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はてなキーワード: 受け手とは

2023-09-19

anond:20230919115942

受け手側の言い分が罪かどうかの判断になる時点で〇〇ハラすげえ概念だなと思うよ

キムタク全盛期はキムタクセクハラ存在しない説があったからなあ

2023-09-05

Web3ヤーたちはどう生きるか

Not Financial Advice。個人的メモ、現状の文字起こしと雑な未来予想。自分Web3ヤーとして整理したかった。

ビットコイナーが望まない形でBTCがATHを迎えるシナリオ

根源的にビットコインは規制禁止することはできないので、できるところから規制されるトレンドは今後も続くだろう。目下、短期ナラティブETF承認であるAML/CFT観点ビットコイ現物流通はなるべく制限したい規制当局側と、ビットコインのエクスポージャーが欲しいだけの大多数の投資家の思惑の両方が、現物ETF承認という形で結実するのである。その後、ビットコイETFが高い流動性を持つようになれば、既存金融機関ビットコイETF担保にした金融サービス派生金融商品を展開できるようになる。

また、大手マイニングプールと、(すでにマイニングプール株主となっている)ETF取扱金融機関提携する未来もありえるだろう。例えばマイニング収益プール参加者ウォレットアドレスに引き出されることはなくなり、プール参加者証券口座ETF残高として入金されるようになる。これはプール参加者規制当局どちらにも利点がある。プール参加者にとっては、ブロックチェーン手数料秘密鍵保管といったブロックチェーン特有リスクを負わなくて済むし、ビットコイETFを通して既存金融多種多様流動性へ容易にアクセスできるようになることも喜ばしい。規制当局にとっても、本質的規制できないマイナーとBTC現物が切り離されることは喜ばしく、win-winなのだ。すでに大手マイニングプールマイナーにKYCを求めているので、マイナー分散思想よりも規制された安定を選んでいる。マイナー投資家保護環境の整ったETFに乗り換えるのは合理的選択なのだ

ビットコイナーの思想とは相反するものの、市場原理とは相反しない力が優勢となって働くことで、ビットコインはATHを迎えるのである

少数マイナーの寡占は問題か?

先日Twitter話題になっていたので急遽追加する。

マイニングプールが結託して51%攻撃を起こすことは、マイニングプールにとっても合理的ではないので、少数マイナーの寡占状態が直接的にビットコインを破壊に導くとは考えにくい。しかし、大きな金額を動かさないといけない巨大プール既存金融保護されざるを得ず、規制圧力に対しては脆い。同じ51%でも1 ✕ 51よりも25+26の方がCensorship ResistanceやOpennessといったブロックチェーンの本源的な価値は損なわれやすい。なのでマイナーに寡占が起こることを問題視しないのも間違いである。

ツイートの人の反論もあるので一応参考程度に

https://x.com/nook_ethereum/status/1696476655475171759

仮の話だが、完全に当局規制を受けてコーポレートが牛耳る、本源的な価値を失ったビットコインが、too big to failな状態ゾンビ化した時どう振る舞うのだろうか?そのタイミング古参クジラ離脱して一時的に売り圧が発生する気もするが、そのままトリクルダウンとなるほどのトリガーかというと分からない。これはビットコインに使われる暗号の危殆化などのリスクと一緒で、起こるまで想像ができない。そのフェーズP2P電子決済システムビットコインという壮大な社会実験重要ハイライトになるに違いない。

Drivechain

ビットコインのブロックスペースを使って、レイヤー2上で好きなブロックチェーンを誰でも立てられるようにする新機能。まだ提案段階の機能だが、賛否両論を招き、界隈を真っ二つにしている。

https://www.drivechain.info/

ちょっと前に流行ったStacksの仕組みと異なり、BTCを子チェーンにオプトインするような仕組みも備える。もちろんオプトアウトもできる。

ただし、Drivechainが認められると、ビットコインのスケーラビティを向上させるソリューションとしてのLightningネットワークの意義がかなり失われる。Lightningは”P2Pで”高速決済したい人が使うための機能という、かなり思想が強い人向けの錆びついた技術になり得る。

Drivechainの提案自体は昔からあったが、最近になって流行り出したのは単なるナラティブ作りであろう。ordinalsやStacksもそうだが、新しい技術はそれだけで盛り上がりやすい。ordinalsの場合だと、昔から追っていた人は、自分が優位でいられる情報非対称的な時期に、短期で出口流動性イナゴ養分)をたくさん集めて、たんまり儲けて売り抜けることができた。

ちょうどBitcoin, not Cryptoな時期で、Drivechainのような特大アップデートがあればナラティブとしては強力だ。しかし、だからこそ、どうしてもDrivechain利権存在を勘繰ってしまう。Lightning利権とも対立しそうだ。

Lightningはビットコインにマルチシグだけあればできる機能だが、Drivechainはソフトフォークとは言え、これだけのために新規のオプコードメッセージの追加など、開発リソースをかなり費やす大幅なアップデートなので非常に図々しい。ソフトフォークをexcuseにすればなんでもありだと言うわけではない。

今更dAppsが走るサイドチェーンを作っても、Ethereumで起きているようなゴタゴタをビットコインに持ち込むだけで、Bitcoin, not Crypto神話を汚すだけになるだろう。

DeFiはDaFi(Dark Finance闇金融)へ

実質管理者のいるDeFi規制煽りを受けて存続は難しくなっていくだろう。ハッキングインサイダー、スキャム(詐欺)、ラグプル(持ち逃げ)から投資家保護できないファイナンスは、たとえゲイリーゲンスラーSEC長官を退任したとしても長期的には必ず規制対象になる。また、そうはならなくとも投資家の方から勝手離脱していく。

しかしながら、オフショア規制の及ばないチェーンを舞台に、リスクを恐れない投機家の間でDaFi(Dark Finance闇金融)に転じたDeFiがしぶとく生き残るのはどうしようもない。

ただ、そのようなDeFiはもう社会生活金融インフラになることはないだろう。結果的に今のDeFiはDaFiかCeFiに分岐していく。

CeFiの意義

CeFiという語彙は以下のツイートから使わせてもらった。ブロックチェーンを使っているが、規制もされている金融サービスくらいの意味だ。

https://x.com/kimurayu45z/status/1695988782871498898?s=46

ブロックチェーン上の金融サービス規制をかける場合、どのようなものになるだろう。まずCeFi事業者に対する当局による管轄投資家のKYCは必須になる。そうなってくるとブロックチェーンでやる必要はあるのかいよいよ分からなくなってくる。かの有名なWhy Blockchain?の声がまた聞こえてくるのだ。

