はてなキーワード: 仲間意識とは
初めに言っておくが、そんなもん笑って流せよ、となるような内容ばかりになると思うし、身バレが怖いので適度に嘘を混ぜながら話そうと思う。
タイトルの通り、僕は今年の春から専門学校卒でとある会社に就職した。同期は5人。自分含む2人は専門ないし短期大学卒、残り3人は四年生大学卒で入社した。年齢差はあるがフレンドリーな人ばかりで、入社1ヶ月で割と仲良くなったつもりだった。
ただ1人を除いて。
口調がオタク(それは僕もそうだが)。ただオタクなだけならいいのだが、まるで中学生の時から成長していないのか?というほどである。四年生大学卒ということなので、少なくとも2歳は年上なのだが。
上司に冗談言われた時に「は?」と言ったり嫌なことがあった時に○すぞと言ったりする。会社全体がフランクで喋りやすい、仲間意識の強い職場ではある。だがそれにしても入社1ヶ月でそんな言い方できるか?というほどだ。
最近、同期全員で揃う機会があり、給料の話をした。うちの会社、マジで給料低いよな〜、みたいな愚痴っぽい話だ。僕と同じ2年制の学校を卒業した同期は、「しかも俺らはさらに給料低いからな」と笑って言った。僕もそうだよな、なんて言いながら笑いながら、学歴コンプレックスのようなものと自分で決めたことだからしょうがない、という気持ちでいっぱいになっていた。お互いそれを表に出すことはないのだが、同い年の同期もきっと同じようなことを思っていただろう。
その時に例の彼はなんとこう言った。
「たかが一万円じゃん」
たかが!?!?!?!?!?!?そんなわけなくね!?!?!?!?!?!?!?!?!?
先述したように、僕は専門を卒業してから就職したことにコンプレックスを抱きつつも自分で決意したことなのできちんと背負おうと思っていた。給料が低いのもわかっているが、これで生きていこうと思ったのだ。でもこいつは違う。そもそも貯金があって心にも余裕があるのだろうが、それにしてもこんな言い方あるか?
話は少し変わるが、僕は昔から人間関係をとにかく円満に進めたいと思うあまり、八方美人になりすぎてしまうところがある。その同期に対してもヘラヘラとして、普通に友人のように接してしまっていた。それが間違いだった。僕は手遅れだったけど、苦手かも?と思った時点でバレない程度に距離を置け(ちなみに他の同期は少しずつ距離を置いていた。気付くのが遅かった)。
高校生の頃にADHDの存在を知って「あっ、これ自分じゃん」と思った。
それからはなんとなく周りの人間を「ADHDかそれ以外か」で見るようになり、ADHDの人には仲間意識を持つようになった。
大人になるにつれ、ADHDの症状は社会生活に強く支障を来たすようになり、通院を始めた。
それでも、学生時代の友人やネット上に居るADHDの人たちを見て「でもあの人たちは頑張れてるし」「ちゃんと仕事もできてるし」「結婚してる人だって居るし」と考え「だから自分も大丈夫!ADHDはただの特性!」と思いながらストラテラを飲み続けた。
自身の根本的な問題が"ADHDでは無い"と気が付いたのは初通院から約8年経過したあとで、引っ越しの都合により転院した先で「双極性障害」と診断された。
ADHDの二次障害としてよくある障害らしく、思い当たる症状はいくらでもあった。
そう診断されてから「ADHD仲間だと思っていた人たち」と自分とでは、状態が全く違うことに気が付き、心の支えが崩れていった。
今まで縋ってきた"同じ属性の成功者"という希望は手の届かない幻想で、その人たちは自分とは全然違う属性だった。
結局、社会復帰は出来ず、今は無職の引きこもりで、障害年金と生活保護を受給し、一人暮らしをしている。
ADHDの人を見ると「でもこの人はADHDだけなんだよな」と思うようになり、双極性障害の人たちに仲間意識を持つことは無かった。
自分が読んで思ったスゲー勝手な妄想だけど、増田は学校みたいなイメージ持ってるよね。会社に。
前職のせいか知らんけど。違和感を感じてる時点で、元々の増田の考えもそっちよりな気もするが。
会社の人がプライベートなことを話さないことに違和感を感じてるようだけど、いう通りそれって一般的な社会人の対応だよ。
たしかに会社によっては、プライベートな話をあけすけに話す会社もあるけどね。
増田はコミュニケーションとしてプライベートな話を開示してくれないと仲間意識もてないタイプなんじゃないかな。
あと、増田が相手をこういう人間だって勝手にイメージしておいて、自分のイメージから外れたから「違和感を感じた」って言ってるのかなり失礼では。
件の講師はこの言葉を笑いながら何度も繰り返し、受講生からも笑い声が上がったという。
なぜこの言葉が面白く響いたのか?どのようにすればこの言葉を面白がれるのか?
