「視覚」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 視覚とは

2015-07-05

猫を五感区別したい

猫を2匹飼っている。五感の全てで2匹を区別できるようになりたい。

 

視覚:これは最初から区別可能。模様も体格も違うので見間違えることはない。

聴覚:これも簡単。片方はピョーって感じに鳴いて、もう片方はフェーって感じの鳴き声。

○触覚:最初はこれはできなかったが、今はわかるようになった。毛がちょっとゴワついてる方と、フワフワの方。

○味覚…はさすがにヤバいので、重さ:華奢な方とずっしりした方で区別できる。

嗅覚:これが難しい。微妙匂いが違うような気もするんだが、目をつぶってどっちか当てるのはできない。練習すればできるようになるだろうか。

http://anond.hatelabo.jp/20150705133558

マンガ想像力ほとんどを補完する。ドラマアニメになると想像力の入り込む余地ほとんどない。

いやいやいや、確かに映像としての情報量は多いよ。でもセリフとして陽に語られる情報小説に比べてはるかに少ないだろ(良い作品の多くは)。映像的な情報、つまり場面がどこで、そこには誰がいて、どういう恰好をしていて、といった情報は見ればわかるんだから想像力必要でないけれど、描写されない場面で何が起きてたかを知るのは想像力必要だろ。うまい映像作品っていうのは何を写すか以上に何を写さないか=どこを想像力に委ねるか、がうまいわけで。

小説原作映像化の場合小説では想像力に委ねられていた部分が映像で明示されるのと、小説で明示されてた心情やエピソード映像では想像力に委ねられるのと、両方起きる。しか小説既読者にとって後者は既知の情報なので、前者の効果だけ見えてトータルで想像部分が減ってるように思える、ってことじゃないかなあ。それでもうまい映像化は、後者の部分で原作小説解釈にも新しい見方を与えてくれたりすると思うけどね。

小説が読めない人がいるように、映像作品の「描かれない部分」を解釈できない人も、わりとたくさんいる。セリフで全部説明するドラマが氾濫してるのはそのせいだろう。それでも、エンターテインメントの良作は、裏の意味が読めない人にも適度に視覚的な楽しみを与えつつ、理解できる人にはさら大きな物語を見せるってことをやってるよ。

