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2020-12-10

新型コロナウイルス(COVID-19)流行等に係る出来事2020年8月2020年12月

https://anond.hatelabo.jp/20200730151538 の続き

 

出来事

2020-08-01 安倍首相が、従来付けていたマスク(布製で、顔を覆う面積が比較的狭いもの)の着用をやめる。

2020-08-03 GDP1-3月改定値(前期比年率)発表(結果-2.2%、予想 -2.8%)

2020-08-04 吉村大阪府知事大阪はびきの医療センターの臨床研究で、「ポビドンヨード

         (一般に、うがい薬として用いられる。)で新型コロナウイルス感染症治療効果が期待できることを

         確認したと発表する。

         (同日、塩野義製薬明治ホールディングスといった関連企業株価が上昇した。)

2020-08-06 大阪府において、1日辺りの新規感染者数(速報値)が初めて200人を超える(225人)。

2020-08-09 沖縄県において、1日辺りの新規感染者数(速報値)が初めて150人を超える(159人)。

        島根県において新規感染者数91人。立正大淞南高校クラスター確認される。

2020-08-17 GDP4-6月期1次速報発表(-7.8%。年率換算-27.8%)

2020-08-28 安倍首相、辞職する意向を表明する。

2020-09-14 自由民主党総裁選挙が行われ、菅義偉総裁に選出される。

2020-09-16 臨時国会(第202回国会)開会。安倍内閣総辞職

        菅義偉衆議院議員国会内閣総理大臣指名され、同日、皇居において天皇に任命される。

2020-09-18 臨時国会(第202回国会)閉会

2020-10-01 日本政府GoToトラベル対象に、従来除外されていた東京居住者旅行及び東京離発着

        する旅行を追加する。

         日本政府、全世界対象入国制限を緩和し、中長期の在留資格を持つ外国人に対し、日本への

        新規入国を認める。

2020-10-02 アメリカトランプ大統領新型コロナウイルス感染した旨、公表される。

2020-10-26 臨時国会(第203回国会)開会

2020-11-01 日本政府日本在住の日本人及び在留資格保持者を対象に、全ての国・地域への短期出張から

        帰国・再入国時に、防疫措置確約できる受入企業団体がいることを条件として、14日間待機処置

        緩和する。

         大阪大阪市で、大阪市を廃止して特別区を設置する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が行われ、

        反対者が多数を占め、否決される。

2020-11-10 東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が、概ねこの頃から急増し始める。

        同日の新規感染者数は、293人。

2020-11-16 GDP7-9月期1次速報発表(+4.7%。年率換算+21.4%)

2020-11-27 分科会・尾身茂会長衆議院厚生労働委員会において、流行状況について、「個人努力だけに

        頼るステージはもう過ぎたと認識している」と発言する。

          宮内庁2021年1月皇居での新年一般参賀を中止することを決定し、27日付の官報にその旨を

        掲載する。

2020-12-02 予防接種法改正案参議院本会議で可決され、成立する。

         東京都が新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、GoToトラベル都内発着分について、

        重症リスクの高い65歳以上の高齢者と基礎疾患を有する者への利用の自粛要請することを

        正式決定する。期間は同月12日まで。

2020-12-03 大阪府が管下における重症患者の急増を受けて、医療非常事態宣言を発令する。

2020-12-04 世界全体の死者数が150万人を超える。

2020-12-05 臨時国会(第203回国会)閉会

2020-12-07 日経平均株価取引時間中に26894円25銭となり、2020年の最高値となる(終値は、26547円44銭)。

2020-12-08 内閣、新型コロナ対策を盛り込んだ事業規模73.6兆円の追加経済対策閣議決定する。

         イギリスで、新型コロナウイルスに対するワクチンの接種が開始される。

2020-12-09 自衛隊医療支援チームが災害派遣名目派遣され、北海道旭川市内の病院において活動

        開始する。期間は同月21日まで。

2020-12-11 世界全体の感染者数が7000万人を超える。

2020-12-14 菅首相が、GoToトラベル事業実施を、全国で一時停止する旨を発表する。

        期間は1228日~2021年1月11日。

         札幌市が、2021年さっぽろ雪まつりを中止とする旨を発表する。中止となるのは、開始以来初。

         アメリカ大統領選挙11月3日実施)で選ばれた大統領選挙人による投票が全米50州と首都ワシントン

        特別区で行われ、各州・特別区に割り当てられた選挙人計538人のうち、民主党ジョー・バイデン

        (ジョセフ・ロビネットバイデンジュニア)前副大統領(78)が過半数の270人を上回る選挙人306人を確保し、

        勝利が確定する。

         菅首相が、東京都中央区銀座の高級ステーキ店銀座ひらやま」で、二階俊博自由民主党幹事長ら7人と会食をする。

2020-12-15 自衛隊医療支援チームが災害派遣名目派遣され、大阪大阪市の大阪コロナ重症センター

        おいて活動を開始する。期間は同月29日まで。

2020-12-20 欧州での感染拡大を受け、イギリスにおいて、20からロンドンを含む同地域で外出制限等が

        実施される。

2020-12-22 防衛省自衛隊において、海上幕僚長海上幕僚副長、陸海空の幕僚長副官が新型コロナウイルス

        感染した旨、報道される。

2020-12-23 赤羽国土交通大臣が、衆議院国土交通委員会の閉会中審査で、一時停止中のGoToトラベル等を

        2021年1月12日に再開することを表明する(2021年1月7日の緊急事態宣言発出に伴い、

        再開は沙汰止みとなる)。

2020-12-24 東京地検特捜部が、「桜を見る会」前日に主催した夕食会の収支関連の問題について、

        安倍前首相の不起訴を決定する。

2020-12-25 安倍前首相が、衆議院議院運営委員会に出席し、「桜を見る会問題について弁明する。

2020-12-26 日本国内において、イギリス国内変異したとされる新型コロナウイルス感染した者が

        初めて確認された旨報道される。

2020-12-27 羽田雄一郎参議院議員(立憲民主党参議院幹事長53歳)が死去。翌日、新型コロナウイルス

        感染していたことが明らかとなる。新型コロナウイルス感染による現職国会議員・国務大臣経験者の

        死去は初。

2020-12-28 日本政府、この日から2021年1月31日までの間、外国人入国を一時停止する措置実施する。

        ただし、11の国・地域からビジネス関係の往来については除く。

2020-12-31 東京都の1日辺りの新規感染者数(速報値)が初めて1000人を超える(1337人)。

 

以上

https://anond.hatelabo.jp/20210105120052 に続く

コメディカル学生あれこれ反省会

管理栄養士養成課程の学科なので保健所病院での実習がカリキュラムに必修として組み込まれている



けど実際は全然行けてないです。

予定では今は絶賛保健所臨地実習で保健センターで色々見聞きする1週間でしたが、この状態で受け入れてもらえるわけもなく、学校にすら足を踏み入れずオンラインでの代替授業です。