俺は講師も受講生も知らないから、結局は俺自身がどう面白がれるかという話になるのだが。
根っこにあるのは他者を蹂躙したいという欲望じゃないだろうか。
子供のころに草むらで捕まえてきたカエルの腕をちょん切って遊んだ覚えがある。痙攣するカエルを見て友人と笑いあった。ノーリスクで他者を破壊するのはシンプルに楽しい。もちろん友人の腕をちょん切ったりはしない。自分の腕をちょん切らせもしない。それは面白くない。「生娘」を同じ人間として見ていないから面白がれる。
一人でちょん切っても面白くなかっただろう。一個の生命を残酷にもてあそんでいるという立場を仲間と共有するのが楽しかった。
ひとりの人間をクスリ漬けにして食い物にするという行為は、言葉の上だけの話とはいえカエルを惨殺するよりもずっと陰惨で、だからその陰惨さを一緒に楽しめる俺達は仲間だよね?さあ声を上げて笑おう。そしてこの集団にコミットするんだ。
そういうことじゃなかったのだろうか。
シャブ漬けほど下品じゃなくても、似たようなジメジメした仄暗いなにかを共有させて仲間意識を育むという手管は何度か見たことがある。
急に吐き気がしてきたのでここで終わり。
びっくりするほど痛い。
間違いなく痛いと言っていい。
断言できる、痛い。
パシっと小気味よい音で肌に当たるが、これは全然痛くない。
OK、余裕余裕。
なんて思ってると第二波がくる。
これがマジで痛い。
驚きの痛さ。
第一波で結構平気かも、いけるいける〜なんて呑気に寝そべってたらジワジワジワッとクソ痛いのがやってきて
と大混乱に陥る。
全身冷や汗でびっしょびしょになる。
おそらくレーザーから出た熱が毛根に伝わるまでちょっと時間がかかるんだろう。
皮膚の下にゆっくりと雷が走る、皮膚に熱が伝わる速度を感じる。
もう、必死に深い呼吸を繰り返して痛みを逃すしか今自分にできることはない。
心頭滅却すれば、っていうじゃん。
呼吸をコントロールできれば痛みも乗り越えられるはずだ。
って思うじゃん。
嘘です。
無理。
とにかく痛え。
アホかってぐらい痛え。
今まさに檻から放たれて人間に襲い掛からんとするモンスターのようにフーフーシュコーシュコー呼吸をしても痛えもんはクソ痛え。
でも絶妙なのがギリギリ我慢できるレベルの痛みなの。クッソ痛いけど。
心の中では大暴れだけども。
タンパク質に火が通るのってこんな感じなのかしら、昨日焼いた豚肉の気持ちはどんなだろうと思いを馳せたり。
こんなに痛くても火傷にならないならガチ火傷はどれほどだろうかと奥歯を噛み締めながら想像したり。
なんでこんな高い金払って股間の痛みのP波とS波に耐えなきゃいけないんだろう。
オマタツルツルの民はみんなこの痛みに耐えたのかな?俺たちは仲間だぜ!!って勝手に仲間意識芽生えたし。
こんなこと語れる友達もいないからはてな匿名にぶつけるしかねえし。
孤独ってつら。
でもやる。
将来介護受ける時に介護士さんとかに少し好かれたいという欲望がある。
清潔でいいですねえ、お世話しやすいですって褒められたいんだ。
もうその頃には介護ロボットとか流通してて無感情に世話してくれるようになってるのかもしれないけどさ。
そうなってたとしてもやっぱり毛はない方がやりやすいんじゃないかなあ。
あそこの毛が原因で故障とかメンテ大変とかになっても恥ずかしいし。
とにかく、頑張るよ、私。オマタツルツルの民になる。決めたんだ。
ところで世の中にはVIO脱毛が全く痛くない女もいるらしいな。
知らねえそんな女、嫌いだ。
(3/31追記 進捗を書きました https://anond.hatelabo.jp/20220331171821)
https://anond.hatelabo.jp/20220317162935
「痴漢について思うこと徒然吐き出しながら整理したい」の投稿をした増田です。
たくさんの方の目に触れて驚いています。読んで下さって有難うございました。
夜になってみたらはてなのトップページに自分の増田があったから…何が起きたのかと思った……。
励ましてくれた方、有難うございます。厳しいメッセージももちろん読んでいます。
できる自衛はするのですが、そのときにふと虚しくて仕方がなくなるときがあります。
「痴漢を対策してる」という事実そのものが「痴漢で傷ついた」ということの補強のように感じられることがあって、対策するたびに被害に遭ったときの辛さを思い出して新鮮に傷つくと言うか。
「傷ついていた」なんてやっぱり本当は認めたくないんですよ。しんどいもん。
・さっきはいろいろ言われてヘコんで、被害者ヅラすぎる言い方をしてしまった部分もあったかもしれないので、落ち着いた今もう少しニュートラルに話したい
・「お前はどんな対策してんだよ」の内訳
そんな感じです。つらつら書きます。
とても長いから気になる項目だけ流し見するくらいでいいと思います。
長いよ整理できてないよって言うのはわかってるから言わないでくれ。発散として書かせて欲しい。
・ガンは飛ばすし場合によっては舌打ちもする
・ちなみに私服はゴリゴリに派手というか強め。金髪経験もある。
ただ、着替えるにしても私服が派手だとなにか言われる社風で…この時点でどうなのもあるけど……
セーターの色で社内で揉めて干されたことがあるから、派手な格好を避けて通勤したいって思ってる。
黒いマスクは知らなかった。会社で嫌な顔されたけど車内だけでも再開しようかな、教えてくれた方有難う。
・電車に乗る際、極力女性の近くに寄ったり、身体の向きに配慮している。お互いに嫌な思いをしないようにしたいし。
今日に関しては、昨日の地震のせいかダイヤの乱れがあり、いつもに増して混んでいたので車両を選ぶ余裕がなかった。来たものに乗らないと、と思った。
例えば。
1号車にしか他の路線の乗り換えに繋がっている階段がないのに、女性専用車両は最後尾車両にしかない。
移動しようにもその間上下線ともひっきりなしにくるし、他の路線からの乗り入れで階段周りは常にごった返している。
また、自分がその路線に乗り込むときに使う乗換駅の階段を使うと1号車が最寄りの車両になる。
というわけで、最後尾車両に向かうごった返しホーム移動を乗降時2回することになって、毎日毎回は時間も体力もキツい。
実はいまも時差出勤使ってるんだ。
休職するきっかけになった痴漢のときの時間帯の電車に乗るとパニックが起こるようになったから。
でも会社には、そもそも時差出勤制度はコロナ対策で一時的にできたもので、そんな理由で使うのはどうかと言われたこともあった。
いや、許可出したのあんたたちやろと思ったけど。っていうかその言い草も謎だけど。
休職と同時に、パニックの症状と不眠とうつが出た。今は折り合いつけて生活してる。
もう平たく言えば朝弱いメンヘラってくくり。
なんなら復職のときに時短も検討した。現在、体力と気力が戻ってるのか自分ではもう判断できない。
昔、パニック発作がひどかったときは時間に余裕を持って行動するようにしてたけど、いまはそれができない、動けない。
だから、どんな理由にせ早く行動するという対策をとっているひとは全員偉いし、そういう方々の努力には及ばないです。本当に偉い。
そんな状態で被害を訴えるのは「対策しきってない」と言われても仕方がないんだけど……でも自分ばかり責められなくちゃだめなの?という気持ちが爆発して書いたのが先の増田というところもあります。
そうだよお前の甘えだよっていう意見もちゃんとあって、ですよね、という気持ちにもなりました。
都内。配属先50人以下の中小。他の女性社員は10-20くらい年上の方が片手人数以下。
まあそんなところから業種は察してって感じです。リモート?ないよ
本社は社風変えようとかしてるけど、その風はうちにはは吹いていません。
良くも悪くも「一昔前の悪意ないおじちゃんたち」。
あとは男性寮が徒歩圏内にあって、上司は電車通勤したことなかったりする。
なんか…叱る前に私の乗ってる電車の混雑状況とかちょっと見て欲しいなって思っちゃうんだよね……はい甘え!わかってるって!
