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はてなキーワード: Sierとは

2024-11-21

SESエンジニア業界製造業派遣業でもありえない多重構造の闇

製造業構造

完成車メーカー

エンジンメーカー

エンジン部品メーカー

部品部品メーカー

→ それぞれが別の役割をこなしている。意味わかる。

 

SES業界構造

事業会社システムを利用するユーザー企業

元請けシステム開発を請け負うSIer大手IT企業

二次受け(エンジニア派遣するSES企業

三次受け以降(さらエンジニア派遣するSES企業が続く)

二次受けまでは、それぞれが明確な役割を担っているが、二次受け以降は役割かぶっており複数社いる意味わからん
登録派遣禁止されている多重派遣が実質行われている。
そのため金銭面や業務情報の伝達でエンジニアが多大な損害を被っているのが実情である
企業営業の怠慢である

2024-11-14

anond:20241114151044

発注?何お前、自社開発系じゃなくてSIer系なの?

自社開発系は楽だぞ。PDFを使うことがないから😂

2024-11-10

サルと金子勝でも分かる!マイナカード保険証

https://president.jp/articles/-/87827

このままでは国民皆保険が壊れていく…金子勝マイナ保険証政治献金企業が儲かる究極の寄生システム

この記事が本当に💩なので、一つずつ説明していきます

敬称略です。

マイナカードシステム日本大手IT企業8社が受注しており情報産業のための救済事業? 日本オリガルヒオリガルヒ

政治献金技術的に遅れた日本情報産業のための救済事業との結びつきは非常に強い。
ほぼ10年間でマイナンバー関連事業を少なくとも3000億円近く発注していると見られるが、大企業8社が共同受注などで独占的に契約している。

そんなことはありません。むしろ大手IT企業はこの手の自治体公共事業が薄利すぎて足を洗いたがっているというのがほぼほぼ現在の状況です。最近では大手撤退が激しく、元々大手が担っていた部分を別の中堅SIerが無理して受注したものの、ノウハウもなく薄利過ぎて対応出来ず納期通りに納品できない案件が続発しています。そこで、入札参加条件が上げられた結果、入札が予定価格を上回り、随意契約になると言うケースが多発しています

やり玉に挙がっている8社とは恐らく以下の企業のことです。

見る人が見れば、NTT系が基本を抑えつつ、周辺の企業が参画しているというのがわかると思います大手5社のコンソーシアムで、NTTコムがメイン、NTTデータNEC日立富士通の合わせて5社で共同受注しています。そして、他に手を上げた企業はありません。

NEC日立富士通は関連公共システム(住基や戸籍、税務システムなど)が関わりそれらとのつなぎ込みが必要になるからですね。

他に手を上げた企業がない上、入札では予定価格を上回ってしまった結果、随意契約と言うケースです。報道によれば、いずれも随意契約にするにあたって、調整の結果入札価格よりも低い価格で受注させているようです。


他、凸版とDNP物理的なカードの発行業務をやっており、合わせて800億円ぐらいの受注額です。そしてマイナカードは1億枚発行していますので、1枚辺り800円。カード物理的に1枚300円はしますし、送付事務に使う簡易書留は350円しますので。単純に残りの取り分は150円です。全然高くありませんね。ここで事務手続きなどをやる事になります。数が多いので最大限コストは低く抑えていると思いますし、全てが郵送交付ではないとか細かい話はあるでしょうけれども。


JECCはリース会社です。国の予算関係でいったんファイナンスを引き受る。大手IT企業がごそっと出資している特殊会社です。金額はでかいですがこの会社が入るのは主に行政の硬直性の問題です。


さて、これは日本オリガルヒなんでしょうか?

何故か突然旧ソ連ロシア方面用語が出てきて面食らった人もいると思いますが、オリガルヒとは、官製新興財閥だそうで、その方面の人たちから社会主義国ソビエト連邦崩壊したどさくさに紛れて、民間にいくときに出来た悪しき存在という事で、よく批判に出てくる用語です。

さて、彼らはオリガルヒなのでしょうか?


そんなわけないんですね。

一般的IT企業が求める水準の利益率とは30%と言われる中、政府系の仕事利益率が1割を切る事があたりまえです。エンジニア不足の中でやりたくない仕事です。


NTT系が1300億円程度の受注をし、物理的発行やリース会社を合わせて8割以上で、残りとは大きな差があります。ここで金子らなぜNEC日立富士通を入れたのか。それは5社が献金していると言いたいが為に3社を水増しした感じがしますね。

マイナンバーカードマイナ保険証利便性セキュリティもまったくないために、普及しない。

まずは、利便性について検討しましょう。金子はこの一文のみ、内容も根拠も全く触れず、まるで自明のような扱いですが事実とは異なります

政府は、マイナンバーカード調査を定期的に行っており、最新の結果はこちらです。

https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/8adde791-e214-4b5b-b9ad-4eb89a354dbc/2c98d210/20240321_mynumbercard-promotion_outline_02.pdf

こちらはほぼ1年前のアンケートですが、

と言う結果が出ています。ほぼ食わず嫌いですね。

少なくとも、利便性が「まったくない」と言う事は「まったくない」ことがわかります


次にセキュリティについて検討しましょう。

やたら多くの紐付けをするために、なくしたり盗まれたりすると、すべての個人情報漏れしまう。

これは事実とは異なります

ここでは逆に、全ての情報漏れるにはどのような条件が揃う必要があるかを並べてみると

と言う事が必要

パスワードを用いずに物理的に情報窃盗するには

と言う事が必要です。

さてこれを「セキュリティがまったくない」と表現するのが適切でしょうか?

