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はてなキーワード: コメンタリーとは

2024-02-23

anond:20240223104736

茶沢はプロデューサーじゃなくて雑誌編集者

コメンタリーだと「報連相を止める奴はどっちにもいる」って言ってたから、アニメドラマ側にもいるんだろうけど

2023-12-25

水星魔女公式ガイド本の監督インタビュー、意外性・驚きに満ちていた

12月22日に発売された公式ガイドブック、The Report of 機動戦士ガンダム 水星魔女 Season2を読んだ。

電子版があったのでポチった)

個人的に、監督インタビューが最も収穫が多かった。

 

毒親もの」のつもりは無かったらしい

スレッタ・ミオリネ・グエルの親が全員毒親かつ、大河内節全開な描写が非常にキャッチーであり、

シャディクとサリウスは養子養親関係だったこともあって、「親子関係」で注目されていた水星魔女

監督インタビューによると、親子関係の辛さに限定せず敷衍して、今の人たちが抱えた様々な「生きづらさ」を重ねて見てもらい、

その「生きづらさ」の克服や救済を描きたかったのが今作らしい。

それが親子関係に「矮小化」されてしまったのは大きな反省であると言っていた。

 

監督的には、「毒親バズのガンダム」という受け取られ方は意図しないものであったらしい。

水星魔女を「毒親もの」と受け取り、生きづらい自分虐待被害者である自分、などを重ねて見ていた層は、

世代因果や大量殺人なんやかんやで子世代が肩代わりして償うようなエンディングを見せられて、

生きづらさを克服して救済されるどころか最終回後に呪詛を吐き始め、炎上していた記憶があるが、

全体的に「監督としてはそんなつもりはなかったのにそうなってしまった」という印象があるインタビューだった。

 

私刑反対」「許すことが大事」を描きたかったらしい

監督は「司法から外れた主観的正義制裁行為の横行」に対して問題意識を持っており、

シェイクスピアテンペスト」の主人公プロペローが見せた「赦し」を今作で描きたかったため、

デリングやプロペラが死をもって罪を償う終わりにはしたくなかったそうだ。

 

しかし今作の世界観は、司法制度機能していない、鎌倉時代レベル自力救済世界だ。

貧民で人体実験して殺していたペイル社のCEOは、殺人の罪で司法に裁かれることもなく自由暮らしている様子で、

特に贖罪などの描写もなく、殺されていてもおかしくなかった5号も彼女たちを赦したようだ。

(5号はベルメリアにはキレていたが、ベルメリアにそうさせているCEOにはキレるシーンすら無かったんだよなあ…)

シャディクは逮捕されたが、やっていない罪を背負って司法制度をハック(?)している。

ニカは三年服役したが、シャディガールズは無罪という、この…。

 

司法制度加害者贖罪、両方を非常に軽視したエンディングを出しておきながら、

私刑反対」とだけ言うのは、「人が何に苦しむところから私刑が生まれしまうのか」についての考えが浅すぎるのではないだろうか。

被害者加害者を許すべきという強い思想が先行しており、「自力救済蔓延を防ぎ秩序をもたらすための司法制度」という前提の欠如を感じた。

監督自身自覚があるようだが、親世代実質的勝ち逃げして、子世代がやってない罪で大きな負債を背負いながらも

世代を赦しているというのは、結構強烈な主張であると感じる。この価値観を、日5ティーン向け作品で?

 

保護責任についての独特の感覚

公式ガイドブックに載っていて驚いた記述が、ラウダはグエルに密かにコンプレックスを抱いていたのが爆発して殺しかけたというものだ。

てっきり、ペトラ危篤錯乱して、ラウダ本人も自分が何をやっているかからない状態になっていたのかと思っていたが、違ったようだ。

しかしミオリネを殺そうとしてグエルを殺そうとするのが、錯乱でなくて何だというのか…謎戦闘にもほどがあるだろ。放送時に充分に叩かれてはいたが。

また、ブルーレイの特典コメンタリーで、ラウダの襲撃は弟を放置したグエルに責任があり、グエルがダメな兄であったことを皆に謝罪する一幕があるらしい。

何を言っているのかわからない。弟に殺されかけた兄が、弟を暴れさせてしまった責任について皆に謝罪…?

