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はてなキーワード: 苦痛とは

2023-05-30

死んだ馬

サンエイサンキュー(父:ダイナサンキュー 母:グロリーサクラ 母父:シーホーク

17戦5勝 主な勝鞍:札幌記念、サファイヤステークス

ハードバージ(父:ファバージ 母:ロッチ 母父:ダイハード

11戦3勝 主な勝鞍:皐月賞 毎日杯

ハマノパレード(父:テューダーペリオッド 母:オイカゼ 母父:ソロナウェー)

20戦8勝 主な勝鞍:宝塚記念 阪神大賞典

anond:20230530072500

元増田じゃないが、仕事趣味でダラダラ働いてたら100万なんてすぐ口座に貯まってないか

俺2000万くらい普通預金放置してるわ

すげー勿体無いことしてるのは自覚してるけどアスペ気味なのもあって興味ないことに頭のリソースを割くのが苦痛なんだよな

株だの投資だのみんなよくあんなのに興味持てるなって感心してるわ

応援苦痛に変わったので売れないアイドルファンをやめた

売れないkpop系アイドルファンをしていた。そして、たった今そのファンクラブをやめた。どうしてやめてしまったのか、自分思考の整理のために書こうと思う。

まず第一に、私ら人気のあるものが好きだ。人の目を気にする性質もあってか、人気のあるもの=いいものだと認識している。いわゆるミーハー。熱しやすく冷めやすい。一つのものをずっと愛し続けてる人に憧れはあるが、どうしても続かないので仕方ないのだと思っている。

そんな私が売れないkpopアイドル応援していたのは、オーディション番組推しを見つけたからだ。そのオーディション番組というのは例により流行っていたから見てみたのだが、番組に出ていた一人にハマってしまった。だが、残念ながら推しデビューに至らず、落選者の集まりであるセカンドグループ所属することになった。これが売れないアイドルグループ応援するはじまりだった。

推し推しグループデビュー組に比べたら勿論人気がなかったが、私はそれでも好きだった。だから推し所属するセカンドグループもっと大きくなってほしかったし、CDも買ったし、Twitter宣伝活動もした。

供給はそれなりにあって、最初推しが見られるだけで楽しかった。だがいつまで経っても人気は出なくて、デビュー組との差はどんどん開いていった。

私にとってはこんなに素敵なグループなのに、どうして売れないんだろう。こんなに応援してるのに、ファンの数が増えないのはどうしてだろう。もっと宣伝しなきゃ。頑張らなきゃ。動画も回そう。フォロワー数増えないな。あっちは人気があっていいな。どうしたらもっと人気になってくれるんだろう。

ただの一ファンである自分の無力さを思い知ると同時に、楽しかった応援苦痛へと変わっていった。

アイドル本人が自虐をし始めたのもキツかった。

「今は売れないって言われることもあるけど、必ず大きくなります。だから応援よろしくお願いします」

うん、そっか。頑張って応援するね。推しくんの努力はすごく伝わってるよ。でも今は売れないって本人も思っちゃってるんだね。無力でごめんね。これからほんとに売れるのかな。ただでさえアイドル若い方が売れるのに……。

要は、私が推しを信じきれなかった。絶対売れるって信じてあげられなかった。アイドル応援楽しいことのはずなのに、売れないことが自分にとっても辛いことだと認識してしまった。そして思ってしまった。こんな辛い思いやめてしまいたい、と。

私情だが私はリアルの方でも生活が上手くいかなくなっていて、それでいて「娯楽」であるはずのアイドル推し活が辛いものになってしまうことに耐えられなかった。今でも推しのことが好きだけど、「好き」の気持ちより「売れさせてあげられなくてごめん」の気持ちが大きくなってしまった。ただのファンが何様?って感じだ。売れないのは私だけのせいではない。でも、人気のないグループ応援する自分我慢できなくなってしまった。

もっと人目を気にしない性格ならよかった。自分の好きなものは好きと言える性格だったらよかった。そしたら、人気もフォロワー数もライブ会場の埋まり具合も気にせず、ただアイドルがくれる幸せ享受していただろう。でも私はやっぱり人気グループ応援したい。ファンが痛々しく盛り上げようと頑張るグループじゃなく、頑張らなくてもどんどん人気になってくグループがいい。気付いたら大人グループになってて欲しかった。ごめん、私そこまで頑張れない。

かくして、私はファンをやめた。

決して嫌いになったわけじゃない。けど、しばらくは離れようと思う。

弱い人間でごめんね。これからも頑張ってね。推しのことはこれからも大好きだよ。

2023-05-29

anond:20230529215048

読みたくないものを読まないといけないのが

苦痛っていうのなら

美容院に行って髪染めてきたら?

美容師に似合う色聞いてさ

そんで手持ち無沙汰だから強制的

雑誌読む羽目になるし

幽霊がいたからこそ昔の科学者は成果を出したのかひらめきという形で

幽霊応援されないといけない

幽霊苦痛を取り除かないといけない

2023-05-28

雨男・雨女差別

天気なんてたまたまなのに「お前がいるから雨~」とか言われるのは苦痛だった。

最近は言われないけど、今なら何ハラになるの?

筋トレ気持ちよかったら喜んでやるのにな

苦痛しかないのにみんなよくやるよな

有酸素運動も同じで苦痛の方が大きいんだよな

運動好きになりたかった

2023-05-27

子供がいても人生変わらなかった(と思う)けど、子供が死んだら人生変わりそうで怖い

子育て辛い、子供いなくてもよかったっていう元増田みたいな人、自分の周りには数人いる。私の感じ方は全然違うので、子供いない人の参考になればと思って書いてみる。

我が家子供2人、30代夫婦(妻側)。

我が家の夫は「子供ができて人生変わった」ってタイプ子育ては大変だと言ってて、人生に不可逆的な変更が生じたと思っているようだ(その割に毎日残業飲み会は週1-2回、平日は送りのみ。週末も丸1日は仕事したり一人で出かけたりしてるので、時間的な拘束としてはそんなに変わってなくない?とひそかに思ってる。)。

私(妻)は「正直子供ができたくらいでは人生変わりませんでした」と思ってる。会社における転職とか昇進みたいな感じで、仕事内容や負担が少し変わったという感じ。もともと趣味や人付き合いの範囲が狭く、子供時間を取られてもあまり苦痛を感じないのかもしれない。むしろ、酒飲む頻度が減って健康になりお金も貯まったな、と思ってる。キャリアの停滞も(いまのところ)あまり感じていない。小1の壁はやや怖いが、まあ何とかなるかなと楽観的ではある。