正直「こいつ痴漢とか嘘なんじゃね?」とか「示談金目当てなんじゃね?」とか、いっそ虚言とか思われてる気がしてる。
それがすごい辛いけど、自意識過剰なだけかもしれないし、お互い建前があるから言わないし聞けない感じ。
最初は不可抗力だからと出社扱いにしてくれたこともあって、いい会社だなって思ったんだけど……だから本当に全く悪いところばかりではないんだ。
でもそういえば女性陣含め、直属の上司以外に「痴漢」って申告したことないんだよね。
通勤時間帯だし察しって感じではあると思うけど、え、なんで共有されてんの?やだもうこういうとこなんだよ弊社さあ
理解が薄いとは思うけど、理解を求めるという行為をしていいのかというのはよくわからない。この部下面倒くせえって思いが強まるだけでは。
まず、示談は加害者側が弁護士を通じて持ちかけてくるものです。そして言うほど持ちかけられるものでもないなという感じ。
持ちかけかられて初めて補填するかどうかを選ぶことができるけれど、前の増田には示談を受けたとはあえて書かなかった。
また、相手に罰金刑がついたとしてもそこから被害者の懐に入るお金は1円もありません。民事裁判を別途行う必要があります。
被害者が示談を受けるとき、示談書というものを弁護士を通じて取り交わす。
その条件の中で刑事罰が軽くするような一文を入れる(ゆえに加害者側には示談するメリットがある)のだけれど、
その中には「被害届を取り下げてくれ(=刑事罰には一切問わない)」なんていうのが条件のものもある。
示談を受けずに少しでも長く刑務所にいてもらうほうがいいのではないかとか都度悩む。
とはいえ受けたこともある。それはそれで犯罪に助長してしまったのではないかと悩んで全然すっきりしない。
被害に遭って不快だったこととは別に、こういう気持ちを抱える羽目になる。
これ、私も休職したとき調べました。結果から言うと非常に難しい上に前例がないとのことでした。
逃げるときに突き飛ばされて怪我とかしてたら通勤災害らしいけど、メンタルやられたっていうのは因果関係の証明が難しいらしい。まあ…パワハラやいじめでも大変だもんね……。
具体的には周りにこちらに腕を伸ばせる距離・身体の向きのひと(女性含む)を探して、次に手が胸より上にあるかを確認する。
それくらいの時点で「大体このひとだろうな」「いま視野にいないひとだな」がわかるし、後者のときは諦める。身体を反転させる余裕はないから確認できない。
次に、怪しいと思ったひとの手や腕を見る。
それが自分の身体に触れてるところが確認できたらばっちりなんだけど、満員電車でそれはまず無理だから、肘から上や肩が動いていないかを目視する。
今日は周囲にいたひとの配置7人分くらい提出した。降りてすぐ、警察来る前に図をメモした。哀しい場数ですね。
で、それくらいの時間経ってまだ止まなかったらもう完全に故意だなって確信が持てるので手を掴みにいく。
距離的に難しかったら引っ掻くことを心掛ける。相手の手に線が残ればいいし、爪の間のDNA鑑定してもらえる。
とはいえ自分の手も上に上げてるから掴みに行けなくて諦めることもあるし、掴んだ手を引き抜かれて諦めることもある。
この時間ここで、と言えると後々便利。やっていた位置ゲーのログが役立ったこともあった。
監視カメラ?ついてる車両のこともあるけど「映像確認しますね」って直接言われたことは一度もないよ。
実際にしてることもあるんだろうけど。警察・検察の方いつもお疲れさまです、有難う。
そんな位置触れるわけないだろ!の理由、他のひとの身体があるとか鞄がひっかかって手を上げられないとか。
冤罪も被害のうちだと思うから、何かの参考になれるんじゃないかな……。
そうもいかない。
その後検察から取り調べが再度ある可能性があるので、供述を全部覚えておく必要があります。
そういった情報を警察官が教えてくれるかどうかは五分五分。検察から連絡が来るかどうかも五分五分。
場合によっては裁判で証言しないといけないし、嫌なことを反復記憶で定着させる必要がある。
どんな犯罪でもそうだけど磨耗するよね。
トラウマ的に覚えているのは、ふたつある。
まずは電車A車内で痴漢に遭い、乗換駅で降りたら次はその乗換中のホームで密着、エスカレーターなどでも引き続き痴漢に遭い、当然乗換え先電車Bでも止まらなかったこと。
とにかく混乱した。慌てて最寄りで降りたけど、降りてからこのままストーキングされるのではないかと思って怖かった。しばらくホームにいた。
次は、捕まえて駅員に引き渡した後の男性が駅員と私を突き飛ばして全力ダッシュ逃走したこと。
その後ろ姿を今でも覚えています。大の大人の全力ダッシュ、間近で見ると怖い。
「そいつ捕まえて!」と駅員が叫んで、気づいたホームの男性や駅員が協力して、ホームを上がった階段のところで確保したそうです。
怖くて見てないけど、暴れ回っていて大の大人5人がかりで押さえつけたと聞きました。
ちなみにその男性は私に行った痴漢は、出所した直後のものだったと聞きました。
私が痴漢で捕まえたあと一度自宅に帰った隙に違う女性に性犯罪を行って捕まりました。
わかるわかる。こっちも「すみません」みたいな位置に手が行くことある。あれすごい気まずいし怖いよね。
満員電車だし、大体の被害者は「あー仕方ないこと起きてるな」ってわかってると思うよ。
それで、そういうときに身体を捻ったり睨んだりするのは故意じゃないかを確かめるためでもあるから、必ずしも犯人扱いって決めたわけじゃない。
