はてなキーワード: 番長とは
〜 http://janesuisjapanese.blogspot.jp/2013/08/vol14.html を読んで感じたこと。
父は木挽町で生まれ泰明小学校、銀座中、塾高から慶應大学に行った。
だが、父は木挽町が好きなようで本籍はいまでも木挽町だし、僕も生まれた時から初詣は家族揃って鉄砲洲に行っている。
また、父と仲の良い小学校の同級生はいまでも銀座で店を構えてる連中が多く、父は今でもスーツは銀座の同級生に仕立ててもらっているようだし散髪も同じくである。
目白駅から祖父の家まで行く目白通りは、いまでも好きな道の1つである。
母から地元での話はあまり聞いたことがなく、言うのは学校の近所の話だったり、就職してから出来た友人の話の方がよく聞く。
僕はと言えば生まれたのは小石川で、その後、馬喰町、恵比寿、一番町、南青山、東麻布と都内を転々としている。
転々としているのは父の気まぐれだと思う。同じ町に住んだのは一番長くて7年程度だった。
また小学校から大学まで私立なので同級生も皆、住んでいる所がバラバラだった。
家が近所の奴もいたが、多くは電車で数十分で、遠い奴は葉山とか佐倉、三島などもいた。
住んでる所が一緒、ではなく学校や習い事、塾が一緒という点でのつながりしかない。
たしかに、今でも出身校の近くを通る時、弁当屋の親父は元気かなとか、
授業抜け出して行った定食屋はどうなったとか考えるし、
南青山のみゆき通りに外国のブティッグが増えたなあと、変化したことに感慨があるし、
軍艦パジャマは相変わらず下品だなと、逆に変わっていないことに安心感みたいなものはある。
でも、それぞれに取り立てて愛着がある訳でもなく、それに昔から転々としていたから、
いつの間にかよく通っていた店や建物が、久々に行ったら無くなっているというのも当たり前のことだ。
また、ある種の観光地の近くに住んでたこともあり、田舎者に囲まれて育ったこともあり田舎者に対して特段の思いも無い。
そもそも田舎者とは要は東京者に対するヨソ者という感覚だけれど、僕には地元が無いのだから田舎者という概念を持ち得ない。
東京は本当に巨大で、とてつもないマチの集合体だと思う。
よく地方の人が「マチに遊びに行く」という意味での「マチ」が東京には無数にある。
白金台の裏の方のお屋敷ばかりのあの空気、後楽園の雑多な仲にも昭和的なにおいがある空気、一番町は空気がキリっとしているし、麻布は昔からの重みを感じる。
マチの空気はそうそう変わらない。(表参道の同潤会を壊したのは駄目だと思うが)
東京とひとくくりにするから、毒を浴びるんだと思う。地方出身者にレイプされた気になるんだ。
子供の時番長クラスの人間はみな横着だった。皆もそういう思い出があるだろう?だらしない人間だけど何故か人望が厚いんだよ。
それは何故か?そこに1つの人生成功術の答えがある。要するに横着な人間ほど人気があるし権力がある。
横着なのになんでアイツ人気あるんだよと嫉妬にまみれた人々は言う。しかし横着だから、横着だからこそ人気があるんだよ。
では何故横着だと人気があるのか?それは強いからだ。人間の精神なんてほんとに弱々しいことを知らねばならない。
我々は社会化した人間を「オトナ」と呼び、「一人前」という意味合いを持たせているが、じつは大間違いでみんな心の弱い未熟者なんだ。
そんな世の中だからコドモのような横着者だけが周囲からみて強い人間に映るし実際に強い。みんな出来ないことが出来る、みんな言えないことが言える。
こまけーこたーいいんだよ!とばかりに好き勝手振る舞える人間は強い。面の皮が厚いのではない。
横柄で極悪非道ではあるがちゃんと人の心がわかっている。昔の武士にもそんな人は多かった。
高校の時にも野球部にいただろ?横着極まりない男でやりたい放題天衣無縫に振る舞っているのにやるときはやる。だから誰も文句いえない。
このやるときはやるって部分が肝心。なぜなのか?君たちの中では横着者というと自分勝手なイメージがあるだろう?それは間違いなんだ。
そんなのは横着者じゃない。横着というのはルールにとらわれないことであって、集団のルールにとらわれないのみならず個人のルールにもとらわれない。
だからルールにとらわれないからって個人主義ってわけでもないんだ。むしろ横着な人間ほど集団主義が多いくらい。よくよく考えてみれば当然のことである。
3年寝たろうって童話があっただろう。あれも横着者の強さを表している。昼間っからグースカ寝てはセックスしてばかりいる。
それを人々は人間として堕落した姿だと非難するがそうではない。大物ほど力をためる期間や時間が必要なのだ。
いやそうした時間があるような横着者だからこそ大物なのだ。じゃあ世の中の無職どもも大物なのかおかしいじゃないかと思うだろう?
それは違うんだ。彼らは中途半端にしか堕落できない。引きこもりは究極のサボりだと思われているがそうではない。
「やるときはやる」人間にこそ究極のサボタージュが可能なのだ。努力とサボりの観念をそうして正しく理解すれば、持てる力をフルに発揮できるようになる。
■中学生の頃まで親の事を「パパ、ママ」と呼んでいたので高校入学と同時に一気に「おやじ、おふくろ」に変えたらおふくろが笑い過ぎて呼吸困難に成ったので今でもパパ、ママって呼んでる。
葬式の日、雨が降ったのでつい「見よ、天も泣いておるわ…」と言ったら弟に「なんでそんなふざけた事を言えるんだよあんたって人は!」とマジギレされた。
因みに弟は小学校の頃から父さん母さんって呼んでる。俺よりずっとマザコンの癖に。
■先週帰省したら父から思わぬ物を見せられた。子供の頃のホームビデオ。
父から将来の夢を訊かれた小さい頃の俺が「おいしゃさんーー!!みんなのびょうきをかいふくさせるのー!」なんて可愛い事を言っているんだよ。父溜息俺苦笑い。父は「この儘素直に育っていればパパも病気診て貰えたのになあ」と嘆いて見せてくる。返す言葉も無い俺。
ところがビデオの中では当時の父が「医者は無理無理。お前の成績だと難しいからラーメン屋でいいんじゃない」と子供の夢を否定してる。
「べんきょうはちゃんとするからおいしゃさんがいい!」と当時の俺が抵抗するも「パパラーメン好きだからラーメン屋にしてよ。毎日ラーメン食べられるし」と畳み掛けて当時の俺は不貞腐れてしまっていた。
この父、ビデオを撮影した頃から全く変わっていない。自分の都合で子供の職業を決めたがるし、ラーメン好きが高じて今では糖尿病だ。
