はてなキーワード: 神聖とは
タイトルは釣りではなく。オタク男子の夢である担当キャラの声で行為をしたこともある。
以前は声優に関わる業界に所属し、現在はまったくの別業界に転職したので、野望を持つオタクのためにも書き残しておきたい。
業界の女性声優オタクのチーフADという立場的にはほどほどの自分。このレベルでも経験上女性声優という生き物とは、<ふつう>にしていれば付き合える。
もちろん、業界は声優に関わりがある職種であることは前提に。そして、この<ふつう>はいわゆる一般男性的なふつうで、恋愛のフォーマットなやつなのだが、
·オタクではないふりをする
·仕事で目立った働きをする
·こまめな気配りをする
·見た目に清潔感を持つ
過去に植田佳奈さんも仰ってたが1の声優ファンではないふりをすることは最も大事だろう。よくスタッフが仕事後に<過去の○○の時から好きだったんですよ~>など好きな声優に話しかけるが、このセリフを言ったらもうアウト。
一瞬で彼女とは仕事とスタッフの関係になってしまう。あくまでも我慢し、興味ないふりをし続けることが最重要事項だ。
あとコミュニケーションとりつつ現場の回数をこなせば、まず大勢でのご飯程度はいけるだろう。そこからは大勢での食事を回数勝負で接点を増やし、個人的なつながりへと進んでいく。
単推しを狙うのは彼氏がいるタイミングとかもあるだろうし、手広く立ち回ることも重要。
そして相当売れている人ではない限り、彼女たちは劣等感が強い。
名前を聞く人でさえ年収ベースの収入は300万から500万程度とタレントとしては大したことない。それは99%は落ちるオーディションのせいで、やさぐれている人も多い印象。彼女たちはキャリアのすべてがオーディションと呼ばれる就職活動で、どんな有名所もほぼすべて落ちる。
就職活動をしたことがある人なら経験はあると思うが、数社落ちただけで落ち込むだろう。彼女たちはそれを年に数十から百以上のペースで行っている。これでまともな精神でいられるわけはない。
反動で売れて安定軌道に乗った(と勘違いしてる)人は、横柄な態度に変貌する人も多いのだが。特に男性は。
なので、オタクが感じているような<神聖感>は当人たちには一切なく、仲良くなったあとは<とにかく話を聞く>、<肯定する>のが大事。もうここからは普通の恋愛と変わらない。
<なんとかなるなる事件>でもあったように、収入と支出のバランスが悪い声優はパパ活もしている。大体の声優は自由に時間が効くバイトでまじめに生活しているが。
実際に付き合っていた声優のひとりは、アイドル系経験があり、スポーツ作品のヒロインをやっていたぐらいそこそこの知名度。収入は300万程度。極度に自己評価が低く、その割にブランドを着飾り?たびたびインスタに投稿する悪い癖もあった。
声優といえども芸能界。売れている人の収入は桁が一つはゆうに変わるし、安定もしない。そんな人たちと仕事していると劣等感も生まれていくのだろう。自分の身の丈に合わない支出もしてしまう。
私自身もその彼女には保険金をかけられその受取人にしろと強要されたし(当時は好きだったので気にならなかったが)、金銭も3桁以上は貸していた。思えば今考えるとお金の無心しかされてこなかった。
それでもお金は足りず、身体の関係ありのパパ活をしてしまう。そこそこ名前は売れているというのに。
そうなると関係性としては終焉。彼女に尽くしていた男側も病むし、彼女は別のナニカのせいにしていく。そして最後には<パパ活でレ●プされたからもう男とは関わりたくない>のメッセージだけで終了。典型的女子のやり方だ。3年も付き合っていたのだが……。
付き合うことと継続することは別
男性、女性も関係なく、声優業界は村社会。もちろんサークル的な身体関係のトラブルは多い。事務所の上部はタレントにも手を出しているし、有名声優は何又もしている。最近は2.5次元俳優が声優業界に入ってきており、その手癖は従来の男性声優どころではないと聞く。このように女性声優周辺のライバルは多く、きらびやかな経歴を持つ人も多数いる。
その中では普通にしっかり働いて稼いでいることも個性になったりする。そのため、アイドル声優と付き合うこと、行為までは叶えることは夢ではない。しかし、それを維持することは経験上難しい。それはしょうがない、彼女たちは声優業界という異常な村に住む妖精たちだから。
一般常識をそこに当てはめてはいけないこともまた事実なので、今後<声優と付き合あいたい>的な野望を抱く方々には、私の経験談を頭に入れて、選択肢の一つとしてうまく立ち回ってほしい限りである。
「ヒポクラテスの誓い」
医の神アポロン、アスクレーピオス、ヒギエイア、パナケイア、及び全ての神々よ。私自身の能力と判断に従って、この誓約を守ることを誓う。
この医術を教えてくれた師を実の親のように敬い、自らの財産を分け与えて、必要ある時には助ける。
師の子孫を自身の兄弟のように見て、彼らが学ばんとすれば報酬なしにこの術を教える。
著作や講義その他あらゆる方法で、医術の知識を師や自らの息子、また、医の規則に則って誓約で結ばれている弟子達に分かち与え、それ以外の誰にも与えない。
自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。
依頼されても人を殺す薬を与えない。
どんな家を訪れる時もそこの自由人と奴隷の相違を問わず、不正を犯すことなく、医術を行う。
医に関するか否かに関わらず、他人の生活についての秘密を遵守する。
前文