こっちも動けないんすよって対応してればちゃんと伝わるよ。伝わってるよ。目が合って会釈し合うみたいなこと普通にある。
押し付けるだけにしても痴漢ってもっと露骨だし、なんか違うんだよ。
あと、手も引き抜けないくらいマジのすし詰めだったり、鞄が他所に攫われてたりするときは無理に動かなくてもいいと思う。「はい動けない!」と「故意にそこに手を置き続けた」とは違うので。
逆に言うと避けられる余裕があったら避けないと不利になると思います。
ちなみに変にもぞもぞされる方が「あれ?」感が生じる気がします。
なんというか、満員電車、普通に不快だよね。性別も年齢も超えて不快。やばい乗り物だな。
これから男性とか女性とか言うけど、被害男性も加害女性もいるのはわかった上で、記載がややこしくなるので男女で書かせてください。
一括で加害者が悪い、どっちの性がどっちに痴漢してもそれは絶対。
今から単純化するから、先にその辺りでしんどい思いをした方に謝らせてください。蔑ろにしたいわけじゃない。
男性が自浄しろとか、男性同士で叩き合ってくれとか、そんなふうには思ってない。
自分は絶対痴漢しないし痴漢は悪だって立場の男性が多いこともわかってる(そうであって欲しいとも思ってる)。
痴漢問題が男女でのバトルとか、あるいはフェミがなんか言ってる〜ウケる〜みたいになるのを避けるためには、どうしたらいいんだろうね。
絶対数なんて知り得ないけど、痴漢する男性と同様、冤罪でっちあげ女性も架空ではないんだろうと思う。
痴漢被害に遭ったけど本気で人違いをした女性と冤罪男性っていう組み合わせがいちばん多いだろうけど……みんな不幸になる組み合わせだね。
痴漢被害者が「なんでだよくそ!」って思うように、冤罪者も「なんでだよくそ!」って思うのは当然だろうし、そりゃいがみあっちゃうよ。
加えて冤罪者は突然疑惑の目で見られるわけで嫌な気持ちになるのは当たり前だ。
女性が痴漢に遭うようなもの、なのかもしれない。災害のようなもの、という意味で。
だから諦めろとか許せとかじゃなくて…私は痴漢が許せないし……。
それでもそれって痴漢に遭うよりは確率低いと思う、低いから何?それって「だから許せ」論調になっちゃわない??
上手く言葉が選べなくてごめんね。
一定の確率で起こり得るバグが万人にあって、でも確率がどれくらいかは性別…というよりは個体によってまちまち、みたいなイメージです。
でも(冤罪でっちあげは罪だから痴漢同様最悪だけど)、元を正せばバレなかった犯人が悪いんだよな。これは絶対にそうなんだよな。
たぶん捕まえた側も「お前認めろよ」って思ってる、だって犯人だと思ってるから。
そういうときに互いに「誰か小器用に逃げやがった奴がいるぜ」って仲間意識を持てないものかなあと思うけど……理想論なのかな。
被害者も、そういう哀しみから自分を守るためになるたけ冷静に周りを観察しよう。
といってもむやみに苦労を被害者に強いるわけじゃなくて、これはそのまま必要なものになるから。
犯人を特定しただけじゃ弱くて、警察行っても辛い思いする(ソースは私)。
なぜ特定したかの論理が必要になるから、とにかく冷静に警察に伝えよう。伝わればそれは状況証拠として自分のことを守るものになってくれる。それは自ずと冤罪減らしに繋がるはず。
……被害に遭ってるときにそんな余裕ないんだけどね、こんなことに慣れたくなかったよって書いてて哀しくなってくる。
被害に遭う側に求めてごめんとも思う、求められてもしんどいよね。
改めて、長ったらしいものを読んでくれてどうも有難うございました。
自分の意見を考えてみたんだけど、法治国家だからかなあというのが核にあると思った。
日本という法治国家に住んいでて、犯罪のものは裁かれるというのが前提にある。
そしてそういった法によって守られている・悪事が抑制されているという認識です。
そして、法が正しく機能していますよということを示すのは、どんな犯罪にも有用だと思っています。
たまに「はあ?」と思う法もあるけど、そういう例外は置いておいて。
法治国家の維持のため、ひいてはあらゆる角度から自分や周りのひとを守るため、
犯罪はきちんと裁かれるという姿勢を取ることは大切だと思います。
その犯罪のなかに痴漢も内包されるだけ。殺人も強盗もその他諸々の悪事も全部入る。
(追記とクソ余談)
誰に対してこんな気を遣って文章書いてるんだろうってちょっと思う。
これでも「女さんは~」みたいに言われちゃうんだったらどうしたらいいんだろう。
フェミニズム含め、性別関係なく総ての人間の人権が認められて欲しい。ヒューマニズムだよ。
バカ女だの書かれてしまって(そんなの書くのも少数だって思いたい)、いつかなりたくないタイプの「フェミ」になってしまったらと思うと怖い。
でもバカ女とかいう言葉を選ぶひとにも、それを選ぶようになるまでの過程があったんだよな。
どうしてみんな傷ついちゃったんだろう。
(3/18 14:02追記)
たとえば俺が勤めてる会社はある程度不始末を起こしても社長とか上司が責任とってくれるし、多少筋が通って無くても社員を社会的に可能な範囲で擁護してくれるんだよね
芸能事務所だってよっぽどじゃない限りギリギリまでタレントを護るだろ?プロゲーマーのたぬかなだって、過去にあれだけやべぇ行動起こして今回ついにクビになったレベル
それに比べてVtuberの事務所って中の人のことをどう扱ってんの? ただ絵師に金払ってキャラ描いてもらって、中の人にあてがってるだけじゃん?
売れるかどうかは中の人の話術とかキャラクターによるところが大きいんじゃないの?
