなことを思うことすら不謹慎なんだろうけど、

得意げにナメクジ写真を撮っている彼のドヤ顔想像すると、そう願わざるを得ない。

2015-09-02

ソシャゲパチンコ

お金を賭ける」という事自体に対して興奮し、

大金をつぎ込んでも何も得られない喪失感と、たまに得られる幸福の落差を楽しむ

ってまんまパチンコパチスロみたいなもんだなと思う

ソシャゲやってる人を見てると、ゲーム内容について語ってる人をあまり見なくて

だいたいガチャで何でた、いくらつぎ込んだって話ばっかり飛んでくると(単に自分の見識が狭いだけかな?)

ソシャゲ流行ってるというより、単に従来パチンコに流れてたお金を持ち始める青年おっさん層が、

パチンコをやる感覚ソシャゲガチャに移ってるだけなんじゃないかなと感じたりする

生活が厳しいと言いながら10万つっこんだ知人とか、

ガチャのために金を借りに来る知人を見ていると、

なおのこと、やっぱりギャンブルだな…と感じてしまう。

2015-08-30

anond:20150830103410

ネアカネクラ流行った昭和青年と思うところは同じだのぅ

自称コミュ障」程度は経験値つめば何とかなる。

何ともならない自分にも今後ぶつかる。頑張れ。

 

コミュしょうはまあ気の持ちようや周りの人にもよって改善できるが

兄弟とか血筋とか遺伝体質は死ぬまでどうにもならん。

流行タバコを吸いアルコールを飲み旅行へ出かけることで異性と付合うバブルの時代

喘息持ち(タバコでもアルコールでも旅館のそば殻枕でも発症)には

コミュニケーション手段が一切ないも同然じゃった~。

それぞれの時代自分という手持ちの体しかない生き物の出会い

それこそ運命的ともいえる。

それと親。いたらいたで足かせになり

縁を切ったら切ったで「いない」ことが足かせになる親よ。

http://anond.hatelabo.jp/20150829213825

重厚ストーリー」とか「ミステリ」ぽいのが好きなのかね。甘いだけじゃなく少しは苦いストーリーで「リアリティ」を感じたいと。「大人買い」するなら誰かが薦めてる「ベルセルク」とか確かにオススメではあるが、時間たっぷりないと辛いだろな。もう少し軽めなのでいくと、青年マンガなら

 ・伊藤悠シュトヘル」(11~)(原作付きだが「皇国の守護者」なども)

 ・西村ミツルかわすみひろし大使閣下の料理人」(全25)

 ・ツジトモGIANT KILLING」(サッカー好きなら)(35~)

 ・山田芳裕へうげもの」(20~)

 ・福本伸行「天」(全18)「アカギ」(30~)(麻雀好きでなくても)

少年マンガならメジャーどころ外せない

 ・村田雄介アイシールド21」(原作付き)

 ・荒川弘鋼の錬金術師

 ・平野耕太HELLSING

 ・諫山創進撃の巨人

あと、今更の

 ・富樫義博HUNTER×HUNTER

 ・井上雄彦SLAM DUNK

 ・しげの秀一バリバリ伝説

2015-08-28

どこに行ってしまったのですか

ラッスンゴレライを心から悪だと決めつけて罵詈雑言を吐いていた人たちは、今も自分たちが踊った噂を心から信じているのでしょうか。

それとも、単に恥ずかしくて口をつぐんでいるのでしょうか。

自分が信じたデマを流したやつが悪い、とか有名税とか言って自分ごまかしているのでしょうか。

間違った根拠を盲信して、無実の人間に石を投げた自分はまったく悪くないと考えているのでしょうか。

人を傷つけて、謝罪もしないで日常にもどり、傷つけた事も忘れているのでしょうか。

増田にも悪びれる風もなく年若い青年達を口汚く罵った人がいたと思います

心当たりのある人は、今どう思っているのか教えてください。

できれば、匿名なので素直な話が聞きたいです。

根本的にセンスのない人間

教えてくれ

あいつらは何で構成されてるんだ

暇で暇でたまらない子供時代を何に縋って生きてきたんだ

世界が広がっていく青年期に

何者かによって心揺さぶられること自体が許されていなかったのか

あるいはそれ以降の過程センスだけ削り落とされてしまったのか

教えてくれ

誰か教えてくれ

2015-08-17

http://anond.hatelabo.jp/20150817132118

それこそ作劇上の工夫だけど、ニューシネマなら『当然ある社会の暗部』として描くだろうね。

隠蔽や口封じ、打算、腐敗を巡る物語になる。

その上で、ちっぽけな正義感と巨大な喪失青年の敗北を表現するだろう。

昔ならベトナム帰還兵、今ならイラク帰還兵。

最近ならファーナスあたりがそんな感じの映画だ。

2015-08-12

カルピス

 あれはまだわたしがおぼこだった頃。おざなりな愛撫も、ちんぽの味も知らなかった頃。

 あの年頃の女の子には必ずひとり以上は好きな人がいた。それは話をしたこともないひとつ上の学年の綺麗な顔立ちをした少年だったり、汗ひとつかかないようないやみったらしい数学教師青年だったり。対象はなんだってよかった。好きな人がいることが大切だった。

 わたしだって例外ではなかった。わたしにも好きな人がいた。彼は同じクラスコンピューター部の男の子だった。彼はわたしにとっては好きな人の条件をしっかりと満たしていた。