国民議会として構成されたフランス人民の代表者たちは、人の権利に対する無知、忘却、または軽視が、公の不幸と政府の腐敗の唯一の原因であることを考慮し、人の譲りわたすことのできない神聖な自然的権利を、厳粛な宣言において提示することを決意した。この宣言が、社会全体のすべての構成員に絶えず示され、かれらの権利と義務を不断に想起させるように。立法権および執行権の行為が、すべての政治制度の目的とつねに比較されうることで一層尊重されるように。市民の要求が、以後、簡潔で争いの余地のない原理に基づくことによって、つねに憲法の維持と万人の幸福に向かうように。こうして、国民議会は、最高存在の前に、かつ、その庇護のもとに、人および市民の以下の諸権利を承認し、宣言する。
今の憲法ってできてからもうすぐ80年ぐらい経つわけだが、一回も改憲されてない。
ただ完成度が高いから変えてないというより、なんとなく変えてこなかったというのが印象。年月を重ねるごとに神聖性が増しているようにさえ思える。
つまり改憲は理屈上の難しさの前にある心理的ハードルが異常に高いのだ。特に9条改憲とかは日本のアイデンティティである不戦の誓いに思い切り抵触するので、輪をかけて難しいものになっている。
なので、割と手近な同性婚できるようにするため改憲するのだ。まあ憲法学者からすると、改憲しなくても同性婚は認めることはできるらしいが、ここは相手に譲って改憲しよう。国民投票も通るはず(同性婚を認めないのは人でなしと言うレッテルをマスコミ通じて国民に教え続ければ、世論は賛成に傾く)
もしここで改憲ができたら、改憲に対する心理的ハードルは国民の中では完全にゼロになる。まあ9条という存在はまた神聖性があるから難易度は高いことには変わらないが、30%くらいには跳ね上がるだろう。
キルヒアイスが生きていたら…という表現が原作を読み返していたらめちゃくちゃ出てきたので何となく集計してみました
… 1[sage]23/01/29(日)19:07:44 No.1020799902+
ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥が、故人となったジークフリード・キルヒアイスならともかく、部下の個人的名誉のそのようなあらわれかたを許容するはずがないのに…。 3巻
… 2[sage]23/01/29(日)19:08:20 No.1020800175+
「……ジークフリード・キルヒアイスが生きていたら、こんなかたちでイゼルローンをふたたび失うことはなかったかもしれんな」 7巻
… 3[sage]23/01/29(日)19:08:48 No.1020800401+
本来、キルヒアイスの肉体ではなく銃口によってはばまれるはずであった。その日まで彼ひとりが、ラインハルトの傍で武器の所持を許されており、その射撃の技倆は衆にぬきんでたものであったのだから。 7巻
… 4[sage]23/01/29(日)19:09:32 No.1020800747+
後世の人
後世、しばしば、言われることである。もしジークフリード・キルヒアイスが旧帝国暦四八八年以降も生存し、歴然たる〝帝国の第二人者〟でありつづけたら、ラインハルトとロイエンタールとの緊張関係は、潜在的なもので終わったのではないか、と。 9巻
… 5[sage]23/01/29(日)19:10:06 No.1020801002+
ビッテンフェルト
「もしジークフリード・キルヒアイスが生きていれば、こんな不愉快な人事とも無縁でいられたろうよ。いい奴ほど早く死ぬ」 10巻
… 6[sage]23/01/29(日)19:10:39 No.1020801248+
ここまで一回だけの人
… 823/01/29(日)19:11:26No.1020801648+
彼の訃報に接したとき、ヤンは、永年にわたる友人を失ったような、心の痛みを覚えた。彼が生きていれば、帝国新体制と同盟との、貴重な架け橋となってくれたかもしれない、ともヤンは思う。 3巻
これであの若い赤毛の驍将ジークフリード・キルヒアイスが生きていたら、ヤンにあたえられる勝利のチャンスは、極微少のものであったにちがいない。 3巻
… 9[sage]23/01/29(日)19:12:46 No.1020802274+
まず3位
ミッターマイヤー
「ジークフリード・キルヒアイスが生きていれば、きっとローエングラム公をお諌めしただろうな。」 3巻
「そのとおりだ。キルヒアイスが生きていたら、あのオーベルシュタインがしたり顔で軍務を専断することもなかったろうよ」 7巻
あの聡明なジークフリード・キルヒアイスが生きていたら、皇帝カイザーラインハルトとロイエンタールとの、もつれた鋼の糸をときほぐすことができただろうか。それとも、彼の存在をもってしても、やはり今日の事態は、さけえざる必然の結果であったのだろうか……。 9巻
… 10[sage]23/01/29(日)19:13:45 No.1020802649+
2位
ヒルダ
ジークフリードキルヒアイスが生きていたら何と言うかーーそう言おうとしてヒルダは思いとどまった。… 3巻
「ああ、それにしても、キルヒアイス提督が健在なら、わたしなどがでしゃばる必要はないのだけど」ヒルダは短くしてあるくすんだ金髪を、すんなりした指でかきあげた。死者を冥宮から呼びもどすことはできない。それにしても、若くして逝った赤毛の若者は、今後どれほど人々におなじつぶやきを発せさせることになるのだろうか。「キルヒアイスが生きていたら!」 と……。 3巻
ジークフリード・キルヒアイスは、能力と識見と忠誠心において比類ない存在だった。副官としてラインハルトを補佐し、カストロプ動乱、アムリッツァ会戦、リップシュタット戦役では独立した作戦行動において傑出した武勲をうちたてている。生きていれば、きたるべき対同盟の軍事行動において、どれほどの偉功をたて、歴史をうごかしたことだろうか。 4巻
… 11[sage]23/01/29(日)19:14:12 No.1020802839+
ヒルダ続き