思えば本編23話のフェルシーのセリフからして、弟に殺されることを受け入れたグエルに「何を死のうとしているんだ」と叱るような姿勢だったし、

一方的攻撃されてグエルが防戦していたのに「兄弟喧嘩」と認識されていたのも、違和感があったのだった。

 

監督インタビューによると、魔女とは生きづらさを抱えガンダムを用い、魔女狩りに糾弾される者であるらしい。

ジェターク兄弟の話は、あくまでラウダの生きづらさ(兄に並べないコンプレックス)に寄り添うもので、

ガンダム無しでも優れたパイロットである兄とガンダムを用いることで拮抗、「救済」されて、「健やかな精神」を手に入れて「自分の道」を歩めるようになる話だったのか。

グエルはなぜ長男というだけで次男のためにここまでやる義務を負うのか…? 令和の日本は炭治郎に呪われてないか

しかもこの価値観監督一人だけおかしいといったことはなく、本編(監督脚本)・コメンタリーガイドブック編集など公式姿勢統一されているようなのだ…。

 

シャディクが、ミオリネがクイン・ハーバーの件で報道されているのを見て「ミオリネを穢したな」と、グエルの責任であるかのように認識していることにも引っかかっていた。

マルタンがニカの連絡係疑惑についてフロント管理社に報告したことも、寮長なのにチクったマルタンの罪とみなされており、この作品姿勢理解できずにいた。

どうにも、マルタンシャディク・グエルといった「男性の長」が、他人の分まで責任を引き受けて罪を背負い謝罪すべきという、個人主義とは違う感覚公式通底して在るようだ。

ペイルCEOプロペラやミオリネは「女性の長」だが、これに当てはまらない。監督ジェンダー意識していないとは言うが、非常に引っ掛かりを覚えるエンディングだ。

 

まとめ

やっと提示された監督による答え合わせが独特すぎて、追いつけないスピードだ…というのが個人的感想だったが、

10年後20年後、古臭い価値観に満ちた作品に見えるのか、課題に対する解答の糸口となるエッセンスを持っていたのか、確認できたら」

監督言葉にあった通り、今後価値観なんてどう変わるかわからねえからなあ。

でも今は怖くて飲み込めねえわと思った。特にエラン4号・グエル・シャディクのポジションなんか、誰も引き受けたくないだろ、って。

スレミオの結婚よりも、御三家役回りのエグさに関心を持ってかれてる時点で、対象顧客じゃなかったのかもしれないが。

要するにすべては百合の背景だったんだわ。背景に固執する、奇妙な視聴者だったんだわ。

2023-06-25

映像関係ないコメンタリーが嫌いでしょうがない

DVDBD特典のコメンタリー映像に合ったコメントしてほしいよ

自分の語りばっか延々と続けて印象的なシーンをスルーするBD特典のコメンタリーとしてほんと意味ない

そういうのはインタビューや対談とかでやれよ

2022-07-09

コメンタリーブースブクマカさーん!聞こえますかー!

聞こえたらブクマしてってくださいね!!!お願いしますー!!!

2022-06-22

作家が顔出しインタビューでロクロ回してると「作品で語れない人なんだ……」って悲しくなる

作家はさ、作品で全部語り切るべきだよ。

あれはこういう意味だったんですよなんて言葉は聞きたくない。

映画コメンタリーとか確かに面白いけどさ、ああいうので語っていいのは撮影で苦労したポイントとかなんだよね。

小説家が言うなら取材でどれぐらい頑張ったかとか時代考証先生喧嘩しながら嘘つけるポイント探した話なんだよ。

なんでどういうテーマなのかとか口で言うのかなあ……。

あのさあ……それやった途端にそのインタビュー作品がつながって細田守みたいになるわけよ。

口で言わないから良かった所まで口で言って駄目になるし、口で言わなきゃ伝わらなかった所は作品無能を露呈するわけ。

知りたくないわけよ自分が読んだ作品の駄目だった話とかさ。

2022-02-28

anond:20220227230759

ミラ・ヨヴォヴィッチな

バイオ1の映画コメンタリーで「みんなジョヴォヴィッチって言うんだけど正確にはヨヴォヴィッチって発音するのよ」って3回くらい言っててめんどくせー女だなって思った記憶

