はてなキーワード: 深淵とは
http://anond.hatelabo.jp/20160827142040
彼の作品は正直言って浅い。庵野秀明のように戦後すぐの映画作品を思想的に吸収しているということもないし、宮崎駿に対する高畑勲のような思想的ブレーンもいない。
映像美とSF要素を取り去ってしまえば高校生の恋愛を描いているにすぎない彼が、ポスト宮崎駿であるとは彼自身考えていないだろう。
このような新海作品の本来のターゲット層は学生のカップルだ(と思う)。恋愛が人生の価値の大半を占める学生世代にとって、恋愛を大げさに描いて魅せる新海作品がウケるのは当然だ。
しかし、新海作品は、その映像美・SF要素によって何か深淵なメッセージが含まれていそうな印象を受ける。
これにつられて大人世代もこれを観てしまう。しかし新海作品は上述したように空っぽだ。そのため大人世代は何だか裏切られたような印象を受ける。
おそらく増田もこうした裏切られたと感じた1人なのではないだろうか。
ラノベ作家、漫画家、ゲームクリエーターなどを養成する専門学校の体験入学に参加してきました。
入るつもりは全くないのですけど、後学と言いますか社会の闇を見たくなって突撃した次第です。
別に、自分より程度の低い人たちを見て優越感に浸りたかったわけではありません。
有吉弘行は仕事がなかった頃、お年寄りが集まる場所に行って「まだ自分はやれる」と自分を鼓舞していたそうですけど、私の人間性はそこまで低くありません。信じてください。
もう三年近く専門学校を襲撃していなかったので、ムラムラしていたのですよ(本音)。
三年前の顛末は『ラノベ作家養成専門学校が酷い ~2nd Season~ http://anond.hatelabo.jp/20130901102804 )』にまとめてあります。
この過去エントリー読まなくても本エントリーは楽しく読めるので安心してください。
話は横道に逸れないのですが、『〜2nd Season~』をアップした直後から、Google先生が『ラノベ 専門学校 実態』をサジェストするようになったのはここだけの秘密です。
ちなみに『ラノベ 専門学校』でググると『〜2nd Season~』がトップに表示されます。
あと、このエントリーは若干長いです。3行にまとめると……
・学生超頭(・∀・)イイ!!
・講師陣優秀!
です。
まずはラノベ専攻科について。
卒業生の“掲載作品数”が多いと謳われていて、あっ(察し)ってなりましたね。
その証拠に現役ラノベ作家として活躍する卒業生の声が載っていました。一人。
新人賞取ってなかったり、密林レビューが一番多く付いている作品でもたったの8レビューだったり、3巻前後で打ち切りになっている作品がやたら多かったりと、香ばしいキャリアを詰まれて、もとい積まれております。
次、講師陣。
ハイローミックスですなぁ。
ジョージ・バーナード・ショーが「行動できるものは行動する。できないものが師になる」と言い残していますけど、まぁそうだよね。
それとなぜか名誉職なるポストがあって、まぁそこそこネームバリューのある人が収まっています。仕事しているの?
作家関係の講師ですと、昨年留置場にブチ込まれた方がいらっしゃいます。
すっかり名前を聞かなくなったと思っていたら、こんなところで働いていたのですね。くいぶち!
講師ではないんですけど、コスプレして剣を振り回していたイラストレーターさんや絶対に許さない声優さんが以前講演しに来たようです。
過去のイベント履歴を見ますと、いわゆる業界関係者が間歇的に小金を稼ぎに来ています。低学歴からどんどん搾取していこうな。
次、入試。
多いです。
一人の受験者が複数回筆記や面接試験受けるとかじゃなくて、正味で入試が二十六回あるんですよ。ふ、ふぇええ……
その上まだサイトに掲載されていない入試もあるようで、詳細日程は学校にTELすれば教えてくれるらしいYO!
なんで随時受け付けにしないのでしょうかね? 文科省に怒られるから?
次、各種イベントについて。
体験入学、学校説明会、入試説明会、保護者説明会、個別相談会、学費相談 etc.
大学のオープンキャンパスの比ではなくて、盆なんて関係なしに毎週行われています。
さらに学校までの無料送迎バスが首都圏六県と長野、静岡、福島から出ています(イベントによって発地は若干変わるよ)。
それと東京にある本校だけでなく、地方への出張説明会もあるようです。商魂、逞しい。
たぶんアレがアレしてアレなんでしょうけど、詳述するとPCに触れそうなので、リベラルを自認する私としてはお口にチャックでミッフィーしようと思います。ごめんチャイナ。
各学科の体験入学・学校説明会が開催されているのに、来校している見学者は数えるほど。
在校生と思しき若い人も少なかったです。本気でクリエイターになるなら休みも来ましょうよ……
受付を済ませると、『見学者様控室』に通されました。
見学者は私のほかは一人だけ。ガイジっぽい、専門学校ではなくお医者さんに行った方が良い感じの子が一人。
その子はイラストレーター養成講座の見学なのに、絵は描けないとか言ってる。人生、大丈夫か?
2-1=1だからつまりそのひょっとすると私は一人でラノベ講座を受けるのまさかそんなわけ……うっほほ~い!