る○あって去年のスパチャ世界一とかだろ? ホ○ライブはそれでなんぼか儲かったんじゃねーの? Vtuberのことはあんまり詳しくないけど、あまりに使い捨て過ぎてお前ら一つの組織の中にいて仲間意識とかねーの?って思っちゃった
コロナ禍や東京オリンピックを経て、国民がいくら反対したところで国はどうしてもやりたいことなら押し通し、実行してしまうことが分かった。
また、国民も雰囲気やメディアに流され世論が変わっていくのを感じた。
これがたとえ戦争であってもなんだかんだ国がやると言ったら始まってしまうのではないか。今までの国や国民の動きから、100年以内に日本が戦争を開始する場合のシナリオを素人ながら想像して書いてみる。
なお、この想像に登場する「外国」は特定の国を指すものではない。まだ存在しない国かもしれない。
1.
「外国」が日本の一部を侵攻する。最初は在日米軍だけが戦っていたが、戦況の悪化につれてアメリカは日本に戦力の派遣を要請する。
国としては、アメリカの要請を拒否する手段がなく、国土を侵攻されるのも困る。また、協力すれば多額の補助金が出る。
(このきっかけが実際にありえるかは分からないので適当に設定したが、とりあえず自ら戦争に参加したい事情ができて)国が戦争への参加を決意する。
2.
世論は「自分の国は自分で守るよう努めるべき」派と「事情に関わらず日本は絶対に戦争に加担してはいけない」派の真っ二つに分かれるが、この時点では後者が8割以上である。
3.
国は一貫して「戦争」という言葉は用いず、「衝突への対応」など曖昧で暴力的な印象の弱い単語に置き換えられる。「軍」「徴兵」「武力」なども同様。
「衝突への対応」を憲法違反と見做した裁判官は降ろされるか、違憲状態としつつも放置される。
4.
弁が立つイケオジが総理大臣になる。
現状況は実質的に武力衝突であり憲法に違反するのではないかという野党の質問に対し、総理大臣は「今は国民が一丸となるべきときなのです」「これは『衝突への対応』でありやむを得ないことだと感じています」と、やや的を外した回答を行う。
5.
まだ自衛隊(的な組織)と米軍が海上で戦っているだけであり、民間人にはほとんど影響が出ていない。
6.
民間人にとっては大したことなかったので、戦争への悪印象が弱まる結果となり、沸き立つ。
7.
数年後、再び状況が変わり今度は全面戦争が開始する。
今度は民間人に徴兵令が出る。これも徴兵とは言わず「防衛協力要請」などの置き換え語が用いられる。
8.
軍人の死亡率が意外と低いことや戦争に参加するメリットがメディアでさかんに取り上げられる。また、差別用語を使って反対の意を表明した、警察に暴力を奮ったなど極端な対抗手段をとった民間人が茶化すようにメディアで取り上げられ、晒し者にされる。軍人の愛国心や優しさを感じるエピソードがさかんに報道され、軍で働くことは名誉でカッコイイという価値観が生まれる。キャラクターや魅力的なイラストを用いたプロパガンダが作られ、親近感が湧く。
軍需により経済の回転が上がり、高度経済成長期以来の超好景気を迎える。日本はお祭りモードとなる。
戦争を批判すれば、世間からは「これまでに国(君)のために死んでくれた軍人に失礼だ」「遺族の気持ちを考えろ」「また日本を不景気に戻して自殺者を増やせと言うのか」などと非国民扱いされるようになる。
「衝突への対応」はやむを得ないと考える国民は8割以上に上る。ここまで来たらもう誰にも止めることはできない。
10.
終戦。
敗北すれば、やはり戦争はいけないことだったとして太平洋戦争と同じ反省を繰り返す。勝利すれば、これはあくまで「戦争」ではなかったとして、憲法にも違反しなかったことになる。
今回は想像なので戦争開始のきっかけあたりは適当だが、国が戦争を始めたい事情ができたら何が何でも始まるのではないかと感じている。もちろん明日から戦争を始めますと言ったところで国民は納得してくれないので、一致団結、感動、戦争のメリットの意外性、成功体験などを通して、少しずつ巧みに誘導していくことは間違いないと思う。
みんな高揚していて、大好きなコンテンツが国への協力を推奨していて、景気が良く、仲間意識が生まれてもう自分は一人じゃないと感じる。自ら参加すれば今までにないほど称賛されてありがたがられる。そんな浮かれた状況で、果たして戦争は絶対にいけないことであると主張し続けられるか、平和ボケしかけた日本人は一度考えてみるべきだと思って記事を書いた。
* 追記
こんなにもたくさんの意見をいただけるとは思っていませんでした。
ありがとうございます。どれも読ませていただいています。
最初にご説明しておきますが、私と親友は女性、私の彼氏が男性です。
多くのコメントでも言われていますが、私も一旦距離を置くのが賢明かなとは感じています。
私と親友はどちらも現在大学4年で、4月より社会人になる身です。そのため、とりあえず物理的な距離は置けるかと思います。
何人か推測してくださったように、私と親友は女子校の運動部で出会いました。苦楽を共にしてきたのもあって、とにかく仲間意識が強く、文字通り「何でも話せる仲」で今日まで過ごしてきています。彼氏との話を聞いてほしいという私の思いは、この関係性の上で生じていたものですが、これが私のエゴということは皆さんのご指摘からよく分かりました。この点については反省しています。
私にはそのつもりはありませんでしたが、私と親友は共依存だったのかもしれません。だからこそ、私1人がその中から脱出し、他の相手を見つけている状況に彼女が耐えられずにいるのではないでしょうか。そう思うと、彼女の振る舞いにも納得できます。だからといって、彼女は取り乱すままに私本人にその感情をぶつけていいかと言われたら、それは違うと思いますが…
この件については皆さんの意見を参考に、私の気持ち、また彼女の気持ち、そして今後の付き合い方について改めてよく考えてみたいと思います。この記事を読んでくださり、コメントを残してくださった皆さま、ありがとうございました。