少なくとも、トークンガバナンスするような機能プロトコルに組み込む必然性はなくなり、ガバナンストークンは株や証券に近いものになっていく。また、仮にアプリケーションどころかL1チェーン自体規制されれば、PoSなどのトークンベースコンセンサスアルゴリズムはもはや茶番になる。

ユーザー目線でも、KYC済みのアドレススマートコントラクト登録してまで、入札や取引したい投資家がどれくらいいるのか今のところ分からない。

もしもかつてのDeFiバブル違法事業者非合法的な取引で盛り上がっていただけの幻想だった場合、KYC後のクリーンなCeFiにどのような実需があるのだろうか。

MEVは重い問題

MEVというのは、ブロック生成者が承認前のブロック内の取引を盗み見れることをいいことに、他人取引を先取りしたり、順序を利己的に入れ替えることが可能である性質から生じる、ブロック生成者が独占できる収益源泉のことである

筆者は以下の記事勉強させてもらった。

https://keccak255.substack.com/p/mev

https://mirror.xyz/0x95d7660ceb04b402fdBAf112a8278980335616d4/aDB1Zh4ybztR3DJsY1pgoK8h63wH05PlOMOEj0zvL3U

MEVがあるせいで、ブロック成行為が中央集権化しやすくなったり、ユーザーサービス体験が低下したりするため、dAppsが動くブロックチェーンにおいては重要課題だ。

もちろん技術的に解決するSuaveのようなソリューション提案されているのだが、分散化にメドがたっているわけではない。また、問題が外部化するだけで本質的解決にはなっていないのではと思う。

Suaveについて参考までに

https://writings.flashbots.net/mevm-suave-centauri-and-beyond

また、MEV利権がすでに巨大化している政治的事情もあり、問題はかなり複雑化している。このように込み入った問題を、さまざまなステークホルダーの思惑が入り混じる、非効率的分散ガバナンス解決するのは前途多難と言わざるを得ない。

チェーンのTVLが巨大化し、RWA(real world assets)などのMEVファクターがチェーンのエコシステムの隅々まで組み込まれれば、MEVがもたらすマイナス・サムの影響はユーザーにも感じ取れるくらい甚大なものとなるだろう。さらに、可視化できないリスクを嫌う大手投資家の参入を阻むことにもつながる。

そうなったときパブリックブロックチェーンの夢は雲散霧消するか、中央集権正当化された世界でregulatedなブロックチェーンが生き残っていくかのどちらかになる。

DeFi社会限界

一旦DaFiやCeFi、MEVのことは忘れて、全てが解決して、DeFiがそのままメインストリームになった社会を想定してみる。そこで注目したいのは、チェーンに閉じたDeFiでは信用創造ができず、分散型ステーブルコインなどの場合は常にover-collateralized(過剰担保)させなければならない点だ。つまりロックされた資本以上の価値市場に再投資されない。原資本は再投資のたびに指数関数的に薄まっていく構造になってしまうのだ。

そのような先細りの金融インフラの上に展開される資本主義及び自由市場経済社会が、規制された金融に基づいた現状の社会よりも、高い資本効率経済成長率を達成できるのかは甚だ疑問である

一昨年のDeFiバブルの正体が、USDTなどの法定通貨担保型のステーブルコインがチェーン外から流入することで起こったに過ぎなかったのだとすれば、DeFi世界はCe要素なしには拡大できないということになる。実際、USDT、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインの時価総額無視できないほどに巨大だ。そういった規制アセット流入なしにはリターンが期待できない構造的欠陥がある限り、DeFi規制を拒んで信用収縮の道を選ぶか、信用創造のために規制を受け入れてCeFi化していくしかない。

ブロックチェーンイノベーションなのか?

分散自己主権といったブロックチェーン思想を全く気にしない大多数のユーザー目線で見ても、国際送金や金融取引が瞬時に透明性高く行えるブロックチェーンが便利なのは間違いない。しかし、それは既存金融サービス規制というかなり重いハンデを付けられた状態で戦ってくれているからそう見えるだけで、ブロックチェーンという技術自体イノベーションからではないのではないか?つまり、仮に規制の側が妥協して、金融業界リバタリアン並みの自由化を勝ち取った時、ブロックチェーンは、例えばApple銀行のような大規模なWebインフラを使った金融サービス技術として勝てるのだろうか?

もしも、ポンジスキームやスキャムであることが明らかなミームトークン、発行主体を名指しできるXRPや、ガバナンストークン全般が、規制されない(もしくは証券ではない)と判決された場合Apple銀行プログラマブルトークン発行プラットフォームを立ち上げればブロックチェーン競争に負けてしまうのではないか?秒間取引処理数が少なくて、手数料も高く、ウォレットも使いにくいブロックチェーンの優位性はどこにあるのだろう?

とはいえ実際に既存金融が完全自由化することはありえない。あり得るのは、既存金融業界ブロックチェーン業界が融合していく中で、その両極からの声を取り入れながら、長期的には両者の境界線が最も曖昧となるような規制環境が整備されていくシナリオだ。それはトークン証券化かもしれないし、証券という概念が古くなるような全く違う新しい法概念規制フレームワーク誕生かもしれない。そうなったとき果たしてブロックチェーン技術市場競争力を持つのかは、改めて問われなければならない。使いやすさより分散思想を優先するユーザーなんて殆どいないはずだ。

日本海外Web3コミュニティ

日本Web3界隈は、昔から霞ヶ関巡回する界隈と海外組の界隈に二分されていたが、最近海外からの出戻り組が増えてきたように思える。かつてJapan色がなかったAstarが最近Japanを押し出すことが増えてきたので、これも出戻り組と言えるだろう。京都で開催されたIVS Cryptoでは、かつての海外組が、今後は日本にもコミットしていくしたたか姿勢も見せていた。

Astarが政府機関やJTCと手を取り合って、提携関係や共同研究関係を結び始めたときは、何をしているんだと正直思っていた。しかし、当時から規制側に歩み寄らなければブロックチェーンは存続できないと読んでいたのか、単なる嘘から出た誠なのか、こうなった今では一定妥当性が理解できる。

とはいえ規制と近づきすぎるとパブリックブロックチェーン特性邪魔するはずなので、その擦り合わせは茨の道だろう。Why Blockchainの最前線で闘う姿勢評価したい。

渡辺氏も、もしAstarがダメになっても、日本は偉い人と仲良くしておけば何とかなる国なので、かつてのホリエモンのような毒を出さなければ、どこかしらの利権に入れてくれるだろう。そこら辺を踏んでいるのか、彼のポジショニングは上手いなと思う一方で、FTXのサムが破滅直前まで政府蜜月関係を結ぶのに奔走していたことを思い出させるから少々怖くもある。当局に近づくと不透明性が増すので、個人的にはまだASTRに買いを入れる勇気が持てない。

