はてなキーワード: 紅葉とは
多くの努力は報われない。
一週間前、2019年4月14日に VTuber 最協決定戦というお祭りイベントが開催された。
・四人一組のチームを結成し、 PUBG という FPS ゲームで最後まで生き残ることを目指す。
・順位ポイントの他に、チームメンバーのキル数に応じてポイントを付与する。
・チームの総ダメージ量は 500 以下とする(戦力調整)。
最協決定戦には二十チーム、総勢八十名の VTuber が参加し、当日の運営サポートには PUBG SCRIM JAPAN が付き、更には会場を設営してオフラインイベントを開催するなど、大規模なイベントとなった。
YouTube における配信のコメント欄は盛り上がり、大会の最終盤には Twitter トレンド一位になるなど、イベントは成功裏に終わった。
バックに企業を持たない個人が主体となってここまで大規模なイベントを企画・運営したことひとつとっても注目に値するが、どうせ別の人が書いているだろうから、ここでは書かない。
エピソードの枚挙には暇がなく、全体としてとても良いイベントだった。
一週間かかってもチームごとのアーカイブを消化しきれない……そろそろ諦め始めている。
さて、本記事ではこのイベントへ参加した「鍋」というチームに注目する。
(以降、チーム鍋と表記する。鍋だけでは読みづらいため)
チーム鍋のメンバーは皆守ひいろ、天羽よつは、白雪レイド、ベルモンド・バンデラス。
結果を先に書いておくと、チーム鍋は最協決定戦にて総合二位の好成績を収めた。
では、チーム鍋は PUBG が上手いメンバーを集めたチームだったのか?
そうではなかった。
PUBG というゲームはプロのプレイヤーが数多くいるほど奥深く、一朝一夕ではとても上達できない。
撃ち合いひとつとっても、照準(エイム)の他に銃の反動(リコイル)を抑えるテクニックが必要となるし、発砲から着弾まで時間差があるし、銃弾も重力に従って落ちていく。弾を当てることがそもそも難しい。
さらにマップの記憶、乗り物の操作、有利なポジショニングなど、覚えるべきことや慣れるべきことが多い。
チーム結成時点で、明確に PUBG が「上手い」と言えるメンバーは白雪レイドだけだった。
皆守ひいろ、天羽よつはの両名は「PUBG の知識があってそこそこやれる」程度だった。
ベルモンド・バンデラスに至っては「動かせる+α」程度だった。
PUBG.OP.GG というサイトでは PUBG プレイヤーの戦績を確認できる。 2018 Season 2 Beta における各メンバーの戦績を見る限り、上記の表現はさほど間違っていないだろう。
結成最初期の合同練習を見ても、ぱっとした成績は残せていなかった。連携もあまり取れておらず、特に試合の途中で誰かがダウンを取られた際にカバーに入ることができず、ジリ貧となる展開が多かった。五位くらいまでは浮上するが、その先に一位(ドン勝)が見えるような状況ではなかった。
別のデータもある。
メイン会場配信の 1:26:18 あたりに「レギュレーション基準チーム戦績リスト」として、参加したチームの統計データが示されている。
まず目を惹くのは前回の VTuber 最強決定戦にも参加した「†紅葉杏虎†」だろう。強さの端的な指標となる KD 、 KDA 、ダメージ量において全チームトップを誇っている。また、平均生存時間やトップ10率も他チームに比べてべらぼうに高い。
次点で「シリンソウ」と「アベりに来ました」も優秀な戦績を引っ提げて参加している。
他、事前の成績で優秀な数値を示しているチームとしては「陽キャ」「ちーむ☆ZANPAN」「HybridNotes」が挙げられる。
チーム鍋はというと、上述したチームたちの次点といったところだった。
総評として、結成時点におけるチーム鍋は、優勝を目指せるほど強いチームではなかった。
そもそもチーム全員が集まって練習できるようになったのは4月8日。本戦のわずか六日前だ。皆守ひいろを中心として集まったメンバーだったこともあり、ベルモンド・バンデラスと天羽よつはに至ってはその日が初めての顔(?)合わせだった。
まずプレイ面での成長を挙げる。索敵、撃ち合い、サポート、それぞれの能力を満遍なく伸ばし、様々な状況への対応力を上げていった。4月8日の合同練習ではハッキリ言ってチームメンバーの誰とも連携が取れていなかったが、次第にメンバーの誰かしらと付かず離れず行動するようになり、チームが常に有利な状況を作れるよう立ち回るようになった。チームで移動する際は最後尾、殿を務める場面も目立つようになった。
何より、彼女はチームのリーダーであり、ムードメーカーだった。
リーダーとしてチームの状況を把握することに長けていた。例えば、本戦第三試合において白雪レイドからベルモンド・バンデラスへ出された指示が、撃ち合いの騒音と混乱に紛れて当人へ届かなかった場面があった。瞬時に伝達ミスを把握した皆守ひいろは白雪レイドの指示を復唱することで、ベルモンド・バンデラスへ確実に情報を届けた。
ムードメーカーとしての役割も非常に際立っていた。陽気で、しょっちゅう冗談を言っては雰囲気を和ませていた。一方で、決して諦めず、弱音を吐かなかった。例えば、本戦第二戦でチーム鍋は八位となり、大きくポイントを落とした。試合終了後、彼女はすぐに「次は?」と発言した。言葉だけではなく、彼女のあらゆる行動が良いムードを作っていた。
どのようなチーム戦においても、ムード、すなわち士気はメンバーのパフォーマンスに大きく影響する。彼女のムードメーカーとしての明るさは無根拠な空元気などではなく、自身とチームメンバーの成長に裏打ちされたものだった。
本戦では数字に表れづらく、画面映えしにくい立ち回りだったが、彼女がリーダーでなければチーム鍋はチームとして機能しなかっただろう。
彼はチームで最も難しい決断をした。
彼は PUBG のプレイにあたって必要なスキルについては、おそらくどのメンバーよりも優れていた。索敵、戦闘、サポート、司令塔、等々を高水準でこなす、チームのエースだった。
だが、チーム戦において全ての役割を万全にこなすことは不可能だ。結果として、最初期の練習では白雪レイドの負担が非常に重くなり、特に重要な司令塔の役割に手が回らず、他のメンバーも良い動きができなくなっていた。
典型的な、優秀なエースを擁するチームが陥りがちな機能不全だった。
だが彼はチーム練習を通じて、要所における戦闘と司令塔以外の役割を他のメンバーに託すことにした。もちろん自身も索敵やサポートをこなすが、他のメンバーへ彼が積極的に頼るようになった。
これは実のところ、非常に難しい決断だ。よくできたものだと感心さえ覚える。
優秀な者は、往々にして全ての仕事を自分でやってしまう。悪意があるわけではない。その時々ではうまくいってしまうからだ。ただしチームの戦力は向上しない。
たった六日間のチーム練習を通して、彼はチームメンバーの成長を感じ取り、信頼を寄せ、戦況の把握と司令塔の役割に専念できるようになった。もちろん、本戦において最多キル賞を獲得したように、重要な局面では積極的に戦闘へ参加し、キルを取ることでチームメンバーが撃たれる機会を減らした。
彼はチームメンバーに重要な役割を任せることで、かえってエースとしての能力を最大限に生かせるようになった。
