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はてなキーワード: 東欧とは

2022-04-11

研究したいと考えていること

中央アジア現代政治 そこそこ資源が出るのに軽視されすぎじゃない?

東欧の対ソ感情・対ロ感情 今回の侵攻で東欧の中でも何ならNATOの中でもロシアに対する感情に差があることを知った

中国政治民主主義を一部でも実現しているのか? 監視国家少数民族虐待とかもやる割にウェイボー投稿に敏感に反応して習近平自ら話したりする、実際策も取られる

政策実行能力の点では日本より優れているのではないか

中国政治儒教 文革でいったん全破壊されたと思ってたけどどのくらい復活してるんだろう

2022-04-05

ハンガリー右派政権が勝つのは当然

割り食うのはいつも東欧

よって首都以外のほぼすべての地域右派が優勢のまま決着した

現在ハンガリーはCOVID-19の対応能力が欠乏して死亡率が急激に上昇し(隣国オーストリアの3倍)、政府予算執行にも問題を抱えている

民間経済2014年にはウクライナ動乱で大きくダメージを受けた(COVID-19の影響より大きい!)記憶も薄れていない

とりあえず大多数の市民原状回復を求めていたし、批判もあったし、与党もそこまで言うほど優勢ではなかった

そこに余計な問題を追加で抱え込もうとした左派が自ら支持を失った

実際都市部では左派は優勢なので意識の高い(煽りではなく)EUとの連帯意識のある層には届いたが、首都と2都市の中核部以外の大衆は受け入れなかった

まあそうなった背景は政府貧すれば鈍する政策日本みたいだね)のおかげもあるのだが⋯⋯何にせよ不思議なことではない

今後とも「目先の生活第一」党をよろしくお願いします。

2022-03-21

anond:20220321184208

3日分ぐらいの食料の備蓄はやってるな。

カロリーメイトならぬライトミールをたくさん買い起きてる。たまに食べて消費してるね。

水はポットぐらいしかないんだよね。

昔はペットボトル飲料を大量に箱買いして飲水代わりにしてたけど、最近値上がりが辛い。

それと抗生物質風邪薬とかも少し備蓄してる。

東欧のどっかで半年ぐらい戦争無政府になった時に、必要だったもの武器抗生物質というレポートがあったので。

残念ながら、武器銃刀法規制されてるから、薬の方をおいておくようにしてる、病気がちなのもあってね。

地震津波にも備えているつもりで、常に大きなマンションの4-7Fぐらいに住むようにしてる。

この高さな津波は来ないだろうし、これだけ丈夫な建物なら津波にも地震にも耐えると思う。

そして火災が起きても徒歩で余裕で非常階段から逃げられる高さだと思ってる。

ただ、核戦争は想定していなかったので困ってる。

ヨウ素を買うべきか?アメリカ人は大量に買っているらしいが・・・

攻撃されたら地下シェルター以外なら、建物の一番奥が一番安全らしいけど該当する部屋はトイレぐらいしかないので辛い。

仮に核攻撃を生き延びても持病あるから、処方薬がなければぼろぼろになって死んでいくだろうなと思ってる。

コロナのおかげで処方薬を出してくれる日数が延びたけど、防災考えれば半年分ぐらいほしいよなあ。

プレッパーとかは脱出方法かにも備えているんだろうけど、そこまではできてないな。

小型飛行機船舶は維持に金がかかりすぎるし。

まあとりあえず、個人的な備えはこんなところかなあ。

2022-03-18

ゼレンスキーにみる東欧人らしい全能マインド

Which is better? China and Japan のように二国を比較してこっちがいいあっちがいいと評するようなスレッド英語圏webではしばしば見られる。経験則的には投稿者は5割はポーランド人、3割は他の東欧系、2割はブラジル人であることが多い。自分感覚的には無関係第三者勝手に誰ぞをリングに上げて、レディゴーで戦わせるなど失礼極まりないと思うのだが、この種の失礼さへの鈍感がなぜ東欧に集中しているのか以前から考えてきた。

基本的批評家立場に立つことで、自分自身は「選ぶ立場」に立てるからではないだろうか。

私は以前から英語圏web活動することが多く、必然的世界各国の不特定多数意見交換することが多い。webで、それなりに流暢な英語で、社会問題などについて討議できるとなれば、比較エリート層であり、彼らのプライドは山よりも高い。「日本はこうしたらいいよ」と彼らの生半可な知識で、求めてもいないのに意見されることが多々あるのだが、日本比較してもありとあらゆる面で失敗しているような国の人たちにどうして指図されないといけないのかそこが分からない。彼らはナチュラルに、「俺はこいつらよりは上」と思っていることが多く、ゼレンスキーを見ているとそれに近いマインドを感じる。

ウクライナもかなり脛に傷を持つ国だ。

バルト三国ウクライナ擁護していたが、倫理的な首尾一貫性をきちんきちんと示してきたバルト三国とは全然違う国だ。北朝鮮技術を流し、独裁国家一帯一路政策に加担し、中国空母を売り、国連人権委員中国非難決議には棄権した国だ。それでいて、今回、中国から損切されていてざまあねえなあと思うわけだが、バルト三国のように「倫理的に高い水準の外交を貫くことで自分生存担保する」と言うことをちゃんとやって来た国ではないのだ。

そんなことはすっかりゼレンスキーの頭からは抜け落ちている、と言うか知らないのだろう。

彼は本来必死になって西側の助力を請わなければならない立場である。だが、「俺が自由シンボルじゃ、俺の言うことをきかんやつらは悪」のスタンスでやっているように見える。

今日本としてはウクライナに負けられては困るので、支援をするのはいいとしても、ゼレンスキーのそう言うマインドにはくぎを刺しておく必要があると思う。

2022-03-17

他人の不幸は面白いコンテンツなのはお互い様でいいじゃん

ロシアによるウクライナ侵攻が始まった時は、日本人面白半分で眺めていた人も多かった。

キエフはいつ陥落するんだろう?」とか「ポーランドも大変だねえご愁傷様」という具合に。

そして昨晩の東北地方大地震が起きた。

おそらく東欧の人たちは「日本も大変だねえ、福島原発はまた爆発するんじゃないの?」と思っているだろう。

対岸の火事を笑って眺められるのはお互い様から不謹慎だ何だと言い合うのは不毛だ。

2022-03-16

ロシア1.4億人

ウクライナ 4400万人

ジョージア 370万人

ベラルーシ 940万人

エストニア 130万人

ラトビア 190万人

リトアニア 280万人

フィンランド 550万人

 