2015-07-03

日常のいろんな現象

青木まりこ現象

書店に入るとトイレに行きたくなる現象

アンカリング効果

最初提示された情報がそれ以降に提示される情報に対する印象に影響を及ぼす現象

たとえば「東京の平均気温は50度より高いか?」と訊かれたあと「では平均気温は何度だと思うか?」と訊かれると高めの気温を答えてしまう。

アンダードッグ効果

負け犬応援したくなる現象

たとえば選挙の事前予想で「A党が劣勢」と報道されるとA党への票が増える。

アンダーマイニング効果

自発的にやっていることに他人から報酬を与えられるとやる気が低下する現象

「好きなことを仕事にしてはいけない」などと言われる理由かも。

イヤーワーム現象

特定音楽が頭から離れない現象

ウィンザー効果

本人から直接言われるよりも第三者から噂として聞く方が信じてしまやす現象

たとえばAさんから「綺麗だよ」と言われるよりも「Aさんがあなたを綺麗だと言っている」と聞かされるほうが嬉しい。

ウィンブルドン現象

世界中から強豪を集めて大会を盛り上げようとするほど地元選手活躍できなくなる現象

2013年ウィンブルドンアンディ・マレーが優勝したのはイギリス人選手としては実に77年ぶりの快挙だった。

エコーチェンバー現象

自分と同じ意見を持った集団の中に身を置くことにより偏った考えが助長されてしま現象

エスカレータ効果

止まっているエスカレーターを上手く歩けない現象

エポニミー効果

発見発明に対してその功績者の名前を付けること。

たとえば「青木まりこ現象」など。

カクテルパーティー効果

カクテルパーティーのように大勢の人が会話している中でも、自分に関する言葉や興味のある言葉は聞き取れる現象

カメレオン効果

相手の表情や仕草を真似て接していると相手から好意をもたれやすいという現象

カラーバス効果

ある物事意識した途端にそれに関する情報が目に付くようになる現象

たとえば知ったばかりの言葉が急に世間でよく使われるようになったように感じたりする。

カリギュラ効果

「見てはいけない」と言われると見たくなる現象映画カリギュラ』に由来。

擬似有名効果

以前に名前を聞いたことがあるというだけで有名人だと錯覚してしま現象

気分一致効果

気分が良い時には良いことを、気分が悪い時には悪いことを覚えやすい、という現象

クリプトムネジア現象

過去に本で読んだり人から聞いたりした話を、まるで自分自身体験たかの様に思い込んでしま現象

クレバーハンス効果

動物が周囲の人間の顔色を窺ってその期待に応えるように振る舞う現象

計算ができる馬」として有名になったハンスという馬が、実は飼い主や観客の動きを見ていただけだったという出来事に由来。

クロノスタシス現象

さっと視線を動かしたとき、その直後に見たものわずかに止まって見える現象

たとえば時計を見たときに秒針がなかなか動かないように感じる。

ゲインロス効果

印象が悪い人が良いことをすると普通よりも評価が上がる現象

たとえば「捨て猫を助けるヤンキー」など。

ゲシュタルト崩壊

何かの形をじっと見ていると、そのうちに「こんな形だっけ?」と元の形が分からなくなってしま現象

コンコルド効果

途中で失敗に気付いても、それまでの投資無駄になるのが嫌で、やめるにやめられなくなる現象

シャルパンティエ効果

重さの感覚視覚的な印象に引きずられてしま現象

たとえば「鉄1kgと綿1kgはどっちが重い?」と言われると「鉄」と答えてしまう。

シャワー効果

デパートの上層階の施設を充実させることで、そこに行って帰るまでの「ついで買い」を狙う戦略のこと。

対義語噴水効果

シミュラクラ現象

つの点が三角形になっていると顔に見えてくる現象

トライサンド効果

ある情報を隠そうとするほど、その行動によって逆に目立ってしま現象

女優バーバラ・ストライサンドが自宅の映った写真を取り下げさせようと訴訟を起こしたことに由来する。

ストループ効果

意味の異なる情報が同時に提示されると混乱してしま現象

たとえば赤色で『青』という字が書かれていると意味を把握するのに時間がかかるなど。

スネークバイト効果

損失を受けた経験から過度にリスクを取らなくなる現象

蛇に咬まれることはめったにないが一度でも咬まれしまうと蛇を恐れるようになるということに由来。

スリーパー効果

信頼できない人から聞いた情報時間経過と共に信じるようになる現象

情報」だけを覚えたまま「信頼できない人から聞いた」ということを忘れてしまうため。

単純接触効果

繰り返し接するものに対して好感が高まる現象

ツァイガルニク効果

達成できたことよりも達成できなかったことのほうを忘れない現象

吊り橋効果

恐怖による興奮を恋愛による興奮だと錯覚してしま現象

ネームレター効果

自分名前誕生日などにまつわる言葉数字無意識に好んでしま現象

ハウスマネー効果

幸運により金を得ると「無くなってもプラマイゼロ」という心理が働いて金遣いが荒くなってしま現象

たとえば予想以上のヒットで儲けた金をハイリスク投資に突っ込んでしまうなど。

端数効果

切りの良い数よりも中途半端な数の方が信頼性が高く感じられる現象

たとえば「100%の人が高く評価した」よりも「99.8%の人が高く評価した」のほうが宣伝効果が上がるなど。

バーナム効果

誰にでも当てはまるような曖昧評価自分によく当てはまっていると感じてしま現象

たとえば占い血液型性格診断など。

ハロー効果

何かを評価するときにその特徴的な部分に印象が引きずられてしま現象

たとえば「身体能力の優れた人は性格も優れているだろう」と思い込んでしまうなど。

バンドワゴン効果

勝ち馬に乗りたくなる現象

たとえば選挙の事前予想で「B党が優勢」と報道されるとB党への票が増える。

ピグマリオン効果

教師が期待することによって生徒の学習成績が向上する現象

左の数字効果

いちばん左に書いてある数字の印象を最も強く受ける現象

たとえば「5000円」と「4980円」とでは後者のほうが実際以上に安く感じられる。

ビール・ゴーグル効果

酒に酔うと異性が魅力的に見える現象

不気味の谷現象

ロボットCGモデルなどの容貌が人に近づくほど気味が悪く感じられる現象

プライミング効果

あらかじめ聞かされた情報がそのあとに聞かされる情報に影響を与える現象

たとえば車について雑談した後にしりとりをすると車に関する言葉を思い出しやすくなる。

フラッシュラグ効果

動いているものが実際よりも進んで見える現象

サッカーオフサイドの判定などに影響を与えていると言われる。

噴水効果

デパートの地下の施設を充実させることで、そこに行って帰るまでの「ついで買い」を狙う戦略のこと。

対義語シャワー効果

ベイカーベイカーパラドックス

その人の性格や特徴、職業まで思い出せるのに名前が思い出せない現象

傍観者効果

何か事件が起きても周囲に人がいると通報しなくなる現象

「誰かが通報するだろう」「周りの人も何もしていないから」「他人の目が気になる」などの心理の複合。

ホーソン効果

期待されているとそれに応えようとしてしま現象

たとえば医師の期待を感じた患者が、実際にはそうではないのに「病気が良くなった」と報告してしまうなど。

茹でガエル現象

悪い変化が起きていても、それがゆっくりとしたものだと、何もせず受け入れてしま現象

実際にはゆっくり温度を上げてもカエルは逃げ出すそうな。

リスキーシフト/コーシャスシフト

個々人は穏健であっても集団協議を行うと極端な結論になってしま現象

積極的になりすぎるのがリスキーシフト消極的になりすぎるのがコーシャスシフト。

リスト内手がかり効果

何かのリストの内容を思い出すように言われたとき、手がかりを与えられたほうが逆に思い出しづらくなる現象

リンゲルマン効果

共同作業を行うときに全体の人数が増えるほど一人一人が手抜きをしてしま現象

たとえば3人vs3人で綱引きをすると全力を出すのに、10人vs10人のとき無意識に力を抜いてしまう。

ロミオとジュリエット効果

障害があるほど恋が燃え上がる現象

2015-06-29

※ただし美人に限る

職場に32歳のロリ美人がいる。

正直どういう事なのか分からない程度に童顔で18歳くらいに見える。

何の勘違いかその美人と同期の女共がその美人がいつも着ている様なリズリサを着始めた。

視覚暴力だ!

から※ただし美人に限ると常々社会が言っているだろう!

2015-06-23

http://anond.hatelabo.jp/20150623175042

全然酔わない体質だからちょっとためしてみて欲しいんだけど

VR酔いは人口鼻を描写するだけで減ったらしいから

FPSやるときに画面中央下に△に切った紙とかを置いてみてほしい

三半規管どうこうよりも単純に視覚問題なのかもしれん

2015-06-22

デザインアートの違い

デザイン

何かしらの機能がある造型。道具として役に立ったり、視覚的に意味があり役に立つもの

役に立つ造型を追及すると機能美に至る。

アート

機能がない造型。使って役に立つことがない造形物。

デザイナーアーティストも同様に分類できる。

http://anond.hatelabo.jp/20150620121031

2015-06-16

童貞だけどセックス気持ちよさが分かる

精神的な気持ちよさがすごく大きいよねあれ。

オナニーしてると視覚的・感触的なところじゃなくて、物語性に対してリビドー高まることが多々あって、最近特にそう感じる。

気持ちが伴わない肉感的な気持ちよさはただのこそばゆさでしかない。

2015-06-15

人間じゃん?みんな、一応。

人間のことってけっこうわからないと思うんだ。

人間人間を好きになる理由がわからない。

人間と犬ねこ関係だったら、なんとなくわかる。彼ら(犬ねこ)にはっきり聞いたわけじゃないけど。

人間は犬ねこ視覚的なかわいらしさや、感覚快楽(もっふもふ)、相互的な信頼関係を求める(主に対犬関係において)。

人間動物関係はあるていどわかりやすいよね。ムツゴロウレベルでなくて、日常的な意味では。


人間人間のことを嫌いになる主な理由はよくわかる。

自分危害を及ぼす、あるいは及ぼしそうな人間」。これは嫌いだ。避ける。生物である人間として、正しいと思う。

でもね、人間人間を好きになるとき、これが問題だ。

好きになったらダメ、死に至る危険性があるような存在を好きになることが人間にはまま起こるよね。

人間視覚的にも好みでなくても、触覚的には触れたことさえない段階で、信頼関係もなにもない時点で人間同士で恋に落ちることがあるじゃない?

あれってなんなんだろか。

ねこでさえ自分に得のある関係だけを大事にしようとするのに、人間はなんのメリットもない人間に心底惚れて堕ちたりするでしょ。

僕はね、ほんとにね、犬ねこ、サイでもキリンでもマングースでも蛇でもいいや。ミジンコもおけらもいい。

なにか言葉思考をもたないものに生まれてきたかったな。

次に転生するときにはお釈迦様にアメーバ希望しようか。


人間言葉でいうところの恋というものは苦しい。

生きてること自体が苦しい。

アメーバは生きてるって実感せずに生きていられるのだろうか。

それもやってみなきゃわからない。

こういうこと考える時点で人間臭くて嫌になっちゃう。

写経でもしにいこうかと思ったけど、これもまた人間臭くてやだね。

女子高生の体からにじみ出る、匂いかぎたかった」

児童ポルノ視覚情報対象匂い児ポじゃ無いらしい?

窃盗不法侵入犯罪です

2015-06-13

電車化粧の論点

http://anond.hatelabo.jp/20150612210459

考えさせられたけど、整理できたので書く

電車化粧の論点

行為に対する美意識問題

場所公共性度合い

一つ目の問題

その行為が「相手から見て美しくない行為」と認識しているかどうか。

反対派は化粧の姿を見て美しくないと感じる。

中立、賛成派は、美しくないと感じる人とそうでない人に分かれる。

以降「化粧の姿を見て美しくないと感じる人」を「化粧姿嫌悪者」と呼ぶ。

二つ目問題

電車内という場所は美しい行為が求められるか?という問題

電車内は公共の場所。これは事実

電車内は閉鎖空間。閉鎖空間は逃げ場がない。よって皆が不快さを感じずに過ごすには、協力が必要

どんな協力?