チーム鍋において、プレイ面で最も成長したのは、おそらく彼だろう。
彼は多忙のため PUBG の練習に割ける時間があまりなかった。そもそも、彼はお世辞にもゲームが上手いとは言えない。直近の Dead by Daylight 配信を見ても、上手ではない。Apex 配信を見ても、上手ではない。
だが、彼はチーム鍋に欠かせない存在となった。
自分にできることを追求した結果、ベルモンド・バンデラスという男はチームのサポートへ徹するようになった。
物資漁りの際に有用な武器やアタッチメントを見つけたら、活用できるメンバーへ譲る。
敵の視界を遮るために、スモークグレネードを大量に抱えて的確な位置に投げる。
彼のサポートへの徹底ぶりは、試合開始前に設けられている待機時間中の行動からも見て取れる。彼は待機時間の六十秒間において、ひたすら待機場所に落ちているリンゴや石といったオブジェクトを投げるようになった。
彼からの証言があったわけではないが、これはおそらくスモークグレネードを正確な位置へ投げるための練習だと思われる。多忙であるがゆえに、僅かな時間も無駄にしなかった彼の練習は、本戦において大いに役立つこととなる。
また、彼には PUBG に由来しない強みがあった。
優しさ、豪胆さ、冷静さ。
彼の努力と性格が、本戦の第三戦においてチーム鍋が陥った絶体絶命のピンチを救うことになる。
彼女はそもそも、皆守ひいろに誘われるまでは最協決定戦へ参加するつもりがなかった。「観戦する方が好きだし、自分は PUBG 上手くないから」とは本人の弁。
だが、参加を決意してからは一転、 PUBGの トレーニングモードに籠もって熱心に練習を繰り返すようになり、特にリコイル制御の練習に励んでいた。
チーム練習が始まった時点で練習の成果は出ていたが、彼女はエースである白雪レイドの負担を減らすため、斥候役をも買って出るようになった。チームの進路に先回りして偵察し、安全を確保する役割だ。
敵がいるであろう地点を推測する先読み能力、敵を発見する索敵能力、接敵した場合の判断など、総合的なスキルが求められる。隠れている敵に発見されてしまえば真っ先に撃たれるリスクを伴うが、チームが全滅するという最悪の事態は避けられる。彼女は元々、斥候役に必要なバイクの運転を苦手としていたが、上手く運転できるようにひたすらバイクでフィールドを走る練習もするようになった。
また、チームメンバーが接敵した際、真っ先にチームメンバーが注意を向けていない方角を警戒するようにもなっていた。自チームが他チームとの戦闘を開始した際、最も警戒しなければならないのは第三のチームによる横槍だ。これもよく機能し、チームが危険に晒される場面を未然に防いでいた。
彼女の偵察と警戒意識が、チームの生存率をいっそう高めることになった。
チーム鍋のメンバーは短期間ながら、それぞれがチームの勝利に貢献できる最適解を模索し、合同練習を繰り返した。
チーム鍋の動きやコミュニケーションの質はみるみる洗練されていき、4月8日におけるそれとはまるで別のチームへと成長を遂げていった。
4月12日の合同練習では四人全員が生存しながらドン勝を決めた。止めの射撃を与えたのは天羽よつはだった。斥候としてチームから離れていた彼女の位置取りが、横撃を加える機動力としても機能していた。
4月13日、最協決定戦の前日練習においては、野良(オープンマッチング)でベルモンド・バンデラスが、「シリンソウ」主催のカスタムマッチで皆守ひいろが、それぞれ止めの射撃を加えてドン勝を決めた。ベルモンド・バンデラスのドン勝に至っては他のメンバーが全員キルされてしまった中、生存十三人の状態から粘りに粘って勝利を掠め取った。
PUBG.OP.GG に残されたデータも、4月12日から急激に野良の成績が安定し始めたことを示している(初動落ちは除くとして)。
やはりエースは紛れもなく白雪レイドだが、他メンバーによるキル数やダメージ数も増え、生存時間も伸びた。負けるにしても、先にドン勝が見える負け方になっていた。
チーム鍋はいつしか、道中でエースの白雪レイドを失っても最後まで戦えるチームに変貌していた。もちろん白雪レイドは自身がキルされても常に仲間の視点からオーダーを出していたが、チームメンバーが的確に対応できるようになっていた。
チーム鍋が本戦にてどのように活躍したのか、という点については YouTube のアーカイブを見た方が早いし分かりやすいので、本記事では割愛する。
念のため付記しておくと、渋谷ハルの YouTube チャンネルで放映された本会場のアーカイブ映像では、残念ながらチーム鍋があまり目立っていない。
各メンバーの YouTube チャンネルに残されている当日のアーカイブを見返すのがいいだろう。
現状では白雪レイド、ベルモンド・バンデラス、天羽よつはのチャンネルにアーカイブが残っている。
チーム鍋は急成長した総合力をもって第一戦で二位、第二戦で八位、第三戦で二位と堅実な成績を残し、総合二位に輝いた。
なお、 PUBG では運を味方に付けることも勝敗に関わってくるが、チーム鍋においてはあまり当てはまらなかったと言っていいだろう。
物資や安地の運に恵まれていた第二戦では判断ミスが響いて八位と沈んだ一方、ひたすら物資不足と安地ズレの不運に見舞われた第三戦では秀逸な判断と行動力で二位へ食い込んだからだ。
また、大会ではチーム成績とは別に個人成績の賞も設けられていた。
最長生存賞としては一位を白雪レイド、二位をベルモンド・バンデラス、三位を皆守ひいろがそれぞれ獲得し、四位には天羽よつはがランクインした。チーム鍋によるトップ4の独占だ。
惜しくも総合一位こそ逃したとはいえ、チーム鍋は最協決定戦において輝かしい成績を残した。
チーム鍋は結成当初、強いメンバーが集まったスターチームではなかった。
そのままではとても優勝を目指せるチームではなかった。
それでも全員が優勝を信じて努力し、恐ろしいとまで感じるスピードで最適化を進め、本戦でも優勝できると信じて最善を尽くした末に、素晴らしい結果を掴み取った。
多くの努力は報われない。
https://kotobank.jp/word/%E7%AD%89%E3%83%BB%E6%8A%94-347158
ネットで使われているのは概ね「〜など(した)。」という省略であろう。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/42689_45501.html
(2019/04/17) 追加しようとするとテーブルの表示が崩れるようになってしまったので新エントリに移行
ID | いらすとやタイトル | いらすとやURL (h抜き) | 追加日 |
---|---|---|---|
b:id:kjinoue | 家計簿をつける人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/04/blog-post_11.html | 4/17 |
b:id:minus9d | 眼科のお医者さんのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/11/blog-post_9126.html | 4/17 |
b:id:jtkhs | ポテトチップスのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_7284.html | 4/17 |
b:id:gre5315hw | ピースサインを出す人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/02/blog-post_591.html | 4/22 |
b:id:juas | 絵本を読み聞かせている女性のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/07/blog-post_1309.html | 4/24 |
b:id:care_otto | オットセイのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/02/blog-post_7446.html | 4/25 |
b:id:poyopoyojinsei | 会話をするカラスのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/04/blog-post_23.html | 4/28 |
b:id:cieryc | カラフルなモンスターのアイコン(※12種類のうち6種類を組み合わせて使用) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_5228.html | 5/2 |
b:id:akinoyuuutsu | いろいろな表情のスーツを着た人のイラスト(男性)(※いちばん左上)(※背景は不明) | ttps://www.irasutoya.com/2019/04/blog-post_87.html | 5/2 |
b:id:boxp627 | 閉じた宝箱のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/07/blog-post_81.html | 5/4 |
b:id:bfms350 | クエスチョンマークを出している人のイラスト(棒人間) | ttps://www.irasutoya.com/2014/05/blog-post_19.html | 5/4 |
b:id:gorochan75 | 紙吹雪と犬のグループのイラスト(戌年) | ttps://www.irasutoya.com/2017/11/blog-post_731.html | 5/4 |
b:id:bubiwo | 渋沢栄一の似顔絵イラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/02/blog-post_50.html | 5/5 |
b:id:kumakuma30 | コンピューターを使う熊のキャラクター | ttps://www.irasutoya.com/2018/10/blog-post_93.html | 5/5 |
b:id:mazuimeshi1 | 居酒屋・飲食店の店員のイラスト「ビールを運ぶ店員さん」 | ttps://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_1.html | 5/8 |
b:id:rudosan | おにぎりを握る人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/08/blog-post_8.html | 5/11 |
b:id:taka2071 | 広島風お好み焼きのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/07/blog-post_9839.html | 5/11 |
b:id:peko-the3rd | ブルースクリーンのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/07/blog-post_993.html | 5/21 |
b:id:docchi3chi | 選挙の立候補者のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2012/12/blog-post_9687.html | 5/24 |
b:id:motanori | モニターを見せる人のイラスト(作業員)(※男性)(※モニターの中に「令和」の文字を足している) | ttps://www.irasutoya.com/2012/12/blog-post_9687.html | 5/30 |
b:id:poontan | 虫歯の子供のイラスト(女の子) | ttps://www.irasutoya.com/2019/05/blog-post_169.html | 6/1 |
b:id:megne1 | てへぺろのイラスト(女の子) | ttps://www.irasutoya.com/2015/11/blog-post_491.html | 6/4 |
b:id:aquariuscake2 | スマートフォンでゲームをやる子供のイラスト(男の子)(※縦持ち) | ttps://www.irasutoya.com/2018/11/blog-post_62.html | 6/13 |
b:id:tamilele | 豆苗のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/07/blog-post_47.html | 6/15 |
b:id:fg118942 | 寿司のイラスト「えび まぐろ サーモン 玉子」 | ttps://www.irasutoya.com/2012/03/blog-post_9544.html | 6/16 |
b:id:natu3kan | 青銅器のイラスト(鐘) | ttps://www.irasutoya.com/2019/04/blog-post_37.html | 6/17 |
b:id:yyg8m | カラフルなモンスターのアイコン(※いちばん右・上から2番目) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_5228.html | 6/17 |
b:id:paradox1012 | スマートフォンを持って照れる人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2018/05/blog-post_592.html | 6/18 |
b:id:byunryun | 木の成長過程のイラスト(※最後から2番目) | ttps://www.irasutoya.com/2014/05/blog-post_9726.html | 6/21 |
b:id:taroymd | 秋田犬のイラスト(※額に「た」の文字を足している) | ttps://www.irasutoya.com/2016/07/blog-post_26.html | 6/23 |
b:id:z001ram | 男性のスキンケアのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/02/blog-post_12.html | 6/23 |
b:id:xufeiknm | 猫のカップルのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/04/blog-post_899.html | 6/29 |
b:id:showchan82 | いろいろな色の飛行機のイラスト(※上から2番目・左から3番目「青」) | ttps://www.irasutoya.com/2015/10/blog-post_388.html | 7/3 |
b:id:tottopappa | コアラのイラスト(動物) | ttps://www.irasutoya.com/2013/03/blog-post_4575.html | 7/6 |
b:id:xjack | 赤ちゃんギャングのイラスト(バラバラ)(※上段の右「小さい女の子」) | ttps://www.irasutoya.com/2017/11/blog-post_164.html | 7/7 |
b:id:osashimi_343 | マグロの赤身のお刺身のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/02/blog-post_10.html | 7/12 |
b:id:azechi_n | お婆さんの顔のアイコン(※いちばん上・左から2番目) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_1473.html | 7/14 |
b:id:null11blg | 買い物カゴのイラスト(中身なし) | ttps://www.irasutoya.com/2014/10/blog-post_70.html | 7/14 |
b:id:yuruminimaru | 動物のアイコン「アルパカ・豚・ハムスター・ヒヨコ・犬・クマ・ミツバチ・猫・パンダ・ペンギン・ウサギ・象」 | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_9165.html | 7/14 |
(※いちばん下・いちばん右「象」) | |||
b:id:kamiegakibito | 好調な芸術家のイラスト(男性)(※男性が描いている花の絵を「神」の字に改変している) | ttps://www.irasutoya.com/2017/02/blog-post_622.html | 7/16 |
b:id:mjplayer | 麻雀をしている人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2017/05/blog-post_471.html | 7/16 |
b:id:manga464 | 毒りんごのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/11/blog-post_498.html | 7/20 |
b:id:toypoo_camper | ランタン・カンテラのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_6214.html | 7/30 |
b:id:beef58 | ラクダのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_8354.html | 7/31 |
b:id:kotorinox | 青い鳥のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_7916.html | 7/31 |
b:id:panpanpanpanpan | 石川五右衛門のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/06/blog-post_91.html | 7/31 |
b:id:rinsuky | 表情が豊かな人のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2016/11/blog-post_751.html | 7/31 |
b:id:appgameui | 学校でスマートフォンを使う学生のイラスト(女子・セーラー服) | ttps://www.irasutoya.com/2018/05/blog-post_268.html | 7/31 |
b:id:minomushkoro | バリウムを飲む患者のイラスト(健康診断)(※背景の文字は判別できなかった) | ttps://www.irasutoya.com/2015/11/blog-post_529.html | 8/8 |
(※『-196℃ ストロングゼロ〈ダブルレモン〉 500ml缶』の写真を重ねている) | |||
b:id:n500k | オオカタカケフウチョウのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/07/blog-post_479.html | 8/9 |
b:id:rdrk | ごま豆腐のイラスト(茶) | ttps://www.irasutoya.com/2015/11/blog-post_538.html | 8/13 |
b:id:kingpon | 白いハイビスカスのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2017/08/blog-post_77.html | 8/13 |
b:id:monsieuryoshio | ドーベルマンのイラスト(犬) | ttps://www.irasutoya.com/2014/02/blog-post_10.html | 8/15 |
b:id:inuinuimu | ヒヨドリのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/05/blog-post_57.html | 8/15 |
b:id:DPL800 | 手紙を渡す会社員のイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2018/08/blog-post_234.html | 8/18 |
b:id:MUJI | あんドーナツのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/12/blog-post_781.html | 8/18 |
b:id:yta026 | 三角形の牛乳パックのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/06/blog-post_69.html | 8/20 |
b:id:uxoru | 柿の葉寿司のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/11/blog-post_63.html | 8/21 |
b:id:kjinoue | 家計簿をつける人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/04/blog-post_11.html | 8/22 |
b:id:jinfo | 弥生人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/07/blog-post_718.html | 8/22 |
b:id:juju0905 | インターネット上で歓喜する人達のイラスト(※左上) | ttps://www.irasutoya.com/2016/07/blog-post_940.html | 8/22 |
b:id:sakaitomo1109 | あぐらをかく男性のイラスト(※顔部分のみ) | ttps://www.irasutoya.com/2018/02/blog-post_601.html | 8/22 |
b:id:takero0000 | エイエイオーのポーズのイラスト(男性) | ttps://www.irasutoya.com/2015/03/blog-post_45.html | 8/23 |
b:id:okita8892 | タピオカミルクティーを飲む人のイラスト(女子学生) | ttps://www.irasutoya.com/2019/05/blog-post_20.html | 8/24 |
b:id:tomyamz | 旅人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/05/blog-post_6.html | 8/25 |
b:id:boribian555 | デーモンコアのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/12/blog-post_676.html | 8/25 |
b:id:dorami201 | やる気に燃える人のイラスト(男性会社員) | ttps://www.irasutoya.com/2018/07/blog-post_419.html | 8/28 |
b:id:fukuoka23 | プレゼントを送る猫のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/08/blog-post_1.html | 8/31 |
b:id:tarsgb | カナリアのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/11/blog-post_846.html | 9/2 |
b:id:yuuki_mito | リンゴの断面のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_18.html | 9/7 |
b:id:kojikoji75 | 検索エンジンを使う人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/07/blog-post_36.html | 9/10 |
b:id:Faraway | 落ち込んでいる人のイラスト(棒人間) | ttps://www.irasutoya.com/2014/05/blog-post_9404.html | 9/12 |
b:id:U8EdD3ZQ | エリザベスカラーを付けた猫のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/04/blog-post_180.html | 9/12 |
b:id:multiv_Hiking | 一富士二鷹三茄子のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2012/12/blog-post_4397.html | 9/15 |
b:id:micro_keyword | コンピューターを使うアザラシのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2019/03/blog-post_510.html | 9/15 |
b:id:t-tuguma | お腹の肉をつまむ太った男性のイラスト(ダイエット前) | ttps://www.irasutoya.com/2018/11/blog-post_92.html | 9/15 |
b:id:kumazooo | お辞儀をしているクマのイラスト(工事中) | ttps://www.irasutoya.com/2014/11/blog-post_82.html | 9/16 |
b:id:kenpee | 豚の角煮のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/07/blog-post_1944.html | 9/19 |
b:id:uwaki9012 | ひざの上で赤ちゃんを抱く母親のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2018/12/blog-post_940.html | 9/20 |
b:id:yoshida_iori | プログラマーの男の子のイラスト(将来の夢) | ttps://www.irasutoya.com/2018/04/blog-post_51.html | 10/6 |
b:id:richchang | おじさんの顔のアイコン(※いちばん下・いちばん左) | ttps://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_872.html | 10/7 |
b:id:mark_roby | 白人男性の表情のイラスト「笑顔・怒った顔・泣いた顔・笑った顔」(※左上「笑顔」) | ttps://www.irasutoya.com/2014/07/blog-post_3755.html | 10/8 |
b:id:ka28-dec | コンピューターを使うロボットのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2019/03/blog-post_84.html | 10/13 |
b:id:saizo_s | 鯖の味噌煮のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/03/blog-post_83.html | 10/13 |
b:id:shirofilm | ハムスターのイラスト(パールホワイト)(※腹部になにか足しているが、判別できなかった) | ttps://www.irasutoya.com/2013/05/blog-post_8635.html | 10/15 |
b:id:momiji_1 | 紅葉のイラスト「赤いもみじ」 | ttps://www.irasutoya.com/2012/09/blog-post_3.html | 10/16 |
b:id:apricot_17happy | うさぎの顔のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2015/01/blog-post_58.html | 10/16 |
b:id:mike47 | マスクを付けた犬のキャラクター | ttps://www.irasutoya.com/2018/03/blog-post_399.html | 10/17 |
b:id:terumaeromae | 岩倉具視の似顔絵イラスト | ttps://www.irasutoya.com/2017/01/blog-post_642.html | 10/23 |
b:id:kummy03 | シナモンロールのイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/09/blog-post_94.html | 11/6 |
b:id:kaede317 | お絵描きをしている男の子のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2013/07/blog-post_7568.html | 11/14 |
b:id:sankon30 | ブルーライトをカットする眼鏡のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2014/11/blog-post_11.html | 11/26 |
b:id:u_nks | プールの水を飲む人のイラスト | ttps://www.irasutoya.com/2016/06/blog-post_31.html | 11/26 |
私の出身地は、県庁所在地はそれなりの観光地、実家のある町はそこから1時間に一本の電車に乗って30分ほど。
最寄駅は無人駅。通っていた町立の小学校はこの間廃校になったらしい。という程度の田舎。
離島とかの人に比べたら、田舎レベルは低めとは思うが、「映画を見に行く=日帰り旅行」とか、「デートはジャスコ(イオン)」とか、田舎あるあるはよくわかる。
実家の経済状況は、父(県外の出身)の実家が貧乏で、高校〜大学院まで奨学金で出たので、返済のために共働きでも余裕が無かったようだ。
それが無ければ両親ともフルタイムで働いていたので、貧乏レベルも低めだと思うけど、「トリーバーチさん」からすると立派な貧乏人だろう。
私は小中学校とも町の公立を出て、高校は1時間に一本の電車に乗って、市内の県立高校に通った。
大学進学にあたっては、母からは「(経済的に)上にお兄ちゃんがいるようなものだから」と、県内にある国立大学に行くように言われていた。
それなりに偏差値のあるところなら、そして学費の安い公立ならいいでしょ、と渋る母を説得して
後期試験を地元の国立大に、前期を東京の国立大にしてチャレンジした。受かると思わなかったのかもしれない。
反対していた母もテンションが上がってしまって、仕送りに頭を悩ましながらも
送り出してくれた。
もう10年以上も前の話だ。
私の出た大学は地方出身者も多く、案外、大学内で経済格差を感じたり、カルチャーショックというのは無かったかな。
どこに行っても面が割れてて「○○さんトコの○○子ちゃん」で、自分の振る舞いに自分の家の評判がかかっているようなプレッシャーがあった。
暮らしていた時はそれが当たり前すぎて気にならなかったが、東京に出てみると、そう言ったものとは無縁で、すごく自由を感じたのを覚えている。
(所帯を持って、町内会の付き合いが始まると、東京でもそうしたしがらみの中で生きざるを得ないのだろうけど)
隣の人がどんな人とか関係ない、という感じで、他人に干渉されない東京の空気がとても新鮮で心地がいいと思った。
それに染まって、稼いだお金を東京的な消費活動につぎ込んだこともあった。
でも、なんだか見ていた頃に憧れたほどには幸せにはなれなくて。
なんていうか、稼ぐ苦労に対して得たものがコレ??的な。
ちと立ち止まって、もうちょっと人間らしい生活をしよう・・・と思って
ガツガツ稼ぐの止め。時間ができたのだが、収入が下がったので必然的に節約生活に。
そうすると、案外お金を使って遊ばなくても、楽しいことって色々あるなー、と。
魚って外で美味しいのを食べようと思うと、相当出さないとないけど、
近所の魚屋で新鮮なのを手に入れれば焼くだけでも安くてすごい美味しい。
自分で買いに行って、美味しいものを自分でこさえた充実感!とか。プライスレス。
春は桜が咲いたのを見に行って、夏は涼しいところでアイス。秋は紅葉。冬は部屋で鍋とか。ささやかなことに喜びを感じる、今の自分の方が好きだなぁ私はね。
そして今、改めて田舎での生活を振り返ってみると、いい面もたくさんあったと感じる。しがらみも、一長一短。
介護状態の祖母を近所の人が田舎ネットワークで様子を見にきてくれていたり、世話をしてくれていたり。色んな噂を立てる人もいるけど。
でも人と人との繋がりが強いのは確か。
人間やってると色々あって色んな人と出会って価値観も考え方も変わる。
トリーバーチさんくらいのころって、ほんとその過渡期だなー。
一定以上の距離(数km位から)をゆっくり歩く。ウォーキングではなく、散歩な。コースを決めておいて、そこに何かメインイベント(美術館とか映画館とか、紅茶の美味しい喫茶店とか)を設定しておく。「歩くだけか」と思うかもしれんが、辺りを見聞きする余裕をもって歩くというのは強力なストレス解消になるし、心の整理もできる。公的交通機関を併用すれば変化もつけられる。
ちなみにこれは個人的体験から書いている。俺は一時期どうしようもなくストレスがたまったことがあったのだけど、そのときに通勤手段を自転車から徒歩に変更した。所要時間は数十分になったが、これが強力に効いたんだよな。春は花とその香り、夏は緑と風、秋は紅葉、冬の雪や北風ですら、季節の変化を感じさせてくれた。毎日少しづつコースを変えて歩き、最終的に数パターンの中から家を出るときに選ぶようにしていたんだが、あるコースを通る度に季節の変化を探す。これだけのことが楽しくて、気がついたらストレスがなくなっていたんだ。
へー自分も試しに行ってみようかと1人で訪れた。
芸術の森には野外美術館があって、森のなかに彫刻作品がたくさん点在している。
秋に行ったんだけど紅葉が見事でとても綺麗だった。シマリスと小鳥も居る。
私はアホなのでヒールを履いてきてしまい滅茶苦茶歩きづらかった。みんなはスニーカーとか歩きやすい靴を履いてこようね。
芸術はなるほどわからないが、自然の中に鏡で出来た大きな物体があるのはちょっと面白い気もした。
大きい卵型のドームのような展示(中に入れる)が狭い空間好きなので落ち着けてよかった。
閉館40分前にピクサー展を観に来た。
ピクサー大好きマンなのでこれは観に来てよかった。帰りにアートワーク集を買った。
美術館の周りの町並み、割と古いママの建物やお店が残っていてそっちも見応えがあった。
平日の昼間に行ったのでまあまあ空いてた。展示内容はなんだろ…雑貨展だったかな。
デザイン「あ」展行ってみたかったけど、死ぬほど並んでいたのでやめた。
展示を観るよりも人目が気になってしまって、「今、私は神妙な面持ちで展示を見れているだろうか?」とか考えてしまって駄目だった。
別府ん湯って最高やろ?
酸性硫化水素と鉄を含んだスカイブルーの湯は「これが温泉です」というイメージを具現化した様な姿だった。
素晴らしい湯をしばらく堪能した後、併設の食事処で再びとり天とだんご汁を頂く。
そこら辺は味のレンジに幅があるのかも知れないが、これも美味い。
下山する前に、「地獄」と呼ばれる湧泉池のひとつ、「海地獄」を訪れる。
ここは入湯施設がメインではなく、景色を見る事を主としたいわば温泉のテーマパークだ。
受付を済ませて建物を通り抜けると、98℃の熱湯を湛えたコバルトブルーの池からモウモウと湯気が上がっていた。
訪れた人が思い思い写真を撮る。
ここではよく広東語が聞こえてきた。
地元が温泉どころで、温泉リゾートが生活に根付いている台湾の人がこの地を目指してくるのはなんとなく納得していたが、香港の人も別府に多く訪れるらしい。
まだ1件いける。
市街を海に向かって下る。
地図を見ながら歩いて行くと、周りに肌も露わなアゲ嬢たちのディスプレイが。
竹瓦温泉は元々遊郭を改造したものらしが、当地は今でもバリバリ現役の風俗街だった。
歴史ある見事な佇まいの門をくぐり、入湯料を払う。
100円。
どういう価格設定だ。
男湯の暖簾をくぐると、脱衣所と一体になった空間にいきなり登場する湯船。
風俗街の真っ只中に建ち、脱衣所と浴室の仕切りも洗い場もなく、お湯は熱湯風呂。
別府最後の温泉は、東京ではなかなかできないハードコアな体験だった。
7日目
アトピー持ちなので、朝方や夜に症状が出た箇所の痒みに悩まされることが多いのだが、温泉の効き目かどうか、この旅行 最後の床では何に煩わされることなく眠ることができた。
ホテルの大浴場はどうやら良いものの様だが、帰りの飛行機の予定の時間から逆算すると、別府温泉で湯に浸かる時間が忙しないものになりそうで、ここはスキップする事にして、朝食をいただく事にした。
廊下にでて窓から階下をみれば、乙津川の堤防の上を、犬を連れたおじさんがぷらぷらと歩いている。
しかし、クロワッサンと一緒に盛り付けられたパンケーキや、コンロで再加熱するシシャモ、湯豆腐など、工夫のある料理が並ぶ。
朝に冷奴は定番だが、これが湯豆腐になっただけで贅沢な感じがする。
ホテルの朝食で、「充分うまい」以上の「ちょっと贅沢」を感じられると思わなかった。
日豊本線を上り一旦大分で下車、見目麗しい銘菓「雪月花」をお土産に買う。
別府駅の観光案内所で今日の目当ての明礬温泉へのバス便を聞くと、インフォメーションのご婦人は丁寧に教えてくれた。
明礬停留所でバスから降りると、目当ての施設に行くまで歩くので、次の地蔵湯前停留所で降りるのが良いとの事だった。
昼に見る別府は、昨晩と違い、多くの飲食店やコンビニが点在する、のどかだが決して寂しくはない風景だった。
バスには自分以外にも台湾人と思しき人々や日本の観光客が載っている。
バス停に停車した際、70すぎと見られるご老人が「かまど地獄と血の池に行こうと思うんだけど、どのバスには乗り換えればいいの?」といった様な事を聞いている風景はなかなかシュールだった。
「じそうゆまえ?」
女の子がバスの運転手に特徴的なイントネーションで行き方を訪ねている。
自分も明礬を通り過ぎ、地蔵湯前停留所で明礬湯の里に向かう。行き先は一緒だ。
降り立った地蔵湯前停留所は、紅葉の向こうにアーチ構造の端がかかり、所々で湯気が上がる絶景だった。
急ごう。
振り返ると、一緒に降りた女の子が微笑みながら礼をした。
3日目
移動疲れで早めにベッドに入ったものの、宿の狭さか旅行の緊張か暫く寝付けず、結局睡眠導入剤の手助けを借りる事になった。
あまり頼りきりになるのも怖いが、こう言う時には強い味方だ。
7:00
窓の外は雨の気配もない。
今日は歩き回るつもりだったので好都合だ。
先ずはさっぱりと目を覚まそうと入った大浴場は、どうにも洗い場の水捌けが悪く、足元がバシャバシャだったが、いちいち細かいことを気にしていても仕方ない。
向かうは厳島神社だ。
JR山陰本線で向かう宮島口、車窓の外では緑と褐色、橙が調和を作る斜面にマンションや戸建てが張り付いている。
これから向かう厳島神社、英語で神社は shrine 、祀られる神は deity と言うらしい。god ではない。
日本人の自分からすると、神社の神様は、いわゆる唯一神と違い、「人間に無限の愛を注ぐ父なる存在」ではなく、「自然や世界の運行を司る人間より上位の存在」であって、「世界の運行の都合によっては人命も薙ぎ倒していく、敬うべきだが恐るべき存在」だ。
その恩寵も脅威も本質的には世界のためであって、人を主眼に置いたものではない。
そういった神性をエンタメとして表した代表作が「ゴジラ」である様に思う。
自然は容赦がないし、脅威は過ぎてもまた必ずやってくる。
広島は近年土砂災害に見舞われたが、斜面に建っている民家を見ていると「これは確かに自然が荒ぶればひとたまりも無い」と思う。
広島駅前には河が流れ、遠くを望めば山が見える。車窓の外では紅葉が彩る高台や斜面の中に家が建つ。
この街に住む人は、自然の恩寵と脅威に無関心ではいられないだろう。
桟橋を出てすぐなのに、デッキの淵には瀬戸内の水面に起立する大鳥居をファインダーに収めようとする観光客で鈴なりだ。
もちろん自分も鳥居は撮りたいが、「見えてきてからでいいかなー」と言う感じ。焦ってヘリに長時間陣取れば他の観光客の邪魔になってしまう。
腰掛けていたベンチ、隣を見ればスカーフを巻いた外国人の女性がいた。
その先に少し覗いてきた大鳥居。
教えようと指差す。
「・ー・ー・?」
「How long?」
「あー、about 5minutes.」
「5minutes.」
「そう。」
休みに入ってから基礎英会話の勉強を始めたものの、1日せいぜい2時間で2週間では大きな変化はない。
でも気にせず続ける。
「Where come from?」
「Malaysia.」
「Are you?」
と彼女は下方向を指差す。
「No, Tokyo.」
「Enjoy Tokyo :) 」
お互い片言にも程があるが、単語をぶつ切りにした様なコミニュケーションでも意外と伝わるし、海外ではコミニュケーション出来ることだけで嬉しいものだ。
昨年からの海外旅行で一番役立つ学びは、このコミニュケーションへの意志と気楽さかもしれない。
マレーシアから来たご婦人に5分と答えたが、実際には10分ほど後にフェリーは宮島に到着した。
まあ規模感に大きな違いはないし、誤差の範囲だろう。
洋上、フェリーの展望デッキからも撮れた朱の大鳥居だが、岸からのほうが近かった。
島の其処彼処でノタノタ歩く鹿と共にスマホのファインダーに収める。
きちんとしたカメラは携行しているし、それでも撮るのだが、こういったレイドバックな瞬間はスマホで撮るのが丁度いい様に思う。
水面に建つ大鳥居が有名な厳島神社だが、実際に訪れてみると鳥居だけでなく本殿がまた美しかった。
宿願成就を祈るため訪れた訳ではないが、せっかくなので参拝する。
祈りの詳細を明かすべきでないと思うので割愛するが、本殿では少し綺麗事とも思える様な事柄を祈った。
なんとなく、自分独りの事について祈るのが違う気がしたからだった。
まあでも改めて考えれば、金でも何でも、自らに起こる事柄に人と関わりなく起こる事はあまり無いし、誰かの幸福を祈ったとして、その実現は己の幸福でもある。
全ては人との関わりの問題でもあると言えるし、全ては己の為とも言えた。
幸福とは己の内にあるのか、人との間にあるのか。
https://anond.hatelabo.jp/20181111063412を読んで書いてみた
半年ほど前に2年弱付き合った彼女と別れたのを機にお一人様生活を楽しんでいたつもりだったが、やっぱりなんだか寂しい。元カノとは同棲もしていて、色々大変なことも多かったけど、今思えば充実した日々を過ごしていたんだと思う。そんな日々を取り戻したいけど、日々の生活ではまったくと言っていいほど出会いが無く、テクノロジーの力を借りてみるのも悪くないだろうと思い使ってみることにした。
使ったアプリはメンタリストが監修しているとかいう比較的若者向けのやつ。他のアプリも無料いいねだけしてみたが、一番反応が良かったので3ヶ月課金することした。写真は2年前くらいに友達と焼肉食った時に取った集合写真の自分のところをクローズアップしたもの。これしか良いのがなかった。プロフィールは全部埋めたほうが興味を持つかなと思いボリューミーに書き込んだ。
毎日ランダムいいねが5とイベントいいねが10できるのだが、それで大体1人くらいマッチングする感じ。プラス月間付与の50いいねもあるので、マッチング自体は管理しきれないくらいにはなる。数えるのは面倒。メッセージもタイミングで5人くらいと並行でやり取りしなければいけないし、その上、最初は上辺を掬うような中身のない話ばかりで骨が折れるため大変である。その中でもやり取りが続く人が何人かいたので、タイミングを見計らってアポイントを取り実際に会ってみた。
なお、当方どブラック企業に務めており、転職活動中だったため3ヶ月で5名と少なめの成果になってしまった。
マッチングしてからラインを交換して、メッセージを重ね、電話も1回してから会うことに。写真もおしとやかな雰囲気で一見可愛かったので、テンション上げ目で待ち合わせ場所へ。第一印象は思っていたルックスと全然違ったため、正直一気にテンションダウン。前日に前髪切りすぎちゃってと言っていたが、君の課題部分は前髪ではないぞ。とりあえずお腹は空いていたので、予定していたお店に入りランチ。他愛もない話をする。その後帰ればよかったが、せっかくということで、繁華街をぶらぶらし、神社っぽいところを周り、高いところに登る。ベンチに座ると「私結構、素で話せてますよ!」とアピールしてきたが、申し訳ないがこちらがその気になれない。その後晩飯まで食べ、帰宅した。
その後も少しやり取りしたが、こちらからフェードアウトさせてもらった。
メシ代-5000
高い所-1500
マッチングしてから比較的短期間で会った人。私としては会う前に電話でもして印象を把握しておきたいところだったが、居住環境から頑なに拒否され、メッセージのみで約束の日に。第一印象はとてもとてもにこやかで明るくハキハキとした活発女子。美人さんではないかもしれないが、愛嬌がある。そのままイタリアンでランチ。普通に楽しく会話していたのだが、どうも上辺感が抜けない。この子の心を開かせるのはなかなか難しいぞと察する。そのあと軽く商業施設を見て回る。今まで付き合ったことのないメリハリ感で面白い。そのままその日は友達とご飯に行くとのことで晩飯前に解散した。
その子とはその後もやり取りし、もう一度会うことに。話題のテーマパークに行くことになった。合流し、食事をしてテーマパークへ。そのあと商業施設も見て回ったが、なんとなく合わない感じ。それは相手も感じていたらしく、もう今日は帰ろうということで駅へ向かい解散。その後はやり取りなし。
メシ代計-5000
テーマパーク-7000
ラインで電話もして、会話も楽しかった子。ただ非常に忙しいらしく、メッセージは1日に1回のみ。話の流れで会ってみようということになった。合流するとニコニコして愛嬌があるタイプ。こちらも美人さんというわけではないが、惹かれるので、俺は愛嬌がある子が好きなんだと再確認。そもそも元カノもそういうタイプだ。お腹すきましたねということで、ハンバーグランチ。終始おしゃべりしていたし、上辺感もないように感じたので、良い感触を得る。ただ後で考えれば無理して話続けていたのではとも思う。その後、たまたま共通の趣味があるとのことでショップに入り、少し見て回った後、友達と会う約束があるということで離脱。いきなりそっけないぞと思い嫌な予感を感じたので、もう一度会いたい旨伝えて解散。
その後もやり取りを続け、次のアポイントを取ろうと尽力したが、伝家の宝刀、親戚の法事を使われてしまい、これは駄目なやつだと思い手を引いた。
メシ代-2500
前にあった人から時間が空き、暇になったので会ってみた人。写真からしてあんまり好みではなかったが、会ってみないと分からないなと思い会うことに。第一印象は予想通りというか、それでも別になしではない。ただ会話するに連れて、話のテンポがそこまで合わないなと感じる。いつもどおり適当にランチ。なんとなく入ったピッツェリアだったが、ホールの方のサービスが行き届いていて良いなと思った。ロケーションも良い。適当にお話するが、なんとも会話がいつもちょっとめんどくさい感じだった。いい人あなのは確かだが、なかなか難しい。その後は甘いものが個人的に食べたかったので、少し甘味を食べ歩きし、家でやらなければならないことがあったので、変える流れにして解散した。その後もメッセージは続け、あちらはもう一度会いたいような雰囲気だったが、フェードアウトさせてもらった。
メシ代-4000
正直2ヶ月目くらいからめんどくさくて真面目にマッチングアプリを使ってなかったが、テンポよく会う流れまで行ったので、会うことになった。なお外国人で今ま外国人と交流したこともなかったので、単純な興味もあった。カフェで待ち合わせしそこで少しおしゃべり。意思疎通は完璧に出来るが、ところどころ日本語が間違っており、それも含めて面白い。リアクションも基本オーバーなので楽しい。外国人悪くないやんと思いながらいつもどおりランチへ。もう相手の食べたいものなどを考えずに、自分が食べたいものを休日に食べに行こうみたいな感じだったため、寿司を選択。普通に旨いので満足。そのあとテーマパークへ行き、話の流れでお化け屋敷へ。怖いのはそこまで得意じゃないそうで、会ってまだ2、3時間だが、少し密着しながら前に進む。吊橋効果全開である。そのあと、またカフェに行きおしゃべりした後、晩ごはんへ誘ったが、今日は帰るとのことで解散。白黒はっきりしている性格なのは理解していたので、明日も仕事だし帰りたかったのだと思う。
その後も少しやり取りし、今度紅葉を見に行く話になっているが、基本的にメッセージはこちらからで、あちらから来ないので、そんな乗り気ではないのかもしれない。そこは分からない。
メシ代-1000
3ヶ月と区切って使用したが、彼女は出来なかった。というか私も相手もスペックやルックスを見合いながらの判断になっているし、もっといい人がいるかもしれないという気持ちがあるため、交換不可能な存在に昇格させるまでの苦労が他の出会より多分大きい。真面目に使えば使うほどその傾向が顕著になると思うので、少し遊ぶようなつもりで使うと良かったなと思う。ただ、他にも話のタイミング的に会えそうな方はいたが、こちらの日程がなかったために見送った方が結構いて、もったいないことをした。単純にいろんな方に会うことが出来るため、その点面白いが、小さい失恋や、こちらから振る心苦しさもあるので精神力をすり減らしていくアプリだと思った。
小計-26000
アプリ3ヶ月-8800
計-34800