現状、これよりも固いセキュリティを強いているシステムは本当にわずかです。

複数種類のカードが発行されて、極めて不効率

暗証番号のない顔認証マイナ保険証スマホマイナ保険証(これもマイナ保険証スマホ接触させないと使えない無意味もの)など、数種類のカードが発行される極めて非効率もの

これは明確に誤りです。何故ならば、1人に発行されるマイナカードは1枚しかいからです。受け取る側のシステムも一つ。

マイナ保険証スマホ接触させないと使えない無意味もの」も誤りです。最初の1回だけ行えばよく、使う時にマイナカード必要ありません。

初回のそれはマイナカード認証する為に必要というだけの話です。


さて、金子はこの状況を「数種類のカードが発行される極めて非効率もの」とする一方で、「多数数の紐付けを止め、一つひとつ独自OSオペレーティングシステム)で」を提言しているのですが、整合性がありません。

最初からスマートフォンクラウド対応する能力がなく、

マイナンバーシステム設計されたのは今から10年前の2014年ですが、当時はまだスマートフォン安全電子証明書を持たせる仕組みがありませんでした。

現在できる様になったのは、日本政府や担う企業なども参画し国際標準規格を作ったからです。ISO18013-5が正式に出来たのは2021年です。最初からできた所は存在しないでしょう。そしてこの規格を世界が利用しようとしています

技術的にとんでもなく遅れた4桁の暗証番号で顔認証不安定プラスチックカード

これも誤りです。いまでもICカードが最も堅いセキュリティ確保の手段の一つです。

それは何故かと言うと、ICカードに入れた鍵は、現実的手段では取り出す事も複製もできないからです。これはパスワード漏れていても完全に中身を出せないと言う意味でもあります


こういったことを言っている人は、大抵プラスチックカードといえば磁気カード時代認識が止まっている事が多いです。

ICカードは、単に定型情報を返すものではなく、このカード自体コンピュータです。マイナカードを利用する時にパスワードを入れますが、このパスワードオンラインではなく、カードの中で処理されます。そして複数回数間違えると、カードの中の最も重要な鍵、電子証明書が消されアクセス出来なくなります。また、電子証明書も、このICカード演算して帰す事で行われます。こういったことを理解しているのでしょうか。


また、顔認証不安定という詳細が明らかにされていませんが、事実として顔認証は99%の精度があります。たまに「マスクをしていたのに顔認証が通った」という人もいますが、これはマスクをしていても顔認証ができる技術を使っているからです。他人マイナカード認証ができてしまったと言った話が出回っていますが、反マイナカード保険証団体調査した結果2件だそうです。日本保険医療件数は数億件ありますが、そのうち2件です。

今回のマイナ保険証では、日本IT企業クラウド運営するノウハウに欠けており、時代遅れになっている欠点が露呈してしまった

その理由オンプレミス方式で、クラウドプラットフォームにしてないからだと説くのですが、今回出てきたトラブルシステム的なトラブルはほんのわずかであり、ほとんどはインプットするデータ問題でした。

これは、仮にアメリ中国の巨大IT企業に依頼しても同じ事が起きていたでしょう。

金子は「マイナ保険証のひどい醜態」を自明のごとく上げていますが、その具体的な中身について一切論じていませんが、これが事実だと言う客観的証拠がありません。全国民使用しているシステムであると言う事を考えたとき例外マイナーなトラブルしか起きていませんが、これはむしろ過剰品質とさえ言える状態です。

台湾閣僚であるオードリータン氏をデジタル大臣につければ解決!?

オードリータン氏は、マイナンバーシステムの普及が必要不可欠だと言う事を自明のものとして扱った上で、普及を進めるにはどのようにしたら良いかと言う点で多くの提言を行っています

また、台湾日本以上に全ての情報が「中華民國統一證號」に統一されており、身分証携帯義務づけられているなど、日本より遙か前から国民総背番号制です。前からあるが故にシステムが古い所があって運用に苦労をしているようですが、その全てを捨てて失敗だなという暴論が出ているとは聞いたことがありません。

一つひとつ独自OSオペレーティングシステム)で丁寧にプログラムを組んでいくことが必要

ちょっとこれの意味が分かりません。金子は、オードリータン氏の名前を出した直後にこれを言っているのですが。その段落を全部抜き出すとこうです。

マイナ保険証については、通常の健康保険廃止を止め、一からやり直して、クラウド上でスマホアプリにする。多数の紐付けを止め、一つひとつ独自OSオペレーティングシステム)で丁寧にプログラムを組んでいくことが必要である

もっと意味が分かりませんが、ここから頑張ってエスパーしてみます

つのIDで多数の結びつけを行うのは危険

これについては全く逆です。マイナンバーシステムを通じてデータを関連づけすることによって、システム間で生の個人情報を槍と知りなくて良くなると言うメリットがあります

共通IDがない場合、一貫した行政処理を行う時には、住所氏名生年月日といった従来からの本人の個人情報判別するしかなくなります

一方で統一つぃたID管理されている場合は、その結びつけの情報だけでデータのやりとりが出来ます。また、結びつけの情報中央存在するシステム管理するのみで、接続されているそれぞれのシステムではユーザ識別する情報は別々です。中心に存在するシステムを通さないと結びつけが出来ない仕組みになっています

また、中央システムで結びつけの情報を捨てるだけで容易に結びつけが出来なくすることが簡単にできます

しかし、リアル情報を使ってしまうとそのような事はできません。

からやり直して、クラウド上でスマホアプリにするほうがいい?

既にマイナポータルスマホで動いていますし、一からやり直す必要はありません。

また、既に述べたようにICカードは現時点で全国民規模で動作させるセキュリティとしては最も固いものの一つです。スマホアプリ専用にするのはセキュリティ(これは情報保護不正アクセス回避という他に、可用性という意味も含みます)の問題があります

現在スマートフォンに入れることが出来る環境が揃ってきましたので、スマートフォンに入れた証明書普段使用して、マイナカード本体は家に置いておく、と言うスタイル可能になります

また、マイナカードアプリケーションはいわゆる「クラウド」と呼ばれるシステムで多数動いており、既にクラウドであると言えます

一つひとつ独自OSオペレーティングシステム)がよい?

