はてなキーワード: 拒否権とは
https://anond.hatelabo.jp/20190411003534
を書いた増田だけど、どういうものをイメージしていたかというと、こんな感じ。
・客はマジックミラーの個室に入る(風俗嬢たちの集団待合室から客の様子が見える、逆は見えない)
・風俗嬢は「好みのタイプ」はもちろん、「童貞臭くてチョロそう」「遊び慣れてそう」「若い客がいい」「おっさんがいい」「とりあえず稼ぎたいタイミングだからとにかくなんでもいい」でもなんでもいいけど、なんらかの基準で客を選ぶ
・選ばれたら客と嬢が対面(ここで客の方に拒否権、デリヘルでいうところの「チェンジ」の仕組み)
・チェンジは2回まで、そのあいだに合意に至ったら、プレイルームないしはホテルへ
・好みの嬢に当たらなかったら、そのまま帰ってもいい(ただし、会員登録は必須。悪質な冷やかしは出禁)
……こんなとこです。ようするに客としては、理由はなんでもいいから「俺はこんな女性に選んでもらえたんだ」という形で自尊心を高めたいし、嬢の立場になると、少しでも自分にとって嫌悪感の湧かない客を接客できたほうがいいだろうという想像。
拒否権は労働者になく雇っている企業側にだけある状態、これは中小零細じゃ当たり前のように行われていてあまりに強烈だと追い出し部屋なんて言われていたりもする。
このニュースは一見すると良さそうに見えるのだが相当なマッチョ思想が見え隠れする。
「成長分野を強化する狙い」と言えば聞こえはいいが「成長分野に貢献しない社員は死ね」って言葉と同じ意味だと思う・・・。
間接部門の約2万人の中には役立たずの社員もいるのかもしれないが、子育て中の社員や間接部門で働きたくて入社した社員や激務と言われる営業職やシステムエンジニア
それなのに一部の界隈で称賛されているのを見ると「他社の考えを他人に押し付けるのを嫌う人間がF通を称賛している・・・これはダブスタだ」と思うわけ。
個人の考えを尊重せずに営業職やシステムエンジニアにねじ込むやり方が果たして正しいのかはわからないが成果主義で大失敗をしたF通にはあんまり期待していない。
大手SIerのシステムエンジニアとか実態はマネジメントがメインで残業と納期ギリギリなスケジューリングが横行して客先常駐で精神に異常を来す人まで作る魔窟だぞ?
営業も〇ボウズのように柔軟性のある働き方が出来るわけでなく、接待と客からの苦情対応と残業当たり前でストレスフルで体力ないと体がもたないマッチョ職だぞ?
育休や有休なんて一部の管理職がなんとか取れるかってレベルだし、この動きが日本社会全体に広がったら少子化が加速し男性が育休取るなんて夢のまた夢だろう。
そこに人を移動させないと成長できないって事はそれだけ人が集まらないクソみたいな労働環境を放置した職種だって事を大々的に宣伝している。
B上司「そんな余裕はないからシステムエンジニアの君ならわかるだろ、転属希望出して」
B上司「そうか、合わなそうなら転職提案する方向にするから明日から有給取って」
Aさん「えー・・・それは」
そんな感じで俺たちは着々と勝利を重ねていく。
そして、あっという間に決勝戦を迎える。
「優勝は……カジマ選手!」
「うおおぉぉっ! やったっすー!」
そして優勝を決めた。
……随分な話の端折り方をしてしまったが、これには理由がある。
まず地元の一般人のみ参加という制約上、レベルがそこまで高くない。
俺の観測範囲内ではあるが、地元でこの番組に参加するような人間でイタガリアンの適正がある奴はほぼいないんだ。
だが、その中でもカジマは適正がそれなりにある人間だったと確信していた。
前も言ったが、こいつは自己顕示欲が強い。
一般人がテレビになんて出たら大抵は緊張してしまい、普段のパフォーマンスを発揮することは難しくなるだろう。
だが、カジマは「目立てる」という感覚を優先させるのでリアクションを躊躇しない。
それでも多少はプレッシャーを感じていると思うが、程よい緊張感はパフォーマンスをむしろ向上させる。
特にこの日のカジマは、プロのアスリートでも珍しいと思えるほどに絶妙なコンディションだった。
更に身も蓋もないことをいうと、カジマは“絵になる容姿”を持っているのが何より大きい。
そんな奴がリアクション芸人さながらの痛がりっぷりを見せるのだからウケるに決まっている。
目立ち方の良し悪しを上手く判断できないのが弱点ではあったが、それは俺が手綱を握ればいい。
そして計算どおり、見事カジマはそれに応えてくれたってわけだ。
「さあ、今回から優勝者にはボーナスチャレンジの権利が与えられます!」
「何だよそれ、聞いてないぞ」
それが自分の落ち度ではなく、あずかり知らぬところで起きたことなら尚更である。
「スペシャルゲストと対戦していただき、買った場合はなんと賞金が倍!」
如何にも番組的な都合で捻じ込まれたような、思いつきの要素だ。
だが俺にとって嬉しい誤算ではあった。
これで山分けしてもかなりの金が手に入るぞ。
「加えて次回のイタガリアンにレジェンド枠として参戦もできます!」
と思ったが、やはりやめたほうがよさそうだ。
賞金が倍になるのは魅力的だが、次回もまた参戦しなきゃいけなくなったら憂鬱だ。
「あの、このボーナスチャレンジって絶対やらないとダメですか?」
