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はてなキーワード: 引きこもりとは

2024-11-17

動物園に行ってきた

うちの息子は今小学4年生で、夏休みが終わってから学校に行かなくなった。

どうして行きたくないのか、俺は聞けなかった。聞く勇気がなかった。

夏休みに入る前まで、息子は学校が好きで好きで仕方がないという感じだった。

朝一番ランドセルを背負って家を出ることも珍しくなく、なのでおそらく夏休み中に友達と何かあったのだろう。

うちはマンション暮らしで、2年前に妻が亡くなった。事故だった。本当に突然のことだった。それで俺は少し病んでしまい、塞ぎ込んで、休職して、それから会社も辞めた。

幸い伝手もあって今はフリーランスとしてなんとかやっている。しかし当時は本当に駄目だった。

息子も相当つらかったはずだ。それなのに、俺には弱音ひとつ吐かなかった。むしろ、駄目になった俺のことを気遣ってくれていたんだと思う。子供の癖に、俺なんかよりよっぽど立派だ。

からこそ、夏休みが終わり「学校行きたくない」と言われたときには驚いたものの、否定することはしなかった。

「そうか」とだけ言って、「じゃあ、ちょっと休むか」と息子に提案した。

息子は俯きがちに「うん」とだけ言って、ランドセルの方を見ようとはしなかった。

息子は翌日から部屋に引きこもりがちになった。

部屋の中でずっとゲームをやっているようだった。

まり良くないことだとは分かりつつも仕事もあって、それを言い訳にしていたのかもしれないが、とにかく少し様子を見ることにした。

だが息子の引きこもり改善するようなことはなかった。

転機が訪れたのは10月のことだった。市で大きなお祭りがあって、その日は関連施設無料になるという年に一度の大きなイベント

仕事も一段落しており、せっかくだから何処かに出かけようと思って、息子に声をかけた。

すると意外にも、息子はすごく乗り気だった。早起きして「お父さん、早く行こうよ!」と急かしてくるくらいだった。こんな元気な息子を見るのは久しぶりで、俺はそれがすごく嬉しかった。

二人で相談して、動物園に行くことにした。

動物園なんて、本当に久しぶりだった。当然すごく混んでいたけど、久々の動物園とあって息子も俺も興奮していた。

色々な動物をじっくりと見て回り、コアラエリアに来た時のことだった。

そこにはコアラの生態についての解説があり、その中に「コアラ寿命は約10年」と書いてあった。

それを見た息子がぽつりと「じゃあ人間10分の1ぐらいだから、僕らの1日がコアラにとっては10日分なのかな」と言った。

その考え方がなんだか妙に大人びていて、少し驚いた。

「そうかもな」と答えると、息子は続けて「じゃあ、コアラ10分待たされると、人間だったら100分に感じるのかな」と言って、それから「それって、なんか退屈だよね……」とつぶやいた。

その後も他の動物を見て回ったけど、息子は例のコアラのことがずっと気になるのか、どこかぼぉっとしており物思いに耽っているように見えた。

動物園から出て「楽しかたか?」と聞くと、「うん!」と弾むような返事が返ってきて、心から笑っている顔を見るのはいつ以来か分からず俺は嬉しかった。

翌日から息子は少しずつ、自分の部屋以外で過ごすようになった。

そして11月になると、自らの意志学校に復帰した。どうやら、ゲームの中で学校友達とも連絡を取っていたらしい。それで自然学校に戻りやすい状況になっていたようだ。

今では以前のように、毎日楽しそうに学校に通っている。

息子がどうして学校に行きたくなかったのか、それは今でも分からない。

それでも今の状況に正直ホッとしている。

息子は強い。強すぎるが故に弱音を吐かず、妻が亡くなったことで反抗期さえなくなってしまったのかもしれない。

そう思うと悪いことをしたなと思うし、ふがいない父親であることを申し訳なく思う。

でも、11月4日。息子が学校に行き、笑顔で帰ってきたとき、本当に嬉しかった。

その日の夜、息子が眠ったあと、俺は妻の遺影の前で思わず泣いてしまった。

遺影の中の妻は笑っていた。その顔を、しっかりと見ることができた。

俺は頼りなく、ふがいない父親だ。それでも、息子の幸せを一番に願っている。

anond:20241117002647

バカにChatGPTを送りつける煽りが定着してきたな」をあらゆるところでトラバする増田


これは、アンチChatGPTのつもりなんだと思う。「再投稿は甘え」と同じ。

なおトラバではなく日記のものがChatGPT生成の文だと「引きこもり❗️」というトラバがつく。多分同一人物

GitHubの謎URLを貼り付け続けるだけの謎ブコメ


これは単なる荒らしだと思う

2024-11-16

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