はてなキーワード: レーベルとは
久しぶりに時間的金銭的に若干余裕が出来たとき、ふと何か読みたいと思ったら文学・サブカルの世界が途方もなく広大で、何から手を着けていいかわからない! と思った時、ちょうど商業BLのレビューを載せてるサイトが目に留まったとかが切欠だったような気がする。もしもなろう小説分野とかでいいレビューサイトを見つけていたとしたら、今頃なろう小説ばかり読む日々だったんじゃないかなと思う。
腐女子・腐男子もBL読みである前に本読みや漫画読みなわけで、やっぱり面白いものを面白がる。当たり前だけど。だから読む範囲を商業BLだけに区切っても、レビューサイトで探せばそれなり面白い作品を見つけることができる。
さて、以下はこれまで読んだ商業BLのざっくりとした紹介文とか感想とか。読んだものの全部じゃないし、オススメかどうかは別だけど。
主人公の片想い相手とセフレの魂が入れ替わってしまう、という話。身体の相性抜群の相手に想い人の心が搭載されるだなんて、主人公にしてみれば俺得でしかない!! という浮わついた設定のわりに内容はどシリアスである。主人公がかなりクズい。特に改心するわけでもなく話が進むとこがすごい。受けが健気で可愛いがかなり病んでいる。ハッピーエンドっぽく見えるが、こんなに互いに病みまくった二人が一緒になってもなぁ……なんて思ってしまった。エロシーンのエロ度高め。
双子の妹ララの代わりに兄のラムダンが女装して富豪の御曹司ウルジのもとに嫁ぐ。のっけからラムダンは媚薬を盛られて、ドロドロのどエロ展開に! ラムダンの性格がこざっぱりしているため、古の昼ドラみたいなどす黒いストーリーもさらっと読めてしまう。最初はラムダンの太眉可愛いと思って読んでいたが、徐々にウルジの狂気と肉体美を見るために読んでる感じになっていった。とにかくウルジのスパダリ過ぎる表の顔と偏執狂の裏の顔(ラムダンにしてみれば表が裏で裏が表だが)のギャップが面白い。こんなに大真面目で真剣なド変態見たことない!(と思ったら危ないド攻め様にも上には上がいるということを後に知る私であった↓)
主人公はごく普通の公務員だったが、ある日電車内で痴漢冤罪に遭い、懲役刑に処されて刑務所に入れられてしまう。そして収容された雑居房の中で一番ヤバそうな囚人になつかれてしまい、何か色々ある。
カップリングの萌を楽しむというよりは、不遇な攻の人生を見守る感じの小説かな。BLレーベルだけではなく一般書レーベルでも出版されている。ただし一般書の方には攻の後日談が載っていない。うっかり一般書を買ってしまい、損した気分。攻めにはとにかく幸せになって欲しい。
作中での女性の扱いが大変酷く、出てくる女性キャラは極めつけのクズである。作者はミソジニーを拗らせているのだろうか……こわい……。
『美しい彼』『憎らしい彼』『悩ましい彼』の三作が刊行されている。
持病の吃音のせいで学校生活に馴染むことに失敗し、スクールカーストの最下位として虐げられる主人公の視点から物語はスタートする。ちょっと風変わりだがいじめられっ子である主人公の内心は、なかなかわかりみが深い。主人公は、クラスのカースト最上位のとても美しい受けに惹かれていき、虐げられるも従順な下僕として仕えていき、やがて受けのストーカーになっていく。
という文学っぽい序盤から、受け視点の章になるといきなり物語の印象がガラリと変わる。受け視点だとめちゃめちゃ少女漫画、そして攻めが理解し難い宇宙人に見える。攻めと受けの視界や内心の温度差のギャップが大変面白い。文体もコミカルでテンポがよく、つい時間を忘れて読んでしまう。
なお、本作は「ちるちるBLアワード2020」小説部門で第一位になった。
アラフォーに突入した主人公は、仕事能力といい容姿といいハイスペックであるのに、人生を楽しむのを諦めて平坦な日々を送っていた。だが、ある時十歳年下の部下からそれじゃだめです! アンチエイジングしましょう! と、強制的にアンチエイジングさせられることに。部下と男二人で若い女の子が行くようなカフェなどへ行き、スイーツを食べたり自撮りしてみたりするなかで、徐々に部下の自分への気持ちに気づくも、見てみないふりを続ける。
数ページに一回くらいの頻度で攻めが受けにさらりと告白している。攻めの手を変え品を変えの告白セリフが面白い。画面の書き込みも細かく、心情描写が丁寧。ガッツリと恋愛ものといった感じだが、やっぱりBLなのでエロシーンは思いきっている。正直エロひとつもなくても面白いけどな。
主人公のお勤め先が都内の大企業風味なのに、主人公のお住まいはどっか広々とした感じの郊外の一軒家で、一体この人何時間かけて通勤してるんだ? と地味に謎だった。