「パパさえ子供を応援してくれてたら今頃は…」と嫌味を言うと「お前、今付き合っている相手は居ないのか?」と唐突に話を変え出した。
■高校の頃、苛めの煽り役だった生徒が皮膚病(性病とか言われていた)で顔が爛れて、苛められる側に転落した事があった。
自分で名付けた蹴り技を自分が喰らってて因果応報世話無いわと思った。
その生徒は苛められてから1箇月で入院名目で来なくなって、それからまた元の苛められっ子への苛めが再開した。
今振り返って考えると元の苛められっ子は強いな。やる側が1箇月で挫ける苛めを1年耐えてたんだから。
■俺の通っていた高校の同級生に「宮崎勤」君が居た。当然本人はその名前を嫌っていたんだけど、付いた仇名が「ハヤオ」。
そんな仇名で大丈夫か。
ある日ポロッとこぼしていたが、将来結婚するなら婿入りして名字を変えるつもりだという。
■こないだ震度3位の地震が起きた時喫茶店に居たんだけど、客の携帯電話が一斉に地震速報の警報を鳴らして地震が起きたものだから外人の観光客達が面白い位慌てていた。
■「ウチらももう立派なオバサンだよねー」「マジ歳だわー」。どう見ても40代の女性2人の会話。間違っちゃいない、けど…
■「俺んちルンバいるんだけど見に来ない?」という豪快なナンパを目撃した。しかも誘われた女も付いて行っちゃってるし。
俺も買うか、ルンバ。
■今神社に居るんだけどお爺さんが神主に向かって何か喚いてる。
聞き耳を立ててみると、入院中の孫の為におみくじを引いたら連続で凶だったと。食費削って200円のおみくじを6枚引いたのに全部凶だったと。
そのお爺さんは本当に切羽詰まった表情だったので、神主さんさんも気圧されたのかその場でお祓いが始まった。
普段引く分にはただの遊びだけど、家族の生き死にって時に凶が出るとそりゃ凹むよな。
■何故だか分からないけど尻が腫れた。病院で看護師に心当たりを尋ねられたので「先週酔った勢いで平将門の墓に座った」って正直に答えたら鼻で笑われた。塗り薬を塗ったら見事に腫れは治まったので、塗り薬は祟りより強い。
■壁ドンなんか何がいいんだよ。女の考えは分からん。とか思っていたけど、今日電車が揺れた時背の高い女子高生から思わぬ壁ドンを受け、考えを改めた。
■うちの猫があくびする度に口に指を突っ込んであぐあぐさせるのが好きなんだけど、さっき俺があくびした時口に猫が手を突っ込んできて「アヌフオッ!?」ってなった。やられると別に嬉しくないね。ごめんよみけにゃ(うちの猫)。
■うちの猫のみけにゃは元野良猫。その癖結構美食家だったりする。
うちの子にしてから1年位経った頃冷凍庫の奥底から黒毛和牛の成れの果てを発掘した。
捨てるのが惜しいから解凍してみけにゃに与えてみたら、それから数日間はカリカリを全く一口も受け付けず、その癖「ごはんくれー」といつもより強くねだる様に。
元野良だから絶食に慣れているという理由も有るんだろうけどあれには困った。
今はみけにゃを迎え入れた日に記念日として年に一回だけ牛肉をやっている。
■うちは今猫を2匹飼っている。それでしみじみ思うのは、猫って模様で見分けが付いていいなって事。
小学5年生の頃ハムスターを飼っていたんだけど、近所に住むハムスター仲間4人で集まった時『この中で誰が一番ハムスター好きか』を比べようという話が出た。
ルールは簡単。ハムスターを自分の口の中に一番長く入れ続けられた人間の勝ち。
書いてて馬鹿らしく思えるルールだがみんな馬鹿真っ盛りな男子小学生+女子小学生だったので仕方無い。
斯くして戦いは始まった。俺の弟が行事を務め、それぞれ恭しくハムスターを両の掌に構える。変な緊張感が部屋に張り詰める。
弟の合図!と共にみんな一斉にハムスターを頬張る。瞬間鼻孔に広がるハム臭。そして激痛!
ハムスターは只でさえ他のハムスターと対面させられ興奮していた状態で急に頬張われて錯乱に至り、爪と歯と全身とで全霊の抵抗を試みたのだった。
少年少女の汚れ無き頬肉は内側より切られ裂かれの蹂躙を受け、堪え切れなく成った俺達は愛しのけだものを我先にと床へ吐き出す。
最早勝ち負けではない。泣き出す者、血飛沫の咳を吐き散らす者、口を雑巾で拭う者、「ペストになっちゃう!」と変な怖がり方をする者(俺)。稚き人生で初めての混乱が皆を襲う。
この混乱の中それぞれが持ち寄ったゴールデンハムスター4匹は涎塗れの儘部屋を逃げ回り、何とか全員捕まえたものの既にどれが誰のものだったか誰にも分からなくなってしまっていた。結局それぞれ適当に見当を付けたハムスターを自分の家の子として持ち帰る事に相成り『愛は試すものではない』という尊い教訓を我々は得たのだった。
■動物好きの人から聞いた話。チョコエッグがはやり出した頃、動物園で蛙や昆虫といった小動物を担当している飼育員は、上からの義務として自分の担当している動物のフィギュアを持たされたらしい。
というのは、入園客の中には自分の手持ちのフィギュアと実際の動物とを並べて記念写真を撮る人が居て、更にはそれを落としたり忘れていく事故が多発したから。床に蛙や昆虫類の実寸大フィギュアが落ちていると、一見本物の展示動物が逃げ出しているかの様に見えてしまうのだとか。
それで飼育員はフィギュアの形状を記憶し、ガラスケース外に在るそれが作り物か本物かを瞬時に見分けられるよう備えたという。
■ごみ捨てに行って来た。
帰り際、突然足元からギーヴ!ギーヴ!と警報の様な音がしてびびる。
敵の襲来か!何奴!と思いつつ辺りを見渡すと、奥のごみ袋から光が漏れていた。
ごみ袋を解いて電話に出てみる。イタリア産チーズの包み紙とかいいもん食ってやがるなこの家。
相手はこの携帯電話の持ち主で、紛失に気付いて電話をかけてみたのだと言う。
少し待って現れた持ち主に携帯電話を渡す。かなり丁寧なお礼を言われて久々に照れるという体験をした。
思いがけず善い事をして気分が良いけど、すっかり目が覚めてしまったぞ。
■結構気の合う同僚と初めての飲み会。お互いにツイッターのアカウントを教え合う程意気投合したので早速フォローしようとしたら、俺この人のアカウントブロックしてた。
や、やべえ!スマホからだとどうやってブロック解除するんだっけ!?
と慌ててブロック解除&フォロー。出来立ての友情が秒速で崩壊する寸前だった。ふう。
■今日某家電量販店に行ったら「東京都よりお越しの池田大作様、大川隆法様がお待ちです。1階サービスカウンター迄お越し下さい」と放送が流れた。誰だ変ないたずらをしているのは。それとも店員用の何かの符牒か?