ジークフリード・キルヒアイス元帥が健在であったら、と、ヒルダはあらためて故人の可能性をおしまずにいられなかった。皇帝カイザーラインハルトに代わる遠征軍総司令官の座と、マリーンドルフ伯を継ぐ国務尚書の座と、すくなくともいっぽうは、異議なく彼によって埋められたであろうに。 10巻
… 12[sage]23/01/29(日)19:15:07 No.1020803237+
1位
時のページを逆にめくって、12年前のあの頃に戻れたらーーそしてもう一度やりなおすことができたらーーおれにとって世界はもうすこし明るくて温かいものでありうるのだろうか… 3巻
だが、胸のペンダントが鏡に映ったとき、彼は亡きジークフリード・キルヒアイスのことを想いだしたのである。アムリッツァ会戦のとき、ビッテンフェルトの失敗を赦すよう進言したキルヒアイスが、もし生きていれば、ミュラーも赦すようラインハルトに頼んだにちがいない。 3巻
赤毛のジークフリード・キルヒアイスが生きていたら、無実のモルトに犠牲をしいるようなやりかたを許容することは絶対になかったであろう。 4巻
… 1423/01/29(日)19:16:18No.1020803765+
ラインハルト続き
彼の覇気は、同年の主君ラインハルトにとって不快なものではないはずだったが、このようなタイプの人物を見ると、けっして好んでめだとうとはしなかった故人のことを連想してしまうラインハルトだった。ジークフリード・キルヒアイス、みずからを犠牲にして彼の生命を救ってくれた赤毛の友なら、このようなかたちでめだつことを肯じなかったにちがいない、と思う。比較してはならないということは承知しているのだが、意志や理念ではどうしようもない心のはたらきが、ラインハルトにそうさせるのだった……。 5巻
「キルヒアイス、お前がいてくれたら、ヤン・ウェンリーなどに白昼の横行などさせはせぬものを……」 5巻
「お前が生きていてくれたら、私はこんな苦労をせずにすむのだ。お前に遠征軍の総指揮をとってもらって、私は帝都で内政に専念していられるのに……」 5巻
… 15[sage]23/01/29(日)19:17:18 No.1020804238+
ラインハルト続き続き
万全の自信を、このときラインハルトは欠いていた。当初の完璧な迎撃法を変更すべきではないかもしれない、との思いが、脳裏を遊弋していた。もしジークフリード・キルヒアイスが彼の傍にいてそう進言すれば、すなおにしたがったにちがいない。しかし生来の覇気が、これまでとってきた消極策にたいする反動を必要とした。若さの発露かもしれなかった。 5巻
「その友人がいま生きていたら、私は生きた卿ではなく、卿の死体と対面していたはずだ」 5巻
彼はひとり、銀色のペンダントにむかって話しかける――お前とともに、強大な敵と戦うのは楽しかった。だが、自分がもっとも強大な存在になってしまったいま、おれはときどき自分自身を撃ちくだいてしまいたくなる。世の中は、もっと強大な敵にみちていてよいはずなのに。お前が生きていたら、もうすこし、おれは自分の心のおもむくさきを見つけやすかったはずなのだ、そうだろう、キルヒアイス……。 6巻
… 1723/01/29(日)19:18:07No.1020804565+
ラインハルト続き続き続き
だがいまは彼は皇帝である。神聖不可侵などというたわごとにたよらずとも、宇宙でもっとも強大な存在となったのだ。 だが、ほんとうは、いまよりもなお強大な存在になりえたはずだった。彼の見えざる翼の半分が、彼自身の罪によって折られることがなかったら。 7巻
ジークフリード・キルヒアイスが生きてあれば、皇帝の盟友として、また帝国の重臣として、かならずそう勧めたに相違ないのだから 7巻
シルヴァーベルヒならそれができたかもしれない。また、ジークフリード・キルヒアイスが健在なら、ラインハルトの政治面での才幹に、充分に対応しえたであろう。だが、いまは両者ともいない。 8巻
… 18[sage]23/01/29(日)19:18:44 No.1020804775+
ラインハルト続き続き続き続き
あるいは皇帝カイザーラインハルトは、最初にこの機構を構想したとき、総督の任にあたるべき者として、親友たるジークフリード・キルヒアイスを考えていたかもしれない。だが、キルヒアイスが天上ヴァルハラの住人となったのち、この大任にあたるべき人物といえば、オーベルシュタイン、ロイエンタール、ミッターマイヤーの三者しか存在しなかった。 8
… 22[sage]23/01/29(日)19:19:42 No.1020805167そうだねx31
以上です
集計の結果キルヒアイスが生きていたら…という表現は27回使用され内13回はラインハルトが使用したものでした
いかがでし
… 43[sage]23/01/29(日)19:25:31 No.1020807725+
>ラインハルトが結婚を決意するあたりでキルヒアイスのことを口にしていた気がするけれど
生きてれば以外は全部ノーカン
死後キルヒアイスについて言及してるところって絞り方だと集計が多分倍近くになる
… 51[sage]23/01/29(日)19:28:42 No.1020809175+
>割りと有用だと思うから寿命がある掲示板じゃないwebの海にも流しといてほしい
別にこの集計に対して所有権主張するわけじゃないからこれを見た誰か別の人が流してくれれば…
… 76[sage]23/01/29(日)19:33:59 No.1020811545そうだねx2
>気になってるけど自分でやろうって気にはならない絶妙なラインの集計をやってくれる…
電子版買ったから全部読み返すついでに前から気になっていたからやってみた
外伝はまだ読んでないけどキルヒアイスが生きていたらなんて言いそうな話無かったはずだし大丈夫だよな…?
