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はてなキーワード: 深夜放送とは

2021-03-05

anond:20210305091800

鬼滅の刃は元は深夜放送だけど、最早ちびっこも一杯見てるだろ。

子供向けの『DX日輪刀』とか売ってるし、可愛い弁当グッズとかも一杯だ。

2021-01-11

anond:20210110235313

俺も映画探してる

邦画

制作はおそらく昭和平成の初期、主人公は多分探偵かなんか、ヤクザ刑事かも、

ハードボイルド香り漂わせる2枚目

ラストシーン主人公疲れたとかやれやれって表情で車を止めてタバコを吸っていると

別の車が近づいてくる、主人公がその車を確認すると、窓が開いてメガネをかけたオタクっぽい若者が顔を出す

若者マシンガンを取り出して主人公を蜂の巣にして立ち去る

ラストシーンだけ深夜放送で見てショックだった、なんの映画か気になってる

2020-12-15

ラジオ番組最初に「というわけで」って言うやつなんなの

特にオールナイトニッポンとかの深夜放送でよく聞く気がするんだけどなんなの。

どういうわけなんだよ?

2020-08-26

anond:20200826212626

うーん、自分が好きなVは、趣味についての語りが面白いBL自転車マイナー洋ゲー等)、知らない世界を見せてくれたりする配信方針なので、投げ銭への反応はそもそも控えめなんですよね。

著作権問題投げ銭ができない動画も多いし、リアルタイムで見ないと投げ銭どころか、コミュニケーションすらできないです。深夜放送なんかはアーカイブでないと追えないので、物理的に投げ銭できない視聴者も多いはず