コメンタリーで「弟がバイオにはまってるんだけど、人間撃つゲームは野蛮で心配なんだけどゾンビならオッケー」みたいなこと言ってたのが印象に残ってるわ

2021-11-15

「ナナニジを解雇された高辻麗さんについて思うこと」の続き

先に卒業した元リーダー帆風千春さんと高辻麗さんは特に配信の回数が多くて、セルフプロデュースとかを超えて単純に配信するのが好きなんだなあという感じだった。2人とも雑談がうまくて、近状やら推しコンテンツ熱量高く語ってくれるのは内容がチンプンカンプンでも聞いていて楽しかったなあ…。チャットコメントを拾っていじるのもすごいセンスあってゲラゲラ笑ってた。

高辻さんはカラオケ配信も多くて、特別上手いというよりも鼻にかかった特徴ある声ですっごい好きだったな。おとな小学生という団体舞台に参加した時もインスタライブで振り返りコメンタリー配信やってくれて、舞台を見に行ったのに配信チケットもまた購入してお金たくさん使ったけど2度楽しめた。本人にお金が入るわけでもないのに、そういうサービス心に溢れた子だった。本人もプロデュース方面に進んで行きたいと言っていて本当に向いていると思ってた。

おとな小学生舞台は「勇者セイヤン物語」を生で見に行ったのが最初で、初舞台というのに他のキャストと同じように堂々と演技していて、皆さん美人揃いなのに「顔ちっさ脚ほっそ」とアイドルオーラ?なのか何なのか、目立つものを感じた。SNS見てても共演者とすぐに仲良くなって、ものすごく愛されキャラな感じがしたなあ。コトバノコトバも生の舞台コメンタリー配信どっちも楽しかった。

2020年はそんな感じでメンバーSNSを見たり、インスタライブSHOWROOMを見たり、タイムマシーン3号さんのラジオ聴いたり計算中や割り切れないラジオと1週間がナナニジで溢れてた。アイドルライブなんか初めて参加したけれどそれも最高で、ほんと楽しい一年で、これからももっと飛躍するはず、ずっとこんな時期が続くはずと思っていたのだけどな。どうして今年になって急にこんなことになってしまったのか・・・。まあメンバーに寄り添えてない運営が悪いと思っているし、今回の件でますますそういう思いを強くした。言いたいことが多すぎて考えがまとまらないな。

anond:20211115012944

2021-08-27

anond:20210827084749

アニサマってオタクにとってはデカイベントだけどわざわざ取り上げるほど一般人に浸透してなくない?

まあぜひコメンタリーおっさんたちにこれでもかってくらいアニオタ煽ってもらって場外乱闘始まってほしいですね

2021-06-25

おそ松さん3期14話を見てると、(オーディオコメンタリー回で言っていた通り)「3期の14松はちゃんとしている」なと思う。

なんでこんな別人に仕立てたんだろうか?

コメンタリーで「3期は1期の感じに戻った」って言ってたけど、そうかなあ?

3期は1・2期とは全然違う感じがする。絵柄も内容も。キャラですら。

まるでテコ入れの様だ。

キャストが「6期までやって欲しい」と言っていたが、それくらい長く続けるならテコ入れも定期的に必要だよな。

ジョジョほどには待ち詫びないが、放送してくれる限りちゃんと見続けるので

人気に左右されずに長く続けて欲しいもんですね。

2021-06-10

映画版バイオハザードコメンタリーの思い出

主演のミラ・ジョヴォヴィッチがなぜか執拗に「みんなにジョヴォヴィッチって言われるけど、発音はヨヴォヴィッチが正しい」と主張しスタッフが「お、おう」みたいな空気になる。

主演のミラ・ジョヴォヴィッチが「うちに弟がいるんだけどバイオめっちゃハマってる。人を撃つゲームばっかり流行ってて心配だったけどゾンビから大丈夫」と『いかにもアメカス』といった主張をしスタッフも「せやな」みたいな空気になる。

2020-10-24

今期アニメ四天王ってヒプマイ・しまむら呪術・おそ松で確定だからまらんよね

十二天将まで増やしても

になった

ボトルマン

ごちうさ

進撃

くるみ

体操

戦翼(おじさんコメンタリー

ダイ

アクダマ

で確定だし、議論余地がないのが残念なクールよな。

あっ、メジャーは時期ズレてるから外してるぞ

2020-06-20

anond:20200619175741

俺を作ったゲーム10本。

自分が)今までにないゲーム体験をした、と感じたゲーム

Portal、同2

FPS自体初めてだったのもあり、こういうゲームもありなんだ!と感じたのと、スタッフコメンタリーが見られるモードで初めてレベルデザインの考え方に触れた。

デジタルデビルサーガ アバタールチューナー、同2

「この世は情報でできている」というセリフ思春期自分自我に対する考え方、哲学的思考面白さを教えてくれた。

リズム天国

リズムに乗るのがこんなに楽しいなんて知らなかった。

斬撃のレギンレイヴ

武器を振るのが楽しいコアゲーマーというわけではないので、低めの難易度で敵をふっとばすのが気持ちよかった。

SHINOBI(SEGA/PS2版)

今でこそ珍しくない「キャラクターは成長しないがプレイヤーが成長する」タイプゲームで、高難易度だが上達するにつれてとてもスムーズに進められるようになっていくのが快かった。

斑鳩

まさしく「覚えるのは簡単だが、マスターするのは難しい」ゲーム。未だに上達できないが、上級者のプレイはため息が漏れるほど美しいし、そういうプレイができるように作られていることに驚きしかない。

もじぴったん

言い方が悪いけど、今更ひらがなを使ったパズルゲームでこんなに絶妙難易度ゲームがでてくるなんて思ってなかった。

Fallout4

4デビューなのが少し悔しい。

本当にどこに行っても何をしてもいいってゲームはこれが初めてで、自分でどれだけ自由プレイしているつもりでもそれが想定されているかのようにイベントや新しい発見があるのが面白かった。

jubeatAC

それまでビーマニ系の上から落ちてくる音ゲーほとんどだった(音ゲーというジャンルができる前はシューティングゲームジャンルに入れられてた気がする)中で、ボタン自体アニメーションしてタイミングを知らせるゲームはとても新鮮だった。スマートな筐体デザインも人気の理由だったと思う。

ドラゴンクエストバトルロード

とどめの一撃を出すときに剣を突き刺すのが気持ちよすぎた。

なにげにキャラ固有の必殺技ムービーもかなりかっこよかった。

元増田のおかげで初めてこれらのゲームプレイしたときのことを思い出してよかった。

2020-02-04

2019秋アニメ感想(02/06追記)

星合の空

こんなに闇のバーゲンセールをして最終話までに全部解決できるのか?と思ったら2クール目の枠が消滅したせいで何も解決しなかった衝撃作

あの最終回で終わるのはもったいないのでぜひ2期も放送してほしい

EDの件は残念だったが一応和解したようで良かった

2クール消滅ははまち3期の影響と言われているが真相や如何に

旗揚!けものみち

明らかにスケジュールやばそうな雰囲気だったが動かさないことで作画節約してキャラの顔は崩れないようにしていたのは良かった

そしてMAOがアニオリキャラという驚愕事実

ノーガンズライフ

原作知名度もあまり高くなく全く話題にならなかったが普通に面白かった

分割2期も楽しみ

BEASTARS

原作知名度が高いのに意外と話題にならなかった

3DCGクオリティオレンジなので最高

+Ultra枠はBNAもGREAT PRETENDERも当たらなかったらやばそう

この音とまれ!

普通に面白アニメ話題にならないその2

1クール目のクオリティを保ちつつきれいに完結したので満足

バビロン

元々テレビ放送スケジュールで作っていなかったので11月の7話で一旦終わって残りは年末以降という衝撃作

7話がしっかり話題になったので再放送で繋ぐというのは結果的成功だったと思う

2話以降もコメンタリーが欲しかった

原作正解するカドの野﨑まどで未完のまま放置中と放送から嫌な予感しかしなかったがラストの落としどころとしてはああするしかなかったのだろう

今期一番楽しめた

その他

2クール作品FGOを視聴中

一応アプリプレイしているので見ているがはっきり言ってつまらない

太郎と言われてしまうのも仕方ないと思う

星合、バビロン以外にも台風の影響か2回も万策が尽きた慎重勇者最後の2話を3月に延期したアズレンなど、放送的な意味での衝撃作が多かった印象

あとスタンドマイヒーローズサイコパス3期、歌舞伎町シャーロックバビロン、トクナナと警察系が異様に多かった

流行なのだろうか

映画メイドインアビスを見た

内容はもちろんキネマシトラス劇場版作画も素晴らしかった

事前にテレビで総集編を放送したのも劇場版成功に繋がっていると思う

アニメは少しずつ手をつけているが今のところ異種族レビュアーズが一番面白

巨蟲列島作画があまり良くなかったらしいのでこちらも若干不安

02/06追記

ブックマークコメントがいくつもついていてびっくりしたので軽く返信的なものを書く

この音をノーガンズライフと同じように書いてしまったがこの音の方が面白かった

まり個人の好みに左右されない面白さだと思うのでこの中から人に1本勧めるなら確実にこれ

感想を載せていない2期系以外の深夜30分枠アニメは全て1話切り

自分面白いと思ったのに人気が全く出なかったアニメ1話切りしたのに大人気になったアニメも今までにたくさんあるので自分の好みと売れ線はあまり一致していないのだと思う

メイドインアビスのところに「事前にテレビで総集編を放送したのが成功に繋がったのだと思う」と書いていたがこれだと総集編テレビ放送のおかげだけで成功したように捉えられるので修正した

そういえばぐらんぶる実写化が発表されていた

全裸増加は必要なのだろうか

2019夏アニメ感想

2019春アニメ感想

2019冬アニメ感想

2018秋アニメ感想

2018夏アニメ感想

2019-11-19

テレビワイドショーが嫌だったのにネットワイドショーになった

テレビワイドショーのどうでもいいコメントであったり、毎日酷い話ばかりでテレビを見なくなった。

ネットならノイズが少なかった時期があったが、今は個々人がワイドショーコメンタリーをしてる。

情報なんて持ってないし、インタビュー出来る権限もないのに推測がわーっと広がってる。

自分の周りの手が届く範囲を良くしたいのに、手が届かないことばかり出てくるんだ。

2019-11-05

anond:20191102151637

ゲームが好きで一時期ゲーム会社にも入った私から意見

少し長くなるが議論を聞く余地がありそうな書きぶりだったのでよかったら読んでほしい。

私は高校生までこの方と同じような状況と考えだった。

時間無駄。何が楽しいのかわからない。

時間もやる連中の気が知れない。

映画が好き。

私の兄は子供の頃からゲームが大好きな人だった。兄弟お年玉を共有財産として使ってしまう人で、私が無欲だったのをいいことに私のお年玉自分お年玉と合算してゲームを買ってしまう人だった。

(いま思えば兄への不信感はこの時からまり以後数十年続いているのだけどそれはまた別の話)

自分はそれこそゲームなんてまるでなんの興味も関心もなかったし、シューティングゲームだのRPGだの、そういったゲームを兄が夢中になってやるのを、冷めた目で見ていた。

めしにやってみなよと言われていくつかやってみたものの、ぷよぷよはどうしても半魚人に勝てないし、星のカービィかわいいキャラクターの動きを見るのは楽しいが見てるとボタンがうまく押せないし、

ファイナルファンタジーお話があったので兄がプレイしているのを後ろで読むのは好きだったが戦闘レベル上げが始まるとくそ面白くなくて見なくなり、そうなるといつの間にかシナリオが進んでいて結局話についていけなかった。やるにはやるが面白いと思ったことがなく、ゲームクリアする達成感なんて得られたことはなかった。

