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はてなキーワード: 主人公とは

2024-08-14

しかのこ批判オタは記憶障害

しかのこ批判をXで見かける。

彼らが言うには、序盤にこすられる処女いじりが面白くない、共感性羞恥を受けるだけ、10年前のアニメセンスだとのことだ

だが待って欲しい

10年前に処女を恥ずべきこととし人前で処女いじりするシーンのあったアニメって具体的に何がある?

俺はかなり記憶力が良く、2014年アニメは50本くらい覚えているので、近いものを挙げていこう。

グリザイアの果実: 周防天音がビッチ風を演じているが実は処女。ただしそれを追及されるのは主人公と2人きりのシーンだ。

のうりん: 担任ベッキーアラフォー処女。やばすぎて誰もいじれない。

さあどうだ。答えられるか?答えられないよな。

結局しかのこ批判オタは、しかのこを批判するために10年前のアニメに不当な謂れをつけてしまう、京極太郎もびっくりの批評ヘタクソの記憶障害者なのだ

インサイド・ヘッド2』が反ポリコレである理由

映画インサイド・ヘッド2』を見た。

実際に映画を見る前には、ポリコレへの反動で受けているらしいと聞いていて。見始めた段階では主人公少女イリー親友二人がアジア系アフリカ系で、

主人公が憧れるホッケーチームのコーチ黒人、憧れの選手ヴァルも(おそらくは)アフリカ系の混血、チームメンバーにもアラブ系など有色人種が多数なので

全然ポリコレじゃないか?と思っていたんだけど。

実際に最後まで見て分かった。これは紛れもない反ポリコレ映画だ。白人至上主義者に受けるのも納得。

何故ならこの映画全体をもってして、

白人有色人種から物を盗んでも許される」「白人有色人種よりも優れている」「有色人種は正しくなければ許されないが、白人は正しくなくても許される」

といった、白人至上主義的なメッセージを力強く発しているからだ。

話の作中で、主人公が参加した合宿の様子によって高校ホッケーチームに入れるかが決まりコーチノートにはその情報が書かれている事が分かる。主人公は夜中に抜け出して、コーチの部屋に侵入してそのノートを見ようとする。

普通はやめると思うでしょ!?実際、主人公の頭の中の感情達は止めようとして頑張っていたし。でも、感情達の奮闘空しく、ライリーノートの中身を見てしまう。

で、見てしまった以上はその事実告白して懺悔し、チーム入りは辞退するのかと思いきや……何と特にそういう事もなく、普通高校入学しておそらく選ばれたのであろうという所で終わり。

ノートを見てしまった事実は、エンドロールで両親に話そうかと迷う程度で終わり。えーー???他人の執務室に不法侵入して業務用のノート勝手に見るという行為は、この子にとってその程度の認識なの?憧れの職業の中には最高裁判事もあったのに……?

これって、白人にとって黒人の物(この場合ノートに書かれていた情報)を盗む事ほ何でもないという意識の表れなんじゃないだろうか?コーチ白人でも同じ事をしてたか

ホッケー白人スポーツと言われているらしい。黒人の身で名門チームのコーチにまで登り詰めた彼女人生にはどれだけの苦労があった事か。

また、主人公の憧れの先輩ヴァルはかつて合宿最後練習試合シュートを2本決めてチーム入りしたんだけど。主人公練習試合で最低でもそれと同じ2本か、もしかしたらそれ以上のシュートを決めている。コーチノートでは「実力不足」と書かれており、メンタルがガタガタで、試合中に誤って友達接触するミスをする程だったにも関わらず。

さらに、話の途中で主人公はそれまでに確立されていた「私は良い人」という自我を引っこ抜き、駄目な部分も含めた多面的自己確立させているけれど。

だけどこの、良い子でなくても許されるっていうのがまさに白人特権なんだよね。バッドガールでいても身の危険に晒されないのは、白人中流以上の家庭の出身で帰る所がある身分特権

映画の冒頭でライリー友達になったアジア系女の子グレイスは、学校貧困のための募金活動をしていて小銭をバラ撒いてしまクラスメイトから笑われている。これって彼女アジア系被差別人種女性から、当然のように「良い人」でないと生きていけないって事ではないだろうか(そして、それだけ頑張ってもなお笑い物にされる)。

もう一人の友達についても同様。同い年の女の子なら彼女だって思春期で、ライリーと同じように不安定でもおかしくないのに、作中の二人はライリー不安定さを親のように優しく受け止めるだけ。思春期少女同士ならばあってもおかしくはない、対等な感情のぶつかり合いなんていうものは描かれない。

映画エンドロールにおいてもライリーの両親の頭の中は描かれるが、友人達の頭の中が描かれる様子はない。有色人種の友人ごときは白人美少女承認欲求を満たすための道具であれば十分、独立した自我など不要、と言っているかのよう。

インサイド・ヘッド2』は、表面上は人種差別が存在しないかのように見える社会白人有色人種踏み台にして無双する、絵に描いたような反ポリコレ映画だと思った。だからトランプが再度大統領候補になるアメリカで受けたんだろうな。


結局、ポリコレかどうかを決めるのって単にマイノリティを出すかどうかではないんだよね。マイノリティをどれだけ出した所でその扱いが白人踏み台にすぎなければそれはポリコレとは言わない。

単に有色人種キャラクターが数多く出ている理由でもってこの映画ポリコレ認定するのは、男性主人公ハイスペック美女が群がるハーレム作品をもってフェミニズム作品認定するも同様だろう。

anond:20240814194807

増田ダメなところを教えてやる。まず、文全体がいまいちまとまっていない。何が問題だと感じたのかを具体的に述べるべきだが、抽象的な表現ばかりで読者に伝わりづらい。この点が一つ目のダメなところだ。

次に、「こいつはクソ野郎だ、性格悪いみたいに反応してしまうの。」と書かれているが、誰が「こいつ」で、どの作品の話をしているのか具体的に書かれていない。これでは読者は話の背景がつかめず、共感理解が得にくい。この不明確さが二つ目ダメなところだ。