幼い頃に「にいちゃん」から性的虐待を受けそうになり、あわやという所で逃げた主人公だったが、大きくなっても「にいちゃん」への未練を捨てきれずにいた。暇を見ては子供時代に住んでいた街を徘徊し「にいちゃん」を探していた主人公は、ある日とうとう「にいちゃん」と再会する。
児童虐待の被害者から加害者への愛という、タブーに踏み込んだ怪作。何かもう、凄かった……色々と……。
未成年への禍禍しい性的虐待シーンがある。全然萌えない、こわい。
三十代フリーター、貯金なし何も取り柄なしの主人公は、ある晩バイト中にチンピラに絡まれ刺されてしまう。血の海のなかに倒れ、死に際に見たものは、空から舞い降りてくる愛らしい天使の姿だった。ところが案外あっさり生き延びた主人公。退院して自分のアパートに帰ると、あの天使が勝手に部屋に上がり込んでいた。
とにかく泣いた! めちゃめちゃ泣いた! ギャグと切なさの落差がいい。何この作者天才なのかな……神なのかな……。登場人物それぞれが癖があって魅力的。BLには珍しく、エロは主人公のチン毛がチラリズムするのと天使が可愛い顔で「チン毛が落ちてる!」と言うとこ留まり。主人公と天使の関係性がただただ尊い。恋愛というよりはなんだろう、家族愛的な何か? そういうところも普段BL読まない人でも読めるだろうと思うポイント。
「ちるちるBLアワード2020」コミック作品部門ぶっちぎりの第一位。ここまで紹介した作品の中で、これだけは強くオススメできる。
厳密にいえば商業ではなく中国発のWeb小説。東アジアで人気を博し、アニメ・ドラマ化された。この秋、ついにアニメが日本上陸予定。
主人公の魏無羨はかつて夷陵老祖と呼ばれた若き天才仙師だったが、邪道を極め、四大仙家に仇をなして討伐された。十三年後、魏無羨は莫玄羽によりこの世に呼び戻され復活する。そしてかつて共に学んだ仲間だった藍忘機と再会し、協力して数々の怪奇事件を解決していくうちに、前世での己の死の真相に近づいていく。
原作小説の序盤辺りが有志によって日本語訳されていて、私はそれを読んだ。アニメ版が先月辺りまでYouTubeで無料公開されていたのでそれも視聴。アニメめちゃめちゃクオリティ高くてやばい。
原作はガッツリとBLとのことだが、私が読んだ範囲ではエロは「アッーーー(暗転)」くらいのもんで、直接的なシーンはなかった。主人公視点で軽快に進む、冒険小説にホラーサスペンスについでに学園もの要素も添加、みたいな感じのストーリーで、さして恋愛要素があるようには見えない。日本の九十年代アニメのような懐かしい香りがする。とにかくストーリーがとても面白い。原作小説の日本語版早く出て欲しい。
『百と卍』『親愛なるジーンへ』『あなたを殺す旅』『エンドランド』『初恋、カタルシス。』『やたもも』『さよならのない国で』
漫画ばっかりになっちゃったな。小説分野ももっと開拓したいぞぉ。
今Amazonで芳文社が77円セールをやってる。角川系も一部作品の半額セールをやってる。だがそういった情報は全然伝わってこない。
試しに半額の「無職転生」について調べた。
ComicWalker(無料掲載されているサイト)→何の告知もない
コミックフラッパー公式サイト(「無職転生」のレーベルサイト)→何の告知もない
えっ!?っていうね。「無職転生」はアニメ化が決定しているのにこの体たらく。せっかくのセールが意味無い。
これに限らず毎日何かしらの作品は0円で配布されているがその数が多すぎて探しづらい。出版社がもっと積極的に売り込むべきだろう。
これまで聴いた曲の中でもこれほどカッコ良い歌詞は他に見た事が無い。
作詞の 冬杜花代子 女史は他にも「超獣機神ダンクーガ」のOP曲「ほんとのキスをお返しに」など数々のアニメソングの作詞を手掛けたらしい。
へえ、知らなかった。しかもいかにもカッコ良い男の曲、というコブラの作詞を担当されたのが女性だったのか。ルパン三世のテーマの歌詞と同じで男性作詞家さんだとこれまで思っていた。
アニメ「スペースコブラ」はブルース・ウィリスの吹き替えに並んで野沢那智さんの演技を楽しめる良い作品だと思っている。まだ序盤しか見ていないが、いつかは最後まで見てみたい。
余談だが原作漫画「コブラ」は元々ジャンプ・コミックスだったらしい。自分はMFR MFコミックスという調べたら角川レーベルの廉価版でしか読んだ事が無かった。何か事情があって集英社を離れたのだろうか。
全く関係ないがこの「ロマン」を「口マン」と読み間違えてる人が居て下品だと感じた。パッと見では分からない事は分かるが、いきなり口マンという言葉を使う機会が果たしてあるだろうか?今のところ無いと思う。
踵のズリむけた靴擦れだんだん治ってきました。
気に入った靴だったのにしばらくお預けよね。
でね知ってた?
