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はてなキーワード: マルチメディアとは

2016-11-15

今のインターネット大人による監視社会的なディストピア

Twitterツイキャスyoutubeニコニコ、様々インターネットサービスが誰でも簡単に使える今、副産物的にこれらのサービスの中で需要を満たすべく”職業”が発生している。

歌い手、踊り手、生主、キャス主

絵師動画師、MIX師

とにかくマルチメディアに様々なパーツを生産するクリエイターが、それはもう沢山集まって、お互いの需要を満たし、コミュケーションやクリエイティブ活動を楽しんでいるわけだ。

そんな職業たちの中の1つに、加工師というものがある。所謂写真編集フォトレタッチ生業としている人たちで、立ち位置としてはたぶん、現実だとデザイナー的な仕事内容になる。

ツイキャス主の自撮り版権イラストアイドル写真などを加工して、アイコンSNSのヘッダーに使える綺麗なものに仕立てたりする。

自撮りの加工はともかくとして、版権イラストの加工はかなりブラックに近いグレーだ、実際に趣味イラストを描く人が、無断でこういった”サービス”に巻き込まれてブチギレ、なんてのもよく見かける。

http://togetter.com/li/939864

こういった著作権違反な事例は、例えば絵師でも無断転載から自作宣言や、トレスといった形で散見される。

この手の問題が起きるのは、この”職業”の従事者の大半が中学生高校生からだ。法的な問題など彼らは知らないし、身の回りの人以外が見ているということなど気にしていない。その結果、法的に問題のあるもの発見拡散されて炎上消滅といったことが起き、後には苦言を呈すクリエイターご意見番や、魚拓の載ったまとめだけが残る。

私は現在20代後半、学生時代インターネット黎明期であった。

webサイト管理者は崇拝され、閉じられたコミュニティでは著作権違反の切り抜きアイコンが飛び交い、何処かから拾ってきたアニメゲームmidiが流れていた。BBSユーザーアイコンは、ユーザー書き込み回数に応じて名入れなどの画像加工がされたアニメアイコン提供されたりしていた。

今と何かやっていることが違うだろうか?

小学生の時分、ハード素材のクリアファイル雑誌の切り抜きを挟み、ポスカステッカーデコレーションしたものを持ち寄って遊んだりもした。アニメマンガイラストを透かして写して、友達に見せてうまいね?なんて言われてる人が周りにいた覚えはないだろうか。

もちろん、公開してる場所が違う、インターネット公共の場だという意見もっともだし、著作権違反を見逃すべきだとは思わない。

トレス無断転載は許されざることだし、無断加工なんて、時間をかけて描いたイラストがされた日にはブチギレても仕方ないと思う。

ただ覚えておいて欲しいのは、彼等にとっての遊び場は今はSNSであり彼等にとってのコミュケーションベーススマートフォンの中も含まれるのである

少し前に学生だけのSNS話題になったが、閉じられ、守られ、許されながら学べる場所が今の学生たちには必要なんじゃないかと思う。

今のインターネットコミュニティは、大人による監視社会的なディストピアだ。

2016-07-19

野球嫌いの原因はドラゴンボール


から野球が嫌いだった。

気がついたら「野球=つまらない」の図式ができ上がっていた。


他のスポーツに嫌いなものはない。

サッカーは、代表Jリーグも見る。

テレビでやっていれば、バレー水泳陸上も見る。

格闘技も、ボクシングも見る。

他のスポーツも、オリンピックなどの大会があれば見る。

見てみれば、それぞれちゃんと楽しめる。


ただ野球だけは見ない。

チケットがあると誘われても、観戦したことは一度もない。

だってまらないし。


そこで疑問に思った。

野球は見ない。ちゃんと見たことは一度もない。

それなのに「つまらない」のだ。

あれ、なんでだろう?

野球嫌いの理由って、なんだっただろう。



そうだ、ドラゴンボールだ!


小学生の時、ドラゴンボールが大好きだった。

休み時間はずっと修行してた。

かめはめ波は、ついに打てなかった。


そんなベタ小学生だったので、水曜日の夜七時はすごく待ち遠しかった。

クワクしながらテレビの前で待って…さあ、七時だ!

と思ったのに、テレビがマウンドを映す日があった。

光る雲を突き抜けると思ってたのに、ラッパの音が聞こえるわけだ。


うわっ、野球の日かよ!


悟空フリーザと戦っているのに。

ナメック星が、あと何分かで爆発するのに。

一週間、ずっと楽しみにしてたのに…なんで野球なんだよ!

野球なんて見たくない。こんなの全然つまんないじゃん!!


あの時のガッカリ感は、かなりのものだった。

野球=最高の楽しみを奪う邪魔存在

そう認識したまま育ってきたようだ。


もちろん、実際は邪魔していたわけじゃないのは知ってる。

間を入れないと、連載に追いついてしまう。

そんな事情があったのも理解できる。

大人になった今ならね。


あと、時代も悪かった。

地元少年野球は、小学三年生から入れた。

もしも友だちに誘われていたら、自分入団たかもしれない。

でも、結局入らなかった。

ちなみに友だちも入らなかった。


Jリーグブームが到来したからだ。

から、みんなでサッカーチームに入った。

親にねだって読売ヴェルディのユニを買ってもらって、クラス中でミサンガを作っていた。

願いをこめたミサンガを、いたずらっ子に外されて大泣きしていた奴もいた。

その後、犯人は学級会で吊るし上げられていた。



Jリーグブームが去ってからも、他のブームが次々と到来した。


ミリオン連発の音楽を聞きながら、たまごっちをやり。

ベル持って、PHS(確かアステル)持って。

クラスコギャルがいて。そうかと思えば個性派もいて。

ビジュアル系バンド目指す奴と、カリスマ美容師目指す奴に囲まれながら学校卒業して。

マルチメディアかい言葉に踊らされながら就職して。

就職先では、日韓w杯で大いに盛り上がった。



野球ブームはついに来なかった。

あったのかもしれないけど、自分には届かなかった。

そんなこんなで、野球に対する悪感情を払拭できないまま今日に至っている。


そんな自分だが、先日息子が生まれた。

息子と遊ぶならサッカーだ。

キャッチボールは、きっとしないだろう。

でも、ドラゴンボールは全巻読ませたい。

もちろん、一番好きなもの邪魔しないように配慮して。



最近子ども野球離れがひどいと聞いた。

原因について、色々と言われているようだけれど

その原因の一つに、ドラゴンボールがあるんじゃないか

自分と似たような大人が、他にもいるんじゃないかと、そんな風に思ってる。

2016-06-23

http://anond.hatelabo.jp/20160622100232

総務省 情報通信政策研究所本体はどういった人がいるかからないけど、委嘱している研究員の顔ぶれはこんな感じ。

http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/advisors.html

平成27年度 情報通信政策研究所 特別研究員五十音順平成281月29日現在)
●特別上級研究員法学系】

青木 淳一(慶應義塾大学法学部准教授)
専門:行政法政府規制産業法
石井 夏生利(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科准教授)
専門:プライバシー権個人情報保護法情報佐々木 秀智(明治大学法学部教授)
専門:英米法情報メディア法
新保 史生慶應義塾大学総合政策学部教授)
専門:憲法情報法
杉原 周治(愛知県立大学外国語学部准教授)
専門:憲法ドイツ法、メディア曽我部 真裕(京都大学大学院法学研究科教授)
専門:憲法メディア寺田 麻佑(国際基督教大学教養学部准教授)
専門:行政法情報通信法
東條 吉純(立教大学法学部教授)
専門:経済法
西土 彰一郎(成城大学法学部教授)
専門:憲法マスメディア西村 暢史(中央大学法学部准教授)
専門:競争法、競争政策
林 秀弥(名古屋大学大学院法学研究科教授)
専門:経済法、独占禁止法競争政策
平野 晋(中央大学総合政策学部教授)
専門:不法行為法、契約法、アメリカ法
若林 亜理砂(駒澤大学大学院法曹養成研究科教授)
専門:経済法
【経済系】

依田 高典(京都大学大学院経済学研究科教授)
専門: 応用経済学
春日 教測(甲南大学経済学部教授)
専門:産業組織論経済政策
高口 鉄平静岡大学大学院情報学研究科准教授)
専門:情報通信経済学産業分析
佐々木 勉(ポリシーリサーチユニット株式会社主任研究員)
専門:情報通信経済学
宍倉 学(長崎大学経済学部准教授)
専門:公共経済学産業組織論
実積 寿也(九州大学大学院経済学研究教授)
専門:通信経済学公共経済学産業政策竹村 敏彦(佐賀大学経済学部准教授)
専門:応用経済学
田中 辰雄(慶應義塾大学経済学部准教授)
専門:情報通信産業実証分析
手塚 広一郎(日本大学経済学部教授)
専門:産業組織論、公益事業論、交通経済学
徳原 悟(拓殖大学国際学部教授)
専門:開発経済学
中村 彰宏(横浜市立大学学術院人文社会科学系列教授)
専門:産業組織論計量経済学
森脇 祥太大阪市立大学大学院経済学研究科教授)
専門:ミクロ計量経済学
【人文・学際系】