とにかく、ゲーム男の子が好きなもの女子によさはわからない。そういう割りきりをしていた。

初めて自主的ゲームを買ったのは高校生の頃だった。新聞の一面広告

クーロンズゲートというゲームだった。主人公らしきサラリーマンの実写の顔部分がライターかなにかであぶってあり、焼けて穴が開いている。

写真の背景になっている香港特に九龍城塞のこともこのとき初めて知った。

何とも言えない一枚写真エキゾチックさに魅了された。

それまで自分は新しくてきれいな場所やモノが好きだった。おさがりのカバン勉強机は嫌いだったし小汚い祖母の家は嫌いだった。

建物も街も新しいほうがいい。

だけどそのゲームデザインは「臭くて異臭を放つグロテスクで暗く汚い街」を全面に見せていた。いわゆるデカダンスとかそういう美学と初めて会ったのがこのゲームだった。

汚い街でもゲームなら歩ける。

今思えば、サラリーマンの顔が焼け落ちていたのも主人公あくまプレイヤーといいたくてそう言ったデザインだったんだろう。実際ゲーム主人公の姿かたちの明言は一切なく、始終一人称視点で進むものだった。

ぞわぞわした気持ちで、気が付いたら予約購入していた。よくわからないもの高校生が一万円弱の出費(初回特装版)。どんな話なんだろう、これはどこだろう、とにかくこれが何なのか知りたかった。

どうやらこのゲームをするのにプレイステーションが必要しかった。

当時は人気商品でなかなか入荷しなかった。

ゲームソフトはその後たしかすぐ手元に届いた気がするが、プレステ本体を手に入れるのにはそれから半年前後かかった気がする。

この値段ですといわれたものを言い値で買うのは初めての経験だった。

本は中古屋で買っていたし、映画はなるべく安くなる日を選んでいた、バイトもしていない高校生が万単位のものポンポンと。今思えばケチの私が、異常だった。あれはなんだったんだろう?

今思えば妙な突き動かされ方だった。

実際初めてプレイしたゲームはいろいろ苦労したが、私はそのゲームを何とか一年半かけてクリアした。

世の中ではこのゲーム香港返還前にプレイし終わるのが目標みたいに騒がれていたが、コントローラーを握るのがほとんど始めてみたいな私には無理な相談だ。とにかく自分のペースでやった。

なぜこんなに時間がかかったのかというと、それは主に敵の出るダンジョンが怖かったからだ。

よくyoutubeホラーゲーム実況チャンネルが軒を連ねているが、見るのとやるのでは怖さが違う。自分でやりたくない人が実況動画を見るのだなと思った。

ひたすら人気のないダンジョンをたった一人だけで、進む怖さ。

しろ敵が出るとホッとした。私以外の生物がいる。

私はその時はゲームプレイしているわけではなく、そこに、本当に、自分風水師として香港を歩き回っていたように感じた。

クエストをこなすと人に感謝された。たまには、「余計なことを」と感謝されなかった。

高校生が実感したことのない大義任務と達成感がそこにあった。中毒になった。

新しい街に踏み込むと、探索にわくわくした。

やり始めて数時間は町並みに圧倒されつづけ、その後数時間は不気味なキャラクターたちのセリフに魅了され、シナリオが半分も進んだころには再びぞわぞわした得体の知れなさに震えた。