既にOSレベル独自作成する意味はありません。それも一つ一つ別のシステムに刷るなどと言う意味はありません。

これは、交通安全のために、全ての自動車運転方法バラバラにするべきだ、と言っているようなものです。

また、問題になっているのはその上に乗っているサービスであるため、これによって何かが良くなることはありません。

丁寧にプログラムを組んでいくとよい?

一概には言えませんが、金子成功例としてあげるGAFAMなどでは「Agile開発」と言われる手法一般的になっていますが、これは「丁寧にプログラムを組んでいく」から連想されるものとは大きく異なるものです。

そもそも政府医療IT化の方向性が完全に間違っている?

最後金子はこう述べています

政府厚生労働省が描いている医療の姿はまさにこれそのもの(もう少し具体化され、洗練されていますが)だと思いますが、何故これが「完全に間違っている」のでしょうか。

また既に実現している部分があります

一方で実現されていない部分もあり、それを補うためにマイナンバーシステム共通IDとして活用しようと言う事になっています

感想

ツッコミどころが多すぎるのを真面目に突っ込んでみるということをやってみたが、人生時間無駄にしたと思いました。

なので推敲見直しもせずに上げます

2024-11-04

anond:20241102204426

あえて苦言を書かせてもらいます

別に社会人経験必要専業主婦が悪いなんてことはないけど、

門外漢ならば口を出さないのが当たり前だと思います

プロ野球選手が、プロボクサー批評したりしないでしょう。

銀行公務員が安定していて、IT系はチャラいって、、20年遅れています

当然出てくるお父さんの話が出てこなかったと思ったら、お父さんは問題ないと判断しているのでしょう?

なら、応援してあげてください。。

Web系のサーバサイドエンジニアを経て、プロダクトオーナになりたいんですか?

アリです。SIerとかコンサルとかより、プロダクトオーナを目指すのは今どき正解です。

もちろん、この業界は一生勉強必要ですし、楽ではないですが、

公務員銀行員と違い、手に職が就きます人手不足なので、比較的正しい選択だと思います

ただ、ピンからキリまで実力差が出る業界なのでその人次第ですが。

2024-10-29

マイナカードに集約するとセキュリティリスクうんぬん←バカかこいつ

分散して守るべき物品が増えればそれだけ紛失リスクが上がるだろ。

一個だけにしてそれを守る方がセキュリティ対策は容易になるんだよ。

なんで複数に別ける方が楽とかそんな結論になってんの

ばっかじゃねーのかな。


例えばRAIDと言うものがある。HDDを2台以上組み合わせることによって、どれか1つが壊れても残りが肩代わりするので、機能停止を起こさないし、データも失いにくいというものだ。

しかし、故障確率が同じだとすると、故障が発生する確率は単純に二倍になる。実際にはその2台を管理する装置故障リスクが加わるのでより故障確率があがる。


分散することによって上がるのは可用性、つまりなくしたときに全ての機能が全喪失しないということ。

マイナンバーカード健康保険証が別だとすると、マイナンバーカードを紛失した場合でも健康保険証があるので使えるのだ、と言うのが連中の言い分なのだが、実はここはとっくに対策されている。

まず10割払えば良い。公式説明ではこうなっているしこれが可能場合はこの方法だが、実際のところ、健康保険証やマイナンバーカード提示できない場合、既にかかりつけの病院ならばその前の記録で受診することが認められている。

さらに、マイナカードと一体になっている場合には、スマホマイナカード証明書を入れておくことによってマイナポータル接続が出来る。そこでマイナポータルから健康保険情報を表示することによっても代えることができる。

そうでない場合も一筆書くことによって保険診療を受けることが可能になる仕組みがある。そしてこれは、マイナカード活用せず、健康保険証一本でやっているときよりも間違い無く障害に強い仕組みになっているのだ。


そう言った対策がされているのに、わざわざ別のものを用意するとどうなるかというと、RAIDと同じである故障確率が上がるだけ。

連中が「元々マイナンバーカードは家に置いておくものだった」と言うデマ飛ばしているが、あれは住基ネットカードの話と混同しているだけでそんな事実はどこにもない。

安心感とやらのためにやるのはあまりにも金がかかりすぎるし、不合理すぎる。

さらに、仮に金を払ったとしても、今自治体IT化で行政システムをやれるSIerに空きがない。そんなところに聳え立つクソの山を建設するためにリソースを取って一体何の意味があるのか。

くたばれと思う。

anond:20241029083458

アメリカエンジニアだけど

こっちだと社会保障番号が入ってるカードなんて誰も持ち歩かない

やばすぎる

社会保障番号マイナンバー)って千と千尋名前言ったら魂(?)とられるみたいなもの

よっぽど信頼がおける場合しか明かさな

年に一回とか数年に一回ってレベル

それ盗まれて知らない借金ができてたとかならまだ良くて

知らない前科が付いてたとかまで実際にある

そうするとそれが正されるまで何年もまともな職につけない

エンジニアから一意の番号で管理しろってのは全然賛成だけど

日本政府(が発注するSIer)の技術レベルセキュリティーが保たれるとは思えないので怖すぎる

実際富士通なんかイギリスシステムやって冤罪で何百人も刑務所送りにした挙句何人も死者までだしてんのに

2024-10-27

anond:20241027151609

2行目で「人売りSIerに取ってもらえるならいいじゃん!」って思ったんだけど読み進めたら派遣会社になってたよ?