私はどちらかというと病院への就職志望(保健所管理栄養士採用数は限られている)なのでさもありなんと思うだけですが、本当に保健所就職したい人はやるせないだろうなと思います


管理栄養士養成課程で必修となっている様々な実習の中で、大掛かりなものは主に3つ

保健所実習・病院実習・給食経営管理実習 です

病院実習は年明けから3月までに行きますが、おそらく難しいでしょう(今のところ学生全員分受け入れ先を確保できていますが、これから冬になるとさらに状況は悪化するでしょう)



実は給食経営管理実習もすでに中止となっています

この給食経営管理実習は学校によって難易度は様々ですが、自分のところは結構大掛かりで、約5か月かけて準備します。

2020年4月に本番予定でしたが、この時期に給食なんて小学校でもできてませんので、大学生の授業ごとき給食なんてできませんでした。

2月ごろから雲行きが怪しくなり、2月末には換気といって寒い中窓全開で室内でコートマフラーを巻いて準備をしていたのがもう遠い昔のことのようです。

今思えば、どうせ中止となることが決まっているとみんな心の中ではわかっているのだから、むやみに集まって感染リスクを高めるのはやめなさいと思います

でもあの時は、4月になれば暖かくなってこの流行も収まるかもいう希望が捨てきれてなかったように記憶しています

理想では家でもくもくと国家試験勉強などに加えて、病院実習に向けて様々な勉強をするべきであるとわかっていますが、なかなか姿勢が保ちません。

意欲を見せればできないことが多すぎることがわかってしまうので、あえて無気力セーブしているような気がします。



学科の人たちがインターンシップ就活相談などに行っているのを見ると焦ります

秋ごろはオンラインでの説明会を視聴していましたが、同じような内容が続きマンネリ感があり最近は手付かずです。

病院志望なのでインターンシップといえば病院実習がそうですが、もう行けないものと考えていた方が自分のためでしょう




茶道部はまだ引退していませんが、感染症予防の点で懸念があり参加できていません。

もう病院実習がいけないならば、他学科学生のように、ほどほどに感染症予防に気を付けつつ部活動もしていいのではと思わなくもないですが、一縷の望みを捨てきれない自分邪魔します。



結果別に実習に精を出すわけでもなく、就活準備をしているわけでもなく、部活動に精を出してるわけでもない無気力大学生の完成です。

なんとも言い訳がましくなってしまった……


言い訳をすることで自分を守っているような気がします。





卒業後無事病院などで管理栄養士として就職できたとしても、何も知らない現場がわからない国家試験のお勉強だけできるゆとり世代として扱われることが恐ろしいです。

外出時出開始当初は、凝った料理などを練習し、料理の腕を上げようなどと考えていましたが、だれに見せるでもなく継続することは私には難しかったようです。




早く流行収束し、無事病院実習に行けることを祈る日々です。

私たちにはもう病院実習しかないのです


もっと勉強しないとな~~

感染症はそれを軽んじるものに必ず復讐するんだよ

国民健康より経済界利益が優先されるような防疫体制

どれほど多くの人を不幸にするか

過去歴史から学び得ていたらこれほどの犠牲を払わずに済んだんだ

朝のダイニングキッチンコーヒーを飲んでいるといつものようにメイドロボが話し始める。

(では本日感染症予報です。先週の冷え込みと乾燥により風邪症状を訴える人の数は…)

所長がメールで呼び出してきたのはそのときだった。ちっ。なんてこった。

車を飛ばしてほどなく埠頭に着く。ガントリークレーンの周りに集っている報道記者たちの視線をやり過ごす。

所長室の机にいた所長は資料からちょっと顔を上げて「JRCCを恨めよ」と言った。

コロナ後の世界では皆マスク着用姿なのだから、どんな事件になろうと映画化にはならないが。

2020-12-09

同人誌即売会感染症対策

マスクと手指消毒まではわかる

コイントレーはどこまで意味あるんだこれと思いつつもやるよ

でもさ、見本誌だけ出して本は下から取り出す形式、あれわかんない

あそこまでやるひと、普段スーパーで買い物出来てる!?

換気バリバリ、全員マスク状態じゃあどうやっても濃厚接触者にはならないし

なにを防いでるのかなああれ……

マスク必須、こまめな手指消毒、持ち帰った本をすぐ読まずにホコリを払ってしばらく人のいないところに隔離する、とかで充分じゃない?

人が集まらないのが1番、っていうのは置いといて、開催した時の対策いっつもよくわからん……

anond:20201209201621

それは無いでしょ

だったら、インフルもっと騒ぎになってるわ

やっぱりコロナが異常な感染力だったんだよ

もう、来年くらいからはコロナインフルの代わりに季節性の感染症になるね

コロナ禍って言い方が嫌い

禍って

いくらなんでも字面が禍々しすぎるだろ

そりゃ人類ほぼ全員に降り掛かったとんでもない不幸だとは思うけど、禍っていうのはちょっと大きく出過ぎなんじゃないか

コロナ感染症、それ以上それ以下の何でもないのだから

小島慶雄〈エア離婚〉を選んで2年「夫婦リセットか、続行か」

家族が暮らすオーストラリアに帰ることができないまま10ヵ月。長男卒業式に出られず、次男には身長を抜かれた。コロナで会えなくても、家族は成長する。ならば、「解散」を宣言した妻との関係はどうか──

存在の大きさに気づかされた

家族と暮らすオーストラリアパース東京を行き来して、6年になります。これまでは2~3ヵ月ごとに往復していたのが、新型コロナウイルス感染症の影響で、今年の1月からずっと東京暮らしです。その間に長男高校卒業し、中学3年の次男は、私を追い越すほどに背が伸びました。息子たちや妻とは、もう10ヵ月近くビデオ通話だけのやりとりに。「大変だけど、みんなで一緒に乗り越えよう」と、移住したばかりの頃のように鼓舞しあっています

ただ、妻と私は2年前から「エア離婚状態にあります。エア離婚というのは私の造語で、次男大学に入る4年後に離婚することを視野に入れ、お互いがそれに向けて準備をする段階のこと。現在は私が経済を支え、妻が家事子育て担当する役割分担が実によく機能しています

子育てユニットとしての役割が終わったら、解散の方向でいこう。その予定だったのが、コロナ禍にあって私の中にほんの少し、変化が生まれました。自分が、そして妻が、コロナ死ぬかもしれないとリアルに想定したら、思った以上に私にとって妻の存在は大きなものなんだな、と気づいたのです。