… 7823/01/29(日)19:34:34No.1020811807+
>外伝はまだ読んでないけどキルヒアイスが生きていたらなんて言いそうな話無かったはずだし大丈夫だよな…?
… 86[sage]23/01/29(日)19:36:19 No.1020812619そうだねx6
読み返して頑張った
一応検索でキルヒアイスで調べて見直しはしたけど赤毛とか友人とか別表現があったりするからもしかしたら漏れがあるかもしれない
例えば、店に並んでる豚肉に、ストーリーつけられたらきついでしょ。
「この豚は、4人兄弟で、生まれた時から狭く暗い畜舎で〜」なり、「この牛は◯◯町の広い農場で元気いっぱいに育ち」とか。
風俗嬢とかAV女優は、肉と同じで、そのままで旨い訳です。セックス的な意味じゃなくて見た目だけでもね。
その見た目だけで美味しい美味しいでいいじゃんと思うんだけど。
なんか、色々な、「中身を神聖視する」みたいなフレバーが出てくると、厳しい。
よく、AV女優とかで、「境遇知ると抜けない、境遇知ると抜ける」とか言い出すやついるけど、そういうのきついししんどい。
まあ、だから、AVとかでは、総集編とか、素人ものみたいな、人物に対するストーリー性を感じさせないものが愛されるんでしょうけどね。
公開当初、劇場で見て細田守を見限った作品(大好きな監督からサマウォ以前が好きな監督へ)。でもおかげで未来のミライをフラットに受け流すことができた恩人(恩作?)でもある。そのバケモノの子を7年ぶりぐらいに見ることにした。もちろん酷評となるが、さんざ言われている人間界不要や監督の家族観とかとは違う部分を書こうかと思う。
改めて見た率直な感想がこれだった。
OPのCG、でいいのかな。炎のシルエットで描かれる演舞はとても素晴らしくて、後を知ってる2回目視聴ですら否が応でも期待が高まる。カンフー映画のようなケレン味のあるアクションが味わえるのでは、と。
しかし今作の大きな格闘と言えば鍛錬を除けば序盤と終盤の熊(熊徹)と猪(猪王山)(面倒なので略す)の2回のケンカぐらいだ。そして悲しいかな、これが見ていてさほど面白くない。二人の戦いは剣術はもとより、相撲や闘牛やボクシングといったようなもののオマージュのような動きが散見される。これが良くなかった。自分としては当初これら齧ったようなエッセンスの動きは小手調べだと思っていたのだが、実はまっとうな戦いの組み立ての範疇だったように思える。それの何が悪いって、二人に軸がなくなってしまったことになる。
古典カンフー映画のようなアクションを期待していた身としては、やはり「流派」は大事だったと思う。違う流派あるいは同じ流派の者が対峙して技を競う。それぞれの特徴的な動きの差異が画面に映えるのだ。それこそスターウォーズだってやってる。バケモノの子だと(恐らく)正統派の武術を扱う猪と、師匠も居ない独学の熊との対決で、実に映えやすい。ところがそういうのは確かに所作に現れているものの、お互いあちこちからちょいちょいとつまみ食いした動きにしてしまったためにもう、流派のぶつかりもなにもない「ただのケンカ」になってしまった。もっと言えば観客が居るせいで「興行的スポーツ」。年末格闘技かのようなエンタメになってしまった。「バケモノ」の活かし方が体当たりなのもマイナスだ。
長年練り上げた鍛錬を披露する、思わず唸るような動きではないせいでもちろんナイスバトルも生まれない。
どちらが勝つかわからない。であるとか、敗者をも称える歓声が起きる決着。なんてものは生じるわけがなかった。次期宗師を決める神聖(かはわからないけど)な戦いがリスペクトも生まれない野次馬がたくさんいるケンカに堕ちていたのは残念でならない。
(負けた猪も勝者並に称えられていたら息子も闇落ちしなかったりそれでも闇に落ちる姿が強調できたりしたかもしれない)
九太の応援が余裕で10カウント超えている賛否多そうなシーンもルールが最重要な興行ではなく宗師を決める心も重要な要素の杓子定規でない神事として見ていたので許せたが、その後顔アップで剣を振り回すとかガッカリ。
その主人公の九太なんかも悲惨で、やはり修行以外ではまともに動かない。成長後の図書館のシーンで不良相手に鮮やかに立ち回るかと思いきや、得意の横長のレイアウトのパンを使いつつなんと画面外で音だけでボコるという手抜き。団子ラリーは好きだけどそれぐらいか。バケモノ界は闘争の世界ではないし、武術を習った主人公が人間をボコるのもよくないのは分かる。ただ素直に成長後九太で気持ちよくなれるシーンが欲しかったな。
直近の過去2作だけみてもキングカズマのOZ内移動含めた格闘やおおかみこどもの躍動感ある動きとかセンスは落ちてないはずなんだけどどうしてこうなったのかなあと不思議に感じる。
(剣が震えるところとかは好き)
熊の家を斜め上から見た図と家までの階段の坂道、あとは修行場の廃墟っぽいところ?バケモノの子はだいたいこのイメージ。あと市場か。
渋天街という異世界に居るのに街全体の引きの絵とかがほぼ無いからせまっ苦しい。ワクワクしない。主人公も視聴者も異邦人なんだから、街をそれとなく見せて欲しかった。たとえば熊とケンカして街中をバルクールじみて走り回る追走劇とかはどうだろうか。アラジンの冒頭みたいな感じで。坂の上下を生かすならコクリコ坂もよく時代の雰囲気を醸すことができていたと思う。
