「有色人種」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 有色人種とは

2016-10-25

○○は有害である

白人至上主義者に有色人種を見せると理性を失わせ、過度に攻撃的になり、わけのわからないことを主張するように追い込む効果があることが明らかなため、有色人種有害である

在特会在日韓国人を見せると理性を失わせ、過度に攻撃的になり、わけのわからないことを主張するように追い込む効果があることが明らかなため、在日韓国人有害である

ホモフォビア同性愛者を見せると理性を失わせ、過度に攻撃的になり、わけのわからないことを主張するように追い込む効果があることが明らかなため、同性愛者は有害である

萌えフォビア萌え絵を見せると理性を失わせ、過度に攻撃的になり、わけのわからないことを主張するように追い込む効果があることが明らかなため、萌え絵有害である


○○によって多くの人々が不安不快さらされている。規制されるべきだ。

○○は公共の場にふさわしくない。常識をわきまえろ

これは差別では区別だ。

http://anond.hatelabo.jp/20161024172830

2016-09-05

水曜どうでしょうの「ここをキャンプ地とする」という名台詞は、有色人種への差別があったから産まれ可能性があるんだよな。

 

2016-07-04

http://anond.hatelabo.jp/20160702203952

日本人女と外国人男はすぐにくっつくけど、その逆パターンは相当なレアキャラ

この傾向、日本国外でも別に変わらんからな。むしろ日本人にも限らない。黄色アジア人全体としてこんな感じ

アジア人女にアジア人男の受けが悪いというのに自覚的なだけ。だから近寄らない

有色人種差別的ニュアンスもあることはあるんだろうけど、別に白人以外でも大差ないからな

海外との接点薄い人でも、この感覚は割と持ってる人が多いと思う

積極性が薄いのは日本人では男女問わず

ただ全人種が混ざった恋愛市場での需要が全く違うという事実のみ

件の文書いた人は例外的だと思うよ

2016-05-06

ズートピアはさー

肉食動物草食動物も、どちらが加害者にも被害者にも成り得る」というふわっとした綺麗事で誤魔化してるのが好かん

実際には白人有色人種では明らかな格差があってそれは現在進行形で続いているのに

そこを巧妙に誤魔化して白人の罪悪感を軽減してやってる感じ

2016-03-29

全米ライフル赤ずきんちゃん

赤ずきんちゃんは、金髪美少女でした。「将来、プロムに誘うならあの子だよな」村のにきび面の男の子たちはそう話し合ったものです。

やがて、平和な村に不穏な噂が流れてきました。なんと、狼団のテロリストが村に潜伏している可能性があるというのです。「愛国者法に基づいて山狩りをしよう」村長がそう呼びかけると、村人たちは松明と銃を手にテロリストを探し回りました。実のところ愛国者法は延長期限切れになって2015年6月に失効していたのですが、そもそも愛国者法がどんな法律か知らなかった村人にはそんなの関係ありませんでした。

やがて、テロリストが潜んでいそうな場所が見つかりました。赤ずきんちゃんのおばあさんの家です。やはり愛国者法に基づいて仕掛けられていた盗聴器から、「モスクがどうたら」という会話が聞こえてきたのです。もしかしたら「モスクワ」と言ったのかもしれませんが、警察署長は自信たっぷりに「証拠は揃った、揃いすぎるほどな!」と断言しました。村人たちの中には「盗聴でわかったのなら山狩りは必要なかったじゃん」と思った人もいましたが空気を読んで文句を言わないことにしました。

警察署長が「さる筋から派遣されたスペシャリストだ」と勿体ぶって村人に紹介したのはほっそりとした少女でした。目深にかぶった白いフードからは見事なプラチナブロンド。そのあいからは氷のように美しく澄んだ青い瞳が覗いていました。「彼女、すげーイカすな。なんのスペシャリストなんだろうな」村のにきび面の男の子ポルノめいた妄想で股間を膨らませながらそう話し合いました。

村の外れにある深い森、その奥へ奥へと白い少女が歩いていきます。やがて廃屋のならぶ集落が見えてきました。ここは開拓時代に栄えていた宿場町だったのですが鉄道が普及するとともに廃れ、ずいぶん昔から廃墟になっています。そんな廃墟一角赤ずきんちゃんのおばあさんは一人で住んでいたのです。こんなところにも老人問題の深刻さが見え隠れします。

白い少女は、おばあさんの家の前に立ち止まりました。ドアは半開きになっており、その前には広口のビンが転がっていました。つまり、ajar半開き)と a jar(広口のビン)の掛詞になってるわけです。そんなダジャレどうでもいいので少女は「おばあちゃん、入るわよ」と言いながらドアをぐいっと開きました。ドアを開ける際にも油断なく左右を伺い、ドアの下部や上部のトラップワイヤーの有無を瞬時に判断するあたり、さすがスペシャリストって感じです。

ドアを開けるとむせ返るような血の匂いしました。「おばあちゃん、すごい臭いね。まるで家のなかで人間解体をしたみたいだわ」そう言いながら白い少女は寝室へ向かいます。寝室に入ると、人型ロボットうずくまっていました。ロボットは「ぼく、いいロボットだよ」と言って高く手を上げて降伏意思表示しました。「いずれにせよあんたは赤ずきんの婆さんじゃあねえな。まあ死ねや」そう言うと少女は懐から取り出したソードオフショットガンで至近距離射撃します。BLAM! BLAM! BLAM!

このソードオフショットガンは、その名前の通り(sawed offは、のこぎりで切り落とす事)、普通ショットガンの銃身を切り詰めたもので、発射直後に散弾の拡散が始まるため、通常のショットガンと比べると有効射程は短いものの、至近距離殺傷力や有効性はむしろ増大しており、更に全体の長さが短くなった事で、屋内などの狭所で扱い易いため、特殊部隊などが屋内に突入する際、出合い頭の戦闘が(敵と鉢合わせする事)多いポイントマンエントリーショットガンとして用いる事もあるのです(Wikipediaより)。

ロボットはしゅうしゅうと煙を上げながら倒れ伏しました。少女は「しくじったな」とつぶやきました。おばあさんの家はいつのまにか一ダースほどの戦闘員に包囲されていたのです。