 他の女の子たちは口を揃えて、ありえないだの、根暗男だの、乳臭い男だの、とにかく彼のことを罵った。「あなたに彼は不釣り合いだから。」って。わたしはあの不細工じゃがいも達より容姿に優れていたから、到底彼女達の手には届かないような、学年イチ顔が整っているサッカー部のあつしクンだとか、インターハイで2位になった水泳部のたつやクンだとか、そういう人を好きになって欲しかったんだと思う。本当に勝手。わたしはじゃがいものために描き下ろされた少女漫画ではないのに。

 根暗で乳臭い彼は好きな人に最適だった。彼は人に興味を示さなかった。顔は整っているし、気さくに話をするのに自ら人に踏み込むような会話をしているところを聞いたことがなかった。わたしはそこが好きになった。都合が良かった。話を避ける手間が省けた。おせっかいなブスがくっつけようとしても彼には取り付くシマがなかった。私にとってこんなに素晴らしい好きな人はいなかった。

 あの年頃の子どもたちは男女間で関わりを持たない。男と女の真似事をし始めてついには本当の男と女になる。お互いを強く意識して排他的になる。体が変わると考えも変わるのだろうか。

 わたしはその排他的空気だんだんと耐えられなくなって行った。彼もまた排他的空気に閉塞感を感じる一人だった。

 彼は射精を知らなそうな透き通った肌をしていた。ソプラノの声は永遠に失われないのではないかとさえ思えた。彼は周りの第二次性徴よりも遅れていたように見えた。彼は性に置いてけぼりを食らっていたはずだった。

 閉塞感に耐えられなくなっていたわたし達が歩み寄っていったのはごく自然な成り行きだった。これといったきっかけも無かった。

 ある日、わたしは彼の家で遊んだ大乱闘スマッシュブラザーズをしていた。Nintendo64いびつな形のコントローラーを握りしめて、ジョイスティックを壊れんばかりに倒して遊んだ。わたしはその日に初めてちんぽの味を知った。どうということはなかった。何の知識もない彼はコンドームも付けずに挿入した。わたしもわたしで何の知識もないものから、それを拒むことをしなかった。ただ、彼が精通を迎えていたらしいと、今になって気がついた。

 彼の家で飲んだカルピスが薄かったことを、今飲んだカルピスで思い出した。そうして彼の射精に思いを馳せた。

 品のない女。それにしても本当に、どうしてあの容姿射精などできたのだろうか。

2015-08-02

歯科技工士専門学校のTVCMやってるじゃん!だまされるなよ

何気なくTV見てたら、モデラーっぽい青年が器用に何か作ってる

「物作りが好き」みたいなコピーが流れてる

なんと!歯科技工士専門学校TVCMじゃん。

入れ歯金属の被せ物(インレーやクラウン)を作る、世間では歯医者の片腕と思われてる、あの歯科技工士だ。

「手先が器用」、「物作りが好き」、「資格が欲しい」、「手に職をつけたい」

こんな動機歯科技工士なってはいけない。

5年以内の離職率が8割とも9割とも言われている歯科技工士

劣悪な職場環境低賃金長時間労働

国家資格にもかかわらず歯科医と対等ではなくだたの下請け

ダンピング価格ねぎられることによる賃金の低下。

しか21世紀の今では中国外注したほうが安いという時代だ。

身内に歯科医がいない人は絶対になってはいけない職業

しかも他業種への再就職は非常に困難。

国家資格をお持ちなのになぜ当社の面接に?」

と言われるのがオチ

もう一度言っておく

身内に歯科医がいない人は絶対になってはいけない職業

2015-07-30

http://anond.hatelabo.jp/20150727133007

レスですが。元増田です。

ホントプロだと、思います

本人さんは、「聞いているだけですよ」っていいますが。

なんだか、カウンセリングに通いながら、表現力も、鍛えられた気がします。

もっと親身になって聞いて貰えるものだと、考えていました。

結構普通の会話みたいな感じでした。

なんというか、話の筋が分かりやすいとリアクションの「うん、うん」のうなづきが大きくて、

私の話がイマイチな感じだと、「さらっと、流されたかも」って感じで、

人の悪口のようなネガティブなことや、私の勘違いには、大きく反論というか「修正一言」を加えてくれます

  

そのカウンセリングとは、別に「命の電話」を利用したことが、あります

青年から中年の今まで、自殺願望的なものがありまして、4月にいわゆる「命の電話」に電話をしてみました。  

昔の自分だったら、「命の電話」を上手に利用が、できなかったよなって思ったんです。

自分が、どう苦しいかを自分言葉で、説明をしないことには、慰めてもらいようもないのですよね。。。

  

自分から、話すということをしないと、助けてもらえないってことなのでしょうね...。  

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カウンセリングを1年ほど継続して受けていますが、

最近になって、やっと色々と話を伝えることが出来て、臨床心理士の人に

あなたは、深く傷ついているのよ」みたいなことを言われています

コミュニケーションの障害になっている事柄として、心理的な壁の方が、大きいのですね。

私の場合は。

  

「こんなに親切にしてもらえている人に、これ以上は甘えてしまって嫌われたら、どうしよう」

という気持ちももっています

余りにも、無自覚で、話さないことには、自分でも自分気持ち無意識に考えていること)に気がつけないのですよね。。

  

  