五感で考える

聴覚→音を出さな

嗅覚匂いを出さな

味覚→問題なし

触覚→極力触れない、体重をかけない

ここまでは事実いいんじゃないか。

そして視覚

これが難しいんだけど、かっこ悪い行為をしない、ということかと思う。

例えば、奇妙な動き、ハナホジ、化粧など、最初問題で考えた美しくない行為をとにかくやめようぜ、ということ。

皆が協力することで、「何もない乗車」を無事に終えられるから

よって化粧姿嫌悪者に対して協力するのなら、化粧をすべきでない。

化粧姿嫌悪者は同じ車内に居ないと確信しているならやっても良い。

(余談:化粧姿嫌悪者は圧倒的に男性に多そうだ。女性専用車両ガンガン化粧してるのはそのためかも?)

もうちょっと考えたい

事実

通勤電車生活の一部になっている。

働く世代時間にゆとりがない。

女性の化粧は実質強制ルール

考え

→化粧する人は、せめて電車内くらいは、イエとして行動させてくれと思うのではないか

電車内でパンを頬張るのも化粧も、美しくないのは理解できる。

でもその時間使わないと生活が回らない(一分でも寝ていたい)。

という気持ちは分かる。

結論

化粧姿が美しくないと思いながらも生活が回らないのでやっちゃう人は、せめて恥だけ持っていて、と願う。

自分ADHD傾向のため、遅刻しそうで電車内で身なりを整える人の気持ちは分かる。

でもやっぱり社会人なら、玄関出たらソトって意識必要だったと感じるから、頑張って家で化粧終わらせようぜと思う。

そもそも化粧する姿が美しくないと思っていない人には、それ恋人とのデート中に目の前でやんの?って聞きたい。マジで君の魅力激減だよと伝えたい。

↑これは俺の意見ちょっと過激だけど、元記事ブコメとか見る限りは化粧姿嫌悪者は半数近くいるんじゃないかな。

電車内が他人の美意識に協力すべき場所ではないと考える人に対しては、お手上げです。

ロスの地下鉄はそうだった気がする。

好きか嫌いかの問題で、俺は嫌いだった。

日本人は 窮屈さ<協調性 という国民なんだろうか。

最後

電車内の化粧を自分彼女がやってたら、泣く。

自主規制団体存在意義─「18歳未満には売れません」の法的根拠

0.まえがき

おそらく表現規制最前線にいる人しか分かってないと思うので書く。

自主規制団体必要とされる理由は大きく分けて3つ存在する。1つには、販売店を安心させるため。2つ目は、条例上あった方が有利だから。3つ目は、世論との妥協のためだ。

1.販売店にとっての意味

(太字強調は筆者による)

[刑法 第百七十五条]

わいせつ文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。

電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。

[児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律 第7条第6項]

児童ポルノ不特定若しくは多数の者に提供し、又は公然と陳列した者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

電気通信回線を通じて第二条第三項各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写した情報を記録した電磁的記録その他の記録を不特定又は多数の者に提供した者も、同様とする。

まりわいせつ文書・図画や、児童ポルノに関する罪を問われるのは製造者や所持者だけではない。法律上は、販売した者も罪に問われる場合がある。

が、店員にとってみたら『わいせつっぽい物を販売したらある日突然逮捕されるかもしれない』は恐怖である

そのような販売店の恐怖が『それっぽいものは全部売らない』になるのは商業的にも文化的にもマイナスなので、

ビデオ映像関係の年齢表示や、成年向けコミックマークはそのような販売店の声に対し、『自主規制団体が、刑法および児童ポルノ法違反していないことを確認したと責任を負います』という意味がある。

からこそ、数年に1度程度の割合で『AV女優が実は18歳未満だった』という事件があるが、そのAVを置いていたツタヤの店員が全て逮捕されるわけではないし、

以前薄消しが流行ってビデ倫関係者逮捕されたことがあるが、問題になったビデ倫作品を扱っていた販売店の関係者逮捕されていない。

逆に言うと、そういう団体を通していない、いわゆる裏ビデオを分かっていて売ったら店員が逮捕される可能性もあるはずだ。

2.条例上の意味

上で書いたような『わいせつ文書・図画』や『児童ポルノ』は世間で広義で用いられるような意味ではなく、たとえ18歳以上にしか売っていないとしても、売った人は逮捕されるような物の話である

では、一般的に「18歳未満には販売できません」で書店アマゾンで売っている商品はどのような法的根拠で売っているか。それが条例上の理由だ。

[東京都青少年の健全な育成に関する条例]

(表示図書類の販売等の制限)

第九条の二 図書類の発行を業とする者(以下「図書類発行業者」という。)は、図書類の発行、販売若しくは貸付けを業とする者により構成する団体倫理綱領等により自主規制を行うもの(以下「自主規制団体」という。)又は自らが、次の各号に掲げる基準に照らし、それぞれ当該各号に定める内容に該当すると認める図書類に、青少年が閲覧し、又は観覧することが適当でない旨の表示をするように努めなければならない。

まどろっこしいが、要は『一定倫理基準に該当する物は、青少年に閲覧・販売できないように努力せねばならない。(そして、成人に販売する分には問題ない)』ということである

"18禁"などに関する(映像作品ゲームではR-15も一応は存在する)法令上のもっと重要な(もしかしたら唯一の)根拠はこの条文だ。

この条文があるからリアルでもネットでも、18禁作品を売る際には専用のゾーンを設けなければならない。その区分が雑だという話(特にネットにおいて)はノーコメント

3.世論との妥協

そもそもこのような自主規制団体が生まれたのは1950~60年代に『低俗な本・雑誌が溢れた』ことに対する世論批判とそれを受けての条例(2で書いたのは東京都条例だが、同様の条例は全ての都道府県存在する)制定の動きに対してであり、

ビデオゲームが出た後も法規制の動き(もしくは実際の逮捕事件)を受けてから出版団体を参考にして自主規制団体が生まれている。

もっとも、出版映像では少なからず差がある。最大の違いは、出版は成年マークのついていない書籍については一切の表示がないのに対し映像ゲームでは(ほぼ)全ての作品について「審査の結果、年齢区分はこうなりました」という表示があるということだ。

世の中において『私の考えるこれこれの思想道徳に反する本は全て排除せよ』という日本国憲法ガン無視全体主義者は少数だが、

「たとえ低俗出版物であっても、他者権利侵害していないならば全て認められるべきだ」というガチ一元的内在制約説原理主義者もまた少数であり、

低俗な本に対する一定倫理的歯止めをする制度必要だよね」という中庸な人がおそらく最大多数だ。

酒鬼薔薇の本など典型例だ。私の倫理観はあの本が出ることを嫌悪するが、あのような本の出版をどうやって規制するのか、というと非常に難しいよなと思う部分はある)

そういう人たちに対して「いや、一定倫理的歯止めはかけていますよ」というアピールをして、ひいては条例法律上規制をするような世論に持っていかせないという存在としても自主規制団体は役立っており、

民主主義の世の中においてそのような団体存在意義は一概に否定するものでもない。

4.どなたか憲法学者の方はいらっしゃいませんかー(呼びかけ)

Q:「ややこしいから国が基準を定めてはどうか」

A:「それは憲法が禁止する検閲に当たるのではないか?」

実際その辺どうなんでしょう、はてな憲法学者の方がいらっしゃったらその辺どのように解釈されるかお願いします。

2015-06-10

巨根

私が18歳のころ一度だけ見て、触った。

細身の人だったが、その部分だけ独立した別の生き物のようだった。

視覚的にはアンバランスであり、調和を欠いており、ゆえに心惹かれた。

その様子を自分で絵に描いてみたこともある。

でも、絵ではだめなんだ。

紙の上に描かれた巨根は、ヘンリー・ダーガーの描く「男根を有する少女」のように魅力的だが、どこまでいっても非現実

あの不思議な魅力は、アンバランスなそれを見て触れた瞬間にいや増す。

その瞬間の幸福感を何にたとえたらよいだろうか。

2015-06-04

「大栗先生超弦理論入門」 を読んだけど面白かった!