轟音とともに正面扉が吹き飛びます。おもわずそちらに包囲網の注意が逸れた隙に少女が裏口から飛び出します。銃弾が飛び交うなかをかいくぐり、戦闘員の背後にまわってショットガンを発射します。細身の体に似合わない怪力を発し、崩れ落ちる戦闘員の襟元を掴みあげるとそれを肉の盾としながら敵陣に突っ込みますわずか50秒で瞬く間に敵を殲滅した彼女の白いフードは、今や血でベッタリと染まっていました。その美貌と戦闘力から彼女は「血染め氷壁」と厨二っぽい二つ名で呼ばれていました。「白いフードが血で赤くそまるまで戦闘を止めない」アグレッシブ戦闘スタイルから彼女を「赤ずきん」と呼ぶものもいました。(←これ、書いてて恥ずかしい)

血と肉片で汚れた銃身をフードで拭うと、その銃身に刻まれ文字がくっきりと読み取れました:

In Gun we trust

から血染め少女が帰ると、村ではお祭りの準備がされていました。今日イースターお祭りなのです。血染め少女をみると、村人たちは「Meerica! Meerica!」と叫びました。突然音楽がかかり、村人たちはミュージカルめいて整然と踊り出します。バックコーラスは白い衣を着た聖歌隊です。聖歌隊には有色人種は一人もいません。スポットライトがあたる村の広場の中心に血染め少女が歩み寄ると、先ほどの戦闘で見せた獰猛さを微塵も感じさせない清らかな声で、「アメージンググレイス」を歌いました。

     おしまい

2016-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20160115002701

何人か逆に付き合っていたものだが、そういう卑屈な根性からなのでは。

有色人種云々はおいておいて、プロスペクトの明るくない人間白人とつきあってみたいとか思っているレイシズムまみれで、狭量でレベルの低い人間)と付き合う事に彼らに何のメリットがあるのか、考えてみれば簡単にわかるでしょう。

普通の人であれば、そんな事は言われないし、普通にお付き合いできると思うよ。

白人告白した事がある

留学中に白人女性と付き合いたくて何人かに告白した事が有るんだ。

そしたら1人ははっきりと有色人種とは付き合いたく無い、他の人も日本に帰るんだから身長などの事を言われ断られた。

他の日本人留学生も全く同じ結果、白人はやっぱ有色人種差別していると思う。

2015-11-15

フェイスブックアイコントリコロールに染める日本人

集団での悲劇が他の集団悲劇よりも関心が向き、感情が動かされるのは普通で、アメリカ本社を構えるフェイスブックがこれを実行したのも、フランスアメリカと同じ西側先進国で、さらに言えば(一応)ヨーロッパ白人国家からだろう。

よって、フェイスブックとそれに乗った(欧米諸国の)ユーザーアクションは恐らく内集団意識に突き動かされたものであり、世界の人々を国家という概念を超え、同じ市民である仲間ととらえるコスモポリタニズムとは対極に位置している。

なぜなら、コスモポリタニズム国家という概念を超えたものであるから愛国心象徴である国旗アイコンにかぶせるのはその本来意味に反しているし、中東テロに対してはスルーフランス事件にだけ過敏に反応するのもおかしからである

したがってこれらの行動が強力な内集団意識に基づいている以上、中国ほもちろん日本で同じようなことが起きても、フェイスブックはこのようなことはしなかっただろう。(というか想像できない)

なぜなら、中国日本は同じく有色人種国家であるから

ではなぜ、日本人の中に自身アイコントリコロールに染める人がいるのだろうか

なにか長期間留学した経験であるとか、縁があるだとかでなければ、距離的な問題もあるし、西側先進国と言うくくりではあまりにも弱い内集団意識ではないだろうか?

自分たちに同じようなテロが起きても恐らくフェイスブックフランスに対してのそれと同じことはしてくれないのに。

そしてさらに言うならおそらく本人たちも、同じテロ人種的集団である中国韓国でおきても彼らの国旗自分アイコンを染めることはしないのに。

2015-11-09

サウスパーク腐女子回について

サウスパークS19E06、遅ればせながら見ましたが、やっぱ腐女子というか、百合厨もだが、カプ厨が持ってる気持ち悪さってあるよね。

とりあえず、ポリチカルコレクトネスを気にするあまり「俺ゲイに寛大だわアピールゲームが行われている昨今、ゲイは過剰にサポートされちゃう、というのが話の本筋だと思うのですが……

カートマンの妖精が再登場している、という点にも注目するべきだと思うんです。

妖精の初登場はS16E07ですが、このエピソードカートマンは

「あのカップリングってマジいいよね~~~完璧だわ」と腐女子あるいは百合さながらの発言をしております

この発言は、トークンとニコールという黒人カップルに向けられたもので、明確な差別主義発言ですよね。私も不快感を覚えましたし、カイルたちからドン引きされています

しかし、ここでのカートマンの気持ち悪さって、人種差別から来ているだけではない、とも思うんですよね。

自分関係性は棚にあげて」「他人関係性に対して妄想を展開して、くっつける」っていうのは、普遍的気持ち悪さを持っている。という議論結構されてますが、S19E06もこの筋の話として見れないこともないんじゃないかと。

「次分の関係性は棚にあげて」、におけるポイントは、自分ノーマルさは担保されているということです。すなわち白人カートマン)だから黒人トークン)やヒスパニックカップルを「消費」できるわけで、同様にガチガチ異性愛者だから同性愛も消費できるわけです。

ここでは白人有色人種、あるいは異性愛同性愛という権力関係担保されていない限り、すなわち自分が相手とは違う高位の地平にいるのだという差別意識がない限り、どんな快感も生まれない。

今回腐女子サウスパークの住人は、妖精と同じような役割を担う存在として描かれました。すなわち、本人たちがその気も無いのに「あのカップリング最高!」と言って、そして「ゲイなのが俺じゃなくてよかった~~(権力関係の発露!)」とこぼしながら強制的カップルをつくりあげるエートスは、人種差別主義者が「黒人同士くっつけばいいよね~~」と口走るエートスとそれほど変わりは無い。差別主義カートマンの行ったのあのきわめて不愉快な「カップリング活動」が、今回腐女子を通して再演されているのは興味深いことです。

次は「他人関係性に対して妄想を展開して、くっつける」というポイントですが、これは明確に父権権力行使に結びついた快感なんですよね。基本的自由恋愛って、「くっつけ!」っていう力に対する反逆行為だと思うんです。例えば親の決めた結婚相手とか、同じ階級結婚相手とか、あるいは同じ人種結婚相手、そういう存在とくっつけ!と強要してくる諸力に対して、断固たるNOを突き付け、「俺はあの子が好きなんだ!」を貫く。これが近代的な意味での自由恋愛だし、そういうのを描くからこそ広義の恋愛文学にはパワーというか新しさがある。これに対して、自分の思い通りの相手と「くっつけ」たがる存在というのは、もうこれはコテコテ父権なんですよね。カップリングワールドを作り上げる快感は、家長自分の血族を計画的婚姻させていく快楽と同根だと思う。普通教育を受けて育った人なら、やっぱりこういう父権的なものって気持ち悪いと思うんじゃないでしょうか。

