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2020-04-02

2020冬アニメ感想

不満が多くなってしまった。

好きなものを語りたいが「しゅき」「尊い」「いい……」「神」と気持ち悪いオタクの鳴き声しか出てこない。感想文になるように語彙を増やさねば。

映像研には手を出すな!

浅草氏がハヤオ風のヒゲを生やしたパロディで思わずあっ!となった。浅草氏ってまず絵コンテから始めてるよね。脚本無しで。そこも含めてのハヤオパロディだった……のか?

発注を受けたロボ研アニメはともかく、他の2本は作り手側に魅せたい世界設定や魅せたい動きはあっても、話そのものに対する魅せたい欲は非常に薄いんだよな映像研。世界を、動きを魅せたいがためにストーリー要請している。

そのマチェット-は無声短編パイロットフィルムとして作ったから勢いでなんとかなったけど、芝浜UFO-が展開に詰まっちゃったのはそういうことでしょ。地元UFOと地対空・空対空戦闘しかなかったから、敵が何かも分からないまま作り始めて、最後まで話を書き換え続けてしまった。劇伴発注も上手く伝わらなかった。本人が何作るか明確にできてないのに、他人に伝わるわけがないのでは。

そう、他人に伝わらない。水崎氏の動きはともかく、浅草氏の最強の世界を作る目的は、そんな何を作るか決まらないふわふわした状態では達成できないのでは?作中作視聴者ふわふわした出来のアニメから最強の世界なんか受け取れないのでは?というモヤモヤが消えないまま終わってしまった。

……という話を、この芝浜UFO制作回の放送前後して公開された劇場版SHIROBAKO脚本に詰まった舞茸先生に「(フィクションから絵空事なんだけど)絵空事しか見えない」って簡潔に表現されてしまった。

原作だとアニメで入んなかった部分にそういうこと描いてあるんだろうか。それとも原作者は「作画回に名作無し」(昔アニメ様のコラムに書いてあった気がする格言)みたいなやつを映像研にそのまま演じさせようと考えてるのか。ほら人気アニメーターやカリスマデザイナー名前が前面に出て、作画はいいんだけど話はアレな昔のOVAみたいな……そういや水崎ツバメ名前円盤売ってるな、映像研の連中。内容も……いやいやこれは邪推が過ぎる。

メディアで取り上げられる度にしつこくプッシュされていた「クリエイティブ」には疑問を残したものの、女子高生部活ものとしては大いに楽しんだからヨシ!

異世界かるてっと2

ギャグ展開にこのすば勢を便利に使いすぎな気もするけど、元がギャグなので便利なのはしょうがない。それに他は絶妙ボケ役として使いづらいだろうし。

たとえばアインズやターニャだと、原作当人の思惑と周囲の反応のギャップで笑いを作ってるから、直接の言動で笑いを取りに行くとキャラ崩壊になりはしないか、みたいな懸念がある。

テスト回なんかは完璧よね。時間停止しても動ける連中を出すことで鈴木さん(小卒)の器小せえ悪行を止めつつ、考察ネタを振り、笑いを取りながら最後にはさすアイできる。いせかるに求められてること全部やった完璧な流れだったと思う。大枠はいもの至高の御方SUGEEEE!さすアイ!なんだけど、中身はしっかりクロスオーバー

アクアオチ要員なのは「まあアクアならしょうがない」感あるし、最終回女神らしい活躍でその辺の扱いの悪さは帳消しになったからヨシ!

その最終回を見て、やっぱりキャラが多いとき部隊分割だよねって思った。普段日の目を見ないキャラにも出番が来る。だって愛と激励と再動が足りねえから……!

そう、特異点崩壊後のAチームMS多めで火力と装甲がまるで足りない……ギャブレー不在時(核無し最難確定)は、前座での消耗を極力抑えつつ、鉄壁ダイザーを囮に必中閃き熱血覚醒での疑似ヒットアンドアウェーや射程外から魂必中直線MAPWで削って、最後奇跡(9/2-O、Sなら寺田か4/11-O)計都羅睺剣・暗剣殺に賭ける。正にいせかる2最終回デストロイヤー迎撃

キャラを活かした舞台劇と対デストロイヤー戦の一部がリンクしている演出も良かった。劇中劇ってだいたい退屈になるけど、これは楽しかった。

続編では最終回辺りでようやく馴染んできた盾の人達ももっと活躍できるといいけど、慎重勇者は本格参戦するのかな……参戦に慎重になって毎回にモブに混ざってるだけだったら、それはそれで面白いけども。

空挺ドラゴンズ

誘惑に負けて、アニメの途中で原作漫画を読んでしまった。面白かったけど読まなきゃ良かった!