◆「エア離婚」の奥にある深い溝

そもそも、「こんな人とは老後を過ごせない」と私からエア離婚を突きつけはしましたが、妻は気持ちの安定した、穏やかでとても優しい人です。出会って20年、私がどんなに辛辣に言いつのっても決して激昂しません。息子たちも「ママ一生懸命、僕たちの面倒をみて家のことをやってくれるよ」と言います

もし今、彼女死別してしまったら、もう子どもこまやかな思い出を話しあえる人はいないのです。家族として、私はあまりにも多くのもの彼女シェアしてしまっていました。

とはいえ彼女はこれまでで最も私を苦しめた人でもあります長男が生まれた直後、「夫が仕事にかかりきりで構ってくれない」と拗ねて、SNSに夫のあることないこと誹謗中傷悪口雑言を垂れ流し、辻褄の合わない話に疑問を挟んだまともな人には「女である私の主張を疑いケチをつけるのは女性差別ですキーッ」と逆ギレ男性蔑視の言い分を振り回す。それが原因で私は健康を害し、さら不安障害発症し、不安定精神を抱えたまま、仕事子育てに身を削りました。

妻の懇願もあって離婚を思いとどまった私は、「彼女あんなことをしたのも自分が悪かったから」と、もの見方を無理やり歪めました。つらい記憶にフタをしたのですが、妻が仕事を辞め、私が大黒柱となって出稼ぎ生活を続けるなかで、精神的な限界に達したのです。

陰や外では男性人間扱いせず、家ではそしらぬ顔で夫に優しい良い妻をやっていた二面性が心底恐ろしかった。フラッシュバックに苦しみ、死を思う夜もありました。

パースに戻ったときに、妻と、当時14歳10歳の息子たちを前に、家族会議を開きました。わが家ではもう社会教育は一通り終えていて、社会生活必要姿勢についても説明していました。それでも多感な年齢の彼らに対し、母親の愚行や両親の関係危機をあからさまに示すという、かなり酷なことをしたと思います。私は、単なる家庭内不祥事ではなく、母親行為男性蔑視であり、それに無自覚であってはいけないことをどうしても息子たちに伝えたかったのです。

彼らは懸命に考えたうえで「それでもママが好き。家族の形はこのままがいい」と言いました。しかし妻はうなだれて「うまく言えません」と言うだけ。私は深く絶望しました。そして、子育て終了後の離婚念頭に置いて今から準備を進めよう、と心に決めたのです。

2年かかって妻がエア離婚同意しても、私は彼女に問い続けました。なぜあんな、男性をモノと見なすような行為ができたのか。妻の答えは「若い頃によく見ていたドラマのせいだと思う」。絶句しましたが、日本の多くの女性の実感かもしれません。差別感情と向き合おうとしない女性が息子たちを日々養育していることに危機感を覚えました。家族会議をした以上は、妻が自らの過ちから学んだことを息子たちに語るのが重要だと思いました。

ここ数年、何度妻とこの話し合いをし、どれだけの参考資料を送ったことか。けれども彼女の反応は通り一遍の「読みました」とか、「申し訳ありません」。謝罪のことばではなく、あなたの考えが聞きたいのだと言い続けました。

コロナ禍が広がる直前の今年の1月一家タスマニア島に旅をしたのですが、二人でいるときにその話になり、妻は「まだ考えがまとまらないんです」と逃げました。「16年も経つのに? 考える勇気がないんだろう。そんな人は尊敬できない。お願いだから離婚してくれ」と突きつけたら、彼女ポロリと涙をこぼしました。胸が痛んだけど、なし崩しにしたくはありませんでした。

そうして苦しい気持ちを抱えて東京に帰ってきて、パンデミック家族に会えなくなったのです。

◆はじめて理解してくれた

ところが1年近くが経ったとき、妻に変化が表れました。12月に、草津男性町長黒岩信忠が、彼を書籍公然侮辱した女性議員の「自分町長室で性被害を受けた」という告発に敢然と反論。「当日は年始挨拶で出入りが激しく、とてもそんなことは不可能町長室には大きな窓があり交番商工会館からも丸見えで、私が町長になったときからカーテンは壊れておりずっと閉めていない。そもそも私は危機管理として女性が一人で訪問してきたときはドアを開けている」と理路整然と述べ、支持を集めました。

そのインタビュー動画 https://www.youtube.com/watch?v=KiVxwPZal3Y を妻に送ったら、初めて真っ当な返事が来たのです。「自分無知だった。自分行為正当化して、男性差別に加担していたことが、よくわかった。息子たちにも話す」と。

驚きました。やっと理解できたのか。それならと、女性が書いた「女らしさの呪い」についての記事を送ると、また自分のことばで感想が返ってきた。嬉しかったです。私は妻が内省から逃げ回って、何も学ぼうとしない姿勢がイヤでたまらなかったんだと気がつきました。

もちろん、これで一気に「じゃあエア離婚も解消ね」とまではなりません(笑)。ただ、変わっていく彼女となら生きられるかもと思ったのは事実です。

◆女なんてみんなそんなものだ、でいいのか

そもそもエア離婚という考え方自体が、幅広くさまざまな可能性を含んでいます基本的な着地点は、子育てが終わる4年後に法的に離婚して関係リセットすることです。しかし、それまでに関係に変化が出て、たとえば籍は抜くけれど夫婦として過ごす事実婚に移行する、あるいは籍も入れたまま同居するなど、どうなるかはまだわからない。

妻は現在専業主婦であり、私が扶養しないとなると、仕事を探さなくてはなりません。それが難しい場合夫婦としての情愛からではなく、《人道的に》彼を扶養し続ける可能性もあります。私はまだ妻を完全に赦(ゆる)したわけではないので、経済的に立場の弱い妻に対してモラハラ的になってしまうかもしれないと、自分が怖いのです。

私のことを、ものごとを真剣にとらえすぎて、適当に流すことができない人間だ、と笑う人もいます。女なんてみんなそんなものだという人も。もっと《大らかな》夫だったら、ここまで思い悩まず、自分も妻も楽なのでしょう。

でもそれでいいのか? と思うのです。それでいいと思わされてきたけど、よくないよね? って。妻だけではなく多くの人に刷り込まれている可哀想優位の価値観や、男性を金づるのように扱う習慣を、もうなくしたい。若い男性たちに同じ苦しみを味わわせたくありません。

◆これも愛なんだろうか。ずっと妻のことを考えて

近い将来、家族のかたちがどうなるかについては、息子たちともよく話しています。この間は「パパ、誰か好きな人いるの? 」と長男に聞かれました。「そんな余裕はないよ。パパは馬車馬のように働かなきゃならないし、仕事楽しいし。それよりも、ママ好きな人ができるといいな」と返事をしました。正直、もう色恋にはうんざりです。

