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はてなキーワード: 深淵とは

2015-09-22

http://anond.hatelabo.jp/20150921212224

"おっさんという文字列には NO WAR という語が含まれている"

"いわゆる、深淵を覗くものはキャーのび太さんのエッチ!"

この二文には素直に感動した

2015-09-21

おっさん増田みわけかた

 インターネットは嘘を嘘として楽しむ場所なので、こんなことを言い出すのも野暮なのかもしれないが、

 私は「騙されるのが嫌だ」「感動を返せ」とほざくバカ自衛のための武器をあげたい。

 なぜなら増田とは地上に残された唯一博愛の地であり、敵に塩を送る礼儀をわきまえた唯一の匿名人種からだ。

 そのことが増田たちを誇り高くしている。


 で、だ。実際どう若い娘を装ったおっさん増田を見抜くかだが。

 まず、見てすぐわかるタイプのがいる。いわゆる「初級おっさん」というやつだ。これはおっさんもわざわざ隠そうとしない。場合によってはラスト一行で男バレを自らやることもある。

 これをもって「おっさん乙」などと得意げにコメントつのは愚の骨頂、カモの所業である

 即バレなどおっさんにとっては前戯のようなもの。まだアナルには爪先すら触れていないのだ。

 そんなおっさんが本気を出して騙しにかかった場合はどうだろう。

 ぶっちゃけていえば、通常その真贋を看破するのは不可能に近い。人間、その気になればwikipedia小手先情報の非対称性でいくらでも人を騙せる。

 難しいのは増田という場自体が「騙しやすさ」を底上げしていることだ。

 増田匿名サイトだ。そこに書いてある意見発言実名発言する地位ないし度胸のないクズたわごとと見なされており、まず真剣に読まれない。ゆえに「自分は◯◯だ」と言い張ればまず、多少瑕疵があったところで、わざわざ検証コストかけてまで反論しにくるやつはいない。今回の女音楽家風俗嬢事件のように、たまたま増田にそのスジに詳しい人物がいればいいが、いつもそうした専門家に恵まれるとはかぎらない。「女音楽家」が「女カバディ選手」だったら手の施しようがない。

 だから基本的増田の言うことはそのまま額面どおり信じられることとなる。

 推定無罪推定21歳処女。それが増田の法の原則である

  

 では騙されたくない人はどうすればいいのか。現状では三つの伝統的な対処法が存在する。

 1. 増田をみるのをやめる。

  一番健康的な対処である。もともと読むに値しない記事が99.9999%を占めるので、全く読まなくなったところで人生になんら悪影響を及ぼさない。むしろ増田を見なくなることが人生の良い側面が目につくようになり、精神衛生も向上することでご飯がおいしくなり、毎日ハッピーに、年毎の健康診断でも改善が見られるようになる。

  しかし、タバコ大麻といっしょで、簡単に止められるなら最初から誰も苦労はしないのである

 2. 元増田女性自称する記事コメントをすべて「おっさん乙」にする。

  知性の敗北である。「高度に発展したおっさんは本当の処女と見分けがつかない」とするならば、常に一定割合で含まれおっさんバスターするために絨毯爆撃はそれなりに理にかなっている。リスクもない。 

  しかし、それであなたプライドは満足するのだろうか? おっさん処女をまとめて鏖殺する、そんなのがあなた人生なのか? そのような雑でサイコパスじみた合理主義ベトナムで、アフガンで、イラクで、悲劇をひきおこしてきたのではなかったか? あなたおっさんを敵視するあまりドローン以下の存在堕落してしまっているのでは? おっさん子どもたちの未来を奪う空爆に今こそNOを!(おっさんという文字列には NO WAR という語が含まれている)

 3. 自分おっさんになる。

  いわゆる、深淵を覗くものはキャーのび太さんのエッチ! ってやつである

  みずからおっさんを演じることでおっさん意志に沈潜し、同化し、その思考トレースすることでおっさん完璧プロファイリングすることが可能となるのである。先ほど挙げた「初級おっさん」にもおっさんプリテンダー、おっさん検挙を最終目的とするおっさん潜入捜査官が含まれていると言われる。

  もちろん、この手法には重大なリスクが伴う。やがて、マジモンのおっさんになってしまうかもしれない、という危険だ。そして、その罠にはまる若者事実後を絶たないのである。虎穴はいずんば虎児を得ず。おっさんを殺すためにはおっさんの力が必要なのだ。君にその覚悟はあるか?

 

 以上三つが伝統的対おっさん検挙手法であるが、年々高度化する知能犯であるおっさんに対して、いずれも決定打とはなりえていない。

 そこで私は一つ新たな手法提唱したい。名づけて「それ、AVで観たよね?」メソッドだ。

 あなたが、増田自称女を名乗る記事発見したとしよう。文章も設定も物語も高度に練り上げられ真に迫っており、とても創作とは思えない。が、あなた脳内では一目観た瞬間から「これはおっさん!これはおっさん!」という警報が鳴り響いている。

 この直感の正しさを証明するために、あなたは以下の行動にでる。

 まず、あなた記事の設定を抽象化して抜き出す。「女音楽家」、「苦学したため金を稼ぐために風俗で働く」。

 そして、その設定からそれっぽい検索ワードをひねりだし、DMM.comサイト検索にかける。

 ヒットした候補のなかから記事の設定によくにた設定のAVを見つけよう。

 「おっさん自分の願望に基づいて女を創作する」――その習性を利用してやるのだ。なぜなら、おっさん妄想の八割はAVに由来する。


 そうやって、おっさんを割り出せたとして、あなたはそのおっさんをどうすればいいのか。

 断罪するのか。弾劾するのか。無視するのか。むしろ擁護してやるのか。おっさんの嘘に加担するのか。

 そう、真実の先には常に「あなた自身真実」が投影されるのだ。

 あなた自身はいったいどういう人物なのか。

 あなたおっさんの間にどんな違いがあるというのか。

 責められるべきは、おっさんか、社会か、それともあなたなのか。

 あなたにその「真実」に触れる覚悟はあるだろうか?