貼ったら貼ったで傷口がいつまでも乾燥せずに治らないものだと思ってた時代が私にも四時台よ。
もうすっかりズル向けた傷は治っちゃったわよ。
夏前だというのに、
おかげさまーで。
あのさ、
話し変わるんだけどさ、
この本いいよーっつって誰かに貸してあげらんないじゃない。
火の中の栗を取るように、
違う違う、
暗中模索な中考えてるんだけど、
なかなか良い案が見つからないわね。
例えば!
私この案いいなと思うんだけど、
電子書籍買って、
貸してあげるね!ってするのはするんだけど、
貸している間は持ち主はビュアーで読めなくなって、
貸して貰った人は貸出期間があって、
その間は貸してもらって読めるって訳。
そんでその期間が終わって明けたら、
持ち主に戻るって言い方は変だけど、
まだ読めるようになるという、
でね、
さらに貸して貰った人はまたそれを誰かに貸せるって仕組みが真新しいと思うの。
例えば、
貸してもらって4日の期間があるとして、
その人がまた誰かに貸してあげると
日数もシェアする感じで、
お互い2日の期間になっちゃうの。
期間があるだけ貸してあげれば貸出期間は半分になっちゃうけど、
みんなに貸せる的な。
そう言う回り回ってみんなに貸せる電子書籍ってあったら便利だと思うんだけどなぁ。
私は凄い自信よ!
だけどレーベル、
出版社っていうの?
なんか電子書籍を扱ってる大枠が
そう言った垣根を越えた新しい垣根を作ったら良いのにって
インフォメーションテクノロジーを駆使すれば、
なにか良い方法頭のいい人が考えてくれそうなもんだけど、
なかなかそうは行かないらしいわね。
誰かに貸せたり、
はたまた売ったり出来ちゃうわけじゃない。
あくまでもさ
読んでも良いですよという権利だけを与えられている感じで
あとは何も残らないことを考えると恐怖だけど、
これを如何に解消する買って思ったら、
やっぱり電子書籍というのは、
お金持ちの人たちが読むモノなのかしらね?って皮肉にも思っちゃうわ。
と言ってる間に誰もが忘れてしまっていそうな、
全記事エクスポートってのがあれば一瞬で解決していまいそうなものだけど、
そこもそうはなかなか問屋は、以下省略って言うほど進まないわ。
うふふ。
目玉焼きのありなしがまるであり得ないほどお気に入りなそれが無かったばっかりに、
もう目玉焼き問題に何をかけるか醤油かソースかそーっすねって言ってる場合じゃないわ。
小さいライムが袋詰めで
この酸味には勝てんわ!って言うぐらい
それでポン酢を作ったらとびきり美味しいのが出来そうってほどの
皮剥くのは面倒くさいけど、
海外産は向いた方がいいわね。
あとは皮が剥けたら輪切りにしてオーケーよ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
レーティングは賛成ではあるけど、このレベルにまでレーティングかけんの?って感じもする。
正直、このくらいの描写だとレーティングの評価も難しそうだし、レーベルとかで察してくれよって思うんだけど、これはこれで無茶を言ってると自分でも感じる。
まぁR-18、R-15くらいのレーティングは漫画業界は必要だと思うけどね。宇崎ちゃんはそれに引っかかる事はないだろうけど。
へー
なろうは性描写が少しでもあればノクターン行きなんで分からんでもないけど
エロラノベレーベルをリライトしてってのは性描写減らしたりしてるの?