少なくとも自分コミュニケーションではなくて、聞かされる話の面白さを求めてます

2020-05-03

anond:20200503172003

YouTubeが(今以上に)主戦場になるとは思うけど、昔のように音楽だけをむさぼるように聴き続ける文化はもう来ないと思ってる。

Apple MusicGoogle Play Musicなどプラットフォームは以前からあったが、それらは演者パーソナリティが見えず、夢中になりきれなかった。

YouTuberが今これだけPVを集めているのも演者パーソナリティがとてもリアルに見えてくるからで、

まりYouTuberやラジオDJのようにパーソナリティを全面に出して視聴者をひきつけつつ、今度音楽作品を作ったのでよかったら買ってね、というスタイルが残りそう。

これ自体は昔から連綿と続くやり方でもある。

歴代深夜放送DJ担当したミュージシャンを考えてみると、昔の中島みゆき電気グルーヴから今のCreepy Nutsまでそんな感じ。

トークうまいミュージシャンYouTubeファンを増やしていって、主な収入源は動画広告で得て、ときどきガチ音楽作品を有料配信する形態が定着しそう。

2020-05-01

岡村発言の気味悪さについてみっつほど吐き捨てたい

男尊女卑とか職業蔑視とかは既にあちこちで言われているので、それ以外のみっつの気味悪い点について吐き捨てたい。

経済的な高みの見物で想像力のないこと、ダブルスタンダードが強くありそうなこと、芸能人立場の変遷を感じていないこと。

もしこれがコロナとは関係ない別のタイミングで「これだけパパ活が盛んになってきたってことは、手っ取り早くお金を得られる

味を占めた女の子が多数風俗に流れ込むってことで、それが楽しみなんですよ」とかだったなら、そこまでじゃなかっただろう。

芸能人に詳しい訳ではないけれど、割と今まで応援してきたのを裏切られた気持ちでもうやめようと思うので、その区切りだ。

まずひとつめ。

彼には、たぶん困窮してやりたくない仕事でもするしかない状況に追い込まれることがない自信があるのだろう。

そんな安全から自分の楽しみのために、他人がそうなるのを待ち望むいやらしさという高みの見物感が気味悪い。

その点を、他の仕事に置き換えて考えてみる。それに相当する上手い例が思いつかないのだけれど、こんな感じか。

コロナのせいで事業が行き詰まった社長さんは、政府が助けきれない場合はもう首をくくるしかないわけですよ。

そうしたら、僕がいつも見ている大島てるサイトが活気づくじゃないですか、それがとても楽しみです。」

会社倒産しないまでも、大規模リストラ仕事にあぶれる人たちがコロナ後には激増しますね。

僕は人間観察が趣味なんですけど、ハロワ悲壮な顔をした人たちが溢れるのを心待ちにしています。」

フリーター仕事も減るし、派遣切りもたくさんあって、きっとホームレスがあちこちに増えていきます

ホームレス支援チャリティかめちゃめちゃ気持ちがいいし、それを励みにコロナを乗り切ろうと思うんです。」

これが面白いと思って、ウケる筈だと発言したということは、こんな感じで笑う人が想定されているのだろう。

「あっはっは、ありえねぇわ、才能も財力もない下級市民ってそんなにツライのかよwwwww」

ハロワ蔓延する悲壮感ってwwwww まあ俺ら関係ないけどなwwwww」

彼のファンには派遣中小企業社長はいないとでも思っているか、それとも日本の現状に対する想像力がないか

コロナのせいで顧客が離れ、事業が立ち行かなくなったら、家族どころか百人から従業員が路頭に迷うから

金策に駆け回り、眠れないほど対応に頭を悩ませ、明日の活気を得るべくラジオをつける人は想定されていない。

派遣で働いていた友人から倒産したら会社に入れなくなったと聞いて、うちもそろそろヤバいんじゃないか

会社私物を持って帰り、不安な面持ちで岡村さんから元気をもらおうとチャンネルを合わせるファン想像されない。

くそこまで想像力共感力もなくいられるものだと、世界の半分を切り捨てているような、その点がとても薄気味悪い。

そしてふたつめ。

どんなにやりたくて好きでやっている仕事の中でも「こんちくしょう」って思うことがある反面、

やりたくてやっているのではない仕事だって「やっててよかった」と思う瞬間だってあるので、その話ではないし、

誰もが好きな仕事についているとは限らないし、どんな仕事にもそれを「やりたい人」と「やりたくない人」はいものだし、

やりたくなかったけどやっている人だって第三者から憐れまれるとプライドから胸を張ったりするものだし、その話でもない。

もし彼が二十代の頃に結婚して娘を授かっていたとするなら。ミルクを上げたら吐いてしまオロオロしたり、

パパのお嫁さんになるなんて言われたり、急に高熱を出して病院に駆け込むのにおんぶした背中燃えるようでハラハラしたり、

やがて友達がきたときはパパ顔出さないでなんて言われたり、そうして長年大事に育てた娘さんがいたとして。

その彼女が「パパ、あたし手っ取り早く稼ぎたいからしばらく風俗で働きたいんだけど」と相談してきた場合を考えてみる。

「おぉ、いい考えだね。パパも若いからずっとお世話になったなくてはならないお仕事だ。応援するよ」とは絶対に言わない。

そんなダブルスタンダードが透けて見える。「お金ならパパがあげるからそれはやめなさい!」と叱りそうな感じがするではないか

持つ者、裕福な者、チャンスを手にできた者と、そうでない者の断絶に加え、その境界の向こうとこちらで基準が違うのだ。

ダブスタファンからするとそれをありありと見せつけられたのだが、全く自覚のないダブスタ持ちは気味悪いものである

そしてみっつめ。

芸能人には立場の変遷みたいなものがつきまとってしまう。河原乞食見世物伝統芸能になるような流れがある。

デビュー当時は音楽性に着目されず変なカッコの色物バンドみたいな扱いだったXジャパンも年月が経つにつれて

YOSHIKIが国際的活躍したり文部大臣表彰を受けたりする。それにつれて世間からの期待も変わっていく。

これだけコンプライアンスが言われる時代に、そのことが全く見えていない成長のなさというのが気味悪くうつってしまう。

ちなみにコンプライアンスとは法令を遵守するだけではなく世間からの期待に反することをしないことまで意味に含む。

深夜放送だったり地下アイドルだったりの時代があっても、世間に認められるにつれて期待も高まってしまうのだ。

その変遷に適応するように人は成長、あるいは変化していってしかるべきなのだが、それが感じられない気味悪さだ。

49歳だとういけれども、同じ49歳のTOKIO城島茂コロナ関連ではジャニーズ支援活動について

「実際に現場で闘っていらっしゃる医療関係者の皆さまに何かできないかなと思いまして…」との談話があるし、

同じく49歳のT.M.Revolution西川貴教は「地方の友人から、開いてるパチンコ店行列が出来たり、離島など行楽地に

人が集まってきて困っていると連絡が来ました」とつづると「島には高齢者も多いうえに医療施設脆弱、唯一の交通機関

しかない島では、感染確認されたら生活物資も届かなくなります自粛期間を延長させない努力をどうかお願いします。」

ツイートしている。長年芸能活動をして、きちんと世間や、自分の持つ影響力と向き合って発言しているように感じられる。

さいごに。

謝罪もしたのに、他の番組降板まで求めるのは行き過ぎとの声もある。

しかし、メジャーで全年齢を対象としている番組に、そのような本音を持ち、そのような本音抑制もしない人が求められるだろうか。

から視聴者に寄り添い貧富の格差を感じさせず、ダブスタもなく、立場をわきまえた上に品位もある人を求めたいのが実情だろう。

その点では、言いたいことを言わないようにしろというのではなく、そんなことを言いたくなってしま根底から変わらねばならないとの

ニュアンスで語った矢部発言にはその点でとても賛同できる。だから結婚しろとは論理の飛躍がある無理難題ではあるのだが。

芸能世界に身を置きながら、世間の期待に応えられなくなっているのなら、潔く身を引けばいいのにと今は思っている。

もう彼を応援することはない。ファンが一人はなれたところで、痛くもかゆくもないだろうし、なにも伝わらないだろうけれども。

2020-04-15

伊集院光心配でたまに神に祈ってる

伊集院光深夜の馬鹿力出会ったのはたった8年くらい前だと思う。

当時の2ch雑談スレで、ゲラゲラ笑いたいというボヤキにほぼ毎回

伊集院ラジオでも聞けと返ってきていたのがきっかけ。

痴豚様と崇められていて、それを心の支えにしているという書込も少なくなかった。

今になってみると少数の信者が回していたのかもしれないが、ともかく、自分は興味を持った。

そこでまず伊集院光 ラジオ検索してみたら、深夜放送しかない。1時から3時はきつい。

なので申し訳ないがYouTubeの録音を聞いた。

伊集院光本人にYouTubeで聞いてますみたいな事を言うアホではないので、ここにしか書かない。

さて、転げまわるくらい笑った。

当時精神を患って会社から逃げて無職で家に一人でいたので、昼間ずっと家事をしながらスマホイヤホンで聞いていた。

伊集院光岡部さんのミキサーTBSラジオ電波→誰かのラジオYouTubeWi-Fiイヤホン→脳へと

馬鹿力の汁がドクドクドクドク流れ込んできた。

床を拭きながらニヤニヤ、皿を洗いながらニヤニヤ、たまにイヤホンを引っ掛けてビンッとなった。

精神の病は程なくして寛解した。

単に前職が合わなくて疲れて腰掛けていただけだが、立ち上がるきっかけは伊集院光だった。

それから同じ業界再就職したが、今度は家庭の事情で在宅勤務になった。

コロナで強いられた奴らより6年も早くリモートワーカーだ。俺は先輩だぞ。

家庭の事情は数年で何とかなった。介護の終わりは嬉しいとも哀しいともつかない不思議ものだった。

バタバタしてる病院から戻って写真を取りに来た時、「あっ、十面鬼の投稿みたいだな」と思った。

在宅勤務でも出勤しても給与仕事内容もそんなに変わらないので在宅で続けた。

から伊集院の汁を流し込める環境からだ。

親の声より聞いた声なんてジョークがあるが、実際のところ誰の声よりも聞いている。

投稿もした。

調子が良ければ月に2枚読まれたりもした。

カルタ例文で送られてきたサイン入りは百均だが額縁を買ってきて額装し机に飾った。

他の馬鹿カードは大切に貯金通帳と同じ袋に入れてある。

こうやって汁を8年間毎日毎日流し込んでいる。

さて、伊集院光は元喫煙者だ。

そしてこのコロナ禍、赤江珠緒感染可能性がある。後輩芸人白鳥久美子発症した。

伊集院光心配でならない。

自分は何か信心がある訳ではないが、イヤホンを外す時、トイレから出て手を洗う時、夜寝る前、

伊集院光をお守りください」と何かに祈ってしまう。

自分は何に祈っているんだろう。

インチキストーンさえあればそれを握っていられたのに、そのコーナーは遥か昔に終わっていた。

2019-11-29

anond:20191128220418

元増田様 ブクマ世界からお節介にやってきた増田ですが(ややこしいなw)お返事ありがとう

ブコメの方々が指摘するように私が大学にいたのは恐竜がいた時代ですから現状の参考になるかはわかりません。とはいえ、私も大学学び舎で、教鞭をとる身となってしまったので、どういう学生が欲しいか、また美術界、デザイン界として、どういう人を育てていきたいかという視点も入っています。つまり採択する側としての視点だと思っていただければ。