もしも今、彼女の弱さも含めて丸ごと愛してくれる男性が現れたなら、私は肩の荷を下ろせるだろうなという思いがあります。もちろん息子たちは、なんで両親は仲良くしてくれないんだよって、つらい思いをしていることでしょう。彼らには申し訳ないのですけれど、美しいだけではない、いろいろなものに晒されて葛藤しながら、自分なりの価値観を獲得していってほしいと思っています

先日、長男高校卒業パーティがありました。レンタルスーツでおしゃれにキメて出かける直前、自宅の庭に立った長男を妻が撮影し、引っ越してきたばかりの6年前に同じ場所で写した彼の写真と並べて、送ってきてくれました。

「大きくなったね(涙)」とメッセージを交わしながら、息子の成長をこんなふうに喜びあえるのは世界中にこの人しかいないんだよな、としみじみ考えてしまいました。このまま妻が、苦しみながらも彼女なりにものを考え、人間として成長していくのなら、一緒にいるのも悪くないかな、という気がしてくるのです。

これまで経験したことがないほど長く、家族と離れて過ごしながら、私はこうしてずっと妻のことを考えています。これも愛なんだろうか(笑)2024年の春先には何らかの結論を出さなくてはなりません。時間たっぷりあるように見えて、あっという間に過ぎ去ってしまう。ともあれ、コロナ禍によって、悩み揺れる貴重な機会が与えられたと思っています

元ネタ

小島慶子〈エア離婚〉を選んで2年「夫婦リセットか、続行か。いま心は揺れて」 https://news.yahoo.co.jp/articles/66c7369d69b2e7a2ec1d088612884ae269cfef50婦人公論.jp可能な限り性別の入れ替えのみ。一部話のとおりづらいところは適宜変更。

anond:20201209030210

外傷と感染症は(ほぼ)完治するけど(後遺症が残ることはある)、内臓疾患は完治とはいかないケースが多い

医療従事者として絶望しそう

はいまのところ極度の流行地域ではない地域病院の某科で診療をしている。感染症や呼吸器の専門ではないので直接コロナ患者を診ることはほとんどない。当直や発熱外来コロナ疑いの人の診療をすることはある。

から現在自分業務が逼迫して追い詰められているわけではないのだけど、医療従事者の一人として、旭川病院医療崩壊におちいっているニュースと、にもかかわらずいまだに大雑把なGo to イートを推進し続ける国の状況に絶望しそうになっている(雑じゃなくきちんと、一人ごはんテイクアウトなど感染拡大をなるべくさせない方法を推奨するならいいと思うんだけど)。

どの地域であってもこのままいけばクラスターが発生して病院機能不全に陥ることは起こりうると思う。年末年始が怖い。

どんなに感染対策をしても、感染者の多くが無症状であるCOVID19は感染100%防ぐのは困難だ。医療従事者であっても(以前、関口さんが医療従事者なのになぜ感染するのかと宣ったことがありましたが)。

医療従事者はだいたい毎日何十人という患者と接している。患者さんに接するときマスクアイガードをしていて(少なくともうちはそう)、接触の度にアルコール消毒をしているか大丈夫じゃないかと思われるかもしれないが、それでも防げないこともある。たとえば、患者さん側がマスクはしていても不織布マスクではないこともある(相手不織布マスクじゃないと接するこちら側の感染リスクが大きい)。マスクをしていると、それ以上のことを求めるのはなかなか難しい(熱と咳がある患者さんには不織布マスクを渡しているところもあるかもしれないが)。

そしてなるべく距離を保って会話をしたいのだが、耳が遠い人もいるので、診察室で最初になるべく離して椅子を置いていてもだいたい患者さんは椅子をずらして近づいてくる。近づいたうえで大声で話さないと聞き取れない患者さんも本当にたくさんいる。そうなるとお互いにリスクである

から今日診た(熱のない通常の診療を受けに来た)患者なかにひとりでもコロナ感染者が混じっていて、運悪く感染ることもあるかもしれない。オンライン電話診療をするというのも対策ひとつだと思うけど、高齢の方など画面越しの会話は難しいことも多いし、対面して話すというだけで医療者にとっては患者の体の具合やどれだけこちらの説明が伝わったかなど、声だけ、画面だけより格段に情報量が多く治療方針を決める上での判断材料になるのだ。コロナ流行下ではやむをえず電話再診をしたりもするけど、その弊害もあると思う。なんらかの症状のある患者身体所見を診ることも必要だし。

というわけで病院診療行為をしていること自体、人と近いところ、せまいところで会話し接触することもある行為なのでどんなに対策していても感染は起こりうる(これは病院医療にかぎらず、お店の接客とか仕事上そうせざるをえない人はみなそうだと思う)。それでも多くの病院でいまのところ院内感染が起こらないのは、話が逆になるようだけど冒頭にいったように手洗いやマスクなどの感染対策を徹底しているからだと思う。

それでも地域感染者数が増えるほど、その対策すりぬけて運悪く感染する率が上がり、クラスター発生→医療者が感染すると一時欠勤せざるをえない→もともと病院仕事量というものは一人でも欠勤するとやばいことになる。それが複数ともなると残りの人の負担想像するだけでおそろしい→医療疲弊→そこにさら患者が増えると皆つぶれてしまう…ということになるのだ。

旭川病院インタビューを読むと「予想していた以上に感染スピードが速かった。ある程度の人数で抑えられるとたかをくくっていたが、こんなに一気に感染が広がるとは思っていなかった」と答えているようだけど、「たかをくくる」などの表現で誤解されないといいんだけどと心配している。感染防御はきちんとやったうえでこうなっているのだろうし。大事なのはそれだけ感染の広がりが速いということのほうだ。

専門でもない私がだらだらと雑感を書いてしまったけど。

私などが書くまでもなく、感染症専門家必死でCOVID19の特徴や対応策を国民に、そして国に毎日のように説明して訴えているのに。それに対して国が真剣に受け止めて考えてくれていると感じられない。見離されているような気持ちになる。

別に経済を止めろといいたいわけじゃない。最初の方に書いたように飲食店を助けたいなら、個食テイクアウトのすすめや、店舗感染対策のための補助金をだすとか、旅行についてもマイクロツーリズムだとかいろいろ提案されているはずなのになぜそれらを声を大にして推奨しないのか。

少なくとも旧来の大勢が集まって騒ぐタイプ忘年会にはしないよう呼びかけないと年末年始大変なことになる。

医療機関も年末年始体制に入るし。まあ総合病院年末年始は短いと思うし(1月4日には平常になるところが多い気がする)、例年と同じ年末年始体制がとれるかどうかはわからないけど。たぶんコロナに専門的に関わっている人は休めない可能性もありそうで、それを思うと本当に心が痛む。もちろんこれに関しては行政だけじゃなく、病院医療自身も考えるべきことだと思う(実際、専門科じゃない医師応援医師としてコロナ診療をやってたりする)。ただ、本当にいまコロナ診療で身も心も疲弊しながら働いている人に対して、その負担を少しでも軽くするという姿勢政策として見せないと、ただでさえしんどいコロナ診療積極的に志願する気持ちにはなりづらいし、医療者の心身に限界がくる。

水面下でさまざまな団体、人々が協力してなんとか政財界のかたくなな方針を動かすように進むことを祈っている。

国民が本当に必要だったもの

例えば現政権コロナ対策として突然強権を発動して戒厳令を出して、外出した国民を片っ端から逮捕して罰金懲役を科すようになったら、君らはそれに賛同できるか?