途中まではアニメコマコマの間の補完が上手いなと思えたんだけど、最後のタキタが落ちた後がなぁ……

先に原作を読んでしまったせいで、アスケラがなぜかババア連れで山奥に狩りに来る変な人になってるのが、どうしても気になってしまう。なんでババア連れてきた?

原作だとあの近くの谷に村があって、そこへ帰ってた。ババアもそこにいて、わざわざ山奥には連れてこない。

……これって尺の問題なのか、それともCGで村や人をモデリングする手間やコスト問題でこうせざるを得なかったのか。両方か。

もしも同様のスタッフで2期があったら、他の捕竜船・飛行船の外観・内部とその乗員、寄港地とそこの建物・住人でてんやわんやになりそう。CGも無敵ではないのだなぁ。

あとガガが実は絵が上手い話を先に持ってきちゃったせいで、絵を見ながら「これが最期の姿になっちまうなんて……」が流れとして死んじゃってる構成もうーん。ああいう単発エピソードを先に持ってきて調整するのは、テレビシリーズ構成として納得はできる。じゃあそれに合わせて描写のやり方も原作から変えといてくれよ。ジローの髪型だけの問題じゃないでしょ。絵描いたエピソードと何週間も放送離れてるんだから

でも、これだって俺がアニメより先に原作さえ読まなければ……なんで俺は原作を読んでしまったんだろうな……アニメ原作面白かったのに、今は後悔しかない。

インフィニット・デンドログラム

仮に俺が原作を読んでいてもいなくても、これはダメ

コロナ以前からずーっと動かぬ作画間延びした演出。しょっぱいプロップデザイン(作中ゲームUI含む)。なにもかもが見ていて辛い。

いわゆる「進化するOP」ってだいたい進化したら動くんだけど、本編MADから進化したのに未だヘボいOP……

さすがいもいもで有名なNAZ作品ですなぁ!とイヤミの一つも言いたくなる。

あと、はじギャルときから思ってたけど、身内かなんか知らんが素人シリーズ構成やらせるなよ。当人名前でググってみたら、ヒプマイやアフリカサラリーマンでも炎上して界隈で相当にヘイト稼いだらしく、怨念の籠ったつぶやきがやたら引っ掛かった。あとあじがわるいな……。

ホビージャパンも50周年記念とか言いながらこれってどうなの?

まあホビージャパンアニメって周年企画じゃなくてもだいたいそうだけどね。ゲームブックやフィギュア原作だろうが、出版部門作品原作だろうが、だいたいアニメでろくでもないことになる。

でもちょっとえっちショートアニメは酷いことになってないから、デンドロも……ちょっとえっちキャラがバビしかいねえ!他はネナベか殺し屋か悪役かカルト宗教親玉かへんな仮面!無理!

それにしても、序盤から原作から話を刈り込んで縮めてるくせに、話にまとまりがない。尺も無いのに群像劇っぽくプレイヤーNPC視点や回想が入り乱れているからな。

デンドロ(作中のゲーム)は各プレイヤーリアルでの経験価値観能力に反映される仕様からプレイヤー(やNPC)の生い立ちや生き様を語る過去回想や外伝がやたら多い。ちょっと前の原作書籍も2冊連続外伝だった。多対多のPvP戦闘ともなれば、人数が多いだけ回想の数も爆発的に増える。特にフランクリンゲームはここまでに出てきたキャラの総まとめに新キャラも投入しているので、特に多い。更に先の展開のネタ振りもある。ハリネズミとか。