栗先生超弦理論入門 (ブルーバックス)   大栗博司

http://www.amazon.co.jp/dp/4062578271



僕は専門外だけどスラスラ読めた。

面白かった!いや、面白かった!

興奮冷めやらぬまま感想文を増田に投下。自己満足

著者は弦理論を作り上げて来た天才達のひとり。

修士在学中に東大助教卒業後すぐにシカゴ准教授

評価書には " He is a genius." とひと言だけ書かれていたとかなんとか。(噂。確認してない)

とにかく伝説的な方である

そんな弦理論第一人者の書いた一般向け啓蒙書がこちらの本。

寝る前にちょっとだけ読み進めていたのが6章あたりからまらなくなった。

とにかく熱い! 第一次/第二次ストリング革命の熱気が!感動が!時を超えて伝わってくる。

基本的お話だと思って読んでよいとおもう。たとえわからなくても熱気だけは伝わる。

すごい

例え話に逃げずに真っ正面から解説しているのがすごい。

数式を避け、簡単なことばを選んで専門用語を説明していく。

とても真摯姿勢読み手を信頼しているのだと思う。

第5章のゲージ原理解説がすごい。

リーマン幾何学みたいな図が描いてあるなと思ったら「為替相場」と「裁定機会とある。なんだこれ!

なんだこれはと思いつつ最後まで読むと理解できてしまう。ゲージ原理が!為替相場で!

ヤン=ミルズ場のゲージ変換なんてすごい。各サイト上に球面「ものさし」を置いて、局所的に回転することで視覚的に説明してしまう!

(球面だからSU(2)なのか?!)

図を見ると一目瞭然なのでぜひ見て欲しい。

大栗さんの美学哲学も伝わってくるよう。

素晴らしい一冊。


いろいろ

イラスト

なんと大栗先生直筆の物理学者の顔イラストつき。

現役の研究者も含まれる。

めっちゃ特徴を捉えていて笑えてくる。これだけでも個人的には買ってよかった。

ホログラフィー原理 (ゲージ/重力対応)

最近はてなで人気のホログラフィー原理は8章から。3章くらいから読むといいかな?

からないところは飛ばしても読める。なぜか雰囲気で読めてしまう。

ダウンロード版ではなく普通の本を買えばよかった。

これなんだっけと前のページをめくるのが辛い。

「この顔イラスト見て見て!」とかやるのにページめくるの辛い。

2015-06-01

みだらな図画・図書の販売に関する法律平成27年法律第36号)

第1条

 この法律は,みだらな図画・図書が性的搾取の道具として用いられてきた歴史および男女共同参画への妨げになってきたことへの反省に鑑み,我が国国民に対し健全な性道徳を涵養し,また男女共同参画の推進のため,みだらな図画・図書の販売が出来る場所限定することによって,公共の福祉資することを目的とする。

第2条

 この法律において,みだらな図画とは,画像彫刻など視覚により人に対し少しでも性欲を喚起するものを紙などに描写印刷したものまたは電気的・磁気的に記録したものを指称し、またみだらな図書とは文字や音声など言語を用いて人に対し少しでも性欲を喚起するもの印刷しまたは電気的・磁気的に記録したものを指称する。

第3条

 第1条の目的を達するため,みだらな図画・図書などの販売は,附則により指定された市町村でのみ行うことが出来るものとする。また,憲法第13条に定められた表現の自由に鑑み,市町村指定においては,次の範囲内に必ず1つ以上の市町村が含まれるよう留意しなければならない。

1.北海道

2.青森県岩手県秋田県宮城県山形県福島県

3.茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県山梨県

4.新潟県富山県石川県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県

5.福井県滋賀県京都府奈良県大阪府和歌山県兵庫県

6.鳥取県島根県岡山県広島県山口県

7.香川県徳島県愛媛県高知県

8.福岡県佐賀県長崎県大分県熊本県宮崎県鹿児島県

9.沖縄県

(中略)

附則

第1条 本法律第3条に基づき,以下の地域をみだらな図書販売許可区域指定する。

1.北海道苫前町

2.岩手県久慈市

3.東京都青ヶ島村

4.長野県駒ヶ根市

5.奈良県上北山村

6.岡山県鏡野町

7.高知県宿毛市

8.宮崎県五ヶ瀬町

9.沖縄県南大東村

最高裁判決

 弁護人は,本法は販売できる地域を著しく制限しておりよって憲法第13条が定める表現の自由違反すると主張するが,本法律はみだらな図画・図書の内容について定めるものではなく,何ら憲法13条等に反しない。

2015-05-24

スマホ触りながらイヤホン音楽聞いて自転車に乗っている男子高校生に言いたいたった1つのコト

僕たちが伝えられるコトってなんだろ

いつももどかしいよね

君を見るたび

僕は感じてる

「てめぇ片手でチャリ乗りつつ音楽聞くなんてあたまおかしいんじゃねぇの?轢き殺すぞ?どうせお前ぐらいの若くてバカ野郎は俺の身体能力なめんなくらいの感覚なんだろうな!ただてめぇを轢いたら運転してる自動車責任なんだよわかんねぇだろうな!バカで!!聴覚視覚もなんだ?携帯の?くっだらない音楽か?ゲームか?知らねぇけどそれにうつつこきながらチャリ乗って車道にちょいちょいはみ出るわ横断するわ?殺すぞ?殺されてもおまえなんかほんとに法律こそ守ってくれてるけど少なくともはてなーとかブコメラーとか絶対絶対許さねぇから???

でも言えない

僕たちは臆病なDreamer

2015-05-23

聞こえる人が基準社会 あるある31

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=50265800

http://blogs.yahoo.co.jp/bear_mobara/13232355.html

http://ameblo.jp/2003bear/entry-12026924170.html

画像の中の文章意味が分からない人(視覚障碍者外国人など日本語文字が分からない人など)のためにテキスト起こししてみるテスト

■[1/1ページ]

@jinminoru

(あ!署名運動の方々だ…。)

「…………」

「…………」

-----

・・・・」

ススス…

(げ!キタ!)

・・・・・」

ススス・・

-----

あ…、すみません

ボク、耳が聞こえないのでお話がよくわからないんですが…。

-----

「……・……・ごめんなさいね。※読めた部分のみ」

サササ…

サササ…

(一体…何が悪くて「ごめんなさい」だろう?