私は一介の十二国記ファンである。中高生の頃にはまり、「白銀の墟 玄の月」で再燃した。
本記事では、十二国記世界の疑問点について語り、次回の短編集の内容について、時には私の好みで脇にそれつつも、予測したい。その途中で、私自身のこの作品に対する解釈や思い入れにも立ち入るかもしれない。
各物語のあらすじについては、熱心な読者が多いと思われるので、略す。さて、この順で読み返すと、次のような傾向がみられる。すなわち、王と麒麟の視点から見た世界よりも、庶民から見た世界の比重が大きくなっているのだ。確かに、「月の影 影の海」では陽子は大変な苦労をして玉座に上り詰めるし、「風の万里 黎明の空」「黄昏の岸 暁の天」では、いかに王としての責務を果たすかが語られる。一方で、同じ「風の万里 黎明の空」は民衆のレジスタンスの物語であり、それがさらに大輪の花を咲かせるのが「白銀の墟 玄の月」だ。これは都市の規模ではなく、国家規模にわたる抵抗だ。
もう一つの傾向とは、読者層の拡大である。もともと少女向けレーベルで出版されたからだろうか、十代の少年少女にとって教訓となるような個所は少なくない。「風の万里 黎明の空」における鈴、祥瓊の扱いを見れば顕著だ。一見同情すべき境遇にいるようでいて、それに甘んじている彼女らを待ち構えているのは叱責であり、罰である。この年齢になって読み返すと、幾分説教臭く感じなくもない。
しかし、「丕緒の鳥」からシリーズ全体の印象ががらりと変わった。組織の中で働く官吏や、避けられない災害を前にして自分のできることに必死になる民衆の姿は。年齢を重ねた読者の心も打つ。少女向けとされる小説から最も縁遠いように思える、中高年の男性もうならせるだろう。この作品は、あまりにも不条理な世界で生きる人々へのエールとなっている。
つまり、これから尚隆や陽子の視点から物語が描かれることは少なくなるのではないか。きめ細やかな民の物語を描くとき、王の存在は強すぎる。「東の海神 西の滄海」も、一歩間違えれば「俺TUEEE」っぽくなってしまう(そうならならずに尚隆が有能かつ魅力的に描ける腕前がすごい)。そう考えると「白銀の墟 玄の月」で出てきた尚隆は作者なりの大サービスだったのかもしれない。それに、神隠しにあった泰麒で始まった物語は、一応は解決しているのだ。王や麒麟のこの先に物語は、長編としては出てこないかもしれない。
前項でも述べてきたが、次に尽きるだろう。
十二国では天帝が定めた天綱が憲法としてあり、王が定める国法、地綱はそれに反することはできない。また、州の法律も王が定めた法に反することはできない。
天帝は民に土地を与え、それを耕すことで生計を立てるように命じた。逆に言うと、天の設計した社会では、民衆は生まれた里で農業だけをして過ごすことしか想定されていない。
しかし、現実はそうではない。「図南の翼」に出てきた珠晶の家族のような大商人もいるし、「白銀の墟 玄の月」に出てきた宗教関係者もいる。冬器を作る工房もある。私塾もあれば宿もあり、雁のように豊かな国では副業で馬車を出す者もいるし、事実上の奴隷だっている。
そして、最大のイレギュラーが定住民でさえない黄朱の民だ。彼らが歴史に関わってくるあたり、実際の中国の歴史にもよく似ている。
言い換えると、天は王と官吏と農民だけの世界を想定していたが、天の条理の隙間を縫う形で民は複雑な社会を形成してきた。そして、この世界の民衆はルールの穴をつき豊かに暮らしているし、謀反を起こす力もある。これは、専制君主の世界ではあるけれども、ランダムで選ばれた大統領に支配される民主国家の姿に、少し似ているのだ。私たちの世界の大統領・首相も間接的に選ばれるため、民意がどこまで反映しているか、はっきりしていないところがある。十二国世界は、実は私たちの世界の鏡像なのだ。
今後の作品の傾向としては、黄朱の民のように条理からはみ出てしまった人々にもスポットライトがあることと思う。と同時に、黄朱の民はこの世界の条理に生じた大きなほころびでもある。現に、彼らの里木はよそ者が触れれば枯れる、大きなペナルティを負っている。
それと、この世界では思いのほか宗教がしっかり根付いていた。我々が最初にこの世界の宗教を教えてくれるのが合理主義者の楽俊だったため、この世界の人々はあまり天に頼らない印象を受けたが、子供を授かるには祈るほかはないわけで、むしろ熱心な信仰がないと不自然であった。
十二国記が元々は少女向けに書かれたことをうかがわせる設定はいくつかある。例えば、王と麒麟の運命的な出会いだ。女性向けフィクションにはオメガバースをはじめとして、そうしたパターンが多い印象がある。もう一つはときとして未婚の女性をひどく不安にする妊娠・出産からの「解放」だ。女性の苦痛が大幅に減らされており、またこちらの世界とは異なるいくつかの価値観も女性に優しい。王も麒麟も官吏も(軍人を除けば)男女同数だし、子供のいる女性は再婚相手としてむしろ歓迎される。ジェンダーSF・フェミニズムSFとして十二国記を読み解くことも可能だろう。血縁意識が薄いのもその傾向を示している。とくに、楽俊はこちらの遺伝について、似たような顔をしたやつが同じ家にいるのが薄気味悪いのでは、と漏らしている。