私のように「子供まれたくらいじゃ人生変わらない」タイプの人、だいたい10人に1人くらいなので少数派っぽい。産まれる前は踏ん切りつかず悩んだりしたけど、完全に産むがやすパターンだった。

その一方で、子供が私よりも先に死んだら完全に人生が変わってしまうだろうなと恐怖を感じる。周りの子供を亡くしてる人、子供の死というイベント前後ですごく変わってしまう。実は自分の弟も亡くなっていて、親は完全に心が壊れてしまっていた。自分家族もそうなるんじゃないかという恐怖感はかなりある。こればかりはどうしようもないのはわかっているけど、とても不安

anond:20230520211832

anond:20230527102352

それは違う。「姉」とか「弟」は「兄」の対義語だが、「妹」は「兄」の対義語ではない。

楽に死ぬことの対義語は、苦痛死ぬか、楽に生きるかだ。

安楽死

犬猫寿命が長くなって介護の話はよく見かけるようになった。老犬ホームとかデイケア広告も見かける。犬猫常駐の老人ホームあったらいいのにな…

話がズレそうになったのは今から書くことがつらい出来事で批難されるの必至だからだ。でもペット安楽死させた事例は検索してもなかなか見つからない。ほとんどは「安楽死寸前だったのが…」という介護譚だ。

もちろん安易に「飼えなくなったので安楽死させてください」はダメだと増田も思う。でも長年連れ添ってきたペット家族の一員としか言いようのない存在が「回復見込みのない状態で恐怖と苦痛しかない検査治療を受け続ける」事態を止められるのも家族だけだ。

うちには20歳オーバーの猫がいた。元野良ガリガリの子猫を「このままだと死んじゃうから」と押し付けられた。仔猫ミルクや良質のペットフードのおかげで強健に育ち18歳くらいまでは病気知らず。ここ2年は甲状腺病気で投薬(朝晩)と自宅点滴(週2)と血液検査(月1)をしてきた。

気が強い猫だからあらゆる手段で薬を拒否するのをこちらもあらゆる手段で飲ませにかかり、最近は粉にした錠剤をオブラートに包み無理矢理顎を開けさせて放り込み飲み下すまで顎を押さえつける方式になっていた。それでもやっぱり薬がイヤな猫は飲み込んだあとも涎垂らしたり、意志の力ゲロしたり毎日バトルだった。人間なら100歳近い婆ちゃんに悪いと思いつつ、薬を飲まなければつらくなるのだから、と拝むような気持ちで続けていた。

昨日の朝6時頃、へんな音で目覚めた。誰かがパイプを引っ掻いているみたいに音。見に行くと猫がえづいていた。なんか喉に詰まったものを吐き出そうと必死に空咳をしては後ずさる。口を開けたまま肩で息をしている。猫飼いなら誰でも知っているが猫の口呼吸はマジやばい配偶者によると夜寝た時はふつう明け方頃急にこうなったという。

かかりつけの獣医は9時半開院。ちょっと待てないのでネット検索して24時間救急に連れて行った。(この時点で7時半)。猫の検査結果やいつもの薬も持って行った。獣医によるとX線だと詰まっているものは見えない。食道が異常に拡張している。胃まで空気パンパンで呼吸が入らない。応急措置として鼻からチューブ空気を抜く、水分補給の点滴をして酸素室で回復を待つことに。

このあと院長?らしき先生と今後について話た。おそらく誤嚥肺炎高齢なので麻酔や手術はできない。酸素飽和度が低いので酸素から出せない。誤嚥を避けるために強制給餌後15分立位にさせないといけない、等々。もし全てがうまくいけば2-3日で好転、そうでなければ長期入院ケアが大変なので1日5-6万円プラス検査、薬代かかる、と。

金額にもビックリしたけど(ここは24時間な分高額なのは有名なので)うちの猫がずっと酸素室やケージに入れ続けられるのが耐えられなかった。(しょうがないけど)犬も一緒でワンワン吠えているし知らない人ばかり。さっき見せてもらったら酸素室の中でパニック起こしてまんまるな目をして苦しいのに逃げようとペットシーツを掘ったり歩き回っていた。猫にとっては急に戦場に連れてこられたようなものだろう。

「ウチに連れて帰れませんか…」せめて家で看取ってやりたい。「酸素から出せない状態では帰宅許可できない。車の中で死ぬほど苦しむから。それなら家族が来て安楽死させる方がまだ…」

安楽死

先に口に出したのは院長?の方だった。コトバには魔力がある。思えばあの時心が決まったのかもしれない。

家に帰り配偶者相談した。神経質な、いわゆる「幻の猫」で配偶者自分しか甘えない猫だった。あの猫のことは獣医よりも自分たちがよく知っている。「20年も頑張ってくれたのだから、もうこれ以上つらい状態から解放してやろう」それが結論だった。6歳とかあるいは10歳なら、投薬やケージレストを嫌がらない猫だったら別の結論もあったのかもしれない。でもただ症状がすこし緩和するために何日も入院し、帰宅できたとしても酸素室に強制給餌の日々で安らかに過ごせるとは思えなかったから。

午後の面会時間配偶者と赴いた。若い女先生は「朝からだいぶ回復して歩き回ってますよ!」「CTとったら詰まっているものがわかるかも」と積極治療を勧める。でも酸素室の中の猫は瞳孔が開ききった状態でゼェハァしていた。獣医が歩き回る、というのはパニックしているから。ニャアと鳴きました、というのは威嚇しているから。見ていて胸が張り裂けそうだった。ごめん、こんな辛い思いをさせてごめん。もうこれはうちの◯◯じゃない、酸素室で無理やり生かされている怯えた獣だ。(すべての猫がそうだという訳ではありません、あくまでもその時感じた事なのでご容赦を)

配偶者女医さんと話した結果、安楽死を認めてもらった。酸素から出して抱っこさせてもらった。処置台の上で寝ている姿を見ればやはりうちの猫20年間一緒に過ごした唯一無二の猫。外だとほとんど呼吸ができなくてぐったりしているところに、足につけた点滴から薬剤を注入する。いいですね、と念押しされたので頷いた。薬が回るに連れて凝り固まっていた身体が柔らかくなった。もう一つの薬剤を入れる。静かに、まるで熟睡しているみたいな猫の心音を聴き、瞳孔を調べて女医さんは「亡くなりました」と言った。

今まで自宅で看取った猫たちは死ぬ直前もがいたり、すごい唸り声を発したりしたのでこんなに静かな往生ははじめてだった。明け方誤嚥?してからはじめて安らかな姿になった。

獣医の中でも安楽死はやりません、という人が多い(かかりつけ医もそっち)。この病院も「回復が見込めない、著しい苦痛がある等の場合」が原則な中、安楽死措置をしてくれた事を感謝する。まだ生きられたかもしれない【いのち】を奪った!という批判は飼い主の自分たちが負う。

追記誤嚥肺炎あくまでも仮の診断。レントゲンに映らなかったので何がどこに詰まったか確認するにはCT必要麻酔かけられないからうまくCTとれるか保証ない。仮に気管に詰まっていたとして気管支鏡手術のためには設備のある病院に転院必要とのことだった。

家族推し炎上で狂い続けてて辛い

家族推し炎上して2ヶ月、どんどん家族性格が悪くなっている。

炎上前より不寛容になり被害者意識が激しくなった。分担して行っていた家事も出来なくなり、他の家族に当たり散らす始末。

夕飯を一緒に食べれば何度聞いたかからない推し事務所への愚痴を言い、つい生返事をしたり、嗜めたりすれば「私のこと考えていないのね」とヘコむ。前向きになろうよ、と慰めれば「貴方にはどうせ分からない」と言う。耳にタコが出来た話を可哀想だね、辛いね、と同意する以外のことはぜ〜んぶ「攻撃」と受け取る。

自分が全く関係ない話をしている時でも隙さえあれば推し事務所への愚痴差し込んで、同じ話を繰り返す。そして上記選択が繰り返されるのだ。

これで、逆に自分が落ち込んだ際に相談をしたら「考えすぎ」と返されるのだからやっていけない。それどころか、私だって…と推し事務所への愚痴を繰り返すのだった。

推しライバルグループへの愚痴も激しくなった。ライバルグループファンを悪様に叩いた日には、自身推し活が邪魔されると怒るのに、人の活動のことは嘲笑うのかとドン引きした。

しかし、思い返せば炎上から……

推し活の一環としてファンアートを描いていたが、ずっといいね!の数を気にしてイライラしていた。

自身推しへの愛を喋りファンアートをたくさんの人に見られたいのに、他人推し語りやファンアートは解釈違いが許せない、私よりいいね!が伸びてたらヘコむからと頑なに見ようとしなかった。

推し活と言うのはファン同士の交流醍醐味だとよく聞くが、家族にとっては苦痛の方が大きいように見えた。炎上する前から苦しそうに見えたのだった。

推し活は健康にいい!人生に彩りを与えてくれる!

というけど家族の様子を見ているととてもそうは思えない。

自分手綱を握れない、コントロール出来ないものアイデンティティを預けるのは危なっかしい。推し炎上したら自分は何もしてないのに一緒に燃えしまうんだぞ。

推し活っていうのは楽しくなるためにやるんじゃないのか?私ってこんなに苦しい、可哀想、ってやるならもう辞めて欲しい。

2023-05-26

いろいろな「三大欲求

プラトン法律』(紀元前350年ごろ)

I see that among men all things depend upon three wants and desires, of which the end is virtue, if they are rightly led by them, or the opposite if wrongly. Now these are eating and drinking, which begin at birth—every animal has a natural desire for them, and is violently excited, and rebels against him who says that he must not satisfy all his pleasures and appetites, and get rid of all the corresponding pains—and the third and greatest and sharpest want and desire breaks out last, and is the fire of sexual lust, which kindles in men every species of wantonness and madness.

私は、人間あいだではすべてのことが三つの欲望依拠していると見ています。それらは、正しく導かれれば徳であり、誤って導かれればその反対となります。まずは「食欲」と「飲欲」であり、これらは生まれときからまります。あらゆる動物自然とその二つの欲望を備え、激しく興奮させられ、己の快楽や食欲を満たしてはいけないと言う者に逆らい、付随する苦痛からは逃れようとします。そして第三の、最も強く鋭い欲望が、最後に噴き出します。それは人々のあらゆる種類の淫気と狂気燃え上がらせる「性欲」の炎です。

今のところこれが最古である。さすが西洋哲学の祖。「食」と「飲」が分かれているのが特徴。プラトン著作明治時代翻訳されていて日本人にも知られていたと思われる。

法雲『翻訳名義集』1134年

欲界三欲

(一)飲食欲,即凡夫於種種美味之飲食,多生貪愛之心。(二)睡眠欲,即凡夫之心多暗塞,耽著於睡眠不能修道業。(三)淫欲,即一切男女由互相之貪染,而起造諸種欲事。

欲界三欲

1. 飲食欲、すなわち凡夫はさまざまな美味の飲食において、多くは貪愛な心を生む。2. 睡眠欲、すなわち凡夫の心は暗く塞がり、惰眠に耽って修業に励むことができない。3. 淫欲、すなわちすべての男女は互いに貪欲に染まり、それがさまざまな欲事の原因となる。

翻訳名義集』は中国南宋時代編纂された仏教系の書物。もちろん日本にも伝わっている。というかこの組み合わせが現在スタンダードである

貝原益軒養生訓』(1713年)

いにしへの人三慾を忍ぶ事をいへり。三慾とは、飲食の欲、色の欲、睡の欲なり。

養生訓』は江戸時代の大ベストセラー貝原益軒儒学者だが、この組み合わせは仏教の「三欲」と同じなので、「いにしへの人」というのは僧侶ことなのか。三欲を「抑えるべきもの」と捉えているのも仏教である。「睡眠を減らすと健康になる」みたいなことも言っている。

内山真弓『歌学提要』(1843年)

そもそも飲食男女と、言語とは、天下の三大事なり。

歌学提要』は幕末歌人香川景樹理論をその弟子内山真弓がまとめたものだという。

山本友一『私の短歌入門』(1977年)によれば、

人間の根源の欲望を、食欲・性欲・表現欲に三大別して言うそのことは、江戸末期の巨匠香川景樹以来、歌界ではならいとなっている。

ということで「食欲」「性欲」「表現欲」を表しているらしい。

官報』(1885年

人生の三大欲望すなわち黄金健康・不死

これはイギリス科学振興協会の当時の会長であったライアンプレイフェアのスピーチ翻訳されたもののようだ。原文を当たると「かつての錬金術師黄金健康・不死のために賢者の石研究していた」…みたいな内容だったらしい。

they hoped to attain the three sensuous conditions of human enjoyment -- gold, health, and immortality.