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高校から仲良くしている同性の親友から、ものすごく執着されている。
私にはとてもじゃないけど手に負えないし、かといって親友も自分の執着を制御することができないのだそうだ。
もともと独占欲の強い親友だったとは思うけど、私に彼氏ができてからは特に悪化しているように思う。
・自分が私にとっての一番じゃないことが許せない、悔しい
・自分と今まで一緒にやってきたこと(お散歩やカフェ巡り、お泊りなど)を彼氏とやっているなら、もう自分は不要
・自分はこんなにも私のことを大好きでいるのに、私からは何の気持ちも返ってこないのがつらい
一つ目、二つ目の内容については、私はもう散々訂正を入れている。
彼氏は彼氏、親友は親友であって、どちらもともに私の中では一番なのだ。そもそも【恋人】と【友達】でカテゴリーが違うのだから、私の彼氏と張り合う必要はない。だから彼氏がいるから自分は要らないなんて言わないで、これからも一緒に遊ぼう。
だが、親友はどうしても納得してくれない。どうにもこうにも、彼氏を抑えて、親友である自分が私にとっての一番でないと嫌なのだそう。私が初めて経験するもの全て、彼氏よりも先に自分と経験してほしいらしい。すごいことを言う。とにかく彼氏より親友である自分が優位に立っていたいという気持ちをビシバシ感じる。
私は親友とTwitterで繋がっているが、あるとき、私が彼氏とのご飯デートが楽しみであることを呟いたところ、親友から「私ともそれ楽しめる!!!!!!!!!!」とリプライが来た。ちょっとした惚気にもこの勢いで噛みつかれてしまうのだから、よっぽどだ。でも親友は、私を気遣ってなのか、私の全てを把握していたいからなのか知らないが、惚気を呟くことを控えてほしくないとも言う。
また三つ目の内容については「仕方ない」としか返しようがない。私は彼氏と付き合い始めてからまだ8ヶ月で、ラブラブ期もいいとこだ。親友のことを親友として大好きであることに変わりはないけど、それ以上に今は彼氏に夢中である。そこを責められても困るというのが本音だ。けれど親友はこれについても許せないようで、自分よりも彼氏に対して愛情が向けられているのが耐えられないそうだ。
私は私なりに彼氏のことも、親友のことも大切にしているし、かけがえのない存在だと思っている。だから私は親友が上記のようなことを泣きながら訴えてきても、責めてきても、優しく相槌を打っているし、最後には「私は親友のことが大好きだよ」と締めるけれど、流石にそろそろ辛くなってきた。
【恋人】と【友達】のカテゴリー分けが出来ている私にとって、親友の考え方は正直本当に理解できない。親友に彼氏ができたときも、私は親友のような独占欲は一切抱かなかったし「親友が幸せならオッケーです」としか思わなかった。親友はどうしてそう思ってくれないんだろう?と思う。
「あなたが今の彼氏と幸せそうにしているのは嬉しい」と親友は言ってくれる。しかしその後には、延々と自分が一番じゃないことの悲しみを語られる。滅入らない方がおかしい。
本当は彼氏とのデートのこと、嬉しかったこと、面白かったこと、その他諸々、親友に一番聞いてほしいのだ。親友は彼氏よりも長い付き合いがあって、学生時代の青春を一緒に駆け抜けてきた、誰よりも私の理解者だから。それができないことが本当に寂しいし、あろうことか責められるのが悲しい。もう8ヶ月間ずっとそう。
まさか彼氏ができることで、親友との関係が危なくなるなんて思ってもいなかった。親友はこの執着を制御できないと言っているし、このままではどちらかとの関係が途切れない限り、堂々巡りになるだろう。
私は2人とも大事にしたいのに、どうしてこんなことになってるんだろうな~~~
できれば2人紹介したかったが、1人に留める。
ここまでの6人は問題ない。何かあっても私が責任を取ろう。が、この2人は今でもK市で働いている。うち1人は男性で、接触当時は入庁4年目だった。
協調性がないとの評判であり、人事評価では直属の上司から「免職を促すことが相当である」とのコメントが入っていた。しかし、実際に本人と面談してみると……といったパターンの子だ。本質が見えていないのは上司の方だった。
残り1人は女性で、接触当時は入庁1年目。先に挙げたGさんと同じく直向きな職員だった。地元の新聞記事にも「期待の新人職員!」という記事が載るほどに期待されていたのだが、残念なことに、頑張りすぎてうつ病になってしまった。その後のじりじりとしたリハビリと、復活後の活躍には目を見張るものがあった。よって、この子を取り上げようと思っていた。
迷ったが、男性の方を選んだ。理由は私と同性で、気質も似ているところがあったので心の内部を覗きやすいと感じたからだ。登場人物の男女比の関係もある。仮に、E太さんとする。
私が特定任期付き職員として採用されて3年目のことだった。E太さんと話したのは。彼は入庁4年目だった。ある意味で先輩にあたる。
当時は20代後半で、福祉の部署で働いていた。といっても、ケースワーカーや自立支援、福祉事業者の審査といった類ではなく、裏方の仕事だった。直接福祉の仕事に携わることはなかったが、それでも部署全体を支えるポジションだったのは間違いない。
梅雨時のある日、彼について人事面談をしてほしいと福祉課長から依頼があった。このE太さんというのは、いわゆる問題職員という扱いだった。私は、彼のいったい何が問題だったのか、その時は理解していなかった。が、K市の問題職員リストにE太さんが名を連ねていたのは事実だ。
福祉課長によると、彼には以下のような問題点があり、人事で指導してほしいという。
・みんなと協調的な行動を取ることができない。自己中心的である。
今回は3点目で引っかかったようだ。
いろいろと調べていったが、やはり机上のデータでは見えてこない。他の福祉課の職員から聞き取った情報も総合すると、先週あった課全体の飲み会でひと悶着あったらしい。