今は私も既に化石化しつつあるので、元増田さんのように意欲があり、夢を持っている後輩が育っていくのは楽しみです。

人生は長いようで短く、特に10代というのはあっという間に過ぎてしまます高校時代というのは長い人生のうちたった3年です。その時に出会い経験したことは、基礎教養だけでなく、つまり学問以外のことでも、今の私を人格形成していると感じます

何かを生み出し、作り出すクリエイティブ魂というものは発し続ければ枯渇します。だからエネルギーを入れなくてはならない。それは学舎で学ぶ教養のみならず、趣味、娯楽の分野もエネルギー源になります。振り返れば、苦痛で眠かった授業も、友人と出かけてだらだらと過ごした時間も、期末試験勉強が嫌で逃避のために漫画に読みふけったり、深夜放送を聞いているうちに眠ってしまたことも、推しミュージシャン二次創作同人誌を作ってコミケに売りに行ったことも、ただひたすら大浦食堂でくだらないゲイジツ話をしていたことも、今となってはお恥ずかしい恋愛経験も、失恋も、辛いことや、怒りを覚えたことも含め、全ては最終的にクリエイティブの肥やしになりました。あらゆる経験は肥やしになるのです。

高校時代というものもその経験の一つです。様々な人(楽しい友達やムカつく奴ら)との出会いや、そこで夢中になるもの無駄ものはありません。アニメも、漫画も、本も、音楽もどんどん吸収できる時です。大人になると億劫になるので楽しいはずのゲームすらクリアできなくなりますウィザードリーで全てのスペルを覚えたLV99の忍者を作る情熱は今の私には既にありません。

若い時はとにかく生体エネルギーが異なりますし、脳の吸収力も違います

クリエイターというのは作り出すための情熱だけでは、クリエイティブ魂が枯渇してしまます。何かを伝えたいという思いの大きさが魂の大きさになります。その思いを育てるのは吸収した様々なことです。

から色々な経験をしてください。

あと具体的な受験のことについて知りたかったらいつでもまた増田で聞いてください。美術予備校で教えていたこともあるので、具体的なご相談に乗れると思います。なにかの一助になれば嬉しいかと思います

あと、美大でやってはいけないことだけ一つ・・・

>>>マネはいかん。剽窃は許さん。<<<<<

昨今、芸大でもそういう騒動があったが、全くもって信じられん!!!!!!!!

自分というものをしっかりと見据えて「創作する」ということに対するプライドを育てるべし。

その為にも、表現力の向上(デッサンで養える)というのはとても重要なのであるが、それはまたのお話・・・

以上。

2019-11-21

anond:20191121112841

https://dot.asahi.com/wa/2018122700042.html?page=1

83年におたくという言葉を初めて使い、サブカルチャーに詳しい作家中森明夫さんは、こう振り返る。

マンガ好きの人たちや深夜放送などで知られる言葉で、それほど社会的には知られていませんでした。それが宮崎事件によってネガティブイメージとともに一気に広がっていきました」

おたく人種なるものは、夢と現実虚構現実区別がつかない不気味な存在だとされました。この事件は、ゲームホラービデオ青年向け漫画などに様々な規制がかけられるきっかけにもなりました。僕自身おたくカルチャー代表のように、バッシングされたこともあります

外国人日本おたくカルチャーに憧れてやってくる時代です。いまや国が推し進めていくような文化になりました。言葉イメージもずいぶん変わったものだと、改めて感じます

おたく命名経緯を知ってれば「どの面下げて言ってんだ」感があるけど、まあ本人の感覚としてはこの程度の話なんだよ。

https://honsuki.jp/series/tokyo_twilightage/15844.html

 いや~、今、読み返すと苦笑もの文章だ。

 とはいえ、どこに売っているのかもわからないようなマイナーロリコン漫画雑誌、その隅っこのページの埋め草コラムである。ま、こんなもんでいいだろう、と思っていた。

 ところが……。

 進藤さんの顔が曇っている。

「キミのあの〈おたく〉のコラムさあ、ちょっと問題になってるんだ」

 えっ?

 「漫画ブリトー」は我々と同世代の二人の青年編集していて、その一方の小塚という編集者が大激怒しているという。

 これは差別だ! 不快文章だ!

 “コツカ某”名義で、雑誌の巻末で名指し批判された。何度か書き直しを命じられ、応じたが、結局、「〈おたく〉の研究」の連載はたった三回で打ち切られる。

 参ったな。思えば、当のロリコン漫画雑誌の読者こそが「おたく」そのもので、いわば読者罵倒とも読める。だけど、いや、だからこそ意味があるんじゃないか? これをオシャレ系雑誌でやったら、まったくシャレにならない。

2019-11-11

anond:20191111130352

深夜帯だろうが「深夜にテレビをつけたらけしからんアニメをやっていた」とクレームが入ることは普通にあるわけだが。

もともと「深夜放送から乳首大丈夫」だったのが「深夜放送では湯気を入れるけど円盤から乳首大丈夫」まで後退してるが。

まさに「区分けすれば過激にできる」が通用しないことを露呈してるよね。

2019-03-31

白人下着自販機批判される違和感

あいうのってちょっと前までは「尖った表現」って褒められてたんだけどね。

あれがダメなら戦後前衛表現アングラ表現はぜんぶダメになるし、ほんとにそこまでPTA的な優等生社会に戻っちゃっていいわけ

根本敬なんかぜんぶダメになるし、ガロ系はぜんぶNGだな。90年代悪趣味系もぜんぶダメ

ビートたけし伊集院光とか、深夜放送の笑いもNGになるな。

もちろんサブカルじゃなくても、ヘンリー・ダーガーとかもダメだろう。

これら戦後に獲得されてきた表現をぜんぶ一気になしにするつもりかね?