結論カップリング厨ってたまたま同性カップルを扱ってるから、昨今の寛容ムーブメントにがっつり乗れてる感ありますけど、その根底にある思想はきわめて保守的復古的なものなのではないか。すなわちカプ厨の根底には、差別主義父権主義があり、とてもじゃないがリベラルプログレッシブポリチカルコレクトネス民を名乗れないのではないか、と思う。思った。

2015-07-17

http://anond.hatelabo.jp/20150717070844

その辺、作話事情を知らぬ海外の人たちからは「『わが国では誘拐婚合法』とか『だんなの不倫女性側がムチウチで罪をつぐなうことが伝統合法』とか言われてもね。未だにそんなこと考えているのか?最悪だなおまえら」と思われるのが実際のところだろう。

もちろん、当時の時代背景を(そいつ自身の当時の世相を思い出させつつ)説明しつつ事実を伝えていくことはとても重要

正しいと思われる反論は「お前ら、当時有色人種差別してたじゃないか?謝罪保証はしているのか?」「魔女狩りとか最悪な女性蔑視だったよな」「植民地で何していたんだ?植民地を今でも持っている上にそこで核実験なんかして、反省していない証拠じゃないのか?」「ベトナム戦争では偽旗作戦してたんだよな?太平洋戦争より新しい時代だな」とか言ってやることなんだが、本邦は直近の戦の敗戦国でもあるし、軍事的宗主国さまのお気持ち逆撫でするには勇気がいることで...

2015-06-23

ヒスパニックって普通に白人じゃないの?

黒人アジア人有色人種なのは分かるが

ヒスパニックって私には普通に白人しか見えないんだが…

今のアメリカは非白人ばかりと言われて、それが黒人アジア人なら分かるがヒスパニック人口の増加を示して「白人以外」と言われてもピンと来ない。

だってどう見ても白人じゃん

2015-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20150615121615

白色も色のうちだろ?

白い絵の具とかあるだろ?

おかしくね?

白色人種有色人種なんじゃねえの?

白人を指す劣等人種ということなら別の言葉をつくるべきじゃね?

2015-05-25

http://shibacow.hatenablog.com/entry/2015/05/24/202444

http://anond.hatelabo.jp/20150523131716

大元増田とあわさってどこから突っ込んでいいのか分からないくらいひどいこと言ってるなと思います

まず大元増田を見てみたいです。

もうね、最強だよな。富も政治権力もある集団弱者自称して最底辺の人々への支援拒否する。

女性の富や政治権力の増大」は日本全体の拡大というより、男性から女性への移転という形で

なりたっている。これはつまり旧来の強者であり、弱者への責任を負わされていた層が縮小している

ということを意味している。この現状では、弱者の側からフェミ叩きが出てくるのは必然だろう。

富と政治権力を握中に収めた強者女性フェミという構図からして謎です。

フェミが「男性強者女性弱者」と規定するから、いつまでたっても、女性は救われる側で、

それゆえに責任から逃れ続けることが可能になる。真の弱者からすれば、まさにこれは脅威だ。

すごくせまくフェミニズム限定しても、そもそも「男性による女性の支配構造」を問題として告発してきたという大前提がまずあって。

このフェミニズムの最大の発見/功績を否定するというならまずそこからしっかり立論して頂きたいのだけれど。修辞的な話ではなく。

きわめて極一部の女性を例に挙げて、「オンナはもはや富と権力を手に入れた、だから世の中は男女平等だ」といかい認識でいるならそれは間違ってます

女性は富を手にしていません。

男女間賃金格差というのは常に存在し続けてきたけど無視されてきました。日本場合それはとくに女性非正規雇用という形で現れてきています

いまだなお非正規雇用問題の中心は女性であり、労働市場から排除され続けています。M字型カーブ必然とか、パート問題矮小化しないでくださいね

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002k8ag-att/2r9852000002k8f7.pdf

http://www.stat.go.jp/data/roudou/pdf/point16.pdf

女性権力を手にしていません。

権力」という多義的言葉をこれだという形に当てはめるのはちょっと抵抗があります。富も権力の源泉だったりしますしね、でもとりあえず政治権力とみなしそのもっとも中心的なアクター議員に限ってみても、

確認するまでも泣く議員の男女人数比は女性のほうが少ないですね。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/san60/s60_shiryou/giinsuu_danjo.htm

いやそれでも一部の「強者女性」がいて、そいつらには「弱者男性」を救う(少なくとも道義的な)義務があるとか言うんでしょう。

強者女性」「弱者男性」とかっこをつけてみました。どちらも内実が曖昧で誰のことを指してるのか分かりませんね。

フェミニスト強者女性なんでしょうか。確かに戦う意志言葉を持っているという点では「強い」ですね。

でも彼女ら、あえて彼女「ら」と集団として想定するならばですが、一体そのうちどれだけが富を手にしているんですか。

白人中産階級女性フェミニストへの有色人種フェミニスト労働者階級フェミニストから批判というのはフェミニズム内部での「健全」な批判であって

フェミニスト」がふんぞり返っているという像の証左ではないですよ。

あるいはそのうちどれだけが権力」を手にしているというのですか。先ほど議席数を例に出してみました。

最新の数字だと女性議員数は五分の一以下です。これは権力を手にしてる状態なんですか。しかもこの女性議員なかにフェミニストがどれだけいるんですか。

男性による女性の支配構造」の話をしました。強者フェミニストであってもこの構造被害からは逃れられません。

さて、ブログの方に移ってみましょう

議論を先取りしてしまうと、フェミニズムには、「自分強者になった後」の理論が弱い。そして弱者男性フェミニズムに向けて、何らかのケア要求するのは、将に「それがかって彼女たちがやったから」だ。

強者」になるってどういう状態ですか。「何らかのケア要求するのは、将に『それがかって彼女たちがやったから』だ」ってどういうことですか。

まり女性地位が向上し、逆に非正規雇用や長期の不況のより正社員になれず身分不安定な男性が多くなった。

この変化がフェミニズムででは見過ごされ、男性女性一枚岩であるというところで認識が止まっている。

先ほども書いたとおり、非正規雇用とは数的にも歴史的にも女性問題でした。これを男性非正規雇用が、たかだかこの15年で増えたということを殊更に問題視するかのような言説が

女性の置かれてきた位置、状況への配慮のなさ傲慢さが反発を生んでるんじゃないんですか?