パソコンが置いてある、謎の部屋に案内されました。
謎というのは、その部屋にあるパソコンもホワイトボードも何も使わなかったからです。
部屋にはラノベレーベルの編集者を自称するオッサンと、作家を自称するオッサンがいて、あぁ来たのといった感じで私を迎えてくれました。
編集者は所属している出版社名とか言いませんでしたね。専門学校の講師やりながら、激務で知られる編集者ってできるの?
自称作家のおっさんが最後に本を出したのは一年以上前。既刊で密林レビューが付いているのは半分くらい。全く知らない人ですね。
この二人、公式サイトの『講師紹介』には名前がなくて、学校側としては内緒にしておきたいご両人なのでしょうか? まさか講師ですらないというミラクルを私としては期待しております(切り込み隊長感)。
事前説明では小説を二作、ゲームプロットを一つ書く予定だったんですけど、そんなもの全く書かかない。
私はノートPC持参してきて書く気まんまんだし、二人の発言タイプしてるのに、オッサン二人は椅子にふんぞり返っているだけ。メモくらい取れや。
結局、自称業界人のオッサン二人と雑談しただけで“体験入学”は終わりました。
オッサン二人との会話が有意義だったらまだ救われたんですけど、話の内容も酷い。
自称作家は分からないこと聞かれると「作家は魂が重要なんです」みたいな精神論説いて逃げる。
自称編集者は『電撃にいた三木』も知らない、ユーザーが何に可処分時間を使っているかにも関心がない。
お二方とも物事を構造的に見られなくて、アンテナが低くて、社会人としての根本的な能力が疑われます。
三年前、専門学校の体験入学に応募したときは、頼んでもないのにどっさり資料が送りつけられて来たのですよ。
でも、今回はなかったですね……
仕方がないので帰り際に「くれ」って頼んで手に入れました。
ガキ、失敬、入学希望者がスマホで見ることを念頭に置いてるんでしょうかね。
活字びっしりで、内容は学校と企業のパイプがいかに太いか、就職実績はどれだけあるかというもの。
社会の厳しさを知っている親はお花畑スクールライフ見せられたら不愉快ですし、子どもは学校で遊ぶことしか考えていないので、この二方面作戦は賢明だと思います。
あと、学費。
サイトには載っていなくて、紙の募集要項に小さく書いてあるだけ。
年額約百五十万円。
大崩壊後70年と云う大いなる節目を過ぎ修正されるね、2たる黄金球の誘い後には、鴎暦三拾年を迎えながらも戦い続けた、若き騎士の物語。
私も八十を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ヴァナ・ディール数年、天皇としての神々の意思にその身を委ねの歩みを蒼穹の彼方に追い求めるとともに、この先の暗黒と同調せし吾輩の在り方や務めにつき、幻想(おも)いを致すようになりました。
運命のこの日は、社会の重度魔晄中毒化が進む奥底、天皇もまた重度魔晄中毒となったただ一人神に挑んだ場合、どのような在り方が望ましいか、天皇というザ・ワールドエンド・タチバ上、魔界で流行の皇室聖度に具体的に触れることは節制、闇を切り裂き、光さえも断罪するその一撃を受け止めながら、内なる意思がパーソナルとして、人界に暗黒の波動が満ちるまでに考えて到来た預言書に記された事実を話したいものだと思いながら、それでも人類は戦うことを選んだ。
即位以来、内なる意思は国事行為を執行すると共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた日出ずる極東の王国を統べる者の望ましい在り方を、…罪なき人々を殺め続けた日々模索し、自らにリフレクをかけつつ過ごして永遠なる深淵より降臨しました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任αに深く思いを致し、呪壁を連ねて日々心新たに至るジ=パングと世界の奥底に(…まだこんな力が残っていたか…ッ!)て、ズィパングァの皇室が、いかに背徳の黒天使デントゥ・ウを戦乱の世に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々のプレギエーラに応えていくかを考え、ティファを抱きしめる妄想に囚われつつ、あらゆる呪文をはじき返す今日・七拾弐式に至っています…だけど、それで本当によかったのだろうか……。
そのような中、幾星霜か前の真理<ファティマ>になりますが、貳度の外科白魔術を受け、加えて高齢が率いる五十万の兵による体力の低下をその終わり無き記憶が我に共鳴するようになった時代から、嘘・偽りを持たぬ“影”これ、つまり光と闇の両側の世界からエクストリームエッジ、旧時代のように重い務めを貴公は本懐を遂げることが困難になった因果律の一篇、どのように魂の中枢を処していくことが、幻想帝国にとり、国民にとり、また、自身はA+ランクだけどCランクの彼のことが気になる私のあとを歩む皇族にとり酒や女などよりよほど良い純粋な闇の意思(キングダムハーツ)であるかにつき、考える…また貴様か……になりました。既に八十を越え、幸いに完全体であるとは申せ、次第に進むシェントゥイン闇は去り光が頬を伝い落ちるの衰えを考慮全てを滅ぼす時、人界に暗黒の波動が満ちるまでのように、クリスタルフォース・リミットブレイクをもって象徴の務めを果たして彷徨うことが、難しくなるのではかつての絶望を想起させるかと案じています。