anond:20241026145920

皆甘っちょろいこと言ってるからマジレスするね。

32歳の奴が「基本情報取りました!ITで働かせてください!」と言ってやってきて取るのは人売りSierだけだよ。

基本情報なんて本来であれば22歳で取るような資格からね。

高卒の人が働きながらで4年、もしくは大学生学校勉強と並行して2年ぐらい、ないしは君みたいなニートが一念発起して半年ぐらい。

君がまだ25歳ぐらいなら「そうなんだ。頑張ったね」で入れてくれる所もあるかもね。

でも君はもう32歳だ。

高卒で働いていた同級生はもうとっくに15年近く働いてる大ベテランだ。

そんな中に君は「基本情報持ってるだけの素人です!OJTオナシャス!」とやってくる。

会社も困るよね。

本来は22歳の新卒相手に取るような態度で32歳に接する必要がある。

しか相手は何年もニートをしていて「僕ちゃん傷つきやすいの・・・」なんてやってる面倒な地雷だ。

そうなると君を取ってくれるのは派遣会社ぐらいだよ。

派遣会社が君の経歴をあれこれ偽るんだよ。

たとえば君が「3年かけて勉強しました!」と言ったらそれを「3年間の経験あり(実務経験とは言ってない)」みたいに書き換えるのさ。

そして君は飛ばされた先で「えぇ!?3年やってこんなのも知らないの!?えぇ!?基本情報を取っただけ!?そんなの仕事で何の約にも立たないよぉ!?」と驚かれるわけだ。

猫の手も借りたい状態職場が、君が貰える報酬の3倍ぐらいの値段で雇ったのは何も知らない新人オッサンってわけだ。

しんどい立場からスタートだ。

それでも君は仕事を任される。

テレアポスタッフも同然の電話番だよ。

もちろん何のスキルも身につかない。

そしてテレアポだけをし続けて契約期間が満了する。

君は晴れて本当の意味での「実務経験」を手に入れるわけだけど、次の場所に行っても同じような扱いが待っているよ。

だって君はひたすら電話を取っていただけなんだから

頭の中に入っているのは前の派遣先取引先にいた人たちの名簿ぐらいだよね。

次の会社では何の役にも立たないスキルだ。

当然のようにいつまで経ってもバイトみたいな報酬で働かされる。

職場では時折「いやーマジでハズレを掴まされたわ。トラック運転手みたいにハンドル握ってるだけでいいから人が欲しいって業種じゃないのにねえ」みたいな声が聞こえる。

君は心を病むだろうね。

そして、ある日君は再びニートに戻る。

前職の経験電話番だけ。

何も残ってない状態で再スタートをしようとしても、今度は全く上手くいかない。

アラサーの頃ならともかく、アラフォーになるといよいよ「基本情報だけは持ってます!」では派遣会社相手にしなくなってくるから

頑張って応用技術者をとってもなにも変わらない。

「要するに、ちゃんとした実務経験は0で、資格だけを持ってるんでしょう?」とどこでも門前払いだ。

悪いことは言わないから、ITに行くのは辞めなさい。

どうしても行くというなら覚悟を決めてね。

ブクマカ共は今なんとなくの脊髄反射で「ニートに優しい俺!優しい!」みたいに調子づいてるけど信じちゃ駄目だよ。

こういう奴らほどいざ職場に君のようなのが来たら「資格だけ持ってるようなアホが一番使えねえんだよ。派遣ガチャ大外れじゃん」って毎日君の悪口を聞こえるような声で言いやがるものさ。

2024-10-22

anond:20241022182420

そりゃ入れてくれんだろ

メーカー大手sier本体がいて現場部隊はその子会社とかって構図なわけでしょ

現場から現場しか配置変えしてくれんよ

2024-10-16

アラフォー素人童貞素人童卒して彼女作るまでにやったこ

ジム通い(2年半)

斉藤さんとスカチャで女と会話(2年)

・一ヶ月に一回美容室

医療脱毛(髭、胸毛、腹毛、腕毛)

転職メーカー地方工場都内SIer

運転免許取得

貯金叩いてハリアー購入

実家を出て一人暮らし

マッチングアプリ

30代半ばまで素人童貞だったけど、スカチャで知り合ったシンママ素人童卒して職場女性と付き合うことができた。

2024-10-11

anond:20241010175706

一昔前のSIerみたいな会社・・・

とりあえずPM発言技術出身だと絶対言えない言ったらコイツ何もわかってない無能だって一瞬で思われる激ヤバ発言だと思う

あと佐賀県とばっちりで笑った

さっさと長崎県にでも併合されちまえ

2024-10-07

人生に逆転ボタンがあると信じてる」←俺、コレらしい

子供の頃、俺は学校イジメられていた。

早生まれ喘息持ち、体格はクラスで一番のチビ、両親は自分学歴を鼻にかけるスノッブでその性格まで受け継いでしまったテンプレのような苛められっ子だ。

でも俺は勉強が出来た。小学生の頃は。

勉強が出来たかちょっといい私立中学に入り、勉強なんて楽勝と思ってたから退学直前まで全然勉強しなかった。

なんとか高校卒業したけど大学までのエスカレーターに乗る狭い門はくぐれず、大学受験では見事に惨敗

浪人は駄目だと言われて内心でFラン馬鹿にしていた大学に入った。

俺が選んだ学部情報系で、それは「これからIT時代だ。ブラックから避けるべきと言ってる奴は今に見ていろ」という理由からだった。

でも俺はそこでも「Fラン如き俺なら楽勝」と勉強せずに同じ失敗を繰り返し、ゲームが好きだから情報系に入っただけの連中とつるんでどん底まで落ちた。

今度は大学卒業することも出来ず、それでも就職だけはしないといけないのでとにかく数撃ちゃ当たるで人売りSIER世界へ。

ブラック企業なのは間違いなかったが、大学中退した奴が速攻で会社をやめたらイメージが最悪すぎるので必死に食らいついた。

そしてお決まりメンヘラコースへ。

壊れてしまったSIERとして頭数合わせの案件グルグルと回される人生が始まった。

そんな中、俺はどこかで「プログラマーになる才能の壁か。でも俺は子供の頃から作文が得意で学校代表して読書感想文コンクールに送られたこともあるんだ(なお、参加賞で終わった)。ラノベぐらいなら俺が本気を出せば書けるだろ」とロクに書いてもいないラノベがある日突然売れまくって人生大逆転を夢見ていた。

こんなのは妄想だと自分でも気づいているが、この妄想を手放せば俺は人生に何の希望も見出せなくなる。

ぶっちゃけ、「ロクに何も書いてないやつが突然作家として売れてしまう」なんてのは、「FXカジノワンチャンすればワンチャンあるかも知れない」よりも可能性の低い現実逃避だ。