む~…

================

聞こえる人が基準社会 あるある32

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=50374434

http://blogs.yahoo.co.jp/bear_mobara/13250598.html

http://ameblo.jp/2003bear/entry-12027352035.html

画像の中の文章意味が分からない人(視覚障碍者外国人など日本語文字が分からない人など)のためにテキスト起こししてみるテスト

■[1/1ページ]

@jinminoru

(あれは…!)

(もしかしていじめ」?)

-----

どうしよう…。止めたい、止めたいけど

-----

「あ?何このオバサン、何を言ってるの?」

「何て言ってるかわかった?」

-----

私の変な声(発音)で逆に笑われたらどうしよう。

-----

コラー

(あ…近所の)

「そこ!何をしておる!」

「」

「」

ホーッ

(良かった…。)

================

聞こえる人が基準社会 あるある33

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=50403081

http://blogs.yahoo.co.jp/bear_mobara/13256384.html

http://ameblo.jp/2003bear/entry-12027810895.html

画像の中の文章意味が分からない人(視覚障碍者外国人など日本語文字が分からない人など)のためにテキスト起こししてみるテスト

■[1/1ページ]

@jinminoru

今日から、ここで働く川口くんだ。頼むよ。」

ペコリ

じっ

川口くん、私の話はわかるかね?」

「あ、はい。少し…。」

-----

にこ

「お!君の話は聞き取りやすいね。これだったら、わざわざ手話を覚える必要も無いね。」

(えええ~!!)

================

聞こえる人が基準社会 あるある34

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=50428186

http://blogs.yahoo.co.jp/bear_mobara/13259539.html

http://ameblo.jp/2003bear/entry-12028802995.html

画像の中の文章意味が分からない人(視覚障碍者外国人など日本語文字が分からない人など)のためにテキスト起こししてみるテスト

■[1/1ページ]

@jinminoru

ZZZ・・

-----

うーん

ガサゴソ ガサゴソ

-----

暑いっ!二人とも一体、どうしたのよ!

がばっ

ぜえぜえ

-----

だってだって、外は風が強くておまけに雷も鳴ってるんだよ!

ピカッ

きゃあーー

あー…恐いのね。

↑熟睡のろうパパ 子供たちにたよられてません(笑)

================

2015-05-22

聞こえる人が基準社会 あるある35

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=50482864

http://blogs.yahoo.co.jp/bear_mobara/13269624.html

http://ameblo.jp/2003bear/entry-12029185037.html (アドレス追加しました)

画像の中の文章意味が分からない人(視覚障碍者外国人など日本語文字が分からない人など)のためにテキスト起こししてみるテスト

■[1/2ページ]

@jinminoru

[近所のお友達が遊びに来た日のこと…]

ガラッ

(あれ、来てたんだ)

(なんだろう…。お母さん、怒って何か話をしているみたい…。)

-------

これは、私がまだ子供の頃の話…。

-------

(え!遊んでないのに帰るの?)

ねえ、お母さん…えっ!!

お母さん…、泣いてる?

私の机の上に置かれた勉強の道具を見た 近所の子達が「えー!僕と同じ教科書を持ってるよ。」と小馬鹿にした会話をしてたらしい。

-------

まだ「聴覚障害者」《ろう者》に対する理解がまだまだ無かった時代―。

■[2ページ]

(お母さんは、近所の子達に耳が聞こえないから、みんなと勉強方法が違うだけよ!と、色々 説明をしたそうです。)

耳が聞こえないだけで、他はみんなと変わらないのよ!

-------

おそらく、これが私にとって初めて感じた「差別」と「偏見

-------

お母さん…。

-------

あの日見た 母の涙と、胸の痛みを私はずっと忘れない―。

-------

 

フェアユース(??)許してね

聞こえる人が基準社会 あるある36

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=50500424

http://blogs.yahoo.co.jp/bear_mobara/13273080.html

http://ameblo.jp/2003bear/entry-12029736366.html (アドレス追加しました)

画像の中の文章意味が分からない人(視覚障碍者外国人など日本語文字が分からない人など)のためにテキスト起こししてみるテスト

■[1/3ページ]

@jinminoru

「」

「」

ササッ

「」

(この おばさん、何言ってるの?)

-------

これは「見える音(見える情報)」がまだ少なかった時代

-------

「」

「」

ハハハハハハハハハハ

(なぜ、笑ってるのかわからない。つまらない…。)

-------

―まだ字幕がないテレビを囲んでの食事は苦痛だった。

-------

ごちそうさまっ!

「」

フムフム

"五六七の剣(1)"

"国語辞典"

(へぇー。頑張ってきれいな格好した女性に「馬子にも衣裳」は怒らせてしまうのか。)

-------

あのころ漫画が私にとって「色んな言葉」をくれるものだった

■[2ページ]

他人を思いやる心、人との接仕方など、生きるための教科書だった。

-----

"レンタルビデオ"

「お母さん!コレ3本借りていい?」

↑母相手だと通じるのでほとんど声

「ええ!3本も?今回だけだからね!」

-------

週末の楽しみが、日本語字幕がつく洋画ビデオの鑑賞だった。

-------

「やったぁ!ありがとう!」

「もーっ 夜遅くまではダメよ! いいわね?」

-------

本当は「邦画だって見たいけど 意識的に避けていた。

■[3ページ]

ううん、あの時の私は「本音」という心に蓋をして

-------

「耳が聞こえない人は不幸じゃない!」という子供なりの

-------

"邦画アニメの新作コーナー"

「」

"アクション" "アニメ新作" "恋愛映画" "人気!!" "コメディいろいろ"

-------

「聞こえる人が基準社会」への抵抗だったのかも知れない。

-------

2015-05-11

ゴールデンウィーク最後エロゲ史におけるクトゥルフ神話を語る

クトゥルフ神話に特化する形でエロゲの歴史をまとめたWebサイト存在するし、一般書籍で言えば『エロゲー文化研究概論』(宮本直毅, 2013)では一つのコラムとしてこれを取り扱っていたりする。

ただ、それらで話の主たる軸にクトゥルフ神話が用いられているか否か、という点での検討はされていても、クトゥルフ神話がそれぞれのエロゲにおいて一体どう扱われてきたのか、という点には触れられていなかったりする。

ゴールデンウィーク有意義に過ごすべく、エロゲ史においてクトゥルフ神話がどのように用いられてきたのかをちょっとまとめてみたので(そのためにちゃんと全部プレイしなおしました。実に有意義ゴールデンウィークだったと思う)、増田に垂れ流しておく。

1991年~93年

まずエロゲ史にクトゥルフ神話が登場する直前の状況から少し整理しよう。

1991年末、かの有名な「沙織事件」が発生する。ソフ倫設立される切掛として有名だけれど、同時にこれは内容に対する制約としても一時的に強い影響を及ぼした。

特に社長が逮捕されたフェアリーテールとしては一際慎重な態度にならざるを得ず、単純で直接的なエロというより、エロ以外の何らかの要素を前提とした上でエロ「も」取り入れる、というアプローチが取られることとなった。

そして『狂った果実』(フェアリーテール, 1992/5/1)が発売される。

エロより視覚的、精神的グロさを全面に押し出した傑作であり、エロゲにおける「ヤンデレ」(昨今のステレオタイプとは少し異なりサイコパス色が強いが)の開祖と言っていいものだろう。主人公精神的、社会的に追い詰め、最終的に狂気に陥れるそのシナリオ展開は多くのプレイヤーに衝撃を与え、同時にエロゲが「エロ以外の18禁的要素を主軸に据え、その過程にエロを取り込んだゲーム」としてもありうるのだ、ということを強烈に知らしめたものでもあった。