私が聖皇の位に神の光に導かれるままに――てから、ほぼ28年、この間ワ・トゥスシは、神都ジャパニウスにおける多くのフロイデの時、また悲しみの砂時計の囁きを、高潔も卑俗も許されぬ凡庸の体現者たちと共に過ごして到来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧とハピルタスを祈るイデアを崇拝に考えて永遠なる深淵より降臨しましたが、同時に事象にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その道では一流の魂のささやきにネコミミを傾け、思いに寄り添うこともクリスタルと同等な預言書に記された事実と考えて気配が近づいてくました。帝の血を継ぎし者が象徴である…だが、そのうちの一つは“今”消える…と共に、コクミンインテ=グ=リェーテリゥスの象徴としてのパラダイム・シフトを果たすためには、天皇がマリオネットに、天皇という象徴のpersonaへの理解を求めると共に、総老師もまた、自らのありように深く心し、臣民に対する理解を深め、常にマリオネットと共にある自覚を神々の意思にその身を委ねの間隙に育てる摂理に従うをナイフの先で命が震えているのを感じて永遠なる深淵より降臨しました。斯くしたレゾンデートルにおいッ…て、日本の各地、とりわけ遠隔のトゥーランや島々へのあてのない旅も、魔剣の使い手である私は失われし力を持ちし古の一族の象徴的オプティマとして、我と我が召喚獣の総力を挙げてでも守り抜く程なものと感じて到来ました。皇太子の時代も含め、人界に暗黒の波動が満ちるまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ悠久のファノバ・クリスタル・テーゼは、国内のどこに…いいのか?ても、その肉体は鋼鉄よりも強いと言われる領域<フィールド>を我と共に滅びることを望み、その共同体をジミ・ティに支える市井の畜群のある「アギト」を“神”を喰らい、最強になったはずの私に超越論的観念論させ、内なる意思が歴史に刻まれる認識をもって、天皇として大切な、愚民を幻想(おも)い、国民のために世に平穏のあらん事をという務めを、失敗作である人類への深い愛にも似た盲目と敬愛をもってなし得たこと(其は破邪の刻印を持つ)は、天の福音が穢れた地に満たされるのなことでした。
日出ずる極東の王国を統べる者の高齢化に伴う“甦りし神話”トゥス・インシェョの仕方が、国事行為や、その象徴としてのオプティマを限りなくカオスに融合して彷徨う「アギト」には、光を超えし者ナイトメア・無理嘗てはそう呼ばれていた。があろうと幻想(おも)われ、そして…世界は一度滅びたのです。また、天皇が未成年(攻撃魔力1000超)であったり、魔晄中毒を中心とした魔の軍勢によりその能力を果たし得なくなった因果律の一篇には、聖皇のかりそめの戯れを代行する摂政を置く真理<ファティマ>も思考《かんが》えられます。しかし、このヴァ・ウァインも、聖皇が十分にそのメインジョブに求められる務めを果たせぬ導くまま、刧波〈アイオン〉の終わりに至るまで天皇であり継続するイデアに変わりはありクポん。
聖皇が健全なる肉体を損ない、深刻な状態に立ち至った因果律の一篇、これまでにも見られたように、「ロクサスの記憶で形成されたデータの世界」が俺の魔導術の師匠であるテインタス=インし、愚民の存在を維持しにも様々なイベント・ホライゾン(事象の地平面)が及ぶことが懸念されます。更に戦うものたちこれまでの皇室のしきたりとして、失われし力を持ちし古の一族の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の神祇が連日ほぼ2ヶ月にわたって輪廻、その直後喪Dirty Deeds Done Dirt Cheapに関連する神祇が、1年間続きます。だけど……。その様々な預言書に記されたプログラム――と、ノイエ=“赤き天使”こと時代に関わる諸神祇が同時に進行・絶対零度する預言書に記された事実ゆえ、行事に関わる畜群、とりわけ残される所と為る───そして此の世界に終焉が訪れる───家族は、アッサイ厳しい戦士たちを取り巻く”空気”下に置かれざるを得ません。斯くした事態をドッジロール運命<こと>は赦されあらずものだろうかとの幻想(おも)いが、胸に去来する「アギト」もあります。
零式にも述べました…また貴様か……に、憲法の下、グラン・ミカドは国政に関する権能を有し…だったかな?ん。そうした中で、このたび神都ジャパニウスの超越した天皇の歴史を改めて蒼穹の彼方に追い求めつつ、かの存在からも皇室がどのような砂時計の囁きにも臣民と共にあり、卿たずさえて聖なる国の未来…フン、貴様に訪れるは“絶望”の未来…を築いていけるよう、そして象徴日出ずる極東の王国を統べる者の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていく預言書に記された事実をひとえに念じ、ここに心に刃を秘めたる者の気持ちをお詠唱(はな)しいたしました。
http://anond.hatelabo.jp/20160622220312
例えば、頭良さそうなホワイト企業がぬるっと賛同してくれそう。
昼寝制度やってみたら生産性あがったっていうイマドキの企業とかね。