こういう構成は紙幅の制限が無いネット小説ならいくらでもできるし、あるいはページ数や刊行ペースを一定範囲で調節できるラノベでもいくらか融通がきく。でもアニメは総話数と各話の尺がカッチリ決まっている。その中であれもこれもやろうとするのは無理がある。「メディアの違いを理解せよ」案件。これファンに向けた言葉のはずだったのに、スタッフ理解できてないとか本当に……各話の中でのまとまりも考えなきゃいけないのに、全部できるわけないでしょ。

おかげでただ原作にあった描写切り貼りして枠に詰めたよくわからんかになっている。原作読者向けだとしても、クオリティがアレ。こんなものになるくらいなら、いっそレイ視点のみにしてくれた方が良かった。枠に収めるために伏線や設定解説をバッサリ切ったせいで、おまけの解説アニメを見てさえ意味不明になるとかダメじゃん。

もう最初からなぜなにだけ作って、原作コミカライズPVってことにしておけばよかったんじゃないの。

この後追加戦士兄貴が全部ひっくり返してくれるとも思えん。あとあじがわるいアニメ

このあとあじのわるさを癒せるのはドラマCD付き特装版だけだ。ドラマCDは全てを解決するって六畳間で分かっているんだ。だからホビージャパンはデンドロでもドラマCD出して藤林先輩(と女化生先輩と忍者)に声付けて。あと六畳間は次キリハさんかキィちゃんがいいです。

既にドラマCDの出てるザガン様はこれからドラマCD付き特装版とコミカライズだけ展開し続けてほしい。もうアニメは嫌だ。アニメ化でこんなに哀しくなるのはたくさんだ。崩れた顔のネフィなんか見たくねえ!でも5分……5分でザガン様とネフィかわいいするだけの愛で力高いアニメなら……デンドロもなぜなにはまったく悪くないし……

ねえ他社作品だけど、もしかするとニャルアニ1期って理想的ラノベアニメの一つだったのでは?

推し武道館いってくれたら死ぬ

なんだかんだ成長物語だったんだな、これ……。

塩対応しかできないアイドル臓物トークばかりするファンが、直球で感謝と愛を届けられるようになるまで。ちょっと涙出たよ。オタク感情に尊みを見た。

そこから最後に二人が歌う桃色片思い視聴者がこれ絶対やるわと思ってたこマジでやってくれるのいいよね……エモで殴られて語彙が尽きる……。

語彙が尽きたから本筋とあまり関係ない話するけど、今度武道館行くんだってレオマウント取りにきたアイドルの声が武道館のほか東京ドームたまアリ紅白に立ったシカだったの、二次元アイドル三次元声優アイドルグラドル記憶がぐるぐる回って、あ、ダメ、これもちょっと言葉にならない。

アズールレーン

やはり第8話が作画ピークだった。というかスケジュール遅れで放送延期からあれ越えてきたらすごいわ。すごい原画が上がってるのに動仕撮影が間に合わず延期とかそう無いでしょ。

海面や氷壁の背動すごかったし、水柱が派手だし、煙がかっこよくて、五航戦の袖がひらひらしてかわいかった(語彙消滅)。ちょっといつもと変わったレイアウト見ただけでブヒィってなるの、安直で良くないとは思うがやめられない。

ストーリーに関しては……やっぱりソシャゲアニメ化もニャルアニっぽくするのが理想かもしれん。

まりミリアサなら弱酸性の方、FGOならマンわかの方が正解。

……これアニメ作るよりもあたまのおかし漫画家にあたまのおかしスピンオフ漫画を描かせるのが先だな!

ゾイドワイルドZERO

兵器派の極北たるランド博士ゾイド意思を持った生物として見た上で、その意思に沿って兵器として強化している。これはすごい

ビーストからライジングへと進化したライガーやそれを相棒として支えたレオとは、根底にある思想は違えど、強化改造という同じ結果をもたらしているんだから

前作の掲げた問い「相棒か?兵器か?」に対する玉虫色の回答「相棒であり兵器」に、強く偏った色を付けた思想。「相棒であるからこそ、彼の望みの通りに兵器とする」。レオサリーはこれにどう立ち向かうのだろうか。