ロシアに接している東欧ここまで 6860万人

 

トルコ 8400万人

ポーランド 3800万人

モルドバ 260万人

ルーマニア 1900万人

 

ここまで入れると約2.1億人

 

参考

EU 約5億人

アメリカ 約3.3億人

中国 14億人

ロシアウクライナ戦争のある得べき帰結中国選択:国務院胡偉

https://uscnpm.org/2022/03/12/hu-wei-russia-ukraine-war-china-choice

露・ウクライナ戦争は、第二次世界大戦後最も深刻な地政学紛争であり、9.11テロはるかに上回る世界的影響をもたらすであろう。この重大な局面で、中国戦争方向性と国際情勢への潜在的影響を正確に分析し、評価する必要がある。同時に、相対的に有利な外部環境を目指すために、中国は柔軟に対応し、長期的利益合致した戦略的選択を行う必要がある。

ロシアウクライナに対する「特別軍事作戦」は、中国国内で大きな物議を醸し、その支持者と反対者が激しく対立している。本稿はいかなる政党代表するものでもなく、中国の最高意思決定レベル判断と参考のために、起こりうる戦争の影響とそれに対応する対策選択肢について客観的分析を行ったものである

I.露・ウクライナ戦争の未来予測

1. ウラジーミル・プーチンは期待した目標を達成できない可能性があり、ロシアは窮地に立たされる。プーチン攻撃目的は、ウクライナを電撃的に破り、指導者を交代させ、親ロシア政権を育成することで、ウクライナ問題を完全に解決し、ロシア国内危機から目をそらすことであった。しかし、電撃戦は失敗し、ロシア戦争の長期化とそれに伴う高コストを支持することができなくなった。核戦争を起こせば、ロシアは全世界の反対側に置かれることになり、勝ち目はない。国内外の情勢もますます不利になっている。仮にロシア軍がウクライナ首都キエフ占領し、高いコストをかけて傀儡政権樹立したとしても、それは最終的な勝利意味しない。現時点でのプーチンの最良の選択肢は、和平交渉によって戦争をまともに終わらせることであり、そのためにはウクライナが大幅に譲歩することが必要であるしかし、戦場で得られないもの交渉の場で得ることも難しい。いずれにせよ、今回の軍事行動は取り返しのつかない過ちである

2. 紛争さらエスカレートする可能性があり、最終的に西側諸国戦争に巻き込まれ可能性も否定できない。戦争エスカレートするとコストがかかるが、プーチン性格権力からして簡単にはあきらめない可能性が高い。露・ウクライナ戦争は、ウクライナ範囲地域を超えてエスカレートし、核攻撃可能性さえ出てくるかもしれない。そうなれば、米国欧州無関係はいられなくなり、世界大戦や核戦争の引き金になる。その結果、人類破滅し、米露が対決することになる。この最終対決は、ロシア軍事力NATOのそれに及ばないことを考えると、プーチンにとってさらに不利なものとなるだろう。

3. 3.ロシア必死の賭けでウクライナ奪取に成功しても、政治的ホットポテトであることに変わりはない。その後、ロシアは重荷を背負い、圧倒されることになる。このような状況では、ヴォロディミル・ゼレンスキーが生きていようといまいと、ウクライナ亡命政府を立ち上げ、長期的にロシア対峙する可能性が高い。ロシア欧米制裁ウクライナ領内の反乱の両方にさらされることになる。戦線はかなり長く引かれることになるだろう。国内経済は維持できなくなり、やがて引きずり降ろされる。この期間は数年を超えないだろう。

4.ロシア政治状況は、欧米の手によって変化するか、あるいは崩壊する可能性がある。プーチンの電撃作戦が失敗し、ロシア勝利の望みは薄れ、欧米制裁はかつてないほどになった。人々の生活に深刻な影響を与え、反戦・反プーチン勢力が集まる中、ロシア政治的な反乱が起こる可能性は否定できない。ロシア経済崩壊寸前である以上、露・ウクライナ戦争の敗北がなくても、プーチンが危うい状況を支えることは困難であろう。仮にプーチンが内紛やクーデターなどで政権を追われるようなことがあれば、ロシアさら欧米対峙しにくくなる。欧米に屈し、あるいはさらバラバラになり、ロシア大国としての地位終焉を迎えるに違いない。

II.露・ウクライナ戦争が国際情勢に与える影響の分析

1.米国西側世界指導力を取り戻し、西側諸国はより結束を強めるだろう。現在世論ウクライナ戦争は米国覇権の完全崩壊意味すると考えているが、実際には米国から離脱を望んでいたフランスドイツNATO防衛枠組みに戻り、欧州自主外交自主防衛の実現という夢が壊れることになる。ドイツ軍事予算を大幅に増やし、スイススウェーデンなどは中立放棄する。Nord Stream 2が無期限停止となることで、欧州米国天然ガスへの依存度は必然的に高くなる。米国欧州未来を共有する緊密な共同体形成し、西側世界における米国リーダーシップ回復するだろう。

2.鉄のカーテン」は、バルト海から黒海までだけでなく、西側支配陣営競争相手の最終対決まで再び崩壊するだろう。西側は、民主主義国家権威主義国家の間に線を引き、ロシアとの対立民主主義独裁の間の闘争定義するようになる。新しい鉄のカーテンは、もはや社会主義資本主義の2つの陣営の間に引かれるものではなく、また冷戦の中にとどまるものでもない。それは、西側民主主義に賛成する者と反対する者との間の生死をかけた戦いとなる。鉄のカーテンの下での西側世界の結束は、他の国々にもサイフォン効果をもたらす。米国インド太平洋戦略は強化され、日本など他の国々は米国さらに密着し、前例のない広範な民主主義統一戦線形成する。

3.欧米の力は著しく増大し、NATOは拡大を続け、非欧米諸国における米国の影響力は増大する。露・ウクライナ戦争後、ロシアがどのように政治的変革を遂げようとも、世界の反西側勢力は大きく弱体化する。イデオロギー終焉」論が再燃し、第3の民主化の波が勢いを失い、第3世界の国々が欧米を受け入れるという、1991年ソ連東欧動乱後の光景が繰り返されるかもしれないのである西側は、軍事力においても、価値観制度においても、より多くの「ヘゲモニー」を持ち、そのハードパワーソフトパワーは新たな高みに達するだろう。

4. 既成の枠組みの中で、中国はより孤立化する。以上のような理由から中国積極的対応しなければ、米国欧米からさらなる封じ込めを受けることになる。プーチンが倒れれば、米国はもはや二つの戦略的競争相手に直面することなく、戦略的封じ込めで中国を閉じ込めるだけでよい。欧州さら中国から切り離され、日本反中国の先兵となり、韓国さら米国に屈し、台湾反中国の大合唱に加わり、その他の国々は群集心理のもとでどちらかを選ばなければならなくなるだろう。中国は、米国NATOQUAD、AUKUSに軍事的に包囲されるだけでなく、欧米価値観システムから挑戦を受けることになる。

III.中国戦略的選択

1.中国プーチンと結ばれるわけにはいかないので、一刻も早く切り離す必要がある。ロシア欧米対立が激化すれば、米国の関心を中国からそらすことができるという意味で、中国プーチンとともに喜び、支援さえすべきだが、それはロシアが没落しない場合に限られる。プーチンと同じ船に乗っていると、プーチン政権を失ったとき中国に影響を与える。プーチン中国後ろ盾を得て勝利を収めれば別だが、今のところその見込みは薄く、中国ロシア支援する力はない。国際政治法則に「永遠同盟国も永遠の敵もない」とあるが、「我々の利益永遠永久のものである」。現在の国際情勢では、中国自国の最善の利益を守り、2つの悪のうち小さい方を選び、一刻も早くロシアの重荷を降ろしていくことでしか進めないのだ。現時点では、中国がその余地を失うまで、まだ1〜2週間の猶予があると推定される。中国は断固として行動しなければならない。

2.中国は、二股をかけることを避け、中立あきらめ、世界の主流となる立場選択すべきです。現在中国国連安保理国連総会議決棄権するなど、国際的発言選択において、どちらの立場も損なわないようにし、中道を歩んでいる。しかし、この立場ロシアニーズ合致せず、ウクライナやその支持者、同調者を激怒させ、世界の多くの人々から中国を不利な立場に置いている。場合によっては、見かけ上の中立賢明選択となることもあるが、中国が何も得るものがない今回の戦争には当てはまらない。中国は常に国家主権と領土保全尊重を主張してきた。この立場は、台湾問題解決にも資するものである

3.中国は最大限の戦略的突破力を発揮し、これ以上西側から孤立しないようにすべきであるプーチンと縁を切り、中立放棄することは、中国国際的イメージを高め、米国西側諸国との関係を緩和することにつながる。困難であり、大きな知恵を必要とするが、将来的には最良の選択であるウクライナ戦争に端を発した欧州地政学的混乱が、米国欧州からインド太平洋地域への戦略シフトを大きく遅らせるという見方は、過度の楽観視で扱うことはできない。米国内にはすでに「欧州重要だが、中国の方が重要だ」という声があり、米国の最大の目標中国インド太平洋地域支配勢力となるのを封じ込めることである。このような状況下で、中国の最優先課題は、それに応じて適切な戦略調整を行い、中国に対するアメリカ敵対的な態度を変え、孤立から自らを救うことである。要は、米欧が中国に共同制裁を加えるのを阻止することである

4.中国は、世界大戦や核戦争の勃発を防ぎ、世界平和にかけがえのない貢献をすること。プーチンロシア戦略的抑止力特別戦闘態勢に入るよう明確に要請したように、露・ウクライナ戦争は制御不能に陥る可能性がある。正義大義は多くの支持を集め、不義の大義ほとんど支持を集めない。もしロシア世界大戦、あるいは核戦争を引き起こせば、世界は間違いなく混乱する。中国は、責任ある大国としての役割を示すために、プーチンの側に立ってはならないだけでなく、プーチン冒険を阻止するための具体的な行動をとるべきである中国世界で唯一この能力を持つ国であり、このユニークな利点を十分に生かさなければならない。プーチン中国支援から離れると、ほとんどの場合戦争が終わるか、少なくとも戦争エスカレートさせる勇気はなくなるだろう。その結果、中国世界平和を維持したこと国際的に広く賞賛されるに違いなく、中国孤立を防ぐだけでなく、米国欧米との関係改善するきっかけを見出すことができるかもしれない。

中国国務院参事公共政策研究センター理事長胡偉

増田によるロシアウクライナ戦停戦への道筋

ポーランドなど東欧3カ国首脳、ウクライナ首都訪問 | ロイター

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-3-idJPKCN2LC23Z

昨日のニュースだ、東欧三か国の首脳が直々にキエフ(キーフ)に赴きゼレンスキーウクライナ大統領会談を持った。
このニュースを見て、戦地に赴く三か国の首席は度胸がある、と感じた人も多いだろう。
だが、この席で、そしてこの席の裏で何が話し合われただろうか?

