2022-05-09

自身問題ADHDじゃなかった話

高校生の頃にADHD存在を知って「あっ、これ自分じゃん」と思った。

それからはなんとなく周りの人間を「ADHDかそれ以外か」で見るようになり、ADHDの人には仲間意識を持つようになった。

大人になるにつれ、ADHDの症状は社会生活に強く支障を来たすようになり、通院を始めた。

仕事ができずに家に引きこもる時期がほとんどだった。

それでも、学生時代の友人やネット上に居るADHDの人たちを見て「でもあの人たちは頑張れてるし」「ちゃん仕事もできてるし」「結婚してる人だって居るし」と考え「だから自分大丈夫ADHDはただの特性!」と思いながらストラテラを飲み続けた。

自身根本的な問題が"ADHDでは無い"と気が付いたのは初通院から約8年経過したあとで、引っ越しの都合により転院した先で「双極性障害」と診断された。

ADHD二次障害としてよくある障害らしく、思い当たる症状はいくらでもあった。

そう診断されてからADHD仲間だと思っていた人たち」と自分とでは、状態が全く違うことに気が付き、心の支えが崩れていった。

今まで縋ってきた"同じ属性成功者"という希望は手の届かない幻想で、その人たちは自分とは全然違う属性だった。

結局、社会復帰は出来ず、今は無職引きこもりで、障害年金と生活保護受給し、一人暮らしをしている。

理解のあるパートナーも、献身的家族も居ない。

ADHDの人を見ると「でもこの人はADHDだけなんだよな」と思うようになり、双極性障害の人たちに仲間意識を持つことは無かった。

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