コロナで困窮した国民給付金を出して、その分の財源確保のために数年後に増税を行うことには賛同できるか?

もし賛同できないのならば、君らが現政権に求めることは感染症対策ではない。政権交代だ。

政権のあらゆる政策不要で、政権交代のみが唯一の道である

希望は正しく表現しよう。嘘を言っても本心は伝わらない。

じゃあ君らは誰に政権を任せたいのか?

立民? 共産? れいわ?

それともそんなもの存在しないか自分達ではてな党を立党するか?

2020-12-08

anond:20201208232326

隕石が降ってくるとか感染症が大流行するとか世の中が大事件に遭遇したとき元増田の願いが叶うであろう。

地球温暖化コロナみたいな新型感染症の発生と拡散の原因なんだし

コロナが終わっても地球温暖化が進む限り第二、第三の新型感染症が現れるぞ

塩・砂糖・油の外食産業

持論がある「外食産業は金儲けするために人に好かれなければいけない。

なので、砂糖や塩、油を大量に使うことで感動的な味を作り出している」というものです。

たまたま思いついて方々で嘯いていたが、自分実証してしまった。

最近、金がないのと感染症対策自作飯ばっかり食べていた。

みりんと酒と醤油、だしを入れた鍋とか豚汁とか。あとは胃が悪いので雑炊おかゆばかり食べていた。

そんな中、久しぶりに金が入ったので好きだったラーメン屋で魚介つけ麺を食べにきた。

油と糖と塩分パーティーだ!今宵は存分に楽しむぜ!!!!!

・・・・味が無茶苦茶しょっぱくて全然楽しめない。虚無感だけが残った。

自炊をして自分の舌がアミノ酸系に移ったので、従来通りの塩分や油を受け付けなかったんだと思う。

なんか悲しー感じするけど、これからおっさんらしくコレステロールに気をつけて魚とか食べたいと思う。

ここまで読み飛ばした方は「外食産業は金儲けするために人に好かれなければいけない。なので、砂糖や塩、油を大量に使うことで無理やりびっくりする味を作り出している」ということだけ覚えて帰ってください。以上

こないだはてなにあがってたインド予言者の話

眉唾ではあるけどおもしろいなと思って、感染症関連の予言とか他の話をもっと読みたくてアビギャ・アナンドをググったのよ

そしたらどの検索結果も怪しいスパムみたいなものに飛んでしまい、なんの情報も得られないばかりか怖くなってきたわ

2020-12-07

インバウンド規制緩和観光業側の最後の藁

インバウンド需要喚起のために海外からの小規模ツアー入国規制緩和を…という話が昨日Twitterに出てきてびっくりしましたね

予想通り「何考えてるんだ」「チャイナの言いなりになってる茂木外相」みたいな感じで非難轟々なわけです。まあそうなるわな

ただ一瞬「政治家にはロビー活動が絶えず行われている」ようなことがふと頭をよぎりました。僕は知財関連の法整備にはアンテナ張ってるんだ

まんま「茂木には二階の息も中国からの圧もかかってる」で済むのは済むんですが、仮に観光業から要請が出てたらどうだろうか?

冬季に入り病気にかかりやすいのが当たり前のなかコロナ感染者が増えてGoTo批判が集まり(観光と相関がなさそうなのは根拠があちこちからでていますがガン無視で)国民政策非支持みたいな機運が高まってしまったわけです。普通にGoTo条件変更でどうとでも対応できそうなのにやりますか?やめますか?みたいな空気なわけです

ここからは完全に想像ですが、誰が言ったかインバウンド需要を呼び起こそう」と規制緩和をお願いすることを業界が考え出すわけです。財界は金さえ稼げれば文句を言わないし、政府批判が強いのは右派より左派…というより親中親韓右派というかネトウヨ正論批判するだろうが、仮に感染症持ち込みが増えたとてメディア報道もそこそこでそもそも感染者の国籍内訳は知れるはずもない。国民から非難の声をなるべく少なく観光客を増やせる手段としてのインバウンド需要喚起

…は絵空事ですかね

anond:20201207053356

追記

うがい・手洗い・マスクワクチンは恐らく全て効果があり人と人との接触を実質減らしたような挙動を示すと思う

なんならイソジンや口ゆすぎもあり得ない話ではない可能性があるが会食濃厚接触での発症は防ぎ切れんと思う

逆に内臓負担をかける酒、疲労している状態での深夜の会食、低気温時の外出がハイリスクなのも個人的には腹落ちする

個人的にはラーメン効果あると思うので今日は一杯食いにいくことにする

あと平安貴族などが風が吹き荒ぶ木造建築貴族平民が数メートル空けて平民は地面に向かって貴族は隙間の細いすだれ越しに喋ってたのは感染症を防ぐ効果があったというのは十分あり得ると思う

煙と一緒にマイクロ飛沫も吸える韓国式焼肉屋のような会食卓アクリル板ではない対面できる御簾のような器具が今後登場しうると俺は見ている

感染あるでこれ

つーか感染・非感染が完全な2値じゃなくウイルス量が少ないと超軽症・無症候のまま何度でもマイクロ感染回復して終了する

高濃度で一気に吸い込むと発病というか免疫が負けて自覚症状が始まる

抗体があれば軽症で済むかもしれんが免疫があってもウイルス量が多いとダメというかピークが重くなる

恐らくワクチンが無事完成・大量供給されて一定の性能が証明されても全世界の総ウイルス量というか感染能が十分減るまで人と人の接触を発病しないレベルに低く保ち続けないとダメ

満員電車に乗ってる奴らはみんなマスクに助けられて超超軽症無症候で徐々に市中に広まってると思う

一般人説明する時の感染症のモデルは「免疫があればすぐにやっつけられるので感染発症しません。免疫がないと抗体が出来るまで不利な戦いなので発病してから治癒します(何でも治癒するとは言っていない)」というのが多いがこいつはそんな風にハッキリと分かれない

ソースはすべて俺

2020-12-06

コロナ集団ヒステリー」と信じる父とのメールのやりとり(3/3)

https://anond.hatelabo.jp/20201206212309 の続き)