バケモノの子はとにかく「今どこに居るのか」がわかりにくい。賢者歴訪のシーンは渋天街に必要だった賢者の住む街の全景が描かれるが、それぞれ1秒未満ぐらいの一瞬しか映らない。振り返ってどんな場所に行ったかと思い出そうとしても難しい。結局思い出としては賢者の対面シーンと道中が繰り返される狭い印象になる。
絵作りができていないわけではなくて引きの絵も多くて背景もモブも全員書き分けるなど緻密なのだが、画面ごとにどうにもキャラクターが支配的で背景が薄味。乾燥地帯イメージな砂色なのがそう感じさせるのかもしれない。逆に夜や昼夜の境目などの暗さと光は非常に美しくて心に残る。
今作は「時空」の時間を重視しているのかと思う。九太の成長自体がそれでテーマだし、同じ場面で季節が流れるシーンや同じ場所が繰り返されるのも時間の流れが見て取れるので効果的だ。あるいはその犠牲で空間が少々ワリを食った形になったのかもしれない。
(季節が流れるシーンやミライの家の書き方は好きなので時間や密室劇的方面が悪いのではなくバランスかなぁと)
バケモノ界はたぶん全体的に武芸を修めることに重きを置かれると思う。そして武芸の強さが絶対の指標じゃなくて弟子を取るとかも重視されてる。熊ですら過去に弟子を取ろうとしたことがある。つまり剣術は人口が多そうだけど学ぶのは剣術の裏にある精神性とかかと。それで九太は賢者の話を聞いて強いっていろんな意味があるんだなと理解したわけ。じゃあ数ある強さの中で熊と同じ道で強さを歩むことを自覚的に選択しなくちゃならん。
当初の九太は選択の余地がなかった。家族を失って一人で逃げ出して置いておいてもらえそうなのが剣術家の熊んところだったわけだ。そこから8年過ごすわけだけど8年後の九太は人間界に重点されてバケモノ界のシーンがすくなるなる。だから8年間かけて(腕っ節以外に)身につけたものがあまり描写されず、思春期や父親周りの不安定さがフォーカスされていってしまう。九太の成長は物語の最後の最後に持ってくる必要があるのはわかっている。でも8年も経ったんだから自主的な強さの理解をお出ししないと漫然と表面だけ模倣していたことになってしまう。それも家庭内で父の真似をする子が似てきたっていうつっまんない閉じた話になっちゃう。
同じく家族を失って別の家庭に入り込む「三月のライオン」では主人公は明確に「将棋が好き」と嘘をつき、契約をして将棋で強くなり続ける代償を払ってきた。そんな主人公も将棋と向き合い続けてやっぱり将棋が好きで自分の意思で将棋の世界に居ることを選択する。成長には同じことをするでも「そうせざるを得なかった」という消極的選択から「それでもしたい」と一歩進む必要がある。
九太にそういった前進要素がないのは必然だ。だって最後は熊を「胸の中の剣」にする必要があるから。上手な二人の父子なら8年の中で教えることができただろうけどお互い不器用な二人ではそれができなかったんだろう。感動のラストのために。九太は親近感がわく普通の青年に成長した。心は普通程度にしかならなかった。武芸を通して技と体は鍛えられたが心の強さは(幼少期の気の強さの引きつぎはあるが)あまり感じなかった。物語の最後には九太は剣を置くことが語られている。胸の中の剣を手に入れて現実の剣を置くのは修めた感がある。最強の剣士が無手となりにゃむにゃむするかのように剣を置くなら悟り・理解を経てするが映えるというもの。でも九太はそんなに到達点に達してないし人間的にも彼女や熊の支えがあってようやくここからって印象の方が強い。そんな彼が剣を置いたってただバケモノ界から人間界に戻ったって記号でしかなかった。
センスが良くていい旅もさせてもらっていい教師も反面教師も居るなかで8年過ごして出来上がったのがただの思春期の不安定な青年って…。すこしも「強さとは」が染み入ってないのが残念なキャラだった。
なんなら熊とそれを見つける物語でもよかったけれど、最後は信頼・絆一辺倒で「父と子」をやっちゃったね。
尺不足…かなあと。もっとバケモノ界やアクションや九太の成長を描いて欲しかった気持ちがとても強い。そして何のせいで尺不足だというと人間界パートになっちゃう。結局、不人気の人間界パート不要論に収束する。ヒロインの楓は細田ヒロインの中でもとても好きなキャラなのだが…。
そんな感じで当時細田にはガッカリしたわけだけど宣伝だけみるとそばかす姫はそこそこドハデで楽しめそうな映画っぽいんだよね。受け流したとは言ってもミライのダメージもそこそこあってまだ見る気が起きないんだけど、評判はいいみたいだし。(変わらない悪い点もあるみたいだけど)
脚本雇えと一言で談じると楽だけどこうやって書いてみて自分がオタクすぎる気もする。ポストジブリなファミリー向けならちょっとクセがあるけどこんなもんなのかな。これが細田監督の味だとも思うから今後の作品も賛否が大量に出つつも売れて行くんだろうね。
ごくありふれた、あと2, 3年で30歳を迎える交際経験ゼロの童貞男性。