さらに、「能力の未熟さは大概許されてる(わかりやすいのでバトル漫画で強くないとか)んだけど」とあるが、ここでの例えが具体性に欠けている。どのバトル漫画のどのキャラクターがどういう状況で許されているのか例示すると、説得力が増すだろう。この点が三つ目のダメなところだ。

「設定上子どもでさえ厳しい」とは何を指しているのか不明確だ。子ども主人公作品に対してであれば、その具体的な作品名や状況を示すとよい。ただ漠然と書かれているだけでは、読者は何を批判しているのか理解しづらい。この点が四つ目のダメなところだ。

最後に、「お前らそんな子どもの頃からしっかりしてたんか?」という問いかけは、やや攻撃的で読者に対する敬意に欠ける。それでは素直な回答を期待できない。もっと建設的に問いかける姿勢必要だ。ここが五つ目のダメなところだ。

どうだ増田。返信は不要。礼も不要だぞ。

anond:20240814133255

視聴者本能的に好ましく感じるテンプレ要素だけを適当に煮詰めた結果

服装性格と行動の整合性が崩れ、薄っぺら人物像になる

自分意思露出度の高い服装をしているのに過度に恥じらったり怒るのはおかしい、となる

自分意思に反してその服装をせざるを得ない状況に置かれている、とか

他人に対しては触られても反応しないが、好意を抱く主人公にだけは恥じらいを感じている、

といった描写を入れるだけで、恥じらいや反発といった行動に説得力が生まれるのにな

胸当てすらつけてない女騎士が馬車の揺れで主人公に覆い被さり胸を触られる

→女騎士怒り狂い主人公にキレ散らかす

 

テンプレとはいえさすがに食傷気味。

騎士のくせに馬車の揺れごときで体勢を崩す己の体幹の弱さを恥じろ。

フルプレートを着ろとまでは言わないが武装してるのに胸丸出しなのなんでだよ。心臓守れよ。

そもそも他人が急に覆い被さってきたら防御姿勢ぐらいとるだろ。それで胸に触ったとか言うのは完全に言いがかり当たり屋

なんなら女騎士から主人公へのセクハラだろ。これで女騎士がキレるのは完全にお門違いの逆ギレじゃん。

 

ラッキースケベから男が怒られるものとか脳死テンプレしてないでそろそろアップデートしてほしいわ。

負けヒロインが多すぎるを見て

前提として評価がそこそこ高いので、商業的に成功しているのは素晴らしい。

ただ、36にもなったからか、

リアリティのないご都合主義が見れなくなった.....。

一点、主人公がチー牛すぎる。

友達いなくて内向的趣味とか、イジメられるレベルよ。

しかし、負けヒロインとか上から目線レッテル貼られているけど、明らかに魅力的な女性達。

釣り合わなすぎて気持ち悪いのに、同じ立場にいれるのが違和感ありすぎる。

現実なら数年後は明らかに女性達は勝ち組で、男は負け組になってるだろう。

お盆の夜におすすめエロいWeb小説X選

選定基準

ゴルダナ帝国衰亡記 ~ハーレムあきらめてください~

連載中

序盤は割とあるあるな転生なろう系冒険譚だったが、貴族に所有される→医師宗教家軍人と話と転職が進むにつれて凶悪に肉厚になっていった。

宗教的権威によって成り立っていた第四帝政が相次ぐ異民族侵入内乱によって崩壊していく様をつぶさに描いたオススメの一作。

備考
  • 別れあり(NTRではない)

侯爵嫡男好色物語

連載中

侯爵 嫡男 好色物語

転生者の公爵家嫡男の成長を見守っていくハートフル作品

小競り合いをしたり王国内の社交があったり、大規模な戦争があったり、超強いストーカーに襲われたりしながらしっかりエロがあって良い。

第一最終話「クオルデンツェ家の後継者」は本当にいいエピソード

ちなみに本好きの下剋上貴族社会好きな人オススメ主人公が1人になる瞬間がほぼ存在しない。

王国へ続く道

完結済

剣闘士奴隷少年は主人を殺して脱走し、逃げ延びた先で吸血鬼に可愛がられる。

成長し旅立とうとする少年吸血鬼についてきてもらいたがったが、吸血鬼拒否しこう言った。

出世して、貴族になって、王になって、この地を貴方の物にしたらおいで下さい。そうすれば妻にでも、愛人にでも、あるいは母にでもなります

かくして少年は王を目指すべく旅に出た。

尻上がり的に面白くなっていった作品

連邦懲罰艦隊沿岸都市を燃やし尽くすシーンはエロでもないのにチョー興奮したぜ!

終盤、公爵として数多の属国を従え、大勢の女を囲い、家庭を作る。安寧の時間流れる

道半ばの主人公、途中から覇道を支えた軍師レオポルト、そして読者の心が1つになったとき軍師はある騒動を起こす。

ヒステリックにその所業批判する第1夫人に対し軍師

王になりたい者がいる。私もその者を王にしたい

(中略)

しかし王は既にいる。止まってしまったつまらぬ王が。国は一つ、玉座も一つ

ならば奪い取るしかない。野心無き者に玉座不要

射精した。

ちなみにオチは大嫌い。

ミックスベリー花束

本編完結済

ソロのデスゲーム。館から脱出を目指して頑張れ!

襲い来る花々がただただエロい。

バッドエンド編とif続編があり、そちらもオススメ

トモハメ

本編完結済

友達とセッ!!