うす暗い飲み屋の片隅に座っていたE太さんが、近くにいた福祉課長やその他先輩がいた席まで呼ばれた。「この間のことで話がある。ちょっとこっちに座れ」と言われたE太さんは、ダイレクトに断った。「行きません」と突っぱねたとのこと。それで先輩職員らと口論になって、そのうち優しめの先輩職員が彼の席に移ってきて、まあ飲みなよとお酒を注ごうとしたところ、これもまた「帰りがバイクなので」(※真偽はわからない。E太さんの嘘かもしれない)と断った。
そんな態度に憤ったほかの上司や先輩が、E太さんに詰め寄り、お酒を吞ませようとした。それでも断固とした態度のE太さんに、先輩は次第に声を荒げ、ついに係長級の職員がE太さんの首根っこを掴んだところで、「やめてください!」と彼が拒否して……市役所職員の宴席から大声が響いたものだから、近くに座っていた別のお客のグループが店員に静かにさせるよう苦情を入れるも、店側も注意ができず……翌日になって、その居酒屋で飲んでいた人が市役所に直接クレームを入れたというのが顛末になる。
福祉課長の言うことは明らかに自分寄りである。ここまでのハラスメント行為があったとは聞いていない。私がほかの係員に聞き取りをしなかったら、あやうくE太さんだけを悪者にするところだった。
彼にしても、飲み会に参加したなら、もっと仲間意識を持つ必要があった。飲み会は、「供食」の場だ。供食は仲間同士でしかしない。古今東西、自分達の敵と一緒に食事を取るなんて文化はない。一緒に食事を取るということが仲間であることの証なのだ。昔の人間というのは、そんな儀式を神聖視せざるを得ないほどには、人間や組織の生き死にが間近にある生活をしていた。
ある日の午前、窓ガラスに雨粒が叩きつける中、面談室に入ってきたE太さんはソファの前で立ち止まった。「座ってください」と私が言うと、彼はゆっくりと腰かけた。
初めに言ってしまうと、私はE太さんがそこまで悪い人間ではないとわかっていた(後述)。それで、リラックスしながら、今日は何を話すんだっけ? とバインダーに挟んだ聞取票を手に取った私は、簡単な挨拶の後、E太さんとのやり取りを始めた。
「朝ご飯は食べた?」
「はい。食べました」
「どんなものを?」
「どんなカップ麺が好き?」
「特に好みはないです」
「そうか。私も毎日そんな感じだ。おにぎりとカップ麺は合うよね」
「そうですね」
「E太さんは、バイクだっけ?」
「私は……バイクではありません」
「バイクじゃないの?」
「自転車です」
「そういう意味じゃありません」
※重ねて言うが、これまで私が記してきた会話の記録には不自然さが否めない。方言や言葉の癖など、個人情報に関わる内容を編集していることによる。
指導を目的とした人事面談というと厳しいイメージが漂うだろうが、相手が筋金入りの問題職員でなければ概ねこんなスタートを切ることが多い。信頼関係を築くためだ。
雑談が続いた後、いよいよ問題の核心のフチに触れる問いかけをしてみる。
「それで、福祉課長から聞いた件なんだけど。今回の面談のきっかけ」
「……はい」
「周りの職員のこと、どう思ってる? この人は好きとか、嫌な人とかいる?」
「特にいません」
「E太さんの態度や行動が、同じ課の職員を傷つけることがあるみたいだ。私も調べてみたけど、そう思ってる人も確かにいる。どうしてこの結果になってしまうのか、考えていることを教えてほしい」
「普通に、とは」
「正しいと思うことを言ったりやったりして、でもほかの職員からするとそうでないみたいです。嫌われるのはわかっても、でも自分がやるべきだと思うのでやっています」
思ったより早く本音を出してくれている。チャンスだ。私は、聞取票が挟んであるバインダーを机の端に裏返しに置いた。ここからのやり取りはうろ覚えだ。
「E太さん。せっかくの機会だから、腹を割って話そう。公文書には残さないから、もうこのバインダーはいらない。一対一でE太さんと話したいと思ってる。ところで、私のことは知ってるよね。ここのプロパー職員じゃないって」
「知っています。2年前にK新聞(※地元情報誌)で読みました。〇〇社の出身で、人事領域のプロだと書いてありました」
「知ってるんだね。ありがとう。でも、プロと言えるほど経験は積んでない。社会人を20年以上やっているけど、人事は6年くらいしか経験がない。ほとんど営業だった。大人の事情というやつで、プロにはほど遠くてもプロなんだと――そうアピールしないといけないことがあるんだ(ここで両者の笑い声があった)。で、話を戻すけど、E太さんはどうして今の状態を保ってるのかな。変えてみたいとは思わない?」
「キツイと感じることはありますが、これでいいと思っています」
「どういう理由で、キツくてもいいと思ってる?」
「自分のやりたいことがあります。社会人として、こういう生き方がいいって。それで、その目的から逆算して考えると、今は人間関係よりも実力がほしいんです」
申し訳ないがここまでだ。これ以上は、私の記憶からE太さんの口述を曝け出すことはしない。
簡潔に言うと、彼は仕事が一番ではないタイプだった。E太さんの人生の優先順位の中で、仕事は3番目ということだった。だから、民間から公務員に転職しようと思ったし、だから、どれだけみんなに嫌われようがどこ吹く風でやってこれたのだ。
肝心なことを述べていなかった。E太さんの仕事ぶりだ。毎年、人事課に提出される査定表で、彼は3年連続で5段階中の2を取っていた。もちろん低い数字だ。実務能力は平均3.5だったが、礼儀やマナー、人格、職務遂行姿勢などで大幅に減点を受けていた。
私が再調査したところだと、彼の査定は控えめに見ても3はあったように思える。福祉課で彼と同じくらい「人柄が悪い」と評価を受けている人間も、その多くが3を取っていた。それに彼は、年は若いが福祉課の裏方として3年以上も職場を支えてきた実績がある。
ちなみに調査方法だが、①人事権限で福祉課の共有フォルダに入ってE太さんの成果物を確認する、②E太さんの同僚を面談室に呼んで印象に残った行為や実績を聞き出す、③過去のE太さん関係の始末書を読み解く――という3通りの方法で行った。確認できた事実は以下のとおりだ。
・オフィスソフトの腕前は一流である。パワポもExcelもAccessも使いこなせる。文も読みやすい。