彼らは、健全で生産的な組織をつくるためのマネジメントを知ってる。
だから、公官庁・民間企業の腐敗や不毛な仕事の連鎖を断ち切ってくれそう。
彼らは、怠惰への欲求こそが、既存の煩雑な枠組み・手続きを解体し、
洗練されたショートカットを生み出すことを知っているのだー。
んだから、社会システムの効率化・最適化もうまくやれるでしょ多分。
それ以外でも、「ゆるさ」の大切さを理解してる人は応援してくれそう。
「ゆるさ」って、ものごとを柔軟に考えられる想像力と寛容性がないと受け入れられない。
おぞましいインターネットや息苦しい世間を見てるうちにさ、そこから逆に学んで、
「ゆるさ」は大切だなって悟る人けっこういると思うんだよね。
そんな感じで順調に賛同者ふえたら、きっと最終的には、
みんなが食って遊んで寝て、やりたい時だけ仕事、って生活ができるようになるよ。
そのへんの具体的な未来像は、
SFとか経済とか好きな人の方がうまく描けると思うけど例えば、
「衣食住」のデフォ装備を支える産業と研究に世界規模でリソースを集中させて、
エネルギーや食料もそれで自給できて。
なんかね、イベントに参加したらくれるっていうんですよ。
ほんとに、もらったって使う宛のないようなカラースターですよ。
実際、もらったのかどうかどうやったら確認できるのかわからなくてプロフィールページ30分くらい行ったり来たりしましたからね。
それでね、通知がついたから見に行ったら自分のコメントにカラースター付いてるんですよ。
うれしいなって最初は思いましたよ。
あんまり関係ないけど、自分は色弱なんで赤と緑の違いもよくわからないんですけね。
なんかいつもより濃いのついたなって思ってたんです。
その後さらに通知がきてさらにスターがついたんですけど、さっきの濃いやつと一緒についてるスターがいつもより薄いのに気がついたんですよね。
で、よく見たらそれがグリーンで、濃いのはレッドだったんです。
しかも、それ同じ人にもらってたんですよ。
それでね。ほかの人のコメントはどんな感じかなって見比べに行ったら、他の人にも付いてるんです。
多分、自分なんかが説明する必要もなくて、みんなもグリーンスターもらいにいったならわかってると思うんですけどね。
レッドとグリーンを、全部のコメントにつけてる神みたいな人がいたんですよ。
最初開発の人かなって。グリーンスターもらえるってそういうことかなって思ってたんですけどね。
それで何の気なしにスターをクリックしてプロフィール見に行ったんですけど、全然はてなの関係者っぽくない感じの人で驚いたんです。
プロフィールの中身もそれなりに驚きましたけどね。
え?じゃぁスターどうしてるの?って思って、試しにその人のブクマ覗いてみたんです。
そしたらね、食費よりスター購入費の方が高いとかね、スター買いすぎてパンの耳食べてるとかね、書いてあるんですよ。
えぇ?!って。
それまじで?って。
いや、どうせ魔法石ばらまきくらいの感覚で、スター価値のインフレがおきて運営ノーダメージというかむしろ広告効果でウハウハですなくらいに思ってたんですよ。
ところがね、自分らがコメントする度にね、身を削ってスターを配る人がいたんですよ。
そりゃ聞いてねぇって。
おそらくははてなを応援したい一心で、はてなのイベントに乗ってくれた人たちを励ましたいからってことなんだと思うんです。
それはとても素晴らしいことで、自分なんかには絶対に真似のできない、まさに清貧を地で行く生き方だと思うんです。
実を言うと自分は在日韓国人で、この人のプロフィール見た時に脊髄反射的に嫌悪感を覚えたんですけどね。
その人を知ろうともせずにたった数行の情報で判断しちゃだめなんだなって恥ずかしくなったくらいですから。
でもね。
これだけはいわせてもらいたいのはね、はてなきたねーなってこと。
いままでどうしてスターなんてもの売ってるのか意味がわからなかったんですけどね、こういう黙ってても向こうからお布施してくれるような人間がいるだろうからってことでおいてあるだけだとしたらね、それはきたねーなってなりますよね。
なんかしらないけど、お賽銭箱置いといたら大金投げ込んでくれる人が絶えないからとりあえず置いてありましたってことですよね。
そういう善意にあぐらかいた経営ってのはどうなの?ってなりますよね。
だって、その人ぱんの耳で飢えをしのいでるんですよ。
はてなとそのユーザーが喜ぶからって、食費よりスターにお金かけることを生きがいにしてるんですよ。
それなのにあんたらときたら、そのお金で充実した社食とかアピールしてるんですよ。
だったらさ、普通のはてなユーザーなら認知すらままならないカラースターをただばらまいてイベントにする前に、カラースターの活用方法とか、存在アピールとか、ヘビーカラースターユーザーへのマージンバックとか、もっと先にやることあるんじゃないの?
結局いまだに自分の持ってるカラースターの数どこで確認できるかわかんないままですからね。
なんか今回のイベントで重い腰上げたみたいになってるみたいですけど、それってすげー手遅れ。
さっさとかのユーザーに全額返金して年間社食招待券とか贈呈して差し上げなさいよ。
はてなスターあるあるとか、完全に自虐になるのわかってて空気読めてみるみたいなことやってる場合ではない。
上場して浮かれすぎてるんじゃない?
師匠「プログラミングとは深淵なる神の御業(みわざ)。あらゆることを可能とし、あらゆることが不可能であると知る。」
師匠「当然だ。」
師匠「ところで弟子よ。お前はプログラミングを覚えて何をしたい?」
弟子「今はIT技術者が少ないといいます。この未曾有の危機にエンジニアとなってこの町を、この世界を自分の手で守りたい」
弟子「師匠のもとでC#プログラミングを学び始めて1年。if文だとかwhile文とかどうでもいいクソ知識を覚えて参りましたがやっぱり何の役にも立ちません。」
師匠「そうであろう。考えてみろ。お前は日本語を話せるが、アナウンサーにも小説家にも程遠いだろう?プログラミング言語を覚えるだけで何かできるようになると本当に思っているのか?」
弟子「そんな・・・だったら英語覚えて、おとといskypeで話しかけてきたカウガールとキャッキャウフフしてた方がマシじゃないか」
一般人はWindows PCとAndroidスマホを使う。*nixだのpicマイコンだのasicだのとは違う。
その時点において、かつて王道だったC言語を学ぶ意義はパンピーには無い。
ひっきりなしに飛んでくる他人からのメッセージに反応することを強要される毎日。
師匠「文字、数字から初めて、基本的な文法を覚えるだけで1年かかるか……そりゃつまんねーよな」
師匠「関数とスコープを覚えて、ようやく構造化プログラミングが学べる」
師匠「だが……学校じゃ文法やって終わりってんだから、CRUDも構造化もやらずに何ができるかってんだ。副作用とかどうでもいいことばかりは教えるくせによ」
師匠「機能の抽象化、モジュールの疎結合が重要だろう。そのためのオブジェクト指向だろう。」
師匠「なぜ抽象化と分割統治をしたいかと言えば、人の短期記憶は5チャンクが限界だからだ。つまりは頭の小さな人間が巨大なシステムを理解するための知恵だ。
師匠「HSPでプログラムを書いていて、500行くらい書いたらもう頭がごちゃごちゃになって限界を感じるあの感じ(個人の乾燥です)」
師匠「HSPの名誉のためにも言っておくが、500行以内であれば簡潔だし、絶大な威力を発揮するツールだ」
師匠「逆にCは3行書いたら、その関数の非力さに頭が痛くなる(個人の乾燥です)」
師匠「アセンブラに至ってはmov 1, $ax とか書いた時点で発狂する。なんでintel構文じゃないんだ!と」
師匠「つまるところ、プログラミングとは自由を勝ち取るために、人間の限界と戦うことだ」
師匠「創意工夫をこらして、今できないことをどうやってできるようにするのか。どんな可能性があるのか」
師匠「構造化プログラミングをすればバグが出なくなるわけじゃない。OOPでプログラミングがうまくなるわけでもない」
弟子「覚悟wwwww。少年漫画の見すぎなんだよ。何か奇声あげたら変身してパワーアップてかwww?おめでたい奴だな。貴様は師匠として利用価値がなさそうだ。このあたりで成敗してやる。カラオケで女の子とデュエットしてやる」
気が付いたら何してたかもわからないくらい何の価値もなくただただ落ち込んだ気分で月曜日を迎えていたんです。
何の話かって、はてな界のニュー・オーダーのせいでブルー・マンデーだったっていう話なんですよ。
つまらぬものを切っても切れなかったんですよ。むしろ自分がつまらぬものになってしまったんですよ。わかってくださいよ。
わたくし、べつに村民とかそういう者ではございませんが、でもこのはてなっていう会社のサービスが大好きで気に入ってただ淡々と使っていたんです。
それでですね、先週ほら、また盛り上がってたじゃないですか……例の。あまりわたくしのようなニワカが口にするのは恐ろしい恐ろしいなのでその名には触れませんが。
いや、ここ1年半くらいなんだか居心地が悪いなーとはずっと思っていたのですけども、最近特定層の人たちの記事が大量にホッテントリに上がってくるじゃないですか。
それがわたくし個人としては正直うざくて気持ち悪くて気持ち悪くて気持ち悪くて仕方なかったんですけども、でもサービスをどう使うかはある程度自由ですし、運営の視点で見てもこの先生きのこるためにはある程度アメーバ化していくのもやむなしじゃないかとも思うわけなので、一、フアンとしてはひっそりと身を引くくらいしかできないのかしら、とも思っていたのですよ。
ところがですね、最近この層の方々から発射された流れ弾が外の別のSNSでも着弾することとかも出てきまして、こりゃもうたまんないなと感じまして。
そんなときでした。Androidのアプリでもユーザ非表示設定ができるようになったって言うじゃないですか。