1994年

こうした中、フェアリーテールブランドを分ける形でフェアリーテールHARDCOVERを新設し、クトゥルフ神話要素を持つ世界最初エロゲであるネクロノミコン』(フェアリーテールHARDCOVER, 1994/6/24)がリリースされることになる。

物語は新聞記者である主人公が自分の先祖の秘密を探るべくインスマスへ向かい、そこで邪神復活の儀式に巻き込まれる、というもの。『インスマスの影』(H.P.Lovecraft, "The Shadow over Innsmouth", 1936)をそのまま使った内容となっている。

原作に足りない女っ気を確保するため、バーの店員や宿屋の女主人、娼館などが配されているけれど、モンスターホラーとしての側面が強く、狂気への言及は殆ど無い。

作品としては丁寧で、よくまとまっていて、つまらなくはない。ただし原作色が強いせいで原作既読者には先の展開がすべて分かってしまい、無難な内容という印象が拭いづらい。しか現実には当時のプレイヤーのほとんどは原作未読者であり、そういう点ではむしろクトゥルフ神話へ興味を持つ最初の一歩としてよく出来たアレンジだったのではないか、とも思う。

ともあれエロゲ史における最初の使われ方は、このようにモンスターホラーとしてであった。

1995年

ネクロノミコンから1年が経過し、95年に入ってから2つの作品が発売されることとなる。一つは『YES! HG』(姫屋ソフト, 1995/6/30)、そしてもう一つがかの有名な『黒の断章』(アボガドパワーズ, 1995/7/14)である

『YES! HG』はオムニバス形式となっており、その中の一編である『豪州怪奇紀行』がクトゥルフ神話要素を持つエロゲとなっている。

物語の内容は応募した覚えのないオーストラリア旅行の懸賞に当たり、彼女と一緒に参加したところ邪神の生贄にされかける、というもの

クトゥルフ神話の扱い方という点では、『ネクロノミコン』に輪をかけてモンスター色を強めたものであるディープワンやティンダロスの猟犬といった神話生物が登場するものの、一般人に化けられる、死ぬと水に溶ける、水をかけられると死ぬ、と原作設定とはかけ離れており、どちらかというとモンスター映画的な怪物を取り扱った物語であり、その怪物の名前クトゥルフから借用した、といった感もある。逆に言えば、クトゥルフ神話に関して一切知識がなくとも既存のモンスターホラーものとして理解ができる内容であり、『ネクロノミコン』では若干あったグロテスクさもない。そのためより取っ付き易い感があり、短編ながらよくまとまっていることからもっと一般ウケしていい作品と思うが……知名度は今回紹介する中ではおそらく最も低いと言えるだろう。

そして『YES! HG』に遅れること1ヶ月、自転車操業の零細新興メーカーから『黒の断章』が発売される。

あるマンションの一室で一家皆殺しの猟奇殺人事件が発生したことを端緒に、同マンションに入居していた探偵がこれを解決しようと首を突っ込み連続殺人事件に巻き込まれ、その謎を解く鍵を自分の失った記憶に見出していく、という内容である

前半は猟奇殺人事件を巡るミステリとして、そして後半に入るとラヴクラフト色が全面に現れたものとなる。下敷きにしているのは『死体蘇生ハーバートウェスト』(H.P.Lovecraft,"Herbert West-Reanimator", 1922)、そして『壁のなかの鼠』(H.P.Lovecraft,"The Rats in the Walls", 1924)である

クトゥルフ神話モノとして知らない奴はいないといえるほど有名な本作であるが、実のところモンスター要素はほとんど無い(そもそも『死体蘇生ハーバートウェスト』は邪神も神話生物も登場しない内容であるが)。しかし「黒人の神父」の熱弁の中でのさりげない「神々」という複数形、「呪い」への「ギアス」(C.A.Smith,"The Seven Geases",1934)というルビなど、作中の随所に仕込まれたこうした細かいネタは一切作中で説明されることはなく、それがわからなくて物語が理解できないようなことはないが、プレイヤーの知識へのくすぐりが実にうまい作品である

一方で、本作のシナリオの核はあくまで「家族愛である、という点への言及も必要だろう。原作へのオマージュを込めつつ独自要素を持ち込み、後日談めいた二次創作的なその内容は、単にその用語や設定を流用したものとは明らかに一線を画したクオリティを持っている(例えば不老不死にさせられた女性については、お腹にいる殺すことも生まれることもできない胎児を家族と呼びうるのか、といった辺りはSF的、倫理的に今なお考えさせられるものがある)。

ネクロノミコン』、『豪州怪奇紀行』とは異なり、本作はモンスターホラーとしてではなくクトゥルフ神話を扱った最初エロゲであると言え、また原作二次創作的側面を持たせた物語は(多少粗はあるものの)有名作の名に恥じない出来栄えである

1996年

一方で『黒の断章』においてもやはり、狂気の描写はほとんど無いに等しいものであった。

クトゥルフ神話における狂気とは、異端の知識を人間の脆弱な脳が処理しきれなくなり、破壊された状態であるクトゥルフTRPGにおけるSAN値の取り扱いもこれを示したものと言っていいだろう。

他方、92年の『狂った果実』を筆頭に狂気についてはエロゲにおいて断続的ながら取り扱われ続けていた。この時代で言えば『サークルメイト』(ボンびいボンボン!, 1994/5/13)、そしてエロゲ史上初のビジュアルノベルである『雫~しずく~』(Leaf, 1996/1/26)があげられるだろう(『for Eliseエリーゼのために~』(CRAFTWORK, 1996/12/6)もこの線では秀逸である)。

こうした作品において、狂気とはこれまであったものが破壊されるというより、境界線を踏み越えてしまった状態として扱われる。怪物の血を引いた「選ばれし者」ではない一般人である私たちも、一歩踏み出すことによって「向こう側」へと至りうるのだ、という見方でのこうした「狂気」を、ここでクトゥルフ神話における「狂気」へと接続した作品が登場することになる――『Esの方程式』(アボガドパワーズ, 1996/9/13)である

物語は蔭洲升という漁村で起きた陰惨な殺人事件の犯人が精神病院から退院したことを端緒として、その元担当医を勤めた探偵助手たる主人公が異常な自殺事件に巻き込まれていく、という物語である。『黒の断章』の続編ではあるが、前作とは独立した事件となっている。

前作同様、前半は東京での猟奇事件をめぐるミステリ、そして後半は蔭洲升が舞台となり、ラヴクラフト色が全面に押し出される。原作は『ネクロノミコン』と同じ『インスマスの影』である

これまでのクトゥルフ神話要素をもつエロゲにおいて、その猟奇殺人表現されたものや「向こう側」はグロテスクものであったし、これ以降もほとんどがそのように表現する。しかし、本作は死に至る状態/死体を「美しく」描く点で明確に異彩を放っている。

SAN値が下がる」のではなく「啓蒙が上がる」ことで見える世界が変わる(『Bloodborne』FROM SOFTWARE, 2015/3/26)ように、本作は私たちの「啓蒙を上げる」ことを目的とした作品めいた印象を受ける。もちろん四肢切断された「苦痛を伴わない」少女の視覚的な美しさであれば会田誠の『犬』があるし、特に『魍魎の匣』(京極夏彦, 1995/1/5)の影響が本作へ露骨にあることは否定しがたい。

しか踏切の赤信号アニメーション演出に始まる本作は、これをプレイすることで一歩「向こう側」へと足を踏み出しかねないことへの警告めいた不穏さを孕んだ見事なものであると私は思う。

のちの『沙耶の唄』(NitroPlus, 2003/12/26)も同様だが、美しい「向こう側」を描いた作品エロゲ史において稀なものである。ほとんど無意味登場人物など色々と欠点も多い作品ではあるが、加点法で見るなら間違いなく名作として語られる作品だろう。

1997年

さて、ここで少し時代におけるクトゥルフ神話の状況を整理しよう。

創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』は1974年12月13日発売、クトゥルフ神話モノのパロディとしての必読書と言っていいだろう『妖神グルメ』が1984年6月30日発売であるタイタス・クロウサーガはまだ日本語訳が出版されていないが、『アーカム計画』はすでに出ている。ということで、クトゥルフ神話に関する基礎教養としての文献はすでに大体揃っていたと言っていいだろう。

だが、それを調べるためのツールはどうだろうか。

1997年とはYahooが日本で検索エンジンサービスを開始した翌年であり、Googleはまだ会社すら存在しておらず、2chもWikiepdiaも影も形もない時代である(ちなみにWikipedia日本語版の「クトゥルフ神話」の記事最初に出来たのは2003年8月)。

現在のように玉石混交とはいえググれば腐るほど情報が出てくる時代とは程遠く、なるほど情報はあるところにはあるが、そこにたどり着くことは容易なことではなかった。

そうした状況下において『マジカディープ☆ワン』(Vanilla, 1997/4/18)が発売される。様々なクトゥルフ神話上の邪神や神話生物を美少女化した初のエロゲであり(クトゥルフ女体化については80年代に先例があるとの報告がある)、モンスターも狂気もホラーも完全にオミットし、その用語や設定に対するパロディ作となっている。

問題パロディである以上、クトゥルフ神話に関する広範な教養をプレイヤーが持っていることを前提しなければならない、という点である――正直、時代を考えると無謀としかいいようがない。文字通り10年早すぎた作品であるが、のちに『斬魔大聖デモンベイン』(NitroPlus, 2003/4/25)やラノベ這いよれ!ニャル子さん』が当たったことを考えれば、その先見性はもう少し評価されてしかるべきかもしれない。

一方で同年末、邪神の名前だけを借りた作品が発売される。ALICESOFTの『アリスの館4・5・6』に収録された『アトラク=ナクア』(ALICESOFT, 1997/12/18)である

シナリオライター自身が言う通り、本作の中身は一切原作とは関係がない。ゆえに本作をクトゥルフ神話要素を持つエロゲ史の上で語るべきではないが、名作として名高い本作がクトゥルフ神話における邪神の神の名前であることもよく知られたものであることからエロゲ史上にクトゥルフ神話に対する興味を惹起する効果はそれなりにあったのではないかと思っている。無関係とはいえよく出来た作品であり、返り血を浴びた黒髪美少女に対する審美眼を――「瞳」を多くのプレイヤーに植え付けた、という意味では、これもなかなかに罪深い作品と思う。

1998年

さて、3年前に発売された史上2番目のクトゥルフ神話を用いたエロゲを発売したメーカー「姫屋ソフト」について、ここで少しまとめよう。PC-98時代のエロゲに詳しい初老のオッサンでもなければまず知らないメーカーであるが、その有するブランド名「C's ware」といえばWindows95時代のエロゲに詳しい中年のオッサンなら反応することだろう。『DESIRE』そして『EVE burst error』とエロゲ史に残る名作を有し、たまにバグまみれで起動すらしない製品をリリースすることで有名な、そんな泣く子も黙る一大メーカーであった。

そのC's wareから、『アトラク=ナクア』の一カ月後に『DIVI-DEAD』(C's ware, 1998/1/23)がリリースされる。

物語は山奥の学園に転入することになった主人公が、学園内で麻薬のように蔓延する香、見え隠れする異常行為、学園創設者一族の陰惨な過去などに触れていくうち、自分がこの学園に転入させられた目的や持病の発作の原因などが明らかになっていく、というものである

この作品は、直接的にはクトゥルフ神話要素への言及が一切無い。シナリオファイルを無理やり抽出して全テキスト確認した私は自信を持って断言できる。本当に、ない。

しかしそこで描かれる物語の設定は、ラヴクラフト小説のファンならおそらく確実にニヤつけるものである。「古い穴の底から神を呼び出す」「この地の神と契約を交わし、その血を一族の中に入れた」、そして穴が開きすぎて周辺一帯の人間が狂死したこと。

こうした神と人との関係はまさしくクトゥルフ神話――もっと言えばラヴクラフト神話における典型的なそれである

また話の筋にはほとんど関係ないにもかかわらず、焼身自殺した建築家が書いた唯一の幻想小説「はての国」への執拗ですらある言及は、作中で関わった人間がほとんど惨たらしく死んでいるという状況も併せてラヴクラフト愛読者に魔術書めいた印象を与えている。

本作に人外は登場するが、クトゥルフ的なモンスターは登場しない。しか抑制的ながらも明白な狂気、グロテスク死体などはある意味で『ネクロノミコン』時代におけるクトゥルフ神話の扱い方に忠実と言っていいものであり、具体的に名前こそ触れないものの、その確かなオマージュを感じる内容は良作と呼ぶにふさわしいものであり、その意味では『アトラク=ナクア』の対と言っていいだろう(ちなみにのちの『果てしなく青い、この空の下で…。』(TOPCAT, 2000/06/30)も同様のアプローチを採った良作である)。

1999年

そしていよいよ世紀末電波系エロゲといえば必ず名前の上がる有名作『終の空』(ケロQ, 1999/8/27)が発売される。

ある学校で一人の不良学生が屋上から転落死した三日後、いじめられていた女生徒が同じ場所から飛び降り自殺、同じくいじめられていた男子生徒の妄想が周囲の学生を巻き込み拡散し、一週間後に同じ場所から集団で飛び降り自殺に至る、という事件を何人かの視点で繰り返し読ませる物語である

正体不明の少女の口から出るナイアルラトホテプという単語、「テケリ・リ」という声など、確かにクトゥルフ神話要素における単語は使われている。

……が、本作はむしろ終末論を用いて『雫~しずく~』を正統に発展させた延長上の作品として語られるべきであり、本作をクトゥルフ神話を軸にしたものというにはちょっと無理があると考えている。

というのも、本作のシナリオにおける終盤は統合失調症の患者を模したそれとなっており、またその視界はシュルレアリスム的な絵で表現される。シュルレアリストの一部が統合失調症の患者の描く絵に魅せられたことも併せて考えれば、そこで語られる内容は言葉遊びめいた意味が通るようで通っていない単語の連結であり、その一部にクトゥルフ神話用語が用いられた、というように私は思っている。

本作はよく出来た作品であり、衒学趣味の上で意味が通りそうで通っていない文を普通に会話が成立しているかのような羅列には思わずニヤリとさせられ、その「向こう側」の表現としては明らかに過去エロゲとは一線を画したものである。が、クトゥルフ神話の扱い方という点で言うのであれば、『アトラク=ナクア』と同じくらい関係性は無い、というのが妥当なところだろう。

まとめ

正直、1994年から99年というわずか5年ですでに結構な文章量になってマジかよと。ただこうして見ると、クトゥルフ神話は結構多様な使われ方をしてきた、というのが見て取れるかと思う。モンスターホラーとしての印象が一般には強いのではないかと思うけれど、狂気の表現形態であったり、物語構造としてのそれであったりといろいろ工夫がされている。

2000年以降については余白もないのでこの記事でこれ以上深く言及する気はないけれど、『朝の来ない夜に抱かれて -ETERNAL NIGHT-』(DreamSoft, 2002/06/28)、『斬魔大聖デモンベイン』(NitroPlus, 2003/04/25)、『終末少女幻想アリスマチック』(キャラメルBOX, 2006/10/27)というのが従来に無いひとつ特徴的な筋と思う。いずれもクトゥルフ神話と熱血という組み合わせであり、好き嫌いはあろうがモンスター設定資料集としてのクトゥルフ神話がこれで普及していくように思う。ちなみにこのあたりはDreamSoftがフェアリーテールブランドキャラメルBOXが姫屋ソフトブランドであることを考えると、少し面白いものがある。

なお、この記事については間違った内容が記載されている可能性が十分にある。発売年度は一応いくつか調べた上でおそらく正しいと思われるものを記載したけれど、これももし誤りがあれば申し訳ない。

さて、最後にここまで読んだ奇特な人のために、ぜひプレイ頂きたい史上最高のクトゥルフ神話エロゲを紹介したいと思う。『人工失楽園』という(文章はここで途切れている)

2015-05-10

無断転載に寛容になろうよ

これから書くことは多くのクリエイター不快しかねないから

タイトル危険香りを感じた人はブラウザバックしてください。

俺は無断転載について寛容になればいいのにと考えている。

本人の許可を得ずにその人の著作物を使用し、

ひどいときにはそれを自分のものと宣言したり、

勝手商品化する輩がいる。

こういうのがいけないことであるのは言うに及ばないことであるが、

それは著作者についても同じことが言えると思う。

最近無断転載にとても強く目くじらを立て、

長文でまくしたてる著作者(以下、クリエイター)を多く見かける。

主にツイッターで。

それを見た部外者は何を感じるだろうか。

まず俺なら怖いなと思う。

次に、近寄らないでおこうと思う。

喧嘩をしている人に近づく人なんていないだろう。

そして、その人は怒るとそういうことをする人だから

関わらないでおこうと思う。

誰もが熱狂的なファンであるとは限らない。

怒りや憎しみなどの負の感情を見せることは、

それを快く思わない人を遠ざけることになる。

これってファンありきのクリエイターとしては、

あるまじき行為ではないかと俺は思うんだ。

確かにクリエイティブなことをしていれば、

ムカつくことに直面することはよくあると思う。

でもそれをツイッターというパブリック空間に見せる必要があるか?

俺は必要ないと思う。

アレだったら法的機関に頼ればいい。

弁護士は意外と役に立つし、

マウストゥマウスで話してみると案外スッキリするものだ。

それをする気がないなら、黙認するべきだと思う。

怒りを表に出すのはクリエイターにとってメリットがないことだ。

そういう無断転載で怒っている人を取り上げる記事まとめブログtogetterでよくみかけるが、

「その後どうなったか」を取り上げる記事はなかなかない。

調べてみても、特になんの進展も無かったりする。

無断転載した側についても、特にやめることはなく、

相変わらず無断転載は続けたまんまだったりする。

怒りをみせてファンの数を減らしておいて、何も展望なしって。

じゃあ怒った意味が無いじゃん。

ただその時にムカついたからたくさんツイートしておいて、

気分が収まったから後はどうでもいいって?

それじゃあただのピエロじゃないか。

怒りの矛先を間違えているように思える。

怒りを感じるべきなのは、そのやりとりをみて面白がってる部外者ではないだろうか。まとめブログのことだ。

無断転載を嫌うというそ書き込みが。そのやりとりが。

あなたが忌み嫌う無断転載によって収入を得ているまとめブログ掲載されるんですよ?

まとめブログからしたら、ただの餌ですよ?あなた

何も言わなくてもポンポンPV数を稼げるネタ提供してくれるんですもんね。

まとめブログ管理人からすれば、

あなたの愛するその可愛い可愛い著作物なんて

心底どうでもいいと思っていて、

ただ、醜いクリエイターがまた一匹、カエルのようにわめいているわとあざ笑っているだけなんですよ?

井戸の中でひとしきり鳴き喚いて、落ち着いたらお昼寝している。

それを頭上からニヤニヤしながら眺めている人がいる。

それでいいんですか。クリエイターの皆さん。

怒りはファンに見えないところで。

表向きはラブアンドピース

裏ではマザーアンドファッカーでいきましょうよ。

ファンはあなたの醜い姿なんか見たくありませんよ

はい。というのがクリエイター立場での俺の考え。

次に一視聴者立場での俺の考え。

ぶっちゃけそういう怒りとか煽りはどんどんして欲しいと思ってる。

そのほうが刺激的で面白いから

無断転載絶対悪だとは限らない。

というか現代社会正義と悪だけで片付くような

二元論世界では既にないように思える。

無断転載だって良い一面もある。

広告塔としての役割だ。

俺はよくまとめブログを見るが、

そのクリエイターのことはそれまで全く知らなかったし、

これからも知るつもりはないが、わずか3秒程度でも、その醜い姿を世間晒すことが出来たじゃないか。

これが出来たのはあなたの忌み嫌う無断転載マンがいたからだろ。

あなた道化を演じたことによって、そのやり取りを見て日常生活での鬱憤を解消できた人が世界中のどこかにいるわけだ。

あなた著作物には何一つ興味がないし、

あなた自身についても何一つ知るつもりはないが、

画面外で顔を真っ赤にしながら、

テキスト上では敬語必死に冷静アピールしているサマは見ていて面白いから是非続けて欲しいと思ってる。

それがあなたの望んでいる方向であるとは限らないが、

クリエイター自称しているあなたという醜いピエロを、

人生の中のごく僅かな時間、短期記憶の中、

視覚情報に刻む機会をくれただけで、その無断転載マンにも、それをまとめてくれた管理人にも「アリガトウ」とお礼を言わなければいけないと思う。

しろクリエイターは「お目汚ししてすいませんでした」と

謝らなければいけないとさえも思っている。

こういうのをみて不愉快に思う人は

クリエイター向いてないので辞めた方がいい。

こういうのをみて

「SOです!てすてすてすてすマイクのテスです!俺はクズですゲスですYes let's!」

って笑い飛ばせるような人じゃないとクリエイターはしないほうがいい。

みんなあなた著作物には何の興味もない。

あなたクリエイターであることなんて誰も知りたくない。

ただ、馬鹿にできる対象が欲しいだけ。

ただ、言いたいことも言えないこの社会で、物言わぬ道化師が欲しいだけ。

無断転載すらもあなたサーカス道具の一部に変えて、あなたしかできない笑いをみんなに届けてあげようよ。

あなた、「クリエイター」でしょ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん