はてなキーワード: 箱根湯本駅とは
放送前からあのGAINAXの新作が!みたいにアニメ専門誌で取り上げてた。
自分はナディアを見てなかったので、いまいちピンと来てなかったし、たいして期待もせず、ただ新作アニメだから一応見ておくかくらいのテンションの低さで見始めて………あまりのすごさにブッとんだね。
演出からストーリーからなにから、当時の他のアニメ(スレイヤーズとかガンダムWとかありましたな)とは根本的に異なっていて、頭ひとつふたつどころじゃない、飛び抜けたものを感じた。
こう感じたのは当然自分だけではなかった。
キャラクター人気投票を行えば、女性部門では綾波レイが常に圧倒的1位、碇シンジが男性部門1位。
全26話放送終了後は、みんな放心状態みたいになってた。エヴァ関連書籍が雨後のタケノコのように出版された。
一番初めに作られたエヴァ初号機のフィギュアをわざわざアニメイトまで見に行ったのをよく覚えている。微妙に出来の悪いものだった。中3のときには箱根湯本駅まで聖地巡礼に行った。初めての劇場版は、事前に映画鑑賞券を購入すると特典としてオリジナルVHSビデオが付いてきた。特典目当てに映画館の周りに長蛇の列ができて、異様な光景だった。
初めてのセル画展は千葉で行われた。それももちろん見に行った。
とにかくみんなエヴァに夢中だった。
劇場版を見たら、ファンや観客を揶揄するようなシーンが多々あり、だんだんエヴァ熱が冷めていった。
そして劇場版Airで決定的に「ああ、これはもう無理だ、受け入れられない」と思って、私はエヴァから離脱した。
でも思春期の中であんな衝撃を受けてしまったからね、もはやエヴァは自分の中の一部になってしまっている。
いまでもテレビシリーズに限っては忘れられない(忘れようとしても忘れられない)。
何度繰り返し見たことか。何度絵コンテ集を眺めたことか。スキゾ・パラノという用語やレゾンデートルという用語も中学生にとってはとても深遠なものに感じられた。
今ではそれらの用語は時代遅れの精神分析用語だと分かるけど、当時はそういった用語になにか真理が隠されているように思えた。
このまえ、AbemaTVで26話一気放送をやっていたので10数年ぶりにエヴァTV版を見たのだが、変わらぬ衝撃、変わらぬ面白さだった。ストーリーもさることながら演出やアニメーションの動きが素晴らしくて鳥肌が立つ。
そうそう、深夜の再放送といえば、たしかそれを見てナインティナインの岡村さんがエヴァにハマったんだよ。
当時、オールナイトニッポンでナインティナインの回はよく聴いていたからよく覚えている。
自分語りが多くなってしまって話が支離滅裂になってしまったけど、自分から見たエヴァンゲリオンは、深夜放送のずっと前から、放送途中から熱狂的に、狂信的にアニメファンからウケていた。こんなヘタな文章でごめんね。言いたいことが伝わっただろうか。