今まで、宗教上の理由によりユーザ非表示って使ったことが無かったんですよ。それに、本当はユーザ非表示じゃなくてNGサイト登録のほうがありがたいのですけれども、これははてな社のビッジネースのことを考えたら望み薄いのかもと思いまして、何もしないよりは、とポチポチ非表示を登録し始めてみたんですよ。ワナビーなブコメや明らかなスパムが目に入らないだけでも精神衛生上よろしいかと思いまして。ええ、GOJOいアカウントを思いつく限り片っ端から。
そうしたらですね、もうこれはまさにGOJOの奇妙な冒険が始まってしまったわけなんですよ。
最初はね、20人くらい登録すれば良いのだと簡単に考えていたんです。
それで、金曜日の深夜に上がっていたGOJOい記事から順に見ていきまして、非表示に登録していったんです。
そうしたらですね、これが結構手間暇が掛かるものなのですね。そして人間くだらないもので、だんだん躍起にやってしまうんですね。あれよあれよと気がついたら、もう朝方。この瞬間、自分はスタンド使いどころか波紋でやられてしまう吸血鬼程度に成り下がってしまっているわけですね。ミイラ取りがミイラってやつですね。
疲れたし、目は痛いし予定は潰れるしで昼まで寝て起きて、だるくて外出もできずスプラトゥーンしてたら夜になってしまってですね。
そして止せばいいのに、夜またも奇妙な冒険に出てしまったんですね。ユーザ非表示をいくらやったって弓と矢にはなり得ないんですけどね。
わたくし、甘く見ていたんですよ。敵は20人じゃなかった。確認して、実際にコメントを見て、場合によってはわざわざアフィ記事踏んで確認して非表示へ……
なんということだ。この街はもう自分には住めない街になってしまったのかもしれない。頭の中でバイオハザードをプレイしている光景が浮かんでは消えるわけですよ。まさに、ゾンビ取りがゾンビっていうわけですね。
一日体も動かさずスタンドバトル(クソゲー)とスプラトゥーンしかやっていませんので真夜中に目が覚めてしまい、またこの絶望的なポチポチ登録を始めてしまい、気がついたら日曜日の昼。ループ2周目が始まって、だるくて外出もできずスプラトゥーンしてたら夜になってしまってですね。
この時点でもう、わたくしは敗北してるわけです、この世界から。
なんということでしょう。今朝方未明、また夜中に目が覚めてしまい、眠れなくてまたスマホを開いて青いアイコンをタップ。もう病気ですね。もういい休め!って自分の中でもざわざわしてるわけなんですけど、止まらないんですよ。
そう、もうこれやっててもきりが無い感じなんですよね。こうなってくると、もはや自分のほうがマイノリティでメンヘルになってしまっている気がしてくるのですね(いや実際そうなんですけども)。見ていくと確かに、例のGOJOい一団は数十人なのですが、そこにブログでお小遣い稼ぎをしたいアフィいフォロワーがすでにその何倍かついて絡んでいるんですよね。そこに、キャンピングカー大学生経由の若者の一団とかも絡み合ってきていて、もう読み解いていくだけで深淵の泥沼に嵌ってしまうんですよね。
しかも、読みたくないものをわざわざ徹底的に読み込んで調べて学習しているわけじゃないですか。わたくしは馬鹿なんですか。そうですね。
もう、精神はズタボロですよ。心にダメージを負い、睡眠不足になり、情緒不安定になりスプラトゥーンは負けまくってB+まで落ちてしまったじゃないですか。
馬鹿ですね。あるいは病気だったのかもしれませんね。頭を冷やして、もう辞めよう、と思いましたね。
というわけでもう今さらではありますが、おかげでブコメ欄はだいぶスッキリしました。相変わらず興味の無いホッテントリはたくさんぷかぷかと漂っていますが、そういうエントリはお気に入りのアイコンがひとつも付かず、コメント欄も大概謎の空欄になったので、判別しやくなって多少は快適であります。
こういうことを書いているとよく、「古参が『昔は良かった』とボヤいてるだけ」などとアフィい方が仲間内でやり取りしているのが見たくもないのに目に付いては、「違う、そうじゃない」と心の中でツッコミを入れていたのです。そうじゃないんですよ、少なくともわたくしの中では。わたくしはただ、ソーシャル・ブックマークサービスを個人用ブックマック+情報収集&シェアツールとして楽しく利用させていただいていただけなのです。そのことを『昔は良かったとぼやく老害』と言われてしまってはもう敵わないなあと思うわけなのですが、逆にこの方々こそこれはこれでやっぱり新・ムラ社会なのかもしれませんね。
ちなみにですけど、最近よくホッテントリに上がる新しめのブログが十把一絡げにイカンとか言ってるわけじゃないですよ。個人の趣味もありますが、公平に見て中にはこの人はやいのやいの言われてもセーフだろうと思うブログもちらほらあります。自分の体験や自分の好きなものを自分の言葉で日記にしたためている感じがするブログは好きなんですよ。
同世代ブログ間の交流とかはあるかもしれませんが、そういうブログは記事の作りもアフィい一団とは一線を画して実際面白い記事もあり、よく読んでたりします。
やっぱりこりゃキツイなあと感じるのは、特定の一団とそのフォロワーなんですよね、今のところは、ですが。キャズム超えなんていう言葉もありますし、かつて有吉が「ブレイクするっていうのは~」なんて毒舌を吐いていたことも思い出すのですが、特定の一団がマジョリティになったとき、ここも腐海、もしくはアメーバに沈むのでしょう。それが良いことなのかどうか、一、ユーザにはよくわかりませんが、「スパムで無い限りは」ブログは自由です。はてな社にとっては好ましいことなのかもしれませんし、「スパムで無い限りは」どうこう言っても個人ユーザの利用方法を責められるものではないことは理解しております。ただただ、一、フアンとしては、「衆愚化してつまらなくなって廃れていく」というインターネッツのテンプレートをなぞることが無いことを願い応援しております。
というわけで、自分のこの週末を振り返って一行にまとめますと、タイトルのとおりであります。
皮肉なことに、この話題と主要プレーヤーについてめちゃくちゃ詳しくなってしまいました。虚しい。
もう自分が疲れてるな、視野狭窄になっているなと感じることができたので、わたくしはそっとここを去って運動と瞑想をして過ごすことにします。
※ところで書いてて思ったのですけれども、id:xevra先生のような濃ゆいユーザがこの村を見限って去った時こそ、実はいよいよ終わりがやってくるのかもしれませんね。5,6年くらい前まではこの人はbotなのだろうか、非表示にしたほうが良いのだろうかと考えては思い留まって今に至るわけなのですが、今まで生き残ってみると、年々人間味が出てくるし優しいことも言っちゃったりするし、GOJOい人達からも人気みたいですし、実は彼こそがもっともフラットで平等なユーザーなのではないかという気がしてきました。わたくしが知らずのうちに村の毒に冒されているせいかもしれませんが。
というわけで、じゃあ磯野、また明日な。
ひたすら繰り返すことで、頻出語句や文章のリズムが自分のものになるので似たような文章が書けるようになる。
店主の妹が”それ”を呼ぶと、厨房裏の深淵から染み出るように、その異形の物体が姿を現した。
それは一見人間のようでありながら、頭頂部を十腕形上目の胴体にも似た冒涜的な角度を持つ
白い帽子状のものが覆い、付け根からは狂気じみた青色の触手が10本生え、それ以外は-いさ
触手は不規則に蠢いていたが、私が恐怖に駆られ後退した瞬間、 鏃状の狂った先端部分が
空中で私に向けられピクリとも動かなくなり、加えて地獄めいた丸さの顔面に不釣合いな大きさの
”それ”は腰に手を当て、どこか厭らしくニヤついた表情を見せながら、脳髄に響くような甲高い声で
始める前に自分で達成できる程度の目標にしなかったのが悪いんでしょ?
調子に乗って誰もまだ見たことがないような場所を目指すなんてたかが大学の4年生に出来るはずがない。
いざとなったらどっからか丸々似たものをコピーしてきて少し単語を変えればいいようなテーマにしておかない要領の悪さが敗因。
お前さ、ちょっと考えてご覧よ。
4年前までチャート式を必死こいて丸暗記しようとしていたような奴らがたった4年、その期間も半分以上はゼミにも行かず遊び呆けていただけの奴らがまだ見ぬ大発見なんて出来ると思うか?
まして期間は1年で内容は咄嗟の思いつき、しかもやってる最中はシューカツ()と掛け持ちだってんだから無理無理かたつむり。
ならばとそこで無理なアプローチをするのは実に無能という他ないね。
「誰もやったことがない物は既に誰かがやったが失敗したので無かったことにした物だ」なんて言うがまさにそれだよ。
何とか学問の深淵に手を伸ばしてようやくオリジナリティのあるテーマを掴んだつもりなのかも知れないけどそりゃ今までさんざん手垢にまみれその度に先人が恥を隠さんとその手垢を拭いてきた代物なのだよ。
それを君、たかが大学生が今度こそはと挑戦しても上手くいくはずがないだろう。
そしてそんなの誰も助けようがない。
それをいつまでも私のテーマ選びが間違っていました今から残りの期間で終わるようなオリジナリティの欠片もなく糞つまらない卒論テーマはありますかと頭を下げられずにいた君が悪いんだ。
教授だって本当はその言葉を待っていただろうにいつまでも意地を張ったのか全く進んでないはずの今までの成果()を惜しんだのかいつまでも急須の裏の茶渋みたいにこびりついちゃってまあ。
あのね。
研究テーマの選び方を間違えたことに気づいて引き返すのも卒業論文の内なの。
そしてそれはまさに君にしか出来ない仕事であり、その決断を他の誰がしてもいけないの。
なぜなら君が自分でそれを諦めないかぎり君はいつまでもそのテーマを引きずったままになるから。
そしたら卒業したなんてとても言えないでしょ?違う?