■もう先月の話。深夜に女性の後ろを二人っきりで歩いていて軽く気まずさを感じていたら、暗いものだからドブ板を踏み外して「うおおぉー!?」と変な声を上げてしまった。
途端に響き渡る防犯ブザーの音。「違うんだよ!?転んだだけだよ!?」と弁解したい気持ちを抑えながら慌てて道を反対側に入って逃げてしまった。
これも不審な男性に遭遇した事案として記録されてるのかなぁ…勘弁して欲しい。
■さっき男子小学生がランドセル背負いなからタバコを吹かして歩いてた。未だ3~4年生位の。注意したら無表情のままこっちも見ずにタバコを排水口に捨てて去って行ったけど、ランドセルに防犯ブザーがぶら下がってた。吸い殻が無い状態でこれ引かれたら俺やばかったかな。「変なおじさんに声かけられたー」って。
■料理好きのイケメンの友達の部屋に行ったらすごくサイゼリヤの匂いがした。
因みに俺は芳香剤を買い間違えて部屋からゲーマーズの階段の匂いがします。
■処女喪失もののアダルトビデオで見付けた女優が気に入って最近はその女優の出演作品ばかりを追いかけていたんだけど、
それより古い別の作品で「初体験は12歳の時」って答えているのを見付けてしまった。
せめて芸名位変えろよ。まるで俺は蜃気楼を追いかけていた冒険者の如き有り様。嗚呼。
■出会い系で知り合ってからもう半年位付き合っているセフレの40代のおばさん、今日話訊いたら昔俺が好きだったアニメの主人公役の声優だった事が判明した。どうしよう。ちょっと演じて貰ったら間違いなくあの声だよ。本人だよ。「昔のアニメとかよく知らなくってさぁ~」って顔で流したけど、今度からどういう顔して会えばいいんだろう。何が起きたのかまだ受け入れ切れてない。
■こないだのコミケ。便所で長い間個室を占領していた奴が出て来て俺の前を通った時、鞄の隙間から柔らかそうな円筒形の物体、つまりオナホールがチラっと見えた。
俺は列の先頭だったけどきんもー☆と思ったので後ろの苦しそうな表情の人に先を譲ってあげた。後で知ったけどオリジナルオナホールを売っていたサークルが在ったらしい。
■灼熱のコミックマーケット、いかがお過ごしでしょうか。こちらもうフラフラです。通路にへたり込む参加者に、スタッフも注意する気力を失っております。
先程は救護室にブラックジャックのコスプレをしたレイヤーさんが担ぎ込まれて行きました。
お前治療する側だろうと、周囲のみんなは目で物語っております。この暑いのに黒い上着なんて着込んでるから…
■昔、サークル友達に誘われてとある人気アニメの番宣番組の制作を一時期手伝ってた。要は声優さん達が遊びながら作品に絡めた話をするネット番組。
ある時主演声優の一人が、自分が演じてるキャラクターのフィギュアを買いましたよー、と言い出した。
告知から長い間発売延期が続いていた商品をネットショップで買ったという話なんだけど、その発言の後から番組責任者がそわそわし出した。
収録翌日に確認が取れた所、その声優が買ったフィギュアは中国の工場から流出した海賊版で、本物は来月発売予定らしい。利用したというネットショップも以前から海賊版フィギュアを販売している常習犯。
結局会社側がその声優から海賊版を買い取った上、本物を来月プレゼントするという形に収まった。当然番組は収録し直し。
ただ声優さんがにこにこしているだけの様に見える番組の裏にも、こんな事件が有るのです。
■見た目も性格もいかつく、その癖可愛い物好きの知り合いが腕にシナモロールの入れ墨を入れてきた。俺も同じシナモロール好きとして反応に困る。愛でればいいのか?これを?
■考え事をしながらコンビニで店員に話しかけて「すいません。ミミミンミミミンウーサ…じゃないや。麦茶どこですか」と言ってしまった。
■「あ、この会社やばいな」と思ったのは、社長の口癖が「あー暇だ」だと気付いた時。
だってその社長、60歳超えてるのに週6で毎日12時間は働いてるんだよ。
毎日働き詰めなのに2~3分の待ち時間や昼休みを、休む時間ではなく暇な時間と感じる体質らしい。
この歳で現役なのはこんなスタミナ人間の後釜を継げる人間が見付からないからという理由も有るんじゃないか。
面接に来たのはややイケメンの学生。受け答えはハキハキしていて好感が持てるんだけど、
履歴書を読むと「何年何月何日.自分の会社を設立。何年.25歳で東証一部上場。そして結婚! …」とずらずら未来の経歴が書かれてる。というか本来の経歴より未来の経歴の方が長い。
「この部分は将来の予定?」
「はい!夢を形にする為に!具体的な日付を付けました!」
「…夢を書くのは手帳とかのカレンダー欄の方がいいよ。こういう履歴書は会社で預かっちゃうから」
面白い子ではあったけど採用は見送り。自分の通ってる専門学校の校名「専問学校」って書き間違えてたのも理由の一つ。
■俺の友達のお話。そいつは大学時代からお笑い芸人を仕事にしていて今ではちゃんと事務所にも所属している。そこは結婚式や宴会に芸人を派遣するサービスも行っているんだけど、こないだそいつにもご指名が回って来た。
でもちょっと待てよ。先輩芸人差し置いてなんでそいつやねん。奴は人気が無いだけじゃなく、下品で毒舌でどう見てもおめでたくないネタしか持っていない。本人も事務所の人もみんな驚いていたらしい。俺も驚いたし。
で、呼ばれたのは葬式。なんでもそいつの顔が故人に瓜二つなんだとか。。。理由は変だが新人芸人に仕事を選べる余裕は無くマネージャー秒速の二つ返事。この話も事務所が勝手に了承してから知らされたらしい。
その記念すべき初依頼の現場写真を見せられて更にびびった。いつもの変な挨拶を披露している奴の顔と遺影に写った顔は本当にそっくりで区別が付かない。「何これドッキリカメラ?」と訊くと「いや…俺を騙すにしては金かけ過ぎでしょうよ」と。そんな事、訊く前から俺も頭では分かってる。
服装に背広を指定されていたから棺桶の故人と寸分狂い無く一致状態で、遺族も参列者もマネージャーも何より奴自身が驚いたそうだ。『俺が自分の葬式に参加して自分の遺体の隣でお笑いを要求されてる!』って。
一つ困ったのは、葬式に相応しいネタを幾つか考えて行ったのに(一つ見せて貰ったが『似ている人を3人見付けると死ぬって噂。今日1人目を見付けたけどもう死んでた』という不謹慎且つしょぉぉぉもないネタ)、参列者が大勢涙目でみつめて来たり、前カノ(故人の)から時計を押し付けられたり、恩師(故人の)から抱き付かれたりで6時間の内1つしかネタを披露できなかった事らしい。人気無い癖にそういう所は真面目でやがる。
そして今奴は故人の姉と付き合っているときた。奴には是非、もう2人そっくりさんを見付けて例の噂が本当か検証して欲しい。
■突然4箇月も入院して先日やっと退院した友達の部屋の掃除の手伝いに行く。前々からごみだらけだった部屋がすっかり虫達の楽園と化していた。ゴキブリはワモンからチャバネまで、ハエはクロバエからチョウバエまで向こう10年分は目にした気がする。本当に本当にこれはどうしようも無いと判断した俺達は、パソコンやテレビ等電化製品だけを退避させて部屋を大燻蒸する事にした。
明らかに「ここが虫の発生源です」と判るウジ虫だらけのゴミ袋を先に片付けようとしたら、ビニール袋の中で人間の小指大は有る親玉ウジ虫が蠢いていた。
「ここだけ進化論がおかしい!こいつ人間を食うぞ絶対!」と本気でびびりまくったが、よく見たらナメクジだった。それにしても3階の部屋にナメクジが湧くってどういう事よ。
燻蒸の結果我々人類の手には負えないという事実が改めて判明したので、結局業者に頼みましたとさ。
はてな匿名ダイアリーは12605文字前後が上限の字数制限が有るっぽい。
編集画面と『確認する』ボタンを押した時の表示ではきちんと書いた通りの全文が表示されるが『この内容を登録する』ボタンを押した後は、12605文字以上の文が表示し切れず途切れてしまっている。
第1回
http://anond.hatelabo.jp/20121203123633
鈴木:ひどいこと言うんだもん、色々(笑)。『もののけ(姫)』のときもねえ……。『もののけ』どうだったって聞いたら、「レイアウトがダメになった」って(笑)。
庵野:ダメでしたね。よく宮さん(宮崎駿)、このレイアウト通したなというくらいダメでしたね。
庵野:いやー、ダメでしたね、レイアウトはかなりね。レイアウトが世界一の人だと思ってるんで。
庵野:ええ。あの空間の取り方のなさっていうのは、ちょっと、あれは歳取ったのかなって思っちゃいました。
鈴木:すごくフラットになっちゃったんだ。だからすごいのはお話のほうで、画のほうはどっちかっていうと結構サラッとしてるっていう。
庵野:サラッとしてます。あれが『(崖の上の)ポニョ』でまた粘りが出ててよかったなっていう。
鈴木:『ポニョ』の前にね、宮さん、ディズニー・チャンネル見まくったんだよね。そしたら「動きすぎだ」って最初言ってたのが、途中から「いや、動き過ぎだと思ってたけどそうじゃない、動くことに意味はある」って。それで突然「世界は動いてるんだから、やっぱり動かすべきだ」って。それをテーマにやりはじめた『ポニョ』はどうでした? なんて今頃聞くのもあれなんだけど(笑)。
鈴木:いまでも。
庵野:うん、いまでも長いと思いますね。お母さんが宗介を置いて車で行っちゃうじゃないですか。それで二人っきりになるあたりからは、あんまりノレない感じですね。それまではすごいよかったですね。
鈴木:えっ。
庵野:お母さんがいいです、もう。
鈴木:お母さんが。
庵野:いや、それがいいですよね。いままで宮さんになかったものじゃないですか。
鈴木:そうしたら宮さんがね、「あれは勝也がやってて俺じゃないから」って(笑)。
庵野:そうそうそうそう、それがいいんですよ。いままでの宮さんにはできなかったこと。
庵野:いいですよね。線だけでそれ出すんですよ。
庵野:宮さんが手を入れてないってのがまた良かったんですね。
庵野:あれにまた入れ直したらもうブチ壊しだったのを、それをグッと抑えてるのが大人になったというか――
庵野:歳を取ったというか。
鈴木:僕ね、すごい覚えてるのは、スタジオ……あれは(スタジオ・)グラビトン?