これはもしかしてマスターピースともいえるとんでもない名作を手にしたのではないか?という興奮だった。

実際には、世間評価は厳しく、「一部のマニアックもの好きな人カルト的人気を誇った」作品という扱いだったが。

あとから調べれば調べるほど、台詞や要素がすべてオカルト的、文学的歴史的な裏打ちがあり、ゲーム攻略本には荒俣宏が何ページもコメンタリーを載せていた。

最初に触れたゲームがこの作品でよかったと思っている。

今のゲーム業界で当たり前になっているオープンワールド自分自由散策できる世界)がはやるのはこういうことなんだろうと思う。

画面の向こうの世界へは肉体の隔たりがあるはずなのだが、脳は単純で勘違いをする、ここにいると。

昨今の現実区別のつかないグラフィックではなおの事だ。

ゲームクリアした後も、あの世界、あの自分立場や仲間たちが恋しくて香港に帰りたい」と何度か思った。

実際、啓徳空港が閉鎖するとニュースで聞いて、いてもたってもいられなくなり、初めてバイトをして、一人で旅行会社を見つけて香港へ行った。

写真を、フィルムで15本とって帰った。現像に出すと全部で三万はした。

なぜか初めていった海外、初めて行った香港は懐かしかった。

これでしばらくはホームシックにならずに済むかも、とすら思った。

高校生活は退屈で何にも覚えていないが、香港孤独活躍世界を守ったことは覚えている。

少なくとも、私は、ゲームは疑似体験のものの楽しさだと思っている。

ゲームメイカーが作った世界でもう一つの自分可能性を体験する。

風水師自分、どこかの国の王族である自分アンドロイド自分人間以外の何かである自分……。

PS4CMコピーが「できないことができるって最高だ」だったんだけど、これを見たときニヤリとしてしまった。

CMのなかで人間が空を飛んでいたからだ。

わかるわかる。そういうゲームをやった後って、夢の中でも飛び始めるんだよね。自分がね。

デトロイト」をすると、何度も人の命を自分が預かるシチュエーションに陥る。

選択肢を求められると、自分がどんな人間なのかを考えさせられる。そしてその結果を見ることができる……。

不思議なのはゲームと分かっていても、人を犠牲にしたり殺す選択肢を選ぶときは心が痛むことだ。

ファイナルファンタジー15」をしたときは突然できた「昔から友達」と、一緒にキャンプして初めて訪れる街を散策して、楽しかった。

CALL of DUTY4:MODERN WARFARE」でうまく敵を倒したとき上官から「beautiful!」と褒められて本気で照れてしまった。

本や映画あくま他人人生だ。

誰かの選択客観視して、共感したり、理解しようとしたりする。

ゲーム映画と違うとすれば、映画は途中で寝落ちしたとき、しょせん他人人生から目が覚めた時にすでに登場人物決断し、エンドロールが流れているが

ゲームは起きたときまだ問題は目の前にあり、「さあどうする」と選択を迫ってくることだ。

自分が一体どんな決断をしてどんな装備を選んで進んだかを、ほかの人と話したり、ほかの人のプレイ実況動画を見ることで比較して楽しむ遊びも残されている。

デトロイト」や今度発売される「デス・ストランディング」はCG技術の向上でほとんど実写と見まがうばかりだ。

一本の映画を見ている気分になるし、プレイするとうっかり自己体験混同しかけるほどだ。

デトロイトプレイしたときは私はしばらく現実に戻ってくるのに苦労した。

登場人物に実際の俳優モデルにされることもあるし、シナリオ映画脚本家が手掛けることも今では珍しくもない。

俳優にとっても映画ゲームの内容は変わらなくなってきているのかもしれない。

DEATH STRANDING』TGS2019 ノーカット プレイ映像9月14日ステージイベントより) https://youtu.be/D10J89jgZHc

シューティングRPGアクションその他のジャンルに関しては省かせてもらったが、

そちらが好きな方の意見も読みたいのでぜひ誰か書いてほしい。

モンスターハンターなどヒット作だと、会社で別部署の初対面の人と突然ゲーム仲間になれたこともある。

就業終わり応接室や居酒屋で同じゲームプレイする共有体験は本や映画以外ではスポーツしか思い浮かばない。

eスポーツというくらいだからスポーツに近いのかもしれない。

ちなみに、ゲームボケ防止になるという研究がある。

https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0187779

70歳を超えた父が最近どうも物忘れが激しいのでマインクラフトプレゼントした。

モノ作りが好きな父には、モンハン(狩り)より、木を切って家を作るようなゲームが好きだろうと踏んだからだ。

予測は大当たりで、父は寝食を忘れてはまってしまい、母が食事で読んでもなかなか来ないといって、ゲームを与えた私が変わりに怒られてしまった。

半年後に実家に戻ったら、父はゲームの中でそれはそれはでかい光輝くピラミッドを作っていて肝が冷えた。

自分の墓かよ。

2019-07-24

京アニ

当然のように存在し続けてハイクオリティアニメを作り続けてくれるもんだと思ってたからショックがでかい

ジブリときにはかんじなかったのはあっちは別に死人が出たわけでもないからかなあ

311のときとか親戚のおばちゃんががんであっという間に死んじゃったときよりもショック受けた

自分にとっては少し離れた親戚よりもよっぽど近い存在だった

音楽聞いててハルヒとか中二病の歌は別になんとも思わなかったけどユーフォニアム1期OPドリームソリスターがなぜかかなり心にきた

なんでかわからない

自分最後に見た京アニ作品からかなあ

1期見て続き気になって原作全部読んだから2きも映画も見てないし

作監目指してた動画の人の話みてなおさら悲しい

なんかドリームソリスタはすげーキラキラしてて京アニのものみたいなかんじがするんだよなあ

もう戻れない在りし日の京アニ

スタッフコメンタリーの武本監督が話してたこととか思い出しても胸がきゅーっとなる

スタジオ訪問が特典映像で残ったりしてるからもうほんとにこの同じ光景は見られないと思うと

2019-05-09

anond:20190507100141

中高生くらいのとき読んだ「赤川次郎の作文術岩波ブックレット

検索しても出てこないので題名覚え違いかもしれんが

短編だか中編だかに作者のコメンタリーがついていて、

から書いていき、中盤くらいまでは犯人トリック決めず、誰が犯人になってもいいように怪しげな行動描写をしておく。終盤で「このへんで犯人絞る」みたいなコメンタリがついてて、衝撃だった。

作品だけ読むと、結果的犯人トリックは首尾一貫してるように見え、犯人から除外された容疑者の行動は迷彩に見える。そういう読み方しかできなくなってしまう。

いや赤川次郎推理小説じゃなく青春小説だ、キャラ小説だ、みたいなツッコミもあるかもしれないが、

こういう例もあるということで一つ。

2019-04-30

[]2019年4月29日月曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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166715665233.855
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197512802170.777
20757662102.230
218115939196.835
228116869208.348
236411957186.845
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2019-04-29

anond:20190429063309

エイリアン2、何人かでまわす形式だったと思うけど、ジェームズキャメロンスモークレーザー撮り方リドリー・スコットには全然適わないね、って素直に認めてて面白かった。

アナログ特撮全盛なのでそこを語る部分もあって、シネスコでの合成のやり難さの話をしてたのも確かこのコメンタリーだったかな。

anond:20190429063309

おもしろオーディオコメンタリーって良いよね。

さて、元増田の興味からは完全に外れると思うが、俺はジェームズ・マンゴールド監督作をチョイスしたい。

オーディオコメンタリー製作秘話を話すのが定番なんだけど、

彼の場合は、ハリウッドにおける一般的映画作りからプロデューサーである奥さんとの付き合い方まで、手広く話してくれる。

いまは監督だけでなくプロデューサーとしても活躍してるんだけど、その才能の片鱗は初期作品コメンタリーからも十分うかがえるってわけだ。

なんたって、映画製作全体のフローを熟知しているんだからな。

で、記憶がかなりあいまいなんだが・・・特に印象に残ってるのは上映前テストの話かな。

ハリウッドだと、映画が完成してから上映する前に、観客の感情がどれくらい動くのかを色んな方法テストするらしい

テストの例としては、被験者映像を見てもらって視線の動きを分析するとか。ディストピア映画でよく見るアレ。

その話を聞いて、やっぱハリウッドってすっげー工場生産的に作られてるんだなって感心した。

マンゴールドさんはやや否定的ニュアンスで話していて、いろいろ嫌な思いもしたのでしょう。

しかすると、「数値が悪いか編集をこう変えろ」とか指示が飛ぶのかもね。作家主義には大変な制度だわ。

ちなみにこの話が収録されてたのは、「17歳のカルテ」か「ニューヨークの恋人」だった記憶

というわけで今から20年近く前の話になる。アベンジャーズがやってる上映前テストとかすげえことになってんだろうな・・・

anond:20190429063309

めぐりあい宇宙BDコメンタリー板野さんと最近亡くなられた関田さんのやつかな

こないだNHKでやってたガンダム特番に近いとこもあるけど

2019-01-13

バーチャルさんはみているを観て面白いと思った人へ

おすすめYouTube番組がある。

「Vさわぎ」という、バラエティ番組と銘打っているバラエティ番組

作ってるのは登録者数的には比較マイナーVtuberさんたちだけれど、面白いよ。

毎週水曜日午後10から、本放送(プレミア公開動画)と前週の放送コメンタリー生放送を交互にやってる。

バーチャルさんはみているの前のカウントダウン放送さらに前にこちらを是非。

2019-01-05

リマンのスタッフコメンタリー

3話が上がったのが2月とか言っててまじかよって

まあそうだよな普通に考えて普通に毎週つくってたらいもいもみたいなことになるのが普通だろうし

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