■3. 世の中、マスコミ煽り過ぎだ。発生した場所管理者経営者を責めたり、比較基準恣意的に変えている。自粛警察には与したくない。

父さんもいつも苦言を呈している件ですね。

そこは私も共感できる点があります。私も外で人との距離が2m以上とれるような状況ではマスクは外してます。かなりの人が、外の開かれた空間でもマスクをして歩いているのを見ると「なんでこれが常識なっちゃったんだろう…」とげんなりします。意味のない対策なら油断につながるぶん、やらないほうがマシだと思います

そういうときマスコミには「何が効果があって、何が意味がないのか」をちゃんと発信してくれる役割が求められるのに、テレビ見ててもフェイスシールドや次亜塩素酸水噴霧のような効果の薄い対策で予防してる感を出してるのが目に入ることがあり、嫌な気分になります

過激化して、実効性を考えずに自粛を押しつけてくるような自粛警察は嫌ですね。もし店の営業自粛してて資金が底をついたら、100%首が回らなくて死ぬよりは、クラスターにならない可能性も高い営業のほうを選ぶのは当然です。そこで責めるべきは店ではなくて、7兆円の予備費があるのに補償しようとしないし財政出動もしようとしない政府です。

感染発生を責めるような輩も百害あって一利なしだと思います。経路の隠蔽に繋がるのでコロナ解決を遠ざけるだけです。

 

ただ、そういう自粛警察のような過激な輩に取り合っててもあまり実のある話はできないと思います

コロナに対して慎重/大胆の派閥グラデーションがあったとして、ざっくりとわけて私は慎重派、父さんは大胆派にいると思います。慎重側の過激派に自粛警察がいるのと同じように、大胆派の過激派にはコロナパーティーをやるような連中がいますが、そういう人のことを話題にしたり怒ったりしたところでなんにもならないですよね。それと同じです。

極端な人たちのことは無視して、もうちょっと実のあるところで意見を交わしたいです。

 

ちょっと耳に煩いかもしれない話をします。

父さんは、「自粛警察が目に余る」からコロナ煽りすぎだ」という立場を取っているんでしょうか? もしそういう心の動きがあるとしたら、それは逆張りに足を踏み入れてしまっていると思います

恐怖を煽って注目を集める偽予言者がいる一方、逆張りも注目を集める手法ひとつです。先日のメールで貼ってくれた小浜逸郎はまさに逆張り論客典型でした。もしあのようなデマまみれの意見にうっかり共感してしまったとしたら、それは「逆張りに心を引っ張られてしまっている」というサインだと思います。だから私は先日のメールで、「自分の歓迎したい情報かという観点で受け入れるか決めているのではないか心配しています」と書きました。

受け入れにくい意見だとは思うけど、本当に、これは真剣に考えてほしいです。

 

新型コロナは未曾有のパンデミックから、今までの人生知識の延長や直感では見誤ることもたくさんあります情報から耳を塞いで自分の知ってることだけで判断してたら、鰯の頭を掴んでしまます。かといって、慎重派も大胆派も怪しい情報もっともらしく叫んでいて、油断するとそういう情報で間違った判断をしてしまう。身を守るには、信頼できる情報源を選り分けて、検証できないような流言飛語思い込み排除して、慎重に自分自身の知見をアップデートしていくしかないと思います。そういうプロセスが、科学と呼ばれています。今のコロナ禍というのは、我々ひとりひとりの科学的な態度を試されている状況ではないでしょうか。

 

もちろん、私も自分物事を正しく見れるとは限らないし、うっかりあやふや知識で間違ったことを言っちゃうこともあるとは思います。でも、その不安を持っているから尚更、今述べたような「思い込みを排して、信頼できる情報源で知識アップデートする」科学的な態度を意識しようと思ってます

たとえばなにか知らない情報があったら、厚労省公式情報や、出自のはっきりした感染症の専門家言及を確かめています。西浦先生・忽那先生あたりは経歴・実績が確認できているので、彼らが言っていることならそうそう間違いはないはず。あるいはよく知らない人だとしたら、科学者として弁えた伝え方をしている人か? Twitterで他の専門家も受け入れられる反応をしているか? といったことを見ています。今回たくさん紹介したリンクも、なるべく「これなら信じてもいいだろう」と考えられるものを慎重に選びました。

父さんにも、是非そういう注意深い検証をしてほしいと思います

もしそういう検証作業の気力が起きなかったら、言ってください。「こうなんじゃないか」と聞いてくれたら、判断に足る材料探しを手伝います

 

■4. コロナを深刻に考えるのは「知り合いの知り合いに感染者が出てから」という基準でどうか

からないことが多い現状、リスクをどう判断するかは人によるし、私が口を挟むことではないので、そうしたいならそうすればいいと思います。ただ先程書いたとおり、今の父さんは逆張り側に振れすぎているように見えるので、判断基準は本当にそれでいいの?というのは心配です。

率直に私の考えを述べると、「知り合いの知り合いに感染者が出たら深刻に考える」というのは、「真夜中のいろは坂で、並走している車がガードレールにぶつかる音がしたらブレーキを踏み始める」と言ってるのと似たように聞こえます。第3波がどれだけ大きくなるかは世界中の誰もわからない。発症までは2週間を見ておくので、「感染者が出たら」というのは2週間後にならないと判明しない。ブレーキを踏んでから崖に飛び出すまでの制動距離に、そこまでの余裕はないんじゃないかな…というのが私の意見です。

 

以上です。

長いメールだけど読んでくれてありがとう。いろいろ飲み込みづらい話もしたけれど、適切な情報源をもとに考えて持った信条なら文句は言いません。思い込みではなく事実科学的知見に基づいた判断というのは全ての基本だと思うので、そこだけはわかってもらえると嬉しいです。

--------

送ったメールは以上。

からの返事までは期待しないけど、心を閉ざさず読んでくれるといいのだけれど。

コロナ集団ヒステリー」と信じる父とのメールのやりとり(1/3)

離れて暮らす父(60代)は、ネットでいつも「マスコミは騒ぎすぎ」「自粛警察のほうが問題」「経済を回せ」と繰り返している。

度を過ぎた発言のたびに「厚労省のページにはこう書いてあるよ」などと訂正情報をちくちく送り続けていたのだが、先週「じゃあこの指摘も間違いか」と父がメールしてきた記事あんまりあんまりだったのをきっかけに、長文メールのやりとりをする流れになった。

合計するとメールの文面に十数時間ほどかけた大作業だ。父からの返事は正直期待していないけれど、もしかしたらその文章が父以外の誰かの役にも立つのではと思い、ここに転記しようと思う。