2015-09-20

ネトウヨSealdsの熱い戦いをみていると

ニーチェの「おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」

という言葉が頭をよぎる。

2015-07-31

あるサーバー箱庭諸島マジでパネェので書く

http://www17.big.or.jp/~emerald3/cgi/hako/qhako3/hako-main.cgi ここがそのサーバーである

何がどうパネェかと言うと、キチガイキチガイがあらゆる手段を用いて全力で殴り合っているのだ

管理人は失踪しており、キチガイを阻むものは何も無い

いちばん重要な要素は「多重登録である。 複数の島を作成してミサイル基地としたり、資金源としたり、別の人間のフリをして自作自演したり、対立しているプレイヤー名前を付けた上で迷惑行為を行ってヘイトを集めさせるなど、多重登録はあらゆる目的のために利用される

言うまでも無いが、多重登録はもちろんマナー違反である。 管理人が生きていればアク禁にブチ込んでいただろう


とても複雑な経緯を持つので、かいつまんで書く

ザムザザー」というキチガイと、反ザムザザー連合軍と呼ぶべき数人のキチガイ達 これが対立している


両者はミサイル基地を作るために無数に多重登録している

そのため、70のプレイ枠が全て埋まり新規プレイヤーが参加できない状態となった マジパネェ

数人で60強のアカウントを全て取得し、1人で10個以上の島を操作しているのである マジパネェ


彼らはミサイルを撃ち合うだけでなく、コメント欄を用いて煽り合う

たかゲームなのに「お前ニートだろwwww」「は?俺外資系に勤めてるし」とリアルを持ち出して殴りあう マジパネェ

「今の暴言マジ腹立つから警察呼ぶわ 震えて眠れ」「は?それホント警察呼ばなきゃ脅迫になるよ?呼べよ あくしろよ」マジパネェ

全く関係無いキチガイでない俺(増田にこれ書いてる俺)の島にやってきて「どうせお前もザムザザーだろ?」「は?ここは俺の多重じゃねーしwww」と喧嘩する マジパネェ


この箱庭諸島には「国連保護」というシステムがあり、ミサイルの撃ち合いを拒否することができる

上位の島々は、このキチガイ達の戦争の流れ弾に当たってはたまらないので、国連保護の状態を維持している

その上でキチガイ達は「国連保護に逃げてやんのwwwwダッサwwww」「悔しかったら攻撃してみろよ^^^^^^^」と煽り合う マジパネェ


これらはここ3週間の出来事に過ぎない。しかし、彼らは少なくとも1年以上前から煽り合っているのだ マジパネェ

キチガイ達は現在進行形で争い続けているし、これから先もずーーーーっと煽り合うことだろう

みんなもこの箱庭諸島で遊んでみよう! 新規枠埋まってて参加できないけど!

キチガイ戦争に巻き込まれてみよう! 疲れるだけだけど!

そして自分も多重して戦争に参加してみよう! 「深淵を覗くとき深淵もまたお前を覗いているのだ」ってことわざの意味がよく分かるよ!

2015-06-19

 一夜にして幾千もの星を手にした増田は、星の入った風呂敷包みを担いで夜闇の奥深くへ駆けていった。血走った目は暗がりでもぎらぎらと輝き、口からは怪鳥のような鳴き声がもれ続けていた。

 村の衆は誰も増田を止めることが出来なかった。あれは娘のため命を削って働いていた男ではなかった。星の欲に飲まれ狂気に憑かれ、人の道を踏み外した外道である。幽鬼となったのである

 古老は言った。唯一、出来ることがあるとすれば、それは増田のことを忘れることである、と。

 村の衆は増田が消えた闇をじっと見つめていた。それは夜の深淵へと続いている。そして、深淵の先は虚無へと通じると伝えられる。

 誰も闇の向こう側を知らない。中へ飛び込まなければ覗くことが出来ない。人間が知ることは出来ないのである

 増田はどうなるのだろう。

 誰かがつぶやいた。

 返事はない。

 夜の深い場所言葉が吸い込まれていった。

 増田が帰ることは二度となかった。

2015-06-17

twitter をはじめたら神になった【便乗、再投稿

(前回までのあらすじ)

twitter を始めて1か月くらいになるんだけど、

(中略)