しかし、この期待は裏切られる。ここはけっして楽園ではなかった。「白銀の墟 玄の月」のなかで李斎は、男社会の軍隊で生きる女性の苦しさを吐露する。また、明らかに性暴力を受けた女性も登場する。それに、序盤からすでに妓楼も登場している。この世界のセックスワーカーがどれほど過酷な生活を送っているかは不明だが、妓楼に行くことはあまり道徳的に褒められたものではないようである(余談だが、楼閣が緑色に塗られているのは現実の中国にもあった習慣であり、「青楼」と呼ぶそうだ)。
考えてみれば、官吏は女性も多いとされながらも、登場する官吏の多くが男性である。育児の負担がこちらよりもはるかに少ないので、昇進や待遇に差があるとも思えないのだが、これも隠されたテーマかもしれない。
それと、生理の問題がどうなっているかもはっきりしない。初期作品の傾向からすると生理から「解放」されている可能性が高かったが、女性の苦しみをテーマとするならば、生理のしんどさやそれにまつわる迷信・タブーが出てくると考えるほうが、筋が通っている。
天帝が女性、または西王母が兼任している可能性が、ふと浮かんだ。別に女性が王になれるのだから、天帝が西王母より偉い理由は別にない。
十二国記って男性しかいない場所がないこともなんだか怪しい。軍隊も三割は女性だ。逆に、女性ばっかりの場所が蓬山である。麒麟を育てるのは女仙たちだからだ。これも天帝女性説を補強しないだろうか? また、妖魔が雄だけというのも、なんだかそれに関係しそうだ。単純に作者が女性だというだけのことかもしれないが。そもそも「いない」可能性もあるが、根拠は全くない純粋な空想だ。
考察サイトが華やかなりしころ、いくつかのサイトでは天帝がラスボスなのではないか、という説がまことしやかにささやかれていた。確かに「黄昏の岸 暁の天」での天の対応はあまりにもお役所的ではある。ルールに従わなければ何もできないところが、法律に定められていなことは原則としてできない公務員によく似ている。
だが、もともと中国・道教の死生観がそういう面がある。「救急如律令」も、法令を守るように促す言葉であり、古代中国の役人が賄賂に弱かったように、今でも神々に心づけを渡す習慣がある。
そして、自分は天帝がラスボスになりえないと考えている最大の理由が、十二国記が不条理にあらがう人々の物語であるからだ。天帝を倒した後どんな世界を作るにせよ、人間が作り上げた世界である以上はやっぱり不完全なものになるだろうし、仮に完璧な世界を作ってしまったら、それは理想郷を描いた現実逃避のための小説になってしまう。「黄昏の岸 暁の天」のなかでも陽子はつぶやいている。天が実在するのならそれは無謬ではありえないのだ、と。
私が次回の短編集に出てくると予想する要素としては、今までの物語を受けて次の通りだ。
また、
そして、長編がありうるとしたら
と考えている。
少しろくでもない空想をしてみる。六百年の大王朝が滅びるとしたら、それはどうやってか。
王朝の最後にはいくつかの傾向がある。一つは陽子を暗殺しようとした巧の錯王や、慶の予王のように、王個人の劣等感に押しつぶされるパターン。もう一つは芳の王(祥瓊の父)や一つ前の才の王(黄姑の甥)のように、長所が裏目に出るパターンだ。祥瓊の父は清廉な人柄であったが、完璧主義者で罰が苛烈に過ぎた。黄姑の甥も正義感にあふれていたが、現実を検討する能力に乏しかった。
で、奏の特徴としてはのんびりとした気風がある。これが欠点となるのは、のんびりした気風で対応できないほどの速さで十二国世界に変化が起きる場合だ。つまり、利広の情報収集を絶てばいい。彼が旅先で死亡するか、家族が業を煮やして彼を王宮に拘束するかだ。ところが、「帰山」では、しばらく王宮暮らしをしろ、という趣旨の台詞がある。
これが奏の滅亡フラグかといえば穿ち過ぎな気もするが、宗王一家は全員同じ筆跡で公文書が書けて、しかも御璽を押した白紙が大量にあるので、一度分裂したら矛盾した命令が出されまくって国家の体をなさなくなり、あっと言う間に沈む危険がある。白紙委任状ほど危険なものはない。ああいう仲のいい家族が崩壊する様子を書くのって、日本人作家は上手だというイメージがあるが、数ページで滅んだ、と示されるのもまた冷たくていい。
「王気」という言葉は一見すると単純な造語である。しかし、景麒は、自分は半ば獣なのだ、と述べている。さて、「王気」にけものへん「犭」がつくとどうなるか。「狂気」になってしまうのである。失道は避けられないのかもしれない。
黄海を取り巻く四令門のある街で、雁では未門と申門の代わりに人門、恭では辰門と巳門の代わりに地門がある。では、言及されない才と巧ではどうなるか。陰陽道を考えると、才では丑門と寅門の代わりに鬼門、巧では戌門と亥門の代わりに天門、と思われる。
十二国記を初めて読んだときには、本編と「戴史乍書」の関係って、講談や旅芸人のお話と、正史みたいなものだと空想していた。三国演義が歴史書の三国志やその注釈から成立した、みたいな話だ。つまり、本文も旅芸人の語りであり、実際に起こった歴史とずれている可能性がある。
また、中国の歴史を知るにつれて、歴史書の記述はわざとそっけなくしていると考えるようになった。春秋の筆法というか、どのような事件が起こったかをどのくらいの濃度で書くかによって、歴史的な出来事に対する価値判断が含めているわけである。細かい経緯を書いた記録はたぶん別にある。
最近は、国家機密をぼかす目的もあると踏んでいる。阿選の幻術なんかの記述があっさりしているのも、たとえば妖魔が符で使役可能だとか、王と黄朱とのつながりとか、暴力を行使可能な麒麟がいるとか、かなり危険な情報だ。事情を知っている人が読むと「ああ」ってなるが、それ以外の人は読み飛ばすようにできている。
楽俊の姓名である張清は水滸伝に出てくる。しかし、水滸伝は盗賊が活躍するピカレスクロマンである。文人肌の楽俊とはだいぶ違う。
桓魋は少し近い。孔子を襲った荒くれ者と同じ名前だ。そして、面白いことに「魋」だけで「クマ」の意味がある。「熊どん」というほどの意味を持つ字なのだおるか。
祥瓊の父の字は仲達で、三国志の諸葛亮のライバル、司馬懿と同じだ。雁の白沢は瑞獣の名前。「白銀の墟 玄の月」の多くの官吏たちも、実在する中国の官僚や文人たちから名前が取られている。とはいえ、名前が同じだからと言って同じような人物像とは限らないので面白い。
「帝」という称号は始皇帝の考えだしたものだ。諸侯が王を名乗ったため、王のタイトルに重みがなくなってしまった。そこで、王の中の王を意味する称号が生まれたのである。
しかし、それを考えると十二国記世界では帝の称号が生まれないはずだ。なにせ、侵略戦争がありえないのだから、王よりも上が出てくるはずがない。そのため、王より上の称号は、山客か海客由来の語彙ということになる。
語彙だけではない。現実の中国の文化には、周辺の異民族との交流から生まれてきた要素が結構あるので、十二国世界でそれらが取り入れられたいきさつも妄想するのは楽しい。例えば、スカートやキルトではない、ズボンやパンツ状の服は騎馬民族に由来することが多い。そこまで考えるのは野暮かもしれないが、十二国世界が匈奴や西域の影響の薄い中国の文化を持っていると空想するのは、歴史ヲタにとってはきっと楽しい時間だ。
十二国記のアニメで、景麒が塙麟に角を封じられるとき、「生心気鎮風」と読める金文が刻まれるのだけれど、あれって根拠があるのか。私にはわからなかった。
つらつらと書いてしまった。
残念ながら、小野不由美の他の作品との比較・検討はしてこなかった。未読のものが多いためだ。また、作者の細かいインタビューも入手できていないので、見落としているものがあるかもしれない。
積んである本を片付けたら、ホラーは苦手だがぜひぜひ読んでみたい。
そして、次回の新刊をのんびりと待っている。小野不由美先生、本当に泰麒の物語の物語を完結させてくださり、ありがとうございました。
特に室屋光一郎との関係において筆者は腑に落ちない部分があったため仮説を立てまとめたものが当記事になる。
そして当記事は不倫の良し悪しや今後の活動について記載するものではない。
筆者が見てきた茅原実里と受け取ってきた彼女の想い。それを信じ続けたいという希望と祈りだ。
参照:
・『涼宮ハルヒ』茅原実里、不倫愛6年と「新たな男」 (Yahoo!ニュース)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200512-00010000-flash-ent
https://lineblog.me/minori_parade/archives/2285051.html
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ライブにも足を運び続け、音楽活動をはじめとした彼女の芸能活動を10年以上は追っている。
それを踏まえたうえで読んでいただけると良いだろう。
長年彼女の行動を見てきたが、彼女は常に真っ直ぐで素直な人間だ。
誰よりも人の気持ちを慮る彼女だからこそ人を惹き付ける魅力があり、多くのファンが彼女と共にいるのだ。
そんな彼女であれば不倫の事実や相手に対する配慮はもちろん、迷惑がかかるであろう人たちのことを考えないはずがない。
また、多くの人に迷惑をかける行為をしていたことや自分の立場の認識、自責の念を長い期間持ち続けていたのであれば、茅原実里は茅原実里として存在し得ないと考えられる。
彼女はそれほどまでに真っ直ぐであり、多くの縁に感謝をし、その想いを届け続けていたのだ。
もちろんそこで芽生えた感情がそれ以上であった、という話で片付けることもできるがどうも納得ができない。
少し前置きが長くなったが、以下より筆者の考える仮説を年表に沿って記載していく。
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茅原実里はこの段階で「不倫とは良くない」程度の認識であり、迷惑のかかる人たちや事の重大さを分かっていなかったと考えられる。
人として、という話については当記事では触れないが本人にもその意識はあった、というよりその程度の意識しか無かったのだろう。
「そっか~私も芸能人なんだ~」などとラジオで喋るような彼女が到底芸能人としての自覚があるとは思えないのである。
芸能人として活動している中で迷惑のかかる人物や状況についての想像ができていないのと考えられるのだ。
にわかには信じがたい仮説であるとは思うが、そもそもそういった精神論や常識が十分に教え込まれていないとも考えられる。
そもそもavex時代に転科があり担当の瀬野大介は初のマネジメント担当であった。
後に瀬野大介の立ち上げたリンクアーツ、茅原実里の個人事務所と2019年にホリプロに所属するまでは大手事務所には所属していなかったのだ。
「すぐに離婚する」「最終的には問題無いから大丈夫」などの言動で茅原実里を安心させ、罪悪感を削ぐようなことを伝えていたとも考えられる。
室屋妻子は東京外で暮らす
●2016年始め
●交際終了後
FLASHの室屋光一郎談によると「過去に妻をとても傷つけ~」とあるため、交際が終了した後に一度妻と話し合ったのだろう。
FLASHが上記2点と不倫事実 (証拠、証言) を掴んだうえで事務所 (ホリプロ) へ確認を行ったと考えられる。
また、FLASHに室屋光一郎のコメントが載っていることから、不倫事実などを直接本人に確認しているのであろう。
ここで説明を受けることにより事の重大さや問題の大きさを茅原実里自身が正しく認識する。
直前すぎるが、事前に伝えられ事の重大さを認識していた場合、一般男性と出かける、自宅に招くようなことをするとは考えられない。
また、彼女がその事実を受け止めながら5月10日以前のように通常通りブログの更新などをできるかと言われると甚だ疑問だ。
参照:
https://lineblog.me/minori_parade/archives/2283940.html
「当時を振り返ると、私がしてきたことは、どれだけ時間が経ったとしても、当然許されることではありません。ご家族のみなさまには深い謝罪の気持ちと、自責の念を持ち続けています…。」
「事務所からこの連絡を受け、事実と向き合いながら、これから先、応援してくれているファンのみんなの心や、生み出してきた作品達、お世話になっている事務所やレーベル、ファンクラブ、各関係者のみなさま方に傷をつけてしまうことが、どんな言葉にもかえられないほど辛いことだと感じながら過ごしてきました…。」
などより、今になってやっと当時を振り返っていること、事務所から連絡を受け改めて事実と向き合っているようにも感じる。
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以上、少なくとも数人の間では納得できる仮説が立てられたのでここに記載させていただく。
最後に改めて記載するが、これは今回の報道や茅原実里を正当化するものでもなければ事実に良し悪しをつけるものでもない。
『BANANAFISH』『パタリロ』『翔んで埼玉』←少女漫画だから違う
『きのう何食べた』『僕らの色彩』←青年漫画レーベルなので違う。
逆に少年漫画みたいなBLってないのかな?と思ってググったら、やっぱり無いんだわ。ただ、BLレーベルの中には青年誌っぽいやつならあるっぽい。
海外のものには中国BL小説の『魔道祖師』があって、これはノリがほぼ少年漫画。アニメ化した際にBL要素が完全に抜かれてしまい、ふつーの少年漫画っぽいアニメになっている。しかし、原作でも主人公はゲイだと自称してはおらず(諸般の事情からホモホモ言われて馬鹿にされているものの)、女遊びはするが恋愛に疎いみたいなキャラ。
中国BLはストーリー重視らしいので、探したらもしかすると元増田の要望に叶うものもあるかもしれないが、中国でのBL規制が年々強まっているらしいし、よくわからん。
ググってたら、腐女子の利用するサイトなんかで時々少年漫画みたいなBLある?とかBL要素の入った少年漫画ある?という質問があって、結果はいつも匂わせ程度ならあってもがちのBLは無いっていう結論になるようだ。
少年漫画の二次創作としてはBL大人気だけど、オリジナルBLとなると恋愛ものというか少女漫画の派生形みたいな扱いをされていて、まず読者がBLに少年漫画要素を求めていないらしいのだ。そういうのが読みたきゃ二次創作行けって感じらしい。
「AnimeJapan 2020」や「Comic Market 98」などの大型イベントがコロナウイルスの影響により自粛&中止となりました。秋に予定されている「東京ゲームショウ2020」も今年はオンラインでの開催を検討とのこと。
この夏に予定されている「Animelo Summer Live 2020 -COLORS-」や、KADOKAWA系レーベルが一大結集する予定の10月開催の「らのすぽ」も状況次第では微妙なところではないでしょうか……。
アニメ業界的には、この2020年春放送のアニメ作品のいくつかは完パケレベルで完成していない作品のアニメ放送が遅れるという状況にもなっています。放送予定作品も放送時期の変更なども多数みられました。
それはさておき、従来なら大型イベントで開催されるステージや、販売ブースなどで発表される予定のアニメ化情報ですがイベントが中止になってしまったので、いくつかの情報は散発的にネットで発表される形となっています。
チェック漏れもあったりするかもしれませんが、整理する意味でまとめてみました。
(増田の仕様上、一記事でのhttp・httpsのリンク数上限があるので、http・https抜きになっています)
ラノベのアニメ化作品、異世界もの、周辺作品などなど……直接的には「なろう系」とは関係ない作品の情報もあったりします
FANZAで佐藤りこの企画作品が大量にうpされているので重なるのもあるがまとめておく
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=beitc018/
ちなつ(童貞くん大好きっ!)2018/01/05
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=dtds005/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=goumo009/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=eqt344/
かな(TE●NS)2019/08/15
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=ten0018/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=oretd609/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=bzdc007/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=oretd620/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=oretd624/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=big0031/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=oretd653/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=bcpv150/
りこ(やり狂う!スケベなセフレ達)2020/03/07
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=yss072/
りこ(ビニ本本舗)2020/03/08
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=bini232/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=bcpv151/
ttps://www.dmm.co.jp/digital/videoc/-/detail/=/cid=oretd680/
なんで音楽で飯が食えなきゃならないんだと思うし、
そもそも音楽で大多数の民衆から金をもらうことが歪だったんじゃないかと思う。
音楽なんて結局は享楽で、自己満足できればいいのなら鼻歌なりなんなりで自己供給できてしまう。
そこに価値を付随して表現する側と消費する側を分ける時代でももうないんだよ。
才能ある若い奴は自分でサンクラやYouTubeに曲あげてSNSでファンと交流しちゃう。
藤井風やどんぐりずみたいな奴がこれからスタンダードになるだろうさ。
(藤井風もどんぐりずもメジャーレーベル契約して、すごろくをあがっているが、チャンスザラッパーみたいに今後あえてレーベルのオファーを蹴る新人が日本にも現れるはず)
質のいい機材を安い費用で揃えられるようにもなってきてて
フリーターだろうが学生だろうがそうやって曲作ったりパフォーマンスできなくもない。
音楽以外で生計を立てる人間でも人気者になれるし自分の好きに曲も作れる状況であるほうが、