・プレゼンテーションの能力が高い。普段は物静かだが、かつて大都市の商工会議所で行われた各市町合同での新人職員研修会の折、K市の未来について数分間のスピーチを行い、拍手喝采をもらったとのこと。
・事業計画立案。E太さんは広告会社の出身だった。その経験を活かし、福祉課の裏方としてケースワーカーなど福祉職を支えるための各種設備・インフラを整えるための計画書を作り、それがそのまま課の予算要求に使われていた → ということは、彼の上司はその仕事振りだけは認めていたということだ。
・福祉課の職員からの苦情はあるが、市民や取引業者とのトラブルの記録はない。
・年下の職員には人気があるらしい。例えば、彼が選挙のスタッフとして従事した際、開票作業の前に事務吏員の腕章をみんな装着するらしいのだが、「安全ピンが刺さりそうなので、私の腕に腕章をつけてください」という体で、何人かの女子職員がE太さんの前に並んでいたという。尾ひれが付いているとは思うが、そういうこともあったのだろう。
私が退職するまでの数年間で、E太さんと呑みに行くことが何度かあった。まさしく意気投合であり、今回ここまで赤裸々に彼のことを書いてきたのも、彼なら笑って許してくれるだろうという甘えから来ている。
私は、彼が悪い奴ではないとわかっていた。上の面談の1年前のことだ。かなり広めの川べりで行われたK市の音楽イベントに、私と彼もスタッフとして動員されていた。ステージ発表が始まると、スタッフはみな暇そうに周辺警備をしていた。
さて。一級河川にかかる橋の袂だった。カートを押している高齢のおばあさんがE太さんに声を掛けた。私は、高いところから偶然それを眺めていた。
E太さんは、話しかけてきた老婆としばらくにこやかに話をしていた。その老婆は、さっきはE太さんの上司や、ほかの若手職員にも声をかけていた。誰もが皆、迷惑そうに会話を切り上げてどこかに去ったというのに、彼だけは、その老婆の話し相手をしていた――貴重な体験だった。こういうところに人格が滲み出るのだ。
とはいえ、このままではE太さんの株は落ち続ける一方だ。それに、職員を傷つけるような冷たい態度もよくない。社会人には、絶えず相手を不快にさせないよう振る舞う義務がある。会話をしたくなくても、そうした態度をおくびにも出さず、明るく振る舞わねばならないことだってある。わかっているのといないのとでは、社会生活に大きな差が出てしまう。
E太さんに何度も伝えた。「こんなのはもったいない。もっと仕事に打ち込んで、本気をアピールして、みんなの信頼を集めてみたら?」と伝えてみたが、なしのつぶてだった。こちらとしても、今の状態でE太さんを問題職員リストから外すことはできない。どこかの部署で重大な人間関係トラブルを起こす可能性があるからだ。私はE太さんのことが好きだけれども、それとこれとは別問題だ。
結局、私が辞める時まで、E太さんを理解する人は少なかった。孤高で、人とは交わらない。でも仕事ができて、市民や業者からの受けがいい。いろいろと惜しい職員だった。今でも彼を思い出すことがある。今度K市に遊びに行った時は、また彼を呑みに誘うつもりだ。
この章の最後に。なぜ、私は彼を好きになったのか。
『渇き』を感じたからだ。E太さんは人生に飢えている。自分がやりたいこと、どんな人間になりたいのかはっきりしているのに、叶えられずにいる。叶えられる保障もない。
でも、足掻き続けている。まるで昔の私自身を思い出すようであり、懐かしい感じが脳内からビンビンと込み上げてくる――ビールは、渇いているからおいしいのだ。いつかE太さんが大成して、そんな美味を楽しめる未来があることを祈っている。
社会人になっても大勢で行動をしたがる人が多くて驚く。昔から仲間意識が強い人が苦手なため1人で行動することが多かった。そのため友達は少ない。
仲間意識が強い人はグループを作り、自分の好き嫌いより仲間の好き嫌いを優先することができる。俺にはそんなことはできない、絶対に無理だ。
それなら1人でいたほうがマシだと思う、もしくは気が合う人と2人で過ごしたほうがストレスが少なくより楽しめると思う。
あと仲間意識が強いのによく仲間割れを起こしているイメージがある、とても不思議。仲良くできないのに一緒にいて辛くないのかと思う。
もちろん完璧に気が合う人がいるとは思わないが、より気の合う人と関係を深めたほうが何をするにも楽しいし気が楽だからは俺は気が合う人を大切にする。だから気の合わない人とはほどよい距離感を保つようにしている。
https://president.jp/articles/-/51794
バリバリ定型発達の研究者が頑張って宇宙人の気持ちを想像しようとして失敗してる感がある。
個人的には自閉症者が方言を話したくない気持ちがわかるように思うんだよね。それは音の処理が苦手だからとか親の真似ができないからテレビを真似てるんだとかそういうことではなくて、方言を話すことによる内輪感、「俺ら」の中に入っていく感がたまらなく気持ち悪いと感じるからじゃないかと思う。
俺は標準語圏で育ったから方言での葛藤は無かったけど、気持ち悪くてどうしても話せないのがビジネス用語や業界用語の類だ。銀座をザギンと言ったり(ほんとに言うのか?)、出版社系で「青年」を「アオネン」と読んだり、工業系で単語の最後の伸ばし棒を頑なに全部省略したり(「エネルギ」ってなんだよ馬鹿じゃないか?と思う)、そういうやつだ。本来の標準的な言葉や言い方があるのに、それをわざわざ奇妙に捻じ曲げた言葉を使えるかどうかで「玄人かどうか」「仲間かどうか」を測るような空気が本当に気持ち悪い。
たぶん、定型発達傾向の強い人間は、むしろそうやって「俺ら」だけの言葉を操って仲間意識を醸成し余所者を排斥することで気持ちよさや安心感を覚えるんじゃないかと想像している。方言もそういう類のものだと思うんだよね。同じ方言を話していると同郷だと分かって安心するという。自閉症者はそれこそが心理的に受け付けないのではないか。機能的に発話できないとか習得に困難があるとかではなく、話そうと思えば話せるけど話したくない、そういうことなんじゃないかと思うんですよね。