いずれにしてもアラシさんのウソツキ!やっぱりゾイドは強くなきゃダメじゃないか!展開。

で、思想はいいんだが、お話ちょっと煮え切らない。玩具兵器推しな割に、帝国共和国ハト派が主流で中央友好ムード国境も小競り合いするくらいで、ちょっと戦闘過激になるとすぐ止める。戦争しないから「兵器」の活躍の場が小競り合いか帝国内ゲバばかりに……そりゃ全面戦争作画リソースにしんどいだろうけれど。

ギレル中尉内通者と見られてもおかしくないくら共和国にベッタリだけど、皇帝は何も言わないし自分権力少佐に昇進させる。レオレオ軍人にはならないと宣言。でも結局ことあるごとに共和国軍に頼らざるを得ない。このなあなあ関係作品の緊張感を欠いていやしないか

スレックス3機も復元保有しといて共和国潰せてない帝国軍も、その帝国軍と睨み合いができる共和国軍もなんなんだろうねマジで。デスレックスがよほどデバフかかってるのか、皇帝フィオナが平和主義すぎるのか。あるいは共和国軍がブラキオをダース単位で抱えてるやべー軍隊だったり?

レオ一行の冒険にしても、宇宙移民過去故郷野良ゾイドで滅ぼしてから100年って舞台設定が絶妙すぎる。文明の遺構は破壊されあまり残っていないし、帰還第一世代地球環境適応できなかったせいで集落もまだ少ない。どこを巡っても滅びた街の残骸か、新しい街や集落。あとは辺り一面荒野。時が止まった街や空母みたいな例外があちこちにあるわけでもなさそうで……冒険のし甲斐が……。

うーむ……やはりゾイドの改造も含めて玩具アニメの歩調が合っていないのと、玩具と絡まないアニメ独自の要素も上手くいっていないのが、どうにも。

HMM大好きおじさんは荷電粒子砲というワードだけでキャッキャできるんだろうけども。

22/7

22/7 VS 壁●

試合時間12Aパート

凶器攻撃(KO勝ち)

2019-12-02

アズレン第8話炎上以前の問題

火付け側と擁護側の記事ブコメ見たらいっちょ噛みおじさんが予想以上に多いので。

温泉中也氏の発言が悪意をもって拡散されたのはなぜか。

それはアズールレーン作画が全体的に崩れている(とされてる)から

前々回の放送を総集編に変えたことでスケジュールの逼迫も視聴者の間では常識になってて、そんな中で第8話は監督天衝氏が「アニメーター田中宏紀さんファンの方は必見の回」とTwitterで告知。わざわざアニメーター名前を出して期待を煽っていた。

が、アズレンファンの期待には応えられなかった。というか逆に作画崩壊と叩かれた。炎上以前から燃えてたんだよ。そこで「手抜き」発言を悪意をもって切り取り広められたら、当然炎上してしまう。

作画崩壊扱いされたのは何故か。たぶん「線が極端に少ない」「影が極端に少ない」からいつも以上に原作ゲームの絵と違っていることを言ってるんだろうと思う。

動画はいいのに原画作画)が悪い」というクソフレーズが飛び交っていたのがその根拠だ。ここで言う「原画作画)」はキャラの顔が原作に似ているか、絵の描き込みが多いかを指し、「動画」は動きの多さを指している。

これは間違っている。「原画」はアニメの動きのポイントを描いた絵で、「動画」は原画原画の間を描いて動きを滑らかに見せる絵だ。原動画を合わせるとだいたい俺達がテレビで見る動きになる。SHIROBAKOでも言ってたでしょ。

このクソフレーズは原動画意味勘違いを置いても、原作の絵と似ていなければ作画崩壊、描き込みが少なければ作画崩壊と謎基準を示してる。

こういう作画リテラシーの欠如した基準で見ると背動(背景動画)も「なんか絵が変になった!崩壊!」と思われてるのでは、と不安になってくる。

だがその基準を排してみれば、アズレン第8話は崩壊していない。アニメキャラデザインから逸脱してるわけではないし、枚数が足りてなさげな部分はあれど、全体的に動きはいつも以上に激しかった。