直訳すると「人類享楽感覚的な三条件」か。

村上専精『宗教観』(1906年

思ふに人生の三大慾望たる知識慾、資財慾、生存慾は直ちに人生の三大不可能と云ふを得べし

村上専精は僧侶だが仏教の「三欲」とは異なるのか。「生存欲」は戦時中文章で「日本人は三大欲求生存欲を抑えて国家に殉じるからすごい!」というふうに使われているのを見かけて面白かった。

滝沢秋暁『愛の解剖』(1907年

人間の三大慾望たる衣食住

個人的に「衣食住」は欲望というより「基本的もの」「必要もの」というニュアンスで捉えていたのだが、井原西鶴の『世間胸算用』でも「分際相応に人間衣食住の三つの楽の外なし」と書かれているそうなので、あながち欲望」的な捉え方でも間違いではないのか。似たようなパターンだと三大欲求を「福・禄・寿」に割り当てることもある。

黒田鵬心『美学芸術学概論』(1917年

美慾は字に示す如く美を求める慾で食慾、色慾と共に人間の三大慾の一つである

美術評論家が三大欲求に「美欲」を入れるのは、歌人が「言語表現欲」を入れるのと似通っているか

依田今朝蔵『日本風土を主としたる保健衛生論』(1920年

人生の三大慾とも稱すべき食慾と性慾と名誉

明治以降経済発展もあってか「金銭欲(利欲・財欲)」や「名誉欲(出世欲)」を挙げることがかなり多い気がする。

ロス・ロックリッジ『愛情花咲く樹』(1958年

そうすれば一日にして人間の三大慾望を果たすことになる、性慾と食慾と戦争――つまり殺傷慾だな

もとはアメリカ1948年刊行された小説だが、原文だと「three main pastimes」なので「三大娯楽」かな。

小松武樹『囲碁将棋の泉』(1959年)にも、

また囲碁将棋は、人間の三大欲望、つまり、食欲、性欲に次ぐ、闘争欲の中和剤の役目をしてくれます

といった記述がある。

鍵谷幸信『食欲と性欲の谷間に顔を埋めてしまったフェリーニ』(1974年

食欲、性欲、排泄欲の根源的意味に比べたら、人間の他の欲望である出世欲とか名誉欲とか権力欲とか支配欲とか金欲とか知識欲など、それこそ屁以下の価値しかない。

いわゆる「生理的欲求」のひとつとして食欲や睡眠欲と並べて語られる「排泄欲」だが、「三大欲求」として挙げられていることは少ない印象を受ける。ただ「性欲(射精欲)」を排泄欲の一種とみなすこともあるようだ。

梶矢文昭『読者を想定した教材解釈と授業展開』(1978年

本来、仲間と一緒にいたい、集団の中で自分の安定した位置を占めたいという欲求――集団欲は、食欲、性欲と並んで三大欲と言われる程のものである

この「集団欲」を三大欲求とみなすのは戦後にかなり広まった感じがする。近年の書籍でも睡眠欲に代えて集団欲が挙がることがあるようだ。

吉田聖『誘惑に負けない勇気、強い意志』(1979年

貞潔清貧従順修道誓願人間共通の三大欲求(肉欲・所有欲・支配欲)にかかわるものとして、生涯の一大試練と誘惑になりうる。

これはつまりカトリック修道士が守る三誓願対義語となるような欲望貞潔↔肉欲 清貧↔所有欲 従順支配欲)を「三大欲求」と見なしているらしい。カトリックあいだでポピュラー解釈なのかは知らないが、三誓願のもの3世紀末くらいまで遡るらしいので、当時からそうした発想があったとしたら面白い。

実用日本表現辞典『三大欲』(2015年

一般的には、生存にかかる根源的な欲求とされている食欲、睡眠欲、性欲を総称した言い方。

現在一般的認識。「金銭欲」「名誉欲」「集団欲」あたりを含めて「諸説あり」と言われていてもおかしくなかったと思うが、最終的にほとんど「食欲・睡眠欲・性欲」で固定されてしまったのは面白現象である

IT客先常駐

寝れないので、IT業界客先常駐について書こうと思う。

客先常駐は辞めとけ

客先常駐は辞めとけ。よく言われることです。

でもITには未経験だと客先常駐くらいしか無いのです。経験者でも客先常駐しかないのに未経験だと尚更。

私はそこそこ有名な大学の院卒で、27の時に他業界からIT業界に入ったけども、普通に書類選考で落とされてました。最終的に微妙企業2〜3社しか面接まで行けませんでした。

当時は何も考えてなくて、とりあえず経験を積みたい、と採用してくれた企業入社しました。年収300万で。ちなみに前職だと年収420万だったからめちゃくちゃ下がりました。

そこそこの学歴で、しかバリバリ理系でも、未経験だとやはり採用してくれる企業は少ないんです。

ちなみに転職した時は30歳でしたけど、未経験の時に比べて書類選考の通過率はとても高かったです。

客先常駐のここが嫌だ

安いんですよ、月収20万ほど。

スキルが身につかない客先もあるんです。というか結構多いです。

自社のパワハラは上に言えば対応できます。でもお客様からパワハラは上に言っても防げません。これもガチャです。

客先常駐って永遠就活生です。1つの客先が終われば次の客先の面接に。次が決まらないと解雇です。歳を取ったのにスキルがないと客先も見つからない。だから解雇です。

客先常駐メンバー使い捨て。忙しい時期はこき使うけど、リリースできるくらいに落ち着いてくると切られます。1つの製品設計からリリースまで関わることはまずないです。だからやり切った感もなく、愛着は失われていきます

  • 人のせいにする技術の向上

客先常駐責任のある作業は損なだけです。責任は人になすりつけるもの。失敗は自分責任にしてはいけません。なぜなら客先常駐はただの使い捨てなので責任なんて取れませんから

客先常駐に向いてない人

正直、客先常駐は辞めとけ、と言いたいですが、IT業界の大半が客先常駐なので、辞めたくても辞められないんです。

IT業界は運です。いい企業が運良く求人をかけてれば、年収が高くもなりましょう。いい企業ホワイトなので技術力よりも人間性若さを重視したりします。実力があっても若さがないと、いい企業に入れなかったりします。文系でもいい企業に入れたりします。

でも逆に運がないと実力があってもいい企業に入れなかったりします。だから経験を積むために客先常駐に入らざるを得ないと言う考え方もあります

から客先常駐前提で考えます

以下は客先常駐に向いてない人です。

正直、公務員を辞めてIT入るのはお勧めしません。年収300万ですよ?年収はなかなか上がらないですよ?年収一時的に下がってもいいから、とか思ってたら一生下がったままかもしれませんよ。