鈴木:あの、もりやまゆうじ(森山雄治)がいて。そこで初めて(鈴木が庵野に)会ったの覚えてるんですよ。
鈴木:あ、そっか。
庵野:桜田にあった、フリーのアニメーターが寄り集まってるスタジオ界隈ですね。
鈴木:あのとき自己紹介されたの覚えてるんだよ、俺。順番がちょっとぐちゃぐちゃなんですけどね。ただ、当時もりやまゆうじっていう人と一緒に押井守の原作で漫画をやってたんですよ、『とどのつまり』っていう。それで、そこのスタジオに漫画の原稿取るっていうんで1ヵ月に一回行って。押井守が原作を書いて、彼が画を描いてたんですけど。そこで(庵野が)登場して、あの「住所不定なんです」って。
庵野:ええ、家なかったです。
鈴木:えっ、そんななってんの、もう。
鈴木:あ、なってんの。そうなんだ。
庵野:ええ、23、4。24くらいだったと思いますね。『(風の谷の)ナウシカ』のあとですもんね。
鈴木:そうだよね。
庵野:ええ。大阪のアパート引き払って、とにかくカバンだけ持って――
庵野:ええ、宮さんのとこ行って。で、家はないのかって言われてありませんって。そのときは高校時代の友達のところに荷物だけ置かせてもらって。トップクラフトで寝てましたね、寝泊まりは。
鈴木:ああ、あそこで寝てたんですか。あの応接で?
庵野:いえ、応接なんかで寝ないですよ。机の下ですよ。机の下か、隙間。壁と動画机の隙間が60センチぐらいあって。そこで寝てましたね。
鈴木:とにかく『ナウシカ』始まったときに、やらせろっつって。当時トップクラフトってところで『ナウシカ』作ってたんですけど、現れて。なんか原画持って来たんだよね。
鈴木:それで宮さんが気に入って。その画を見て、多分ここがいいだろうっていうんで巨神兵を。
庵野:いきなりですよね。めちゃくちゃです。ズブの素人ですよ(笑)。
鈴木:それで粘りのある画面を描いてくれるだろうって。
庵野:いやあ。
鈴木:でも描いてくれたじゃない。
庵野:まあ出来てよかったですけど。でもよく任せましたよね。
鈴木:宮さんの独特の勘だよね。あまり給料払えなかったよね、多分。
庵野:いえいえ! あれは貰えましたよ。
鈴木:あ、本当?
庵野:それまで安かったですから。『(超時空要塞)マクロス』のテレビは大学のときのアルバイトでやったんですけど、1カット1800円でしたから。
庵野:ええ。まあテレビシリーズですから、そんなもんです。1800円です。
鈴木:はあ。でも、あの巨神兵は凄かったよね。粘っこいでしょ。だってあれだけやるのに、あれ秒数どれくらいあったの。
庵野:長いのが十何秒ですか。普通6秒か8秒で、でも伸びてやっぱり10秒になってたと思いますね。
鈴木:それをどのぐらいの期間でやってたんですか。
鈴木:ああ、でも当時だとそれぐらい、それでもすごいよね。
庵野:んー、まあ巨神兵については一個悔しいのは、中(動画の中割り)を7枚にするべきだったと思いますね。宮さんはあのとき「中5でいいんだ!」って言ってて。でも中5は速いんじゃないですか……って。でも中7にすると枚数が増える上に尺も延びるから間に合わないって、中5でいいって。そして影も2色つけなくていい、1色でいいって。「ええっ~!」というやつですね。あのときは影は2色……まあ、それでも2色は許してくれたんですけど、「3色つけたら殺す」という風にメモがありますよね。
鈴木:やっぱり影を付けたくない人なんですよ。
庵野:ええ、でも大きさはやっぱり影で出せるものがあるじゃないですか。
庵野:いや、記号だからこそ、ですね。でも色々教えてもらったのは、本当に板野一郎と宮崎駿、この二人ですね。アニメの技術だけじゃなく、作り方みたいなものも横で見てて。だから僕の師匠はこのふたりですね。実際色々教えてくれましたからね、手取り足取り。
鈴木:いや、ジブリ、西ジブリって作ったでしょ? だからいまトヨタのなかで若い人、22人やってるわけですよ。そういうとこ行って、ちょっと特別講義を……。
鈴木:みんな喜ぶよね。でも喋るだけじゃなくて、実際のね、なんかやってくれるといいんじゃないかって。
庵野:昔、宮さんが塾を二馬力でやってたときに、一回行きましたね。でも宮さんって自分が好きか、こいつはいけるっていう人じゃないと教えないじゃないですか。
庵野:依怙贔屓と、やっぱり自分の下駄が欲しいので。自分の役に立ちそうな奴しか労力を使わないですよね。
庵野:僕が『ナウシカ』のときに色々教えてもらったのはそれだなあって。巨神兵をこいつにやらせとけば、自分はそれを直す手間の分、ほかのことやれるっていう。それだと思いますね。
鈴木:でも、だってアレやってくれるだけですごいホッとするんだもん。
鈴木:でも、ラストシーンは『ナウシカ』よかったんですかね、あれで。
鈴木:宮さんの最初の案は、とにかく王蟲が突進してきて、そこへ降り立つナウシカ、それでいきなりエンドマーク。それて王蟲の突進は止まると。……これは困ったんですよ。
庵野:いやー、引かれないと困るでしょうね。
鈴木:だから延々、僕ね、それこそ最後のほうコンテが出来たとき、高畑さんとふたりで阿佐ヶ谷の喫茶店で8時間ぐらい、色々話したんですよ。これで行くのか行かないのかって(笑)。それでとにかく現状はいまある案。2つ目がナウシカが死んで、伝説の人になる。で、3つ目がね、死んだあと甦るっていう。それで最後さ、高畑さんがね、「鈴木さんどれが好きですか」って(笑)。
内藤:好き嫌いになるんですか。
鈴木:そりゃやっぱ甦ったらいいんじゃないですかねえって。じゃあ、つってふたりで宮さんのとこに言いに行くんですよね。いやー、判断が早くて。「ふたりで決めたんでしょ、じゃあそうします」って。考えないんだよね。
庵野:あのとき見せてもらったのは、巨神兵と王蟲が戦うのは、見たかったですね。
庵野:あれかっこよかったですよね。まあ巨神兵は大変でした。僕は全然描けなかったと思いますよ、あのコンテのままだったら。
鈴木:でも――
庵野:まあ、宮さんだったら出来たんですね。『ナウシカ』の途中で、最初に面接でお会いしたときにはすごく緊張したんですけど、段々それが解けてただのオヤジになっていったんで。普段アニメ作ると、宮さんってフィルターかけちゃうじゃないですか。
庵野:ええ、いい人っぽく。