ここに、現在ウクライナにおける戦争ロシアによる侵攻を止めるターニングポイントがあったのでは? と増田は思うのだ。
突拍子もない絵空事としてひとつ考えてみてほしい。

次に打つべき手は、

  1. 今回の三か国とウクライナを筆頭に、NATOとは別の旧東欧諸国を中心とした相互防衛協定を立ち上げる
    1. 加盟国は、
      1. ウクライナと、ウクライナ国境を接するポーランドスロバキアハンガリールーマニアモルドバ
      2. チェコオーストリアスロベニアクロアチアボスニアセルビアブルガリアなどの旧東欧諸国可能な限り
      3. エストニアラトビアリトアニアバルト三国
      4. ロシア国境を接するフィンランドノルウェー、何ならスウェーデン
    2. ドイツフランスなど旧西側NATO諸国スカンジナビアを除き加盟させない
    3. 東方ロシアからも、西方NATO主要国からの侵攻を許さず(南方イスラム諸国からも…)、相互防衛にあたる
    4. ただし、NATOとの掛け持ちは可能
    5. 加盟はともかくトルコにも協力を仰ぐ
  2. ワルシャワか、ゼレンスキーが動けないのであればキエフ(キーフ)で条約に電撃調印
    1. まり新・ワルシャワ条約機構(ロシア抜き)を立ち上げる
  3. ロシアに対し、ウクライナ侵攻の即時停戦撤退を求め、否定すれば加盟国の即時参戦を通告する
  4. 停戦後、速やかに加盟国による平和維持軍ウクライナ派遣
    1. 停戦監視紛争解決国民選挙支援などを行う
    2. ウクライナ難民帰国復興支援する

という感じだ。
NATO/EUの加盟条件などは良く知らないので差しさわりがあるかもしれない。スカンジナビア諸国を含めるかは駆け引き材料になるだろう。

当然、ロシアはプチ切れして新加盟国への直接攻撃や核カードを振りかざしたり、戦術核を使ってきたりもするかもしれない。
もし、そのように急激なエスカレートが行われれば、今度はNATOの出番になるだろう。
ようするに、ロシア西欧諸国との間に緩衝同盟を立ち上げるわけだ。そして、停戦交渉への駆け引きに段階を設けることができる。

ロシアから見れば、実質的にはNATOの株組織ではないか、ということになるが、名目上、ロシアに侵攻する意図が低い緩衝地帯ができた、と国内アピールすることはできる。このままこじれて、この戦争NATOが介入したり、引っ込みがつかなくなって核戦争突入したりはしたくないはずだ。
スラブ民族からは遠いが、かつての子分たちが嫌だっていうなら、しょうがねーな、で軍を引く建前ができる。ウクライナNATO軍も駐留しない。
東欧諸国にとっても、このままウクライナロシア属国もしくはロシア領となれば、次に矢面に立たされるのは自分達だ、モルドバなどはもう国を出るか迷っているという国民の声を伝えるニュースが流れている状態だ。

もちろん、新加盟国国民は、ロシアが侵攻を拡大し自国危機に陥るリスクが少なからずあり腹をくくる必要はある。しかし、現実的ロシアにはもうそんな国力は残っていないのではないか?

個々の加盟国軍事力ではとてもロシア太刀打ちすることはできないが、現在の膠着したウクライナ国内へ参戦すれば、おそらく戦局を逆転しうる力にはなる。
ポーランドハンガリーは既に一部近代的な西側装備の導入も進んでいるため、参戦とあらばアメリカ西欧諸国ウクライナ戦線にさらなる近代装備を注入する可能性も飛躍的に広がるだろう。
ロシアクリミアでゴネるようなら、「なんならカリーニングラード独立にも御助力するが?」と匂わすこともできるだろう。ベラルーシに至っては、ロシアについたばっかりに周りを囲まれガクブルだ。

この戦争で、ロシアは依然強大な力を持つ大国ではあるが、平気で嘘をつき国際法を守らず、何をしでかすかわからない無法者であり、軍隊も統率がとれておらず通常戦力は恐れていたほど怖くはない。という化けの皮が剥がれてしまった状態だ。
ただし依然として長距離ミサイルや核は持っている。何をするかわかったものではない、という意味では引き続き油断はできない。しかし、食料・資源エネルギー供給国でもあり、平和に仲良くやっていけるなら良き隣人でありたい相手のはずだ。

起きてしまった戦争は元には戻せない、覆水は盆に返らず、ウクライナ人達のロシアに対する感情はもう絶望的だ。ロシアウクライナ属国にしたところで、手に入るものは少ない。
このまま戦争を続ければロシア軍はゴリゴリと戦力を削られ、アメリカの思うつぼだろう。
今は、ふるってしまった鉾をいかにおさめ、被害を最小限におさめて撤退するための口実が必要なはずだ。
東欧諸国による新・ワルシャワ条約機構(ロシア抜き)は、そのための呼び水になるのではないか?

まぁ、それでプーチン大統領が納得するかというと、それが一番の問題なわけだが。


増田によるウクライナ紛争調停案(過去エントリ)
anond:20220126233142

「若くて美しい未婚女性優先です」“ウクライナ人花嫁”を欲しがる中国人男性

ウクライナ人女性保護します」「若くて美しい未婚女性優先です」“ウクライナ人花嫁”を欲しがる中国人男性武力侵攻後に急増

「(戦争で)家を失ってしまったウクライナ人女性保護します」

「若くて美しく、未婚で、健康女性が優先です」

ロシアウクライナへの軍事侵攻を開始した2月24日以降、中国ソーシャルメディアウェイボー微博)」上で、男性ユーザーらによるこのような投稿が急増したと、報じられている。

これらの投稿は、「ウクライナ人女性を妻にしたい」という欲望を持つ一部の中国人男性による、若いウクライナ人女性への“ラブコール”だ。

戦時下において、これらの投稿不適切だと判断され、現在は削除されているが、それでもロシアウクライナ侵攻を、「ウクライナ人女性を妻にする絶好のチャンス」としてみている男性がいることには変わりはない。

実際、中国人男性東欧女性マッチングするオンライン仲介サービスメイリシュカ(Meilishka)」上では、ロシア武力侵攻以来、ウクライナ人女性とのマッチング希望する中国人男性の依頼が倍増.. (略)

日本でも35年前に売春ツアーとかしてたからな

ちょうどそんくらいの民度ってことがわかる良いバロメータだねw

ロシアウクライナ戦争に関し、原因と思うことを列挙していくよー

ナチス

東欧からアメリカユダヤ系難民を多数送り込むことに。独ソ戦ロシアにもトラウマを植え付けることに。

ソ連崩壊時にロシアNATO入りを拒否

NATO入は既加盟国の全会一致の承認必要。なおどの程度反対されていたのかは知らない。ロシアNATOと仲良く、、、っていうかヨーロッパと仲良くしたいザマスよ。

90年代ロシア混乱

民主化に伴い経済の大混乱を引き起こした。それをまとめ上げて経済的に一人前にしたのがプーチンロシア国内プーチン支持がそれなりに高い理由

・97年NATOロシア基本文書

NATO東方拡大をロシア許可するきっかけとなった文書ぶっちゃけふわっと書きすぎてて、2000年以降アメリカさんがすれすれをせめる。ロシアから批判が来ても「それには当たらない。文書のとおりだ」を連発。

クリントン大統領、オルブライト氏を国務長官に任命

→オルブライト氏はチェコ出身ホロコーストから逃げてきた難民ドイツソ連スラヴ系民族に対し激しい憎悪を抱えている。


・99年ユーゴ空爆

→オルブライト氏主導による。戦争犯罪ふざけんな!!とロシアが言い(?)、アメリカは「コレハイイコトダヨ」となり、NATOロシアの融和路線が冷え込み、対立の道をたどることに。


プーチン大統領爆誕

→とりあえず20年間国のトップはやりすぎでしょ。10年にしとけ。なお、当初プーチンアメリカにも期待?まぁ仲良くやっていけるようにと思ってたらしい。


グルジア紛争

ウクライナ国内ナショナリズムの変化を誘発。

・なんとか弁護士のうんぬんかんぬん

2012年ごろだったかな、ロシアアメリカを見限るような法律ができたとかだったと思う(大事なことだけど覚えていない


オバマ大統領バイデン副大統領ウクライナを抱き込むように指示

ウクライナ空気感よくわからんけど、バイデンウクライナと仲良くしてから政治が混乱し、クーデター親ロシア派政権転覆親米政権をどうしようかしている間にクリミアを当時激おこだったロシアに取られ、東部2州は紛争地域に。

ウクライナ無人爆撃ドローントルコから買う

→買いたてのおもちゃは使いたいよね!ってことで紛争地域に飛ばす。

ウクライナ中国武器戦闘機売りまくる

→もともとは空母くらいしか売ってなかったけど、クリミアロシアに取られて以降、ウクライナ軍需産業ロシアに売ることができなくなった。そんで中国に売る。アメリカ激おこ(なおちょっと前にウクライナ軍需産業支援としてめっちゃ金やるわーって言ったばっかり)、ウクライナはじゃあお前ら買えよ!買わねーから中国に売るんだわヴォケ!!! でもNATOには入れてくださいね!!!正気か?

バイデン大統領就任

プーチン「あの時のあいつかよ」

アメリカ「(中国戦闘機流している国なんかに)軍は派遣しないよ」

ロシアアメリカさんのお墨付きもろたで!」








東に1インチたりとも拡大しないっていう発言は、まぁぶっちゃけどうでもいいと思ってるんだよね。

発言があろうがなかろうが、NATOが拡大したらロシアは反発する。

反社のような輩と付き合うのは、約束よりもハート大事


まぁ、アメリカ側のキーマンオルブライト国務長官バイデンだな。


ウクライナは、、、もうちょっと調べないとよくわからないな。多民族国家からやっぱり国の舵取り難しそうだよね。左右に蛇行しすぎ。

できたとき中立目指してたのにね。

スイスみたいに永世中立国宣言、、、はできないかスイスは山があるからそれができるんだよな。平地じゃ無理だな。


今後も適当アップデート予定

2022-03-15

クリントン政権てほんとにゴミだった

そもそもアメリカ国内でも外交専門家からNATO拡大に強い懸念があったわけよ。ロシアが暴発するよと。

そもそも東欧諸国政権がどうなるかも分からないのに、東欧小国NATO全体が引きずられることになるよと。

それを無視して、よっしゃよっしゃで東欧圏を受け入れてきたのがマデリーン・オルブライトよ。クリントン政権下の国務長官ね。旦那苗字なのっているんでいかにもアングロサクソンな姓だけど、ユダヤ系チェコ人よ。こういう帰化人外交トップに据えるのは本当危険まりないわ。

20世紀後半のアメリカ外交は、キッシンジャーブレジンスキー、オルブライト東欧ユダヤ人に牛耳られてきたのね。こいつらの優先順位は「祖国安全」だから。そして祖国とはアメリカ合衆国ではない。

で、NATO拡大がこうして結局、ロシアの暴発を招き、世界第三次大戦瀬戸際にいるわけよ。

チェコNATOに入れたせいでね。

2022-03-14

ロシアさん面白伝説

 ロシアさんは経済制裁生産活動が困難になり、伝統のアネクトードの生産に舵を切ったようだ。

 凄惨戦争最中に笑いを届けてくれるロシアさんの癒しの心を列挙してみたい。

 

軍事行動戦争計画が開戦前からアメリカに全て筒抜けになってしまう(内部から漏れていた)

 

・軍にも侵攻計画を知らせなかったので現場部隊が準備不足で戦車のガス欠を頻発させてしま

 

・ガス欠やウ軍の襲撃の為に戦車装甲車放置していたところ、ウクライナ農民トラクターでけん引して持ち去られてしま

 

・開始前から兵站破綻していて糧食も不足している為にロシア兵が商店に入り食料品を略奪してしま

 

・それがネットワークカメラによって世界に放映されてしま

 

・同じ理由戦車の爆発装甲にスーパーの卵のパックをぶら下げてしま

 

国境を超えるまで侵攻を知らせずまともな地図さえ持たせずに侵攻したために輜重兵が道に迷い現地人に道を聞いてしま

 

・その際住民が集まり説得されて投降してしま

 

WEB2.0悪用して世界フェイクニュース憎悪猜疑心による民主国家国家連合の分断をしまくっていたところ、それを指示していた指導者自家中毒で影響を受けてしま

 

ウクライナ東部に多いロシア話者保護するとの建前で始めた戦争なのにそのロシア話者地域無差別攻撃民間人殺害をしてしま

 

ロシア話者地域での攻撃焦土化によりその地域住民は死亡するか難民化して国外に逃れ、「ウクライナ国内ロシア話者の親露派」が居なくなってしま

 

・「ウ国内の抑圧された親露派がロシア軍を歓喜で迎える」のストーリーを信じていたプーチンらは首都が容易く陥落すると考え、ウ軍兵士はゼレンスキーを打倒せよとのメッセージを出してしま

 

・「米の脱出勧告拒否して戦闘服死地に残るゼレンスキー」と「長机やホールでCOVID対策で側近らと病的な程の距離を保つプーチン」の対比が世界放送されてしま

 

プーチンと側近らの距離はあるが側近らは密集隊形

 

・「プーチンはCOVID対策で2年前から引きこもって歴史の本読み耽っていた」との情報マカロン大統領他の「人格が2年前と全然違う」との証言ネット民に「ネトフリ契約すると治るやつでは」との疑念を抱かせてしま

 

中央銀行総裁らにも前もって侵攻を知らせず苛烈経済制裁打つ手も無くなってしまう(エリヴィラ・ナビウリナ総裁は侵攻後御前会議に黒尽くめで出席して抗議の意)

 

海外外貨準備が速攻で悉く凍結されてしま

 

商社に上がりの8割で外貨によるルーブル買いせよとのお触れを出してしまう(中銀による自国通貨買い支えオペが出来ない事を示している)

 

日経コメンテータに「MMT実効性あるかの実験結果が得られる」と皮肉交じりに書かれてしま

 

モスクワショッピングモールで大量のルーブルを撒く人が出るが誰も拾わない(最早こども銀行券扱い)

 

外国旅行中のロシア人がカード決済停止でホテルをチェックアウトできず飛行機も飛ばず、直通航空便が無くなったので帰国強制送還すらも出来なくなってしまう(入管施設収監されるしかない)

 

日本等露機飛行禁止措置をしていない国へは飛行機が飛ばせるが決済手段がなくなり帰りの燃料が入れられなくなってしま

 

外国資本リース飛行機決済手段喪失契約終了となるはずが全部借りパクして飛ばすと政府がお触れを出してしま

 

飛行機の修理部品中国経由で迂回取引する算段でいたところ頼みの中国飛行機部品取引せずとの達しをされてしま

 

隣国侵略殺戮をしている制裁なのに「航空機は人命と安全に直結するから止めて」と声明を出してしまう(航空機メーカーは「安全補償できない場合は飛ばさないように説明書に明記しています」とでも言って煽ってくれ)

 

永世中立が国是のスイスにも資産凍結されてしまう(同国は国際マネロン対策の為には金融秘匿主義を捨てる決定を既にしている)

 

西欧の巨大海会社港湾局にロシア向け貨物扱いを拒否されてしま

 

極東廻りの海運(主に台湾EVERGREENなど)は禁輸措置されていないが、海上運賃保険料込みの契約でその保険会社契約を断るのでやはり不可能

 

ロシア国内から撤退した企業資産接収して自国民運営させる、と声明を出し戦後自国経済にも丁寧なトドメを刺してしま

 

経済制裁に加わった非友好国の知財ロイヤリティ無しで使用してよい、ソフトコピー推奨とWAREZ国家宣言を出してしま

 

・ここまで大量にゴタゴタしているが実はSWIFT排除前(EU官報に3/2に掲載されてその10日後発効、つまり3/12から

 

・「NATO東方拡大への対策」と銘打った侵攻なのにそれによりスウェーデンフィンランドNATO加盟声明を出してしま

 

東欧旧ソ連衛星国が強固な西欧アイデンティティに染まり、「東欧」がベラルーシ一国だけになってしま

 

トルコ黒海入口海峡を封鎖し、シリア戦線の輸送手段が歪な迂回空路だけになってコストが爆上がりしてしま

 

RTロシアトゥデイ)やスプートニクその他の国営政商プロバガンダメディアSNSアカウントが悉く停止されてしま

 

上記メディア執筆していた面々のTwitterバイオ欄に「この者はロシアメディアでの執筆歴がある人物」とのラベルが付けられるようになって炎上してしま

 

スプートニク自国宇宙開発史での偉大なメルクマールなのに、「フェイクニュースで分断煽って侵略戦争肯定してるクソヘイトメディア」の意味で上書きしてしま

 

原発占拠して「ロシア国営にする」と言い出してしま

 

アイルランドダブリンロシア大使館トラック突っ込みアイルランド人に「特別駐車作戦」「大使館員の帰宅回廊を確保した」と皮肉を言われてしま

 

 

 ------おまけ

 

露国民は98デフォルトの教訓から自動車などの動産に換えているが、98と違うのは金融制裁が掛かっている事。盗難事故に備えて損害保険に入るだろうが支払い集中に備えて保険会社保険に入っている(再保険。英ロイズが有名)。ここの支払いも停止される為に盗難増加などで保険会社の支払い不履行や倒産が発生するリスクが高い。

 

ルーマニア革命ではチャウシェスク宮殿からヘリ脱出で様々な妨害をされて結局市内でカージャックして逃げていて笑ってしまう。プが居る場所宮殿であり考えるとフフフとなってしまう。ルーマニアではデモ隊を撃てとの命を拒否した防衛大臣粛清から1日経たずに政権転覆している。

 

SWIFT排除国外ロシアの手先みたいな事をしていた自称ジャーナリストネット情宣会社ビジネス極右には金が入らなくなるのでネタばらしみたいな事もあるかも。

2022-03-11

anond:20220311155759

せやからNATOEUも加盟見送ったやん

みんな経済活動についていけなくなったロシア東欧の原始人なんてどうでもいいと思ってる

2022-03-10

ウクライナVSロシア今回の件、ドイツがかなりの割合で悪くね?

調べれば調べるほど

ドイツ選択ロシア増長を産んだ気がする

原発廃止によるロシアエネルギー依存

・それによるインフラ投資

軍団の削減

東欧への武器輸出せず

etc

オマケウクライナ問題はここに来て

話し合いで解決できるとぬかしたぞ。

なんなんだここの政党

2022-03-08

東欧ネオナチが巣食ってるのは事実

プーチン狡猾なのは陰謀論の一部が事実からなんだよな。

ナチス消滅してから中南米東欧地下組織拡散してそれがネオナチ化した経緯がある。

はてなー歴史をろくに知らないから反ワクチン陰謀論者と同じ扱いにしたいんだろうけど。

2022-03-05

プーチンは「無敵の人」ではないか

みんなウクライナのこと言及してるし増田にこれ言ってる人いるだろうなって思ったら見つけられなかったので書く。

大雑把に言うとプーチンはほぼ国際社会版「無敵の人」になってしまった(なったというより、そうであることが明らかになった?)のではないかということだ。

失うものがないという意味での「無敵の人」ではないけど。

もちろん自分はこの戦争を支持しない。直ちに停戦すべきだと思っている。

ウクライナ防衛している人々を尊敬する。自分のような弱い人間にはできないだろう。

素朴な気持ちとして、椅子に座ったまま嘘をつき、人々を死地に追いやる政治家は憎い。

ただ、考えれば考えるほど今回の戦争において「プーチン無敵の人」なのではないかと思い始めた。

まるで、ひどく悪趣味NTRものを読んだ時や、個人的に嫌いな人間に何かで負けたときのような、やり場のない絶望感がある。

BBCではJames Landaleという人によって、以下のような5つの終戦シナリオが論じられていたので、それに沿ってどう彼が無敵であるか整理してみようと思う。

https://www.bbc.com/news/world-europe-60602936

1. 短期戦争

ロシアが圧倒的武力ウクライナ破壊しつくす。何千人もの人が亡くなり、キーウは陥落し、ウクライナ大統領は殺されるか亡命し、ロシア親ロシア傀儡政権ウクライナに立てる。反乱や将来の紛争が想定され、ウクライナの政情は不安定になるかもしれない

おそらくウクライナにとって最悪のシナリオだろう。個人的には最近戦闘エスカレートぶりを見ると十分ありえるのではないかと思っている。

この場合プーチンは「勝利したことになる。反乱が起きようが殺せばいいのだ。ジェノサイドをしているとみんなが言っても、映像が出ても、証人が出ても、結局誰も手出しできない。チベットがそうだ。誰かあれを止められたか

彼の権勢は強まるだろう。国内向けに言っている「ネオナチ」との戦いに勝った偉大な指導者なのだ旧ソ連領土を平定し、NATOに一泡吹かせたのだ。今の姿勢を見るに、アメリカはこの終わり方の後に手を出すこともなさそうだ。

ソ連崩壊したように、何年も経って、プーチンが死に、ロシア国内情勢が大きく変わればその時初めてウクライナ難民は帰れるのかもしれない。

なんにせよ、彼は一度勝ったことになる。

2. 長期の戦争

ロシア軍のモラル低下と補給失敗により戦闘が泥沼化する。占領した街のコントロールすら難しくなるかもしれない。時が経ち、西側諸国武器を送り続けることでウクライナ軍は有効な反乱を起こすことができる。何年もの後、ロシア軍は撤退するかもしれない

意外とこれが一番プーチンにとって辛いかもしれないと思う。経済制裁が続く中で軍を送り込み続けるのは難しいだろう。

とはいえすでにロシアから彼を批判するメディアは一掃された。ロシア国民は苦しむが、国民ほど彼が苦しむことはない。

ネオナチと戦い続ける偉大な指導者として君臨し続け、北朝鮮のような状態になるかもしれない。

ただ、彼は(彼の中では)負けていない。あまり明確にも勝ってないけど。ゆえに、最近の状況を見る限りこれを避けようとロシアは動いているように見える。

3. ヨーロッパ戦争

プーチン旧ソ連構成国、特にNATOに加盟していないモルドバジョージアに進軍する。それは誤算やエスカレーションによるものかもしれない。プーチン敗戦に直面し、これが彼の政権を存続させる唯一の手法であると感じれば、ヨーロッパ戦争リスクを受け入れてさらエスカレートするかもしれない

これはNATO西側諸国にとって最悪のシナリオだろう。ロシア核保有国だし、これが起きた時ばかりはどうなるかわからない。

ただモルドバジョージアEUでもNATOでもない)であればウクライナと同じ手法で持っていかれるんじゃないかと思う。

このシナリオプーチンが負けたことになる時は、NATOEU全面戦争になり、ロシア敗戦する時だろう。核爆弾の一発や二発は打たれてそうだ。

西側諸国も大きなダメージを受ける。世界の各地が破壊され、多くの人が死に、広島長崎のような惨状世界に再び広がっているかもしれない。

ただプーチンがこのシナリオ選択するとはあまり思えない。双方に痛みが大きいし、勝ったことにはなっても失うものが大きい。

NATOアメリカもいつまで経っても外から遺憾砲を打っているだけだし。偽善者どもが、所詮手を出せないくせに。スーカブリャット。俺がこいつら全員殺すところを黙って見てなとばかりにプーチンはあざ笑っているだろう。

西側諸国が全員ブチギレて、東欧を、ひいては地球不毛の地にする決断をしない限り、彼は勝っている。

4. 外交による解決

すでに交渉がされているように――まだめぼしい成果はないが――プーチン交渉による停戦可能性を受け入れているように見受けられる。しかし、戦争が彼の地位を脅かす時、終戦屈辱より戦争継続がより偉大なリーダーシップだと判断するかもしれない

これについてはウクライナが条件として有利になることはまずないだろう。現状、西側諸国分析を見ても押され気味だし、損失も大きい。

それでも高潔な彼らが戦いを選んだとて、ロシア武力で1.のシナリオに持っていくのではないか。その後は交渉しなかったときよりひどい結末が待っているだろう。

プーチンが負けた格好で交渉が終わることは到底ありえない。何かしら勝った格好で終わらせることしか許容していない。

5. プーチン政権を追われる

これは起こりそうにもない、ただ世界は変わった。もし戦争ロシアにとってひどい災禍をもたらせば、国民革命を起こす脅威がありうる。もしくは、プーチンから利益を得ていた人々が、彼は財産を守れないと考えれば、このような結果はありえる

これが彼の唯一の負けシナリオである。ここまで書いてきたシナリオも、最終的にここに行き着く可能性がある。

そうなれば彼は無敵の人ではない……が、国内メディアも抑え、ロシア国民反戦感情も大したこと無い、みたいな状態でこれがどれほど近い時期に起こりうるだろうか?

怪しい人間を殺して回っても良いのである西側は手出しできない。これまでも毒殺とか色々やってきたしノウハウはある。

---

以上5つからプーチンは「ほぼ自分が何かしらの形で勝てる」と思ってこの戦争を続けているんじゃないかと思った。まあそうじゃないと始めないと言われればそうだけど。

西側諸国も薄々感づいているんじゃないか絶対言わないだろうけど。そして建前ではロシア批判し、ウクライナの人々にただただ武器を含んだ物資を送るだけに終止している。

ウクライナが滅びる時、家族祖国を失った彼らが「西側諸国は結局助けてくれなかった」って言ったら、どんな顔をするつもりなんだろう?

まり未来が暗い。でも昔から国際政治ってこういうものなのかもしれない。

2022-03-04

東欧諸国政権中枢や軍部ネオナチがいるのは事実

ロシアを支持するわけではないけど、

そこを認めてない頭の悪いブクマカは何なんですかね。

台湾半導体とか基幹製品掌握して世界プレゼンスあげて無視されないようにするンゴ」

中国市場を掌握して西側の胃袋掴んで、今のうちに新興国も抑えるンゴ」

ロシア「殴る暗殺する」

ウクライナ「殴り返す」

東欧は原始人かな?

anond:20220304182641

チンギス・ハンはアフガンくらいまでしか行ってない。

東欧まで支配したのはその次の代な。

東欧武器ばらまいて大丈夫なんかな

ロシア擁護するわけじゃないけど、

ネオナチ過激派いるのは確かだったよね

2022-03-03

NATO東方不拡大の「約束」はなかった ー最新の外交研究の成果から

https://note.com/yuichihosoya/n/n778caf033b27

ブコメにかかれていたこれとか

https://nsarchive.gwu.edu/briefing-book/russia-programs/2017-12-12/nato-expansion-what-gorbachev-heard-western-leaders-early

他にも当時の論文かいくつか見てみたけど、例のnoteではロシア側の経緯や思惑、心情、NATOロシア基本文書重要性などが全部省かれているのがとても印象的。

ゴルバチョフには「東に一インチも拡大しない」とは何度も説明しているが、それが東ドイツのこととは一度も言わなかったとかさ。

ずっと不思議だったんだよね。東に一インチも拡大しないって何を?って思わなかった?


NATOロシア基本文書解釈余地が大きいから、今後はこれの解釈を巡ってのバトルは多そうだよねとは当時のロシアからも言われていたこと。

それでもロシアNATOの決定に一枚かめる(今のNATOロシア理事会ね)こと、一定の影響力を保持できること、これから軍事じゃなくて政治のつながりやで!!って方針新規加盟国に大規模軍隊は恒久的に配置しない(後に「短期間だけ配置するね☆」となる)とかを含めて、就任以来ずっとNATO東方拡大に反対だったエリツィンの態度を軟化させたわけですよ。

他にもPFPだったりなんかまぁ色々たくさんの経緯があって。

結局それらの、アメリカいかにしてロシア東方拡大について首を縦に振らせるかっていう外交努力があっての、東欧拡大よ。

ちなみにわからんのだけど、元のNOTEに書いてある首脳会談でのこの東欧拡大についての了解文書化して署名されているんだよね?ただの対話の記録なわけじゃないよね?

わかんないんだけどさ。あれだけ約束ってのは文書化して署名必要なんだよって言ってたあとに、これについて文書署名がされているなら、それもしっかり残っているとか書きそうなものだし、でも元がtwitter?なら文字数で書かなそうなものだし。


っていうかね。

ロシアの肩なんか持ちたくねーんだから西側の主張ももっとちゃんとやってくんねーかな。雑なんだよ色々。フェミくらいスッカスカの主張ばっかり。

俺が一番興味あるのは、今後どうやったらロシアに攻め込まれないのかですよ。

それがわかっていれば、戦争が始まる前に日本から脱出できるからな。

2022-03-02

anond:20220302171738

正しくはないし酷な決定だが、他にマシな選択肢はなかったとも思う。少なくともスポーツに関しては。

そもそも当初のFIFA措置はそこまで厳しくなくて「ロシアではなくロシアサッカー連合として大会に参加させる。国旗国歌使用は許さない」といった内容だった。東欧諸国のチームがそれに猛反発してボイコット宣言し、試合中止を要求IOCが「ロシア選手国際試合に参加させるな」と勧告したことが決定打になって、ロシア選手の出場禁止が決まった。

IOC勧告はかなり乱暴にも思えるが、彼らが大上段に裁定を下してくれたことで他の組織個人ジレンマに直面せずに済んだとも言える。

勧告がなければ多くの国のチームが強硬に「ロシア排除しろ」と主張し、ボイコットなどの敵対的行為を取っただろう。それによって国家間の亀裂がさらに深まるおそれがあった。裁定を行うスポーツ団体内部でも深刻な対立が起きかねない。

また、試合前にウクライナ支持を言明させるといった措置一種踏み絵であって、帰国後に政治的迫害を受ける可能性もある。特に若いアスリートにそのような難しい決断を迫るよりは、有無を言わせず出場機会を剥奪したほうがマシなのではないか、と自分は感じた。

参考リンク

ロシア選手出場禁止の経緯

https://www.football-zone.net/archives/370204

IOC勧告原文

https://olympics.com/ioc/news/ioc-eb-recommends-no-participation-of-russian-and-belarusian-athletes-and-officials

前文でこの裁定が「解決不可能ジレンマ」に関するものであることを明言している点がポイントだと思う。

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