「男」が「男」というだけで得られていた特権的地位から転げ落ち、「弱者」になって、それを「女」に向かって救えと要求する構図がまさしく非難/批判対象なのですよ。

多くの場合において女性経済的弱者であり、(政治権力弱者であり、ジェンダー関係における弱者なのにもかかわらず。

その根本認識を欠いて「お前らは最早強者だ」というのはすごく控えめに言って、間違ってます

ここまで書いて力尽きたので本丸の「男性による女性の(象徴的)支配構造」やジェンダー関係の非対称さ、その権力関係についてはそのうち書きたいと思います

id:mizu2014 : 第一波フェミニズムからカウントすれば100年近い歴史と蓄積のある運動ですが、これって長続きしてる部類には入らないんですか?

2015-03-05

Independent Games Festival 2015にて

授賞式の最後に、昨今の海外ゲーム業界現在も揺るがしている状況について良い意見表明があったので書き出し&訳。

http://www.gamespot.com/videos/independent-games-festival-2015/2300-6423621/

(45:20くらいから)

プレゼンターNathan Vella (Capybara Games CEO)

This past year has exposed a lot of hatred and some significant unpleasantness in our industry. As of tonight, there continue to be women, people of color, lesbian, gay, bisexual, trans and queer artists who are being trolled, and spammed, and threatened, and doxxed, and hacked, and even driven from their homes. It's no longer possible for those of us in this room to ignore or minimise these issues with our industry or these issues with our art.

(Applause)

I know you all believe it. I know you do.

(Standing ovation)

But just as this year has exposed all that ugliness, it has also exposed a new generation of creators and activists who are fighting for video games and video game culture. They are fighting for us, the independent games community. I really don't think they want our gratitude at all. I think they need our support. I think they need us to work together as a community to show people a new way to engage with each other and play. So let's all fight back against this hate, the best way we know how: through our games, and through our teams, and through our collaborations. Let's make sure our games are not embodying any stereotypes or caricatures. Let's make sure as a community we are supportive of one another, and we are as welcoming as possible to any and all new voices. To me, it really gets to the core of what it's about to be an independent developer. We don't have any stock prices to fret over. We don't have any entrenched political dogmas. We own our art. This gives us a real opportunity to be the change that we all want see in the industry. And I think that we can change for the better, together.

(Applause)

この1年間、私たち業界では多くの憎悪といくつかの非常に不快出来事があらわになりました。今夜の時点でも、女性有色人種レズビアンゲイバイセクシュアルトランス、そしてクイアのアーティストたちが、荒らしに遭い、スパムを送られ、脅迫され、個人情報暴露され、ハッキングを受け、中には住まいを追われる人さえいます。ここにいる私たちは、もはや私たち業界私たち作品に関する問題無視したり、軽視したりすることはできません。

拍手

みなさんそう思うでしょう。わかってますよ。

(大喝采)

そうした醜い部分が衆目に晒された一方で、今年はビデオゲームビデオゲーム文化のために戦う、新世代のクリエイター活動家が現れた年でもありました。彼らは私たちインディペンデントゲームコミュニティのために戦ってくれています。彼らは私たち感謝などではなく、私たちの支持を求めていると思います。彼らに必要なのは私たちコミュニティとして一体となり、新しい関わり合い方、遊び方を人々に示すことです。だからみなさん、この憎悪に立ち向かいましょう。私たちが一番よくわかっているやり方で。私たちゲーム私たちのチーム、私たち協調を通じて。私たちゲームステレオタイプや風刺を含めないようにしましょう。コミュニティとして互いに協力し合い、あらゆる新しい意見をできる限り歓迎しましょう。私にとっては、これがまさにインディペンデントデベロッパーであることの核心です。株価一喜一憂する必要もない。凝り固まった政治的ドグマもない。私たち作品私たちのものです。そのことが、この業界私たちが望むような変化を起こすための、本物のチャンスを与えてくれるのです。私たちはともに、良い方向に変わることができると思っています

拍手

2015-01-13

エクスキュースとしてのリベラル

http://anond.hatelabo.jp/20150111070135

少し話が違うけれど、年末ネタのような話題があって

を書いたものです。

その記事はてなブックマークに、

mahomi4 全く的はずれすぎ。

というコメントがありまして、この人の見る当を得た見解ってのはどういうものなんだろうとブックマークをたどったところ、

http://blog.goo.ne.jp/iida-miki/e/0d68f604177d2bdeb387e20a5dc9afb0

フランス新聞社 シャルリー・エブド襲撃事件について

という記事にたどり着きました。扱っている事実が同じなのに見解正反対というのもなかなか面白いのですが、少々以上に気持ち悪いと感じたのも事実です。

その気持ち悪さを説明するのも手間がかかるのですが、やってみますと、

さて、そのアンテグラシオンやら政教分離があるので、

親がどの国出身でどんな宗教を持っていようがフランス国民として

平等に生きていけることになっている。とはいえ本当に違いがないか、

住む場所や肌の色、名前判断されていないかといえば

実際には「平等」なんて言えないだろう。アンテグラシオン

うまくいけば(理念上は)素晴らしいけど、そんなに簡単に

適応できないこともある。フランスは今でも階級社会の名残が

あり、地区ごとに生活環境もかなり違うので、移民の子として生まれ

様々な葛藤感情を抱いて育つ人がいるのは想像できる。

(今朝のLe Mondeにはシャルリーの絵に対して今でも怒っている

イスラム教徒中学生の話が載っていた。)

アンテグラシオンやライシテの実態について、その限界認識しながらもルソーまでひもといて、全体的にはフランス万歳!とまとめている点です。ベルばらオスカルでしょうか。

私がすごく気持ち悪いと言うのは、こういうことをフランス人が言うならまだわかるのです。マジョリティの側にはどうしても見えてこないものというものがあります。それは善悪問題ではなくて立場問題です。

有働出人みたいな人がそうでしょう。まあ、あの人の活動はそれなりに有意義な部分がありますが、あの人に代表されるような白人マイノリティは、有色人種の国、それも支配階級にはならない日本韓国に来て、初めてマイノリティ性というものを味わうことになります。そうすると見るものさわるものすべてが刺々しく感じられる。

アメリカにいる時は警察官黒人を狙い撃ちにしてもあまり気にもしていなかったような人が、職務質問日本警察官にされると激怒する。年間何十人と言うレベルで何とかバッシングで死者が出ているオーストラリアから来た人が、じろじろ見られるくらいで韓国レイシストと騒ぎ立てる。