昔から性嫌悪や男性嫌悪の傾向があって、元々強い方ではなかったが最近、性欲を完全に失ったのではないかと思う。
友達が少なく、こういう下の話をする機会がなく、一般的な男性の性欲がどんなものか分からないので聞いてみたい。
同い年の唯一の友人はまだまだ現役で、年間1000回も自慰をするというから驚きだ。
性欲減退について、MSDマニュアルにあるように「性的思考を抑圧する考え方が身についていること」これは非常にあてはまる。
自分はいわゆる「賢者タイム」の影響を強く受けやすいタイプなのもあって、幼少期から自慰行為そのものに罪悪感を覚えていた。自慰をしたことで何か罰が当たるのではないか、という思考だ。
「性的思考を抑圧する考え方」を持つに至ったきっかけを説明するとかなり長くなる(読む人がいればだが)。
兄が中学生になって性に興味を持ち始めた頃、小学生だった自分もエロサイトを(半ば強制的に)見せられた。
内容の理解は出来なかったが、こうして性知識を得たのは小学2, 3年生とかそれくらいだったろう。
その当時(20年くらい前)はフラッシュ全盛期で、AVよりもアニメ調のエロフラッシュに多く触れたということが後の志向に影響していると思われる。
小学生・中学生の頃はまだ、好きな女子をオカズに自慰をすることがあったが、中学3年生の時に好きになった女子のことをどういう訳か神聖視するようになった。
(自分が厳格な家庭環境で育った、あるいは宗教的背景があった、などが一切ないことを述べておく)
自分の中で勝手に彼女を美化して穢れのない女性だと認識し、この子で自慰をしてはいけない、と強く思うようになった。受験期だったのもあるが、中3の1年間は一切自慰を行わなかった。
自分が高校生になって、アニメを見始めると自慰のオカズに二次元キャラクターを多用するようになった。
(そもそも、AVの成人女性よりも自分と同年代のJC, JKに興味があったが、無論そのような児童ポルノが存在するはずもなく…)
その反面、無垢で可愛らしい二次元の女の子に、己の薄汚い性欲をぶつけることに強い罪悪感と嫌悪感を抱くようになった。性欲と相反する罪悪感・嫌悪感の二律背反に苛まれ、自慰の度に自己嫌悪を増していった。
次第に、自分の愛着のある作品のキャラクターのエロ二次創作を避けるようになり、全く知らない作品へ、更にはオリジナルイラストへと範囲を狭めていく。
そんなことを繰り返していくうちに、「可愛いアニメキャラクターを正当に愛するためには、エロから脱却しなければならない。(オリジナルだとしても)裏で二次元の女性に欲情するのは不誠実である」との思考に至り、自慰行為を控えるようになる。
意思が弱く、なかなか自慰を完全に絶てなかったが、大学院で研究・社会人で仕事が忙しくなると自然と回数が減った。そして最近、コロナ禍でテレワーク環境が生まれたことで家に常に親がいる環境になり、完全に自慰を絶つことに成功した。
ところで性嫌悪に関する記述がすっぽり抜けてしまったが、自分の見てきた二次元のエロの世界では
女性が凌辱されたり、あられもない姿で羞恥を受けたり、(和姦であっても)太った気持ち悪いおじさんと性交していたり、
煽情的な仕草をしている(させられている)という風に、極めて男性が喜ぶように歪められた世界のように見えた。
(初めて観たエロアニメが、「奥手な両想いの男女関係に対して、降って湧いたチャラ男が強姦して無垢な処女を快楽漬けに寝取る」というもので非常にショックを受けたのも大きいと思う)
また、生きていくうちに自然と、「女性は慎ましく淑やかでいなければならない」という思考が染み付き、スラット・シェイミング的にAVに関しても嫌悪感が強かった。
獣のように腰を振り、はしたなく懇願して嬌声を上げる男女の姿が非常に醜く映った。
自慰による自己嫌悪とともに、性に対する嫌悪も強まっていった。
2次元・3次元同様に、性に対する男性の「加害性」のようなものを強く感じ、己の男性性(女性を性的な目で見てしまうこと、性的消費すること)にも嫌悪している。
自分を棚に上げているように見えるかもしれないが、自己嫌悪を拡大させて男性嫌悪しているということだ。
話が長くなったが、つまるところ本能的な性欲を理性で押さえつける構図が成立したことで、性欲を失った。
正直なところ性欲が全くない訳ではなく、経験として一度は性交してみたいという感情も恥ずかしながらある。
前述の性嫌悪と相反する感情であり、だからこそ己を恥じて、よりいっそう自己嫌悪を深める原因なのだが。
しかしながら、やはり二次元の女の子を愛するには童貞を守り、性から離れ、女体を知るなどということは避けるべき禁忌である。それに(今は後ろめたい理由で仕方なくやっているのではないのかもしれないが)風俗など「金で女を買う」という行動も、そちら側の人間になってしまうと一生二次元の女性を愛する資格を失ってしまうため、これもまた禁忌だ。
よってトップや役員は社内外問わず「アレを当てた人」として認識され神格化されていく。
本人たちも「1発当てた」経験があるので、当てた当時のノリのまま、周りに持ち上げられて何年経ってもマジ増長してる人が多い。
いまだに西麻布の会員制バーで毎晩会食と称して女の子と遊んでたりする。