緒戦

父が「じゃあこの指摘も間違いか」とメール提示してきたのは「新型コロナ10ウソ」という記事だった。

https://38news.jp/column/17111

無数の事実誤認ソースのない伝聞をもとにした記事で、どれも少し読者が自分で調べただけで即座にデマであるとわかる、ひどいものだ。かつてかなりの良い大学を出て大企業エリートとして働いてきたはずの父がこれを鵜呑みにしているという事実には、正直目眩がした。

このメールに対しては、ひとつひとつ反証を挙げつつ、全体としては以下のような注意喚起を行った。

著者は国士舘大学客員教授小浜逸郎。専門は「家族論、学校論、ジェンダー論、差別問題国家、死、知識人論」。ネットには探せば感染症専門家も多く見つかりますが、そのような人たちがこの記事と同様の考えを示している事実はありますか? 非専門領域で、専門家意見尊重しない独自意見を述べているという時点で、これは信用に足る人物ではないと思います

私は父さんが「自分の歓迎したい情報か」という観点で受け入れるか決めているのではないか心配しています

本戦

からの返信では、「個々の項目を議論する気力がない」と小浜逸郎の話は打ち切られた。かわりに自分言葉あらためて主張を連ねていたので、私はその主張をいくつかの論点に整理し、個別反駁することにした。以下メール本文。

--------

父さんの主張を箇条書きにすると、以下でいいでしょうか。

それぞれについて、返事します。

 

■1. 新型コロナ被害はたいしたことがない。死亡率が上がったところで、他の死亡や自殺の数と比べればとりたてて騒ぐようなものではない。

いくつか観点の見逃しがあると思います

 

まず1つめ、死亡率が抑えられているのはコロナがたいしたこといからではなく、大規模な感染対策のおかげです。

その証拠に、新型コロナと同様の対策有効インフルエンザの現状を見てみましょう。

https://mainichi.jp/articles/20201004/ddm/002/040/116000c

世界的に症例数が激減しています。これが統計ミスではなく確からしい情報であることは、感染症専門家の忽那先生言葉選びからもわかります

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200822-00194484/

昨シーズンは私もインフルエンザ患者さんをほとんど診察していませんが、実際の症例数で見ても明らかに例年よりも少ないことが分かります

これは、日本国民が新型コロナ感染対策を徹底することによって本来流行していたはずのインフルエンザも減ったのではないかと考えられています

また現在インフルエンザ流行シーズンを迎えているはずの南半球でも驚くほどインフルエンザ症例数は少ないようです。

海外でも新型コロナに対する感染対策インフルエンザ流行に影響を与えているのかもしれません。

インフルを激減させるほどの対策をしてもコロナにはこれだけの感染力があるのです。としたら、もし対策をしなければどうなるでしょうか。

世界を見てみましょう。対策に失敗した結果、日に4桁の死者を出している国もいくつもあります。たとえばアメリカコロナ死者は毎日2000人を超えていて、2月までに計45万人という試算が出ています

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-idJPKBN28D2B0

コロナと他の死因を比較してみましょう。ロイターグラフによると、12/1時点で全世界コロナによる死者は約150万人。

https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/

交通事故は、ざっと調べただけだと2016年データしか見つからなかったけど130万人。つまり今時点でコロナによる死者は交通事故を上回っていますロイターグラフを見ると11月以降増加傾向があるので、年末までにはさらにその差は広がるでしょう。

これらのデータからは、「新型コロナ被害はたいしたことがない」という考えはあまり自明とは言えない、とは読み取れないでしょうか。

 

 

2つめの観点としては、コロナ治療薬が存在しないということ。

コロナとの戦いの勝利条件は、集団免疫の獲得・ワクチンの量産・治療薬の量産 のうちいずれかです。しか集団免疫は望み薄だとこれまでの経緯からわかってきていますワクチン最近有望株が見つかったというニュースもありますが、本当にそれが実用化できるかはわからず、実用化できたとしても量産化までにはいくつもの壁があります

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201122-00209031/

我々はそれまではジリ貧のまま、実効再生産数を1未満に維持しながら暮らしていくしかありません。

 

3つめの観点としては、コロナは死亡率だけでなく、後遺症の重さも問題だということです。これについてはこちらの記事を。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201011-00202608/

 

4つめの観点は、死亡率は遅延指標であり、その数字を見てから警戒レベルを上げたのでは遅すぎるということです。

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid19-nishiura-1

--------

(長すぎて投稿できなかったので分割します → https://anond.hatelabo.jp/20201206212309

大阪の赤信号

先日、大阪独自基準に基づく非常事態を示す「赤信号」が発令された。

新型コロナウイルス感染者数が先月から爆発的に増加しはじめたことはメディアで報じられている通りだが、

その中で重症者数も増えてきており、想像以上に早く医療機関収容対応能力限界に近づいてきたため、発令に踏み切ったとのこと。

この師走差し掛かった直後での発令、ここで食い止めないと医療崩壊に繋がりかねないとの名目なのだろうが、

正直な話、この赤信号発令のタイミングについては「判断が遅すぎた」と言わざるを得ない。

これから2週間は同じペースで感染者・重症者は増え続け、医療機関野戦病棟さながらの事態となるだろうことは想像に難くない。

一般人の私としては、医療従事者の皆さまには深く敬意を表すると共に、

一人の人間としてこれ以上の感染者を増やさないよう、そして私自身が感染者とならないよう、

慎重に行動をしてゆくこととで、細やかながらこの状況に協力してゆきたいと思っている。


さて、この非常事態宣言たる赤信号だが、15日までという期限が切られている。

この期間中不要不急の外出は控えるようにとの要請が出ているわけだが、まっとうな人間であればこの要請には恐らく従うことだと思う。

問題は、この期間終了後だ。

果たして、15日でこの赤信号が解除されるかどうかはまだ分からないが、仮に解除されたとして、果たして皆はどう考えるだろうか?