2015-07-21

目も耳も自ら失くした男。

書くことと、声を発することが好きな青年がいた。

だが、彼を好きな人間は誰もいなかった。

賢者は彼に書き方と声の発し方を説き、愚者は彼の文字と声を批判した。

青年は書くことも声を発することも好きだったが、賢者の教えも愚者批判苦痛だった。

彼は耐えられなくなり、とうとう自ら耳をそぎ落とした。

それでも不十分だと感じ、今度は目をくり貫いた。

そうして失くしていくうち、彼には書くためだけの腕と、声を発するための口だけが残った。

賢者は呆れ、愚者は響かぬ鉄に興味を失った。

こうして彼に平和が訪れ、いつもの調子で書き、声を発した。

とても不自由だったけれど、この世界を離れる選択だけはしなかった。

きっと自分の声は、書いたものは、きっと誰かに届くという、根拠はないけれど確信はあった。

だがそれはまやかしだと彼は気づかない。

それが幻覚だと気づくには、彼には目がなかった。

それが幻聴だと気づくには、彼には耳がなかった。

それを気づかせてくれる人すら、彼は自ら拒絶した。

青年はもはや青年ではなかったが、奇跡が起きた。

彼の書いたものが、彼の声が届いた人がいたのだ。

彼は嬉しくて、その人と一晩語らった。

それからしばらく経ち、少し冷静になると、彼は重大なことに気がつく。

僕には目も耳もないのに、なぜ会話が成立するのだ。

そもそも、なぜ僕の書いたものが、声が届いたと認識できたのだ。

彼と会話していたのは、彼自身だった。

他人は僕で変わらない、僕は他人で変わらない、僕と同じ人間はいない」

彼はそれに絶望することすら拒絶し、その事実を消去するために心も閉ざした。

だが、それでも彼はこの世界から離れなかった。

こうして、彼は書くことと声を発するだけの物体になった。

その物体の元の姿を知る、賢者愚者も今はもういない。

ただ、彼へ向けた届かぬ問いかけだけが残った。

善悪関係なく、聞きたくないものは全て聞かない、見たくないものを全て見ないようにすれば、その世界にはお前しかいない」

「お前しかいない世界で、お前が書いたものはお前しか読まない。お前が発した声はお前にしか聞こえない」

「それは、もはや書いていないのと同じだ。声を発していないのと同じだ。それでもこの世界にしがみつく理由が、お前にはあるというのか」

「もう諦めましょうや、賢者さん。手遅れです」

「世の理から外れて、もはや人間ですらない。これなら、人間である俺のほうがマシなくらいですよ」

「拒絶してもいい言葉と、耳を傾けるべき言葉区別もつかねえから、こいつはこんなことになったんです」

2015-07-17

デモ活動(および活動家)の嫌いなところをひたすら書いていく

安保法案衆議院で可決された。

自分はもともと安倍政権を支持していたけれど、今回の法案可決には正直急ぎすぎ感じがしていてあまり好感を持てなかった。

自民党内でも意見がまとまっていなさそうだったし。

はい民主党などの野党は15日のプラカードで正直呆れたし(Twitterで#クソコラグランプリってハッシュタグが付けられてクソコラ画像祭りが起きてたのはさもありなんって思った)、相変わらず共産党法案を「戦争法案」なんて的外れ呼び方をしていてダメだこりゃって思ったし。

正直なところ、与党にも野党にも呆れてました。

…と長い前置きですが、これに関連して、最近政治家以上にデモ活動に本当に呆れている。

理由は色々あるけど、いくつかちょっとここで吐き出させて欲しい。

参加人数。

まず1つは、よく言われている参加人数にまつわるところ。

国会議事堂前とか日比谷公園法案反対のデモ隊が集まって、毎回毎回主催側は5万人とか10万人とかが集まったって発表して、

そして警察は6~7000人が集まったと発表して、Twitterで「水増ししすぎにもほどがあるわ」ってツッコミが来るやつ。

◯万人が集まったって言うことで「これだけの人数が反対してるんだぞ!」っていうアピールをしたいんだろうけど、

正直そんなアピールされたところで、こちらとしてはほんの一部の声のデカい人たちの集まりしかないっていう認識は変わらないし騙されないよって思う。

なぜなら先日の週末(7/4か7/5だったかな)に、新宿駅東口のアルタ前のあたりで安保法案に反対する活動家らしき人たちがビラを配ってるのを見かけたとき

道行く人は見事にその人達に近づかないように歩いてましたから。自分も若干遠回りしてそこを通るのを避けてました。

結局、デカい声を張り上げてもそんなものです。道行く大多数の人から興味を持たれていない。

参加者イタい

2つ目は内輪で盛り上がってる人達のイタさ。

たぶんデモで同じ考えをしている仲間がいると盛り上がるし仲間意識も芽生えてさぞ楽しくなるんだと思うけど、Twitterでそういう人の発言を見るとまあ痛々しいというかなんというか…

安部総理に不満を持つのわからんでもないけど、平気で人をバカ呼ばわりしたり、それは違うんじゃないの?ってことまで安倍政権のせいにしたり、「それはないわー」っていう発言が多すぎる。

そんな人には関わりたくないです。

デマ風評被害

3つ目。ここから安保法案というより別のデモの話になるんだけど、デモ活動風評被害デマの温床になっている件。

福島原発事故とき福島農作物危険だとか、子供健康被害がどうとかっていう話が盛り上がったけど、反原発デモデマの温床になっていたという事実がある。

このcakes記事https://cakes.mu/posts/9339)で、原発事故後の福島のことを研究してきた開沼博氏が発言しています(要会員登録

以下抜粋

上野 開沼さんは本書のなかで、福島のために何かしたいと言う人に対して、「買う、行く、働く」この三つをすすめてます。私は、ほかにもあると思うんですが。

~中略~

上野 福島のために、「自分の今いる持ち場でできること」。たとえば、脱原発デモに行く、はどうですか?