秋吉 美都(専修大学人間科学部教授)
専門:情報行動のミクロデータ分析社会統計
内山 隆(青山学院大学総合文化政策学部教授)
専門:メディアエンターテイメント経営戦略経済政策
岡田 仁志(国立情報学研究所准教授)
専門:電子商取引論、電子通貨論、地域情報政策北村 智(東京経済大学コミュニケーション学部准教授)
専門:メディアコミュニケーション論、情報行動論
小泉 力一(尚美学園大学芸術情報学教授)
専門:教育工学情報教育
小舘 亮之(津田塾大学学芸学部教授)
専門:メディア情報サービスマルチメディア情報通信工学
土屋 大洋慶應義塾大学大学院政策メディア研究科教授)
専門:国際関係論、情報社会論、公共政策論
橋元 良明(東京大学大学院情報学環教授)
専門:コミュニケーション論、社会心理学特別主任研究員法学系】

生貝 直人(東京大学大学院情報学環特任講師)
専門:情報政策知財プライバシー表現規制等)
早川 雄一郎(京都大学大学院法学研究科特定助教)
専門:経済法、競争政策経済系】

橋本 悟(帝京大学経済学部専任講師)
専門:公益事業、公共経済学ミクロ経済学産業組織論
山本 渉(電気通信大学情報理工学部講師)
専門:応用統計学
【人文・学際系】

河井 大介(東京大学大学院情報学環助教)
専門:情報行動論
齋藤 長行(お茶の水女子大学非常勤講師)
専門:メディア政策行動経済学教育工学
吉見 憲二(佛教大学社会学部現代社会学科講師)
専門:情報コミュニケーション情報通信経済学特別フェロー

工藤 郁子(慶應義塾大学SFC研究所上席所員)
専門:情報田中 康裕(専修大学社会知性開発研究センター客員研究員)
専門:国際情報通信学、社会情報学
堀川 裕介(東京大学大学院学際情報学府博士課程)
専門:社会情報学メディア利用と心理

2016-02-28

ラノベ読書の数には入らないという人たちへ

読書しない大学生は45% 過去最高


っていう記事ブクマコメントを見てたら、

ラノベマンガを読むのを読書にしている奴はいるはず」

かい脊髄反射的なコメントがあったけど、文章がメインの媒体である以上、それは読書に入れてよいのでは。

(※ネット場合情報がメインのマルチメディア媒体

こういった記事の時にラノベ的外れ批判使用するのはよくないと思う。


  第一、ラノベ読書でないなら、直木賞だって読書じゃないよね?


どっちも大衆に向けられたものなんだから

しかしたら、その人は直木賞読書じゃないとか言いそうだけど。

とにかく、そうやって読書ハードルを上げるから読書への関心が薄れていくんだよ。

2015-09-30

自分探し増田します真志田須磨氏がさん無事(回文

レベル人間になると、この増田はもちろん

SNSを駆使して、世界中マルチメディアインタラクティブ

7本くらいの指を使った同時マルチタッチで、

渡り歩きたいなって思ってるんだけど。

で、まずPayPalアカウントを作ったの!

で、しばらく使ってなかったから案の定パスワード忘れちゃうわけ。

てへ。

と、ここまではうっかり属性でいいんだけど。

で、パスワード再設定しようと思ったの。

で、PayPalアカウントを開設したときの私の性格って今の私の性格と一緒じゃない?

で、パスワードの再設定したら、以前使ったパスワードは使えません、って言うじゃない。

私、再設定しようとしてたパスワードって、

そもそものパスワードだったみたい!

ビックリ

私って昔と変わってないのね!

ハロー!昔の私!

って、笑っちゃったわ!

前にも、確かこんな下りあったわね。

自分探しなんて、

簡単にできるじゃない。

で、ところでPayPalはどうやって投稿したらいいのかしら?


朝ご飯トマトサンドイッチ

久しぶり美味しいわ。サンドイッチは手が汚れなくて便利だけど

うまく封が開けられなくて、

指がマヨネーズだらけになったりすることあるわよね。

もー、マルチタッチができなくなっちゃう!

みたいな。

デトックスウォーター

梨美味しいわよ、梨。

梨をベースに、栗、柿、カボス

スッキリオータムね。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2015-06-11

教科書だけでやる中高の英語学習

当時は家で教科書読みなさいって言われたけど、

正しい発音が分からないんだよね。

今になると語学CDとか聞けてボイスレコーダー発音したものを録って聞いて自分確認できるけど

語学先生が、自分イケてる発音かどうか分からなかったら録音して聞けって言ってた)

あんな、中高の英語って

教科書だけでよくやってたなぁと思った。

今の中高の英語教育マルチメディアなのか?

2015-03-07

アイドリング!!!解散についての公式発表

日頃より、アイドルグループアイドリング!!!」並びに番組アイドリング!!!」を応援していただき、誠にありがとうございます

この度のスポーツ紙における解散報道に関してご報告・ご説明致します。

 2006年10月の番組スタート以来、『現在進行形で成長するアイドル』として活動するアイドリング!!!は、アイドルのみならず女優歌手タレントと、様々なジャンル活躍することを夢見る女の子たちの集合体です。彼女たちはアイドルグループであると同時に、フジテレビマルチメディア戦略担い手として、地上波CS放送・BS放送・配信・携帯コンテンツなど、幅広いフィールド活躍してきました。

 ファンの皆様の応援を頂き、9年目となる現在まで活動継続させて頂いてまいりましたが、昨年末より番組及びグループ活動の終了の話が現実味を帯びてきたのは事実です。しかし、終了時期とそこに向けた展開は、今年2月に入り、ようやく関係各所との協議・調整に入ったところで、具体的な内容は確定しておらず、まだ正式に発表できる段階ではありません。

 詳細が固まり次第、真っ先にファンの皆様へご報告致しますので、それまでは、状況を静かに見守っていただければ幸いです。

 これまで、数々のドッキリ企画を行ってきたアイドリング!!!ですが、今回、残念ながら「アイドリング!!!メンバー並びにファン様へのドッキリ」ではありません。ただ、もっと"アイドリング!!!らしい"壮大な発表の企画を準備していたのが、今回のような報道がなされたことで、全て水の泡となったことが残念でなりません。

 いずれにしましても、3月18日(水)には6枚目のアルバム「ロデオマシーン」が発売され、各地でリリースイベントが開催されます

また、3月28日(土)渋谷公会堂にて行われる「アイドリング!!!13号長野せりな卒業ライブ ぷにぷに・またね・だいすき」をもって、13号長野せりな声優という夢に向かって第一歩を踏み出すために卒業します。さらに、4月5日(日)には豊洲PITにて「アイドリング!!!FES 2015」が開催されます

 まだまだ、ファンの皆様と直接向き合い、触れ合う機会は多くあります。これまで以上に、暖かい声援と、力強いご支援をお願いするとともに、この様な形での第一報となったことを、心よりお詫び申し上げます

   

アイドリング!!!」統括プロデューサー     

神原 孝 

2013-10-22

艦これ

角川の予測を遥かに上回るユーザー数の増加に、

本丸だったはずのマルチメディア展開が全然追いつけていないように感じる。

グッズは既存版権絵を貼り付けたものだらけだし、公式ガイドブック誤植満載。

ゲームのものは相変わらず面白いみたいだから当分は大丈夫だろうとは思うけど、

アニメ放映開始/Vita版発売までに今一度体制を整えないと一気にコンテンツ展開が崩壊する危険性があるんじゃなかろうか

2013-09-10

http://anond.hatelabo.jp/20130910134734

そういうのって実機能や将来性の比較じゃなくて、単に「~はダサイorナウい」思考じゃね?

携帯を例にするとTRON系の国産OSが生きてて、海外製ではありえないほどマルチメディア対応も進んでたので、多機能携帯の分野をスマホが兼ねてた海外とは事情が違う

スマホブームでもう開発やめちゃうんじゃないか危惧してるが…

2012-12-09

友人が結婚をする。

知り合いの結婚を見届けるのはもう5組目くらいか

幸せそうだから、おめでとう。と言う。

でも僕にはそれが幸せかわからない。皮膚感覚、実感としてわからないんだ。経験がないことだから

でも幸せそう、うれしそうに見えるから、おめでとう。と言う。

それにもういい大人なんだし、社会が是とするものを是と言うしかない。

努力をしていた時期もあった。でも一向に片方向なままだった。テレビみたいに。

双方向でマルチメディアインターネッツになりたかったが、それは叶わなかった。だからからない。

しかしいまこの状況でその知り合いの嫁にこの話をしたらどうなるだろう?

彼女はまるで、自己否定されたように感じるだろう。そう、いま彼女らが僕にしていることと同じように。

リア充と非リアは永遠に相容れない。

リア充ふつうに生きて暮らしているだけで、非リアの存在を否定している。

911テロリストもこんなこと感じてたんだろうなって思う。

もし僕が努力をしていた時期に努力が実って双方向になっていたら、非リアの気持ちなんてわからないだろう。

もし彼女らが努力をしても実らずに非リアになっていたら、リア充の気持ちなんてわからないだろう。

自分と、他人と、したいことと、できることって残酷だね。

僕がしたいけどできないことを、あいつはしたくもないのにできていたりするんだ。

イジけていたければイジけていればいいし、イジけていてはダメだと思うなら行動すればいい。ただそれだけだ。

人には、進歩できることとできないことがある。

I can (not) advance.

人は平等ではない。

がんばったって必ず報われる保障なんてない。

がんばりもせずに報われる人もいる。

がんばったことによって報われる人もいる。

がんばりすぎて死ぬ人もいる。

ただそれだけだ。

それがこの世界です。

0~999の範囲の数値をつくる乱数発生器があって、生まれながらにして人は数値を与えられる。

そして皆、"平等"に、「数値を1000にする努力をせよ」と強制されるのだ。

たまにバグって数字が急に増えたり減ったりするんだ。

数値をくれるクイズで1問目と2問目が5ポイントだったのに、最終問題が100ポイントだったりするんだ。

そういった、いろんなこの世の事実を見て

何を感じ、何をするのか。

事実から絶望希望も見出すことができる。

その時どきに於いて希望に見えるものに向かっていくことしかできない。

いま現在希望に見えるもの未来永劫に亘って希望であり続ける保証はなく、実際にかつて希望だったもの絶望に変わる実例もたくさん見ているけれども、

そのように決定しなければ死に至る病に冒されるだけ。

人生はいつも私に選択を迫る。

私にはそれがたまらなく嫌なのだ

ならば決めよう。その先に何があろうとも

その人生を変えてみせよう

私にはこの生き方しかできない。

2011-07-17

初音ミクLAライブ外国人感想その11

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 初音ミク現象の持つCGM的側面については、外国人の感想でもしばしば言及されている。しかし、ワールドイズマインならぬWorld is Hers(世界彼女のもの)と題された以下の感想ほど、このテーマを正面から丁寧に描いたものはない。CGMこそ「クリプトン世界にもたらした最大の贈り物」との指摘はとても重要だろう。伊藤社長が主役を演じる世にも珍しい感想、という面からも一読の価値はある。

 urlは以下の通り。

http://www.manganews.info/the-world-is-hers-how-hatsune-miku-is-changing-everything-anime-news-network.html

+++++以下勝手翻訳+++++

世界彼女のもの:初音ミクはいかにして全てを変えたのか

 伊藤博之は自ら説明しようとしていた。

 「ヴァーチャルアイドル初音ミクを生み出した企業クリプトン・フューチャー・メディアのCEOとして、伊藤は人で溢れる大衆文化バンドワゴンの運転席に座っている。そして誰もが興奮しすぎる前に、彼は人々にこのバンドワゴンが何であるか理解させたいと望んでいた。

 「初音ミクは[一つのソフトウエアです」と彼は言う。「YAMAHAが開発したボーカロイド技術を使ったものです。[ボーカロイドは]歌声を作り出すエンジンで、我々はYAMAHAからその技術に基づく製品を開発するライセンスを得ました」

 言い換えれば、ミクのファンであると公言することは、KorgTritonキーボードあるいはフェンダーストラトキャスターギターのファンであるのと似ているのだ。君が応援するのは楽器――PCにインストールしなきゃならないうえに箱にはアニメ風のイラストが描かれているが、でもやはりそれは楽器だ。おまけにボーカロイドというブランドネーム自体はミクや彼女の華やかな友人たちに帰するものというより、むしろ彼らを動かす音声合成エンジンを指している。文字通りに取れば、「ボーカロイドのファン」であるとは、特定ブランドギター弦のファンであるのと同じである

 だが誰がそんな言葉遊びを気にするだろうか? どんな新興サブカルチャーでも、言葉に独自の意味が付きまとうのは普通である今日では「ボーカロイド」はそのイノベーションから花開いた仮想世界全体を示す言葉となっている。ボーカロイドとは作曲家がそのソフトを使って自宅スタジオで作り出した無限レパートリーを持つ曲のことであるボーカロイドとはそれぞれの曲に対応する画像動画ギャラリーであるボーカロイドとはそれらの画像から生まれたあらゆるミームや粗筋であるボーカロイドとはそれぞれ特有のボイスバンクを象徴するキャラクター群のことである。そして誰であれアニメエキスポに参加した者ならこう言うだろう。ボーカロイドとはそれらキャラのあらゆるバリエーションを含む姿にドレスアップしたファン層である

 これこそがクリプトンマーケディング・ディレクター佐々木渉すらも驚かせた口コミ波及効果だ。彼は「ユーチューブニコニコのような動画シェアサイトを通じて[ボーカロイドが]利用されるやり方」に驚いたと話す。「これらのサイトを使って、本当に口コミで仲間の間に広がっていきます。本当に過去に例を見ない[方法で]様々な国で人気を得ています」。つまり、本流エンターテインメントの大半が今なお企業の重苦しい手によって運営されている一方、自力推進型であるボーカロイド本質はあらゆるものをひっくり返したのだ。

 「ある意味、こんな現象相手に取り組む最良の手法を見つけるためもがき続けてきました」と佐々木は話す。「ファンからフィードバックを得るのが最良だと我々は信じてきました……いかに物事に対処するか、ファン層にとって最もよいことのためにどうするかを。急いで金儲けしようとは思っていません」

 クリプトンは、当時まだMP3ですら未発達の技術であり、ユーチューブ誕生に10年も先行し、そしてあらゆるものを可愛いアニメ少女擬人化するアイデアがまだ急増していない1995年設立された。「我々の目的はそもそもボーカロイド仕事にすることでも、[音声合成ソフトを作ることでもありませんでした」と伊藤は話す。「クリプトンは音全般――音と関係するソフト全てを取り扱う企業として設立されました」

 もし伊藤冗談めかして「ミクのお父さん」と呼ぶのなら、彼女の祖父母は最初ボーカロイドエンジン2003年に発表したYAMAHAの面々となるだろう。「そうした技術存在することは知っていましたし、それを使って何かできることがあるんじゃないかと思っていました」と、伊藤は当時について話す。「我々は既にYAMAHAと係わり合いをもっていましたので、彼らと連絡を取りそこから製品を作り出すことができました」

 だが、あたかも完成された合成音声で歌う天使の形でミクが天から降臨してきた訳ではない。彼女の根っこは、伊藤の説明によればとても粗末な形式の音声技術にまで遡ることができる。「日本では[音声合成ソフト結構一般的で、例えば駅などで使われています。そこでは列車の到着がアナウンスされたり、あるいは[乗車している場合]駅名が呼ばれたりします自動応答システムを使う電話はボーカロイドによって動いています」(想像してほしい、ミクの親戚の一人がカスタマーサービス用の電話回線で働く恐ろしいロボ電話であるという事実を)

 「当初[合成された]歌声を使うソフト存在しませんでした」と伊藤は続ける。「そうしたソフトにどの程度の需要があるのか、私には確信が持てませんでした。というか、はっきり言うなら、PCに歌わせることができるソフトを作るのにどんなメリットがあるのか分かりませんでした」

 この疑念こそが伊藤に次の手を講じさせた――それは最終的にはクリプトン歴史で最も賢い一手となった。「2004年、私は最初の[ボーカロイドソフトMeikoを作り、それに漫画風のキャラを付けました。ある人格が歌う[のを真似る]ソフトは人間にとって必要不可欠なものではなかったから、そうしたのです。人々にアピールし人々から愛されるようになるためには人間味を持たせる必要があると考え、そのための最適な手段が漫画キャラのようなものでした。このソフト結構いい成功を収め、そしてもちろん初音ミクの構想へとつながりました」

 そしてその次に起きたことは誰もが知っている。

 おそらく伊藤博之が成功した秘密は、クリプトン創業者である彼が音楽、サウンドエンジニアではなく、ソフト開発者ですらなく、何よりビジネスパーソンだった点にあるのだろう。伊藤は、あなたミュージシャンではないのかと質問されると笑い(彼はミュージシャンではない)、自身が経済を専攻したことを認めた。「音楽とは無関係です」と彼は言う。「ボーカロイドマーケティングに成功するうえで、私は自分が学んだスキルのいくつかを使ったと思います

 アニメエキスポ1日目のキーノート講演で、初音ミクボーカロイドカルトについてスライドショーを使った改まったプレゼンを始める際に、伊藤ビジネスマンとしての本領を発揮した。彼はまず自分が誰で彼の企業が何をしているかについて慣例となっている概要報告を行い、それから公式にクリプトン制作しているボーカロイドキャラクター」(あるいは、厳密に正確さを期するならソフトウエアパッケージというべきか)の一覧を示した。

 2007年8月31日に生まれた永遠の16歳、初音ミクは、今ではショーの目玉に位置している。人気で彼女に次ぐのは鏡音の双子リンとレンであり、彼ら独特の黄色い装飾と少年/少女のペアは、ミクの緑と灰色と同じくらいコスプレ業界では至る所で見かける。だが音楽制作者の視点から見ると最も用途の広い声は2009年製品である巡音ルカのもので、より深い音域と日本語及び英語で「歌う」能力を誇っている。何人かのファンは昔ながらのMeikoKaitoの旗を掲げている。その声は旧世代のボーカロイド技術の上に構築されているが、今なおクリプトンファミリーの中心メンバーである

 クリプトン以外のボーカロイドキャラサブカルチャー世界に入ってきている。たとえば声優中島愛のボイスサンプルに基づき、マクロスFランカ・リーモデルとしたMegpoidや、J-rockスーパースターGacktの声を使ったGackpoidなどがそうだ。より進取の気性に富んだ人々はUtauloid(日本語言葉『歌う』から来ている)と呼ばれるオープンソース音声合成エンジンまでも開発しており、その中で最も有名なのはピンクの巻き毛をした重音テトだ。

 音楽ソフトウエア・パッケージについて、それがまるで本物の人間であるかのように語るのは最初は奇妙に感じられるだろう。しか伊藤最初に作り出した時に予想したように、それこそがこのソフトをかくも魅力的にしている正体なのだ。これらのキャラがもたらした創造性は、伊藤プレゼンで誇らしげに見せびらかした数字によれば、ユーチューブで36万6000件、ニコニコで9万2600件に及ぶボーカロイド関連動画へと結実した。

 そしてこの成長するメタジャンルからあふれ出したマルチメディアコンテンツもある。クリプトンが運営するウェブサイトPiapro(『ピア・プロダクション』の省略形)には、ボーカロイドに触発された45万を超えるテキスト、音楽、及び画像創作物がある。さらに注目に値するのはクリエーターたちがどのように相互に刺激しあっているかだ。コンテンツを共有するポリシーの下、あるPiaproユーザーが音楽を制作すれば、別の誰かがそれを聞いて付随するイラストを描き、さらに別の人がその構想に従って短いアニメ動画作成する。そこでは、サイトルールに従い創始者を適切にクレジットに載せることだけが重要だ。

 何人かのボーカロイドファンはアート世界の彼方まで行ってしまい、エンジニアリングの成果をもたらした。最もよく知られているのは3DアニメーションプログラムMikuMikuDanceで、初音ミクキャラクターモデルを――実際にはどんなキャラクターモデルでも――特定の歌に合わせてリップシンクし踊らせることができる。より繊細な対象を扱っているのがVocaListnerで、本物の人間の歌手によるインプットを分析し、ボーカロイドプログラムのセッティングを自動的にその声にあわせて調整する。思いつきに過ぎない想像の飛躍ですら現実化し得る。初音ミク動画「Innocence」で取り上げられた「Ano Gakki」(『あの楽器』)というニックネームで呼ばれている奇妙な見かけのタッチパネルキーボードも、実際に使える楽器として再現された(それほど野心的でないバージョンならスマホアプリとしてダウンロードできる)。

 これら全てが意味しているのは、ほぼ完全にファンによって運行される賑やかで創造性に富む生態系存在するということだ。究極的にはそれこそクリプトン世界にもたらした最大の贈り物だろう。初音ミクボーカロイドソフトそのものではなく、それらが使われる方法こそがそうなのだ。企業という大領主によってではなく、消費者によって作られた完全なエンターテインメント形式。企業は僅かな道具と規則を与えるだけで、後は椅子に深く腰掛けて次に何が起きるかを見守っている。

 それでもなお、ボーカロイド体験を活気づけるため企業提供するイベントは多数ある。今年はアニメエキスポ日本以外では初となる「ボーカロイドライブコンサート」ミクノポリスホストを務めた。それはステージ上の綺麗なスクリーン投影するCGIアニメーションしかない(ほかならない)が、いい視野角と健全猜疑心の保留があればそのイリュージョンはなお印象的になる。さらに感動的なのはセットリストにある全ての曲が明らかにファンの作ったもの――クリプトンの地下室であくせく働かされるソングライター大量生産した製品ではなく、本物のミュージシャンボーカロイドという媒体を通じて自らを表現したものである点だ。

 だがコンサートはどのような限界が残されているかも暴露した。ミクの魔法は左右双方40度以上の角度では働かなくなった。調整の効かないボーカルは、時に楽器生演奏の下で迷子になっていた。そして音声合成技術のあらゆるイノベーションをもってしても、より繊細な耳にはなおミクが絞め殺されるようなロボットじみた変な声をしているように感じられた。でも、日本では生身のアイドルについてどう言われていると思う? 「アイドルは不完全であってこそふさわしい」。不完全さこそがミクをこれほど魅力的にしている。誰もが進行中の仕事に関与できるからだ。

 どんな未来があるか、誰に分かるだろう? クリプトンは既に英語版の初音ミクソフトが開発途上にあることを約束しているし、日本では新しい改良されたボーカロイドエンジンが開発中だ。それはつまり韓国語ですら歌えるボイスバンクを含んだ新たなキャラの登場を意味している。クリプトンオリジナルボーカロイド製品は、その声に新たな音色をもたらす追加物「アペンド」によって進化を続けている。そしてどこかで我々の誰にも知られていないマッド天才が、ボーカロイド世界永遠に変えてしまうようなアイデアにおそらく取り組んでいる。

 多くの人が知っているように、「初音ミク」という名は「未来最初の音」をもじったものだ。だがボーカロイド文化が広がるにつれ、この名前ますます不正確になっている。彼女はもはや未来の音ではない。彼女はまさに今の音である

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生の約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生の約束」フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10「アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その12「アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

http://anond.hatelabo.jp/20110719031316

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2011-07-16

盗作は悪くない、ただ、迷惑かけるから勘弁してほしいだけ

冲方は言っている( http://towubukata.blogspot.com/2011/07/blog-post.html )。 文中、むしろ漫画にしてくれた事は評価しているし、出来るだけパクリが可能な条件を出している。原作付けや黙認だって提案している。ただ、彼は立場上それをするわけにはいかないと言っているに過ぎない。

実際、SFはいろんなものをパクったりパロディする事で成り立ってきた。タイトルだけだが筒井康隆の「万延元年のラグビー」だとか「日本以外全部沈没」とかもある。スターウォーズみたいな作品を「スペースオペラ」と言うけど、あれだって西部劇パロディ最近話題になった「まどか☆マギカだって既存魔法少女パロディする事でなりたっている。だからSF作家盗作を許容しないなんてあり得ないのだ。パロディ盗作は違うというかもしれないけど、そんなのは紙一重の差しかない。

結局のところ、盗作が許容されないのは、それが「(金銭的な意味で)関係者に迷惑をかける」からに過ぎない。今時、源氏物語の筋をなぞって新人賞に応募したって、誰も文句を言わない。却って知的評価が高まるでしょう。日本一有名な漫画であるドラゴンボールだって西遊記パクリなんだし。

そういう意味で、早川の本(SF?)や冲方の作品を読んでいると言っているスクエニ田口とか言う人が「オリジナル」なんて言葉を使っている( https://twitter.com/#!/tah3gucci3cozy3/status/91576660729667584 )のは、明らかな嘘つきか、無知に等しい。彼がここで「オリジナル」なんて言葉を使っているのは、別に創作行為に敬意を払っているからじゃない。新規IPが欲しいからだ。本当に創作を支援する気があるなら、如何にパクって作品を面白おかしくするかに心血を注ぐはずだ。彼が欲しかっているのは、マルチメディア展開できて、かつケチのつかない作品、要するに第二のハガレンが欲しいだけだ。

SF作家の前でオリジナルなんて言葉、恥ずかしくて僕は使えないよ。

2011-05-29

デジタルオーディオプレイヤーの世代も分けてみた。

http://anond.hatelabo.jp/20110527203744

HTMLとかデジカメとかMacとか、いろいろ改変できそうなネタだけど、すでに成熟期に入っているデジタルオーディオプレイヤー(DAP)を同じように分けてみたい。

プレDAP世代(〜2000年)

最初期の録音可能デジタルオーディオDATだが、当時民生用としてはややオーバースペックだったためもっぱらプロユースだった。DATなんか趣味で持っていたような人は、たぶん今は逆にアナログレコードピュアAU趣味なんじゃないだろうか。ヱヴァシンジ君が父親の形見(生きてるけど)として使ってたあれ。その後MDが発表され、ようやく一般家庭にデジタルポータブルオーディオが普及する。ただこれらはあくまで「オーディオ機器メディアに録音する」物であって、現代的なDAPとは違った。

現代的なDAPが発売されたのは1998年から。この当時はまフラッシュメモリが高価で64MBとかが当たり前だった。この時代はソニー以外の国産メーカーは殆ど無く、iRiveriAUDIOMpioなどの韓国勢が主流だった。

この時期のDAPは、PCにつないで使うということで、家電量販店オーディオコーナーではなPC周辺機器のコーナーで売られていた。ちょうどWindows98PCマルチメディア化してったころ。ただMP3プレイヤーはまだまだマニアックなシロモノだった。この時期にMP3プレイヤーを使っていた人は、結構なギークはないだろうか。

黎明期(2001年2004年)

その後ポータブルオーディオシェアを大きく塗り替えるiPodが発売される。他のメーカープレイヤーのために変換転送ソフト付属させたのに対して、iPodはまiTunesが先にありそこからiPodを開発した。あと、HDD採用PC内のプレイリストを全部持ち歩けるようにしたのも画期的だった、

またアメリカでは2003年(日本では2005年)からiTunes Storeサービス開始、他のサービスが苦戦する中でiPodの人気を背景に成功をおさめる。

このころ国産メーカーはどうだったかというと、2001年PanasonicSDオーディオを発売したり、ケンウッドWMA対応CDプレイヤーを発売していたが、いまいちぱっとせず、Apple VS 韓国勢という情況だった。特にウォークマン」のソニーATRAC3メモリースティックなどの独自規格にこだわったことや(SonicStageがものすごく使いにくかった)、日本家電メーカーレコード会社の関係から著作権がらみで消極的だったこともあり、海外勢に大きく水を開けられることとなる。

特にソニーのこの時期の迷走ぶりがひどく、Hi-MDとかVaio Pocketとかその後黒歴史化するシロモノを次々と出し、Appleシェアを奪われていった。DAPに限らずDVDレコーダー薄型テレビなどでも同じように迷走していた。その後のソニーの凋落ってじつはここから始まっていたんじゃないだろうか。

この時期に発売されたiPod miniは小型化と低価格化により爆発的に売れ、世界的に品薄の状態が長く続いた。はじめてのDAPiPod miniという人も結構いるのではないだろうか。

発展期(2004年2007年)

シェアを奪われようやく危機感を覚えたソニーが、MP3AACWMAなどマルチコーデック対応プレイヤーを発売。家電メーカーしい発想でHDD搭載のミニコンポを発売。これで「パソコンがなくてもDAPが使える」環境となる。

ソニー以外の国産勢は巻き返しを図るべく音質や付加機能を全面だす。東芝ワンセグ付きのプレイヤーケンウッドデジタルアンプ付き、PanasonicDIGAとの連携など。あと、日本メーカー品の多くはダイレクトエンコード対応で、PCなしで音楽を取り込めるという触れ込み(ただ決して使い勝手は良くない)。この辺はスマートフォンPCと一緒で、よくも悪くも日本家電メーカー的な商品開発。

一方のAppleiPod動画対応に。これはiTunesストアで映画テレビ番組を配信・販売することを前提としたものだった。ただ日本ではこの時期はようやくiTunes Storeサービス開始したばかりの頃で、動画を購入することは出来なかった。Apple以外のメーカーも、このころからオーディオプレイヤーからマルチメディアプレイヤーへの移行が始まる。更に低価格で簡素な機能のiPod shuffle、ミドルエンドのiPod nanoが発売される。iPod shuffleとnanoにより低価格化・小型化が進みより一般ユーザー向けに浸透する。

この時期はヘッドホンスピーカーFMトランスミッター動画変換ソフトなど、サードパーティアクセサリが拡充した時期だった。特にイヤホン/ヘッドホンなんか中価格・高価格帯が売れるようになった。ノイズキャンセリングヘッドホンとかDock接続スピーカーが出たのもこの時期。

全盛期 / 成熟期(2007年〜)

DAPデジタルデバイス化がより進む。iPod touchマルチメディアプレイヤー機能に加え、ネットブラウズメールYoutube視聴、さらにApp Storeによりゲームビジネスアプリなどを入れられる。iPod touchiPhone替わりに購入した人も結構いた。

成熟期/衰退期?(2011年〜)

iPod shuffle 3GiPod nano 6Gの滑りっぷりや見ると、「音楽プレイヤーとしてのiPod」の進化は今後大きくは見られないと思う。iPod classicもここ最近はあまり大きく変化してないし。国産メーカー東芝PanasonicVictor事実上の撤退状態。今後はスマートフォンタブレット電子書籍端末と競合がたくさんでるので、単なる音楽プレイヤーという市場は衰退するかも。

2010-10-08

C++JavaC#といった言語が一通り書ける様になって、windowsAPIも体系的に覚えたし、マルチメディア関連に特殊化したライブラリを使ってゲームも作れる様になったが、

そもそも絵も音楽も作れないので単独で何かを作れる訳ではない。

近所は山道、民家、陶器を作ってる会社ばかりでIT関連の仕事もない。ハロワ住み込みで軽作業してくださいねってものばかり。

話の合う知り合いもいない。というか引きこもりニートだから友達すらいない。

学歴は中卒でないに等しい。高卒認定を取っても大学に行く金がない。

いろいろ列挙してみたけどクソ過ぎて終わってるなーって思う。独学してもこうした限界はある。

今も支離滅裂になってきているしもうどうにでもなれよと落胆。死ね

2010-08-31

HTML5のはなし

HTML5であれができるこれが出来るって最近は話題だよね。

でもさ、

いまどきマルチメディアコンテンツテキストベースで書くのってどうよ。

HTMLとかCSS決めてる人ってどう使われるか想像したこと無いのかな。

DreamweaverってCS4からCSSの設定の和訳を止めたんだよ。

なんでかって言うと和訳された意味より、CSS原文のキーワードのほうが重要だから。

つまりもう降参です僕はテキストエディタですって事だよ。

WYSIWYGなんてはるか遠い昔の話だよね。

今まともなGUI付いたインターネットコンテンツ作成環境ってFlashぐらいだよ。

Flashってもう仮想環境だからアプリ書いてんのと同じだよね。

だからスティーブジョブズも奇妙なWeb標準なんか放って置いてiOSアプリを書かせようとしてるんだと思うよ。

少なくともUI要素をインラインで配置なんて訳わかんないことしなくていいでしょ。

なんでこんな面倒臭いことになったのかなあ。

だってポストスクリプトPDFテキストエディタで書く奴なんか変人でしょ?

変人が標準って変だよ?

2010-08-07

宮城県警の関わったネット上の出来事まとめ

 ネットで拾える宮城県警の関わったネット関連の事件の記事などを集めてみました。現在でも参照できることを重視しているので私とは無関係のブログ掲示板などもリンクしており、内容の正確性、リンク先でのトラブルなどの責任は持てません。リンクを貼ることが適切ではないと考えたものについては、タイトル検索ワードのみを記載したので検索してみてください。また、タイトルの先に日付を付加する作業をしたため、リンク先とは違ったページタイトルになっている可能性もあります。この付加した日付も新聞記事が書かれた日やブログに書かれた日など、適当に入れたものなので目安程度に考えてください。なお日付が分らなかったところは「*」を入れました。

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20030530(ネットオークションを悪用して海賊版ソフトを販売 2003/05/30(金)17:45:41

20030722ヤフーオークションを悪用し海賊版ソフト販売の売上で生活 2003/07/22(火)16:17:24

20050204【低学歴大】ネットで殺害予告の東北学院大生逮捕【バカニュース】 - 東北学院大学学生掲示板

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/school/2283/1109177287

20050803【2ちゃんねる】「仙台地下鉄爆破」予告、無職男を逮捕

http://mimizun.com/log/2ch/dqnplus/1123080320/

20051101ITmediaニュースエイベックス殺害予告、別の殺害予告の容疑者が関与か

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/01/news046.html

動向20060114宮城誘拐事件で分かった 逆探知技術はここまで進んでいる - 寝ぼけ記者ネタ帖『アジアNow』~情報を知れば世の中がわかる -Yahoo!ブログ

http://blogs.yahoo.co.jp/hori50tokyonerima/22591769.html  ※デジタル回線化の影響

20060328ローンカードの取引記録の不正取得について 2006年3月28日 | ニュースリリース |NTTデータ

http://www.nttdata.co.jp/release/2006/032801.html

20060616摘発風俗店の入居ビル名や住所もHPで公表宮城県警風俗★ぷちえろNews69

http://news69.blog43.fc2.com/blog-date-200606.html#92

20060711奥様はハッカー!:Matimulog

http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/07/post_6afd.html  ※妻が夫の携帯電話メール転送監視していた

動向200701**新教育の森:裏サイトプロフ教員監視限界 事件続発でも対策手探り |教育ニュースとか

http://edu-news.jugem.jp/?eid=1198&target=comment

動向20070103まいまいクラブ - ネット君臨 : 掲載記事(1月3日1面)レア物求め、嫌がる女児撮影 byまいまいクラブ

https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/itsociety7/index.php?p=13

20071102【社会】女高生の「わいせつ画像」 通う高校に送信彫師の男を逮捕

http://mimizun.com/log/2ch/wildplus/news22.2ch.net/wildplus/kako/1193/11939/1193983692.html

20080104ミクシィ大麻販売=奥尻島で自生「いくらで売れる」-宮城県警weed的な関係 (;゜Д゜)y─┛~~

http://ameblo.jp/high-times/entry-10063776795.html

20080416インターネット掲示板を通じて海賊版販売、高校生書類送検 | 著作権侵害事件 |ACCS

http://www2.accsjp.or.jp/criminal/2008/0801.php

20080608【社会硫化水素自殺 第三者を巻き込んだ場合自殺者を書類送検警察庁が方針を徹底

http://www.unkar.org/read/mamono.2ch.net/newsplus/1212881360/

20080614警察から電話が…! -ぼくはまちちゃん!(Hatena)

http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20080614/cyber_police ※通信の秘密に関わる可能性が有るのにレンタルサーバ会社は素直に警察に協力するとのこと

20080716ブログ決闘提案し返り討ち少年らの逮捕容疑は「決闘罪」 - 宮城県警 | ネット |マイコジャーナル

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/16/026/index.html

20080831【社会】「書き込みが嘘でも捕まえに行く」…ネット予告犯罪東北の各県警が目を光らせています★4

http://www.unkar.org/read/mamono.2ch.net/newsplus/1220224210/

20080831ネット犯罪予告犯を次々に逮捕している東北警察は優秀か? - 真相世界(The truth world)

http://blog.goo.ne.jp/warabidaniyuukoku/e/01f8bcd90dadaf83e475d3745609425a

20080903「ショタDVD売ります」、児童ポルノ販売で高校生書類送検 - 宮城県警 | ネット |マイコジャーナル

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/03/042/index.html

20081021【社会インターネット掲示板に「リタリン売る」と広告の男、麻薬取締法違反逮捕

http://mimizun.com/log/2ch/newsplus/1224582288/

動向20090219児童買春の被害、一般サイト出会い系サイト上回る|MUSIC SALAD

http://ameblo.jp/musicsalad/entry-10211346377.html

20090223芸スポコピペポチッニュース:盗撮画像流出掲示板で話題→本人降臨削除依頼警察相談逮捕

http://blogs.dion.ne.jp/otoku/archives/8128226.html

20090602児童ポルノ販売で手配中の男、タイ逮捕ν速民逃げてー】

http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1243946162/

動向20090618児童ポルノ画像分析班を設置=根絶へ「重点プログラム」策定-警察庁 -カンタ日記.NET

http://d.hatena.ne.jp/cantakenet/20090618/p12

20090619仙台で「乱交パーティー」、公然わいせつ容疑で東北初の摘発 |財経新聞

http://www.zaikei.co.jp/article/biznews/090619/37812.html

200906**~200912**連続児童ポルノ母親逮捕

① 一つ家に 幼女も寝たり 萩の月 - 男の魂に火をつけろ!

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20100120

② 常識的に考えた : 【社会DQN母ら、幼い娘の児童ポルノで「こづかい稼ぎ」。半年で12人を摘発…中にはわいせつ行為させた鬼畜母も -ライブドアブログ

http://blog.livedoor.jp/jyoushiki43/archives/51338289.html

③ 痛いニュース(ノ∀`) : 1歳~12歳の娘のポルノ画像を製造・販売してた母親、「代金が支払われない」と警察相談し事件発覚 -ライブドアブログ

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1368615.html

20100115虚偽の出会い系サイト運営=「サクラ」動員-詐欺容疑で11人逮捕警視庁 -カンタ日記.NET

http://d.hatena.ne.jp/cantakenet/20100115/p2

20100210石巻3人殺傷事件 プロフィールサイトから顔写真流出

20100407楽天試合の殺害予告で大学生逮捕野球) ― スポニチ Sponichi Annexニュース

http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20100407146.html

20100421県警:「サイバーモニター」発足 犯罪につながる情報県民監視宮城|【保存館】仙台市情報BLOG

http://ameblo.jp/werwerwerwer/entry-10514176728.html

20100630「中古品」を装い海賊版を販売、男性逮捕 | 著作権侵害事件 |ACCS

http://www2.accsjp.or.jp/criminal/2010/1012.php

20100722【フォーカス】悪徳彫り師続出、わいせつ強要も 「消しゴムのない世界」警戒を (1/3ページ) -MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100722/crm1007221801019-n1.htm

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更に昔の事例については、詳しく書かれた記事は見つけられなかったが以下のページで言及されている。

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20020407弁護士紀藤正樹のLINC/論考:インターネット犯罪と法規制

http://homepage1.nifty.com/kito/internetcrime000909.htm

20090118パソコン関連の著作権事件年表 -マルチメディアインターネット事典

http://www.jiten.com/dicmi/docs/k26/20962s.htm

2009-11-28

HTMLを体系的に理解するための7仕様

はじめに

最近マークアップエンジニア志望の若者と話す機会が多いのだけれど、そこで気づかされるのは、彼らの中に過去HTML(特に90年代以前の仕様)を読んだことのあるという人が、驚くほど少ないことだ。

例えば「マーク・アンドリーセンをどう思う?」と聞くと、「アンドリーセンって誰ですか?」という答えが返ってくる。「ヨスケの独自要素で何が一番好き?」と聞くと、「見たことがありません」と言われてしまう。「ではきみは、昔のHTMLを見たことがあるの?」と聞くと、たいていが「とほほでやっていたものくらいなら……」という答えしか返ってこない。

今の若い人の間では、HTMLを体系的にとらえようという人は少ないようだ。見るのは専ら近年の話題仕様ばかりで、歴史を辿ってみたり、系譜をひもといて標準化団体ごと理解しようとする人はほとんどいない。

これは、ちょっと由々しき問題だと思わされた。HTMLは、もう長いこと(90年代の早い時期から)インターネット王者としてあらゆるWeb関連技術の上に君臨してきた。だから、Webを作ることを仕事にしたいなら、何をするにせよ避けて通ることはできない。

HTMLは、表・画像・フォーム・音楽デザインフレーム動画など、さまざまな分野においてその時代々々に達成された最新の成果を持ち寄るようにして作られてきたところがある。だから、HTMLを読まずして現代のインターネットは語れないと言ってもいいくらいだ。

もし何かクリエイティブなことをしたいのなら、HTMLを読むことは欠かせない。また、単に読むだけではなく、それを包括的・体系的にとらえることも必要だ。なぜなら、HTML包括的・体系的にとらえることによって、現代のインターネットそのものを、包括的・体系的にとらえられるようになるからだ。そしてそうなれば、Webを作ることの道理や筋道が理解でき、何かクリエイティブなことをする上で、大きな助けとなるからである。

そこでここでは、昔のHTMLをほとんど見たことがないという人や、あるいはHTMLそのものもあまり見ないという人のために、これを見ればHTMLを体系的に理解でき、現代インターネットの成り立ちや実相までをも包括的にとらえることができるようになる、7本の仕様を紹介する。

ここで紹介するHTMLは、いずれも後のWeb業界に決定的な影響を与えたものばかりだ。これらが、HTMLという標準のありようや方向性を決定づけた。この7本を見れば、HTMLというのはどのようなきっかけで生まれ、どのような変遷を辿って、どのような足跡を残してきたかというのが、体系的に理解できるようになる。そしてそれが、世界インターネット利用シーンにどのような影響を及ぼしてきたかということも、知ることができるようになるのだ。

HTMLを体系的に理解するための7本の仕様

1本目『HTML 3.0』(1995年

まず最初は、ちょっと強引かも知れないけれど、第一次ブラウザ戦争前のHTMLをひとまとめにするところから始める。

80年代末にティムバナーズ=リーの発明したHTMLというメディアは、その後『HTML 1.0』(1993年)『HTML+』(1994年)『HTML 2.0』(1995年)などの仕様で次第にそのスタイル確立していき、マーク・アンドリーセンが一大産業として発展させた後、『HTML 3.0』に行き着く。そして幸運なことに、ここに集大成されるのだ。

ブラウザ戦争前のHTMLは、これ1本だけ読めば良い。このHTMLに、戦前HTMLの全ての要素(属性)が詰まっている。このHTMLを見れば、HTMLインターネット王者としての風格、スターという存在の大きさ、作者以上にブラウザが重視される「産業」としての側面、お尻Pから終了タグ省略可へ・文字情報から画像付きへと移り変わった技術革新の変遷など、戦前HTML史やWeb業界のありようが全て分かるのだ。

このHTMLの魅力は、説明し始めるといくら紙幅があっても足りないので、ここではその一端を紹介するにとどめておく……といっても、気の利いたことを言えるわけではない。『HTML 3.0』の魅力を知るには、まずは読んでもらうこと――これに尽きるからだ。そして、もし一度でも読めば、その魅力はたちどころに理解できるだろう。

HTML 3.0』を見て驚かされるのは、現在HTMLと比べても全く遜色ないところである。破棄されてから14年の時が経過しているが、現代人の読解にも当たり前のように堪えうるのだ。それは、逆にいえばHTMLというものは、今から14年前、つまりこの『HTML 3.0』が作られた時点で、様式として一つの完成を見たということでもある。

HTML 3.0』は、HTMLという標準が到達しようとした一つの極みである。それゆえ、HTML史というものは、『HTML 3.0』以前と以降とで分けられるようになった。これ以降に作られたHTMLで、『HTML 3.0』の影響を免れたものはないからである。

2本目『Compact HTML』(1998年

iモード世界HTML史に与えた影響というのは、一般に理解されているよりもはるかに小さなものである。日本人というのは、「日本技術世界に影響を与えた」というと、なぜか鼻高々と聞いてしまうところがある。「日本ガラパゴス」という言葉は聞いたことがあっても、「それって日本人過小評価しているだけじゃないの?」と、眉に唾をしてとらえるところがある。

しかしiモードは、真に日本HTML史を塗り替えたサービスの一つである。特に、このサービスの後世に与えた影響には、本当に計り知れない大きさがある。

iモードは、ドコモメインストリームだったポケットベルが、それまでの栄華の反動で深刻な低迷期に陥っていたPHS流行後すぐの時期、そんなポケットベルに取って代わって、日本で最も輝いていた携帯サービスであった。それゆえ、広末に見蕩れ世界HTMLファンたちは、iモードWebサイトを見ることによって、失われかけていたWeb制作の魅力を再発見することにもなったのである。

iモードは、没落したHDMLに変わってモバイルWebの命脈をつなぎ止めた、言うならば救世主のような存在であった。海外モバイル陣営が営々と築きあげてきたそれまでの栄光を切り捨て、日本の後代へと引き継いだ重要リレー第一走者としての役割を、HTML史において担ったのである。

そして、そのバトンを受け取った日本の若きWebデザイナーたちが、2000年代に入って雨後の竹の子のように現れたことで、モバイルWebは鮮やかな発展を遂げる。だから、もしiモードが存在しなければ、HTMLの様相は今とは違ったものになっていたかもしれないのだ。

そんなiモードHTMLバージョンはいくつもあるのだが、中でも特に多くのHTMLファンを――取り分け日本の若きWebデザイナーたちを魅了したのが、この『Compact HTML』である。この仕様の一番の魅力は、なんといってもその大胆に構築されたW3C Noteであろう。HTML史において、これほど拡張多く適当ディテールで構成されたNoteは他にない。そのためこのNoteは、これ以降無数に手本とされ、真似され、拡張されることとなるのである。

3本目『HTML 4.0』(1997年

正字仮名の影響を受けた日本の若き日記書きたち――言うなれば「CSSコミュニティ」――が頭角を現す直前のW3Cで、HTML史に乾坤一擲の巨大な爪痕を残した1本の仕様誕生する。

この時期、情報技術進歩によって、HTMLにもさまざまな新しいテクノロジーがもらたされていたのだが、それらを十全に取り入れたばかりではなく、縦横に駆使することによって、これまでとは全く違った国際化、全く違ったアクセシビリティ体験を生み出すことに成功したのが、この仕様HTML 4.0』を勧告したWorld Wide Web Consortiumである。

HTML 4.0』は、HTML史において最も革新的な仕様の一つとなった。この仕様に初めて触れた当時のWebデザイナーたちは、そのあまりの目新しさに度肝を抜かれた。そこでは、これまで全く見たことのないマークアップがくり広げられていた。そのため、これまで想像さえしたことのなかった全く新しいHTML体験を、そこで味わうことになったからである。

W3Cの果たした一番の功績は、テクノロジーHTMLを見事な調和をもって融合させたことだろう。例えばそこでは、「スタイルシート」という新しい技術デザインと、それでレイアウトされたページが閲覧者に与える独特の感覚というものを、双方ともに熟知していた。だから、それらを効果的に融合させることによって、全く新しいHTML体験を生み出すことができたのである。

この仕様HTML 4.0』には、そうしたテクノロジーHTMLとの融合が、至るところに散見できる。その数の多さとクオリティの高さによって、HTMLはここに、新しい時代の幕開けを迎えるに至ったのである。

4本目『ISO/IEC 15445:2000』(2000年

先に述べた「CSSコミュニティ」がWeb日記業界に論争をもたらすのは、2000年代に入ってからのことである。そして、そのきっかけとなったできごとの一つが、1947年生まれの非政府組織で、IECとも協力した生粋工業標準化団体であった国際標準化機構が、この仕様ISO/IEC 15445:2000 (ISO-HTML)』によって成功を収めたことである。

このHTMLは、単にJIS的に標準化しただけではなく、文化的な意味においても、フラットリニア構造の力を広く世界に知らしめることとなった。この仕様の成功によって、世界の人々は、レベル付けされた見出しの魅力の大きさを知る。そしてそれが、やがて見出しレベル分けが世界スタンダードとなり、誰もが当たり前のように使う状況を育んでいくのである。

またこの仕様は、CSSコミュニティそのものにも大きな影響を与えた。この仕様の成功に刺激を受けた才能ある若きコミュニティ住人たちが、その後立て続けに台頭し、いくつもの名サイトを生み出していくからである。

それらが相まって、やがてCSSコミュニティは空前の黄金時代を迎えることになる。その端緒となり、道筋を切り開いたのが、他ならぬこの『ISO-HTML』なのだ。

5本目『XHTML 1.0』(2000年

HTML 4.0』で繁栄の足がかりを築いたW3Cは、この仕様XHTML 1.0』によって、ついにその栄華の頂点に達する。そして、それを成し遂げたメタ言語も、W3C勧告のの一つであり、また『HTML 4.0』を作ったSGMLの改良でもあった、Extensible Markup Languageであった。

この勧告は、史上最も商業的に成功した仕様となる。そのためこれ以降、この勧告にならって商業バズワードを盛り込んだ仕様が数多く作られるようになり、しかもそれらが、実際に大きな商業的話題を集めていくのだ。すると、そこで生み出された多くの意見は、やがて再びW3C還元され、さらなる発展をもたらすことにもつながった。

そんなふうに、この仕様がきっかけとなってW3Cにもたらされた意見は、HTMLという言語を変革させていくことになるのだが、それに伴って、HTMLそのものにも大きな革新をもたらすことになる。

その変革も、他ならぬW3Cの手によってなされた。ここで『XHTML 1.0』の成功によって手にしたメンバーをもとに創設した文書マークアップの開発集団「HTML Working Group」が、より魅力的な拡張性を追求していく中で、やがてM12n(モジュール化)という技術の開発に至るのである。するとそれが、これまでのHTMLを一変させたのだ。

M12nは、HTMLに魅力的かつ効果的な特殊語彙を、DTDでしかも複雑怪奇にもたらすことに成功した。おかげでそれは、あっという間に世界から見捨てられていった。そのため今では、M12nの使われているHTMLを探す方が難しくなったくらいだ。それくらい、この『XHTML 1.0』がWeb業界にもたらした変革には、大きなものがあったのである。

6本目『XHTML 2.0』(2009年

2000年代以降、繁栄を謳歌したW3Cは、しかしその栄華の大きさゆえ、00年代中盤に入るとそれを存続させることに力をそがれてしまい、革新的な仕様はなかなか生まれてこなくなった。

しかし、そんな時代が5年は続いた00年代の後半になって、今度はその栄華のただ中で育った新しい世代のHTML WGメンバーたちが台頭してくることにより、再び変革の時を迎えることとなる。

その新しい世代のHTML WGメンバーとは、マイクロソフトモジラファンデーションオペラらに代表される「ブラウザベンダ」と、無関係な編集者たちであった。

彼らに共通するのは、文書構造に不必要なものなら全て――とるに足らないガジェット的なものまで含めて――残らず切り離そうとする「オタク的な性質」を持っていたことだ。

彼らは、それまで見過ごされがちだったHTMLの些末な要素にスポットを当て、それを別仕様に押し出すことで、従前とは一風変わった、新たな魅力を持った草案を生み出していった。そして、その真打ち的な存在として00年代の後半に登場したのが、XHTML2 Working Groupだ。

XHTML2 WGは、特に99年に最後の草案が作られたこの仕様XHTML 2.0』によって、オタク的なHTMLの楽しみ方が、一部のマニアだけにとどまり、それ以外の多くの人たちには受け入れられないことを証明してみせた。この失敗が、デ・ファクト的な新生HTML WGにさらなる脚光を浴びせることになったのはもちろん、それに影響を受けたWeb WorkersやDOM Level 3 Eventsといった、次世代のWeb標準たちの誕生にもつながっていったのである。

7本目『HTML5』(2022年?)

最後は、第二次ブラウザ戦争集大成ともいえるこの仕様である。

HTML5』は、HTML史においては『HTML 3.0』と同じような意味を持つ。つまり、それまでのHTMLの要素が全て詰まっているのだ。この仕様を見れば、それ以前のHTML歴史というものが全部分かる。

HTML5』には、HTMLのあらゆる要素が詰まっている。ここには、『HTML 3.0』のような歴史的な仕様としての「総合性」があり、『Compact HTML』のような「実装の実在さ」がある。『HTML 4.0』のような「マルチメディアアクセシビリティの融合」があり、『ISO-HTML』のように「セクション構造の魅力を全世界に知らしめ」た。また、『XHTML 1.0』のように「バズワード的に成功」したのはもちろん、『XHTML 2.0』が別仕様押し出した「オタクガジェット」にも満ちている。

全て詰まっているのだ。なんでもあるのである。つまりこのHTMLは、『HTML 3.0』と全く同じ意味合いを持っているのだ。HTML史というものは、『HTML5』以前と以降とで分けられる。これ以降に作られるHTMLで、『HTML5』の影響を免れるものはないであろうからである。

まとめ

以上、これさえ読めばHTML包括的・体系的にとらえることができる7本の仕様を、制作された年代順に紹介した。

こうして見ると面白いのは、歴史的に重要仕様は、必ずしも定期的に現れるのではなく、あるところでは連続しているし、あるところでは長らくなかったりすることだ。それはまるで「素数分布」のようだ。一見規則性はないように見えるものの、何かしらの法則が隠されているようでもあり、興味深い。

それから、ここに挙げた仕様は、いずれも「読むことによって他の仕様にも興味が移行する」ということを念頭に選んだ。

例えば、『HTML 3.0』を読んだならば、ブラウザ戦争前夜の独自HTML拡張自然と興味がいくだろうし、『Compact HTML』を読んだなら、iモードのそれ以外のバージョンHTMLも見たくなるだろう。CSSコミュニティについてもそれは言えるし、『ISO-HTML』を読んだなら、このHTML流行らす土壌ともなった「フラットリニア構造」というムーブメントにも自然と興味がわくはずだ。さらには、『XHTML 1.0』はXMLオタクになるきっかけになるだろうし、『XHTML 2.0』はその他の「オタク的なXML EventsやXForms」の仕様も見たくなるという効果を持っている。

ただし、最後に選んだ『HTML5』だけは、こうした例とは別に考えなければならないかも知れない。なぜならこのHTMLは、完成度があまりにも高いために、これを見た後に他のHTMLを読むと、どうしても物足りなく感じてしまうからだ。

しかしいずれにしろ、これらの仕様を読むことによって、HTMLをさらに愛さずにいられなくなるのは疑いない。そしてまた、これらの仕様を読むことによって、HTML包括的・体系的に見る目を養ってもらえれば、その後のクリエィティブな活動にも、大きな助けとなるはずだ。

おまけ(参考文献)

上に挙げた仕様への理解は、以下に紹介する著作を読むことによって、さらに深まる。これらを読むことによって、ぼくは「HTMLを体系的に見るとはどういうことか」を学んできた。

高校時代に読んだこのサイトによって、「リソースとは何か」ということを、ぼくはを知った。

HTMLSGMLの応用だ」ということが、このサイトを読むことでよく分かる。何気なく見ていた省略記法でも、その裏には、実にさまざまな技術や、それを開発してきた歴史というものが隠されていた。

世界CSSコミュニティの何に驚かされたかといえば、それはやっぱり精緻に書き込まれた正字仮名にだ。ノジタン日記には、HTML本質が詰まっている。だからこそ、あれだけ多くの日記で多くのコミュニティ住人に、言及されたり模倣されたりしたのだ。

ここでは取りあげられなかったのだが、とほほ氏がHTMLというジャンルに及ぼした影響にも、本当に大きなものがある。そして、ぼくが上に挙げた感想のいくつかは、このサイトに書かれていたばけらさんとの「スタイルシート論争」を参考にしたものなのだ。

これらのサイトを読めば、どんなHTMLが素晴らしく、どんなHTMLがそうではないというのが、よく分かる。その判定基準を知ることができ、審美眼を養うことができるのだ。なにしろ、あのCSSコミュニティ住人の言うことなのだ。これにまさる教科書は、他にはない。


元ネタ

2009-07-10

ChromeOSWindowsに対抗するOSとなるのか

GoogleChromeOS発表により、ネット上ではいよいよGoogleMSと全面戦争をするつもりだと言う話題で盛り上がっている。

だが、本当にChromeOSWindowsに対抗しうるOSなのだろうか。

ここでChromeOSの特徴を観てみよう

ここで上げた特性を持つOSは実は既にある

DeviceVMのSplashTopがそれで、

高速起動OSと呼ばれているそれは、その名の通りOSが立ち上がるまで10秒もかからないという代物だ。

Linuxベースで開発されたOSでありWebブラウザSkypeメールクライアントマルチメディアプレイヤーなどといったごく普通パソコンに必要な機能は一通り装備している。

特に高度なことをやる必要の無い場合には十分な代物だ。

ごく当然だが、DeviceVMはこのOSメインで使用できるOSとは捉えていない。

あくまで瞬間起動というユーザーエクスペリエンスを味わうための代物だ。

LenovoASUSネットブックにもQuickStart、ExpressGateという名称で搭載されているが、

これはちょっとしたWeb閲覧やメール確認を行うという用途のもので、あくまでメインWindowsという配置だ。

ここで最初の疑問に立ちかえる

ChromeOSMSWindows対抗OSなのか、と

答はNoだ

SplashTopがあくまでメインOSに対するサブOSでしかないように、ChromeOSWindowsOSサブOSでしかない。

だからGoogleMS市場を狙っているなどというのは単なる妄言でしかない。

WindowsとChromeOSはおそらくこれからも共存していくことだろう。

2009-06-07

http://anond.hatelabo.jp/20090607153302

今ある物はいくらでも進歩していく余地があるのに、今と昔を比べて現状に満足して止まっているだけじゃないか。このまま立ち止まってたら、そのうち「新しい物はよく分からなくて着いていけない」ってなるだけだぞ。未来を見ればいくらでも発展する道なんてあるんだから、簡単に現状に満足するなよ。もったいない

2009-05-16

http://anond.hatelabo.jp/20090516183935

話は大分ずれるけどVista設計がおかしいというより、経営戦略の失敗じゃないか。

業務用OSとか目指してなくて、個人向けOSとして家電的使い方(マルチメディア管理するだけのホームサーバ)目指して

ああなってるのかなと思う。

なので、何かを編集する・作成するという場面でクソ重いけど、家電的使い方する分には問題ないと判断していないかな?

OSの消費は個人が支えてるけど、個人ユーザ編集する・作成するという作業をあまりしない。

じゃ個人ユーザに受けそうな家電的使い方するOS作ろうとしたのではないかと...

あの前後テレパソを各PCメーカー押していたとおもうし。

MicroSoftは高給取りで入社試験も難しく、優秀な人集まってるって聞いている。

本当にダサい設計が原因なのかなと思っている。

2008-06-24

PCユーザを無視し続けてきた携帯キャリアのターンが終わる

松木氏

(中略)日本にはiモードがある。ワンセグおサイフケータイなども搭載し,既に十分マルチメディア端末が普及している。そもそも欧米ではパソコンが普及し,日本ではパソコンが普及していなかった。欧米ではパソコンを外に持ち出す発想からBlackBerryのような端末が登場し,日本ではパソコンよりも先に携帯電話インターネット接続する環境iモードが実現してしまった。つまり日本欧米ではまったく逆の進化の過程にいる。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20070509/270356/

これが去年の時点でのドコモ中の人認識である。恐らく、これと同じ意識iPhoneとの交渉に臨んでいたことは想像に難くない。

単にお前らPCユーザを無視してきただけと違うのかと。

自らの狭い“箱庭”にユーザを閉じ込めてお金を吸い上げているようなビジネスモデルに、PCユーザがむざむざ飛び込むわけがない。果たして多くのPCユーザは“通話とメールだけ”の非アクティブユーザとみなされ、市場にも大した影響力を与えてこなかった。

しかし、今後携帯の“操作権”がユーザに明け渡されるに従い、元気になるのは自らシステムコンテンツを創り出す能力を持ったユーザ層である。彼らは自らが住みやすいように環境を作り変え、更に仲間を引き込む術を身に着けている。

既にiPhone向けのアプリケーションは数多く発表されているし、今後も加速的に増えるであろう。

この背景の違いこそが既存の携帯との違いであり、「全面タッチパネル」などは表層的なものに過ぎない。

(だからこそPRADAフォンでiPhoneに張り合おうとするのはけったいなことである。)

ネット上を見渡せば、いま見えるのは今までニッチとして無視されてきたPCユーザキャリアへの怨嗟と、呪いの声ばかりである。

自分達の都合のために意図的にユーザ層を限定し、騙すような形でぼろい商売をしてきた携帯キャリアと、それに(事情はあるんだろうが)従属しかしてこなかったメーカのターンは7月11日に終わるだろう。

2008-06-21

http://d.hatena.ne.jp/AntiSeptic/20080530/p3#c

横浜国大の中でもマルチメディア文化課程はあまり偏差値が高くないようですが

まあ、旧教育学部は昔からレベル低いからねえ…(偏差値云々という部分以外でも)

2008-03-20

http://anond.hatelabo.jp/20080320022059

申し訳ないが俺も情報系だよ。ただし、近所に量子コンピュータやってた人間がいたから門前の小僧式に知ってただけだ。

で、そんなことはいいんだが、別に「わかってないお前らはバカだ」と言ってるわけじゃない。なんでそこ勘違いするかなあ。

「知った風なことを言うならちゃんと勉強してからにしてくれよ、みっともないから」と言ってるだけじゃないか。それにケチをつけるからああいう風にきつく言ったまでで。

ニュアンスでいいでしょ。論文書いてんじゃないんだから。

いや、「シュレーディンガーの猫」というと自分が頭がいいように見せられるだろ?そういうファッションで言ってる奴が多いから腹が立っただけだよ。

意味もわからずにマルチメディアだのIT革命だのと言って「さすが先生、博識ですねえ」なんて言われてる奴がいたらバカだと思うだろ。そんなのとっくに死語だろと。それと同じ。

2008-03-15

暇だから合法ドラッグを試してみた

ハワイアンベイビーウッドローズの種。20粒送料込み¥1100、ヤフオクにて。

セッティングはバスタオル、水、寝椅子マルチメディア環境

硬い表皮をやすりで削り落とし、マグカップで砕きぬるま湯と共に摂取。

30分後、軽い吐き気。視覚に強いコントラストを感じる。

40分、顔の汗を拭う際手の指が口に入る。指が唇にぬめりと同化する、触覚の変化。

行動のコントロールについては問題ない、不快感なし。スライドショー鑑賞、画面の隅にて動画同時再生

体の器官がぬめぬめして実に面白い、時々意識が途切れる。はっとしてモニターをみると静止画が非常に美しく感動する。

動画は意外に変化なし、感情の増幅効果。

時間経過、強い吐き気。行動のコントロール問題なし、シンクにて処理。

神について考える。神とは意識であり、存在する全てにそれは備わっている。

自分と世界について考える。自分とは意識であり、自分を取り巻く全ては自分の為のリソースであるらしい。

全ての疑問の答えは、あらかじめ自分自身に備わっているという結論。

時間経過、吐き気。酔いに自分を委ねている分には不快感はない。

現実身体感覚意識した場合に吐き気が襲う。

これは採り入れた成分を毒物とみなし、解毒しようとする身体感覚の増幅された物なのであろう。

吐き気コントロールできる様だ。

時間経過、触覚の変化が薄れ始める。基本の状態に戻りつつあるが、視覚と感情は依然として異常で非常に楽しい

10時間経過、全ては基本の状態の戻る。体験した事柄は記憶されており、行動のコントロールも可能であった。

ほうじ茶と卵粥にて食事、胃腸の状態も悪くはない。非常にコストパフォーマンスに優れた商品であるといえる。

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