個人的にすぐ辞めちゃうエンジニアの大半は、向いてないのにエンジニアを目指しちゃった人です。向いてない人が来ちゃいけない業界なんですよ。

自分で考えない人。目標達成に向けて努力できない人。指示待ち人間。このタイプは一生大成しません。ずっと安月給で働くならいいですが、IT業界の上層にはいけません。

体験談

とめどなく客先常駐について書いてきましたが、私は客先常駐挫折して、一度会社を逃げ出すように辞めてます

私はITスキルについて一定以上であると自負しています。もともとは研究職を目指していたくらいの実力があります。そんな私でも客先常駐ガチャに失敗し、パワハラ上司にあたると簡単挫折してしまうのです。

客先常駐の怖いところ、それは客先常駐ガチャです。人によっては客先常駐はそれほど苦痛ではないと言うでしょう。しかし、「今」が苦痛ではないだけです。ひとたび、客先を切られ、別の客先に行けば、パワハラを受けるかもしれません。

客先常駐給与は低いです。しかお客様が支払う単価は高いです。安くても60〜70万、高ければ100万や150万の場合もあります。その場合給与20〜30万です。

お客様は100万の価値を求め、私たち給与20〜30万のつもりで仕事します。そこに大きなギャップがあり、それゆえにパワハラが起こりやす環境にあります

長く働ける環境ではないのです。

私は転職活動しましたが、それも難航しました。IT業界3年でしたが、堂々と人に言えるようなスキルが身に付いていなかったのです。

なぜなら、最初の客先は運用でした。次の客先はGUIツールを用いた開発。つまりプログラミングにほぼ触れなかったのです。

そこでJavaWebアプリを作りそれを売りにしました。しかし、Java客先常駐では人気のスキルですが、社内開発ではそうではないのです。

Javaは昔からあるプログラミング言語なので、できる人が沢山います。そのため、大型案件などの人を沢山必要とする案件ではJavaは人気の言語です。しかし、社内開発は少人数開発が多く、人を多く集める必要がないため新しいプログラミング言語が好まれる傾向があったのです。

結局私は技術力を評価されたのではなく、人柄と若さ評価され、転職成功しました。

若さ大事です。技術力は定量的評価できるものではありませんが、若さ定量的評価可能です。技術を身につけてから転職しよう、など思ってはいけません。若さの方がよっぽど貴重です。

最後

客先常駐にもいろいろあります

最初から1人常駐させるところは辞めたほうがいいでしょう。

SIerと呼ばれるところは、他のメンバの管理、もしくは技術リーダーなどをすることが多く、年収も高めなのでありでしょう。

定時で帰れてパワハラもないホワイトな客先もあるでしょう。

パワハラが横行していてメンバーの謎の失踪が常駐化しているヤバい客先もあるでしょう。

しかし、一寸先は闇。

それが客先常駐客先常駐は辞めとけ、です。

追記

2023/05/27 8:49追記

思ったより多くの反応を頂いていて驚いています

語弊があるようなので補足します。

研究理学部系の研究者を目指してました。IT系への転職は未経験での転職です。

●未経験転職ももっと良い企業に行けたのでは?⇒若さゆえに転職自分アピールをするのが苦手で、しかも未経験からまずは経験を積ませていただけるのならどこでも良い、と考えてしまっていました。

でも多分、転職で未経験なのに大手行けることはそんなに多くはないと思います新卒だと学歴フィルターがかかりますが、中途採用だとかけにくいですし、そもそも大手新卒採用で間に合ってるでしょうから、未経験中途採用する必要がないですし。

●前職⇒理系スキルをほぼ活かせない業界オタクには向いてないパリピ向きな職種でした。(教職です。)向いてないので辞めました。

●常駐必須案件とは?

最近リモートワークも増えたので違うかもしれませんが、基本的IT系は「常駐は必須かは分からない」けども、とりあえず客先常駐してもらう、というものなんです。

理由としては、①社内ネットワーク接続する必要がある、②ノートPCを配布してどこでもアクセス可能にするとネットワーク監視や紛失などで情報漏洩リスクが出る、③入館カード守衛さんを配置して物理的なセキュリティ担保して盗難などに備えたい、④普通に協力会社さんがサボってないか目視確認したい、などだと思います

2023-05-25

anond:20230525230929

総合的になんとなく

加点方式というより減点方式

長く使うものなのにメンテ性がなかったらまぁ満点にはならんし、そういう満点のないラインナップから消去法で商品選ぶのってフラストレーションたまるよね

から電気製品とかの買い物するの苦痛

anond:20230524213039

せっかくなんで教えてほしいんだが、何故、野菜室が真ん中なんだ?

元増田の言い分のとおり、優先度は冷凍野菜室で、わざわざ毎回かがんで冷凍庫をあけるのは苦痛

友人と縁を切りたい

今まで十数年なんでこんな人を友人だと思っていたのだろう。

いや一年くらい前からもう友人とは思えなくなっていたけど。

嘘つきでかまってちゃん上から目線

これがまだ小さい子どもなら変わることができるかもだけどいい歳した大人から救いようがない。

こんなに長い付き合いなのはこの友人だけなんだけど今は本当になんでこんなに続いているのか理解に苦しむ。

もう毎日毎日送られてくるクソどうでもいいLINEに返事するのも苦痛だ。

今はただただ繋がっているSNS全部ブロックしてさようならするタイミングを考えている。

2023-05-24

小2の娘が算数で躓いてる

ひっ算はできるけど、意味が分かっていない。

43-29を説明する問題宿題にあった。

43を40と3にわける。

29を20と9にわける。

から9は引けないから、43を30と13にわける。ここで分からなくなる。

この辺で最初目的を忘れてる。

あと、答えが31になる引き算の問題がわからない。

ヒントに片方だけ与えてみる。引く数を19でどう。

からない。

足し算して。

31+19は40。

30+10は?40。

おかしいよね。

大体こんな感じ。

説明しようとしても、論理的説明を聞くのは苦痛らしい。

算数の塾に通わせるか迷う。

多分行ってもつまらないだろうとは思う。

多分今まで答えを聞かれて、正解するまで適当に答えて、正解したときに分かったって言って過ごしてきたと思う。

まだあきらめる時間じゃないと思いたいが、算数一問説明するだけで、娘の家での自由時間が無くなってしまう。

それもかわいそうかなとも思う

anond:20230524004954

ワイも全く同じ境遇でめちゃくちゃ共感できるけど

それ以上に通勤苦痛が劇的に改善された事の方が嬉しいか

トータルでは移転してくれて良かったと思ってる

2023-05-23

未来自分のために頑張る」が辛すぎて「今の自分享楽へと逃げ込む」

そうして人生が腐り果てた結果に対して「過去自分から懺悔を聞かされる」人生がどこまでも続いていく。

本当に辛い……。

俺はどこで間違えたんだろう……。

人生のかなり早い時期からコレだったように思う。

割りと聞き分けのいい子供だったので「残さず食べて大きくなろう」と親がいうものからどんなに味覚に合わないものでも必死に食べていた。

きじゃなかったはずのニンジンピーマンがいつの間にか私の好物であることにされ、親戚の集まりに行くと従姉妹連中が私の皿にニンジンを次々に投げ込んできて、私はそれを黙々と食べ続けていた。