これはとんでもない損失で、文化として見る者が何も残っていない暗黒の中世がまたやってくるぞ。

2019-03-17

ピエール瀧 20代仕事について

僕の20歳は、「人生」っていうバンドをやりながら東京一人暮らしをしてて、医療系の専門学校中退した年ですね。臨床検査技師勉強をする学校だったんですけど、1年目の途中であんまり行かなくなって、2回目の1年生の夏に、ドラクエ のやり過ぎで辞めたんです。辞めたからといって地元静岡に帰っても仕方ないし、仕送りを止められたので、バイトバンド活動に明け暮れてました。あ、明け暮れてはいないですね。バイトをそこそこやりながら、あとは遊んで暮らしてました。すいません、ちょっと自分を良く言おうとしちゃって。お恥ずかしい。

このころは幡ヶ谷ワンルームマンションに住んでました。いまもバンドを一緒にやっている(石野)卓球笹塚に住んでいて、ちょうどその中間地点に練習スタジオがあったんです。当時はインディーバンドブームで、僕らも雑誌に取り上げてもらったりして、幾らか知名度はあるインディーバンドっていうようなポジションでしたかね。

仲の良い友達と始めたバンドから面白かったですけど、僕は部活みたいな感覚でやってましたから、とうていそれで食っていくってことを思いつくはずもな く、とくに将来のことも考えずに基本毎日ぷらぷらしてたんです。夢中でガチャガチャをやり過ぎちゃったり、CDジャケ買いして失敗したのが痛いとかで、 明日晩ご飯代がないみたいなことはありましたけど、そういう無目的若者でもなんとかやれる土壌があったというか、都市の遊びの部分に上手くハマってたんだと思いますけどね。

ただ21歳になるころ、インディブームからバンドブームみたいなものに変わっていって、僕らのバンドでやれることも飽和していたので、「人生」解散したんです。

当時はちょうどテレビ深夜放送が始まったぐらいのころで、よくバンドPVが流れてました。「人生」を辞めて僕はもうバンド活動はしないと思ってたから、それを見て、PV監督になりたいなぁと思ったんですね。それで知り合いが紹介してくれて、バイト四谷三丁目にある小さな映像制作会社に入ったんです。

そこは、地方CM企業宣伝用の映像とか、そんなにメジャーじゃないバンドPVを作ったりするような会社でした。20歳そこそこの小僧が見る世界としては、高価な機材とか目新しいものがいっぱいあるし、撮影現場で「本番!」みたい な感じがすごく面白かったですね。ただ会社が小規模なので、現場に付く下っ端が僕一人しかいないんですね。教えてくれる人もいないのに、現場はどんどん進んでいくわけですから、とにかくしんどかったです。辛くて泣きましたもん。夜中に帰って、当時一緒に住んでた彼女に「仕事が辛い」つって「うぇーん」って 泣いて、その45分後には「仕事行かなきゃ…」って言ってたりとかね。

そこで働き始めてしばらくしたら、卓球から連絡があって「こんど電気グルーヴっていうユニットを新しくやろうと思うんだけど、お前もやんない?」みたいなことを言ってきたんです。なんでまた俺を誘うのかなと思ったんだけど、「良いよ。でもこれは完全に趣味で、部活みたいにやっていこう」って言って、電気グルーヴ活動を始めたんです。

それで2回目か3回目のライブを見たソニーの人から声をかけられて、呼び出されて新宿寿司屋に行ったら「君たち、プロでやる気はないの?」って言われたんです。そりゃ、やりますよね。だって部活お金くれるんですから。とは言っても、条件は月給10万円。ザッツオール(笑)

ただこのとき、僕は、制作会社の人たちにはお世話になってるし、少人数の制作体制自分が抜けることの意味が分かってました。かといって二足のわらじはとうていムリですから、最終的には上司に「こういう話があって、すごく迷ってるんです」って切り出したんですね。そうしたら、「若いんだから絶対音楽の方に行った方が良いよ」って背中を押してくれて、それでデビューすることに決めたんです。僕個人としては「どうせこんなバンドポシャるだろうから(笑)、 まあ、3年ぐらいプロミュージシャン世界を見てきても、いま21歳だから24歳。まだいけんな」っていうのでデビューしたみたいな感じでした。だからプロになったっていう自覚あんまりなかったんですけどね。

すぐにレコーディングだってことで「マンチェスターニューヨーク、どっちがいい?」って言われたんです。「さすがソニー。金持ってんなぁ」みたいな感じでマンチェスターに行くことにしました。昔から好きだったニューウェーブとかギターポッ プみたいなものマンチェスターのやつが多かったですからね。向こうに2ヶ月ぐらい滞在してファーストアルバム作りました。当時「マッドチェスター」っ て言葉があって、マンチェスターが狂ってた時期の後半で面白かったですね。ライブを見たりクラブに行ったりすると、イギリス人にもゆるいやつとかメチャクチャなやつがいて、刺激はいっぱい受けましたね。まあ、こちらは21歳でなんも考えてないですからね。それはねぇ、そんなやつを自由にそういうところに行かせたら、やっぱり何色かにまりますよね(笑)

電気グルーヴふつうバンドと違って、主要な旋律はだいたい機械が出してくれるわけですよ。だから練習よりは、ライブの日のテンションの方が大事だったりするタイプバンドだったんです。僕は楽器をやるわけじゃなくて、たまにマイクを持ってがなったり、まあ歌ったり、歌を間違えたり、歌わなかったりとかもしますけど、ほとんどステージに出てフラフラしてるだけなんです。バンドって遊びの側面があるじゃないですか。僕の感覚としては、その遊びみたいなことをずっと続けてるのに近かったんですけどね。まあ客の盛り上がり加減を見ては「今日はもうちょっともっていけたのにな」って思うことはあったけど(笑)。だいたい、僕を見てるとは思ってなかったですもん。みんな卓球とかを見てて、たまに見られてる箸休め的な感覚でやってましたから。

2019-01-27

anond:20190127042317

とりあえず、だいたい俺と一緒。

自分31の時においつまって、死にそうになったので、そろそろ限界だと思う。

コンサータを貰って劇的に改善したので、何も考えずに治療してもらうのが良い。

今、41だけど、要領は数ミリしか良くなくなってないけど、タフネスになった。

ファミレスに行くのもだいぶ慣れた。

ADHDのパワーを信じて。それを毎日毎分毎秒ごとに軌道修正すれば、数ミリ良くなる。それまで我慢ではなく、自分を受け入れて。死ななきゃいい、何も無くてもいい。意味なんか要らない。だいたい失敗だけど、時々上手くいく。その積み重ねに疲れないように。