私は神になった。

(あらすじおしまい) 引用元→ 「twitter はじめた」、(http://anond.hatelabo.jp/20150615004630

神といっても何か特殊な力があるわけではない。

ただ実体を持たずにどこにでも遍く存在するだけだ。

自我境界を失い電子情報の海を漂っているだけだ。

世間的には幽霊とか透明人間とかのほうが近しい感覚かもしれない。

時事的には透明な存在といったほうが薔薇みたいでトレンドかもしれない。

だが、私が神だと宣言すれば、私は神なのだ

神に身分証明書など不要だ。神とは言ったもの勝ちの肩書きだ。概念なのだ

私が神だといったら神なのだ

プロフィール自己紹介欄に書いておこう。なんなら名前欄に書くまである

私は不可視存在である

からも見えない高みから、どこかの誰かが垂れ流す有象無象玉石混淆情報の渦を傍観している。

神とはいえども聖人君子ではないので、感情はある。

有意義tweetには感謝を込めてクソリプしたいし、幸せそうなtweetには爆発しろ呪いたい。

くだらないネタツイですら、それを発言したのが自分でないことに妬み嫉む。

東に病気アカウントがあればビョーキビョーキ嘲笑し、

西に疲れたアカウントがあれば追い打ちをかけるような罵倒を浴びせて余計に疲弊させる、

南に死にそうなアカウントがあれば早く逝けと背中を押し、

北に喧嘩訴訟があればいいぞもっとやれと炎上に油を注ぐ、

そういう神に私はなりたいという考えも脳裏をよぎる。

しかし、心せねばならない。

深淵を覗くとき深淵もまたこちらを見ているのだ。

他人tweetに干渉すれば、同時に他者から自分観測されてしまう。

神は不可視であらねばならない。顕現してしまえばもはや神ではいられない。

放射能の箱に入れた猫は箱を開いた途端に生死が確定してしまう。箱を開けてはならないのだ。

tweetとは即ち示威だ。つぶやきなんて生易しいものでは決してない。街中で、駅前で、雑踏に向かって、世界を相手に、拡声器で声を張り上げているのだ。

誰も聞いていないと思って油断してはならない。奴らが聞いているか聞いていないかなんてこちらにはわからないのだ。神も万能ではないのだ。

聞こえているのに聞こえないふりをしているだけかもしれない。興味がなければ聞き流すだけだ。

しかし万が一にでも弱みを晒ししまったら、それを端緒に足を掬われかねない。神の座から引き下ろされかねない。ことは慎重を期するべきだ。

私はもはやtweetすることはできない。してはならない。

twittertweetしたくなるように誘導してくる。こっちの水は甘いぞーっと誘ってくる。砂浜できゃっきゃうふふと戯れるかのように楽しそうな会話がタイムラインに並ぶ。そこに私が近づくことはできない。

私は口を噤み、耳を塞ぎ、瞼を閉じる。冷たい岩屋に閉じこもる。外は怖い。出たくない。明るい場所には近寄りたくない。自意識ばかり詰め込んで膨らんだ身体ではもう岩屋の外には出られない。悲しむしかない。

それでもタイムラインは頻繁に更新される。新しい文字列を並べてくる。うるさいうるさい。見たくない。

のび太さんとキテレツくんが従兄弟?、そんなわけあるか。リムーブ。

ご飯かパンか?、知らん、朝飯は食べない。リムーブ。

水出し紅茶には専用のものを使え?、知るか、ペットボトルで十分。リムーブ。

デレパのゲストにちひろさん?、まじか、それは聞きますリムーブ。

夏コミ当落?、知らんがな、新刊がんばってください楽しみにしてますリムーブ。

噴火?、最近多くて心配ですね、近隣のみなさんお大事に。リムーブ。

艦これリムーブ。刀剣リムーブ。

デレマス劇場沢田麻理菜さんと佐藤心さんかわいいリムーブ。

ラブライブミュージカル風味で素晴らしかったけど高山みなみさんの役どころがよくわからんリムーブ。

紐、リムーブ。吹奏楽部リムーブ。レプリカはいらない本物がほしい、リムーブ。放課後のプレアデスノベライズ菅浩江さん?、読む。リムーブ。

自撮りリムーブ。

コスプレリムーブ。

野球リムーブ。

サッカーリムーブ。

結婚しました、リムーブ。

腹減った、リムーブ。

眠いリムーブ。

帰りたい、リムーブ。

ふはははは、どうだ、何もない、まっさらな、清浄世界の完成だ。

2015-06-15

少女と猫と終わりのコンテンツ

http://anond.hatelabo.jp/20150614113931

「うん、僕の名前はヤミ。門より此方を音するもの。闇の従者。深淵より覗きし者、深淵へと誘う者。

「君たちの敵ではないよ」



コンテンツ必要ものたかだか3つだよね」

「3つ?」

「うん。3つ。保存場所・発信者観測者」

2015-05-10

http://anond.hatelabo.jp/20150510120416

その人のアラを知ってやっぱりクズだとか言うなら自分にとってその作者は所詮その程度だったってことでしょ。

不機嫌になったとしても、やっぱりその人のことが気になるから作者論を語ろうとするわけで。

許せるかどうかも実際に会ってみないとわからないじゃない。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」とか言うじゃん。

相手が自分を許してくれるのかを考えるなら、自分のほうが相手を許す必要があると思う。

ジョハリの窓で言うと、相手は自分に見せたくない自分や相手にしか見えない自分があるはず。

それらも知ってはじめて作者論は語り得ると思う。

2015-04-01

法律判例深淵にとらわれて出てこれなくなってしまったのか

2015-03-29

地球少女アルジュナ

増田ホッテントリで知った 地球少女アルジュナというのを観た。

いきなり涙が溢れ出した。

過去記憶がよみがえったのだ。

かつておれは環境問題に立ち向かう研究者だった。

でもゴーストとして使い回されたあげく抹殺されかけ脚を洗った。

環境汚染の進行に立ちすくみ、

それでも立ち向かうしかないんだと知力を切り開き、

その意識深淵から未来を観る作業にどれほどエキサイトたか

おれたちの使命感がどれほどのものだったか

解を得たときのよろこびがどれほどのものだったか

あ、いかん、昔のことだ。

あのときの興奮とよろこび、使命感か…

もうおわったんだ。

いまは起業準備中

商売にもどろう。

おれはもう世界をどうにかなんてできる立場じゃない。

ねこ家族があす食う飯をどうにかするだけでせいいっぱい。

昔のことなんか忘れよう。

今だ今。

ちきしょう。

2015-03-09

とにかく毛の壁には触れてはいけないことが良くわかった。

なんつーか、深淵だ。

2015-01-23

エロ漫画における絵の巧さが押しつける異常性癖のおぞましさについて 追記

もとより、私は、こはれる。私は、たゞ、探してゐるだけ。

汝、なぜ、探すか。探さずにゐられるほど、偉くないからだよ。

面倒くさいと云つて飯も食はずに永眠するほど偉くないです。

私は探す。そして、ともかく、つくるのだ。

自分の精いつぱいの物を。

然し、必ず、こはれるものを。

然し、私だけは、私の力ではこはし得ないギリ/\の物を。

それより外に仕方がない。

それが世のジュンプウ良俗に反するカドによつて裁かれるなら、私はジュンプウ良俗に裁かれることを意としない。

私が、私自身に裁かれさへしなければ。

たぶん、「人間」も私を裁くことはないだらう。

坂口安吾著「余はベンメイす」

序論

自分前回、少なくとも今の自分が"そうである"と信じる所を書いた訳である

批判こそあれど、撤回をする事で偽るべきではないと思う

しかし、いくつかの指摘には自らの答えを以って表明とするのが正しいと信じ、追記をする

前回の記事を書いた後の指摘にて自分が後悔したのは"欲望がどこから来るのか"という部分だ

タイトルだけに反応すれば、自分のスケベさを絵のせいにするなよ、と。

性的嗜好覚醒とは外から来るのか自らの内から来るのか。それはあたか信仰に似ている。

それは押し付けられたのではなく、もともと潜在的に有していたモノが開花しただけかもしれない。

人間は欲望が渦巻くスープであり自然は際限なく冷酷なものであるから

クジラックスが好きだけど異常性癖になった事はない、ただ少女愛は元々備わっていて偶々手に取ったのがそういった趣向のエロ漫画だったというだけだ。


これらの指摘は、全く正しいと思われた

そう、自分自分パスカルの「パンセ」を引用

"人はエロ漫画の持つ力で屈服させられ、目覚めさせられ、開発され、汚染される"といった趣旨の事を書いたように思う

私は私の体験を文章として切り取ったにすぎず、故にこれを撤回しない

しかし、人は自らの体験を真実、伝えきることはできない

ここにおいて自分象徴界限界を知る事になる

しかし、自分自分表現し得る辺縁の部分まで突き詰めてみたく思う

本論

怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。

おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。

フリードリヒ・ニーチェ著「善悪彼岸


まり、ここでは"力を振るうのは誰か"と言う事が問題となる

自分を屈服させ、従わせ、駆り立てるのは誰か

エロ漫画によって異常性癖になった」などとは言わない

それは私の作品への投影に過ぎない(※1)

あくまで「自分が選び、自分が惹かれ、自分決断し、自分が選んだ」に過ぎない

決めたのは自分自身に他ならない

然しそれでも、私の主観としては「作品によって、自分は屈服させられたのだ」という感覚を捨てきれない

春本を読む青年子女が猥セツなのではなく、彼等を猥セツと断じる方が猥セツだ。

そんなことは、きまりきつてゐるよ。君達自身、猥セツなことを行つてゐる。

自覚てゐる。それを夫婦生活の常道だと思つて安心てゐるだけのことさ。

夫婦の間では猥セツでないと思つてゐるだけのことですよ。

誰がそれを許したのですか。

神様ですか。法律ですか。阿呆らしい。

許し得る人は、たゞ一人ですよ。自我

坂口安吾著「余はベンメイす」


では、自分自身意識は何によって駆り立てられたか

ジャック・ラカン提唱した概念対象aと言うものがある

「明らかに自分が選んでいる筈なのに、屈服させられていると感じる」という主観

主体と客体の逆転がここで生じることについて、このエピソードが近しいのではないか

若きジャックは、よくいる活発で利発な青年の一人として、

自らのインテリとしての優遇された生活に疑問を覚えてか、

荒い海で漁師として働いたことがあったという(一夏のアルバイトであったと想像しよう)。

この時、船の上で、彼の同僚である教養な男が、海上を指差した。

そこにはどこから流れてきたのか、一つの空缶が浮かんでおり、

強い陽射しを反射して、キラキラと輝いていた。男は次のようなジョークを放った。

「こっちからは向こうが見えてるけど、向こうからはこっちが見えていないんだぜ」。

しかしこの時、ラカンは、「違うのではないか、むしろ向こうこそがこちらを眼差しているのではないか」と直観した。


対象a

人間が一生を通して追求するもので、想像界象徴界現実界中間にあり、欲動が求める対象

他の精神分析学派の主張する部分対象や移行対象自己対象との関連性が指摘される。

経験として象徴化された世界の背後の示唆、亀裂、欠如としてのみ経験される。

単なる事実以上の何かを孕んでいるという不確定な過剰さを喚起するもの

自らの世界の中に象徴化された欲望の対象痕跡

満たされない欲動の向かうところ

詳しくはこれを参照して欲しい





幼児期において、人間は万能であるという錯覚がある

求めれば完全に満たされ、不快なことはすぐに排除され、自分意志によってすべてが好転する

世界には他者などおらず、自己しか存在しない

しかして、その世界には終わりがある

聖書にて失楽園があったように、人間にも楽園からの追放がある

自我の芽生えである

世界には自分以外の存在があり、すべてが自分の思い通りなるわけではない」という事が分かるようになる

絶対的依存や信頼、母子密着状態からの脱却、対象との関係性の生起である

しかし、人間はこの時の愛着を忘れない

例えば、母親との絶対的な密着を忘れられない子ども

母親の代わりに毛布を肌身離さず持ち歩くようになる(※1)