戦うキャラクター達はとても良く動いていて、航跡・波・水柱・氷の破片・煙といったエフェクトに海面・氷壁の背動と素人目にも見所が満載の回だったように思う。

Aパート綾波助けに来た駆逐艦達と至近弾の波でコケジャベリン良かったし、Bパートずっと動いてる五航戦姉妹アクションとかもう最の高でしょ。袖もひらひらしてるのに腕いっぱい振っててすごいって、瑞鶴氷壁の前でプリンスオブウェールズ砲撃回避するカットや、翔鶴瑞鶴氷壁突入援護のために艦載機放つカットで分かるじゃん!その後の氷壁背動から瑞鶴エンタープライズに気付いて急ブレーキして刀に手をかける動き好き。気持ちのいいテンポ。そのあとの十字砲火から氷壁崩壊爆弾投下による水柱、エンプラさんの夢?の中の戦闘の爆発と炎、瑞鶴の放った艦載機突撃で上がる煙、綾波の対空(?)攻撃氷壁滑り降りジャンプ振り向きアンカー投げジャベリン全部好き。

しかしこれだけ動いてるのに不評なのは理解も納得もできない。自分が好きな良く動く回がこうも貶されていると、いっそ何もかも動かさないことを前提に大量の線や影を描き込み(ただし面倒な部分はマジックで塗り潰す)、どうしても動くところはスライドごまかすアニメが一番いいんじゃないかという極端な気分になる。

作画リテラシーは各人のアニメ視聴遍歴に依存する部分が大きい。俺も10年前(!)に咲1期20話の水と脚に衝撃を受けなければ、田中宏紀という名前を憶えなかっただろう。影が無い・線が少ない=悪という基準ガイキングLOD13話(作監西田達三)で払拭されている。

からアズレン第8話を作画崩壊と言ってしまうのは、そういうアニメを見ていないからそう思うんだろう……いや、俺がおかしいのか?俺が見て作画リテラシーを養ってきた作品は何もかも非主流で、俺の作画リテラシーは間違ってた?原作と違う顔は作画崩壊か?色々ログ漁ってたら不安になってきた。

これ以上自信が無くなる前に「アズレン8話は動いてたし、かっこよかった」と断言しておく。良かったんだよ!本格的にアクション入る前のAパートからしてレイアウト面白めで田中コンテ演出と知らずに見ても「今回いいかも」と思ったくらいなのでみんなも見てくれ!見れば崩壊してないって分かるから

2016-03-29

全米ライフル赤ずきんちゃん

赤ずきんちゃんは、金髪美少女でした。「将来、プロムに誘うならあの子だよな」村のにきび面の男の子たちはそう話し合ったものです。

やがて、平和な村に不穏な噂が流れてきました。なんと、狼団のテロリストが村に潜伏している可能性があるというのです。「愛国者法に基づいて山狩りをしよう」村長がそう呼びかけると、村人たちは松明と銃を手にテロリストを探し回りました。実のところ愛国者法は延長期限切れになって2015年6月に失効していたのですが、そもそも愛国者法がどんな法律か知らなかった村人にはそんなの関係ありませんでした。

やがて、テロリストが潜んでいそうな場所が見つかりました。赤ずきんちゃんのおばあさんの家です。やはり愛国者法に基づいて仕掛けられていた盗聴器から、「モスクがどうたら」という会話が聞こえてきたのです。もしかしたら「モスクワ」と言ったのかもしれませんが、警察署長は自信たっぷりに「証拠は揃った、揃いすぎるほどな!」と断言しました。村人たちの中には「盗聴でわかったのなら山狩りは必要なかったじゃん」と思った人もいましたが空気を読んで文句を言わないことにしました。

警察署長が「さる筋から派遣されたスペシャリストだ」と勿体ぶって村人に紹介したのはほっそりとした少女でした。目深にかぶった白いフードからは見事なプラチナブロンド。そのあいからは氷のように美しく澄んだ青い瞳が覗いていました。「彼女、すげーイカすな。なんのスペシャリストなんだろうな」村のにきび面の男の子ポルノめいた妄想で股間を膨らませながらそう話し合いました。

村の外れにある深い森、その奥へ奥へと白い少女が歩いていきます。やがて廃屋のならぶ集落が見えてきました。ここは開拓時代に栄えていた宿場町だったのですが鉄道が普及するとともに廃れ、ずいぶん昔から廃墟になっています。そんな廃墟一角赤ずきんちゃんのおばあさんは一人で住んでいたのです。こんなところにも老人問題の深刻さが見え隠れします。