さて、クリプトコミュニティ一般の話だが、これも昔よりは成熟してきたと思う。悪しき通貨自然淘汰される市場原理が働いたというのもあるが、個人の中にも、かつては歯に衣着せぬ物言いオピニオンリーダーになったインフルエンサーが、今ではバランスの良いコメンテーターになったりと、心境の変化なのかポジショントークなのか、変化を感じざるを得ない。日本人垢にも外国人垢にもそんな人は多い。

例えばVitalik氏は、かつては大衆向けに過激なことを吐いていたが、最近難解な理論提示にとどまり過激な使い道を見つけるかどうかは受け手自由ですよ、という我関せずな態度に改まった。

しろ危ないのは、陰謀論界隈や極右派をバックにした米国会議員をはじめとするすでに過激コミュニティが、ビットコインやWeb3に活路を見出そうとしていることだろう。余計なポリコレリスクを抱えると面倒である

Web3ヤーたちはどう生きるか?

このタイトルは煽っているように聞こえるかもしれないが、流行りに乗っただけで煽ること自体は本意ではない。ジブリのあの映画を見た頃、こんなこと考えてたんだなぁと後でエモくなるための筆者なりのギミックなのだ。もし不快な思いをしたクリプトに携わる人や投資家の方がいれば、そこは大目に見ていただきたい。

また、ビットコイナーは Permalink | 記事への反応(0) | 21:52

 実のところ、数年前から実話怪談が盛り上がってきている。

 実話怪談とは、四谷怪談のような古典怪談ではなく現代怪談だ。というとトイレの花子さんのような都市伝説を思い浮かべる人もいるだろう。しかし、そのような出所不明の噂話とも違う。

 まず大前提として「実際に不可解な体験をした人というのは、この世の中にいるんだ」というところから始まる。そして、それら体験から聞き取ったものを語ったり、あるいは執筆という形で記録されたものが実話怪談である

 と、基本的説明としてはこれで十分ではあるのだが、多くの人が疑問に思うことだろう「それが実際にあった話だとする根拠は?」と。

 ここははっきりと申し上げておくが「そんなものはない!」である

 ないんスよ。というのも怪談超自然的なもの、未知のものを扱う分野だからだ。最新の科学技術物理知識を以てして証明できてしまったなら、その時点で、もはやそれは「怪談だったもの」となってしまうからだ。

 うん、わかった。

 もう少し突っ込んで説明しようか。

 つまり、実話怪談とは「実際にあった話だとする根拠はないが、とにかく、本当に不可解な体験をしたと主張する人がいて、その人の実在根拠とした話」のことだ。

 そんな根拠の拠り所となる体験者は、実際に語られるさいには、諸般の事情により匿名として扱われることが多い。

 …はい、お察しのとおりだ。実のところ、受け手側に実話である判断する材料はほぼない。

 ここまで読まれた皆様におかれましては「せめて、なにか実話を担保するものはないのか?」とお思いかと存じます

 まあ、その、あるにはあるんですよ。お気に召すかはわかりませんが。

 というわけで、以下が令和最新版だ。

 実話怪談とは「実際にあった話だとする根拠はないが、とにかく、本当に不可解な体験をしたと主張する人がいて、その人の実在根拠とした話…としたいけど、事情により身元は明かせない以上、聞き取ってきた私という実在を仮の根拠とした話」のことである

 あきれちゃった人には申し訳ないが、こういった回りくどい手順を踏むことで、かろうじて実話と呼べるものになっているのが実情だ。ゆえに実話怪談はその性質上、二重の信用が必要となる。

 つまり怪談話者(著者)は、取材において体験者が事実を話していると信用し、受け手話者(著者)が嘘を言っていないと信用したときに、初めて実話怪談を楽しむことができるのだ。

 もはや新手のカルトのように聞こえるかもしれないが、事実そうなのだとはいえ実話怪談愛好家がなんでもかんでも受け入れているかというと、そんなわけではない。聞いていて、あるいは読んでいて「なんかこの話うさん臭いなぁ」と思うことは多々ある。

 なぜなら、それぞれが自分なりの実話怪談観を持っており、常にそれをもとにこの話者(著者)を信用するかどうかを推し測っているからだ。また、これは怪談取材時でも吟味される事柄である。(興味があるなら『忌み地 怪談社奇聞録』あたりを読もう)

 こういった部分も含めてこのジャンルの楽しみ方となっている。

 個人的に言えば、実話怪談とは少額の霊感商法だと思っている。騙されたとしても、実害は、文庫本なら数百円ていど、新書なら千円か二千円ていど、映像ならタダから数千円ていど。イベントもそれくらいのものだろう。

 これは受け手側としての心持ちについて論じているが、同時に話者(著者)側にある程度の倫理観を求めるということでもある。

 実話怪談センシティブだ。

 実在する人物を扱うこともそうだし、死を扱うという点においてもそうだ。タブーをかき分けた先に真の恐怖はある。根本的に不謹慎ジャンルなのだ

 だからこそ信用される優れた話者(著者)となるためには、細心の注意を払いつつもギリギリを攻めるという綱渡りを行わなければならない。

 ともかく、信用を重視する点からわかる通り、実話怪談というジャンルは意外なほど属人的性質を孕んでいる。そしてこの属人性こそが、昨今の実話怪談ブームの一因であるように思う。

 分かりやすく言うと、怪談師と呼ばれる人々が出てきたことによって盛り上がったのだ。

 実話怪談の始祖を『新耳袋』とするなら、最初媒体書籍であり文字媒体だった。(ちなみに稲川淳二御大の語る怪談を、実話怪談の枠に当てはめるのは無理があるので割愛

 まだ怪談師という言葉はなかったが、初期のころから属人的気質垣間見れた。とはいえ、この時代の実話怪談エピソード至上主義であった。

 あと、そもそも著者がほとんどいなかった。

 私は00年代の初期からの愛好者だが、この時代怪談にとって冬の時代だった。それでも『新耳袋』や『「超」怖い話』がシリーズとして刊行を続けてきたことが、今日の盛り上がりの土壌となっている。

怪談師」という言葉が出だしたのは10年代の中頃だろうか。怪談師とは怪談話者のことだ。彼らの活動範囲は音声のみならず、映像イベントなど大きく広がっていった。

 そのため必然的話者存在が前に出ることとなったが、属人性の強い実話怪談と非常に相性がよかった。

 昨今の怪談人気は、すなわち怪談師の人気と言って差し支えない。

 しか怪談師の数は年々増えていっている。

 そんなわけで、実話怪談は空前の大ブームとなった。

 さて、それに加えて、去年あたりから呪物が盛り上がりを見せている。

 いわゆる呪物ブームだ。

 事情を知らない人からするとマンガ呪術廻戦』人気に乗っかったものだと思われるかもしれないが、それは半分くらいは正しい。マンガの影響はでかい

 とはいえ呪物コレクターと呼ばれる存在が昨日今日誕生したわけではない。もっと言えば、呪物と呼ばれるものは大昔からあり、怪談好きに限らず、多くの人から認知されていたはずだ。

 では、なぜこのタイミングブームとなったのだろうか。

 そもそも実話怪談においては、エピソード重要視された。実話の「話」とはお話エピソード)のことだから当然と言える。ゆえにエピソードの乏しいものは主流から外れていく。

 心霊写真心霊スポット探索といったものがそうだ。

 怪談ジャンキーには「ここの木陰に恨めしそうな女の顔があります」だけではお話として弱く感じるのだ。

「出ると有名な廃墟を探索しました。すごく雰囲気があって怖かった」だけでは怪談欲は満たされないのだ。

 呪物もその性質エピソードに乏しい。「これが丑の刻参りで有名なご神木に刺さっていた藁人形です」だけでは情報不足も甚だしく、消化不良を起こしてしまう。

 とはいえ、これらは実話怪談という評価基準において物足りないというだけで、それぞれに違った魅力があり、愛好する者が一定数いる。

 また、怪談師という存在が実話怪談を発表するメディアを広げたことにより、別媒体として点在していたそれらが、集約されつつある。その中でもビジュアルに優れた呪物は、具体的なイメージに乏しい実話怪談を補佐する存在とも言える。

 だが、それは本質ではない。

 呪物ブームの最大の理由は、呪物コレクターの所有する呪物のエピソード性の高さだ。いつの間にか呪物はお話を手にいれ、怪談のものとなっていたのである

 むろんこれにはカラクリがある。そして、それこそが先般の木札に関連した炎上事件の原因ともなっていると考えられる。

 具体的な手口は単純で大したことではない。呪物の定義を限りなく押し広げた、それだけ。

 一般的な「呪い」や「呪物」といったものイメージは「恨みを持った人間が、儀式などの間接的な方法怨念を晴らそうとする行為呪い」であり「その儀式使用される道具=呪物」ではなかろうか。すなわち丑の刻参りを行うことが「呪い」であり、そこで使用された藁人形が「呪物」であると。

 しかし呪物コレクターはそれだけでは満足できなかった。

出自不明ながら所有すると厄にあうもの

・呪われるわけではないが曰くのあるもの

心霊現象に関わる物品

・念のこもったもの

祈り宗教的儀式に使われる道具や開運グッズ

 これらをまとめて呪物として扱ったのだ。

 呪物という語にそれらを無理やりに詰め込んだ結果、呪物のミーム化といった現象がこの界隈で起こった。これによりエピソード性は強いが呪物と呼びがたい物すらもその範疇に納めることに成功する。

 どこまで意図的に行われていたかは分からないが、そういった呪物コレクター戦略が奏功し、折よくマンガの人気と合わさったことで、呪物ブームが巻き起こったのではなかろうか。

 あくま個人的考察ではあるが、あながち的外れでもないかと思う。

 というのも、今回の炎上には特徴的な温度差が見てとれる点からも、それらを裏付けているように感じたからだ。

 今回の件はジャニーズ性加害問題と似ている。すなわち、内部においては問題意識がほとんどなく、外部の人間が指摘することで初めて問題化したという点だ。

 そもそも木札のエピソード2022年の時点ですでに紹介されており、それこそ祝祭の呪物展というイベントでは2年連続で展示されていた。しかし木札について問題視する声は(自分観測範囲内では)なかった。

 私自身はイベントに足を運んではいないが、動画にてその存在を知った一人である。だが、やはりその時はまったく問題意識はなかった。

 事が明るみになったさいも、初めは事情の分かっていない人が騒いでいるだけだろうくらいに思っていた。しかし実際に内容を確認するにつれ、そういった次元出来事でないことに気付き、心地よい夢から叩き起こされたような気分となった。

 この件に関しては、はやせ氏に非があることは間違いない。

 問題複数あるが、やはり東日本大震災被災者と関連のある物品を「呪物」というくくりに入れてしまたことに尽きる。呪物コレクターとしての戦略裏目に出た形だ。

 だが、本当に非があるのははやせ氏だけだろうか。

 これは出自不明説明された木札の出所が判明し、そのエピソード自体に疑問が持たれた今だからこそ言える話などではなく、最初の発表時からあった問題だ。

 しか自分も含め誰も指摘できなかった。受け手側も麻痺していた部分があったのだ。間違っても「はやせさんがあんなに謝ってるんだから、許してあげてください」なんて言える立場にない、どころか一緒にごめんなさいしなくてはいけない立場にあると言える。

 …とはいえ、頭では理解できるものの、心の奥底では引っ掛かりを感じている。

 それは結局のところ、不謹慎さも含めて楽しむというスタイルが染みついているせいだろう。

 自分高潔人間などではない。心の奥底にドロドロとした薄汚いものを秘めた、しょうもない人間しかない。

 だからこそアングラものに惹かれる。怪談に惹かれるのだ。

 冒頭に戻るが、今、実話怪談が盛り上がってきている。

 文字媒体くらいしか発表の場がなかった時代は終わり、怪談師の活躍により発表の場は増えていった。賞レースも盛んとなり、多くの怪談師と無数のファンを生み出した。

 怪談を取り巻く環境は激変したが、怪談本質は変わらずにい続けられるのだろうか。

anond:20230904223603

この増田が、誰か人を好きになって、その人とセックスをしたいと思ったときに、相手10歳以下だけど双方に真摯同意があるのですというのであれば難しい面もあるかなとは思う。基本的にはその子のためにも性行同意年齢まで待ちなさい。増田のために個別判断をしてあげることは、そこまでコストはかけられないし、判断が間違った場合デメリットを超えるメリットもないですよ。ということになるだろうが、そこは増田なりその相手なりの性的自由と衝突するわけで。

ただ、一般論として、10歳以下でしか興奮できなくてつらいですと言われてもね。基本的には知らんがなじゃない?人を殺すことでしか快感が得られないんですって言われて、それが本当だったとしてもどうしようもないのと一緒で。もちろん、一般論として(表現をする側の)表現自由はあるだろうけれども、その検討の中で尽きてるというか、受け手の側がほかに性欲を満たす手段を持っている人ばかりなのか、それでしか性欲が満たせない人がいるのかということで、考慮要素が変わるということはない。

まあ、増田としてはつらいのだろうが、社会から認められなくてつらいことはいっぱいある。経歴や結局二次元への一方的な性欲の吐き出しで代替できていることからすると、後天的社会的な欲求に見えるので通院も一つの手段では。

2023-09-04

anond:20230904150614

これ受け手側の好みに左右されんか

たとえば穏やかな優しい人が好きなら「直裁な物言いをする、時にきつい印象を与える人」のことを性格がいいとは言わないか

逆に正直者が好きなら裏表がない性格のいい人だと評するかも

君たちはどう生きるか2周目感想

パンフだけ前に買ってたけど、情報量なすぎィ!許すけど

で、すぐ再婚してんじゃんって前に言ったら、4年空いてるって返されて、あっそうだっけ?ってしたけど

戦争の3年目に母が死んで4年目に東京を離れただから1年やないかい!

キムタクさぁ…まぁ甲斐性はありまくるから許すけど

関係ないけど予告編の首(たけしのやつ)

初っ端合戦後の放置された死体映すのが理解ってる

跡取りは普通に信忠じゃ…?と思うけど、下剋上上等でやってんだから本来なら血筋関係なく実力主義でやるべきだよね

本能寺前みたいだし甲州征伐とか干殺しのエグいのもやるかね

唯の戦国アウトレイジは勘弁な!

出征のシーンとか、悲惨すぎずに戦時下を描いてるのが上手い

で、新海の今更311も偉かったけど、今更戦時下パヤオエライ

パンフによると意識的戦争中の話にしたみたいだが

アオサギ母親が生きてるってのは嘘は言ってないけど、助けを求めてるのは嘘よな

マヒトの寝言聞いてて罠にかけたとか?

ナツコの看病してた上品婆さん、トランク漁りの時にもいたっけ?


ナツコが弓でアオサギ退けるけど、何故か部屋にあった弓矢もそれ用なんだろうな


夏子さんの足跡ダイナミック足跡じゃん!てなった


塔の入り口にも英語ラテン語?)で何か書いてあったが読めん

我を学ぶものは死すと一緒か?

あと墓の主もよくわかんない


初回だとキリコさん=ババアがマヒトが言うまでわかんなかったが、分かってから聞くと声一緒だわ

実は声優変わってたとかだと恥ずかしいけど

初回で奴隷が回す棒じゃん!ってなったけど、回して引き上げてるから有用機械だった…


バーニングロリマザーワラワラごと焼いてんの意図的と言うか

この娘なんか容赦ないんよね

ペリカンワラワラ喰う担当で飢えてるけど、インコはそうでもない感じが…

でもアイツラ同族喰いとかしてそうなんだよね

鍛冶屋って結局誰だったんだ?ロリマザーかと思ったけど…

で、バーニングロリマザーなんだけど

別れのとこでマヒトが息子だと認識してたのがわかるんよね

で、ナツコの息子であるももわかってるから

父親が同じなのも知ってるだろうし(そのうえで喜んでそうだけど)

ドアの所でキムタク見てこいつか~ってなってたんじゃねーかな

あと、すずめの戸締まりで、幼すずめが常世で草太に会った事で「刷り込み完了」「あうっあうっ」されてたんじゃねーか説があるけど

マザーもここで「しっかり脳に"キムタク"植え付けられとるやん」状態になったのではないかと考えられる

まっ現実に戻った時は全部忘れてたらしいかバランスは取れてるけどね


見直したら石拾ってポケットに入れてるのな

割と手癖悪い

ババア人形ちょっと触ってたし

あとインコ大王為政者の鑑だけど、下々のインコは知性ゼロすぎるのよな

からこそあそこまで高潔にならなきゃだったのかもだが

階段落とすのも退路を断ってるって感じもあっていい

しっかり生き残ってるし

お前たちの現実って、醜くないか

大爺様は早めに継がせるの諦めてるのよな

そら大王は怒るよ

石の意思ってダジャレか?シンジを信じるとか信頼ダーとかに通じる


ほんで、去年の秋からすずめの戸締まり、シン仮面ライダー君たちはどう生きるかと観て

性欲異常者、庵野パヤオの新作見れてハッピーハッピーなんすけど、

これら全部、主人公クライマックスで「もっと人と関わろう、友達作ろう」みたいなことをセリフで語るって共通点があるんすよね

単に説明台詞ってわけじゃなく、作中でもすずめ→若すずめへの励まし、本郷イチローへの説得、マヒト→大叔父への宣言として、伝えることに意味を持たせてる

一昨年のシンエヴァも第三村パートとかネオンジェネシスとか大体そんな感じだし

それは観客へのメッセージでもあろうし、作品制作過程でもやっぱコミュニケーション大事だよね~って実感でもあろうけど

ただ、それが受け手に伝わってるかっつーと、イマイチな感じがするんだよね

で、それは表現側の問題というより、観客側がスルーしてるっつーか

2023-09-03

https://anond.hatelabo.jp/20230831230414

自分と同じタイプだと思ったので書きます的外れだったら無視してください。

 

「これはダメなやつ!」って怒鳴られた際には、何でこれがダメなのか分からなくて「これは○○が該当してる時にしか使えないの」と言われて1から全てを説明されないと分からない。

仕事の全体の流れがわかるマニュアルがほしい

物事を把握するために頭の中を整理している、考えてる時間フリーズしていてぼーっとしてる、サボってる風に見えるってのを学生の頃に指摘されたがそれが職場イライラ助長させてるのを先日把握した。そんなつもりは無いか毎日すみませんしか言えることがない。

このあたりを読んで感じましたが、もしかしてあなた仕事全体像がわからないと動けないタイプかもしれません。

書いてある内容を見ても、1から説明を受けたり、全体像がわかるように整理してから、であればきちんとできるようになっているように見えます

かいことを言われても全然頭に入ってこないけど、全体とのつながりやものごとの背景から説明を受けるとわりと覚えやすタイプなのでは、という気がします。

 

もし同じタイプなら、という想定で以下を書きます

 

まず、効果が早く表れることからやった方がいいです。

職場の人に「きちんと働く気がある」ことをアピールすることから始めましょう。もちろん、ほかの投稿にあるように、環境自分に合ったものに変えるのも一つの手です。でもそれは大きな決断ストレスになるし、転職したばかりではなかなかすぐには難しいんじゃないかな、と思うので。

すぐに実行できて、すぐに効果が表れ、そして長い目で見て強化したい能力や達成したいことにつながるものがいいです。そうじゃないと先に心が折れます

実際、あなたはきちんと働く気はあると思うのに、それが多分うまく伝わってないです。

物事を把握するために頭の中を整理している、考えてる時間フリーズしていてぼーっとしてる、サボってる風に見えるってのを学生の頃に指摘されたがそれが職場イライラ助長させてるのを先日把握した。そんなつもりは無いか毎日すみませんしか言えることがない。

「そんなつもりはない」という気持ちものすごくわかります。ただ、「相手にそう見えているのは事実」と認識して、「どうしたらそう見えないか」を考えたほうが建設的です。結果的精神負担も少ないと思います。「見せ方」を意識するのは、手っ取り早くできて効果的な戦略です。

 

自分効果があったのが以下の2つです。

 

①悩んでいること(特に背景と目的)を文章にする

・今、頭の中で整理していることを全部書き出しましょう。

 ・まずは感じていること、考えていること、すべて書き出します。整理はそのあとです。何もわからないなら「どうしよう何もわからない」からはじめるのもアリです。

 ・何かを一生懸命ノートなりPCなりに書き込んでいれば、さぼっているのではなく仕事のことを考えているとわかります。(ただしスマホに書くのはやめておきましょう。スマホを見てるだけでさぼってるように見えるので。)そして、頭の中でいくら悩んでいてもわからなかったことが、文章にするとすぐに整理できたりします。

 ・書いていれば整理されてきますあなたには悩みを文章にする力があります。それはすでにこの投稿でハッキリしています。これって大きなアドバンテージです。どんなに拙くとも、まず文章にできるか否かは大きな分岐点です。

 

質問を通じて仮説を確かめさらにやる気があることをアピールする

・悩みを文章にできれば、背景や目的の整理がしやすくなり、作業の「仮説」を立てやすくなります。分からないことはその「仮説」をもとに質問しましょう。「こう考えていたけど違った」というのは貴重な経験です。適宜修正することで精度があがりますし、「経験」として自信になります。自信は「仮説」と「実証」で小さな成功体験を重ねてつけるものです。

・やる気の有無は「案」で判断されます。案を添えるだけでかなり受け手の印象は変わります。以下に例をあげておきます

 ・例1:「やりかたがわからいから教えてください」→「こういう風にしようと思っているのですが、やりかたがあってるかわからないので教えてください」

 ・例2:「できません」→「それは自分には難しいので、代わりにこうしてもいいですか?」

 

 

上記ができていれば、「②話の内容が結びつきにくい、連想ができない。」で書いてるようなことは別に問題じゃないです。

誰にでも経験から思い込みはあるし、「ああ、考えてみればそうだなあ」くらいで終わるような内容だと思います。実際、ちゃんと聞いてすぐ解決してるんだから何も問題は起こってないです。

こういうのは慣れでもあるので、だんだん普通に結びついていくんじゃないかなと思います

これくらいのことでそこまで強い口調で言われてるのは、やっぱりあなたのやる気が疑われてしまっている状況なんじゃないかな~という印象です。

正直つらいと思います。あまり強い口調で言われたからといって自分を責めませんように。

そして同時に、そんなことで強い口調になってしま職場の方もそれなりにしんどい状態だと思います

どうぞお互いのために、まず全体像の把握と仮説検証につながる「やる気アピール」をしてみてください。

考えていることを文章にして、それを周りから見えるようにするだけで、びっくりするほど反応が変わります。「きちんと考えて悩んでいる」ことが周りに伝わるのはそれだけ効果的です。

長々と偉そうに書きましたが、あなたに非はあまりなく、普通にその職場転職半年あなたへのあたりが強すぎるパターンもありそうな気もしています

というか、経験年数半年と、経験年数数年を比べればそりゃ半年の側が劣るものだと思います

状況によって変わると思うので、やっぱりつらい場合は、環境を変えるのも全然アリだと思います

2023-09-02

「性欲由来の面白さ」について少し語らせてくれ

俺はブルアカが好きだ。

ホシノとヒフミが好きだ。

だがその大部分は性欲由来の愛情であり、このゲームに対して感じる面白さも多くが性欲からまれている。

もしも俺が女で、美少女に性欲を感じなかったら、こんなゲームは一週間も持たずにアンインストールしていただろう。

俺はイケメンコンテンツがあまりきじゃない。

嫌悪感を催すというわけではない。

イケメン要素やBLに頼り切った作品から面白さを感じることが全然ないというだけだ。

たとえば『絶対BLになる世界 VS 絶対BLになりたくない男』という作品があるが、これはBLを扱ってはいるけどBLを楽しめなくても笑えるので面白く味わえた。

だがBL好きな人は俺の何倍もこの作品を楽しめただろう。

俺は美少女に性欲を刺激され、そこから派生して興味を持ち、それによって美少女作品を楽しむことが出来る。

だがイケメンコンテンツではそれが起きず、作品本来持つ面白さそのもの勝負してもらうしかないが、多くのイケメンコンテンツは性欲刺激に頼り切っているので全然さらずに終わる。

ダイナミックコードのようなイケメン以外の要素で圧倒的に面白作品は楽しめるし、五条悟のバトルは顔の良さについてなんの感情も抱かなくても能力者バトルとして単純に格好いいので大好きだ。

次に来るマンガ大賞2023の結果が出た。

コミックス1位の「生徒会にも穴はある!(以下:生穴る)」は明らかに性欲由来の面白さによって成り立つ作品だ。

男の娘乳首券をハックしているネタを見せられても性欲に全く刺さらなかったら何も面白くないだろう。

WEBマンガ6位の『拷問バイトくんの日常』はイケメン系の性欲由来作品だ。

表紙を飾るイケメンの姿が「この作品イケメンに性欲由来の面白さを感じられる人だけに向けて作られています」と語っている。

実際読んでみると全く面白くないのだが、もしも生穴ると全部のキャラが入れ替わっていたら俺はこれを楽しめていた気がする。

実際そうなれば、こまろが毎週拷問にあってくれるわけだし最高の漫画誕生しちまってノーベル文学賞だと俺の頭の中でチェ◯ソー◯ンがブンブン叫んでいるぐらいだ。

別に俺は「性欲由来の面白さは絶対悪であり、コンテンツ業界を腐らせるアヘンだ」と主張する気はない。

性欲由来の面白さだろうと面白さにはかわりはないわけだし、別にそれで楽しめる人がいるなら何も文句はない。

だが、それに頼った作品はそれに頼っているという自覚を持つべきだし、受け手もその認識を共有すべきだ。

「次に来るマンガ大賞の1位なんだから女であっても生穴るの良さを分かるべきだ」と考えるような奴が時々出てくる。

まあ流石に生穴るは行く所まで行ってるので割りと大丈夫なんだが、もうちょっと成分が弱くなってくるとそういった考えの持ち主が出てくるわけだ。

実際「ブルアカは性欲由来の面白さ?そんなことはまったくないと思うぞ?」みたいに思う人間もいるんじゃないのか?