庵野:『ナウシカ』の打ち上げのときに言ってたんですよ宮さんが、「人間滅びてもいいじゃん」っていうの。
庵野:『ナウシカ』の打ち上げのときに、最後のほうの相当宮さんも飲んでたときに、スタッフのアニメーターの若い女の子がひとり食って掛かってて。「人間が滅びてしまうじゃないですか、そんなの作っていいんですか」みたいなことを言ったときに「人間なんてね、滅びたっていいんだよ!! とにかくこの惑星に生き物が残ってれば、人間という種なんていなくなっても全然いいんだ!」っていうのを怒鳴ってるのを僕は横で聞いてて、この人すごいとそのとき思ったんですね。クリエイターとして宮さんが好きになった瞬間でしたね。人そのものに執着してないってのが根っこにあって、あれはすごくいいですよね。
鈴木:「もしかしたら私達そのものが汚れかも知れない」、いやー、もうそのセリフ読んだときにね、ああこの人、人間よりあっちのほうが好きなんだって。
庵野:『ナウシカ』の7巻は宮さんの最高傑作だと思いますね。まあ巨神兵のくだりは別にしてですね、宮さんの持ってるテーマ性っていうのが、あれに、すごくこう――
鈴木:集約されてる?
庵野:集約されてるっていうか、もう原液のまま出してるわけですよね。本当に、本当はすごくアレな人なんですけど。
鈴木:あの、負の部分っていうのか。
庵野:それがストレートに7巻には出ててよかったですね。『ナウシカ』の漫画にも色々出てますけども、7巻は特にそれが凝縮していていいですね。
庵野:あれは……『ラピュタ』のころだったと思いますけど。吉祥寺で言った覚えがあります、最初にね。
鈴木:あれはだけど俺、宮さんに真剣に庵野がやるならいいんじゃないですかって。俺はこう説得したんですよ、宮さんを。「3部作にしたらどうだ」って。そうするとね、多分2本目は、宮さんが書いてるように、ある種、殺戮の映画だと。第2部はそういうことでいうと、さあ、このあとどうなるんだろうという、そういう映画を作ればいいわけだから、庵野がやれば絶対面白くなると。で、その締め括りをね、宮さんが第3部でやったらいいんじゃないかって。いい説得でしょ。
庵野:僕がやりたいのは7巻ですけどね。
庵野:ええ。
鈴木:未完だもんね、一応、あれで。
庵野:まあ、あのあとも語りたいです。
鈴木:いやかくね、宮崎駿に関して語らせたら一言も二言も、一家言も二家言もあるっていう。
庵野:2ヵ月半くらいですかね。
鈴木:そしたらさっきの、もりやまゆうじのところに居たってことなのね。そしてしばらく経ったら、また『火垂るの墓』のときに現れたんだよね。
庵野:ええ、そうですね、就職活動ですね、仕事がなかったんで。宮さんのとこ行ってなんか仕事ないですかって。『トトロ』のオープニングをやるか、高畑さんのほうでなんか戦艦を描くのがいないっていうんで、じゃあそっちをやるかどっちだって。宮さんは前にやったんで僕は高畑さんと仕事しときたいですって。
鈴木:そうだよね、覚えてる。それで戦艦にイルミネーションと――
庵野:ええ、イルミネーションと花火の。実際には重巡ですけどね、戦艦じゃないですね。
鈴木:で、やってもらったら、なんかのときに話したら、よく覚えてるんだけど「二人のこともよくわかったんで」って(笑)。
内藤:そうなんですか。それでひたすらそれを、超えるために。
庵野:超えよう超えようと。
内藤:それで超えたときに人はどうするんですかね。なんか達成しちゃうじゃないですか。
鈴木:はっきりしてる。
鈴木:……そうだよね。
内藤:鈴木さんは仮想的とは違うんですけど、高畑さんの話をするときに――昨日もそうなんですけど――毎回高畑さんの話するときに、その当時の怒りが込み上げてくるみたいで……。
鈴木:いや、そりゃ色々ね。高畑さんって……曖昧じゃないからね。昔、押井守と雑誌で対談したときに、押井守が『赤毛のアン』の第1話、これが僕がアニメーションをやるときに非常に大きな影響を与えられた。簡単に言うと、30分の話を30分でやっていた。こんなことテレビのシリーズでやっていいのか。それで勇気づけられた思い出がある。そこに描かれていたのは日常を描くっていうことで……って言った瞬間、高畑さんがね(語気を強めて)「あなたが使ってるその『日常』っていうのはどういう意味なんですか」って言ったのよ。そしたら押井さんがね、黙りこくったんだよね。
鈴木:仮想的ではないんだけど、ねえ。
鈴木:うーん、甦るんだよね。
鈴木:宮さんにとっての仮想敵は? わかりやすいよね、高畑勲だよね、やっぱりね。
庵野:ずうっとそうですよね。
鈴木:そう。いまだに毎日喋ってて、誇張すれば半分は高畑さんの話だもの。
鈴木:高畑さんがいるから作ってる。高畑さんが作ろうとするから作る。おまけに高畑さんに作ってもらいたい。それが変わってないもんね。この期におよんでね、画コンテ描きながらね、「こういう画コンテ描いたらパクさん(高畑)に叱られる」って(笑)。なんちゅー純粋な人だろうと、そこは。
庵野:何回も挑戦してますよね、高畑さんを超えようと。そのたびに思い知ってるような気がします。
鈴木:やっぱり宮さんはね、高畑さんという大きな存在に包まれてる、と自分で思ってるんだよね。面白いんだよ。
??:(聞き取れず)
鈴木:やっぱり、ありますよね。まったく宮さんは宮さんの道行け、だから俺は勝手に行く、じゃないんですよね。やっぱり宮さんという人と一緒に作って来たわけでしょ。それで作ってきた人が、こうやって世間から認められて。それでいま作ってるものに対して、誰よりも関心が深い。誰よりもその内容を見返して、内容を把握して、それを自分のなかで整理しようとする。気を許すわけにはいかないよね。それが自分にある種の緊張をもたらしてるのは確か。それは高畑さんすごいですよね。だからそういう人が、誰かがいるから俺もやるみたいなことは大きいですよね。だから押井守もそうだったね。もし宮さんがいなかったら、宮さんみたいな映画作りたかったって。同時代に宮さんがいるから、俺はこんな変な映画作るんだと。自分で言ってましたけど、「変な映画」って(笑)。
庵野:いいですね。
庵野:あ、見ました見ました。
鈴木:どうだった。
鈴木:そうなんだ。「かな?」。
庵野:かな、と。
(以下に続く)
どこで「間違っていることを説明」できてるの?
私の説明に異議があったならその時にその文を引用して具体的に
「ここに異議アリ!」とやってください。
後からなんとなく「出来てない」と言われてもどこに不満があったのかがわかりません。
「客観性がない」というのは初めて聞きましたがおっしゃる意味が良くわかりません。
それはそう思う。
オタクとか性欲剥き出し男向けの作品の類が叩かれるのって結局はそういう自分勝手でいい加減なところが気持ち悪がられてるからだし。
えーとつまり
『私モテ』が特別気に入らないのではなく
オタク向け作品全般が気に入らないだけですか?
>例えばイギリス人やイタリア人のフランス人やアメリカ人の皮をかぶった日本人なら出てきます。
どこに?w
代表的なところで
1部、5部、3部(5部)、2部
登場キャラは「英国紳士」や「イタリアンマフィア」の皮をかぶっていますが
彼等のスタイルや思考回路や好悪の感覚、正義、怒り…は本物の英国紳士やマフィアのものではなく
荒木自身が一番長い時間浴してきたのは日本社会であり日本文化ですので
あなたがいう「もっとリアルになるように描き直すべきだ」をあてはめるなら
JOJOは全部の舞台を日本に、主人公を純日本人にすべきでした。
「異様」という新フレーズが出てきましたが、これまでの類語です。
「気持ち悪い」「ちゃんとしてない」「まともでない」「真っ当でない」「超勝手」 +「異様」。
『私モテ』があなたの感覚に合わないことはもうわかっていることです。
「私の感覚に合わない」以上のことを言いたいなら論理的な言葉を使ってください。
「これこれこういう状況に陥った時『彼らなら』どう考え行動するだろうか?」と想像し描くことが出来ているだけ。だからリアリティがあるの。わかる?
荒木飛呂彦の思考回路や拘りをそれらのプロフィールや状況に当てはめているわけです。
あれは要するに…「荒木飛呂彦が独身の殺人鬼ならどういうポリシーを持ちどう行動するか」というエミュレーションです。
『私モテ』作者は智子について
自分の思考回路や思い出(主に駄目なもの)を女子高生というプロフィールや状況に当てはめているわけです。
あれは要するに…「私モテ作者が女子高生ならやっぱりこういう駄目な生活になるだろう」というエミュレーションです。
荒木作品のキャラクターって「こんな人居る居る!」感っていうのはあんまり無いんですよね。
独特の濃い思考回路の持ち主ばかりで、どこか共通の風合いがあり、あれは荒木の人格のいろんな角度の像です。
荒木ファンが荒木飛呂彦本人を偶像化して憧れるのは彼こそがJOJOやDIOの中身だと知っているから。
あなたは荒木以外の作家を持ち出した方がこの場の議論にはまだ良かった気がします。)
『彼らなら』がかけ落ちてるのが『私モテ』。彼らじゃなくて『俺なら』で通そうとしてるのがあなたの大好きな作品なんだよ。そうでしょ?
どうでもいいですが、私は『私モテ』が好きだなんて言った覚えは一度もありません…。
『俺なら』で通すなら『俺』をそのまま描けば良いのに、そこを(『俺でない誰か』を、でなく)『俺でない誰か』で描くのは不誠実だし超いい加減。
>「描けば良いのに」「不誠実」「超いい加減」。
論理的な言葉を使ってくれないと「私は気持ち悪いと思う」から踏み出した議論になりません。
しかもその『俺でない誰か』と『俺』との乖離はかなり著しいときたらかなり自分勝手じゃん。美醜を差し置いても男を女にするのって相当な飛躍だよ。
>「自分勝手」
意味がわかりません。
相当な飛躍だよ
エンターテインメントやフィクションに対して「甚だしい飛躍」は褒め言葉です。
主人公が女でなければ描けない、女でなければリアリティが出ない説得力を持たせられないものを描くために主人公を女にするならまだ意味があるけど、『私モテ』はそうじゃないじゃん。
不誠実でいい加減で自己チューって終わってるよ?
>「不誠実」「いい加減」「自己チュー」
意味がわかりません。
>「叩かれたってしょうがないと思う」
意味がわかりません。
あ、アナスイの例とか出すのやめてね。アレは男女チェンジがどうこう以前に『俺』でない『彼ら』のひとりだから前提から違っちゃう。
別に持ち出す気はありませんでした。
それを持ち出すぐらいならまずジョリーンや他の女囚が別に女性的でもないことを持ち出します。
「主人公が女でなければ描けない、女でなければリアリティが出ない説得力を持たせられないものを描くために主人公を女にするならまだ意味があるけど、
『ストーンオーシャン』はそうじゃないじゃん。」
またあの刑務所内エピソードの元ネタ本の著者も男性元服役囚です。
感情の経路って何のこと?
この作品の欠陥はもうかなり指摘されてるよ。それがわからないってこと?
残念ながら。
あなたがすごく気持ち悪いと感じていることはよくよくわかりましたが
客観的な批判をしたいならまず
「気持ち悪い」「ちゃんとしてない」「まともでない」「真っ当でない」「叩かれたってしょうがないと思う」
「超勝手」「異様」「自分勝手」「不誠実」「いい加減」「自己チュー」「終わってるよ?」
というような非論理的・感情的・主観的な言葉を使うのはやめるべきだと思います。
(大学のレポートや卒論で何かを批判するとき、このような言葉を使ったか思い出してみてください。)
誰かのトラバだけど
ttp://anond.hatelabo.jp/20120810111827
まず、
かなり長くやりとりをしてきたのに
論理的な説明を自分のログから出せずに他人のものを引くあたりに
次に
喪男中心の価値観に基づいて作られた作品は全てが喪男を喜ばせる方向に動いている。
…本当にこれでいいんですか?
「気持ち悪い」「いい加減」というふわふわした言葉の連呼よりは手ごたえがありますが、
1行目と2行目が繋がらないと思います。
例えば「作品」のかわりに「社会」であれば1行目と2行目は完全に繋がりますし、
そのような社会は間違いなく不当です。
が、「作品」と言い出したら、そんなもん、購読者の絞り込みでしかないと思いますが…。
「全てが喪男を喜ばせる方向に動いてる作品」は喪男以外の人が期待読者層から排除されているかもしれませんが、
排除された人達にはそんな喪男向けコンテンツなんか以外の無数のコンテンツが用意されています。
ないがしろにはされていません。
「レディースデーやってる映画館は男をないがしろにしてるので不当」とか
「CanCamは全て女性を楽しませる方向で誌面が作られてるから不快」みたいなレベルですよ。
あ、またつけちゃった。でも本当に煽ってるわけじゃないんですよ。
ただ単に可笑しいだけ。
私はあなたの怒りや苛立ちを誘おうとしていないのに
あなたがそういう感情に囚われているのを見るのは心から残念です。
可能であれば楽しく、それが出来なくてもせめて静かな心でお話がしたいと思います。
非難されるべき理由は私もこれまで書いてきたけど、そもそもでっち上げるまでもなく大元の増田記事が大体指摘してくれてますよ。
これまでの所あなた達が書き得たのは
「気持ち悪い」という感情の話か
「レディースデーは男をないがしろにしてる」レベルの”論理”です。
感情は尊重するし自由だということを私は繰り返し書いてると思います。
ただそれ以上のこと、「客観的にこの作品は批判されるべきである」といった主張をするなら
好きな作品が叩かれるのに耐えられないんじゃないかなとは思うんだけど、でも非難されるべき理由というか要素は全部認めてますよね。
「非難されるべき理由や要素」というのは残念ながら一つもわかりません。
イジメられっ子みたいな気持ちなのかな?「いじめられるのはいじめられっ子に理由があったとしても責任は無い」ってよく言うし。
小学校3年くらいの時いじめられていて、死んでいじめた奴らを殺人者にしてやろうかとか鬱々と思ってたりもしました(逆も思いましたが、殺人者になるのは嫌だった)が、そんなことはしなかった。
自分の親兄弟はもちろん悲しむだろうし、いじめてる奴には恨みはあれど、その親には別に恨みはないし(いじめてた人を殺す場合)、近所の友達とは仲よかったし、通っていた書道の先生とかも仲よかったし、週末は剣道もしてたり、地域のコミュニティなどに関わっていて、学校以外ではそういういじめのようなものは全くなかったので、生きられたのだろうなと思う。また、幸いその頃は成績も良かったし、いじめてた奴は頭悪かった。しょうもない事だが、いじめられてる方からすると結構重要な要素でした。
まぁ、大したいじめじゃなかったような気もする。忘れっぽいので、だいたい忘れた。怪我したら警察に行こうと常々思ってたので、血が出るような怪我はしなかったわけだし。
ただ、これが、学校と家しか居場所がない状態だったら、どうだったろうか。思うに、関わるコミュニティが少なければ、少ないほど死ぬ確率は高まるんだろうな。ただ、関わったコミュニティで軒並みいじめられたら、それはそれで死ぬ確率は高まるんだろうけど。同年代しかいないようなコミュニティでなければ、そういう事はあまり無いと思う。でも、学校が一番長時間居るので、厳しいですね。
学校に行かないっていう選択肢は僕の中に無かったのだけど、原因は親に言う気が0だったからというのがあると思う。所謂いい子で、親に心配はかけたくなかったので。まぁ、それ以外でもそれまで毎日やっていた習慣を変えるのは難しいよね。近所の子と一緒に登校してたけど、その子たちとは仲がいいわけだし、なんでって思われるだろうし。
小3と小4は入れ替えは全くなかったのだけど、小4では全くいじめられなかった。女の先生だったが「いじめは嫌いです。そんなことがあったら絶対許しません」といったことを始業式後のクラスで一番最初に言ったのが原因だと思います。
いじめの原因とかはよくわからないけど、僕は、落ち着きないし、独り言も多いし、休み時間遊ばずに本読んだりしてたし、いじめられたんじゃないかな。いじめていた子とそれまで話したことや、遊んだこととか記憶にない。まぁ、こんなものには、大した原因なんてものはないだろう。だから、たった一言でいじめなんて止んでしまった。
海外でもいじめはあるし、自殺もあるようだ。アメリカで10代の死亡原因で自殺は3位(http://www.teensuicide.us/articles1.html)とのこと。teens suicide teasing/bullyingなどで調べれば色々出てくる。
いじめは、ないほうが良いけど、基本あるものだと思っていれば良いと思う。毎学期ごとに、いじめられたら学校に来なくていい、すぐに先生と親に言えってのを教えればいいんじゃないのかと思う。親にももちろんそのように言う。それは全然悪いことじゃないと。いじめる側の抑止にもなるし、いじめられた際の逃げ道を予め示すことにもなる。
就職してからは、あちこち行きましたが、一番長くいるのが基地の近くです。
米軍が軍服で闊歩するから怖い、というような報道に一切感情移入ができません。
このあいだも、定食屋でラーメンセット食べていたら迷彩柄の結構えらい感じの米軍さんがスーツの日本人と入ってきて飯を食っていました。凄い仲良さそうに楽しく話していました。市役所の人かなあ。
どの辺が怖いんだろう、と思います。
小学生のころ、街に「入ってはいけない金網のある場所」がありました。入るとつまみ出されるので、やんちゃ坊主達は武勇伝として語っていました。でも、それだけでした。大きな車が走っているだけの話です。
今、飛行場の近くだから日に何回か大きな音をたてて色々な飛行機が飛んでいきます。自衛隊の飛行機も、米軍の飛行機も飛びます。でも、それだけです。うるさいと言っても、そばに寄った時の電車ぐらいにはうるさいですが、それだけです。
米軍がちょっと移動するぐらいで怖がる意味がわかりません。単なる日常です。
基地の反対運動の意味がわかりません。うるさい施設が横にある所に後から引っ越してきたのは、生活に便利だからそこに住み続けているのは、たいてい周辺住民の方です。しかも、反対する人に住民でない人が入っているとなると余計に意味がわかりません。
>それは和田アキ子が番長キャラとして認識されてるのと一緒だろ。
>いやいや違うだろ。日本人の多くは、ガガを「悪女」というよりは「変な人」って認識してると思うぞ。
そらまさにアンタが言うように、
だからだよ。
で、ガガの歌とかよくわからないでガガ語るのは勝手だけど、それが正しいと言えるわけ?
それが通るならオタクはみんな宅間予備軍だけど、アンタが住んでんのはそういうところなの?
>和田アキ子だって「あの鐘を鳴らすのはあなた」くらいしか知られてないけど、番長キャラであることは間違いないじゃん。
和田アキ子ってハナから番長キャラで売ってんじゃん。「あの鐘」より先に女番長どうたらで映画出てんぞ。
つーかデビュー前時点でスケバンだったとかwikiに書いてあるしw
それこそビッチキャラで売り出したガガがMonsterとかリリースしたのに近い構図。
ガガはそのまま発展させてったけど、和田アキ子は逆に女番長に絞ってっただけ。
一時は脱番長やろうとしたみたいだけど、あんまうまく行かなかったのかね。
そしてそれを差し引いても、「変な服のいい人」止まりなのは日本の世間だけの見方でしょ。経歴にしろ衣装にしろクィア路線なのは明白。
あー口だけ番長だったの?w使えねーなwww
その失敗に係るリスクは「必ず当たり必ず殺す」っていう魔剣がきれいにフォローしてくれて完璧に無敵じゃん。
刀の届く接近戦である限り無敵だ。
あの世界に限って言えば、「発動すれば(普通に殴るのも含む)」当たるし殺すって能力自体は、そんなに怖くない。
「カウンター先手」の能力で行動不能とかできるんだから。(こちらも発動条件やら、発動確立、成功確率等あるけれどね)
それだけで「異能」と呼んでいい位。
作品的にはH×Hやジョジョのノリに近いんだが、なにしろ中二の割合が濃いから、どうしたってあぁなる。
あれは中二のノリを楽しめるかどうかって作品なんだ。
一刀両の能力は無敵じゃない。
その失敗に係るリスクは「必ず当たり必ず殺す」っていう魔剣がきれいにフォローしてくれて完璧に無敵じゃん。
刀の届く接近戦である限り無敵だ。
「攻撃力-防御力」がダメージで、ライフが一桁であることが多い世界だから、攻撃力の初期値が15の番長は、「殴れば相手が死ぬ」能力を持ってるともいえる。
わかるよ。
TRPGという真面目に体力を削りあう世界では堅実かつ上位の能力であろうことは推測出来る。やったことないけど。
でも小説に書いてあることだけ読んでいくと、どうしてもあれは脅威度の低い力だよ。
多分TRPGでは、操作や即死の力はもう少し使い勝手や性能が悪かったんじゃないかね。システムに阻まれて。
あと仲間との連携もやっぱりゲーム盤の上では自由度が低かったんじゃないか。
それがゲームシステムに阻まれずに「こういう効果」って性能の能書きだけで小説に放り出されると
どうしたってボンヤリしてて幅がある力ほど強いし、真面目に攻撃力いくらって力のポテンシャルは低くなる。
要するに攻撃や防御は捨てて能力全振りが正解になる。
「プレイヤーが退屈しない」「戦って決着をつける」っていう要請のために
どうしても狭い盤上で短期決戦的な展開を押し付けられざるを得ない。
そこでは真面目に攻撃や防御の高い人が猛威を振るうんでしょう。
一刀両の能力は無敵じゃない。
失敗したら自分が切腹しなければならない(ロールプレイ的には自責の念で死ぬ)能力。
その他諸々、強力な能力は発動条件か、発動確立か、成功確率か、何かが犠牲になっている。
番長に関しては。
「攻撃力-防御力」がダメージで、ライフが一桁であることが多い世界だから、攻撃力の初期値が15の番長は、「殴れば相手が死ぬ」能力を持ってるともいえる。
自身が2発も喰らえば、常時「即死」能力持ちだ。(発動条件も糞もない)
そもそもが、あの世界は「ぼくのかんがえたさいきょうの魔人」を暴れさせるゲームなんで、「エターナルフォースブリザード」があってもおかしくない世界。
<ただし、自分も死ぬ>みたいな。
ひでえ小説だった。
オナニーマスターと山田風太郎を悪魔合体させて出来た生物の前後の穴にJOJOとガンパレが挿入してある感じ。
逆に言うとソッチ系で一生の作風を固定しかねない危険を孕んでいる。
登場人物のネーミングセンスがバラバラなのは複数の人間の悪ふざけをごった煮ているから?