開沼 なるほど。それはやりたい人がやればいい。ただ、デマ差別の温床になってきた側面は確実にあり、強い嫌悪感を持っている当事者も多くいます。直接的に地元の人が喜ぶのは「買う、行く、働く」に集約するかな、と思いますね。

具体的に知りたい方は、開沼博氏の「俗流フクシマ批判」(https://cakes.mu/series/3229)やその連載をまとめた書籍「はじめての福島学」、開沼氏と糸井重里氏との対談記事福島を知ろうとすること。」(https://cakes.mu/series/3391)を読むことをおすすめします。

まり反原発デモ参加者結果的福島風評被害を与え、福島県民や福島出身者のことを傷つけていたということです。

迷惑

4つ目。周囲の人、現地の人間迷惑を考えていない。

これは沖縄の反基地デモの話なのですが、先日発売されたニューズウィーク日本版6/30号(http://www.fujisan.co.jp/product/5766/b/1263891/)の記事を読んで知ったものです。

沖縄の反基地デモも色々と穏やかでない話を聞きますが、沖縄県民から反基地運動に対して次のような不満があるとのこと。

以下記事抜粋です。

辺野古地区青年会長を務めるT氏は「基地ではなく反対運動迷惑している」と嘆く。朝からの連日の騒音だけでなく、道路での封鎖活動路上駐車による渋滞など、地元にとって反基地活動は降って湧いたような災難でしかない。徳田はあるとき、仲間と話し合い。日常取り戻すためにゲートのフェンス運動家が貼ったテープごみを剥がす美化活動を行うことにした。「米軍の回し者」と罵られ、「体をぶつけられたりすることもある」というが、黙々と剥がす。地元住民からの反発は辺野古に限らず、普天間飛行場基地)周辺でもたびたび耳にする。

反基地運動に対する沖縄県民の不満には主に2つの要素が含まれていることが多い。1つは徳田が述べるような具体的な生活被害に対するもの。もう1つは、こうした被害をもたらすもの県民の見るところの「よそ者であるということだ。「日本人」「ヤマトナンチュー(大和人)」「ナイチャー(内地人)」…本土出身者を指す言葉基地反対運動対しては嫌悪をもって語られる。「あれは寄留民の運動じゃ」と吐き捨てる人もいる。

沖縄県民でも基地をこれ以上作らないでほしいという声が多いのも承知してるけど、反基地運動にもまた不満があるのが事実だそうです。

なにより「体をぶつけられたりすることもある」っていうのは傷害罪になりうる行為だし、他にも米軍罵声を浴びさせる活動家がいるなど色んな悪評を耳にした。

これが本土の人間がやっている、あるいは本土の人間が現地の人を煽ってやらせていることだとしたら、本土で暮らしてる身としては面汚し以外の何者でもない。読んでて怒りがこみ上げるレベルですよ。

とにかく言論の自由っていう大義名分を掲げて人に迷惑をかけている集団しかないし、頭の中がバブルから変わっていない政治家と同じで何も進歩していない。

デモ活動に対するイメージはそんな感じです。それを支持している芸能人ジャーナリストに対しても不信感が募るばかりです。某津田大介氏とかね。

結構いると思いますよ。安倍政権のやることすべては支持できないけど、デモ活動してる人たちの仲間なんて死んでもゴメンだって人は。

政治家もだけど、活動家もどうにかしないと日本って本当にヤバいんじゃないかなって思いました。

2015-07-16

http://anond.hatelabo.jp/20150716165412

あのね、そんなこと言っていたら、入社試験とか入学試験とか、不合理じゃん。

青年の主張」程度の青臭さだね。

ライトオタク若者二人の会話

子供と食事をしていると、大学生風の若者が二人で隣の机に座った。

中肉中背の眼鏡と少しガッチリした青年容姿はよくも悪くもなくごく普通

二人はオタクらしく、少し早口で大きな声でブリーチなどの萌え語りや、自分萌えキャラの不遇への愚痴、でも生きててくれたらそれでいいなど色々楽しそうに語っていた。

いかにもライトオタクだなーと微笑ましく聞いていると、いつの間にか話題自分達がもてない理由になっていた。

やっぱりオタクからか?

でも大学の先輩にが凄いオタクやけど、彼女居るで

俺達どこで人生間違えたのかな

女と付き合えんのかな

隣で容姿普通だし早口で大声なのを治したらいいのではと思っていると

お前ってよく見たら鼻筋とおったハンサムだしもてると思うで

お前も眼鏡はずしたら目が大きいし

いやお前こそ体もいいし

とお互いの容姿を誉めあいはじめた

なんかおもろい会話の流れだと思ったが、食事も終わったので店を出た。

へたに就職失敗したり、2ちゃんの女叩きにはまって拗らせたりしなければ彼女結婚もできると思うよ。

2015-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20150630143740

なんかもうそういう恋愛じみた文脈での結局はセックスのやり取りみたいなの疲れちゃった中年男性

「良いオス度」みたいなのでランキングして女を食えるか食えないかとかさ。性欲ゼロなわけじゃないけれど、そんなに食い散らかしたいほどじゃないわけだし、暗い青年時代復讐したいわけでもないし。

最近思うんだけど、女は金でいいなあ、みたいな。

水商売ですっきりするとかそういう意味だけじゃなく(そういう意味でもいいけど)、交際とか結婚も、金でいいやって思う。金を中心にした契約で、その金であるとか利益共有に対して敬意があればそれでいいやって思ってきた。セックス付きの同居人で、生活費提供多寡に応じて家事分担比率コントロール。お互いは契約遵守しているお互いに対して敬意を抱く。そういうのでいいじゃんと思う。そういう関係イケメン復讐とか恋愛カーストとかより下等だって、思えなくなってきちゃったよ。

2015-06-28

http://anond.hatelabo.jp/20150628163821

こういうことを言うと気分を害するのかもしれないけど、

ちゃんとツリーの中で理解できている人が他にいて、自分理解できているのなら、まず、自分自身理解力の悪さを疑ったほうが良いと思う。

発言の内容は関係ないと言っているのに、いまだに青年局長更迭の話を出してくるとか、もうね。

2015-06-19

http://anond.hatelabo.jp/20150619184604

その青年は,ある指導者についていったが,そいつがある日突然失敗して,自分でそのシステムをもげさせた。その指導者社会を滅茶苦茶にしたにもかかわらず,素知らぬ顔をして生きていた。青年は,その事件を起こせば,その卑怯指導者や,システム不在のために暴れていた人たちがもげたりショックを受けたりすると思ったのだ。

こんなもんでいいかな。

次の中国語文章和訳しなさい。 (配点 30点)

那个青年跟随了某一个领导者。 但是,那个领导者有一天突然失败,让了那个系统自己脱落下来。 尽管那个领导者把社会弄得一塌胡涂了他假装不知道但是,生活青年如果开始那件案件的话,是认为那个卑怯的领导者以及正捣乱的人们脱落下来,受到打击。

2015-06-17

[]れいむのカフェ探訪

職場現在プチ流行中の言葉ITC意識高いカフェ)というものがある。個人経営カフェであり入口にはメニューの黒板。おちついたボサノバっぽいBGMラテ豆乳もあるよ(ソイラてっていうんだよ)。670円で高い。ランチは白いプレートに乗ったもの野菜とか魚が少しずつ乗ってるよ。スマホソシャゲやってるお客さんはいなくて、たいていは主婦2人組(お金持ってるっぽくて観劇展覧会の帰途多し)か、外回りクリエイティブサラリーマンプレゼン帰りで議論していることが多し)か、Macbook開いてる自由人っぽい人間(大きなヘッドフォンセルフレーム眼鏡)だよ。黙って座ってるとこちらを笑い殺しにするようなステキカイワが聞こえてくるので、職場では伝説息抜きスポットになってるよ。「俺はカラーパンフみてRGB値を当てられるんだ」みたいな自慢を三十分してるとか。

このITC特定カフェを指す隠語なんだけど、そのほかにSITC(少し意識高いカフェ)ってのもあって、これはチェーンなんだけどイシキタカイっぽいカフェのこと。おまえのことだCAFFÈ SOLARE。得意技はメニューアボカドとかフランクに投入すること。アボカドって言っておけば許されるあの雰囲気はまさにSITC。こっちは子どもずれのママ友(三人もしくは四人組)多し。オープンテラス席で「幸せ母親」を社会に見せつけるプレイに余念がない。

なお別種の存在としてDMCC(泥水コーヒーカフェ)ってのもあってうっすい香りのしないコーヒー一杯を、部下のリストラ数の勘定をしてる企業戦士銀行に頭を下げるマシーンと化した古参兵や競馬新聞聖書のように携えた壮年信徒が、ひとっこともしゃべらずに世界の悲嘆を共有する無言の空間摂取してる。こっちはこっちでカウンター席でラップトップ(傷だらけの古いLenovo)を広げ、青年時代の罪の告白のようにコードを書いてる中年もいるよ。クリエイティブってなんなんだろうね。

