2015-09-17

え?なんだって?さんを笑えなくなった話

僕は友達が少ないというライトノベルがある。

内容としては一見普通ラブコメハーレムもの

ところどころに今ドキの青春の痛々しい思い出が散りばめられている作品なのだけれど

その主人公が「確信犯難聴男子」とでも言うべき男なのである

放課後に部室へ集まってただ一緒に過ごすだけという部活隣人部」に所属している彼は

同じ部活動に入っている女性から好意を向けられていることを明確に自覚しつつ

それらをすべて断るわけでもなく進展させるわけでもなく受け流し続け

挙句、後輩の女の子から屋上告白された時など

「え?なんだって?」

との発言

他にもいろいろと逸話があるのだが、総じてなかなかドイヒーな男である

はいえ、ハーレムはともかく

こういう小説漫画に描かれるような自由学生生活には憧れるもの

自分高校時代には生徒会やら何やらに所属

仲の良いメンツとそれなりに充実した日々を過ごした。

最後の年には生徒側の統括長として様々な折衝や企画に携わり楽しい毎日だった。

ただ一点、委員会恋愛が横行していた事を除いては・・

いや・・良いんだけど

華の高校生だし恋愛してもらうのは構わないんだけど!!

それで委員の中の雰囲気悪くされても…ねぇ?

特に3年♂が後輩に手を出して破局して、後輩の子のほうが気まずくなって辞めるってパターン多すぎぃ!!

学べよ!!

あと微妙な話は誰か俺にチクって(涙)

こっちから突っ込みづらいんだから

その後ずっと「あの二人には何もなかった」みたいな顔して回し続けなくちゃならなくなるんだからね!!

というのもあって自分

誰かに好きですアピールをするのは極力控えていたのだけど

ずっと気になってた子はいた・・

けれど向こうもこっちも大学入ってからちょっと疎遠になってたし

たまに会うとどんどん綺麗になってるし

酔った勢いで恋話を振っても「えー全然そんなの無いです」の一点張り・・

そのうちこっちに彼女ができて別れて・・

むこうは向こうでサークルがずいぶん楽しそう

彼女の話をネタに何度か飲み会を開いていた

このまま昔の友人になってくんだろうなー

と思ってたところでたまたま共通の趣味が分かって

の子を含めてグループで会う事が増えて再燃

しかし決定的だったのが仲間が聞いた彼氏出来たの?との問に

「・・気になる人が」

のお答え

俺、戦わずして轟沈

まぁそんなこともあるさ、と持ち直すもこっちの熱量は引ききらず・・

しか彼氏ができたからか会う頻度も増え

くっ・・これが彼氏持ちの余裕か・・

などと思っていたら

「あちらのサークルの友人♂」が趣味の集まりに初参加

ふーんほぉー・・だが青年その女は既に彼氏持ちだぞ・・

などと勝手仲間意識で迎えるも

その後はあえなく退場

でついこの間、いつものように飲み会を開いたところ

向こうから衝撃的な告白

「私ついに彼氏出来ました」


はぁん?

俺、動揺


いや当然いままでの付き合いからすれば

「おめでとう!惚気けろよ」

ぐらいのことを言ってしかるべきなのだけれど

この日は少し疲れていた


そのあとはアレだ

ずっと好きだったとか」

「なんで今さら言う」

「ようやく諦められたのに」

氏ね

いやそこまでは言われてない

けどまぁ

後輩の女の子気持ちに気付かず

最長で5年も引っ張った挙句

ギャン泣きさせてしまった話だったとさ

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