そして定期的にその現実を思い出して「俺、何のために生きてるんだろう」となる夜があるなう

ふと人生を振り返って見ると小学生の頃は「俺は勉強が出来る!今に見ていろ!」大学では「これからITだ!今に見ていろ!」そして社会人になってからは「俺はラノベ作家になりゅ!今にみていろ!」とどこまでもどこまでも逆転ボタンをいつか押してやるぞと言って特に何もするでもなく怠惰に日々を過ごしてきた。

酷いな。

なんなんだこの人生は。

2024-09-29

anond:20240929201733

横だけど、たぶんそれで分かってくれる会社なら元増田は苦しんでないだろう。

どうせもっとうまくやれる代わりがいくらでもいると勘違いしてる。

SIerに居た頃によく見たよ、一人情シスが回らなくなって飛んだりパンクたか業務巻き取ってくれと言われて見てみたら全部巻き取ると億越えるし保守費用も数千万とか。

結局そういう会社は本当に必要な最低限のシステムだけ巻き取って保守という選択をする。それでも数千万はするけどな。

痛い目見させないと分からんのよ。

もしくはせいぜいこのままだと大損害だぞ、と教えてやるのが優しさだ。

2024-09-16

SIerからベンチャーっぽいところに転職して1年経った

酔っ払ったので色々吐き出そうと思う!

10年近く勤めた某SIerを辞めて、1年くらい一応無事に過ごしている。

良かったこ

大変なところ・昔も良かったところ

2024-09-09

プログラマSE年収アップ術

経験とかは知らんが新卒や既にプログラマSEの人がどうやって年収アップするかを簡単に書く。

ベンチャーとかスタートアップ行くな

たまに超大当たりある以外は全部ハズレの糞くじ。金に余裕あるか、フリーランスで食える腕と人脈ある人以外は入る価値なし。

それでも入りたいなら総務と経理ちゃんとあるとこにしろ。無いと大体そこで自分への負担とか増えて効率出ない。

あと市価の1.5倍以上の提示じゃなきゃ行く価値ない。市価で働くならSESやSIerの方が100倍増し。将来の可能性より目先の金。ベンチャーで学べることは一般企業でも学べる。入社エントリとかQiitaとあZennの記事は半分嘘。もう半分は生存者バイアス

給与の次は資格補助

正直昇給より転職での年収アップの方が早い業界だし、どうせどこも似通った評価制度なので年収の次に資格補助を重視しよう。

資格給与増えるもだが、資格試験の受験代の補助も重要ベンダーは高いので会社の金で取ろう。ぶっちゃけIPAよりベンダーのほうが簡単だ。IPAの高度はネスペセキスペ、デスペ以外は流石に時代遅れすぎる。非効率勉強強制させる勉強云々以前の合格率だ

あと合格時のみとかケチなこと言う会社では無く落ちても金くれる会社にしよう。一時金とか祝い金とか要らない。取るもん取って給与上がらんかったら転職すればいい

資格とかより成果の割合が大きい会社はやめてしま

資格仕事への工夫とかより、どんなプロジェクトでどんな成果を出したかを重視して評価する会社は辞めよう。

そんな配属されたプロジェクトで決まる評価なんて個人努力でどうにもならない。できる人はどんなプロジェクトでも結果出すとか言うが、大半のプロジェクトが糞なのは発注元が糞なので個人でどうにもならないし、自社開発案件なら大体売れてないか出来が悪くてやっぱりどうしようもない。楽なプロジェクトにいる方が高評価を平気でやる会社未来はない

3年で1回冷静に会社評価しよう

新卒でも転職でも1年目はまぁ受け身に徹するしか無い。2年目で努力を見せよう。それが3年目で評価されなければもう先はない。年功序列で上が詰まっているか努力評価出来ない会社だ。即転職100万は勝手に上がる。もちろん評価面談ではアピールしまくれ。成果物作ってアピールもいいけど資料で優劣つけるのもおかしい。それやるなら100万単位年収アップしないと無理。

業界で有名より世間で有名

もちろん業界転職するならエンジニアには有名な会社でも良いが、ぶっちゃけ転職するなら名のしれた会社の方が次も決まりやすい。従業員多いほうが会社受けもいい。ベンチャーで頑張っていました!言ったところで大企業担当は「そんな小規模だと弊社のシステム任せられません」とか言う。増田化粧品メーカーで言われた。最近むっちゃ赤字出ててざまみろと思った。

転職多くても気にするな

履歴書職務経歴書が面倒になるだけで気にするな。カスみたいな給与我慢するより転職だ。何かを成し遂げたのに評価されないのは正当な理由だ。それをマイナス評価する会社給与も悪い。

給与に勝るものは無い

増田ベンチャー経験あるが、とにかく給与以外のメリットを言ってくる。でも給与がすべて。次が時間残業込みで高収入とか意味ない。残業なくて低収入カス

いろんな工程とかシステム全体とか色々言うけどそれより金。アットホーム感も大企業の方がアットホーム感ある。

でも勉強はしよう

といっても中身空っぽ転職でうまくいくのは20代までで30代以降は中身伴わないと難しい。そういう意味でも資格は大いに越したことはない。たまに資格見て一貫性がないプランが見えないとか言うカス人事いるけど、その時興味持ったり仕事に関連して取ったからこのあと仕事に活きるんだよ。将来を見越して計画的資格とるとか無いわ。というか全部金のためだ。資格意味ないとかこの業界だと言われるけど、日に10分でも勉強して取った資格はだいたいの人は評価してくれる。

社内の努力より転職

なんかエージェントみたいになってきたけど、社内で評価されようと努力するより職務経歴書と所持資格履歴書転職市場に投げ込むほうが100倍早い。それがわかってる会社新卒初任給アップと既存社員をとにかく金で繋ぐ。わかってない会社新卒だけあげる。既存はやめても新卒勉強すれば良いと思ってる。当たり前だが新卒は3年で辞めるし転職で優秀な人材取れないので結果衰退する。日経新聞がどう書こうがエンジニアは足りない。ベトナムインドもマシになるのは10年以上先だし、彼らは欧州アメリカ中国の方が好きである。もちろん金がいい。