東京カフェは多様で楽しいよ。みなさまの職場の近くはどんなですか。世界の車窓から風味でレポしてほしいよ。

2015-06-16

 以下便宜国鉄の例をとり、両者を対比してみる。

(一) 国鉄国家行政組織法に定める国の行政機関ではなく、したがつてその職

員も国家公務員ではない。これに対し林野庁は言うまでもなく、右組織法に定める

国の行政機関であり、その職員は一般職に属する国家公務員である

(二) 国鉄職員に対しては日本国有鉄道法(以下国鉄法という。)第三四条第二

項により、国家公務員法適用全面的排除されているが、林野庁の職員に対し

ては前述のとおり公労法第四〇条により、一定範囲国家公務員法規定適用

排除されているのみで、一般的には同法が適用されている。

(三) 任免について国鉄職員の場合には国鉄法第二七条において、その基準の大

綱を示すにとどめ、その具体的規律については国鉄の定めるところに一任している

のに、林野庁職員の場合には、前記のとおり国家公務員法第三章第三節および人事

規則八-一二によつて、職員の採用試験、任用手続等がきわめて詳細かつ具体

的に規定されており、林野庁に一任されている部分はきわめて少ない。

(四) 降職および免職事由についてみると、林野庁職員の場合には、国家公務員

法第七八条第四号において「官制若しくは定員の改廃又は予算の減少により廃職又

は過員を生じた場合」と規定されているのに対し、国鉄職員の場合には国鉄法第二

九条第四号において「業務量の減少その他経営上やむを得ない事由が生じた場合

と、ことさら私企業的色彩の強い降職および免職事由が定められている。

(五) 懲戒事由についてみると、林野庁職員の場合には、国家公務員法第八二条

第三号に「国民全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあつた場合」と定めら

れ、林野庁職員の公務員たる性格を明らかにしているのに対し、国鉄職員の場合

懲戒事由を規定した第三一条第一項にかゝる規定を欠いているし、その他の点で

国鉄法にはその職員を「国民全体の奉仕者であるとは規定していない。

(六) 一般服務関係については、国鉄職員の場合には国鉄法第三二条が職員は法

令および業務規程に従い全力をあげて職務遂行に専念すべき旨を定めるにとどま

るのに対し、林野庁職員の場合には国家公務員法第九六条において「すべて職員は

国民全体の奉仕者として公共利益のために勤務する。」ものであるとの根本基準

を明らかにしているほか、上司命令に対する服従、信用の保持、秘密の厳守、職

務への専念、政治的行為制限私企業から隔離、他の業務への関与制限等(国

公務員法第九八条ないし第一〇四条国家公務員として特殊な勤務関係に応ずる

ものと解される詳細な規定が設けられている。

債務者見解については裁判例として参照すべきものに次のものがある。

(一) 東京地方裁判所昭和三〇年七月一九日判決

行政事件裁判例集第六巻第七号一八二一頁)

(二) 東京地方裁判所昭和三八年一一月二九日判決

判例時報第三六四号一四頁)

 以上のように債権者らが全く同質的ものであると主張する三公社職員の勤務関

係と、林野庁職員の勤務関係との間には、実定法規の上で本質的差異が認められ

るのである

 しかして、債権者らに対する本件配置換命令は、すでに述べたとおり国家公務員

法第三五条人事院規則八-一二(職員の任免)第六条にもとづいて行われる公権

力による一方的行為であるから、いわゆる処分性を有し行政処分としての性格を有

するといわなければならない。(公労法第八条第二号は各種の人事事項に関して当

事者自治による決定を認めているがこれはあくまでも所定の人事権行使に関する基

準について団体交渉等を認めたものであつて、その基準適用して具体的、個別的

に行われる人事権行使一方的行為であることに消長をきたすものではない。)