そんな人生がずっと続いていた。

でも心の中では本当に辛かったから、即物的快楽に身を委ねることが多かった。

将来のために頑張って受験勉強をして、とにかく今すぐ気持ちよくなりたいかゲームオナニーしまくった。

スポーツ趣味と言える思い出はなくただただ学生時代勉強してオナニーしてゲームしていただけだった。

でも勉強は苦手だったんだよな。

結局、「未来自分のために」は自分事にならないんだよ。

自分事として勉強に向かってないから、全く興味が湧かなくていつだってただただ苦しいだけで全然頭に入らなかった。

二流の中学に入って、エスカレーターして、そのあとは3流の大学に入り、3流の人間なりに「将来」を考えて公務員就職することを選び、今は毎日後悔している。

過去自分なりに頑張って積み上げたはずの「未来」の姿は、ただただ辛い辛いと毎日言いながら意味を感じられない仕事をするだけの人生だった。

今を考えることを無視しすぎた。

未来自分はいつか「今の自分」になるし、「今の自分」が「過去自分」になったとき過去を変えることはもう出来ない。

未来のためにすり潰される苦痛の中でそれを紛らわすための痛み止めのような行為ばかりをして過ごした過去が無数に積み上がっていく。

自分人生を振り返ってみて、愛せる過去が全く存在しない。

今もただただ辛い……安定しているだけの仕事だけど、その安定は「苦行のような人生」が安定して続くことしか意味してねえ。

もう「未来」さえも存在しない。

公務員をやめてどうにかなるような未来も見えねえ。

何も見えねえ。

俺の人生は完全に失敗した。

「今を生きた結果として、素晴らしい過去と、それなりの未来が手に入った」という形に人生をどうにか作り込めなきゃ行けなかったんだ。

頑張ってニンジンを食べ続けた結果、好きなんかじゃないと今更言う事も出来ずに親戚中からディスポーザーにされていた幼少期がそのまま自分人生の延長線なんだ。

しんどすぎる……なんでこんな人生になったんだろう……。

からどうやって軌道修正すれば良いのか全く思いつかない……。

自分が何をしたいのかもよくわからないし、それほど辛くもなく出来ることで金を稼げそうなものはない。

ダラダラゲームをしてダラダラとネットで駄弁るぐらいしか出来ねえ。

いや……ネットで駄弁るのは最近もうかなりキツクなってきた。

程度の低い人間は程度の低い人間しかコミュニケーションの機会を得られないっていう階級固定のシステムがだいぶインターネットでも強くなってきた。

そしてそのことにはもう辟易している。

若さから来る勢いと柔軟さを失って、下ネタパワハラ押収に頼ることしかできなくなった人間とのコミュニケーションはもうしたくない。

職場で無理やりつきあわされるのだけでもう十分だ。

インターネット疲れたと言ってる人の気持ちがやっと分かってきた。

「ウェーイ!肩パンウェーイ!」「ちょwww今季深夜アニメがマジシコwwww」みたいなコミュニケーションを50年も100年も続けられるのはある種の天才なんだよ。

俺は普通人間から下劣さにおいても才能がなかったんだ。

多分大抵の人は人生において下劣さとか高潔さとか清純とか外道とか善良とかそういう属性を貫いて生きることさえ出来ないんだろうな。

から皆して人が変わって言ってしまうんだ。

同じキャラを続ける才能がないんだ。

多分俺の悩みも、30年続けてきた「将来の自分のために」を旗印として粛々と過ごしながら溜まったストレスはシコシコして吐き出す生き方にいい加減飽きたんだ。

恐ろしいな……公務員何て「ダラダラと同じ生き方を続ける権利が得られること」だけがメリットみたいな仕事を選んじまってこんなことになるとは。

もう俺の人生にとって何のメリットもねえじゃん。

でも今更辞めるのは怖いんだよ。

俺は要領が悪いからさ、たった10年そこらでももうショーシャンクの爺さんみたいになっちまったんだ。

外は怖いんだ。

自分が本当は人の役には立てないのを認めたくねえ。

業務処理能力として身につけたと言い張ってるものが単にくだらん身内ルールに対しての慣れでしかないことを直視したくねえ。

でもこんなことをあと30年も続けるなんて気が狂っちまいそうだ。

いっそ仕事が楽ちんなら何か趣味でも始めるんだろうが。

つい1時間前に帰ってきたような生活をもうずっと続けてるんだ。

疲れたよ……せめて時間が欲しい……仕事をしている時間が安らぎもなく楽しみもないならせめてそれ以外の時間を作るための時間をくれ……。

俺は本当に人生を間違えたと思う。

今なあらハッキリ分かる。

安直な道を進んだ俺の罪だ。

罰が重すぎること以外は納得している。

敵が来ないことを祈り続けるタタール人砂漠みたいな毎日は虚無が過ぎる。

アレ以下の人生があるとはね……それも俺の人生が……

anond:20230523190329

俺はマーケティング資格持ってるから女には困らんけど社会に対する不信感はあるよ

個人としての女には膣があるからリターンがあるけどその他の個人集団にはリターンがない

から男と喋るのは内実ともに苦痛

男がYoutuberみて二郎食ってたら最悪

anond:20230522173013

増田自身えっちな絵は好きです。でも見たくないときに見せられるエロ苦痛なんですよね。

 

結局これが本音。そして女性の総意だ思う。

生物学が教える、「ヒトのメスってこんなもん」っていう説明と完全に合致しているんだよね。野性動物のメスの傍で、別の個体発情してたら、レイプされる可能性があるから逃げねばならない。だから、逃げたい嫌だなという感情が想起される。ただし自分発情しているとき交尾するので別である

 

からヒトのメスたる増田がそういう気持ちになるのは、良いよ。あたりまえ。

でもじゃあゲーム運営会社ひいては社会がどうするのが最適か? 

無視するしかねーよ。こんな声は。

自分発情しているときだけ、自分発情できるエロを見せて欲しい、そうではないやつは社会に出すな」

自分以外の世界全部を、自分の思う通りにコントロールしたいという声だよ。これは。

仮にこの増田が考える、一線を越えてる絵、とやらを排除したとして、それではおさらまねえもん。

他の女はもっと別の後ろに一線をもっている。人間の性は多様だ。

それを個人にあわせてコントロールすることはできないし、させたらだめ、出来ると誤認させてもだめだよ。

 

結局ヒトのメスが自重を学ぶしかない。

「私の地雷は誰かの推し」だ。

その逆ではない。

anond:20230522173013

増田自身えっちな絵は好きです。でも見たくないときに見せられるエロ苦痛なんですよね。

その「見たいとき見たくないとき」が人によって違うのと、自分も作り手と違う人間である以上、しょーがなくね?

俺も今は待ってるスキローでアダルトすぎる展開とか来たら見たくねーしそういう批評は書くかもしれんけど

それがいいって人がいりゃしゃあねえし何より作者の自由だなって思うのよ

(まあスキローでそんなんやらないと思うけど)

  

俺は増田が「自分としては嫌」のラインに居るならいくらでもその気持ちを叫べと思うけれども

そのラインを超えるならバカフェミクレーマーっぽいなと思う

(そのラインをこえた人は大抵おためごかしの「子供の目が~」「社会的に~」って言いだすし)

増田はそういうラインについてどう思う?

 

まり苦痛があるのは当然だろというのが俺の立場だが

増田苦痛があることが許せない?許されるべきでないと思う?

退職代行という名称が台頭する前から退職代行に似たサービスを使って職場をバックレしてきたクズだが

退職代行サービスを利用する人間に対し「クズ」「社会人としてなってない」「非常識のゲボカス」「退職の申し入れや交渉くらい自分しろ」「料金の無駄」というネットでの意見をよく見かけるが、常識があってクズでないまともな社会人ならそもそも退職代行なんて利用しないのだ!

当方新卒一社目でメンタル休職ののちに退職し、その後正規非正規職を転々としてきた。そのうちクビ3件、職場バックレ4件、うち退職行使用が3件というどこに出しても恥ずかしくない経歴のクズである。こんなクズものうのうと生きている経緯と現状とお話しし、もし今の職場のことで悩んでいる誰かの参考になったら幸いだ。また、こんな開き直り底辺ゴミにだけはなりたくないという意味で皆さんの癒しになれば嬉しい。

・なんでそんなゴミなの?

1社目でメンタルをやってか以降当日欠勤しまくり、朝起きられない、寝込む日が激増し勤怠不良の積み重なった結果です。心療内科でも相談改善を試みたが現在も全快はしていない。ASDやADHD検査もしたけれど健常域と結果が出て、社会性のないウンコ健常者になってしまった。

また、性格的にもストレス耐性が低くキャパ狭なのと、コミュ障以前の人嫌いが災いし、どの職場でも基本的孤立してしまう。他人に興味がなく無関心のため、みんなでの昼食や飲み会や、職場の噂話や世間話苦痛に感じる。人間関係の難の大部分は自分の傾向にすべて起因する。勿論申し訳ないが本当に合わない職場上司同僚もいた。

退職代行(正確ではないが)を初めて使用した経緯

何社か非正規で食いつないだが、その後正社員転職した。経済的安定も目的だったが、世間体が主な転職理由だったと今では思う。仕事生産支援の窓口部隊だったが、その部署は真夜中までの対応が多く、上記の当欠癖も治らず、致命的なミスをして現場の人に怒鳴られ修復不可能なまでに信頼を損ねた。リカバリーとか善後策など考えられず、自分ミスのせいなのにパニックになり保身に走り、「もう二度と出社できないから辞めるしかない、だがもう退職を伝える勇気も気力もない。そもそも会社の人ともう話せないし顔など合わせられない。絶対に無理」という状態になった。

その際、無い知恵を振り絞り「便利屋」という単語を思いつき、退職電話などを請け負ってくれる便利屋ネットで探した。当時は2010年代中盤で、まだ「退職代行」に特化したサービス企業はなかった記憶だが、不倫の密告や興信所探偵まがいの業務をしている便利屋の中に退職電話代行というものがあり、実家母親なりすまし体調不良理由退職意志を伝えてもらった。その間は職場に連絡できず、無断欠勤していた。なお、現在退職代行ではおそらく親族パートナーなどのなりすまし設定での電話はNGだと思う。また、今も自分が依頼したような類の電話代行の業者存在するが、どちらかというと、不倫クレームの密告代行の意味合いが強い。

・使ってどうだったか

上記の当時利用したサービスでは、今の退職代行のように「利用したら最後まで会社人間とやりとりが必要なく、代行経由で連絡可能」というシステムはまだなかったが、それでも「引継ぎもせず、最低限のやりとりで会社をやめられた、逃げられた」ということは自分にとって本当に救いで、命と心が助かったことに感謝した。料金も会社の人に顔を合わせたり、謝罪をしたりという精神苦痛を鑑みれば、タダのようなものだと感じた。時を経て、退職代行会社が雨後のタケノコのように出現し世間話題になった際も、「やはり自分のようなダメ人間がこういったサービスを利用するのだろうな」という納得感があり、ニーズが形となって顕現したのだと感じた。

なお、その後2社でも業務についていけない、ミスの連発、人間関係、勤怠不良などが原因で退職代行を利用させてもらった。加えて1社もブッチしたが、その際は貯金が少なくお金ケチって自分で辞めると伝えたが、資金に余裕があったら絶対退職代行を利用したかった。

コロナ禍、そしてテレワーク普及という僥倖により長年のバックレ要因が偶然すべて解決

書いた通りなのだが、その自分で辞めると伝えてバックレた職場の次に決まった契約社員仕事が始まったとたん、コロナによるテレワーク普及が起こった。すると、長年のバックレの原因だった「朝起きられない」と「職場孤立してしまう」という問題解決してしまった。例え朝起きられなくても、始業ギリギリに起きパジャマ姿でPCに勤務開始の報告をしてちゃん業務をすれば、ひとまず出勤したとされる。そして、コロナ禍では会食なんてもってのほか職場での飲み会ランチNGになり、いつも頭を悩ませていた食事の場でのコミュニケーションと、会社での雑談自体消滅した。そのため、いつでもどこでもボロボロだった勤怠が他の社員と何ら変わりない状態になり、偶然だが仕事ぶりを評価され、現在正社員となっている。