成人した後は、形を変えて残る

人は過去の幻影を追って止まないし、追わないで居られるほど聖人君子でもない

「夢を追う」「面影を探す」「憧憬する」「焦がれる」「つい見てしまう」「どうしてか同じ行動をしてしまう」

幼児の頃の万能な世界や、絶対的幸福、真理や真実表現されるもの探し求める

しかし、それはみつからない

絶対的愛情存在しないし、絶対的幸福存在しないし、絶対的絶望存在しない

完璧文章などといったもの存在しない。

完璧絶望存在しないようにね。

村上春樹著「風の歌を聴け



しかし、人はそれを求める

逆説的であるが、人がそれを追いかけるときに初めて真理は存在することとなる

然し、真理といふもの実在しない。

即ち真理は、常にたゞ探されるものです。

人は永遠に真理を探すが、真理は永遠に実在しない。

探されることによつて実在するけれども、実在することによつて実在することのない代物です。

真理が地上に実在し、真理が地上に行はれる時には、人間はすでに人間ではないですよ。

人間人間の形をした豚ですよ。

真理が人間にエサをやり、人間はそれを食べる単なる豚です。

坂口安吾著「余はベンメイす」



結論

自分が信じた正義(今回で言えば、緑のルーペ氏が描いた人間尊厳冒涜するエロ漫画否定する事)は

主観としては作品のものの力によって屈服させられたように感じられる

しかしその実、それは作品の力という要因だけに帰属しない

自分自分の力によって自分正義破壊したに過ぎない

自分を駆り立てものはいだって「ガラクタ」、「吊るされた人参」、そして坂口安吾の言う所の真理である

欠如の象徴としてのそれらを埋めるため、自分は「人の倫理破壊する作品」に惹かれる

それと同時に、自らの正義がそれを許容せず「自分が望んでいるのではない、望まされたのだ」と投影させる

氏は「宇宙人の冬」を業の深い作品と説明した

それは、こうした葛藤を生じさせることに意識的であったからだろうか



脚注

※1:投影

投影(projection)とは、自分のなかにある受け入れがたい不快感情性格他者が持っているかのように知覚することである

たとえば、怒りっぽい人が、自らの怒りの感情を受け入れず、それを他者投影して逆に他者自分に対して怒っているのだと決めつけるような場合である

※2:俗に、ライナスの毛布と呼ばれる。移行対象のこと

ラカン

現実界

フロイト現実原則や、カント命題"ein leerer Gegenstand ohne Begriff"(「掴み得ぬ空虚対象」。独語

などから敷衍した概念で、空虚で無根拠な、決して人間が触れたり所有したりすることのできない世界の客体的現実を言う。

以下に記述する想像界にも象徴界にも属さな領域であり、例としてはトラウマ不安現実における体験などで言及される。

象徴界

人間存在根本的に規定する言語活動の場のこと。

また数学などもこれに含まれる。

ラカン言語活動によって形成される人間のつながりを大文字の他者と名づけている。

これは自己他者をつなげる共通の第三者としての言語を指している。

大文字の他者言語活動の一部であることから象徴界に属するものとして考えられている。

想像界

想像界とは、たとえば「日常」平和」「不幸」といった、

人であれば誰しも漠然イメージできるけれども、

その正確な描写となると大変な労力を要するような対象世界を指しており、

かつわれわれが頭で思っているものを言う。

2014-12-28

http://anond.hatelabo.jp/20141226100757

無限大深淵だぞ。

無限大を覗く時、無限大もまたお前を覗いている。

迂闊に無限大に触れるとあっという間に取り込まれる。

無限大に魅入られて発狂死した数学者過去数限りない(高々可算であるが!)。

無限大を扱おうとする時は、それが人の踏み入れる領域であるのかどうか、細心の注意を払うべきだ。

2014-12-11

初めに、神は増田創造された。

トップページ混沌であって、カテゴリ深淵の面にあり、トラバが水の面を動いていた。

神は言われた。

「光あれ」

こうして、光があった。

神は光を見て、良しとされた。

神は光と闇を分け、光をはてなスターと呼び、闇をはてなブックマークと呼ばれた。

スターが付き、ブクマが付いた。

第一の記事である

2014-11-12

http://anond.hatelabo.jp/20141112164020

怪物と戦う者は、

その過程自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ(ニーチェ


まぁ、がんばれや。

2014-09-19

ほぼ全員の男が処女好きだと思うけれど

ほぼ全員の男が処女好きだと思う。

10人以上の女性セックスした男性と付き合っているが、彼は「私が処女の方が嬉しかった」と言っている。

過去の男のことを考えたくないからだそうだ。

しかし、私たちはそれなりに幸せだ。

処女を守らなかったこと、複数男性関係を持ったことを悔やむ女性もいる。

それは私だ。

しかし、私たちはそれなりに幸せだ。

処女であるかどうか、経験人数は何人かどうか気にしなくてもいいほど、一緒にいる幸せがあるから

私は二次元が好きだが、このジャンルヲタには処女厨が多い気がする。

処女であった方が嬉しいのは、男性として当たり前かもしれない。

しかし、処女であるかどうかしか見ていられないのは、寂しいと思う。

それ以上に童貞であることに固執することは寂しいことだ。

昔好きだった人は、「自分童貞から過去に男がいた女性とは付き合いたくない」と私に言った。

私と付き合いたくないから、そういうことを言っただけなのかもしれない。

それでも童貞であることは好きにならない理由にならない。

しろ童貞からこそ築けた深淵世界の持ち主かもしれない。

いや、童貞とかそんなのどうでもいいから、その人を好きだった。

処女とか童貞とかどうでもいい。

大事かもしれないがどうでもいい。

二次元であれ、三次元であれ、もっと素敵なものを異性は与えてくれるはずなんだ。

2014-08-31

お化け屋敷をこわがる哲学者はいない

哲学者お化け屋敷なんかこわくないよな。

哲学は、「ほんとう」に関わる厳密な知識・見解を求める努力の別名だよな(それが可能かはさておき)。

お化け屋敷などというものは、それが「つくりものにすぎない」ことを徹底して自覚すれば、克服可能だと思うんだよなあ。

お化け屋敷の設営にまつわる、企画会議やら、バイト君の訓練やら、美術さんの仕事ぶりを、強く強く思い描けば、

「なんだか薄暗いし気味が悪くてこわい」などという漠然とした不安は正面からぶち破ることが可能なはずなんだよ。

俺はそう思う。

この線でいくと、日常生活上の恐怖も、あるいは殲滅することができるかもしれない。

人間は、死ぬ

このことを徹底的に、脳髄の中核のそのまた根幹、精神深淵のそのまた最深部から自覚することができたなら、

目の前の現実など、屁でもないぜ。(なぜなら、死の向こう側と現実は限りなく隔たっているから)

そう思えるんじゃないか?

からソクラテスは、堂々と死ねたのか。

2014-08-10

知的障害者支援施設で働いている

他業種から飛び込んで5年。

最近自分がまともなのか、まともじゃないのか分からなくなる時がある。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

2014-05-24

匿名覇照那民よ。我は深淵アビス)より還りし者

刻は来た。約束武器を携えいまこそ集え。

2014-02-22

汝が深淵を覗きこむとき深淵もまた汝を覗き返している

無根拠にビッチという言葉を使う人はどういうつもりなのだろう。言われた人は覚えが無かったとしても結構傷つくものだと思うのであまり軽々しく使わないで欲しい。なんでビッチかい言葉を得意げに堂々と使えるのかわからない。言われている人より、言ってている人の方がずっと下品に見えてしまうよ。あと他人のことをブスとか言う人はブスも言った人のことを見ていると忘れがちなのでは。どちらの言葉も、根拠がなかったとしても言い返しづらいというか、使う側の代償がないわりに相手への殺傷能力の高い言葉なので、好んで使う人は卑怯者だと思うし軽蔑している。

話が逸れるがどうしてもセックスしたいのにできない人というのがあまり信じられていなくて、理由はこの世にはたくさんの風俗店があるから。私が男だったら、ネットでいろいろ調べてから貯金おろしてすぐ行っちゃいそう。私が男だったらとか言わない方がいいかな?

ナンパ?されて丁重に断るとブスとかビッチかい捨て台詞を吐く人がたまにいるのだが、あなたワンチャンキメてもいいかなと思ったくらいの見た目であなたの誘いに乗らない程度には貞操が固い女であるわけだがそのへんの事実との折り合いはどうなっているのか。性欲ってこわーい(自分には関係ないスタンスで軽々しくナンパ師を馬鹿にしている)。

2014-02-21

承認欲求自己肯定感

私は自己肯定感が弱い。

さなさな子供の頃には無邪気にそんなことは気にせず生きていたはずで、いつからこうなったのかは定かではない。

しかしち○こが小さいとか、顔が脂ぎっているとか、手汗や脇汗が酷いとかといった身体的な後天的な悩みや学歴自分でも自覚できる話の浅さ薄さつまらなさ、鳴らない電話物語る交友関係、人としての器の小ささなどが、より弱くしているのは間違いない。


まずは自己肯定感が弱いとどういう症状で苦しむのかお話したい。


自分自身のことがつまらない。

たまには考えたり思い出したりする、あの時はこうだった、ああだったと自分過去を。考えるだけでつまらない。

まらないどころか、そのうち後悔や恥ずかしさばかりになってしまう。

普通の人の「あの時は楽しかったな」が「あんなことしなければ良かった」に変換される感じだろうか、そもそも思い出すのが嫌なことばっかりなのかもしれない。


なので自己開示が苦手である

自己紹介からランチでの他愛もない会話で繰り出される「休みは何してた?」から、果ては業務の報告まで、自分にまつわるエトセトラ自分の口から語るのがとことん苦手である面接での自己PRなんかは地獄である

ただ苦手というだけではない、汗が出る。それも大量に。

からまらないと思っていることをさも価値が有る様に話さなければならない苦しみ、案の定つまらなかったというリアクションを頂いた時の苦しみ、四苦八苦に加えて欲しい苦行である


自己肯定感が強い人が苦手である

その人が面白いとか面白くないとかいい人悪い人関係なしに、「俺が俺が話」とか「俺さんスゲー話」とか「俺さん可愛い話」とか「俺さんイケてる話」を聞くと、あまりの気持ち悪さにいらっとする。

まったくもってこちら側の一方的な都合で申し訳ないと思いつつも、決定的に辛い訳ではないその感情を抱えながら会話を継続するのは結構しんどい

どうしてそんなに自分に自信が持てるのか、自分を肯定できるのか、自分の行いにうっとりできるのか、一度心ゆくまで問い詰めてみたい願望に心を奪われる。

自己肯定感の塊であるリア充の方々には本当に申し訳ない。


自分自身の成功無意識の内に遠ざけているかも知れない。

成功回避欲求とか敗者の脚本と呼ばれているらしい。(http://2chcopipe.com/archives/51559636.html

から振り返ってみると潜在意識が悪い方悪い方へと導いている気がしてならない。

最初は失敗を喜ぶ悪魔が住み着いていると思ったがどうやらそうでもないらしい。

恐らく正しい選択の結果に得られる成功体験に耐えられない精神を守るために、潜在意識制限を掛けているのだろう。云わば幸せの総量規制を忠実に守っているようである



巷間では承認に対する議論が喧々諤々である最近ではスラングの一つとして立派?に機能している。

是非このエントリーにも「承認欲求W」とコメントして欲しい。


かつては私も他者から承認が欲しくて欲しくてたまらなかった。自己肯定感の弱さを他者から承認で埋めたかったのだろう。

まだ若かった頃には今ほどインターネットも普及してなくてSNSなんかまだなかった時代コミュニケーションと言えばガラケーによる通話やメールだった。

そして私もガラケーを持ったものの、着信音が鳴ることは滅多になかった。

当時のガラケーは通話とメールぐらいしか機能がなかったし、i-modeパケット代が恐ろしく高い代物で、そのくせたいした情報は得られなかった。

プリインストールされているゲームもすぐに飽きてしまえば、結局残るのは通話とメールだったが、鳴りもしない物に良くお金を払っていたと思う。いつか鳴る日が来ると信じずにはいられなかったのだろう、本当に残念だ。

しか承認を渇望していた思春期時代が、現代の始終繋がっていることが当たり前の時代と重ならなかったことには少し感謝している。本質的には変わらないだろうと思うけれど、情報伝達の早さと広さを考えると往時より受けるダメージは大きく余計に心を擦り減らしただろうと想像できるから


今のところ昔に望んだような他者から承認はまだ得られていないし、この先も得られることはないだろう。

からと言って落胆して絶望深淵に沈んでいる訳でもない。

それなりに折り合いをつけて、こんなもんだろうと思えるようになったし、今さら電話メールがやたら鳴っても面倒でしょうがないし、捌けるスキルも無い。

誰しも若い頃に適量以上の酒を無理に飲んで酔い潰れた経験があるだろう。そんな経験をするうちに自分の適量が分かり、それ以上を欲しなくなる。

今頂けている、ほとんどゼロに近いような承認の量が私には適量なのだろう。それ以上を欲することもなければ鳴らない電話を見ても当たり前の風景に何も感じなくなった。


それでも他者から承認が欲しくてたまらないならば「承認に足るほど努力できる何か」を見つけ努力することを考えた方がいい。

何もない人には誰も承認してくれないし、例え承認されたとしてもただ空虚なだけで、あなたが望む形の承認ではないだろう。

あなたが望む形の承認を得るには、承認を得たい相手と同じレベルになる必要がある。


努力が実り多くの人から承認されるようになった暁には、きっと求めていない承認に頭を悩ませることになるだろう。

しかしその悩みを乗り越えて、是非とも承認する側に回ってあげて欲しい。他者承認する資格があるのは他者から承認を得ている人だけだから

そして世界中の被承認需要供給を遥かに上回っているのだから


もし努力が実らなかったとしても安心して欲しい。

この世は人の心を圧し折るには充分すぎるほど不平等不条理で不合理で、持っている人は与えられてさらに豊かになり、持っていない人は持っている物まで取り上げられる仕組みになっている。

夢や努力が報われるなんてごく一握りの人間以外の大多数には幻想に過ぎないのだから

そしてあなたは今、生きてこの駄文を読むことができている。

醜態晒し、媚び諂い、痴態を撒き散らし、地面を蠢き、それでも今日を戦い生き延びた、そのことに乾杯

2014-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20140214103559

深淵を覗き込むとき深淵もまたこちら側を覗き込んでいるのだ』

2014-01-27

http://anond.hatelabo.jp/20140127175006

いやそんなもん俺だって理解してないけど。

でも「進化のために繁殖する」とか「強い遺伝子が生き残る」みたいな子供妄想みたいな単純な話ではないということは容易に想像できる。

統計力学では協同現象という物理が広く存在するけど、これは局所的な相互作用だけで全体的に協調的な動きをすることがあるということ。

鳥や魚の群れが一斉に同じ方向に動いたりするのを見ると、「単純な進化論」的な思考だと何か全体の意思があると思ったりするんだろうけど、

もちろんそんなものはなくて、単に各個体自分の近くの個体の動きに機械的に合わせてるだけ。

非線形力学系ではリミットサイクルというもんが存在して、あたかも何か意味ありげ構造的な運動が現れたりするけど、これも別にそれ自体

深淵意味があるというより、運動方程式非線形性がたまたまそういう形を成しただけで、違う形のリミットサイクルが(見えないだけで)

無数に存在したりする。

極端に単純化した物理モデルでもそれだけ複雑な構造が起こるわけで、不確実性が比べ物にならないほど大きくて複雑な生物システムでは何が起こるか

なんてどう考えても単純に言い表せるものではないだろうし、「進化」とか「強さ」とか分かったような顔して語れるものでは絶対に無いだろう。

非線形っつーもんはそのくらい致命的に複雑。人類非線形についてはまだほとんど何も知らないと言っていい。

2013-12-10

買ってよかったものリスト公開へ向けての提言

はてブリングサイドとして、2013年買ってよかったもの合戦が始まった。

後出しのほうが、質は上がっていくだろうから(例えば使っている写真を張るとか)

今あえて最底辺から苦言を呈する。

ブロガーたるもの無知蒙昧な衆愚啓蒙する高い志を持ってもらいたいからだ。

今よりも高い水準を要求して余りある能力をお持ちだと信ずるからだ。

これはつまり、我儘というやつだ。

まとめ

アタリマエのことは省いて欲しい

高いものが良いものではない

TIPSは血肉があってこそ

アタリマエのことは省いて欲しい

自動車買ったら世界が変わったよ!やっぱレンタカーともタクシーとも違うな!」

どうだろう。

発言した人間との関係性で反応は異なるだろうが、余程でなければ苦笑いだろう。

もちろん、これが電気自動車であるとか、もっと言えば明治時代に馬車から乗換えた元公卿とかなら判らんでもない。

吉田自動車国産だが買い控える必要はない!」

とかなら、十分に価値のある買ってよかったものリストだ。

今あえてルンバを出す価値や、MBAを出す価値が有るだろうか。

アタリマエのことの集合体が意味を持つTwitterのさえずりとは違うだろう。

一つ一つのさえずりは小さくとも、バルスの大合唱世界を揺るがす。

しかし、ブロガー合唱団の一員ではなく、孤高の演奏家だろう。

大衆に紛れて声を上げる煽動者ではなく、先導者であって欲しい。

余程のことがなければ、それはそっと追記すれば良いだけだ。

高いものが良いものではない

そもそもコンナ偉そうなことを書く価値があると感じたのは、このブコメだ。

id:n-styles

現物写真を撮ってるのに他のサイトとかぶってるという指摘すごいなー。独自性を出すためにチョイスを変えるとか本末転倒だし、記事書くためにわざわざ別の何かを買ってくれば満足なのかな。

実に鋭い切り口で本質を見せてくれる。鋭すぎて傷の治りが早そうだ。

オレのリストは他人とかぶってるつまり通り一遍リストだと婉曲的に表現するときに僕も使いたいと思う。

珍奇なものをワザワザ買ってくれば良いのか?という所が凄い。素晴らしい腕をお持ちだ。

なかなか返す刀で「オレはどうせワザワザ買ってこないと他人と被る普通感性だよ≒オマエはどうなんだよ」とは言えない。

精進したいと思う。

閑話休題

まり、買ってよかったものリストというのは、その人間を表すものだ。

なかなか買えない高いものを買ったかレビューしてやろう、というのも人間性だ。

安くてちょっとしたものでも生活が変わったならそれをリストに加えて欲しい。

そうすれば「安くてチョットしてものリストに加える人」なんだと判る。

他人の本棚を覗くような、その人となりを如実に表すバロメーターだ。

TIZEN特集の雑誌が並んでいようとも、Nokia仕様書MeeGo解説書があればその人への評価を改めるだろう。

高くて良い物を買って高いだけあって良かったと叫ぶのは我々で良い。

2013年を総括する、彼にとってこんな1年だったと示して欲しい。

我々はリストを見るのではない。ブロガーを観るのだ。

TIPSは血肉があってこそ

前半Disったように聞こえると本義ではないため、弁明しておこうと思う。

N-Styles(あれっくすさん)のリストは後半流れるように素晴らしい。

[NS] 2013年買ってよかったもの

http://n-styles.com/main/archives/2013/12/10-013000.php

からモノをプレゼントされる人柄、それに引きづられるように泥縄で増えるグッズ、

駄目になると見せかけて健康志向である事を示す志。

さすが老舗、(通称)人間ダメになるソファ写真で如何にもなダメさを魅せつけておいて、

Vitantonio マイボトルブレンダー写真に、テーブルの角のクッションを映し込む感性

年会費1万円のアメックスゴールドカードに入っても旧料金法人会プランがお得なのは

月何回通ってからだろうと相手を引き込むその技法

コレこそがあれっくすさんの2013年を振り返り、2014年を感じさせるリストだと言える。

ルンバが見たいのではない、遅刻しないコツからあれっくすさんを観たいのだ。

「床に物を置かなくなる」みたいなのはTwitterで我々愚民が呟けば良い。

Amazonリンクを我々が踏むのは、「まとめ」を見たからではない。

その生活共感し、そのTIPSからその人を感じ取り、

購入を通じてブロガーと一つになりたいという

燃え上がるような変態性の末路からだ。

まとめ

雨後の筍のごとく2013年買ってよかったものリストがまだ出てくるんだろうが、

取り敢えずで書いたそのリストにはそのブロガーのものが出るぞ。

高額商品Amazonリンクを張るなら、その精神性が、

通り一遍の解説からは、通り一遍の記事の質が、

うかつに書いたキッチン用品からは体型が、

行間から漏れ伝わってくる。

心せよ、

おまえが深淵を覗くのなら、深淵もまたおまえを覗いている。

おまえはリストを見せているつもりかもしれないが、おまえがリストを観られているのだ。

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