四、(一) 債権者らは、林野庁職員に労働基準法適用され、同法施規則第五

条に就業場所に関する事項等を労働条件として明示することを規定していること

を挙げ、林野庁職員は私法的労働契約関係にあると主張するが、同条の規定労働

条件に関する事項(基準的事項)について、使用者にその内容の明示義務を課した

ものであつて、このことと個別的、具体的措置がいわゆる共同決定事項であるかど

うかとは別個の問題である

 ところで任命権者ないし使用者が、個別的具体的人事を決定する最終的権利を保

有することは、公務員関係である私企業における労働関係であるとを問わず一般

是認されているところである労使関係運用の実情及び問題点労使関係法研

会報告書第二分冊一一四頁)。

 これについてみると、国家公務員として任用された以上は、任免、分限、服務お

よび懲戒等の勤務関係の具体的内容は国家公務員法によつて任命権者が一方的に行

いうるのであつて、個々に職員の同意を要しないものであり、また配置換命令につ

いていえば、任命権者が国家公務員法第三五条の欠員補充の方法として、その権限

範囲内で職員をいかなる官職に任命するかは自由裁量であつて、それは任命によ

つて勤務官署が異ると否とを問わず、任用関係本質および内容からいつて改めて

個々的に同意を要しないのである。そしてこのことは、例えば労働基準法施行規則

五条第一〇号の休職に関する事項が明示事項とされているが、具体的な適用に当

つては、国家公務員法第七九条により職員の同意をうることなく本人の意に反して

も任命権者はこれを行いうることからみても明らかである

 それゆえ、就業場所に関する事項が労働基準法にいう労働条件明示事項であつた

としても、林野庁職員の個別的、具体的な配置換命令は、職員と任命権者との間の

合意によつて定めるのでなく、国家公務員法適用によつて任命権者の権限によつ

て行われるものである。したがつてこのような行為は、同意をうるための労働契約

上の労働条件の変更を求める私法上の意思表示ではなく、公権力による一方的行為

であり、行政処分といわなければならない。

(二) なお債権者らのあげる地方公営企業職員の解雇に関する裁判例は本件事案

に適切でない。すなわち地方公営企業職員と公労法の適用される五現業職員との間

には、その性質に関し法律上明確な差異がある。

 その一例をあげれば、地方公営企業職員については、政治的行為制限もなく

地方公営企業法第三九条第二項による地方公務員法第三六条適用除外)また、

行政不服審査法適用もない(地方公営企業法第三九条第一項による地方公務員法

第四九条および行政不服審査法適用除外)。

 したがつて、地方公務員法による処分に対して人事委員会または公平委員会に対

する不服の申立をすることができず、これらに対する審査請求は一般私企業と同様

裁判所あるいは労働委員会へすることが許されるにすぎない。これに対し五現業

職員については、すでに述べたように政治的行為制限国家公務員法第一〇二

条)があり、また不服申立に関する規定(同法第九〇条ないし第九二条の二)もそ

のまゝ適用され、不利益処分としての審査請求は、国家公務員法所定の要件を備

え、公労法第四○条所定の範囲内で人事院に対し申立てることができるのである

このことは五現業職員の勤務関係公法関係であり、これにもとづいてなされる任

命権者の措置行政処分であることと切離して考えることはできないのである

五、以上の次第で、本件配置換命令行政庁処分にあたり、民事訴訟法による仮

処分をすることは許されないから債権者らの本件仮処分申請は不適法として却下

るべきものである

第五、申請の理由に対する答弁

一、申請の理由一、の事実は認める。および二、の事実中(一)の事実は認める。

二、(二)の事実債権者a・bが組合分会執行委員であつた事実組合青年婦人

部が債権者ら主張のとおりの役割を果すべきものとされていること、債権者aが債

権者ら主張のとおり採用され勤務していたこと、債権者bの学歴および勤務歴は認

めるが、債務者債権者らの組合活動嫌悪して不利益な人事移動を行い支配介入

したこと、および債権者らに転任できない事情存在することは否認する。その余

事実は知らない。

 申請の理由(三)・(1)の事実中、農林技官e・f・m・i・j・kがそれぞ

れ主張のとおり配置換えになつたこと、農林技官gが債権者ら主張の事務所に配置

換えになつたこと、は認めるが、右fが当時執行委員であつたこと、および右gの

配置換えになつた日は否認する。その余の事実は知らない。右gが配置換えになつ

た曰は昭和四〇年三月二五日である

 申請の理由(三)・(2)の事実中、配置換を行うに際し、昭和三六年以降ほゞ

隔年職員調書をとり、これに転勤希望一の有無を記載させていることは認めるが、

その余の事実否認する。

 同(3)の事実中、債権者ら主張の会議において、主張のような討議事項が提出

されたことは認めるがその余の事実否認する。右討議事項は一署長が提出したも

のにすぎず、当該会議においてもその後の会議においても全く討議の対象とはされ

なかつた。討議事項については、署長側から提出された討議事項は、そのまま会議

資料にのせ、これを配付する方針であるために討議事項として登載され配付したま

でのことであるしかも、右討議事項には債権者ら主張のような事項が含まれてい

たにも拘らず、これを秘密文書として取扱うことさえしなかつたことは、債務者

してこれを全く歯牙にかけず、まともに問題としようとする意思のなかつたことを

裏付けものである。また、実際においても、その後の配置換において、学習運動

考慮された事実は全くないのみならず、すでに二年以前の出来事で本件とはなん

らの関連もない。

 申請の理由三、(一)・(二)の事実中、総務部長会見および署長会見の席上に

おいて債権者ら主張のような発言があつた事実は認める。債権者ら主張の大会の準

運営債権者らが不可欠の存在であること、および事務引継ができないことは否

認する。その余の事実は知らない。

 同(三)・(四)の事実中、債務者債権者らの希望があれば組合青年婦人部大

会において新役員が改選されるまで赴任を延期してもよいと言明したこと、および

本件配置換命令債権者らの家庭生活破壊するものであることは否認する。その

余の主張は争う。

二、本件仮処分申請ば必要性を欠き、却下を免がれない。

 すなわち、債権者c・bは昭和四二年四月一七日、債権者aは同月一九曰それぞ

れ新任地に赴任し業務についている。

 従つて本件は本案訴訟において争えば足りるのですでに仮処分必要性は消滅し

ている。

 債権者らは、新任地への赴任が臨時的ものであることを保全必要性の要素で

あるかのように主張するが、保全必要性は、本件配置換命令効果として形成

れた権利関係によつて結果的に生ずる不利益、すなわち、著しき損害等が生ずる場

合に認められるもので赴任の異状性は仮処分必要性の要素とはなり得ない。

 また、債権者らは、本件配置換命令の結果組合活動自由が阻害される旨主張す

るが、組合活動は新任地においても行いうるものであるし、債権者らが主張する前

任地における組合活動に関する整理等の残務は、もともと債権者らとは別人格の組

前橋地方本部福島営林署分会および白河営林署分会に関する事情であつて、債権

者らについての仮処分必要性判断するための要素とはなり得ない。

 仮りに右残務整理に関する主張が、債権者らについての仮処分必要性に関する

ものとして可能であるとしても、本来組合活動は勤務時間外に行わるべきものであ

り、とりわけ残務ということであれば限られた業務であるから、新任地においても

時間外に処理することは可能であるしか組合執行機関は数名の執行委員をも

つて構成されその業務も特殊専門的業務でなく、共通性を有するものであるから

執行委員一名が欠けたゝめ余人をもつて代え難い業務が残存するとは考えられな

い。よつて他の執行委員に残務を引継ぐことは任期中途で異動した場合通常行われ

ていることであり、本件のみそれが不可能であるとする理由は見当らない。

 右の理は組合青年婦人部の役員についても、また妥当するところである。加えて

以上によるもなお債権者らが組合残務を処理しなければならないという特殊事情

あるとしても、必要最少限の日時について業務上支障のない範囲で新任所属長の許

可をうけて休暇によりその事務を整理することも可能であるから右主張もまた主張

自体失当である

第六、疎明関係(省略)

昭和四三年三月一二福島地方裁判所判決

(ホ) 昭和四二年四月一日付をもつて、組合福島分会青年婦人事務局長であつ

福島営林署経営課勤務の農林技官hを福島営林署二本松担当事務所に配置換

白河営林署分会関係

(イ) 昭和三七年四月一日付をもつて、組合白河分会青年婦人部長であつた白河

営林署事業課販売係勤務の農林技官iを白河営林署牧本担当事務所に配置換

(ロ) 昭和三九年四月一日付をもつそ、組合白河分会青年婦人部長であつた白河

営林署経営経営係勤務の農林技官jを長野営林局上田営林署に配置換

(ハ) 昭和四〇年四月一日付をもつて組合白河分会青年婦人書記長であつた白

河営林署経営課造林係勤務農林技官kを沼田営林署追貝担当事務所に配置換

(2) 本件配置換の手続が異常である

 職員の配置換は毎年職員調書に転勤希望の有無を記載させるとともに、組合と債

務者間に具体的な配置換に際しては、●らためて本人の事情希望を確かめる取決

めがなされているのに本件配置換に際しては、債務者債権者らに事情聴くこと

も、意思確認することもせず全く一方的に配置換をした。

(3) 配置換が組合学習運動を壊滅する手段として使われていることを債務者

自ら認めているのであつて、このことは、昭和四〇年中に開催された第一一回定例

営林署長会議において、「組合学習運動地本指導下に最近活発になつてい

る。-中略-日常のP・Rと共に人事移動等により防止しているが撲滅できない状

態にある。よろしく局の指導を御願したい。」との討議議題が提出されていること

からみても明らかである

三、(保全必要

(一) 債務者は本件配置換に関する団体交渉において、債権者らが昭和四二年四

月一日までに赴任しなければ懲戒処分もありうる旨言明している。

(二) 債権者らが役員をしている組合青年婦人部の大会昭和四二年五月に開催

され、新役員が選任されることとなつているが、前記のとおり債務者組合青年

人部役員に対し集中的に配置換をしてその組織破壊企図している時点におい

て、右大会特に重要な意義を有するのである債権者らは右大会の準備、運営

不可欠の存在であるし、右大会において債権者ら以外の組合員が新役員に選任され

場合には、債権者らは事務引継の必要がある。

(三) 仮りに債権者らが本案判決があるまで暫定的に本件配置換命令に従うとし

ても、前記のとおり債権者らは本件配置換に際し、あらかじめ、事情を聴かれたわ

けでなく全く希望しない任地へ転勤することとなるから、赴任期間一〇日をもつて

しては家庭生活を整理する余裕がない。

 しかも、本件配置換命令発令後四月六日までの団体交渉において、債務者組合

に対し、債権者らの希望があれば組合青年婦人大会において新役員が改選される

まで、赴任を延期してもよいと言明していたにもかかわらず、その後の団体交渉に

おいて突然態度を飜し、四月一〇日までに赴任しなければ懲戒処分もありうる旨言

明するに至つた。

 そのため、債権者らの赴任準備期間は実質的に四月八日、九日の僅か二日間を残

すのみとなり、四月一〇日までの赴任は事実上不可能となつた。

(四) 債権者らは債務者から懲戒処分をうけることを防ぐため、止むなく単身身

廻品を持つてそれぞれ任地に赴いたけれどもこれはあくま懲戒処分を避けるため

暫定的もので、家庭生活の整理、組合活動の整理も全くせず、旅支度に類する

程度の準備で赴任しているので、この状態を長く続けることは不可能であり、現在

帰郷して懲戒処分をうけるか、家庭生活破壊し、組合活動自由放棄するか二

択一を迫られている。

 以上の次第で、債権者らは本案判決に至るまでの間懲戒処分を防止し、家庭生活

破壊組合活動自由剥奪等の状態を防ぐ緊急の必要がある。

第三、債務者の主張に対する反論

(一) 債務者は本件配置換は行政処分であるから、本件仮処分申請は不適法であ

ると主張するが、債権者らと債務者との勤務関係公法関係でなく、私法関係であ

つて本件は民事訴訟法上の仮処分対象となる法律関係である。すなわち、 債権

者ら林野庁職員については、公共企業体労働関係法(以下公労法という。)が適

用され(同法第二・三条)、国家公務員法規定の一部は適用されない。(公労法

第四〇条)

 公共企業体等の職員の労働組合は、団体交渉権労働協約締結権があり(公労法

八条労働協約は個々の労働契約の内容を変更する効力を有する(労働組合法

六条ものであるから、右職員と任用権者間の労働関係は、対等当事者間の合意

の支配する私的自治の分野であり、一般公務員のように、その身分が国法上の分限

によつて定められているものとは性質を異にするばかりでなく、公共企業体等の実

態をみても、その企業体は、私人が同種の経済活動を行つているのと本質的に同一

のものであり、債権者らが所属する労働組合林野庁には公労法第八条第四号に関

する協定は現に存しないけれども、これは債務者側において協約締結を不当に拒否

しているためであり、転勤については昭和三五年ころまでは、組合地方本部対応

営林局との間の形態において存し、昇職、転職については、「任官に関する覚

書」、「賃金及び雇用配転その他の労働条件に関する仲裁申請事案の処理に関する

メモ」、「事業縮少並びに事業所閉鎖に伴う職員の解雇及び配置換等の事前通知に

関する協約」等が存し、私企業となんら異なるところはない。

 したがつて、公共企業体等とその職員の関係は、権力服従という公法上の関係

はなく、私法によつて規律される分野にあるものというべきである

(二) そもそも公法分野と私法分野の区別については、学説多岐に分かれ、必ず

しも明確ではないが、少なくとも関係主体が国その他の公法人であるか否かがその

区別メルクマールとなるものではなくこれら公法人もまた私法分野における主体

として行為することがあり得るのである

 そこで人の使用されている関係が私法関係である公法関係であるかは、使用者

私人である国家ないし公共団体等の公法人であるかによつて決せられるべきも

のではなく、その関係慣習法上ないし実定法上いかに規律されているかによつて

決せられるべきものである

 もつとも歴史的には国家本来の統治権の作用、すなわち権力作用を営む場合

その任に当る個人の人権犠牲にしても権力作用の秩序を維持する必要があるとの

理由から上下服従の特別権力関係を内容とする慣習法実定法が生れて来たけれ

ども、国家本来の統治権の作用を離れ、事業活動を営む場合にまでなおその従業

員を法律上特別権力関係に立たせることは決してその本質的必然にもとづくもの

はない。(東京地方裁判所昭和二四年八月八日判決労働関係民事々件裁判例集七号

八六頁参照)

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