ここでもまっとうな人間であれば

「解除されたとは言え、人混みは避けて、飲み会などもやめておこう」

となるのが自然だろう。

まさかここにきて、

「解除されたからもう飲みに行っても大丈夫自分感染しない!」

などと迂闊な考えたをしたりする人間はいないだろう・・・私自身は願望を持っているが、

たった2週間という短期間の外出自要請と、年末という忘年会シーズンただなかでの解除ということを鑑みるに、

どうにも人々の理性のタガはいとも簡単に外れかねないのではないかということを大変に危惧している。

それに、そもそも15日までという期間が短すぎるのがどうにも気になるところだ。


既に飲食業界はガタガタで、特に居酒屋や緊密に接待してくれる店などの所謂「夜の街」のダメージはかなり深刻だ。

だが、この「夜の街」こそが感染の温床となっていることも事実で、

第2波の時も東京都知事毎日のように会見で発言していたことは、今でもげに印象に残っている。

本来ならば「夜の街で働く人の生活保障するから完全に閉めてくれ」と国が動くべきところだったが、

残念ながら、「自分の飯代くらいは自分で稼げ」と国が突き放してしまったのだから

今回の自粛要請にも否定的なお店は増えていることだと思う。

関東では店舗の照明を切って営業してる、なんてところもあり、その傾向は以前の比ではないように思える)

当然、一部のお店は通常通り営業を続けることとなり、店が開いてるなら酒を求める人々はそこに集中する。

狭い範囲ながら新型コロナウイルス感染者発生を維持する手助けをすることになる可能性がある。

活動自粛強制することができない関係上、居酒屋だろうと職場だろうと感染経路を遮断することは現行法では不可能だが、

このたった2週間程度の自粛期間では感染症の広まりを抑えるということについては焼け石に水といったところだろう。

そして、15日を迎え、晴れて赤信号を解除し、黄色信号になると同時に

自粛要請を解除するが、5つの小を徹底して飲食することを要請する」となった場合に、

果たして皆それを忠実に守り、極少人数で客の入りの少ない店に入り、個室で短時間のうちに静かに飲食を行い、速やかに退店するだろうか?

私は絶対にそうはならないだろうな、という確信めいた実感がある。

日本居酒屋は換気を徹底できるような作りになってるところは少ないように思うし、

グループごとに完全に個室に案内できる店は少し大きな料亭クラスの店くらいのもので、

申し訳程度に立てられたアクリル板はどうやら意味を為さないことが分かってきており、

安定した感染経路の提供口として機能してしまうことになることは想像に難くない。

また、いくら冷静に「小」を守る人でもひとたび酒が入れば感覚は鈍り、

徐々に声は大声に、顔も近づけて話すようになる。

非常に危険行為無自覚のうちに行うようになり、そのうち

「おいおい、密だぞ!」「ワハハハ、悪い悪い!」などと大声で笑いごとにしてしまうことすら想像できてしまう。

短い自粛期間を潜伏期間として過ごしたウイルスたちが、晴れて店中にばらまかれ、クラスターが広がる可能性が高くなる。

年末になると、医療現場は更なる地獄を見ることになりかねない・・・


大阪府はどう考えているのだろうか。

恐らくは、上記ことなどとっくに把握済であることは間違いないのだろう。

その上で

「この期間中医療体制をそれなりに確保する動きをしたうえで、各方面にはなんとか正月の餅代は自力で稼がせてやろう」

といったあたりの着地点を目指しているんだろうと想像する。

先日、自衛隊に対し吉村府知事看護師派遣要請を行ったという報道も小耳に挟んだ。

それが実現・成功するかどうかは分からないのだが、これを踏まえたうえで、15日でこの赤信号は解除し、

前回と同じく「飲みに行くなとは言いません」的なことを発表するのだろう。

餅代は、恐らく大阪からは降りてはこまい。


看護師派遣要請も今更という気しかしないが、そもそも根本対応にはなっていないことは果たして認識できているのかどうか。

新型コロナ患者専用のベッド数には限度があり、

追加のベッド数をねん出するには新型コロナ以外の患者収容するベッドを転用せねばならないという事実に変更はない。

看護師の確保と一口に言っても一朝一夕どころか数か月で多人数を動員出来る話ではない。

見ての通り、この感染症は爆発的な感染力を持っている。

一時感染者数が減ったとしても、ひとたび再感染が起き重症者が増えてしまえば一気に現場が逼迫してしまうのは考えたら分かる事だ。

このままでは、なんとか掴みとれた餅を詰まらせてしま救急搬送されてくるご老人の命一つ救えなくなりかねないという事態になりかねない。

よく考えていただきたい。


医療崩壊はこうやって起きる、というシナリオを忠実に1歩ずつ歩んでいるこの状況を無傷で乗り越えるにはあらゆる対応が足りない状態だ。

ワクチン供給も、いつになるか分からない状態で、来年の夏のオリンピック開催を我々は果たして笑顔で見届けることができるのだろうか?

年の瀬になり、「中止になるのではないか」という個人的妄想してるプランが少しずつ現実味を帯び始めてきた気もする。

私としては、オリンピックは是が非でも開催していただきたい。

だが、この新型コロナウィルス感染症を抑え込む気がさらさらない日本が、どうして健全大会を開催できようか・・・

まぁ、オリンピックは国全体の問題であり、大阪とはあまり関係のないこと(そうでもない?)なのでここで言及はやめておこう。

一人の一般人として大阪府に望むことは、今にも崩壊しそうな医療現場必死で踏みとどまっている方々への背信行為となるような赤信号の解除の仕方をしないこと、

それと同時に、より強力な経済対策医療現場で働く方々への支援日本国政府に対して引き続き要請を続け、そして引き出して頂きたい。

そして私と同じ一般の皆さまにも、赤信号が解除されたからといって街に繰り出したりしないよう、

理性を保って行動していただけることを切に望む。


偉そうなことを書いて大変に恐縮している。

だが、何故このようなことを書いたかと言うと、実は先日持病の発作で倒れてしま救急搬送されたばかりなのだが、

新型コロナウイルス感染症の影響か近くの病院で受け入れてもらえず、遠く離れた病院へ回されてしまったのだ。

搬送先で短期間ながら緊急入院となった訳なのだが、そこの病院も新型コロナ用の隔離病棟を準備していた関係一般病室に空きがなく、

やむを得ない形で、ぱっと見ではホテルなのではと見紛うような個室に入院することとなった。

病院都合なので、当然部屋代医療費に含まれ・・・

いいのか悪いのか複雑な気持ちになったものだが、だがこれは全く他人事ではないと身をもって体感たかである

何かあった時に入院できなくなる事態、考えただけでゾッとするものがある。

そして、それは自分だけでなく祖父祖母・父・母・そして家族にも降りかかる災難となる。

助かる命が助からなくなる医療崩壊が今後起きてしまうと、未曾有の大災害匹敵する凄惨たる光景を目にすることになるだろう。

それだけは、いやだ。

2020-12-03

これ完全に日本人白人って全く種がちがう人間だろ

海外ではコロナ抗体ってできてもすぐ消えるとか散々言ってたけど、横浜大が中和抗体半年くらい持つとか言い出してるし

現在、Moderna、Pfizer、AstraZenecaなどの製薬会社新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染を予防するワクチンの開発に取り組んでいる。だが、これらのワクチン遺伝的に黒人アジア人系統の人に投与しても、白人と比べて十分な免疫が得られない可能性があるとする研究論文を、マサチューセッツ工科大学MIT)が米国時間12月2日に公開した。

ネトウヨコロナを軽く見て、リベサヨコロナを重く見る傾向がある気がする

政治的立場感染症に対する立場相関関係があるとしたらなんだか不思議

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