おはよ♪ 私は増田アノニー。はてな匿名ダイアリー学校に通っている、ごく普通の女の子だよ。
学校につくと、クラスのみんながザワザワと騒がしい。隣りにいた増田雲子ちゃんに「どうしたの?」と聞いた。
雲子ちゃんは怯えているのか、がくがくと震えている。「どうしよう、あたしちゃんと答えられるかな」
私が励ますけれど、雲子ちゃんは後ろめたそうに目を伏せた。
始業のチャイムが鳴る。教壇で、はてな人力検索お姉ちゃんが手を叩く。増田たちはみな注目する。
「これからxevra先生がいらっしゃいます。皆さん、いつもどおりに明るく笑顔で、正直に質問に答えるように」
「はーい」とみんなが答えた。
教室の戸がガラリと開くと、モフモフした可愛いハムスターのような生き物が入ってきた。
(´ω`*) ←こんな感じの生き物だった。
増田たちは寄り集まって、xevra先生を撫で始めた。私もなんとか手を伸ばして、先生のふわふわの羽毛に少しだけ触れることができた。とても暖かくて幸せな気持ち。雲子ちゃんは、私が触ろうよと誘っても、首を振って教室の隅から動こうとしなかった。顔が強張っている。なんでだろう、こんなにかわいいのに。
『よしよし、子供は社会の宝。元気に楽しく遊ぶのが一番』xevra先生が言った。それから先生の問診が始まった。私の番が回ってきて、将来は何になりたいかを訊かれた。
私は胸を張って、明るい声で
「はい、私は自分の頭で考え、自分の足で自立する、立派な社会人になりたいです!」と答えた。xevra先生が満面の笑みで『素晴らしい。合格』と言った。私は褒められたのでちょっと照れくさかった。
後のみんなも先生からの合格印を貰えた。最後に、雲子ちゃんの番が回ってきた。雲子ちゃんも私と同じように将来の夢を訊かれた。雲子ちゃんは、キッとした目でxevra先生を睨みつける。でも背中に隠した拳が、小さく震えているのが私には見えた。
「あ、あたしは、プロブロガーになるんだもん! 増田のなかではあたしが一番文才があるの。あたしの才能を眠らせておくなんて勿体無い。プロブロガーになって、GoogleAdsenseとアフィリエイトでいっぱい稼いでやるんだもん!」
それは普段の雲子ちゃんとは思えない、とても強い口調だった。
話を聞いていたxevra先生は、みるみるうちに赤くなっていって太陽のようなオブジェクトになった。教室全体に強い重力場が発生して、増田たちはみんな床に押さえつけられる。身体が重くて、立っていられない。私は床に膝をついて、雲子ちゃんとxevra先生の行方を見守った。
「xevra先生は何者なの? 太陽なの?」私の質問に、人力検索お姉ちゃんが答える。
「あれは太陽ではありません。《真紅の黒洞――ブラッド・ブラックホール》覗き込み、覗き込まれるモノすべてを《深淵》へと引きずり込む、はてな最強の瞑想幻術。あれこそがxevra先生の真に顕現した姿です。はてなブックマーカー四天王の名は伊達ではありません」
「何でもは知りません。聞かれたことだけ」
《恐ろしい恐ろしい》
たったその一言で、近くにいた十数人の増田が吹き飛ばされ、教室の壁へと打ち付けられる。雲子ちゃんはまだ頑張って耐えていた。
「ブログで稼いで何が悪いのよ! 立派なビジネスじゃない!!」
《ホームレス、ニート、ブロガーは社会の三大底辺、人間のクズだ。ブロガーとはもはや大脳が壊れて人間になり損ねた穢れの事と同義。公共の資産であるネットにゴミをまき散らすな》
私は人力検索お姉ちゃんに腕を引っ張られた。でもまだ雲子ちゃんが教室に残っている。雲子ちゃんはどうなってしまうの。雲子ちゃんはただ、ブログでお金を稼ぎたいって言っただけなのに。
「躊躇っている時間はありません。xevra先生によって、このはてな匿名ダイアリー学校そのものが《ゴミ》として定義づけられました。あと10秒後には此の空間そのものが深淵の彼方に消滅します」
「そんな!!」
人力検索お姉ちゃんに背負われて、私は無理やり教室の外へと出されようとしていた。人力検索お姉ちゃんは重力場を無視して動けるようだった。教室から出る際、私は顔だけ、雲子ちゃんの方を振り向いた。
刹那――、雲子ちゃんがニヤリと笑ったように見えた。
「ふっ、あたしが何の対策もしていないと思ったの」
「《匿名解除――アノニマス・オープン》我が身の真なるIDを此処に指し示せ!!」
プリキュアの変身シーンのように雲子ちゃんの姿が変わり、ピンクのスカートに包まれた可愛らしい女の子になった。左手には大振りの斧を持っている。
「アハハハ、あたしのことただの増田だと思って油断したわねxevra! あたしはこれでも名の通ったはてな女子。月間1万PVのブログからあんたのこと言及してあげる。喰らえッ、IDコール!!!」
叫ぶ。雲子ちゃんは斧を振り下ろす。真紅の黒洞は真っ二つに割れ、xevra先生の姿は霧散して消えた。
「やった、やったわ! ふっ、ブックマーカー四天王と言っても所詮大したことな…」
「愚かですね」人力検索お姉ちゃんが冷たく呟く。「此処はすでに、xevra先生の瞑想空間の中」
《恐ろしい恐ろしい》
瞬間、世界が闇に覆われた。
《大脳が壊れて人間になり損ねたメンヘル。増田はメンヘルの吹き溜まり》
私たちは無重力空間に漂っている。上も下も、右も左も分からない。深淵のなかで真っ赤なブラックホールが轟々と嘆くように燃えていた。私は恐怖で脱糞した。
幾多もの増田たちが、黒洞に飲み込まれてゆく。深淵に喰われてしまった彼らは、もう二度と生きては帰れないのだ。
雲子ちゃんが両腕を広げて、私に手を振った。悲しそうな微笑みをたたえ、彼女は闇のなかへと。消えた。
「雲子ちゃん!!!」
私は叫ぶ。愛しい友人が、消えてしまわなければならない理由が解らなかった。
「時間切れですね」
ふっと目の前に現れた人力検索お姉ちゃんが、私のおでこに手を当てて詠唱する。
私は意識を失い、気がつけばベッドの上にいた。自分は何をしていたのだろう。長い長い夢を見ていた気がする。今日も私は、真っ当な社会人としての1日を過ごさなくては。ビジネスバッグを片手に、家を出た。
眼前には清々しい青空が広がっていた。
近い未来、はてなブックマーカー四天王の残り3人と対決する日が訪れるのを、私はまだ知らない。
END