完璧な人とか有能な人であっても、多分それは努力だったり、素朴な積み重ねだったりするので、そういうところを完コピする気持ちで。あとは笑って生きよう。

テレ東深夜放送とかradikoとかマジおすすめ

色々とあるけど、多分分かるよね?大丈夫。俺が保証する。

2018-11-06

ゴブリンスレイヤーBPOに叩かれた件

ブコメではどうも「表現の自由VS規制側」,「」エロ同人漫画描写>ゴブスレ」と相対化して放送正当化する流れが強いけどもう一度よく考えてほしい

レイプを前提として構築された世界観ではレイプ必然性説得力がないし,明らかに男女の扱いに差が出ているのもこれを補完している。

端的に言えば紹介→ひき肉の2コマで終わる男に対し,

女は暴力骨折・欠損→全裸羞恥懇願強姦過去回想→現実心神喪失→死亡→巣での強姦→肉盾→救出その後と延々と陵辱の描写が続く。

酪農酒場と受付以外の職業斡旋がなければ「世界観の一部を」という文句無意味であり,

肉付きが良く化粧もする中流美女らが自ら進んで生死と貞操を賭ける理由が,

制作側のただレイプを描きたいという理由を全く回避できていない。

余談だがこの女性からゴブスレ界では人間女性にとっての冒険者一種の娯楽であり、貞操喪失ステータスとなっていることが伺える。

「徒に性欲を煽る」内容としても性器ピストン描写を省いただけで既存エロ同人漫画アニメに対して劣るモノでは決してない。

その意味では作者自ら苦言を呈したハガレン1よりも遥かに悪意であろう。

深夜放送といえど一般家庭で見れる地上波であり,さらニコニコといった幅広い年齢層が視聴するネット配信にも積極的だ。

これを持って「観たい人が観るゾーニング」ができていることにはならないだろう。元来選択できるTV放送におけるゾーニングもっと次元が高いものからだ。

原作AAであり,漫画もBGとYGと流通形態が限られてどちらも一定の「敷居の高さ」がある。ゆえに個人がこっそり楽しむ分には外野文句を言われる筋合いはない。

ゆえに性描写過激さも基準値が高くなっていることには合理性がある。

しかアニメにそのまま持ち込むのは意味が違う。視聴年齢が幅広くなれば必然的規制派に口実を与える確率も上がる。

ただでさえ東京五輪を前にキズナアイラノベの表紙問題で騒がれるこの微妙な時期に,放送する必要性が「エロじゃないと売れない」以外の理由があろうか。

「やりやがったw」とか「逃げてない」とか「フェミざまあ」と擁護する前にもう一度考えてほしい。恥ずかしいことは,恥ずかしいことだからこそ存在を許されていて愉しむことができる。

それを表に出した結果が,将来楽しめたはずの「恥ずかしい」ことがどれだけ奪われることになるか分からないのだ

2018-03-05

anond:20180303064407

当時中学生リアルタイム組です

深夜放送で人気爆発というのは個人的にはちょっと違和感があります。当時フィルムブックというのがアニメ放送の1ヶ月遅れくらいで刊行されていて、これは単にアニメ画像台詞をつけてアニメ漫画風の本なのですが、見逃し組やビデオ持ってない組がこぞって買っていてこれが本当に爆売れでした。初版完売で刊が進むにつれて入手しづらくなる感じです。やっぱりストーリーが難解でなんども見て理解しようとしたのと、ちょっとした解説があったのが大きかったと思います。当時のネットでも話題でしたし、ネット小説なんかもエヴァ二次小説なんかが先駆けに近いものかなと。

それから最終回炎上っぷりなどから深夜放送が始まって、そこからウォッチしてなかった人たちがチェックして…と連鎖的に社会現象になってった感じですかね。なので深夜放送流行っていたからやったというのが正しいと思いますよ。ただ中高年以上のアニメ見ない層に届くのは、劇場版からでしょうね。

anond:20180303064407

中学2年生、14歳当時にリアルタイムで見てたよ。

放送からあのGAINAXの新作が!みたいにアニメ専門誌で取り上げてた。

自分ナディアを見てなかったので、いまいちピンと来てなかったし、たいして期待もせず、ただ新作アニメから一応見ておくかくらいのテンションの低さで見始めて………あまりのすごさにブッとんだね。

ほかのアニメとは明らかに違うと感じた。

演出からストーリーからなにから、当時の他のアニメスレイヤーズとかガンダムWとかありましたな)とは根本的に異なっていて、頭ひとつふたつどころじゃない、飛び抜けたものを感じた。

こう感じたのは当然自分だけではなかった。

複数アニメ専門誌の盛り上がり方はすごかった。

エヴァエヴァエヴァの大特集

キャラクター人気投票を行えば、女性部門では綾波レイが常に圧倒的1位、碇シンジ男性部門1位。

全26話放送終了後は、みんな放心状態みたいになってた。エヴァ関連書籍が雨後のタケノコのように出版された。

一番初めに作られたエヴァ初号機フィギュアをわざわざアニメイトまで見に行ったのをよく覚えている。微妙に出来の悪いものだった。中3のときには箱根湯本駅まで聖地巡礼に行った。初めての劇場版は、事前に映画鑑賞券を購入すると特典としてオリジナルVHSビデオが付いてきた。特典目当てに映画館の周りに長蛇の列ができて、異様な光景だった。

初めてのセル画展は千葉で行われた。それももちろん見に行った。

とにかくみんなエヴァに夢中だった。

劇場版を見たら、ファンや観客を揶揄するようなシーンが多々あり、だんだんエヴァ熱が冷めていった。

そして劇場版Airで決定的に「ああ、これはもう無理だ、受け入れられない」と思って、私はエヴァから離脱した。

でも思春期の中であんな衝撃を受けてしまたからね、もはやエヴァ自分の中の一部になってしまっている。

いまでもテレビシリーズに限っては忘れられない(忘れようとしても忘れられない)。

何度繰り返し見たことか。何度絵コンテ集を眺めたことか。スキゾ・パラノという用語レゾンデートルという用語中学生にとってはとても深遠なものに感じられた。

今ではそれらの用語時代遅れ精神分析用語だと分かるけど、当時はそういった用語になにか真理が隠されているように思えた。

このまえ、AbemaTVで26話一気放送をやっていたので10数年ぶりにエヴァTV版を見たのだが、変わらぬ衝撃、変わらぬ面白さだった。ストーリーもさることながら演出アニメーションの動きが素晴らしくて鳥肌が立つ。

うそう、深夜の再放送といえば、たしかそれを見てナインティナイン岡村さんがエヴァにハマったんだよ。

当時、オールナイトニッポンナインティナインの回はよく聴いていたからよく覚えている。

自分語りが多くなってしまって話が支離滅裂になってしまったけど、自分から見たエヴァンゲリオンは、深夜放送のずっと前から放送途中から熱狂的に、狂信的にアニメファンからウケていた。こんなヘタな文章でごめんね。言いたいことが伝わっただろうか。

2017-10-04

太田にしては

まともなこと言っている。

太田光フジ謝罪違和感保毛尾田保毛男問題

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201710040000361.html

これについて、太田は3日深夜放送TBSラジオ爆笑問題カーボーイ」で、

「俺は違和感があってさ。ダメなのはしょうがないにしても、

クレームを受けてから謝るスピードがあまりにも早すぎちゃって、自分の頭通してねえだろって思った」と指摘した。

 太田は、今回の視聴者の苦情は「『なんで今ダメなのかってそれぞれ考えてくださいよ』って訴えだと思う」

と推察した上で、宮内社長謝罪について「『ちょっと時間ください』と言ってもいいと思うんだよ。『あれはもう1回、

よく考えます制作を含めて、バラエティーも報道も含めてよく考えます』と。

実はLGBTの人たちっていうのはそういう時間が欲しくてクレームを入れてるんじゃないかな」

と私見を述べた。

2017-10-03

[] #38-1「危ないアニメ

物事にはラインがある。

おっと、変なボケはやめてくれよ。

ガイドラインや、ボーダーラインかのことだ。

是非を判断する上では重要な線だな。

でも、その線をひくのは所詮人間

時には明確に可視化されず漠然としていて、統一されていないことも多い。

なのに、その状態恣意的に決められることも珍しくない。

じゃあ、もしも抽象的なテーマに対して、そんなことをしてしまったらどうなるか。

今回はそんな感じの話だ。


以前どこかで話したが、俺たちの町では『ヴァリアブルオリジナル』というアニメ流行っている。

深夜放送から人気に火がつき、ゴールデン放送するほどになった。

だが、必ずしも良いことばかりではなかった。

本作はバトルもありのシリアスもありの作品だったのだが、深夜放送のままの表現では難しいと上から判断されたのだ。

まり事実上リブート余儀なくされた。

例えば暴力表現はなくなり、容赦なく死んでいた登場人物たちも敵味方モブ含めて全く死ななくなった。

そのほか、登場人物達の言動もかなり抑え目なものとなり、ビジュアルもかなり変わっている。

あと国際色豊かになったらしい。

……異世界舞台であるファンタジーもので「国際色豊かになった」って言われてもピンとこないが。

それに元あるものをわざわざ変えてしまうというのも、別の意味冒涜的な気もするんだがそれはいいのだろうか。

第1シーズンからファンである友達は、放送当時かなり落胆したとボヤいていた。

そんなことをスタッフの一人である父に言ったら、「不自然修正を後で追加される位なら、文句絶対に言われないレベルにしてやろうとしていた」らしい。

まあ何はともあれ様々なもの配慮したアニメなんだなと俺は認識していたが、それでも問題が浮上しないというわけではなかった。


弟いわく、友達のシロクロが発端だという。

シロクロも『ヴァリオリ』に熱中しており、よく自分住まいごっこ遊びに興じていた。

こいつはお世辞にもごっこ遊びが似合うようなナリではなかったが、まあアニメをどう楽しむかにそんなことは関係ないよな。

そんなシロクロの様子を、同居人ガイドは訝しげに見ていた。

「くらえ、チョウナ・ブーメラン!」

「なんだシロクロ。その珍妙デザインブーメランは」

「『ヴァリオリ』に出てくるイセカっていうキャラ武器だ!」

「ああ、そういえばそんなアニメあったね」

手斧ブーメランハイブリッド性能を持っているんだ!」

何だかすごく危なそうだけど」

安心しろイミテーションだ!」

「あー……シロクロ? 居候の身であるボクが偉そうなことはあまり言いたくないんだけど、イミテーションからって人に向かって投げるのは自重してくれよ。特にボクには」

大丈夫責任は俺が取る!」

「そういう話をしているんじゃない」

「どういう話をしているのか分からないが、まあ分かったよ。じゃあ、ウロナの武器で遊ぶ!」

「ウロナってのも『ヴァリオリ』のキャラ?……って、それ弓じゃないか!」

「ただの弓じゃないぞ。こうやって足で固定できるんだ。すると両手で弦を引ける。すごい勢いで放てるってわけだ!」

「おい、だからボクに向けるな!」

「矢尻は吸盤だぞ?」

「だから、そういう話をしているんじゃない!」

「どういう話だよ」

まあ、子供(?)の微笑ましい風景だ。

だが、この状況を微笑ましいと感じない人間が出てくる。

彼らにとって、クレームを言うのには十分な理由だった。

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2016-11-06

いまテレビを観ていてマジでムカついてる。とにかく怒りがおさまら

いま日曜日の22:25。テレビ報道番組新宿アート作品火事になって子供が亡くなった事故放送してた。

それに信じられない映像が流れてた。その場に居合わせた人が撮影したと思われるスマホ動画

ちょうど消火したタイミング映像で、子供がその作品の下に倒れていたんだろう。モザイクがかかっていた。

男性数人が作品を持ち上げて、せーので動かす。作品が後方に倒れて覆われていた子供の上が開けた。

そこに父親らしき人物がしゃがみこんでいるのがモザイク越しに想像できる。泣き喚きながら「救急車をお願いします!救急車をお願いします!」と同じ言葉を何度も繰り返す。

これを観ていてテレビ局のやつらはマジで頭がおかしいんじゃないかと思った。いや、確実に頭がおかしいんだろう。あれはダメだ。

あん映像を全国に流してなんになる。誰のためになる。誰が得するんだ。

父親家族気持ちを考えると涙が止まらない。亡くなった子供の恐怖を考えると胸が締め付けられる。

他人の子供の死を目の前にして、誰かにこんなにムカつくことなんてそうそうないぞ。なんなんだあれは。

映像としては衝撃的だったよ。それりゃそうだよ。でもな、あの動画を流すのはナシだろ。何考えてんだ。

あれを観ておれは何を考えればいい?「あらぁ、可哀想ねぇ」か?「イベント管理してる奴は誰だ!」と責めるのか?

注意喚起社会的な影響?事故の重大性?管理責任自己責任

オマエらはなんかしら理由を付けて正当化するんだろう。そもそも批判がきても反応すらしないだろう。

いまおれがここでイライラしてた気持ちをどんだけぶつけても影響なんて一切ないのはわかっている。

おれはテレビをよく見てるよ。バラエティからドキュメンタリースポーツ深夜放送旅行番組NHK民放もどれも嫌いではない。

からおれは今まで「マスゴミ」なんて言葉、使ったことはなかった。リアルでもネットでも。おれの頭の中ではその言葉はしっくりきてなかった。

だが今日からは言わせてもらう。今日初めて「マスゴミ」という言葉がおれの中でしっくりきた。納得した。もうダメだ。

あの映像がうっかり家族の目に入ってしまったときのことを考えると耐えられん。家族だけじゃなくて親戚、学校友達、近所の人。関係者はたくさんいるんだよ。

それに「今」だけじゃなく、数年後、数十年後も。テレビは1週間流して終わりかもしれないが、あの家族にはこれから人生がまだまだあるんだ。

思い出すのも辛いだろうに。

ほんとうにイライラする。ムカつく。なんだんだよ。マジでクソすぎるだろ。

2016-09-09

産経新聞は死んだに等しい。

このところ世論右傾化しているからか、ちやほやされて調子に乗る産経新聞だがまさかこれ程までの大ポカをしでかすとは思わなかった。

http://www.sankei.com/smp/west/news/160908/wst1609080058-s1.html

産経新聞記者原告側の市民の会見を、被告である大津市に無断で提供したと言う。一体、どこの世界に、取材内容を、取材対象対立する陣営横流しするマスメディアがあるのかと思ったが前例が無いわけではない。もうかれこれ二十年以上前の話になる。

TBSビデオ問題1989年オウム真理教信者奪回に力を注いでいた坂本堤弁護士の元にTBSインタビューを行った。それを嗅ぎ付けた当時のオウム幹部TBS脅迫し、屈したTBS坂本弁護士インタビュー映像幹部に見せてしまい結果として坂本弁護士一家殺害事件に繋がってしまった問題である

これもすぐには発覚せず、表沙汰になったのは地下鉄サリン事件逮捕された幹部からようやく証言されたのである。当初TBS上層部はしらを切るつもりだったらしいが幹部映像を見ながら書いたメモ、いわゆる「早川メモ」が決め手となり一転TBS謝罪。結果ワイドショーは軒並み打ち切り深夜放送はしばし休止され対には当時ニュース23キャスターだった筑紫哲也をして「TBS今日、死んだに等しいと思います」と言わしめた。いわば「電波公開処刑」にまで発展してしまったのである

先の筑紫言葉を借りて言うならば、「産経新聞は死んだに等しい」程の不祥事である。今回の相手たまたま行政と言う話の通じる相手からまだ良かったものの、これがそれこそ、オウムのような頭のおかしな連中なら犠牲者が出てもおかしくない状況である

産経新聞蓮舫二重国籍問題に躍起になっているがこの問題ははっきり言って蓮舫よりも悪質だ。国の司法理念を揺るがしかねない不祥事なのだが、保守派新聞としてどこまで真剣に考えているのだろう。

2010-10-31

さだまさしのトークがイラつくのは

深夜放送のしゃべりのままだからなんだな

会話しろよ

2010-01-16

女の子ひろった  追記あり

 夜の海岸線を走る国道女の子をひろった。

 ビニール傘をさして雨の中をとぼとぼと歩く姿が、ヘッドライトの中で片手を大きく上げるので速度を落としたが、女性であることに気づいて、クラクションを鳴らして通り過ぎる。

 大の男が女性ヒッチハイカーをひろうわけにはいかないわけだし、旅の途中でもあるわけだし、だいいち予定をずいぶん超過しているわけだし。ちらりとデジタル時計を見ると、九時をだいぶ回っている。周囲にヘッドライトは見えない。しかたなく路肩に車を停め、僕は傘をさして反対方向へ走り出す。

大丈夫ですか? あいにく男なんです、それに」

 駆けより弁解しようとして、言葉が途切れる。ヒッチハイカーの二十歳前後女性は小柄で、その細い肩を小刻みに震わせていた。

大丈夫?」

 顔色をのぞきこむと彼女くちびるがかすかに動く。さむい。

 歩ける? じゃあ、車まで、距離あるけれど。縦に首を振る。それでとぼとぼとついてくるのを振り返りながら車まで歩き、助手席に座らせてヒーターを全開にした。

「この道、ぜんぜん車とおらないですよね、国道なのに」

 できるだけ声をあかるくして後部座席からバスタオルを出して、渡す。沈黙を消すためにラジオをつけると、朝のドラマのあかるいポップソングが流れだす。ポットにホットコーヒーの残りがあったのを思いだして、それを注ぐと白い湯気がのぼり、カップを渡すとふるえる手がそれを受けとる。車内灯をつけて地図を広げる。

「どこまでですか? 駅まで送りますよ。ここから歩くとずいぶんありそうですし」

大阪。いきますか、大阪?」

 宮城に入ってからずいぶん走った気はしていたが、さすがにぎょっとしてコーヒーをすする彼女の顔をみつめる。ふしぎそうな視線がこちらをちらと見る。

「あ、ええ、大阪も回るつもりですが、ずいぶん先ですよ?」

「友達がいるんです」

 ああ、家出かと得心がいき、何も荷物も持たずに海岸線を歩いていた理由がわかったような気がした。大学生ならばまだ夏休みも少しは残っているし、家を飛びだして高校時代の親友の家に転がりこむなんて算段もするだろうし、お金がないからヒッチハイクなんてことも考えるかもしれない。それでもこんなオフシーズン大阪行きの車などめったになく、それで車を乗り継ぐうちに時間切れのように雨降るひとけのない国道に取り残されたのではないか、そんなことを思う。

「どうも」

 カップが差し出されて、ポットをしまい、思いだしたように車を出す。

「とりあえず、今日仙台まで行く予定だったんです。だからどのみちそこまでは行きましょう。大阪はどうするかはともかく」

地図見ます」

 それでふたりで納得して、ヘッドライトが照らす濡れたアスファルトを見つめながら、静かなラジオに身を任せる。夜のニュースが始まり、あいかわらず政治の話題が伝えられる。それを片耳で聞きながら、ハンドルを指先で叩く。久しぶりの信号で停車すると彼女が訊いた。

「行くんですよね、大阪?」

 ちらと見るとタオルで濡れた腕をぬぐっている。青信号にあわててアクセルを踏み、それから思いだしたように言葉を繰り返す。

「ええ、ですが、大阪に着くのはずいぶん先ですよ?」

 彼女は小首を傾げるがそれも無理はなかった。

 僕は今、ながいながい旅の途中でそれは生まれてはじめてする長い旅行。先月やめた仕事で貯めたお金をはたききって、日本中をまわろうと思っていた。小さな軽と二ヶ月はふらふらできる貯金、あとは地図だけあればなんとかなるというそんな旅。そんな自分勝手ができるのはおそらくこれが一生に一度で、この旅が終われば、山形実家の酒屋を継ぐ。やっと都会のやくざ仕事から足を洗って帰ってきた息子の計画を両親は二つ返事で了承し、思う存分遊んでこいなどと、背中まで叩いて送り出した。

「どれぐらい先ですか?」

「さあ、計画決まってないんです。ふらふらしているだけで」

「じゃあ、大阪へ向かってくれないんですか?」

「え? あ、まあ」

 いいにくそうにしていると赤信号彼女と視線が合う。びっくりするほどきれいなまなざしが向かってくる。それで正直に言うことにした。

岬めぐり、してるんです。全国のあちこちの岬をめぐって写真を撮ろうと思っているんです。だから、大阪にはいつ着くかなんてわからないんです」

 彼女はきょとんとしていたが、おかしそうに笑う。

「楽しそうですね、岬めぐり。ちょっとベタだけど」

「こういうのはベタなほうがいいんです。あんまり考え込んでも面白いことなんてないんです。考えるより車を走らせた方がいい。面白そうな岬をめぐってみたほうが、ちっぽけな自分がわかるんです。考えている時間もったいない。走っている間にいくらでも考える事なんてできるんです。それに岬めぐりは、日本人青春伝統みたいなところがあるし」

「そうなんですか?」

 え、まあ、とつぶやきそれから彼女は知らないのだと気づく。

「歌があるんですよ、有名なフォークソングで、岬めぐりって歌が」

 僕はそう言って、覚えてきたその歌をうたい始める。父のカセットテープで何度も聴いた曲。子供の頃のドライブの定番で、それはとても懐かしく、自分人生を振り返っている心地になる。へたくそな歌を遠慮がちにくちずさむ。指でリズムを刻むと、やけっぱちの冒険心が刺激される。

失恋の歌ですね」

 えっと彼女を見て、ああとあわてていう。

失恋旅行している訳じゃないんですよ?」

 小首を傾げるので、少し迷って話す。

仕事やめたんです、東京の。それで実家の酒屋を継ぐんです、山形の」

 わかったのかわからないのか、へぇ彼女は呟いたがそれでも地図には目を落とし、だいぶ増えてきた街灯の明かりにそれをかざす。ここ、右です。それでだいぶ仙台市内に入ってきたことに気づく。ラジオ深夜放送になっていて、誰かの語りがイタリアの今についてしきりに話していた。彼女はもうタオルで拭くのをやめていて、少し暑い気がしたのでヒーターを弱める。海岸線をまわる旅だったからか仙台きらきらした人工の宝石のように見え、だいぶ安堵感が戻ってきて、気安く彼女に言う。

「どこかに泊まってください。お代は出すので。僕は車に泊まりますから。大阪の話は明日しましょう。どちらにしても今日は無理です」

「え? ああ」

 困ったように迷い込む彼女を眺めながら、考え込む。

(なんなんだろうなあ……、この子は……。得体が知れないというか、自分以外の世界がまったく見えてないというか。こっちがまったく見えていないような気さえする)

 まあ、でもそれは今日限りの事で、きっと彼女仙台で都合をつけて、高速を走る大阪行きの車にヒッチハイクするのだろうと、そう思ってまあこれぐらいはよいかと思う。

「でも、これ、あなたが泊まるためのお金ですよね?」

「ん……、まあ、僕も泊まってもいいのだけど、そうすると見知らぬ男と部屋は別でも同じ屋根の下っていやですよね? だったら節約した方がいいじゃないですか?」

 正直に言えば車中泊はもう慣れていたし、無理におなじところに泊まるほうが心理的な圧迫感が大きかった。なので、僕の提案は僕にとっての最善であり、これは僕の都合でそれが好ましいのであり、彼女に対して何かをしているわけではなかった。

 それでも彼女はしぶしぶシティーホテルに部屋を取り、僕はその駐車場で眠った。

 朝のラジオが鳴り、リンドバーグの歌で午前八時がやってくる。

 僕は駐車場でのびをして、体をひねってみて、コンビニででかいヨーグルトを調達してスプーンでそれをすくう。ラジオ健康体操の話で、ダッシュボード地図を眺めながら、それを聞く。何か正直仙台まで来てしまったことが、まずい気さえしてきてしまう。もうちょっと前によい岬があったのではと。ノートPCを立ち上げて、あれこれと調べはじめる。昨日撮ったデジカメ画像を移しながら、ヨーグルト片手にそれをチェックしていく。この朝の作業はあんがい楽しいコンコンと窓ガラスが鳴る。視線を上げると彼女が笑っていて、窓を下げた。

大阪までお願いします」

 どういうつもりだろうと思ってしまう。

「あなた、とても優しい人だし、それにとても善良だから」

半月ぐらいかかるかもしれませんよ?」

 彼女はにっこりと笑った。

 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 ・すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

 ・ふたつ恋した

 http://anond.hatelabo.jp/20100204210025

2008-10-08

F1シンガポールGPに思う。

と言っても、シンガポールGPがあったのはすでに先月の話であるし、だいたい当のGP自体見ていない。

かつてファンだったものの戯れ言。

セナプロストらを輩出した黄金時代から十数年、F1マシンには安全確保のために数々の規制が課されてきた。

1000馬力を遙かに超えるターボエンジンは廃止された。

まるで地面に吸い付いたようなアクティブサスも廃止された。

機能美すら感じさせる繊細にのばされたサスアームは縮こめられた。

レーススペシャルを象徴する真っ黒なタイヤには溝が掘られた。(これは戻されるかもしれない)

モータースポーツモータースポーツたる所以のエンジン、その開発が禁止された。

たしかに安全性は大切だ。

黄金時代を代表するセナ自身が、レース中の事故で逝ってしまった。

だが、世界最高峰を誇り、最速を追求するF1が、どんどん小さくつまらなくなっていないか。

そう思っていた。

いつしか、深夜放送リアルタイムで見ることもなくなり、翌日のレース結果を見ることすらなくなっていた。

そんなある日、こんなニュースを見かけた。

F1 シンガポールGP 開催決定‐市街地で初の夜間レース

数々の規制は安全性を高めるためじゃなかったのか。

マシンは速くなりすぎないように数々の規制をかけたし、路面が荒れてて、狭くて、視界が悪いコースなら、差が付かなくてレースが盛り上がるんじゃないか。

そうそろばんをはじいたように思えてならない。

もし、あえて性能向上に蓋をせずに、最速を追求していたら、今頃どんなマシンが生まれていただろうか。

もちろん安全性は保たれなければならない。

その地上最速のマシンには、F1サーカスは狭すぎるのかもしれない。

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