この小説自体がダンゲロスというTRPGワールドへの招待でもあるらしい。
能力だけに専念するべきだったのに、なまじ腕が立つせいでどっちつかずに。
一番向いてるのはああいう至近距離遭遇戦で、
しかも始めたら敵を殺すか自分が死ぬかの覚悟で近寄り続けるしかない。
離れてしまえば防御の手すらない上に、
もう一度近づくチャンスがあるかもわからないので、
中距離・遠距離攻撃で狙い撃たれたらどう対応させる気だったのか。保険掛けても勿体無い。
別の門番が目を引いている間に横とか上とか下とかから突入すべき。
まともに体力ポイント奪い合うような戦いでは強そうな堅実な力だけど
こんなに操作や即死だらけの世界で「攻撃を受けてから発動する力」なんて悠長すぎるよ。
インチキしかいない世界に常識的なデッキ組んできちゃった真面目な人。
横田卓馬先生はバトル描写・エフェクト作画についてはエモ方面ほどは上手くないと感じるので
この原作をどういうトーンで描いていくかなっていうのも楽しみ。
あと下世話な話で、こんなひどいのがどれぐらい売れるのかなっていうのも見守りたい。
「冒険心」を失い「内向き」になってしまった若者たち」スレより
81 名無しさん@涙目です。(セイブルック砦) :2011/10/13(木) 09:10:31.57 ID:BTHYp2QdO
俺は冒険するよ。
111 名無しさん@涙目です。(江戸城) :2011/10/13(木) 09:14:34.55 ID:+0dY7/Vu0
既に世界一周なんてありふれているし
行ってみたいけど
もう1970年代くらいで、行き着くしていて
ここなら誰もいないだろうと、アフリカの奥地の山に行ったら
一体何を求めるんだ。
「ブログで見ればリアルタイムで経験できる」って一体何を体験できるというのか。
そういうやつが「日本人初・前人未到くらいのものがあれば行ってみたいけど」って
お前は口だけ番長か。準備すらまともに出来そうにないわ。
そのように感じることの本質は、彼女と増田の「友だちかそうでないかの境界線の違い」に恥ずかしさを覚えていることなんじゃないかと思ったよ。
実際は人それぞれいろいろな価値観があって、友だちかどうかの線引きはここにあるとは一概に決められないだろうから、増田はあまり気にしなくてもいいんじゃないかなとは思うけど。
ぼくが心配だと思うのは
増田が、彼女と増田の「友だちかそうでないかの境界線の違い」に付随することまで、あれこれ頭を悩ませてしまってることだ。
でも当のテキストに書いてあるような心配はだいたい杞憂であると言っていいと思う。
あなたはちょっと考えすぎだ。ぼくは増田に大丈夫だ心配ないと一つひとつ説得しながら言おう。
まず
なにも知らないで交際するということは別に恥ずべきことでもしてはいけないことでもないということだ。
もし、彼女のことを一番よく知っている人が彼女のことを独占する権利を持つのであるならば、彼女の肉親に勝てるものはいないということになる。
彼女が学生の時の同級生に勝てないことになる。幼なじみに勝てないことになる。
そうではない。
よく考えてみてほしい。
結婚の挨拶にきた娘の彼氏に、娘の父親がムスッとしてしまうのはこういうとこなのだ。
父親だってずっと昔から知っている娘の幼なじみが結婚相手なら信頼できる。
娘はほぼ100%どこの馬の骨かもわからんやつを挨拶に連れてくる。
だからぽっと出の人が並みいる仲の良い友だちをおさえて、彼女をゲットすることなんて恥ずかしいことじゃない。
むしろ極普通のことだと思ったほうがいい。
第2に
彼女のことをよく知っているかどうかは、かならずしも彼女と共有した時間の長さに比例しない。
これもさっきの理論と同じだ。
一番長い時間を過ごした人が彼女のことをよく知っているのであれば、彼女のことを一番よく知っているのは彼女の家族だということになる。
しかし実際はそんなことはありえない。
人は実にいろんな顔を持っている。家族の中でしか見せない顔。友だちとの間でしか見せない顔。恋人にしか見せない顔。自分しか知らない顔。
増田は彼女が友だちに見せる楽しそうで無邪気な顔を独占することはできないだろう。
でも彼女の友だちは、彼女が増田に見せる恋人としての、女としての顔を見ることはできない。
どちらが優れているとか劣っているとかいう話ではない。
彼女と友だちの仲良し度と彼女と増田の仲良し度を比べる意味なんてない。この二つは比べようがない。まったく軸が違うのだ。
第3に
恋愛は友情と地続きでグラデーションなのではないということだ。
友情から始まる恋だってあるだろうけど、全てがそうなのではない。
もしかしたら彼女の友だちに彼女のことを狙ってた人がいて、「ああ取られてしまった」と思って泣いているかもしれない。
増田は彼女の恋人であるというだけで充分なアドバンテージを備えている。もう追い越している。
第4に
そんな風に「自分は彼女にとって特別じゃない」と自分を責めることは、彼女を苦しめることになるかもしれないということ。
そのことについてもっと誇りを持っていいとおもう。
逆にそれが増田を苦しめ悩ませていると彼女が知ったとき、彼女はどんな顔をするだろう?
そこをよく考えてみてほしい。
悩むな!とは言わないけど、ちょっとあれこれ心配しすぎかなあとは思う。
ほんとは存在しない闇に怯えているような感じがする。闇なんてないんだよ。
抜本的に解決したいならこの悩みをそのまま彼女に言ってみるのもいいかもしれない。
彼女がおおらかだったなら「そんなこと気にしなくていいんだよ」と言ってくれるはずだ。
とにかく
増田の本質的で変えがたい問題は、彼女との「友だちという存在に対する認識の違い」これだけだ。
こればっかりは増田の性格や今までの生き方に関わる問題で、直しようがない。
でも、たいていの人はそんなことわかってる。