「え……ああ、別にここで負けたとしても賞金が没収になったりとかはしませんよ」
「いや、そうじゃなくて、ボーナスチャレンジそのものをやりたくないって意味なんですが」
「……えー」
俺はそう司会者に尋ねるが、あまりにも予想外の質問だったらしくて困った反応をしている。
まあ、そりゃそうだ。
そもそもこの番組に出て優勝するような人間が、このボーナスチャレンジを断る理由はないからだ。
俺の参加動機が不純なのが悪い。
賞金が増えるなら結構なことだし、次回の参戦権は俺だけ辞退すればいいだろう。
「さあ、今回のボーナスチャレンジで戦うスペシャルゲストはこの方でーす!」
司会者がそう告げると、会場の正面にある扉から煙が吹き上がった。
ちゃちな空砲の音と同時に、扉が開かれる。
いや、誰だよ。
ローカル番組にそんな大層な有名人が来るなんて期待していないが、変にハードルを上げておいてこれは……
「まさかイタガリアンに出てくれるなんて、あまりにも予想外!」
しかし会場は彼の登場に大盛り上がり。
まさか、俺が知らないだけなのか。
「マスダ、知らないの? ネットでも一時期ミーム化した人なのに」
正直、カジマのいうネットミームは、かなり限定された範囲での話なことが多いから鵜呑みにできない。
だが、他の人の興奮ぶりを見る限り、実際に有名な人物のようだ。
「そいつは何でそこまで有名なんだ?」
なるほど、サッカー選手だったのか。
しかし、あの国ってサッカーがそんなに強いわけでもないし、そこまで熱狂的なイメージもなかったと思うが。
その国の元サッカー選手が何でそんなに有名なんだ。
>そんなところで大騒ぎしたって、企業のなかでの男女の労働環境格差であるとか、子供の産みやすさであるとか、性犯罪であるとか、女性からの労働搾取とか、何ひとつ少しも改善しない。
>医大の受験で男女数が操作されてたほうがよほど深刻な問題じゃない?
本当それ。
ラノベだとかキズナアイだとか下らないことで騒いでる暇があれば現実の女性差別問題に着手してほしい。
だが、それはそれとしてオタクは信用ならない。
今回キズナアイを擁護している表現の自由界隈の代表格が東京医大を擁護してポリコレ棒ガーフェミガーと言ったり、
散々「児童性犯罪の大半は父親の仕業だオタクを叩くな!」と言っていた癖に、その父親の児童性犯罪を問題視する #私が父親が嫌いになった理由 タグを「フェミは理想の父親を求めてるんだな」などとドヤ顔で分析してフェミ叩きしたり、
現実の女性がロボット扱いされ拒否権を奪われ危険なプレイを強いられる「ロボデリ」を問題視するフェミに「オタクを叩くな!二次元を叩くな!ババアの嫉妬!」と的外れに喚いたり
表現の自由とかオタクとかの問題関係ない切実な女性差別問題にも噛み付く、フェミ叩きしたいだけだろ、って奴が多すぎる
そんな奴らに折れたくないってのもわかる
奈良県のとある市の村八分が問題になってるけど、自治会の力って本当に強いんだな。
地域のゴミステーションは自治会員専用で、当番で見張りをしている人に部外者がゴミを不法投棄していないか監視されている。
ゴミの分別も当番が厳しく見張ってて、出勤前の急いでいるときでもちょっとした分別ミスでも呼び止められる。
ゴミステーションを使えない場合は、15km離れた市の最終処分場まで搬入しなければいけない。それも平日だけ。
https://matome.naver.jp/odai/2138096109034929701
まず「入町費」が1万円、月会費が2千円。これだけで初年度3万4千円。
あとは神社のお祭りの「奉納」が慣例で5千円、町内会盆踊りの「奉納」も慣例で5千円。
合計初年度5万6千円、2年目以降は4万6千円になる。
ゴミステーションの監視当番、お祭り・盆踊りの手伝い、定期的な雑草取り。
これも強制参加で、半日有休を取らざるを得なかったりして会社からは白い目で見られてる。
先日の豪雨と台風で近所も被害に遭ったが、万が一と思って火災保険の請求に必要な罹災証明書の取得方法を市役所の
ホームページで見たら、罹災証明書の申請には自治会長の判子が要ると書いてあった。
そして、村八分が怖い。
二年前、私は下校途中に誘拐されました。高校一年生だった私はその日も部活が終わるといつも通り友人と学校を出ました。乗り換えの駅で友人と別れるとき、「また明日ね」と小刻みに手を振ったことを今でも覚えています。私の家は駅から遠く、しばらく歩いていくと左右にとうもろこし畑が広がります。見通しの良い閑散とした田舎道です。季節はまだ梅雨入り前、夕暮れの風に吹かれるとすこし寒いくらいです。地味なセーラー服の高校ですが、夏服は生徒たちの間でも案外評判がよく、駅の人混みに入ると自分たちが注目されているような気がして高揚感に舞い上がりました。
私はそれに全然気づかなかったです。両側の畑に目もくれず、私は淡々と道を進んでいました。私はブラスバンド部に所属していたのですが、その日の練習のことを振り返り、ああでもないこうでもないと考えを巡らせていたのだと思います。だから気配を感じた瞬間にはもう私はガムテープで口封じされていて、お姫様抱っこのように抱えられると、抵抗という抵抗をする暇もなくあっという間に白いワゴン車に放り込まれていたのです。男たちは三人。私をワゴン車に放り込んだ男はグレーのTシャツに明るい色合いのデニムという格好の腹の出た小太りの中年でした。あとの二人は髪も短く整えられ、高そうなスーツと革靴で、とても誘拐犯には見えませんでした。
私は小太りの男に座席に押さえつけられていました。そのときにはもう自分に何が起こったのかを理解していたので、口をガムテープで封じられながらも叫び続け、手足もじたばたさせて必死にもがいていました。しかし周囲に人はいません。私はそのまま連れ去られました。小太りの男はずっと私を押さえつけていましたが、ときどき顔を近づけて私の顔を味見するようにすこし舐めました。そういった行為を続けているうちに劣情を催したのか、男はもぞもぞしはじめ、私のスカートの中に手を入れて、それから下着の上から性器を撫でてきました。初めての体験に私は大混乱していよいよ全力で抵抗します。そんな攻防戦を繰り広げていると助手席のスーツが小太りの男を叱責しました。
「大事な売り物だ。それくらいにしておけ」
私の性器の上に置かれていた小太りの男の手の動きが止まりました。しかしじりじりと震えていたように思います。彼の中でのせめぎ合いがあったのでしょう。しかし数秒の硬直時間の後、彼の手は私の下着から離れて行きました。「大事な売り物」とはどういうことなのかと不安になりましたが、次に起こったことが衝撃的すぎてそんなことを考えている余裕はありませんでした。小太りの男は私に手を出すことを諦めざるを得なかったのですが、一度盛り上がってしまった劣情を完全に沈静化させることは難しかったらしく、彼はデニムパンツを一気に膝の下まで引き下ろすと、赤や黄色の混じった派手な柄のトランクスから男性器を取り出して右手でこすり始めたのです。私は目の前の光景に怯えていました。初めて見る男性器です。取り出したときにはすでに勃起していて先端の海綿体は張りに張って光沢があるほど。小太りの男は息遣い荒く、慣れた手つきで右手を高速で動かしています。助手席のスーツは大笑いしていました。私は恐ろしくて声が出ません。小太りの男が低い声でうなり始めました。すると今度は私の顔をまじまじと見つめるのです。顔は真っ赤で、血走った目で私を凝視しながら、勃起した男性器を音が出るほど強くいじっています。私は彼からすこしでも逃げようと後退し、ドアに体を寄せます。そして彼は果てました。びゅっと音を立てて飛び散った白濁液はスカートを汚し、プリーツにとろりと入り込みました。激しい勢いで飛んだ白濁液の一部は私の頬にもかかり、重力を受けて顎まで垂れていくと大粒の雫となり、ぼとっとスカートの上に落ちました。頬にはかたつむりの通ったようなぬめぬめした跡が残り、私はそれを手の甲で拭くこともできず、ただじっとしているしかありませんでした。助手席のスーツが身を乗り出して、小太りの男の頭を叩いて叱っていましたが、同時に彼は腹を抱えて笑っていました。
短時間のうちに大きなショックを受けた私は心がからっぽになり、もはや抵抗の気持ちはなく、この状況を受け入れて順応しようとしていました。うとうとしながら車が山道に入っていくのを見ていました。そしていつの間にか眠ってしまいました。
助手席のスーツに起こされました。すでに日も落ちかかっていて、あたりの状況から山奥だとなんとなく察せられました。目の前には無機質なコンクリートの大きな建物があります。といってもワゴン車の中からでは張り巡らされた有刺鉄線付きの頑丈で高い壁と狭い入り口の奥にそれらしき建物が見えるだけでしたが。周囲は鬱蒼とした木々ですが、研究所の周りだけは舗装されていて異様な雰囲気があります。狭い入り口は三台のカメラで監視されていて、後からされた説明によると、壁には隠し機能として機関銃が配置してあり、不審者が発見された場合、システムが起動してオートで射殺されるようです。私たちが脱走しないようにという牽制の意図もあるようでした。
白濁液で汚れていたはずの私は起きたときにはきれいになっていました。ワゴン車の認証が済むと、狭い入り口の鉄柵が開き、するすると中に入って行きました。中はかなり広く、外から見えた以外にも区画ごとに大小いくつもの建物が立ち並んでいて、さながらそれはひとつの町といったものでもありました。居住区画やら実験区画やら開発区画やら、他にも私が最後まで立ち入ることが許されなかったエリアなどいろいろあります。
ワゴン車は敷地を通り抜け、一番奥にあった二階建ての比較的こじんまりとした建物の前で止まりました。車を降りるように命じられて、私はがくがくした足を何とか動かし、ドアを開けます。一歩外に出るとそこが山奥だということは空気でわかりました。それに高い壁に覆われてはいても、高く育った木々の青々とした葉が残照の中で揺れていました。小太りの男が私の腕をつかみます。
「来い。こっちだ」
そういって小太りの男は私の腕を力強くつかみます。私は声を振り絞り、一人で歩けるといい放ちました。助手席のスーツと運転していたスーツの二人は先に建物の中へ入って行きましたが、私のことを振り返ることはありませんでした。私はすでにその状況に順応しかけていました。まるでこれが生まれてからずっと毎日欠かさず繰り返してきた当たり前のルーティーンであるかのように。
案内された部屋に入ると、そこには高そうな木製のデスクで書類を睨みつけている男がいました。片桐さんと呼ばれる四十代の男は、洗いざらしの白いシャツにベージュのハーフパンツ、足元はサンダルといった格好で、胸元には金のペンダントが重く光り、両腕には大きな腕時計が巻かれていました。
「片桐さん、連れてきましたよ」助手席に座っていたスーツが半笑いでいいました。
片桐は私をまじまじと見つめ、何度かうなずき、それから一言「合格」といいました。そしてすぐ元の仕事に戻り、その部屋にはもう自分一人しかいないといった様子でした。三人の男たちからは安堵のため息が出て、何が何やらわからない私もなぜかほっとしていました。なぜだかわかりませんが、これで終わったと思ったのです。もちろんこれは始まりにすぎません。私はこの研究所に二年間監禁され、実験されることになるのですから。男たちが部屋から出ようと踵を返したことに気づかずぼうっとしていると、すぐ後ろに控えていた小太りの男に腕をぐいと引かれました。私を連れてきた三人とはそれっきりになりました。運転席と助手席にいたスーツはその建物を出たっきり(彼らはタバコを吸いに行ったようでした)、小太りの男の方は私を居住区画の担当者に引き渡すと、私の顔を見下ろしながら舌打ちをしましたが、それが最後でした。
私の部屋には二段ベッドと五段程度の安作りの棚が窓際に置いてあるのみでした。二人部屋ということですが、私は当初一人で生活していました。居住区画のスタッフや警備員は十分な数いましたが、私の担当は田中と名乗る三十代の痩せぎすの男でした。もちろんそれが本名なのかどうかは私にはわかりません。こんな言い方もなんですが、田中さんはいい人でした。脱走した今となっては、管理責任を問われて田中さんがひどい目に遭っていないかが心配です。私は田中さんになぜこんなところで働いているのかと聞いたことがあります。そのとき田中さんはとても辛そうな顔をして、しかし自嘲めいた笑いを浮かべながら、仕方ない、仕方ないと繰り返していました。
実験体(私たちはそう呼ばれていました)は特殊な衣服を与えられました。簡単に説明すると簡素な白いワンピースなのですが、二つの乳房の位置がくり抜かれ、股の間に深いスリットが入っているものです。私たちは下着類を身につけることを許されていなかったので、手で押さえでもしなければ歩くだけで陰毛がちらちらと見えるような構造になっています。初めての朝は部屋まで田中さんが来てくれました。初日だということで施設を一通り案内されました。田中さんは私のことを日本の救世主だといいました。もちろん私は冗談だと思って聞いていたのですが、後にこの言葉が本当だということがわかります。いえ、正確に言えば、彼らが本当にそうだと信じているということが私にも了解できたという意味ですが(もちろん私は彼らの計画を馬鹿げたものだと思っています)。荒唐無稽な計画は思ったよりも大規模なもので、私も何人かの国会議員と会ったことがあります。研究所はその計画の要であり、極めて重要な役割を担っているようでした。
私たちの使命は実験体として協力することです。実験区画には体育館のような開放的な建物がいくつかあり、午前と午後で場所を変えて異なった実験を受けることになります。二日目には私も実験に参加させられました。ひとつの建物に十人程度の女の子たちが収容され、Xの柱に手足を縛られ、乳首と女性器にローションが塗られます。女の子たちはほとんど抵抗もせず何本ものコードが繋がったヘッドギアをさせられていきます。実験のスタッフは装置を管理する技師の他に発動者と呼ばれる私たちの体を刺激する男がいました。ひとりの女の子に対して技師と発動者のふたりという割り当てになっています。大人の男ふたりだけでも私たち女子高生を思い通りにするには十分だったのでしょう。
「新顔だな?」私の担当になった発動者がいいました。
「はい」
「そうか。なら、慣例として説明しておこう。きみは昨日誘拐された……」
「一昨日です」
「そう、きみは一昨日誘拐された。なぜだかわかるか」
「いえ」
「そんなことありません」
「きみはとてもかわいいよ。そして我々にはきみのような美少女が必要なんだ。もっと具体的にいうと、きみたち美少女の絶頂エネルギーがね」
「きみはまだ知らないだろう。この日本が今まさに未曾有の危機に直面しているということを……。もっとも、《未曾有》すら読めない国会議員もいたがね」
「はあ」
「韓国と北朝鮮は水面下で手を取り合っている。両国はいずれ和解ムードになり、日本の一般大衆も知るところとなるだろう。だが、もうひとつ重要な事実がある。韓国と北朝鮮が連携して極秘に開発しているという新時代の超兵器だ。その兵器の詳しいスペックはわかっていないが、様々なデータから概算すると、日本列島の半分が数時間のうちに消滅してしまいかねないほどの火力なのだ。我々はこのような危険極まりない隣人を持ちながらただ黙って見ているだけでいいのだろうか。無論それはありえない。とある国会議員が中心となり秘密結社が作られた。そして結社の肝心要が、東大の優秀な科学者たちを引き抜いて立ち上げたこの研究所であり、誘拐されたきみたち美少女なのだ。東大の頭脳が精妙な理論と隣国を上回る兵器を作り上げ、きみたち美少女には兵器を動かす力になってもらう。簡単にいうとそういうことなのだ。わかってくれたかな」
「あなたたちは狂ってる」私はもがきましたが、Xの柱に両手両足を縛られていました。
「きみは国のために命をかけたいと思わないのか?」
私は男と数秒睨み合いました。男は視線を外してあたりをうろうろしながら話を続けます。
「まあいいだろう。きみくらいの年齢の少女にわかるはずもない。あまりにも現実離れした話だからな。しかし事実は事実。我々は朝鮮半島の超兵器に対抗する兵器を完成させ、朝鮮半島を消し飛ばさなければならない。そうしなければこの国の未来はないのだ。きみにも愛する家族や恋人がいるだろう? きみが力を貸してくれなければ、いずれきみの愛する人たちも朝鮮半島の超兵器に殺されることになるということだ。ふふふ、きみに拒否権はないよ。体は素直だからね。これが何かはわかるはずだ」
発動者は技師から手渡された器具を私に見せました。それは長い取っ手があり、先端は丸く、スイッチを入れると振動するという機械でした。
「なんだ、わからないのか。うぶな娘だ」
男は私の前まで来てしゃがみ、陰毛を撫でてきました。ワンピースの股間は元から裂けていて、Xの柱に縛られた時点で私の性器を守るものはもう何もありません。男の手は陰毛、クリトリスへ、そして膣と順々に撫でていきます。野卑な性的関心というよりも整備士の技術的関心といったようなもので、人差し指にローションをつけて調べるようになぞっていきます。
「んっ、んっ」
「どうした、感じるのか?」
「感じてなんか……」
ゔぃいいいいいんという音を立てて機械が振動しはじめました。発動者が機械の先端の丸い部分を私のクリトリスに軽く当ててきます。技師はヘッドギアから送られてくるエネルギーをコンピューターでリアルタイム観察しています。
少しすると周りの実験体たちから喘ぎ声が上がり始めました。顔を真っ赤にして声を出さないように頑張っている子もいれば、逆に思いきり叫んで全てを解放している女の子もいます。
「いや、やめて」
私は懇願するようにいいました。しかし発動者は答えませんでした。機械を様々な角度から異なったリズムで当てるなどの試行錯誤は研究者然としていて、なるべく効率的に私を絶頂に導こうと真剣に思案しているのが見て取れました。私が我慢強かったのか、しばらくすると発動者はおかしいなといった様子で機械のスイッチを止めました。今度は私の後ろに立ち、抱きかかえるように両手を回して乳首をつまんできました。私は巨乳ではありませんが、それなりに胸はある方です。揉んでいくうちに発動者も気を良くしたのか耳を舐めてきました。
「なるほど」
発動者は私の耳を集中的に舐め始めました。
「いや、耳は、耳はだめ」
体は熱を帯びてがくがく震え、だんだん意識がぼんやりしてきました。頭が熱い。死んじゃう。性器がじゅくじゅくに濡れているのがわかります。攻め時だと見たのか、発動者はふたたび機械のスイッチを入れ、クリトリスに当ててきます。ゔぃいいいいいんゔぃいいいいいんという音に私の思考は飲み込まれ、自分が自分でなくなるような、真っ白な世界に飛んで行ってしまいそうな……。
技師がOKサインを出しています。私の絶頂エネルギーが閾値を超えて観測され始めたようで、ヘッドギアのコードにつながった消化器のようなエネルギー一時保存電池が青いランプで点滅しています。
「ああ、ああ、だめ」
「気持ちいいんだろ? おいこら、どうなんだ」
「ああ、ああ、ああん」
不意に私は高まりを感じました。そして一瞬のうちに絶頂に達し、体はいうことを聞かずに暴れ、弛緩の波が来るとXの柱にだらりと垂れ下がった形になりました。
「イったのか、おい、イったのか」
発動者はモニターを観察していた技師に確認すると満足そうにして去りました。私はXの柱から拘束を解かれましたが、しばらくその場に倒れてがくがく震えていました。
そのような実験がひたすら続くことになります。私たち誘拐された美少女は毎日性的絶頂に導かれて、その絶頂エネルギーを吸い取られます。そのエネルギーが結社が開発している兵器に使われるというのです。
二ヶ月が過ぎた頃、私の部屋に新人が入ってきました。とてもかわいい子で本土からヘリコプターで連れてこられたようです。だいぶ怯えていましたが、自分と同じ年頃の私を見るとほっとしたのか彼女は泣き崩れました。
麻衣ちゃんとはいろいろなことを話しました。好きなアーティストの話や、学校や友達の話などはもちろん、実験のことも話しましたし、将来のことなども。麻衣ちゃんは私とは違って、この環境にはなかなか順応しませんでした。抵抗運動なども密かにしていて、脱走しようとしたときなどは懲罰で鞭打たれていました。実験ではあえなくイってしまうのですが、それでも麻衣ちゃんの心が結社に屈することはありませんでした。しかし、そういう勝気な性格が災いしたのか、さらに数ヶ月が経ち、自分たちの現状がどうにも変えようにないものだということが確信に変わってくると、目に見えて麻衣ちゃんは心を病み始めました。そして事件は起きました。
ある日、結社の構成員である国会議員の先生方が研究所を訪れるというのでおもてなしをすることになりました。私たち実験体には新品のワンピースが支給されました。もちろんあの特殊な加工が施してあるワンピースです。先生方が到着すると私たちは長い直線のメインストリートに整列させられ、性器を見せて挨拶させられました。先生方は一人ずつ確かめるように乳を吸い、指を膣に入れ、堪能されていきました。私もじっとこらえました。もうその頃には陵辱されることにも慣れていましたから。しかし麻衣ちゃんはそうではありません。いまだに自尊心を保ち続け、羞恥心も怒りも研究所に来たときのままなのです。実験体のほとんどはそういった感情はとっくに失っていました。人間らしい感情を失わずに抵抗を続けた子は病んで使い物にならなくなり、《処分》されるか自殺するか、私たちの生きていた世界とはそういうところなのです。
麻衣ちゃんは国会議員の先生に平手打ちをしました。一度だけでなく二度も。先生はやれやれ困った子だねと笑っていましたが、プライドだけはこの上なく高い国会議員が平手打ちを食らったままただ笑っているなんてありえません。研究所のスタッフたちは青ざめました。罰として全員《処分》されることも考えられましたから。しかし最悪の事態はなんとか免れることができました。結社の幹部だからこそ先生は研究所の重要性を誰よりも理解していて、秘密厳守のこの組織の人員を削って新たに補充することのデメリットまですぐに計算したのでしょう。この娘を連れて行けとだけ言ってその場は終わりました。それから二日間私たちには仕事がありませんでした。大人たちが麻衣ちゃんの処遇について議論しているのだと噂されていました。
今となってはもう笑い話だから書こうと思う
俺の幼年期時代はよくある話だった
「両親が離婚し、母親に引き取られ、母親がおかしくなり、祖母に引き取られたが祖母が急死した」
そうではあるが、謎の明るさを発揮していた
かくして当時中学生だった俺は引き取り手がいなくなり、児童相談所が速攻で俺のことを発見した
祖母の葬式が終わり、とりあえず学校に行って下校している途中だった
二人組の男女が現れて
まあ端的に言うとそんなことを言ってきた
すっかりひねくれていた俺は何をしたかというと、全力疾走で逃げた
俺は一人で生きたかった。お婆ちゃんの家で一人で生きていくんだ(中学生の安易な発想だけど、かわいらしいだろ?)
俺はそのまま近くの公園に行った
ヤツとは友達の友達と言った具合で、そこまで仲がいいとも言えない関係だったが、何故かキャッチボールに誘われてキャッチボールをした
俺は何食わぬ顔で家に入ろうとしたが、警官がゾロゾロゾロっと現れて地面に押さえつけられて取り押さえられた
「なんでこんな目に合わなきゃならないんだよ」
それだけだった。ただ家に帰りたかっただけだった
警察署でしばらく待っていると例の児童相談所の職員二人組が現れて俺を児童相談所に連れて行くことになった
こざかしい俺は涙と鼻水まみれの顔で
「拒否権は?」
的なことを言っていたが、そんなものはいらないような強制力が一時保護と言う制度には与えられているようで、本人が拒否することはできないということを説明された
俺は相変わらず泣いていたが、観念して連れて行かれることにした
もう前通っていた学校には通えないと言われたのは児童相談所についてからだった
笑えるぜ
小学生の課題のようなものを、まじめに考えてみた。主権国家同士の交戦権行使に基づいた戦争・戦闘行為について述べる前に、分かりやすい身近な例で考えてみたいと思う。
仮定の話として、私はとある一軒家に住んでいるが、隣の家と土地の境界線を巡って紛争状態にあるとする。私も相手側双方も、土地の境界線のラインが外側にあると主張していて、どちらも譲歩や妥協をする気が一切ない。そこで、現実の社会の中であれば、裁判所に頼めば双方間の調停をやってくれるが、国際社会にはこの裁判所のような存在がない。なので、問題の当事者となったら自分の力だけで解決しなければならなくなる。
私一人だけで解決するのが難しければ、隣近所の人たちと徒党を組む(=同盟・協商)ことによって、紛争相手に譲歩を迫ることもできるだろう。それでも話し合いや圧力で相手が折れなければ、最終的には武力行使によって解決するしかなくなる。それが「戦争」である。
戦争が起こる原因について考えてみると、突き詰めてみると「話し合い」で解決できないから戦争が起こるのである。隣近所との境界線(=国境線)の話でも何でもいいが、「話し合い」で解決することができれば、最初から戦争や紛争は発生しない。それは自分か紛争相手が譲歩するからである。
しかし、もし譲歩して紛争を解決したとしても、例えば隣近所との境界線の例でいえば、自分の家の敷地面積が狭くなってしまうわけだから、実質的に敗戦と同じである。
相手に安易に譲歩して自分が損をするくらいなのであれば、リスクを取ってでも武力行使を仕掛ける方が合理的である。
※今、北朝鮮の核問題において東アジアが戦争寸前の状態になっているが、北朝鮮の立場からすれば核をすべて放棄する(日米に譲歩する)ということは、自分自身の自衛能力をすべて放棄することに等しい。なぜなら、北朝鮮は国民生活や通常攻撃能力の配備を犠牲にしてまで、核開発に全てを注いできたからである。安易に日米に譲歩するくらいなのであれば、先制攻撃を仕掛ける方が合理的ではないのか。
ここから本題に入るが、戦争をなくすためには、主権国家の仕組みそのものを無くして新しい仕組み(世界政府と常設国連軍の軍備独占)を作るしかない。
世界には多くの主権国家が存在していて、それぞれの主権国家が暴力(警察や軍備)を独占している。その主権国家同士が紛争解決の手段として武力行使を行うから、戦争が発生する。
ならば、世界中の主権国家をすべて廃止して、世界で一つの主権しかない「世界政府」を作る。そして世界各国の軍隊や警察は、世界政府が独占する。これによって世界から戦争はなくなるであろう。
地域間紛争が起きたら、世界政府が作った調停裁判所が解決することになる。
世界中の国家を廃止するというのは荒唐無稽な話に聞こえるが、世界政府の礎となる組織は既に存在している。それはG7のことである。
※国連については、拒否権の問題などで既に機能不全になっているので除外する。
アメリカ・日本・カナダ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリアの経済大国7カ国が、最初に統合して一つの国家となる。7カ国が保有している軍隊や自衛隊は、全て統合して一つの国連軍を作り上げる。そして、近い未来に起こる第3次世界大戦によって、ロシア・中国・中東の列強が崩壊したのち、それらの国々を世界政府に吸収してさらに勢力を伸ばす。
人売派遣業は社員のキャリアパスなど考えていない。今人手不足な会社に適当な理由をつけて売り込むのを繰り返して放置する。その結果、役立たずが誕生しても知らぬ存ぜぬである。
国家公務員は職員のキャリアパスなど考えていない。今人手不足な役職に適当な理由をつけて押し込むのを繰り返して放置する。その結果、役立たずが誕生しても知らぬ存ぜぬである。
人売派遣業は社員の人権などは考えない。全国何処にでも突然飛ばし、その環境がどんなに劣悪であろうと社員に拒否権はない。あるかのように振る舞うこともあるが最終的には取り上げるので実質ない。
国家公務員は職員の人権などは考えない。全国何処にでも突然飛ばし、その環境がどんなに劣悪であろうと職員に拒否権はない。あるかのように振る舞うこともあるが最終的には取り上げるので実質ない。
人売派遣業の基本給は肩書で決まり中身が伴わない、そしてそれゆえに昇給のやり方は極めてぞんざいであり、またそれゆえに微細であり、努力も残業時間すらも何一つ報われることはない。
国家公務員の基本給は肩書で決まり中身が伴わない、そしてそれゆえに昇給のやり方は極めてぞんざいであり、またそれゆえに微細であり、努力も残業時間すらも何一つ報われることはない。
人売派遣に長く勤めてしまった人間はまともな転職もできない。今まで無茶振りのような配属を繰り返され、そこでギクシャクと働き続けた結果、業界内での評判は良くないからだ。連続性のある技術も所得できないため、異業種への転職も望めない。詰みである。
国家公務員に長く勤めてしまった人間はまともな転職もできない。今まで無茶振りのような配属を繰り返され、そこでギクシャクと働き続けた結果、業界内での評判は良くないからだ。連続性のある技術も所得できないため、異業種への転職も望めない。詰みである。
アメリカ・EU諸国と、ロシアの2国間における、シリア内戦を巡る対立が激化している。
今更こんなことを言っても仕方がないけど、国連は役に立たない。
常任理事国が一国でも拒否権を行使すると国連は何もできないことは冷戦時代から指摘されていたけど、今になってその弊害ばかりが大きくなってきている。
アメリカ・EUとロシアは双方とも核保有国同士だけど、核を持っていても、今のような戦争寸前まで行きついてしまうということなのだろうか。
今現在の世界情勢は、1914年に起きた第一次世界大戦前夜と似た状況になってきている。
1900年代初頭の欧州では、二つの大きな軍事同盟が存在していた。
イギリス・ロシア帝国・フランスの「三国協商」と、ドイツ・オーストリアハンガリー・イタリアの「三国同盟」の2陣営。
今現在に当てはめてみると、前述の通りアメリカ・EU陣営と、ロシア陣営と見事に2陣営に分かれている(ちなみに日本はアメリカ・EU陣営)。
そして、第一次世界大戦の前段階である1900年代には、欧州各国が軍拡競争を進めていた。
現在もアメリカもEUもロシアも、そして日本も軍事予算を増やしているのはご存じの通りである。
アメリカのトランプ大統領は軍事予算を増額させているし、欧州では徴兵制を復活させる国が相次いでいる。日本は空母の配備まで始めた。
元々シリアという国のある場所は、昔は「オスマン帝国」と呼ばれていた大国の一部の地域だった。
第一次世界大戦でオスマン帝国が崩壊して、欧米に占領されて、分割されたりして・・・、色々なことがあって現在のシリアとなっている。
シリアは、欧州と中東を結ぶ街道上に位置している国家であり、あの場所が政治的に不安定になると、周辺地域全域が戦争の危機にさらされる場所なのだ。
親子に血のつながりなんて関係ない
そのソシャゲで最近ストーリーが更新されたのだが、その内容が非常に共感できるものであった。
その内容を簡潔だが以下で説明する。
・とあるキャラクターは放任主義の家で育った。現在は主人公とともに寮で暮らしている。
・ある日両親が離婚することに。そこでなんと、アメリカへ行く父親についてこい、拒否権はないと言われる。
・んでまあ色々あって、そんな名ばかりの親よりも、寮で一緒にいろんな時間を過ごしたみんなが家族だよ!
・日本に残ることに。またみんなで寮で過ごせる!やったね!
以上だ。
「たとえ実際に血が繋がっていようとも、過ごした時間は仲間たちのほうが多いから、その仲間たちこそ家族である。」(言い方とかいろいろ変えてます。ニュアンス)
この世にはいろいろな家族の形がある。血は繋がっていても、子供を虐待する親もいる。
逆に、いつまでもいつまでも親に寄生し、今まで育ててもらったのに親を殺したり。はたまた、本当の親の顔を知らなかったり。
そんな多様化する社会の中で、家族=血の繋がった人たち、というのは浅はかではないだろうか。
私の話をしたい。
私はいわゆる連れ子である。5歳くらいの時に、今の父の養子となった。
最初から再婚であることを隠されず、新たな両親たちの結婚式のお祝いもした。
今、私は21歳。就活に追われる日々だ。つまり16年間、今の血が繋がらない父と過ごしていることになる。
この16年間、一度も連れ子であることを負い目に感じたことなんてない。何不自由なく育ててもらった。
血の繋がらない子であるのに、お金がかかる部活をやらせてもらった。血の繋がらない子であるのに、私立の大学に入れてもらった。
血の繋がらない子であるのに、毎年誕生日は盛大に祝ってもらえる。
また、私には年の離れた姉がいるが、その結婚式の費用ももちろん出してくれている。車を買うときの補助も。何もかも。
「なんで血が繋がらない私なのに、こんなにお金をかけられるの?」と。
理由はわからない。でも理由がわからないことこそ、真理なのではないだろうか?
理由はなくとも愛することが愛情であり、そこに愛情があればそれは家族となりうるのではないだろうか。
今になって思うが、私は愛されて育ったのだろう。だからこそ、血の繋がらない父であるが、一度もそれを意識したことはない。
で。じゃあ。何を言いたいのか?っていうと。
血の繋がらない親子でも元気出して!っていうことを言いたいのではない。いやもちろんそれを負い目に感じる必要ないよ。元気出して。
むしろ、血の繋がった親子だけど、めっちゃ仲悪い親子なんてたくさんいるだろう。
そんなあなたに言いたい。
たとえ血が繋がった家族だとしても、必ずしもお互いに愛し合えるかといえばそうではない。
血が繋がった親子だから、必ずそこには愛情が生まれるかといえばそうではないと思う。
だから今、親子なのに愛されている実感がない人よ!
子供ができた以外にも、パートナー、ペット、友人を愛せばいいのだ!
親子という関係にとらわれちゃいけない!
親子というのはある種の呪いだ!
解き放たれていいんだ!
一緒にたくさんの時間を過ごして、血は繋がらずとも心がつながれば、それはもう家族なのだ。(うまいこといった)
追記
そうじゃん夫婦も血の繋がりないやん。
なんだか編プロ(編集プロダクション)の話が出ていたので思い出を語りたくなった。
そんじょそこらのブラック企業も顔を真っ青にして逃げ出すブラック企業がのさばっているのが編集プロダクションの世界だ。
業界が古い、仕事内容が特殊、憧れる人間が多い、縁故で仕事が発生する、単価が安価……などなど、ブラックになりやすい背景はゴマンとあるのだが、業界論を語れるほど偉くもないのでこの辺の理由は飛ばす。
私が編集プロダクションに入社したのは2000年ごろ。社員は10名未満の小さい会社で、だいたい3〜4社から仕事をうけており、常時5〜6媒体の案件があった。記事単体のものもあれば、雑誌まるまる一冊を請け負うこともザラ。
逮捕歴のある社員が在籍しているほか、アル中で仕事中にビールを飲んでいる人もいた。専門学校を卒業した私は新卒で入社することとなる。
環境は以下のとおり。
「一緒に老人ホーム入ろうね」と言ってた女友達がたて続けに30過ぎて彼氏が出来た。
たぶん、もうこれは結婚一直線だろう(そうあって欲しいし)。
そんなわけで、世間的にはだいぶ遅いが、自分も外に出て、異性と知り合う機会を少なからず作っていった。
アラサーのおばさんが、知り合って間もない異性に対して、声かけたり食事とか誘うのめっちゃ緊張した。1年間のその記録。結論、未だ収穫は0。
一人目。
職場でたまたま知り合った別部署の人と話が弾み、もっと知りたいなぁーと思って食事に誘った。緊張でゲロ吐くかと思った。
年齢は気にしてなかったが、聞くと10歳くらい年上で、食事中ずっと説教だった。・・・これは辛い。
職場では面白い人、でも会社の外で会うとマウンティングばっかり。
そして、なぜか食事以降、職場でずっと無視されることに。意味がわからないので、次に行くことにした。(私の口臭でも臭かったのかな?ごめんな、アラフォーおっさん。)
二人目。
カフェで一人過ごしていたら、たまたま隣に座っていた男性。iPhone充電器貸してあげたのがきっかけ。
普段だったら、そんな状況で連絡先を交換しないが、物腰の柔らかさ、(ニッチな)趣味のスポーツをやっていたりと、たまたま偶然が重なって、飲みに行くことに。
心身ともに健康で働いているし、めちゃくちゃ良い人だし、多分好いてくれてるけど、なぜかその人との電話が苦痛で、疎遠に。
結婚できれば誰でもいい訳ではないことを知る。
三人目。
同僚のいとこを紹介してもらうことに。「これって、いとこ的に拒否権あるのか・・?」と不安になるが、