子供の時番長クラスの人間はみな横着だった。皆もそういう思い出があるだろう?だらしない人間だけど何故か人望が厚いんだよ。
それは何故か?そこに1つの人生成功術の答えがある。要するに横着な人間ほど人気があるし権力がある。
横着なのになんでアイツ人気あるんだよと嫉妬にまみれた人々は言う。しかし横着だから、横着だからこそ人気があるんだよ。
では何故横着だと人気があるのか?それは強いからだ。人間の精神なんてほんとに弱々しいことを知らねばならない。
我々は社会化した人間を「オトナ」と呼び、「一人前」という意味合いを持たせているが、じつは大間違いでみんな心の弱い未熟者なんだ。
そんな世の中だからコドモのような横着者だけが周囲からみて強い人間に映るし実際に強い。みんな出来ないことが出来る、みんな言えないことが言える。
こまけーこたーいいんだよ!とばかりに好き勝手振る舞える人間は強い。面の皮が厚いのではない。
横柄で極悪非道ではあるがちゃんと人の心がわかっている。昔の武士にもそんな人は多かった。
高校の時にも野球部にいただろ?横着極まりない男でやりたい放題天衣無縫に振る舞っているのにやるときはやる。だから誰も文句いえない。
このやるときはやるって部分が肝心。なぜなのか?君たちの中では横着者というと自分勝手なイメージがあるだろう?それは間違いなんだ。
そんなのは横着者じゃない。横着というのはルールにとらわれないことであって、集団のルールにとらわれないのみならず個人のルールにもとらわれない。
だからルールにとらわれないからって個人主義ってわけでもないんだ。むしろ横着な人間ほど集団主義が多いくらい。よくよく考えてみれば当然のことである。
3年寝たろうって童話があっただろう。あれも横着者の強さを表している。昼間っからグースカ寝てはセックスしてばかりいる。
それを人々は人間として堕落した姿だと非難するがそうではない。大物ほど力をためる期間や時間が必要なのだ。
いやそうした時間があるような横着者だからこそ大物なのだ。じゃあ世の中の無職どもも大物なのかおかしいじゃないかと思うだろう?
それは違うんだ。彼らは中途半端にしか堕落できない。引きこもりは究極のサボりだと思われているがそうではない。
「やるときはやる」人間にこそ究極のサボタージュが可能なのだ。努力とサボりの観念をそうして正しく理解すれば、持てる力をフルに発揮できるようになる。