(備考)発注元へのメッセージ

年収アップと関係ないけど、自社のシステムとか受注した案件を下に投げているいわゆる馬鹿ユーザー企業も流石にやり方変えないとマジで即切られる時代です。特に知識ないのにマウント取ろうとしてると即切られて別のベンダー探すにもみんな今までの倍くらいの値段になります。それくらい高くなってます。あとAIあるから安く済むとかも論外です。ノーコードツールとかもまやかし。kintoneとSalesforce営業の言う事鵜呑みにすると大体失敗します。

2024-08-28

DBMSに明確な優劣はない。

なんてことはなくて、SIerの謎システム使わされて死んだ経験者は多いと聞く。

2024-08-27

anond:20240827230025

そうはいっても世の中Railsサービスかなり多いで

転職活動してるとき求人結構見てたけどRailsばかりだった

自社サービス系だからSIer界隈は知らんが

anond:20240219203829

2次受けSIerだけど弊社はないよ

入社した当時の20年前はフットサル大会だの、社員旅行だのあったけど、参加者数が年を追うごとに減っていって消滅した

社長趣味文化鑑賞って名目弦楽四重奏コンサートとか歌舞伎とかを社員貸切で見られたのだけは楽しかったな

2024-08-22

自社サービスより下手なSIerの方が動きやす

https://comemo.nikkei.com/n/n84d2b6b03d3c

>現職(SIerSES)では、仕様などがトップダウンで指示されますよね(自分から意見できませんよね)。弊社のこのポジションでは、トップダウンで指示が来るだけでなく、提案もできます

とあるが、現実問題提案は難しい。小さい会社ならともかく、大手事業会社では膨大なステークホルダーがおり、それら全員にハンコリレーをして回るのは不可能に近い。何故なら最初に貰ったハンコが途中で失効するからだ。そもそも各部門とのコネクションを得るだけで膨大な労力と時間が掛かる。

また社内受託状態になっているとリファクタリングでさえ、発注内容に存在しない概念なので気軽に行うことはできない。仮にチャンスを得ても動き次第では実装した人間メンツも潰してしまうので信頼を失うことさえあり、そういった文化がなければ容易ではない。

対してSESSIerは余った時間は基本何をしてもいい。これは大抵の場合顧客自分契約が準委任などの形で時間清算になっているためだ。社内受託場合は早く終われば追加の案件が振ってきて手を止める暇もないが、SIerはあらかじめ範囲が決まっているため、地面から突如湧いてくるケースは炎上案件を除き存在しないし、炎上案件でも火消しのための改善経験上、受け入れられる。上流側の基本設計要件定義がザルなら下流から叩きなおし、顧客に直談判することすらやりようによっては可能だ。実装した人間しょっちゅう入れ替わるのでメンツもクソもないし、仮に残っていても妙なプライドを持つ人間は多くない。

事業会社では自社で抱えている社員限界まで使い倒すのが狙いなのもあり、これが難しい。外注を入れると高くつくのでギリギリの人数で仕事を回していると余白がないのだ。逆に入っている側の人間は明確な義務がないので自由に動ける(SES会社との関係悪化が起きるとよくないので使い潰すような動きはしない)

転職活動中に複数から意見を聞いたが、外部向けにアピールしているボトムダウンやら改善活動は人を集めるための方便・綺麗ごと、常識的に考えれば事業成長が優先でやる暇などないよ、と言われたので恐らくどこもそうなのだろう。

2024-08-20

ITをクソつまらなくしているマネージャーです。ごめんね。

SIerマネージャーまで出世し、いくつかのスタートアップEMCTO経験してる。

この増田には本当にごめんねと思ったので初投稿

https://anond.hatelabo.jp/20240728023355

エンジニアビジネスだとか、生成AIだとか、本当つまらないよね。俺もそう思ってるよ。

 

でもさ、CEO株主役員達が言うんだよ。

ビジネス成果も禄に出してなければ、OSS活躍している訳でもない、コミュニケーションちょっと得意なその辺のスタートアップCTOかにビジネスイベント飲み屋でそう言われてさ。

「これからは生成AIだ」とか「エンジニアにもビジネス意識を植え付けよう」って。「評価採用技術発信もそうしよう」「その方が儲かるぞ」って。

JTCがコンサルに弱いのと同じでさ、エンジニア業界評価されていないキラキラCTOみたいな人でもさ、なんか不思議な力で言われてそうなるのよ。

そして「うちのエンジニアは、多くの会社と違って、ビジネスの事考えてるし、開発生産性も高くて、生成AIも使いこなす!」みたいな事を言いたい訳よCEO役員株主も。

多くの会社ではそういう事って出来てないからさ、誇り高く気持ち良い訳よ。

 

そしたらさ、俺も家族が居るし、今の社内のマネージャー陣との関係を壊したくないから「そうですよね、検討してみます」って言うしかないじゃん。

ビジネスビジネスだ生成AIビジネスだとか、ソフトスキルが最も重要だとか、そういうのずっと言ってるエンジニア技術者的に尊敬出来る人が全然居ない事も承知の上でさ。

自分技術を磨いて今の立場に居るし、メンバーに「いや君はもっとこの技術が出来ないとキャリア的に後々しんどくなるよ」「技術に没頭する時間があったほうがいいよ」みたいな指導を散々してきた上でさ。

CTOっつったって、結局中間管理職みたいなもんでさ。

時流に乗ったフリして、偉い人に振る舞っていかないといけないってワケ。

 