かに、確かにブルアカの全てが性欲由来の面白さではない。

ゲームシステムも悪いってほどじゃないし、ストーリー王道邪道ちゃんと使い分けていてソシャゲにしては頑張ってる。

でも、ブルアカを続けている人間の9割以上が多かれ少なかれ性欲由来の面白さを見出していると思うんだが、自分の感じる面白さの性欲由来度を正確に知るのは難しいんだ。

俺も時折「もしかして性欲抜きにしてもブルアカは超面白いのでは?」と勘違いしそうになる。

だが生穴るの1位受賞を見て目が覚めた。

目が覚めているうちに思いついた範囲で考えをまとめたかったのでこれを書いている。

いまいち深く掘りきれない感じがあるのだが、掘り終えるのを待っている間に再洗脳されてしまうと意味がないのでとりあえず書きなぐった。

2023-08-24

anond:20230824195656

科学者はどこまで行っても科学に誠実であるべきだぞ

その受け手誘導したり、曖昧なことを断定して報じるのが政治家仕事だろう

そこまで科学者に求めるなら政治家仕事って何よ

2023-08-17

漫画家画像生成AIを使ってくれるなら嬉しい

少し前に、漫画家画像生成AIを使うことを狂信的なレベル拒否する人達を見かけたが、個人的には掲題の通り、単なる消費者である自分にとっては嬉しいことが多いと思う。

漫画家に限らずプロコンテンツクリエイターの生成系AI利用に対する拒否反応って「お弁当手作りじゃなきゃダメ」とか「子育てかくあるべし」みたいな文句外野が言うのと似てる気がするのよな。

生成系AI使おうが使うまいプロの作ったコンテンツがオレの求めるモノでなければ金は出さないだけだ。

逆に言えば自分が消費したいと思うコンテンツであれば、手作りだろうが生成系AIの出力結果だろうが関係なく金払う。

コンテンツの作り手が楽できるならより沢山のコンテンツ作ってくれるかも知れないんで、自分の望むコンテンツを作ってくれるクリエイターにはできる限り楽して儲けて欲しい。

生成系AI使おうとしてるプロの側だって自分作品として許容できるラインは持ってるだろうし、受け手こっち側も対価を払って消費したくなるコンテンツかどうかのラインはあるので、そのせめぎ合いにおいてコンテンツがどう作られたかなんか関係ない。

プロ外野の下らん文句なんか気にせず自分たちの許容ラインだけを考えながらどんどん楽する方法模索して欲しい。

そうして出来上がった成果物消費者消費者側の許容ラインに見合うかどうかで判断するだけだ。

ただ、汎用の生成系AIで出来る事って、誰がやっても似たようなモノにしかならないのが現状だからプロが使おうとしたら結局自分の作ったコンテンツで根気強く学習させるしかない感じはする。

コンテンツクリエイターが生成系AIで楽できる時代が来るのかについては「当分無理だろうな」とも思ってる。

そういう状況で新しい手段を常に模索し続けるコンテンツクリエイターは、個人的には好ましい。

韓国人女性DJ

がどうのこうのっていうニュースを見て、Peggy Gouがトラブったのかと思ったら、全然違っていた

ケイEDMでしたありがとうございます

映像を見たけども、あれはアイドル商売であり、つまり水商売であることを、受け手認識しなきゃいけないのよね

キャバ嬢の胸を触ったら黒服が出てくるよそりゃ

2023-08-03

anond:20230803234234

どういう作品をどういう受け手に向けて作るかぐらいは作家自由にさせてあげようや

自分向けじゃなかったからといって別に自分が劣ってるわけじゃないし

2023-07-24

とある作品に対して「つまんなかった」とだけ言えば、作品がboringなのか自身がboredだったのか明確じゃない。

自分の好きな作品を貶されたようで許せんのか知らんけど、他人のそういう感想に対して「それはオマエの感性が乏しくて教養がなくて云々〜」みたいな事を並べ立てるのは完全に前者として決め打ちしてるよねって思う。

別に作品の完成度とかどうでもいい人にとってはどうでもいいんだろうし、他人がどう感じるかは知らねーけど自分がつまんねーと思ったのなら、それは好きと同じくらいに大事にしていいと思う。よしんば作品をつぶさに鑑賞する事に不慣れで見落としてる部分があったとしても、それを偉そうに説教するのは余計なお世話だよって話だし。別に受け身で鑑賞しちゃいけないなんて道理もないしな。

というかむしろ、例えば別に参考資料として観てる訳でもない映画技術的な面にばかり注目するのも無粋な気がするし。

キューブリックの一点透視図法について知ってようが知ってまいが、いくらこういう効果があって〜みたいな理屈を並べた所で、受け手視点として特に何も感じなければ「で?」で終わる話だし。

特に何のメッセージ性や映像の迫力とかを感じなければ、その人にとっては紛うことなきつまんねー映画なんだろうし。

なんて理屈を並べ立ててみても、やっぱり自分の好きな作品をつまんねーと言われれば早口でまくしたてたくなってしまもので。同年代マトリックスダサいとかスターウォーズは古臭えとか言われても、せり上がる言葉の全てを飲み込んで「まあ古いしね〜」と流すようにしてる。

2023-07-21

anond:20230721091854

本当に自分の中の世界が変わる人もいる、という点がミソだな。結局ものごとは受け取る側の反応次第なところがあるから内面的な変化が訪れるかどうかはイベント側・発信側よりも受け手側、つまり俺たち自身マインドにかかっている。

セックスした日から世界が色付いて見えるやつもいるし、インドに行って啓示を受けて人生変わる人もいるだろう。

2023-07-20

anond:20230719200909

なんで「俺はこうして脱引きこもりを果たした」が「こうした方がいい」になっちゃうのかな。いいかどうかは受け手判断することでしょうに。

2023-07-18

anond:20230718133625

自然、モノの状態や発信者の頭の中が現在から未来において国内外受け手に伝わるかどうかが問題言語は適切な解釈の手がかりの提供と解読に役に立つというだけ

2023-07-03

水星魔女感想感想

若い人たちには概ね受けてた印象。

おっさん連中は評価してる人と、ボロクソに叩いてる人に二分されてた感じ。

はてブもそんな感じだね。

SNS時代対応した作品という評価も多かったけど、受け手に大きく依存した作品といった方が近かったのかもしれない。

SNSYouTubeに上がってる解説動画コメント欄などで、描写されてない要素についてみんなでワイワイ盛り上がれる人は楽しめた作品なんだと思う。

同時視聴も盛り上がってたしね。

一昔前のニコニコとか2chの実況スレとかだと盛り上がってた作品に近いんじゃなかろうか。

アニメ孤独に見るものだ」みたいな、妙なこだわりのある人には全く受けなかっただろうと思う。

描写が少ないから一人の視点だけだと楽しくないんだよね。

俺は結構楽しめた。

よく見かけるVtuberの人が毎回、同時視聴やっててそっちを見ながら視聴できたのが大きかったと思う。

想像力の弱ったおっさんである俺が、ただ一人で見てるだけだとここまで楽しめなかっただろうなぁ。

2023-06-29

anond:20230629214252

もちろんなんでもやないで

あくま受け手が感じたらハラスメントの「可能性」があるってことやな

受け手がそう感じたら何でもいじめハラスメント!」←これ

なら俺がそう感じたものも殴ってくれりゃいいんだけどそうじゃないので

所詮は都合のいい時だけ持ち出す論法しかないとバレてしまっている

しょーもな

2023-06-27

anond:20230627014826

なんでかってそりゃ「褒める気が感じられなかったから」でしょ

仮に褒めたつもりでも、言葉というのは受け手の感じる印象が全て

女さんがセクハラ周りの議論でいつも言ってること

2023-06-20

俺はあと二回変身を残している

変身といえばパワーアップが世の常だけど、パワーダウンする変身はどうだろうか

変身前よりパワーがすこし下がるが体力などが全回復

相手が変身前でリソースを消耗してるならなら弱くなってももう一戦でうんざり絶望感がでる…かな?

ピッコロさんとかの再生してがっつりハァハァ消耗してるのと差異あんまりない?

ブウ編は強さ上下するけど仕切りなおし沢山って感じか。

そういう吸収形の敵を少しずつ引っぺがすようなやつはありそうっちゃありそう。

ラヴォスボスラッシュは弱い順だったかな。

結局多分見てる・やってる俺たち受け手が盛り上がらないからないよなあ。

有利になるってんならモンハンの部位破壊連続狩猟でもいいし。

やはりあのフリーザ絶望感は圧倒的パワーアップありきなんだろうな。

2023-06-17

自分が読んだ漫画レビューサイトで下手と書いてあるとモヤる件

下手だと分かったうえで読んでいた場合ならまだ問題ないのだが、下手だとかつゆも思わず夢中で読んでしまっていた物に対して下手と書いてあるときやばい

下手な絵をまるで上手い絵を見ているかのように鑑賞してしまうようなことっていうのは恥ずべきことなんじゃないかと思うからだ。目が人より劣っているというか。

これって恥ずかしいことなのかと知恵袋で訊いたとき「身の丈に合った漫画を読めばいい」という回答があってグサッと来た。

やっぱ漫画あるいは絵には確かな上手さ下手さという点での上下があって、そして消費する側には上手さ下手さを見極める能力としての上下があるっていうのを「身の丈」って言葉象徴しているように思える。

自分が「ああこいつ味音痴から安い物食わせとけばいい」って言われるような存在なんだとしたらやはりショックを受ける。

自分の持論は矛盾めいているが、上手下手の上下がある一方で、何を上手か下手かとみなすかの受け手の受け取り方に上下は無い、と思ってる。

数学で言えば公理ごとに数の大小関係は定まるが、公理が変わればその大小関係は変わり得るもので、しかもその公理間に上下はないって感じか。

でもやっぱりこんなのは自分の目が肥えてないという事実に目を背ける方便のように感じてならない。

逆転裁判3のまずいフランス料理を食ったイトノコのように、「下手」というレビューを見て、いわれてみればそうだなと納得することも確かにある。

ただ最近とかだとなろうのコミカライズには自分には絵が似たり寄ったりに感じるものが多く、そのなかで自分が読んだ作品のうち片や一方には絵が上手いといったレビューがついてる傾向があって、片や一方には下手といったレビューがついてる傾向があるのを見つけたことがある場合なんかでは、何が違うっていうんだろうってしっくり来ない気持ちが強くなる。

下手と判断する根拠を並べ立ててるレビューもあるが、やっぱりしっくり来ないことがあるというか、善意に受け取ろうにも、それっぽく言って煙に巻いてるだけじゃねみたいに思うのがせいぜいなことがある。どうしてもそのレビューと首っ引きで漫画を読んでみるとかしても、レビューの通りであるレビューの通りにしか評価できないかどうかってことについては腑に落ちなくなるというか。パースのようなものなら定量的評価できるかもしれないが、具体的にパースが何cm狂ってるみたいなのを図解付きで言ってるレビューにはさすがにあまりお目にかからないし。

そもそも絵の上手下手は多分アカデッミックな意味定義規定されるものだと思うけど、こういうのは多分商業においては人に良く評価されるための、創作者が志すべき道標のようなものであって、目的ではないと思う。

目的あくま漫画を楽しく読んでもらえることにあるのであって、アカデミックな視点で見ればろくに絵の基礎を積んでないような漫画であっても、ある人に刺さってしまったなら、それが味音痴みたいな人間として取るに足らない存在だったとしても、そういう人がたくさんいる社会においてなら結局その漫画は売れてしまうし、結果オーライしかないと思うし、誰も損してないと思うというか。

炎柱にぐるぐるまつわりついて「一生ついて行きます兄貴ぃ」とか言ってた三馬鹿の一コマは明らかに味だとか擁護できない下手さだと言ってる人がいるが、別に個人的にはギャグの一コマとして受け取ってた自分としては当時読んでた時全く下手とかみたいなことは思わなかったなーって。

2023-06-15

タレント知名度好感度に全乗っかりしたようなCMが苦手だ。見ていて恥ずかしくなる。

例えば三井のすずちゃんとか。

タレント不祥事CMの違約金が〜ってのもよくわからん

そういう契約だってのはわかるけど、そもそも

そのタレント好感度で売ってるってことよなぁ。

追記

広告ビジネスモデルはwinwinwinだと思うし(嘘大げさ紛らわしいがなければ)、大きなお金が動いてるってことは理解した上での感想っす。

受け手メディアリテラシーは上がってるわけで、作り手は大変だね。

虚飾が過ぎると方々にマイナスイメージついちゃう

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