松木氏
(中略)日本にはiモードがある。ワンセグやおサイフケータイなども搭載し,既に十分マルチメディア端末が普及している。そもそも欧米ではパソコンが普及し,日本ではパソコンが普及していなかった。欧米ではパソコンを外に持ち出す発想からBlackBerryのような端末が登場し,日本ではパソコンよりも先に携帯電話でインターネットに接続する環境をiモードが実現してしまった。つまり日本と欧米ではまったく逆の進化の過程にいる。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20070509/270356/
これが去年の時点でのドコモの中の人の認識である。恐らく、これと同じ意識でiPhoneとの交渉に臨んでいたことは想像に難くない。
自らの狭い“箱庭”にユーザを閉じ込めてお金を吸い上げているようなビジネスモデルに、PCユーザがむざむざ飛び込むわけがない。果たして多くのPCユーザは“通話とメールだけ”の非アクティブユーザとみなされ、市場にも大した影響力を与えてこなかった。
しかし、今後携帯の“操作権”がユーザに明け渡されるに従い、元気になるのは自らシステムやコンテンツを創り出す能力を持ったユーザ層である。彼らは自らが住みやすいように環境を作り変え、更に仲間を引き込む術を身に着けている。
既にiPhone向けのアプリケーションは数多く発表されているし、今後も加速的に増えるであろう。
この背景の違いこそが既存の携帯との違いであり、「全面タッチパネル」などは表層的なものに過ぎない。
(だからこそPRADAフォンでiPhoneに張り合おうとするのはけったいなことである。)
ネット上を見渡せば、いま見えるのは今までニッチとして無視されてきたPCユーザのキャリアへの怨嗟と、呪いの声ばかりである。
自分達の都合のために意図的にユーザ層を限定し、騙すような形でぼろい商売をしてきた携帯キャリアと、それに(事情はあるんだろうが)従属しかしてこなかったメーカのターンは7月11日に終わるだろう。
最近は携帯メールすらあまり使わなくなってしまった。 よく連絡する友達とはブログかメッセで連絡取り合ってる。 携帯で文字入力すんのダルいんだよね。情報量少なすぎだし。 文系寄...