周りの実績あるトップエンジニアCTOだってさ、みんな技術のし上がってきてる人ばかり。

若いから技術にどっぷりつかって、元増田みたいに徹夜しながらハードウェアソフトウェアも触り倒して、技術的な実績と評価の上に今の立場にいる。

そんな生存バイアスの塊みたいな人も、偉くなっていくと次第にみんな口を揃えて言うんだよ「エンジニアも生成AI!」「エンジニアビジネス!」ってね。

今そういう立場が求められていて、その人にも生活家族があるからね。

 

そしたらもう負のループだよ。

一回社内でビジネスAIだって言ったら、お金や人が動きはじめちゃってなかなか引けない。

その体を見せるためにも外部登壇はそういう話ばかりになって、気付けばキラキラCTOの出来上がりってワケ。

自分達の使っている技術は極めていてビジネス理解をしているエンジニアこそ最高で、転職する技術を身に付けるような技術オタク文化否定する。

事業貢献や事業関心が出来ないと行き詰まるよ!生き残れないよ!」と言ってアドバイスしたフリしてね。

会社にとっての最高のマネージャー

まり俺ね。

 

そりゃ、技術コミュニティもつまらなくなるよ。

金だしてるやつら、アイデアを出すやつらが、こうなんだから

そりゃあ、そういう人に群がって、驚き屋とか典型的な変な人も寄ってくる業界になるワケよ。

でもごめんね。俺には止められない。

なんてったって、俺にも生活があるからね。

 

また明日にはイベントに登壇して「エンジニアも生成AI!」「エンジニアビジネス!」「エンジニアソフトスキルが最重要!」って言ってるよ。ああ技術懺悔

2024-08-18

anond:20240817034710

コードを書ける程度に頭の良い人たちが、他人に言われた通りにコードを書くのではなく、自分たちで自らビジネスを営むことに目覚めたから。

そういうところで使われてる技術って誰でもできるつまんないものばかりなんだよね

GoogleAppleのように技術を他社との差別化要因にしてないか

まだSIerの方がマシ

2024-08-17

anond:20240728023355

登大遊っていうけしからんおじさんが、日本アメリカでは「エンジニア」って言葉意味全然違う、日本では「言われたものをつくる人」だけど、アメリカでは「ソフトウェアが使われるであろう全ての領域についてだいたいなんでもわかっていて、自分で決める人」だと言ってたのを思い出した。

https://www.youtube.com/watch?v=Uww1CZTXfXs&t=1459s

ITがつまらなくなったってよりは、ITなんてものはもともとつまんないよ。

ITがなんでつまんないかというと、(自分たちの課題がなんなのかもよくわかっていない阿呆な)顧客要求されたものをつくるのが仕事から

それが90年代くらいからなんでおもしろくなったかというと、「IT」をやめたから。

コードを書ける程度に頭の良い人たちが、他人に言われた通りにコードを書くのではなく、自分たちで自らビジネスを営むことに目覚めたから。

ビジネスパーソン」が試しもしなかった新しいやりかた + 動くコード で古いビジネスの習慣をどんどんディスラプトしたから、シリコンバレーみたいな面白いうえに儲かる世界ができあがった。

これは「テック業界」みたいな言葉で、(特にSIer的な意味での、顧客要求されたものをつくることが仕事の)従来の「IT」とはやんわり区別されてることからもわかる。

まりコードを書くことを「IT」だと思ってて、「IT」を一瞬面白いと思って、今は「IT」がつまんないと思うようになった元増田は、もともとつまんない奴だったわけ。

(余談だけど、ここ2,3年のシリコンバレーの崩落も、儲かった結果「ビジネスパーソン」の割合が増えちゃって、「他人の言う事を聞かず自らビジネスをやる、コードを書ける人たち」の割合が減っちゃったからかもね)

せっかくソフトウェアを書く能力を持ちながら、その能力を僅かな給金で他人に売り渡してしまうのは勿体ない。

だいたい、ソフトウェアについて知らないどころか、普通ビジネス日本語会話ですら怪しい阿呆な「ビジネスパーソン」の要求通りにソフトウェアを書くのって苦痛じゃない?(それについては元増田も同感のようで、マネーの虎だとか胡散臭いだとかさんざん馬鹿にしてるけど。このへんに関しては自分結構同感で、最近はほんとつまんないtoB SaaS増えたなって思う)

最近では「つまんない「IT」」の象徴だったデカSIerですら、「顧客に言われたとおりにソフトウェアをつくる」のではなく、「顧客と一緒に課題を深堀りして、新たな価値創造する」を商売にするところも増え始めた。

かつてはスタートアップ専売特許だと思われてたリーン・アジャイルデザイン思考を使いこなす大企業も増えてきた。

この先鋒にはみんなが馬鹿にしてるデジタル庁や東京都デジタルサービス局の姿がある。

いわゆるデジタルトランスフォーメーションだ。

まり、かつて「スタートアップ的」とされてたツールマインドセットが浸透するところには浸透してきて、世界が「大企業スタートアップ」ではなく、デカい小さい若い年寄政府民間関係なく、シンプルに「面白い奴とつまんない奴」って構造になってきたってわけ。

元増田の言う通り、つまんないものはつまんない。なぜならばそれは偽物だから

本物に出会うと常に「これはおもしろい」って気持ちにさせられる。

もっと自分意思に従って、自分の信ずるものソフトウェア表現して、世界面白く変えていけばいいのに、って思った。

2024-08-13

SIerとは結局何であり、なぜ滅びないのか

誰も教えてくれないSI本質SIerの世界観

https://zenn.dev/sta/articles/2024-08-10-sat-what_is_si


少し前にブクマの集まっていたこ記事について、SIerでなぜITが軽視されるのか、SIerがしぶとく生き残っているのが何故なのかをもう少し深堀りしてみたくなった。なお俺自身は、もうずっと長いことSIerの中で働いている、現役のSIerの中の人である

これから書くのはSIerの中でもBtoB業務システムの中身の構築を主に手掛けていて、なおかつ元請けに近い組織の話だと思ってほしい。


業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織

まずSIerでITが軽視されがちな理由である受託開発を主に手掛けるSIerの顧客は、だいたい以下のような特性を持つ。


このような顧客日本社会にはまだまだいくらでも存在しており、その市場に特化した業態SIerだ。このような市場は、いずれ消えると言われながら今でもしぶとく残っている。