何の努力改善もしていないのに、環境だけで社会的に助かってしまった気分だ。現在は在宅リモート半々で働いている。たまに心身の不調で起きられず寝込んでしま病欠になる日もあるが、それでも昔に比べると勤怠は飛躍的に改善した。

・バックレる人、クビになる人はいるところには結構いる

これはクビになった職場担当していた業務で実感したことだ。フェイクを入れるが人材会社就業開始するスタッフの勤怠管理業務に関わっていた。すると、自分より遥かに優秀で立派な経歴の人でも、第一印象がいい人でも、家族子供がいても、突然会社に来なくなる、無断欠勤をする、試用期間終了前に合わないと泣きながら電話してくる、まるでかつての自分のような人を結構な頻度で見た。Z世代とかゆとり世代はおろか、年代性別や家庭状況は関係ないようだ。また、勤怠不良や能力不足で試用期間終了前に雇用から契約終了にされる人も多く見た。

以前は自分のような人間ネットでは観測すれど現実ではなかなか見ないから、異端社会不適合者なのだ確信していたが、同類はいるところにはいるのだなと肌で感じた。

退職代行を使うべき人

ここで、退職代行を使ってもいいんじゃないかなと想像する人の特徴を挙げる。

①自●を企図するほど精神的に追い詰められている人:

仕事職場人間関係けが自●の原因なのなら、使ったほうがいい。できれば心身が完全にやられる前に、体力気力があるうちの利用を推奨する。一度完全に折れると、その後の社会復帰が困難になるし時間を要するためだ。ただ、増田は自●自体は仕方ないんじゃないか派なので、仕事以外にも持病や家庭の悩みや慢性的な生きづらさを抱えた人が、己に鞭を打ってまでつらい状態のまま生きる必要はないとも考えている。

自分の失敗/挫折や評判が下がることを受け入れられる人

「あの人は退職代行を使った」と噂されたり、それを知られた関係者にはある種の偏見を抱かれることは間違いないので、それが気にならない人は役職雇用形態問わず利用していいと思う。逆に自分挫折や失敗を受け入れ難い、プライドがある人はまず退職代行は利用しないんじゃないか・・・自分プライドがないので、バックレた職場の方々に対し本当に申し訳ない気持ちがあれど、二度と生きてお会いしたくないので、自分練炭自●などで死んだものと思って忘れて生きていってくださいと念じている。

退職代行を使うべきでない人

上記のように、心身が死の淵に追いやられている人はまず命を守る行動を取ってほしいが、使うとリスクがあると想像する人を列挙する。

情報ネットワークが密な田舎などに住んでいる人

増田現在都市部在住だが地方での暮らし経験している。その際近所の無職の人が外で散歩するだけで恥だから家の中にいろ!という親御さんに叱られている話を聞いたことがある。退職代行を使ったことが近所や職場に広まり、今後の就職どころか生活に支障をきたす、あるいは詰むレベルの支障が出る場合はそのリスク考慮したほうがいいのではないかと思う。

②過干渉家族と同居している人

増田退職代行を使ったのはいずれも一人暮らしの時期だ。バレなければいいと思うのだが、同居家族パートナーに知られて干渉されそうな人は警戒しておいたほうがいい。5ちゃん職場バックレに関するスレッドで、バックレ常習犯は緊急連絡先の家族の住所は電話番号はでたらめを書いておくというアイデアを参考に、増田も緊急連絡先は最寄りの水道局の住所電話番号に設定している。

職場人間関係が強固な人

①②と同じ種類だが、例えば仲間と企業したけど逃げたくなった・・・という場合人間関係にしこりを残すと想像する。現代ではなかなかないと思うが、同族の小さい企業や少人数のベンチャーなど、職場人間関係が密で後々の人間関係がトラブりそうな方も要注意だ。(辞めたあとに電話SNSなどでDMが来るとか)

・当然だけど、辞めた後の人生は誰も責任を取ってくれない

退職後に休養するのも再就職するのも自由だけれど、その後の人生責任自分以外誰も取ってくれない。中には医療福祉に繋がるほうがいいケースもあるかもしれないが、勤め人を続けたい場合はその後も工夫や行動し続けることが大切だと感じる。男女問わず経済的に頼れるパートナーを探すというのも生存戦略としては立派なひとつ方策だ。下記リンクは以前ネットでも話題になったもので、今回の趣旨とは異なるが、早いうちから行動することの大切さについては参考になるかと思う。

http://www.carpefidem.com/column018.html

環境や適性をもう一度考えてみる

職場との相性は、入ってみたら人が定着しない魔窟のようなポジションだったとか、ホワイト大企業だけどその部署だけ何故かモンスターのようなストレッサーだらけとか、運で決まってしまう要素も大きいと感じる。ただ、ある程度自分の向いてる環境や適性について検討し、判断することも必要だと思う。向いてなくて耐えられなかったら、また退職代行を使えばいい。

人付き合いの苦手な人は、できるだけ接客から離れた上流工程業務内容の企業に応募する(コミュ障も突き抜けると接客適性無双他人への関心がないのでクレーマーをしゃべる人糞とみなせるという意見もあるが、限られたエースだけの才能だと思う)とか、マルチタスクではパニックになりがちな人は定型業務メインの仕事を探すとか、お子さんや家族ケアで早退や欠勤が続いてしまうひとはフレックス制や裁量労働などで調整できる職場を探すとか、できるだけ自分の苦手に直面する機会の少ない仕事を選んでほしい。

お前が言うなが過ぎるが、テレワーク可能職場という環境面での選択肢が無かったら自分社会的に詰んでいた。また、当座の給料のためにコミュ力に自信がないのに、客先/社内問わず大量のストレスフルな交渉が発生する職場自分スキルに見合わない仕事内容に考えずに飛びついた経験が少なからずある。

増田現在「やりたくない仕事は星の数ほどあれどやりたい仕事はない」というドクズ思考で、自分にできる仕事ならありがたく精一杯やって、ダメなら逃げようというスタンスだ。

「好きなこと/やりたいことを仕事にする」は覚悟がないと危険だと思う。インドア派やオタク気質の人は、アニメーターゲーム会社エンタメ企業出版社関連企業への志向性が強い傾向だと思う(かつて自分就活病で何社か説明会を受けたことがある)が、大手でない限り土日昼夜問わず働かされ、期限納期の厳しいブラック環境職場も多い。エンタメサービス業は、みんなが楽しんでいる休み余暇の時期が繁忙期だ。また、ブラック企業はある程度公式に開示されている情報労働条件判断できる。

まとまらないが、サービスでもなんでも利用し、つらい思いをしている人ができるだけ生きやす環境で生きられるよう願う。

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