こういうことは日本では私たちマジョリティから言われて初めて気づくという面もあります。言われてもただ反発するだけということもあります。自らがマイノリティとなった時に、マジョリティである時の視線・態度をかえりみるにまでなれればいいのですが、残念ながら、女性暴力を振るう黒人男性同性愛者を差別する女性は珍しくありません。

そしてそれを更にマジョリティの側が、見ろ見ろ、連中はこんなに野蛮だぞとはやしたてる。

あるドイツ人と話していた時、我が国民主的リベラルで、世界に冠たる我がドイツ、みたいな話になって笑ってしまったのですが、まあそれはその人個人の話なので、ドイツ人って全然変わっていないよねとは言わないでおきましょう。ただその人には人種差別はどこにでもあるけれど、東洋人がしつこくチンチョンチャンとまとわりつかれる国はドイツ以外ではそんなにはない、年間百人以上ヘイトクライムで殺されている国はそんなにはないということは「見えていない」のですね。

リベラルであると言うことが、他者を見下すこと、見ろ見ろ連中はこんなに野蛮だぞってなることが、リベラルがそのためのエクスキュースになることがあるのです。

リンク先の記事の何が気持ち悪いかと言えば、日本人で、パリに住んでいて、未だにシャルリー・エブドに怒っている中学生新聞記事しか見たことがなくて、見えないゲットーに守られていてマジョリティのような顔をしている、それがすごく気持ち悪いのです。

国民戦線ルペンだって、アンテグラシオン同化政策と言う意味で、ライシテはイスラム強制的に同化せしめると言う意味で大賛成なのですからね。

歴史をひも解いて言うならば、フランス革命以後、フランスは確かにリベラル原則を打ち立て、それを徹底してきた歴史があります。公平を期して言うならば、第一次世界大戦後、日本列強要求した人種平等原則英国アメリカは反対しましたがフランスは賛成したと言うことも付け加えておきましょう。

しかし同時に、そのリベラルでライシテな共和国下においても、フランスもまた数々の非道をなしてきたことは忘れてはなりません。

フランスでは支配層の横の流動性が高く、文化人メディア関係者政界に横滑りすることも珍しくはありません。新聞人であったクレマンソーが第一次大戦期のフランス首相であったように、エリート層は全体として支配階級形成していますポールデュシャン二十世紀半ばのジャーナリストで、第四共和政期にアルジェリア行政官に就任して、監獄を視察しています。その時、アルジェ独立派囚人たちの身体に、拷問の後があるのを見て首都に報告しています。その拷問の傷跡は、デュシャン自身の身体にもありました。ナチスに捕らわれていた時に拷問された跡です。

パリ解放の日の記録をサルトルが書き残していますルクレール将軍に率いられた自由フランス軍の入城をもってしてナチスパリ占領は終わりを告げて、自由だ!自由だ!というはじけるような喜びを書いています。そうして成立した自由フランス、ライシテなフランスの下でアルジェリアでは拷問が行われていたのです。

インドシナでのフランスの動きも決してほめられるようなものではありませんでした。フランス当局もいちまいかんで行われた人身売買ナチスから解放された人たちの手によってなされたものですし、フランスインドシナ独立を抑えるため、アメリカに対して原爆の使用を執拗に求めています。これも、自由なるフランス言論の自由フランス体制下でなされたことです。

はいちいちフランス過去の悪行をあげつらって、批判したいのではありません。フランスリベラル諸制度国家制度の補完部分であるにすぎず、国家制度のものを、相対化して批判するようにはなっていないということを言っているのです。フランスの内部にいるシャルリー・エブドは水の中にいるため水の重さを知りません。自分がネジであるに過ぎないことを理解できていないのです。それは結局、彼の中にマイノリティ性がないからであってマジョリティ側の暴力について無自覚であったからです。能力問題ではありません。性格問題です。

批判と言うもの嘲笑侮辱にならぬよう、あるいはそうなっても構わないのは権力の側に対してのみ、その注意深さが必要です。風刺画というメディアは明らかに全方位になす批判方法にはむいていません。

2015-01-11

http://anond.hatelabo.jp/20150110214339

少し話が違うけれど、年末ネタのような話題があって、日本ケンタッキーフライドチキンのある店舗が、夏に、カーネルサンダース浴衣を着せて、スイカを手に持たせていたのね。まあよくある風景です。

で、それをあるアメリカ人が取り上げて、日本人ってこんなにレイシストって喧伝してたの。

スイカ鶏肉って、アメリカ南部ではやっすい食材で、それしか食えないということで黒人嘲笑するアイテムになってるんですよ。

まあこれは、アホかね、君、何で日本人アメリカローカルステレオタイプを知っておかねばならんのよ、君の方がレイシストやろうという反応と結論になっていたんだけど、私が気になったのは、どうしてケンタッキーの一店舗がやったことが「日本人」とか「日本」になってしまうんだろうってことね。

こういう例は全然珍しくないですよ。触手ポルノに「また日本か」みたいな反応とかね。

例えば、レイディ・ガガとかが、奇抜な格好をしていても、主語は、レイディ・ガガになって、アメリカ人にはならないですよ。

思うに、マイノリティというのは、大きな主語を用いられる人たち、と捉えてもいいかもしれない。逆に言えば個々の事例に対して大きな主語を用いている時点でそれはレイシストであり、セクシスであると言っていいのかも知れない。


西欧の風刺は徹底していて、イスラム馬鹿にしていてけしからんと言うと、彼らは必ず風刺は全方位にやってますよと答えるの。それがエクスキュースになってるのね。そして実際彼らは、カトリック教会大統領女王イエスもこき下ろしている。

でもね、やっぱりカトリック教会をこきおろすこととイスラムをこきおろすことは、同じじゃないのですよ。

カトリック教会批判することはカトリック批判することであって、その辺のパリジャンのポール君は何ら関係ないのですよ。

でもイスラムテロリストとして描くことは、移民のアフマド君にとっては直接自分たちへの偏見を増大させる効果を持つのですよ。

これはね、やっぱり西洋帝国主義の結果であって白人特権なわけ。

ここの非相似に鈍感で、俺らは全部を風刺しているんだって思い込んでいる時点で、チャーリーな連中の考えの浅さ、リベラルレイシストになってしまってるんだよね。


で、Je suis Charlie というスローガンものすごく気持ち悪い。

私にはそれが、私たち特権享受する側の白人だ、と言っているようにしか見えないから

[追記]

記事の人とは違って、私はテロからいけない、とはそもそも考えていません。テロと呼ばれる暴力があり、テロとは呼ばれない暴力がある、そして良し悪しはあるにしても歴史暴力によって動いてきました。

そもそもフランス共和国のものテロによって成立した国家です。言論の自由が抑圧装置としてしか機能しない時に、それに暴力的に対抗措置をとる者があらわれるのは力学的には当たり前の話です。正義不正義の問題ではありません。

mirunaさんのコメント、「で、それが産油国における世界三大宗教ひとつであるイスラム教に基づく多大な人権侵害の免罪になるわけ?」と言うのがフランスにおけるイスラム教徒の話でどうしてなされるのかまったく理解できません。これはまさしく、マイノリティのみにアカウンタビリティが求められる一例だと思います

ご存知の方ならば常識しょうがイスラムには宗教者は存在しません。存在するのはイスラム法学者であって多種多様学説があり、絶対的唯一神信仰から多神教的なスフィズムが生じたように、どのような神学も成立可能です。当然のことながらイスラム世界にはかなりの幅と多様性がありますが、サウジアラビアの「公学」は特に極端な厳格性を持つワッハーブ派です。せめて批判するのであれば、サウジアラビア政府ワッハーブ派批判してはどうでしょうか。

フランスムスリムはその多くがアルジェリア移民であって、ジダンもそうですが、アルジェリア少数民族ベルベル人が多数を占めます。これは百年に及ぶフランスアルジェリア植民地支配の結果であって、ベルベル人原住民抑圧のための中間層として用いたために、アルジェリア独立後、報復を恐れてベルベル人フランス亡命したのがそもそもの発端です。宗教は事後的に影響力を持ったものです。

個人的見解として、植民地の損失を清算していないフランスには、どのような移民であれ、移民を拒絶する権利はないと考えていますケベックであれ、インドシナであれ、アルジェリアであれ、ニューカレドニアであれ、異民族の流入に恐怖したのはそれらの場所原住民も同じことです。

[追記]

suna_kago 問題西洋東洋白色人種有色人種)に図式化し、後者は前者に対して何をしてもいいと考えているらしい。そのような態度こそが上記の二項対立を強化するのだけど。

この文章からどこをどう読めばそう曲解出来るか理解できません。普通に誹謗中傷の類であると思います

MacRocco 年末の話なのか夏の話なのか、それともこれは年末が夏の国のお話なのか。

くじらをたてるような突込みではないと一般には捉えられるかも知れませんが、大半の人は、夏の時期の写真年末話題になったと捉えられることを、そもそも話の本筋ではない部分に「これは年末が夏の国のお話なのか。」と"エスプリ"をきかせる精神構造は、非常にチャーリー的で、見かけ以上に深刻な問題を孕んでいると思います

yingze 追記部分に粘着気質の気持ち悪い部分が出てきてるなぁ。「植民地の損失を清算」でヤクザ誠意を見せろ手口でしょう。

誠意は見せる必要はありませんが補償原状回復なすのが基本です。損害賠償の基本ですが。ここが意識の上でも棚上げされていること自体が、西欧中心史観なんだということを指摘しています。ところで、粘着気質ってこんなにぱっと出されて共有されなければいけないほど自明的にいけないものなんでしょうか。yingzeさんのコメント自体粘着気質のなせるわざではないのでしょうか。よくわかりません。

sardine11 マイノリティ言論非対称性に圧殺されてるという指摘は同意したい。ただシャルリの間違いを認めるとしても、反テロ運動自体は間違ってないし犠牲者追悼という大きな意義を無視するのはアンフェア議論だと思う

テロ運動チャーリー追悼ではないでしょう。チャーリー一方的犠牲者として描くことがアンフェアです。チャーリーのしたことはしたこととして、銃撃殺人はいけないよと言うならば、少なくともチャーリーをまったく不問に付すような追悼集会というような手段はとらないだろうと思います。私はこの追悼集会で流される感情と踏みにじる感情が、結果ではなくて次の抑圧の原因になると思っているので批判しているのです。それぞれに自己加害者性を見つめることの方が重要でしょう。

続きを書きました。

http://anond.hatelabo.jp/20150113170721

2014-11-11

ゲーマーゲートの件

スラドでAC書き込みした文章だけど、4gamer記事が注目されてるようなので加筆修正して増田にも転記する次第。

----

ゲーマーゲートに批判的な立場から解説を試みる。正直話が広がりすぎてて説明しきれないので、ごく部分的に。長いけどかんべんな。

一言

ゲーマーゲートを一言で言うと、FPS代表されるメインストリーム洋ゲープレイヤーたちが「女は俺たちのゲームケチをつけるな!」「ケチつける奴は荒らしまくって黙らせろ!」「殺害予告!」「レイープ脅迫!」「ケチつける奴に味方するやつも同罪!」「むしろ死ね!」などと吹き上がって無差別荒らしをしている状態のことである

実際にリーダーがいるわけではなく、8chan(4chanを追い出されたために作られた専用掲示板)やIRCredditが主な活動場所となっている。

統一された主張もなく、めいめい勝手に「俺の気に入らないこと」があると攻撃しに行くイナゴ集団である。なので議論が成立しない。

少なくないゲーム製作者・業界関係者が実際に荒らし行為で実生活ダメージを負い、被害が多方面に広がっている。NYTなど全国紙NBCBBCなどテレビにも取り上げられるほどである

誤解が多いが、これを「またフェミニストがうるさいこと言ってる」という文脈でとらえるのは主客転倒もいいところなので、そこは強調したい。

■そもそものきっか

Zoe Quinn氏の元彼が、Quinn氏がKotakuライターに対して枕営業をして自作インディーゲーム"Depression Quest"(鬱病を題材にしたアドベンチャーゲーム)に好意的レビューを書かせたという中傷4chan投稿

(この指摘は事実無根と明らかになっている)

ついでに自宅住所などの個人情報ヌード写真等を開示し、4chan勢をたきつけてQuinn氏に差し向ける。

Quinn氏は自身家族への殺害予告電話凸等を受けて、現在も自宅を離れている状態。

というように、元は単なる私怨によるリベンジであった可能性が高い。

ゲーマーゲート命名

Youtubeの有力動レビュアーInternet Aristocratがこの疑惑を取り上げ、俳優アダムボールドウィンがGamerGateのハッシュタグをつけてこの動画ツイートした。かくしてGamerGateという命名が生まれた。

ゲーム製作者とゲームジャーナリズム癒着を許さない」という論点Quinn批判およびゲーマーゲートの大義名分となった。

現実にはQuinn氏に対する批判事実無根であった上、Depression Questもヒット作と言うほど売れるような作品ではない。ゲーム製作者とゲームニュースメディア関係者がいかなる関係も持ってはならないという潔癖主義は非現実的だし、特にインディーゲーム開発者は食うにも困るような低所得者が少なくない。彼らとゲームメディアとの「癒着」という、存在するかどうかも明らかでない現象をあげつらっているに過ぎない。癒着云々を言うなら大手パブリッシャーメディア関係をただすのが先ではないのか。

一方で、AAAタイトルShadow Of MordorのパブリッシャーWarnerが、レビュー動画批判をしないことを条件にYoutube動画レビュアーに金を出していた件について、ゲーマーゲートは一切問題にしていない。

http://www.forbes.com/sites/erikkain/2014/10/08/middle-earth-shadow-of-mordor-paid-branding-deals-should-have-gamergate-up-in-arms/

自分たちが好むゲームを作る会社が「不正」を行っても批判をしないのはダブスタとの指摘を免れないだろう。

■拡大する被害立場表明

FEZ開発者Phil FishQuinn擁護荒らし批判を行ったところ、荒らし勢に報復として自社webサイトクラックされ企業情報個人情報暴露等の被害に遭う。Fish氏は荒らし勢への激しい批判を表明し、ネットから姿を消す。

ゲーマーゲート側は「自作自演ではないか」と疑っている)

http://ja.wikipedia.org/wiki/FEZ_(%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)

ゲーマーゲートに批判的な投稿記事掲載したGamasutraニュースサイト)に対して、ゲーマーゲート勢がスポンサーであるIntelに凸行為を行い、広告出稿を引き上げさせるという事態に発展。

http://www.gamespark.jp/article/2014/10/04/52048.html

ゲーマーゲート批判意見業界関係者が表明すると、すぐさまtwitter掲示板罵倒暴行予告、殺害予告、住所など個人情報暴露電凸が多数飛んでくるという状況になっている。IGDADIGRAといった研究団体にまで抗議が及ぶに至っては驚きを禁じ得ない。

ゲーマーゲートは荒らしとは関係ない」「荒らしをする奴はゲーマーゲートではない」という意味不明擁護も多い。(本人はそう思っているのかもしれないが)

Quinn氏が女性であると言うことと、意見を表明するだけで攻撃対象となりかねないことから特にゲーム業界で働く女性が身の危険を感じて業界を離れるケースもあり、事態危惧されている。

銃社会アメリカでは殺害予告レイプ脅迫の脅威の度合いが日本とは桁違いであることはご理解いただけるかと思う。

ゲームニュースサイトは直接の名指しの有無など温度差はありつつも、ゲーマーゲート的な動きを批判するコメント掲載している。

ゲーム機メーカーパブリッシャー、開発会社から同様なコメントが出たという話は今のところ聞いていない。

本来ならばゲームビジネス最上流にあるこうした企業一丸となって「差別暴力を認めない。ゲーマーゲートには与しない」とメッセージを出すべき所ではなかろうか。

フェミニズム視点から批判暴力的反撃

時期的にQuinn氏との件と直接の関係はない。

Anita Sarkeesian氏は2009年からフェミニズム視点からポップカルチャーゲーム含む)での女性描写研究し、「現代メインストリームビデオゲームには女性をモノ扱いする描写が多すぎる」という批判意見を展開している。具体的には以下の通り。

http://www.feministfrequency.com/2014/06/women-as-background-decoration-tropes-vs-women/

one very particular type of non-essential female NPC. Those specifically designed as a decorative virtual “sex classwho exist to service straight male desire.

ゲーム本質関係ないNPCストレート男性性的欲求を満たすためだけにデザインされたお飾りの仮想の『性労働者』」--実例としてはメジャーオープンワールド作品に見られる売春婦ヌードダンサーと言った描写が挙がっている。

So why does any of this matter? What’s the real harm in sexually objectifying women? Well, the negative impacts of sexual objectification have been studied extensively over the years and the effects on people of all genders are quite clear and very serious. Research has consistently found that exposure to these types of images negatively impacts perceptions and beliefs about real world women and reinforces harmful myths about sexual violence.

「そう言うものばかり消費していると、男女問わず現実世界女性に対する認識が歪んでしまい、性的暴力に対する有害な誤解をいっそう強化する」というわけ。

(この指摘を是とするか否かはまた別の話だが)

Quinn氏の件を受けて、「俺たちのビデオゲームケチをつける意見」として再着目され、バッシングさらに強まり現在に至る。Sarkeesian氏も数々の脅迫を受けて自宅を離れている。

実際にユタ州大学での講演に対してゲーマーゲートを名乗り「銃を乱射する、大勢殺す」といった襲撃予告があり、Sarkeesian氏は講演をキャンセルしている。

http://www.washingtonpost.com/news/morning-mix/wp/2014/10/15/gamergate-feminist-video-game-critic-anita-sarkeesian-cancels-utah-lecture-after-threat-citing-police-inability-to-prevent-concealed-weapons-at-event/

マイノリティマジョリティ

ゲーマーゲートの主たる層は若い白人男性と考えられている。(FPSを好んでやるような層)

女性有色人種LGBTといった、いわゆるマイノリティゲーム業界への参画を好ましく思っていない(してもいいが俺たちのゲームへの批判は一切許さない)という潜在的な差別意識がこうした破壊荒らし行為の一因とも考えられる。

従来「ゲームにおけるマイノリティ描写に対する批判」に対し、ゲーマーたちの反応は「じゃあ自分ゲーム作れ」であった。

ところが実際にマイノリティ側がゲームを作ったら、その作者たちや、それを取り上げたジャーナリズムに対してソーシャルおよびリアル暴力沈黙撤退を強いている。

現実世界女性に対する認識が歪んでしまう」というSarkeesian氏の指摘がそのまま当てはまっている

かつてマイノリティであったはずのゲーマーマジョリティとなって、自分らに異を唱えるマイノリティを力で排除しているというのが今の構図である。そのくせ意識だけはマイノリティのままで被害者面をするので実にたちが悪い