こうした顧客の元では、新しい技術チャレンジしてもあまりメリットがなく、枯れた技術や使い尽くされたフレームワークを使って、すでにどこかで見たようなシステム生産するのが最適となる。古い技術は長期的には先細っていく運命にあるが、一方で経験者が多く失敗事例が出尽くしている、過去資産を利用できるなどの利点があり、顧客側も冒険よりはリスク回避を望むため、古くて安定した技術採用するメリットが大きい。


それを請け負うSIerで重宝されるのは、IT知識よりも顧客業務理解してロジックに落とし込むスキル、いわば業務プログラム可能な形に翻訳するスキルだ。

顧客自分説明する業務ルールはだいたい矛盾していたり、条件が不足していたり、例外ケースが考慮できていなかったりするので、それらを整理してプログラム可能な形に変換する必要がある。特に金融などの業務ガチガチ法規制されている分野は業務ロジック法律制度に適合させる必要があり、そういう時に業務ロジックを「業務専門家立場で」検討できる人材SIer側にいると顧客安心して設計を任せられる。だからSIerでは上流工程が重視され、それができる人間が重宝される。


余談だが、俺自身経理システムを専門として長い間この業界で働いているが、俺がここに残っているのはIT技術も好きだけど経理勉強をするのもそれと同じぐらい好きだったことが大きい。いざとなったら経理知識だけでも食いつなぐことができるぐらいには、そっち方面知識もある。IT技術への興味は趣味で発散させており、仕事でそれを生かせる機会はなくてもいいと割り切っている。そういうタイプが、この業界には向いている。


閑話休題

SIerでは上流工程が重視される一方、実装フェーズでは使い尽くされたフレームワークを使って作るので最新技術への理解必要なく、実装上の創意工夫が必要なほど難しいもの新規性の高いものを作るわけでもないため、設計書に書かれたことをそのまま実装できる人であれば十分、ということになる。そのため、実装要員は単価の安い人を大量に集めればいいという発想になり、かくして派遣ビジネスの隆盛へとつながっていく。

実装フェーズ業界全体で単価が安いため、元請け比較的高給取りな社員実装を任せてしまうと、それだけで利益率が悪化する構造があり、ハイスペック社員はなるべく単価の高い上流工程アサインしないと勿体ないという話になる。

実装フェーズを丸ごと外注することも多い。フェーズ単位外注する方式ウォーターフォールと相性がよく、発注のためにはきちんとした設計書を外注先に渡す必要があり、かくしてSEドキュメントをひたすら書き続ける。


SIerは「ITを専門とする組織」ではなく「業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織」であり、翻訳した後の作業を自社の社員はあまりやっていないので、そもそもIT企業と言えるかは本来微妙立ち位置なのだ。実際には翻訳成果物である設計書でさえグダグダなことは多いのだが。


とはいえパフォーマンスチューニングなどで技術面の創意工夫はしばしば必要になるのだが、それが実装の工夫だけでどうにかなるものであれば、大体は現場エース級の人(自社社員とは限らない)がなんとかしてしまい、経営者を含む大部分の人にはその必要性があまり深く認識されず、エースの人がどうやって解決たか理解されない、というのが実情ではある。技術スペシャリストSIerでは立場が弱く、裏で活躍していてもそれが日の目を見ることはあまりない。

こうした姿勢のためにSIerはたまに来る技術の変化の波に弱く、大波が来た時はしばしば多くの人が新技術適応できずにドロップアウトしたりする。日進月歩IT世界で、お前は本当にIT企業かという感じではあるが、そもそもITの専門組織とはいえい組織なので期待するのは無駄である


社会現状維持させるための業種

ではSIerがしぶとく生き残っているのは何故なのか。

SIerとは「業務プログラム可能な形に翻訳する専門組織」だと言ったが、もっと大きなことを言うと、総じて日本SIerというのは、日本社会現状維持させるために存在する業種なのだろうという気がする。(日本限定したのは、海外の状況はまったく知らないからだ。)

顧客IT化の波に対応しないといけないが、かといって現状の業務を変えたくないし、ITのことを学びたくもない。SIer自身も新しい技術積極的に取り入れない。その両者が結託して、古い技術社会現状維持させている。その良し悪しはともかく、多くの人がそれを望み、その望みがSIerという業種を存在させている。まるで邪教徒たちの祈り邪神を生き永らえさせているみたいな話である


古い技術革新しないと社会が変わっていかないとしたら、SIerは変化に対する抵抗勢力であり、SIerの古い技術者が変化の波でドロップアウトするのは、社会にとって必要新陳代謝といえる。

からもし、技術社会を変えようと望むなら、SIerは来るべき業種じゃない。技術先駆者たちが社会を変えようとして切り拓き舗装した道を歩きながら、すでに出来上がった仕組みを維持するために働いているのがSIerだ。技術社会を変えようと望む人は、是非他で活躍して、技術変化の波を起こし、俺をドロップアウトさせてみてほしい。

2024-08-12

Web系ってなんでSIerや電機メーカに突っかかってくんの?

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/zenn.dev/sta/articles/2024-08-10-sat-what_is_si

Web系とSIerネット上では対立してるって言ってるけど、Web系がSIerや電機メーカ(組み込み系)を馬鹿にする内容がほとんどだよね。

ソフトウェアで食ってるという共通点だけで、ビジネスモデルが違えば求められるスキルセットも全く違う(Web系はハードスキルSIメーカソフトスキルを重視しがち)のに、自分たち基準他人を測ることに何の意味あんの?

そんなにWeb系が賢くてSI馬鹿なら、SIの方が儲けてるんだからさっさと成り代わって代わりに稼げばいいじゃん。個人単位でも技術力軽視なSIer異世界転生して無双とか出来るんじゃないの?でも現実はそうなってないよね?なんでだと思う?

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