これもシンプルエロい。

黒い穴 ~底辺オッサンゴミ箱と一緒に異世界を行く~

完結済

転移者のオッサンが死に戻りしながら旅する話。

ちゃん主人公悪人だが、悪人にも仁義はあるとより強大な悪相手に切った張ったの大冒険

この作者の作品は割と残酷時間経過したりするので、嫌な予感がしたら避けよう。

さよならウィザード

完結済 イジメ描写あり

友人を喜ばせようと「魔法使い」になった少年物語

魔法もとい催眠術が静かに全てを壊していく。

アストロキング召喚勇者エッチな大冒険

完結済

クラス丸ごと転移系の作品

こういうエロが俺は好きなんだなあ。転移時点でクラスメイトは半分しかいないんです。なんででしょうねえ。

異世界パパ活おじさん

連載中

転移したおじさんはSランク冒険者で引退して学園都市パパ活します。

女を金で囲う時、おっさんもまた囲われているのだ。

いろんな地球人が要らん文化異世界に持ち込んで風紀をメチャクチャします。

チェンソーマン2部

主人公交代させようとして失敗したのか

最初からデンジ主役のつもりだったのかどっちなんだろ

2024-08-13

anond:20240813204724

その異世界において主人公けが特別に持っている能力特に転生チート(転生時に神から与えられる)もしくは知識チート異世界現代知識を持ち込む)のことだよ。常識だぞ。

anond:20240813190654

ここで言うチートってなんなのよ

「超強い能力」程度の意味ならそこに挙げられている作品にもチート能力が混ざっているし

なろうに限らずラノベとか漫画主人公ならその程度持っていて当たり前だし

ある名前から特定人物しか思い浮かばないことってあるよね

例えばメッシって聞いたらリオネル・メッシ以外思い浮かばないじゃん?

アルゼンチンには彼の親族以外にもメッシさんが何人もいるはずなのに。

他にもエジプトにはファイルーズさんはいっぱいいるはずなのに、ファイルーズあいしか思い浮かばない。

現実有名人イメージに引っ張られてしまうから、こういう名前って創作でめちゃくちゃ使いにくいよね。

内容が野球関係あろうがなかろうが、主人公名前が「ダルビッシュたかし」の漫画があったらもうギャグじゃん。

人の名前でどうこう言うのが物凄く差別的なのはわかってるけど、でもハッキリ言わなくてもみんなギャグしか認識しないでしょ。

それでさ、今日発表されたにじさんじ新人に渚トラウトって人がいて、早速マイク・トラウトに絡めて色々言われてんのね。

負傷離脱中の暇な時間を利用してVTuberデビューとか、ついにエンゼルスから脱出成功とか。

これで初配信の時に「おつナイトメア〜」とか「低めの変化球打ちなら任せろ!」とか言えるならいいけど、全然知らない実在人物に絡めたキャラ付けされるとか面倒臭いだけだよな〜。

お盆おすすめ!なろう・カクヨム小説7選

選定基準

チートなし(あっても使用条件が厳しい)

ハーレムなし

追放ざまぁなし

ステータスオープン!なし

奴隷モミ少女(買ったら超強い)なし

強敵だらけ

アルマーク ~北の剣、南の杖~

https://ncode.syosetu.com/n9407fu/

連載中

なろう版ハリー・ポッターと言われた剣と魔法ファンタジー

編集者の口出しとイラスト化による読者のイメージ固定を避ける為、ある程度ストーリーが進むまで書籍化コミカライズを断り続けた作品

特に「魔術祭編」はこれまでに読んだなろう作品の中ではトップクラス

半年間も更新がないのは残念だが、アルマークとウエンディの過酷運命の旅に同行してほしい。

狼は眠らない

https://ncode.syosetu.com/n3930eh/

完結済

辺境の老騎士 バルド・ローエン」でおなじみの作者による作品

骨太世界観武器魔法アイテムや薬の細かい設定が楽しい

ヒロインの成長が楽しみ。

職員転移先生たちのサバイバルと、会議と、恋愛と、謎と、いろいろ~

https://kakuyomu.jp/works/16817330651238395614

連載中

なぜ異世界で呼吸できるのか、なぜ異世界温度が適温なのか。なぜ異世界魔法名や人名地球っぽいのか、そもそもなぜ転移するのか。

そんな疑問にひとつの回答を示した作品ネタバレ厳禁!

登場人物が非常に多く、しか名字、下の名前あだ名で呼んだりするので最初は苦労するが、ハマれば間違いなくおすすめ

作者は元小学校教諭なので学校に関する専門用語に詳しくて面白い

主人公には厳しい試練の連続だがぜひ読んでみてほしい。

獣の見た夢

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888930318

連載中

通常、なろうカクヨム評価ポイントを狙うには少ない文章量で更新頻度を増やすのが基本。

(一話ごとにポイントが入るし、読者も付いていきやすい)

それを無視した多い文章量で更新頻度も安定しないがカクヨム10,000点突破した作品

チートも無いし、強敵だらけだし、普通に敗走するけど、ダークファンタジーの中では超おすすめ

濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記

https://ncode.syosetu.com/n6680gq/

連載中

主人公はただの一兵卒

モブ死ぬが主要人物は間一髪助かる、なんてことはない。いっぱい死ぬ

ラノベの表紙は可愛い女の子ヒロイン)が必須だが、あまりにも死にすぎるのでモブ女子が表紙に大抜擢。

もちろんすぐ死ぬ。(いっぱい死ぬのでネタバレになってないので安心してください

戦場で少しづつ強くなる(でもいっぱい死ぬ作品が読みたいならおすすめ

サラリーマンの不死戯なダンジョン

https://ncode.syosetu.com/n7246cy/

完結済

作者は「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮彷徨う」「村づくりゲームNPCが生身の人間しか思えない」で絶好調の昼熊氏。

氏はシリアスコメディの差が激しいが、これはもっとシリアス寄り。

会社員がたった一人で何回も死に戻りしながら試行錯誤する作品、そりゃあコミカライズ打ち切りになりますわ……。

クラス転移したひきこもり、僕だけシステムゲームと同じなんですが・・・ログアウトしたら地球に帰れるみたいです

https://kakuyomu.jp/works/16816700427057496202

完結済

よくあるクラスメイト全員転移して…と思いきや意外な展開。

作者のこたろう文庫氏はこれに限らずプロットを良く練った上で書いているので、序盤の展開に違和感を持ったまま脱落する読者が多いのが残念。

感想欄に「この主人公にはついていけない。もう読むのやめます」とか書かれる)

その分、後半のカタルシス気持ちいいのだけど、web小説では難しいのだろうか。

ダークファンタジーを中心に選んでみたけど、お盆で暇だったら読んでみてくれよな!

そしてみんなのおすすめも教えてくれ!(チートハーレム以外)

anond:20240812173104

『あかぼし俳句帖』がイイ感じだったけど、何か打ち切りっぽい感じで唐突に終わってしまって残念。絵の人が多分おっさん好きのゲイだと思うんだけど、主人公めっちゃエロくてステキおっさんなの(逆に女性の絵はあからさまにちょっと雑)。あ、俳句漫画です。

anond:20240812173104

風俗レポ漫画を、もう少し一般受けする作画で(ただし主人公はおじさんのままで)リファインしたら受けそうじゃない?

anond:20240813104801

女みたいな名前だなってボソッと言われたのを聞き逃さないでいきなりグーパンする主人公だっけ?

anond:20240813081557

でも逆に見てみたいわ。

ジャンプ力不足での敗北を身長差別だと騒いでルール改正のために奔走するチビ主人公バレー漫画」みたいなの

RDR2はゲイサークル崩壊を描いた名作

登場人物

・ダッチ

ゲイサークルの姫 総受け

みんなに愛される蠱惑的な男

・アーサー

主人公 ダッチのことが大好き

両親を失いダッチを父代わりに育つ

腕の立つガンマンでダッチサークルのメイン戦闘員

・ホゼア

サークル参謀役で計画立案は彼が行う

アーサーの育ての父2号でダッチのことが大好き

・ジョン

両親を失いダッチに拾われる ダッチのことが大好き

マイカ

上のメンバー10年以上の古株ばかりだが、サークル最近入った新人 ダッチのことが大好き

口が悪く乱暴でダッチを取り合ってアーサーとよく揉める


20世紀が近づき秩序が生まれ無法者」が駆逐されていった時代アメリカ舞台

ダッチサークルは肥えた金持ちから暴力で金を巻き上げ、貧乏人たちには恵みを与える義賊的なギャングだった

しかし急速に文明が発達する中でその生き方は許されなくなり、サークルを率いるカリスマであったダッチは衰えていく

大掛かりな強盗でドカンと稼いだ後で遠くに逃げようと計画するも、強盗失敗

ダッチはその中でうっかり老婆を殺害してしまい、非戦闘員を殺めたショックでダッチはますますおかしくなっていく

金はないが遠くへ逃げ、ダッチの無根拠な「大丈夫だ、俺には計画がある」という言葉にアーサーは従うも、こいつおかしいなと察し始める

追手はどこまでも執念深くダッチを追い(多分こいつらもホモ)、逃げるために資金必要危険強盗→失敗、を繰り返し仲間も死んでいきサークルボロボロ

サークルは、ホゼアが計画を立てダッチが鼓舞しアーサーが実行というのがメインだったがホゼアが殺されて無軌道な集まりになり内部崩壊していく

なぜ敵はこちらの居場所をすぐ知ることができるのか、それはマイカが敵のスパイ情報を流しているからだった

アーサーはをマイカ裏切り者だと告発するも、ダッチは最近能力を疑い冷たくなっていたアーサーよりもマイカを信じて寝取られ

ダッチサークルは完全に崩壊し、アーサーはを病気で死亡

それから8年、ジョンはサークルクラッシャーのマイカの居場所を突き止め山の頂上に隠れた小屋へと辿り着いた

そこにはマイカだけでなくダッチもいた

かつての輝きを失い枯れたじいさんになったダッチは、サークル崩壊後気力を失い

マイカに手籠にされ山奥で8年も二人きりの生活を強いられていた

俺のことを信じず見捨てたお前らよりマイカを取ったのだと言い、ジョンはショックを受ける

ジョンがマイカに銃を向け、ダッチがジョンに銃を向けるという緊迫した状況

ジョンはアーサーが死んだことを告げ、サークルを壊したのは裏切り者マイカだ、マイカを信じるなと説得する

ダッチは正気に戻りマイカ殺害し、それでもジョンとよりを戻すことはできず孤独にその場を去っていった

最初ホモだと思わなかったが、激狭山小屋で二人が暮らしているのを見た瞬間こいつらはホモホモサークルの話だったのだと全てに納得が行った

マイカ裏切りについては「明確な証拠はなく、冤罪だ」という説もある

裏切って場所教える→銃撃戦を何度もやっていたとしたら、マイカだってリスクが高く死と隣り合わせだ

金のためにそんなことできるか怪しいが、愛のためだったらできるかもしれない

サークル崩壊させて他のホモたちを死なせたり道を違えさせることでマイカはどうしてもダッチを独占したかったのだ

失敗してダッチもろともサークル全員で死ぬ結末もマイカにとってはそれはそれでアリだったんだ

7月開始アニメで視聴を継続している作品を今さら2行くらいで感想言う

負けヒロインが多すぎる!

内容はようわからん

ノリとか絵が良いから見てる

恋は双子で割り切れない

美人双子姉妹ハーレムもの

主人公君が双子ちゃんに劣情煽られまくってるのが楽しい

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

VTuberの人ってこんなこと毎回してるの?おれオッサンからわかんねぇ

その人(VTuber)のことがよほどお気に入りじゃないとみてられないよね、という物珍しさがある

ダンジョンの中のひと

ダンジョン勤務をホワイト企業風に描くとこうなる

ほんわか風に見えてモンスターの首や腕がちぎれ飛ぶ

小市民シリーズ

ヤベェ女の小佐内さん

彼女奇矯を楽しむ

菜なれ花なれ

チアリーディングの動きがすごい

負傷療養中の子が復帰するのかが一番気になる

異世界失格

太宰治異世界

マイナス思考異世界無双する

グミレガシー

3話あたりまで爆笑

最近ちょっとパワー切れ

真夜中ぱんチ

最近増えた動画配信者モノ。OPEDが良い

上記VTuberなんだが~」と同じく物珍しさから

かつて魔法少女と悪は敵対していた。

エロい

3話めくらいまであった主演声優による本編全部コメンタリーはもうやらない?

天穂のサクナヒメ

ゲームやってたか

正直、鬼うんぬんの話はいいかコメ作る話だけやってほしい

ラーメン赤猫

今季最大の癒し

見てるとあっという間に時間が過ぎる

逃げ上手の若君

キャラ絵が可愛らしい

色合いもきれい

0歳児スタートダッシュ物語

5分もの異世界転生

箸休め

戦国妖狐 千魔混沌

たまがあんまり出てこなくなって

もう惰性で見てる

SHY

キャラが良い感じ

惟子がそろそろヒーローにならないかと思いながらみてる

義妹生活

淡々悶々してて良い

どうせ最後はやるんだろうと思いながらみてる

疑似ハーレム

正直、早見さんの演技見るためだけにみてる

内容は関係ない

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

主人公ハイスペでありながらあたりの優しい感じに好感が持てる

女の子を丁寧に扱う主人公って最近増えたなぁ

先輩はおとこのこ

主人公トランスジェンダーよりも

ちびっこの闇の深さに興味が持っていかれる

魔導具師ダリヤうつむかない

ファンタジー作品として普通におもしろいのに

冒頭の「過労死の後転生」って設定、わざわざいる?その後も一切触れられることないし

NINJA KAMUI

アクションシーンのカネの掛け方が尋常じゃない

硬派・ハードボイルド

推しの子】第2期

とりあえず「第17話 成長」だけで2000円くらい課金してもいい

今期は出だしおとなしい感じだったのに急にアクセル全開

2024-08-12

伊藤計劃虐殺器官』の感想

anond:20240716211147

を見て買って、今日読み終えた。小並感を簡潔に述べる。ネタバレ注意

侵入鞘とかSWDとかの描写が良い。「これ映像化されたらどうなるんだろう」というワクワクがあった。(アニメ化されてるの知らんかった)

光学迷彩チックな装備とかSFではお馴染みなのかもしれないけど攻殻機動隊っぽいなという感じ

主人公の影が薄い。というか、葛藤描写に興味が湧かなくてダルかった。それ以外はテンポ良く話が進んで読みやすかった

ウィリアムズ最期に納得がいっていない。どうせならコイツ内通者であって欲しかった。その方がスッキリするし。

肝心の「虐殺文法」にどうにも説得力を感じられなくて、なんだかなぁと残念だった。

アメリカを陥れるのも腑に落ちない。そこまでの動機があるか?彼は重度のマザコンだったのか?

と、色々書いたけど面白かったです。紹介してくれてありがとう

[]

トライアングルストラテジーの1周目をクリアした。

プレイ時間は50時間ぐらい。

ロランルートに行ったが、微妙。なんだこれ後味悪い。

最後までロランは成長なんてなくって徹頭徹尾駄目なやつじゃあないか

結局、報復たかったわけだし、宗教に逃げたわけだ。

どこがMoralやねんって思う感じだった。

ゲーム世界観イマイチよくわからない。

海が無い世界なんだろうか。

岩塩が知られてないのも嘘だろって思う。誰も見付けられないなんてあるものかと。

バトルは弓兵がとても強かった。

ヒューイット、ルドルフで遠距離から敵の行動を止められるのがとても強かった。

魔法も強力で切り札と合わせて使って連発して敵をまとめて倒すのが気持ちよかった。

後衛は良いんだけど、前衛主人公以外微妙ロランは火力不足を感じるし、エラドールは足が遅いし魔法に弱すぎる。

難易度Normalでやった。苦戦したのはアヴローラ迎撃戦ぐらい。

この時点だと敵の後衛を止める手段に乏しいのとアヴローラの火力が高いのとでガンガン味方落ちた。

それ以降はそこまできつくはなかった。

仲間を増やさず9人でやってたけど、最後の方ちょっときつくなってナルヴだけ仲間にした。魔法があると楽だわ。

SRPGとしては自由度はそんなに高くないのかなあと思った。

攻撃は味方巻き込まないし、味方を攻撃することもできない。魔法詠唱もない。

装備がアクセサリだけの割にアクセサリの種類は少ない。

使える技はレベルが上がると僅かに増えるけど、レベルを上げるためにはストーリーを進めないときつい。

他はアイテムを使って強化することだけど、これもストーリーをすすめないと手に入らない。

ロランルート微妙すぎて最後えぇとなったけど、まあ普通に楽しめたとは思う。

2周目もやるつもりだけど、さくっと進めたいか難易度を下げてやろうと思う。

家族の多い主人公っている??

創作をするとき主人公と読者の目線を合わせるため

家族排除異世界というのが多用される

じゃあ逆にそう言うめんどくさい作業から逃げない、家族の多い作品ってあるっけ?と思ったけど思い出せない

 

実家に行ったら家族沢山居たみたいなパターンはあるけどね、特に女性向けの漫画

誰か面白いゲーム漫画何でもいいから教えて

世界観が暗めの方が好きかも

◆好きな漫画

鋼の錬金術師ストーリー世界観キャラまとめて全部好き)

ベルセルク世界観では一番好き。先生亡くなった時マジで落ち込んだ)

北斗の拳子供の頃一番ハマった)

新九郎奔る(時代考証とかキャラ設定とかさすがベテランって感じで好き)

結構好きな漫画

大奥

ヒストリエ(完結しない可能性高いのはもう追えないけど)

ゴールデンカムイ

マスターキートン

◆好きなゲーム

RDR2(完璧ゲーム

FF16(最後はあれだけど終盤近くまではマジで最高)

タクティクスオウガ(これのせいで民族紛争とか宗教とかの歴史に興味出た)

FFT(粗はあるけど「家畜に神などいない!」ってセリフに衝撃受けた)

今、興味あるのはサイバーパンク2077なんだけど買っても後悔しないかな?

追記

◆逆にやったけどいまいちと感じたゲーム

デーモンソウル1(ストーリーあるの?これ・・・って思った)

スカイリム(序盤でピンと来なくて終了)

PS4ゴッドオブウォー世界観は好きなんだけど親子の会話がなんかいまいちなのと武器強化とかスキルとか多すぎて面倒に感じてしまった・・・

SEKIRO(下手すぎ&死にすぎて無理)

ウィッチャー3(世界観はいいと思ったけど操作方法ムズ!ってなった)

Ghost of Tsushima(仁の人格を好きになれず・・・頭かて~なぁ!おい!ってなった)

書いた後自分でも考えてみたけど、好きなシーンがガッツとガンビーノのやり取りとかそれをキャスカ告白するシーン、アーサーが雨の到来と薬草探しながら自分の子供のこと話してるシーンとか

エドとアルがキメラになってしまった女の子に気づいたりその後も都度都度思い返すシーンとか、

ライブジョシュアを殺した相手を探してたのに・・・みたいな主人公トラウマ描写だったり、それを克服(昇華?)していくストーリーが好きなのかもしれん

[]【高橋源一郎にきく】今あえて社会内面化しない勇気

本書は、3年毎日に連載されている「これはあれだな」の中から選ばれた文章を集め、過失したエッセイです。

「これはあれだな」とはどのようなコンセプトのコラムでしょうか。

何か気になった事件や本、作品などがあったら、それについて書くのが普通ですよね。それだけじゃ面白くないので、過去に同じようなことがなかったかと探し当て、その二つを比べて何が変わって何が変わっていないかを考えるというのがコンセプトです。

まり、例えば文学作品であれば、文学作品と何かの映画とか、100年前に同じようなことがあったとか、こういう事件があったけど、50年前に全く同じようなことがあったよね、といったことです。だからジャンルが違う場合もあって、例えば映画と最新作のアニメでは、これどこかで見たことあるなと思ったら、80年前のあの映画と同じことをやってない?ということです。

パッと5、6個思いついて「これならできそう」と思って始めたんですが、途中で「大変だ」ということに気づきました。少なくとも二つは見つけなければならない作業であることに10回目くらいで気づいたんです。普通は一つの話題で済むところを、必ず二つ見つける必要がある。多ければ多いほどいいんですよ。例えば今と大正明治で同じようなことがあった、とか。

時代は変わらないね、というのは面白いんだけど、めちゃくちゃ手間がかかる。読み直しを結構確認しなければならないですからね。一応記憶に頼って「こんなことあったな」と思い出しても、記憶曖昧になってきます。でも、本当にこれ面白いんだと。途中からは大体ストックがあって、これは似てる、逆に今のこれがあれだけど、あれから発想する場合もあるんです。昔こんなのあって、こんな面白ものって今にはないかな、と。

そうやって見ていくと、最近若い人の旅に出た記録が1000年前の元神尚の記録に似てるとか、1500年前のものそっくりだ、とか。そういうふうにしていくと、結構いろんな時代に似たものがある。特徴性が被るものがある。だから時代にそういうものを生み出す必然性があるっていうことを考えると、話としては面白いんで、ただ手間がかかる。

今回本にまとめられたのも、別に今回が初めてではないです。これで3冊目です。毎週締め切りがあると憂鬱なっちゃう。まずこれを見つけるでしょ?で、あれがなきゃダメなので、どんなに面白くても「これ面白いんだけど、ペアになるものがいないよね」ってなると、できない。

そもそも、ご自身文学作品を作るっていうのも、アイデアを出さなきゃいけない。アイデアはひねり出すんですけど、あれを見つけるっていうのはなかなか難しい。でもやっぱりコンセプトが光ってますね。やっててうまくいったときは「これ、よく見つけたな、自分でも」って思います

あの、本書の前半では、2022年9月13日フランス映画監督ゴダールの死について書かれています高橋さんにとってゴダールはなぜこれほど特別存在なんでしょうか?

これは世代的なもので、僕の世代芸術音楽映画文学好きな人ゴダールに影響を受けていない人はいないと思います

皆さん結構しますね、やっぱり。

当時はSNSもないし、情報だって今ほどは入ってこなかったから、例えば映画ニュースもなかった。テレビニュースやらないから、どこで知ったかというと、映画雑誌とか、映画芸術とか、そういうところにちょこっと載っていて、新作が出たって今だったら全部SNSでお知らせが来るんでしょうが、そういうのがなかった。だから新作が出たって言っても、日本公開がいつかはわからなかった。

僕は映画だと、アートシアターというのに入っていました。60年代、相当幼い時から、そういう会の会員になって、中学入ってすぐそういう会に入った。だから映画クレイジーキャッツからゴダールまで一緒に見ていました。そもそもそれを分けて考えるのはダサいって感じだった。

しかも極端なことを言うと、芸術ばかり見ていると馬鹿にされるから、逆にクレイジーキャッツとかGS映画を見ないと恥ずかしいって感じだった。そういう背景の中で、ゴダール作品はかっこいいと思ってましたね。彼の即興スタイル特に印象的で、シナリオを書いていかないんですよね。当日、その場でセリフを持っていく。そして基本的編集映画を作るというスタイル

引用が多い。ゴダール作品は、引用が多くて、ただ引用しているだけのものもある。それはオリジナリティに対する嫌悪なんだと思うんです。オリジナリティではなく引用作品を作る。だから過去世代否定する度合が一番強いのが彼で、その影響を受けていると思います

最後作品についても書かれていますが、イメージばかりが連続してくる、写真バンバンバンと順番に来るような映画で、画質は必ずしも良くないのに、なんだか異様に綺麗な映像が印象的でした。

どうでしたか?その最終作に対する感想は?というと、ゴダール作品が好きだなって感じですね。もういい悪いじゃなくて、好きだって感じですね。ゴダールはずっと「映画テーマがどうとかじゃなくて、90分なら90分、じっとその映画館に座って見ていればそれでいい」と言っていて、ただ画面を見ていれば幸せ映画ってそれでいいんだ、という考え方を持っていました。

ゴダールは、自分映画自殺映画だと言っていて、主人公死ぬ映画が多いんです。「気狂いピエロ」もそうだし、「勝手にしやがれ」もそうだし、最後主人公自分で目を閉じて死ぬ。あれはすごいなと思う。しかも、あれがデビュー作なんですよ。最後自分意思表現する映画を撮るという意味で、彼の作品は一貫してそのテーマを持っているんです。

「映画史」という映画も撮っていますが、ゴダールという監督は、常に作品現実境界を取り払うことを考えていたんです。作品現実が別々のものではなく、その境界を取っ払って、映画館で観ている観客に語りかけるという姿勢がありました。

映画の中で、主人公が観客に話しかけるというのは珍しいことではないですが、それを堂々とやったのがゴダールアメリカでも10年くらい前に「ハウス・オブ・カード」とかで流行りましたけど、ゴダールもっとからそれをやっていた。それがかっこよかったんです。

また、魚くんの電気映画「魚の子」や、中村喜子の「女と刀」、植物学牧野富太郎の「牧野富太郎自伝」などについて書かれた箇所を読むと、一つの観念や興味に取り憑かれて、非論理的であろうが、非経済的であろうが、自分の道を進む人が高橋さんの好きなタイプなのではないかと思いました。そういう方にどんな魅力を感じるのですか?

いや、面白いですよ。単純に普通面白くないですか?ちょっと病的な感じさえありますが、頭おかしいんですよね。でも、そういう人は見ていて面白いですね。付き合いたいとは思わないけど。

でも例えば、魚くんだと、そこに書きましたけど、魚くんも面白いけど、お母さんがすごいですよね。僕も読んで「あ、そうなんだ」と思いました。魚くんの主人公はお母さんなんですよね。つまり、こういう人はいるんですよ、きっと。街を歩いても変な人はいます。変な人はいるけど、大体は困るんですよね。それが普通で、生きる人の知恵です。普通に生きてるとそうなるんですよ。

でも、時々そうは思わない人が出てくる。だから、変な人も大事なんだけど、その変な人を受け入れる人の方が自由だと思っています。お母さんがそうですね。お母さんは自分の息子だけど、そのおかしさを全面的に抱きしめる。

普通おかしいって言っても結局排除されるか、直されちゃう。「お前、おかしいか普通にしなさい」と。でも、そのおかしさを育てるというのがすごいなと思います。それは他者とか異業のもの尊重するってことなんですよね。つまりおかしくても存在意義がある。

これは結局、すべての人に存在意義があることにつながるんですけど、普通の人は存在意義があると認められている。でも、おかしな人とか、魚くんならいいけど、例えば身体障害者とか、知的障害者の人たちは見たくないと思うこともある。でも、それでも家族でも受け入れられない人もいる。

僕も色々調べました。障害ある子供が生まれると、受け入れられる家族と受け入れられない家族がいます時間をかけて受け入れられるようになる家族もいます特に父親最初は受け入れないんですよ。でも、母親はすごいなと思います。お母さんは何でも受け入れるんですよね。

魚くんも牧野富太郎も色んな人が出てきますけど、その面白さとは別に、それを誰が受け入れたのかが重要なんです。牧野富太郎変人だけど、奥さんが受け入れたんですよね。牧野富太郎植物愛に没頭する変人ですが、それを受け入れるのは大変なことですよね。

でも、それを受け入れたからこそ、彼の生存保証されたんです。だから、僕が書いた美方ククスとかも超天才だけど、あれ夫だったら困るよ。でも、受け入れた人がいたから、その生存保証された。

でも、どうですかね。例えば、牧野さんとか魚くんとか、みんな著名になって仕事に繋がって成功しているけど、そこまでお母さんが考えていたか奥さんが考えていたかは分からないけど、魚くんになれなかった魚くんや、牧野富太郎失敗版みたいな人も絶対たくさんいたはずです。

結局、成功者の影には1000人の失敗者がいると思います。きっとそういう人たちのところにも、お母さんがいたんですよ。でも成功しなかったけど、いいんじゃない、それで。

これでも、親もすごいけど、1000人の失敗した人を見守ってた親がいて、その人たちが不幸だったかっていうと、そうでもない。そういう人たちは必要なんですよ、ということをよく考えますね。

セコさんの漫画マダムたちのルームシェア」とか、信友直子監督の「ボケますからよろしくお願いします」、早川知恵監督の「プラン75」など、老いと向き合った作品が多数言及されています。今、世界で最も高齢化の進む国と言われる日本で、高橋さんは何を感じていますか?

自分が年取ってきましたからね。今年で73歳です。もうやばいです。あと2年で後期高齢者です。やっぱり、身体的な衰えを感じます。確実に老いていくのがわかります。それに対して色々と体に気をつけています

一つは、老いを新しい経験だと捉える感覚です。確かにそうですよね、経験したことないことですから、新鮮です。僕もそうですよ。ちょっと年を取ってきて体が辛くなってくると「こんなの今までなかった」と思うことがあります

例えば、鶴見俊輔さんという哲学者の方が「限界芸術論」を書かれたんですが、90歳を過ぎて、「今日1日転ばないことを目標に生きよ」と書かれていました。「あ、そういうもんなのか」と思って、わかりました。

転びそうになるんです。僕、スクワットして足腰を鍛えているから平気だと思っていたら、筋肉じゃないんですね。バランスが悪くなっている。神経が悪くなっていて、神経は鍛えようがないから転ぶ。僕は筋力鍛えれば大丈夫だと思っていたけど、そうじゃなかったという新しい発見がありました。

そんな老いを新しい経験だと思って、余裕を持って受け入れることが大事なんです。実際、この国、これは日本だけじゃないと思いますが、68歳、70歳、72歳になると社会の窓が次々と閉まっていく。つまり、色々なことができなくなってくるんです。

例えば、家を借りようと思ってインターネットを引こうとしたら「72歳ですか、ではご家族契約になります」と言われたんです。「70歳とインターネット契約ができないってどういうこと?」と聞いたら、「こういう決まりなので」と言われて、「おかしいでしょ」と思いました。これってちょっと差別的ですよね。

プラン75もそうですが、年寄り不要だという考え方があるんですよね。これが寂しいです。今「シルバーデモクラシー」と言われて、年寄りが恵まれていると言われていますが、それは嘘だと思います。年を取ってみたら、社会の窓が閉じていく。シルバーデモクラシーという言い方で、年寄りが恵まれていると若い人に思わせようとしているんです。

でも実際には、全世代がそれぞれ抑圧を受けている。70代以上はこういう抑圧があるけど、20代30代も年金の支払いなど、みんなそれぞれ抑圧されているんです。だから、全世代連帯しなきゃいけないと思うんです。分断が一番都合がいいから、それをやめるべきです。

僕は政治テーマとして、全世代連帯すべきだと考えています。知らないかもしれませんが、70歳になったらインターネット引けないんですよ。72歳になったらローンもできないんです。なのに恵まれているなんて、ふざけているとしか思えません。

これは、土線(映画)とかでテーマになってもいい話ですよね。でもそれはなかなか声になりにくいんですよね。40代50代の時には知らなかったけど、68歳70歳72歳で新しい抑圧が出てくるんだな、と気づくんです。

社会ってさ、普通のことは知らせないようにしているんですよね。それぞれの世代とかジェンダーで、社会から抑圧されていることをお互いに調べ合って、連帯しなきゃだめです。

ジャニーズ問題玉音放送について、高橋さんテレビ局の幹部たちに「ジャニーズ問題無視するのか」と質問した時のエピソードについて書かれています。昨年末ジャニーズの性加害問題が巨大なテーマになりましたが、この間、どう感じていましたか

あそこにも書きましたけど、僕がちょうどBBC放送した直後に番組審査員を辞めて、最後番組で「これはダメだよ」と言ったんですが、沈黙がありました。その後、某テレビ局が漫画問題で騒ぎになって、それを良かったと思って続けました。

でも、やっぱりテレビ局は商業放送から視聴率が下がることが怖いんですよね。だから視聴率が下がる可能性があることはなるべく避けたい。僕は怯えすぎだと思うんですけどね。もうそんなに怖がらなくても、普通常識でやればいいのに、忖度している。忖度しない方が視聴者の指示を得るんじゃないかと思いますが、なかなかそうはならないんですよね。

今と昔を比較して、昔の方が保守的だったかというと、そんなことはなく、テレビ全体は進化している。ただ、メディア動画サイトSNSに壊れていく時にどうするかを同時に考えなきゃいけなくなっているので、やることも多いんです。

から、僕も言ったんですが、面白動画サイト番組テレビより面白いですよ。テレビバラエティなんてやめたらいいと思います個人で作っているものでも、ものすごくよくできた動画番組があるんです。それを見たら、テレビお金も人もあるんだからもっとできることがあるはずなんですよね。

Netflixドラマなんかも面白いですよ。コンテンツの中身も含めて、やれることがあるのにやっていない。同じようなラブコメばかり作って、誰が見るんだろうって思います

江戸川乱歩の「芋虫」を現代では取り上げることがかなり難しいということについて書かれていますが、以前、マルキ・ド・サド作品を絶賛されていた話もあります。今の時代言論空気感についてどう感じていますか?

メディアテレビラジオだけじゃなくて、小説も含めて、僕がデビューした頃に比べると、だいぶ書きにくくなっています。例えば「ピエロ」って言えないじゃないですか。今では「ピエロレフ」って言われることがありますが、検索しても出てこない。

一番怖いのはこれですよね。こういう名詞ごと削除されること。ポリティカル・コレクトネスで、こういう言葉を使いなさいというのは一つの考え方としてあるかもしれませんが、元々あった言葉が使えないというのは、歴史捏造じゃないですか。

今、「ジプシー」って言葉も使えないんです。「ロマ」とか言いますが、これは歴史捏造であり、存在させないという方向に進んでいるんです。例えば、ゴダールの「気狂いピエロ」も、僕はそれを見ましたからね。でも、「ピエロレフ」って言われてもわからない。

ポリティカル・コレクトネスについては、理解できるところもありますが、理解できないところも多いです。多分、それを推進している人も、やっていて変だと思っているんじゃないかと思います定義や限度が確定していないのが問題で、空気みたいなものから

ポリティカル・コレクトネスの一つの問題点は、日本が元々空気社会から空気で決めるというのはやばいポリティカル・コレクトネス空気で決められるようになっているのが、日本事情なんですよ。

上辺だけの議論が多く、社会的な不正義の問題は見ないで、言葉だけで物事判断する。ポリティカル・コレクトネスは、社会的な問題言葉だけで覆い隠そうとしているだけです。

その辺が、日本という国は忖度する社会から空気を読めということがずっと言われてきて、変わらなかった。変わるかと思ったら、ずっと空気を読んでいる。片方では多様性を唱えているけど、それは言っているだけで、実際には何も変わっていない。

大杉栄についても言及複数見られます思想生き方性格、私には高橋さんと似ている印象を受けましたが、大杉栄をどのように見ていますか?

大杉栄は、日本でも代表するアナキストですが、やっぱり感じがいいですね。友達になりたいなと思う。問題はいっぱいありますが、女癖が悪いとか、迷惑な部分も多いけど、その一方で愛すべき点がある。だから、あの人は人たらしなんです。

例えば、子育てをしていたんです。普通政治的な人は政治活動はするけど、家のことは見ない。でも、大杉栄は、伊東のと結婚して子供が生まれたら、赤ん坊選択をしたり、オムツを変えたりしていた。嫌じゃなくて、それが好きだったんです。

彼の中では、夫婦や男女の形は形式じゃなくて、対等であって、子供から自分 Permalink | 記事への反応(1) | 08:25

anond:20240812075012

その主人公の姿が既婚フェミニストの姿まんまだからでしょ?現実通りじゃん

独身フェミニスト名誉男性ガークソオスガー男児を殺せ!と連呼し続けるXによくいる感じの女さんが主人公の方が良かった?

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