楽しそうで何より。
クリエイティブな要素が絡むものは、なにやるにも基本はトップダウンで、現場はいわば「学園長先生の思いつき」を実現する仕事を日々やってる。
もちろんフツーの会社っぽく、現場からの提案をプレゼンとか会議などで伝える場面はあるけど、最後の判断は「偉い人が気に入るか」なので、あんまり論理性とか考えすぎなくてもOK。
とりあえず捨て案みたいなのを苦し紛れに出しておき、「ここはこうだろ!」「それはそうだろ!」というお叱り&ご指導を頂いた上でそれを忠実に実行するのが最短ルートだぜ。
■謎の総務畑スーパーマンがいる
役員連中、基本ヤバいヤツらしかいないので、会社としてマトモに機能しない‥と思いきや、
ベテランの総務畑スーパーマンが必ず1人はいる。この人が裏方仕事を完璧にしてくれるので、会社が存続されていく。
マジ感謝。
これ何でなのかな?て考えたんだけど、
クリエイティブ系のしごとって仮に成果イマイチでも「まあ今回は当たらんかったなー。仕方ないから次や次!」みたいなノリが横行するのよね。
なぜなら神格化された役員がディレクションしてるので仮にダメでも批判は許されないのだ。
では何を持って社員を評価するのかといえば、「いかに神格化された役員から落ちてきた仕事を忠実に実行できたか」。
その無茶振りを、精神削って対応出来たやつが偉くなる→部下にも同じこと求める→部下対応できないので病んで休職退職 のパターンが横行。
最初は仕事ができて人のいいマネージャーさんが、がんばってクソパワハラ役員の無茶振りに対応し続けた結果、闇堕ちしてパワハラ属性を身に着け、部下を休職退職させてしまう。
若手を使い潰して西麻布に交際費をせっせと注ぐ日々を過ごしていると、まあ会社も傾きそうなもんだが、
まず総務畑スーパーマンの働きにより常時リジェネが掛かっているので、常に死なない程度に一定のHPが保たれる。
あと若手が何人辞めても再供給しやすい(なんだかんだゲーム業界は人気!)
何年かに一回、突然変異としか思えない有能若手が入社してきて、クソ役員が何故か見てないところでまた1発当てるゲームをリリースし、会社に莫大な利益をもたらす。
瞬間風速的にボーナスも爆増し、ヘロヘロな社員も「まあボーナスたくさんもらえたしいっか」のマインドでナアナアな雰囲気に。
そして1発当てた有能若手がクソ役員にジョブチェンジするイベント発生、以下ループ
皆さんお疲れ様です。
初詣というのは自分の心の中に神様の居場所をつくる行為だと思うんだよな。
自分もそうだけど、日本人の多くって本気で神様の存在を肯定してはいないじゃん。
初詣なんかでもクリスマスやハロウィンとかと同じで単なるイベントとして消化してる人も多いと思う。
まあ、そういう関わり方でいいとは思う。
俺もそうだったしさ。
でもさ、いっぽうで神様の存在を必要としてる心の部分もないこともないんだよね。
例えばさ、俺は今年一年〇〇を頑張るぞ!、と決めたとしてもただ自分の心の中だけで決めていては頑張らなくても別に、まっいいか、で終わるじゃない。
そのために有言実行とか言って周りに〇〇、
たとえば禁煙するとかダイエットするとかを宣言するやり方とかが存在するんだけど、
世の中にはそういう卑近なことじゃなくて、
もっと大望というかちょっと口に出して他人には言い難いような大きなものを抱えていたりする場合もあるじゃない。
そういう人の幸せのために生きていこう、
ただ思ってるだけではなしに
「誓い」とか「願い」という形にして自分の心の中の神様に「宣言」することで、
その思いをしっかりとした形づくられたものとして、心の中の神聖な領域へと移動させることが出来るんだよね。
まあ、このへんの感覚は何言ってんのか全然わかんない、って言われるところかもしれないけど少なくとも俺は心の中に俺の個人的な神聖な場所というものを必要としている。
そういう場所を開く行為として初詣を俺は毎年行っている部分がある。
だから、俺はわりとガチで神様と向き合うし、少々の時間を頂いて作業としての初詣の回転率を落としたりしてるので迷惑だな、と思われたりすることもあると思う。
それはコロナ禍で初詣に行けなかったことでよっくわかったことなんだ。
もちろん俺も本気では宗教をやってない。日頃は神様のことなんて考えることはない。
でも、だからこそ年に一度だけは神聖な場所を心の中に開く行為が必要なんだ。
意味はわからないかもしれないけど、時間を必要としているということだけは出来ればわかってほしいし、そして申し訳ないが少しだけ時間を使うことを許して欲しい。
元増田がいうマナーとか作法として無駄な時間を使うのはやめようよ、という話とは少しズレるけれど、初詣に時間を使う人の心理とは?、のひとつの例として書いてみた。
仏人;ワールドカップでフランスが決勝戦で負けたときのマクロンのシネマ、
https://www.youtube.com/watch?v=6Vof5tbYhcE
チームの乗ったバスがやってきて4時間やってお祭り騒ぎ、みんな喜んでみんな浮かれたんだ。
で、
そんときもパレードやったんだけどどれくらいの時間やったかわかるか?
20分だよ。
エリゼの中でワイワイてめえだけで盛り上がりたかったんだ、
voom!
弾丸のように去ってってそれっきりさ。
もちろん外せないのはあるけど、パテだな、ソーモンやカナールとか、
あとは牡蠣か、それ以外はまあチーズとかなんとか、家族めいめいってとこじゃね?
とにかくフランスではノエルから年末にかけて食って食って食って騒いで、
なので1月ってのはガストロよ、気持ち悪いし寒いしでみんな体調悪くなるよ。
益田;そうだね、日本は正月におせちを初めとして祝いじゃ祝いじゃ、
食って食って食って、ってなって、
仏人;その制度は非常にいいな。
ただまあフランスではだんだんノエルがmoins sacré(神聖ではない)になってきたがな。
それもこれもみんなヴォク(woke)のクソッタレのせいだ。
ジョワイユノエル(メリクリ)が言えないノエルに何の価値がある。
ヴォクの糞どもはクリスティアンはけちょんけちょんに貶すくせに、
全く世の中狂ってるよ。
益田;いやでも昭和の早い頃にはすでに子供にはクリスマスプレゼントをあげる風習があったよ。
仏人;羨ましいな。
まあそういやフランスでも似たようなのでétrenneってのがあるな。
家政婦とか守衛とか、
お前のためにいつも日々の面倒を見てくれる人に感謝の意味を込めてあげるものだけど、
まあ廃れた古い風習だな。
でも今どきのガキのクリスマスプレゼントってのもmoins sacréだな。
アイツラが欲しがるのは最新のiPhoneだよ。可愛げのないことといったらない。
俺らがガキの頃のプレゼントはせいぜい50ユーロくらいのもんだわ。
仏人;50ユーロじゃ買えねえよ!
マリオやストリートファイターがどんだけ面白いかという情報だけが流れてきて、
その間俺たちは涙を流してよだれを垂らすしかなかったんだ。
そこでフランスのオタクの猛者共は輸入をしてなんとか遊ぼうとしたんだが、
コンソールだけで2,000バル、アダプタもテレビも何もかも規格が違う中で頑張ったやつがいたんだよ。
益田;ファミコンの頃はアングレしか使えなかったから、昔の方がまだ良かったんだね(笑)
仏人;シューペルニンテンドーになると文字が全部日本語なんだ、
haï・ïïéの意味すらわからん、どっちがウイでどっちがノンだ!?
って万事がそんな調子よ。
そうやっていろんな壁を乗り越えたんだ、
プレイステーションだって規格が違うからディスクが回らないんだが、
蓋がしまっているかを感知するセンサー部分にチューインガムをつけて、
蓋を開けっ放しにしてヨーロッパ規格のディスクを入れてくるくる回して、
回った!となったら超高速回転しているディスクだから危ないんだが
それで「動いたー!!!!」とか感涙にむせんでいたんだ。
ああ、何もかもが懐かしいな。
ああ、そんなニュース聞いたな。
でも「あっそ、ふーん」くらいだわ。
まあ何の権力もないわな。
益田;でもドイツでは旧貴族の連中が国家転覆を企んでたってのがあったよね。
仏人;coup d'État!!
あったなそんなこと、実に残念だ。
我がフランスでもぜひ起きてほしいことだが。
革命の本場の我が国でも、マクロンはむしろ中世の暴君のようにやりたい放題に振る舞ってるわ。
益田;でも現代のボナパルト家やブルボン家って金持ちなんじゃねえの?
仏人;どーだろ。
でも超金持ちってことはないだろ。
子孫が増えれば増えるほどパトリモワンヌが減ってくんだし。
それに城は維持補修にえれえカネがかかるんだぞ。
もしお前んちの窓が割れたら業者に頼めばせいぜい100ユーロくらいだろうけど、
でもそれでもお城ってのは憧れであり夢だからな。
維持補修が大変だってのに買いたがるやつはいるし、海外の連中にも大勢いる。
フランスでもギニョールの声を担当してた奴らは、リサンシエされるまでは大金持ちだったから、
ほうぼうの城を買ってレフォルムしてたんだよ。
そんなの作っても意味ねーだろ。
そういった積み重ねがあって初めて城ができるんだ。
まあそういうことやるんだとしたらシノワの連中じゃねーか、