白い少女は、おばあさんの家の前に立ち止まりました。ドアは半開きになっており、その前には広口のビンが転がっていました。つまり、ajar半開き)と a jar(広口のビン)の掛詞になってるわけです。そんなダジャレどうでもいいので少女は「おばあちゃん、入るわよ」と言いながらドアをぐいっと開きました。ドアを開ける際にも油断なく左右を伺い、ドアの下部や上部のトラップワイヤーの有無を瞬時に判断するあたり、さすがスペシャリストって感じです。

ドアを開けるとむせ返るような血の匂いしました。「おばあちゃん、すごい臭いね。まるで家のなかで人間解体をしたみたいだわ」そう言いながら白い少女は寝室へ向かいます。寝室に入ると、人型ロボットうずくまっていました。ロボットは「ぼく、いいロボットだよ」と言って高く手を上げて降伏意思表示しました。「いずれにせよあんたは赤ずきんの婆さんじゃあねえな。まあ死ねや」そう言うと少女は懐から取り出したソードオフショットガンで至近距離射撃します。BLAM! BLAM! BLAM!

このソードオフショットガンは、その名前の通り(sawed offは、のこぎりで切り落とす事)、普通ショットガンの銃身を切り詰めたもので、発射直後に散弾の拡散が始まるため、通常のショットガンと比べると有効射程は短いものの、至近距離殺傷力や有効性はむしろ増大しており、更に全体の長さが短くなった事で、屋内などの狭所で扱い易いため、特殊部隊などが屋内に突入する際、出合い頭の戦闘が(敵と鉢合わせする事)多いポイントマンエントリーショットガンとして用いる事もあるのです(Wikipediaより)。

ロボットはしゅうしゅうと煙を上げながら倒れ伏しました。少女は「しくじったな」とつぶやきました。おばあさんの家はいつのまにか一ダースほどの戦闘員に包囲されていたのです。

轟音とともに正面扉が吹き飛びます。おもわずそちらに包囲網の注意が逸れた隙に少女が裏口から飛び出します。銃弾が飛び交うなかをかいくぐり、戦闘員の背後にまわってショットガンを発射します。細身の体に似合わない怪力を発し、崩れ落ちる戦闘員の襟元を掴みあげるとそれを肉の盾としながら敵陣に突っ込みますわずか50秒で瞬く間に敵を殲滅した彼女の白いフードは、今や血でベッタリと染まっていました。その美貌と戦闘力から彼女は「血染め氷壁」と厨二っぽい二つ名で呼ばれていました。「白いフードが血で赤くそまるまで戦闘を止めない」アグレッシブ戦闘スタイルから彼女を「赤ずきん」と呼ぶものもいました。(←これ、書いてて恥ずかしい)

血と肉片で汚れた銃身をフードで拭うと、その銃身に刻まれ文字がくっきりと読み取れました:

In Gun we trust

から血染め少女が帰ると、村ではお祭りの準備がされていました。今日イースターお祭りなのです。血染め少女をみると、村人たちは「Meerica! Meerica!」と叫びました。突然音楽がかかり、村人たちはミュージカルめいて整然と踊り出します。バックコーラスは白い衣を着た聖歌隊です。聖歌隊には有色人種は一人もいません。スポットライトがあたる村の広場の中心に血染め少女が歩み寄ると、先ほどの戦闘で見せた獰猛さを微塵も感じさせない清らかな声で、「アメージンググレイス」を歌いました。

     おしまい

2007-08-02

http://anond.hatelabo.jp/20070802150321

落書きしたい人はどうすればいいのさ。

放火したい人はどうすればいいのさ。

ああ、会話が低レベルで嫌になるな。他人に迷惑をかける行動を取る自由というのは制限される、というのが世の中の決まりなんだよ。日本国憲法読んでみろ。

ちなみに回答すると、落書きが許可されている場所にすればいい。あるいは誰の権利も侵害しない=誰の管理物でもなく誰も困らない場所に落書きするとかな。南極氷壁とか月面とかが割とお勧め。あと、自然消滅するようなやり方だと許容される傾向にあるので、砂浜の地面に棒で書いたりしてもいいかもしれない。

 
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