(参考)おたくカルチャーは一度足元を見直すべきときなのか


twitterで回ってくるRTを見る限り荒らしが収まる様子はまったくなく、自浄作用が働くことは期待できそうにない。

30年、40年かけて培われたゲーム文化レピュテーションを、当のゲーマーたちが自分の手で切り崩している状況を残念と言わずして何と言うべきか。

個人的には日本にあってあまり深追いすべき事象とは思わないが、この記事事態の正確な理解に貢献できれば幸いに思う。

■参考リンク

現状認識について。英語だけどよくまとまっている。

http://knowyourmeme.com/memes/events/gamergate

日本語記事ではこれがまともだった。

http://www.huffingtonpost.jp/kazuhiro-taira/gamer-gate_b_6058692.html

2014-09-06

オバマ大統領黒人

60年代70年代くらいに書かれた本で、ベトナム戦争で負傷だか死亡した米兵のデータを記入するのに、身体的特徴が白人でも1/4でも黒人の血が入っていたら黒人って扱いになっていて、そこにアメリカ黒人差別を感じた、みたいな事が書かれていたのを覚えているけど、オバマ大統領は1/2は白人なのに自然黒人扱いだったから、有色人種の血が入ったら有色人種って考えは自然すぎて誰も疑問を持たないレベルなんだろうな。

2014-08-24

バナナが一本ありました

考えてみりゃ白人様が有色人種に向かってバナナ出すから差別になるんであって

マリノスのあれが「あなたもわたしもモンキー!」「共に食おうぜ!バナナ!」という意味しかならないんだったら

まったく誰にも意味がなくてかなしいきもち

2014-07-20

http://anond.hatelabo.jp/20140720170412

歪んでるなぁ…

ダメ人種が何ややってもダメなら、対策打つ必要が無いよ。どうせダメなんだから

差別有色人種が嫌いだみたいな話されても困る。

2014-05-18

名誉男性って名誉白人みたいなものだよね?

昔の日本人自分達は有色人種だけど白人と同じと認識していたようなもの

白人をご主人様として媚び諂ってる人がいたらそれは名誉白人とは言わないと思うし

それと同じく男に媚びて下手に出てる卑屈な女を名誉男性と呼ぶのは変

2014-05-02

差別主義者って差別されてるよね

差別的発言や行為ってものすごい非難されたり罰を受けたりして、差別主義者を差別すると自己矛盾が生じないか?と常々思っていたのだけど、なんとなく自己解決した。

たぶん世の中には"いい差別"と"悪い差別"があって、例えば人種差別は悪い差別だけど、能力による差別は(多くの場合は)いい差別に分類される。

あといい差別には悪や穢れに対する差別人間以外に対する差別なんかが含まれている。

悪い差別人種差別とかは有色人種人間と見られなかったり劣等とみなされたりして起きた差別から

それが信じられていたうちはい差別だったけど、そうではないので今では悪い差別になっている。

男女差別ももとは能力差別から派生したものだろうし、思想宗教差別ももとは悪に対する差別だったと思う。

病原菌の保有者を隔離したりするのは穢れに対する差別の亜種かな。

たいていの悪い差別はい差別(のつもり)から始まって、でもそのうちに相手は人間だし悪でも穢れてもないし能力も劣ってないよね、

というコンセンサスが生まれて悪い差別に移行する。

現状悪い差別である人種差別を行う差別主義者は悪なので、人種差別主義者差別することはい差別として扱われているのだと思う。

まり全ての差別主義者を差別すると矛盾が含まれるかもしれないが、悪い差別主義者を差別することはい差別であって矛盾はないということだ。

もし差別をなくしたり今より減らしたかったら、「○○は悪だから差別してたけど、そうじゃないから差別やめよう。」じゃなくて「○○は悪だけど差別やめよう。」

ってなったら違うと思うけど、そこまでの寛容さを他人に期待するのはたぶん無理だろう。行き過ぎると社会を維持できないだろうし。

でも自分は「差別主義者?まあいいんじゃね?」と考えてみようかなと思う。

2014-03-10

http://anond.hatelabo.jp/20140310181720

まず、白人国家というのが難しい。

アパルトヘイトを止めたので、有色人種白人の間に壁はなくなり、白人のみの国家というのも存在しなくなっている。

かつて、正教徒の国アメリカは無数の移民を受け入れ、人種宗教もごちゃごちゃになった。

元増田が想定しているのは、ドイツくらいかと勝手に思ってるんだろうけど。

その上で、敢えて言うのであれば、経済先進国白人国家くらいの感覚でざっくり語ろう。

一次産業でも二次産業でも、物を大量に生産し、他の国より安く売る。

簡単に言えばそういうことが国家の力だった時代がかつてあった。今は違うんだけど。

それは、国際的企業人件費の安い国で生産し、販売を行うので、生産力が単純に国力の指標にならなくなったんだね。

経済的大国とは、つまり飽食社会を形成出来る国か、と言うことに落ち着くと思うんだけど、物質的な余裕は知的活動につながりやすいので、子供の手を借りなくても食っていけるのであれば、子供には教育を施す。

教育がしっかりして、飢えていなければ社会的モラルは保たれやすい。

逆に、いっぱいいっぱいなら、余裕が無くて教育社会的モラルの土壌も育たない。

から経済先進国が秩序があるように見えるんだけど、さて、最近はそれもどうだか。

ともかく、飽食社会は広がり続けているので、教育もどんどん行き届いている。

同じ水準の教育を受けた人間同士なら、白人有色人種も似たようなもんだ。

ここで重大な問題が生じる。

人件費格差だ。

同じ教育水準コストが安いなら、様々な仕事が安い方に流れる。

先進国に集まっていたコストがそうじゃ無いところに集まっていく。

昔、アメリカ日本車を壊すデモがあった。アレはアメリカ経済的衰退の始まりだと思っていい。

その後、日本アメリカと似た道をたどっている。

国家規模で考えなくても、一国の中でも、例えば簡単な仕事コストの安い移民に独占されたりもしている。

移民コストが安いなら、先進国国民も同じレベル給与水準に耐えなければならない。

面倒になったのではしょるけど、現在経済的に有利であることが将来的に不利になることもあるって事だね。

今や生産能力なんてナンの担保にもなりゃしないし、開発なんかも結局人件費に落ち着く。

世界先進国とそうでない国との差は近づきつつあるし、先進国は様々な制約で経済成長に歯止めが掛かっている。

結局、白人様なんてありがたがってもしょうがなく、彼も僕も同じ人間しかない事を踏まえた上で、育つ環境以外にみんな大した違いなんてないんだって思っておこう。

一応、今後についてだけど、今後は資源持っていても、やはり経済音痴の国は損をする。

石油だろうがレアメタルだろうが、出し渋って値をつり上げたりは難しくなっているのだ。業界ごとぐるになれば別だけど。

から、あと三十年くらいは経済的調整の場で上手くやれる国が力を付けていくんやない?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん